JPWO2018110235A1 - ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

ワイパ装置は、第1及び第2ピボット軸と、第1及び第2ピボットホルダと、中空材からなる連結フレームと、ワイパモータと、リンク部材とを含む。連結フレームは、第1ピボットホルダが固定される第1ホルダ固定部と、第2ピボットホルダが固定される第2ホルダ固定部と、中空材が潰されて断面U字状に成形されたモータ固定部とを有する。第1ホルダ固定部は、モータ固定部から連続して中空材が潰されて断面U字状に成形されている。第1ピボットホルダは、第1ホルダ固定部にホルダ固定部材にて固定される。ワイパモータは、ホルダ固定部材からずれた位置でモータ固定部にモータ固定部材にて固定されている。

Description

本発明は、ワイパ装置に関するものである。
従来、自動車のウインドシールドを払拭するワイパ装置には、ワイパが固定されるピボット軸をそれぞれ回動自在に支持する一対のピボットホルダと、一対のピボットホルダ連結する連結フレームと、同連結フレームに固定された駆動源としてのワイパモータとを備えるものがある。
例えば、特許文献1に記載されたワイパ装置では、連結フレームは、中空材からなり、連結フレームの長手方向の略中央部には、同連結フレームを構成する中空材を潰して非中空とするとともに断面U字状に成形したモータ固定部が設けられている。ワイパモータは、このモータ固定部の外側面に設けられた平面状の取付座面にボルトにより固定されている。また、連結フレームの長手方向の両端部には、一対のピボットホルダがそれぞれ固定される円筒状のホルダ固定部が設けられている。ピボットホルダに設けられた取付軸がホルダ固定部に挿入されてかしめ固定されることにより、ピボットホルダはホルダ固定部に固定されている。
特開2013−47097号公報
ところで、近年、様々な種類の車両にワイパ装置を搭載可能とするために、ワイパモータを一方のピボットホルダに近づけて配置することがある。この場合、連結フレームにおいて、ワイパモータが固定されるモータ固定部を一方のホルダ固定部に寄せて形成することになる。しかしながら、連結フレームにおいて、潰されて断面U字状に成形されたモータ固定部と、円筒状のホルダ固定部との間には、断面U字状から円筒状に徐々に移行する徐変部を設ける必要がある。そのため、ワイパモータを一方のピボットホルダに所望の距離だけ近接させて配置することが困難となる場合があった。
本発明の目的は、ワイパモータを一方のピボットホルダに容易に近接させて配置することができるワイパ装置を提供することにある。
上記目的を達成するワイパ装置は、それぞれワイパが連結される第1及び第2ピボット軸と、該第1及び第2ピボット軸をそれぞれ支持する第1及び第2ピボットホルダと、中空材からなり、長手方向の第1端部に前記第1ピボットホルダが固定される第1ホルダ固定部を有し、長手方向の第2端部に前記第2ピボットホルダが固定される第2ホルダ固定部を有し、前記第1ホルダ固定部と前記第2ホルダ固定部との間に前記中空材が潰されて断面U字状に成形されたモータ固定部を有する連結フレームと、前記モータ固定部に固定されるワイパモータと、前記ワイパモータの駆動力を前記第1及び第2ピボット軸に伝達するリンク部材と、を備えたワイパ装置であって、前記第1ホルダ固定部は、前記モータ固定部から連続して前記中空材が潰されて断面U字状に成形されており、前記第1ピボットホルダは、前記第1ホルダ固定部にホルダ固定部材にて固定され、前記ワイパモータは、前記ホルダ固定部材からずれた位置で前記モータ固定部にモータ固定部材にて固定されていることを特徴とするモータ。
この構成によれば、第1ホルダ固定部は、モータ固定部から連続して中空材が潰されて断面U字状に成形されている。そのため、モータ固定部と第1ホルダ固定部との間に、断面形状を徐々に変更するための徐変部を設けなくてもよい。従って、モータ固定部を所望の距離だけ第1ホルダ固定部に近づけることが容易となる。その結果、モータ固定部に固定されるワイパモータを、第1ホルダ固定部に固定される第1ピボットホルダに容易に近接させて配置することができる。
上記ワイパ装置において、前記第2ホルダ固定部は、筒状をなすことが好ましい。
この構成によれば、第1ホルダ固定部は断面U字状である一方、第2ホルダ固定部は筒状をなす。そのため、連結フレーム全体が断面U字状である場合に比べて、連結フレームのねじり剛性を高めることができる。従って、モータ固定部を第1ホルダ固定部に近づけた構成であっても、ねじり剛性の高い連結フレームを得ることができる。
上記ワイパ装置において、前記連結フレームは、前記モータ固定部と前記第1ホルダ固定部とに亘って外側面を延びる取付座面を有し、前記モータ固定部材は、前記モータ固定部の前記取付座面に前記ワイパモータを固定するボルト及びナットであり、当該ボルトの頭部は前記モータ固定部の内側に収容されていることが好ましい。
この構成によれば、ワイパモータをモータ固定部に固定するボルトの頭部がモータ固定部の内側に収容されるため、ボルトの頭部が周辺の部品に干渉することを抑制できる。
上記ワイパ装置において、前記ホルダ固定部材は、前記第1ホルダ固定部の前記取付座面に前記第1ピボットホルダを固定するボルト及びナットであり、当該ボルトの頭部は前記第1ホルダ固定部の内側に収容されていることが好ましい。
この構成によれば、第1ピボットホルダを第1ホルダ固定部に固定するボルトの頭部が第1ホルダ固定部の内側に収容されるため、ボルトの頭部が周辺の部品に干渉することを抑制できる。
上記ワイパ装置において、前記ホルダ固定部材は、前記第1ホルダ固定部に前記第1ピボットホルダを固定するボルト及びナットであり、前記第1ピボットホルダは、前記ボルト及びナットにて前記第1ホルダ固定部の外側面に固定されるホルダ取付部を有し、前記ホルダ取付部は、内側に前記ナットを保持し当該ナットの回転を阻止する凹状のナット保持部と、当該ナット保持部と連続して設けられ前記第1ホルダ固定部を貫通した前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔とを有することが好ましい。
