JP4985616B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録媒体にインクを吐出するインクジェット記録装置に関する。
特許文献1には、4つのインクジェット記録ヘッドと、4つのインクジェット記録ヘッドと対向する位置に記録用紙を搬送方向に沿って搬送するベルトプラテンと、4つのインクジェット記録ヘッドの上流及び下流に配置された2つの用紙センサとを含むインクジェット記録装置について記載されている。このインクジェット記録装置においては、上流の用紙センサが記録用紙を検出した後、一定時間後に下流の用紙センサが用紙を検出しなければ、記録用紙にジャム(紙詰まり)が生じたと判断し、ジャム処理が行われる。
国際公開第WO2006/054665号パンフレット
しかしながら、上記特許文献1に記載のインクジェット記録装置においては、上流の用紙センサが記録用紙を検出してから一定時間の間は、各インクジェット記録ヘッドからインクが吐出されて記録用紙に対して印刷が行われようとする。つまり、記録用紙が上流の用紙センサに検出された直後であって、例えば、最も上流にあるインクジェット記録ヘッドの上流側面に記録用紙の前端が衝突し、記録用紙にジャムが生じた場合では、記録用紙がインクジェット記録ヘッドと対向する位置に搬送されていないのに、各インクジェット記録ヘッドからインクが吐出される。したがって、吐出されたインクによって、搬送機構であるベルトプラテン(搬送ベルト)が汚れる。
そこで、本発明の目的は、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制するインクジェット記録装置を提供することである。
本発明のインクジェット記録装置は、インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドを1以上含むヘッドユニットと、記録媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトを有する搬送機構と、記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段と、前記搬送方向に関して前記ヘッドユニットよりも上流に配置され、前記搬送機構による記録媒体の搬送に伴って、記録媒体の前記搬送方向と直交する方向の一端、及び、前記搬送ベルトの前記直交する方向の一端の前記直交する方向に関する位置を示す出力信号をそれぞれ連続的に出力する第1センサとを備えている。そして、前記制御手段は、前記印刷データに基づく印刷時において、前記第1センサからの出力信号に基づくジャムの発生に関する第1評価値が閾値を超えたときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御するものであり、前記第1評価値は、前記第1センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく記録媒体の前記直交する方向に関する変位量と前記搬送ベルトの前記直交する方向に関する変位量との差分値、前記差分値の変化率、前記第1センサを用いた実測によって得られた記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの検出位置に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する基準変位量と前記第1センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量との差分値、及び、前記基準変位量の積分値と前記第1センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量の積分値との差分値のいずれかであり、前記閾値は、前記搬送ベルトに対する記録媒体の前記直交する方向に関する許容値である
これによると、第1センサが、ヘッドユニットの上流において、搬送されてきた記録媒体の一端及び搬送ベルトの一端の位置を示す出力信号をそれぞれ連続的に出力する。そして、制御手段がその出力信号に基づくジャムの発生に関する第1評価値が閾値を超えたときに、インク吐出を停止する。このように、ヘッドユニットの上流(第1センサからヘッドユニットまでの間)又はヘッドユニットと対向している記録媒体にジャムが生じていることを直ぐに判定し、インク吐出を停止することができるので、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となる。その結果、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。また、第1センサを取り付けるときに、非常に高い取付精度を必要としない。
また、本発明において、前記搬送方向に関して前記ヘッドユニットよりも下流であって、前記搬送方向に沿って前記第1センサと重なる位置に配置された第2センサをさらに備えている。そして、前記制御手段は、前記印刷データに基づく印刷時において、前記第2センサからの出力信号に基づくジャムの発生に関する第2評価値が閾値を超えたときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御するものであり、前記第2評価値は、前記第2センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく記録媒体の前記直交する方向に関する変位量と前記搬送ベルトの前記直交する方向に関する変位量との差分値、前記差分値の変化率、前記第2センサを用いた実測によって得られた記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの検出位置に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する基準変位量と前記第2センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量との差分値、及び、前記基準変位量の積分値と前記第2センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量の積分値との差分値のいずれかであることが好ましい。これにより、記録媒体の搬送方向の後端が第1センサを通過しても、当該記録媒体の一端及び搬送ベルトの一端の位置を示す出力信号を、第2センサで同様に出力することができる。このため、記録媒体がヘッドユニットを通過し終わるまで、記録媒体にジャムが発生しているか否かを判定することが可能となる。
