JP4111014B2 - 記録媒体搬送装置及び記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、液体噴射装置としての、例えば記録媒体を搬送する記録媒体搬送装置及びこの記録媒体搬送装置を備えた記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、記録装置の1つである例えばインクジェット式プリンタにおいては、記録媒体の1つである例えば用紙を用紙搬送装置により記録部に送り込みつつ記録して外部に送り出す構成のものがある。かかるインクジェット式プリンタにおいては、用紙を紙送りローラ及びその従動ローラで挟持して送りつつ記録ヘッドで記録し、排紙ローラ及びその従動ローラとしての拍車ローラで挟持して送って排出するようになっている。
【0003】
このような用紙搬送装置を備えるインクジェット式プリンタでは、用紙に例えばベタ画像等のように多数のインク滴が吐出される画像が記録される場合には、用紙が多量のインクを吸収して、記録後に記録ヘッド側に波状に膨らむ、いわゆるコックリングが発生する場合がある。そして、このコックリングが発生して発達すると、用紙と記録ヘッドとの間隔が不均一になり、インク滴の飛翔距離がばらつくことにより記録むらが生じ、あるいは、用紙が記録へッドに接触して汚れてしまう不具合がある。そこで、近年、用紙搬送面に用紙搬送方向及びそれと直交する方向に一定ピッチで一定面積の複数の穴、すなわち格子状に複数の穴を穿孔し、これらの穴を介して吸引ポンプ等で用紙を吸引して上述したコックリングを抑制するインクジェット式プリンタが提案されている(特許文献1、2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開昭63−303781号公報
【特許文献2】
特開平3−270号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
一般的に、用紙には、湿度や温度等の環境の影響、表面コート材の性状等により、そり(カール)が発生する。特に、上方にカールした用紙の用紙搬送方向と直交する方向の両端部、すなわち用紙の両側端部を吸引して引き寄せることは最も困難である。このため、跳ね上がった用紙の両側端部は、記録へッドに接触して汚れてしまうおそれがある。
【0006】
本発明は、上記のような種々の課題に鑑みなされたものであり、その目的は、記録媒体を搬送する際に記録媒体の両側端部の跳ね上がりを防止することができる記録媒体搬送装置及びこの記録媒体搬送装置を備えた記録装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため、本発明に係る記録媒体搬送装置では、記録媒体搬送面上に供給される記録媒体を吸着しつつ搬送する記録媒体搬送装置であって、前記記録媒体搬送面には、略矩形の凹み状の複数の吸引室が配設され、前記吸引室は、前記記録媒体搬送面の上流端近傍から下流端近傍に至る長さとなるように形成され、前記吸引室の底面において、複数の吸引孔が記録媒体の搬送方向に所定ピッチで形成されており、前記複数の吸引孔のうち、前記記録媒体の両側端部に対応する位置に形成されているそれぞれの吸引孔の面積を、他の吸引孔の面積より大きくなるので、記録媒体は両側端部が吸引孔に引き寄せられた状態で搬送され、記録へッドとの接触による汚染を防止することができる。
【0008】
面積大の前記吸引孔と面積小の前記吸引孔の面積比率は、2.5〜6.5であることを特徴としている。これにより、吸引力を低下させずに記録媒体の両側端部の下方で空気の流れる量を大きくすることができる。
【0009】
上記目的達成のため、本発明の記録装置では、上記各記録媒体搬送装置を備えたことを特徴としている。これにより、上述した各作用効果を奏する記録装置を提供することができる。
【0010】
