JP2019130789A - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Hiroatsu Tamai
宏篤 玉井
剛史 渡邉
Takashi Watanabe
剛史 渡邉
上田 博之
Hiroyuki Ueda
博之 上田
恭弘 道下
Takahiro Doge
恭弘 道下
範晃 小澤
Noriaki Ozawa
範晃 小澤
豊常 井上
Toyotsune Inoue
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Naoto Miyakoshi
直人 宮越
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【課題】記録媒体のカールを精度良く検知することが可能なインクジェット記録装置を提供する。【解決手段】インクジェット記録装置は、用紙P上にインクを吐出する記録ヘッドと、用紙を搬送する搬送ローラー対19と、記録ヘッドに対して用紙搬送方向下流側に配置され、用紙のカールを検知する検知センサー50と、搬送ローラー対を制御する制御部と、を備える。制御部は、用紙を検知センサーに対向する位置まで搬送した後、用紙の搬送を一旦停止し、検知センサーは、搬送ローラー対による用紙の搬送が停止されている状態において、用紙Pのカールを検知する。【選択図】図14

Description

本発明は、インクジェット記録装置に関し、特に、記録媒体のカールを検知する検知センサーを備えたインクジェット記録装置に関するものである。
ファクシミリ、複写機、プリンターのような記録装置として、インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置が、高精細な画像を形成できることから広く用いられている。
このようなインクジェット記録装置では、記録ヘッドに設けられた複数のインク吐出口からインクを吐出させ、記録媒体に画像を形成する。インクジェット記録装置が水性インクを使用する場合、記録媒体の第1面にインクを吐出すると、第1面に水分が浸透して繊維が膨潤するので、記録媒体にカールが生じる。記録媒体にカールが生じると、ジャム(紙詰まり)等の搬送不良が生じたり、排出トレイ上でのストック性が低下したりする。このため、インクジェット記録装置には、記録媒体をカール方向とは逆方向に癖付けするためのデカール装置が設けられている。
また、記録媒体のカール量を検知する1個の検知センサーを設け、検知センサーの検知結果に基づいてデカール量を調節するインクジェット記録装置が知られている。
なお、記録媒体のカール量を検知する検知センサーを設けるインクジェット記録装置は、例えば特許文献1に開示されている。
特開2010−100391号公報
しかしながら、記録媒体のカール量を検知する検知センサーを設けた従来のインクジェット記録装置では、搬送部材により搬送されている状態の記録媒体のカールを検知センサーによって検知する。しかしながら、搬送されている状態の記録媒体は、空気の影響でカール量が変化する。具体的には、記録媒体の先端部が上向きのカールの場合、搬送中の空気の影響で記録媒体の先端部がさらに浮き上がり、検知センサーの検知結果は実際のカール量よりも多くなる。その一方、記録媒体の先端部が下向きのカールの場合、搬送中の空気の影響で記録媒体の先端部が沈み込み、検知センサーの検知結果は実際のカール量よりも少なくなる。従って、記録媒体の実際のカール量を精度良く検知することが困難である。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、記録媒体のカールを精度良く検知することが可能なインクジェット記録装置を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の第1の構成のインクジェット記録装置は、記録媒体上にインクを吐出する記録ヘッドと、記録媒体を搬送する搬送部材と、記録ヘッドに対して記録媒体搬送方向下流側に配置され、記録媒体のカールを検知する検知センサーと、搬送部材を制御する搬送制御部と、を備える。搬送制御部は、記録媒体を検知センサーに対向する位置まで搬送した後、記録媒体の搬送を一旦停止し、検知センサーは、搬送部材による記録媒体の搬送が停止されている状態において、記録媒体のカールを検知する。
本発明の第1の構成のインクジェット記録装置によれば、検知センサーは、搬送部材による記録媒体の搬送が停止されている状態において、記録媒体のカールを検知する。これにより、空気の影響で記録媒体の先端部が浮き上がったり、沈み込んだりするのを抑制することができるので、記録媒体のカール量が空気の影響で変化するのを抑制することができる。このため、記録媒体のカールを精度良く検知することができる。
