JPWO2018100615A1 - エレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置 Download PDF

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Abstract

昇降体の上に取り付けられるプーリの取り付けに関して、昇降体の中心からプーリからずらして配置する場合を含めて様々な仕様に対応することが可能なエレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置を提供する。昇降体が釣合いおもり1の場合、釣合いおもり枠2の上枠2cに固定され、上枠2cの上部に水平面を形成する厚手プレート5と、略Uの字状の断面を有し、Uの字の底部が厚手プレート5の水平面に装着されるUの字プレート7と、Uの字プレート7の底部を厚手プレート5に固定する複数の取り付けボルト6と、Uの字プレートの立ち上がり部に固定されたプーリ4の軸4aを支持するブラケット3とを備え、厚手プレート5には複数の取り付けボルト6が螺合される複数の雌ねじ穴8が形成され、厚手プレート5に形成される雌ねじ穴8の位置を変更することにより、Uの字プレート7の装着位置を変更可能とする。

Description

本発明は、エレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置に関する。
エレベータ装置は、建屋に形成される昇降路に、主ロープによりつるべ式に懸架される乗りかごおよび釣合いおもりを備える。昇降路寸法の縮小化により、昇降路内機器との干渉を避けるため、釣合いおもり本体の水平面上で釣合いおもり枠の辺に対し角度が発生するようにおもり用プーリを傾斜させて取り付ける場合がある。
従来、乗りかごや釣合いおもりといった昇降体に取り付けられるプーリの傾斜角度を変更可能とするものとして、特許文献1に開示されたエレベータの吊り車装置がある。特許文献1では、昇降路内を昇降される昇降体の上部に設けられた上梁に、複数の締結具により取付板を固定し、取付板に吊り車軸を支持する軸支持部材を固定し、取付板に締結具が通される複数の挿通孔を設け、取付板を上梁に固定するために用いる挿通孔を選択することにより、真上から見た吊り車軸の上梁に対する傾斜角度を変更、および、昇降体の中心に吊り車を配置できるようにしている。
特開2015−13699号公報
ところで、近年、さらなる昇降路寸法の縮小化により、釣合いおもり直上に巻上機を配置できず、これに伴い、おもり用プーリを釣合いおもり本体の中心からずらし、かつ、おもり用プーリを傾斜させて取り付ける構造が増えている。しかしながら、特許文献1に記載のものは、昇降体の中心にプーリを配置することを目的とするものであり、おもり用プーリを釣合いおもり本体の中心からずらして配置することについては考慮されていない。
本発明は、昇降体の上に取り付けられるプーリの取り付けに関して、昇降体の中心からプーリからずらして配置する場合を含めて様々な仕様に対応することが可能なエレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置を提供することを目的とする。
本発明は、乗りかごまたは釣合いおもりの上に主ロープが巻き掛けられるプーリが取り付けられたエレベータ装置において、乗りかごまたは釣合いおもりを構成する枠体の上枠に固定され、上枠の上部に水平面を形成する厚手プレートと、略Uの字状の断面を有し、Uの字の底部が厚手プレートの水平面に装着されるUの字プレートと、Uの字プレートの底部を厚手プレートに固定する複数の取り付けボルトと、Uの字プレートの立ち上がり部に固定されたプーリの軸を支持するブラケットとを備え、厚手プレートには複数の取り付けボルトが螺合される複数の雌ねじ穴が形成され、厚手プレートに形成される雌ねじ穴の位置を変更することにより、Uの字プレートの装着位置を変更可能としたことを特徴とする。