また、本発明において、前記ヘッドユニットが、前記搬送方向に沿って並んだ複数の前記インクジェットヘッドを有しており、前記搬送方向に関して隣接する2つの前記インクジェットヘッド間であって、前記搬送方向に沿って前記第1センサと重なる位置に配置された第3センサをさらに備えている。そして、前記制御手段は、前記印刷データに基づく印刷時において、前記第3センサからの出力信号に基づくジャムの発生に関する第3評価値が閾値を超えたときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御するものであり、前記第3評価値は、前記第3センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく記録媒体の前記直交する方向に関する変位量と前記搬送ベルトの前記直交する方向に関する変位量との差分値、前記差分値の変化率、前記第3センサを用いた実測によって得られた記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの検出位置に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する基準変位量と前記第3センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量との差分値、及び、前記基準変位量の積分値と前記第3センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量の積分値との差分値のいずれかであることが好ましい。これにより、搬送方向に関して、ヘッドユニットよりも短い記録媒体が搬送されてきても、当該記録媒体の全体がヘッドユニットと対向しているときの記録媒体の一端及び搬送ベルトの一端の位置を示す出力信号を出力することが可能となる。
また、本発明において、前記第1センサが、前記直交する方向に長尺な検出面を有していることが好ましい。これにより、搬送方向に直交する方向の長さが互いに異なる記録媒体が搬送されてきても、1つのセンサで記録媒体の一端の位置を出力することができる。
また、本発明において、前記第1センサが、記録媒体に対して非接触で、且つアナログ信号を出力することが好ましい。これにより、記録媒体が第1センサと対向している間において、記録媒体の一端及び搬送ベルトの一端の位置を示す出力信号をリアルタイムに出力することが可能となる。
また、本発明において、前記第1センサが、記録媒体に対して非接触で、且つデジタル信号を出力することが好ましい。
本発明のインクジェット記録装置によると、第1センサが、ヘッドユニットの上流において、搬送されてきた記録媒体の一端及び搬送ベルトの一端の位置を示す出力信号をそれぞれ連続的に出力する。そして、制御手段がその出力信号に基づくジャムの発生に関する第1評価値が閾値を超えたときに、インク吐出を停止する。このように、ヘッドユニットの上流又はヘッドユニットと対向している記録媒体にジャムが生じていることを直ぐに判定し、インク吐出を停止することができるので、ジャムが発生し記録媒体が吐出面と対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となる。その結果、搬送機構がインクによって汚れるのを抑制することができる。また、第1センサを取り付けるときに、非常に高い取付精度を必要としない。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。図2は、図1に示すインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。図3は、図2に示すヘッドユニット5及びその近傍を上方から見たときの平面図である。
インクジェットプリンタ1は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有し、その正面(図1の紙面左方の手前側の面)には、上から順に2つの開口3a,3bが形成されている。開口3aには、下端の水平軸を支点として開閉可能な扉4が設けられている。開口3a及び扉4は、筐体1aの奥行き方向(図2の紙面に対して垂直な方向であって主走査方向)に関して、ベルト搬送装置50と対向配置されている。
インクジェットプリンタ1は、図2に示すように、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド2を有するカラーインクジェットプリンタである。これら4つのインクジェットヘッド2は、図示しない支持部材に支持されており、1つのヘッドユニット5を構成している。このプリンタ1には、図2中下方に給紙装置10が、図2中上方に排紙部15がそれぞれ設けられており、これらの間にベルト搬送装置50が設けられている。さらに、プリンタ1には、これらの動作を制御する制御部100が含まれている。
給紙装置10は、図2に示すように、積層された複数の用紙Pを収納可能な給紙カセット11と、給紙カセット11から用紙Pを送り出す給紙ローラ12と、給紙ローラ12を回転させる給紙モータ13(図4参照)とを有している。給紙カセット11は、図2の紙面垂直方向に関して、着脱可能に配置されており、筐体1aに装着されたときに、図2中上下方向に関してベルト搬送装置50と重なる位置に配置される。また、給紙カセット11は、用紙サイズが互いに異なる用紙P(例えば、A4サイズの用紙P1やB5サイズの用紙P2など)が収納可能に構成されている。
給紙ローラ12は、最も上方に位置する用紙Pと回転しながら接触することで給紙カセット11から用紙Pを送り出す。なお、給紙モータ13は制御部100によって制御される。給紙カセット11の図1中左端部側には、給紙カセット11からベルト搬送装置50に向かって湾曲しながら延在する搬送ガイド17が設けられている。
この構成において、制御部100の制御により、給紙ローラ12が図2中時計回り方向に回転することによって、給紙ローラ12と接触した用紙Pが搬送ガイド17を通ってベルト搬送装置50に送り出される。
ベルト搬送装置50は、2つのベルトローラ51,52と、搬送ベルト53と、プラテン57とを有しており、用紙Pを搬送方向Aに搬送する装置である。搬送ベルト53は、両ローラ51,52間に架け渡されるように巻回されたエンドレスのベルトである。プラテン57は、搬送ベルト53によって囲まれた領域内に配置されている。また、プラテン57は、インクジェットヘッド2と対向する位置において、搬送ベルト53が下方に撓まないように搬送ベルト53を支持している。ベルトローラ52は、駆動ローラであって、その軸に搬送モータ59(図4参照)から駆動力が与えられることで、図2中時計回り方向に回転する。ベルトローラ51は、従動ローラであって、ベルトローラ52の回転により搬送ベルト53が走行することによって、図2中時計回り方向に回転する。
搬送ベルト53の外周面である搬送面54にはシリコーン処理が施されており、粘着性を有している。ベルトローラ51と対向する位置には、ニップローラ48が配置されている。ニップローラ48は、給紙装置10から送り出された用紙Pを搬送面54に押さえ付ける。搬送面54に押さえ付けられた用紙Pは、その粘着力によって搬送面54上に保持されながら搬送方向Aへと搬送される。
ベルト搬送装置50の搬送方向Aのすぐ下流側には、剥離部材9が設けられている。剥離部材9は、その先端が用紙Pと搬送ベルト53との間に入り込むことによって、用紙Pを搬送面54から剥離する。
プリンタ1には、6つのセンサ91〜96が設けられている。図3に示すように、センサ91,94は、搬送方向Aに関して1番目に配置された(最も上流に配置された)インクジェットヘッド2よりも上流であって当該インクジェットヘッド2の近傍に配置されている。また、センサ91,94は、主走査方向に沿って互いに重なる位置に配置されている。具体的には、センサ91は、A4サイズの用紙P1が搬送されてきたときに、その用紙P1の一端(主走査方向の一端であって図3中上端)と対向する位置に配置されている。センサ94は、B5サイズの用紙P2が搬送されてきたときに、その用紙P2の一端と対向する位置に配置されている。なお、本実施形態において、副走査方向とは用紙Pの搬送方向Aと平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向(図3中上下方向)である。
