JPWO2018056194A1 - 投射システム - Google Patents

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Abstract

十分な明るさの表示情報を複数の表示領域に歪なく投射するために、光源と、表示情報に対応するパターンを表示させる表示部を含み、光源から表示部に照射された光の変調光を出射する位相変調型の空間光変調素子と、空間光変調素子から出射された変調光を投射する光学系とを有する投射装置と、上位システムから取得した表示条件に基づいて光源および空間光変調素子を制御するための制御条件を生成し、生成した制御条件に基づいて光源および空間光変調素子を制御する制御装置と、投射装置の投射光を複数の表示領域に向けて反射する反射鏡とを備える投射システムとする。

Description

本発明は、複数の表示領域に表示情報を投射する投射システムに関する。
ホテルやホールなどの公共施設において、天井や壁などに表示情報を投射できれば、施設の利用者を適切な目的地に誘導しやすくなる。例えば、ホテルでは、壁に表示情報を投射できれば、チェックインを済ませた利用者を部屋に案内したり、災害時に利用者を安全に避難させたりすることを人手に頼らずに行うことができる。
公共施設の内部に表示情報を投射する場合、廊下などの狭い通路にプロジェクタを配置することが想定される。そのような状況では、利用者や従業員の通行の妨げにならないように、小型でありながら至近距離に投射できるプロジェクタを配置することが望ましい。ところで、一般的なプロジェクタでは、廊下の壁や天井などに至近距離から大きな表示情報を投射することは難しい。なぜならば、遠くからでも十分に視認できる大きさの表示情報を至近距離に表示させるためには、複雑な光学系を用いたり、計算量の大きな歪補正を行ったりする必要があるからである。
特許文献1には、簡素な構成でありながら、十分な解像度の画像を投射できる投影装置について開示されている。特許文献1の装置は、λ板を用いない構造の照明光学系から反射型の空間位相変調素子に照明光束を照射し、空間位相変調素子で反射された光をスクリーンに投射する。また特許文献1の装置では、遮蔽部材を用いることによって、空間位相変調素子の反射光に含まれる0次光をスクリーン上に表示させないようにしている。
特許文献2には、口径の大きな付加光学系を必要とせずに広画角化を可能とするとともに、スクリーンまでの距離が変化しても歪みや収差を最小限に抑えることができる映像表示装置が開示されている。特許文献2の装置は、回転対称な面形状を有する複数の屈折レンズを含む前方レンズ群と、少なくとも一方の面が回転非対称な形状を有する複数のレンズを含む後方レンズ群と、後方レンズ群から射出された光を反射する自由曲面形状の反射鏡とを備える。
特開2008−145613号公報 特開2012−215909号公報
特許文献1の装置によれば、照明光学系の構造を簡略化できる。しかしながら、特許文献1の装置には、単一のスクリーン上に画像を投射できても、異なる位置に設置された複数のスクリーン上のそれぞれに所望の画像を投射できないという問題点があった。また、特許文献1の装置は、スクリーンとの距離が近い場合には、0次光が遮蔽された部分の画像の抜けがぼやけずに目立ってしまう。特許文献1の装置では、0次光を目立たなくするために投射光を暗くすると、十分な明るさの表示情報をスクリーン上に表示させにくくなるという問題点があった。
特許文献2の装置によれば、レンズを偏心させる必要がないので、装置全体を大きくすることなく広画角化でき、スクリーンとの距離が近くても歪みや収差を抑えた画像を投射することができる。しかしながら、特許文献2の装置は、複数のレンズを組み合わせて複雑なレンズ群を構成するため、十分な明るさの投射光を投射するためには光源の出力を高くする必要があり、光源の出力を高くするために大容量のバッテリーや電源が必要になる。また、特許文献2の装置は、単一のスクリーン上に画像を投射できるが、複数のスクリーン上に所望の画像を投射できないという問題点があった。
本発明の目的は、十分な明るさの表示情報を複数の表示領域に歪なく投射できる投射システムを提供することである。
本発明の投射システムは、光源と、表示情報に対応するパターンを表示させる表示部を含み、光源から表示部に照射された光の変調光を出射する位相変調型の空間光変調素子と、空間光変調素子から出射された変調光を投射する光学系とを有する投射装置と、上位システムから取得した表示条件に基づいて光源および空間光変調素子を制御するための制御条件を生成し、生成した制御条件に基づいて光源および空間光変調素子を制御する制御装置と、投射装置の投射光を複数の表示領域に向けて反射する反射鏡とを備える。
本発明によれば、十分な明るさの表示情報を複数の表示領域に歪なく投射できる投射システムを提供することが可能になる。
本発明の第1の実施形態に係る投射システムの構成を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの構成の別の構成例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの投射装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの光学系の構成を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの反射鏡の構成例を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの反射鏡の別の構成例を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの利用シーンの一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの設置および投射の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの変形例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの変形例の投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第1の実施形態に係る投射システムの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射システムの利用シーンの一例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射システムの反射鏡の構成例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射システムの投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射システムの設置および投射の一例を示す概念図である。 本発明の第2の実施形態に係る投射システムの利用シーンの別の一例を示す概念図である。 一般的なプロジェクタの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第3の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第3の実施形態に係る投射システムの反射鏡の構成例を示す概念図である。 本発明の第3の実施形態に係る投射システムの投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第3の実施形態に係る投射システムの反射鏡の構成例を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態に係る投射システムの利用シーンの別の一例を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態に係る投射システムの投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態に係る投射システムの投射装置が投射した光を反射鏡によって反射させる一例を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第4の実施形態に係る投射システムの設置位置および投射領域の一例を示す概念図である。 本発明の第5の実施形態に係る投射システムのインターフェース装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る投射システムの利用シーンを示す概念図である。 本発明の第5の実施形態に係る投射システムの利用シーンを示す概念図である。 本発明の第5の実施形態に係る投射システムの撮像装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る投射システムの制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る表示装置の構成例を示す概念図である。 本発明の第6の実施形態に係る表示装置の設置例を示す概念図である。 本発明の実施形態に係る投射システムに関連するハードウェア構成の一例を示す概念図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい限定がされているが、発明の範囲を以下に限定するものではない。なお、以下の実施形態の説明に用いる全図においては、特に理由がない限り、同様箇所には同一符号を付す。また、以下の実施形態において、同様の構成・動作に関しては繰り返しの説明を省略する場合がある。
