JP6021264B2 - 行動履歴に対応する画像を利用した本人認証システム、認証方法、及び認証プログラム - Google Patents

行動履歴に対応する画像を利用した本人認証システム、認証方法、及び認証プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6021264B2
JP6021264B2 JP2013022198A JP2013022198A JP6021264B2 JP 6021264 B2 JP6021264 B2 JP 6021264B2 JP 2013022198 A JP2013022198 A JP 2013022198A JP 2013022198 A JP2013022198 A JP 2013022198A JP 6021264 B2 JP6021264 B2 JP 6021264B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
authentication
image
authenticated
person
images
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013022198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014153859A (ja
Inventor
宏之 吉仲
宏之 吉仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Research Institute Ltd
Original Assignee
Japan Research Institute Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Research Institute Ltd filed Critical Japan Research Institute Ltd
Priority to JP2013022198A priority Critical patent/JP6021264B2/ja
Publication of JP2014153859A publication Critical patent/JP2014153859A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6021264B2 publication Critical patent/JP6021264B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Financial Or Insurance-Related Operations Such As Payment And Settlement (AREA)
  • Collating Specific Patterns (AREA)

Description

本発明は、個人の認証を行うための本人認証システム、認証方法、及び認証プログラムに関し、特に、被認証者の行動履歴に対応した画像に基づいて、個人の認証を行う本人認証システム、認証方法、及び認証プログラムに関する。
近年、個人の認証を電子的に行うために、被認証者個人の行動履歴に基づいて認証を行う認証システムが提案されている。例えば、特許文献1には、ユーザ端末のカメラにより認証対象物を撮像した場合に、この操作をトリガとして、ユーザの現在位置情報、現在時刻情報及び対象物の画像データをサーバに送り、送られた画像データが予め登録しておいた位置条件、時間条件、画像条件と照合され、上記条件を満たすと判定された場合に認証IDを発行する認証情報発行システムが開示されている。
また、特許文献2には、購買履歴、建物への入場、知人との合流、画像の撮影等の様々な行動履歴を組み合わせて認証情報を生成することで、行動履歴情報の偏りを防止し、他者による行動履歴情報の推測を困難にするための認証システムが開示されている。
特開2009−175887 特開2011−59837
上記特許文献1、2に記載の認証システムは、パスワードの登録や生体情報の登録等の操作を被認証者に強いることなしに、認証情報を生成する認証システムの構築を目的としたものである。しかしながら、このような認証システムであっても、認証情報生成のためには、ユーザが認証に用いる対象物の画像を撮影する必要があったり(特許文献1)、行動履歴情報の偏りを防止するために、ユーザの様々な行動履歴がユーザが意識することなしにシステムに大量に収集されてしまうといったプライバシー上の課題があったりする(特許文献2)。
一方、従来からの文字列のパスワードによる認証方法は、多くのユーザにとって手軽で慣れ親しんだ方法ではあるが、文字列によるパスワードは漏洩されやすく、また、漏洩を防止するためパスワードの定期的な更新は、ユーザにとって煩わしい作業である。そのため、従来のパスワードのような手軽さは残しつつも、認証情報を自動的に生成し更新するような仕組みが望まれる。
したがって、本発明では、上記のような課題に鑑み、文字情報ではなく画像情報を用い、画像情報と行動履歴の情報とを組み合わせて、被認証者本人のみが記憶する被認証者の実際の行動に対応した画像の組み合わせをパスワードとし、このパスワードを自動的に生成かつ更新する本人認証システムを提供することを目的とする。
本発明の本人認証システムは、以下のような解決手段を提供する。
請求項1に記載の発明は、複数の画像により本人認証を行う本人認証システムであって、被認証者の識別情報と、前記被認証者の行動履歴を取得して記憶する行動履歴記憶部と、前記行動履歴に対応する認証用画像を取得して記憶する認証用画像記憶部と、前記行動履歴記憶部に記憶された行動履歴に対応した複数の認証用画像の組み合わせを抽出し、前記認証用画像とは異なる複数の虚偽画像を前記認証用画像と同時に被認証者の端末の認証画面に表示させる認証用画像生成部と、前記認証画面に表示された画像の選択を前記被認証者の端末から受け付けて、本人認証の可否を判定する本人認証部と、を備えることを特徴とする。
上記の構成によれば、被認証者の日々の行動を行動履歴記憶部に記録しておき、記録した行動それぞれに対応した画像を取得し、この取得した行動履歴に対応する画像と、行動履歴には対応しない虚偽画像をそれぞれ複数組み合わせて、認証画面に同時に表示する。被認証者が、この認証画面から、本人のみが知る自らの行動と合致する正しい画像の組み合わせを選択すると、本人認証がOKと判定される。このようにして、被認証者本人の行動履歴と画像を組み合わせた認証システムが実現できる。行動履歴に基づいた画像の組み合わせを認証パスワードとしているので、通常のパスワードのように文字列を記憶する必要がなく、かつパスワードを自分で登録/更新せずとも、被認証者の行動に応じて、認証パスワードとなる認証用画像も自動的に更新される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記本人認証部は、前記被認証者が前記認証画面において、前記行動履歴に記憶された前記被認証者の行動の順に対応する前記認証用画像を選択した場合に、本人認証完了と判定することを特徴とする。
