JP7093671B2 - 価値管理サーバ、価値管理方法及びプログラム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1には、工場内の装置の部品を、工場の外部の部品供給者に対してオンラインで発注するための部品発注システムが開示されている。また、特許文献2には、成形機の消耗品や消耗部品の発注を適時に確実に行うための成形機の部品自動発注方法が開示されている。
また、スペアパーツを予め保有していれば、パーツが使用できなくなってもスペアパーツを使って装置を早急に稼働させることができる。しかし、スペアパーツの保管場所が必要になるため、全てのパーツについて予備品を保有するのは、現実的ではない。また、一部のパーツについてのスペアパーツを保有しようとすると、どこのパーツについてスペアパーツを保有するか、といった問題が生じる。さらに、スペアパーツとして保有していないパーツが使用できなくなった場合には、やはり発注をして納品されるまで待たなければならなかった。
まず、本発明の実施形態の概略を説明する。本実施形態は、複数の企業(経済主体)が保有(所有)する財である、工作機械や産業用ロボットを含む産業機械に係るパーツ(装置及び/又は部品)を、他の企業の使用可能な財として財の価値を管理するシステムに関する。より具体的には、本実施形態は、複数の企業(経済主体)が保有(所有)するスペアパーツ(財)を管理し、管理されたスペアパーツの価値に基づいた企業間でのスペアパーツの貸与を仲介するシステム(以下、「スペアパーツ共有システム」という。)に関する。
図1は、本実施形態におけるスペアパーツ共有システム100の全体構成図及びサーバ1のブロック図である。
スペアパーツ共有システム100は、(価値管理サーバとしての)サーバ1と、端末4(4A,4B,4C,・・・)とを備える。サーバ1は、所定の運営会社により運営管理される。端末4(4A,4B,4C,・・・)は、各企業が有する端末である。端末を有する企業は、例えば、工作機械や産業用ロボット等の産業機械を使用している企業である。端末4Aは、A社の端末であり、端末4B及び端末4Cは、それぞれB社及びC社の端末である。なお、スペアパーツ共有システム100において、各企業は、1台以上の端末を用いてよいが、図1では1台のみを記載した。また、以降の説明において、端末4A,4B,4C,・・・を区別しない場合には、単に端末4として説明する。
次に、サーバ1について説明する。
図2は、本実施形態におけるサーバ1の記憶部20の例を示す図である。
図3は、本実施形態におけるスペアパーツの総合価値の算出方法を説明するための図である。
サーバ1は、各企業が保有するスペアパーツに関する情報を集約して管理し、企業間でのスペアパーツの貸与を仲介する。スペアパーツとは、それぞれの企業で保有する予備品としての装置及び/又は部品をいう。装置及び/又は部品は、例えば、パルスコーダ、モータ5kw、手首ユニット、プリント基板、ICチップ等であり、工作機械や産業用ロボット等の産業機械で用いるものである。
図1に示すサーバ1は、制御部10と、記憶部20と、通信部30とを備える。
制御部10は、CPU(中央処理装置)であってよく、記憶部20に記憶されたサーバ1を制御する各種のプログラムを実行することにより、サーバ1を統括制御する。
記憶部20は、サーバ1の動作に必要なプログラム、データ等を記憶するためのハードディスク、半導体メモリ素子等の記憶装置である。
記憶部20は、プログラム記憶部21と、パーツデータ記憶部22と、企業データ記憶部23と、パーツ価格記憶部24と、貸与パーツ管理部25とを備える。
プログラム記憶部21は、制御部10により実行されるプログラム等を記憶する記憶領域である。プログラム記憶部21は、制御部10の各機能部を実行するプログラム21pを記憶している。
登録番号は、パーツデータ記憶部22に登録した順番を示す番号であり、例えば、登録順に1からの連番で付与された番号である。
会社コードは、企業を識別する識別情報であり、企業ごとに異なる。
住所コードは、スペアパーツを実際に保有している工場等の住所を特定するための識別情報である。パーツコードは、スペアパーツを識別する識別情報である。住所コードと、パーツコードとによって、スペアパーツを識別することができる。
数量は、スペアパーツを登録する際に入力したスペアパーツの数である。