(第1の実施形態)
(構成)
まず、本発明の第1の実施形態に係る投射システム1の構成について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る投射システム1の構成を示す概念図である。図1のように、本実施形態に係る投射システム1は、投射装置10、反射鏡21および制御装置30を備える。
投射装置10は、空間光変調素子を有し、制御装置30の制御に応じて照射光150を出射する。反射鏡21は、複数のミラーによって構成され、投射装置10から出射された照射光150を複数の表示領域に向けて反射する。なお、表示領域とは、反射鏡21によって反射された投射光が表示情報として表示されるスクリーンである。制御装置30は、照射光150を出射させるように投射装置10を制御する。
図1の例では、第1のミラー201および第2のミラー202によって反射鏡21を構成する。第1のミラー201の反射光は第1の表示領域に向けて進行し、第2のミラーの反射光は第2の表示領域に向けて進行する。
図2は、投射システム1の別の構成例を示す概念図である。図2の例は、第1のミラー201および第2のミラー202によって反射鏡21を構成する点は図1の例と同じである。図2の例では、照射光150の一部を反射鏡21から外れた領域(破線の範囲)に照射させて、第3の表示領域に光が進行するように構成する点が図1の例とは異なる。
続いて、本実施形態の投射システム1の各構成要素について詳細に説明する。
〔投射装置〕
まず、投射装置10について詳細に説明する。図3は、投射システム1の投射装置10の構成を示すブロック図である。また、図4は、投射システム1に含まれる光学系の構成例を示す概念図である。
図3のように、投射装置10は、光源11と、光源駆動電源12と、空間光変調素子13と、変調素子駆動回路14と、投射光学系15とを備える。なお、図3は概念的なものであり、各構成要素間の位置関係や、光の照射方向などを正確に表したものではない。
光源11は、特定波長の光110を出射する。例えば、光源11としてレーザ光源を用いることができる。光源11から出射される光110は、位相がそろったコヒーレントな光であることが好ましい。通常、光源11は、可視領域の光を出射するように構成する。なお、光源11は、赤外領域や紫外領域などの可視領域以外の光を出射するように構成してもよい。また、光源11は、発光ダイオードや白熱電球、放電管などのレーザ光源以外で構成してもよい。
図4のように、光源11が出射した光110は、コリメータ101によってコヒーレントな光110とし、空間光変調素子13の表示部に入射される。例えば、複数の波長の光を出射するように光源11を構成すれば、光源11から出射する光の波長を変えることによって、表示情報の色を変更することができる。また、異なる波長の光を同時に出射するように光源11を構成すれば、複数の色からなる表示情報を表示させることができる。
光源駆動電源12は、制御装置30の制御に応じて光源11を駆動させて、光源11から光を出射させるための電源である。
空間光変調素子13は、変調素子駆動回路14の制御に応じて、各表示領域に表示される表示情報を生成するためのパターンを自身の表示部に表示する。本実施形態においては、空間光変調素子13の表示部に所定のパターンが表示された状態で、その表示部に光110を照射する。空間光変調素子13は、入射される光110を変調した変調光130を投射光学系15に向けて出射する。
図4のように、本実施形態においては、空間光変調素子13の表示部に対して光110の入射角を非垂直にする。すなわち、本実施形態においては、光源11からの光110の出射軸を空間光変調素子13の表示部に対して斜めにする。空間光変調素子13の表示部に対して光110の出射軸を斜めに設定すれば、ビームスプリッタを用いなくても空間光変調素子13の表示部に光110を入射できるため、効率を向上させることができる。
空間光変調素子13は、位相がそろったコヒーレントな光110の入射を受け、入射された光110の位相を変調する位相変調型の空間光変調素子によって実現できる。位相変調型の空間光変調素子13は、フォーカスフリーであるため、複数の投射距離に設定された表示領域に光を投射することになっても距離ごとに焦点を変える必要がない。なお、空間光変調素子13は、各表示領域に表示情報を表示できるのであれば、位相変調型とは異なる方式の素子であってもよいが、以下においては、空間光変調素子13が位相変調型の素子であるものとして説明する。
位相変調型の空間光変調素子13の表示部には、各表示領域に表示させる表示情報の位相分布が表示される。この場合、空間光変調素子13の表示領域で反射された変調光130は、一種の回折格子が集合体を形成したような画像になり、回折格子で回折された光が集まるように表示情報が形成される。
空間光変調素子13は、例えば、強誘電性液晶やホモジーニアス液晶、垂直配向液晶などを用いた空間光変調素子によって実現される。空間光変調素子13は、具体的には、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)によって実現できる。また、空間光変調素子13は、例えば、MEMS(Micro Electro Mechanical System)によって実現してもよい。
位相変調型の空間光変調素子13を用いれば、投射光を投射する表示領域を順次切り替えるように動作させることによってエネルギーを表示情報の部分に集中することができる。そのため、位相変調型によれば、光源の出力が同じであれば、その他の方式のものよりも表示情報を明るく表示させることができる。
変調素子駆動回路14は、制御装置30の制御に応じて、各表示領域に表示される表示情報を生成するためのパターンを空間光変調素子13の表示部に表示させる。変調素子駆動回路14は、位相変調型の変調素子を駆動させる際には、空間光変調素子13の表示部に照射される光110の位相と、表示部で反射される変調光130の位相との差分を決定づけるパラメータが変化するように空間光変調素子13を駆動する。
位相変調型の空間光変調素子13の表示部に照射される光110の位相と、表示部で反射される変調光130の位相との差分を決定づけるパラメータは、例えば、屈折率や光路長などの光学的特性に関するパラメータである。例えば、変調素子駆動回路14は、空間光変調素子13の表示部に印加する電圧を変化させることによって、表示部の屈折率を変化させる。その結果、表示部に照射された光110は、表示部の屈折率に基づいて適宜回折される。すなわち、位相変調型の空間光変調素子13に照射された光110の位相分布は、表示部の光学的特性に応じて変調される。なお、変調素子駆動回路14による空間光変調素子13の駆動方法はここで挙げた限りではない。
投射光学系15は、空間光変調素子13で変調された変調光130を照射光150として投射する。図4のように、投射光学系15は、フーリエ変換レンズ151、アパーチャ152および投射レンズ153を有する。空間光変調素子13で変調された変調光130は、投射光学系15によって照射光150として反射鏡21に向けて照射される。なお、各表示領域に表示情報を表示させることができれば、投射光学系15の構成要素のうちいずれかを省略して構成してもよい。
フーリエ変換レンズ151は、空間光変調素子13の表示部で反射された変調光130を無限遠に投射した際に形成される像を、近傍の焦点に結像させるための光学レンズである。図4では、アパーチャ152の位置に焦点が形成されている。
アパーチャ152は、フーリエ変換レンズ151によって集束された光に含まれる高次光を遮蔽し、表示領域を特定する機能を有する。アパーチャ152の開口部は、アパーチャ152の位置における表示領域の最外周よりも小さく開口され、アパーチャ152の位置における表示情報の周辺領域を遮るように設置される。例えば、アパーチャ152の開口部は、矩形状や円形状に形成される。アパーチャ152は、フーリエ変換レンズ151の焦点位置に設置されることが好ましいが、高次光を消去する機能を発揮できれば焦点位置からずれていても構わない。
投射レンズ153は、フーリエ変換レンズ151によって集束された光を拡大して投射する光学レンズである。投射レンズ153は、空間光変調素子13に入力された位相分布に対応する表示情報が各表示領域に表示されるように、反射鏡21に向けて照射光150を投射する。
単純な記号などの線画を投射する用途に投射システム1を用いる場合、投射光学系15から投射された照射光150は、各表示領域に均一に投射されるのではなく、表示情報を構成する文字や記号、枠などの部分に集中的に投射される。そのような場合、投射システム1によれば、光110の出射量を実質的に減らせるため、全体的な光出力を抑えることができる。すなわち、投射システム1は、小型かつ低電力な光源11で構成できるため、その光源11を駆動する光源駆動電源12を低出力にでき、全体的な消費電力を低減できる。