上記の構成によれば、認証パスワードとしての画像を、その組み合わせを正しく選択しただけでは不十分で、その選択順序も考慮される。すなわち、被認証者が行動した順番に、それらの行動と対応する画像の順番も正しく選択したときのみに、本人認証がOKとなる。このようして、選択した画像の組み合わせが他人によって選択したものと偶然一致する確率を大幅に下げて、認証強度を高めることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記被認証者の携帯端末の現在位置を取得し、前記行動履歴記憶部に記憶する端末位置情報取得部と、前記端末位置情報取得部が取得した前記携帯端末の位置の画像である地点画像を取得する地点画像取得部と、を更に備え、前記認証用画像生成部は、前記取得された地点画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする。
上記の構成によれば、行動履歴として、被認証者の携帯端末の位置情報を取得し、被認証者の移動した地点の画像を随時取得しておく。そして、複数の地点の画像の組み合わせ及びその順番を認証パスワードとして用いる。このようにすることで、被認証者の行動履歴を簡単に収集することができ、被認証者にとっては自分が訪れた場所の画像(写真等)が認証パスワードとして用いられるので記憶が蘇りやすく選択がしやすい。
請求項4に記載の発明は、請求項3の発明において、前記認証用画像生成部は、前記取得された地点画像のうち、前記被認証者の移動方向に相当する方向から撮られた写真画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする。
上記の構成によれば、上記の地点画像は、被認証者が実際に移動した移動方向も考慮して抽出される。すなわち、同じ地点の複数の画像から、自らの移動方向に相当する画像(移動方向とほぼ同じ方向からみた画像)を正しく選択する必要がある。このようにすることで、認証強度を更に高めることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記被認証者のクレジットカード利用情報を取得し、前記行動履歴記憶部に記憶するクレジットカード利用情報取得部を更に備え、前記認証用画像生成部は、前記クレジットカード利用情報取得部が取得したクレジットカード利用情報に基づいて、クレジットカードを利用した店舗の画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする。
上記の構成によれば、被認証者がクレジットカードの会員である場合、そのクレジットカードを使った購買履歴を行動履歴として利用し、利用した店舗(加盟店)の画像を取得する。このようにして得られた店舗画像を認証用画像として抽出する。このようすることで、被認証者が実際に買い物をした店舗の画像を認証用画像として利用できるので記憶に残りやすい。
請求項6に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記被認証者のクレジットカード利用情報を取得し、前記行動履歴記憶部に記憶するクレジットカード利用情報取得部を更に備え、前記認証用画像生成部は、前記クレジットカード利用情報取得部が取得したクレジットカード利用情報に基づいて、クレジットカードで購入した商品の画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする。
上記の構成によれば、上記の場合と同様に、被認証者がクレジットカードの会員である場合、そのクレジットカードを使った購買履歴を行動履歴として利用し、購入した商品の画像を取得する。このようにして得られた商品画像を認証用画像として抽出する。このようにすることで、被認証者が実際に買った商品の画像を認証用画像として利用できるのでより記憶に残りやすい。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、前記被認証者のクレジットカードの会員属性を取得し、前記会員属性に応じて、前記認証画面に表示される前記認証用画像の数又は前記虚偽画像の種類を変更することを特徴とする。
上記の構成によれば、被認証者がクレジットカードの会員である場合、登録された会員属性(年齢、性別、住所等)によって、認証画面に表示する認証用画像の数又は虚偽画像の種類を変化させる。例えば、被認証者が高齢者のような場合、認証用画像の数を比較的少なくして誤入力を減らすことができる。また、例えば、被認証者が女性の場合、虚偽画像として表示する商品画像も女性が購入する可能性の高い商品のみに限定することができる。また、虚偽画像としての店舗画像も被認証者が住む地域の店舗の画像を中心にして用いることができる。このようにすることで、被認証者に適した認証画面を構成することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記被認証者がウェブサイトに投稿した画像、又はウェブサイトからダウンロードした画像の情報を含むサイト閲覧情報取得部を更に備え、前記認証用画像生成部は、前記投稿又はダウンロードされた画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする。
上記構成によれば、被認証者がアクセスしたウェブサイトの閲覧履歴を行動履歴として利用する。この場合、アクセスしたウェブサイトに被認証者が投稿した画像又はダウンロードした画像を認証用画像として用いることができる。特に無記名で投稿した画像や、ダウンロードした画像は、第三者に類推されにくく、認証用画像として適する。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記認証用画像生成部は、前記認証用画像を抽出するための前記行動履歴のパターンの選択を受け付けることを特徴とする。
上記構成によれば、行動履歴として用いるパターンを被認証者が随時選択することができる。このようにすることで、様々なパターンの行動履歴を被認証者が選択することができるので、行動履歴の偏りを防止して認証強度を更に高めたり、逆にシステムが収集する行動履歴を制限してプライバシーを保護したりすることができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の発明において、前記認証用画像は、静止画又は動画であることを特徴とする。
上記の構成によれば、認証用画像には静止画だけでなく動画も含めることができる。このようにすることで、移動履歴や購買履歴を行動履歴として用いる場合には、静止画だけでは判別しづらいような地点(特に移動方向を加味した場合)又は店舗の画像等を判別しやすくなり、また、ウェブサイトの閲覧履歴を行動履歴として用いる場合には、対象を動画専門のウェブサイトにも拡張することができる。
