JPWO2018061364A1 - 粘着テープ巻回体の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Abstract

50,000Pa未満の圧力の雰囲気下で、粘着テープaを巻取軸4に巻取る工程を有する粘着テープ巻回体の製造方法;並びに、この方法に使用する為の装置であって、真空チャンバー1と、真空チャンバー1内部を50,000Pa未満の圧力に減圧する為の真空ポンプ2と、粘着テープaを巻取る為に真空チャンバー1内部に配置された巻取軸4とを少なくとも有する粘着テープ巻回体の製造装置が開示される。この粘着テープ巻回体の製造方法及びこの方法に使用する為の製造装置は、粘着テープを巻取る際の気泡痕の発生や異物の混入を抑制し、粘着テープ巻回体の粘着性能の低下や外観不良を防止できる。

Description

本発明は、粘着テープを巻取る際の気泡痕の発生や異物の混入を抑制し、粘着テープ巻回体の粘着性能の低下や外観不良を防止できる粘着テープ巻回体の製造方法及び該方法に使用する為の製造装置に関する。
粘着テープは、通常、シート状の支持体上に連続的に粘着剤を塗布し、加熱乾燥等を経て粘着層が形成され後に、広幅(例えば幅が100mm〜3000mm)且つ長尺(例えば巻取長さが300m〜10000m)のロール(これを「ジャンボロール」という)に巻取られる。その後、ジャンボロールを短尺(例えば巻取長さが5〜100m)のロール(これを「ログロール」という)に巻換え、加工業者に販売される。そして加工業者は、需要者の所望する狭幅(例えば幅が3〜500mm)にログロールを切断し、需要者に販売する。
粘着テープは粘着層を有するので、ロール状に巻取る際に特有の問題が生じる。具体的には、大気中に浮遊する異物が粘着面に付着する、巻込んだ空気が気泡となる、気泡の痕(気泡痕)により粘着面に凹凸が生じる等の原因により、粘着面の平滑性、粘着性能、粘着テープの外観が害される。
これらの問題は、近年需要が増加している工業用粘着テープの分野において特に深刻な問題を引き起こすことがある。例えば、これらの粘着テープを光学部材用粘着テープとして用いた場合は、気泡混入や白濁等により透明性が阻害され、光学性能に支障をきたす恐れがある。また、粘着面に異物が混入した粘着テープを電池用テープとして用いた場合は、異物が原因で電極間の内部短絡が生じたり、粘着剤層の厚さが不均一になり、粘着性能に悪影響を与えたりする恐れがある。更に、電子部品や精密部品の製造工程用として用いた場合は、工程中の検査カメラで当該箇所を異常として検知したり、粘着テープを剥離除去した際に粘着面の欠陥が対象被着面に痕跡として残ったりする恐れがある。したがって、これら用途においては、気泡や異物等が混入した粘着テープは不良品として廃棄されることがある。
従来、大気圧中でのタッチ巻取方式が、空気の巻込み防止に有効であることが知られている。この巻取方式は、具体的にはタッチロールを粘着テープに押し当てて空気を排除しつつ巻取る方式である。しかし、この方式でも、粘着テープに厚薄差がある場合は空気の完全排除が困難である。この厚薄差の影響を緩和するためにタッチロールの接圧力を大きくすると厚薄差の部分で大きな圧力差が生じ、粘着テープに変形等が生じる恐れがある。また、空気中に浮遊する異物を排除することはできない。粘着テープの他の巻取方式としては、ニアロールを巻取軸の近傍に配置したニア巻取方式が知られている。ニア巻取方式は経時収縮の大きい粘着テープに有用な方式である。通常、空気の巻込みを阻止しながら粘着テープを巻取ると経時変化によりゲージバンドと呼ばれる変形が生じるが、ニア巻取方式はこの巻取り後の収縮を見越して意図的に空気を巻込む方式である。しかし、経時後の気泡、気泡痕の残存や異物の混入問題は解決できない。
異物混入については、製造環境全体をクリーン化する技術によって防止することが知られている。しかし、工場棟全体をクリーン化するには維持・管理に手間及び費用がかかり、多額の投資も必要である。また、工場棟周辺をクリーンブースで覆ったとしても、原材料の搬入等の際に外部から異物がブース内に混入するリスクを伴う。