〔反射鏡〕
次に、反射鏡21について詳細に説明する。図5は、投射システム1の反射鏡21の構成例を示す平面図である。なお、図5は、図2の例に反射鏡21を用いることを想定した図であり、本実施形態に係る反射鏡21の構成を限定するものではない。
反射鏡21は、第1のミラー201と、第2のミラー202とを含む。反射鏡21は、投射装置10から照射された照射光150を所望の表示領域に投射する。反射鏡21は、投射装置10から照射された照射光150が所望の表示領域に表示された際に歪みが発生しないように構成される。
本実施形態においては、第2のミラー202に0次光遮蔽部203を設ける。なお、0次光遮蔽部203は、第1のミラー201に設けてもよい。また、0次光遮蔽部203の大きさや形状には限定を加えない。
反射鏡21を構成する第1のミラー201および第2のミラー202の反射面は、平面ではなく、自由曲面や非球面などのように歪を補正する曲面で構成してもよい。ミラーの反射面を自由曲面や非球面などで構成すれば、歪のない表示情報を各表示領域に投射することが可能となる。なお、自由曲面は、回転対称な曲面ではなく、ミラーの反射面を正面から見た際の左右方向と上下方向の曲線をあらわす多項式が独立して定義される曲面である。ミラーの反射面に自由曲面形状を採用すれば、表示領域内の位置ごとに曲面形状を対応させて調整できるため、収差補正を向上することができる。
第1のミラー201は、照射光150を反射する反射面を有する。第1のミラー201は、照射光150の一部を第1の表示領域に向けて反射する。第1のミラー201の反射面は、適切な表示情報が適切な大きさで第1の表示領域に表示されるように調整される。
第2のミラー202は、照射光150を反射する反射面を有する。第2のミラー202は、照射光150の一部を第2の表示領域に向けて反射する。第2のミラー202の反射面は、適切な表示情報が適切な大きさで第2の表示領域に表示されるように調整される。また、第2のミラー202は、その反射面に0次光遮蔽部203を有する。なお、0次光が表示されてもよい場合は、0次光遮蔽部203を省略してもよい。
0次光遮蔽部203は、投射装置10から照射された照射光150に含まれる0次光を各表示領域に表示させないように遮蔽する部位である。0次光遮蔽部203は、0次光を吸収するように構成してもよいし、0次光を各表示領域から外れた方向に導くように構成してもよい。また、0次光遮蔽部203は、照射光150に含まれる0次光が通過する開口として構成してもよい。
0次光遮蔽部203が0次光を吸収するように構成する場合、光吸収材料を用いればよい。例えば、光吸収材料としては、黒体材料が適しており、例えばカーボンや酸化物、プラスチックなどを用いることができる。使用するレーザ光の波長が固定されている場合には、その波長の光を選択的に吸収する光吸収材料を用いて0次光遮蔽部203を構成してもよい。なお、照射光150に含まれる0次光が投射されることさえなければ、0次光遮蔽部203に用いる光吸収材料として任意の材料を用いることができる。
すなわち、図5の例では、反射鏡21において0次光を反射させないことによって、表示領域に0次光が表示されることを解消する。図5の例では、所望の表示領域に選択的に光を投射することができるため、表示領域外に不要な光が投射されず、表示情報の解像度を向上させることができる。
例えば、図6のように、0次光が通過する部分に開口213を形成した第2のミラー202−2を含み、その開口213に0次光を通過させて各表示領域に0次光が反射されないように構成した反射鏡21−2を用いてもよい。開口213は、図6のように第2のミラー202−2の一部に形成させてもよいし、第1のミラー201の一部に形成させてもよい。また、第1のミラー201と第2のミラー202−2とが互いに接続されていれば、開口213の部分で第2のミラー202−2が分割されるようにしてもよい。開口213は、0次光遮蔽部203の一形態である。
ここで、図7〜図9を用いて、図2の構成の投射システム1を廊下などの通路に設置する適用例について説明する。図7〜図9の例では、通路の壁に投射システム1を設置し、投射システム1から複数の方向に向けて光を投射する。例えば、投射システム1は、天井から吊るしたり、壁から突出させたりして設置する。
図7は、通路の壁に設置した投射システム1から投射された表示情報によって利用者を適切な目的地に導く利用シーンを示す。表示情報とは、文字や数字などの記号、円形や矢印などの図形を含む任意の画像情報である。ただし、図7において、利用者の進行方向に対して、左側に位置する壁を左側壁112、右側に位置する壁を右側壁113と呼ぶ。図7の例では、右側壁113に設置した投射システム1から、天井111、左側壁112、右側壁113に向けて光を投射し、それぞれの表示領域に所望の表示情報を表示させる。なお、図7において、左側壁112、右側壁113および天井111に示している表示情報は概念的なものであり、表示情報の向きや大きさ、表示位置、内容などを正確に示すものではない。
図8は、図7の通路を上方から見た概念図である。投射システム1は、天井111の表示領域311(第1の表示領域)、左側壁112の表示領域312(第2の表示領域)、右側壁113の表示領域313(第3の表示領域)に向けて光を投射する。
図9は、図7のように設置された投射システム1を、下方から斜め上方に向けて見上げた際の概念図である。図9の例では、第1のミラー201によって反射された光が表示領域311に向けて投射され、第2のミラー202によって反射された光が表示領域312に向けて投射される。そして、反射鏡21からずらして投射された光は表示領域313に向けて投射される。
すなわち、第1のミラー201によって反射された光は、表示領域311に投射され、その表示領域311には第1の表示情報が表示される。また、第2のミラー202によって反射された光は、表示領域312に投射され、その表示領域312には第2の表示情報が表示される。さらに、反射鏡21からずらして照射された照射光は、表示領域313に投射され、その表示領域313には第3の表示情報が表示される。なお、第1〜第3の表示情報は、それぞれ異なった表示情報であってもよいし、全て同じ表示情報であってもよい。
図10のように、投射システム1は、通路の角に設置することもできる。図10の例では、第1のミラー201によって反射された光が天井の表示領域311に向けて投射され、第2のミラー202によって反射された光が表示領域312に向けて投射される。反射鏡21からずらして照射された光は、表示領域313に向けて投射される。
本実施形態においては、投射装置10からの投射画像を複数のミラーで所望の表示領域に向けて反射させ、所望の表示領域に適切な表示情報を形成する。図7〜図9の例では、投射方向に対して正面に位置する壁への投射は、ミラーを用いることなくそのまま投射を行う。天井への投射は、投射画像の下の部分を用いる。投射方向に対して背面に位置する壁上部には、ミラーで方向を変えて投射する。その結果、本実施形態によれば、あらゆる方向に表示情報を表示させることが可能となる。なお、本実施形態においては、各表示領域に正常な表示情報が表示されるように、それぞれのミラーにおいて歪補正を行うように構成する。
図11は、投射装置10からの照射光150を反射鏡21によって反射する例である。図11においては、投射装置10から反射鏡21に向けて照射光150を照射する。投射装置10から照射された照射光150は、第1のミラー201および第2のミラー202によって異なる方向に反射させるとともに、第1のミラー201および第2のミラー202が設置されていない位置(破線の範囲)にも照射される。
第1のミラー201と第2のミラー202とは、投射装置10から照射された照射光150を異なる方向に反射する。第1のミラー201は、第1の表示領域に向けて照射光150の一部を反射し、その反射光は表示領域311に投射される。その結果、表示領域311には、第1の表示情報が表示される。第2のミラー202は、第1の表示領域とは異なる第2の表示領域に向けて照射光150の一部を反射し、その反射光は表示領域312に投射される。その結果、表示領域312には、第2の表示情報が表示される。
また、第1のミラー201および第2のミラー202が設置された位置からずらして照射された照射光は、反射鏡21を介さずに表示領域313に投射される。その結果、表示領域313には、第3の表示情報が表示される。
上述の第1〜第3の表示情報は、それぞれ表示領域311〜313に対応した個別の表示情報である。
図12は、第1のミラー201bを凸面鏡で構成する反射鏡21bである。反射鏡21bの第1のミラー201bを凸面鏡で構成すれば、平面鏡を用いた場合と比較して表示領域311を拡大することができる。
図13は、第1のミラー201cを凹面鏡で構成する反射鏡21cである。反射鏡21cの第1のミラー201cを凹面鏡とすれば、凸面鏡を用いた場合よりも表示領域311を拡大することができる。また、第1のミラー201cを凹面鏡で構成すれば、凸面鏡を用いた場合と同一の大きさの表示情報を至近距離に表示することが可能になる。ただし、凹面鏡を用いた場合は、表示情報が反転するため、空間光変調素子13の表示部に表示させるパターンを反転させる必要がある。
