JPWO2018056245A1 - 記録媒体搬送装置及び画像記録装置 - Google Patents

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Abstract

より確実に記録媒体を吸着させることができる記録媒体搬送装置及び画像記録装置を提供する。記録媒体搬送装置(10)は、記録媒体が載置される外周面が所定の周回経路に沿って移動可能に設けられた環状の載置部材(13)と、載置部材の外周面を周回移動させる駆動部(111)と、載置部材の内周面の少なくとも一部に沿って設けられた、三次元方向への通気が可能な通気部材(154)と、通気部材の載置部材と接する側とは反対側に隣接して設けられ、載置部材に設けられた複数の孔部の少なくとも一部及び通気部材を通る通気経路で載置部材の外周面側との間の通気がそれぞれ可能な、互いに隣接する複数の空気室(155)と、載置部材の内周面側から複数の空気室を介して空気を吸引し、載置部材に載置されている記録媒体を当該載置部材の外周面に吸着させる吸引部(157)と、を備える。

Description

本発明は、記録媒体搬送装置及び画像記録装置に関する。
従来、記録媒体に対してインクやトナーといった色材を付与して当該記録媒体上に画像を記録する画像記録装置において、所定の周回経路を周回移動する搬送ベルトや搬送ドラムといった環状の載置部材の外周面上に記録媒体を載置して搬送する記録媒体搬送装置が用いられている。この記録媒体搬送装置では、載置部材に設けられた複数の孔部を介して載置部材の外周面の裏側から空気を吸引することにより、当該外周面に記録媒体を吸着させて固定する技術がある。さらに、特許文献1には、載置部材の裏側に複数の空気室(チャンバー)を設けて空気室ごとに空気の吸引力を調整することにより、記録媒体を領域ごとに異なる吸引力で吸着させる技術が開示されている。このような技術により、例えば記録媒体の端部の浮きを確実に抑制するために端部における吸引力を他の部分よりも大きくするといった吸引力の柔軟な調整を行うことができる。
特開2014−181130号公報
しかしながら、上記従来の技術では、載置部材に対して誤って色材が付与されたり、空気の吸引により空気室への通気経路に異物が流入したりすることによって、一部の空気室への通気経路が詰まると、当該空気室に対応する領域で記録媒体の吸着が行われなくなり、記録媒体の浮きや振動といった不具合が発生するという課題がある。
この発明の目的は、より確実に記録媒体を吸着させることができる記録媒体搬送装置及び画像記録装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の記録媒体搬送装置の発明は、
記録媒体が載置される外周面が所定の周回経路に沿って移動可能に設けられた環状の載置部材と、
前記載置部材の外周面を前記周回経路で周回移動させる駆動部と、
前記載置部材の内周面の少なくとも一部に沿って設けられた、三次元方向への通気が可能な通気部材と、
前記通気部材の前記載置部材と接する側とは反対側に隣接して設けられ、前記載置部材に設けられた複数の孔部の少なくとも一部及び前記通気部材を通る経路で前記載置部材の外周面側との間の通気がそれぞれ可能な、互いに隣接する複数の空気室と、
前記載置部材の内周面側から前記複数の空気室を介して空気を吸引し、前記載置部材に載置されている記録媒体を当該載置部材の外周面に吸着させる吸引部と、
を備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の記録媒体搬送装置において、
前記複数の空気室を各々通る複数の経路における前記吸引部による吸引力は、前記複数の経路の各々について別個に設定されている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の記録媒体搬送装置において、
前記通気部材は、当該通気部材における前記載置部材と接する支持面で前記載置部材を支持し、
前記支持面に垂直な方向についての前記複数の空気室の長さは、前記支持面に垂直な方向についての前記通気部材の厚さよりも大きい。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の記録媒体搬送装置において、
前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
前記仕切部材は、前記複数の空気室から前記通気部材の内部に亘って設けられ、前記通気部材の内部に設けられている部分には空気を通過させる通気部が設けられている。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置において、
前記複数の空気室は、所定の筐体及び前記通気部材により囲まれた空間内に設けられ、
前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
前記仕切部材と前記筐体との間は、通気がなされない状態で密封されている。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置において、
前記通気部材の前記載置部材と接する側とは反対側には、前記通気部材と前記複数の空気室との間の通気が可能な状態で前記通気部材を支持する支持板が設けられている。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の記録媒体搬送装置において、
前記支持板の剛性は、前記通気部材の剛性よりも大きい。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置において、
前記複数の空気室の少なくとも一部は、前記載置部材の周回移動の移動方向に隣接する。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置において、
前記複数の空気室の少なくとも一部は、前記載置部材の周回移動の移動方向と直交する幅方向に隣接する。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の記録媒体搬送装置において、
前記幅方向に隣接する複数の前記空気室の前記幅方向についての幅は、前記移動方向についての位置に応じて異なる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置において、
前記通気部材は、当該通気部材における前記載置部材と接する支持面で前記載置部材を支持し、
前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
前記仕切部材は、前記支持面に垂直かつ互いに非平行な2以上の平板状の部分を有する。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置において、
前記通気部材は、当該通気部材における前記載置部材と接する支持面で前記載置部材を支持し、