この構成によれば、ナット保持部にナットを挿入することで、同ナットにボルトを螺合するまでの間、同ナットを固定する位置に保持しておくことができる。また、ホルダ取付部のナット保持部にナットを挿入した後に、第1ホルダ固定部を貫通したボルトをボルト挿通孔からナット保持部の内部に挿入することにより、ナットの孔にボルトの先端部を案内することができる。そして、ナット保持部は、ナットの回転を阻止するため、ボルト挿通孔を貫通したボルトを回転させることにより、ボルト及びナットによりホルダ取付部を第1ホルダ固定部に容易に固定することができる。
上記ワイパ装置において、前記モータ固定部材は、前記モータ固定部に前記ワイパモータを固定するボルト及びナットであり、前記ワイパモータは、前記ボルト及びナットにて前記モータ固定部の外側面に固定されるモータ取付部を有し、前記モータ取付部は、内側に前記ナットを保持し当該ナットの回転を阻止する凹状のナット保持部と、当該ナット保持部と連続して設けられ前記モータ固定部を貫通した前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔とを有することが好ましい。
この構成によれば、ナット保持部にナットを挿入することで、同ナットにボルトを螺合するまでの間、同ナットを固定する位置に保持しておくことができる。また、モータ取付部のナット保持部にナットを挿入した後に、モータ固定部を貫通したボルトをボルト挿通孔からナット保持部の内部に挿入することにより、ナットの孔にボルトの先端部を案内することができる。そして、ナット保持部は、ナットの回転を阻止するため、ボルト挿通孔を貫通したボルトを回転させることにより、ボルト及びナットによりモータ取付部をモータ固定部に容易に固定することができる。
上記ワイパ装置において、前記連結フレームは、前記モータ固定部と前記第1ホルダ固定部とに亘って外側面を延びる取付座面を有し、前記ワイパモータは、少なくとも一部が前記第1ホルダ固定部の前記取付座面と対向する位置に配置され回転力を発生するモータ部と、前記モータ部と一体に設けられ前記モータ部よりも前記取付座面に向かって突出し前記モータ固定部の前記取付座面に固定され前記モータ部の回転を減速して出力する出力部とを有し、前記ホルダ取付部は、前記第1ホルダ固定部の前記取付座面と前記モータ部と前記出力部とに囲まれた空間に配置されていることが好ましい。
この構成によれば、モータ部の少なくとも一部は、第1ホルダ固定部の取付座面と対向し、出力部は、モータ部よりも取付座面側に突出した形状をなしているため、当該出力部においてワイパモータをモータ固定部の取付座面に固定すると、モータ部と、出力部と、第1ホルダ固定部の取付座面とに囲まれた空間、即ちデッドスペースが形成される。そして、このデッドスペースに第1ピボットホルダのホルダ取付部が配置されるため、ワイパ装置を大型化することなく第1ピボットホルダにホルダ取付部を設けることができる。
上記ワイパ装置において、前記リンク部材は、前記第1ピボット軸に第1端部が固定された第1レバーと、前記第2ピボット軸に第1端部が固定された第2レバーと、前記第1レバーと前記第2レバーとを駆動連結する連結ロッドと、前記ワイパモータの出力軸に第1端部が固定されたクランクアームと、該クランクアームの第2端部と前記連結ロッドの中間部とにそれぞれ駆動連結された駆動ロッドとを有し、前記クランクアームは、前記出力軸の回転軸線方向からみて、前記クランクアームの第2端部が前記連結フレームに対して前記ワイパモータと反対側の領域を部分的に通過するように回動することが好ましい。
この構成によれば、重量物であるワイパモータを連結フレームに近接して固定することができる。そのため、リンク部材が作動する作動領域を含んだ装置全体の占有スペースを小さくできる。
上記ワイパ装置において、前記モータ固定部における前記ワイパモータの出力軸に沿った方向の寸法は、前記第2ホルダ固定部における前記ワイパモータの出力軸に沿った方向の寸法よりも小さい。
この構成によれば、中空材が潰されて断面U字状に形成されることにより、モータ固定部におけるワイパモータの出力軸に沿った方向の寸法が第2ホルダ固定部におけるワイパモータの出力軸に沿った方向の寸法よりも小さくなる。そのため、出力軸に固定されるクランクアームとモータ固定部との間隔を、中空材が断面U字状ではない場合と比べて、大きく設定することができる。これにより、クランクアームとモータ固定部との干渉を防止できる。
上記ワイパ装置において、前記ワイパモータの出力軸の回転軸線と直交する方向から見て、前記リンク部材は、前記モータ固定部に対して前記ワイパモータの回転軸の回転軸線とは反対側に配置され、前記ワイパモータの回転軸の回転軸線は前記モータ固定部よりも前記第1ピボット軸の軸線方向基端側に配置されている。
この構成によれば、重量物であるワイパモータを、連結フレームへの取付状態でモータ固定部よりも第1ピボット軸の軸線に沿った方向の基端側に配置している。そのため、車両上方(ピボット軸の先端側)からの衝突物の衝撃緩和をワイパモータが妨げてしまう事を防止できる。また、リンク部材がモータ固定部に対してワイパモータの回転軸の回転軸線とは反対側に配置されている。そのため、リンク部材の変形が衝撃を緩和することができる。
本発明のワイパ装置によれば、ワイパモータを一方のピボットホルダに容易に近接させて配置することができる。
(a)は実施形態のワイパ装置の正面図、(b)は同ワイパ装置の部分拡大図。 (a)は実施形態のワイパ装置の側面図、(b)は同ワイパ装置の部分拡大図。 (a)は実施形態のワイパ装置の底面図、(b)は同ワイパ装置の部分拡大図。
以下、ワイパ装置の一実施形態について説明する。
図1(a)に示すように、ワイパ装置は、図示しない車両のフロントウインドシールドの下方で車体に対して固定されるものである。
ワイパ装置は、第1及び第2ピボットホルダ1,2と、それらを連結する連結フレーム3と、同ワイパ装置の駆動源であり連結フレーム3に固定されるワイパモータ4とを備えている。