また、図12および図13において、第2のミラー202を凸面鏡や凹面鏡としてもよい。さらに、図11〜図13において、第1のミラー201(201b、201c)および第2のミラー202のそれぞれを凸面鏡および凹面鏡のいずれかとし、それらを組み合わせてもよい。
図14および図15は、反射鏡21の別の例である反射鏡21−2の構成を示す概念図である。図14の反射鏡21−2は、照射光150の一部が通過する枠210を有する。
図15のように、反射鏡21−2を用いれば、反射鏡21−2からずらして照射された照射光150のうち、枠210の開放部分を通過した光が表示領域313に投射される。すなわち、図14の反射鏡21−2によれば、表示領域313の周辺の光を枠210で遮蔽できるため、表示領域313の周辺を規定しやすくなる。
〔制御装置〕
次に、制御装置30について詳細に説明する。図16は、投射システム1の制御装置30の構成を示すブロック図である。図16のように、制御装置30は、通信回路31、制御条件生成回路32、記憶回路33、光源制御回路34、変調素子制御回路35を有する。 通信回路31は、適切なタイミングで適切な表示情報を各表示領域に表示させるための条件(以下、表示条件)を投射システム1の上位システム(図示しない)から受信する。
上位システムは、表示情報を視認させる対象である利用者の移動経路に設置されたカメラによって撮像されたデータを解析する。そして、上位システムは、解析データからその利用者を認識すると、その利用者に視認させる表示情報が適切なタイミングで適切な表示領域に表示されるための表示条件を投射システム1に送信する。
通信回路31が受信する表示条件は、利用者が誰であるのかを示す識別情報、利用者の位置情報、それらの情報が取得された時刻などに基づいて、適切なタイミングで適切な表示情報を利用者の近くの壁や天井に表示させるために設定される条件である。識別情報は、利用者の名前やID(Identification)などのように、利用者を特定できる情報である。位置情報は、利用者の位置を2次や3次元の座標系で示す情報である。利用者の進行方向や速度は、移動中の利用者の進行方向や速度である。また、表示条件は、利用者の進行方向や速度、目的の場所などの情報に基づいて設定されてもよい。
通信回路31は、受信した表示条件を制御条件生成回路32に出力する。
制御条件生成回路32は、通信回路31から取得した表示条件に基づいて各表示領域に表示させるパターンを構成する基本パターンを記憶回路33から取得する。制御条件生成回路32は、記憶回路33に記憶された基本パターンを移動させたり、合成したりすることによって、空間光変調素子13の表示部に表示させるパターンを生成する。なお、空間光変調素子13を位相変調型素子で構成する場合、所望の表示情報を各表示領域に表示させるためのパターンは、その表示情報に対応する位相分布である。
制御条件生成回路32は、取得したパターンを適切なタイミングで適切な表示領域に向けて投射するための制御条件を生成し、生成した制御条件を光源制御回路34および変調素子制御回路35に出力する。制御条件は、後述の光源制御条件および変調素子制御条件を含む。
制御条件生成回路32は、どのようなタイミングでどの程度の出力の光を光源11から出力させるかという光源制御条件を生成する。光源制御条件は、光源11が光を出射するタイミングを制御するための条件であり、所望の表示情報を投射するタイミングを制御する条件に相当する。制御条件生成回路32は、生成した光源制御条件を光源制御回路34に出力する。
また、制御条件生成回路32は、どのようなタイミングでどのパターンを空間光変調素子13の表示部に表示させるかという変調素子制御条件を生成する。変調素子制御条件は、所望の表示情報に対応するパターンを空間光変調素子13の表示部に適切なタイミングで表示させるための条件である。空間光変調素子13の表示部に所望の表示情報に対応するパターンを表示させるタイミングは、光源制御条件に含まれる光源11の駆動タイミングと同期される。制御条件生成回路32は、生成した変調素子制御条件を変調素子制御回路35に出力する。
記憶回路33は、所望の表示情報を各表示領域に表示させるためのパターンを構成する基本パターンを記憶する。例えば、記憶回路33は、上位システムが作成した基本パターンを事前に取得し、記憶しておけばよい。各表示領域に表示させる情報の数が少なければ、記憶回路33が記憶しておくべき表示パターンの数が有限になるため、記憶回路33の容量を小さくできる。
光源制御回路34は、取得した光源制御条件に基づいて、光源駆動電源12を駆動させる制御を行う。例えば、光源制御回路34は、光源制御条件に従ったタイミングで、光源11の出力値を示す制御信号を光源駆動電源12に送信するようにすればよい。
変調素子制御回路35は、取得した変調素子制御条件に基づいて変調素子駆動回路14を駆動させる。例えば、変調素子制御回路35は、変調素子制御条件に従ったタイミングで、空間光変調素子13に表示させるパターンを含むデータを変調素子駆動回路14に送信するようにすればよい。なお、各表示領域に表示させる表示情報に対応するパターンを事前に投射装置10に送信しておき、そのパターンを空間光変調素子13の表示部に表示させるタイミングで変調素子制御回路35から制御信号を送信するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、反射鏡を構成する複数のミラーによって歪補正をすることによって、十分な明るさの表示情報を複数の表示領域に歪なく投射することができる。
位相変調型の空間光変調素子を用いれば、表示情報が線画や文字などに限られるものの、小型でありながら明るい表示情報を投射することが可能である。しかし、単に位相変調型の空間光変調素子を用いただけでは、歪補正をせずに投射した場合には歪が大きくなり、所望の投射領域外にも不要な画像を投射してしまうため、所望の表示領域に高精細な表示情報を投射することが困難である。本実施形態においては、反射鏡を構成するミラーによって歪補正を行うことによって、所望の表示領域に高精細な表示情報を投射することができる。
また、本実施形態の投射システムでは、位相変調型の空間光変調素子を用いることによって投射光を表示情報の部分に集中することができる。そのため、高電力の外部電源を用いた場合と同程度の明るい表示情報を、低電力の携帯型電源を用いて表示させることができる。すなわち、本実施形態によれば、所望の投射領域に必要な画像のみを投射するため、所望の表示領域に高精細な表示情報を投射することができる。また、本実施形態に係る投射システムは、通常のプロジェクタと比べると小型にできるために通行を妨げることなく設置でき、単一の装置であっても複数の表示領域に表示情報を表示させることができる。
本実施形態に係る投射システムを用いれば、ホテルにチェックインした利用者を確実に部屋まで導くことができるシステムを構築できる。例えば、フロントやロビー、廊下などのホテル内部に複数のカメラを設置しておく。そして、利用者がルートを間違いやすい箇所や岐路に、本実施形態に係る投射システムを設置しておく。
まず、ホテルにチェックインした利用者の顔認証用データをフロントで取得する。また、ホテルのロビーや廊下などでは、フロントとは別のカメラで利用者を認識する。投射システムは、利用者が接近してくると、その利用者に視認されやすい壁や天井、床などに適切な表示情報を表示させる。利用者を部屋に導く場合は、図7のように、部屋番号や矢印などの表示情報を表示させればよい。利用者は、壁や天井、床などに表示された表示情報を視認することによって、適切な情報を得ることができる。
例えば、複数のカメラをサーバ装置で一括して管理するように構成すれば、複数のカメラを連携させ、利用者の位置情報の取得・推定を繰り返すことによって、表示情報を表示させる投射装置を適切に選択することができる。そうすれば、ある利用者に視認させるべき表示情報を全く関係のない表示領域に表示させることを防ぐことができる。
本実施形態に係る投射システムは、例えば、非常口の方向や位置を示す非常灯に併せて設置したり、そのような非常灯の替わりに設置したりしてもよい。また、本実施形態に係る投射システムは、天井灯などの照明器具に併設させてもよい。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る投射システム2について説明する。第1の実施形態と本実施形態とは、投射装置および制御装置の構成は同じであるが、反射鏡の構造が異なる。
図17および図18は、投射システム2をT字路に設置し、複数の表示領域に投射光を投射する例である。図17は、T字路に設置した投射システム2から投射された表示情報によって、利用者を適切な場所に導く利用シーンを示す。図18は、図17のT字路を上方から見た図である。図17および図18の例では、T字路の突き当たりに位置する壁123に投射システム2を設置する。