上記目的達成のため、本発明の液体噴射装置では、被噴射媒体搬送面上に供給される被噴射媒体を吸着しつつ搬送する液体噴射装置であって、前記被噴射媒体搬送面には、凹み状の複数の吸引室が配設され、前記吸引室内には、複数の吸引孔が一律に形成されており、前記複数の吸引孔のうち、搬送中の前記被噴射媒体の両側端部に対応する位置に形成されているそれぞれの吸引孔の面積を、他の吸引孔の面積より大きくなるようにしたことを特徴としている。これにより、上述した作用効果を奏する液体噴射装置を提供することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る記録媒体搬送装置を示す側面図である。この記録媒体搬送装置100は、記録時に記録媒体を吸引保持する吸引ユニット110と、吸引ユニット110の上流側から下流側へ記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段150とを備えている。上記吸引ユニット110は、記録媒体に記録するための記録へッド231に対して、記録媒体搬送路Lを挟んで下側に配置されている。そして、上段の吸引部120と下段の吸引力発生部130から成る上下2段構成の中空箱状に形成されている。
【0012】
吸引部120は、内部に形成された減圧室121と、記録媒体搬送面122に記録媒体の搬送方向に長い長方形状の凹みとして形成された複数の吸引室123と、これら吸引室123をそれぞれ減圧室121と連通させるべく、上下方向に伸長する上記吸引室123より小さい円形の断面積を有する複数の吸引孔124とを有している。
【0013】
吸引力発生部130は、吸引部120の減圧室121と連通孔131を介して連通されており、内部に遠心ファンを備えたポンプ132を有している。ポンプ132は、減圧室121の下方の所定位置に連通孔131を介して減圧室121と連通した状態で取り付けられており、遠心ファンが記録時に回転するようになっている。
【0014】
記録媒体搬送手段150は、記録媒体を記録へッド231と吸引ユニット110の間に送り込む送りローラ151と、この送りローラ151に対して上方から圧接される従動ローラ152と、記録媒体を外部へ排出する排出ローラ153と、この排出ローラ153に対して上方から接触される拍車ローラ154を備えている。尚、吸引ユニット110を排出方向へ移動可能な構成とすること等により、排出ローラ153と拍車ローラ154を設けないことも可能である。
【0015】
図2(A)、(B)は、上記吸引部120を示す平面図及びA−A線断面側面図である。吸引室123は、短辺が所定長さであって長辺が記録媒体搬送面122の上流端近傍から下流端近傍に至る長さとなるように形成されている。すなわち、各吸引室123は、記録媒体の搬送方向には連通して延び、記録媒体の搬送方向と直交する方向には仕切壁125を挟んで並ぶように形成されている。
【0016】
吸引孔124は、吸引室123の底面において記録媒体の搬送方向に所定ピッチで形成されている。すなわち、吸引孔124は、吸引室123毎に1列形成されている。さらに、本発明の特徴的な部分として、記録媒体の搬送方向と直交する方向の記録媒体の両端部、すなわち記録媒体の両側端部が通過する部位の吸引室123R、123Lに形成されている吸引孔124R、124Lは、面積が他の吸引孔124の面積よりも大きくなるように形成されている。
【0017】
ここで、吸引により記録媒体が記録媒体搬送面122に張り付いた状態では、記録媒体の下方に空気の流れは生じない。そして、この状態を保つための力(密着した状態での吸引力)は、減圧室121内の負圧(静圧)の大きさが支配的である。一方、記録媒体が記録媒体搬送面122から離れた状態では、記録媒体の下方に空気の流れが生じる。そして、記録媒体の下面と記録媒体搬送面122との間を通る空気流が引き起こす動圧損失により、記録媒体は記録媒体搬送面122に引き寄せられる。
【0018】
本発明では、この後者の作用を利用して上方にカールした記録媒体の両側端部を吸引して記録媒体搬送面122に引き寄せるのであるが、記録媒体の下方の空気の流れる量が大きいほど効果は大きい。そして、この大きな空気の流れる量は、吸引孔124の面積を大きくすることにより得られる。ただし、全ての吸引孔124の面積を大きくすると、下記理由により減圧室121内の負圧が小さくなって吸引力が減少する。すなわち、吸引孔124の総面積とポンプ132の流量特性により、減圧室121内の負圧は定まる。