本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の概略構造を示した断面図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置のベルト搬送部および記録部周辺の構造を示した断面図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置のベルト搬送部および記録部を上方から見た平面図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の記録部を斜め上方から見た斜視図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の記録部のラインヘッドを構成する記録ヘッドを示した側面図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の記録ヘッドをインク吐出面側から見た図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置のベルト搬送部の構造を示した平面図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置のデカール装置の構造を示した図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の検知センサーの配置位置を示した平面図である。 用紙の前端部が上向きにカールしている状態を示した斜視図である。 用紙の前端部の1つのコーナー部が上向きにカールしている状態を示した斜視図である。 インクの湿潤および乾燥によって用紙に生じる1次カールおよび2次カールを説明するための図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置の制御経路の一部を示すブロック図である。 上向きカールの用紙が検知センサーに対向する位置で停止された状態を示した図である。 本発明の一実施形態のインクジェット記録装置のデカール装置の第1デカールローラーおよび第2デカールローラーの各々を軸方向に複数に分離した構成を示す図である。 用紙の前端部が下向きにカールしている状態を示した斜視図である。 下向きカールの用紙が検知センサーに対向する位置で停止された状態を示した図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、インクジェット記録装置100は、装置本体1の内部下方に用紙収容部である給紙カセット2aが配置されている。給紙カセット2aの内部には、記録媒体の一例である用紙Pが収容されている。給紙カセット2aの用紙搬送方向下流側、すなわち図1における給紙カセット2aの右側の上方には給紙装置3aが配置されている。この給紙装置3aにより、用紙Pは図1において給紙カセット2aの右上方に向け、1枚ずつ分離されて送り出される。
装置本体1の右側面外部には手差し給紙トレイ2bが備えられている。手差し給紙トレイ2bには給紙カセット2a内の用紙Pとは異なるサイズの用紙や、厚紙、OHPシート、封筒、ハガキ、送り状のように屈曲した搬送経路を通過するのが困難な記録媒体、1枚ずつ手で送り込みたい記録媒体などが載置される。手差し給紙トレイ2bの用紙搬送方向下流側、すなわち図1における手差し給紙トレイ2bの左側には給紙装置3bが配置されている。この給紙装置3bにより、手差し給紙トレイ2b上の用紙は図1において左方に向け、1枚ずつ分離されて送り出される。
また、インクジェット記録装置100はその内部に第1用紙搬送路4aを備えている。第1用紙搬送路4aは、給紙カセット2aに関して言えばその給紙方向である右上方に位置し、手差し給紙トレイ2bに関して言えばその左方に位置する。給紙カセット2aから送り出された用紙Pは第1用紙搬送路4aにより装置本体1の側面に沿って垂直上方に、手差し給紙トレイ2bから送り出された用紙は略水平左方に向けて搬送される。
用紙搬送方向に対し第1用紙搬送路4aの下流端にはレジストローラー対13が備えられている。さらにレジストローラー対13の用紙搬送方向下流側にはベルト搬送部5及び記録部9が配置されている。レジストローラー対13とベルト搬送部5との間には、用紙Pの先端を検知する先端検知センサー14が設けられている。給紙カセット2a(または手差し給紙トレイ2b)から送り出された用紙Pは第1用紙搬送路4aを通ってレジストローラー対13に到達する。レジストローラー対13は用紙Pの斜め送りを矯正するとともに、ベルト搬送部5に向かって用紙Pを送り出す。記録部9は、先端検知センサー14の検知結果に基づいて、所定のタイミングで用紙Pに水性インクを吐出する。
ベルト搬送部5は図2に示すように、駆動ローラー6と、従動ローラー7とに巻き掛けられた無端状の搬送ベルト8を備えている。搬送ベルト8は駆動ローラー6により図2において反時計回り方向に回転する。レジストローラー対13によって送り出された用紙Pは搬送ベルト8の搬送面8a(図2において上面)に保持され、図2の矢印X方向(右方から左方)へと搬送される。
搬送ベルト8の内側であって搬送ベルト8の搬送面8aの裏側に対向する箇所には吸引装置30が備えられている。吸引装置30は、上面に多数の空気吸引用の孔30aが設けられ、内部にはファン30bを備えており、上面から下方に向かって空気を吸引することができる。また、搬送ベルト8にも多数の空気吸引用の通気孔8b(図7参照)が設けられている。上記の構成により、ベルト搬送部5は搬送ベルト8の搬送面8aに用紙Pを吸着保持しながら搬送する。