投射システム2は、天井121の表示領域321、左側壁上方の壁角124の表示領域324、右側壁上方の壁角125の表示領域325、突き当たりの壁123の表示領域323に表示情報を表示させる。本実施形態においては、壁角124および壁角125に向けて投射光を投射することによって、突き当たりの壁123と対向する壁の上方の壁角近傍と、左側壁および右側壁の上方の壁角近傍とに表示情報を表示させる。なお、図17において、天井121、壁角124、壁角125および壁123に示している表示情報は概念的なものであり、表示情報の向きや大きさ、表示位置、内容などを正確に示すものではない。
図19は、投射システム2の反射鏡22の構成例である。反射鏡22は、投射システム1の第2のミラー202を二つのミラー(ミラー204、205)で構成する点が投射システム1とは異なる。本実施形態においては、第2のミラーの反射方向をさらに異なる2つの方向に分けるため、ミラー204とミラー205を組み合わせている。なお、図19は、一例であって、本実施形態に係る反射鏡22の構成を限定するものではない。
図20は、図18の視点において、ミラー204およびミラー205によって反射された投射光の軌跡を説明するための概念図である。投射システム2の第2のミラーは、反射方向が異なるミラー204およびミラー205によって構成される。
ミラー204によって反射された光は、表示領域324に投射され、その表示領域324には第2の表示情報の一部(第2の表示情報A)が表示される。また、ミラー205によって反射された光は、表示領域325に投射され、その表示領域325には第2の表示情報の一部(第2の表示情報B)が表示される。
図21は、図17のようにT字路に設置された投射システム2を、下方から斜め上方に向けて見上げた際の概念図である。なお、図21においては、ミラー204による反射の様子を示し、ミラー205の反射の様子は省略している。
以上のように、本実施形態によれば、反射方向の異なる2つのミラーによって第2のミラーを構成する。そのため、本実施形態の投射システムは、第1の実施形態に係る投射システムよりも多くの方向に投射光を投射でき、より多くの壁面に表示情報を表示させることができる。
図22は、図17と同じ位置に設置された投射システム2を災害時の避難に適用する利用シーンを示す概念図である。投射システム2を用いれば、単一の装置によって複数の表示領域に歪がない表示情報を同時に表示させることができる。なお、図22において、各表示領域に示している表示情報は概念的なものであり、表示情報の向きや大きさ、表示位置、内容などを正確に示すものではない。
図23は、一般的な投射システム1000を用いて表示情報を投射する例である。一般的な投射システム1000の表示領域は、図23において斜線で塗りつぶした領域である。図23の表示領域には均一に光が投射されるため、表示情報を表示させない部分に投射する光の分だけ余計なエネルギーが必要となる。また、一般的な投射システム1000の投射方向は一方向であるため、T字路の突き当たりの壁123に表示情報を表示させるためには別の投射システム1000を用いる必要がある。さらに、表示情報を広げるためには不用な範囲まで投射領域を広げる必要があるため、表示情報の歪が大きくなり、解像度が低下するという問題が発生する。
本実施形態に係る投射システムによれば、外部電源を用いなくても十分な明るさの表示情報を複数の方向に歪なく投射できる。そのため、図22のような利用シーンにおいて、利用者が避難する際に妨げとなるような装置を通路に設置することなく視認性の高い表示情報を利用者に提供し、安全な場所に避難させることができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る投射システム3について説明する。第1および第2の実施形態と本実施形態とは、投射装置および制御装置の構成は同じであるが、反射鏡の構造が異なる。
本実施形態においては、投射システム3を十字路に設置する。図24は、投射システム3を設置した十字路を上方から見た図である。図24の例では、十字路を構成する壁角のうち一つ(右上壁角)の近傍に投射システム3を設置する。
投射システム3は、天井の表示領域331、右上壁角の表示領域333、左上壁角の表示領域334、右下壁角の表示領域335、左下壁角の表示領域336に表示情報を表示させる。
図25は、本実施形態に係る投射システム3の反射鏡23の構成例である。反射鏡23の第1のミラー201は、投射システム1および投射システム2の第1のミラー201と同じである。投射システム3は、投射システム2の第2のミラーを構成するミラー204およびミラー205に加えて、ミラー206を含む。本実施形態においては、第2のミラーの反射方向を異なる3つの方向に分けるため、ミラー204、ミラー205およびミラー206を組み合わせている。なお、図25は、一例であって、本実施形態に係る反射鏡23の構成を限定するものではない。また、図25においては、ミラー206の面内に0次光遮蔽部203を位置させている。
図26は、図14の視点において、ミラー204、ミラー205およびミラー206によって反射された投射光の軌跡を説明するための概念図である。投射システム3の第2のミラーは、反射方向が異なるミラー204、ミラー205およびミラー206を組み合わせた構成を有する。
ミラー204によって反射された光は、表示領域334に投射され、その表示領域334には第2の表示情報の一部(第2の表示情報A)が表示される。また、ミラー205によって反射された光は、表示領域335に投射され、その表示領域335には第2の表示情報の一部(第2の表示情報B)が表示される。さらに、ミラー206によって反射された光は、表示領域336に投射され、その表示領域336には第2の表示情報の一部(第2の表示情報C)が表示される。
以上のように、本実施形態によれば、反射方向の異なる3つのミラーによって反射鏡を構成する。そのため、本実施形態の投射システムは、第1および第2の実施形態に係る投射システムよりも多くの方向に投射光を投射でき、より多くの壁面や天井に表示情報を表示させることができる。
図27は、本実施形態に係る投射システムを構成する反射鏡23の変形例(反射鏡23−2)の概念図である。反射鏡23−2は、第2のミラーを分割するのではなく、第3のミラー(ミラー206−2)を加えた構成である。
ミラー204によって反射された光は、表示領域334に投射され、その表示領域334には第2の表示情報の一部(第2の表示情報A)が表示される。また、ミラー205によって反射された光は、表示領域335に投射され、その表示領域335には第2の表示情報の一部(第2の表示情報B)が表示される。さらに、ミラー206−2によって反射された光は、表示領域336に投射され、その表示領域336には第2の表示情報の一部(第2の表示情報C)が表示される。
本実施形態のように、第1のミラー201または第2のミラー202を分割したり、ミラーを追加したりすることによって、より多くの方向に投射光を反射できるようになる。投射光の反射方向は、投射システムの設置場所に合わせて設定すればよい。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る投射システム4について説明する。第1〜第3の実施形態と本実施形態とは、投射装置および制御装置の構成は同じであるが、反射鏡の構造が異なる。
図28は、ホテルなどの公共施設内で火災が発生した際のイメージを示す概念図である。火災に伴って発生する煙は上方に溜まるため、投射システムを上方に設置したり、投射方向を上方に向けたりすると、表示情報を視認できなくなることもある。そのため、本実施形態においては、投射システム4を足元に設置し、表示情報を足元に表示させる。なお、図28において、各表示領域に示している表示情報は概念的なものであり、表示情報の向きや大きさ、表示位置、内容などを正確に示すものではない。
図29は、投射システム4を設置したT字路を上方から見た図である。図29の例では、T字路の突き当たりの壁147から突出させるように投射システム4を設置する。
投射システム4は、左下の壁角144の表示領域344、右下の壁角145の表示領域345、突き当たりの壁147の表示領域347および表示領域348に表示情報を表示させる。本実施形態においては、壁角144および壁角145に向けて投射光を投射することによって、突き当たりの壁147と対向する壁の足元の壁角近傍に表示情報を表示させる。加えて、本実施形態においては、投射システム4の両脇に向けて投射光を投射し、表示領域347および表示領域348に表示情報を表示させる。
図30および図31は、壁147から壁角144および壁角145に向けて投射光を投射する際のミラーの構成や光の軌跡を示す概念図である。図30は側方から見た図であり、図31は上方から見た図である。
図30のように、投射装置10からの照射光は、ミラー207またはミラー208の反射面に向けて照射されるとともに、2つのミラーからはずれた方向にも照射される。ミラー207によって反射された投射光は表示領域347に向けて投射され、ミラー208によって反射された投射光は表示領域348に向けて投射される。2つのミラーから外れた方向に照射された照射光は、それぞれ表示領域344または表示領域345に向けて投射される。
図31のように、ミラー207およびミラー208の反射面は、それぞれ異なる方向に投射光を反射するように、投射装置10からの照射光が異なる角度で照射されるように組み合わされる。その結果、ミラー207によって反射された投射光は表示領域347に向けて投射され、ミラー208によって反射された投射光は表示領域348に向けて投射される。図31の例では、ミラー207が第1のミラー、ミラー208が第2のミラーに相当する。