粘着テープとは異なる分野であるが、巻取り時の空気を排除する方法が提案されている。例えば特許文献1には、ウェブの巻取方法であって、ウェブを巻取る直前の箇所で空気を吸引する方法が開示されている。この方法によれば、巻取る直前にロールを接触させる必要がないのでウェブが傷付かず、空気がウェブ層間に巻き込まれるのを抑制できるとされている。しかし、巻取るウェブが具体的には紙やプラスチックフィルムである点、及び、大気圧力環境下で空気を吸引する点から、その減圧度は比較的大気圧に近いと推定される。また、巻取り直前に吸引ノズルを配置しているので、粘着テープにこの方法を用いると、吸引による気流で粘着面がノズルに接着するおそれがある。したがって、紙やプラスチックフィルム等の非粘着性部材を巻取る場合とは異なり、粘着テープにこの方法を用いるとライントラブルが生じる恐れがある。
特許文献2には、排気機構を設けた負圧環境におけるウェブ巻取方法が開示されている。具体的には、巻取り箇所を密閉ボックスで囲い、内部を負圧にすることによりウェブ層間に巻込まれる空気の量を減少させる方法である。しかし、巻取るウェブが具体的には紙である点、及び、図1に示される密閉ボックスが大きな開口部を有する点から、密閉ボックス内の減圧度は比較的大気圧に近いと推定される。さらに、図1に示される装置のリールドラムの「ニップ部」は、一般に巻取り対象物を強く挟む部分を意味する用語である。そして、この「ニップ部」の目的は、巻取り部分にリールドラムを押し当てて空気の巻込みを防止することにある。したがって、特許文献2の装置にこの「ニップ部」が必要であるという事実から、その密閉ボックスの内部にはまだ多量の空気が残存していること、すなわち減圧度は比較的大気圧に近いということを理解できる。また、「ニップ部」において変形やキズが生じる恐れがある。
以上説明した特許文献1及び2の技術を粘着テープに用いたとしても、粘着テープに特有の問題、すなわち気泡痕や異物混入による粘着性能の低下や外観不良の課題は解決できない。
特開2013−151360号公報 特開2000−264504号公報
本発明の目的は、粘着テープを巻取る際の気泡痕の発生や異物の混入を抑制し、粘着テープ巻回体の粘着性能の低下や外観不良を防止できる粘着テープ巻回体の製造方法及び該方法に使用する為の製造装置を提供することにある。
本発明は、50,000Pa未満の圧力の雰囲気下で、粘着テープを巻取軸に巻取る工程を有する粘着テープ巻回体の製造方法である。
さらに本発明は、上記方法に使用する為の粘着テープ巻回体製造装置であって、
真空チャンバーと、
該真空チャンバー内部を50,000Pa未満の圧力に減圧する為の真空ポンプと、
粘着テープを巻取る為に該真空チャンバー内部に配置された巻取軸と
を少なくとも有することを特徴とする粘着テープ巻回体の製造装置である。
本発明によれば、粘着テープを巻取る際の気泡痕の発生や異物の混入を抑制でき、粘着テープ巻回体の粘着性能の低下や外観不良を防止できる。また、粘着テープを巻取る際に、必ずしもニップロールやタッチロールを必要としないので、ロールの押圧による粘着テープの変形や傷の発生を防止できる。したがって、光学部材用、電池用、又は各種工程用粘着テープ巻回体の製造方法及び製造装置として非常に有用である。
本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の一実施形態を示す模式的断面図である。 本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の一実施形態を示す模式的断面図である。 本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の一実施形態を示す模式的断面図である。 本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の他の一実施形態を示す模式的断面図である。 本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の他の一実施形態を示す模式的断面図である。 実施例及び比較例で用いたジャンボロールの外観写真である。 実施例1のログロールの外観写真である。 実施例4のログロールの外観写真である。 実施例6のログロールの外観写真である。 実施例8のログロールの外観写真である。 比較例1のログロールの外観写真である。 比較例2のログロールの外観写真である。 比較例3のログロールの外観写真である。