本発明によれば、昇降体の上に取り付けられるプーリの取り付けに関して昇降体の中心からプーリからずらして配置する場合を含めて様々な仕様に対応することが可能となる。
なお、上述した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもりを示す正面図である。 図1に示す釣合いおもりの上面図である。 図1に示すおもり用プーリ部分の縦断面図である。 図1に示す釣合いおもりのUの字プレートの厚手プレートへの装着状態を示す上面図である。 図1に示す釣合いおもりの厚手プレートの釣合いおもり枠への固定状態を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態の釣合いおもりが適用されるエレベータ装置の一例を示す模式図である。
以下、本発明のエレベータ装置の釣合いおもり及びエレベータ装置を実施するための形態について、図1乃至図6を参照して説明する。なお、各図において同一または類似の構成には同じ符号を付して繰り返しの説明は省略する。また、本実施形態では、昇降体の上に取り付けられるプーリの取り付けに関して、昇降体として釣合いおもりを例にして説明するが、乗りかごの上に取り付けられるプーリの取り付けにも本発明を適用できる。
エレベータ装置は、例えば、図6に示すように、乗りかご200、巻上機300、主ロープ500、釣合いおもり1を主な構成要素として構成されている。乗りかご200の下部にはかご下プーリ601,602が設けられている。巻上機300は昇降路の底部に設置されている。昇降路の頂部付近には固定板700が設けられ、主ロープ500の端部901,902が連結されている。また、固定板700には、転向プーリ801,802が取り付けられている。釣合いおもり1にはおもり用プーリ4が取り付けられている。主ロープ500は、一方の端部901が固定板700に連結され、巻上機300のシーブ、転向プーリ801、かご下プーリ601,602、転向プーリ802、おもり用プーリ4が順に巻き掛けられて、他方の端部902が固定板700に連結されている。巻上機300により主ロープ500を駆動すると、乗りかごガイドレール(図示省略)に沿って乗かご200が昇降すると共に、この乗かご200の昇降に相対して釣合いおもり1が釣合いおもりガイドレール(図示省略)に沿って昇降する。なお、エレベータ装置の構成は、これに限定されるものではない。各プーリ及び巻上機の配置は、エレベータ装置の仕様に応じて適宜変更される。
次に、図1〜図5を用いて、本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもり1の詳細構造を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレベータ装置の釣合いおもりの上部の正面図である。図2は、図1に示す釣合いおもりの上面図である。
釣合いおもり1は、両側に配置された一対の縦枠2a,2b、縦枠2a,2bの上端部を連結する上枠2cおよび縦枠2a,2bの下端部を連結する下枠(図示省略)を有する釣合いおもり枠2と、上枠2cにブラケット体3を介して取り付けられ、主ロープ(図示省略)が巻き掛けられるおもり用プーリ4とを備えている。
釣合いおもり枠2には、乗りかごの自重に応じて複数のウェート(図示省略)が積載され、釣合いおもり枠2およびウェートで釣合いおもり本体を構成している。
縦枠2a,2bは、図2に示すように、それぞれU字状の断面形状を有しており、それぞれの立ち上がり部(または開口部)が互いに向き合うように配置されている。
上枠2cは、2枚の板材が対となって配置されており、その両端がボルト14により縦枠2a,2bの立ち上がり部に固定されている。
図3は、本実施形態におけるおもり用プーリ部分の縦断面図である。
ブラケット体3は、対となって配置された、おもり用プーリ4の軸4aを軸支する縦板材3a,3bと、縦板材3a,3bの上部を連結する連結材3cなどから構成されている。
