JPWO2017122283A1 - 印刷装置および印刷方法 - Google Patents

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Abstract

この印刷装置(100)は、マスク(M)上を印刷方向に移動されることにより、マスク上の粘性材(Sp)を基板(P)に印刷するスキージ(31)と、印刷動作後、粘性材からスキージを離間させる動作を行わせる制御部(6)と、を備える。そして、印刷装置は、粘性材の物性値情報、および離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて、スキージの離間速度を決定するように構成されている。

Description

この発明は、印刷装置および印刷方法に関し、特に、マスク上の粘性材を基板に印刷する印刷装置および印刷方法に関する。
従来、マスク上の粘性材を基板に印刷する印刷装置が知られている。このような印刷装置は、たとえば、特許5150092号公報に開示されている。
上記特許5150092号公報には、複数の貫通孔が形成されたスクリーン(マスク)を保持するスクリーン保持装置と、スクリーン上のはんだ(粘性材)を回路基板に印刷するスキージユニットとを備えるスクリーン印刷機(印刷装置)が開示されている。スキージユニットには、薄い板状のスキージが設けられている。このスクリーン印刷機では、スキージがスクリーンに接触した状態で、スキージがスクリーンに沿って移動されることにより、スクリーン上のはんだが複数の貫通孔を介して回路基板に印刷される。印刷の際、スクリーン上のはんだは、ローリングされながら移動されるため、ロール形状のはんだ(はんだロール)を形成する。このスクリーン印刷機では、はんだの印刷が終了すると、スキージは、予め設定された離間速度ではんだロールから離間される。
特許5150092号公報
ここで、離間速度が速過ぎる場合には、スキージに付着してはんだロールから引き出されるはんだ量が増加するため、引き出された後はんだロールに向けて倒れるはんだが増加する。このため、はんだロールから引き出された後はんだロールに向けて倒れたはんだと、はんだロールとの間に空気層が形成されやすくなる。この場合、次の回路基板への印刷の際に、形成された空気層がはんだロールに巻き込まれてしまうため、この空気の巻き込みに起因して、基板にはんだを安定して印刷することができないという不都合が生じる。このような空気の巻き込みが生じる離間速度は、はんだの種類やはんだの状態によって変動する。このため、予め設定された離間速度でスキージが駆動される上記特許5150092号公報に記載のスクリーン印刷機では、はんだ(粘性材)の種類が異なる場合や、はんだの状態が異なる場合などには、適切な離間速度でスキージを駆動することができずに、空気の巻き込みが生じる場合があるという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安定して印刷することが可能な印刷装置および印刷方法を提供することである。
この発明の第1の局面による印刷装置は、印刷パターンを有するマスク上を印刷方向に移動されることにより、マスク上の粘性材を基板に印刷するスキージと、基板への粘性材の印刷動作後、粘性材からスキージを離間させる動作を行わせる制御部と、を備え、粘性材の物性値情報、または離間したスキージへの粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を決定するように構成されている。
この発明の第1の局面による印刷装置では、上記のように、粘性材の物性値情報、または離間したスキージへの粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を決定するように印刷装置を構成する。これにより、粘性材の物性値情報に基づいてスキージの離間速度を決定する場合には、粘性材の種類が異なる場合に、粘性材の種類に応じた適切な離間速度を決定することができる。また、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいてスキージの離間速度を決定する場合には、粘性材の状態が異なる場合に、実際の粘性材の状態に応じた適切な離間速度を決定することができる。したがって、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安定して印刷することができる。
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、粘性材の物性値情報に基づいて、離間速度の初期値を決定するように構成されている。このように構成すれば、印刷開始時から、適切な離間速度を決定しておくことができるので、印刷開始時から、適切な離間速度でスキージを駆動することができる。また、粘性材の物性値情報に基づいて離間速度の初期値が決定されるので、ユーザが離間速度の初期値を決定(入力)する必要がある場合と異なり、熟練したユーザでなくとも、適切な離間速度の初期値を容易に決定することができる。
この場合、好ましくは、粘性材の物性値情報に基づいて決定された離間速度の初期値を、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて調整して、スキージの離間速度を決定するように構成されている。このように構成すれば、粘性材の物性値情報に基づいて決定された適切な離間速度を、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて調整することができるので、より適切な離間速度を決定することができる。
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、粘性材の物性値情報は、粘性材の粘度に関する情報、または粘性材のチクソトロピー指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方を含む。ここで、粘性材からスキージを離間させる動作において、スキージからの粘性材の切れやすさは、粘性材の粘度および粘性材のチクソトロピー指数に大きく依存する。したがって、上記のように構成すれば、粘性材の切れやすさに大きく寄与する粘性材の粘度に関する情報、または粘性材の切れやすさに大きく寄与する粘性材のチクソトロピー指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、より一層適切な離間速度を決定することができる。
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、離間したスキージへの粘性材の付着量と付着量のしきい値との差に応じて、スキージの離間速度を調整して決定するように構成されている。このように構成すれば、実際の粘性材の状態を反映して離間速度を決定することができるので、実際の粘性材の状態に応じた適切な離間速度を容易に決定することができる。
この場合、好ましくは、印刷方向と略直交する方向の幅が互いに異なる複数のスキージを使用可能に構成されており、付着量のしきい値は、スキージの印刷方向と略直交する方向の幅に応じて設けられている。このように構成すれば、印刷方向と略直交する方向の幅が互いに異なる複数のスキージを交換して使用する場合にも、各スキージの幅に応じて適切な離間速度を決定することができる。
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、粘性材の物性値情報、または離間したスキージへの粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に加えて、マスク上の粘性材の残量にも基づいて、スキージの離間速度を決定するように構成されている。このように構成すれば、印刷作業が行われてマスク上の粘性材の残量が変化した場合にも、マスク上の粘性材の残量に応じた適切な離間速度を決定することができる。その結果、より一層適切な離間速度でスキージを駆動することができる。
この場合、好ましくは、スキージの離間速度を決定するのに加えて、マスク上の粘性材の残量に基づいて、スキージの離間速度を調整するタイミングも決定するように構成されている。このように構成すれば、マスク上の粘性材の残量に応じた適切なタイミングで離間速度を調整することができる。その結果、印刷作業が行われてマスク上の粘性材の残量が変化した場合にも、スキージの離間速度を適切な離間速度に維持し続けることができる。
上記マスク上の粘性材の残量に基づいてスキージの離間速度を決定する構成において、好ましくは、マスク上に供給された粘性材の供給量と、離間したスキージへの粘性材の付着量と、1つの基板へのマスクによる粘性材の印刷量と、基板の印刷枚数とに基づいて、マスク上の粘性材の残量を取得するように構成されている。このように構成すれば、マスク上の粘性材の残量を取得するための専用の計測装置を設けることなく、マスク上の粘性材の残量を取得することができるので、マスク上の粘性材の残量を取得するための装置構成が複雑化することを抑制することができる。
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、マスクに対するスキージの負荷を計測するための負荷計測部をさらに備え、負荷計測部による計測結果に基づいて、離間したスキージへの粘性材の付着量を取得するように構成されている。このように構成すれば、マスクに対するスキージの負荷と離間したスキージへの粘性材の付着量とを共通の負荷計測部を用いて取得することができるので、粘性材の付着量を取得するための装置構成が複雑化することを抑制することができる。