[粘着テープ巻回体の製造装置]
図1は、本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の一実施形態を示す模式的断面図である。図1に示す装置は、本発明の方法に使用する為の装置であって、真空チャンバー1と、真空チャンバー1内部を50,000Pa未満の圧力に減圧する為の真空ポンプ2と、粘着テープを巻取る為に真空チャンバー1内部に配置された巻取軸4とを少なくとも有する。また、巻取軸4に巻回された粘着テープaを連続的に巻戻しながら走行させる為に真空チャンバー内部に配置された繰出軸3をさらに有する。
図1に示す装置においては、真空チャンバー1内に、繰出軸3と巻取軸4が配置されており、繰出軸3にはジャンボロールAがセットされている。そして、ジャンボロールAの粘着テープaの端部を巻取軸4に接続し、駆動装置(不図示)により巻取軸4を連続的に回転させることにより粘着テープaが巻取軸4に連続的に巻取られる。また、この巻取りに伴いジャンボロールAは繰出軸3を中心軸として回転し、ジャンボロールAの粘着テープaは連続的に巻戻される。このような動作により、ログロールB(粘着テープ巻回体)が得られる。
ジャンボロールAは、製造直後の粘着テープaが巻取られた広幅(例えば幅が100mm〜3000mm)且つ長尺(例えば巻取長さが300m〜10000m)のロールである。製造業者は、粘着テープaの製造工程において広幅且つ長尺のジャンボロールAをまず製造して保管し、加工業者に販売する際にはジャンボロールAの粘着テープaを短尺(例えば長さが5〜100m)のログロールBに巻換えて、このログロールBを販売することが一般的である。すなわち本発明の粘着テープ巻回体の製造装置は、このような短尺のログロールB(粘着テープ巻回体)を製造する為の装置としても好ましいものである。
図1に示す装置において、ジャンボロールAから連続的に巻戻された粘着テープaは、剥離ロール5、ガイドロール6a、フィードロール7、ガイドロール6b、張力検出ロール8、ガイドロール6c、ニア/タッチ兼用ロール9を経て巻取軸4に連続的に巻取られる。
剥離ロール5は、ジャンボロールAの粘着テープaの剥離(巻戻し)の際のばたつきを抑制する為のロールであり、スウィングアーム10aにより位置調整が可能である。剥離ロール5の位置はジャンボロールAの外径変化に追従可能であり、ジャンボロールAの外径を計算又は測定可能であり、これによりブレーキの出力を任意に調整することが可能である。
フィードロール7は、ニップロール11と共に粘着テープaを挟んでフィードする為のロールである。ニップロール11はスウィングアーム10bにより位置調整(挟み込みのオン−オフ)が可能である。張力検出ロール8は、ジャンボロールA側からログロールB側へ連続的に移動する粘着テープaの張力を検出する為のロールである。フィードロール7と張力検出ロール8を設ければ、張力を容易に制御できる。例えば、フィードロール7に非粘着処理を施したロールとモーターを用い、ニップロール11を併用してテンションカットできる。また、張力検出ロール8で張力を検出し、検出結果を巻取軸4側へフィードバックし、巻取軸4のクラッチとモーターで、目標張力に合わせて出力調整できる。
ニア/タッチ兼用ロール9は、巻取軸4の直前のロールであり、スウィングアーム10cにより位置調整が可能である。ニア巻取方式を実施する場合は、ニア/タッチ兼用ロール9の位置を巻取軸4のログロールB表面近傍にすればよく(図2)、タッチ巻取方式を実施する場合は、ニア/タッチ兼用ロール9を巻取軸4のログロールB表面に接触させればよい(図3)。
