JPWO2017149777A1 - スペース貸出システム、スペース貸出方法及びプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】スペースの不正利用を防止することが可能なスペース貸出システム、スペース貸出方法及びプログラムを提供することを目的とする。【解決手段】貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付け、借主に、登録されたスペースの検索を受け付け、受け付けた検索の結果を、位置情報に基づいた地図情報とを合わせて表示し、スペース近傍に設置されているカメラ３００が撮影するカメラ映像から、スペースが不正利用されていないかどうかを検知する。【選択図】図１

Description

本発明は、駐車場、会議場、イベント会場等のスペースの貸出を実行するスペース貸出システム、スペース貸出方法及びプログラムに関する。

近年、駐車場、会議場、イベント会場等のスペースを貸し出す際、借主は、自身が所望するスペースを、インターネット等を介して遠隔から予約可能なスペース貸出システムが提供されている。

このようなスペース貸出システムにおいて、借主は、自身が所望するスペースに関する複数の条件を貸主に提案し、貸主がこの条件を承認した場合、このスペースの使用予約を受け付ける構成が開示されている（特許文献１参照）。

特開２００８−７７４４４号公報

しかしながら、特許文献１の構成では、借主は、自身が所望する条件に合ったスペースの予約を行うことが可能となるものの、借主以外の人物がこのスペースを不正に利用している場合、実際の借主が使用できないという問題があった。

例えば、駐車場において、借主以外の人物が不正に利用している場合であっても、貸主は不正利用に気づくことができず、借主は、この状態の駐車場を予約してしまうおそれがあった。

本発明の目的は、スペースの不正利用を防止することが可能なスペース貸出システム、スペース貸出方法及びプログラムを提供することを目的とする。

本発明では、以下のような解決手段を提供する。

第１の特徴に係る発明は、貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるスペース登録手段と、
借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付ける検索受付手段と、
前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示する表示手段と、
前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知する検知手段と、
を備えることを特徴とするスペース貸出システムを提供する。

第１の特徴に係る発明によれば、スペース貸出システムは、貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付け、借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付け、前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示し、前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知する。

ここで、第１の特徴に係る発明は、スペース貸出システムのカテゴリであるが、スペース貸出方法及びプログラム等の他のカテゴリにおいても、そのカテゴリに応じた同様の作用・効果を発揮する。

第２の特徴に係る発明は、前記スペース登録手段が、前記地図情報から登録を受け付ける、ことを特徴とする第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムを提供する。

第２の特徴に係る発明によれば、第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムは、前記地図情報から登録を受け付ける。

第３の特徴に係る発明は、前記スペース登録手段が、前記位置情報に基づいた住所情報から登録を受け付ける、ことを特徴とする第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムを提供する。

第３の特徴に係る発明によれば、第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムは、前記位置情報に基づいた住所情報から登録を受け付ける。

第４の特徴に係る発明は、前記貸主から、前記スペースの貸出期間の登録を受け付ける期間登録手段と、
を備えることを特徴とする第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムを提供する。

第４の特徴に係る発明によれば、第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムは、前記貸主から、前記スペースの貸出期間の登録を受け付ける。

第５の特徴に係る発明は、前記貸主から、前記スペースの貸出料金の登録を受け付ける料金登録手段と、
を備えることを特徴とする第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムを提供する。

第５の特徴に係る発明によれば、第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムは、前記貸主から、前記スペースの貸出料金の登録を受け付ける。

第６の特徴に係る発明は、前記借主の位置情報を取得する取得手段と、
前記取得した位置情報を起点に、前記検索の結果に行くまでのルートを、前記地図情報に表示するルート表示手段と、
を備えることを特徴とする第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムを提供する。

第６の特徴に係る発明によれば、第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムは、前記借主の位置情報を取得し、前記取得した位置情報を起点に、前記検索の結果に行くまでのルートを、前記地図情報に表示する。

第７の特徴に係る発明は、貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるステップと、
借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付けるステップと、
前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示するステップと、
前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知するステップと、
を備えることを特徴とするスペース貸出方法を提供する。

第８の特徴に係る発明は、スペース貸出システムに、
貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるステップ、
借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付けるステップ、
前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示するステップ、
前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知するステップ、
を実行させることを特徴とするプログラムを提供する。

本発明によれば、スペースの不正利用を防止することが可能なスペース貸出システム、スペース貸出方法及びプログラムを提供することが可能となる。

図１は、スペース貸出システム１の概要を示す図である。 図２は、スペース貸出システム１の全体構成図である。 図３は、サーバ１０、貸主端末１００、借主端末２００、カメラ３００の機能ブロック図である。 図４は、サーバ１０及び貸主端末１００が実行するスペース登録処理を示すフローチャートである。 図５は、サーバ１０及び借主端末２００が実行するスペース検索処理を示すフローチャートである。 図６は、サーバ１０、貸主端末１００及びカメラ３００が実行する不正監視処理を示すフローチャートである。 図７は、貸出スペース登録画面を示す図である。 図８は、スペース指定画面を示す図である。 図９は、シェアリングデータベースである。 図１０は、スペース検索画面を示す図である。 図１１は、目的地指定画面を示す図である。 図１２は、貸出スペース表示画面を示す図である。 図１３は、経路画面を示す図である。

以下、本発明を実施するための最良の形態について図を参照しながら説明する。なお、これはあくまでも一例であって、本発明の技術的範囲はこれに限られるものではない。

［スペース貸出システム１の概要］
本発明の概要について、図１に基づいて説明する。図１は、本発明の好適な実施形態であるスペース貸出システム１の概要を説明するための図である。スペース貸出システム１は、サーバ１０、貸主端末１００、借主端末２００、カメラ３００から構成される。なお、各装置は、１つに限らず複数であってもよい。また、各装置は、実在する装置又は仮想的な装置のいずれか又は双方であってもよい。また、後述する各処理は、各装置のいずれか又は複数の組合せにより実行されてもよい。