記録部9は、搬送面8aに吸着保持されて搬送される用紙Pに画像の記録を行うラインヘッド11C、11M、11Y及び11Kを備えている。外部コンピューター等から受信した画像データの情報に対応して、搬送ベルト8に吸着された用紙Pに向かって各ラインヘッド11C〜11Kからそれぞれのインクを順次吐出することにより、用紙Pにはイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のインクが重ね合わされたフルカラー画像が記録される。
図1に示すように、用紙搬送方向に対しベルト搬送部5の下流側(図1の左側)には、第2用紙搬送路4bが設けられている。第2用紙搬送路4bの下流部は、分岐しており、用紙排出トレイ15aと、第3用紙搬送路4cと、に繋がっている。記録部9を通過した用紙Pは、第2用紙搬送路4bから排出ローラー対を介して用紙排出トレイ15aに排出され、又は第3用紙搬送路4cに搬送される。
第3用紙搬送路4cには、用紙Pのカールを検知する検知センサー50と、検知センサー50に対して用紙搬送方向下流側に配置され用紙Pのカールを矯正するデカール装置60と、が設けられている。なお、デカール装置60および検知センサー50の詳細構造については後述する。
デカール装置60に対して下流側の搬送路は、分岐しており、装置本体1の上部に設けられた用紙排出トレイ15bと、両面記録を行うための反転搬送路16と、に繋がっている。デカール装置60を通過した用紙Pは、排出ローラー対を介して用紙排出トレイ15bに排出され、又は反転搬送路16に搬送される。
両面記録を行う場合には第1面への記録が終了して検知センサー50及びデカール装置60を通過した用紙Pが反転搬送路16へと送られる。反転搬送路16へ送られた用紙Pは、続いて第2面の記録のために搬送方向が切り替えられ、装置本体1の右側に向かって送られ、第1用紙搬送路4a、及びレジストローラー対13を経て第2面を上向きにした状態で再度ベルト搬送部5へと送られる。
記録部9は図3および図4に示すように、ヘッドハウジング10と、ヘッドハウジング10に保持されたラインヘッド11C、11M、11Y、及び11Kを備えている。これらのラインヘッド11C〜11Kは、搬送ベルト8の搬送面8aに対して所定の間隔(例えば1mm)が形成されるような高さに支持され、用紙搬送方向と直交する用紙幅方向(図3の上下方向)に沿って複数(ここでは3個)の記録ヘッド17a〜17cが千鳥状に配列されている。
図5及び図6に示すように、記録ヘッド17a〜17cのインク吐出面Fにはインク吐出口18(図3参照)が多数配列されたインク吐出領域Rが設けられている。なお、記録ヘッド17a〜17cは同一の形状及び構成であるため、図5及び図6では記録ヘッド17a〜17cを一つの図で示している。また、図3及び図4に示すように、同一のラインヘッド11C〜11Kを構成する3個の記録ヘッド17a〜17cは、各記録ヘッド17a〜17cに設けられたインク吐出口18の一部が用紙搬送方向に重複するように端部をオーバーラップさせて配置されている。
各ラインヘッド11C〜11Kを構成する記録ヘッド17a〜17cには、それぞれインクタンク(図示せず)に貯留されている4色(シアン、マゼンタ、イエロー及びブラック)のインクがラインヘッド11C〜11Kの色毎に供給される。
インクジェット記録装置100には、インクジェット記録装置100全体を制御する制御部(搬送制御部、デカール制御部、吸引制御部)110(図1参照)が設けられている。各記録ヘッド17a〜17cは、制御部110からの制御信号により外部コンピューターから受信した画像データに応じて、搬送ベルト8の搬送面8a(図7参照)に吸着保持されて搬送される用紙Pに向かってインク吐出口18からインクを吐出する。これにより、搬送ベルト8上の用紙Pにはシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの4色のインクが重ね合わされたカラー画像が形成される。
次に、デカール装置60および検知センサー50について詳細に説明する。
デカール装置60は図8に示すように、第1デカール部61と、第2デカール部62と、を含んでいる。第1デカール部61は、第1駆動ローラー(駆動ローラー)61aと、第1従動ローラー(従動ローラー)61bと、第1駆動ローラー61aおよび第1従動ローラー61bに巻き掛けられた無端状の第1デカールベルト(デカールベルト)61cと、第1デカールベルト61cに押圧される第1デカールローラー(デカールローラー)61dと、第1押圧力調整機構(押圧力調整機構)61eと、によって構成されている。第1押圧力調整機構61eは、第1デカールローラー61dを第1デカールベルト61cに対して接離する方向に移動させることによって、第1デカールローラー61dの第1デカールベルト61cに対する押圧力を変化させる。これにより、用紙Pの矯正量を調節することが可能である。
第2デカール部62は、第1デカール部61とは反対方向に用紙Pのカールを矯正する。第2デカール部62は、第2駆動ローラー(駆動ローラー)62aと、第2従動ローラー(従動ローラー)62bと、第2駆動ローラー62aおよび第2従動ローラー62bに巻き掛けられた無端状の第2デカールベルト(デカールベルト)62cと、第2デカールベルト62cに押圧される第2デカールローラー(デカールローラー)62dと、第2押圧力調整機構(押圧力調整機構)62eと、によって構成されている。第2押圧力調整機構62eは、第2デカールローラー62dを第2デカールベルト62cに対して接離する方向に移動させることによって、第2デカールローラー62dの第2デカールベルト61cに対する押圧力を変化させる。これにより、用紙Pの矯正量を調節することが可能である。