連結フレーム3は、円筒状をなす金属製の中空材(パイプ)からなる。連結フレーム3は、長手方向の一端部に中空材が潰されて非中空状にされる連結固定部11を有する。一例では、連結固定部11は断面U字状(長手方向と直交する断面形状がU字状)に成形される。本実施形態では、連結固定部11は、連結フレーム3の長手方向の一端(図1(a)において左側の端部)から長手方向の略中央部に亘って延びている。この連結固定部11において、連結フレーム3の長手方向の一端側の部分は、第1ピボットホルダ1が固定される第1ホルダ固定部12となっている。また、同連結固定部11において、第1ホルダ固定部12よりも連結フレーム3の長手方向の他端寄りの部分は、ワイパモータ4が固定されるモータ固定部13となっている。モータ固定部13におけるワイパモータ4の出力軸84の回転軸線L2方向の寸法をH1とする(図2(b)参照)。即ち、第1ホルダ固定部12は、モータ固定部13から連続して中空材が潰されて断面U字状に成形されるとともに、連結フレーム3の長手方向にモータ固定部13と並んでいる。
また、図2(a)に示すように、連結フレーム3は、長手方向の他端部に第2ピボットホルダ2が固定される第2ホルダ固定部14を有する。第2ホルダ固定部14は、断面円形状の筒状をなしている。第2ホルダ固定部14におけるワイパモータ4の出力軸84の回転軸線L2方向の寸法をH2とする(図2(b)参照)。上記したモータ固定部13の寸法H1は、第2ホルダ固定部14の寸法H2よりも小さい。連結フレーム3において、第2ホルダ固定部14と連結固定部11との間の部分は、第2ホルダ固定部14から連続して設けられ断面円形状の筒状をなす連結部15と、連結部15から連結固定部11まで連結フレーム3の長手方向に沿って断面形状が徐々に変化する徐変部16とから構成されている。本実施形態では、連結部15は、その長手方向の1箇所が屈曲されている。また、徐変部16は、断面U字状をなす連結固定部11と断面円形状の連結部15との間で断面U字状から断面円形状に断面形状が徐々に移行する部分である。
図1(b)及び図2(b)に示すように、前記連結固定部11は、連結フレーム3の長手方向に延びる帯状の平板状をなす固定部20と、固定部20の短手方向の両側で固定部20に対して略直角に屈曲された一対の側壁部21,22とから構成されている。側壁部21,22は、互いに等しい形状をなしており、連結フレーム3の長手方向に延びる帯状の平板状をなすとともに互いに平行をなしている。なお、各側壁部21,22は、互いに対向可能であれば、固定部20に対する屈曲角度は直角でなくてもよい。
連結固定部11の外側面であって固定部20の外側面には、連結フレーム3の長手方向と平行をなす平面状の取付座面23が設けられている。取付座面23は、固定部20において連結固定部11の長手方向の全体に亘って(即ち、第1ホルダ固定部12及びモータ固定部13に亘って)延びている。
また、固定部20には、同固定部20を厚さ方向に貫通した第1〜第3ボルト挿通孔24,25,26が設けられている。3つのボルト挿通孔24〜26は、連結フレーム3の長手方向の一端側から他端側の方へ順に、第1ボルト挿通孔24、第2ボルト挿通孔25、第3ボルト挿通孔26の順に略等間隔に並んでいる。
また、固定部20において、第1ボルト挿通孔24と第2ボルト挿通孔25との間であって第1ボルト挿通孔24寄りの位置には、固定部20を厚さ方向に貫通したホルダ用位置決め孔27が設けられている。更に、固定部20において、第2ボルト挿通孔25と第3ボルト挿通孔26との間には、固定部20を厚さ方向に貫通した第1及び第2モータ用位置決め孔28,29が設けられている。第1及び第2モータ用位置決め孔28,29は、連結フレーム3の長手方向に離間するとともに、第1モータ用位置決め孔28は第2ボルト挿通孔25寄りの位置に、第2モータ用位置決め孔29は第3ボルト挿通孔26寄りの位置に設けられている。なお、ホルダ用位置決め孔27、第1及び第2モータ用位置決め孔28,29は、本実施形態では円孔である。
そして、第1ホルダ固定部12に第1ボルト挿通孔24及びホルダ用位置決め孔27が設けられ、モータ固定部13に第2及び第3ボルト挿通孔25,26並びに第1及び第2モータ用位置決め孔28,29が設けられている。
図1(a)及び図2(a)に示すように、本実施形態の第1及び第2ピボットホルダ1,2は、金属製であり、例えばアルミダイキャストにより形成されている。第1及び第2ピボットホルダ1,2は、筒状のピボット支持部31,41と、ピボット支持部31,41の基端部から略軸直交方向に延びる車体固定部32,42とを備えている。ピボット支持部31,41には、それぞれ水受キャップ33,43が装着されている。また、ピボット支持部31,41の内側には、ワイパ装置を構成する第1及び第2ピボット軸34,44が挿通されており、ピボット支持部31,41は第1及び第2ピボット軸34,44を回動可能に支持している。また、車体固定部32,42の先端部には防振ゴム35,45が取り付けられている。防振ゴム35,45を介して車体固定部32,42が図示しないボルトにて図示しない車体の取付けブラケットに固定されることにより、第1及び第2ピボットホルダ1,2(ワイパ装置)は車体に固定されることになる。
第2ピボットホルダ2は、ピボット支持部41の基端部における車体固定部42とは異なる位置から車体固定部42とは異なる方向に径方向外側に向かって延びる取付軸46を有する。取付軸46の先端側の部分は、断面円形状をなす中実の棒状をなしており、その外周面には、複数のかしめ用凹部47が凹設されている。そして、第2ピボットホルダ2は、第2ホルダ固定部14に取付軸46が挿入され、第2ホルダ固定部14におけるかしめ用凹部47に対応した複数箇所がかしめられることにより、連結フレーム3に対して固定されている。
