JPWO2016167334A1 - 放射線像変換スクリーン、フラットパネルディテクタ、放射線検出装置、及びシンチレータ - Google Patents
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Abstract
本発明は、トレードオフの関係にある感度及び鮮鋭度を両立した放射線像変換スクリーンを提供すること、また、該放射線像変換スクリーンを含む、高機能のフラットパネルディテクタを提供することを課題とする。本発明は、蛍光体層、有機多層反射膜を含む放射線像変換スクリーンであって、該有機多層反射膜の蛍光体層と反対側に、有機多層反射膜の屈折率未満の層を含むことを特徴とする放射線像変換スクリーンに存する。
Description
本発明は、放射線像変換スクリーン、フラットパネルディテクタ、放射線検出装置、及びシンチレータに存する。
従来、医療現場において、フィルムを用いたアナログ方式のX線画像が広く用いられてきた。しかし、近年、コンピューテッドラジオグラフィ(computed radiography:CR)やフラットパネル型の放射線ディテクタ(flat panel detector:FPD)等のデジタル方式が開発されている。
放射線を可視光に変換する間接方式のフラットパネルディテクタ(FPD:フラットパネルディテクタ)においては、放射線を可視光に変換するために、放射線像変換スクリーンが使用される。放射線像変換スクリーンは、タリウム賦活のヨウ化セシウム(CsI:Tl)やテルビウム賦活やプラセオジム賦活の酸硫化ガドリニウム(Gd2O2S:Tb、Gd2O2S:Pr)(GOS)等のX線蛍光体を含み、照射されたX線に応じて、該X線蛍光体が可視光を発光して、その発光をTFTやCCDなどを備えた光検出器で電気信号に変換することにより、X線の情報をデジタル画像情報に変換する。
FPDには、より照射X線に対する感度が高く、かつ高鮮鋭度のものが望まれている。感度を高めるためには放射線像変換スクリーンにおける蛍光体量を多くすることが有効であるが、蛍光体量を多くすると、放射線像変換スクリーンの厚みが増して蛍光体から発光した可視光がより広がりやすくなり鮮鋭度が低下する。この光の拡散の影響を抑え、鮮鋭度を保ったまま感度を向上させるために、例えば、特許文献1では、蛍光体の平均粒径や充填率、膜厚などを調整する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、感度及び鮮鋭度が不十分である場合があった。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、トレードオフの関係にある感度及び鮮鋭度を両立した放射線像変換スクリーンを提供する。
また、本発明は、上記放射線像変換スクリーン及び光検出器を含む、高機能のフラットパネルディテクタを提供する。
更に本発明は、感度及び鮮鋭度を両立した放射線検出装置を提供する。
更に本発明は、感度及び鮮鋭度を両立したデバイスを提供できるシンチレータを提供する。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、トレードオフの関係にある感度及び鮮鋭度を両立した放射線像変換スクリーンを提供する。
また、本発明は、上記放射線像変換スクリーン及び光検出器を含む、高機能のフラットパネルディテクタを提供する。
更に本発明は、感度及び鮮鋭度を両立した放射線検出装置を提供する。
更に本発明は、感度及び鮮鋭度を両立したデバイスを提供できるシンチレータを提供する。
本発明者等は鋭意検討を行った結果、誘電体多層反射膜を用いた特定の層構成とすることで、上記課題を解決しうることを見出し、本発明に到達した。
即ち、本発明の要旨は、蛍光体層、及び該蛍光体層の一方の面側に形成された誘電体多層反射膜、を少なくとも備え、該誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接している、又は該誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面が低屈折率領域と接している、放射線像変換スクリーンに存する。
即ち、本発明の要旨は、蛍光体層、及び該蛍光体層の一方の面側に形成された誘電体多層反射膜、を少なくとも備え、該誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接している、又は該誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面が低屈折率領域と接している、放射線像変換スクリーンに存する。
また、本発明の別の要旨は、シンチレータ、該シンチレータの一方の側に設置された光検出器、及び該シンチレータの光検出器に設置された側と反対側に形成された誘導体多層反射膜、を有する放射線検出装置であって、
該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接している、又は該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面が低屈折率領域と接している、放射線検出装置に存する。
該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接している、又は該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面が低屈折率領域と接している、放射線検出装置に存する。
また、本発明の別の要旨は、矩形面からなる立方体又は直方体状のシンチレータの頂面及び底面のうち一方の面に誘電体多層反射膜が形成され、該誘導体多層反射膜の該シンチレータと反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接しており又は低屈折率領域が接しており、該シンチレータの側面のうち少なくとも一面に反射層が形成された、シンチレータに存する。
本発明により、トレードオフの関係にある感度及び鮮鋭度を両立した放射線像変換スクリーンを提供することが可能となる。
また、本発明により、上記放射線像変換スクリーンを含む、高機能のフラットパネルディテクタを提供することが可能となる。更に、高い感度を有する放射線検出装置、及びシンチレータを提供することが可能となる。
