JPWO2017042929A1 - 部品実装機、ノズル撮像方法 - Google Patents

部品実装機、ノズル撮像方法 Download PDF

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Abstract

所定の回転軸(C)を中心とする円周軌道(O)に沿って中心間距離(a)を空けて並ぶ複数のノズル(40)を一体的に回転させることで、作業位置(Po)に位置するノズル(40)を変更する。この際、作業位置(Po)に位置するノズル(40)を変更する態様によらず、作業位置(Po)へ移動する(近づく)ノズル(40)および作業位置(Po)から移動する(離れる)ノズル(40)は、円周軌道(O)に沿って作業位置(Po)を中心とする中心間距離(a)の2倍未満の幅を有する撮像対象範囲(W)を移動することとなる。そこで、カメラ(60)は、撮像対象範囲(W)を移動中のノズル(40)を撮像する。このような本実施形態では、撮像のために余計にノズル(40)を一旦停止させる必要がなく、その結果、作業位置(Po)に位置するノズル(40)を変更する態様によらず、ノズル(40)の撮像を効率的に行うことが可能となっている。

Description

この発明は、実装ヘッドが部品の保持・実装に用いるノズルを撮像するノズル撮像技術に関する。
特許文献1では、複数の吸着ノズルを等ピッチで円周状に並べた部品装着装置が記載されている。この部品装着装置は、複数の吸着ノズルを一定方向に1ピッチずつ間欠回転させることで各吸着ノズルを順番に作業位置に位置させて、作業位置の吸着ノズルにより部品実装を実行する。また、作業位置に対して前後に1ピッチだけ離して先行位置および後行位置がそれぞれ設けられており、カメラが先行位置および後行位置のそれぞれで停止する吸着ノズルを撮像する。こうして部品実装の前後それぞれの吸着ノズルを撮像することで、部品実装の前に吸着ノズルが部品を吸着していることや、部品実装の後に部品が吸着ノズルから離脱していることを確認している。
特開2009−130014号公報
このように、上記の部品装着装置は、複数のノズルを一定方向に1ピッチずつ間欠回転させることで複数のノズルを順番に作業位置に位置させる。したがって、一のノズルが作業位置で部品実装をしている間、次に作業位置で部品実装を行うノズルは先行位置で停止している。そのため、部品実装前のノズルの撮像は、先行位置で停止するノズルを撮像することで実行できる。また、一のノズルが作業位置で部品実装をしている間、先に作業位置で部品実装を終えたノズルは後行位置で停止している。そのため、部品実装後のノズルの撮像は、後行位置で停止するノズルを撮像することで実行できる。
ところで、作業位置に位置するノズルの変更は、複数のノズルを一定方向に1ピッチずつ間欠回転させる上記の態様の他に様々な態様で適宜実行することもでき、例えば作業位置に位置する一のノズルから2ピッチ以上離れたノズルを次に作業位置に位置させることもできる。ただし、このようにして作業位置のノズルを変更した場合、次のノズルを作業位置に移動させる前に、このノズルを先行位置に一旦停止させたり、部品実装を終えた一のノズルを後行位置に一旦停止させたりする動作がノズルの撮像のために余計に生じる。したがって、作業位置に位置するノズルを変更する態様によっては、ノズルの撮像を効率的に行えないおそれがあった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、作業位置に位置するノズルを変更する態様によらず、ノズルの撮像を効率的に行うことを可能とする技術の提供を目的とする。
本発明に係る部品実装機は、上記目的を達成するために、所定の回転軸を中心とする円周軌道に沿って少なくとも最小中心間距離を空けて並ぶ複数のノズルを一体的に回転可能であり、円周軌道上に設けられた所定の作業位置でノズルを昇降させることで部品の保持および実装の少なくとも一方の作業をノズルにより実行する実装ヘッドと、円周軌道を撮像視野に含む撮像部とを備え、実装ヘッドは、複数のノズルを一体的に回転させることで作業位置に位置する前記ノズルを変更し、撮像部は、円周軌道に沿って作業位置を中心とする最小中心間距離の2倍未満の幅を有する所定範囲内を移動中のノズルを撮像する。
本発明に係るノズル撮像方法は、上記目的を達成するために、所定の回転軸を中心とする円周軌道に沿って少なくとも最小中心間距離を空けて並ぶ複数のノズルを有し、円周軌道上に設けられた所定の作業位置でノズルを昇降させることで部品の保持および実装の少なくとも一方の作業をノズルにより実行する実装ヘッドの複数のノズルを一体的に回転させることで作業位置に位置するノズルを変更する工程と、円周軌道に沿って作業位置を中心とする最小中心間距離の2倍未満の幅を有する所定範囲内を移動中のノズルを撮像する工程とを備える。
このように構成された本発明(部品実装機、ノズル撮像方法)では、所定の回転軸を中心とする円周軌道に沿って少なくとも最小中心間距離を空けて並ぶ複数のノズルを一体的に回転させることで、作業位置に位置するノズルを変更する。この際、作業位置に位置するノズルを変更する態様によらず、作業位置へ移動する(近づく)ノズルおよび作業位置から移動する(離れる)ノズルは、円周軌道に沿って作業位置を中心とする最小中心間距離の2倍未満の幅を有する所定範囲内を移動することとなる。そこで、本発明は、当該所定範囲内を移動中のノズルを撮像する。このような本発明では、撮像のために余計にノズルを一旦停止させる必要がなく、その結果、作業位置に位置するノズルを変更する態様によらず、ノズルの撮像を効率的に行うことが可能となっている。
本発明によれば、作業位置に位置するノズルを変更する態様によらず、ノズルの撮像を効率的に行うことが可能となる。
本発明に係る部品実装機を模式的に示す部分平面図である。 図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図である。 実装ヘッドの一例の下端部近傍を模式的に示す部分正面図である。 図3の実装ヘッドの底部を模式的に示す部分平面図である。 撮像ユニットの外観を模式的に示す部分斜視図である。 ノズルのサイドビュー撮像動作の第1例を模式的に示す図である。 ノズルのサイドビュー撮像動作の第2例を模式的に示す図である。 ノズルのサイドビュー撮像動作の第3例を模式的に示す図である。 ノズルの回転方向に応じて撮像位置を設定する制御の一例を示すフローチャートである。
図1は本発明に係る部品実装機を模式的に示す部分平面図である。図2は図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図である。両図および以下の図では、Z方向を鉛直方向とするXYZ直交座標を適宜示す。図2に示すように、部品実装機1は、装置全体を統括的に制御するコントローラー100を備える。コントローラー100は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)で構成されたコンピューターである演算処理部110およびHDD(Hard Disk Drive)で構成された記憶部120を有する。さらに、コントローラー100は、部品実装機1の駆動系を制御する駆動制御部130と、後に詳述するノズルの撮像を制御する撮像制御部140とを有する。