サーバ１０は、貸主端末１００、借主端末２００、カメラ３００とデータ通信可能なサーバ装置である。

貸主端末１００は、サーバ１０とデータ通信可能な端末装置である。貸主端末１００は、例えば、携帯電話、携帯情報端末、パーソナルコンピュータに加え、ネットブック端末、スレート端末、電子書籍端末、携帯型音楽プレーヤ等の電化製品である。

借主端末２００は、サーバ１０とデータ通信可能な端末装置である。借主端末２００は、貸主端末１００と同様の電化製品である。

カメラ３００は、サーバ１０とデータ通信可能な、スペース近傍やスペース内部に設置され、動画や静止画等の画像を撮影する撮影装置である。カメラ３００は、サーバ１０からの撮影指示、画面の拡大及び縮小、撮影地点の変更等の画像の撮影に係る各指示を受け付ける。

以下の説明において、貸主が貸し出すスペースは、駐車場であり、カメラ３００は、駐車場の全体像又は駐車場の特定の場所を撮影可能な位置に設置されているものとして説明する。

はじめに、貸主端末１００は、貸主が貸し出すスペースに関する情報である貸出スペースデータの入力を受け付ける（ステップＳ０１）。貸出スペースデータは、貸し出すスペースの位置情報、貸出期間及び貸出料金に関する情報である。位置情報には、地図情報及び住所情報が含まれる。地図情報は、地図アプリケーション、ウェブサイト、外部データベース等から取得した地図情報に基づいて表示する地図の該当位置である。住所情報は、貸し出すスペースの郵便番号、都道府県名、市町村名、番地及び名称等の情報である。貸出期間は、貸出スペースを貸し出す期間の情報である。貸出料金は、貸出スペースの料金の情報である。なお、貸主端末１００は、貸出スペースデータを直接入力又は予め設定された複数の項目から選択して入力することを受け付けてもよい。また、貸出スペースデータには、上述した情報以外の情報が含まれていてもよいし、いずれかの情報のみであってもよい。

貸主端末１００は、受け付けた貸出スペースデータを、サーバ１０に送信する（ステップＳ０２）。

サーバ１０は、貸出スペースデータを受信し、この貸出スペースデータを、シェアリングデータベースとして記憶する。

借主端末２００は、借主が所望するスペースを検索する情報に関する検索スペースデータの入力を受け付ける（ステップＳ０３）。検索スペースデータは、目的地の名称、目的地の位置情報、検索対象、自身が保有する車両のナンバープレートの数字等に関する情報である。目的地の名称は、借主が所望する目的地の施設名、店舗名、個人名等を示す情報である。位置情報は、上述した情報である。検索対象は、借主が検索するスペースを指定する情報である。

借主端末２００は、受け付けた検索スペースデータを、サーバ１０に送信する（ステップＳ０４）。

サーバ１０は、検索スペースデータを受信する。サーバ１０は、検索スペースデータと、シェアリングデータベースとを照合することにより、条件に合致する複数の貸出スペースの位置情報、貸出期間、貸出料金を抽出し、抽出したこれらの情報を抽出結果データとして、借主端末２００に送信する（ステップＳ０５）。

借主端末２００は、抽出結果データを受信し、抽出結果データに基づいて、地図上の位置情報に基づいた位置にアイコンを表示するとともに、貸出期間及び貸出料金を表示する。借主端末２００は、借主からのいずれかの貸出スペースへの入力操作を受け付け、ＧＰＳ等から取得した自身の現在地に関する位置情報を起点とし、目的地である入力を受け付けた貸出スペースまでのルートを地図上に表示する。

借主端末２００は、入力操作を受け付けたスペースの位置情報を示す選択スペースデータを、サーバ１０に送信する（ステップＳ０６）。

サーバ１０は、選択スペースデータを受信する。サーバ１０は、シェアリングデータベースにおける選択スペースデータに対応する貸出スペースデータの情報を更新する。

サーバ１０は、カメラ３００に撮影指示を示す撮影指示データを送信する（ステップＳ０７）。

カメラ３００は、撮影指示データを受信し、この貸出スペースを撮影する。カメラ３００は、撮影した撮影画像を示す撮影画像データを、サーバ１０に送信する（ステップＳ０８）。

サーバ１０は、撮影画像データを受信する。サーバ１０は、撮影画像データを画像認識し、撮影画像内に車両が存在するか否かを判断する。車両が存在している場合、この車両のナンバープレートを文字認識し、ナンバープレートの数字をテキストとして抽出する。サーバ１０は、抽出したテキストと、検索スペースデータとして受信した借主のナンバープレートの数字とを照合し、一致するか否かを判断する。サーバ１０は、一致していないと判断した場合、スペースの不正利用が行われていると判断し、貸主端末１００に、不正利用が行われている旨の不正利用通知を送信する（ステップＳ０９）。

以上が、スペース貸出システム１の概要である。

［スペース貸出システム１のシステム構成］
図２に基づいて、スペース貸出システム１のシステム構成について説明する。図２は、本発明の好適な実施形態であるスペース貸出システム１のシステム構成を示す図である。スペース貸出システム１は、サーバ１０、貸主端末１００、借主端末２００、カメラ３００、公衆回線網（インターネット網や第３、第４世代通信網等）５から構成される。本実施形態において、スペース貸出システム１が貸し出すスペースとは、駐車場の空きスペースである。カメラ３００は、駐車場の全体像又は駐車場の特定の場所を撮影可能な位置に設けられており、駐車場の近傍に設置されている