また、本発明により、上記放射線像変換スクリーンを含む、高機能のフラットパネルディテクタを提供することが可能となる。更に、高い感度を有する放射線検出装置、及びシンチレータを提供することが可能となる。
以下、本発明について実施形態や例示物を示して説明するが、本発明は以下の実施形態や例示物等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意に変形して実施することができる。
尚、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
以下、図1を用いて本発明の実施形態に係る放射線像変換スクリーン、およびそれを用いたフラットパネルディテクタ(以下、「FPD」と称する場合がある)の好ましい構成について説明するが、本発明はこれらに限定されない。
尚、本明細書において「〜」を用いて表される数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
以下、図1を用いて本発明の実施形態に係る放射線像変換スクリーン、およびそれを用いたフラットパネルディテクタ(以下、「FPD」と称する場合がある)の好ましい構成について説明するが、本発明はこれらに限定されない。
フラットパネルディテクタ1は、放射線像変換スクリーン2、光検出器3、および電源部(図示しない)からなる。放射線像変換スクリーン2は、X線等の入射された放射線のエネルギーを吸収して、波長が300nmから800nmの範囲の電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる範囲の電磁波(光)を発光する。
放射線像変換スクリーン2は、プリズムシート4、プリズムシート4と誘電体多層膜との間に存在する屈折率が1.2以下の低屈折率層である空気層5、誘電体多層反射層6、接着層7、蛍光体層8、及び保護層9を含む。
放射線像変換スクリーン2は、その出光面と光検出器3とを、保護層9を介して、接着又は密着させることでフラットパネルディテクタ1となる。放射線像変換スクリーン2で発光した光が、光検出器3に到達して光電変換を行い、出力する。以下、各構成部材について、説明する。
放射線像変換スクリーン2は、その出光面と光検出器3とを、保護層9を介して、接着又は密着させることでフラットパネルディテクタ1となる。放射線像変換スクリーン2で発光した光が、光検出器3に到達して光電変換を行い、出力する。以下、各構成部材について、説明する。
[蛍光体層]
本発明に用いる蛍光体層は、蛍光体を含む層である。
本実施形態において蛍光体は、X線等の入射された放射線のエネルギーを吸収して、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を発光する物質をいう。
蛍光体層に含まれる蛍光体の種類は、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、X線から可視光への変換効率が高く、また発光された可視光を吸収しにくいものが好ましい。
本発明に用いる蛍光体層は、蛍光体を含む層である。
本実施形態において蛍光体は、X線等の入射された放射線のエネルギーを吸収して、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を発光する物質をいう。
蛍光体層に含まれる蛍光体の種類は、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、X線から可視光への変換効率が高く、また発光された可視光を吸収しにくいものが好ましい。
例えば、特開2000−162394号公報や特開2003−82347号公報に記載の如く、酸硫化ガドリニウム蛍光体(Gd2O2S)に、テルビウム(Tb)、ジルプロシウム(Dy)、セシウム(Ce)などの賦活物質を含有する蛍光体(以下、これらをGOS蛍光体とも称する)ものを用いることができる。
また、特開2011−7522号公報に記載の如く、CsIや、CsIとヨウ化ナトリウム(NaI)を任意のモル比で混合したものや、特開2001−59899号公報に記載の如く、CsIにンジウム(In)、タリウム(Tl)、リチウム(Li)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、ナトリウム(Na)などの賦活物質を含有する蛍光体(以下、これらをCsI蛍光体とも称する)を用いてもよい。
蛍光体層は、特に、GOS蛍光体を含むことが、好ましい。
蛍光体層に含まれる蛍光体は、1種を単独で用いてもよく、異なる2種以上を併用してもよい。
また、特開2011−7522号公報に記載の如く、CsIや、CsIとヨウ化ナトリウム(NaI)を任意のモル比で混合したものや、特開2001−59899号公報に記載の如く、CsIにンジウム(In)、タリウム(Tl)、リチウム(Li)、カリウム(K)、ルビジウム(Rb)、ナトリウム(Na)などの賦活物質を含有する蛍光体(以下、これらをCsI蛍光体とも称する)を用いてもよい。
蛍光体層は、特に、GOS蛍光体を含むことが、好ましい。
蛍光体層に含まれる蛍光体は、1種を単独で用いてもよく、異なる2種以上を併用してもよい。
また、蛍光体層に含まれる蛍光体の平均粒径は、通常30μm以下、好ましくは15μm以下、また通常0.05μm以上、好ましくは0.1μm以上である。
上記範囲内であると、光を散乱する効果が大きく、得られる放射線像変換スクリーンの感度が良好である点で好ましい。
上記範囲内であると、光を散乱する効果が大きく、得られる放射線像変換スクリーンの感度が良好である点で好ましい。
(蛍光体の充填率)
蛍光体層における蛍光体の充填率は、通常40%以上、好ましくは50%以上、更に好ましくは60%以上、また通常100%以下である。
上記範囲内であると、入射するX線を効率的に可視光に変換できる点で好ましい。
尚、充填率の測定方法は、下記の通り行う。
塗布前の基板の重さ(W0)と、蛍光体層を形成した後の重さ(W1)を測定する。形成された蛍光体を含む層の膜厚及び面積と、測定した膜の重さ(W1−W0)から、単位体積当りの重さを算出する。
一方、蛍光体と媒質の重さの比より、層中に含有される蛍光体の単位体積当りの重さを算出する。算出された蛍光体の単位体積当りの含有量と、蛍光体の比重から、蛍光体の充填率(体積%)を算出することが可能となる。
蛍光体層における蛍光体の充填率は、通常40%以上、好ましくは50%以上、更に好ましくは60%以上、また通常100%以下である。
