JPWO2018056142A1 - 太陽電池セルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

工程が簡略で量産性が高く且つ揮発性の高い有機溶剤を必要とせず環境負荷が小さい太陽電池セルの製造方法を提供する。太陽電池セルの製造方法は、活性エネルギー線によって硬化する液状樹脂を半導体基板(1)の主面のうち一部の領域に印刷法によって膜状に塗工して、液状樹脂からなり且つ絶縁層(2)を形成しうるパターンの樹脂層(5)を形成する印刷工程と、樹脂層(5)に活性エネルギー線を照射し液状樹脂を硬化させて、半導体基板(1)の主面上に、液状樹脂の硬化物からなる絶縁層(2)を形成する硬化工程と、開口部(2a)により絶縁層(2)から露出する半導体基板(1)の露出面に接続する電極(3)を絶縁層(2)の開口部(2a)内にメッキ法によって形成するメッキ工程と、を備える。

Description

本発明は太陽電池セルの製造方法に関する。
写真製版技術及びメッキ法を用いた太陽電池セルの製造方法が知られている。例えば特許文献1には、液体状の光硬化性樹脂をスピンコート法、スプレー法、ディッピング法等によりシリコン基板の主面の全領域に塗工して樹脂層を形成し、樹脂層の所定領域に選択的に光を照射して所定領域の光硬化性樹脂を硬化させる方法が開示されている。光が照射されていない領域の光硬化性樹脂は硬化されないので、硬化されていない光硬化性樹脂をアセトン等の有機溶剤で除去すれば、パターン形成されて開口部が設けられた絶縁層が形成される。そして、開口部を有する絶縁層をマスクとしてメッキを施して、開口部内に露出する導電膜層上に電極を形成すると、太陽電池セルが得られる。
しかしながら、特許文献1に開示の太陽電池セルの製造方法は、フォトマスクを介して樹脂層の所定領域に選択的に光を照射する必要性や、硬化されていない光硬化性樹脂を有機溶剤で除去する必要性があるので、工程が煩雑で量産性が十分ではないという問題点を有していた。また、揮発性の高い有機溶剤を使用するため、環境負荷が大きいという問題点も有していた。
国際公開第2012/029847号
そこで、本発明は、上記のような従来技術が有する問題点を解決し、工程が簡略で量産性が高く且つ揮発性の高い有機溶剤を必要とせず環境負荷が小さい太陽電池セルの製造方法を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、本発明の一態様は以下の[1]〜[11]の通りである。
[1] 半導体基板と、前記半導体基板の主面上に形成された絶縁層と、前記半導体基板に接続する電極と、を備え、前記絶縁層は開口部を有し、前記電極は前記開口部内に配されて、前記開口部により前記絶縁層から露出する前記半導体基板の露出面に接続している太陽電池セルを製造する方法であって、
活性エネルギー線によって硬化する液状樹脂を前記半導体基板の主面のうち一部の領域に印刷法によって膜状に塗工して、前記液状樹脂からなり且つ前記絶縁層を形成しうるパターンの樹脂層を形成する印刷工程と、
前記樹脂層に活性エネルギー線を照射し前記液状樹脂を硬化させて、前記半導体基板の主面上に、前記液状樹脂の硬化物からなる前記絶縁層を形成する硬化工程と、
前記半導体基板の露出面に接続する前記電極を前記絶縁層の前記開口部内にメッキ法によって形成するメッキ工程と、
を備える太陽電池セルの製造方法。
[2] 前記印刷法がスクリーン印刷法を含む[1]に記載の太陽電池セルの製造方法。
[3] 前記液状樹脂の25℃での粘度が1Pa・s以上200Pa・s以下である[1]又は[2]に記載の太陽電池セルの製造方法。
[4] 前記絶縁層の厚さが5μm以上100μm以下である[1]〜[3]のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
[5] 前記メッキ法が電解メッキ法又は無電解メッキ法である[1]〜[4]のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
[6] 前記電極が、銅、ニッケル、錫、銀、コバルト、亜鉛、パラジウム、インジウム、及びこれらの合金のうち少なくとも1種で構成されている[1]〜[5]のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
[7] 前記電極の厚さが0.1μm以上100μm以下である[1]〜[6]のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
[8] 前記電極は1つの金属膜又は積層された複数の金属膜で構成されている[1]〜[7]のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
[9] 前記硬化工程において、前記樹脂層に前記活性エネルギー線を複数段階に分けて照射し、前記液状樹脂を複数段階に分けて硬化させる[1]〜[8]のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
[10] 前記活性エネルギー線の第1段階目の照射において使用する前記活性エネルギー線の光源がLEDランプである[9]に記載の太陽電池セルの製造方法。
[11] 前記硬化工程において、前記液状樹脂の硬化時の前記半導体基板の温度が200℃以下である[1]〜[10]のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
本発明に係る太陽電池セルの製造方法は、工程が簡略で量産性が高く且つ揮発性の高い有機溶剤を必要とせず環境負荷が小さい。