【0019】
図3は、減圧室121内の負圧ΔPと吸引孔124の総面積ΣS及びポンプ132の流量Qとの関係並びに減圧室121内の負圧ΔPとポンプ132の流量Qの特性を示す図である。減圧室121内の負圧ΔPは、吸引孔124の総面積ΣS及びポンプ132の流量Qにより次式(1)で表される。
ΔP=ρ(Q/ΣS)2/2・・・(1)
したがって、(1)式のグラフと特性のグラフとの交点が、そのときの総面積ΣSの吸引孔124で定まる減圧室121内の負圧ΔPとなる。例えば、総面積ΣS1の吸引孔124を形成したときに定まる減圧室121内の負圧はΔP1となり、総面積ΣS1より大きい総面積ΣS2の吸引孔124を形成したときに定まる減圧室121内の負圧はΔP1より小さいΔP2となり、総面積ΣS2より大きい総面積ΣS3の吸引孔124を形成したときに定まる減圧室121内の負圧はΔP2より小さいΔP3となる。すなわち、吸引孔124の総面積ΣSが増加すると、減圧室121内の負圧ΔP、つまり吸引力は減少する。したがって、この場合に最も必要な記録媒体の両側端部が通過する部位の吸引孔124R、124Lのみを他の吸引孔124より大孔となるように形成することが重要となる。
【0020】
これにより、吸引孔124の総面積を小さくできるため、減圧室121内の負圧を大きくすることができる。したがって、両側端部が上方に反り上がった記録媒体、特に剛性の高い記録媒体を動的に吸引して容易に引き寄せることが可能となる。ここで、記録媒体の両側端部が通過する部位の吸引孔124R、124Lと他の吸引孔124の面積比率は、2〜6.5が好ましい。例えば、記録媒体の両側端部が通過する部位の吸引孔124R、124Lの面積をφ5で形成したときは、他の吸引孔124の面積はφ3.5〜φ2で形成する。
【0021】
以上のように、吸引穴を吸引孔124と吸引室123で構成し、さらに吸引孔124を小径の貫通孔により形成することで、ポンプ132の特性に対して利用できる負圧の利用率を高めると共に、吸引室123を吸引孔124より面積の大きい略矩形の凹みとして形成することで、記録媒体に対して大きな吸引力を発生できるようになっている。さらに、記録媒体の両側端部が通過する部位の吸引室123R、123Lに形成されている吸引孔124R、124Lの面積が他の吸引孔124の面積よりも大きくなるように形成しているので、記録媒体の両側端部は、吸引孔124R、124Lに引き寄せられた状態が維持されて搬送される。したがって、従来のように記録媒体の両側端部が跳ね上げられることは無くなるため、記録へッド231との接触による汚染をより防止することができる。
【0022】
このような構成の記録媒体搬送装置100は、以下のように動作する。送りローラ151等が回転駆動して、記録媒体を記録ヘッド231と吸引ユニット110との間に送り込む。一方、ポンプ132が駆動して、吸引力を連通孔131及び減圧室121を介して吸引孔124と吸引室123に作用させる。これにより、記録媒体は、記録媒体搬送面122に吸引吸着された状態で搬送される。同時に、記録へッド231が、記録媒体の上方を主走査方向に移動しながら記録媒体に対してインク粒を吐出して記録を行う。
【0023】
このとき、記録媒体の両側端部は、吸引孔124R、124Lに引き寄せられた状態が維持されて搬送されることになる。したがって、記録媒体の両側端部が跳ね上がって記録へッド231に接触することによる汚染を防止することができる。そして、排出ローラ153等が回転駆動して、記録が終了した記録媒体を外部へ排出する。
【0024】