上記範囲内であると、入射するX線を効率的に可視光に変換できる点で好ましい。
尚、充填率の測定方法は、下記の通り行う。
塗布前の基板の重さ(W0)と、蛍光体層を形成した後の重さ(W1)を測定する。形成された蛍光体を含む層の膜厚及び面積と、測定した膜の重さ(W1−W0)から、単位体積当りの重さを算出する。
一方、蛍光体と媒質の重さの比より、層中に含有される蛍光体の単位体積当りの重さを算出する。算出された蛍光体の単位体積当りの含有量と、蛍光体の比重から、蛍光体の充填率(体積%)を算出することが可能となる。
(蛍光体層の蛍光体積層量)
蛍光体層の蛍光体積層量は特に限定されず、放射線像変換スクリーンの大きさや、要求される感度により適宜設定できる。蛍光体粒子が積層されることで蛍光体層を形成することが好ましく、通常20mg/cm2以上、好ましくは100mg/cm2以上であり、また通常1000mg/cm2以下、好ましくは500mg/cm2以下である。本実施形態に係る放射線像変換スクリーンは、高エネルギーの放射線での使用に適しており、その場合、蛍光体積層量は通常150mg/cm2以上、300mg/cm2以下であることが好ましい。
蛍光体層の蛍光体積層量は特に限定されず、放射線像変換スクリーンの大きさや、要求される感度により適宜設定できる。蛍光体粒子が積層されることで蛍光体層を形成することが好ましく、通常20mg/cm2以上、好ましくは100mg/cm2以上であり、また通常1000mg/cm2以下、好ましくは500mg/cm2以下である。本実施形態に係る放射線像変換スクリーンは、高エネルギーの放射線での使用に適しており、その場合、蛍光体積層量は通常150mg/cm2以上、300mg/cm2以下であることが好ましい。
[蛍光体層の形成方法]
蛍光体層の形成方法としては特段の限定は無く、例えば真空蒸着法により層を形成する方法や湿式成膜法により層を形成する方法が挙げられる。
以下、蛍光体含有組成物を用いる湿式成膜法により層を形成する方法について詳説する。
蛍光体層の形成方法としては特段の限定は無く、例えば真空蒸着法により層を形成する方法や湿式成膜法により層を形成する方法が挙げられる。
以下、蛍光体含有組成物を用いる湿式成膜法により層を形成する方法について詳説する。
湿式成膜法で蛍光体層を形成する場合、その工程には通常、蛍光体含有組成物調製工程、塗布工程、及び乾燥工程、を含む。尚、乾燥工程後に、後処理工程(洗浄、乾燥などを行う工程)を任意に含んでいてもよい。
(蛍光体含有組成物調製工程)
蛍光体含有組成物調製工程では、蛍光体含有組成物を調製する。蛍光体含有組成物は、形状は粉末であってもスラリー状のものであってもよい。
蛍光体含有組成物は、前記蛍光体を含み、必要に応じてその他の媒質、例えば、バインダー樹脂、分散剤、可塑剤、光重合性開始剤/熱重合開始剤等を含有させてもよい。また、組成物の粘度を調整する為に、有機溶剤などを含んでいてもよい。
蛍光体含有組成物調製工程では、蛍光体含有組成物を調製する。蛍光体含有組成物は、形状は粉末であってもスラリー状のものであってもよい。
蛍光体含有組成物は、前記蛍光体を含み、必要に応じてその他の媒質、例えば、バインダー樹脂、分散剤、可塑剤、光重合性開始剤/熱重合開始剤等を含有させてもよい。また、組成物の粘度を調整する為に、有機溶剤などを含んでいてもよい。
蛍光体含有組成物に含有されてもよいバインダー樹脂としては、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、例えば、硝化綿、酢酸セルロース、エチルセルロース、ポリビニルブチラール、線状ポリエステル、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニリデン・塩化ビニルコポリマー、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリマー、ポリアルキル−(メタ)アクリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレート、ポリビニルアルコール、ゼラチン、デキストリン等のポリサッカライド、アラビアゴムなどが挙げられる。
蛍光体含有組成物にバインダー樹脂を含有させる場合には、蛍光体含有組成物全量に対しバインダー樹脂が通常0.1重量%以上、好ましくは2.0重量%以上であり、また通常20重量%以下、好ましくは10重量%以下である。
蛍光体含有組成物にバインダー樹脂を含有させる場合には、蛍光体含有組成物全量に対しバインダー樹脂が通常0.1重量%以上、好ましくは2.0重量%以上であり、また通常20重量%以下、好ましくは10重量%以下である。
また、分散剤としては、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、例えば、フタル酸、ステアリン酸などが挙げられる。
更に、可塑剤としては、リン酸トリフェニル、フタル酸ジブチルなどが挙げられる。
これら材料は、1種を単独で用いてもよく、異なる2種以上を併用してもよい。
更に、可塑剤としては、リン酸トリフェニル、フタル酸ジブチルなどが挙げられる。
これら材料は、1種を単独で用いてもよく、異なる2種以上を併用してもよい。
蛍光体含有組成物に含有されていてもよい有機溶剤としては、上記蛍光体及び媒質を溶解又は分散できるものであれば特に制限はないが、例えば、エタノール、メチルエチルエーテル、酢酸ブチル、酢酸エチル、エチルエーテル、キシレンなどが挙げられる。有機溶剤は、1種を単独で用いてもよく、異なる2種以上を併用してもよい。
尚、蛍光体と媒質との屈折率差が大きいほど、蛍光体粒子における光散乱効果が大きく、蛍光体から発光した光を凹部に集光しやすい点で、媒質の屈折率は、1.3以下が好ましく、1.1以下が更に好ましい。
蛍光体を含む上記原料を、適宜混合・撹拌することで、蛍光体含有組成物を調製できる。
蛍光体を含む上記原料を、適宜混合・撹拌することで、蛍光体含有組成物を調製できる。
(塗布工程、乾燥工程)
塗布工程では、調製した蛍光体含有組成物を支持体上に塗布し、塗膜を形成する。
塗布による塗膜の形成方法としては、本発明の効果を損なわない限り特に制限はなく公知の技術が適用可能であるが、例えば、ダイコート法、スクリーン印刷法、インクジェット法、スピンコーター法などが挙げられる。
形成された塗膜は、ホットプレートや温風乾燥機等を使って乾燥または熱硬化させ、或いは紫外線照射装置などを用いて光硬化させることで、蛍光体層を得る。