なお、デカール装置60(第1デカール部61および第2デカール部62)は、後述するように検知センサー50の検知結果に基づいて、矯正量を調節するように構成されている。
検知センサー50は図9に示すように、用紙幅方向(図9の上下方向)に互いに所定の間隔を隔てて配置される第1検知センサー50a、第2検知センサー50bおよび第3検知センサー50cを含んでいる。第1検知センサー50aは用紙Pの幅方向の一端部(図9の上側の端部)が通過する位置に対向配置され、第2検知センサー50bは用紙Pの幅方向の中央部が通過する位置に対向配置され、第3検知センサー50cは用紙Pの幅方向の他端部(図9の下側の端部)が通過する位置に対向配置されている。3個の検知センサー50(第1検知センサー50a、第2検知センサー50bおよび第3検知センサー50c)は、搬送ローラー対(搬送部材)19(図14参照)により搬送されていない状態(搬送が停止されている状態)の用紙Pのカールを検知し、その結果を制御部110に送信するように構成されている。なお、検知センサー50としては、対象物までの距離を測定するレーザー変位計や、反射光の受光量から対象物の撓み量を検出するループセンサーなどを用いることができる。また、図中、矢印X方向は用紙搬送方向を示している。
ここで、前端部(用紙搬送方向下流側の端部)が上向きにカールしている用紙Pは図10に示すようになり、前端部の1つのコーナー部が上向きにカールしている用紙Pは例えば図11に示すようになる。
本実施形態では、3個の検知センサー50(第1検知センサー50a、第2検知センサー50bおよび第3検知センサー50c)によって用紙Pの先端部を測定するので、用紙Pが例えば図10の状態であるか、図11の状態であるか、を判別することができる。すなわち、用紙Pのカール状態(カールしている箇所およびカール量)を精度良く検知することができる。
なお、水系インクを用紙Pに吐出して画像を形成すると、インクの湿潤および乾燥によって用紙Pにカールが生じる。一般的には図12に示すように、用紙Pの第1面にインクが浸透すると第1面の面積が膨張し、第1面が凸状に反るように用紙Pにカールが生じる。このカールを1次カールと称する。そして、インクが乾燥すると、記録媒体の第1面とは反対側の第2面が凸状に反るように用紙Pにカールが生じる。このカールを2次カールと称する。なお、1次カールは印字直後に数秒間で発生および消滅する一方、2次カールは1次カールの消滅後、数分から数日にわたってゆっくりと発生する。インクジェット記録装置100において問題となるのは1次カールであり、検知センサー50は用紙Pの1次カールを検知するために設けられており、デカール装置60は1次カールを矯正するために設けられている。
図13に示すように、制御部110は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等によって構成されている。また、制御部110は、ベルト搬送部5、記録部9、デカール装置60、搬送ローラー対19および各種ローラー等を制御するとともに、検知センサー50との間で通信可能に構成されている。
ROMには、インクジェット記録装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、インクジェット記録装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。また、ROMには、検知センサー50が検知した用紙Pのカール量(又はカールのピーク量)、および用紙Pの種類と、デカール装置60が行うデカール矯正量と、を関連付けたデータも記憶されている。なお、用紙Pの種類については、外部コンピューターにユーザーが入力した情報を受信してもよいし、メディアセンサーを用いて記録媒体の種類を検知してもよい。
RAMには、インクジェット記録装置100の制御途中で発生した必要なデータや、インクジェット記録装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。
制御部110は、用紙Pを検知センサー50に対向する位置(図14の位置)まで搬送した後、用紙Pの搬送を一旦停止する。このとき、制御部110は、用紙Pの先端部が検知センサー50に対向するように、用紙Pの搬送を停止する。そして、検知センサー50は、搬送ローラー対19による用紙Pの搬送が停止されている状態において、用紙Pのカールを検知する。
検知センサー50によるカール検知は、ある瞬間(例えば図12のt1)における用紙Pのカールを検知することによって行われてもよいが、本実施形態では、用紙Pのカールをより正確に検知するために、検知センサー50は、所定期間(例えば図12のt1からt2まで)測定することにより、用紙Pのカールのピーク量を検知する。そして、制御部110は、検知センサー50が用紙Pのカールのピーク量を検知した後、用紙Pの搬送を再開する。