なお、各装置は、システム内に複数存在していてもよい。また、各装置は、実在の装置又は仮想的な装置のいずれか又は双方により実現されてもよい。また、後述する各処理は、各装置のいずれか又は複数の組合せにより実現されてもよい。

サーバ１０は、後述の機能を備え、上述したサーバ装置である。

貸主端末１００は、後述の機能を備え、上述した端末装置である。

借主端末２００は、後述の機能を備え、上述した端末装置である。

カメラ３００は、後述の機能を備え、上述した撮影装置である。

［各機能の説明］
図３に基づいて、スペース貸出システム１の機能について説明する。図３は、本発明の好適な実施形態であるサーバ１０、貸主端末１００、借主端末２００、カメラ３００の機能ブロック図である。

サーバ１０は、制御部１１として、ＣＰＵ（Ｃｅｎｔｒａｌ Ｐｒｏｃｅｓｓｉｎｇ Ｕｎｉｔ）、ＲＡＭ（Ｒａｎｄｏｍ Ａｃｃｅｓｓ Ｍｅｍｏｒｙ）、ＲＯＭ（Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ）等を備え、通信部１２として、他の機器と通信可能にするためのデバイス、例えば、ＩＥＥＥ８０２．１１に準拠したＷｉＦｉ（Ｗｉｒｅｌｅｓｓ Ｆｉｄｅｌｉｔｙ）対応デバイスを備える。また、サーバ１０は、記憶部１３として、ハードディスクや半導体メモリ、記録媒体、メモリカード等によるデータのストレージ部を備える。

サーバ１０において、制御部１１が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部１２と協働して、貸出スペースデータ受信モジュール２０、検索スペースデータ受信モジュール２１、抽出結果データ送信モジュール２２、選択スペースデータ受信モジュール２３、撮影指示データ送信モジュール２４、撮影画像データ受信モジュール２５、不正利用通知送信モジュール２６を実現する。また、サーバ１０において、制御部１１が所定のプログラムを読み込むことにより、記憶部１３と協働して、データベース記憶モジュール３０、検索スペースデータ記憶モジュール３１、スペース検索モジュール３２、画像認識モジュール３３を実現する。

貸主端末１００は、サーバ１０と同様に、制御部１１０として、ＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ等を備え、通信部１２０として、他の機器と通信可能にするためのデバイスを備える。また、貸主端末１００は、入出力部１４０として、制御部１１０で制御したデータや画像を出力表示する表示部や、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネルやキーボード、マウス等の入力部に加え、ＧＰＳ等から自身の位置情報を取得するデバイス等を備える。

貸主端末１００において、制御部１１０が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部１２０と協働して、貸出スペースデータ送信モジュール１５０、不正利用通知受信モジュール１５１を実現する。また、貸主端末１００において、制御部１１０が所定のプログラムを読み込むことにより、入出力部１４０と協働して、スペース登録入力受付モジュール１６０、不正利用通知表示モジュール１６１を実現する。

借主端末２００は、貸主端末１００と同様に、制御部２１０として、ＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ等を備え、通信部２２０として、他の機器と通信可能にするためのデバイスを備え、入出力部２４０として、表示部や、入力部に加え、ＧＰＳ等から自身の位置情報を取得するデバイス等を備える。

借主端末２００において、制御部２１０が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部２２０と協働して、検索スペースデータ送信モジュール２５０、抽出結果データ受信モジュール２５１、選択スペースデータ送信モジュール２５２を実現する。また、借主端末２００において、制御部２１０が所定のプログラムを読み込むことにより、入出力部２４０と協働して、スペース検索入力受付モジュール２６０、スペース表示モジュール２６１、経路表示モジュール２６２を実現する。

カメラ３００は、サーバ１０と同様に、制御部３１０として、ＣＰＵ、ＲＡＭ、ＲＯＭ等を備え、通信部３２０として、他の機器と通信可能にするためのデバイスを備える。また、カメラ３００は、撮影部３３０として、撮像素子、レンズ等の撮影デバイス等を備える。

カメラ３００において、制御部３１０が所定のプログラムを読み込むことにより、通信部３２０と協働して、撮影指示データ受信モジュール３４０、撮影画像データ送信モジュール３４１を実現する。また、カメラ３００において、制御部３１０が所定のプログラムを読み込むことにより、撮影部３３０と協働して、撮影モジュール３５０を実現する。

［スペース登録処理］
図４に基づいて、サーバ１０及び貸主端末１００が実行するスペース登録処理について説明する。図４は、サーバ１０及び貸主端末１００が実行するスペース登録処理のフローチャートを示す図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。

はじめに、スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸主が貸し出すスペースに関する情報である貸出スペースデータの入力を受け付ける（ステップＳ１０）。貸出スペースデータは、貸主が貸し出すスペースの位置情報、貸出期間及び貸出料金に関する情報である。位置情報は、地図情報及び住所情報に関する情報である。地図情報は、地図アプリケーション、ウェブサイト、外部データベースなどから取得した地図データに基づいて表示する地図における、このスペースの場所を示す情報である。スペース登録入力受付モジュール１６０は、地図データに基づいて、地図を表示し、この地図に対する貸主からの入力操作を受け付け、貸主が入力した地点の緯度及び経度を、地図情報として受け付ける。また、住所情報は、郵便番号、都道府県名、市町村名、番地及び名称等の住所を示す情報である。スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸主からの住所を示す情報の直接入力や、予めこれらの情報が設定されており、これらの情報の中から貸主が所望する情報を選択する入力等を受け付け、住所情報として受け付ける。貸出期間は、貸主がこのスペースを貸し出す日数や時間等を示す情報である。スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出期間として、１時間、３時間、１日、１週間、１月、半年、１年等の期間を、貸主が、直接入力あるいは選択入力することにより受け付ける。貸出料金は、貸主がこのスペースを貸し出す賃料を示す情報である。スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出金額として、２００円、３００円、１０００円、１００００円等や、１０分毎２００円、３０分毎２００円、１時間毎５００円、日額１０００円、月額１万円等の所定期間毎の賃料や、使用回数毎の賃料等の金額を、貸主が直接入力あるいは選択入力することにより受け付ける。