センサ92,95は、搬送方向Aに関して2,3番目に配置されたインクジェットヘッド2間に配置されており、主走査方向に沿って互いに重なる位置に配置されている。センサ92,95は、搬送方向Aに沿ってセンサ91,94とそれぞれ重なる位置に配置されている。つまり、センサ92は、用紙P1の一端と対向する位置に配置されている。センサ95は、用紙P2の一端と対向する位置に配置されている。
センサ93,96は、搬送方向Aに関して4番目に配置された(最も下流に配置された)インクジェットヘッド2よりも下流であって当該インクジェットヘッド2の近傍に配置されている。また、センサ93,96は、主走査方向に沿って互いに重なる位置に配置され、且つ、搬送方向Aに沿ってセンサ91,92,94,95とそれぞれ重なる位置に配置されている。つまり、センサ93は、用紙P1の一端と対向する位置に配置されている。センサ96は、用紙P2の一端と対向する位置に配置されている。
これら6つのセンサ91〜96は、搬送されてきた用紙Pに対して非接触で且つアナログ信号を出力するアナログセンサである。これにより、用紙Pと各センサ91〜96とが対向している間において、用紙Pの一端の位置を示す出力信号を制御部100にリアルタイムに出力することが可能となる。これら6つのセンサ91〜96には、主走査方向に一定幅を有する検出面91a〜96aがそれぞれ形成されており、用紙Pの一端の主走査方向の位置を示す出力信号を制御部100に連続的に出力する。センサ91〜96は、検出面91a〜96aの中心と、正確に搬送されてきた基準となる用紙Pの一端とがちょうど対向する位置に配置されている。そして、検出面91a〜96aは、用紙Pの一端が主走査方向に関して基準位置(検出面の中心)から最大許容変位量(用紙Pがジャムせずに正常搬送が可能な範囲)を若干越えても、当該一端を検出可能な幅を有している。
ベルト搬送装置50と排紙部15との搬送経路に沿う間には、4つの送りローラ21a,21b,22a,22bと、送りローラ21a,21bと送りローラ22a,22bとの間に配置された搬送ガイド18とが配置されている。送りローラ21b,22bは、制御部100に制御される送りモータ23,24(図4参照)によって回転駆動される。この構成において、制御部100の制御により、送りローラ21b,22bが回転するように送りモータ23,24が駆動され、ベルト搬送装置50から排出された用紙Pが送りローラ21a,21bに挟持されながら搬送ガイド18を通されて図2中上方に送られる。そして、送りローラ22a,22bに挟持されながら排紙部15に送られる。なお、送りローラ21a,22aは、従動ローラであり用紙搬送に伴って回転する。
ヘッドユニット5を構成する4つのインクジェットヘッド2は、図2及び図3に示すように、搬送方向Aに沿って並べて設けられている。すなわち、このインクジェットプリンタ1は、ライン式プリンタである。インクジェットヘッド2は、その長手方向が主走査方向に伸びた細長い直方体形状となっている。また、インクジェットヘッド2は、圧力室を含むインク流路が形成された流路ユニットと、圧力室のインクに圧力を与えるアクチュエータとが貼り合わされた積層体(ともに図示せず)を有しており、底面はインクを吐出する複数の吐出口(不図示)が形成された吐出面2aとなっている。そして、ベルト搬送装置50によって搬送される用紙Pが4つのインクジェットヘッド2のすぐ下方を通過する際に、用紙Pの上面に向けて吐出口から各色のインクが順に吐出される。これにより、用紙Pの上面、すなわち、印刷面に所望のカラー画像が形成される。
次に、制御部100について説明する。制御部100は、例えば汎用のパーソナルコンピュータによって構成されている。かかるコンピュータは、CPU、ROM、RAM、ハードディスクなどのハードウェアが収納されており、ハードディスクには、プリンタ1の動作を制御する為のプログラムを含む各種のソフトウェアが記憶されている。そして、これらのハードウェア及びソフトウェアが組み合わされることによって、後述の各部101〜104(図4参照)が構築されている。
図4は、図2に示す制御部100の概略構成を示すブロック図である。図5は、センサからの出力信号に基づく用紙Pの変位量を示すグラフである。制御部100は、印字制御部101、搬送制御部102、閾値記憶部103、及び、ジャム判定部104を含んでいる。
印字制御部101は、図示しないホストコンピュータから転送された印刷データに基づいて、用紙Pに対してインクを吐出するように、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を制御する。このとき、印字制御部101は、センサ91(又はセンサ94)がベルト搬送装置50によって搬送されてきた用紙Pの前端に含まれる一端の位置を示す出力信号を出力し始めてから所定時間経過後、用紙Pに対してインクを吐出するように各インクジェットヘッド2を制御する。ここでいう所定時間は、センサ91,94が出力信号を出力し始めたときの用紙Pの前端から1番目のインクジェットヘッド2のインクを吐出する最も上流にある吐出口までの搬送経路に沿った距離を、用紙Pの搬送速度で割った時間である。
なお、印刷データには、ユーザによって選択された用紙サイズ(A4,B5など)を示す用紙データが含まれており、この用紙データに基づいて、印字制御部101は、2つのセンサ91,94からの用紙Pの出力信号が有効か否かを判定する。すなわち、A4サイズの用紙P1が搬送される場合は、センサ91からの出力信号だけを有効と判定し、B5サイズの用紙P2が搬送される場合は、センサ94からの出力信号だけを有効と判定し、上述のインク吐出制御が行われる。
搬送制御部102は、給紙装置10から排紙部15まで用紙Pを搬送するように、給紙モータ13、搬送モータ59、送りモータ23,24を制御する。
閾値記憶部103は、ベルト搬送装置50によって搬送されてきた用紙P1,P2の一端が基準位置(検出面の中心)から主走査方向に関してずれても、当該用紙P1,P2が正常搬送される用紙Pの最大許容変位量を記憶している。図5に示すように、最大許容変位量は、基準位置を示す基準値からの絶対値であり、基準値から下限値まで、及び、基準値から上限値までの変位量に相当し、ジャム判定に関する閾値となっている。なお、この基準位置からの最大許容変位量の範囲は、用紙Pの蛇行許容範囲でもある。
ジャム判定部104は、6個のセンサ91〜96からの用紙Pの一端の位置を示す出力信号が有効か否かを用紙データに応じて判定する。すなわち、A4サイズの用紙P1が搬送される場合は、センサ91〜93からの出力信号が有効と判定し、B5サイズの用紙P2が搬送される場合は、センサ94〜96からの出力信号が有効と判定する。
また、ジャム判定部104は、印刷データに基づく印刷時において、これら有効な出力信号が示す用紙Pの一端の変位量が、閾値記憶部103に記憶された基準値からの最大許容変位量を超えるときに、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。本実施形態においては、出力信号が示す用紙Pの一端の変位量が、ジャムの発生に関する評価値となっている。また、ジャム判定部104は、給紙装置10から用紙Pの搬送が開始されてから、センサ91(又はセンサ94)からの出力信号が制御部100に送信されるまでの時間が、所定時間よりも長い場合は、給紙装置10〜センサ91(又はセンサ94)間で当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。