蛍光体層は、異なる2種以上の膜を積層することで、多層を形成していてもよい。多層とする場合、例えば、蛍光体の平均粒径や粒度分布、又は含有される媒質などが異なる層を適宜積層できる。
塗布工程では、調製した蛍光体含有組成物を支持体上に塗布し、塗膜を形成する。
塗布による塗膜の形成方法としては、本発明の効果を損なわない限り特に制限はなく公知の技術が適用可能であるが、例えば、ダイコート法、スクリーン印刷法、インクジェット法、スピンコーター法などが挙げられる。
形成された塗膜は、ホットプレートや温風乾燥機等を使って乾燥または熱硬化させ、或いは紫外線照射装置などを用いて光硬化させることで、蛍光体層を得る。
蛍光体層は、異なる2種以上の膜を積層することで、多層を形成していてもよい。多層とする場合、例えば、蛍光体の平均粒径や粒度分布、又は含有される媒質などが異なる層を適宜積層できる。
[誘電体多層反射膜]
誘電体多層反射膜とは、誘電体であるポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂等を用いた有機多層膜構造を有した積層フィルムである。放射線を透過し、且つ可視光範囲における反射率が高い膜であることが好ましい。
反射率が高い膜とは、可視光範囲における反射率の平均値、特には波長350nm以上750nm以下の波長領域における反射率の平均値が、90%以上であり、好ましくは95%以上である膜を意味する。また、光学用途であることから、面の均一性が高いものが好ましい。また、多層とは2層以上であればよく、通常10層以下であり、5層以下であってもよい。
誘電体多層反射膜とは、誘電体であるポリエステル系樹脂、ウレタン樹脂等を用いた有機多層膜構造を有した積層フィルムである。放射線を透過し、且つ可視光範囲における反射率が高い膜であることが好ましい。
反射率が高い膜とは、可視光範囲における反射率の平均値、特には波長350nm以上750nm以下の波長領域における反射率の平均値が、90%以上であり、好ましくは95%以上である膜を意味する。また、光学用途であることから、面の均一性が高いものが好ましい。また、多層とは2層以上であればよく、通常10層以下であり、5層以下であってもよい。
放射線像変換スクリーンが可視光に対して高い反射率を有する膜を含むことで、蛍光体層から発せられた光のうち、光検出器と反対方向に向かう光を反射させて光検出器に向かう光とすることで、光検出器で検出される光量が増える。その為、放射線像変換スクリーンの感度が向上する。
誘電体多層反射膜は、放射線を透過し、かつ高い可視光反射率を有する積層フィルムであれば特に制限はないが、例えば、3M社製ESR(Enhanced Specular Reflector) などが好適に挙げられる。
誘電体多層反射膜は、放射線を透過し、かつ高い可視光反射率を有する積層フィルムであれば特に制限はないが、例えば、3M社製ESR(Enhanced Specular Reflector) などが好適に挙げられる。
誘電体多層反射膜の可視光における反射率の平均値は、より多くの光を出力基板に向かわせることで放射線像変換スクリーンの感度を向上させる点で、98%以上であることが特に好ましい。なお、誘電体多層反射膜の反射率は、誘電体多層反射膜を構成するそれぞれの有機膜の表面を適宜粗らすことや、積層する有機膜の屈折率を適宜調整することで調整することができる。また、蛍光体層から発せられる蛍光波長に応じて、層構成を調整し、最適化することができる。そのため、誘電体多層反射膜を構成する膜は、有機膜、無機膜のどちらであってもよく、フレキシビリティーの観点から有機膜が好ましいものの特に限定されるものではない。
(屈折率)
誘電体多層反射膜の屈折率は、通常1.35以上、好ましくは1.45以上である。上限は特に限定されないが、通常2.0以下である。
上記範囲内であると、本発明の効果が良好に得られる点で好ましい。
(誘電体多層反射膜の厚み)
誘電体多層反射膜の厚みは特段限定されず、放射線像変換スクリーンの大きさに応じて適宜設定できる。通常100nm以上、好ましくは20μm以上であり、また通常1000μm以下、好ましくは100μm以下である。
誘電体多層反射膜の屈折率は、通常1.35以上、好ましくは1.45以上である。上限は特に限定されないが、通常2.0以下である。
上記範囲内であると、本発明の効果が良好に得られる点で好ましい。
(誘電体多層反射膜の厚み)
誘電体多層反射膜の厚みは特段限定されず、放射線像変換スクリーンの大きさに応じて適宜設定できる。通常100nm以上、好ましくは20μm以上であり、また通常1000μm以下、好ましくは100μm以下である。
[低屈折率層、乃至は低屈折率領域]
放射線像変換スクリーンは、誘電体多層反射膜の蛍光体層と反対側に、低屈折率層乃至は低屈折率領域を含む。ここで低屈折率とは、誘電体多層反射膜よりも低屈折率であることを意味する。
このように、誘電体多層反射膜の蛍光体層と反対側の面が、低屈折率層または低屈折領域であることで、蛍光体層から発せられた光のうち、光検出器と反対方向に向かう光であって誘電体多層反射膜を透過してしまう光を、誘電体多層反射膜と低屈折層との界面で反射させることができる。反射された該光は、再度光検出器方向に向かうため、誘電体多層反射膜の反射効率を更に高めることが可能となり、放射線像変換スクリーンの感度をより高めることができる。結果、放射線像変換スクリーンにおける感度及び鮮鋭度のトレードオフ曲線を、望ましい方向にシフトさせることができる。
放射線像変換スクリーンは、誘電体多層反射膜の蛍光体層と反対側に、低屈折率層乃至は低屈折率領域を含む。ここで低屈折率とは、誘電体多層反射膜よりも低屈折率であることを意味する。
このように、誘電体多層反射膜の蛍光体層と反対側の面が、低屈折率層または低屈折領域であることで、蛍光体層から発せられた光のうち、光検出器と反対方向に向かう光であって誘電体多層反射膜を透過してしまう光を、誘電体多層反射膜と低屈折層との界面で反射させることができる。反射された該光は、再度光検出器方向に向かうため、誘電体多層反射膜の反射効率を更に高めることが可能となり、放射線像変換スクリーンの感度をより高めることができる。結果、放射線像変換スクリーンにおける感度及び鮮鋭度のトレードオフ曲線を、望ましい方向にシフトさせることができる。