おもり用プーリ4は、主ロープが巻き掛けられるロープ溝を有し、ブラケット体3に軸4aを介して回転可能に支持されている。なお、おもり用プーリ4の下方には、主ロープ外れ止め13が縦板材3a,3bに取り付けられて設けられている。
次に、本実施形態のエレベータ装置における、釣合いおもり本体に対するおもり用プーリ4の取り付けに関して、様々なエレベータ装置の仕様に対応するため構造について説明する。
本実施形態のエレベータ装置の釣合いおもりでは、おもり用プーリ4の位置や釣合いおもり本体に対する水平面内での傾斜の自由度を向上させるため、厚手プレート5、Uの字プレート7、ブラケット体3を介して、おもり用プーリ4を釣合いおもり本体の上部(上枠2c)に取り付けている。本実施形態では、先ず、厚手プレート5を上枠2cにしっかりと固定している。言い換えれば、厚手プレート5は、おもり用プーリの配置仕様に応じて上枠2cへの取り付けを変更しなくても良い構成である。そして、本実施形態では、ブラケット体3を支持するUの字プレート7の厚手プレート5への取り付けを、おもり用プーリの位置や釣合いおもり本体に対する水平面内での傾斜を変えて、おもり用プーリの配置仕様に対応するようにしている。そして、本実施形態では、Uの字プレート7の厚手プレート5への取り付けの自由度を向上させるため、厚手プレート5に雌ねじ穴を形成し、この雌ねじ穴にねじ込ボルトを螺合させることによりUの字プレート7を厚手プレート5に対して装着・固定するようにしている。
以下、図面を用いて詳細に説明する。図4は、本実施形態に係る釣合いおもりのUの字プレート7の厚手プレート5への装着状態を示す上面図である。図5は、本実施形態における厚手プレート5の釣合いおもり枠2への固定状態を示す縦断面図である。
本実施形態では、厚手プレート5は、おもり用プーリの取り付け基礎となるもので、図5に示すように、所定の厚さ寸法H1を有し、上枠2c上部に水平面を形成するように上枠2cに取り付けられる。本実施形態では、厚手プレート5は、一方の上枠2cから突出した形となっている。これは、巻上機配置の関係上、おもり用プーリ4を釣合いおもり本体の中心からずらして配置する仕様に対応するためである。言い換えれば、本実施形態では、おもり用プーリ4の様々な配置仕様に対応するために、厚手プレート5の幅が一対の上枠2c間の幅よりも大きい。
厚手プレート5を上枠2cへ堅牢に固定するため、本実施形態では、図5に示すように、略Uの字状の断面(図5の図面上、逆Uの字状の断面)を有し上枠2c間に配置される第1支持材9と、略Lの字状の断面(図5の図面上、逆Lの字状の断面)を有し片方の上枠2cの側面に配置される第2支持部材10を用いている。第2支持部材10は、厚手プレート5が上枠2cから突出した形となっているため、突出した部分の強度を保つために用いられている。
厚手プレート5は、図5に示すように、対となる上枠2cに厚手プレート5が載置された状態で、第1支持材9と第2支持部材10とに複数の固定ボルト11(通しボルトとナット)を用いて固定されている。第1支持材9の一方の立ち上がり部(図5の図面上、下方に伸びた部分)と一方の上枠2cが複数の固定ボルト11(通しボルトとナット)を用いて固定され、第1支持材9の他方の立ち上がり部(図5の図面上、下方に伸びた部分)、他方の上枠2c及び第2支持部材10の立ち上がり部(図5の図面上、下方に伸びた部分)が複数の固定ボルト11(通しボルトとナット)を用いて固定されている。このようにして、厚手プレート5は、上枠2cへ堅牢に固定され、突出した部分も含めて十分な強度を有する。なお、本実施形態の厚手プレート5は、特許文献1に記載の取付板とは異なり、おもり用プーリの配置仕様に応じて上枠2cに対する取り付け位置が変更されるものではない。