また、用紙Pのカールをより正確に検知するために、制御部110は用紙Pの搬送を所定時間停止し、検知センサー50は、所定期間(例えば図12のt1からt2まで、又はt1からt3まで)測定することにより、用紙Pのカール量の時間変化率(図12のグラフの傾き)を検知してもよい。検知センサー50は、カールのピーク量の検知とカール量の時間変化率の検知との両方を行ってもよいし、いずれか一方のみを行ってもよい。なお、本明細書および特許請求の範囲において、時間変化率とは、一定時間(単位時間)当たりの変化量を意味する。
制御部110は、検知センサー50の検知結果に基づいてデカール装置60を制御して、用紙Pのカールを矯正する。このとき、制御部110は、用紙Pのカールのピーク量とカール量の時間変化率との少なくとも一方に基づいて、用紙Pのカールを矯正する。本実施形態では、制御部110は、用紙Pのカールのピーク量とカール量の時間変化率との少なくとも一方、カールの向きおよび用紙Pの種類に基づいて、用紙Pのカールを矯正する。なお、上述したように、一般的に、用紙Pの第1面にインクが吐出された場合、第1面が凸状に反るように用紙Pにカールが生じるため、検知センサー50によって用紙Pのカールの向きを検知しなくてもよい。ただし、用紙Pの種類やインク量等から用紙Pのカールの向きを判断したり、後述するように検知センサー50により用紙Pのカールの向きを検知したりすることも可能である。
第3用紙搬送路4cにおいては通常、用紙Pは図14に示すように用紙搬送方向中央部が下方に凹んだ状態(以下、上向きカールとも言う)であるため、制御部110は、第1デカール部61による矯正量を少なく(第1デカールローラー61dの押圧力を小さく)し、第2デカール部62による矯正量を多く(第2デカールローラー62dの押圧力を大きく)する。このとき、制御部110は、用紙Pのカールのピーク量が多くなるにしたがって、第2デカール部62による矯正量を多くしてもよい。また、制御部110は、用紙Pのカールの時間変化率が大きくなるにしたがって、第2デカール部62による矯正量を少なくしてもよい。
なお、用紙Pが例えば図11に示すようにカールしている場合、第1デカール部61による矯正量を少なく(第1デカールローラー61dの押圧力を小さく)し、第2デカール部62による矯正量を多く(第2デカールローラー62dの押圧力を大きく)することにより、用紙Pのカールをある程度矯正することが可能である。ただし、例えば図11に示すように用紙Pのカール量が用紙幅方向に変化している場合に用紙Pのカールをより適切に矯正するためには、第1デカールローラー61dおよび第2デカールローラー62dの押圧力を軸方向で変化させる(異ならせる)必要がある。
この場合、図15に示すように、第1デカールローラー61dおよび第2デカールローラー62dの各々を軸方向に複数に分離し、分離したローラーの押圧力を個別に調節可能に構成にすれば、用紙Pに対する矯正量を軸方向(用紙幅方向)で容易に変化させる(異ならせる)ことができるので、用紙Pのカールをより適切に矯正することができる。なお、第1デカールベルト61cおよび第2デカールベルト62cも、第1デカールローラー61dおよび第2デカールローラー62dと同様、用紙幅方向に複数(ここでは3個)に分離していてもよい。また、第1デカール部61と第2デカール部62とは、同様の構成であるため、図15では第1デカール部61および第2デカール部62を一つの図で示している。
ここで、本実施形態では、複数の用紙Pに連続して印字を行う連続印字時において、検知センサー50は、1枚目の用紙Pのカールを検知するとともに、2枚目以降の用紙Pのカールを検知しない。そして、制御部110は、検知センサー50による1枚目の用紙Pに対する検知結果に基づいて、1枚目および2枚目以降の用紙Pに対するデカール装置60の矯正量を制御する。このとき、制御部110は、1枚目の用紙Pに対するデカール装置60の矯正量を、2枚目以降の用紙Pに対するデカール装置60の矯正量よりも少なくしてもよい。
また、制御部110は、用紙Pの第1面に画像が形成された(インクが吐出された)後に検知センサー50が検知した検知結果に基づいて、用紙Pの第2面に画像が形成される際(両面印字時)における吸引装置30の吸引力を変更してもよい。この場合、制御部110は、例えば、用紙Pのカールのピーク量が多い場合に吸引装置30の吸引力を大きくし、用紙Pのカールのピーク量が少ない場合に吸引装置30の吸引力を小さくしてもよい。また、制御部110は、用紙Pのカールの時間変化率が大きい場合に吸引装置30の吸引力を小さくし、用紙Pのカールの時間変化率が小さい場合に吸引装置30の吸引力を大きくしてもよい。
また、制御部110は、複数の用紙Pに連続して両面印字を行う連続両面印字時において、検知センサー50は、1枚目の用紙Pの第1面に画像形成された後に1枚目の用紙Pのカールを検知するとともに2枚目以降の用紙Pのカールを検知しない。そして、制御部110は、1枚目の用紙Pの第1面に画像が形成された後の検知センサー50の検知結果に基づいて、1枚目および2枚目以降の用紙Pの第2面に画像が形成される際における吸引装置30の吸引力を制御してもよい。このとき、制御部110は、用紙Pの第2面に画像が形成される際において、1枚目の用紙Pに対する吸引装置30の吸引力を、2枚目以降の用紙Pに対する吸引装置30の吸引力よりも小さくしてもよい。