低屈折率層乃至は低屈折率領域は、誘電体多層反射膜よりも低屈折率であればよく、例えば、低屈折率である樹脂層であってよく、単なる空隙(空間)である空気層であってよく、真空層であってもよい。定量的には、通常屈折率が1.3以下であり、1.2以下であることが好ましく、1.1以下であることが更に好ましい。導電体多層反射膜との屈折率差が大きく、本発明の効果が良好に得られる点で、低屈折率層乃至は低屈折率領域が空気層又は空隙(空間)であることが好ましい。
低屈折率層乃至は低屈折率領域を空気層とする場合、誘電体多層反射膜の蛍光体層と反対側に、表面に凹凸を有する膜、例えば、図1のプリズムシート4のようなシート(層)を設置することで、表面に存在するプリズムパターンの凹部分が誘電体多層反射膜と接触せずに空隙となるようにして、空気層を形成してもよい。
尚、プリズムシートは、誘電体多層反射膜の強度が弱い場合にその支持のために設置されるものである。その為、誘電体多層反射膜が、単独で十分な支持強度を有する場合は、プリズムシートを設置しなくてもよい。この場合、誘電体多層反射膜の蛍光体層と反対側には、いずれの層も存在しない空間状態である。このような状態は、誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面が低屈折率領域と接している状況である。
[プリズムシート]
プリズムシートとは、プラスチックフィルム(樹脂フィルム)などのプラスチック製の支持体の表面に、アクリル樹脂等で微細なプリズムパターンを均一に精密形成した光学フィルムである。なおプリズムパターンは、誘電体多層反射膜との間に空気の層が存在し得る状態であればよいため、プリズムパターンがアトランダムであってもよい。
用いるプリズムシートは、誘電体多層反射膜との間に空気の層が存在し得る限り特に制限はないが、例えば、3M社BEF2−T−155nなどが挙げられる。
中でも、本発明の効果が良好に得られる点で、プリズムピッチはFPDの画素ピッチより小さいことが好ましく、通常100μm以下、好ましくは50μm以下である。
プリズムシートとは、プラスチックフィルム(樹脂フィルム)などのプラスチック製の支持体の表面に、アクリル樹脂等で微細なプリズムパターンを均一に精密形成した光学フィルムである。なおプリズムパターンは、誘電体多層反射膜との間に空気の層が存在し得る状態であればよいため、プリズムパターンがアトランダムであってもよい。
用いるプリズムシートは、誘電体多層反射膜との間に空気の層が存在し得る限り特に制限はないが、例えば、3M社BEF2−T−155nなどが挙げられる。
中でも、本発明の効果が良好に得られる点で、プリズムピッチはFPDの画素ピッチより小さいことが好ましく、通常100μm以下、好ましくは50μm以下である。
[光検出器]
光検出器は、蛍光体層に対向して光電変換部を備え、蛍光体層で発せられた蛍光を、電気信号等に変換する機能を有する。このような機能を有する限り光検出器は特段限定されず、既知の光検出器を適宜用いることができる。
光検出器は、蛍光体層に対向して光電変換部を備え、蛍光体層で発せられた蛍光を、電気信号等に変換する機能を有する。このような機能を有する限り光検出器は特段限定されず、既知の光検出器を適宜用いることができる。
[接着層]
本実施形態に係る放射線像変換スクリーンは、誘電体多層反射膜と蛍光体層との間に接着層を有してもよい。接着層を含むことで、放射線像変換スクリーンにおける感度及び鮮鋭度のトレードオフ曲線を、望ましい方向にシフトさせることができる。
接着層は、本発明の効果を損なわずに有機多層反射膜と蛍光体層とが接着されるようであればその材料は特に限定されず、例えば、ポリウレタン樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロプレン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、中でも接着性及び光学特性(感度と鮮鋭度)の観点から、ポリウレタン樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂が好ましく、特にポリウレタン樹脂が好ましい。接着剤として用いる樹脂は、その樹脂単独でもよいし、本発明を損なわない範囲において、他の成分との共重合体でもよい。また、本発明を損なわない範囲において、例えばカルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基等で変性されてもよく、これらの官能基の一部の水素がアルカリ金属やアルカリ土類金属に置き換わってもよい。
本実施形態に係る放射線像変換スクリーンは、誘電体多層反射膜と蛍光体層との間に接着層を有してもよい。接着層を含むことで、放射線像変換スクリーンにおける感度及び鮮鋭度のトレードオフ曲線を、望ましい方向にシフトさせることができる。
接着層は、本発明の効果を損なわずに有機多層反射膜と蛍光体層とが接着されるようであればその材料は特に限定されず、例えば、ポリウレタン樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂、クロロプレン樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂等が挙げられ、中でも接着性及び光学特性(感度と鮮鋭度)の観点から、ポリウレタン樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂が好ましく、特にポリウレタン樹脂が好ましい。接着剤として用いる樹脂は、その樹脂単独でもよいし、本発明を損なわない範囲において、他の成分との共重合体でもよい。また、本発明を損なわない範囲において、例えばカルボキシル基、スルホン酸基、アミノ基等で変性されてもよく、これらの官能基の一部の水素がアルカリ金属やアルカリ土類金属に置き換わってもよい。
本実施形態で用いる接着剤は、水分散系、溶液系、反応系、ホットメルト系等、いずれの分類であってもよいが、水分散系、溶液系が好ましく、特に水分散系が好ましい。
また接着層は、1種または2種以上の樹脂を含むことが好ましく、ポリウレタン樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上の樹脂を含むことがより好ましい。接着層の層構成は特に限定されず、1層のみで形成されていてもよく2層以上の多層であってもよい。例えば、有機多層反射膜の上面にポリウレタン樹脂層と、ポリウレタン樹脂とは異なる樹脂層とで構成されてもよいし、ポリウレタン樹脂と、ポリウレタン樹脂とは異なる樹脂とを予め混合した後に混合接着層として構成されてもよい。