請求項11に記載の発明は、複数の画像により本人認証を行う本人認証方法であって、被認証者の識別情報と、前記被認証者の行動履歴を取得して記憶するステップと、前記行動履歴に対応する認証用画像を取得して記憶するステップと、前記記憶された認証用画像から前記被認証者の行動履歴に対応した複数の認証用画像の組み合わせを抽出するステップと、前記認証用画像とは異なる複数の虚偽画像を、前記認証用画像と同時に被認証者の端末の認証画面に表示させるステップと、前記認証画面に表示された画像の選択を前記被認証者の端末から受け付けて、本人認証の可否を判定するステップと、を有することを特徴とする。
上記請求項11に記載の発明は、請求項1に記載の本人認証システムを本人認証方法の発明と捉えたものであり、請求項1に記載の発明と同様な作用効果を奏する。
請求項12に記載の発明は、複数の画像により本人認証を行う本人認証プログラムであって、コンピュータに、被認証者の識別情報と、前記被認証者の行動履歴を取得して記憶するステップと、前記行動履歴に対応する認証用画像を取得して記憶するステップと、前記記憶された認証用画像から前記被認証者の行動履歴に対応した複数の認証用画像の組み合わせを抽出するステップと、前記認証用画像とは異なる複数の虚偽画像を、前記認証用画像と同時に被認証者の端末の認証画面に表示させるステップと、前記認証画面に表示された画像の選択を前記被認証者の端末から受け付けて、本人認証の可否を判定するステップと、を実行させることを特徴とする。
上記請求項12に記載の発明は、請求項1に記載の本人認証システム又は請求項11の本人認証方法を、コンピュータが実行する本人認証プログラムの発明と捉えたものであり、請求項1又は請求項11に記載の発明と同様な作用効果を奏する。
本発明によれば、被認証者本人のみが記憶する被認証者の行動に対応した画像の組み合わせを、パスワードとして自動的に生成かつ更新することができる本人認証システムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る本人認証システムの構成と機能ブロックを示す図である。 移動履歴DB102,クレジットカード利用履歴DB105,サイト閲覧履歴DB107に格納されるデータの具体例を示す図である。 被認証者端末200のサイト閲覧履歴記憶部202、撮像画像記憶部203に格納されるデータの具体例を示す図である。 認証用画像生成処理のフローを示す図である。 本人認証処理のフローを示す図である。 行動履歴パターン選択画面の一例を示す図である。 認証画面の一例を示す図である。 認証画面の別の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号又は符号を付している。
図1は、本発明の一実施形態に係る本人認証システムの構成と機能ブロックを示す図である。図2は、移動履歴DB102,クレジットカード利用履歴DB105,サイト閲覧履歴DB107に格納されるデータの具体例を示す図である。図3は、被認証者端末200のサイト閲覧履歴記憶部202、撮像画像記憶部203に格納されるデータの具体例を示す図である。以下、図1〜図3をまとめて説明する。
本実施形態の本人認証システムは、中核となる本人認証サーバ100が、被認証者端末200と、地図情報提供システム300と、加盟店システム400と、クレジットカード会社システム500とにそれぞれネットワークで接続されて構成される。
本人認証サーバ100は、被認証者が被認証者端末200を用いて他のシステムに対する認証を受ける際に、最初にアクセスするサーバであり、独立して構成してもよいし、他のシステムに組み込まれて構成してもよい。例えば、クレジットカードのシステムにログインするための認証は、本人認証サーバ100が、クレジットカード会社システム500に組み込まれて認証を行うようにしてもよい。本人認証サーバ100の機能については、後で詳しく説明する。
被認証者端末200は、認証を受けようとする被認証者が所持する一又は複数の端末であり、被認証者が携帯する携帯端末(携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等)を少なくとも一つ含むものとする。被認証者端末200は、機能構成として、GPS(Global Positioning System)等の自らの位置情報を取得する位置情報取得部201(携帯端末の場合)、ブラウザ等に組み込まれるサイト閲覧履歴記憶部202、内蔵カメラでの撮影した画像を保存する撮像画像記憶部203、表示部204を含む。
被認証者端末200のサイト閲覧履歴記憶部202には、図3上段で示すように、閲覧したウェブサイトと、その際にアクセス(アップロード又はダウンロード)した画像データを日時情報とともに記憶している。また、撮像画像記憶部203には、図3下段で示すように、撮影した画像(写真又はビデオ)とその画像を外部に送信した日時情報を保存している。なお、「画像」とは、特に断らない限り、静止画だけでなく動画を含み、写真、絵画、イラスト、スケッチ、図形、シンボル、ビデオ、アニメーションを意味する。
地図情報提供システム300は、主として、地図及び地図に関連する情報を提供するサービス事業者のシステムであり、地図上の位置に対応付けて、商業施設、公共施設等の建物、交差点等ある地点からみた景観である地点画像を格納する地点画像情報DB301を備える。加盟店システム400は、クレジットカードの加盟店側のシステムであり、主に、店舗情報(店舗の場所、アクセス、店舗画像を含む)を格納する店舗情報401と、その店舗で取り扱う商品の情報(商品画像を含む)を格納する商品情報DB402とを備える。
本人認証サーバ100は、処理部として、端末位置情報取得部101、地点画像取得部103、クレジットカード利用情報取得部104、サイト閲覧情報取得部106、店舗画像/商品画像取得部109、認証用画像生成部110、本人認証部111を含む。また、各処理部が必要なデータや処理した結果を格納するデータベースとして、移動履歴DB102、クレジットカード利用履歴DB105、サイト閲覧履歴DB107、加盟店DB108、認証用画像DB112(認証用画像記憶部)を備える。移動履歴DB102、クレジットカード利用履歴DB105,サイト閲覧履歴DB107は、いずれも被認証者の行動履歴を示す情報を格納するデータベースであり、それぞれを特に区別する必要のない場合は、総じて行動履歴記憶部120と呼ぶことにする。
端末位置情報取得部101は、GPS等の位置情報取得手段を備えた携帯型の被認証者端末200から、その端末の位置情報を随時取得する。位置情報を取得するタイミングは、端末の電源オン後、予め端末側で設定した時間間隔(例えば、数分〜数十分間隔)で取得することを基本とするが、加えて、端末が所定時間静止しているとき、あるいは、端末側で所定の操作(電話操作をする、メール操作をする、ウェブサイトを閲覧する、アプリを呼び出す、内蔵カメラで写真を撮る等)を行ったときに、位置情報を取得するようにしてもよい。取得した端末の位置情報(具体的には、緯度及び経度、場合によっては高度を含む)は、被認証者IDごとに、取得された日時情報と共に、移動履歴DB102の移動履歴テーブル102aに格納される(図2(a)参照)。