この発明の第2の局面による印刷方法は、印刷パターンを有するマスク上をスキージが移動されることにより、マスク上の粘性材を基板に印刷し、基板への粘性材の印刷動作後、粘性材からスキージを離間させ、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を、粘性材の物性値情報、または離間したスキージへの粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に基づいて決定する。
この発明の第2の局面による印刷方法では、上記のように、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を、粘性材の物性値情報、または離間したスキージへの粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に基づいて決定する。これにより、上記第1の局面による印刷装置の場合と同様に、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安定して印刷することができる。
本発明によれば、上記のように、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安定して印刷することが可能な印刷装置および印刷方法を提供することができる。
本発明の一実施形態による印刷装置の全体構成を示す模式的な図である。 一実施形態の印刷装置の制御的な構成を示すブロック図である。 一実施形態の印刷装置によるはんだからスキージを離間させる動作におけるはんだの状態を説明するための図であり、図3(A)は離間速度が比較的速い場合におけるはんだの状態を示す正面図であり、図3(B)は離間速度が比較的速い場合におけるはんだの状態を示す側面図であり、図3(C)は離間速度が比較的遅い場合におけるはんだの状態を示す正面図であり、図3(D)は離間速度が比較的遅い場合におけるはんだの状態を示す側面図である。 はんだの粘度とはんだのチクソトロピー指数(チクソ指数)とはんだの切れやすさとの関係を説明するための図である。 一実施形態の印刷装置の初期値テーブルを説明するための図である。 一実施形態の印刷装置によるスキージへのはんだの付着量に応じた離間速度の調整を説明するための図である。 一実施形態の印刷装置のスキージ幅に応じた付着量のしきい値を説明するための図である。 一実施形態の印刷装置による印刷時の処理を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[一実施形態]
(印刷装置の構成)
図1〜図7を参照して、本発明の一実施形態による印刷装置100の構成について説明する。
印刷装置100は、図1に示すように、印刷パターンを有するマスクMを介して、ペースト状のはんだSpを基板Pに印刷する装置である。基板Pは、電子部品が実装されるプリント基板などの基板である。また、はんだSpは、電子部品を基板Pに接合するための粘性材である。なお、はんだSpは、請求の範囲の「粘性材」の一例である。
印刷装置100は、図1に示すように、基板搬送部1と、基板保持部2と、スキージユニット3と、基板認識カメラ4と、マスク認識カメラ5と、制御部6とを備えている。
基板搬送部1は、基板Pを搬送方向(X方向)に搬送するように構成されている。具体的には、基板搬送部1は、上流側(X2側)の図示しない搬送路から印刷前の基板Pを搬入するとともに、搬入された基板Pを基板保持部2への受け渡し位置まで搬送し、下流側(X1側)の図示しない搬送路に印刷後の基板Pを搬出するように構成されている。
また、基板搬送部1は、搬送方向(X方向)に延びる一対のコンベア部11を有している。また、一対のコンベア部11は、搬送方向と直交する方向(Y方向)に所定の間隔を隔てて配置されている。基板搬送部1は、一対のコンベア部11によって、基板Pの搬送方向と直交する方向の両端部を下方から支持しながら、搬送方向に基板Pを搬送するように構成されている。
基板保持部2は、マスクMの下方に配置されており、受け渡し位置において基板搬送部1から基板Pを受け渡されて、受け渡された基板Pを保持するように構成されている。また、基板保持部2は、保持された基板PとマスクMとの位置合わせを行うことが可能なように構成されている。また、基板保持部2は、基板Pを上方に移動させることにより、基板PをマスクMに接触させることが可能に構成されている。
基板保持部2は、バックアップユニット21と、クランプ機構部22と、駆動機構部23とを含んでいる。
バックアップユニット21は、基板Pを下方から支持するように構成されている。バックアップユニット21は、バックアッププレート21aと、複数のバックアップピン21bと、昇降機構部21cとを有している。バックアッププレート21aは、昇降機構部21cの駆動力により、上下方向に移動するように構成されている。複数のバックアップピン21bは、バックアッププレート21a上に設けられている。バックアップユニット21は、バックアッププレート21aを上方に移動させることによって、複数のバックアップピン21bにより一対のコンベア部11から基板Pを持ち上げて、下方から支持するように構成されている。
クランプ機構部22は、バックアップユニット21により支持された状態の基板Pを保持して固定するように構成されている。具体的には、クランプ機構部22は、一対のコンベア部11の上方にそれぞれ設けられている。すなわち、一対のクランプ機構部22は、一対のコンベア部11と同様に、搬送方向と直交する方向(Y方向)に所定の間隔を隔てて配置されている。一対のクランプ機構部22は、搬送方向と直交する方向の間隔を調整して、搬送方向と直交する方向の両側(Y1側およびY2側)から基板Pを挟み込むことにより、基板Pを保持して固定するように構成されている。
駆動機構部23は、一対のクランプ機構部22に保持された基板PとマスクMとの位置合わせを行うとともに、基板PとマスクMとを接触させるための駆動機構部である。
駆動機構部23は、ベースプレート231と、Y軸駆動機構部232と、X軸駆動機構部233と、R軸駆動機構部234と、Z軸駆動機構部235とを有している。
ベースプレート231上には、X軸駆動機構部233、R軸駆動機構部234、およびZ軸駆動機構部235が下側(Z2側)から順にこの順に設けられている。また、Z軸駆動機構部235の後述する支持板235aには、上下方向に延びる複数のブラケット部材22aが設けられている。一対のクランプ機構部22は、複数のブラケット部材22aを介して、Z軸駆動機構部235の支持板235aに取り付けられている。すなわち、一対のクランプ機構部22は、ブラケット部材22a、Z軸駆動機構部235、R軸駆動機構部234、およびX軸駆動機構部233を介して、ベースプレート231に取り付けられている。
また、ベースプレート231下には、Y軸駆動機構部232が設けられている。ベースプレート231の下面には、Y軸駆動機構部232の後述するボールネジ軸232bと係合(螺合)されるボールナット231aが設けられている。
Y軸駆動機構部232は、一対のクランプ機構部22に保持された基板Pを、搬送方向と直交する方向(Y方向)に移動させるように構成されている。Y軸駆動機構部232は、駆動モータ232aと、ボールネジ軸232bと、ガイドレール232cとを含んでいる。
駆動モータ232aは、ボールネジ軸232bを回転させるための駆動力を発生させるように構成されている。ボールネジ軸232bは、搬送方向と直交する方向(Y方向)に沿って延びるように形成されており、駆動モータ232aの駆動力により、Y方向に沿って延びる軸線回りに回転するように構成されている。ガイドレール232cは、Y方向に沿って延びるように形成されており、ベースプレート231のY方向の移動をガイドするように構成されている。
ベースプレート231は、駆動モータ232aによりボールネジ軸232bが回転されることにより、ボールネジ軸232bと係合(螺合)するボールナット231aとともに、ガイドレール232cに沿ってY方向に移動可能に構成されている。これにより、Y軸駆動機構部232は、ベースプレート231とともに、一対のクランプ機構部22により保持された基板Pを、搬送方向と直交する方向(Y方向)に移動させるように構成されている。
X軸駆動機構部233は、ベースプレート231上に設けられている。また、X軸駆動機構部233は、一対のクランプ機構部22に保持された基板Pを搬送方向(X方向)に移動させるように構成されている。R軸駆動機構部234は、X軸駆動機構部233上に設けられている。また、R軸駆動機構部234は、一対のクランプ機構部22に保持された基板Pを水平面(XY平面)内で回転させるように構成されている。駆動機構部23は、基板Pを、Y軸駆動機構部232によりY方向に移動させ、X軸駆動機構部233によりX方向に移動させ、またはR軸駆動機構部234により回転させることにより、基板PとマスクMとの水平方向の位置合わせを行うように構成されている。