本発明の第一実施形態に係る太陽電池セルの構造を示す断面図である。 図1の太陽電池セルを受光面側から見た平面図である。 図1の太陽電池セルを裏面側から見た平面図である。 図1の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。 図1の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。 図1の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。 図1の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。 本発明の第二実施形態に係る太陽電池セルの構造を示す断面図である。 図8の太陽電池セルを受光面側から見た平面図である。 図8の太陽電池セルを裏面側から見た平面図である。 図8の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。 図8の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。 図8の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。 図8の太陽電池セルの製造方法を説明する断面図である。
本発明の一実施形態について以下に説明する。なお、各図面は模式的に描かれたものであるため、各構造の寸法比率等が図面と現物とで異なる場合があるし、各図面間においても異なる場合がある。
〔第一実施形態〕
図1〜3に示す第一実施形態の太陽電池セルは、受光面(図1では上側の面)及び受光面の反対側の面である裏面(図1では下側の面)にバスバー電極31及びフィンガー電極32を備えている。すなわち、第一実施形態の太陽電池セルの受光面には、図2に示すように、直線状のバスバー電極31が配されているとともに、直線状のフィンガー電極32がバスバー電極31と直交するように配されている。第一実施形態の太陽電池セルの裏面にも、図3に示すように、直線状のバスバー電極31が配されているとともに、直線状のフィンガー電極32がバスバー電極31と直交するように配されている。
また、第一実施形態の太陽電池セルは、半導体基板1と、半導体基板1の両主面上に形成された光透過性の絶縁層2(受光面側及び裏面側)と、半導体基板1に接続する電極3(受光面側及び裏面側)と、を備えている。2つの絶縁層2(受光面側及び裏面側)はそれぞれ、開口部2a(受光面側及び裏面側)を有している。なお、本発明における「開口部」とは、絶縁層2、後述する樹脂層5等の各種層において当該層を構成する材料が受光面側から裏面側まで厚さ方向に貫通して存在しない部分(例えば、絶縁層2、樹脂層5等の層を厚さ方向に貫通する貫通孔)を意味し、当該層を構成する材料が受光面側から裏面側までの一部分に存在する凹み部(例えば有底穴)は含まれない。
電極3(受光面側及び裏面側)は開口部2a(受光面側及び裏面側)内に配されて、開口部2a(受光面側及び裏面側)によって絶縁層2(受光面側及び裏面側)から露出する半導体基板1の露出面に接続しており、受光面及び裏面それぞれにおいて電極3によって上記のバスバー電極31及びフィンガー電極32が構成されている。
図1に示すように、半導体基板1は、テクスチャーと呼ばれる凹凸構造が両主面に形成されたn型単結晶シリコン基板11と、n型単結晶シリコン基板11の両主面上に積層されたi型非結晶シリコン層12(受光面側及び裏面側)と、受光面側のi型非結晶シリコン層12上に積層されたp型非結晶シリコン層13と、裏面側のi型非結晶シリコン層12上に積層されたn型非結晶シリコン層14と、p型非結晶シリコン層13及びn型非結晶シリコン層14の上にそれぞれ積層された透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)と、を備えている。
開口部2a内に配された電極3は、開口部2aによって絶縁層2から露出する半導体基板1の露出面、すなわち透明導電膜層15に接続している。第一実施形態においては半導体基板1の最表層には透明導電膜層15が形成されているため、開口部2aによって露出する半導体基板1の露出面は透明導電膜層15の表面であるが、他種の層が最表層に形成されている場合にはその最表層の表面が露出面となる。
電極3は、メッキ法により形成された金属膜によって構成されている。図1に示す第一実施形態の太陽電池セルでは、電極3は、積層された3層の金属膜によって構成されている。すなわち、透明導電膜層15の上にニッケルメッキ層3aが積層され、ニッケルメッキ層3aの上に銅メッキ層3bが積層され、銅メッキ層3bの上に錫メッキ層3cが積層されている。
なお、図1の例では、積層された3層の金属膜によって電極3が構成されているが、金属膜の積層数は3層に限定されるものではなく、2層でもよいし4層以上でもよい。また、電極3は、1層の金属膜で構成されていてもよい。
透明導電膜層15の表面は、下層のn型単結晶シリコン基板11のテクスチャーの影響により凹凸状をなしているが、電極3(ニッケルメッキ層3a)は透明導電膜層15の凹凸状の表面に完全に接触するように形成されているため、透明導電膜層15と電極3(ニッケルメッキ層3a)との密着性は高く、接触抵抗は低く保たれる。
次に、第一実施形態の太陽電池セルの製造方法について、図1及び図4〜7を参照しながら説明する。
まず、任意の不純物が加えられたインゴットと呼ばれる単結晶シリコン塊をスライスして、厚さ100μm以上200μm以下の板状物とする。そして、この板状物を基礎洗浄した後に水酸化ナトリウム溶液、水酸化カリウム溶液等のアルカリ性溶液に浸漬して、その表面にテクスチャーと呼ばれる多数のピラミッド形状の凹凸を不規則に形成させ、n型単結晶シリコン基板11とする。ピラミッド形状の凹凸の高低差は最大20μmであり、入射する光の反射を低減する作用と、太陽電池セル内における光散乱を促進する作用とを有する。
なお、n型単結晶シリコン基板11の表面に形成されたピラミッド形状の凹凸の高さ、大きさ、形状等は、全て略同一であってもよいし、不揃いであってもよい。また、隣接する凹凸の一部分が重なり合う構造を有していてもよいし、重なり合う部分が存在せず凹凸が全て独立していてもよい。凹凸の頂部や底部は尖鋭になっていてもよいし、丸みを帯びていてもよい。
次に、n型単結晶シリコン基板11にRCA洗浄(アンモニア及び過酸化水素を含有する水溶液による有機汚染物や異物の除去と、塩化水素及び過酸化水素を含有する水溶液による金属汚染物の除去)等の洗浄処理を施した後に、フッ酸水溶液により表面酸化膜を除去する。そして、プラズマCVD法(プラズマを援用した化学気相成長法)により、n型単結晶シリコン基板11の受光面側の主面上にi型非結晶シリコン層12を形成し、さらにその上にp型非結晶シリコン層13を形成するとともに、n型単結晶シリコン基板11の裏面側の主面上にi型非結晶シリコン層12を形成し、さらにその上にn型非結晶シリコン層14を形成する。