表示領域344および表示領域345に向けて投射される投射光は、空間光変調素子13の表示部に表示するパターンを変更することによって方向制御すればよい。また、図30および図31の構成では使用しない領域を用いて、床面に表示情報を表示するように設定してもよい。
本実施形態によれば、投射システムを足元に設置することによって、表示情報を足元に表示させることができる。そのため、火災などで天井近辺の視界が妨げられる状況においては、足元に投射した表示情報によって利用者を誘導することができる。第1〜第3の実施形態に係る投射システムと、第4の実施形態に係る投射システムとを組み合わせて設置すれば、通常時であっても災害時であっても利用者を確実に目的地まで誘導することができる。
図32〜図34は、本実施形態に係る投射システムの設置例である。図32は通路の直線部分、図33は通路の角部分、図34は通路の十字路の部分に投射システムを設置する例である。いずれの設置場所であっても、本実施形態の投射システムであれば問題なく所望の表示情報を適切な表示領域に表示させることができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態に係るインターフェース装置50について説明する。本実施形態に係るインターフェース装置50は、第1〜第4の実施形態に係る投射システムと、カメラとを組み合わせた装置である。
図35は、本実施形態に係るインターフェース装置50の構成を示すブロック図である。インターフェース装置50は、投射装置51、撮像装置53および制御装置55を備える。投射装置51は、第1〜第4の実施形態に係る投射システム1〜4のいずれかによって構成する。撮像装置53は、撮像機能を有するカメラである。制御装置55は、投射装置51および撮像装置53を制御する装置である。
図36および図37は、インターフェース装置50の利用シーンの一例である。例えば、インターフェース装置50は、ホテルなどの公共施設内の壁際に設置することができる。
図36のように、インターフェース装置50は、所定の撮像領域を撮像し、その撮像領域を撮像することによって得られた撮像データを解析する。インターフェース装置50は、撮像データを解析した結果、撮像領域に特定の利用者を認識すると、その特定の利用者に視認させる表示情報を図37のように所定の表示領域に表示させる。利用者は、図37のように表示された表示情報を視認し、その内容を理解することによって特定の情報を得ることができる。図37の例では、T字路に向かって歩いている利用者は、天井や壁に表示された表示情報を認識し、突き当たりで右側に曲がった方向に目的地があるという特定の情報を得ることができる。なお、図37において、各表示領域に示している表示情報は概念的なものであり、表示情報の向きや大きさ、表示位置、内容などを正確に示すものではない。
ここで、図38および図39を用いて、図35に示したインターフェース装置50の構成について詳細に説明する。
図38は、撮像装置53の構成を示すブロック図である。撮像装置53は、撮像素子531、画像処理プロセッサ533、内部メモリ535およびデータ出力回路537を有する。
撮像素子531は、所定の撮像領域を撮像し、その撮像領域の撮像データを取得するための素子である。撮像素子531は、半導体部品が集積回路化された光電変換素子である。撮像素子531は、例えば、CCD(Charge-Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)などの固体撮像素子によって実現できる。通常、撮像素子531は、可視領域の光を撮像する素子によって構成するが、赤外線や紫外線、X線、ガンマ線、電波、マイクロ波などの電磁波を撮像・検波できる素子によって構成してもよい。
画像処理プロセッサ533は、撮像素子531によって撮像された撮像データに対して、暗電流補正や補間演算、色空間変換、ガンマ補正、収差の補正、ノイズリダクション、画像圧縮などの画像処理を実行する集積回路である。なお、画像情報を加工せずに出力する場合は、画像処理プロセッサ533を省略してもよい。
内部メモリ535は、画像処理プロセッサ533によって画像処理を行う際に処理しきれない画像情報や、処理済みの画像情報を一時的に格納する記憶素子である。なお、撮像素子531によって撮像された画像情報を内部メモリ535に一時的に記憶するように構成してもよい。内部メモリ535は、一般的なメモリによって構成すればよい。
データ出力回路537は、画像処理プロセッサ533によって処理された画像情報を制御装置55に出力する。
図39は、制御装置55の構成を示すブロック図である。制御装置55は、撮像制御回路551、撮像データ解析回路553、投射条件設定回路555および投射制御回路557を有する。なお、制御装置55は、図示しない上位システムと通信し合う通信機能を有してもよい。以下においては、インターフェース装置50は、上位システムと通信し合って処理を行うものとする。
撮像制御回路551は、例えば、上位システムの指示に応じて、撮像装置53に撮像領域を撮像させる制御を行う。撮像制御回路551は、撮像装置53によって撮像された撮像データを撮像データ解析回路553に出力する。なお、撮像データ解析回路553から撮像制御回路551に撮像データを取得する指示を出すように構成してもよい。
撮像データ解析回路553は、撮像データを解析する。例えば、撮像データ解析回路553は、表示情報を視認させる利用者が撮像データに含まれるか否かを解析する。
撮像データ解析回路553は、撮像データにおいて特定の利用者が認識された場合、投射その特定の利用者が認識されたことを投射条件設定回路555に通知する。
投射条件設定回路555は、特定の利用者に視認される表示情報に対応するパターンを格納する。投射条件設定回路555は、撮像データ解析回路553からの通知に基づいて、その特定の利用者に視認させる表示情報に対応するパターンを含む投射条件を投射制御回路557に出力する。
投射制御回路557は、投射条件設定回路555によって出力された投射条件を取得し、その投射条件を投射装置51に出力する。
投射装置51は、制御装置55から取得した投射条件に基づいて、所望の表示情報を適切な表示領域に表示させる。
以上のように、本実施形態に係るインターフェース装置によれば、撮像装置によって取得された撮像データを解析することによって特定の利用者を認識し、その特定の利用者に知らせたい情報を視認しやすい表示領域に表示させることができる。
本実施形態に係るインターフェース装置を用いれば、第1〜第4の実施形態に係る投射システムと同様に、ホテルにチェックインした利用者を確実に部屋まで導くことができるシステムを構築できる。例えば、フロントやロビー、廊下などのホテル内部に複数のインターフェース装置を設置しておく。この場合、インターフェース装置自体が撮像機能を有しているため、カメラを省略することができる。
インターフェース装置は、利用者が接近してくると、その利用者に視認されやすい壁や天井、床などに適切な表示情報を表示させる。利用者を部屋に導く場合は、図7や図17のように、部屋番号や矢印などの表示情報を表示させればよい。また、図22や図28のような場合は、利用者を安全な場所に避難するための表示情報を表示させればよい。利用者は、壁や天井、床などに表示された表示情報を視認することによって、適切な情報を得ることができる。
例えば、複数のインターフェース装置をサーバ装置で一括して管理するように構成すれば、複数のインターフェース装置を連携させ、利用者の位置情報の取得・推定を繰り返すことによって、表示情報を表示させる装置を適切に選択することができる。なお、インターフェース装置と連携できるカメラを設置すれば、より確実に利用者の位置情報を更新できる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態に係る表示装置60について説明する。本実施形態に係る表示装置60は、第5の実施形態に係るインターフェース装置50の機能を有しており、利用者に情報を提供する。また、表示装置60は、利用者の操作を受け付けるインターフェース装置として機能する。
図40は、表示装置60の構成を示す概念図である。表示装置60は、投射装置610、反射鏡620、表示面630およびカメラ653を備える。ただし、インターフェース機能を省く場合は、表示装置60にカメラ653を含めなくてもよい。
投射装置610は、第1〜第4の実施形態の投射装置10と同様の構成である。反射鏡620は、第1〜第4の実施形態の反射鏡21〜24のいずれかと同様の構成である。カメラ653は、第5の実施形態の撮像装置53と同様の構成である。また、表示装置60は、第5の実施形態の制御装置55と同様の制御装置(図示しない)を備える。すなわち、表示装置60は、投射装置610、反射鏡620および図示しない制御装置によって、第5の実施形態に係るインターフェース装置50の機能を発揮する。