貸与フラグは、スペアパーツが貸与されているか否かを示すものであり、登録時は「0」が設定される。そして、スペアパーツを貸与する際に、「1」が設定される。なお、登録された数量全部が同時に貸与される場合以外であって、登録された数量の一部が貸与され、残りは未貸与という場合がある。その場合、後述するように、スペアパーツが貸与された際に、当該スペアパーツに係る登録番号に対して、例えば、当該登録番号の枝番を付して貸与される数量に係るレコードを分割させることが好ましい。
パーツ価格記憶部24は、スペアパーツの価格を記憶する記憶領域である。パーツ価格記憶部24は、予め登録されている。図2に示すように、パーツ価格記憶部24は、パーツコードと価格とを対応付けて記憶する。価格は、例えば、市場価格である。そして、パーツ価格記憶部24に記憶された価格を、以降の説明において、基本価格ともいう。
日時は、スペアパーツを貸与する際に入力される日時である。
登録番号は、パーツデータ記憶部22の登録番号に対応するものである。
貸与先会社コードは、スペアパーツを貸与する企業の会社コードである。
数量は、貸与するスペアパーツの数である。
また、上述の各記憶部は一例である。
制御部10は、パーツ登録部11と、割合算出部12と、価値算出部13と、第1出力部14と、第2出力部15と、通知部16と、(借用書受領部及び借用書発行部としての)借用処理部17とを備える。
パーツ登録部11は、端末4から入力されたスペアパーツ情報を受け付け、上述したスペアパーツテーブル及び住所テーブル等のテーブルや、企業データ記憶部23を用いてコードに変換した上で、パーツデータ記憶部22に記憶させる。スペアパーツ情報は、例えば、スペアパーツの品名、数量、保管場所に関する情報を含む。
具体的には、価値算出部13として、例えば、スペアパーツの市場価格に障害発生率を乗じるものとしてもよい。そのようにすることで、障害発生率の高いスペアパーツは、使用頻度が高いということで、スペアパーツとしての価値を高く算出することができ、逆に障害発生率の低いスペアパーツは、使用頻度が低いということで、スペアパーツとしての価値を低く算出することができる。そのため、より実態に合った価値にすることができる。
価値算出部13は、これらの例に限られない。財の市場価格を、そのまま財の価値としてもよい。また、スペアパーツのスペック等に基づいて、算出方法を任意に設定してもよい。
価値算出部13は、例えば、基本価値をA、同一のスペアパーツの総数量をBとして、所定の式として、次の式を用いることによって、登録されたスペアパーツ1つの価値である総合価値Xを算出するようにしてもよい。
X=A-B×0.01 ・・・(式1)
ここで、「B×0.01」は、割合算出部12が算出し、記憶部20に記憶した割合である。なお、(式1)は一例であって、登録されたスペアパーツ1つの価値である総合価値Xを算出するための式は、これに限られない。財のスペック等に応じて、適宜設定してもよい。
このように、総数量Bが多いほど、総合価値Xは、基本価値Aに比べて低くなる。これは、希少なスペアパーツの総合価値Xを、基本価値Aと変わらないようにする一方、大量に登録されているスペアパーツの総合価値Xを、基本価値Aより低くするようにしたものである。
なお、上述した「総合価値」を算出する価値算出部13はこの例に限られない。希少性を有するスペアパーツを、より総合価値が高くなるようにしたものであれば、他の算出方法によるものであってもよい。
第2出力部15は、パーツデータ記憶部22に記憶されたスペアパーツに関する情報を、全ての端末4に出力する。第2出力部15によって出力する情報は、スペアパーツ共有システム100に登録され、各企業が貸与可能なスペアパーツに関するものである。
借用処理部17は、スペアパーツの貸与が成立した場合に、借用書の作成支援及び受渡し等の処理を、端末4との間で行う。
通信部30は、端末4との間でデータの送受信を行う通信制御デバイスである。
端末4は、例えば、各企業が有するパーソナルコンピュータ(PC)である。端末4は、その他、タブレット端末やスマートフォン等に代表される携帯型の端末であってもよい。
端末4は、制御部、記憶部、入力部、表示部、通信部等(いずれも図示せず)を備える。
各企業は、端末4を用いてサーバ1に対して通信し、後述するスペアパーツの登録や、スペアパーツの照会、スペアパーツの貸与等の各種処理を行う。
具体例として、サーバ1は、一般的なサーバに、本実施形態を実現するためのプログラム(アプリケーション)を組み込むことにより実現できる。
次に、スペアパーツ共有システム100でのスペアパーツの価値管理及び貸与に関する基本的な考え方について説明する。
図4は、本実施形態におけるスペアパーツ共有システム100におけるスペアパーツの価値管理及び貸与に関する基本的な概念を説明するための図である。