また接着層は、1種または2種以上の樹脂を含むことが好ましく、ポリウレタン樹脂、スチレン・ブタジエン共重合体、アクリロニトリル・ブタジエン共重合体、ポリエステル樹脂からなる群から選ばれる1種または2種以上の樹脂を含むことがより好ましい。接着層の層構成は特に限定されず、1層のみで形成されていてもよく2層以上の多層であってもよい。例えば、有機多層反射膜の上面にポリウレタン樹脂層と、ポリウレタン樹脂とは異なる樹脂層とで構成されてもよいし、ポリウレタン樹脂と、ポリウレタン樹脂とは異なる樹脂とを予め混合した後に混合接着層として構成されてもよい。
接着層の塗布方法は、本発明の効果を損なわない限り特に制限はなく公知の技術が適用可能であるが、例えば、ダイコート法、スクリーン印刷法、インクジェット法、スピンコーター法などが挙げられる。また、接着剤を塗布した後に、乾燥工程、後処理工程(洗浄、乾燥)等を任意に含んでいてもよい。
接着層の厚みは、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、通常0.1〜100μm、好ましくは0.5〜30μm、さらに好ましくは1〜20μmである。
上記範囲内であると有機多層反射膜と蛍光体層との密着性が良好であり、且つ感度および鮮鋭度などの光学特性が良好である点で好ましい。
接着層の厚みは、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、通常0.1〜100μm、好ましくは0.5〜30μm、さらに好ましくは1〜20μmである。
上記範囲内であると有機多層反射膜と蛍光体層との密着性が良好であり、且つ感度および鮮鋭度などの光学特性が良好である点で好ましい。
[保護膜]
上記蛍光層を形成後、更に蛍光体層の上に保護層を形成していてもよい。
保護層を形成する材料は、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、例えば、ウレタン(メタ)アクリレート、単官能(メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートを含有する放射線硬化性組成物の硬化物等や、粘着層を有するPET等のフィルムがある。前述の放射線硬化性組成物中には、必要に応じて適宜上記以外の材料が含有されていてもよい。
上記蛍光層を形成後、更に蛍光体層の上に保護層を形成していてもよい。
保護層を形成する材料は、本発明の効果を損なわない限り特に制限はないが、例えば、ウレタン(メタ)アクリレート、単官能(メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートを含有する放射線硬化性組成物の硬化物等や、粘着層を有するPET等のフィルムがある。前述の放射線硬化性組成物中には、必要に応じて適宜上記以外の材料が含有されていてもよい。
本発明の別の実施形態は、シンチレータ、該シンチレータの一方の側に設置された光検出器、及び該シンチレータの光検出器に設置された側と反対側に形成された誘導体多層反射膜、を有する放射線検出装置である。本実施形態に係る放射線光検出器は、該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接している、又は該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面が低屈折率領域と接している、放射線検出装置である。
このように、誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面が、低屈折率層または低屈折領域であることで、蛍光体層から発せられた光のうち、光検出器と反対方向に向かう光であって誘電体多層反射膜を透過してしまう光を、誘電体多層反射膜と低屈折層との界面で反射させることができる。反射された該光は、再度光検出器に向かうため、誘電体多層反射膜の反射効率を更に高めることが可能となり、放射線検出装置の感度をより高めることができる。結果、放射線検出装置における感度及び鮮鋭度のトレードオフ曲線を、望ましい方向にシフトさせることができる。
本実施形態に係る放射線検出装置の一例を示す模式図を図2に示す。
放射線検出装置10は、支持基板11上に光検出器12、接着層13、蛍光体層を含むシンチレータ14及び誘電体多層反射膜15が設置された構成を有する。一例では、これらは積層された構成を有する。
放射線検出装置10は、支持基板11上に光検出器12、接着層13、蛍光体層を含むシンチレータ14及び誘電体多層反射膜15が設置された構成を有する。一例では、これらは積層された構成を有する。
支持基板11は、その上に積層される光検出器12やシンチレータ14を支持できれば特段限定されず、通常ガラス基板や樹脂基板などが用いられる。また、支持基板表面に導電性を有する層を備えることで、光検出器12と支持基板11の表面とをボンディングワイヤ等を用いて電気的に接続してもよい。支持基板11の大きさ、厚さは、光検出器12とシンチレータ14を支持できれば特段制限はないが、通常面方向の大きさが、光検出器12と同等またはそれ以上である。
光検出器12は、シンチレータ14に対向して光電変換部を備え、シンチレータ14で発せられた蛍光を電気信号等に変換する機能を有する。光検出器12は特段限定されず、既知の光検出器を適宜用いることができる。また、一形態では、光検出器12は外部からの衝撃から保護するための保護樹脂16を備えていてもよい。保護樹脂は、外部からの衝撃を緩和できれば特に限定されず、上記放射線像変換スクリーンの実施形態における保護層で例示された樹脂を使用してもよい。
接着層13は、シンチレータ14と光検出器12とを接着することができればよく、上記放射線像変換スクリーンの実施形態における接着層で例示されたものを用いることができる。
シンチレータ14は、放射線を吸収し可視光に変換し得る蛍光体を含み、通常、焼結シンチレータ又はシンチレータ単結晶が使用される。放射線としてX線を用いる場合は、GOSの焼結体等が用いられる。放射線としてγ線を用いる場合はLSO(Lu3SiO5:Ce)、LYSO、LGSO、LYGSO等のルテチウムケイ素酸化物蛍光体(LSO系蛍光体)等の単結晶が好適に用いられる。シンチレータ14の形状は特段限定されないが、全ての面が矩形である立方体や直方体であることが一般的である。シンチレータ14は、1つのシンチレータであってよく、複数のシンチレータが配置されてアレイを形成していてもよい。アレイを形成する場合、シンチレータの数や大きさに特段の制限はなく、要求される機能等に応じて適宜設定できる。