本実施形態では、厚手プレート5は、他の部材、すなわち、縦枠、上枠などよりも大きな厚みを有している。ここで、厚手プレートの所定の厚さとは、おもり用プーリ4の固定について十分な強度を有するように設計される厚さである。本実施形態では、後述のように、Uの字プレート7の厚手プレート5への取り付けボルト6としてねじ込みボルトを用いており、厚手プレート5には取り付け穴(雌ねじ穴)8が形成されている。したがって、必要な固定強度を確保するために、厚手プレート5の厚さは、取り付け穴(雌ねじ穴)の有効長さ(有効深さ)を確保できるものとすることが望ましい。したがって、厚手プレート5の厚さは、取り付けボルト6の本数などを考慮して設計される取り付けボルト6の有効径と同程度の厚みを確保するのが望ましい。
なお、厚手プレート5を第1支持材9と第2支持部材10に固定する複数の固定ボルト11は、おもり用プーリ4の配置仕様の変更の影響を受けない位置に取り付けられる。具体的には厚手プレート5の四隅付近に複数の固定ボルト11が位置しており、後述のUの字プレート7の厚手プレート5の水平面内での配置位置の変更を容易にしている。
次に、ブラケット体3を支持するUの字プレート7の厚手プレート5への取り付けについて説明する。本実施形態では、Uの字プレート7は、略Uの字状の断面を有し、水平部(底部)が厚手プレート5の水平面に装着されている。Uの字プレート7は、立ち上がり部(立ち上がり辺)にてブラケット体3を支持している。すなわち、Uの字プレート7の立ち上がり部に、ブラケット体3の縦板材3a,3bの下端部が複数の固定ボルト12により固定されている。Uの字プレート7の水平部と立ち上がり部とは直角に形成されてもR部でつながるようにしても良い。
Uの字プレート7は、例えば、図4に示すように、真上から見て釣合いおもり本体に対して所定の角度をもって厚手プレート5に装着される。これは、Uの字プレート7により支持されるおもり用プーリ4を、巻上機配置の関係上、斜めに配置する仕様に対応するためである。
Uの字プレート7の厚手プレート5への取り付けは、図3及び図4に示すように、複数本の取り付けボルト(ねじ込みボルト)6により行っている。本実施形態では8本の取り付けボルト6を用いている。
厚手プレート5には、おもり用プーリ4の配置仕様に対応した位置に、取り付けボルト6をねじ込む複数の取り付け穴(雌ねじ穴)8がタップ加工されている。そして、Uの字プレート7の水平部には、取り付け穴8との対向位置に、取り付けボルト6が挿通される挿通孔が形成されている。
挿通孔に取り付けボルト6を挿通させた状態で、取り付けボルト(ねじ込みボルト)6を厚手プレート5の取り付け穴(雌ねじ穴)8に螺合することでUの字プレート7は厚手プレート5に装着・固定される。
本実施形態のように、厚手プレート5に雌ねじ穴を形成しねじ込ボルトを用いてUの字プレート7を装着・固定することにより、厚手プレート5の水平面内において略任意の位置にUの字プレート7を取り付けることができる。すなわち、取り付けボルト6としてねじ込みボルトを用いて取り付けボルト6を厚手プレート5の取り付け穴8である雌ねじ穴に螺合させるようにすれば、取り付けボルト6の位置を決める際に、釣合いおもり本体(特に釣合いおもり枠)との干渉を基本的に考慮する必要がなくなり、取り付けボルトの位置を、おもり用プーリ4の配置仕様に対応させて設定することができる。釣合いおもり本体(特に釣合いおもり枠)との干渉を確実になくすためには、厚手プレート5に形成される取り付けボルト6の取り付け穴(雌ねじ穴)8は、図3に示すように、厚手プレート5を貫通しない非貫通穴とすることが望ましい。これによって、取り付けボルト6によりUの字プレート7を厚手プレート5に装着する際、取り付けボルト6の先端部が厚手プレート5から突出しない構造となり、取り付けボルト6が釣合いおもり本体と干渉することを確実に防ぐことができる。これにより、取り付けボルト6の配置について、釣合いおもり本体との位置関係を考慮する必要がなくなるので、取り付けボルト6の配置を自由に設定することができる。したがって、図4に示すように、取り付けボルト6を均等配置することができ、各取り付けボルト6の受ける荷重を均等にすることができる。これによって、強度の高いおもり用プーリの取り付け構造とすることができる。なお、取り付けボルト6に代えて植え込みボルトとナットを用いるようにしても良い。