そして、演算処理部110は記憶部120に記憶されるプログラムに従って駆動制御部130を制御することで、プログラムが規定する部品実装を実行する。この際、演算処理部110は撮像制御部140がカメラ60により撮像した画像に基づき、部品実装を制御する。また、部品実装機1には、表示/操作ユニット150が設けられており、演算処理部110は、部品実装機1の状況を表示/操作ユニット150に表示したり、表示/操作ユニット150に入力された作業者からの指示を受け付けたりする。
図1に示すように、部品実装機1は、基台11の上に設けられた一対のコンベア12、12を備える。そして、部品実装機1は、コンベア12によりX方向(基板搬送方向)の上流側から実装処理位置(図1の基板Sの位置)に搬入した基板Sに対して部品を実装し、部品実装を完了した基板Sをコンベア12により実装処理位置からX方向の下流側へ搬出する。
部品実装機1では、Y方向に延びる一対のY軸レール21、21と、Y方向に延びるY軸ボールネジ22と、Y軸ボールネジ22を回転駆動するY軸モーターMyとが設けられ、ヘッド支持部材23が一対のY軸レール21、21にY方向に移動可能に支持された状態でY軸ボールネジ22のナットに固定されている。ヘッド支持部材23には、X方向に延びるX軸ボールネジ24と、X軸ボールネジ24を回転駆動するX軸モーターMxとが取り付けられており、ヘッドユニット3がヘッド支持部材23にX方向に移動可能に支持された状態でX軸ボールネジ24のナットに固定されている。したがって、駆動制御部130は、Y軸モーターMyによりY軸ボールネジ22を回転させてヘッドユニット3をY方向に移動させ、あるいはX軸モーターMxによりX軸ボールネジ24を回転させてヘッドユニット3をX方向に移動させることができる。
一対のコンベア12、12のY方向の両側それぞれでは、2つの部品供給部28がX方向に並んでいる。各部品供給部28に対しては、複数のテープフィーダー281がX方向に並んで着脱可能に装着されており、各テープフィーダー281には、集積回路、トランジスター、コンデンサ等の小片状の部品(チップ電子部品)を所定間隔おきに収納したテープが巻かれたリールが配置されている。そして、テープフィーダー281は、テープをヘッドユニット3側に間欠的に送り出すことによって、テープ内の部品を供給する。
ヘッドユニット3は、X方向に直線状に並ぶ複数(4本)の実装ヘッド4を有する。各実装ヘッド4は下端に取り付けられたノズル40(図3)により、部品の吸着・実装を行う。つまり、実装ヘッド4はテープフィーダー281の上方へ移動して、テープフィーダー281により供給された部品を吸着する。具体的には、実装ヘッド4は、部品に当接するまでノズル40を下降させた後にノズル40内に負圧を発生させつつノズル40を上昇させることで、部品を吸着する。続いて、実装ヘッド4は実装処理位置の基板Sの上方に移動して基板Sに部品を実装する。具体的には、実装ヘッド4は、部品が基板Sに当接するまでノズル40を下降させた後にノズル40内に大気圧あるいは正圧を発生させることで、部品を実装する。
図3は実装ヘッドの一例の下端部近傍を模式的に示す部分正面図である。図4は図3の実装ヘッドの底部を模式的に示す部分平面図である。図3および図4に示すように、各実装ヘッド4は、複数のノズル40を円周状に配列したロータリーヘッドである。続いては、図3および図4を併用しつつ実装ヘッド4の構成について説明する。なお、4本の実装ヘッド4の構成は共通するため、ここでは1本の実装ヘッド4について説明する。
実装ヘッド4はZ方向(鉛直方向)に延びるメインシャフト41と、メインシャフト41の下端に支持されたノズルホルダー42とを有する。ノズルホルダー42は、Z方向に平行な回転軸C(仮想軸)を中心とする回転方向Rに回転可能に支持されており、実装ヘッド4の上端部に設けられたR軸モーターMr(図2)の駆動力を受けて回転する。また、ノズルホルダー42は、回転軸Cを中心とする円周状に等角度θiを空けて配列された複数(8本)の昇降シャフト43を支持する。
各昇降シャフト43は昇降可能に支持されており、図略の付勢部材により上方へ付勢されている。各昇降シャフト43の下端にはノズル40が着脱可能に装着される。これによって、ノズルホルダー42は、回転軸Cを中心とする円周状に等角度θiを空けて配列された複数のノズル40を支持する。したがって、駆動制御部130がR軸モーターMrに回転指令を出力すると、R軸モーターMrからの駆動力を受けて回転するノズルホルダー42に伴って、複数のノズル40が一体的に回転軸Cを中心とする円周軌道Oに沿って回転する。
こうして、実装ヘッド4では、8個のノズル40が回転軸Cの回りで互いに等しい回転角度θiを空けて並んでおり、換言すれば、8個のノズル40が円周軌道Oに沿って互いに等しい中心間距離aを空けて並ぶ。ここで、ノズル40の中心は、例えばノズル40が部品の吸着を行う開口の底面視における幾何重心を通る鉛直線で代表できる。また、吸着する部品の回転角度を調整するために、ノズル40は一般に自転可能である。したがって、ノズル40の中心は、開口の幾何重心を通る鉛直線に代えてノズル40の自転中心線で代表できる。そして、中心間距離aは、隣接する2個のノズル40それぞれの中心間の円周軌道Oに沿った距離で代表でき、回転軸Cからノズル40までの半径r(円周軌道Oの半径)を有して角度θiを中心角とする円弧の長さに相当する。
また、メインシャフト41は、複数の昇降シャフト43の上方にノズル昇降機構44を支持する。ノズル昇降機構44は、回転軸Cを中心として180度の角度を空けて配置された2本の押圧部材441を有する。各押圧部材441は、ノズル昇降機構44に内蔵されたZ軸モーターMz(図2)の駆動力を受けて、互いに独立して昇降する。したがって、駆動制御部130がZ軸モーターMzに下降指令を出力すると、Z軸モーターMzからの駆動力を受けて押圧部材441が下降する。これにより、押圧部材441は、複数の昇降シャフト43のうち直下に位置する一の昇降シャフト43を当該昇降シャフト43に働く付勢力に抗して下降させ、部品の吸着あるいは実装を行う下降位置Zdまでノズル40を下降させる。一方、駆動制御部130がZ軸モーターMzに上昇指令を出力すると、Z軸モーターMzからの駆動力を受けて押圧部材441が上昇する。これにより、押圧部材441に押下されていた一の昇降シャフト43が、ノズル40を伴いつつ付勢力に従って上昇し、ノズル40が上昇位置Zuまで上昇する。なお、図3においては、ノズル40の下端に対して下降位置Zdおよび上昇位置Zuがそれぞれ示されている。