地点画像取得部103は、地図情報提供システム300の地点画像情報DB301から、地点の画像情報を取得する。ここでいう地点とは、ビル、店舗、交差点、駅、インターチェンジ、橋等、道路上又は特定の場所から見て位置情報の目印となるような施設又は地形がある場所をいう。ある地点の画像は、主に写真であるが、スケッチまたはイラストであってもよい。なお、それぞれの地点の画像は、一つではなく異なる角度からみた複数の画像を含んでいることが好ましい。地点画像は、このようにして外部システムから取得した画像の他、被認証者自身が撮影または入手した画像を含めることができ、いずれの場合にも認証用画像DB112に「所定期間」保存される。ここで、「所定期間」とは、認証のための行動履歴として使用する期間(DBに保存される期間)を意味し、例えば、直近の1週間、1ケ月のように、あるいはX月X日からY月Y日までのように、被認証者が自由に設定することができる。このようにすることで、意図しない行動履歴すべてがシステムに保管されてしまうことを防げる。
クレジットカード利用情報取得部104は、被認証者が利用しているクレジットカード会社のシステムから、被認証者のクレジットカードの利用履歴を所定期間、クレジットカード利用履歴DB105に保存する。クレジットカード利用履歴DB105には、クレジットカード利用履歴テーブル105aが含まれ、被認証者IDごとに、カード利用日時、カード利用店舗のIDが含まれる(図2(b)参照)。クレジットカード利用履歴テーブル105aには、クレジットカードNOやその他の情報も格納することが可能であるが、プライバシー保護の観点からは必要最小限のデータのみとする。
サイト閲覧情報取得部106は、被認証者がインターネット上のブログ、SNS、オークション等のウェブサイトに画像を投稿(アップロード)した際、又は画像をダウンロードした際の画像を含む情報を、被認証者端末200のサイト閲覧履歴記憶部202及び撮像画像記憶部203から取得して、サイト閲覧履歴DB107に所定期間保存する。サイト閲覧履歴DB107には、投稿履歴テーブル107a及びダウンロード履歴テーブル107bが格納され、被認証者ID(被認証者識別情報)ごとに、投稿日時又はダウンロード日時、投稿先サイト又はダウンロード先サイト、投稿画像ファイル又はダウンロード画像ファイルが含まれる(図2(c)参照)。画像の投稿日時は、被認証者端末200から画像をウェブサイトに送信した日時の記録を用いるものとする。なお、投稿画像ファイルそのものは、認証用画像DB112に直接格納してもよい。また、サイト閲覧情報取得部106は、被認証者がウェブサイトにアクセスせずに、自らが撮影した画像を認証用画像DB112に格納する機能も有する。なお、このように投稿した画像やダウンロードした画像を認証用画像として使用する場合は、第三者に類推されにくくするために、無記名または別名で行うことが望ましい。
店舗画像/商品画像取得部109は、クレジットカード利用履歴DB105に格納された加盟店ID(加盟店識別情報)と加盟店DB108に基づいて、被認証者がクレジットカードを利用して買物をした際の加盟店の店舗画像、及び/又は購入した商品の画像を、加盟店システム400の店舗情報DB401、商品情報DB402から取得する。店舗画像又は購入した商品の画像は、被認証者自身が撮影または入手した画像を認証用画像DB112に保管してもよい。なお、加盟店が店舗をもたないネット専門ショップの場合は、店舗画像として、ロゴマーク等の店舗を識別できる画像を用いてもよい。
認証用画像生成部110は、地点画像取得部103が取得した地点画像、店舗画像/商品画像取得部109が取得した店舗画像又は商品画像、サイト閲覧情報取得部106が取得した被認証者が投稿又はダウンロードした画像のいずれかから、被認証者の実際の行動に対応する画像の組み合わせを抽出する。具体例は後述するが、本システムの認証方法では、認証画面に複数の画像を縦横マトリクス状に配置して、被認証者端末200の表示部204に表示させ、被認証者が表示された複数の画像の中から、自分自身の実際の行動と対応した画像を、記憶に基づいて正しく選択した場合にのみ本人認証OKと判定する。画像の組み合わせだけでなく、行動した順に対応する画像を選択させるようにしてもよい。
ここで認証画面に表示される画像には、被認証者の実際の行動に対応した画像(正解画像)と、被認証者の行動とは無関係な画像(虚偽画像)が含まれる。正解画像には、被認証者が実際に訪れた地点の画像、クレジットカードで実際に購入した際に利用した店舗の画像又は購入した商品の画像、ウェブサイトで実際にアップロード又はダウンロードした画像が含まれる。虚偽画像は、正解画像取得の際に、正解画像と類似した画像を取得してもよいし、あらかじめ認証用画像DB112に用意されたものを利用してもよい。本実施形態では、正解画像、虚偽画像ともに認証用画像DB112に格納されるものとしている。
本人認証部111は、画面に表示された複数の画像のうち、被認証者が正解画像を正しく選択した場合にのみ認証OKと判定する。例えば、被認証者が所定期間(例えば、この場合は直近の1ケ月程度)にクレジットカードで購入した商品が、「靴」、「洋服」、「パソコン」、「バック」であったとすると、認証画面でこれらの商品の画像を購入した順に正しく選択した場合にのみ認証OKとし、一つでも間違って画像を選択したり、順番を間違えた場合には、認証NGとする。もちろん、選択する画像の数(通常は4〜8個程度)は、被認証者の設定により変更可能としてもよいし、後述するように被認証者の会員属性によって自動的に変動させるようにしてもよい。一般に、選択する画像の数が多いほど、また行動履歴として使用する期間が長いほど、認証強度は高くなるが、逆に被認証者の記憶違いによる誤選択が多くなるので、選択する画像の数と行動履歴として使用する期間の長さは、反比例させることが望ましい。なお、プライバシー保護の観点から、上記の行動履歴として使用する期間を過ぎた行動履歴の情報は、順次消去することが望ましい。
上記で説明した本人認証サーバ100の機能構成は、あくまで一例であり、一つの機能部(処理部及びデータベース)を更に分割してもよいし、あるいは複数の機能部をまとめて一つの機能部として構成してもよい。各機能部は、コンピュータに内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)又はハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、CPUにより実行されたコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インターフェース装置等)を制御することによって実現される。また、本発明の実施形態におけるデータベース(DB)は、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