ここで、センサからの出力信号に基づくジャム判定部104のジャム判定について図5を参照しつつ説明する。図5においては、横軸に時間を示し、縦軸にセンサからの出力信号が示す主走査方向に関する変位量を示している。例えば、A4サイズの用紙P1がセンサ91と対向する位置に搬送されてくると、センサ91が当該用紙P1の一端の主走査方向に関する位置を示す出力信号を制御部100に出力する。
このとき、図5に示すように、センサ91は、用紙P1と対向している間であって、その用紙搬送に伴って出力信号を連続的に出力する。そして、出力信号が示す用紙P1の一端の変位量が、最大許容変位量(上限値)を超える時刻T1に、ジャム判定部104が用紙P1にジャムが発生したと判定する。
ジャム判定部104は、上述のようにジャムが発生したと判定したときに、印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙P1の搬送を停止させるジャム処理を行う。
また、センサ92,93もセンサ91と同様に、用紙P1と対向している間、用紙P1の一端の位置を示す出力信号を制御部100に出力する。そして、これらセンサ92,93からの出力信号が示す変位量が、基準値からの最大許容変位量を超えたときに、ジャム判定部104は上述と同様に用紙P1にジャムが発生したと判定する。このようにジャム判定部104は、用紙P1が搬送されているときにおいて、3つのセンサ91〜93からの出力信号が示す変位量のいずれかが最大許容変位量を超えたときに、用紙P1にジャムが発生したと判定し、上述のジャム処理を行う。
なお、センサ91〜93からの出力信号が示す変位量のいずれもが、最大許容変位量(上限及び下限値)を超えないときは、ジャム判定部104はジャムが発生したと判定せず、用紙P1はインクジェットヘッド2と対向するときにインクが吐出されて画像が形成され、排紙部15に排紙される。
また、図3に示すように、センサ92が2、3番目にあるインクジェットヘッド2間に配置されているので、用紙P1が搬送方向Aに関してヘッドユニット5よりも短くても、用紙P1の一端の位置を示す出力信号の出力が途絶えない。すなわち、用紙P1の後端がセンサ91と対向する領域を通過しても、当該用紙P1の一端がセンサ92と対向するので、センサ91からの出力信号が途絶えてもセンサ92から用紙P1の一端の位置を示す出力信号が出力される。これにより、用紙P1全体がヘッドユニット5と対向しているとき、用紙P1の一端の位置を示す出力信号をセンサ92から出力することが可能となる。
また、センサ93がヘッドユニット5の下流近傍に配置されているので、用紙P1の後端がセンサ92と対向する領域を通過しても、当該用紙P1の一端がセンサ93と対向するので、センサ92からの出力信号が途絶えてもセンサ93から用紙P1の一端の位置を示す出力信号が出力される。これにより、用紙P1の後端がヘッドユニット5と対向する領域を通過し終わるまで、用紙P1にジャムが発生しているか否かをジャム判定部104で判定することが可能となる。
なお、B5サイズの用紙P2を搬送するときは、センサ94〜96から出力された用紙P2の一端の位置を示す出力信号に基づいて、ジャム判定部104が、用紙P1を搬送したときと同じように、用紙P2にジャムが発生しているか否かを判定する。そして、ジャムが発生しているときは、ジャム判定部104が、上述と同様にジャム処理を行う。
また、図3に示すように、センサ91〜93がA4サイズの用紙P1の一端と対向可能な位置に配置され、且つ、センサ94〜96がB5サイズの用紙P2の一端と対向可能な位置に配置されているので、主走査方向の長さが互いに異なる用紙P1,P2が搬送されてきても、対応するセンサで用紙Pの一端の位置を出力することができる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1によると、センサ91,94がヘッドユニット5の上流において、搬送されてきた用紙Pの一端の位置を示す出力信号を連続的に出力する。そして、ジャム判定部104がその出力信号が示す変位量(評価値)が、基準値からの最大許容変位量(閾値)を超えたときに、用紙Pにジャムが発生したと判定する。そして、ジャム判定部104は、ジャムが発生したと判定したときに、印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙Pの搬送を停止させるジャム処理を行う。このように、ヘッドユニット5の上流(センサ91,94からヘッドユニット5までの間)又はヘッドユニット5と対向している用紙Pにジャムが生じていることを直ぐに判定し、インク吐出の停止を行うことができるので、ジャムが発生し用紙Pが吐出面2aと対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となる。その結果、ベルト搬送装置50(搬送機構)がインクによって汚れるのを抑制することができる。また、ジャム判定に関する閾値が、基準位置からの用紙Pの最大許容変位量であるため、用紙Pのジャム発生の判定精度が向上する。
本実施形態においては、用紙Pのジャム発生に関する評価値が用紙Pの一端の変位量であったが、用紙Pの主走査方向に関する変位の変化率が評価値であるときの第1変形例について以下に説明する。
図6は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御部の第1変形例であって、その概略構成を示すブロック図である。図7は、センサからの出力信号に基づく用紙Pの主走査方向に関する変位量及び3つの時点の傾きを示すグラフである。なお、図7においては、傾き(変化率)が3点だけ示されているが、実際にはセンサから用紙Pの位置を示す出力信号が出力され始めた時点から、所定時間(例えば、0.1s)毎の点において傾きが算出されており、3つの点(時刻S1〜S3)よりも多くの点の傾きが求められている。
第1変形例における制御部200は、図6に示すように、印字制御部101と、搬送制御部102と、閾値記憶部203と、ジャム判定部204とを有している。なお、第1実施形態と同様なものに関しては同符号で示し説明を省略する。
閾値記憶部203は、用紙Pの一端の位置を示す出力信号が各センサ91〜96から出力され始めた時点から所定時間(例えば、0.1s)毎の用紙Pの主走査方向に関する変位の許容変化率を記憶している。この許容変化率は、基準変化率(0)からの絶対値であり、用紙Pがジャムせずに正常搬送が可能な範囲である上限及び下限値までの変化率に相当し、ジャム判定に関する閾値となっている。
ジャム判定部204は、第1実施形態と同様に、6個のセンサ91〜96からの用紙Pの一端の位置を示す出力信号が有効か否かを用紙データに応じて判定する。また、ジャム判定部204は、微分値算出部204aを有している。微分値算出部204aは、各センサ91〜96から出力された有効な出力信号に基づいて、各センサ91〜96から出力され始めた時点から所定時間毎に微分を行い、用紙Pの一端の変位の変化率(傾き)を所定時間毎に算出する。