各種ロールの材質は、特に限定されず、粘着テープの構成に合わせて決定すればよい。また、搬送や巻取り時のシワ対策として溝付き等の特殊ロールを併用してもよい。
図1に示す装置の真空チャンバー1には、真空バルブ12を介して真空ポンプ2が接続され、真空計13も接続されている。真空ポンプ2は、真空チャンバー1内部を50,000Pa未満の圧力に減圧する為のものである。巻取軸4に粘着テープaを巻取る前に、真空ポンプ2により真空チャンバー1内の空気を吸引して所定の真空度に調整する。真空度の調整は、真空バルブ12の開閉乃至開度の調節により行うことができる。そして、真空計13により真空度を監視し真空条件の管理を行えばよい。
以上説明した図1〜3に示す装置は本発明の好適な実施形態であるが、本発明の装置はこれに限定されるものではない。例えば、図1〜3に示す装置ではニア/タッチ兼用ロール9を用いているが、これに代えてニアロール又はタッチロールを用いてもよい。さらに、張力制御システム、駆動システム、ガイドロールの配置、ガイドロールの種類、真空チャンバーの形状、真空システムの構成機器は、本発明において特に限定されない。
図4は、本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の他の一実施形態を示す模式的断面図である。図1〜3に示す装置では真空チャンバー1内に繰出軸3と巻取軸4の双方が配置されているが、図4に示す装置では真空チャンバー1内に巻取軸4のみが配置されており、その他の機器は真空チャンバー1の外に配置されている。すなわち、巻取軸4周辺のみを部分的に真空化する装置である。このような実施形態は、例えば真空チャンバー1の小型化等の点において有用である。
図4に示す装置においては、ニアロール9aが使用され、真空チャンバー1の開口部1aから粘着テープaが内部に入る。この開口部1aは、真空ポンプ2により真空チャンバー1内部を50,000Pa未満の圧力に減圧できる程度の小さな開口にすればよい。また、ラビリンスシール技術を利用することもできる。
図5は、本発明の粘着テープ巻回体の製造装置の他の一実施形態を示す模式的断面図である。図5に示す装置においては、粘着テープの粘着剤塗布装置14及び加熱乾燥装置15を経て得られる粘着テープaを巻取ってジャンボロールAを得る際に、ジャンボロールAを巻取る為の巻取軸4aを真空チャンバー1内に設けた装置である。すなわち、粘着剤塗布工程及び加熱乾燥工程は大気圧下で行い、ジャンボロールAの巻取工程のみを真空化した例である。すなわち、本発明は、ログロールBの製造だけでなく、このようなジャンボロールAの製造においても有用である。
なお、図4及び5に示す装置ではニアロール9aが真空チャンバー1の外に配置されているが、本発明の装置はこれに限定されるものではない。例えば、図4及び5に示す装置のニアロール9aを真空チャンバー1の内部に配置した装置もまた、本発明の好適な実施形態の一つである。
[粘着テープ巻回体の製造方法]
本発明の粘着テープ巻回体の製造方法は、50,000Pa未満、好ましくは40,000Pa以下、より好ましくは10,000Pa以下の圧力の雰囲気下で、粘着テープaを巻取軸4に巻取る工程を有する方法である。このような圧力(真空度)の環境下で巻取ることにより、粘着テープaの層間に巻込まれる空気が減少する。また、真空環境は異物が浮遊しがたいため、大気圧下で巻取る場合と比較して異物の付着の少ない粘着テープ巻回体(図1〜4のログロールB、図5のジャンボロールA)を製造することができる。また、真空環境による脱気効果と粘着テープ層間の酸素量減少により、粘着特性の経時変化を緩和できる。