Z軸駆動機構部235は、R軸駆動機構部234上に設けられている。また、Z軸駆動機構部235は、一対のクランプ機構部22に保持された基板Pを上下方向(Z方向)に移動させるように構成されている。Z軸駆動機構部235は、支持板235aと、複数のボールネジ軸235bと、複数のボールナット235cとを含んでいる。
支持板235a上には、バックアップユニット21が取り付けられている。また、支持板235a上には、ブラケット部材22aを介してクランプ機構部22が取り付けられている。
複数のボールネジ軸235bは、それぞれ、上下方向(Z方向)に沿って延びるように形成されている。また、複数のボールネジ軸235bは、それぞれ、図示しない駆動モータの駆動力により、Z方向に沿って延びる軸線回りに回転するように構成されている。複数のボールナット235cは、支持板235aに設けられており、対応するボールネジ軸235bと係合(螺合)されている。
支持板235aは、図示しない駆動モータにより複数のボールネジ軸235bが回転されることにより、ボールネジ軸235bと係合(螺合)するボールナット235cとともに、ボールネジ軸235bに沿って上下方向に移動可能に構成されている。これにより、Z軸駆動機構部235は、支持板235aとともに、一対のクランプ機構部22により保持された基板Pを、上下方向に移動させるように構成されている。したがって、たとえば、駆動機構部23は、マスクMとの位置合わせが行われた状態の基板Pを上方に移動させて、基板PとマスクMとを接触させることが可能である。また、たとえば、駆動機構部23は、印刷後の基板Pを下方に移動させて、マスクMと基板Pとを離間させることが可能である。
スキージユニット3は、マスクMの上方に配置されており、マスクM上のはんだSpを基板Pに印刷するためのユニットである。スキージユニット3は、スキージ31と、スキージY軸駆動機構部32と、スキージZ軸駆動機構部33と、スキージR軸駆動機構部34と、はんだ供給部35とを含んでいる。
スキージ31は、マスクMに接触した状態で、印刷パターンを有するマスクM上を印刷方向(本実施形態では、Y方向)に移動されることにより、マスクM上のはんだSpを基板Pに印刷するように構成されている。
スキージ31には、矩形形状を有し、はんだSpと接触してはんだSpを移動させるための板状部31aが設けられている。スキージ31の板状部31aは、印刷方向と直交する方向(X方向)が長手方向になるように、印刷方向と直交する方向に沿って延びるように形成されている。
マスクMは、平面視で矩形形状の平板形状を有し、金属製のメタルマスクである。マスクMには、印刷パターンを構成する複数の開口部Apが設けられている。マスクM上のはんだSpは、スキージ31の板状部31aと接触してマスクM上で印刷方向に移動されることにより、マスクMの開口部Apに充填される。この結果、マスクMの下方に配置された基板Pに、マスクMが有する印刷パターンで、はんだSpが印刷される。また、マスクMは、フレーム90に取り付けられた状態で、基板保持部2とスキージユニット3との間に配置されている。印刷装置100では、フレーム90は、図示しないマスク保持部により保持されている。
また、図3に示すように、スキージ31には、支軸31bが設けられている。支軸31bは、X方向(スキージ31の長手方向)に沿って延びるように形成されている。また、支軸31bは、スキージR軸駆動機構部34に回転可能に取り付けられている。また、スキージ31には、接続部31cが設けられている。接続部31cは、支軸31bの両側(X1側およびX2側)に設けられており、板状部31aと支軸31cとを接続するように構成されている。
図1に示すように、スキージY軸駆動機構部32は、スキージ31を印刷方向(Y方向)に移動させるように構成されている。スキージY軸駆動機構部32は、駆動モータ321と、ボールネジ軸322と、取付部323とを有している。
駆動モータ321は、ボールネジ軸322を回転させるための駆動力を発生させるように構成されている。ボールネジ軸322は、Y方向に延びるように形成されており、駆動モータ321の駆動力により、Y方向に延びる軸線回りに回転するように構成されている。取付部323には、スキージZ軸駆動機構部33が取り付けられている。また、取付部323には、スキージZ軸駆動機構部33を介して、はんだ供給部35、スキージR軸駆動機構部34およびスキージ31が取り付けられている。また、取付部323には、ボールネジ軸322と係合(螺合)されるボールナット323aが設けられている。
取付部323は、駆動モータ321によりボールネジ軸322が回転されることにより、ボールネジ軸322と係合(螺合)するボールナット323aとともに、ボールネジ軸322に沿ってY方向に移動可能に構成されている。これにより、スキージY軸駆動機構部32は、取付部323とともに、スキージ31、スキージZ軸駆動機構部33、スキージR軸駆動機構34、およびはんだ供給部35を印刷方向(Y方向)に移動させるように構成されている。
スキージZ軸駆動機構部33は、取付部323のY1側の側部に取り付けられている。また、スキージZ軸駆動機構部33のY1側の側部には、スキージR軸駆動機構部34と、スキージR軸駆動機構部34を介してスキージ31とが取り付けられている。スキージZ軸駆動機構部33は、スキージ31を上下方向(Z方向)に移動させるように構成されている。
スキージR軸駆動機構部34には、スキージ31が支軸31b(図3参照)を介して回転可能に取り付けられている。スキージR軸駆動機構部34は、X方向に沿って延び、スキージ31の支軸31bの中心を通る軸線回りにスキージ31を回転させるように構成されている。
はんだ供給部35は、スキージZ軸機構部33のY1側の側部に取り付けられている。はんだ供給部35は、はんだSpが貯留されたはんだ貯留部35aを有し、はんだ貯留部35aに貯留されたはんだSpを、マスクM上に供給可能に構成されている。
また、スキージユニット3には、ロードセル36(図2参照)が設けられている。ロードセル36は、スキージ31の負荷(荷重)を計測するように構成されている。ロードセル36は、マスクMとスキージ31とが接触した状態で、マスクMに対するスキージ31の負荷を計測するために設けられている。制御部6は、ロードセル36による計測結果に基づいて、マスクMに対するスキージ31の負荷(印圧)を取得するように構成されている。また、制御部6は、取得されたマスクMに対するスキージ31の負荷(印圧)に基づいて、基板PへのはんだSpの印刷動作時の負荷(印圧)を調整するように構成されている。なお、ロードセル36は、請求の範囲の「負荷計測部」の一例である。
基板認識カメラ4は、基板保持部2よりも上方で移動可能に構成されている。基板認識カメラ4は、基板PへのはんだSpの印刷に先立って、基板Pに付された図示しないマークを基板Pの上方から撮像するように構成されている。基板認識カメラ4による基板Pの撮像結果は、制御部6により取得される。制御部6は、取得された基板Pの撮像結果に基づいて、基板Pの位置を認識するように構成されている。
マスク認識カメラ5は、基板保持部2のY1側に取り付けられている。マスク認識カメラ5は、基板PへのはんだSpの印刷に先立って、マスクMに付された図示しないマークをマスクMの下方から撮像するように構成されている。マスク認識カメラ5によるマスクMの撮像結果は、制御部6により取得される。制御部6は、取得されたマスクMの撮像結果に基づいて、マスクMの位置を認識するように構成されている。また、制御部6は、認識された基板Pの位置と、マスクMの位置とに基づいて、基板PとマスクMとの正確な位置合わせを行うように構成されている。
図2に示すように、制御部6は、CPU(Central Processing Unit)を含み、印刷装置100の動作を制御するように構成されている。また、制御部6には、記憶部6aが設けられている。記憶部6aには、初期値テーブル6bが記憶されている。図5に示すように、初期値テーブル6bは、はんだSpの物性値情報に基づいて、スキージ31の離間速度の初期値を決定するためのテーブルである。
制御部6は、基板Pの生産時には、基板搬送部1、基板保持部2、スキージユニット3、基板認識カメラ4、マスク認識カメラ5などを予め記憶された生産プログラムに従って制御して、基板PにはんだSpの印刷を行うように構成されている。
制御部6は、基板PにはんだSpを印刷する場合には、基板Pの上面とマスクMの下面とを接触させた状態で、マスクMの上面とスキージ31の板状部31aとを接触させる。そして、制御部6は、マスクMとスキージ31の板状部31aとを接触させた状態で、マスクM上でスキージ31を印刷方向(Y方向)に移動させることにより、はんだ供給部35aからマスクM上に供給されたはんだSpを基板Pに印刷する印刷動作を行わせるように構成されている。印刷動作の際、はんだSpは、スキージ31によりローリングされながらマスクM上を移動される。この結果、はんだSpは、マスクM上で、概略棒形状を有するはんだロール(図3参照)を形成する。
また、制御部6は、基板PへのはんだSpの印刷動作後、はんだSpおよびマスクMからスキージ31を離間方向(本実施形態では、上方(Z1方向))に離間させる動作を行わせるように構成されている。その後、制御部6は、支軸31bの中心を通る軸線回りにスキージ31を回転させることにより、スキージ31の向きを反対向きにするように構成されている。