なお、取り付けボルト6の配置位置の自由度を向上させるためには、本実施形態のように、Uの字プレート7を用いて水平部に取り付けボルト6の挿通孔を形成することが重要である。例えば、Lの字プレートを二つ組合せて、水平部(底部)が対向する側とは反対側に伸びるようにした場合、取り付けボルト6の設置範囲が広くなり過ぎ、Lの字プレートの水平部と固定ボルト11の頭部との干渉が生じやすくなり、厚手プレート5の水平面内での位置変更を困難にするからである。取り付けボルト6の設置範囲をUの字プレート7と同様にするという観点では、Lの字プレートを二つ組み合わせて水平部が対向するように設置する場合が考えられる(例えば、図4に示すUの字プレート7を二分割した場合が相当する。)。但し、この場合、二つのLの字プレートの平行度を保つようにしなければならず、取扱い性が低下するので、Uの字プレート7がより望ましい。
本実施形態にあっては、据え付けられるエレベータ装置の仕様に応じて、あらかじめ厚手プレート5にタップ加工、すなわち取り付けボルト6の取り付け穴(雌ねじ穴)8を形成している。本実施形態のエレベータ装置の仕様は、おもり用プーリ4を釣合いおもり本体の中心からずらし、かつ、おもり用プーリ4を傾斜させて取り付けるものである。このように厚手プレート5における取り付け穴8の形成位置が釣合いおもり本体に対するおもり用プーリ4の位置を決定するものとなる。この後、Uの字プレート7の水平部を厚手プレート5の水平面に対向させ、Uの字プレート7の挿通孔と厚手プレート5の取り付け穴8とを合わせ、挿通孔に取り付けボルト6を挿通させた状態で、取り付けボルト6を厚手プレート5の取り付け穴8に螺合し、Uの字プレート7を厚手プレート5に装着・固定する。次いで、Uの字プレート7の立ち上がり部に、ブラケット体3の縦板材3a,3bの下端部を固定ボルト12により固定する。これらの構造により、釣合いおもり本体におもり用プーリ4が取り付けられる。
上述したように、本実施形態では、釣合いおもり本体へのおもり用プーリ4の取り付けについて、上枠2cに固定され上枠2c上部に水平面を形成する厚手プレート5と、略Uの字状の断面を有し水平部が厚手プレートの水平面に取り付けボルト6を介して装着されるとともに、立ち上がり部にてブラケット体3を支持するUの字プレート7とを備えている。そして、厚手プレート5に形成される取り付けボルト6の取り付け穴8位置を変更することにより、Uの字プレート7の装着位置を変更可能としている。これらによって、釣合いおもり本体に対するおもり用プーリ4の取り付けに関して様々な仕様に対応することができる。言い換えれば、厚手プレート5とUの字プレート7とを組み合わせ、Uの字プレート7を取り付けボルト(ねじ込みボルト)6により厚手プレート5へ装着する固定構造とすることにより、Uの字プレート7の装着位置変更を容易に可能とし、ひいてはおもり用プーリ4の釣合いおもり本体に対する芯ずれ取り付けや斜め取り付けに容易に対応可能としている。これによって、複数の仕様のエレベータ装置間で部品の共通化を図り、コスト低減を図ることができる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加,削除,置換をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、厚手プレート5は、一方の上枠2cから突出した形となっているが、本発明はこれに限ることなく、昇降路内機器と干渉しない大きさ、形状であればよい。また、Uの字プレート7を厚手プレート5に装着する取り付けボルト6を8本としたが、必要強度を確保できる本数であればよい。また、ブラケット体3とUの字プレート7を一体物として構成しても良い。但し、ロープ交換の作業性などの観点から別体が望ましい。また、上述した実施形態では、昇降体として釣合いおもりを例にして説明したが、乗りかごの上にプーリを取り付けるエレベータ装置では、乗りかごの上に取り付けられるプーリの取り付けにも本発明を適用できる。