本発明の製造方法は、巻取工程の後、得られた粘着テープ巻回体(図1〜4のログロールB、図5のジャンボロールA)を大気圧下に曝す工程を通常有する。真空チャンバー1内で得られた粘着テープ巻回体(図1〜4のログロールB、図5のジャンボロールA)を大気圧下に曝すと、外観上目視できる気泡痕が存在しなくなる現象が生じる。この理由は、粘着テープaの粘着剤層が真空から大気圧下へ戻る際の圧力変化の影響を受けて塑性変形することに因るものと考えられる。具体的には、真空環境で空気が巻込まれても、大気圧下に取り出した際の圧力変化を利用して視認困難な程に小さく減少させる作用を奏し、しかも粘着層に生じた凹凸変形さえも粘着テープaの層間に生じる圧力変化により平滑状態へと再整形される作用も奏する。その結果、粘着剤層の凹凸変形が自背面(支持体面)の形状に沿って再成形されることに因ると考えられる。この点は、粘着剤層(容易に塑性変形する層)を有しない紙やフィルムとは全く異なり、粘着テープaのみに生じる独自の作用である。
なお、従来の大気圧下でニップロールやタッチロールで粘着テープaを押圧する方法では、粘着テープaの厚さのばらつきやロールの寸法精度のばらつきにより接圧ムラが生じ、粘着テープaが変形する恐れがある。一方、本発明においては必ずしも粘着テープaを押圧する必要がなく、低圧から大気圧への変化による加圧力がムラなく粘着テープaにかかるので、粘着テープaが変形しにくいという利点もある。
巻取工程において、繰出軸3に巻回された粘着テープaを連続的に巻戻しながら走行させ、粘着テープaを連続的に巻取軸4に巻取っても良い。具体的には、ジャンボロールAをログロールサイズBに巻換える製造工程に好適に適用される。この場合、図4に示すように、少なくとも巻取軸4が、50,000Pa未満の圧力に減圧された真空チャンバー1内に配置されていれば良い。より好ましくは、図1〜3に示すように、繰出軸3及び巻取軸4の双方が、50,000Pa未満の圧力に減圧された真空チャンバー1内に配置されている。従来の大気圧下で粘着テープaを巻回す方法においては、粘着テープaを剥がす際に生じる騒音が大きいので、通常は作業員に耳栓が必要となる。一方、図1〜3に示すように巻取軸4だけでなく繰出軸3も真空チャンバー1内に配置されていると、粘着テープaが剥される位置も密閉され、かつ減圧されているので空気の振動が伝わりにくく、騒音の問題が軽減されるという利点もある。
巻取工程において、ニアロール、タッチロール、又は、ニア/タッチ兼用ロールの何れかにより粘着テープaの巻取り状態を調整しても良い。これらのロールを設置することにより、空気の巻込みをより抑制することができる。例えば、図1〜3では、巻取軸4の直前のロールは、ニア/タッチ兼用ロール9であり、図4〜5では、巻取軸4の直前のロールは、ニアロール9aである。タッチロールを用いる場合は、粘着テープaに変形や傷が発生しない圧力の範囲内で粘着テープ巻回体(図1〜4のログロールB、図5のジャンボロールA)の最外周表面と接するよう、粘着テープaの巻取り状態を調整すると良い。
本発明の製造方法は使用する場合の温度、湿度等の環境は特に制限されない。常温、具体的には20℃±15℃で、常湿、具体的には相対湿度45%〜85%の範囲が好ましい。また、各種巻取条件については適宜好適な範囲を選択することが可能であるが、粘着テープ幅3〜3,000mm、粘着テープ長さ5〜10,000m、巻取速度5m/min〜100m/min、巻取張力5〜1,000N/mの範囲であることが好ましい。
本発明の製造方法は、例えば、ジャンボロールAをログロールBのサイズに巻換えるログロール製造工程(図1〜4)、ジャンボロールAを製造した直後に巻取るジャンボロール製造工程(図5)、ジャンボロールAを巻換えながらスリッターで所望の幅に切断する短幅の巻回体の製造工程(不図示)への適用が可能である。
さらに本発明の製造方法は、例えば、セパレーター付きジャンボロールAから、セパレーターが無いログロールBに巻換えるログロール製造工程(不図示)への適用も可能である。この場合は、例えばセパレーターを剥がす機構とセパレーターを巻取る機構をさらに配置すれば良い。
[粘着テープ]