なお、スペース登録入力受付モジュール１６０は、位置情報として、地図情報又は住所情報のいずれか一方のみを受け付けてもよい。この場合、スペース登録入力受付モジュール１６０は、入力を受け付けた一方の情報から、他方の情報を地図データに基づいて、補完してもよい。また、スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出期間又は貸出料金の入力を受け付けず、位置情報のみを受け付ける構成であってもよい。また、スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出期間又は貸出料金のいずれかのみを受け付ける構成であってもよいし、貸出期間及び貸出料金は適宜変更可能である。

図７は、スペース登録入力受付モジュール１６０が表示する貸出スペース登録画面を示す図である。図７において、スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出スペース登録画面として、画面内容表示領域４００、地図情報表示領域４１０、住所情報表示領域４２０、貸出期間表示領域４３０、貸出料金表示領域４４０、送信アイコン４５０、キャンセルアイコン４６０を表示する。なお、貸出スペース登録画面に表示する各領域は適宜変更可能である。

画面内容表示領域４００は、本画面が、貸出スペースの登録入力を受け付ける画面である旨を示すメッセージを表示する。地図情報表示領域４１０は、地図情報の入力を受け付ける。住所情報表示領域４２０は、住所情報の入力を受け付ける。貸出期間表示領域４３０は、貸出期間の入力を受け付ける。貸出料金表示領域４４０は、貸出料金の入力を受け付ける。送信アイコン４５０は、貸主からの入力を受け付け、貸出スペースデータ送信モジュール１５０は、受け付けた貸出スペースデータを、サーバ１０に送信する。キャンセルアイコン４６０は、貸主からの入力を受け付け、本画面の表示を終了又は入力された各領域の情報を消去する。

スペース登録入力受付モジュール１６０は、地図情報表示領域４１０の入力を受け付けた場合、ＧＰＳ等から取得する自身の位置情報に基づいて、自身の周辺の地図を表示する。スペース登録入力受付モジュール１６０は、表示した地図に対しての入力を受け付け、貸主は、登録したいスペースの地図上の位置を指定する。なお、スペース登録入力受付モジュール１６０は、自身の位置情報とは無関係に地図を表示してもよい。

図８は、スペース登録入力受付モジュール１６０が、貸主が登録したスペースの位置を指定した状態を示すスペース指定画面を示す図である。図８において、スペース登録入力受付モジュール１６０は、地図５００、指定位置アイコン５１０、パーキングアイコン５２０を表示する。地図５００は、上述した地図データに基づいた地図である。指定位置アイコン５１０は、貸主が指定した場所を示すアイコンである。パーキングアイコン５２０は、この施設が駐車場であることを示すアイコンである。

スペース登録入力受付モジュール１６０は、指定位置アイコン５１０の位置情報を、地図データの位置情報から決定し、再度図７に示す貸出スペース登録画面を表示し、貸主が指定した位置情報に基づいた地図情報を、地図情報表示領域４１０に表示する。

スペース登録入力受付モジュール１６０は、住所情報表示領域４２０の入力を受け付けた場合、受け付けた住所を示す情報を、住所情報表示領域４２０に表示する。スペース登録入力受付モジュール１６０は、受け付けた住所に対応する地図上の位置に指定位置アイコン５１０を表示するとともに、この住所の周辺の地図を図８と同様に表示する。スペース登録入力受付モジュール１６０は、この地図を表示した後、貸主からの指定完了操作や、所定時間の経過を契機とし、再度図７に示す貸出スペース登録画面を表示し、貸主が指定した位置情報に基づいた住所情報を住所情報表示領域４２０に表示する。なお、スペース登録入力受付モジュール１６０は、住所情報表示領域４２０に入力された住所情報をそのまま受け付ける構成であっても良く、この場合、地図を表示しなくともよい。

なお、スペース登録入力受付モジュール１６０は、地図情報又は住所情報のいずれか一方のみが入力される構成であってもよい。また、スペース登録入力受付モジュール１６０は、地図情報又は住所情報のいずれか一方の情報の入力を受け付けた場合、他方の情報を地図データ等に基づいて補完して表示する構成であってもよい。また、スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出期間表示領域４３０又は貸出料金表示領域４４０のいずれか又は双方を表示しない構成であってもよい。

スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出スペースの登録入力が完了したか否かを判断する（ステップＳ１１）。ステップＳ１１において、スペース登録入力受付モジュール１６０は、送信アイコン４５０の入力を受け付けたか、キャンセルアイコン４６０の入力を受け付けたか又は送信アイコン４５０とキャンセルアイコン４６０の入力を受け付けていないかに基づいて、完了したか否かを判断すればよい。

ステップＳ１１において、スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出スペースの登録入力が完了していないと判断した場合（ステップＳ１１ ＮＯ）、すなわち、キャンセルアイコン４６０の入力を受け付けた又は送信アイコン４５０とキャンセルアイコン４６０との入力を受け付けていないと判断した場合、送信アイコン４５０の入力を受け付けるまで本処理を繰り返す。ステップＳ１１において、スペース登録入力受付モジュール１６０は、キャンセルアイコン４６０の入力を受け付けた場合、今まで入力された各領域の情報を消去する構成であってもよい。