たとえば、図1に示すように、マスクMのY2側からY1側に向かう印刷方向(Y1方向)にスキージ31が移動され、マスクMのY1側においてスキージ31がはんだSpおよびマスクMから離間された後には、スキージ31の板状部31aのはんだSpとの接触面がY1側の向きから、Y2側の向きに反転される。また、マスクMのY1側からY2側に向かう印刷方向(Y2方向)にスキージ31が移動され、マスクMのY2側においてスキージ31がはんだSpおよびマスクMから離間された後には、スキージ31の板状部31aのはんだSpとの接触面がY2側の向きから、Y1側の向きに反転される。
そして、制御部6は、反対向きにされたスキージ31を再びマスクMに接触させるとともに、次の基板PへのはんだSpの印刷動作を行うように構成されている。
(離間動作における離間速度)
ここで、図3を参照して、スキージ31の離間動作における離間速度について説明する。ここでは、スキージ31の離間速度が比較的速い場合と、スキージ31の離間速度が比較的遅い場合との2つの場合について説明する。
まず、スキージ31の離間速度が比較的速い場合について説明する。図3(A)および(B)に示すように、離間速度が比較的速い場合には、はんだ切れが悪くなる。このため、スキージ31に付着してはんだSpの本体(はんだロール)から引き出されるはんだ量が増加するとともに、はんだSpの引き出し距離が長くなる。その結果、はんだSpの本体(はんだロール)から引き出されてはんだSpの本体(はんだロール)に向けて倒れるはんだSpが増加する。したがって、スキージ31の離間速度が比較的速い場合には、引き出されて倒れたはんだSpとはんだSpの本体(はんだロール)との間に空気層が形成されやすくなる。形成された空気層は、次の基板Pへの印刷の際に、はんだSpの本体(はんだロール)に巻き込まれてしまうため、この空気の巻き込みに起因して、印刷不良(マスクMの開口部ApへのはんだSpの充填量の不足)が生じる。
次に、スキージ31の離間速度が比較的遅い場合について説明する。図3(C)および(D)に示すように、離間速度が比較的遅い場合には、はんだ切れが良くなる。このため、スキージ31に付着してはんだSpの本体(はんだロール)から引き出されるはんだ量が減少するとともに、はんだSpの引き出し距離が短くなる。その結果、はんだSpの本体(はんだロール)から引き出されてはんだSpの本体(はんだロール)に向けて倒れるはんだSpが減少する。したがって、スキージ31の離間速度が比較的遅い場合には、引き出されて倒れたはんだSpとはんだSpの本体(はんだロール)との間に空気層が形成されにくくなる。しかしながら、離間速度が遅過ぎる場合には、印刷作業時間が増加するため、生産性が低下する。
したがって、スキージ31の離間動作における離間速度は、適切な離間速度であることが好ましい。なお、図3に示すように、スキージ31の離間動作では、離間速度に応じた量のはんだSpがスキージ31の板状部31aに付着する。
(離間速度の決定に係る制御部の構成)
次に、図4〜図7を参照して、スキージ31の離間速度の決定に係る制御部6の構成について説明する。
ここで、本実施形態では、制御部6は、はんだSpの物性値情報、および離間したスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいて、はんだSpからスキージ31を離間させる動作におけるスキージ31の離間速度を決定するように構成されている。この際、制御部6は、空気の巻き込みが生じない離間速度のうち比較的大きい離間速度(たとえば、空気の巻き込みが生じない離間速度のうち上限値近傍の離間速度)に、スキージ31の離間速度を決定するように構成されている。
<離間速度の初期値の決定>
本実施形態では、制御部6は、まず、はんだSpの物性値情報に基づいて、スキージ31の離間速度の初期値を決定するように構成されている。
ここで、図4に示すように、はんだSpの切れやすさ(はんだ切れの良さ)と、はんだSpのチクソトロピー指数(以下、「チクソ指数」という)とはんだSpの粘度との間には、関係性がある。すなわち、はんだSpのチクソ指数が大きいほど、はんだSpが切れやすく、はんだSpのチクソ指数が小さいほど、はんだSpが切れにくい。また、はんだSpの粘度が大きいほど、はんだSpが切れやすく、はんだSpの粘度が小さいほど、はんだSpが切れにくい。
したがって、制御部6は、はんだSpの物性値情報として、はんだSpの粘度に関する情報、またははんだSpのチクソ指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方を取得するとともに、取得された情報(はんだSpの粘度に関する情報またははんだSpのチクソ指数に関する情報のうちのいずれか一方の情報、もしくは、両方の情報)に基づいて、スキージ31の離間速度の初期値を決定するように構成されている。
本実施形態の印刷装置100では、はんだSpの粘度に関する情報として、印刷に用いられるはんだSpの粘度が、ユーザにより入力される。また、印刷装置100では、はんだSpのチクソ指数に関する情報として、印刷に用いられるはんだSpのチクソ指数が、ユーザにより入力される。すなわち、ユーザが所有するカタログ情報などに応じて、所定の条件(たとえば、所定の温度条件)におけるはんだSpの粘度またははんだSpのチクソ指数のうちの少なくとも一方が、ユーザにより入力される。
制御部6は、はんだSpの粘度に関する情報、またははんだSpのチクソ指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、記憶部6aに記憶された初期値テーブル6bから、離間速度の初期値を取得するように構成されている。
初期値テーブル6bは、はんだSpの粘度およびはんだSpのチクソ指数の両方に基づいて離間速度の初期値を決定するための第1初期値テーブル6cと、はんだSpの粘度のみに基づいて離間速度の初期値を決定するための第2初期値テーブル6dと、はんだSpのチクソ指数のみに基づいて離間速度の初期値を決定するための第3初期値テーブル6eとの3つのテーブルを含んでいる。これにより、はんだSpの粘度およびはんだSpのチクソ指数の両方が取得(入力)されない場合にも、はんだSpの粘度およびはんだSpのチクソ指数のうちの少なくともいずれか一方に基づいて離間速度の初期値を決定することが可能になる。なお、図5では、第1初期値テーブル6cを示している。
制御部6は、はんだSpの粘度およびはんだSpのチクソ指数の両方が取得される場合には、第1初期値テーブル6cから、離間速度の初期値を取得するように構成されている。図5に示すように、第1初期値テーブル6cでは、はんだSpの粘度が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように離間速度の初期値が設定されている。また、第1初期値テーブル6cでは、はんだSpのチクソ指数が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように離間速度の初期値が設定されている。なお、第1初期値テーブル6cでは、はんだSpの粘度およびはんだSpのチクソ指数に応じた離間速度の初期値として、予め実験などにより決定された空気の巻き込みが生じない離間速度のうち比較的大きい離間速度が設定されている。また、図5では、離間速度の基準速度を100%とした場合の離間速度の初期値を、パーセント表示により表している。たとえば、粘度が200Pa・sであり、チクソ指数が0.5である場合には、基準速度に対して80%の値の離間速度が、離間速度の初期値として制御部6により取得される。
また、制御部6は、はんだSpの粘度のみが取得(入力)される場合には、第2初期値テーブル6dから、離間速度の初期値を取得するように構成されている。図示は省略しているが、第2初期値テーブル6dでは、はんだSpの粘度が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように離間速度の初期値が設定されている。なお、第2初期値テーブル6dでは、はんだSpの粘度に応じた離間速度の初期値として、予め実験などにより決定された空気の巻き込みが生じない離間速度うち比較的大きい離間速度が設定されている。
また、制御部6は、はんだSpのチクソ指数のみが取得(入力)される場合には、第3初期値テーブル6eから、離間速度の初期値を取得するように構成されている。図示は省略しているが、第3初期値テーブル6eでは、はんだSpのチクソ指数が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように離間速度の初期値が設定されている。なお、第3初期値テーブル6eでは、はんだSpのチクソ指数に応じた離間速度の初期値として、予め実験などにより決定された空気の巻き込みが生じない離間速度のうち比較的大きい離間速度が設定されている。
したがって、制御部6は、初期値テーブル6bから、はんだSpの粘度が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように離間速度の初期値を取得するように構成されている。また、制御部6は、初期値テーブル6bから、はんだSpのチクソ指数が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように離間速度の初期値を取得するように構成されている。
<テスト印刷時の離間速度の初期値の調整>