本発明の粘着テープ巻回体の製造方法及び製造装置に用いられる粘着テープは、通常は支持体の片面又は両面に粘着剤層を有する。粘着テープの支持体の種類は特に限定されない。例えば、樹脂フィルム、不織布、金属箔、紙、布等、又はこれらを複数組み合わせたもの等が挙げられる。中でも、気泡や異物の混入が外観に影響する樹脂フィルム(特に透明なもの)が好ましい。樹脂フィルムとしては、例えば、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリアセタール樹脂、アセテート樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、フッ素系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリアリレート系樹脂、ポリフェニレンサルファイド系樹脂等が挙げられる。中でも、光学用途や他の工業用途に好適に用いられるポリエステル系樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂から成るフィルムがより好ましい。
粘着テープの粘着剤層を構成する粘着剤の種類は特に限定されない。例えば、アクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、シリコーン系粘着剤又はゴム系粘着剤等が挙げられる。中でも、気泡や異物の混入が外観に影響する透明又は半透明のアクリル系粘着剤、ウレタン系粘着剤、又はシリコーン系粘着剤が好ましい。
アクリル系粘着剤としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸ノニル、(メタ)アクリル酸イソノニル等の(メタ)アクリル酸エステルモノマーを主成分とし、これに(メタ)アクリル酸、クロトン酸、フマル酸、イタコン酸、(無水)マレイン酸等の官能基を含むモノマーや酢酸ビニル、アクリロニトリル、スチレン、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、2−メチロールエチルアクリルアミド等を必要に応じて共重合させることにより得られる公知のアクリル系粘着剤が挙げられる。粘着剤のベースポリマーは、イソシアネート化合物、酸無水物、アミン化合物、エポキシ化合物、金属キレート類、アジリジン化合物等の架橋剤を用いて架橋した方が、粘着剤層の高い凝集力を得ることができる点で好ましい。
ウレタン系粘着剤の組成は特に限定されず、ポリオールと多官能イソシアネート化合物を硬化させて得られるポリウレタン系樹脂を主成分とした粘着剤である。ポリオールとしては、例えば、ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール、ポリカプロラクトンポリオール、ポリカーボネートポリオール等が挙げられる。多官能イソシアネート化合物としては、例えば、多官能脂肪族系イソシアネート化合物、多官能芳香族系イソシアネート化合物等が挙げられる。
シリコーン系粘着剤としては、例えば、シリコーンゴム又はシリコーンレジン等をベースポリマーとするシリコーン系粘着剤が挙げられる。シリコーンゴムとしては、例えば、ジメチルシロキサンを構成単位として含むオルガノポリシロキサン等が挙げられる。オルガノポリシロキサンには、必要に応じて、官能基(例えば、ビニル基)が導入されていてもよい。上記シリコーンレジンとしては、例えば、多官能のオルガノシロキサンの構成単位と、1官能のオルガノポリシロキサンとが縮合したシリコーンレジンが挙げられる。
粘着テープは、粘着剤層の上に剥離ライナーを有するものでもよく、剥離ライナーに粘着剤層のみを積層したベースレスタイプの粘着テープであっても良い。また粘着テープは他の層を有していても良い。例えば、粘着剤と支持体との接着性を向上させるためのプライマー層、巻戻しを容易にするための背面離型処理層、又は遮光層、電磁波遮蔽層、帯電防止層等の機能層が挙げられる。
以下、実施例及び比較例を挙げて、本発明をさらに詳細に説明する。
<実施例1>
市販のアクリル系粘着剤原料(サイデン化学社製、商品名サイビノール(登録商標)SN−007)100質量部に対し、イソシアネート系硬化剤(サイデン化学社製、商品名AL)0.9質量部を添加し、酢酸エチル90質量部で希釈して、粘着剤組成物を得た。この粘着剤組成物を、片面に離型処理を施した厚さ25μmのポリエステルフィルム(幅250mm、長さ300m)の非離型処理面側に塗布し、加熱乾燥を行うことにより、片面粘着テープ(粘着剤厚さ25μm、総厚さ50μm)を得た。この片面粘粘着テープを、ニア巻取方式で巻取り、図6に示すジャンボロールAを得た。