一方、ステップＳ１１において、スペース登録入力受付モジュール１６０は、貸出スペースの登録入力が完了したと判断した場合（ステップＳ１１ ＹＥＳ）、すなわち、送信アイコン４５０の入力を受け付けたと判断した場合、貸出スペースデータ送信モジュール１５０は、入力を受け付けた貸出スペースデータを、サーバ１０に送信する（ステップＳ１２）。

貸出スペースデータ受信モジュール２０は、貸出スペースデータを受信する。データベース記憶モジュール３０は、受信した貸出スペースデータを、シェアリングデータベースに登録し、記憶する（ステップＳ１３）。

［シェアリングデータベース］
図９は、データベース記憶モジュール３０が記憶するシェアリングデータベースを示す図である。図９において、データベース記憶モジュール３０は、貸出スペースデータに含まれる地図情報と、住所情報と、貸出期間と、貸出料金とを対応付けたデータベースとして記憶する。

地図情報は、上述した地図に基づいた位置情報を示す項目であり、位置情報を緯度及び経度として示した情報である。住所情報は、上述した住所を示す情報である。貸出期間は、上述した貸出期間を示す情報である。貸出料金は、上述した貸出料金を示す情報である。なお、シェアリングデータベースは、少なくとも、地図情報又は住所情報のいずれかに基づいて登録されていれば良く、その余の情報については、登録されていなくてもよい。また、シェアリングデータベースは、上述した各情報に加え、他の情報が対応付けられていてもよい。

以上が、スペース登録処理である。

なお、上述した実施形態において、貸主が貸し出すスペースを駐車場として説明しているが、会議場、イベント会場等の他の場所を貸し出す場合においても、本発明は適用可能である。この場合、上述した実施形態と同様に、駐車場の代わりに、他の場所の地図情報、住所情報、貸出期間及び貸出料金の入力を受け付け、シェアリングデータベースに登録すればよい。

［スペース検索処理］
図５に基づいて、サーバ１０及び借主端末２００が実行するスペース検索処理について説明する。図５は、サーバ１０及び借主端末２００が実行するスペース検索処理のフローチャートを示す図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。

スペース検索入力受付モジュール２６０は、借主が所望するスペースを、検索する検索スペースデータの入力を受け付ける（ステップＳ２０）。検索スペースデータは、目的地の名称、借主の目的地に関する位置情報、検索対象、自身が保有する車両のナンバープレート等に関する情報である。目的地の名称は、借主が所望する施設名、店舗名等を示す情報である。位置情報は、地図情報及び住所情報に関する情報である。地図情報は、上述した地図データに基づいた目的地の場所を示す情報である。スペース検索入力受付モジュール２６０は、地図データに基づいて、地図を表示し、この地図に対する借主の入力操作を受け付け、借主が入力した地点の緯度及び経度を、地図情報として受け付ける。住所情報は、上述した住所を示す情報である。スペース検索入力受付モジュール２６０は、借主からの住所を示す情報の直接入力や、予めこれらの情報が設定されており、これらの情報の中から借主が所望する情報を選択する入力等を受け付け、住所情報として受け付ける。検索対象は、借主が検索するスペースの種別を示す情報である。スペース検索入力受付モジュール２６０は、借主からの検索対象の直接入力や、予めこの情報が設定されており、この情報の中から借主が所望する情報を選択する入力等を受け付け、検索対象として受け付ける。ナンバープレートは、借主が保有する車両のナンバープレートの数字を示す情報である。スペース検索入力受付モジュール２６０は、同様に、借主からの直接入力又は選択入力を受け付け、ナンバープレートの数字として受け付ける。

なお、スペース検索入力受付モジュール２６０は、目的地の位置情報として、目的地名称、地図情報、又は住所情報のいずれかのみを受け付けてもよい。この場合、スペース検索入力受付モジュール２６０は、入力を受け付けた一の情報に基づいて、他の情報を地図データに基づいて、補完してもよい。また、スペース検索入力受付モジュール２６０が受け付ける情報は、適宜変更可能である。

図１０は、スペース検索入力受付モジュール２６０が表示するスペース検索画面を示す図である。図１０において、スペース検索入力受付モジュール２６０は、スペース検索画面として、画面内容表示領域６００、名称表示領域６１０、地図情報表示領域６２０、住所情報表示領域６３０、検索対象表示領域６４０、ナンバープレート表示領域６５０、送信アイコン６６０、キャンセルアイコン６７０を表示する。なお、スペース検索画面に表示する各領域は適宜変更可能である。

画面内容表示領域６００は、本画面が、スペースの検索入力を受け付ける画面である旨を示すメッセージを表示する。名称表示領域６１０は、借主が目的地として指定する名称の入力を受け付ける。地図情報表示領域６２０は、地図情報の入力を受け付ける。住所情報表示領域６３０は、住所情報の入力を受け付ける。検索対象表示領域６４０は、借主が検索対象とするスペースの種別の入力を受け付ける。ナンバープレート表示領域６５０は、借主が保有する車両のナンバープレートの数字の入力を受け付ける。送信アイコン６６０は、借主からの入力を受け付け、検索スペースデータ送信モジュール２５０は、受け付けた検索スペースデータを、サーバ１０に送信する。キャンセルアイコン６７０は、借主からの入力を受け付け、本画面の表示の終了又は入力された各領域の情報の消去を実行する。