このような実装ヘッド4では、押圧部材441の直下がノズル40による部品の吸着・実装を行う作業位置Poとなる。すなわち、上述した2個の押圧部材441の配置に対応して、実装ヘッド4では、2個の作業位置Po、Poが回転軸Cを中心に180度の角度を空けて設けられている。一方、図4に示すようにノズルホルダー42では、回転軸Cを中心に180度の間隔を空けて配置された2個のノズル40(回転軸Cを挟んで互いに逆側に位置する2個のノズル40)の対(ノズル対)が4対設けられて、2×4(=8)個のノズル40が円周軌道Oに沿って配列されている。こうして対を成す2個のノズル40は、一方のノズル40が一方の作業位置Poに位置すると同時に他方のノズル40が他方の作業位置Poに位置できる配置関係を満たす。したがって、駆動制御部130はR軸モーターMrにより複数のノズル40の回転角度を調整することで、4個のノズル対のうち任意の1個のノズル対を成す2個のノズル40、40のそれぞれを作業位置Po、Poに位置させて、部品の吸着・実装に用いることができる。
例えば、作業位置Poで部品を吸着する場合は、実装ヘッド4を部品供給部28の上方へ移動させて作業位置Poをテープフィーダー281の直上に位置決めする。この状態で、部品を吸着しないノズル40を回転方向Rにおいて作業位置Poに停止させつつ、Z方向において上昇位置Zuから下降位置Zdへ下降させる。そして、ノズル40がテープフィーダー281により供給される部品に接したタイミングでノズル40に負圧を与えて、テープフィーダー281からノズル40に部品を吸着する。続いて、部品を吸着したノズル40をZ方向において下降位置Zdから上昇位置Zuまで上昇させる。
あるいは、作業位置Poで部品を実装する場合は、実装ヘッド4を基板Sの上方へ移動させて作業位置Poを基板Sの実装対象箇所の直上に位置決めする。この状態で、部品を吸着するノズル40を回転方向Rにおいて作業位置Poに停止させつつ、Z方向において上昇位置Zuから下降位置Zdへ下降させる。そして、部品が基板Sに接したタイミングでノズル40に大気圧あるいは正圧を与えて、ノズル40から基板Sへ部品を実装する。続いて、部品が離脱したノズル40をZ方向において下降位置Zdから上昇位置Zuまで上昇させる。
また、実装ヘッド4のメインシャフト41の下端には、円柱形状の光拡散部材5が取り付けられており、複数のノズル40は光拡散部材5を囲むようにして配列されている。この光拡散部材5は例えば特開2012−238726号公報に記載の拡散部材と同様の構成を具備しており、後に詳述する撮像ユニット6(図5、図6)によるノズル40のサイドビュー撮像に用いられる。
つまり、部品実装機1では、Z方向において上昇位置Zuの高さを移動中であって回転方向Rにおいて作業位置Poの前あるいは後を通過するノズル40のサイドビュー(X方向から見たノズル40の側面)が撮像ユニット6(図5)のカメラ60により撮像される。続いては、図5を併用しつつ撮像ユニット6の構成について説明する。
図5は撮像ユニットの外観を模式的に示す部分斜視図である。なお、図5では実装ヘッド4との関係を示すために、実装ヘッド4の構成が部分的に示されている。撮像ユニット6が具備する筐体61は、X方向に延設された本体部611と、本体部611のX方向の両端からY方向に突出する2個のノズル対向部612、612とを有し、各ノズル対向部612にカメラ60(図2)を内蔵する。そして、撮像ユニット6は、2個のノズル対向部612、612により複数のノズル40をX方向から挟むように配置されて、実装ヘッド4のメインシャフト41に固定されている。こうして、撮像ユニット6は実装ヘッド4と一体的に構成され、実装ヘッド4に伴って移動可能である。
各ノズル対向部612の内側壁には、実装ヘッド4の作業位置PoにX方向から対向する窓62が設けられている。そして、各カメラ60は窓62を介して作業位置PoにX方向から対向し、作業位置Poの近傍の画像をX方向から撮像する。なお、上述のとおり、押圧部材441の昇降に伴ってノズル40は上昇位置Zuと下降位置Zdとの間で昇降する。これに対して、各窓62は上昇位置Zuの高さに設けられており、各カメラ60は上昇位置Zuにおける作業位置Poの近傍の画像をX方向(水平方向)から撮像する。
さらに、各ノズル対向部612の内側壁では、照明65が設けられている。各照明65は、窓62の両側にマトリックス状に配列された複数のLED(Light Emitting Diode)で構成され、作業位置Poへ向けて光を照射する。こうして、各窓62に対しては実装ヘッド4および光拡散部材5を挟んでそれぞれに対向する照明65が設けられており、各カメラ60は、照明65から射出され光拡散部材5で拡散された光により背面から照らされた作業位置Poのシルエット画像を撮像する。
この部品実装機1は、後に詳述するように、回転方向Rにおける作業位置Poの前後それぞれに設けられた撮像位置を通過するノズル40のサイドビュー(X方向から見たノズル40の側面)をカメラ60により撮像する。そして、演算処理部110が、ノズル40のサイドビュー画像に基づき、例えば次のようにしてノズル40による部品の吸着・実装を制御する。
部品を吸着する場合は、部品を吸着する前後の各タイミングで上昇位置Zuに位置するノズル40のサイドビューを撮像する。そして、部品吸着前のサイドビュー画像においてノズル40に異物が付着している場合は、部品吸着を中止する。また、部品吸着のためにノズル40を下降位置Zdに下降させた後のサイドビュー画像においてノズル40の下端に部品が無ければ、部品吸着に失敗したと判断して、部品吸着を再実行する。さらに、ノズル40に吸着される部品の厚みや姿勢も、ノズル40のサイドビュー画像に基づき適宜判断する。
部品を実装する場合は、部品を実装する前後の各タイミングで上昇位置Zuに位置するノズル40のサイドビューを撮像する。そして、部品実装前のサイドビュー画像においてノズル40の下端に部品が無ければ、ノズル40から部品が脱落していると判断して、部品実装を中止する。また、部品実装のためにノズル40を下降位置Zdまで下降させた後のサイドビュー画像においてノズル40の下端に部品が残っていれば、部品実装に失敗したと判断して、部品実装を再実行する。
続いては、撮像ユニット6によるノズル40のサイドビュー撮像動作の具体例について説明する。なお、撮像ユニット6が備える2台のカメラ60のそれぞれが実行する撮像動作は類似するため、ここでは1台のカメラ60の撮像動作について説明する。また、カメラ60は、部品の吸着および実装の少なくとも一方の作業を実行する際のノズル40を撮像する。ただし、部品吸着時および部品実装時のそれぞれで実行される撮像動作は類似するため、ここでは基本的には作業内容を区別せずに説明しつつ、必要に応じて具体的な作業内容を明示することとする。
図6はノズルのサイドビュー撮像動作の第1例を模式的に示す図である。図6の例は、複数のノズル40を反時計回りに中心間距離aずつ間欠回転させることで作業位置Poに位置するノズル40を変更させつつ、作業位置Poのノズル40に作業を実行させる場合を示す。なお、同図において、時刻T11〜T15での動作が時系列の順に示されており、特に「側面」の欄ではX方向から見たノズル40が部分的に示され、「平面」の欄ではZ方向の上側から見たノズル40が部分的に示されている。また、8個のノズル40を区別するために、小文字のアルファベットa〜hを時計回りの順で8個のノズル40に付すとともに、撮像対象のノズル40を実線で表し、それ以外のノズル40を破線で表した。ただし、撮像対象でないノズル40については、一部のみを示した。