このジャンボロールを、図1に示す本発明の製造装置の繰出軸3にセットし、常温、常湿、真空チャンバー内の圧力500Pa、ニア/タッチ兼用ロール9表面とログロールBの最外周表面との距離80mm、巻取速度5m/min、巻取張力30N/250mmの条件で巻取軸に巻換え、ログロールB(巻取長さ100m)を得た。
<実施例2>
巻取速度を10m/min、ログロールBの巻取長さを50mに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロール(巻取長さ50m)を得た。
<実施例3>
巻取速度を10m/min、巻取張力を40N/250mmに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールBを得た。
<実施例4>
巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールBを得た。
<実施例5>
真空チャンバー内の圧力を1,000Pa、巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールBを得た。
<実施例6>
真空チャンバー内の圧力を5,000Pa、巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールBを得た。
<実施例7>
真空チャンバー内の圧力を10,000Pa、巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールBを得た。
<実施例8>
真空チャンバー内の圧力を40,000Pa、巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールBを得た。
<比較例1>
真空チャンバー内の圧力を50,000Pa、巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールを得た。
<比較例2>
真空チャンバー内の圧力を90,000Pa、巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールを得た。
<比較例3>
真空チャンバー内の圧力を大気圧(100,000Pa)、巻取速度を10m/minに変更したこと以外は、実施例1と同様にしてログロールを得た。
以上の実施例及び比較例で作製したログロールを、装置から大気圧力下に取り出し、24時間後に以下の方法に従い評価を行った。結果を表1に示す。
[気泡痕]
ログロールの外観を目視観察し、空気を巻込んだ際に生じる大小様々な円状模様を気泡痕と判断し、以下の基準で評価した。
「○」:気泡痕が無い
「△」:気泡痕が少なく、気泡痕が無い箇所が多い
「×」:気泡痕が多数有る
[粘着層表面の凹凸]
ログロールの最外周の粘着テープを巻戻し、粘着層表面を目視観察し、白濁又は薄暗く見える線状又は円状の模様を凹凸と判断し、以下の基準で評価した。
「○」:凹凸が無い
「△」:凹凸が少なく、気泡痕が無い箇所が多い
「×」:凹凸が多数有る
[粘着力]
実施例4及び比較例3のログロールの粘着テープについて、JIS−Z−1528に準じ、下記手順により180°粘着力(N/20mm)を測定した。温度23±1℃、湿度50±5%の雰囲気下にて被着体(SUS板)に粘着テープを貼り合わせ、2kgのローラーで一往復圧着し、30分放置後、引っ張り試験機(東洋精機製作所製、商品名STROGRAPH E−L)を用いて剥離角度180°、剥離速度5.0mm/秒の条件で被着体より剥離し、粘着力(N/20mm)を測定した。
[付着異物・傷]
ログロールの外観と最外周を巻戻した1層分を目視観察し、ジャンボロールと比較して、異物付着ないしキズが増加を以下の基準で評価した。