前提として、図4に示すA社、B社、C社は、それぞれ、保有するスペアパーツをサーバ1に登録済であるとする。
サーバ1の制御部10は、登録済の各スペアパーツの価値を算出し、各企業が登録している各スペアパーツの数量を掛け合わせることで求めた価値を、各企業の使用可能価値とする。図4には、各企業が登録したスペアパーツに対する使用可能価値が示されている。
次に、サーバ1での処理について説明する。
図5は、本実施形態に係るサーバ1のメイン処理を示すフローチャートである。
図6、図8から図10までは、本実施形態に係る端末4での表示例を示す図である。
図7は、本実施形態に係るサーバ1のスペアパーツ登録処理を示すフローチャートである。
図11は、本実施形態に係るサーバ1の貸与処理を示すフローチャートである。
図12は、本実施形態に係るサーバ1での記憶部更新処理を説明するための図である。
メニュー画面50は、ログイン表示領域50aと、価値表示領域50bと、ボタン50c~50eとを含む。
ログイン表示領域50aは、A社がログイン中であることを示す。
価値表示領域50bは、A社が登録している全てのスペアパーツの価値を、使用可能価値として表示する。
ボタン50c~50eは、選択操作を受け付けることで、次の処理を行うためのボタンである。ボタン50cは、スペアパーツの登録を行う際に用いられる。ボタン50dは、スペアパーツの貸与を受けたい場合に用いられる。ボタン50eは、ログアウトする場合に用いられる。
S13において、制御部10(パーツ登録部11)は、スペアパーツ登録処理を行う。
図7のS30において、制御部10は、例えば、図8に示すスペアパーツ登録画面51を、端末4に対して出力する。
スペアパーツ登録画面51は、ログイン表示領域51aと、明細入力領域51bと、リンク部51cと、ボタン50d及び50eとを含む。
ログイン表示領域51aは、A社がログイン中であることを示す。
明細入力領域51bは、スペアパーツの品名、数量及び保管場所を入力する領域である。明細入力領域51bは、スペアパーツ及び保管場所を、例えば、プルダウンリストにより一覧から選択することで、簡単に入力ができるようになっていてもよい。
リンク部51cは、複数明細の入力が必要な場合に用いる。リンク部51cを選択すると、明細入力領域51bには、下方向にレコードが追加され、別のスペアパーツについての入力を行うことができる。
ボタン51d及び51eは、選択操作を受け付けることで、次の処理を行うためのボタンである。ボタン51dは、スペアパーツの登録を行う際に用いられる。ボタン51eは、スペアパーツの登録を行わない場合に用いられる。
S32において、制御部10は、明細入力領域51bにレコードを追加するレコード追加処理を行う。レコードの追加は、複数行うことができるようにしてもよい。
S33において、制御部10は、明細入力領域51bに入力されたスペアパーツを登録するか否かを判断する。例えば、図8に示すボタン51dの選択を受け付けた場合に、制御部10は、登録すると判断する。登録する場合(S33:YES)には、制御部10は、処理をS34に移す。他方、登録しない場合(S33:NO)には、制御部10は、本処理を終了し、処理を図5のS18に移す。登録しない場合とは、例えば、図8に示すボタン51eの選択を受け付けた場合をいう。
S35において、制御部10(価値算出部13)は、登録したスペアパーツの価値を算出する。なお、価値として「総合価値」を適用する場合には、前述したように、例えば制御部10は、登録した各スペアパーツの総数量を、元の総数量に登録した数量分を加算した上で、式(1)に当てはめることで、総合価値を算出すればよい。
登録結果画面52は、ログイン表示領域52aと、価値表示領域52bと、ボタン50cとを含む。
ログイン表示領域52aは、A社がログイン中であることを示す。
価値表示領域52bは、A社が登録している全てのスペアパーツの価値を、使用可能価値として表示する。価値表示領域52bに表示されるスペアパーツの価値は、図6のメニュー画面50と比較して、スペアパーツを登録したことによって、その分の価値が上積みされている。
ボタン52cは、選択操作を受け付けることで、次の処理を行うためのボタンである。ボタン52cは、登録結果画面52を確認した場合に用いられる。
その後、制御部10は、本処理を終了し、処理を図5のS18に移す。
図5のS14において、制御部10は、スペアパーツの照会をするか否かを判断する。図6に示すメニュー画面50において、ボタン50dの選択を受け付けた場合には、制御部10は、スペアパーツの照会をするものと判断する。スペアパーツの照会をする場合(S14:YES)には、制御部10は、処理をS15に移す。他方、スペアパーツの照会をしない場合(S14:NO)には、制御部10は、処理をS18に移す。