同図に示すように、カメラ60の撮像視野Vは円周軌道O上の作業位置Poを含んでおり、所定の撮像対象範囲Wを移動中のノズル40を撮像することができる。この撮像対象範囲Wは、円周軌道Oに沿って作業位置Poを中心とする中心間距離aの2倍未満の幅を有する。また、カメラ60を制御する撮像制御部140は、撮像対象範囲W内に作業前撮像位置Pbと作業後撮像位置Paとを設定する。すなわち、反時計回りに間欠回転するノズル40の回転方向Raにおいて、作業位置Poより上流側に作業前撮像位置Pbが設定され、作業前撮像位置Pbより下流側に作業後撮像位置Paが設定される。
この際、カメラ60の撮像視野Vにおいて、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paの両方に背面から重複するように光拡散部材5は回転方向Rに延設されており、照明65から射出されて光拡散部材5で拡散された光は、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paを背面(すなわち、カメラ60の反対側)から照らす。したがって、カメラ60は、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paを通過するノズル40のシルエット画像を撮像することができる。
この際、コントローラー100は、R軸モーターMrのエンコーダー信号等に基づき、撮像対象のノズル40が所定位置(例えば作業前撮像位置Pbあるいは作業後撮像位置Pa)に到達したことあるいは到達する直前であることを検知すると、カメラ60および照明65に撮像指令を出力する。この撮像指令を受けて、カメラ60が露光を開始するとともに照明65が光の照射を開始する。また、移動中のノズル40を撮像することで撮像画像が流れてしまうのを抑えるため、ノズル40の撮像は瞬時に行う。具体的には、カメラ60の露光時間を一瞬として、照明65の点灯時間もカメラ60の露光時間に合わせて一瞬とする。
タイミングT11では、ノズル40aが作業位置Poで作業を実行する。この間、次に作業を実行するノズル40hは、回転方向Raにおいて作業位置Poより中心間距離aだけ上流側の位置で停止して、作業位置Poのノズル40aに隣接する。作業位置Poにおいてノズル40aの作業が完了すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへ回転を開始する。
そして、ノズル40hが作業前撮像位置Pbに到達するタイミングT12に合わせてカメラ60が作動し、作業前撮像位置Pbを通過中のノズル40hがカメラ60により撮像される。撮像制御部140は、こうして得られたノズル40の画像データを、作業前撮像位置Pbを示す識別子に関連付けて記憶部120に記憶する。
タイミングT13において、ノズル40hが作業位置Poに到達すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへの回転を停止する。こうして、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raに中心間距離aだけ間欠回転して、作業位置Poに位置するノズル40がノズル40aから当該ノズル40aに隣接するノズル40hへ変更され、ノズル40hが作業位置Poで作業を実行する。作業位置Poにおいてノズル40hの作業が完了すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへ回転を開始する。
そして、ノズル40hが作業後撮像位置Paに到達するタイミングT14に合わせてカメラ60が作動し、作業後撮像位置Paを通過中のノズル40hがカメラ60により撮像される。撮像制御部140は、こうして得られたノズル40の画像データを、作業後撮像位置Paを示す識別子に関連付けて記憶部120に記憶する。
タイミングT15において、ノズル40gが作業位置Poに到達すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへの回転を停止する。こうして、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raに中心間距離aだけ間欠回転して、作業位置Poに位置するノズル40がノズル40hから当該ノズル40hに隣接するノズル40gへ変更され、ノズル40gが作業位置Poで作業を実行する。
以上の動作が繰り返されて、8個のノズル40a〜40hそれぞれが作業位置Poで作業を順番に実行する。つまり、実装ヘッド4は、8個のノズル40a〜40hのうち、一のノズル40を作業位置Poに位置させて一のノズル40により作業を実行するのに続いて、円周軌道Oにおいて一のノズル40に隣接する次のノズル40を作業位置Poに位置させて次のノズル40により作業を実行する。
そして、部品吸着および部品実装の両方の実行に際して、図6の撮像動作が実行される。特に、部品実装のために作業位置Poへ移動中のノズル40を撮像することで、部品実装のためにノズル40が作業位置Poへの移動を開始した際に働く慣性力によって部品が作業位置Poから脱落するエラーを確認することが可能となっている。
また、作業位置Poにおける部品実装の成否の判断は、作業位置Poで部品実装を行ったノズル40に付着する部品の有無をノズル40の撮像画像に基づき確認することで実行される。ただし、作業位置Poで部品実装を行ったノズル40を停止させてからノズル40を撮像する構成では、例えば作業位置Poでの部品実装に失敗してノズル40に部品が付着していても、ノズル40が停止する直前等に部品がノズル40から脱落した場合には、部品実装が成功したと誤って判断されるため、部品実装の成否判断の信頼性が低かった。これに対して、上の例では、作業位置Poで部品実装を行ったノズル40は、次の停止位置に停止する前に作業後撮像位置Paで撮像される。そのため、作業後撮像位置Paでの撮像画像にノズル40に付着した部品が無いことを確認することで、比較的高い信頼性で部品実装の成否判断を実行できる。
また、作業位置Poにおける部品吸着の成否の判断は、作業位置Poで部品吸着を行ったノズル40に吸着される部品の有無をノズル40の撮像画像に基づき確認することで実行される。この際、作業位置Poで部品吸着を行ったノズル40を停止させてからノズル40を撮像する構成では、例えば作業位置Poでの部品吸着に成功していても、ノズル40が停止する直前等に部品がノズル40から脱落した場合には、部品吸着に失敗したと判断される。そのため、撮像画像においてノズル40に吸着される部品が無い要因が、部品吸着の失敗にあるのか、移動中のノズル40からの部品の脱落にあるのかを判断することが難しかった。これに対して、上の例では、作業位置Poで部品吸着を行ったノズル40は、次の停止位置に停止する前に作業後撮像位置Paで撮像される。そのため、作業後撮像位置Paでの撮像画像にノズル40に吸着された部品が無いことを確認することで、比較的高い確度で部品吸着の成否判断を実行できる。