なお、i型非結晶シリコン層12は、シラン、水素、炭酸ガス等の反応ガスを用いて一定の堆積速度で成膜する。p型非結晶シリコン層13は、シラン、水素、ジボラン等の反応ガスを用いて一定の堆積速度で成膜する。n型非結晶シリコン層14は、シラン、水素、ホスフィン等の反応ガスを用いて一定の堆積速度で成膜する。i型非結晶シリコン層12、p型非結晶シリコン層13、及びn型非結晶シリコン層14の膜厚は、5nm以上20nm以下とすることができる。
プラズマCVD法による成膜時は、n型単結晶シリコン基板11の温度を220℃以下に維持することが好ましい。n型単結晶シリコン基板11の温度を220℃以下に維持すれば、プラズマCVD法による成膜時に性能劣化が生じにくく、優れた発電性能の太陽電池セルが得られやすい。
i型非結晶シリコン層12、p型非結晶シリコン層13、及びn型非結晶シリコン層14は、それぞれ1種の非晶質半導体によって構成されていてもよいし、2種以上の非晶質半導体の組み合わせによって構成されていてもよい。非晶質半導体としては、非晶質シリコン、非晶質シリコンカーバイド、非晶質シリコンゲルマニウム等を挙げることができるが、これらに限らず他のシリコンを含有する非晶質半導体を用いても差し支えない。
続いて、スパッタ法又はイオンプレーティング法により、p型非結晶シリコン層13及びn型非結晶シリコン層14の上にそれぞれ透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)を形成して、半導体基板1を得る(図4を参照)。透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)は、例えばインジウム錫酸化物(ITO)からなり、その厚さは例えば70nm以上100nm以下である。
透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)の成膜は、一般的には物理気相成長法(PVD)によって行われるが、PVDに限定されるものではなく、スパッタリング、イオンプレーティング、電子ビーム蒸着、真空蒸着等の物理蒸着法や、常圧CVD法、減圧CVD法、プラズマCVD法等の化学蒸着法を用いることができる。
なお、透明導電膜層15を構成する材料としては、ITOの他には、インジウムタングステン酸化物(IWO)、インジウム亜鉛酸化物(IZO)、インジウムガリウム亜鉛酸化物(IGZO)、アルミ亜鉛酸化物(AZO)等の金属酸化物を用いることが可能である。
次に、上記のようにして得られた半導体基板1の両主面上に、絶縁層2(受光面側及び裏面側)を以下のようにして形成する。まず、図5に示すように、活性エネルギー線によって硬化する液状樹脂を、半導体基板1の主面のうち一部の領域に印刷法によって膜状に塗工して、液状樹脂からなる樹脂層5を形成する(印刷工程)。
絶縁層2は、開口部2aを有するので、活性エネルギー線によって樹脂層5を硬化させて絶縁層2としたときに絶縁層2に開口部2aが形成されるように、開口部2aを有する絶縁層2を形成しうるパターンの樹脂層5を印刷工程において形成する必要がある。すなわち、開口部5aを有して絶縁層2と略同一形状をなす樹脂層5を印刷工程において形成する(図5を参照)。
印刷法の種類は特に限定されるものではなく、凸版印刷法、凹版印刷法、平版印刷法、孔版式印刷法等を用いることができるが、これらの中では孔版式印刷法が好ましい。そして、開口部5aの形成を考慮すると、孔版式印刷法の中でもスクリーン印刷法が生産性、印刷精度の面で特に好ましい。
液状樹脂の種類は、活性エネルギー線の照射によって反応して硬化する性質を有するならば特に限定されるものではないが、例えば、(メタ)アクリル基、(メタ)アリル基、アルケニル基、チオール基等の反応性官能基を有する樹脂を用いることができる。また、チオール基とエチレン性不飽和結合とを有する樹脂も用いることができる。これらの中では、(メタ)アクリル基を有する(メタ)アクリル樹脂が好ましい。また、絶縁層2の耐候性を考慮すると、液状樹脂の骨格中には芳香環が存在しないことが好ましく、太陽電池セルの耐久性を考慮すると、液状樹脂の骨格中には脂肪族炭化水素基及び/又は脂環族炭化水素基が存在することが好ましい。なお、「(メタ)アクリル基」とは、「メタクリル基及び/又はアクリル基」を意味し、「(メタ)アリル基」とは、「メタリル基及び/又はアリル基」を意味する。
液状樹脂は、上記パターンを有する樹脂層5を印刷法によって形成するためには、所定の粘度を有することが好ましい。すなわち、液状樹脂の25℃での粘度は、1Pa・s以上200Pa・s以下であることが好ましく、10Pa・s以上180Pa・s以下であることがより好ましく、10Pa・s以上150Pa・s以下であることがさらに好ましく、30Pa・s以上150Pa・s以下であることが特に好ましく、30Pa・s以上130Pa・s以下であることが最も好ましい。
液状樹脂の25℃での粘度が1Pa・s以上であれば、液状樹脂の流れ出しが生じにくく、印刷法によって形成された樹脂層5の形状が変形しにくいことに加えて、樹脂層5の厚さを大きく形成しやすい。一方、液状樹脂の25℃での粘度が200Pa・s以下であれば、液状樹脂の半導体基板1への転写性が優れているとともに、樹脂層5にボイドやピンホールが生成しにくい傾向がある。
なお、液状樹脂の25℃での粘度は、回転型粘度計を用いて以下のようにして測定する。Brookfield社製のコーン/プレート型粘度計(粘度計の型式:DV−II+Pro、スピンドルの型番:CPE−52)に、液状樹脂0.5mLを装填し、温度25.0℃、回転速度3.0min−1、せん断速度6s−1の条件で粘度を測定する。測定値としては、測定開始から7分経過後に測定された粘度を採用する。