また、本実施形態では、印刷装置100は、離間速度を決定するためにテスト印刷を行うように構成されている。テスト印刷では、1つの基板Pへのスキージ31によるはんだSpの印刷動作および印刷動作後のスキージ31のはんだSpからの離間動作が行われる。
この離間動作の際、制御部6は、スキージ31とはんだSpとが離間した状態で、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量を取得するように構成されている。具体的には、制御部6は、スキージ31とはんだSpとが離間した状態でのロードセル36によるスキージ31の負荷の計測結果に基づいて、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量を取得するように構成されている。
また、制御部6は、はんだSpの物性値情報に基づいて決定された離間速度の初期値を、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいて調整して、スキージ31の離間速度を決定するように構成されている。
この際、制御部6は、図6に示すように、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差を取得するとともに、取得されたスキージ31へのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差に応じて、スキージ31の離間速度の初期値を調整して決定するように構成されている。印刷装置100では、付着量のしきい値として、予め実験などにより決定された空気の巻き込みが生じない離間速度のうち比較的大きい離間速度になるようなスキージ31の付着量が設定されている。
具体的には、制御部6は、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差が正の値の場合には、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差が大きくなるのに応じて、値が小さくなるように離間速度を調整するように構成されている。すなわち、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差が正の値の場合には、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差が大きくなるほど、適切な離間速度に対して実際の離間速度が速いと考えられるため、値が小さくなるように離間速度が調整される。
また、制御部6は、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差が負の値の場合には、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差の絶対値が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように離間速度を調整するように構成されている。すなわち、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差が負の値の場合には、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差の絶対値が大きくなるほど、適切な離間速度に対して実際の離間速度が遅いと考えられるため、値が大きくなるように離間速度が調整される。
また、制御部6は、はんだSpの粘度およびはんだSpのチクソ指数に応じて、離間速度の調整量(図6では、調整割合として示す)を変更するように構成されている。具体的には、制御部6は、はんだSpの粘度が大きくなるのに応じて、離間速度の調整量の絶対値が小さくなるように離間速度の調整量を変更するように構成されている。また、制御部6は、はんだSpのチクソ指数が大きくなるのに応じて、離間速度の調整量の絶対値が小さくなるように離間速度の調整量を変更するように構成されている。
図6では、粘度130Pa・s/チクソ指数0.45のはんだSpと、粘度130Pa・s/チクソ指数0.75のはんだSpと、粘度270Pa・s/チクソ指数0.45のはんだSpと、粘度270Pa・s/チクソ指数0.75のはんだSpとの4種類のはんだSpにおける、スキージ31へのへのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差に応じたスキージ31の離間速度の調整量(調整割合)を示している。
たとえば、粘度130Pa・s/チクソ指数0.45のはんだSpと、粘度270Pa・s/チクソ指数0.45のはんだSpとを比較すると、粘度が大きい粘度270Pa・s/チクソ指数0.45のはんだSpの方が、離間速度の調整量の絶対値が小さい。
また、たとえば、粘度130Pa・s/チクソ指数0.45のはんだSpと、粘度130Pa・s/チクソ指数0.75のはんだSpとを比較すると、チクソ指数が大きい粘度130Pa・s/チクソ指数0.75のはんだSpの方が、離間速度の調整量の絶対値が小さい。
また、本実施形態では、印刷装置100は、印刷方向と略直交する方向の幅が互いに異なる複数のスキージ31を使用可能(交換可能)に構成されている。具体的には、印刷装置100は、図7に示すように、250mm、300mm、350mm、400mm、440mm、および530mmの6つのスキージ31を使用可能に構成されている。また、印刷装置100では、付着量のしきい値は、スキージ31の印刷方向と略直交する方向(長手方向)の幅に応じて設けられている。具体的には、印刷装置100では、スキージ31の印刷方向と略直交する方向(長手方向)の幅が大きくなるのに応じて、値が大きくなるように付着量のしきい値が設定されている。
<生産時の離間速度の調整>
また、本実施形態では、制御部6は、生産時に、マスクM上のはんだSpの残量を取得するとともに、取得されたはんだSpの残量に基づいて、スキージ31の離間速度を調整して決定するように構成されている。
この際、制御部6は、マスクM上に供給されたはんだSpの供給量と、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量と、1つの基板PへのマスクMによるはんだSpの印刷量と、基板Pの印刷枚数とに基づいて、マスクM上のはんだSpの残量を取得するように構成されている。
具体的には、初回(テスト印刷時)にマスクM上に供給されたはんだSpの供給量をmaとし、初回(テスト印刷時)のスキージ31へのはんだSpの付着量をmbとした場合に、初回のマスクM上のはんだSpの残量M1は、以下の式(1)により表される。
M1=ma−mb ・・・ (1)
また、1つの基板PへのマスクMによるはんだSpの印刷量をmcとし、基板Pの印刷枚数をnとすると、現在のはんだSpの消費量M2は、以下の式(2)により表される。なお、1つの基板PへのマスクMによるはんだSpの印刷量は、マスクMの複数の開口部Apの総面積と、マスクMの厚み(上下方向の大きさ)と、はんだSpの比重とに基づいて、取得することが可能である。
M2=mc×n ・・・ (2)
そして、現在のマスクM上のはんだSpの残量M3は、以下の式(3)により取得することが可能である。
M3=M1−M2 ・・・ (3)
また、本実施形態では、制御部6は、スキージ31の離間速度を決定するのに加えて、マスクM上のはんだSpの残量に基づいて、スキージ31の離間速度を調整するタイミング(調整タイミング)も決定するように構成されている。また、制御部6は、取得されたマスクM上のはんだSpの残量に基づいて決定される調整タイミングで、スキージ31の離間速度を調整して決定するように構成されている。
制御部6は、たとえば、マスクM上のはんだSpの残量が所定量だけ減少したタイミングを、調整タイミングとして決定する。この場合、制御部6は、マスクM上のはんだSpの残量が約50g減少したタイミング、マスクM上のはんだSpの残量が約100g減少したタイミングなど、複数のタイミングを、調整タイミングとして決定する。
制御部6は、決定された調整タイミングにおいて、マスクM上のはんだSpの残量が小さくなるのに応じて、値が小さくなるように離間速度を調整するように構成されている。これにより、スキージ31の離間速度を小さくすることができるので、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量を小さくすることが可能である。その結果、マスクM上のはんだSpの残量が少なくなった場合に、マスクM上に残るはんだSpの量を増加させることが可能である。
具体的には、制御部6は、マスクM上のはんだSpの残量が小さくなるのに応じて、図7に示す付着量のしきい値を小さくなるように変化させるように構成されている。また、制御部6は、調整タイミングにおけるスキージ31へのはんだSpの付着量と、小さくなるように変化させた付着量のしきい値との差を取得するように構成されている。そして、制御部6は、テスト印刷時と同様に、調整タイミングにおけるスキージ31へのはんだSpの付着量と、小さくなるように変化させた付着量のしきい値との差に応じて、スキージ31の離間速度の初期値を調整して決定するように構成されている。この結果、マスクM上のはんだSpの残量が小さくなるのに応じて、値が小さくなるように離間速度が調整される。
(印刷時の処理)
次に、図8を参照して、本実施形態の印刷時の処理についてフローチャートに基づいて説明する。印刷時の処理は、制御部6により行われる。