図1(a)及び図3(b)に示すように、第1ピボットホルダ1は、ピボット支持部31の基端部における車体固定部32とは異なる位置から車体固定部32とは異なる方向に径方向外側に向かって突出したホルダ取付部36を有する。ホルダ取付部36は、その外周面にピボット支持部31の軸方向と略平行をなす平面状の当接面36aを有する。また、ホルダ取付部36は、ホルダ取付部36における当接面36aとは異なる側面に開口しピボット支持部31の軸方向と略平行な方向に凹設されたナット保持部36bを有する。ナット保持部36bの内周面は、当接面36aと平行をなし且つ当接面36aと反対側を向いた平面状の締結面36cを有する。ホルダ取付部36において締結面36cと当接面36aとの間の部分は、挟持部36dとなっている。また、ホルダ取付部36は、締結面36cから当接面36aまで挟持部36dを貫通するボルト挿通孔36eを有する。ボルト挿通孔36eは、ナット保持部36bと連続して設けられ、ナット保持部36bの内部と外部とを連通している。また、当接面36aには、ボルト挿通孔36eよりもホルダ取付部36の先端側となる位置にホルダ側位置決め突起37が設けられている。ホルダ側位置決め突起37は、前記ホルダ用位置決め孔27の内径と略等しい外径を有する円柱状の突起である。
第1ピボットホルダ1を第1ホルダ固定部12に固定する際には、ホルダ側位置決め突起37をホルダ用位置決め孔27に挿入しつつ第1ホルダ固定部12の取付座面23にホルダ取付部36の当接面36aを当接させる。ホルダ側位置決め突起37がホルダ用位置決め孔27に挿入されることで、連結フレーム3に対する第1ピボットホルダ1の長手方向の位置が決定されるとともに、第1ボルト挿通孔24とボルト挿通孔36eとが取付座面23と直交する方向に並ぶ。そして、ナット保持部36bにナット51が挿入された状態で、第1ホルダ固定部12の内側から(即ち固定部20において取付座面23と反対の内側面側から)ボルト52の先端が第1ボルト挿通孔24及びボルト挿通孔36eを貫通してナット保持部36bの内側まで挿入される。なお、ナット保持部36bの底面に当接するまでナット51が同ナット保持部36bに挿入されると、ナット51の孔とボルト挿通孔36eとが取付座面23と直交する方向に重なるようになっている。また、本実施形態のボルト52は六角穴付きボルトである。ナット保持部36bの内側に挿入されたボルト52の先端部は、ナット保持部36bの内側に保持されたナット51の孔に挿入される。この状態でボルト52が回転される。なお、締結面36cと平行な方向に対向するナット保持部36bの一対の内側面36f,36gの間の幅D1は、ナット51の二面幅D2より若干広いが、ナット51の最大外径よりも狭くなっている。そのため、ボルト52の回転に伴ってナット51が連れ回りすることが内側面36f,36gによって阻止される。従って、ボルト52を回転させることで同ボルト52とナット51とを螺合させてボルト52及びナット51によって挟持部36dと固定部20とを挟持することができる。即ち、ボルト52及びナット51によってホルダ取付部36を第1ホルダ固定部12の取付座面23に固定することができる。このように、第1ピボットホルダ1は、ホルダ固定部材としてのボルト52及びホルダ固定部材としてのナット51によって第1ホルダ固定部12に固定されている。なお、本実施形態では、ホルダ取付部36を第1ホルダ固定部12に固定したボルト52の頭部52aの高さは、側壁部21,22の高さ(固定部20からの先端までの長さ)よりも低く、ボルト52の頭部52aは、側壁部21,22の先端よりも第1ホルダ固定部12の外部に突出することなく第1ホルダ固定部12の内側に収容されている。
図1(a)及び図2(a)に示すように、第1及び第2ピボットホルダ1,2にて軸支された第1及び第2ピボット軸34,44の先端部には、それぞれ第1及び第2ワイパW1,W2が固定される。また、第1及び第2ピボット軸34,44の基端部には、軸直交方向に延びて各ピボット軸34,44と一体回動する第1及び第2レバー61,62の第1端部が固定されている。第1レバー61の第2端部は、連結ロッド63の第1端部にボールジョイント64を介して相対回動可能に連結されるとともに、第2レバー62の第2端部は、同連結ロッド63の第2端部にボールジョイント65を介して相対回動可能に連結されている。即ち、第1レバー61の第2端部と第2レバー62の第2端部とは、連結ロッド63によって連結されている。
図3(a)に示すように、ワイパモータ4は、回転力を発生させるモータ部71と、モータ部71の回転を減速して出力する出力部72とを有する。
モータ部71は、例えば直流モータよりなり、略有底円筒状のヨークハウジング73の内側に回転軸74と一体に回転駆動される図示しない回転電機子が収容されている。回転軸74の先端部は、ヨークハウジング73の開口部から出力部72の内部に突出している。また、回転軸74において、ヨークハウジング73の外部に延びて出力部72の内部に配置された先端側の部分には、螺子歯状のウォーム75が形成されている。
出力部72は、ヨークハウジング73の開口部に固定されたギヤハウジング81と、ギヤハウジング81の内部に収容された減速機構82とを有する。本実施形態の減速機構82は、ウォーム減速機構であり、ギヤハウジング81内に収容された前記ウォーム75と、同じくギヤハウジング81内に収容されたウォームホイール83とから構成されている。ウォームホイール83は、円盤状をなし、ギヤハウジング81の内部でウォーム75と噛合した状態で同ウォーム75の側方に配置されている。また、ウォームホイール83の径方向の中央部には、同ウォームホイール83の回転軸線方向に延びる出力軸84が一体回転可能に設けられており、同出力軸84の先端部は、ギヤハウジング81から外部に突出している。
図1(a)及び図3(a)に示すように、ウォームホイール83は、ウォーム75に対して回転軸74の回転軸線L1と直交する方向の側方(図3(a)において上側)に配置される。そのため、ギヤハウジング81は、ウォームホイール83を収容するためにモータ部71(ヨークハウジング73)よりも回転軸線L1と直交する方向に突出した形状をなしている。そして、ギヤハウジング81は、回転軸線L1と直交する方向にモータ部71よりも突出した部分の外周縁部に第1及び第2モータ取付部85,86を有する。第1及び第2モータ取付部85,86は、ギヤハウジング81の外周面から回転軸線L1と直交する方向に突出するとともに、回転軸線L1方向に互いに離間している。