前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
前記仕切部材は、法線が前記支持面と平行な曲面状の部分を有する。
また、上記目的を達成するため、請求項13に記載の画像記録装置の発明は、
請求項1〜12の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置と、
前記記録媒体搬送装置により搬送される記録媒体に対して色材を付与して画像を記録する記録部と、
を備えている。
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像記録装置において、
前記記録部は、前記複数の空気室の少なくとも一部と前記載置部材を介して対向する位置に設けられている。
本発明に従うと、より確実に記録媒体を吸着させることができるという効果がある。
搬送部及びインクジェット記録装置の全体構成を示す図である。 インクジェット記録装置の主要な機能構成を示すブロック図である。 支持吸引部の構成を示す分解斜視図である。 支持吸引部の内部構成を示す平面図である。 支持吸引部の模式断面図である。 多孔質体の一部に目詰まりが生じたときの空気の流動経路を説明する図である。 記録媒体の大きさに応じた吸引力の設定を説明する図である。 記録媒体の大きさに応じた吸引力の設定を説明する図である。 変形例1に係る支持吸引部の構成を示す模式断面図である。 変形例2に係る支持吸引部の構成を示す平面図である。 変形例2に係る支持吸引部の構成を示す平面図である。
以下、本発明の記録媒体搬送装置及び画像記録装置に係る実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態である搬送部10(記録媒体搬送装置)、及び搬送部10を含むインクジェット記録装置1(画像記録装置)の全体構成を示す図である。
インクジェット記録装置1は、媒体供給部30と、搬送部10と、画像記録部20と、媒体排出部40などを備える。
媒体供給部30は、載置トレー31と媒体出力部32などを備える。
載置トレー31は、枚葉紙、厚紙、段ボール材や樹脂板などの各種個別の記録媒体P(搬送対象物)を重ねて載置可能な板状の部材であり、最上部に載置された記録媒体Pから順に搬送部10へと送出される。載置トレー31は、上下方向に移動可能であり、載置された記録媒体Pの全重量などに応じて最上の記録媒体Pが搬送部10へ送出される位置で保持される。載置トレー31の高さの変更度合いは、設定などにより記録媒体Pの種別に応じて調整可能であっても良い。本実施形態の載置トレー31は、図1の図面に垂直な方向(幅方向)についての幅が約760mm、幅方向に垂直な長さが約1060mmの大判の記録媒体Pを載置することができ、インクジェット記録装置1は、このような大きさの記録媒体Pを搬送可能に構成されている。
媒体出力部32は、例えば、送出する記録媒体Pを上下から挟持する回転自在なローラーを有し、記録媒体Pをここでは水平方向に送出する。記録媒体Pを挟持する2つのローラーは、記録媒体Pの厚さに応じて幅を可変に移動動作する。
また、媒体出力部32は、更に、押さえローラー17の直近まで支持吸引部15の上面と同じ高さで記録媒体Pを載置して送出する無端状の送出ベルト及び当該送出ベルトが架け渡された2つのローラーなどを備えていても良い。
搬送部10は、記録媒体Pを媒体供給部30から受けて搬送し、媒体排出部40へ送出する。搬送部10は、駆動ローラー11と、従動ローラー12と、搬送ベルト13(載置部材)と、媒体検出部14と、支持吸引部15と、ガイドローラー16と、押さえローラー17と、テンションローラー18などを備える。
搬送ベルト13は、環状(無端状)の帯状部材(ベルト)であって、ここではスチールベルトが用いられる。スチールベルトとしては、例えば、厚さが約0.3[mm]のSUS304、SUS631といったステンレス鋼やアルミ合金などを用いることができる。また、スチールベルトには、直径約2[mm]の多数(複数)の円形の孔部が、開口率約50%となるように設けられており、空気が通過可能となっている。
搬送ベルト13は、駆動ローラー11及び従動ローラー12(まとめて搬送ローラー11、12とも記す)の間に架け渡され、記録媒体Pが載置される外周面(即ち、搬送ローラー11、12と接しない側の面)が搬送ローラー11、12の回りの周回経路に沿って移動可能に設けられている。即ち、搬送ベルト13(及びその外周面)は、駆動ローラー11が搬送モーター111(駆動部)による回転駆動動作に応じて回転することで当該回転速度及び回転方向に従って搬送ローラー11、12の回りの周回経路を周回移動する。ここでは、駆動ローラー11が図1の面内において反時計回りすることで搬送ベルト13が通常の記録媒体Pの搬送方向(周回移動の移動方向)に移動する。搬送ベルト13の外周面には、媒体供給部30から送出された記録媒体Pが載置されて、当該記録媒体Pは、搬送ベルト13の移動に伴って搬送される。
媒体検出部14は、記録媒体Pの載置有無を検出する。媒体検出部14は、例えば、記録媒体Pの搬送経路について押さえローラー17とヘッドユニット21の間の位置において、搬送ベルト13の外周面に向けて所定の波長の光を照射する照射部と、搬送ベルト13上における記録媒体Pの有無に応じた照射光を検出する検出部とを有し、検出部により検出される反射強度の違いに応じて記録媒体Pの有無や、記録媒体Pの先頭位置の検出を行う。また、記録媒体Pの搬送面内と平行な面内で搬送方向に直交する幅方向について異なる2箇所に検出部が設けられることで、記録媒体Pの先頭側端部の傾きを検出することが可能であっても良い。媒体検出部14によるこれらの検出により、画像記録部20によるインク吐出タイミングの制御がなされる他、記録媒体Pの搬送異常による記録媒体Pの詰まりやインクの記録媒体P外(搬送ベルト13の外周面など)への付着などのトラブルを防止する。
支持吸引部15は、搬送ベルト13の2つの搬送ローラー11、12の間の区間において、搬送される記録媒体P、即ち、搬送ベルト13の外周面がヘッドユニット21のインク吐出面と対向する部分を含む範囲で搬送ベルト13の内周面(搬送ローラー11、12と接触する側の面)を平面(ここでは水平面)(以下では支持面と記す)で支持する。また、支持吸引部15は、吸引ファン157(図2)により、搬送ベルト13の孔部を介して搬送ベルト13の内周面側から空気を吸引することで搬送ベルト13の外周面に載置されている記録媒体Pを当該外周面に吸着させる。支持吸引部15の詳細な構成については、後述する。
搬送ベルト13の移動方向(記録媒体Pの搬送方向)について、支持吸引部15の上流側と下流側とには、それぞれ、ガイドローラー16が設けられている。2つのガイドローラー16は、搬送ベルト13を支持面の両端外側で支持する。ガイドローラー16は、それぞれ支持吸引部15の支持面と略同一の高さで搬送ベルト13を支持し、搬送ベルト13の周回移動時の移動動作を誘導する。