ちなみに、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paの設定は、部品吸着および部品実装のいずれを実行するかにより変わる。つまり、部品吸着の際には、回転軸Cを中心とした作業位置Poに対する作業前撮像位置Pbの角度Uは、回転軸Cを中心とした作業位置Poに対する作業後撮像位置Paの角度Dに等しく、換言すれば、作業前撮像位置Pbと作業位置Poとの距離は、作業後撮像位置Paと作業位置Poとの距離と等しい。
一方、部品実装の際には、回転軸Cを中心とした作業位置Poに対する作業前撮像位置Pbの角度Uは、回転軸Cを中心とした作業位置Poに対する作業後撮像位置Paの角度Dより大きく、換言すれば、作業前撮像位置Pbと作業位置Poとの距離は、作業後撮像位置Paと作業位置Poとの距離より長い。かかる構成では、作業前撮像位置Pbと作業位置Poとの距離が長く設定されているため、作業前撮像位置Pbでの撮像で部品の脱落が確認されたノズル40が作業位置Poに到達するまでの時間を確保できる。その結果、演算処理部110は、この確保された時間の間に部品実装の停止に必要な処理を完了して、部品を保持しないノズル40が作業位置Poで下降して基板Sに接触するのを防止するといった制御が実行可能となる。
また、図6の例では、8個のノズル40を一定方向に中心間距離aずつ間欠回転させることで作業位置Poに位置するノズル40を変更させる。さらに、部品吸着の場合は、作業前撮像位置Pbと作業後撮像位置Paとが作業位置Poから等しい距離に設定される。そのため、作業位置Poでの吸着を終えた一のノズル40が作業後撮像位置Paを通過するタイミングと、作業位置Poで次に吸着を行う次のノズル40が作業前撮像位置Pbを通過するタイミングとが等しく、例えば図6のタイミングT14では、ノズル40hの作業後撮像位置Paの通過と、ノズル40gの作業前撮像位置Pbの通過とが同時に生じる。そこで、カメラ60は、それぞれ作業前撮像位置Pbと作業後撮像位置Paを同時に通過する2個のノズル40を同時に撮像することで、ノズル40の撮像を効率的に実行する。
図7はノズルのサイドビュー撮像動作の第2例を模式的に示す図である。図7の例は、複数のノズル40を反時計回りに中心間距離aの2倍だけ間欠回転させた後に、複数のノズル40を反時計回りに中心間距離aだけ間欠回転させることで、作業位置Poに位置するノズル40をノズル40a、40g、40fの順に変更しつつこれらのノズル40a、40g、40fに作業を実行させる場合を示す。ここでは、図6の第1例との差異を中心に説明することとし、第1例との共通点については適宜説明を省略する。なお、図7の表記は図6のそれと同様である。
タイミングT21では、ノズル40aが作業位置Poで作業を実行する。この間、次に作業を実行するノズル40gは、回転方向Raにおいて作業位置Poより中心間距離aの2倍だけ上流側の位置で停止する。作業位置Poにおいてノズル40aの作業が完了すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへ回転を開始する。
そして、ノズル40gが作業前撮像位置Pbに到達するタイミングT22に合わせてカメラ60が作動し、作業前撮像位置Pbを通過中のノズル40gがカメラ60により撮像される。撮像制御部140は、こうして得られたノズル40の画像データを、作業前撮像位置Pbを示す識別子に関連付けて記憶部120に記憶する。
タイミングT23において、ノズル40gが作業位置Poに到達すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへの回転を停止する。こうして、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raに中心間距離aの2倍だけ間欠回転して、作業位置Poに位置するノズル40がノズル40aからノズル40gへ変更され、ノズル40gが作業位置Poで作業を実行する。作業位置Poにおいてノズル40gの作業が完了すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへ回転を開始する。
そして、ノズル40gが作業後撮像位置Paに到達するタイミングT24に合わせてカメラ60が作動し、作業後撮像位置Paを通過中のノズル40gがカメラ60により撮像される。撮像制御部140は、こうして得られたノズル40の画像データを、作業後撮像位置Paを示す識別子に関連付けて記憶部120に記憶する。
タイミングT25において、ノズル40fが作業位置Poに到達すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへの回転を停止する。こうして、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raに中心間距離aだけ間欠回転して、作業位置Poに位置するノズル40がノズル40gからノズル40fへ変更され、ノズル40fが作業位置Poで作業を実行する。
ちなみに、ここではノズル40gの撮像に注目して説明を行った。ただし、タイミングT21〜T23の間に実行される間欠回転中には、タイミングT21において作業位置Poで作業を実行したノズル40aが作業後撮像位置Paを通過する。そこで、カメラ60は、作業を終えて作業後撮像位置Paを通過中のノズル40aの撮像も併せて行う。つまり、次に作業位置Poで作業を行うノズル40gを作業位置Poに移動させるために実行される間欠回転の間に、作業前撮像位置Pbでのノズル40gの撮像と、作業後撮像位置Paでのノズル40aでの撮像とが実行される。このように、1回の間欠回転において、作業前のノズル40と作業後のノズル40とを撮像することができる。
そして、部品吸着および部品実装の両方の実行に際して、図7の撮像動作が実行される。ただし、図6に示す第1例と同様に、図7の第2例においても、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paの設定は、部品吸着および部品実装のいずれを実行するかにより変わる。つまり、作業前撮像位置Pbと作業位置Poとの距離を長く設定することで、作業前撮像位置Pbでの撮像で部品の脱落が確認されたノズル40が作業位置Poに到達するまでの時間を確保している。その結果、演算処理部110は、この確保された時間の間に部品実装の停止に必要な処理を完了して、部品を保持しないノズル40が作業位置Poで下降して基板Sに接触するのを防止するといった制御が実行可能となる。
図8はノズルのサイドビュー撮像動作の第3例を模式的に示す図である。上述の第1例および第2例と異なり、この第3例ではノズル40を間欠回転させる方向が反時計回りから時計回りへ途中で逆転する。つまり、複数のノズル40を反時計回りに中心間距離aの2倍だけ間欠回転させた後に、複数のノズル40を時計回りに中心間距離aだけ間欠回転させることで、作業位置Poに位置するノズル40をノズル40a、40g、40hの順に変更しつつこれらのノズル40a、40g、40hに作業を実行させる。ここでは、図7の第2例との差異を中心に説明することとし、第2例との共通点については適宜説明を省略する。なお、図8の表記は図6のそれと同様である。