図4は、認証用画像生成処理のフローを示す図である。本人認証サーバ100の認証用画像生成部110は、認証を受けようとする被認証者に、認証に用いる行動履歴のパターンを選択させたうえで、以下の処理ステップを実行する。
まず、ステップS10において、被認証者によって選択された行動履歴のパターンをチェックする。行動履歴パターンが移動履歴の場合は、ステップS11へ購入履歴の場合は、ステップS13へ、サイト閲覧履歴の場合は、ステップS17へそれぞれ進む。もちろん、これ以外の行動履歴を追加することもできる。例えば、被認証者が通った小学校、中学校、高校等の学校の修学履歴を登録しておき、それぞれの学校の正門の写真やそれぞれの修学旅行の写真を認証用画像として用いることも可能である。あるいは、社会人の場合、職歴を登録しておき、それぞれの職場の写真やそれぞれの社員旅行等の写真を認証用画像として用いることもできる。
移動履歴の場合、ステップS11において、移動履歴DBより所定期間に被認証者が訪れた地点の画像を日時の順に複数抽出する。ここでは、所定期間及び抽出する地点の数は、被認証者によって予め設定された値とする。所定期間は、移動履歴が被認証者の記憶に残る数時間前から数週間前程度の期間とすることが望ましい。また、抽出する地点の数は、パスワードの桁数に相当するので被認証者が求める認証強度によって設定させる。なお、特に図示していないが、移動履歴に記録された地点をすべて抽出するのではなく、移動地点の種類を指定できるようにしてもよい。例えば、移動地点の種類を「通勤経路」と指定すると、予め登録しておいた自宅及び勤務先の住所と、位置情報に記録された日時を基にして、「通勤途中」に通過した交差点などの特定の地点のみを抽出する。また、移動地点の種類を「旅行」や「出張」と指定すると、自宅や勤務先のある地域以外の地点を抽出する。あるいは、抽出する地点を一定回数以上訪れたことのある地点のみを抽出するようにしてもよい。1回や2回しか訪れたことがなく、特に特徴のない地点は記憶に残りにくいからである。
移動履歴の場合、次にステップS12において、抽出したそれぞれの地点の位置情報を用いて、移動履歴から抽出した地点の正解画像、及び抽出した地点とは異なる地点の画像(虚偽画像)を認証用画像DB112から取得する。例えば、交差点ごとに複数の角度からの画像を取得しておき、被認証者の移動する方向にほぼ一致する方角から撮った交差点の写真を正解画像とし、それ以外を虚偽画像として採用するようにしてもよい。
ステップS12の処理が終わると、ステップS19に移り、取得した正解画像と虚偽画像をマトリクス状にランダムに配置し、最後にステップS20において、被認証者端末に送信して認証用画像生成処理は終了する。
行動履歴に購買履歴を用いる場合には、ステップS13〜S16の処理を実行する。まず、ステップS13において、クレジットカード利用履歴DB105より、所定期間の購買情報を複数抽出する。この場合の所定期間は、移動履歴の場合より多少長く設定してもよい。通常、購買履歴は、移動履歴ほど頻繁に更新されるものではないからである。
購買履歴の場合、次にステップS14において、被認証者の選択にしたがって、購入した店舗の画像を用いるか、購入した商品の画像を用いるかを判断する。店舗画像を用いる場合(ステップS14:Y)は、ステップS15に進み、認証用画像DB112から、実際に商品を購入した店舗の画像(正解画像)と関係のない店舗の画像を虚偽画像として取得する。商品画像を用いる場合(ステップS14:N)は、ステップS16に進み、クレジットカード利用履歴DBを参照して、認証用画像DB112から、購入した商品の画像(正解画像)及び関係のない商品の虚偽画像を取得する。正解画像は、被認証者が実際に訪れた店舗の画像や買った商品の画像を利用できるので記憶に残りやすい。なお、店舗画像及び商品画像は、加盟店システム400から店舗画像/商品画像取得部109によって認証用画像DB112に格納されているものとする。以後の処理(ステップS19以降)は、移動履歴の場合と同様である。
なお、特に図示していないが、被認証者がクレジットカード会員である場合には、登録された会員属性(年齢、性別、住所等)によって、表示される認証用画像の属性を自動的に変更するようにしてもよい。例えば、被認証者が高齢者の場合、表示される認証用画像の数を比較的少なくしたり、表示される認証用画像の大きさを変更したりして見やすくするようにしてもよい。このようにすることで、被認証者設定の項目を少なくすることができる。また、購買履歴を用いる場合は、被認証者属性によって、虚偽画像として用いる店舗や購入商品の画像を考慮することができる。例えば、被認証者が女性の場合、虚偽画像も女性が購入する可能性の高い商品の画像(衣類、服飾品、食品等)に限定するようなことができる。すなわち、年齢や性別に不相応と考えられる店舗や商品の画像は、虚偽画像として採用しないようにできる。このことは、移動履歴や次に述べるサイト閲覧履歴の場合であっても同様である。移動履歴の場合には、特に被認証者の住所や移動した場所の時間帯が考慮される。あるいは、場所や時間帯によって認証強度を変化させてもよい。
行動履歴にサイト閲覧履歴を用いる場合は、ステップS17〜S18の処理を実行する。まず、ステップS17において、サイト閲覧履歴DB107より所定期間の閲覧サイトを複数抽出する。例えば、自分のブログやFacebook(登録商標)のようなSNSサイトに写真を投稿した場合は、そのサイト名と画像ファイル名が日時情報ともに抽出される。ただし、閲覧したすべてのウェブサイトを抽出するのではなく、画像を投稿(アップロード)又はダウンロードしたウェブサイトのみを抽出する。また、抽出するウェブサイトの種類を限定してもよい。或いは、被認証者端末200のサイト閲覧履歴記憶部202に特定のウェブサイト以外の情報は記録しないようにしてもよい。このようにすることで、他人に、自分が閲覧したウェブサイトをすべて知られる可能性をなくすことができる。なお、このサイト閲覧履歴を用いる場合の所定期間には、記憶に残り得る比較的短めの期間を設定することが望ましい。長時間経過した後のウェブサイトの閲覧は記憶に残りづらいからである。
サイト閲覧履歴の場合、次にステップS18において、抽出したそれぞれのウェブサイトに投稿又はだダウンロードした画像データを、サイト閲覧履歴DB107を参照して認証用画像DB112から取得する。以降の処理(ステップS19以降)は、移動履歴、購買履歴の場合と同じである。このようにサイト閲覧履歴を用いることで、ブログに投稿した画像やダウンロードした画像を認証用画像として利用したり、オークションサイトに出品したり落札した場合は、その商品画像を認証用画像として用いることができる。もちろん、投稿する画像又はダウンロードされる画像は、動画であってもよい。なお、被認証者がクレジットカードの会員である場合には、会員属性によって不相応と判断されるものは虚偽画像として採用しないのは同様である。