なお、例えば図11に示すように用紙Pのカール量が用紙幅方向に変化している場合に吸引装置30によって用紙Pをより適切に吸引するために、用紙Pに対する吸引力を用紙幅方向で変化させ(異ならせ)てもよい。この場合、吸引装置30の内部を用紙幅方向に複数の領域に分割し、その領域毎にファン30bを設け、ファン30bの吸引力を個別に調節可能に構成すれば、用紙Pに対する吸引力を用紙幅方向で容易に変化させる(異ならせる)ことができる。
また、制御部110は、用紙Pの搬送先の違いにより、用紙Pに対する矯正量を変更してもよい。すなわち、制御部110は、第1面にのみ印字(片面印字)された用紙Pを用紙排出トレイ15bに排出する場合、第1面に印字後の用紙Pを反転搬送路16に搬送して両面印字する場合、等の違いにより、用紙Pに対する矯正量を変更してもよい。
なお、検知センサー50は、用紙Pの後端部のカールも検知してもよい。この場合、検知センサー50は、1枚目の用紙Pの先端部のカールを検知した後、引き続き1枚目の用紙Pの後端部のカールを検知してもよいし、1枚目の用紙Pの先端部のカールを検知した後、2枚目の用紙Pの後端部のカールを検知してもよい。1枚目の用紙Pの先端部のカールを検知した後、2枚目の用紙Pの後端部のカールを検知すれば、後端部についてもカールのピーク量を検知することができる。
次に、検知センサー50により用紙Pのカールの向きを検知する場合について説明する。
用紙搬送ガイドによる規制や重力による影響等を無視すると、例えば、前端部(用紙搬送方向下流側の端部)が下向きにカールしている用紙Pは図16に示すようになる。この場合であっても、用紙搬送ガイドによる規制や重力による影響等を無視した状態(図16の状態)では、検知センサー50により用紙Pのカールの向きを検知することが可能である。
しかしながら、第3用紙搬送路4cにおいては用紙Pが用紙搬送ガイドにより規制されるため、用紙Pの用紙搬送方向中央部が上方に突出した形状(以下、下向きカールとも言う)の場合、用紙Pは図17に示すようになる。このため、検知センサー50により用紙Pの先端部のカールを測定しただけでは、用紙Pのカールの向き(すなわち、図14の状態であるか、図17の状態であるか)を検知することが困難である。
ここで、図14の場合(上向きカールの場合)、用紙Pの前端および後端の高さが高くなる。その一方、図17の場合(下向きカールの場合)、用紙Pの用紙搬送方向中央部の高さが高くなる。このため、検知センサー50によって用紙搬送方向に沿って用紙Pの複数点を測定すれば、用紙Pのカールの向きを判別することが可能である。
なお、用紙Pが下向きカールの状態(図17の状態)であった場合、制御部110は、第1デカール部61による矯正量を多く(第1デカールローラー61dの押圧力を大きく)し、第2デカール部62による矯正量を少なく(第2デカールローラー62dの押圧力を小さく)する。
本実施形態では、上記のように、検知センサー50は、搬送ローラー対19による用紙Pの搬送が停止されている状態において、用紙Pのカールを検知する。これにより、空気の影響で用紙Pの先端部が浮き上がったり、沈み込んだりするのを抑制することができるので、用紙Pのカール量が空気の影響で変化するのを抑制することができる。このため、用紙Pのカールを精度良く検知することができる。
また、上記のように、検知センサー50は、用紙Pのカールのピーク量を検知してもよい。この場合、用紙Pのカールをより精度良く検知することができる。
また、上記のように、検知センサー50は、用紙Pのカール量の時間変化率を検知してもよい。この場合も、用紙Pのカールをより精度良く検知することができる。
また、上記のように、検知センサー50は、用紙幅方向に互いに所定の間隔を隔てて複数配置されている。これにより、検知センサー50を1つのみ設ける場合と異なり、用紙幅方向にカール量が変化する場合にも、用紙Pのカール状態(カールしている箇所およびカール量)を検知することができる。このため、用紙Pのカールをさらに精度良く検知することができる。
また、上記のように、制御部110は、検知センサー50の検知結果に基づいて、デカール装置60の矯正量を制御する。これにより、用紙Pのカールに応じて、用紙Pのカールを適切に矯正することができるので、ジャム等の搬送不良を抑制したり、用紙排出トレイ15b上でのストック性を向上させたりすることができる。
また、上記のように、複数の用紙Pに連続して印字を行う連続印字時において、制御部110は、検知センサー50による1枚目の用紙Pに対する検知結果に基づいて、1枚目および2枚目以降の用紙Pに対するデカール装置60の矯正量を制御する。これにより、2枚目以降の用紙Pのカールを検知する必要がないので、カールの矯正にかかる時間が長くなるのを抑制することができる。
また、上記のように、1枚目の用紙Pは検知センサー50に対向する位置でカールのピークが過ぎるまで停止されるため、2枚目以降の用紙Pと比べて、必要なカール矯正量が少ない。このため、1枚目の用紙Pに対するデカール装置60の矯正量を、2枚目以降の用紙Pに対するデカール装置60の矯正量よりも少なくすることによって、1枚目および2枚目以降の用紙Pに対してより適切にカールを矯正することができる。
また、上記のように、第1デカール部61および第2デカール部62は、用紙Pに対する矯正量を用紙幅方向で異なる量に設定可能に構成されている。これにより、用紙Pのカール量が用紙幅方向に変化している場合に用紙Pのカールをより適切に矯正することができる。