押さえローラー17は、上流側のガイドローラー16と搬送ベルト13を挟んで対向する位置で回転可能に設けられたローラーである。押さえローラー17は、記録媒体Pに対するインクの吐出位置に対して搬送方向について上流側において、媒体供給部30から送出された記録媒体Pの搬送ベルト13からの浮き上がり、特に、先端部のカール(巻き上がり)などを抑制してより確実に吸着されるように、適宜な圧力で搬送ベルト13に対して押圧(押下)して搬送ベルト13に沿って誘導する。押さえローラー17は、搬送対象の記録媒体Pの厚さなどに応じて搬送ベルト13の搬送面からの距離が可変な構成とすることができる。
テンションローラー18は、搬送ベルト13のうち、2つの搬送ローラー11、12間において外周面がヘッドユニット21とは対向しない側、即ち、駆動ローラー11から従動ローラー12へ搬送ベルト13が移動する途中の位置で当該搬送ベルト13を内周面の側から押圧することで適切な張力を与える。テンションローラー18は、幅方向について異なる2箇所、例えば、両端でそれぞれ鉛直方向に上下に位置を設定可能であり、支持吸引部15などにより搬送ベルト13が受ける張力の不均一に応じて生じる蛇行を補正して、搬送ベルト13及び記録媒体Pを正常に搬送方向へ移動させる。
画像記録部20は、インク(色材)を吐出する一又は複数、ここでは4つのヘッドユニット21(記録部)を備える。各ヘッドユニット21の支持吸引部15の支持面(記録媒体P)と対向する側の面は、ノズルの開口部が各々設けられたインク吐出面となっており、搬送ベルト13により支持吸引部15の支持面上を搬送される記録媒体Pに対してインクを吐出、着弾させる。ヘッドユニット21は、ノズル開口部が所定の配列で設けられて当該ノズル開口部からのインク吐出に係る動作を行う記録ヘッド22(図2)を一又は複数有する。ヘッドユニット21におけるノズルの幅方向の配置範囲は、記録媒体Pに対する幅方向の画像の記録範囲をカバーしている。ヘッドユニット21は、画像の記録時には位置が固定されて用いられ、記録媒体Pの搬送に応じて搬送方向の異なる位置に所定の間隔(搬送方向間隔)で順次インクを吐出していくことで、シングルパス方式で画像を記録する。
4つのヘッドユニット21は、ここでは、各々シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及び黒色(K)の各色のインクタンク(図示略)と接続され、これらCMYK各色のインクをそれぞれ吐出する。これらのヘッドユニット21から記録媒体Pへのインク着弾位置より搬送方向下流側には、インクの特性に応じて着弾したインクを定着させるための構成、例えば、溶媒成分を乾燥させる乾燥部や、紫外線硬化型インクを反応固化させる紫外線照射部などが更に設けられていても良い。
媒体排出部40は、搬送部10から送出された記録媒体Pが載置される板状の排出トレー41等を有し、画像記録後の記録媒体Pをユーザーにより取り出されるまで格納する。排出トレー41は、上下方向に移動可能に構成されて、支持吸引部15の支持面の高さからの記録媒体Pの落下量を適切な範囲内に調節しても良い。
搬送部10と媒体排出部40との間には、記録媒体Pをより安全かつ確実に媒体排出部40に送出するためのローラーやベルトなどを備えたデリバリー部が設けられていても良い。例えば、ガイドローラー16の上方を通過した記録媒体Pを排出トレー41上における最上の記録媒体Pの更に上に導くように2つのローラー間に架け渡されたベルトが設けられていても良い。
図2は、インクジェット記録装置1の主要な機能構成を示すブロック図である。
インクジェット記録装置1は、制御部50と、吸引制御部61及び吸引ファン157を有する支持吸引部15と、ヘッド制御部62及び記録ヘッド22を有するヘッドユニット21と、搬送制御部63と、入出力インターフェース64と、バス65などを備える。
制御部50は、CPU51(Central Processing Unit)、RAM52(Random Access Memory)、ROM53(Read Only Memory)及び記憶部54を有する。
CPU51は、ROM53に記憶された各種制御用のプログラムや設定データを読み出してRAM52に記憶させ、当該プログラムを実行して各種演算処理を行う。また、CPU51は、インクジェット記録装置1の全体動作を統括制御する。
RAM52は、CPU51に作業用のメモリー空間を提供し、一時データを記憶する。RAM52は、不揮発性メモリーを含んでいても良い。
ROM53は、CPU51により実行される各種制御用のプログラムや設定データ等を格納する。なお、ROM53に代えてEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリー等の書き換え可能な不揮発性メモリーが用いられても良い。
記憶部54には、入出力インターフェース64を介して外部装置2から入力されたプリントジョブ(画像記録命令)及び当該プリントジョブに係る記録対象の画像の画像データなどが記憶される。記憶部54としては、例えばHDD(Hard Disk Drive)が用いられ、また、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などが併用されても良い。
吸引制御部61は、制御部50からの制御信号に応じた回転速度で支持吸引部15の各吸引ファン157を回転動作させる。
ヘッド制御部62は、制御部50からの制御信号に応じた適切なタイミングで、記録ヘッド22内のヘッド駆動部に対して各種制御信号や画像データを出力することで、記録ヘッド22のノズルの開口部からインクを吐出させる。
搬送制御部63は、制御部50から供給される制御信号に基づいて搬送モーター111の動作を制御して駆動ローラー11を回転させ、搬送ベルト13により記録媒体Pを適切な速度で搬送させる。また、搬送制御部63は、制御部50から供給される制御信号に基づいて媒体供給部30を動作させるためのモーターに駆動信号を供給して、記録媒体Pの搬送部10への供給を行わせる。
入出力インターフェース64は、外部装置2と制御部50との間のデータの送受信を媒介する。入出力インターフェース64は、例えば各種シリアルインターフェース、各種パラレルインターフェースのいずれか又はこれらの組み合わせで構成される。
バス65は、制御部50と他の構成との間で信号の送受信を行うための経路である。
外部装置2は、例えばパーソナルコンピューターであり、入出力インターフェース64を介してプリントジョブ及び画像データ等を制御部50に供給する。
次に、支持吸引部15の構成について詳細に説明する。
図3は、支持吸引部15の構成を示す分解斜視図である。
図4Aは、支持吸引部15の内部構成を示す平面図、図4Bは、図4AのA−A線における支持吸引部15の模式断面図である。なお、図4Bでは、説明の便宜上、支持吸引部15の横方向の長さに対する縦方向の長さの比を実際よりも大きくして描いている。