スペース検索入力受付モジュール２６０は、名称表示領域６１０の入力を受け付けた場合、受け付けた名称に基づいて、この名称に該当する目的地周辺の地図を表示する。スペース検索入力受付モジュール２６０は、表示した地図に対しての入力を受け付け、目的地として設定する位置を指定する。なお、スペース検索入力受付モジュール２６０は、名称表示領域６１０に入力された目的地の名称をそのまま受け付ける構成であっても良く、この場合、地図を表示しなくてもよい。

図１１は、スペース検索入力受付モジュール２６０が、借主が目的地を指定した目的地指定画面を示す図である。図１１において、スペース検索入力受付モジュール２６０は、地図７００、現在地アイコン７３０、目的地アイコン７４０を表示する。地図７００は、上述した地図５００と同様である。現在地アイコン７３０は、ＧＰＳ等から取得した自身の位置情報に基づいて、借主が現在いる場所を地図上に表示するアイコンである。目的地アイコン７４０は、借主が入力した目的地の場所を地図上に表示するアイコンである。スペース検索入力受付モジュール２６０は、この目的地アイコン７４０の位置情報を、地図データの位置情報から決定し、再度図１０に示すスペース検索画面を表示し、この位置情報に基づいた地図情報を地図情報表示領域６２０に表示するとともに、この位置情報に基づいた住所情報を住所情報表示領域６３０に表示する。

スペース検索入力受付モジュール２６０は、地図情報表示領域６２０の入力を受け付けた場合、ＧＰＳ等から取得する自身の位置情報に基づいて、自身の周辺の地図を表示する。スペース検索入力受付モジュール２６０は、表示した地図に対しての入力を受け付け、借主は、目的として指定したい場所の地図上の位置を指定し、図１１と同様に表示する。

スペース検索入力受付モジュール２６０は、目的地の名称の入力時と同様に、目的地アイコン７４０の位置情報に基づいて、地図情報表示領域６２０に地図情報を表示するとともに、この位置情報に基づいた目的地の名称を名称表示領域６１０に表示し、この位置情報に基づいた住所情報を住所情報表示領域６３０に表示する。

スペース検索入力受付モジュール２６０は、住所情報表示領域６３０の入力を受け付けた場合、受け付けた住所を示す情報を、住所情報表示領域６３０に表示する。スペース検索入力受付モジュール２６０は、受け付けた住所を示す情報に基づいて、この住所を示す情報により指定された目的地を図１１と同様に表示する。スペース検索入力受付モジュール２６０は、この地図を表示した後、借主からの指定完了操作や、所定時間の経過を契機とし、目的地の名称の入力時や、地図情報の入力時と同様に、目的地アイコン７４０の位置情報に基づいて、目的地の名称を名称表示領域６１０に表示し、この位置情報に基づいた地図情報を、地図情報表示領域６２０に表示する。なお、スペース検索入力受付モジュール２６０は、住所情報表示領域６３０に入力された住所情報をそのまま受け付ける構成であっても良く、この場合、地図を表示しなくてもよい。

なお、スペース検索入力受付モジュール２６０は、目的地の名称、地図情報又は住所情報のいずれか１つのみが入力される構成であってもよい。また、スペース検索入力受付モジュール２６０は、目的地の名称、地図情報又は住所情報のいずれかの情報の入力を受け付けた場合、他の情報を表示しない構成であってもよい。

スペース検索入力受付モジュール２６０は、検索スペースデータの入力が完了したか否かを判断する（ステップＳ２１）。ステップＳ２１において、スペース検索入力受付モジュール２６０は、送信アイコン６６０の入力を受け付けたか、キャンセルアイコン６７０の入力を受け付けたか又は送信アイコン６６０とキャンセルアイコン６７０との入力を受け付けていないかに基づいて完了したか否かを判断すればよい。

ステップＳ２１において、スペース検索入力受付モジュール２６０は、検索スペースデータの入力が完了していないと判断した場合（ステップＳ２１ ＮＯ）、すなわち、キャンセルアイコン６７０の入力を受け付けた又は送信アイコン６６０とキャンセルアイコン６７０との入力を受け付けていないと判断した場合、送信アイコン６６０の入力を受け付けるまで本処理を繰り返す。なお、ステップＳ２１において、スペース検索入力受付モジュール２６０は、キャンセルアイコン６７０の入力を受け付けた場合、今まで入力された各領域の情報を消去する構成であってもよい。

一方、ステップＳ２１において、スペース検索入力受付モジュール２６０は、検索スペースデータの入力が完了したと判断した場合（ステップＳ２１ ＹＥＳ）、すなわち、送信アイコン６６０の入力を受け付けたと判断した場合、検索スペースデータ送信モジュール２５０は、入力を受け付けた検索スペースデータを、サーバ１０に送信する（ステップＳ２２）。

検索スペースデータ受信モジュール２１は、検索スペースデータを受信する。検索スペースデータ記憶モジュール３１は、受信した検索スペースデータを記憶する（ステップＳ２３）。

スペース検索モジュール３２は、この検索スペースデータと、シェアリングデータベースとを照合し、検索スペースデータに含まれる目的地の位置情報の近隣の位置情報に紐付けられた複数の貸出スペースデータを抽出する（ステップＳ２４）。近隣とは、例えば、目的地から徒歩数分以内、目的地からの距離が数百メートル以内である。また、近隣に存在しない場合、最も近い場所に位置する貸出スペースを表示する構成であってもよい。

抽出結果データ送信モジュール２２は、抽出した複数の貸出スペースデータを示す抽出結果データを、借主端末２００に送信する（ステップＳ２５）。

抽出結果データ受信モジュール２５１は、抽出結果データを受信する。スペース表示モジュール２６１は、受信した抽出結果データと、入力を受け付けた検索スペースデータとに基づいて、地図上に、自身の位置情報、目的地の位置情報、貸出スペースの位置情報、貸出期間及び貸出料金を表示する（ステップＳ２６）。