液状樹脂には、樹脂層5又は絶縁層2の各種性能を向上させるために、所望により添加剤(例えば、光重合開始剤、酸化防止剤、補強材、液状樹脂以外の樹脂、溶剤)を添加してもよい。すなわち、液状樹脂と添加剤を混合した樹脂組成物を、半導体基板1の主面のうち一部の領域に印刷法によって膜状に塗工して、樹脂組成物からなる樹脂層5を形成してもよい。
次に、半導体基板1の両主面上に液状樹脂からなる樹脂層5を形成したら、樹脂層5の全体に活性エネルギー線(例えば紫外線)を照射して、液状樹脂を硬化させる(硬化工程)。すると、半導体基板1の両主面上に、液状樹脂の硬化物からなる絶縁層2が形成される。樹脂層5は、硬化後に開口部2aとなる開口部5aを有していたので、開口部2aを有する絶縁層2が半導体基板1の両主面上に形成される(図6を参照)。半導体基板1の透明導電膜層15の表面の一部が、開口部2aによって絶縁層2から露出している。
絶縁層2は、この後のメッキ工程においてメッキ皮膜形成を防止するマスクとして機能するが、それに加えて、半導体基板1の両主面上に絶縁層2が形成されることにより半導体基板1の強度が高められるため、半導体基板1の割れや欠けを抑制する補強部材としても機能する。よって、治具設置時の半導体基板1の割れ等を抑制して、歩留まりを改善することが可能である。また、半導体基板1に割れや欠けが発生した場合でも、絶縁層2により半導体基板1の分断が抑制される。
絶縁層2の厚さは特に限定されるものではないが、5μm以上100μm以下であることが好ましい。よって、樹脂層5の厚さは、液状樹脂を硬化させて形成される絶縁層2の厚さが5μm以上100μm以下となるような厚さとすることが好ましい。絶縁層2の厚さが上記範囲内であれば、十分なメッキ液耐性を有し且つ発電を妨げない十分な透明性を有するという効果が奏される。
なお、透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)の表面は、下層のn型単結晶シリコン基板11のテクスチャーの影響により凹凸状をなしているが、絶縁層2(受光面側及び裏面側)の表面のうち透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)に相対する側の表面(内面)は、透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)の凹凸状の表面に対応する形状に形成され、絶縁層2(受光面側及び裏面側)の表面のうち受光面側の表面(外面)及び裏面側の表面(外面)は平滑に形成される。
通常のCVD法等により絶縁層を形成した場合には、絶縁層の膜厚が薄いため、n型単結晶シリコン基板11のテクスチャーの影響により、テクスチャーの凹凸の頂点部や底部に欠陥が生じやすい。これに対して、第一実施形態の太陽電池セルの製造方法においては、絶縁層2の形成にスクリーン印刷法を使用するため、テクスチャーの凹凸の底部を埋め且つ凹凸の頂点部を覆う厚い膜厚の絶縁層2を形成することが可能であり、平滑な表面(外面)の絶縁層2が形成される。
活性エネルギー線の種類は、ラジカル性活性種を発生させ得るならば特に限定されるものではなく、紫外線、電子線、X線、α線、β線、γ線のような電離放射線や、マイクロ波、高周波、可視光線、近赤外線、赤外線、レーザー光線等が使用可能である。これらの活性エネルギー線の中でも、紫外線、可視光線、近赤外線が好ましく、紫外線及び可視光線がより好ましく、紫外線を含む光線がさらに好ましい。
よって、活性エネルギー線によって硬化する液状樹脂は、紫外線、可視光線、及び近赤外線の少なくとも1種に感光し硬化することができる光硬化性樹脂であることが好ましく、紫外線及び可視光線の少なくとも一方に感光し硬化することができる光硬化性樹脂であることがより好ましく、紫外線を含む光線に感光し硬化することができる光硬化性樹脂であることがさらに好ましい。
紫外線を発生する光源としては、例えば、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、中圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、LEDランプ、ハロゲンランプ、カーボンアークランプ、ヘリウム・カドミニウムレーザー、YAGレーザー、エキシマレーザー、アルゴンレーザーなどがあげられる。これらの中では、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、中圧水銀ランプ、低圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、LEDランプが好ましく、超高圧水銀ランプ、高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、LEDランプがより好ましい。
なお、硬化工程における活性エネルギー線の照射(液状樹脂の硬化)は1段階で行ってもよいし、複数段階に分けて行ってもよい。例えば、第1段階目の照射で液状樹脂を予備的に硬化させた後に、第2段階目以降の照射で本硬化させてもよい。複数段階に分けて液状樹脂の硬化を行えば、硬化工程での液状樹脂の流動を防止して印刷パターンを安定させることができ、さらには液状樹脂の硬化収縮が抑制され、硬化収縮によって発生する半導体基板の内部応力を低減することができる。
第1段階目の照射において使用する活性エネルギー線の光源としては、高圧水銀ランプに比べてLEDランプ(例えば、波長300nm又は365nm)のほうが、液状樹脂の硬化時の温度上昇を抑制できる点で好ましい。
また、硬化工程における半導体基板の温度は、10℃以上が好ましい。また、液状樹脂の流動防止の観点から、硬化工程における半導体基板の温度は、200℃以下が好ましく、150℃以下がより好ましく、120℃以下がさらに好ましい。
続いて、絶縁層2(受光面側及び裏面側)が形成されている半導体基板1にメッキを施す(メッキ工程)。メッキ法により電極を形成させる場合には、電極を形成させるべき部分以外の部分にメッキが施されないように、メッキ対象物を絶縁物で被覆する必要がある。半導体基板1は両主面が絶縁層2(受光面側及び裏面側)で被覆されており、電極3を形成させるべき部分に開口部2aが設けられているので、開口部2aによって絶縁層2から露出する半導体基板1の露出面にメッキが施されて電極3が形成される。よって、半導体基板1の露出面に接続する電極3が、絶縁層2の開口部2a内にメッキ法によって形成される(図7を参照)。