図4は、上記記録媒体搬送装置100を備えた記録装置としてのインクジェット式プリンタを示す斜視図、図5〜図7は、その主要部を示す平面図、正面図及び側面図である。このインクジェット式プリンタ200は、プリンタ本体210の後方上部に斜めに取り付けられた自動給紙(ASF)ユニット220と、プリンタ本体210に内蔵された記録部230及び記録媒体搬送装置100を備えている。記録媒体としては、インクジェット式プリンタ200の専用紙、普通紙の他、OHPフィルム、トレーシングペーパ一、ハガキ等各種のものを用いることができる。
【0025】
ASFユニット220は、用紙1を収容するトレイ221と、このトレイ221から用紙1を引き出して供給する給紙ローラ222等を備えている。記録部230は、記録ヘッド231及びインクカートリッジ232が搭載されたキャリッジ233と、このキャリッジ233を主走査方向に配設されたガイド軸234に沿って移動させるDCモータ235等を備えている。記録ヘッド231は、例えばシアン、マゼンタ、イエロー、ライトシアン、ライトマゼンタ、ライトイエロー、ブラックの各色毎に、例えば96個等複数のノズルから成るノズル列を有している。
【0026】
記録媒体搬送装置100は、記録時に記録媒体を吸引保持する上段の吸引部120と下段の吸引力発生部130から成る吸引ユニット110と、吸引ユニット110の上流側から下流側へ記録媒体を搬送する記録媒体搬送手段150とを備えている。吸引部120は、内部に形成された減圧室121と、記録媒体搬送面122に記録媒体の搬送方向に長い長方形状の凹みとして形成された複数の吸引室123と、これら吸引室123をそれぞれ減圧室121と連通させる複数の吸引孔124とを有している。
【0027】
そして、記録媒体の搬送方向と直交する方向の記録媒体の両端部、すなわち記録媒体の両側端部が通過する記録媒体搬送面122の部位の吸引室123R、123Lに形成されている吸引孔124R、124Lは、面積が他の吸引孔124の面積よりも大きくなるように形成されている。これらの吸引孔124R、124Lは、記録媒体の各サイズ、例えばJISのB5サイズ、A4サイズ、B4サイズ、A3サイズに対応して複数形成されている。これにより、各サイズの記録媒体において記録へッド231との接触による汚染を防止することができる。
【0028】
吸引力発生部130は、吸引部120の減圧室121と連通孔131を介して連通されており、内部に遠心ファンを備えたポンプ132を有している。ポンプ132は、減圧室121の下方の所定位置に連通孔131を介して減圧室121と連通した状態で取り付けられており、遠心ファンが記録時に回転するようになっている。
【0029】
記録媒体搬送手段150は、記録媒体を記録へッド231と吸引ユニット110の間に送り込む送りローラ151と、この送りローラ151に対して上方から圧接される従動ローラ152とを有している。なお、この実施形態では、記録媒体を外部へ排出する排出ローラ153と、この排出ローラ153に対して上方から接触される拍車ローラ154とが不要な、排出方向へ移動可能な吸引ユニット110を有するインクジェット式プリンタ200としているが、排出ローラ153と拍車ローラ154を有するインクジェット式プリンタとしても良い。
【0030】
このような構成のインクジェット式プリンタ200は、以下のように動作する。図示しないホストコンピュータ等によりトレイ221に収容されている用紙1に対する記録命令が入力されると、給紙ローラ222が回転駆動して、トレイ221に収容されている用紙1を1枚ずつピックアップして給紙する。さらに、送りローラ152等が回転駆動して、用紙1を記録ヘッド231と吸引ユニット110との間に送り込む。
【0031】
一方、ポンプ132が駆動して、吸引力を連通孔131及び減圧室121を介して吸引孔124と吸引室123に作用させる。そして、用紙1を記録媒体搬送面125に吸引吸着した状態で搬送する。これと同時に、DCモータ235が駆動して、タイミングベルトを介してキャリッジ233をガイド軸234に沿って移動させる。このとき、記録へッド231は、インクカートリッジ232から各色毎に供給されるインクを記録データに応じて複数のノズルの全部又は一部から微小なインク滴として用紙1上に吐出して記録する。記録媒体の両側端部は、吸引孔124R、124Lに引き寄せられた状態が維持されて搬送されることになるので、記録媒体の両側端部が跳ね上がって記録へッド231に接触することによる汚染を防止することができる。そして、排出ローラ153等が回転駆動して、記録が終了した用紙1を排紙口201から外部へ排紙する。