1…釣合いおもり,2…釣合いおもり枠,2a,2b…縦枠,2c…上枠,3…ブラケット体,4…おもり用プーリ,5…厚手プレート,6…取り付けボルト(ねじ込みボルト),7…Uの字プレート,8…取り付け穴(雌ねじ穴)

Claims (8)

  1. 乗りかごと、釣合いおもりと、巻上機と、主ロープを備え、前記巻上機により前記主ロープを駆動して前記乗りかごと前記釣合いおもりを相対的に昇降させるエレベータ装置であって、前記乗りかごまたは前記釣合いおもりの上に前記主ロープが巻き掛けられるプーリが取り付けられたエレベータ装置において、
    前記乗りかごまたは前記釣合いおもりを構成する枠体の上枠に固定され、前記上枠の上部に水平面を形成する厚手プレートと、
    略Uの字状の断面を有し、Uの字の底部が前記厚手プレートの前記水平面に装着されるUの字プレートと、
    前記Uの字プレートの底部を前記厚手プレートに固定する複数の取り付けボルトと、
    前記Uの字プレートの立ち上がり部に固定された前記プーリの軸を支持するブラケットとを備え、
    前記厚手プレートには前記複数の取り付けボルトが螺合される複数の雌ねじ穴が形成されていることを特徴とするエレベータ装置。
  2. 請求項1に記載のエレベータ装置において、
    前記厚手プレートに形成される複数の雌ねじ穴は、前記厚手プレートを貫通しないように形成された雌ねじ穴であることを特徴とするエレベータ装置。
  3. 請求項1または2に記載のエレベータ装置において、
    前記厚手プレートは、前記上枠を真上から見た場合、前記上枠から突出するように前記上枠の幅よりも大きい幅を有することを特徴とするエレベータ装置。
  4. 請求項3に記載のエレベータ装置において、
    前記厚手プレートは、前記上枠に固定された複数の支持部材を介して前記上枠に固定され、
    前記複数の支持部材は、前記上枠の内側に配置された第一支持部材と、前記上枠の外側に配置された第二支持部材を備え、
    前記第二支持部材により前記厚手プレートの前記上枠から突出した部分を支持することを特徴とするエレベータ装置。
  5. 請求項4に記載のエレベータ装置において、
    前記プーリは、前記枠体を真上から見た場合、前記枠体の中心からずれた位置で前記枠体に対して傾斜して配置され、前記プーリの配置位置に応じて前記厚手プレートに前記雌ねじ穴が形成されていることを特徴とするエレベータ装置。
  6. 請求項1に記載のエレベータ装置において、
    前記Uの字プレートは、前記底部において分割されていることを特徴とするエレベータ装置。
  7. 請求項1に記載のエレベータ装置において、
    前記ブラケットと前記Uの字プレートとは一体物として形成されていることを特徴とするエレベータ装置。
  8. エレベータ装置の釣合いおもりであって、
    Uの字状の断面形状を有し、開口側が互いに向き合うように配置された一対の縦枠、前記一対の縦枠の下端部を連結する下枠、および前記縦枠の上端部を連結する上枠から構成される釣合いおもり枠と、
    前記釣合いおもり枠に積載されるウェートと、
    前記上枠の上面に設けられ、主ロープが巻き掛けられるプーリと、
    前記上枠に固定され、前記上枠の上部に水平面を形成する厚手プレートと、
    略Uの字状の断面を有し、Uの字の底部が前記厚手プレートの前記水平面に装着されるUの字プレートと、
    前記Uの字プレートの底部を前記厚手プレートに固定する複数の取り付けボルトと、
    前記Uの字プレートの立ち上がり部に固定された前記プーリの軸を支持するブラケットとを備え、
    前記厚手プレートには前記複数の取り付けボルトが螺合される複数の雌ねじ穴が形成されていることを特徴とするエレベータ装置の釣合いおもり。
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