支持吸引部15は、搬送ベルト13側(即ち、支持面15a側)の一面が開放された直方体形状の筐体151と、筐体151の内部を複数の空気室155(空気室155a〜155e;チャンバー)に仕切る仕切板152(仕切部材)と、仕切板152上に載置され筐体151の上記開放された面を塞ぐように重ねられた支持板153及び多孔質体(ポーラス)154(通気部材)と、空気室155内の空気を吸引する吸引ファン157(吸引部)とを備える。
筐体151及び仕切板152は、厚さが1[mm]〜数[mm]程度のステンレス鋼やアルミ合金等の金属板により構成されている。仕切板152は、筐体151の底面に対して垂直となる状態で(従って、支持吸引部15の支持面15aに対して垂直となる状態で)筐体151の底面や側面、及び他の仕切板152に対して溶接されて固定されている。これにより、仕切板152と筐体151との間、及び仕切板152同士の間は、通気がなされない状態で密封されている。また、図4Aに示されるように、仕切板152は、筐体151の内部を5つの直方体形状の空気室155に仕切るように配置されている。即ち、筐体151の内部は、仕切板152により、筐体151の搬送方向上流側の端部近傍において幅方向の全体に亘って設けられた空気室155aと、空気室155aの搬送方向下流側の領域のうち幅方向の両端部近傍に設けられた一対の空気室155b,155cと、一対の空気室155b,155cの間の領域のうち搬送方向上流側に設けられた空気室155dと、空気室155dの搬送方向下流側に設けられた空気室155eとに仕切られている。
なお、図3、図4A及び図4Bでは、筐体151の底面が正方形である例が示されているが、筐体151や筐体151内の各空気室155の形状は、図3、図4A及び図4Bに示されるものに限られず、搬送部10による搬送対象となる記録媒体Pの大きさや形状などに応じて適宜変更することができる。
支持板153は、ステンレス鋼やアルミ合金等の金属板からなる部材であり、筐体151の底面と平行な状態で仕切板152の上端部及び筐体151の側面に溶接されて固定されている。支持板153には、搬送ベルト13と同様に多数(複数)の円形の孔部153a(通気部)が、開口率約50%となるように設けられており、空気が通過可能となっている。支持板153の材料や厚さ(本実施形態では、3[mm])は、支持板153の剛性が、多孔質体154の剛性よりも大きくなるように設定される。この場合における剛性は、支持板153や多孔質体154に対して厚さ方向(支持面15aと垂直な方向)の成分を有する外力を加えて変形(湾曲)させようとするときの変形のしづらさの程度である。これにより、吸引ファン157による空気の吸引時における多孔質体154の撓みが抑制される。
多孔質体154は、支持板153上に重ねられて配置された厚さ約5[mm]の平板状の部材である。多孔質体154の上面は、支持吸引部15の支持面15aを構成し、筐体151の底面(即ち、水平面)と平行となっている。多孔質体154(支持吸引部15)の上面は、駆動ローラー11と従動ローラー12の上端間を結んだ線よりも高い位置で配置されており、多孔質体154により支持された搬送ベルト13は、媒体供給部30から水平方向に送出された記録媒体Pを鉛直方向について位置の変化を生じさせずに載置させながらこの多孔質体154上を摺動する。
多孔質体154(支持吸引部15)は、搬送方向に長い方が画像記録部20による画像記録時に記録媒体Pをより安定させやすいが、水平方向に占める面積が増大する。従って、多孔質体154を含む支持吸引部15は、適切な長さ、例えば、記録媒体Pの搬送方向についての長さ(単一サイズであれば当該単一サイズに基づき、複数サイズの記録媒体Pに対して画像記録が可能な場合には、標準的な長さ又は最大の長さなどに基づく)程度に好ましく定められる。
多孔質体154としては、例えば、ポリエチレン樹脂、フッ素樹脂、ポリプロピレン樹脂などの樹脂粒子を焼結させて生成された板状部材を用いることができる。このような多孔質体154は、その内部において立体的に繋がる網目状の通気経路を有し、三次元方向への通気、即ち搬送方向、幅方向、及び鉛直方向(搬送方向及び幅方向に直交する方向)への通気が可能である。
また、上記のような材料が用いられた多孔質体154は、搬送ベルト13との間の摩擦抵抗が支持板153よりも小さく、多孔質体154を用いずに支持板153上により直接搬送ベルト13を支持した場合と比較して搬送ベルト13の損傷を抑制できるとともに、搬送モーター111の負荷を軽減させることができる。また、このように摩擦抵抗が小さいことで、多孔質体154上を搬送ベルト13が摺動したときの摩耗粉の発生をごく僅かに抑えることができる。
支持板153及び多孔質体154の側面は、筐体151により囲まれている。即ち、筐体151の4つの側面は、支持板153及び多孔質体154の厚さの合計の分だけ仕切板152よりも高く設けられている。これにより、多孔質体154の側面からの空気の漏出が抑止されるようになっている。
このような構成により、5つの空気室155の各々は、搬送ベルト13に設けられた複数の孔部の少なくとも一部、支持板153に設けられた複数の孔部153aの少なくとも一部、及び多孔質体154を通る経路でそれぞれ搬送ベルト13の外周面側との間の通気が可能となっている。筐体151内の各空気室155の領域は、筐体151の底面及び側面、仕切板152、支持板153により規定される。本実施形態では、空気室155の高さ、即ち筐体151の底面からの仕切板152の高さは、約20[mm]とされている。
筐体151の底面には、5つの空気室155に各々対応して吸引孔156が開けられており、各吸引孔156に接続されたダクトにそれぞれ吸引ファン157が取り付けられている。これらの5つの吸引ファン157の回転動作は、それぞれ吸引制御部61により独立に制御される。5つの吸引ファン157の各々は、5つの空気室155を各々通る複数の経路のそれぞれについて別個に調整された吸引力で、ダクトを介して接続された空気室155内の空気を排出させて空気室155内に負圧を発生させる。本実施形態のインクジェット記録装置1では、これらの5つの吸引ファン157によって搬送ベルト13の内周面側から5の空気室155を各々通る複数の経路でそれぞれ空気が吸引されることで、搬送ベルト13に載置されている記録媒体Pが当該搬送ベルト13の外周面に吸着される。
ここで、吸引ファン157による空気室155ごとの吸引力(即ち空気室155内の負圧)を異ならせる場合に、多孔質体154における水平方向の通気により負圧の差異が縮小され得るが、多孔質体154の下部において各空気室155が仕切板152により仕切られていることで各空気室155における吸引力を十分に異ならせることが可能である。効果的に吸引力の差異を生じさせるために、各空気室155の高さ(支持面15aに垂直な方向についての長さ)は、少なくとも多孔質体154の厚さよりも大きくすることが望ましく、多孔質体154の厚さの3倍以上とすることがより好ましい。