図5は、本人認証処理のフローを示す図である。本フローは、本人認証サーバ100の本人認証部111が実行する処理ステップである。
本人認証部111は、まずステップS20において、行動履歴記憶部120(移動履歴DB102,クレジットカード利用履歴DB105,サイト閲覧履歴DB107のいずれか)より、正解画像番号とその選択順序を取得する。次にステップS21において、被認証者端末200から入力された画像番号とその選択順序を受信する。例えば、認証用画像が5×5のマトリクスで画面に表示されるとすると、表示された各画像を画面上のマトリクス上の位置に対応した1〜25の番号で表すことにする。そして、被認証者が画面上で選択した画像番号が、1−3−11−25の順であったとすると、この「1−3−11−25」の文字列を認証パスワードとして受信する。この認証パスワードは、被認証者の行動履歴と画面表示のパターンによって毎回変化させるのはいうまでもない。
次に、ステップS22において、受信した認証パスワードの文字列が、正解の画像番号の組み合わせ及びその選択順序に完全に一致した場合(ステップS22:Y)にのみ、認証OKと判定する(ステップS23)。完全に一致しない場合は、認証NGとなる(ステップS24)。
図6は、行動履歴パターン選択画面の一例を示す図である。既に述べたように、認証に用いる行動履歴の種類(パターン)は被認証者が選択することができる。図示する行動履歴パターン選択画面600は、行動履歴のどのパターンを用いるかを選択するための画面である。この行動履歴パターン選択画面600は、認証を受ける際に毎回表示させるようにしてもよいが、被認証者が明示的に変更するまでは同じパターンを使用するようにしてもよい。ただし、被認証者が同じパターンを一定期間以上使っている場合には、変更を促すようにする。
ここで選択した行動履歴パターンに従い、以降の認証画面では、選択された行動履歴パターンに従った画像が認証用画像として表示される。また、複数のパターンを選択してもよいものとする(その場合は、認証画面が複数回表示される)。このようにすることで、認証用画像に用いるための行動履歴を被認証者が選択することができるので、行動履歴の偏りを防止して認証強度を更に高めたり、逆にシステムが収集する行動履歴を制限して一定のプライバシーを確保したりすることができる。
図7は、認証画面の一例を示す図である。ここでは、行動履歴パターンとして通勤経路を選択した場合の認証画面を示している。図示するように、ここでは地点画像として交差点の写真を用いている。被認証者が認証を要求すると、認証画面610が表示され、被認証者が直近に通過した通勤経路上にある交差点を通過した順に選択すると、認証画面620で示すように、選択順序が矢印と番号で表示されるようにしてもよい。
なお、既に述べたように、正解となる交差点の画像は、被認証者が実際に移動した方向も加味されるようにしてもよい。すなわち、同じ通勤経路の交差点の画像でも、行きと帰りでは正解画像が異なることになる。したがって、朝出社後に認証した場合と、夜帰宅後に認証した場合では、正解となる交差点の画像及びその選択順序が異なることになる。この移動方向をより明確に表示させるために、交差点の画像を静止画でなく、短時間の動画を含むようにしてもよい。また、同じ通勤経路でも毎日通る交差点を被認証者が意図的に変えるようにすれば、そのつど正解画像が変わることになる。このようにすることで、たとえ日常の通勤経路であっても、他人からの類推を困難にし、セキュリティの強化につながる。
また、車通勤の場合は、交差点の写真だけでなく、有料道路の料金所の写真などを認証用画像に加えてもよい。移動の際に通過した料金所は、被認証者端末200の位置情報からだけでなく、ETC(Electronic Toll Collection System)カードの使用履歴からも特定することができる。
図8は、認証画面の別の一例を示す図である。図示する認証画面630,640では、購入した商品の画像を認証用画像に用いた例を示している。すでに述べたように、被認証者がクレジットカードの会員の場合には、認証画面に表示されるマトリクスの大きさ(この例では4×4)や選択すべき画像の数(この例では5)が、会員属性によって自動的に決定することもできる。また、表示される虚偽画像も被認証者の属性に適したものが表示されるようにもできる。図8の例では、被認証者が女性であるため、通常男性が購入するような商品は、虚偽画像から除かれている。また、前述した所定期間の設定は、直近ではなく、例えば盆暮正月など買物を比較的よく行うような期間に設定してもよい。このようにすることで、被認証者一人一人の属性に適した認証画面を構成することができる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
100 本人認証サーバ
101 端末位置情報取得部
102 移動履歴DB
102a 移動履歴テーブル
103 地点画像取得部
104 クレジットカード利用情報取得部
105 クレジットカード利用履歴DB
105a クレジットカード利用履歴テーブル
106 サイト閲覧情報取得部
107 サイト閲覧履歴DB
107a 投稿履歴テーブル
107b ダウンロード履歴テーブル
108 加盟店DB
109 店舗画像/商品画像取得部
110 認証用画像生成部
111 本人認証部
112 認証用画像DB
120 行動履歴記憶部
200 被認証者端末
201 位置情報取得部
202 サイト閲覧履歴記憶部
202a サイト閲覧履歴テーブル
203 撮像画像記憶部
203a 撮像画像履歴テーブル
204 表示部
300 地図情報提供システム
301 地点画像情報DB
400 加盟店システム
401 店舗情報DB
402 商品情報DB
500 クレジットカード会社システム
600 行動履歴パターン選択画面
610,620,630,640 認証画面

Claims (12)

  1. 複数の画像により本人認証を行う本人認証システムであって、
    被認証者の識別情報と、前記被認証者の行動履歴を取得して記憶する行動履歴記憶部と、
    前記行動履歴に対応する認証用画像を取得して記憶する認証用画像記憶部と、
    前記行動履歴記憶部に記憶された行動履歴に対応した複数の認証用画像の組み合わせを抽出し、前記認証用画像とは異なる複数の虚偽画像を前記認証用画像と同時に被認証者の端末の認証画面に表示させる認証用画像生成部と、
    前記認証画面に表示された画像の選択を前記被認証者の端末から受け付けて、本人認証の可否を判定する本人認証部と、
    を備えることを特徴とする本人認証システム。
  2. 前記本人認証部は、前記被認証者が前記認証画面において、前記行動履歴に記憶された前記被認証者の行動の順に対応する前記認証用画像を選択した場合に、本人認証完了と判定することを特徴とする請求項1に記載の本人認証システム。