図7は、電極3を構成するニッケルメッキ層3a、銅メッキ層3b、及び錫メッキ層3cのうち最下層のニッケルメッキ層3aが形成された段階の状態を図示したものである。後述するようにニッケルメッキ層3aの形成に続き銅メッキ層3b及び錫メッキ層3cをメッキ法によって形成すれば、半導体基板1の受光面及び裏面にバスバー電極31及びフィンガー電極32が形成された図1の太陽電池セルが得られる。メッキは、通常は、半導体基板1の受光面と裏面に同時に施されるが、別々に施すこともできる。
膜厚の薄い絶縁層の開口部にメッキを施すと、メッキ皮膜は厚さ方向だけでなく厚さ方向に直交する方向にも成長するため、電極の幅が大きくなって遮光ロスが生じるおそれがある。これに対して、第一実施形態の太陽電池セルの製造方法では、絶縁層2の膜厚が5μm以上100μm以下であるため、メッキ皮膜が厚さ方向に直交する方向に成長しにくく、電極3の細線化が可能である。
さらに、通常のCVD法等によって絶縁層を形成する場合には、厚い膜厚の絶縁層を形成するのに長時間を要し、1μm以上の膜厚の絶縁層を形成することは困難である。これに対して、第一実施形態の太陽電池セルの製造方法によって絶縁層を形成すれば、長時間を要することなく厚い膜厚の絶縁層を形成することができるので、テクスチャーの凹凸の頂点部を覆う厚い膜厚の絶縁層を形成することが容易である。
メッキ法の種類は特に限定されるものではないが、例えば、溶融メッキ法、気相メッキ法、電解メッキ法、無電解メッキ法(すなわち化学メッキ法)等を用いることができる。これらのメッキ法の中では、電解メッキ法、無電解メッキ法がより好ましく、メッキを施したい箇所に通電することが可能な場合には、生産性の観点から、電解メッキ法が特に好ましい。
電極3を構成する金属の種類は特に限定されるものではないが、例えば、銅(Cu)、ニッケル(Ni)、錫(Sn)、銀(Ag)、コバルト(Co)、亜鉛(Zn)、パラジウム(Pd)、及びインジウム(In)等や、これらの金属を含む合金又は塩を用いることができる。金属は、1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
電極3は、メッキ法で形成された金属膜で構成されるが、1つの金属膜で構成されていてもよいし、積層された複数の金属膜で構成されていてもよい。第一実施形態の太陽電池セルにおいては、電極3は、図1に示すように、積層された3層の金属膜3a、3b、3cで構成されている。すなわち、まずニッケルメッキを施すことにより、開口部2aによって絶縁層2から露出する半導体基板1の露出面(透明導電膜層15の表面)上に、第一層であるニッケルメッキ層3aを形成する。ニッケルメッキ層3aの厚さは、例えば0.1μm以上5μm以下とすることができる。なお、ニッケルメッキ層3aの代わりにニッケル合金メッキ層を形成してもよい。
次に、ニッケルメッキ層3aの上に、第二層である銅メッキ層3bを形成する。銅メッキ層3bの厚さは、例えば5μm以上50μm以下とすることができる。図1の例では、ニッケルメッキ層3a及び銅メッキ層3bで開口部2aが充填されている。さらに、銅メッキ層3bの上に、第三層である錫メッキ層3cを形成する。錫メッキ層3cの厚さは、例えば1μm以上5μm以下とすることができる。なお、錫メッキ層3cの代わりにニッケルメッキ層を形成してもよい。
第一実施形態の太陽電池セルにおいては、電極3を構成する3つの金属膜3a、3b、3cのうち第一層であるニッケルメッキ層3aは、銅マイグレーションの防止のために形成される。また、第三層である錫メッキ層3cは、第二層である銅メッキ層3bの酸化防止のために形成される。電極3を構成する金属膜の数は2又は3が好ましく、銅メッキ層3bを形成せず、ニッケルメッキ層3a/錫メッキ層3cの二層構造としてもよい。
電極3が1つの金属膜で構成されている場合であっても、第一実施形態の太陽電池セルのように積層された複数の金属膜で構成されている場合であっても、電極3の厚さは0.1μm以上100μm以下であることが好ましく、より好ましくは5μm以上70μm以下であり、さらに好ましくは6μm以上60μm以下である。電極3の厚さが上記の範囲内であれば、メッキ時間が極端に長くなることがなく且つ電気抵抗を低く抑えることが可能になるという効果が奏される。
以上説明したように、第一実施形態の太陽電池セルの製造方法は、活性エネルギー線によって硬化する液状樹脂を印刷法によって所定領域に塗工して絶縁層2を形成する工程を備えているので、フォトマスクを介して樹脂層の所定領域に選択的に光を照射する必要性や、硬化されていない光硬化性樹脂を有機溶剤で除去する必要性がない。よって、第一実施形態の太陽電池セルの製造方法は、工程が簡略で量産性が高く、且つ、揮発性の高い有機溶剤を使用しないため環境負荷が小さい。
メッキ工程の後には、太陽電池セルに対して熱処理を施してもよい。太陽電池セルに熱処理を施すことにより、透明導電膜層15とメッキ法で形成した電極3との密着性が向上し、接触抵抗を低く保つことができる。熱処理の条件は特に限定されるものではないが、例えば50℃以上(より好ましくは80℃以上)200℃以下(より好ましくは180℃以下)の温度で、3分以上60分以下(好ましくは5分以上15分以下)の時間加熱する熱処理があげられる。太陽電池セルを加熱する方法としては、温水又はオイルへの浸漬、熱風の吹き付け、炉内での加熱等があげられる。
この熱処理は、電極3を構成する複数の金属膜のうち最表層を形成した後に行ってもよいが、その他の層を形成した後に行ってもよい。例えば、第一実施形態の太陽電池セルであれば、第三層の形成後に熱処理を施してもよいが、第一層の形成後や第二層の形成後に熱処理を施してもよい。さらに、この熱処理を施す回数は1回でもよいし複数回でもよい。例えば、第一実施形態の太陽電池セルであれば、第一層、第二層、第三層のうちいずれか1つの層を形成した後に1回の熱処理を施してもよいし、第一層、第二層、第三層を形成した後にそれぞれ熱処理を施して、合計3回の熱処理を施してもよい。