ジャム判定部204は、印刷データに基づく印刷時において、微分値算出部204aによって算出された所定時間毎の変化率が、閾値記憶部203に記憶された許容変化率を超える(許容変化率の上限及び下限値内に入らない)ときに、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。本変形例においては、用紙Pの一端の主走査方向の変位の変化率が評価値となっている。
ここで、センサからの出力信号に基づくジャム判定部204のジャム判定について図7を参照しつつ説明する。図7においては、横軸に時間を示し、縦軸にセンサからの出力信号が示す主走査方向に関する変位量を示している。例えば、A4サイズの用紙P1がセンサ91と対向する位置に搬送されてくると、センサ91が当該用紙P1の一端の主走査方向に関する位置を示す出力信号を制御部200に出力する。このとき、センサ91は、用紙P1と対向している間であって、その用紙搬送に伴って出力信号を連続的に出力する。
また、このとき、微分値算出部204aが所定時間毎に出力信号に基づく変位の変化率を算出する。図7に示すように、算出された変化率が、時刻S1,S2のときでは許容変化率を超えていないが、時刻S3のときでは許容変化率を超えている。すなわち、時刻S3のときにおいては、他の時刻S1,S2におけるよりも傾きが大幅に大きい。このように、算出された変化率が、対応する時点での許容変化率を超えるとき(時刻S3のとき)に、ジャム判定部204が用紙P1にジャムが発生したと判定する。
ジャム判定部204は、上述のようにジャムが発生したと判定したときは、第1実施形態と同様に、印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙P1の搬送を停止させるジャム処理を行う。
また、センサ92,93もセンサ91と同様に、用紙P1と対向している間、用紙P1の一端の位置を示す出力信号を制御部200に出力する。そして、これらセンサ92,93からの出力信号に基づく変位の変化率が、対応する時点での許容変化率を超えたときに、ジャム判定部204が上述と同様に用紙P1にジャムが発生したと判定する。このようにジャム判定部204は、用紙P1が搬送されているときにおいて、3つのセンサ91〜93からの出力信号が示す変位の変化率のいずれかが許容変化率を超えたときに、用紙P1にジャムが発生したと判定し、上述のジャム処理を行う。
なお、B5サイズの用紙P2を搬送するときは、センサ94〜96から出力された用紙P2の一端の位置を示す出力信号に基づいて、ジャム判定部204が、用紙P1を搬送したときと同じように、用紙P2にジャムが発生しているか否かを判定する。そして、ジャムが発生しているときは、ジャム判定部204が、上述と同様にジャム処理を行う。
次に、予め実測によって得られた基準変位量と、その基準変位量を得られた後の搬送に伴う用紙Pの変位量との差分値が評価値であるときの第2変形例について以下に説明する。
図8は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御部の第2変形例であって、その概略構成を示すブロック図である。図9は、センサからの出力信号に基づく用紙Pの主走査方向に関する変位曲線L1及び基準曲線Lを示すグラフである。
第2変形例における制御部300は、図8に示すように、印字制御部101と、搬送制御部102と、閾値記憶部303と、ジャム判定部304とを有している。なお、第1実施形態と同様なものに関しては同符号で示し説明を省略する。
閾値記憶部303は、基準曲線算出部303aを有している。基準曲線算出部303aは、最初に搬送される複数の用紙P1(例えば、10枚の用紙P1)の搬送において、各センサ91〜93からの出力信号に基づく変位量を記憶する。そして、記憶されたセンサ毎の変位量の平均値から各センサに対応した基準曲線Lをそれぞれ算出する(図9参照)。なお、基準曲線算出部303aは、最初に搬送される複数の用紙P2においても同様に各センサ94〜96に対応する基準曲線(不図示)をそれぞれ算出する。また、本変形例においては、最初の10枚の用紙搬送において基準曲線を算出しているが、1以上の用紙Pの搬送で基準曲線を算出してもよい。
閾値記憶部303は、基準曲線算出部303aによって算出された基準曲線Lの所定時間(例えば、0.1s)毎の基準変位量及び許容変位量をそれぞれ記憶する。なお、許容変位量は、用紙Pがジャムせずに正常搬送が可能な範囲であって基準変位量に対して一定な幅を有しており、ジャム判定に関する閾値となっている。
ジャム判定部304は、第1実施形態と同様に、6個のセンサ91〜96からの用紙Pの一端の位置を示す出力信号が有効か否かを用紙データに応じて判定する。このとき、基準曲線Lを算出するときの用紙Pの搬送においては、ジャム判定においては無効な出力信号であると判定する。
また、ジャム判定部304は、印刷データに基づく印刷時において、これら有効な出力信号から用紙Pの一端の変位量と当該変位量に対応する時点での基準変位量との差分値が、許容変位量を超える(許容変位量内に入らない)ときに、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。このように本変形例においては、有効な出力信号に基づく用紙Pの一端の変位量と、当該変位量に対応する時点での基準変位量との差分値が、ジャムの発生に関する評価値となっている。
ここで、センサからの出力信号に基づくジャム判定部304のジャム判定について図9を参照しつつ説明する。図9においては、横軸に時間を示し、縦軸にセンサからの出力信号が示す主走査方向に関する変位量を示している。例えば、基準曲線Lが算出され、閾値記憶部303が許容変位量を記憶した後に、A4サイズの用紙P1がセンサ91と対向する位置に搬送されてくると、センサ91が当該用紙P1の一端の主走査方向に関する位置を示す出力信号を制御部300に出力する。このとき、センサ91は、用紙P1と対向している間であって、その用紙搬送に伴って出力信号を連続的に出力する(変位曲線L1)。
そして、出力信号が示す用紙P1の一端の変位量と当該変位量に対応する時点での基準変位量との差分値が、許容変位量を超える時刻U1に、ジャム判定部304が用紙P1にジャムが発生したと判定する。ジャム判定部304が、上述のようにジャムが発生したと判定したときは、第1実施形態と同様に、印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙P1の搬送を停止させるジャム処理を行う。
また、センサ92,93もセンサ91と同様に、用紙P1と対向している間、用紙P1の一端の位置を示す出力信号を制御部300に出力する。そして、これらセンサ92,93からの出力信号に基づく変位量と当該変位量に対応する時点での基準変位量との差分値が、許容変位量を超えたときに、ジャム判定部304が上述と同様に用紙P1にジャムが発生したと判定する。このようにジャム判定部304は、用紙P1が搬送されているときにおいて、3つのセンサ91〜93からの出力信号が示す変位量と当該変位量に対応する時点での基準変位量との差分値のいずれかが、許容変位量を超えたときに、用紙P1にジャムが発生したと判定し、上述のジャム処理を行う。