投射装置610、反射鏡620および図示しない制御装置は、表示面630を表面とする筐体内に収められる。表示装置61の筐体は、上方が開放されているか、透明であり、上方に投射光を投射することができる。
表示面630は、透明な板状の部材で構成される。例えば、表示面630には、透明なプラスチックやガラスなどを用いればよい。表示面630の内部または表面には、反射鏡620によって反射された投射光を散乱して蛍光を発する蛍光体が分散された部位(蛍光発生部)が設けられている。蛍光発生部は、表示面630の全面に配置してもよいし、表示情報が表示される表示領域362のみに配置してもよい。
例えば、表示面630は、照射された光を吸収して特定の蛍光色を発する蛍光体が分散された透明シート(以下、蛍光透明シート)を表示領域362に配置すればよい。そうすれば、表示装置60の内部は、表示領域362を通して見ることができる。また、表示面630は、蛍光透明シートを透明なガラスなどの表面に被覆させて構成してもよい。
例えば、蛍光透明シートの基材には、ポリビニルブチラール(PVB:Polyvinylbutyral)などに代表されるポリビニルアセラールを主原料とした透明樹脂を用いればよい。ただし、蛍光透明シートの基材は、特定の波長の光によって励起された蛍光体が発する蛍光色を認識しにくくしない限り、任意の材質のプラスチックやガラスなどの材料を適用することができ、その材質に限定は加えない。
例えば、蛍光透明シートには、希土類をドープした複合酸化物を蛍光体として分散させればよい。例えば、イットリウム・アルミニウム・ガーネットやイットリーム・バナデートなどの複合酸化物に、ユーロピウムやジスプロシウム、エルビウム、セリウム、ツリウムなどの希土類元素をドープした蛍光体を用いることができる。また、蛍光透明シートには、粒径を制御することによって異なる蛍光が得られる量子ドットの性質を利用した化合物半導体ナノ粒子を蛍光体として分散させてもよい。なお、蛍光透明シートに用いる蛍光体は、特定の波長の光によって励起され、特定の蛍光色を発しさえすれば、上述の化合物や組成物に限定されない。
また、蛍光透明シートの蛍光体には、可視領域では透明であり、可視領域外の波長の光によって励起されて蛍光を発するものを用いてもよい。そのように構成すれば、蛍光体が可視領域で透明であるため、表示面630を通して表示装置60の内部を見ることができる。
反射鏡620によって反射された投射光のうち、第1のミラーに反射された投射光は天井の表示領域361に投射され、第2のミラーに反射された投射光は表示面630の表示領域362に投射される。その結果、表示領域361には第1の表示情報が表示され、表示領域362には第2の表示情報が表示される。
カメラ653は、表示装置60の近辺を撮像して撮像データを生成する。制御装置は、カメラ653によって生成された撮像データを解析し、その撮像データから利用者を認識する。
また、カメラ653は、表示面630の表示領域362を撮像して撮像データを生成する。制御装置は、表示領域362に表示された表示情報に対して利用者が行った操作を認識し、その操作に応じた表示情報を表示させるように投射装置610を制御する。
図41は、本実施形態に係る表示装置60の設置例である。例えば、表示装置60は、カメラ653によって利用者を認識すると、その利用者を表示装置60に導く表示情報を天井に表示させる。そして、利用者が表示装置60に接近した段階で、その利用者にとって必要な表示情報を表示面630に表示させる。利用者は、表示装置60の表示面630に表示された表示情報を見ることによって、必要な情報を得ることができる。
また、表示面630に表示された表示情報に操作可能な箇所(以下、操作ボタン)が含まれている場合、利用者がその操作ボタンに操作を行うと、カメラ653は利用者の操作を撮像する。制御装置は、利用者の操作を認識すると、その操作に対応する表示情報を表示させるように投射装置610を制御する。このように、表示装置60は、インターフェース装置として機能する。
以上のように、本実施形態によれば、複数の方向に表示情報を表示させることができ、利用者が求める情報を的確に通知する表示装置を実現できる。また、本実施形態によれば、表示させた表示情報に対する利用者の操作を受け付け、利用者の操作に応じた表示情報を提供するインターフェース機能を有する表示装置を実現できる。
(ハードウェア)
ここで、本実施形態に係る投射システムの制御系を実現するハードウェア構成について、図42のコンピュータ90を一例として挙げて説明する。なお、図42のコンピュータ90は、各実施形態の投射システムを実現とするための構成例であって、本発明の範囲を限定するものではない。
図42のように、コンピュータ90は、プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、入出力インターフェース95および通信インターフェース96を備える。図42においては、インターフェースをI/F(Interface)と略して表記している。プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93、入出力インターフェース95および通信インターフェース96は、バス99を介して互いにデータ授受可能に接続される。また、プロセッサ91、主記憶装置92、補助記憶装置93および入出力インターフェース95は、通信インターフェース96を介して、インターネットやイントラネットなどのネットワークに接続される。コンピュータ90は、ネットワークを介して上位システムのサーバやコンピュータに接続され、投射する表示情報の位相分布などを上位システムから取得する。
プロセッサ91は、補助記憶装置93等に格納されたプログラムを主記憶装置92に展開し、展開されたプログラムを実行する。本実施形態においては、コンピュータ90にインストールされたソフトウェアプログラムを用いる構成とすればよい。プロセッサ91は、本実施形態に係る制御装置が実行する演算処理や制御処理を実行する。
主記憶装置92は、プログラムが展開される領域を有する。主記憶装置92は、例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory)などの揮発性メモリとすればよい。また、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory)などの不揮発性メモリを主記憶装置92として構成・追加してもよい。
補助記憶装置93は、表示情報の位相分布などのデータを記憶する手段である。補助記憶装置93は、ハードディスクやフラッシュメモリなどのローカルディスクによって構成される。なお、表示情報の位相分布を主記憶装置92に記憶させる構成とし、補助記憶装置93を省略することも可能である。
入出力インターフェース95は、コンピュータ90と周辺機器との接続規格に基づいて、コンピュータ90と周辺機器とを接続する装置である。通信インターフェース96は、規格や仕様に基づいて、インターネットやイントラネットなどのネットワークに接続するためのインターフェースである。入出力インターフェース95および通信インターフェース96は、外部機器と接続するインターフェースとして共通化してもよい。
コンピュータ90には、必要に応じて、キーボードやマウス、タッチパネルなどの入力機器を接続できるように構成してもよい。それらの入力機器は、情報や設定の入力に使用される。なお、タッチパネルを入力機器として用いる場合は、表示機器の表示画面が入力機器のインターフェースを兼ねる構成とすればよい。プロセッサ91と入力機器との間のデータ授受は、入出力インターフェース95に仲介させればよい。
通信インターフェース96は、ネットワークを通じて、別のコンピュータやサーバなどの上位システムに接続される。上位システムは、通信インターフェース96を介して、各実施形態で用いる表示情報の位相分布をコンピュータ90に送信する。上位システムは、各実施形態で用いる表示情報の位相分布を自装置で生成してもよいし、別の装置から取得してもよい。
また、コンピュータ90には、情報を表示するための表示機器を備え付けてもよい。表示機器を備え付ける場合、コンピュータ90には、表示機器の表示を制御するための表示制御装置(図示しない)が備えられていることが好ましい。表示機器は、入出力インターフェース95を介してコンピュータ90に接続すればよい。
また、コンピュータ90には、必要に応じて、リーダライタを備え付けてもよい。リーダライタは、バス99に接続され、プロセッサ91と図示しない記録媒体(プログラム記録媒体)との間で、記録媒体からのデータ・プログラムの読み出し、コンピュータ90の処理結果の記録媒体への書き込みなどを仲介する。記録媒体は、例えばSD(Secure Digital)カードやUSB(Universal Serial Bus)メモリなどの半導体記録媒体などで実現できる。また、記録媒体は、フレキシブルディスクなどの磁気記録媒体、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光学記録媒体やその他の記録媒体によって実現してもよい。