〔第二実施形態〕
以下に第二実施形態の太陽電池セル及びその製造方法について説明するが、第一実施形態の太陽電池セル及びその製造方法と同様の部分の説明はほぼ省略し、異なる部分について主に説明する。
図8〜10に示す第二実施形態の太陽電池セルは、受光面(図8では上側の面)にバスバー電極31及びフィンガー電極32を備え、裏面(図8では下側の面)に裏面電極33を備えている。
すなわち、第二実施形態の太陽電池セルの受光面には、図9に示すように、直線状のバスバー電極31が配されているとともに、直線状のフィンガー電極32がバスバー電極31と直交するように配されている。また、第二実施形態の太陽電池セルの裏面には、図10に示すように、略全面に裏面電極33が配されている。
第二実施形態の太陽電池セルは、半導体基板1と、半導体基板1の受光面側の主面上に形成された光透過性の絶縁層2と、半導体基板1に接続する電極3(受光面側及び裏面側)と、を備えている。絶縁層2は、開口部2aを有している。受光面側の電極3は開口部2a内に配されて、開口部2aにより絶縁層2から露出する半導体基板1の露出面に接続しており、受光面において電極3によってバスバー電極31及びフィンガー電極32が構成されている。また、裏面側の電極3は半導体基板1の裏面側の主面の略全面を覆っており、裏面において電極3によって裏面電極33が構成されている。
第一実施形態の場合と同様に、半導体基板1は、テクスチャーと呼ばれる凹凸構造が両主面に形成されたn型単結晶シリコン基板11と、n型単結晶シリコン基板11の両主面上に積層されたi型非結晶シリコン層12(受光面側及び裏面側)と、受光面側のi型非結晶シリコン層12上に積層されたp型非結晶シリコン層13と、裏面側のi型非結晶シリコン層12上に積層されたn型非結晶シリコン層14と、p型非結晶シリコン層13及びn型非結晶シリコン層14の上にそれぞれ積層された透明導電膜層15(受光面側及び裏面側)と、を備えている(図8を参照)。
裏面側の電極3は、半導体基板1の最表層の透明導電膜層15の略全面に接続している。また、開口部2a内に配された受光面側の電極3は、開口部2aによって絶縁層2から露出する半導体基板1の露出面、すなわち透明導電膜層15に接続している。第二実施形態においては半導体基板1の最表層には透明導電膜層15が形成されているため、開口部2aによって露出する半導体基板1の露出面は透明導電膜層15の表面であったが、他種の層が最表層に形成されている場合にはその最表層の表面が露出面となる。
受光面側の電極3及び裏面側の電極3は、メッキ法により形成された金属膜によって構成されている。図8の例では、第一実施形態の場合と同様に、電極3は、積層された3層の金属膜によって構成されている。すなわち、透明導電膜層15の上にニッケルメッキ層3aが積層され、ニッケルメッキ層3aの上に銅メッキ層3bが積層され、銅メッキ層3bの上に錫メッキ層3cが積層されている。
次に、第二実施形態の太陽電池セルの製造方法について、図11〜14を参照しながら説明する。
まず、第一実施形態の場合と同様にして、半導体基板1を得る(図11を参照)。次に、半導体基板1の受光面側の主面上に、絶縁層2を以下のようにして形成する。まず、図12に示すように、活性エネルギー線によって硬化する液状樹脂を、半導体基板1の受光面側の主面のうち一部の領域に印刷法によって膜状に塗工して、液状樹脂からなる樹脂層5を形成する(印刷工程)。半導体基板1の裏面側の主面には樹脂層5は形成しない。
絶縁層2は、開口部2aを有するので、活性エネルギー線によって樹脂層5を硬化させて絶縁層2としたときに絶縁層2に開口部2aが形成されるように、開口部2aを有する絶縁層2を形成しうるパターンの樹脂層5を印刷工程において形成する必要がある。すなわち、開口部5aを有して絶縁層2と略同一形状の樹脂層5を印刷工程において形成する(図12を参照)。
次に、半導体基板1の受光面側の主面上に液状樹脂からなる樹脂層5を形成したら、樹脂層5の全体に活性エネルギー線(例えば紫外線)を照射して、液状樹脂を硬化させる(硬化工程)。すると、半導体基板1の受光面側の主面上に、液状樹脂の硬化物からなる絶縁層2が形成される。樹脂層5は、硬化後に開口部2aとなる開口部5aを有していたので、開口部2aを有する絶縁層2が半導体基板1の受光面側の主面上に形成される(図13を参照)。半導体基板1の受光面側の透明導電膜層15の表面の一部が、開口部2aによって絶縁層2から露出している。
なお、第二実施形態においても、第一実施形態の場合と同様に、硬化工程における活性エネルギー線の照射(液状樹脂の硬化)は1段階で行ってもよいし、複数段階に分けて行ってもよい。例えば、第1段階目の照射で液状樹脂を予備的に硬化させた後に、第2段階目以降の照射で本硬化させてもよい。複数段階に分けて液状樹脂の硬化を行えば、硬化工程での液状樹脂の流動を防止して印刷パターンを安定させることができ、さらには液状樹脂の硬化収縮が抑制され、硬化収縮によって発生する半導体基板の内部応力を低減することができる。
第二実施形態においても、第1段階目の照射において使用する活性エネルギー線の光源としては、高圧水銀ランプに比べてLEDランプ(例えば、波長300nm又は365nm)のほうが、液状樹脂の硬化時の温度上昇を抑制できる点で好ましい。
また、硬化工程における半導体基板の温度は、10℃以上が好ましい。また、液状樹脂の流動防止の観点から、硬化工程における半導体基板の温度は、200℃以下が好ましく、150℃以下がより好ましく、120℃以下がさらに好ましい。
絶縁層2は、この後のメッキ工程においてメッキ皮膜形成を防止するマスクとして機能するが、それに加えて、半導体基板1の受光面側の主面上に絶縁層2が形成されることにより半導体基板1の強度が高められるため、半導体基板1の割れや欠けを抑制する補強部材としても機能する。よって、治具設置時の半導体基板1の割れ等を抑制して、歩留まりを改善することが可能である。また、半導体基板1に割れや欠けが発生した場合でも、半導体基板1の分断が抑制される。