なお、仕切板152は、支持面15aに垂直な方向から見て各ヘッドユニット21からのインクの着弾位置と重ならない位置に設けられる。仕切板152の位置では記録媒体Pの吸着力が弱まるところ、仕切板152とインクの着弾位置とが重ならないようにすることで、記録媒体Pのうちヘッドユニット21からのインクが着弾する部分において浮きや振動が生じて記録不良が発生するのを抑制することができる。
ところで、支持吸引部15では、媒体検出部14による記録媒体Pの誤検出があった場合などに搬送ベルト13に対して誤ってインクが吐出されたり、吸引ファン157による空気の吸引により支持吸引部15に異物が流入したりすることによって、多孔質体154に目詰まりが生じることがある。
図5は、多孔質体154の一部に目詰まりが生じたときの空気の流動経路を説明する図である。図5では、矢印により空気の流動経路が示されている。
図5に示される支持吸引部15では、多孔質体154のうち、図の左側の空気室155bに対応する部分に異物Fが流入して、多孔質体154における厚さ方向の中間位置で堆積している。これにより、多孔質体154のうち空気室155bに対応する部分で図の上下方向の通気が妨げられ、吸引ファン157の回転動作による多孔質体154及び支持板153を介した空気室155bへの空気の流入を行うことができない状態となっている。
本実施形態の支持吸引部15は、三次元方向への通気経路を有する多孔質体154が用いられていることで、このような場合においても、多孔質体154の水平方向の通気経路を用いて空気室155bに対応する領域における記録媒体Pの吸着を行うことが可能である。即ち、空気室155bに隣接する空気室155dに生じた吸引力によって、空気室155bに対応する領域から多孔質体154に流入した空気が、多孔質体154の内部において水平成分を有する方向に流動して空気室155dに流入するため(図5中の矢印a)、異物Fが堆積している空気室155bに対応する領域においても、吸引力が発生して記録媒体Pの吸着を行うことができる。なお、図5では、異物Fの堆積位置の上部で空気が水平方向に流動している様子が描かれているが、異物Fが堆積している領域において水平方向の通気経路が残存している場合には、当該領域においても空気が水平方向へ流動し得る。また、異物Fにより空気の吸引を行うことができなくなっている通気不良の空気室155が予め判別されている場合には、当該通気不良の空気室155に隣接する空気室155における吸引ファン157の回転速度を増大させて吸引力を大きくすることで、記録媒体Pをより確実に吸着させることができる。
次に、本実施形態のインクジェット記録装置1における記録媒体Pの搬送動作及び画像の記録動作について説明する。
インクジェット記録装置1では、制御部50の記憶部にプリントジョブが記憶されて画像の記録動作が開始される場合に、まず、制御部50により、プリントジョブにおいて指定された記録媒体Pの大きさに係る情報が取得され、記録媒体Pの大きさに応じて各吸引ファン157による吸引力が別個に設定される。
図6A及び図6Bは、記録媒体Pの大きさに応じた吸引力の設定を説明する図である。図6A及び図6Bでは、支持吸引部15における各空気室155と、搬送ベルト13上の記録媒体Pとの位置関係が示され、搬送ベルト13は省略されている。以下では、空気室155a〜155eにおける吸引ファン157による吸引力をそれぞれ吸引力Sa〜Seと記す。
図6Aに示されるように、記録媒体Pが、幅方向両端部の空気室155b,155cにかかる大きさである場合には、各空気室155の吸引力は、Sa>Sb=Sc>Se>Sdの関係が満たされるように設定される。このような設定により以下のような効果が得られる。
即ち、空気室155aにおける吸引力Saを、他の空気室155における各吸引力よりも大きくすることにより、記録媒体Pが搬送ベルト13により搬送方向に搬送されて先端部が空気室155aの上部に移動したときに、記録媒体Pの先端部を強く吸着させて先端部の浮きを効果的に抑制することができる。なお、一旦記録媒体Pの先端部が搬送ベルト13上に吸着されれば、その後は吸着力を弱めても先端部の吸着状態を維持できるため、記録媒体Pの搬送に応じて先端部が相対的に吸着力の弱い空気室155b〜155eの上部に移動したときにも先端部の浮きが引き続き抑制される。
また、空気室155b,155cにおける吸引力Sb,Scを、空気室155d,155eにおける吸引力Sd,Seよりも大きくすることにより、記録媒体Pの幅方向の両側端部の浮きを効果的に抑制することができる。
また、吸引力Sd,Seを、吸引力Sa〜Scに対して小さくすることにより、記録媒体P全体の吸着力を必要最小限に抑えることができる。これにより、吸着された記録媒体Pを搬送するのに必要な力が小さく抑えられるため、搬送モーター111の負荷を軽減させることができる。吸引力Sd,Seは、記録媒体Pを適切に吸着させることが可能な範囲で適宜調整することができる。本実施形態では、記録媒体Pの後端部が空気室155eの上部に移動したときに当該後端部を確実に吸着させることができるように、吸引力Seを吸引力Sdよりも大きくしているが、この条件を満たさなくても記録媒体Pの後端部を適切に吸着できる場合には、この限りでない(即ち、吸引力Seを吸引力Sd以下としても良い)。また、ヘッドユニット21が、空気室155dと搬送ベルト13を介して対向する位置に設けられている場合、Sd>Seとしても良い。これにより、記録媒体Pのうちヘッドユニット21からのインクが着弾する部分において浮きや振動が生じて記録不良が発生するのを抑制することができる。
他方で、図6Bに示されるように、記録媒体Pが、空気室155d,155eの幅方向の範囲内に収まる大きさである場合には、各空気室155の吸引力は、Sa>Se>Sdの関係が満たされ、かつ空気室155b,155cにおける吸引が行われない(即ち、Sb=Sc=0)ように設定される。このような設定により以下のような効果が得られる。
即ち、記録媒体Pが通過する空気室155a,155d,155eにおいてのみ空気の吸引を行うことで、複数の空気室155を設けず筐体151の全体で吸引を行う場合と比較して、吸引ファン157による吸引力を効果的に記録媒体Pに及ぼして搬送ベルト13への吸着を効率良く行うことができる。
またSa>Se>Sdの関係が満たされるように吸引力を設定することで、図6Aの場合と同様に、記録媒体Pの先端部及び後端部を確実に吸着させつつ、記録媒体P全体の吸着力を抑えて搬送モーター111の負荷を軽減させることができる。
なお、記録媒体Pの面積が大きいほど、単位面積当たりの吸着力(吸着圧力)の平均値が小さくなるように吸着力を設定することが好ましい。これにより、記録媒体Pの大面積の記録媒体Pの搬送に必要な力を抑えることができるため、搬送モーター111の負荷を軽減させることができる。
吸引力の設定がなされると、吸引制御部61から各吸引ファン157に制御信号が出力されて、設定された吸引力を各空気室155に生じさせる回転速度で各吸引ファン157の回転動作が開始される。