共有パーツ画面53は、ログイン表示領域53aと、明細一覧領域53bと、価値表示領域53cと、ボタン53d及び53eとを含む。
ログイン表示領域53aは、A社がログイン中であることを示す。
明細一覧領域53bは、共有スペアパーツ(共有財)として各企業が登録した全てのスペアパーツを、品名及び保管場所ごとに一覧表として表示する。この例では、保管場所は、市区町村のみを表示しており、場所が特定できないようになっている。また、明細一覧領域53bは、使用希望数が入力可能になっている。
価値表示領域53cは、ログイン中の企業(この例では、A社)が利用可能な価値を表示する。
ボタン53d及び53eは、選択操作を受け付けることで、次の処理を行うためのボタンである。
そして、貸与を受けたいスペアパーツのレコードが見つかった場合に、端末4のユーザは、該当のレコードの使用希望数に、貸与を受ける数量を入力して、ボタン53dを選択する。その際、端末4のユーザは、価値表示領域53cに表示されている使用可能価値を参照し、使用を希望するスペアパーツの価値が、使用可能価値の範囲内であるか否かを確認しながら、使用希望を入力することになる。なお、制御部10は、使用希望数が入力されたスペアパーツの価値と、使用可能価値とに基づいて、使用可能か否かを判断し、使用可能な場合にのみ、ボタン53dを有効化してもよい。
S17において、制御部10は、貸与処理を行う。
図11のS40において、制御部10は、記憶部更新処理を行う。具体的には、制御部10は、パーツデータ記憶部22に記憶されたレコードのうち、貸与対象のレコードの貸与フラグを、「0」から「1」に更新する。
なお、該当のレコードの数量が複数であり、貸与する数量より多い場合には、貸与対象のレコードの貸与フラグを、「0」から「1」に更新すると、全ての数量が貸与されることになり具合が悪い。
そこで、図12に示すように、該当のレコード60を、2つのレコード60a及び60bに分ける。そして、新たに作成したレコード60bには、枝番を付し、分割元のレコード60aは、数量を、登録された数量から貸与した数量を減算したものにする。
また、制御部10は、図12に示すように、貸与パーツ管理部25にレコード61を追加し、各項目に所定の値を入力する。
S42において、制御部10(借用処理部17)は、貸与先の企業に対して、例えば、借用書のひな型を送信する。この借用書のひな型は、貸与元及び貸与先の企業名等、企業を特定する記載がないものである。その理由は、双方の企業において、企業名等を伏せることで匿名性を担保するためである。貸与先の企業は、受信した借用書のひな型を利用して借用書を作成し、サーバ1に送信する。
S44において、制御部10(借用処理部17)は、借用書を作成して、貸与元の企業に発行する。その後、制御部10は、処理を図5のS18に移す。
また、貸与は、自社が登録したスペアパーツの使用可能価値の範囲内で行えるため、各企業に、一定量のスペアパーツを保有させる契機になり得る。
上述した実施形態では、スペアパーツの保管場所を、スペアパーツの貸与を受けたいユーザが見て、自社でスペアパーツを必要としている場所の最寄りの保管場所に保管されたスペアパーツに対して使用を希望するものを例に説明したが、これに限定されない。例えば、自社でスペアパーツを必要としている場所を選択等によって入力することで、最寄りの保管場所に保管されたスペアパーツを、サーバが選択したり、見やすい位置に出力したりするようにしてもよい。
上述した実施形態では、スペアパーツ共有システム100を利用する経済主体としての企業を、産業機械を使用する企業として説明したが、これに限定されない。例えば、システムインテグレータ、MTB等の専門業者を含んでもよい。
4 端末
10 制御部
11 パーツ登録部
12 割合算出部
13 価値算出部
14 第1出力部
15 第2出力部
16 通知部
17 借用処理部
20 記憶部
20p プログラム
22 パーツデータ記憶部
23 企業データ記憶部
24 パーツ価格記憶部
25 貸与パーツ管理部
100 スペアパーツ共有システム
Claims (11)
- 複数の経済主体が、それぞれに保有する装置及び/又は部品を、全ての前記経済主体が使用可能な財として登録し、管理する価値管理サーバであって、
少なくとも登録する経済主体の識別情報と、登録する前記財の識別情報及び数量とを記憶する記憶部と、