続いて、受光面側の主面のみに絶縁層2が形成されている半導体基板1にメッキを施す(メッキ工程)。半導体基板1は受光面側の主面が絶縁層2で被覆されており、電極3を形成させるべき部分に開口部2aが設けられているので、受光面側の主面については、開口部2aによって絶縁層2から露出する半導体基板1の露出面にメッキが施されて電極3が形成される。よって、半導体基板1の露出面に接続する電極3が、絶縁層2の開口部2a内にメッキ法によって形成される(図8、14を参照)。裏面側の主面については、略全面にメッキが施されて電極3が形成される。そして、メッキ法によって形成された電極3によって、半導体基板1の受光面(図8では上側の面)にバスバー電極31及びフィンガー電極32が形成され、裏面(図8では下側の面)に裏面電極33が形成される。
電極3は、メッキ法で形成された金属膜で構成されているが、1つの金属膜で構成されていてもよいし、積層された複数の金属膜で構成されていてもよい。第二実施形態の太陽電池セルにおいては、電極3は、図8に示すように、積層された3層の金属膜3a、3b、3cで構成されている。すなわち、まずニッケルメッキを施すことにより、開口部2aによって絶縁層2から露出する半導体基板1の露出面(透明導電膜層15の表面)上に、第一層であるニッケルメッキ層3aを形成する(図14を参照)。次に、ニッケルメッキ層3aの上に、第二層である銅メッキ層3bを形成する。さらに、銅メッキ層3bの上に、第三層である錫メッキ層3cを形成する。
メッキ工程の後には、第一実施形態の場合と同様に、太陽電池セルに対して熱処理を施してもよい。太陽電池セルに熱処理を施すことにより、透明導電膜層15とメッキ法で形成した電極3との密着性が向上し、接触抵抗を低く保つことができる。この熱処理は、第一実施形態の場合と同様に、電極3を構成する複数の金属膜のうち最表層を形成した後に行ってもよいが、その他の層を形成した後に行ってもよい。また、この熱処理を施す回数は、第一実施形態の場合と同様に、1回でもよいし複数回でもよい。
なお、上記の第一及び第二実施形態は本発明の一例を示したものであって、本発明は第一及び第二実施形態に限定されるものではない。また、第一及び第二実施形態には、本発明の目的を逸脱しない範囲において種々の変更又は改良を加えることが可能であり、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明に含まれ得る。
例えば、第一及び第二実施形態において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれに限定されるものではなく、本発明の効果が奏される範囲内で適宜変更して実施することが可能である。
また、絶縁層2が光透過性でない場合には、太陽電池セルとして使用するためにはメッキ工程後に絶縁層2を剥離する必要があるが、第一及び第二実施形態の太陽電池セルの絶縁層2は光透過性であるため、絶縁層2を剥離する必要はない。よって、太陽電池セルの製造工程の簡略化が可能である。
さらに、第一及び第二実施形態においては、n型単結晶シリコン基板11にi型非結晶シリコン層12、p型非結晶シリコン層13、n型非結晶シリコン層14等を積層したものを半導体基板1としたが、n型単結晶シリコン基板11の代わりに、n型多結晶シリコン基板、p型単結晶シリコン基板、p型多結晶シリコン基板等を使用することも可能である。
また、第一及び第二実施形態においては、n型単結晶シリコン基板11の受光面側にp型非結晶シリコン層13が配され、裏面側にn型非結晶シリコン層14が配されていたが、これとは逆に、n型単結晶シリコン基板11の受光面側にn型非結晶シリコン層14が配され、裏面側にp型非結晶シリコン層13が配されていてもよい。あるいは、n型単結晶シリコン基板11の受光面側にp型ドープ層が配され、裏面側にn型単結晶シリコン基板11と同じ導電型の不純物のドープ層と異なる導電型の不純物のドープ層とが櫛形に配されていてもよい(いわゆる裏面接合型太陽電池セル)。
〔実施例〕
以下に実施例を示して、本発明をより具体的に説明する。
(実施例1)
テクスチャーと呼ばれる凹凸構造が両主面に形成されたn型単結晶シリコン基板(基板の形状は、一辺が156mmの正方形状である)の両主面上に、励起周波数13.56MHzのプラズマCVDを用いて、200℃以下の基板温度で、i型非結晶シリコン層を形成し、さらに受光面側のi型非結晶シリコン層の上にp型非結晶シリコン層を、裏面側のi型非結晶シリコン層上にn型非結晶シリコン層をそれぞれ形成した。
i型非結晶シリコン層の形成には、水素ガスで希釈されたシラン(SiH)を原料ガスとして使用し、i型非結晶シリコン層の堆積速度は約0.3nm/sとした。また、p型非結晶シリコン層の形成時には、上記原料ガスとともに、水素ガスで希釈されたジボラン(B)をドーピングガスとして使用し、n型非結晶シリコン層の形成時には、上記原料ガスとともに、水素ガスで希釈されたホスフィン(PH)をドーピングガスとして使用した。
次いで、透明導電膜層であるITO薄膜をスパッタリングによってp型非結晶シリコン層及びn型非結晶シリコン層の上にそれぞれ形成して、半導体基板を得た。キャリアガスにはアルゴン(Ar)と酸素(O)の混合ガス(O濃度0.25%)を用い、成膜圧力13.3×10−1Pa、出力20W(成膜速度5nm/min)の条件でITO薄膜のスパッタリングを行った。
次に、スクリーン印刷版と昭和電工株式会社製の光硬化性樹脂組成物(グレード名:HMR−218(アルケニル系樹脂組成物)、25.0℃での粘度90Pa・s)とを用いてスクリーン印刷を行って、半導体基板の両主面に光硬化性樹脂組成物を膜状に塗工し、光硬化性樹脂組成物からなる樹脂層を形成した。半導体基板の主面のうち電極を形成させるべき部分には光硬化性樹脂組成物を塗工せず、電極を形成させるべき部分以外の部分に光硬化性樹脂組成物を塗工することにより、電極を形成させるべき部分に開口部を有する絶縁層を形成しうるパターンの樹脂層を形成した。
樹脂層を形成したら、高圧水銀灯露光機を用いて樹脂層に光を照射し、光硬化性樹脂組成物を硬化させて絶縁層を形成した。これにより、電極を形成させるべき部分に開口部を有する絶縁層が、半導体基板の両主面に形成された。高圧水銀灯露光機を用いて樹脂層に光を照射し光硬化性樹脂組成物を硬化させている際の半導体基板の温度は、非接触型温度計にて測定したところ、60℃であった。また、高圧水銀灯露光機の照射条件は、波長365nmの測定値で、照射中の最大照度が200mW/cmで、積算露光量が1000mJ/cmであった。