【0032】
以上説明したように、記録媒体の両側端部は、吸引孔124R、124Lに引き寄せられた状態が維持されて搬送されることになるので、記録ヘッド231を記録媒体により近接させることができ、記録精度をさらに向上させることができる。なお、上述した実施形態では、吸引室123を記録媒体の搬送方向に長い長方形状の凹みとして形成したが、従来のような格子状に形成しても同様の効果を得ることができる。また、吸引室123を設けずに吸引孔124のみ設けた吸引ユニットとしても同様の効果を得ることができる。また、上述した実施形態では、記録媒体を搬送する装置を備えた記録装置について説明したが、例えばインクジェット式プリンタを含む被噴射材を搬送する装置を備えた液体噴射装置についても適用可能であり同一の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る記録媒体搬送装置を示す側面図である。
【図2】 図1の吸引部を示す平面図及びA−A線断面側面図である。
【図3】 減圧室内の負圧と吸引孔の総面積及びポンプの流量との関係並びに減圧室内の負圧とポンプ流量の特性を示す図である。
【図4】 本発明の記録媒体搬送装置を備えた記録装置としてのインクジェット式プリンタを示す斜視図である。
【図5】 図4のインクジェット式プリンタの主要部を示す平面図である。
【図6】 図4のインクジェット式プリンタの主要部を示す正面図である。
【図7】 図4のインクジェット式プリンタの主要部を示す側面図である。
【符号の説明】
1 用紙、100 記録媒体搬送装置、110 吸引ユニット、120 吸引部、121 減圧室、122 記録媒体搬送面、123、123R、123L 吸引室、124、124R、124L 吸引孔、125 仕切壁、130 吸引力発生部、131 連通孔、132 ポンプ、150 記録媒体搬送手段、151 送りローラ、152 従動ローラ、153 排出ローラ、154 拍車ローラ、200 インクジェット式プリンタ、210 プリンタ本体、220 ASFユニット、221 トレイ、222 給紙ローラ、230 記録部、231 記録ヘッド、232 インクカートリッジ、233 キャリッジ、234 ガイド軸、235 DCモータ
Claims (4)
- 記録媒体搬送面上に供給される記録媒体を吸着しつつ搬送する記録媒体搬送装置であって、
前記記録媒体搬送面には、略矩形の凹み状の複数の吸引室が配設され、
前記吸引室は、前記記録媒体搬送面の上流端近傍から下流端近傍に至る長さとなるように形成され、
前記吸引室の底面において、複数の吸引孔が記録媒体の搬送方向に所定ピッチで形成されており、
前記複数の吸引孔のうち、前記記録媒体の両側端部に対応する位置に形成されているそれぞれの吸引孔の面積を、他の吸引孔の面積より大きくなるようにしたことを特徴とする記録媒体搬送装置。 - 面積大の前記吸引孔と面積小の前記吸引孔の面積比率は、2〜6.5であることを特徴とする請求項1に記載の記録媒体搬送装置。
- 請求項1または2に記載の記録媒体搬送装置を備えたことを特徴とする記録装置。
- 被噴射媒体搬送面上に供給される被噴射媒体を吸着しつつ搬送する液体噴射装置であって、
前記被噴射媒体搬送面には、略矩形の凹み状の複数の吸引室が配設され、
前記吸引室は、前記被噴射媒体搬送面の上流端近傍から下流端近傍に至る長さとなるように形成され、
前記吸引室の底面において、複数の吸引孔が被噴射媒体の搬送方向に所定ピッチで形成されており、
前記複数の吸引孔のうち、前記被噴射媒体の両側端部に対応する位置に形成されているそれぞれの吸引孔の面積を、他の吸引孔の面積より大きくなるようにしたことを特徴とする液体噴射装置。
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