  3. 前記被認証者の携帯端末の現在位置を取得し、前記行動履歴記憶部に記憶する端末位置情報取得部と、
    前記端末位置情報取得部が取得した前記携帯端末の位置の画像である地点画像を取得する地点画像取得部と、
    を更に備え、
    前記認証用画像生成部は、前記取得された地点画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする請求項2に記載の本人認証システム。
  4. 前記認証用画像生成部は、前記取得された地点画像のうち、前記被認証者の移動方向に相当する方向から撮られた写真画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする請求項3に記載の本人認証システム。
  5. 前記被認証者のクレジットカード利用情報を取得し、前記行動履歴記憶部に記憶するクレジットカード利用情報取得部を更に備え、
    前記認証用画像生成部は、前記クレジットカード利用情報取得部が取得したクレジットカード利用情報に基づいて、クレジットカードを利用した店舗の画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする請求項2に記載の本人認証システム。
  6. 前記被認証者のクレジットカード利用情報を取得し、前記行動履歴記憶部に記憶するクレジットカード利用情報取得部を更に備え、
    前記認証用画像生成部は、前記クレジットカード利用情報取得部が取得したクレジットカード利用情報に基づいて、クレジットカードで購入した商品の画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする請求項2に記載の本人認証システム。
  7. 前記被認証者のクレジットカードの会員属性を取得し、前記会員属性に応じて、前記認証画面に表示される前記認証用画像の数又は前記虚偽画像の種類を変更することを特徴とする請求項5又は6に記載の本人認証システム。
  8. 前記被認証者がウェブサイトに投稿した画像、又はウェブサイトからダウンロードした画像の情報を含むサイト閲覧情報取得部を更に備え、
    前記認証用画像生成部は、前記投稿又はダウンロードされた画像から、前記認証用画像の組み合わせを抽出することを特徴とする請求項2に記載の本人認証システム。
  9. 前記認証用画像生成部は、前記認証用画像を抽出するための前記行動履歴のパターンの選択を受け付けることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の本人認証システム。
  10. 前記認証用画像は、静止画又は動画であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の本人認証システム。
  11. 複数の画像により本人認証を行う本人認証方法であって、
    被認証者の識別情報と、前記被認証者の行動履歴を取得して記憶するステップと、
    前記行動履歴に対応する認証用画像を取得して記憶するステップと、
    前記記憶された認証用画像から前記被認証者の行動履歴に対応した複数の認証用画像の組み合わせを抽出するステップと、
    前記認証用画像とは異なる複数の虚偽画像を、前記認証用画像と同時に被認証者の端末の認証画面に表示させるステップと、
    前記認証画面に表示された画像の選択を前記被認証者の端末から受け付けて、本人認証の可否を判定するステップと、
    を有することを特徴とする本人認証方法。
  12. 複数の画像により本人認証を行う本人認証プログラムであって、
    コンピュータに、
    被認証者の識別情報と、前記被認証者の行動履歴を取得して記憶するステップと、
    前記行動履歴に対応する認証用画像を取得して記憶するステップと、
    前記記憶された認証用画像から前記被認証者の行動履歴に対応した複数の認証用画像の組み合わせを抽出するステップと、
    前記認証用画像とは異なる複数の虚偽画像を、前記認証用画像と同時に被認証者の端末の認証画面に表示させるステップと、
    前記認証画面に表示された画像の選択を前記被認証者の端末から受け付けて、本人認証の可否を判定するステップと、
    を実行させることを特徴とする本人認証プログラム。
JP2013022198A 2013-02-07 2013-02-07 行動履歴に対応する画像を利用した本人認証システム、認証方法、及び認証プログラム Active JP6021264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022198A JP6021264B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 行動履歴に対応する画像を利用した本人認証システム、認証方法、及び認証プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013022198A JP6021264B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 行動履歴に対応する画像を利用した本人認証システム、認証方法、及び認証プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014153859A JP2014153859A (ja) 2014-08-25
JP6021264B2 true JP6021264B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=51575689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013022198A Active JP6021264B2 (ja) 2013-02-07 2013-02-07 行動履歴に対応する画像を利用した本人認証システム、認証方法、及び認証プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6021264B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11481481B2 (en) 2018-09-25 2022-10-25 Fujifilm Business Innovation Corp. Information processing apparatus, non-transitory computer readable medium storing program, and information processing system

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9977892B2 (en) * 2015-12-08 2018-05-22 Google Llc Dynamically updating CAPTCHA challenges