タイミングT31では、ノズル40aが作業位置Poで作業を実行する。この間、次に作業を実行するノズル40gは、回転方向Raにおいて作業位置Poより中心間距離aの2倍だけ上流側の位置で停止する。作業位置Poにおいてノズル40aの作業が完了すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへ回転を開始する。
この回転開始に応じて、撮像制御部140はノズル40の回転方向を確認し、作業実行前のノズル40gを撮像するための作業前撮像位置Pbを、確認した回転方向に応じて設定する。ここでは、反時計回りに回転するノズル40の回転方向Raにおいて作業位置Poの上流側(図8の左側)に作業前撮像位置Pbを設定する。そして、ノズル40gが作業前撮像位置Pbに到達するタイミングT32に合わせてカメラ60が作動し、作業前撮像位置Pbを通過中のノズル40gがカメラ60により撮像される。
タイミングT33において、ノズル40gが作業位置Poに到達すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raへの回転を停止する。こうして、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raに中心間距離aの2倍だけ間欠回転して、作業位置Poに位置するノズル40がノズル40aからノズル40gへ変更され、ノズル40gが作業位置Poで作業を実行する。作業位置Poにおいてノズル40gの作業が完了すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Raと逆の回転方向Rcへ回転を開始する。
この回転開始に応じて、撮像制御部140はノズル40の回転方向を確認し、作業実行後のノズル40gを撮像するための作業後撮像位置Paを、確認した回転方向に応じて設定する。ここでは、時計回りに回転するノズル40の回転方向Rcにおいて作業位置Poの下流側(図8の左側)に作業後撮像位置Paを設定する。そして、ノズル40gが作業後撮像位置Paに到達するタイミングT34に合わせてカメラ60が作動し、作業後撮像位置Paを通過中のノズル40gがカメラ60により撮像される。
タイミングT35において、ノズル40hが作業位置Poに到達すると、8個のノズル40a〜40hが回転方向Rcへの回転を停止する。こうして、8個のノズル40a〜40hが回転方向Rcに中心間距離aだけ間欠回転して、作業位置Poに位置するノズル40がノズル40gからノズル40hへ変更され、ノズル40hが作業位置Poで作業を実行する。
そして、部品吸着および部品実装の両方の実行に際して、図8の撮像動作が実行される。ただし、図6に示す第1例と同様に、図8の第3例においても、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paの設定は、部品吸着および部品実装のいずれを実行するかにより変わる。
このように図8の第3例では、ノズル40の回転方向に応じて作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paが設定される。かかる設定制御は、例えば図9のフローチャートに従って実行できる。ここで、図9はノズルの回転方向に応じて撮像位置を設定する制御の一例を示すフローチャートである。同図のフローチャートは、演算処理部110が駆動制御部130に記憶されるプログラムに従って実行する。
ステップS101では、作業位置Poに位置するノズル40が作業を完了したか否かを判断する。作業位置Poでの作業が完了すると(ステップS101で「YES」)、作業完了に伴い開始されるノズル40の回転の方向が回転方向Ra、Rcのいずれであるかを確認する(ステップS102)。続いて、撮像対象のノズル40が作業前であるか作業後であるかを確認する(ステップS103)。つまり、ステップS101で作業を終えたノズル40の次に作業位置Poで作業を行うノズル40の撮像に対しては、撮像対象のノズル40は作業前であると判断し(ステップS103で「作業前」)、ステップS104に進む。そして、ステップS104において、回転方向Rにおいて作業位置Poの上流側に作業前撮像位置Pbを設定する。これにより、作業位置Poでの作業前のノズル40が撮像される。一方、ステップS101において作業位置Poで作業を終えたノズル40の撮像に対しては、撮像対象のノズル40は作業後であると判断し(ステップS103で「作業後」)、ステップS105に進む。そして、ステップS105において、回転方向Rにおいて作業位置Poの下流側に作業後撮像位置Paを設定する。この図9のフローチャートは、ステップS101の後に開始した間欠回転中に撮像すべき全ノズル40について撮像位置が設定されるまで、繰り返し実行される。
以上に説明したように本実施形態では、所定の回転軸Cを中心とする円周軌道Oに沿って中心間距離aを空けて並ぶ複数のノズル40を一体的に回転させることで、作業位置Poに位置するノズル40を変更する。この際、作業位置Poに位置するノズル40を変更する態様によらず、作業位置Poへ移動する(近づく)ノズル40および作業位置Poから移動する(離れる)ノズル40は、円周軌道Oに沿って作業位置Poを中心とする中心間距離aの2倍未満の幅を有する撮像対象範囲Wを移動することとなる。そこで、カメラ60は、撮像対象範囲Wを移動中のノズル40を撮像する。このような本実施形態では、撮像のために余計にノズル40を一旦停止させる必要がなく、その結果、作業位置Poに位置するノズル40を変更する態様によらず、ノズル40の撮像を効率的に行うことが可能となっている。
特に、ノズル40の撮像位置Pa、Pbが作業位置Poからノズル40の中心間距離a未満にあり、作業位置Poに近接している。そのため、作業前撮像位置Pbで撮像する場合には作業直前のノズル40を撮像でき、作業後撮像位置Paで撮像する場合には作業直後のノズル40を撮像できるといった利点がある。
また、撮像制御部140は、撮像対象のノズル40の移動が時計回りおよび反時計回りのいずれであるかを判断した結果に基づき作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paを設定する。これによって、撮像対象のノズル40が移動する向きに応じて作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paを適切に設定することができる。
また、記憶部120は、作業前撮像位置Pbのノズル40を撮像した画像データと、作業後撮像位置Paのノズル40を撮像した画像データとを識別して記憶する。かかる構成では、記憶部120に記憶される画像データが、作業前撮像位置Pbあるいは作業後撮像位置Paのいずれのノズル40を示すのかを簡単に判断できるといった利点がある。