次に、半導体基板の両主面に電解メッキを施して、開口部によって絶縁層から露出する半導体基板の露出面に接続する電極を、絶縁層の開口部内に形成した。電解メッキはニッケルメッキ、銅メッキ、錫メッキの順に3段階行い、ニッケルメッキ層、銅メッキ層、錫メッキ層の3層の金属膜によって構成された幅約40μmの電極(バスバー電極及びフィンガー電極)を形成した。これにより、図1に示すものと同様の太陽電池セルが得られた。
なお、電解メッキの条件は、以下の通りである。初めに、電解ニッケルメッキ液を使用して0.5A/dm、温度40℃の条件で15分間電解メッキを実施した後に、温水で洗浄し、引き続き冷水で洗浄を行った。次に、電解銅メッキ液を使用して3A/dm、室温の条件で7分間電解メッキを実施した後に、冷水で洗浄を行った。その後、電解錫メッキ液を使用して2.5A/dm、室温の条件で7分間電解メッキを実施した後に、冷水で洗浄を行った。
(実施例2)
以下の2点を除いては実施例1と同様にして、図1に示すものと同様の太陽電池セルを製造した。まず、1点目の差異は以下の通りである。実施例1では、メッキ工程において形成した電極の幅は約40μmであったが、実施例2では約55μmとした。
次に、2点目の差異は以下の通りである。実施例1では、硬化工程において、樹脂層に光を1段階で照射し光硬化性樹脂組成物を1段階で硬化させたが、実施例2では、硬化工程において、樹脂層に光を2段階に分けて照射し光硬化性樹脂組成物を2段階に分けて硬化させた。
具体的には、実施例2では、第1段階目の光の照射を、LEDランプ(波長365nm)を光源として用いて行い、その後の第2段階目の光の照射を、高圧水銀灯露光機を光源として用いて行った。
LEDランプによる光照射条件は、波長365nmの測定値で、照射中の最大照度が500mW/cmで、積算露光量が500mJ/cmであり、光を照射し光硬化性樹脂組成物を硬化させている際の半導体基板の温度は、非接触型温度計にて測定したところ、35℃であった。
高圧水銀灯露光機の照射条件は、波長365nmの測定値で、照射中の最大照度が200mW/cmで、積算露光量が1000mJ/cmであり、光を照射し光硬化性樹脂組成物を硬化させている際の半導体基板の温度は、非接触型温度計にて測定したところ、60℃であった。
高圧水銀灯露光機による照射の前に予めLEDランプ(波長365nm)による照射を行ったことに起因して、樹脂層の流動が低減して樹脂層の幅が小さくなり、結果として電極の幅が増大した。
1 半導体基板
2 絶縁層
2a 開口部
3 電極
3a ニッケルメッキ層
3b 銅メッキ層
3c 錫メッキ層
5 樹脂層
5a 開口部
11 n型単結晶シリコン基板
12 i型非結晶シリコン層
13 p型非結晶シリコン層
14 n型非結晶シリコン層
15 透明導電膜層
31 バスバー電極
32 フィンガー電極
33 裏面電極

Claims (11)

  1. 半導体基板と、前記半導体基板の主面上に形成された絶縁層と、前記半導体基板に接続する電極と、を備え、前記絶縁層は開口部を有し、前記電極は前記開口部内に配されて、前記開口部により前記絶縁層から露出する前記半導体基板の露出面に接続している太陽電池セルを製造する方法であって、
    活性エネルギー線によって硬化する液状樹脂を前記半導体基板の主面のうち一部の領域に印刷法によって膜状に塗工して、前記液状樹脂からなり且つ前記絶縁層を形成しうるパターンの樹脂層を形成する印刷工程と、
    前記樹脂層に活性エネルギー線を照射し前記液状樹脂を硬化させて、前記半導体基板の主面上に、前記液状樹脂の硬化物からなる前記絶縁層を形成する硬化工程と、
    前記半導体基板の露出面に接続する前記電極を前記絶縁層の前記開口部内にメッキ法によって形成するメッキ工程と、
    を備える太陽電池セルの製造方法。
  2. 前記印刷法がスクリーン印刷法を含む請求項1に記載の太陽電池セルの製造方法。
  3. 前記液状樹脂の25℃での粘度が1Pa・s以上200Pa・s以下である請求項1又は請求項2に記載の太陽電池セルの製造方法。
  4. 前記絶縁層の厚さが5μm以上100μm以下である請求項1〜3のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
  5. 前記メッキ法が電解メッキ法又は無電解メッキ法である請求項1〜4のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
  6. 前記電極が、銅、ニッケル、錫、銀、コバルト、亜鉛、パラジウム、インジウム、及びこれらの合金のうち少なくとも1種で構成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
  7. 前記電極の厚さが0.1μm以上100μm以下である請求項1〜6のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
  8. 前記電極は1つの金属膜又は積層された複数の金属膜で構成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
  9. 前記硬化工程において、前記樹脂層に前記活性エネルギー線を複数段階に分けて照射し、前記液状樹脂を複数段階に分けて硬化させる請求項1〜8のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
  10. 前記活性エネルギー線の第1段階目の照射において使用する前記活性エネルギー線の光源がLEDランプである請求項9に記載の太陽電池セルの製造方法。
  11. 前記硬化工程において、前記液状樹脂の硬化時の前記半導体基板の温度が200℃以下である請求項1〜10のいずれか一項に記載の太陽電池セルの製造方法。
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