なお、B5サイズの用紙P2を搬送するときは、センサ94〜96から出力された用紙P2の一端の位置を示す出力信号に基づいて、ジャム判定部304が、用紙P1を搬送したときと同じように、用紙P2にジャムが発生しているか否かを判定する。そして、ジャムが発生しているときは、ジャム判定部304が、上述と同様にジャム処理を行う。
次に、予め実測によって得られた基準変位量の積分値と、その積分値を得られた後の搬送に伴う用紙Pの変位量の積分値との差分値が評価値であるときの第3変形例について以下に説明する。
図10は、本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御部の第3変形例であって、その概略構成を示すブロック図である。図11は、センサからの出力信号に基づく用紙Pの主走査方向に関する変位曲線L3及び基準曲線L2を示すグラフである。
第3変形例における制御部400は、図10に示すように、印字制御部101と、搬送制御部102と、閾値記憶部403と、ジャム判定部404とを有している。なお、第1実施形態と同様なものに関しては同符号で示し説明を省略する。
閾値記憶部403は、基準曲線算出部403aと第1積分値算出部403bとを有している。基準曲線算出部403aは、第2変形例と同様に、各センサ91〜93からの出力信号に基づく変位量を記憶し、センサ毎の変位量の平均値から各センサに対応した基準曲線L2をそれぞれ算出する(図11参照)。なお、基準曲線算出部403aは、最初に搬送される複数の用紙P2においても同様に、各センサ94〜96に対応する基準曲線(不図示)をそれぞれ算出する。また、本変形例においても、1以上の用紙Pの搬送で基準曲線を算出してもよい。
第1積分値算出部403bは、基準曲線算出部403aによって算出された各センサ91〜96に対応する基準曲線L2の積分を行い、単位時間当たりの基準変位量の第1積分値を算出する。そして、閾値記憶部403は、積分値算出部403bによって算出された第1積分値及び許容値をそれぞれ記憶する。なお、許容値は、用紙Pがジャムせずに正常搬送が可能な範囲であって第1積分値に対して一定な幅を有しており、ジャム判定に関する閾値となっている。
ジャム判定部404は、6個のセンサ91〜96からの用紙Pの一端の位置を示す出力信号が有効か否かを用紙データに応じて判定する。このとき、基準曲線L2を算出するときの用紙Pの搬送においては、ジャム判定においては無効な出力信号であると判定する。
また、ジャム判定部404は、第2積分値算出部404aを有している。第2積分値算出部404aは、印刷データに基づく印刷時において、これら有効な出力信号から用紙Pの一端の変位量の単位時間当たりの第2積分値を算出する。
ジャム判定部404は、第2積分値算出部404aによって算出された第2積分値と当該第2積分値に対応する時点での基準変位量の第1積分値との差分値が、許容値を超える(許容値内に入らない)ときに、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。このように本変形例においては、有効な出力信号に基づく用紙Pの一端の変位量の第2積分値と、当該第2積分値に対応する時点での基準変位量の第1積分値との差分値が、ジャムの発生に関する評価値となっている。
ここで、センサからの出力信号に基づくジャム判定部404のジャム判定について図11を参照しつつ説明する。図11においては、横軸に時間を示し、縦軸にセンサからの出力信号が示す主走査方向に関する変位量を示している。例えば、基準曲線L2が算出され、閾値記憶部403が許容値を記憶した後に、A4サイズの用紙P1がセンサ91と対向する位置に搬送されてくると、センサ91が当該用紙P1の一端の主走査方向に関する位置を示す出力信号を制御部400に出力する。このとき、センサ91は、用紙P1と対向している間であって、その用紙搬送に伴って出力信号を連続的に出力する(変位曲線L3)。
また、このとき、第2積分値算出部404aが出力信号に基づく単位時間当たりの第2積分値を算出する。そして、ジャム判定部404は、第2積分値と当該第2積分値に対応する時点での基準変位量の第1積分値との差分値が、許容値を超える時刻R1に、用紙P1にジャムが発生したと判定する。ジャム判定部404が、上述のようにジャムが発生したと判定したときは、第1実施形態と同様に、印字制御部101及び搬送制御部102を制御して、各インクジェットヘッド2からのインク吐出を停止、及び、用紙P1の搬送を停止させるジャム処理を行う。
また、センサ92,93もセンサ91と同様に、用紙P1と対向している間、用紙P1の一端の位置を示す出力信号を制御部400に出力する。そして、これらセンサ92,93からの出力信号に基づく第2積分値と当該第2積分値に対応する時点での基準変位量の第1積分値との差分値が、許容値を超えたときに、ジャム判定部404が上述と同様に用紙P1にジャムが発生したと判定する。このようにジャム判定部404は、用紙P1が搬送されているときにおいて、3つのセンサ91〜93からの出力信号に基づく第2積分値と当該第2積分値に対応する時点での基準変位量の第1積分値との差分値のいずれかが、許容値を超えたときに、用紙P1にジャムが発生したと判定し、上述のジャム処理を行う。
なお、B5サイズの用紙P2を搬送するときは、センサ94〜96から出力された用紙P2の一端の位置を示す出力信号に基づいて、ジャム判定部404が、用紙P1を搬送したときと同じように、用紙P2にジャムが発生しているか否かを判定する。そして、ジャムが発生しているときは、ジャム判定部404が、上述と同様にジャム処理を行う。
続いて、本発明の第2実施形態について説明する。図12は、本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの要部平面図である。本実施形態におけるインクジェットプリンタ501は、第1実施形態の6つのセンサ91〜96に代えて、3つのセンサ591〜593を設けただけで、これら以外は第1実施形態とほぼ同様である。なお、第1実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。
図12に示すように、本実施形態における3つのセンサ591〜593は、搬送されてきた用紙Pに対して非接触で且つデジタル信号を出力するデジタルセンサである。センサ591は、副走査方向に関して、第1実施形態の2つのセンサ91,94と同じ位置に配置されている。また、2つのセンサ592,593も、副走査方向に関して、第1実施形態のセンサ92,95,93,96と同じ位置にそれぞれ配置されている。また、センサ591〜593は、用紙サイズが異なる用紙P1,P2の一端とそれぞれ対向可能な主走査方向に長尺な検出面を有している。各検出面には、主走査方向に沿って並んだ複数の検出領域が形成されており、各センサ591〜593は搬送されてきた用紙Pの一端の位置を示す出力信号を制御部100に出力可能となっている。これにより、主走査方向の長さが異なる用紙P1,P2が搬送されてきても、第1実施形態と比較して、1つのセンサで用紙P1,P2の一端の位置を出力することができる。
また、各センサ591〜593の検出面は、図12中上側半部と下側半部との2つの領域に区別されており、これら領域に複数の検出領域が形成されている。上側半部に存在する検出領域はA4サイズの用紙P1に対応し、下側半部に存在する検出領域はB5サイズの用紙P2に対応している。そして、本実施形態における制御部100のジャム判定部104においては、用紙データに応じて、上側半部及び下側半部に存在する検出領域からの出力信号が有効か否かを判定する。