また、カメラ60は、一の撮像視野Vに作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paの両方を含む。これによって、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paのそれぞれに対して撮像視野Vを設けた場合と比較して、カメラ60を比較的簡単に構成できる。
このように本実施形態では、部品実装機1が本発明の「部品実装機」の一例に相当し、実装ヘッド4が本発明の「実装ヘッド」の一例に相当し、ノズル40が本発明の「ノズル」の一例に相当し、撮像制御部140と撮像ユニット6とが協働して本発明の「撮像部」の一例として機能し、撮像視野Vが本発明の「撮像視野」の一例に相当し、回転軸Cが本発明の「回転軸」の一例に相当し、円周軌道Oが本発明の「円周軌道」の一例に相当し、中心間距離aが本発明の「最小中心間距離」の一例に相当し、作業位置Poが本発明の「作業位置」の一例に相当し、作業前撮像位置Pbが本発明の「作業前撮像位置」の一例に相当し、作業後撮像位置Paが本発明の「作業後撮像位置」の一例に相当し、撮像対象範囲Wが本発明の「所定範囲」の一例に相当し、記憶部120が本発明の「記憶部」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。したがって、例えば上記実施形態では、複数のノズル40が円周軌道Oに沿って等しい中心間距離aを空けて並んでいた。しかしながら、複数のノズル40が並ぶ中心間距離aが等しい必要は無く、異なっていても良い。この場合、異なる中心間距離aのうち最小の中心間距離aが本発明の「最小中心間距離」に相当する。
また、上記実施形態では、8個のノズル40が円周軌道Oに沿って並ぶ実装ヘッド4を用いて説明を行った。しかしながら、実装ヘッド4が有するノズル40の個数は8個に限られず、8個未満でも8個より多くても構わない。したがって、2個以上の偶数個のノズル40を有する実装ヘッド4や、3個以上の奇数個のノズル40を有する実装ヘッド4を用いることができる。
また、上記実施形態では、ノズル40のサイドビュー撮像動作の具体的態様として、図6〜図8を用いつつ第1例〜第3例の態様を示した。この際、実装ヘッド4が具備する8個のノズル40による作業を完了するにあたっては、上記の第1例〜第3例のうちいずれか1つのみを実行しても良いし、第1例〜第3例を適宜組み合わせて実行しても良い。さらに、ノズル40のサイドビュー撮像動作の具体的態様はこれらの例に限られず、種々の態様でノズル40のサイドビュー撮像動作を実行可能である。
また、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paを1台のカメラ60で撮像していたが、作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paそれぞれに対してカメラ60を設けても良い。この場合、各カメラ60が対応する撮像位置Pb、Paに正対(すなわち、ノズルホルダー42の回転軸Cに対してカメラ60の光軸が直交)するように、各カメラ60を配置すると良い。このような構成では、各カメラ60に対して対応する作業前撮像位置Pbおよび作業後撮像位置Paの背面から光を照射するにあたり、光拡散部材5は1本のノズル40に相当する幅を回転方向Rに有すれば足りる。
また、実装ヘッド4は2箇所の作業位置Poを具備していたが、単一の作業位置Poを具備する実装ヘッド4に対しても本発明を適用可能である。
以上、具体的な実施形態を例示して説明してきたように、本発明では例えば、撮像部は、作業位置で作業を実行する前に作業位置へ移動中のノズル、および作業位置で作業を実行した後に作業位置から移動中のノズルの少なくとも一方を撮像するように、部品実装機を構成しても良い。つまり、本発明ではノズルの撮像位置が作業位置から最小中心間距離未満にあり、作業位置に近接しているため、前者の場合には作業直前のノズルを撮像でき、後者の場合には作業直後のノズルを撮像できるといった利点がある。
また、撮像部は、所定範囲であってノズルの移動方向において作業位置より上流側に作業前撮像位置を設定し、作業の実行前に作業前撮像位置を通過するノズルを撮像するように、部品実装機を構成しても良い。かかる構成では、作業位置の近くに設定した作業前撮像位置を通過する作業直前のノズルを撮像することができる。
また、複数のノズルは、回転軸を中心とする時計回りおよび反時計回りの両方向へ移動可能であり、撮像部は、撮像対象のノズルの移動が時計回りおよび反時計回りのいずれであるかを判断した結果に基づき作業前撮像位置を設定するように、部品実装機を構成しても良い。これによって、撮像対象のノズルが移動する向きに応じて作業前撮像位置を適切に設定することができる。
また、撮像部は、作業位置で部品の実装を実行する前のノズルを撮像するように、部品実装機を構成しても良い。つまり、本発明は、部品実装のために作業位置へ移動中のノズルを撮像するため、部品実装のためにノズルが作業位置への移動を開始した際に働く慣性力によって部品がノズルから脱落するエラーを確認するのに適している。
また、撮像部は、所定範囲であってノズルの移動方向において作業位置より下流側に作業後撮像位置を設定し、作業の実行後に作業後撮像位置を通過するノズルを撮像するように、部品実装機を構成しても良い。かかる構成では、作業位置の近くに設定した作業後撮像位置を通過する作業直後のノズルを撮像することができる。
また、複数のノズルは、回転軸を中心とする時計回りおよび反時計回りの両方向へ移動可能であり、撮像部は、撮像対象のノズルの移動が時計回りおよび反時計回りのいずれであるかを判断した結果に基づき作業後撮像位置を設定するように、部品実装機を構成しても良い。これによって、撮像対象のノズルが移動する向きに応じて作業後撮像位置を適切に設定することができる。
また、撮像部は、所定範囲であってノズル方向の移動方向において作業位置より上流側に作業前撮像位置を設定して作業の実行前に作業前撮像位置を通過するノズルを撮像し、所定範囲であってノズルの移動方向において作業位置より下流側に作業後撮像位置を設定して作業の実行後に作業後撮像位置を通過するノズルを撮像するように、部品実装機を構成しても良い。作業位置の近くに設定した作業前撮像位置および作業後撮像位置を通過する作業直前および作業直後それぞれのノズルを撮像することができる。
また、撮像部は、作業として部品実装を実行するノズルを撮像し、円周軌道において作業前撮像位置と作業位置との距離が作業後撮像位置と作業位置との距離より長くなるように、作業前撮像位置および作業後撮像位置を設定するように、部品実装機を構成しても良い。かかる構成では、作業前撮像位置と作業位置との距離が長く設定されているため、作業前撮像位置での撮像で部品の脱落が確認されたノズルが作業位置に到達するまでの時間を確保できる。その結果、この確保された時間の間に部品実装の停止に必要な処理を完了して、部品を保持しないノズルが作業位置で下降して基板に接触するのを防止するといった制御が実行可能となる。