誘電体多層反射膜15は誘電体であるポリエステル系樹脂又はウレタン系樹脂等を用いた有機多層膜構造を有した積層フィルムで、放射線を透過し、かつ可視光範囲における反射率が高い膜である。誘電体多層反射膜の説明は、上記放射線像変換スクリーンの実施形態における説明が援用される。
本実施形態では、誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面に、低屈折率層乃至は低屈折率領域を含む。ここで低屈折率とは、誘電体多層反射膜よりも低屈折率であることを意味し、図中誘電体多層反射膜15の上方に何も存在しない、いわゆる空間である形態が好ましい。低屈折率層乃至は低屈折率領域の説明は、上記放射線像変換スクリーンの実施形態における説明が援用される。
本実施形態では、誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面に、低屈折率層乃至は低屈折率領域を含む。ここで低屈折率とは、誘電体多層反射膜よりも低屈折率であることを意味し、図中誘電体多層反射膜15の上方に何も存在しない、いわゆる空間である形態が好ましい。低屈折率層乃至は低屈折率領域の説明は、上記放射線像変換スクリーンの実施形態における説明が援用される。
また、本発明の別の実施形態は、矩形面からなる立方体又は直方体状のシンチレータの頂面及び底面のうち一方の面に誘電体多層反射膜が形成され、該誘導体多層反射膜の該シンチレータと反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接しており又は低屈折率領域が接しており、該シンチレータの側面のうち少なくとも一面に反射層が形成されたシンチレータである。
本実施形態に係るシンチレータの一例を示す斜視模式図を図3に示す。
本実施形態に係るシンチレータの一例を示す斜視模式図を図3に示す。
図3は、矩形面からなる直方体のシンチレータ24が複数直線状に配置されたシンチレータアレイ20を示す。図3では、複数のシンチレータ24は一列で直線に配置されるが、2列以上で直線状に配置されてもよい。複数のシンチレータ24は、支持基板21上に光検出器(図示せず)を介して直線上に配置されて、アレイを形成している。複数のシンチレータ24の上部には、誘電体多層反射膜25が配置される。すなわち、シンチレータ24の頂面に、誘電体多層反射膜25が形成される。なお、図3では、シンチレータ24の頂面と誘電体多層反射膜25とが直接接する構成となっているが、シンチレータ24の頂面と誘電体多層反射膜25との間に、他の層、例えば接着層などを介してもよい。
誘電体多層反射膜25のシンチレータ24と反対の面は何も存在しない、いわゆる空間となっている。すなわち、誘導体多層反射膜のシンチレータと反対側の面に低屈折率領域が接している。
本実施形態ではシンチレータ24は直方体であるが、立方体であってもよい。本実施形態では、図3中ハッチングで示されるシンチレータ24の側面には、全面に反射層が形成される。反射層は、側面のうち少なくとも1面に形成されればよく、全面に形成されていることが好ましい。シンチレータ24の側面に反射層が形成されることで、シンチレータの感度が向上する。すなわち本実施形態では、シンチレータにおけるX線入射面(頂面)には誘導体多層反射膜が配置され、側面には反射層が配置されることで、シンチレータの感度を向上させることができる。
反射層としては、白色樹脂を用いることが好ましく、具体例としてはPET樹脂、及びこれにTiO2やAl2O3などを分散させたものがあげられる。ここで「白色」とは、無色であり透明ではないことを意味し、可視光領域に特異な吸収波長を持たない物質により入射光を乱反射させる事ができる色をいう。白色樹脂における可視光の反射率は、80%以下であることが好ましい。
反射層の厚みは特段限定されず、通常10μm以上、好ましくは50μm以上、また通常200μm以下、好ましくは100μm以下である。
本実施形態ではシンチレータ24は直方体であるが、立方体であってもよい。本実施形態では、図3中ハッチングで示されるシンチレータ24の側面には、全面に反射層が形成される。反射層は、側面のうち少なくとも1面に形成されればよく、全面に形成されていることが好ましい。シンチレータ24の側面に反射層が形成されることで、シンチレータの感度が向上する。すなわち本実施形態では、シンチレータにおけるX線入射面(頂面)には誘導体多層反射膜が配置され、側面には反射層が配置されることで、シンチレータの感度を向上させることができる。
反射層としては、白色樹脂を用いることが好ましく、具体例としてはPET樹脂、及びこれにTiO2やAl2O3などを分散させたものがあげられる。ここで「白色」とは、無色であり透明ではないことを意味し、可視光領域に特異な吸収波長を持たない物質により入射光を乱反射させる事ができる色をいう。白色樹脂における可視光の反射率は、80%以下であることが好ましい。
反射層の厚みは特段限定されず、通常10μm以上、好ましくは50μm以上、また通常200μm以下、好ましくは100μm以下である。
以下、本発明を実施例によりさらに具体的に説明するが、本発明はその要旨を逸脱しない限り、以下の実施例に限定されるものではない。
[放射線像変換スクリーンの作製]
(実施例1)
ポリビニルブチラール樹脂、ウレタン樹脂脂及び可塑剤の混合物20重量部を、トルエン、2−ブタノール及び、キシレンの混合溶剤80重量部に溶解し、十分に攪拌して結合剤を作成した。 この結合剤13重量部と平均粒子径9μmのGd2O2S:Tb蛍光体87重量部とを混合して充分に撹拌し、さらにこれをボールミルで分散処理して「蛍光体組成物1」を調製した。
(実施例1)
ポリビニルブチラール樹脂、ウレタン樹脂脂及び可塑剤の混合物20重量部を、トルエン、2−ブタノール及び、キシレンの混合溶剤80重量部に溶解し、十分に攪拌して結合剤を作成した。 この結合剤13重量部と平均粒子径9μmのGd2O2S:Tb蛍光体87重量部とを混合して充分に撹拌し、さらにこれをボールミルで分散処理して「蛍光体組成物1」を調製した。