「○」:付着異物・キズの増加なし
「△」:付着異物・キズの増加が限りなく少なく、時にないものが介在する
「×」:付着異物・キズの増加あり
[ログロールの変形]
実施例1〜8及び比較例1〜2のログロールを、常温・常湿にてさらに7日間保管し、外観観察で変形の有無を目視確認し、以下の基準で評価した。
「○」:変形無し
「×」:変形有り
[外観写真]
実施例1、4、6、8及び比較例1〜3のログロールに巻回した粘着テープについて、内部から発光させてデジタルカメラにて撮影した。その写真を図7〜13に示す。左側の図は気泡痕による透過光の明暗が強調されるように調整した写真であり、右側の図は欠陥部分を拡大した写真である。
Figure 2018061364
Figure 2018061364
<評価>
表1及び図7〜10から明らかなように、実施例1〜8では、気泡痕や異物の混入が無く、粘着面の凹凸による白濁も無い透明度の高い粘着テープ巻回体を得ることができた。一方、表2及び図11〜13から明らかなように、比較例1〜3では、気泡痕や異物の混入が多く、粘着面の凹凸による白濁も発生した。このような問題は、特に真空チャンバー内の圧力が大気側に近いほど顕著に発生した。
本発明の粘着テープ巻回体の製造方法及び製造装置によれば、気泡、気泡痕、異物等の混入や傷がなく、粘着面は平滑で外観に優れた粘着テープ巻回体を提供することができる。したがって、光学部材用、電池用、又は各種工程用粘着テープ巻回体の製造方法及び製造装置として有用である。
A ジャンボロール
B ログロール
a 粘着テープ
1 真空チャンバー
1a 開口
2 真空ポンプ
3 繰出軸
4 巻取軸
5 剥離ロール
6、6a、6b、6c ガイドロール
7 フィードロール
8 張力検出ロール
9 ニア/タッチ兼用ロール
9a ニアロール
10a、10b、10c スウィングアーム
11 ニップロール
12 真空バルブ
13 真空計
14 粘着剤塗布装置
15 加熱乾燥装置

Claims (9)

  1. 50,000Pa未満の圧力の雰囲気下で、粘着テープを巻取軸に巻取る工程を有する粘着テープ巻回体の製造方法。
  2. 粘着テープを巻取軸に巻取る工程の後に、得られた粘着テープ巻回体を大気圧下に曝す工程を有する請求項1記載の粘着テープ巻回体の製造方法。
  3. 粘着テープを巻取軸に巻取る工程において、繰出軸に巻回された粘着テープを連続的に巻戻しながら走行させ、該粘着テープを連続的に巻取軸に巻取る請求項1記載の粘着テープ巻回体の製造方法。
  4. 粘着テープを巻取軸に巻取る工程において、少なくとも巻取軸が、50,000Pa未満の圧力に減圧された真空チャンバー内に配置されている請求項3記載の粘着テープ巻回体の製造方法。
  5. 粘着テープを巻取軸に巻取る工程において、繰出軸及び巻取軸が、50,000Pa未満の圧力に減圧された真空チャンバー内に配置されている請求項4記載の粘着テープ巻回体の製造方法。
  6. 粘着テープを巻取軸に巻取る工程において、ニアロール、タッチロール、又は、ニア/タッチ兼用ロールの何れかにより粘着テープの巻取状態を調整する請求項1記載の粘着テープ巻回体の製造方法。
  7. 請求項1記載の方法に使用する為の粘着テープ巻回体製造装置であって、
    真空チャンバーと、
    該真空チャンバー内部を50,000Pa未満の圧力に減圧する為の真空ポンプと、
    粘着テープを巻取る為に該真空チャンバー内部に配置された巻取軸と
    を少なくとも有することを特徴とする粘着テープ巻回体の製造装置。
  8. 巻き回された粘着テープを連続的に巻戻しながら走行させる為に真空チャンバー内部に配置された繰出軸をさらに有する請求項7記載の粘着テープ巻回体の製造装置。
  9. 粘着テープの巻取状態を調整する為に真空チャンバー内部に配置されたニアロール、タッチロール、又は、ニア/タッチ兼用ロールの何れかを有する請求項7記載の粘着テープ巻回体の製造装置。
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