また、撮像部は、作業として部品保持を実行するノズルを撮像し、円周軌道において作業前撮像位置と作業位置との距離が作業後撮像位置と作業位置との距離と等しくなるように、作業前撮像位置および作業後撮像位置を設定するように、部品実装機を構成しても良い。
また、実装ヘッドは、複数のノズルのうち、一のノズルを作業位置に位置させて一のノズルにより作業を実行するのに続いて、円周軌道において一のノズルに隣接する次のノズルを作業位置に位置させて次のノズルにより作業を実行し、撮像部は、作業の実行後に作業後撮像位置を通過する一のノズルの撮像と、作業の実行前に作業前撮像位置を通過する次のノズルの撮像とを同時に実行するように、部品実装機を構成しても良い。かかる構成では、一のノズルと次のノズルとを同時に撮像するため、これらの撮像を効率的に実行できる。
また、撮像部が撮像したノズルの画像データを記憶する記憶部をさらに備え、記憶部は、作業前撮像位置のノズルを撮像した画像データと、作業後撮像位置のノズルを撮像した画像データとを識別して記憶するように、部品実装機を構成しても良い。かかる構成では、記憶部に記憶される画像データが、作業前撮像位置あるいは作業後撮像位置のいずれのノズルを示すのかを簡単に判断できるといった利点がある。
また、撮像部は、一の撮像視野内に作業前撮像位置および作業後撮像位置の両方を含むように、部品実装機を構成しても良い。これによって、作業前撮像位置および作業後撮像位置のそれぞれに対して撮像視野を設けた場合と比較して、撮像部を比較的簡単に構成できる。
1…部品実装機
4…実装ヘッド
40…ノズル
6…撮像ユニット(撮像部)
120…記憶部
140…撮像制御部(撮像部)
C…回転軸
O…円周軌道
a…中心間距離
Po…作業位置
Pb…作業前撮像位置
Pa…作業後撮像位置
V…撮像視野
W…撮像対象範囲

Claims (14)

  1. 所定の回転軸を中心とする円周軌道に沿って少なくとも最小中心間距離を空けて並ぶ複数のノズルを一体的に回転可能であり、前記円周軌道上に設けられた所定の作業位置で前記ノズルを昇降させることで部品の保持および実装の少なくとも一方の作業を前記ノズルにより実行する実装ヘッドと、
    前記円周軌道を撮像視野に含む撮像部と
    を備え、
    前記実装ヘッドは、前記複数のノズルを一体的に回転させることで前記作業位置に位置する前記ノズルを変更し、
    前記撮像部は、前記円周軌道に沿って前記作業位置を中心とする前記最小中心間距離の2倍未満の幅を有する所定範囲内を移動中の前記ノズルを撮像する部品実装機。
  2. 前記撮像部は、前記作業位置で前記作業を実行する前に前記作業位置へ移動中の前記ノズル、および前記作業位置で前記作業を実行した後に前記作業位置から移動中の前記ノズルの少なくとも一方を撮像する請求項1に記載の部品実装機。
  3. 前記撮像部は、前記所定範囲であって前記ノズルの移動方向において前記作業位置より上流側に作業前撮像位置を設定し、前記作業の実行前に前記作業前撮像位置を通過する前記ノズルを撮像する請求項2に記載の部品実装機。
  4. 前記複数のノズルは、前記回転軸を中心とする時計回りおよび反時計回りの両方向へ移動可能であり、
    前記撮像部は、撮像対象の前記ノズルの移動が時計回りおよび反時計回りのいずれであるかを判断した結果に基づき前記作業前撮像位置を設定する請求項3に記載の部品実装機。
  5. 前記撮像部は、前記作業位置で部品の実装を実行する前の前記ノズルを撮像する請求項2ないし4のいずれか一項に記載の部品実装機。
  6. 前記撮像部は、前記所定範囲であって前記ノズルの移動方向において前記作業位置より下流側に作業後撮像位置を設定し、前記作業の実行後に前記作業後撮像位置を通過する前記ノズルを撮像する請求項2ないし5のいずれか一項に記載の部品実装機。
  7. 前記複数のノズルは、前記回転軸を中心とする時計回りおよび反時計回りの両方向へ移動可能であり、
    前記撮像部は、撮像対象の前記ノズルの移動が時計回りおよび反時計回りのいずれであるかを判断した結果に基づき前記作業後撮像位置を設定する請求項6に記載の部品実装機。
  8. 前記撮像部は、前記所定範囲であって前記ノズル方向の移動方向において前記作業位置より上流側に作業前撮像位置を設定して前記作業の実行前に前記作業前撮像位置を通過する前記ノズルを撮像し、前記所定範囲であって前記ノズルの移動方向において前記作業位置より下流側に作業後撮像位置を設定して前記作業の実行後に前記作業後撮像位置を通過する前記ノズルを撮像する請求項2に記載の部品実装機。
  9. 前記撮像部は、前記作業として部品実装を実行する前記ノズルを撮像し、前記円周軌道において前記作業前撮像位置と前記作業位置との距離が前記作業後撮像位置と前記作業位置との距離より長くなるように、前記作業前撮像位置および前記作業後撮像位置を設定する請求項8に記載の部品実装機。
  10. 前記撮像部は、前記作業として部品保持を実行する前記ノズルを撮像し、前記円周軌道において前記作業前撮像位置と前記作業位置との距離が前記作業後撮像位置と前記作業位置との距離と等しくなるように、前記作業前撮像位置および前記作業後撮像位置を設定する請求項8に記載の部品実装機。
  11. 前記実装ヘッドは、前記複数のノズルのうち、一のノズルを前記作業位置に位置させて前記一のノズルにより前記作業を実行するのに続いて、前記円周軌道において前記一のノズルに隣接する次のノズルを前記作業位置に位置させて前記次のノズルにより前記作業を実行し、
    前記撮像部は、前記作業の実行後に前記作業後撮像位置を通過する前記一のノズルの撮像と、前記作業の実行前に前記作業前撮像位置を通過する前記次のノズルの撮像とを同時に実行する請求項8ないし10のいずれか一項に記載の部品実装機。
  12. 前記撮像部が撮像した前記ノズルの画像データを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記記憶部は、前記作業前撮像位置の前記ノズルを撮像した前記画像データと、前記作業後撮像位置の前記ノズルを撮像した前記画像データとを識別して記憶する請求項8ないし11のいずれか一項に記載の部品実装機。
  13. 前記撮像部は、一の前記撮像視野内に前記作業前撮像位置および前記作業後撮像位置の両方を含む請求項8ないし12のいずれか一項に記載の部品実装機。
  14. 所定の回転軸を中心とする円周軌道に沿って少なくとも最小中心間距離を空けて並ぶ複数のノズルを有し、前記円周軌道上に設けられた所定の作業位置で前記ノズルを昇降させることで部品の保持および実装の少なくとも一方の作業を前記ノズルにより実行する実装ヘッドの前記複数のノズルを一体的に回転させることで前記作業位置に位置する前記ノズルを変更する工程と、
    前記円周軌道に沿って前記作業位置を中心とする前記最小中心間距離の2倍未満の幅を有する所定範囲内を移動中の前記ノズルを撮像する工程と
    を備えるノズル撮像方法。
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