図１２は、スペース表示モジュール２６１が表示する貸出スペース表示画面を示す図である。図１２において、スペース表示モジュール２６１は、地図７００、貸出スペースアイコン７１０、パーキングアイコン７２０、現在地アイコン７３０、目的地アイコン７４０、貸出内容アイコン７５０を表示する。上述した図１１と同様の表示内容に関しては、同様の符号を付し、詳細な説明は省略する。貸出スペースアイコン７１０は、抽出結果データに含まれる位置情報に基づいた貸出スペースの場所を地図上に表示するアイコンである。貸出内容アイコン７５０は、抽出結果データに含まれる貸出期間及び貸出料金の情報を表示するアイコンである。

スペース表示モジュール２６１は、借主からの入力操作を受け付け、借主が所望する貸出スペースの選択入力を受け付ける（ステップＳ２７）。ステップＳ２７において、スペース表示モジュール２６１は、例えば、借主が、表示された貸出スペースアイコン７１０のいずれかを選択する入力操作を受け付けることや、地図７００とは異なるウインドウ上に抽出結果データに基づいた各情報を表示し、この表示した各情報への入力を受け付けることにより、借主が所望する貸出スペースの選択入力を受け付ける。なお、スペース表示モジュール２６１は、その他の方法により貸出スペースの選択入力を受け付けてもよい。

経路表示モジュール２６２は、ステップＳ２７において受け付けた貸出スペースを新たな目的地として設定し、ＧＰＳ等から取得した自身の位置情報を起点とし、目的地として新たに設定された貸出スペースまでのルートを地図上に表示する（ステップＳ２８）。

図１３は、経路表示モジュール２６２が表示する経路画面を示す図である。図１３において、経路表示モジュール２６２は、地図７００、パーキングアイコン７２０、現在地アイコン７３０、目的地アイコン７４０、貸出内容アイコン７５０、ルート７６０を表示する。上述した図１１及び図１２と同様の表示内容に関しては、同様の符号を付し、その詳細な説明は省略する。ルート７６０は、現在地から目的地までの移動経路を示し、図１３においては、ハッチングにより示している。

選択スペースデータ送信モジュール２５２は、入力を受け付けた貸出スペースの位置情報を、選択スペースデータとしてサーバ１０に送信する（ステップＳ２９）。

選択スペースデータ受信モジュール２３は、選択スペースデータを受信する。データベース記憶モジュール３０は、選択スペースデータに基づいて、この位置情報に対応付けられた貸出スペースを、現在使用中として、シェアリングデータベースの情報を更新する（ステップＳ３０）。

以上が、スペース検索処理である。

なお、上述した実施形態において借主が所望するスペースを駐車場として説明しているが、上述した他の場所を所望する場合においても、本発明は適用可能である。この場合、上述した実施形態と同様に、検索対象を他の場所に設定するとともに、ナンバープレートではなく、例えば、会議の題目やイベントの題目の入力を受け付ければよい。

［不正監視処理］
図６に基づいて、サーバ１０、貸主端末１００及びカメラ３００が実行する不正監視処理について説明する。図６は、サーバ１０、貸主端末１００及びカメラ３００が実行する不正監視処理のフローチャートを示す図である。上述した各装置のモジュールが実行する処理について、本処理に併せて説明する。

撮影指示データ送信モジュール２４は、選択スペースデータに対応付けられた貸出スペースの近傍に設置されたカメラ３００に撮影指示を示す撮影指示データを送信する（ステップＳ４０）。ステップＳ４０において、サーバ１０は、予めカメラ３００と貸出スペースとを対応付けたデータベース等を有していても良く、この貸出スペースに対応付けられたカメラ３００に撮影指示データを送信する構成であればよい。また、撮影指示データ送信モジュール２４は、シェアリングデータベースを参照し、このシェアリングデータベースにおいて使用中として情報が更新された貸出スペースに対応付けられたカメラ３００に撮影指示データを送信する構成であってもよい。

撮影指示データ受信モジュール３４０は、撮影指示データを受信する。撮影モジュール３５０は、撮影指示データに基づいて、貸出スペースの画像を撮影する（ステップＳ４１）。

撮影画像データ送信モジュール３４１は、撮影画像の情報を示す撮影画像データを、サーバ１０に送信する（ステップＳ４２）。

撮影画像データ受信モジュール２５は、撮影画像データを受信する。画像認識モジュール３３は、撮影画像データを画像認識し、撮影画像内に車両が存在しているか否かを判断する（ステップＳ４３）。ステップＳ４３において、画像認識モジュール３３は、車両が存在していないと判断した場合（ステップＳ４３ ＮＯ）、貸出スペースの不正利用は行われていないと判断し、本処理を終了する。なお、ステップＳ４３の処理は、省略されていてもよい。

一方、ステップＳ４３において、画像認識モジュール３３は、車両が存在していると判断した場合（ステップＳ４３ ＹＥＳ）、この車両のナンバープレートを文字認識し、ナンバープレートの数字をテキストとして抽出する（ステップＳ４４）。

画像認識モジュール３３は、抽出したテキストと、記憶した検索スペースデータに含まれる借主のナンバープレートの数字とを照合し、一致するか否かを判断する（ステップＳ４５）。ステップＳ４５において、画像認識モジュール３３は、一致すると判断した場合（ステップＳ４５ ＹＥＳ）、貸出スペースの不正利用は行われていないと判断し、本処理を終了する。

一方、ステップＳ４５において、画像認識モジュール３３は、一致していないと判断した場合（ステップＳ４５ ＮＯ）、貸出スペースの不正利用が行われていると判断し、不正利用通知送信モジュール２６は、貸主端末１００に、不正利用が行われている旨の通知を示す不正利用通知を送信する（ステップＳ４６）。