図6に示すように、まず、ステップS1において、はんだ物性値情報の入力が受け付けられる。具体的には、はんだSpの粘度またははんだSpのチクソ指数のうちの少なくも一方の入力が受け付けられる。この際、既にはんだ物性値情報を入力済みであれば、入力済みのはんだ物性値情報の選択が受け付けられる。
そして、ステップS2において、ステップS1において受け付けられたはんだ物性値情報に基づいて、初期値テーブル6bから、離間動作におけるスキージ31の離間速度の初期値が決定される。
そして、ステップS3において、スキージユニット3のはんだ供給部35からマスクMの上面へのはんだSpの供給が行われる。
そして、ステップS4において、ロードセル36がゼロリセットされる。すなわち、ステップS4では、ロードセル36により計測される負荷(荷重)がゼロにされる。
そして、ステップS5において、基板PへのはんだSpのテスト印刷が開始される。すなわち、ステップS5では、テスト用の1つの基板Pへのスキージ31によるはんだSpの印刷動作、および印刷動作後のスキージ31のはんだSpからの離間動作が行われる。テスト用の基板Pとしては、たとえば、印刷面をフィルムで保護した基板Pを用いることが可能である。
そして、ステップS6において、スキージ31とはんだSpとが離間した状態でのロードセル36による計測結果に基づいて、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量が取得される。
そして、ステップS7において、ステップS6において取得されたスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいて、ステップS2において決定された離間速度の初期値が調整される。
そして、ステップS8において、印刷が開始(生産が開始)される。すなわち、ステップS8では、生産する1つの基板Pへのスキージ31によるはんだSpの印刷動作、および印刷動作後のスキージ31のはんだSpからの離間動作が行われる。
そして、ステップS9において、上記した式(3)により、マスクM上のはんだSpの残量が取得される。
そして、ステップS10において、マスクM上のはんだSpの残量が離間速度の調整タイミングの値か否かが判断される。たとえば、ステップS10では、マスクM上のはんだSpの残量が所定量だけ減少した調整タイミングの値か否かが判断される。マスクM上のはんだSpの残量が調整タイミングの値ではないと判断される場合には、次の基板Pの印刷が開始される。また、マスクM上のはんだSpの残量が調整タイミングの値であると判断される場合には、ステップS11に進む。
そして、ステップS11において、調整タイミングにおけるスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいて、ステップS7において調整された離間速度がさらに調整される。この際には、マスクM上のはんだSpの残量が小さくなるのに応じて、値が小さくなるように離間速度が調整される。以後、調整タイミングとなる度に、値が小さくなるように離間速度が調整される。そして、次の基板Pの印刷が開始される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、はんだSpの物性値情報、および離間したスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいて、はんだSpからスキージ31を離間させる動作におけるスキージ31の離間速度を決定するように印刷装置100の制御部6を構成する。これにより、はんだSpの物性値情報に基づいてスキージ31の離間速度を決定する場合には、はんだSpの種類が異なる場合に、はんだSpの種類に応じた適切な離間速度を決定することができる。また、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいてスキージ31の離間速度を決定する場合には、はんだSpの状態が異なる場合に、実際のはんだSpの状態に応じた適切な離間速度を決定することができる。したがって、適切な離間速度でスキージ31を駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板PにはんだSpを安定して印刷することができる。また、本実施形態では、上記のように、空気の巻き込みが生じない離間速度のうち比較的大きい離間速度に、スキージ31の離間速度を決定するように制御部6を構成することによって、離間速度が遅くなり過ぎて、印刷作業時間が増加することを抑制することができるので、生産性が低下することを抑制することができる。これらの結果、生産性が低下するのを抑制しつつ、基板PにはんだSpを安定して印刷することができる。
また、本実施形態では、上記のように、はんだSpの物性値情報に基づいて、離間速度の初期値を決定するように制御部6を構成する。これにより、印刷開始時から、適切な離間速度を決定しておくことができるので、印刷開始時から、適切な離間速度でスキージ31を駆動することができる。また、はんだSpの物性値情報に基づいて離間速度の初期値が決定されるので、ユーザが離間速度の初期値を決定(入力)する必要がある場合と異なり、熟練したユーザでなくとも、適切な離間速度の初期値を容易に決定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、はんだSpの物性値情報に基づいて決定された離間速度の初期値を、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいて調整して、スキージ31の離間速度を決定するように制御部6を構成する。これにより、はんだSpの物性値情報に基づいて決定された適切な離間速度を、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量に基づいて調整することができるので、より適切な離間速度を決定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、はんだSpの物性値情報は、はんだSpの粘度に関する情報、またははんだSpのチクソトロピー指数に関する情報である。ここで、はんだSpからスキージ31を離間させる動作において、スキージ31からのはんだSpの切れやすさは、はんだSpの粘度およびはんだSpのチクソトロピー指数に大きく依存する。したがって、上記のように構成すれば、はんだSpの切れやすさに大きく寄与するはんだSpの粘度に関する情報、またははんだSpの切れやすさに大きく寄与するはんだSpのチクソトロピー指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、より一層適切な離間速度を決定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量と付着量のしきい値との差に応じて、スキージ31の離間速度を調整して決定するように制御部6を構成する。これにより、実際のはんだSpの状態を反映して離間速度を決定することができるので、実際のはんだSpの状態に応じた適切な離間速度を容易に決定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、印刷方向と略直交する方向(X方向)の幅が互いに異なる複数のスキージ31を使用可能に印刷装置100を構成する。そして、付着量のしきい値を、スキージ31の印刷方向と略直交する方向の幅に応じて設ける。これにより、印刷方向と略直交する方向の幅が互いに異なる複数のスキージ31を交換して使用する場合にも、各スキージ31の幅に応じて適切な離間速度を決定することができる。
また、本実施形態では、上記のように、はんだSpの物性値情報、および離間したスキージ31へのはんだSpの付着量に加えて、マスクM上のはんだSpの残量にも基づいて、スキージ31の離間速度を決定するように制御部6を構成する。これにより、印刷作業が行われてマスクM上のはんだSpの残量が変化した場合にも、マスクM上のはんだSpの残量に応じた適切な離間速度を決定することができる。その結果、より一層適切な離間速度でスキージ31を駆動することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スキージ31の離間速度を決定するのに加えて、マスクM上のはんだSpの残量に基づいて、スキージ31の離間速度を調整するタイミングも決定するように制御部6を構成する。これにより、マスクM上のはんだSpの残量に応じた適切なタイミングで離間速度を調整することができる。その結果、印刷作業が行われてマスクM上のはんだSpの残量が変化した場合にも、スキージ31の離間速度を適切な離間速度に維持し続けることができる。