また、ジャム判定部104は、印刷データに基づく印刷時において、各センサ591〜593から出力された有効な出力信号が示す用紙Pの一端の変位量が、閾値記憶部103に記憶された基準値からの最大許容変位量を超えるときに、第1実施形態と同様に、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。本実施形態においても、各センサ591〜593からの出力信号に基づくいずれかの変位量が、最大許容変位量を超えると、ジャム判定部104が用紙Pにジャムが発生したと判定する。そして、ジャム判定部104が、ジャムが発生したと判定したときに、第1実施形態と同様なジャム処理を行う。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ501においても、センサ591がヘッドユニット5の上流において、搬送されてきた用紙Pの一端の位置を示す出力信号を連続的に出力する。そして、ジャム判定部104がその出力信号が示す変位量(評価値)が、基準値からの最大許容変位量(閾値)を超えたときに、ジャムが生じたと判定してジャム処理を行う。このように、ヘッドユニット5の上流(センサ591からヘッドユニット5までの間)又はヘッドユニット5と対向している用紙Pにジャムが生じていることを直ぐに判定し、インク吐出の停止を行うことができるので、ジャムが発生し用紙Pが吐出面2aと対向する位置に存在していないのにインクを吐出してしまうことを抑制することが可能となる。その結果、ベルト搬送装置50(搬送機構)がインクによって汚れるのを抑制することができる。また、第1実施形態と同様な構成を有する部分については、同じ効果を得ることができる。
続いて、本発明の第3実施形態について説明する。図13は、本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの要部平面図である。本実施形態におけるインクジェットプリンタ601は、第2実施形態の3つのセンサ591〜593に代えて、3つのセンサ691〜693が設けられているだけで、これら以外は第1及び第2実施形態とほぼ同様である。なお、第1及び第2実施形態と同様なものに関しては、同符号で示し説明を省略する。
図13に示すように、本実施形態における3つのセンサ691〜693も第2実施形態のセンサ591〜593と同様なデジタルセンサである。センサ691〜693は、第2実施形態のセンサ591〜593と同じ位置に配置されており、当該センサ591〜593よりも長く、用紙Pの一端に加えて搬送ベルト53の一端(図13中上端)の位置を示す出力信号を制御部100に出力可能になっている。つまり、3つのセンサ691〜693には、主走査方向に並んだ複数の検出領域が形成された長尺な検出面が形成されており、各センサ691〜693は用紙P1,P2及び搬送ベルト53の一端の位置を示す出力信号を出力する。
また、各センサ691〜693の検出面は、搬送ベルト53の一端及び用紙P1,P2の一端の位置に応じて、図13中上部領域、中央領域及び下部領域の3つの領域に区別されており、これら3つの領域に複数の検出領域が形成されている。つまり、検出面の上部領域に存在する検出領域は搬送ベルト53に対応し、中央領域に存在する検出領域はA4サイズの用紙P1に対応し、下部領域に存在する検出領域はB5サイズの用紙P2に対応している。そして、本実施形態における制御部100のジャム判定部104においては、用紙データに応じて、中央領域及び下部領域に存在する検出領域からの出力信号が有効か否かを判定する。なお、検出面の上部領域に存在する検出領域からの出力信号は常に有効と判定する。
本実施形態における制御部100の閾値記憶部103は、ベルト搬送装置50によって搬送されてきた用紙P1,P2の一端が、搬送ベルト53の一端から主走査方向に関してずれても、当該用紙P1,P2が正常搬送される用紙Pの許容変位範囲を記憶している。つまり、正常な搬送が可能な位置であって、用紙Pの一端の位置が主走査方向に関して搬送ベルト53の一端に最も近づいた位置から搬送ベルト53の一端から最も離れた位置までの許容変位範囲(閾値)を用紙サイズに応じて記憶している。
ジャム判定部104は、印刷データに基づく印刷時において、各センサ691〜693から出力された有効な出力信号が示す用紙Pの一端の変位量と搬送ベルト53の一端の変位量との差分値が、閾値記憶部103に記憶された許容変位範囲を超える(許容変位範囲内に入らない)ときに、第1及び第2実施形態と同様に、当該用紙Pにジャムが発生したと判定する。本実施形態においても、各センサ691〜693からの出力信号に基づく変位量の差分値のいずれかが、許容変位範囲を超えると、ジャム判定部104が用紙Pにジャムが発生したと判定する。そして、ジャム判定部104が、ジャムが発生したと判定したときに、第1及び第2実施形態と同様なジャム処理を行う。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ601においても、用紙Pの変位量と搬送ベルト53の変位量との差分値が閾値を超えたときに、インク吐出を停止することが可能となる。加えて、各センサ691〜693は、ある程度の取り付け精度は必要であるが、センサ691〜693毎に搬送ベルト53の一端及び用紙Pの一端の位置を検出しているので、センサ691〜693の検出面の中心と正確に搬送されてきた基準となる用紙Pの一端とがちょうど対向するような、非常に高い取り付け精度を必要としない。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、搬送されてくる用紙サイズが1種類(例えばA4サイズの用紙)の場合は、第1実施形態においてはセンサ91〜93だけが設けられておればよく、第2及び第3実施形態においてはB5サイズの用紙に対応する部分の検出領域を有しない主走査方向に短くなったセンサを設けておればよい。また、用紙Pの一端の位置を示す出力信号を出力するセンサが、搬送方向に関して、ヘッドユニット5よりも上流にだけ設けられておればよい。つまり、ヘッド間、及び、ヘッドユニットの下流にセンサが設けられていなくてもよい。また、第1及び第2実施形態においては、ヘッドユニット5に対向する位置に用紙Pを搬送する搬送機構が、ベルト搬送装置以外の搬送機構から構成されていてもよい。
本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの外観を示す斜視図である。 図1に示すインクジェットプリンタの内部構造を示す概略側面図である。 図2に示すヘッドユニット及びその近傍を上方から見たときの平面図である。 図2に示す制御部の概略構成を示すブロック図である。 センサからの出力信号に基づく用紙の変位量を示すグラフである。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御部の第1変形例であって、その概略構成を示すブロック図である。 センサからの出力信号に基づく用紙Pの主走査方向に関する変位量及び3つの時点の傾きを示すグラフである。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御部の第2変形例であって、その概略構成を示すブロック図である。 センサからの出力信号に基づく用紙Pの主走査方向に関する変位曲線及び基準曲線を示すグラフである。 本発明の第1実施形態によるインクジェットプリンタの制御部の第3変形例であって、その概略構成を示すブロック図である。 センサからの出力信号に基づく用紙Pの主走査方向に関する変位曲線及び基準曲線を示すグラフである。 本発明の第2実施形態によるインクジェットプリンタの要部平面図である。 本発明の第3実施形態によるインクジェットプリンタの要部平面図である。