不正利用通知受信モジュール１５１は、不正利用通知を受信する。不正利用通知表示モジュール１６１は、受信した不正利用通知に基づいて、不正利用通知画面を表示する（ステップＳ４７）。

以上が、不正監視処理である。

なお、上述した実施形態において、借主が所望するスペースを駐車場として説明しているが、上述した他の場所を所望する場合においても、本発明は適用可能である。この場合、上述した実施形態と同様に、会議の題目やイベントの題目が記載されたポスターや掲示物をこの場所に設けられたカメラで撮影し、文字認識を実行し、検索スペースデータとして記憶した題目と文字認識した題目とを照合し、一致するか否かに基づいて不正利用か否かを判断すればよい。また、他の方法により不正利用を判断してもよい。

また、上述した各処理において、サーバ１０を介して実行しているが、サーバ１０を介さず、直接、貸主端末１００と借主端末２００とカメラ３００とが処理を実行してもよい。この場合、サーバが有する機能を、貸主端末１００、借主端末２００又はカメラ３００のいずれかが有していればよい。

上述した手段、機能は、コンピュータ（ＣＰＵ、情報処理装置、各種端末を含む）が、所定のプログラムを読み込んで、実行することによって実現される。プログラムは、例えば、フレキシブルディスク、ＣＤ（ＣＤ−ＲＯＭなど）、ＤＶＤ（ＤＶＤ−ＲＯＭ、ＤＶＤ−ＲＡＭなど）等のコンピュータ読取可能な記録媒体に記録された形態で提供される。この場合、コンピュータはその記録媒体からプログラムを読み取って内部記憶装置又は外部記憶装置に転送し記憶して実行する。また、そのプログラムを、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の記憶装置（記録媒体）に予め記録しておき、その記憶装置から通信回線を介してコンピュータに提供するようにしてもよい。

以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述したこれらの実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施形態に記載されたものに限定されるものではない。

１ スペース貸出システム、１０ サーバ、１００ 貸主端末、２００ 借主端末、３００ カメラ

第１の特徴に係る発明は、貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるスペース登録手段と、
借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付ける検索受付手段と、
前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示する表示手段と、
前記スペースの使用状況を照合する照合手段と、
照合の結果、使用中の前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知する検知手段と、
不正利用がされていると検知した場合、貸主にその旨の通知を行う通知手段と、
を備えることを特徴とするスペース貸出システムを提供する。

第１の特徴に係る発明によれば、スペース貸出システムは、貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付け、借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付け、前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示し、前記スペースの使用状況を照合し、照合の結果、使用中の前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知し、不正利用がされていると検知した場合、貸主にその旨の通知を行う。

第２の特徴に係る発明は、前記スペース登録手段が、前記地図情報から登録を受け付け、
前記検知手段が、前記カメラ映像として撮影された前記題目を文字認識し、当該題目が予め記憶した題目と一致するか否かに基づいて、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知する、
ことを特徴とする第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムを提供する。

第２の特徴に係る発明によれば、第１の特徴に係る発明であるスペース貸出システムは、前記地図情報から登録を受け付け、前記カメラ映像として撮影された前記題目を文字認識し、当該題目が予め記憶した題目と一致するか否かに基づいて、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知する。

第７の特徴に係る発明は、スペース貸出システムが実行するスペース貸出方法であって、
貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるステップと、
借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付けるステップと、
前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示するステップと、
前記スペースの使用状況を照合するステップと、
照合の結果、使用中の前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知するステップと、
を備えることを特徴とするスペース貸出方法を提供する。

第８の特徴に係る発明は、スペース貸出システムに、
貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるステップ、
借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付けるステップ、
前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示するステップ、
前記スペースの使用状況を照合するステップ、
照合の結果、使用中の前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知するステップ、
を実行させるためのコンピュータ読み取り可能なプログラムを提供する。

Claims (8)

1. 貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるスペース登録手段と、
   借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付ける検索受付手段と、
   前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示する表示手段と、
   前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知する検知手段と、
   を備えることを特徴とするスペース貸出システム。
2. 前記スペース登録手段が、前記地図情報から登録を受け付ける、ことを特徴とする請求項１に記載のスペース貸出システム。
3. 前記スペース登録手段が、前記位置情報に基づいた住所情報から登録を受け付ける、ことを特徴とする請求項１に記載のスペース貸出システム。
4. 前記貸主から、前記スペースの貸出期間の登録を受け付ける期間登録手段と、
   を備えることを特徴とする請求項１に記載のスペース貸出システム。
5. 前記貸主から、前記スペースの貸出料金の登録を受け付ける料金登録手段と、
   を備えることを特徴とする請求項１に記載のスペース貸出システム。
6. 前記借主の位置情報を取得する取得手段と、
   前記取得した位置情報を起点に、前記検索の結果に行くまでのルートを、前記地図情報に表示するルート表示手段と、
   を備えることを特徴とする請求項１に記載のスペース貸出システム。
7. 貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるステップと、
   借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付けるステップと、
   前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示するステップと、
   前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知するステップと、
   を備えることを特徴とするスペース貸出方法。
8. スペース貸出システムに、
   貸主から貸し出すスペースの登録を位置情報とともに受け付けるステップ、
   借主に、前記登録されたスペースの検索を受け付けるステップ、
   前記受け付けた検索の結果を、前記位置情報に基づいた地図情報と合わせて表示するステップ、
   前記スペース近傍に設置されているカメラが撮影するカメラ映像から、前記スペースが不正利用されていないかどうかを検知するステップ、
   を実行させることを特徴とするプログラム。