また、本実施形態では、上記のように、マスクM上に供給されたはんだSpの供給量と、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量と、1つの基板PへのマスクMによるはんだSpの印刷量と、基板Pの印刷枚数とに基づいて、マスクM上のはんだSpの残量を取得するように制御部6を構成する。これにより、マスクM上のはんだSpの残量を取得するための専用の計測装置を設けることなく、マスクM上のはんだSpの残量を取得することができるので、マスクM上のはんだSpの残量を取得するための装置構成が複雑化することを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、マスクMに対するスキージ31の負荷を計測するためのロードセル36を印刷装置100に設ける。そして、ロードセル36による計測結果に基づいて、離間したスキージ31へのはんだSpの付着量を取得するように制御部6を構成する。これにより、マスクMに対するスキージ31の負荷(印圧)と離間したスキージ31へのはんだSpの付着量とを共通のロードセル36を用いて取得することができるので、はんだSpの付着量を取得するための装置構成が複雑化することを抑制することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、1つのスキージを往復移動させて、往路の印刷と復路の印刷とを行う印刷装置に本発明が適用された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明は、2つのスキージを備え、往路の印刷と、復路の印刷とを互いに異なるスキージにより行う印刷装置に適用されてもよい。
また、上記実施形態では、スキージが、はんだ(粘性材)から上方に向けて離間された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、スキージが、粘性材から上方以外の離間方向に向けて離間されてもよい。たとえば、スキージが、粘性材から後方(粘性材から離間するY方向)に向けて離間されてもよい。
また、上記実施形態では、粘性材としてはんだが用いられた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、はんだ以外の粘性材が用いられてもよい。たとえば、粘性材として銀ペーストなどの導電性ペーストが用いられてもよい。
また、上記実施形態では、はんだ(粘性材)の印刷用のマスクとして、金属製のメタルマスクが用いられた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、粘性材の印刷用のマスクとして、金属製以外のマスクが用いられてもよい。たとえば、樹脂製のマスクが用いられてもよい。
また、上記実施形態では、印刷装置の制御部が、離間速度を決定した例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、印刷装置の制御部以外の制御装置が、離間速度を決定していてもよい。たとえば、部品実装装置、印刷装置、検査装置、リフロー装置、およびこれらの装置を制御する制御装置(ホストコンピュータ)を備える部品実装システムにおいて、制御装置(ホストコンピュータ)が、印刷装置におけるスキージの離間速度を決定していてもよい。
また、上記実施形態では、はんだ(粘性材)の物性値情報、およびスキージへのはんだ(粘性材)の付着量の両方に基づいて、スキージの離間速度が決定された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、粘性材の物性値情報、または離間したスキージへの粘性材の付着量の少なくともいずれか一方に基づいて、スキージの離間速度が決定されればよい。たとえば、粘性材の物性値情報に基づいて、スキージの離間速度の初期値のみが決定されるような構成でもよい。また、スキージの離間速度の初期値がユーザにより入力されるとともに、ユーザにより入力されたスキージの離間速度の初期値が離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて調整されるような構成でもよい。
また、上記実施形態では、はんだ(粘性材)の物性値情報として、はんだ(粘性材)の粘度に関する情報、およびはんだ(粘性材)のチクソトロピー指数に関する情報が用いられた例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、粘性材の物性値情報として、粘性材の粘度に関する情報、および粘性材のチクソトロピー指数に関する情報以外の情報が用いられてもよい。
また、上記実施形態では、マスク上のはんだ(粘性材)の残量に基づいて、スキージの離間速度が調整されて決定された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、粘性材の物性値情報、または離間したスキージへの粘性材の付着量の少なくともいずれか一方に基づいて、スキージの離間速度が決定されれば、粘性材の残量に基づいて、スキージの離間速度が調整されて決定されなくともよい。
また、上記実施形態では、マスク上のはんだ(粘性材)の残量が式(3)のような計算式により算出して取得された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マスク上の粘性材の残量が、専用の計測装置により計測されてもよい。
また、上記実施形態では、生産時に、マスク上のはんだ(粘性材)の残量に基づいて決定されるタイミング(調整タイミング)で、スキージの離間速度が調整されて決定された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マスク上の粘性材の残量に基づいて決定されるタイミング以外のタイミングで、スキージの離間速度が調整されて決定されてもよい。たとえば、粘性材がマスク上に供給されてからの印刷枚数に基づいて決定されるタイミングで、スキージの離間速度が調整されて決定されてもよい。
また、上記実施形態では、マスク上のはんだの残量(粘性材の残量)が小さくなるのに応じて、図7に示す付着量のしきい値を小さくなるように変化させることによって、マスク上のはんだの残量(粘性材の残量)が小さくなるのに応じて、値が小さくなるように離間速度が調整された例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、マスク上の粘性材の残量が小さくなるのに応じて、値が小さくなるように離間速度が調整されれば、図7に示す付着量のしきい値を小さくなるように変化させなくともよい。
上記実施形態では、説明の便宜上、制御部の処理動作を処理フローに沿って順番に処理を行うフロー駆動型のフローチャートを用いて説明したが、本発明はこれに限られない。本発明では、制御部の処理動作を、イベント単位で処理を実行するイベント駆動型(イベントドリブン型)の処理により行ってもよい。この場合、完全なイベント駆動型で行ってもよいし、イベント駆動およびフロー駆動を組み合わせて行ってもよい。
6 制御部
31 スキージ
36 ロードセル(負荷計測部)
100 印刷装置
M マスク
P 基板
Sp はんだ(粘性材)
【0002】
向けて倒れるはんだが増加する。このため、はんだロールから引き出された後はんだロールに向けて倒れたはんだと、はんだロールとの間に空気層が形成されやすくなる。この場合、次の回路基板への印刷の際に、形成された空気層がはんだロールに巻き込まれてしまうため、この空気の巻き込みに起因して、基板にはんだを安定して印刷することができないという不都合が生じる。このような空気の巻き込みが生じる離間速度は、はんだの種類やはんだの状態によって変動する。このため、予め設定された離間速度でスキージが駆動される上記特許5150092号公報に記載のスクリーン印刷機では、はんだ(粘性材)の種類が異なる場合や、はんだの状態が異なる場合などには、適切な離間速度でスキージを駆動することができずに、空気の巻き込みが生じる場合があるという問題点があると考えられる。
[0006]
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安定して印刷することが可能な印刷装置および印刷方法を提供することである。
課題を解決するための手段
[0007]
この発明の第1の局面による印刷装置は、印刷パターンを有するマスク上を印刷方向に移動されることにより、マスク上の粘性材を基板に印刷するスキージと、基板への粘性材の印刷動作後、粘性材からスキージを離間させる動作を行わせる制御部と、を備え、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を決定するように構成されている。
[0008]
この発明の第1の局面による印刷装置では、上記のように、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を決定するように印刷装置を構成する。これにより、
【0003】
離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいてスキージの離間速度を決定する場合には、粘性材の状態が異なる場合に、実際の粘性材の状態に応じた適切な離間速度を決定することができる。したがって、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安定して印刷することができる。
[0009]
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、粘性材の物性値情報に基づいて、離間速度の初期値を決定するように構成されている。このように構成すれば、印刷開始時から、適切な離間速度を決定しておくことができるので、印刷開始時から、適切な離間速度でスキージを駆動することができる。また、粘性材の物性値情報に基づいて離間速度の初期値が決定されるので、ユーザが離間速度の初期値を決定(入力)する必要がある場合と異なり、熟練したユーザでなくとも、適切な離間速度の初期値を容易に決定することができる。