図1(b)に示すように、第1及び第2モータ取付部85,86は、各々の外周面に回転軸線L1及び出力軸84の回転軸線L2と略平行をなす平面状の当接面85a,86aを有する。また、第1及び第2モータ取付部85,86は、各々における当接面85a,86aとは異なる側面に開口し回転軸線L2と略平行な方向に凹設されたナット保持部85b,86bを有する。本実施形態では、ナット保持部85b,86bは同じ大きさ且つ同じ形状をなしている。各モータ取付部85,86において、ナット保持部85b,86bの内周面は、当接面85a,86aと平行をなし且つ当接面85a,86aと反対側を向いた平面状の締結面85c,86cを有する。各モータ取付部85,86において締結面85c,86cと当接面85a,86aとの間の部分は、挟持部85d,86dとなっている。また、各モータ取付部85,86は、締結面85c,86cから当接面85a,86aまで挟持部85d,86dを貫通するボルト挿通孔85e,86eを有する。第1モータ取付部85において、ボルト挿通孔85eは、ナット保持部85bと連続して設けられ、ナット保持部85bの内部と外部とを連通している。同様に、第2モータ取付部86において、ボルト挿通孔86eは、ナット保持部86bと連続して設けられ、ナット保持部86bの内部と外部とを連通している。
また、第1モータ取付部85の当接面85aにおいて、ボルト挿通孔85eよりも第2モータ取付部86寄りとなる位置には第1モータ側位置決め突起87が設けられている。また、第2モータ取付部86の当接面86aにおいて、ボルト挿通孔86eよりも第1モータ取付部85寄りとなる位置には第2モータ側位置決め突起88が設けられている。第1及び第2モータ側位置決め突起87,88は、前記第1及び第2モータ用位置決め孔28,29の内径と略等しい外径を有する円柱状の突起である。
ワイパモータ4をモータ固定部13に固定する際には、第1モータ側位置決め突起87を第1モータ用位置決め孔28に挿入するとともに、第2モータ側位置決め突起88を第2モータ用位置決め孔29に挿入しつつ、モータ固定部13の取付座面23に第1及び第2モータ取付部85,86の当接面85a,86aを当接させる。第1及び第2モータ側位置決め突起87,88が第1及び第2モータ用位置決め孔28,29に挿入されることで、連結フレーム3に対するワイパモータ4の位置が決定される。更に、第2ボルト挿通孔25と第1モータ取付部85のボルト挿通孔85eとが、また、第3ボルト挿通孔26と第2モータ取付部86のボルト挿通孔86eとが、取付座面23と直交する方向にそれぞれ並ぶ。
そして、第1モータ取付部85のナット保持部85bにナット91が挿入された状態で、モータ固定部13の内側から(即ち固定部20において取付座面23と反対の内側面側から)ボルト92の先端が第2ボルト挿通孔25及びボルト挿通孔85eを貫通してナット保持部85bの内側まで挿入される。なお、ナット保持部85bの底面に当接するまでナット91が同ナット保持部85bに挿入されると、ナット91の孔とボルト挿通孔85eとが取付座面23と直交する方向に重なるようになっている。また、本実施形態のボルト92は六角穴付きボルトである。ナット保持部85bの内側に挿入されたボルト92の先端部は、ナット保持部85bの内側に保持されたナット91の孔に挿入される。この状態でボルト92が回転される。なお、締結面85cと平行な方向に対向するナット保持部85bの一対の内側面85f,85gの間の幅D3は、ナット91の二面幅D4より若干広いが、ナット91の最大外径よりも狭くなっている。そのため、ボルト92の回転に伴ってナット91が連れ回りすることが内側面85f,85gによって阻止される。従って、ボルト92を回転させることで同ボルト92とナット91とを螺合させてボルト92及びナット91によって挟持部85dと固定部20とを挟持することができる。即ち、ボルト92及びナット91によって第1モータ取付部85をモータ固定部13の取付座面23に固定することができる。第2モータ取付部86も同様にして、ナット保持部86bに挿入されたナット93と、モータ固定部13の内側から第3ボルト挿通孔26及びボルト挿通孔85eを貫通してナット保持部86bに挿入されたボルト94とによってモータ固定部13の取付座面23に固定することができる。このように、ワイパモータ4は、ボルト52及びナット51からずれた位置でモータ固定部材としてのボルト92,94及びナット91,93によって出力部72がモータ固定部13に固定されることにより、同モータ固定部13に固定されている。なお、第1モータ取付部85と第2モータ取付部86とは、同時にモータ固定部13に固定してもよいし、何れか一方から順にモータ固定部13に固定してもよい。
また、本実施形態では、第1及び第2モータ取付部85,86をモータ固定部13に固定したボルト92,94の頭部92a,94aの高さは、側壁部21,22の高さ(固定部20からの先端までの長さ)よりも低い。そして、ボルト92,94の頭部92a,94aは、側壁部21,22の先端よりもモータ固定部13の外部に突出することなくモータ固定部13の内側に収容されている。
図1(a)に示すように、モータ固定部13に固定されたワイパモータ4は、モータ部71が第1ピボットホルダ1側に、出力部72が第2ピボットホルダ2側に位置している。また、モータ部71の一部が第1ホルダ固定部12の取付座面23と対向するとともに、回転軸線L1が取付座面23と略平行をなしている。更に、出力部72のギヤハウジング81は、モータ部71よりも取付座面23側に突出した状態となっている。そのため、モータ部71は、ギヤハウジング81におけるモータ部71よりも回転軸線L1と直交する方向に突出た部分の分だけ取付座面23から離間している。従って、ワイパ装置においては、モータ部71と、出力部72と、第1ホルダ固定部12の取付座面23とに囲まれた空間S1が形成される。そして、第1ホルダ固定部12の取付座面23に固定された第1ピボットホルダ1のホルダ取付部36は、この空間S1に配置されている。