符号の説明
1、501,601 インクジェットプリンタ(インクジェット記録装置)
2 インクジェットヘッド
2a 吐出面
5 ヘッドユニット
50 ベルト搬送装置(搬送機構)
53 搬送ベルト
91,591,691 センサ(第1センサ)
92,592,692 センサ(第3センサ)
93,593,693 センサ(第2センサ)
94 センサ(第4センサ)
100,200,300,400 制御部(制御手段)

Claims (6)

  1. インクを吐出する吐出面が形成されたインクジェットヘッドを1以上含むヘッドユニットと、
    記録媒体を搬送方向に沿って搬送する搬送ベルトを有する搬送機構と、
    記録媒体を前記吐出面と対向する位置に搬送するように前記搬送機構を制御し、且つ、記録媒体に対して印刷データに基づいてインクを吐出するように前記インクジェットヘッドを制御する制御手段と、
    前記搬送方向に関して前記ヘッドユニットよりも上流に配置され、前記搬送機構による記録媒体の搬送に伴って、記録媒体の前記搬送方向と直交する方向の一端、及び、前記搬送ベルトの前記直交する方向の一端の前記直交する方向に関する位置を示す出力信号をそれぞれ連続的に出力する第1センサとを備えており、
    前記制御手段は、前記印刷データに基づく印刷時において、前記第1センサからの出力信号に基づくジャムの発生に関する第1評価値が閾値を超えたときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御するものであり、
    前記第1評価値は、前記第1センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく記録媒体の前記直交する方向に関する変位量と前記搬送ベルトの前記直交する方向に関する変位量との差分値、前記差分値の変化率、前記第1センサを用いた実測によって得られた記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの検出位置に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する基準変位量と前記第1センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量との差分値、及び、前記基準変位量の積分値と前記第1センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量の積分値との差分値のいずれかであり、
    前記閾値は、前記搬送ベルトに対する記録媒体の前記直交する方向に関する許容値であることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記搬送方向に関して前記ヘッドユニットよりも下流であって、前記搬送方向に沿って前記第1センサと重なる位置に配置された第2センサをさらに備えており、
    前記制御手段は、前記印刷データに基づく印刷時において、前記第2センサからの出力信号に基づくジャムの発生に関する第2評価値が閾値を超えたときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御するものであり、
    前記第2評価値は、前記第2センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく記録媒体の前記直交する方向に関する変位量と前記搬送ベルトの前記直交する方向に関する変位量との差分値、前記差分値の変化率、前記第2センサを用いた実測によって得られた記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの検出位置に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する基準変位量と前記第2センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量との差分値、及び、前記基準変位量の積分値と前記第2センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量の積分値との差分値のいずれかであることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記ヘッドユニットが、前記搬送方向に沿って並んだ複数の前記インクジェットヘッドを有しており、
    前記搬送方向に関して隣接する2つの前記インクジェットヘッド間であって、前記搬送方向に沿って前記第1センサと重なる位置に配置された第3センサをさらに備えており、
    前記制御手段は、前記印刷データに基づく印刷時において、前記第3センサからの出力信号に基づくジャムの発生に関する第3評価値が閾値を超えたときに、記録媒体に対するインク吐出を停止するように前記インクジェットヘッドを制御するものであり、
    前記第3評価値は、前記第3センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく記録媒体の前記直交する方向に関する変位量と前記搬送ベルトの前記直交する方向に関する変位量との差分値、前記差分値の変化率、前記第3センサを用いた実測によって得られた記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの検出位置に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する基準変位量と前記第3センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトそれぞれの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量との差分値、及び、前記基準変位量の積分値と前記第3センサからの記録媒体及び前記搬送ベルトの前記出力信号に基づく前記直交する方向に関する記録媒体の前記搬送ベルトに対する変位量の積分値との差分値のいずれかであることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記第1センサが、前記直交する方向に長尺な検出面を有していることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記第1センサが、記録媒体に対して非接触で、且つアナログ信号を出力することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記第1センサが、記録媒体に対して非接触で、且つデジタル信号を出力することを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
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