[0010]
この場合、好ましくは、粘性材の物性値情報に基づいて決定された離間速度の初期値を、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて調整して、スキージの離間速度を決定するように構成されている。このように構成すれば、粘性材の物性値情報に基づいて決定された適切な離間速度を、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて調整することができるので、より適切な離間速度を決定することができる。
[0011]
上記粘性材の物性値情報に基づいて離間速度の初期値を決定する構成において、好ましくは、粘性材の物性値情報は、粘性材の粘度に関する情報、または粘性材のチクソトロピー指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方を含む。ここで、粘性材からスキージを離間させる動作において、スキージからの粘性材の切れやすさは、粘性材の粘度および粘性材のチクソトロピー指数に大きく依存する。したがって、上記のように構成すれば、粘性材の切れやすさに大きく寄与する粘性材の粘度に関する情報、または粘性材の切れやすさに大きく寄与する粘性材のチクソトロピー指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方に基づい
【0004】
て、より一層適切な離間速度を決定することができる。
[0012]
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、離間したスキージへの粘性材の付着量と付着量のしきい値との差に応じて、スキージの離間速度を調整して決定するように構成されている。このように構成すれば、実際の粘性材の状態を反映して離間速度を決定することができるので、実際の粘性材の状態に応じた適切な離間速度を容易に決定することができる。
[0013]
この場合、好ましくは、印刷方向と略直交する方向の幅が互いに異なる複数のスキージを使用可能に構成されており、付着量のしきい値は、スキージの印刷方向と略直交する方向の幅に応じて設けられている。このように構成すれば、印刷方向と略直交する方向の幅が互いに異なる複数のスキージを交換して使用する場合にも、各スキージの幅に応じて適切な離間速度を決定することができる。
[0014]
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、離間したスキージへの粘性材の付着量に加えて、マスク上の粘性材の残量にも基づいて、スキージの離間速度を決定するように構成されている。このように構成すれば、印刷作業が行われてマスク上の粘性材の残量が変化した場合にも、マスク上の粘性材の残量に応じた適切な離間速度を決定することができる。その結果、より一層適切な離間速度でスキージを駆動することができる。
[0015]
この場合、好ましくは、スキージの離間速度を決定するのに加えて、マスク上の粘性材の残量に基づいて、スキージの離間速度を調整するタイミングも決定するように構成されている。このように構成すれば、マスク上の粘性材の残量に応じた適切なタイミングで離間速度を調整することができる。その結果、印刷作業が行われてマスク上の粘性材の残量が変化した場合にも、スキージの離間速度を適切な離間速度に維持し続けることができる。
[0016]
上記マスク上の粘性材の残量に基づいてスキージの離間速度を決定する構成において、好ましくは、マスク上に供給された粘性材の供給量と、離間したスキージへの粘性材の付着量と、1つの基板へのマスクによる粘性材の印
【0005】
刷量と、基板の印刷枚数とに基づいて、マスク上の粘性材の残量を取得するように構成されている。このように構成すれば、マスク上の粘性材の残量を取得するための専用の計測装置を設けることなく、マスク上の粘性材の残量を取得することができるので、マスク上の粘性材の残量を取得するための装置構成が複雑化することを抑制することができる。
[0017]
上記第1の局面による印刷装置において、好ましくは、マスクに対するスキージの負荷を計測するための負荷計測部をさらに備え、負荷計測部による計測結果に基づいて、離間したスキージへの粘性材の付着量を取得するように構成されている。このように構成すれば、マスクに対するスキージの負荷と離間したスキージへの粘性材の付着量とを共通の負荷計測部を用いて取得することができるので、粘性材の付着量を取得するための装置構成が複雑化することを抑制することができる。
[0018]
この発明の第2の局面による印刷方法は、印刷パターンを有するマスク上をスキージが移動されることにより、マスク上の粘性材を基板に印刷し、基板への粘性材の印刷動作後、粘性材からスキージを離間させ、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて決定する。
[0019]
この発明の第2の局面による印刷方法では、上記のように、粘性材からスキージを離間させる動作におけるスキージの離間速度を、離間したスキージへの粘性材の付着量に基づいて決定する。これにより、上記第1の局面による印刷装置の場合と同様に、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安定して印刷することができる。
発明の効果
[0020]
本発明によれば、上記のように、適切な離間速度でスキージを駆動させることによって、空気の巻き込みが生じることを抑制して、基板に粘性材を安

Claims (11)

  1. 印刷パターンを有するマスク(M)上を印刷方向に移動されることにより、前記マスク上の粘性材(Sp)を基板(P)に印刷するスキージ(31)と、
    前記基板への前記粘性材の印刷動作後、前記粘性材から前記スキージを離間させる動作を行わせる制御部(6)と、を備え、
    前記粘性材の物性値情報、または離間した前記スキージへの前記粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に基づいて、前記粘性材から前記スキージを離間させる動作における前記スキージの離間速度を決定するように構成されている、印刷装置。
  2. 前記粘性材の物性値情報に基づいて、前記離間速度の初期値を決定するように構成されている、請求項1に記載の印刷装置。
  3. 前記粘性材の物性値情報に基づいて決定された前記離間速度の初期値を、離間した前記スキージへの前記粘性材の付着量に基づいて調整して、前記スキージの離間速度を決定するように構成されている、請求項2に記載の印刷装置。
  4. 前記粘性材の物性値情報は、前記粘性材の粘度に関する情報、または前記粘性材のチクソトロピー指数に関する情報のうちの少なくともいずれか一方を含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の印刷装置。
  5. 離間した前記スキージへの前記粘性材の付着量と付着量のしきい値との差に応じて、前記スキージの離間速度を調整して決定するように構成されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の印刷装置。
  6. 前記印刷方向と略直交する方向の幅が互いに異なる複数の前記スキージを使用可能に構成されており、
    前記付着量のしきい値は、前記スキージの前記印刷方向と略直交する方向の幅に応じて設けられている、請求項5に記載の印刷装置。
  7. 前記粘性材の物性値情報、または離間した前記スキージへの前記粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に加えて、前記マスク上の前記粘性材の残量にも基づいて、前記スキージの離間速度を決定するように構成されている、請求項1〜6のいずれか1項に記載の印刷装置。
  8. 前記スキージの離間速度を決定するのに加えて、前記マスク上の前記粘性材の残量に基づいて、前記スキージの前記離間速度を調整するタイミングも決定するように構成されている、請求項7に記載の印刷装置。
  9. 前記マスク上に供給された前記粘性材の供給量と、離間した前記スキージへの前記粘性材の付着量と、1つの前記基板への前記マスクによる前記粘性材の印刷量と、前記基板の印刷枚数とに基づいて、前記マスク上の前記粘性材の残量を取得するように構成されている、請求項7または8に記載の印刷装置。
  10. 前記マスクに対する前記スキージの負荷を計測するための負荷計測部(36)をさらに備え、
    前記負荷計測部による計測結果に基づいて、離間した前記スキージへの前記粘性材の付着量を取得するように構成されている、請求項1〜9のいずれか1項に記載の印刷装置。
  11. 印刷パターンを有するマスク(M)上をスキージ(31)が移動されることにより、前記マスク上の粘性材(Sp)を基板(P)に印刷し、
    前記基板への前記粘性材の印刷動作後、前記粘性材から前記スキージを離間させ、
    前記粘性材から前記スキージを離間させる動作における前記スキージの離間速度を、前記粘性材の物性値情報、または離間した前記スキージへの前記粘性材の付着量のうちの少なくともいずれか一方に基づいて決定する、印刷方法。
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