少なくとも前記登録する財の識別情報により特定される前記登録する財の価格と、前記登録する財と同一の財の総数量、使用頻度及び管理費用のうちの少なくともいずれかとから前記登録する財の価値を算出する価値算出部と、
前記価値算出部により算出された前記価値に対して前記登録する財の数量を掛け合わせた値を前記登録する経済主体の使用可能価値として、前記登録する経済主体に対して出力する第1出力部と、
前記記憶部により記憶された前記全ての経済主体が共有財として登録した財を出力する第2出力部と、
を備えることを特徴とする価値管理サーバ。 - 前記全ての経済主体が共有財として登録した財のうち前記登録する財と同一の識別情報を有する財の数量に対応した割合を算出する割合算出部を備え、
前記価値算出部は、前記割合算出部が算出した前記割合をさらに用いて前記登録する財の価値を算出すること、
を特徴とする請求項1に記載の価値管理サーバ。 - 前記記憶部は、登録する前記財の保管場所に関する情報を、さらに記憶し、
前記第2出力部は、前記財の保管場所に関する情報を、さらに出力すること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の価値管理サーバ。 - 財の使用を希望する前記経済主体から前記財の使用希望を受け付けた場合に、前記財を所有する前記経済主体に対して通知する通知部を備えること、
を特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の価値管理サーバ。 - 前記通知部は、前記使用希望を受け付けた前記財の価値が、前記財の使用を希望する経済主体の保有する財の前記使用可能価値を超えないことを条件として、前記財を所有する経済主体に対して通知すること、
を特徴とする請求項4に記載の価値管理サーバ。 - 財を所有する前記経済主体から前記財の使用を希望する前記経済主体への前記財の使用希望が、前記財を所有する経済主体から前記財の使用を希望する経済主体への前記財の貸与であること、
を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれかに記載の価値管理サーバ。 - 前記財を所有する経済主体と、前記財の使用を希望する経済主体との各々に対して、相手先の前記経済主体を秘匿にすること、
を特徴とする請求項1から請求項6までのいずれかに記載の価値管理サーバ。 - 前記財の使用を希望する経済主体から前記財に対する借用書を受領する借用書受領部を備えること、
を特徴とする請求項7に記載の価値管理サーバ。 - 前記財を所有する経済主体に対して借用書を発行する借用書発行部を備えること、
を特徴とする請求項8に記載の価値管理サーバ。 - コンピュータによって、複数の経済主体が、それぞれに保有する装置及び/又は部品を、全ての前記経済主体が使用可能な財として登録し、管理する方法であって、
前記コンピュータが、
少なくとも登録する経済主体の識別情報と、登録する前記財の識別情報及び数量とを記憶する記憶ステップと、
少なくとも前記登録する財の識別情報により特定される前記登録する財の価格と、前記登録する財と同一の財の総数量、使用頻度及び管理費用のうちの少なくともいずれかとから前記登録する財の価値を算出する価値算出ステップと、
前記価値算出ステップにおいて算出された前記価値に対して前記登録する財の数量を掛け合わせた値を前記登録する経済主体の使用可能価値として、前記登録する経済主体に対して出力する第1出力ステップと、
前記記憶ステップにおいて記憶された前記全ての経済主体が共有財として登録した財を出力する第2出力ステップと、
を含む価値管理方法。 - コンピュータを、
少なくとも、複数の経済主体がそれぞれに保有する装置及び/又は部品を全ての前記経済主体の使用可能な財として登録する前記財の識別情報及び数量と、前記財を登録する前記経済主体の識別情報と、を記憶する記憶手段と、
少なくとも前記登録する財の識別情報により特定される前記登録する財の価格と、前記登録する財と同一の財の総数量、使用頻度及び管理費用のうちの少なくともいずれかとから前記登録する財の価値を算出する価値算出手段と、
前記価値算出手段により算出された前記価値に対して前記登録する財の数量を掛け合わせた値を前記登録する経済主体の使用可能価値として、前記登録する経済主体に対して出力する第1出力手段と、
前記記憶手段により記憶された前記全ての経済主体が共有財として登録した財を出力する第2出力手段と、
して機能させるためのプログラム。
Priority Applications (4)
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