以上が、本発明の実施形態に係る投射システムを可能とするためのハードウェア構成の一例である。なお、図42のハードウェア構成は、本実施形態に係る投射システムを可能とするためのハードウェア構成の一例であって、本発明の範囲を限定するものではない。また、本実施形態に係る投射システムに関する処理をコンピュータに実行させる投射プログラムも本発明の範囲に含まれる。さらに、本発明の実施形態に係る投射プログラムを記録したプログラム記録媒体も本発明の範囲に含まれる。
以上、上述した実施形態を模範的な例として本発明を説明した。しかしながら、本発明は、上述した実施形態には限定されない。即ち、本発明は、本発明のスコープ内において、当業者が理解し得る様々な態様を適用することができる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下のようにも記載可能であるが、以下の構成には限られない。
(付記1)
光源と、
表示情報に対応するパターンを表示させる表示部を含み、前記光源から前記表示部に照射された光の変調光を出射する位相変調型の空間光変調素子と、
前記空間光変調素子から出射された変調光を投射する光学系とを有する投射装置と、
上位システムから取得した表示条件に基づいて前記光源および前記空間光変調素子を制御するための制御条件を生成し、生成した前記制御条件に基づいて前記光源および前記空間光変調素子を制御する制御装置と、
前記投射装置の投射光を複数の表示領域に向けて反射する反射鏡とを備える投射システム。
(付記2)
前記反射鏡は、
第1の表示領域に向けて投射光を反射する第1のミラーと、
第2の表示領域に向けて投射光を反射する第2のミラーとを有する付記1に記載の投射システム。
(付記3)
前記投射装置は、
前記第1のミラーおよび前記第2のミラーが設置されていない位置に向けて投射光の一部を投射するように構成され、
前記反射鏡は、
前記第1のミラーおよび前記第2のミラーが設置されていない位置に向けて投射された投射光の少なくとも一部を第3の表示領域に向けて通過させる付記2に記載の投射システム。
(付記4)
前記反射鏡は、
前記第3の表示領域に投射される光が通過する開口が形成された枠を有する付記3に記載の投射システム。
(付記5)
前記第2のミラーは、
異なる方向に投射光を反射するように分割されている付記2乃至4のいずれか一項に記載の投射システム。
(付記6)
前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは凹面鏡である付記2乃至5のいずれか一項に記載の投射システム。
(付記7)
前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは凸面鏡である付記2乃至5のいずれか一項に記載の投射システム。
(付記8)
前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは非球面の反射面を含む付記5乃至7のいずれか一項に記載の投射システム。
(付記9)
前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは自由曲面の反射面を含む付記8に記載の投射システム。
(付記10)
前記反射鏡は、
前記第1の表示領域および前記第2の表示領域とは異なる表示領域に向けて投射光を反射する第3のミラーを有する付記2乃至9のいずれか一項に記載の投射システム。
(付記11)
前記反射鏡は、投射光に含まれる0次光が照射される位置に0次光を遮蔽する0次光遮蔽部を有する付記1乃至10のいずれか一項に記載の投射システム。
(付記12)
付記1乃至11のいずれか一項に記載の投射システムと、
カメラと、を備え、
前記制御装置は、
前記カメラによって撮像された撮像データを解析した結果に基づいた表示情報を表示させるように前記投射装置を制御するインターフェース装置。
(付記13)
付記12に記載のインターフェース装置と、
前記投射装置から投射された光によって発光する蛍光体が分散された透明な表示面を有する筐体とを備える表示装置。
(付記14)
前記カメラは、
前記表示面を撮像し、前記表示面に表示された表示情報を撮像することによって生成した画像情報を前記制御装置に出力し、
前記制御装置は、
前記カメラから出力された前記画像情報に基づいて前記表示面に表示された表示情報に対して行われた操作を解析し、前記操作に応じた表示情報を前記表示面に表示させるように前記投射装置を制御する付記13に記載の表示装置。
この出願は、2016年9月21日に出願された日本出願特願2016−184071を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1、2、3、4 投射システム
10 投射装置
11 光源
12 光源駆動電源
13 空間光変調素子
14 変調素子駆動回路
15 投射光学系
21、22、23 反射鏡
201 第1のミラー
202 第2のミラー
203 0次光遮蔽部
204、205、207、208 ミラー
210 枠
30 制御装置
31 通信回路
32 制御条件生成回路
33 記憶回路
34 光源制御回路
35 変調素子制御回路
50 インターフェース装置
51 投射装置
53 撮像装置
55 制御装置
60 表示装置
531 撮像素子
533 画像処理プロセッサ
535 内部メモリ
537 データ出力回路
551 撮像制御回路
553 撮像データ解析回路
555 投射条件設定回路
557 投射制御回路
610 投射装置
620 反射鏡
630 表示面
653 カメラ

Claims (14)

  1. 光源と、
    表示情報に対応するパターンを表示させる表示部を含み、前記光源から前記表示部に照射された光の変調光を出射する位相変調型の空間光変調素子と、
    前記空間光変調素子から出射された変調光を投射する光学系とを有する投射手段と、
    上位システムから取得した表示条件に基づいて前記光源および前記空間光変調素子を制御するための制御条件を生成し、生成した前記制御条件に基づいて前記光源および前記空間光変調素子を制御する制御手段と、
    前記投射手段の投射光を複数の表示領域に向けて反射する反射鏡とを備える投射システム。
  2. 前記反射鏡は、
    第1の表示領域に向けて投射光を反射する第1のミラーと、
    第2の表示領域に向けて投射光を反射する第2のミラーとを有する請求項1に記載の投射システム。
  3. 前記投射手段は、
    前記第1のミラーおよび前記第2のミラーが設置されていない位置に向けて投射光の一部を投射するように構成され、
    前記反射鏡は、
    前記第1のミラーおよび前記第2のミラーが設置されていない位置に向けて投射された投射光の少なくとも一部を第3の表示領域に向けて通過させる請求項2に記載の投射システム。
  4. 前記反射鏡は、
    前記第3の表示領域に投射される光が通過する開口が形成された枠を有する請求項3に記載の投射システム。
  5. 前記第2のミラーは、
    異なる方向に投射光を反射するように分割されている請求項2乃至4のいずれか一項に記載の投射システム。
  6. 前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは凹面鏡である請求項2乃至5のいずれか一項に記載の投射システム。
  7. 前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは凸面鏡である請求項2乃至5のいずれか一項に記載の投射システム。
  8. 前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは非球面の反射面を含む請求項5乃至7のいずれか一項に記載の投射システム。
  9. 前記第1のミラーおよび前記第2のミラーのうち少なくとも一つは自由曲面の反射面を含む請求項8に記載の投射システム。
  10. 前記反射鏡は、
    前記第1の表示領域および前記第2の表示領域とは異なる表示領域に向けて投射光を反射する第3のミラーを有する請求項2乃至9のいずれか一項に記載の投射システム。
  11. 前記反射鏡は、投射光に含まれる0次光が照射される位置に0次光を遮蔽する0次光遮蔽部を有する請求項1乃至10のいずれか一項に記載の投射システム。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一項に記載の投射システムと、
    カメラと、を備え、
    前記制御手段は、
    前記カメラによって撮像された撮像データを解析した結果に基づいた表示情報を表示させるように前記投射手段を制御するインターフェース装置。
  13. 請求項12に記載のインターフェース装置と、
    前記投射手段から投射された光によって発光する蛍光体が分散された透明な表示面を有する筐体とを備える表示装置。
  14. 前記カメラは、
    前記表示面を撮像し、前記表示面に表示された表示情報を撮像することによって生成した画像情報を前記制御手段に出力し、
    前記制御手段は、
    前記カメラから出力された前記画像情報に基づいて前記表示面に表示された表示情報に対して行われた操作を解析し、前記操作に応じた表示情報を前記表示面に表示させるように前記投射手段を制御する請求項13に記載の表示装置。
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