図1(a)及び図2(a)に示すように、ワイパモータ4の出力軸84の先端部には、クランクアーム66の第1端部が一体回転可能に固定されている。クランクアーム66は、ワイパモータ4の出力軸84の回転軸線L2から長手方向長さR1だけ離間して第2端部が位置するように出力軸84の径方向に沿って延びている。クランクアーム66の長さR1は、ワイパモータ4の出力軸84の回転軸線L2から連結フレーム3の端部(連結固定部11の側壁部21,22の先端)までの距離R2よりも長い。クランクアーム66の第2端部の回動軌跡を図1(a)に一点鎖線で示す。クランクアーム66は、出力軸84の軸線方向からみて、クランクアーム66の第2端部が連結フレーム3に対してワイパモータ4と反対側の領域(反ワイパモータ側領域)を部分的に通過するように回動する。クランクアーム66の第2端部には、駆動ロッド67の第1端部がボールジョイント68を介して相対回転可能に連結されるとともに、駆動ロッド67の第2端部は、ボールジョイント69を介して連結ロッド63に相対回転可能に連結されている。なお、本実施形態では、駆動ロッド67の第2端部は、連結ロッド63における同連結ロッド63の第2端部(第2レバー62が連結された端部)寄りの位置に連結されている。
そして、ワイパ装置では、クランクアーム66、駆動ロッド67、連結ロッド63、並びに第1及び第2レバー61,62を介してワイパモータ4の駆動力が第1及び第2ピボット軸34,44に伝達されて第1及び第2ピボット軸34,44が第1及び第2ワイパW1,W2と一体回動される。すると、第1及び第2ワイパW1,W2によって車両のフロントウインドシールドが払拭される。
本実施形態では、クランクアーム66、駆動ロッド67、連結ロッド63、第1及び第2レバー61,62にてリンク部材が構成されている。図2(a)に示すように、ワイパモータ4の出力軸84の回転軸線L2と直交する方向から見て、リンク部材は、モータ固定部13に対してワイパモータ4の回転軸74の回転軸線L1とは反対側に配置されている。ワイパモータ4の回転軸74の回転軸線L1はモータ固定部13よりも第1ピボット軸34の軸線方向基端側に配置されている。
次に、本実施形態の作用について説明する。
第1ホルダ固定部12は、第1ホルダ固定部12を構成する中空材がモータ固定部13から連続して潰されて断面U字状に成形されている。そのため、モータ固定部13と第1ホルダ固定部12との間に、断面形状を徐々に変更するための徐変部を設けなくてもよい。従って、モータ固定部13を所望の距離だけ第1ホルダ固定部12に近づけることが容易となる。
次に、本実施形態の有利な効果を記載する。
(1)モータ固定部13に固定されるワイパモータ4を、第1ホルダ固定部12に固定される第1ピボットホルダ1に容易に近接させて配置することができる。
(2)第1ホルダ固定部12は断面U字状である一方、第2ホルダ固定部14は筒状をなす。そのため、連結フレーム3全体が断面U字状である場合に比べて、連結フレーム3のねじり剛性を高めることができる。従って、モータ固定部13を第1ホルダ固定部12に近づけた構成であっても、ねじり剛性の高い連結フレーム3を得ることができる。
(3)第1ピボットホルダ1を第1ホルダ固定部12に固定するボルト52の頭部、及びワイパモータ4をモータ固定部13に固定するボルト92,94の頭部が、それぞれ第1ホルダ固定部12及びモータ固定部13の内側に収容されている。そのため、各ボルト52,92,94の頭部52a,92a,94aが周辺の部品に干渉することを抑制できる。
(4)ホルダ取付部36のナット保持部36bにナット51を挿入することで、同ナット51にボルト52を螺合するまでの間、ナット51を固定する位置に保持しておくことができる。また、ホルダ取付部36のナット保持部36bにナットを挿入した後に、第1ホルダ固定部12の第1ボルト挿通孔24を貫通したボルト52をボルト挿通孔36eからナット保持部36bの内部に挿入することにより、ナット51の孔にボルト52の先端部を案内することができる。そして、ナット保持部36bは、ナット51の回転を阻止するため、ボルト挿通孔36eを貫通したボルト52を回転させることにより、ボルト52及びナット51によりホルダ取付部36を第1ホルダ固定部12に容易に固定することができる。
(5)第1及び第2モータ取付部85,86のナット保持部85b,86bにナット91,93を挿入することで、ナット91,93にボルト92,94を螺合するまでの間、ナット91,93を固定する位置に保持しておくことができる。また、各モータ取付部85,86のナット保持部85b,86bにナット91,93を挿入した後に、モータ固定部13を貫通したボルト92,94をボルト挿通孔85e,86eからナット保持部85b,86bの内部に挿入することにより、ナット91,93の孔にボルト92,94の先端部を案内することができる。そして、ナット保持部85b,86bは、ナット91,93の回転を阻止するため、ボルト挿通孔85e,86eを貫通したボルト92,94を回転させることにより、ボルト92,94及びナット91,93により第1及び第2モータ取付部85,86をモータ固定部13に容易に固定することができる。
(6)モータ部71の一部は、第1ホルダ固定部12の取付座面23と対向し、出力部72のギヤハウジング81は、モータ部71よりも取付座面23に向かって延びる形状をなしている。そのため、当該出力部72においてワイパモータ4をモータ固定部13の取付座面23に固定すると、モータ部71と、出力部72と、第1ホルダ固定部12の取付座面23とに囲まれた空間S1、即ちデッドスペースが形成される。そして、このデッドスペースに第1ピボットホルダ1のホルダ取付部36が配置されるため、ワイパ装置を大型化することなく第1ピボットホルダ1にホルダ取付部36を設けることができる。
(7)クランクアーム66は、出力軸84の回転軸線L2方向からみて、クランクアーム66の第2端部が連結フレーム3に対してワイパモータ4と反対側の領域を部分的に通過するように回動する。この構成によれば、重量物であるワイパモータ4を連結フレーム3に近接して固定することができる。そのため、リンク部材が作動する作動領域を含んだ装置全体の占有スペースを小さくできる。