その後、搬送制御部63から媒体供給部30や搬送モーター111に制御信号が出力されて、媒体供給部から搬送部10への記録媒体Pの供給動作、及び搬送部10による記録媒体Pの搬送動作が開始される。
また、搬送ベルト13による記録媒体Pの搬送位置に応じた適切なタイミングで、ヘッド制御部62からヘッドユニット21の各記録ヘッド22に対して記録画像の画像データ及び制御信号が供給されることで、ヘッドユニット21のノズルからインクが吐出されて記録媒体P上に画像が記録される。この画像の記録時には、上述したように空気室155ごとに適切な吸引力で記録媒体Pが搬送ベルト13上に吸着されて固定されているため、記録媒体Pの浮きや振動などに起因する記録不良の発生が抑制される。
また、画像が記録された記録媒体Pは、搬送部10による搬送動作に応じて媒体排出部40に排出される。
(変形例1)
次に、支持吸引部15の構成の変形例1について説明する。
図7は、変形例1に係る支持吸引部15の構成を示す模式断面図である。
本変形例の支持吸引部15では、空気室155を仕切る仕切板152が支持板153及び多孔質体154の内部まで延在した状態で(即ち、空気室155から多孔質体154の内部に亘って)設けられている。これによって、より効果的に隣接空気室間で吸引力の差異を生じさせることができる。また、仕切板152のうち多孔質体154の内部に設けられている部分には空気を通過させる通気孔152a(通気部)が設けられている。通気孔152aの面積や開口率は、図5に示されるように多孔質体154の詰まりが生じた場合に水平方向の通気経路が十分に確保される範囲内で可能な限り小さく設定される。これにより、空気室間の気密性を確保しつつ、多孔質体154の詰まりが生じた場合にも各空気室155に対応する領域で記録媒体Pを吸着させることができる。
(変形例2)
次に、支持吸引部15の構成の変形例2について説明する。本変形例の支持吸引部15は、仕切板152の配置位置や形状が上記実施形態と異なる。本変形例2は、変形例1と組み合わされても良い。
図8A及び図8Bは、変形例2に係る支持吸引部15の構成を示す平面図である。
図8Aに示される支持吸引部15では、搬送方向に延びる仕切板152が、搬送方向に対して傾斜して設けられている。即ち、幅方向に隣接する複数の空気室155b〜155eの幅方向についての幅が、搬送方向についての位置に応じて異なっている。これにより、吸引ファン157により吸引される空気の流動速度を空気室内で幅方向の幅に応じて異ならせることができるため、簡易な構成で空気室155内における各位置での吸引力を異ならせることができる。加えて、搬送方向に延びる仕切板152が、搬送方向に対して傾斜して設けられているので、記録媒体Pの浮きを一層抑制することができる。即ち、記録媒体Pの裏面のうち仕切板152の上部に対応する部分は、記録媒体Pの裏面の他の部分に比べて弱い吸着力で吸着される弱吸着領域となる。仕切板152が搬送方向に平行に延びている場合、記録媒体Pの弱吸着領域は、一連の搬送動作を通じて幅方向についての位置が変化しないため、幅方向についての特定の位置が常に弱吸着領域となり、この位置で浮きが生じやすくなってしまう。その一方で、本変形例2では、搬送方向に延びる仕切板152が、搬送方向に対して傾斜して設けられているので、記録媒体Pにおける弱吸着領域の幅方向についての位置を経時変化させることができる。つまり、一連の搬送動作を通じて、記録媒体Pにおける弱吸着領域が、通常の吸着力で吸着される吸着領域に変化するため、記録媒体Pの浮きを一層抑制することができる。
また、図8Bに示される支持吸引部15では、仕切板152は、支持吸引部15の支持面15aに垂直な(即ち、法線が支持面15aと平行な)互いに非平行な2以上の平板状の部分を有する構成とされている。即ち、各仕切板152が、平板状の部材を複数個所の各々で互い違いの方向に折り曲げられた形状とされている。これにより、仕切板152による支持板153及び多孔質体154の支持強度を増大させることができ、仕切板152によって、支持板153及び多孔質体154をより変形が生じにくい態様で支持することができる。なお、仕切板152は、法線が支持吸引部15の支持面15aと平行である曲面状の部分を有する構成とされていても良い。
以上のように、本実施形態に係るインクジェット記録装置1における搬送部10は、記録媒体Pが載置される外周面が所定の搬送経路に沿って移動可能に設けられた環状の搬送ベルト13と、搬送ベルト13の外周面を上記周回経路で周回移動させる搬送モーター111と、搬送ベルト13の内周面の少なくとも一部に沿って設けられた、三次元方向への通気が可能な多孔質体154と、多孔質体154の搬送ベルト13と接する側とは反対側に隣接して設けられ、搬送ベルト13に設けられた複数の孔部の少なくとも一部及び多孔質体154を通る経路で搬送ベルト13の外周面側との間の通気がそれぞれ可能な、互いに隣接する複数の空気室155と、搬送ベルト13の内周面側から複数の空気室155を介して空気を吸引し、搬送ベルト13に載置されている記録媒体Pを当該搬送ベルト13の外周面に吸着させる吸引ファン157と、を備える。
このような構成によれば、多孔質体154のうち一部の空気室155に対応する部分に異物等による目詰まりが生じて、多孔質体154から当該一部の空気室155に向かう(本実施形態では鉛直方向の)空気の流動経路が詰まり、当該一部の空気室155が通気不良の空気室155となった場合においても、多孔質体154の三次元方向への通気経路のうち、通気不良の空気室155に対応する部分から他の空気室155に対応する部分へ向かう(本実施形態では水平方向の)通気経路を用いて空気を吸引することができるため、通気不良の空気室155に対応する領域における記録媒体Pの吸着を行うことができる。
また、複数の空気室155を各々通る複数の経路における吸引ファン157による吸引力は、上記複数の経路の各々についてそれぞれ別個に設定されている。これにより、記録媒体Pを吸着させるための吸引力を領域ごとに柔軟に調整することができる。例えば、記録媒体Pのうち浮きが生じやすい部分を強く吸着させたり、浮きが生じにくい部分の吸着力を弱めて搬送モーター111の負荷を軽減させたりすることができる。
また、多孔質体154は、当該多孔質体154における搬送ベルト13と接する支持面15aで搬送ベルト13を支持し、支持面15aに垂直な方向についての複数の空気室155の長さは、支持面15aに垂直な方向についての多孔質体154の厚さよりも大きい。このような構成により、吸引ファン157による空気室155ごとの吸引力(空気室155内の負圧)を効果的に異ならせることができる。
また、変形例1に係る搬送部10では、複数の空気室155の各々は、仕切板152により互いに仕切られ、仕切板152は、複数の空気室155から多孔質体154の内部に亘って設けられ、多孔質体154の内部に設けられている部分には空気を通過させる通気孔152aが設けられている。このような構成によれば、より効果的に隣接空気室間で吸引力の差異を生じさせることができる。また、通気孔152aが設けられることで、通気孔152aを介した多孔質体154内部の水平方向の通気経路が確保されるため、多孔質体154の詰まりが生じた場合においても各空気室155に対応する領域で確実に記録媒体Pを吸着させることができる。