JP2019067025A (ja) * 2017-09-29 2019-04-25 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP7230299B2 (ja) * 2019-01-21 2023-03-01 株式会社日本総合研究所 Snsに投稿された画像から商品情報を取得するためのカード会社システム、端末のプログラム、snsシステム及び方法
CN111666543A (zh) * 2020-05-08 2020-09-15 武汉文华众创空间管理有限公司 一种基于用户输入习惯的身份认证码生成系统及方法
KR102252857B1 (ko) * 2020-06-24 2021-05-14 윤성민 거래내역을 이용한 동일성인증 시스템 및 그 방법

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008059182A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Matsushita Electric Ind Co Ltd 認証装置および認証方法
JP2008158683A (ja) * 2006-12-21 2008-07-10 Hitachi Software Eng Co Ltd 認証システム
JP2008181417A (ja) * 2007-01-25 2008-08-07 Victor Co Of Japan Ltd ビデオカメラ
JP5142195B2 (ja) * 2007-10-04 2013-02-13 国立大学法人電気通信大学 個人認証方法,個人認証システム,個人認証方法をコンピュータに実行させるための個人認証プログラムおよび該プログラムを記録した個人認証プログラム記憶媒体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11481481B2 (en) 2018-09-25 2022-10-25 Fujifilm Business Innovation Corp. Information processing apparatus, non-transitory computer readable medium storing program, and information processing system

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014153859A (ja) 2014-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11048941B2 (en) Imaging device and information acquisition system in which an acquired image and associated information are held on a display
JP6021264B2 (ja) 行動履歴に対応する画像を利用した本人認証システム、認証方法、及び認証プログラム
CN105229485B (zh) 多因素位置验证方法
US8090351B2 (en) Geographical location authentication method
US20170149758A1 (en) Identity confirmation method and identity confirmation system
JP5565817B2 (ja) 地理的な位置に関するデータを共有するための方法、システム、端末装置、サーバ装置およびプログラム
KR20120087222A (ko) 방문 기념 스탬프 제공 시스템 및 그 방법
JP5638593B2 (ja) 管理装置、会員管理プログラム、会員管理方法、サービス提供装置、会員カード管理プログラム及び会員管理システム
JPWO2011136341A1 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、情報提供処理プログラム、及び情報提供処理プログラムを記録した記録媒体
KR20100099843A (ko) 온라인 통합 쇼핑서비스 시스템 및 온라인 통합 쇼핑서비스방법
US10992661B2 (en) Method for connecting a mobile terminal with a server of a service provider via an operator platform
KR20180076887A (ko) 한복 대여 및 한복 관련 콘텐츠 제공 시스템 및 방법
WO2017149777A1 (ja) スペース貸出システム、スペース貸出方法及びプログラム
US20160148305A1 (en) Movement based shopping
JP2014038396A (ja) 入力欄への入力支援方法及び入力支援プログラム
JP2022103188A (ja) 周辺情報表示装置、その方法及びプログラム
KR101758712B1 (ko) 영수증 관리 방법 및 이를 위한 장치
KR20160149184A (ko) 본인 인증을 이용한 콘텐츠 공유 방법, 사용자 단말기, 서버 및 컴퓨터 프로그램
JP5554456B1 (ja) コンテンツ提供システム、コンテンツ提供装置、コンテンツ閲覧端末及びコンテンツ閲覧用プログラム
JP6912908B2 (ja) 情報処理装置、情報処理システム、及びプログラム
KR101638998B1 (ko) 게시글 관리 방법, 장치 및 컴퓨터 판독 가능한 기록 매체
KR101579968B1 (ko) 위치 정보를 활용한 방문지 콘텐츠 저장 시스템
JP2014010478A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP6621228B1 (ja) プログラム、情報処理装置、情報処理方法、及び情報処理システム
KR20120013108A (ko) Sns 정보 알림 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151104

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160831

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160927

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161003

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6021264

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250