(8)図2(b)に示すように、中空材が潰されて断面U字状に形成されることにより、モータ固定部13におけるワイパモータ4の出力軸84に沿った方向の寸法H1が第2ホルダ固定部14におけるワイパモータ4の出力軸84に沿った方向の寸法H2よりも小さくなる。そのため、出力軸84に固定されるクランクアーム66とモータ固定部13との間隔H3を、中空材が断面U字状ではない場合と比べて、大きく設定することができる。これにより、クランクアーム66とモータ固定部13との干渉を防止できる。
(9)重量物であるワイパモータ4を、連結フレーム3への取付状態でモータ固定部13よりも第1ピボット軸34の軸線に沿った方向の基端側に配置している。そのため、車両上方(ピボット軸34の先端側)からの衝突物の衝撃緩和をワイパモータ4が妨げてしまう事を防止できる。また、リンク部材がモータ固定部13に対してワイパモータ4の回転軸74の回転軸線L1とは反対側に配置されている。そのため、リンク部材の変形が衝撃を緩和することができる。
なお、上記実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1ホルダ固定部12に固定されたホルダ取付部36は、モータ部71と、出力部72(ギヤハウジング81)と、第1ホルダ固定部12の取付座面23との間の空間S1に配置されている。しかしながら、ホルダ取付部36は、当該空間S1から外れた位置に配置されるものであってもよい。
・上記実施形態では、ワイパモータ4は、回転力を発生させるモータ部71と、モータ部71にて発生された回転を減速して出力する出力部72とから構成されている。しかしながら、ワイパモータ4は、クランクアーム66を回転させる回転力を出力するものであれば、上記構成のものに限らない。
・上記実施形態では、モータ固定部13の外側面に固定される第1及び第2モータ取付部85,86は、挿入されたナット91,93を保持するナット保持部85b,86bを有する。しかし、第1及び第2モータ取付部85,86は、モータ固定部13に固定されることによりワイパモータ4を同モータ固定部13に固定するものであれば、必ずしもナット保持部85b,86bを備えなくてもよい。
・ボルト52,92,94は、六角穴付きボルトに限らず、六角ボルト等でもよい。
・上記実施形態では、ワイパモータ4をモータ固定部13に固定するモータ固定部材として、ナット91,93及びボルト92,94が用いられている。しかしながら、ワイパモータ4をモータ固定部13に固定することができるのであれば、モータ固定部材は、ナット及びボルトに限らない。
・上記実施形態では、第1ホルダ固定部12に固定されるホルダ取付部36は、挿入されたナット51を保持するナット保持部36bを有する。しかし、ホルダ取付部36は、第1ホルダ固定部12に固定されることにより第1ピボットホルダ1を同第1ホルダ固定部12に固定するものであれば、必ずしもナット保持部36bを備えなくてもよい。
・上記実施形態では、ボルト52の頭部52aは、第1ホルダ固定部12の内側に収容されているが、頭部52aは、必ずしも第1ホルダ固定部12の内側に収容されなくてもよい。例えば、頭部52aの一部が第1ホルダ固定部12の外部に配置されてもよい。
・上記実施形態では、ボルト92,94の頭部92a,94aは、モータ固定部13の内側に収容されているが、頭部92a,94aは、必ずしもモータ固定部13の内側に収容されなくてもよい。例えば、頭部92a,94aの一部がモータ固定部13の外部に配置されてもよい。
・上記実施形態では、第1ピボットホルダ1を第1ホルダ固定部12に固定するホルダ固定部材として、ナット51及びボルト52が用いられている。しかしながら、第1ピボットホルダ1を第1ホルダ固定部12に固定することができるのであれば、ホルダ固定部材は、ナット及びボルトに限らない。
・上記実施形態では、第2ピボットホルダ2は、取付軸46が挿入された第2ホルダ固定部14をかしめることにより同第2ホルダ固定部14に固定されている。しかしながら、第2ピボットホルダ2は、取付軸46の軸方向と直交する方向に第2ホルダ固定部14及び取付軸46を貫通するボルト及び同ボルトに螺合されるナットにより第2ホルダ固定部14に固定されてもよい。
・上記実施形態では、第2ホルダ固定部14は、断面円形状の筒状をなしているが、断面多角形状、断面楕円形状等の筒状であってもよい。また、第2ホルダ固定部14は、第1ホルダ固定部12と同様に潰されて断面U字状に成形されたものであってもよい。この場合、第2ホルダ固定部14と連結部15との間に徐変部を設けて第2ホルダ固定部14とモータ固定部13との間に円筒状の連結部15を残してもよい。また、第2ホルダ固定部14からモータ固定部13まで連続して断面U字状としてもよい。
・上記実施形態では、ワイパモータ4から出力された回転力を第1及び第2ピボット軸34,44に伝達するリンク部材は、クランクアーム66、駆動ロッド67、連結ロッド63、第1及び第2レバー61,62にて構成されている。しかしながら、リンク部材の構成は適宜変更してもよい。
・上記実施形態における前記連結固定部11は、平板状の固定部20と、固定部20の短手方向の両側で固定部20に対して略直角に屈曲された一対の側壁部21,22とから構成されている。すなわち、本実施形態における記載「断面U字状」は、連結固定部11を湾曲を含む形状に限定することを意図していない。
・上記実施形態における前記連結固定部11の断面は、一部に湾曲面を含む構成であってもよいし、全体が湾曲した構成であってもよい。
1…第1ピボットホルダ、2…第2ピボットホルダ、3…連結フレーム、4…ワイパモータ、12…第1ホルダ固定部、13…モータ固定部、14…第2ホルダ固定部、23…取付座面、34…第1ピボット軸、44…第2ピボット軸、36…ホルダ取付部、36b…ナット保持部、36e…ボルト挿通孔、51…ホルダ固定部材としてのナット、52…ホルダ固定部材としてのボルト、52a…頭部、61…リンク部材としての第1レバー、62…リンク部材としての第2レバー、63…リンク部材としての連結ロッド、66…リンク部材としてのクランクアーム、67…リンク部材としての駆動ロッド、71…モータ部、72…出力部、85…モータ取付部としての第1モータ取付部、85b,86b…ナット保持部、85e,86e…ボルト挿通孔、86…モータ取付部としての第2モータ取付部、91,93…モータ固定部材としてのナット、92,94…モータ固定部材としてのボルト、92a,94a…頭部、S1…空間。