また、複数の空気室155は、筐体151及び多孔質体154により囲まれた空間内に設けられ、仕切板152と筐体151との間は、通気がなされない状態で密封されている。このような構成により、各空気室155の気密性を高めることができるため、より効果的に隣接空気室間で吸引力の差異を生じさせることができる。
また、多孔質体154の搬送ベルト13と接する側とは反対側には、多孔質体154と複数の空気室155との間の通気が可能な状態で多孔質体154を支持する支持板153が設けられている。これにより、吸引ファン157による空気の吸引時における多孔質体154の撓みが抑制され、搬送される記録媒体Pの高さの変動を抑えることがきる。
また支持板153の剛性を、多孔質体154の剛性よりも大きくすることで、より効果的に多孔質体154の撓みを抑制することができる。
また、複数の空気室155の少なくとも一部は、搬送方向に隣接する。これにより、記録媒体Pに及ぼす吸引力を、搬送方向について異ならせることができる。例えば、空気室155に重なる範囲に記録媒体Pの先端部が進入したり、当該範囲から後端部が送出されたりするときの当該先端部や後端部に対する吸引力を柔軟に調整することができる。
また、複数の空気室155の少なくとも一部は、幅方向に隣接する。これにより、記録媒体Pに及ぼす吸引力を、幅方向について異ならせることができる。例えば、記録媒体Pの両側端部に対する吸引力を大きくして側端部の浮きを効果的に抑制するといった吸引力の柔軟な調整を行うことができる。
また、変形例2に係る搬送部10では、幅方向に隣接する複数の空気室155の幅方向についての幅は、搬送方向についての位置に応じて異なる。このような構成により、簡易な構成で空気室155内における各位置での吸引力を異ならせることができる。
また、変形例2に係る搬送部10では、仕切板152は、支持面15aに垂直かつ互いに非平行な2以上の平板状の部分を有する。このような構成により、仕切板152による支持板153及び多孔質体154の支持強度を増大させることができ、仕切板152によって、支持板153及び多孔質体154をより変形が生じにくい態様で支持することができる。
また、変形例2に係る搬送部10では、仕切板152は、法線が支持面15aと平行な曲面状の部分を有する構成とすることもできる。このような構成によっても、仕切板152による支持板153及び多孔質体154の支持強度を増大させることができる。
また、本実施形態のインクジェット記録装置1は、上記搬送部10と、搬送部10により搬送される記録媒体Pに対してインクを吐出して画像を記録するヘッドユニット21と、を備える。このようなインクジェット記録装置1では、記録媒体Pが搬送ベルト13上に吸着されて固定された状態で画像を記録することができるため、記録媒体Pの浮きや振動などによる記録不良の発生を抑制することができる。
また、ヘッドユニット21は、複数の空気室155の少なくとも一部と搬送ベルト13を介して対向する位置に設けられている。このような構成では、ヘッドユニット21から搬送ベルト13へのインクの誤吐出による空気室155上の多孔質体154の目詰まりが発生して通気不良の空気室155が生じ得るが、このような場合においても多孔質体154の三次元方向への通気経路を用いた空気の吸引により、通気不良の空気室155に対応する領域における記録媒体Pの吸着を行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態及び各変形例に限られるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、支持吸引部15に設けられる空気室155の数は、5つに限られず、2以上の任意の数とすることができる。より多くの空気室155を設けることで、より柔軟に記録媒体Pの領域ごとの吸引力を調整することができる。ここで、空気室155の数が多いほど各空気室155が小さくなるため、空気室155への通気経路の目詰まりにより通気不良の空気室155が生じ易いが、多孔質体154により水平方向への通気が確保されるため当該通気不良の空気室155における空気の吸引、及び記録媒体Pの吸着を確実に維持することができる。
また、支持吸引部15における空気室155の配置は、上記実施形態及び各変形例に記載したものに限られない。例えば、空気室155が搬送方向にのみ隣接する構成(即ち、幅方向に延びる仕切板152のみにより仕切られる構成)や、空気室155が幅方向にのみ隣接する構成(即ち、搬送方向に延びる仕切板152のみにより仕切られる構成)であっても良い。また、一つの空気室155の周囲を囲むように他の一つの空気室155が設けられた構成としても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、通気部材として多孔質体154(ポーラス)を用いる例を挙げて説明したが、多孔質体154に代えて、三次元方向への通気が可能な他の部材、例えば幅方向、搬送方向及び厚さ方向にそれぞれ延びる通気孔が設けられた板状部材を用いても良い。
また、多孔質体154が、吸引ファン157による空気の吸引時において撓まない程度の十分な剛性を有している場合には、支持板153を省略しても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、仕切部材として板状の仕切板152を用いる例を挙げて説明したが、これに限られない。仕切部材としては、気密性を有し、隣接空気室間の通気を遮断可能な任意の材質や構造のものを用いることができる。また、仕切部材と筐体との接合の態様は、溶接に限られず、仕切部材と筐体との間にスポンジやゴムなどの気密性を有する部材を挟んで固定する態様、ねじで固定する態様、磁石の磁力により固定する態様などであっても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、空気室155ごとに吸引ファン157が設けられる構成で説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、単一の吸引ファン157により各空気室155から空気を吸引し、吸引ファン157と各空気室155との間のダクトに設けられたバルブなどにより各空気室155から吸引される空気の流量を別個に制御することで各空気室155を通る経路における吸引力を調整しても良い。