また、上記のように、第1デカールローラー61dは用紙幅方向に複数に分離しており、第1押圧力調整機構61eは、複数の第1デカールローラー61dの押圧力を個別に調節可能である。同様に、第2デカールローラー62dは用紙幅方向に複数に分離しており、第2押圧力調整機構62eは、複数の第2デカールローラー62dの押圧力を個別に調節可能である。これにより、第1デカール部61の用紙Pに対する矯正量を用紙幅方向で異なる量に容易に設定することができるとともに、第2デカール部62の用紙Pに対する矯正量を用紙幅方向で異なる量に容易に設定することができる。
また、上記のように、複数の用紙Pに連続して両面印字を行う連続両面印字時において、制御部110は、1枚目の用紙Pの第1面に画像が形成された後の検知センサー50の検知結果に基づいて、1枚目および2枚目以降の用紙Pの第2面に画像が形成される際における吸引装置30の吸引力を制御する。これにより、2枚目以降の用紙Pのカールを検知することなく、用紙Pのカールに応じて吸引装置30の吸引力を適切に調節することができる。
また、上記のように、1枚目の用紙Pは検知センサー50に対向する位置でカールのピークが過ぎるまで停止されるため、2枚目以降の用紙Pと比べて、用紙Pの第2面に画像が形成される際におけるカール量が少ない。このため、用紙Pの第2面に画像が形成される際において、1枚目の用紙Pに対する吸引装置30の吸引力を、2枚目以降の用紙Pに対する吸引装置30の吸引力よりも小さくすることによって、1枚目および2枚目以降の用紙Pに対して吸引装置30の吸引力をより適切に設定することができる。
また、上記のように、吸引装置30は、用紙Pに対する吸引力を用紙幅方向で異なる大きさに設定可能に構成されていてもよい。この場合、用紙Pのカール量が用紙幅方向に変化している場合に用紙Pをより適切に吸引することができる。
また、上記のように、検知センサー50は、用紙Pの先端部のカールを検知する。これにより、用紙Pの先端部のカールを矯正することができるので、ジャム等の搬送不良を抑制したり、用紙排出トレイ15b上でのストック性を向上させたりすることができる。
また、上記のように、検知センサー50は、用紙Pの後端部のカールも検知してもよい。この場合、用紙Pの後端部のカールも矯正することができるので、用紙Pの後端部が用紙搬送路(例えば反転搬送路16等)に強く擦れるのを抑制することができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、用紙Pのカールを検知する検知センサー50を3個設ける例について示したが、本発明はこれに限らず、検知センサー50を1個、2個又は4個以上設けてもよい。ただし、検知センサー50を1個だけ設ける場合は、検知センサー50を用紙Pの用紙幅方向の中央部が通過する位置に対向配置させることが好ましい。また、検知センサー50を2個設ける場合は、検知センサー50を用紙Pの用紙幅方向の両端部が通過する位置に対向配置させることが好ましい。
また、上記実施形態では、検知センサー50の検知結果に基づいて、吸引装置30の吸引力を調整する例について示したが、吸引装置30の吸引力を調整しなくてもよい。
また、上記実施形態では、デカール装置60を、第1デカール部61と、第1デカール部61とは反対方向に用紙Pのカールを矯正する第2デカール部62と、によって構成する例について示したが、本発明はこれに限らない。用紙Pのカールを正逆方向に矯正可能な1個のデカール部によって、デカール装置60を構成してもよい。また、記録媒体の第1面または第2面に水分を加えて記録媒体を逆方向にカールさせるデカール装置を用いてもよい。
また、上記実施形態では、用紙Pを水平方向に搬送する際に検知センサー50によって用紙Pのカールを検知する例について示したが、本発明はこれに限らない。例えば、用紙Pを鉛直方向に搬送する際に検知センサー50によって用紙Pのカールを検知してもよい。
8 搬送ベルト
8b 通気孔
17a〜17c 記録ヘッド
19 搬送ローラー対(搬送部材)
30 吸引装置
50 検知センサー
50a 第1検知センサー(検知センサー)
50b 第2検知センサー(検知センサー)
50c 第3検知センサー(検知センサー)
60 デカール装置
61a 第1駆動ローラー(駆動ローラー)
61b 第1従動ローラー(従動ローラー)
61c 第1デカールベルト(デカールベルト)
61d 第1デカールローラー(デカールローラー)
61e 第1押圧力調整機構(押圧力調整機構)
62a 第2駆動ローラー(駆動ローラー)
62b 第2従動ローラー(従動ローラー)
62c 第2デカールベルト(デカールベルト)
62d 第2デカールローラー(デカールローラー)
62e 第2押圧力調整機構(押圧力調整機構)
100 インクジェット記録装置
110 制御部(搬送制御部、デカール制御部、吸引制御部)
P 用紙(記録媒体)

Claims (14)

  1. 記録媒体上にインクを吐出する記録ヘッドと、
    前記記録媒体を搬送する搬送部材と、
    前記記録ヘッドに対して記録媒体搬送方向下流側に配置され、前記記録媒体のカールを検知する検知センサーと、