Claims (10)

  1. それぞれワイパが連結される第1及び第2ピボット軸と、
    該第1及び第2ピボット軸をそれぞれ支持する第1及び第2ピボットホルダと、
    中空材からなり、長手方向の第1端部に前記第1ピボットホルダが固定される第1ホルダ固定部を有し、長手方向の第2端部に前記第2ピボットホルダが固定される第2ホルダ固定部を有し、前記第1ホルダ固定部と前記第2ホルダ固定部との間に前記中空材が潰されて断面U字状に成形されたモータ固定部を有する連結フレームと、
    前記モータ固定部に固定されるワイパモータと、
    前記ワイパモータの駆動力を前記第1及び第2ピボット軸に伝達するリンク部材と、
    を備えたワイパ装置であって、
    前記第1ホルダ固定部は、前記モータ固定部から連続して前記中空材が潰されて断面U字状に成形されており、
    前記第1ピボットホルダは、前記第1ホルダ固定部にホルダ固定部材にて固定され、
    前記ワイパモータは、前記ホルダ固定部材からずれた位置で前記モータ固定部にモータ固定部材にて固定されていることを特徴とするワイパ装置。
  2. 請求項1に記載のワイパ装置において、
    前記第2ホルダ固定部は、筒状をなすことを特徴とするワイパ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のワイパ装置において、
    前記連結フレームは、前記モータ固定部と前記第1ホルダ固定部とに亘って外側面を延びる取付座面を有し、
    前記モータ固定部材は、前記モータ固定部の前記取付座面に前記ワイパモータを固定するボルト及びナットであり、当該ボルトの頭部は前記モータ固定部の内側に収容されていることを特徴とするワイパ装置。
  4. 請求項3に記載のワイパ装置において、
    前記ホルダ固定部材は、前記第1ホルダ固定部の前記取付座面に前記第1ピボットホルダを固定するボルト及びナットであり、当該ボルトの頭部は前記第1ホルダ固定部の内側に収容されていることを特徴とするワイパ装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のワイパ装置において、
    前記ホルダ固定部材は、前記第1ホルダ固定部に前記第1ピボットホルダを固定するボルト及びナットであり、
    前記第1ピボットホルダは、前記ボルト及びナットにて前記第1ホルダ固定部の外側面に固定されるホルダ取付部を有し、
    前記ホルダ取付部は、内側に前記ナットを保持し当該ナットの回転を阻止する凹状のナット保持部と、当該ナット保持部と連続して設けられ前記第1ホルダ固定部を貫通した前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔とを有することを特徴とするワイパ装置。
  6. 請求項5に記載のワイパ装置において、
    前記モータ固定部材は、前記モータ固定部に前記ワイパモータを固定するボルト及びナットであり、
    前記ワイパモータは、前記ボルト及びナットにて前記モータ固定部の外側面に固定されるモータ取付部を有し、
    前記モータ取付部は、内側に前記ナットを保持し当該ナットの回転を阻止する凹状のナット保持部と、当該ナット保持部と連続して設けられ前記モータ固定部を貫通した前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔とを有することを特徴とするワイパ装置。
  7. 請求項5又は請求項6に記載のワイパ装置において、
    前記連結フレームは、前記モータ固定部と前記第1ホルダ固定部とに亘って外側面を延びる取付座面を有し、
    前記ワイパモータは、少なくとも一部が前記第1ホルダ固定部の前記取付座面と対向する位置に配置され回転力を発生するモータ部と、前記モータ部と一体に設けられ前記モータ部よりも前記取付座面に向かって突出し前記モータ固定部の前記取付座面に固定され前記モータ部の回転を減速して出力する出力部とを有し、
    前記ホルダ取付部は、前記第1ホルダ固定部の前記取付座面と前記モータ部と前記出力部とに囲まれた空間に配置されていることを特徴とするワイパ装置。
  8. 請求項3及び請求項3を引用する請求項4〜7の何れか1項に記載のワイパ装置において、
    前記リンク部材は、前記第1ピボット軸に第1端部が固定された第1レバーと、前記第2ピボット軸に第1端部が固定された第2レバーと、前記第1レバーと前記第2レバーとを駆動連結する連結ロッドと、前記ワイパモータの出力軸に第1端部が固定されたクランクアームと、該クランクアームの第2端部と前記連結ロッドの中間部とにそれぞれ駆動連結された駆動ロッドとを有し、
    前記クランクアームは、前記出力軸の回転軸線方向からみて、前記クランクアームの第2端部が前記連結フレームに対して前記ワイパモータと反対側の領域を部分的に通過するように回動することを特徴とするワイパ装置。
  9. 請求項1〜8の何れか1項に記載のワイパ装置において、
    前記モータ固定部における前記ワイパモータの出力軸に沿った方向の寸法は、前記第2ホルダ固定部における前記ワイパモータの出力軸に沿った方向の寸法よりも小さいことを特徴とするワイパ装置。
  10. 請求項1〜9の何れか1項に記載のワイパ装置において、
    前記ワイパモータの出力軸の回転軸線と直交する方向から見て、前記リンク部材は、前記モータ固定部に対して前記ワイパモータの回転軸の回転軸線とは反対側に配置され、
    前記ワイパモータの回転軸の回転軸線は前記モータ固定部よりも前記第1ピボット軸の軸線方向基端側に配置されていることを特徴とするワイパ装置。
JP2018556529A 2016-12-14 2017-11-22 ワイパ装置 Pending JPWO2018110235A1 (ja)

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