また、載置部材としての円筒状の搬送ドラムの回転により記録媒体Pを搬送する搬送部に対して本発明を適用しても良い。このような搬送部では、搬送ドラムの外周曲面の内側の曲面(内周曲面)に沿って支持吸引部15(多孔質体154や空気室155)が設けられる。この場合、支持吸引部15と搬送ドラムとを一体的に構成して支持吸引部15を搬送ドラムとともに回転させ、搬送ドラム上の支持吸引部15と対応する所定位置に記録媒体Pを載置する構成としても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、シングルパス方式のインクジェット記録装置1を例に挙げて説明したが、ヘッドユニットや記録ヘッドを走査させながら画像の記録を行うインクジェット記録装置に本発明を適用しても良い。
また、上記実施形態及び各変形例では、画像記録装置としてインクジェット記録装置1を例に挙げて説明したが、これに限定する趣旨ではない。例えば、感光体ドラム上に色材としてのトナー粒子による像を形成して記録媒体に転写する乾式電子写真方式の画像記録装置、トナー粒子に代えて液体トナーを用いる湿式電子写真方式の画像記録装置、ベルト上に形成されたインク薄膜を記録媒体に転写する方式といった種々の方式の画像記録装置に本発明を適用することができる。いずれの画像記録装置においても、色材が付与される記録媒体Pを載置、搬送する搬送部が設けられ、当該搬送部に対して本発明が適用され得る。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明の範囲は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲とその均等の範囲を含む。
本発明は、記録媒体搬送装置及び画像記録装置に利用することができる。
1 インクジェット記録装置
2 外部装置
10 搬送部
11 駆動ローラー
111 搬送モーター
12 従動ローラー
13 搬送ベルト
14 媒体検出部
15 支持吸引部
15a 支持面
151 筐体
152 仕切板
152a 通気孔
153 支持板
153a 孔部
154 多孔質体
155,155a〜155e 空気室
156 吸引孔
157 吸引ファン
16 ガイドローラー
17 押さえローラー
18 テンションローラー
20 画像記録部
21 ヘッドユニット
22 記録ヘッド
30 媒体供給部
31 載置トレー
32 媒体出力部
40 媒体排出部
41 排出トレー
50 制御部
54 記憶部
61 吸引制御部
62 ヘッド制御部
63 搬送制御部
64 入出力インターフェース
65 バス
P 記録媒体

Claims (14)

  1. 記録媒体が載置される外周面が所定の周回経路に沿って移動可能に設けられた環状の載置部材と、
    前記載置部材の外周面を前記周回経路で周回移動させる駆動部と、
    前記載置部材の内周面の少なくとも一部に沿って設けられた、三次元方向への通気が可能な通気部材と、
    前記通気部材の前記載置部材と接する側とは反対側に隣接して設けられ、前記載置部材に設けられた複数の孔部の少なくとも一部及び前記通気部材を通る経路で前記載置部材の外周面側との間の通気がそれぞれ可能な、互いに隣接する複数の空気室と、
    前記載置部材の内周面側から前記複数の空気室を介して空気を吸引し、前記載置部材に載置されている記録媒体を当該載置部材の外周面に吸着させる吸引部と、
    を備える記録媒体搬送装置。
  2. 前記複数の空気室を各々通る複数の経路における前記吸引部による吸引力は、前記複数の経路の各々について別個に設定されている請求項1に記載の記録媒体搬送装置。
  3. 前記通気部材は、当該通気部材における前記載置部材と接する支持面で前記載置部材を支持し、
    前記支持面に垂直な方向についての前記複数の空気室の長さは、前記支持面に垂直な方向についての前記通気部材の厚さよりも大きい請求項2に記載の記録媒体搬送装置。
  4. 前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
    前記仕切部材は、前記複数の空気室から前記通気部材の内部に亘って設けられ、前記通気部材の内部に設けられている部分には空気を通過させる通気部が設けられている請求項2又は3に記載の記録媒体搬送装置。
  5. 前記複数の空気室は、所定の筐体及び前記通気部材により囲まれた空間内に設けられ、
    前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
    前記仕切部材と前記筐体との間は、通気がなされない状態で密封されている請求項2〜4の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置。
  6. 前記通気部材の前記載置部材と接する側とは反対側には、前記通気部材と前記複数の空気室との間の通気が可能な状態で前記通気部材を支持する支持板が設けられている請求項1〜5の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置。
  7. 前記支持板の剛性は、前記通気部材の剛性よりも大きい請求項6に記載の記録媒体搬送装置。
  8. 前記複数の空気室の少なくとも一部は、前記載置部材の周回移動の移動方向に隣接する請求項1〜7の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置。
  9. 前記複数の空気室の少なくとも一部は、前記載置部材の周回移動の移動方向と直交する幅方向に隣接する請求項1〜8の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置。
  10. 前記幅方向に隣接する複数の前記空気室の前記幅方向についての幅は、前記移動方向についての位置に応じて異なる請求項9に記載の記録媒体搬送装置。
  11. 前記通気部材は、当該通気部材における前記載置部材と接する支持面で前記載置部材を支持し、
    前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
    前記仕切部材は、前記支持面に垂直かつ互いに非平行な2以上の平板状の部分を有する請求項1〜10の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置。
  12. 前記通気部材は、当該通気部材における前記載置部材と接する支持面で前記載置部材を支持し、
    前記複数の空気室の各々は、仕切部材により互いに仕切られ、
    前記仕切部材は、法線が前記支持面と平行な曲面状の部分を有する請求項1〜11の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置。
  13. 請求項1〜12の何れか一項に記載の記録媒体搬送装置と、
    前記記録媒体搬送装置により搬送される記録媒体に対して色材を付与して画像を記録する記録部と、
    を備える画像記録装置。
  14. 前記記録部は、前記複数の空気室の少なくとも一部と前記載置部材を介して対向する位置に設けられている請求項13に記載の画像記録装置。
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