    前記搬送部材を制御する搬送制御部と、
    を備え、
    前記搬送制御部は、前記記録媒体を前記検知センサーに対向する位置まで搬送した後、前記記録媒体の搬送を一旦停止し、
    前記検知センサーは、前記搬送部材による前記記録媒体の搬送が停止されている状態において、前記記録媒体のカールを検知することを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記検知センサーは、前記記録媒体のカールのピーク量を検知し、
    前記搬送制御部は、前記検知センサーが前記記録媒体のカールのピーク量を検知した後、前記記録媒体の搬送を再開することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記検知センサーは、前記記録媒体のカール量の時間変化率を検知し、
    前記搬送制御部は、前記検知センサーが前記記録媒体のカール量の時間変化率を検知した後、前記記録媒体の搬送を再開することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記検知センサーは、記録媒体搬送方向と垂直な記録媒体幅方向に互いに所定の間隔を隔てて複数配置されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記検知センサーに対して前記記録媒体搬送方向下流側に配置され、前記記録媒体のカールを矯正するデカール装置と、
    前記デカール装置を制御するデカール制御部と、
    をさらに備え、
    前記デカール制御部は、前記検知センサーの検知結果に基づいて、前記デカール装置の矯正量を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 複数の前記記録媒体に連続して印字を行う連続印字時において、前記検知センサーは、1枚目の前記記録媒体のカールを検知し、前記デカール制御部は、前記検知センサーによる前記1枚目の記録媒体に対する検知結果に基づいて、前記1枚目および前記2枚目以降の記録媒体に対する前記デカール装置の矯正量を制御することを特徴とする請求項5に記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記1枚目の記録媒体に対する前記デカール装置の矯正量は、前記2枚目以降の記録媒体に対する前記デカール装置の矯正量よりも少ないことを特徴とする請求項6に記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記デカール装置は、前記記録媒体に対する矯正量を前記記録媒体幅方向で異なる量に設定可能に構成されていることを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記デカール装置は、駆動ローラーと、従動ローラーと、前記駆動ローラーおよび前記従動ローラーに巻き掛けられたデカールベルトと、前記デカールベルトに押圧されるデカールローラーと、前記デカールベルトに対する前記デカールローラーの押圧力を変化させる押圧力調整機構と、を有し、
    前記デカールローラーは、前記記録媒体幅方向に複数に分離しており、
    前記押圧力調整機構は、前記複数のデカールローラーの押圧力を個別に調節可能であることを特徴とする請求項8に記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記記録ヘッドの下方に配置され、複数の通気孔が形成されるとともに前記記録媒体を搬送する搬送ベルトと、
    前記記録媒体を前記搬送ベルトに吸着させるために空気を吸引する吸引装置と、
    前記吸引装置を制御する吸引制御部と、
    をさらに備え、
    複数の前記記録媒体に連続して両面印字を行う連続両面印字時において、前記検知センサーは、1枚目の前記記録媒体の第1面に画像が形成された後に前記1枚目の記録媒体のカールを検知し、前記吸引制御部は、前記1枚目の記録媒体の第1面に画像が形成された後の前記検知センサーの検知結果に基づいて、前記1枚目および前記2枚目以降の記録媒体の前記第1面とは反対側の第2面に画像が形成される際における前記吸引装置の吸引力を制御することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記記録媒体の前記第2面に画像が形成される際において、前記1枚目の記録媒体に対する前記吸引装置の吸引力は、前記2枚目以降の記録媒体に対する前記吸引装置の吸引力よりも小さいことを特徴とする請求項10に記載のインクジェット記録装置。
  12. 前記吸引装置は、前記記録媒体に対する吸引力を前記記録媒体幅方向で異なる大きさに設定可能に構成されていることを特徴とする請求項10または11に記載のインクジェット記録装置。
  13. 前記検知センサーは、前記記録媒体の先端部のカールを検知することを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  14. 前記検知センサーは、前記記録媒体の後端部のカールも検知することを特徴とする請求項13に記載のインクジェット記録装置。
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