次いで、厚さ65μmの有機多層反射膜ESR(3M社製)を基材として、前記「蛍光体組成物1」をブレードコータを使用して、乾燥後の蛍光体塗布重量が150mg/cm2となるように塗布して蛍光体層を有機多層反射膜上に形成し、70℃から80℃で乾燥させることによって、有機多層反射膜と蛍光体層の積層体を形成した。形成した蛍光体層の表面に、感熱性接着剤(日本合成化学製 ポリエスター TP220)を塗布した、厚さ6μmの光散乱性のないポリエチレンテレフタレートフィルムからなる保護膜を貼付した。
ついで、有機多層反射膜の蛍光体層の反対側に、空気層を形成するため、透明性のポリエステルの表面に、アクリル樹脂のプリズムパターンを均一に精密成形した光学フィルムBEF2−T−155n(3M社製)を、光学フィルムのプリズムパターンがある面と有機多層反射膜の蛍光体層が塗布されていない面とが対向するよう貼り合せた。貼り合せには、光学フィルムのプリズムパターンの凹み部分が有機多層反射膜の蛍光体層が塗布されていない面と接触せずに空隙となるように、光学フィルムの外周部のみをレーザー溶着で貼り合わせた。このようにして、実施例1の放射線像変換スクリーン1を得た。
(実施例2)
実施例1において、乾燥後の蛍光体塗布重量が150mg/cm2を200mg/cm2にした以外は、実施例1と同様にして、実施例2の放射線像変換スクリーン2を作成した。
実施例1において、乾燥後の蛍光体塗布重量が150mg/cm2を200mg/cm2にした以外は、実施例1と同様にして、実施例2の放射線像変換スクリーン2を作成した。
(比較例1)
実施例1において、蛍光体を塗布する基材を厚さ188μmの光反射性支持体である、白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)とすること、および該光反射性支持体に光学フィルムを貼り合せないこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1の放射線像変換スクリーン3を得た。
実施例1において、蛍光体を塗布する基材を厚さ188μmの光反射性支持体である、白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)とすること、および該光反射性支持体に光学フィルムを貼り合せないこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1の放射線像変換スクリーン3を得た。
(比較例2)
比較例1において、乾燥後の蛍光体塗布重量が150mg/cm2を200mg/cm2にした以外は、比較例1と同様にして、比較例2の放射線像変換スクリーン4を作成した。
比較例1において、乾燥後の蛍光体塗布重量が150mg/cm2を200mg/cm2にした以外は、比較例1と同様にして、比較例2の放射線像変換スクリーン4を作成した。
(比較例3)
実施例1と同様に有機多層反射膜と蛍光体層の積層体に保護膜を貼付した。
ついで、有機多層反射膜の蛍光体層の反対側に、屈折率が高い層を光学的に隣接して形成するために、光学透明接着層(3M社製 Optically Clear Adhesive 8211)屈折率1.47)を隣接させた。さらに、当該光学透明接着層の有機多層反射膜の反対側に白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)を貼り合わせて、比較例3の放射線像変換スクリーン5を作成した。
実施例1と同様に有機多層反射膜と蛍光体層の積層体に保護膜を貼付した。
ついで、有機多層反射膜の蛍光体層の反対側に、屈折率が高い層を光学的に隣接して形成するために、光学透明接着層(3M社製 Optically Clear Adhesive 8211)屈折率1.47)を隣接させた。さらに、当該光学透明接着層の有機多層反射膜の反対側に白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)を貼り合わせて、比較例3の放射線像変換スクリーン5を作成した。
[放射線像変換スクリーンの特性測定]
上述のようにして得た、実施例1〜2、および比較例1〜2の各放射線像変換スクリーンについて、X線カメラ(Teledyne Rad-icon Imaging社製 Rad-icon)を用いて、感度および鮮鋭度を評価した。結果を表1に示した。
なお、感度および鮮鋭度は、厚さ10cmの水ファントムを通した管電圧80kVのX線で撮影した場合の感度、および空間周波数2本/mmにおけるMTF値を、比較例1の蛍光板の感度およびMTF値をそれぞれ100とした場合の相対値を求め、これらを相対比較することによって評価し、その結果を表1、及び図5に記した。
上述のようにして得た、実施例1〜2、および比較例1〜2の各放射線像変換スクリーンについて、X線カメラ(Teledyne Rad-icon Imaging社製 Rad-icon)を用いて、感度および鮮鋭度を評価した。結果を表1に示した。
なお、感度および鮮鋭度は、厚さ10cmの水ファントムを通した管電圧80kVのX線で撮影した場合の感度、および空間周波数2本/mmにおけるMTF値を、比較例1の蛍光板の感度およびMTF値をそれぞれ100とした場合の相対値を求め、これらを相対比較することによって評価し、その結果を表1、及び図5に記した。
表1及び図5に示すが如く、本発明の放射線像変換スクリーン(実施例1および2)は、従来の放射線像変換スクリーン(比較例1および2)に比べて、鮮鋭度と感度が両立している。
一方、比較例3の場合は、感度が大きく低下し、鮮鋭度と感度の両立の効果が表れていない。
一方、比較例3の場合は、感度が大きく低下し、鮮鋭度と感度の両立の効果が表れていない。
[放射線像変換スクリーンの作製]
(実施例B−1)
表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名インプラニールDLH(住化バイエルウレタン社製)と水分散性アクリロニトリル・ブタジエン共重合体である商品名Nipol 1562(日本ゼオン社製)を25/75wt%の比率で混合して混合液を得た。尚、ポリウレタン樹脂(B)と、ポリウレタン樹脂(B)とは異なる樹脂(C)の割合は、各水分散性樹脂の濃度、混合比率から計算して40:60であった。
(実施例B−1)
表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名インプラニールDLH(住化バイエルウレタン社製)と水分散性アクリロニトリル・ブタジエン共重合体である商品名Nipol 1562(日本ゼオン社製)を25/75wt%の比率で混合して混合液を得た。尚、ポリウレタン樹脂(B)と、ポリウレタン樹脂(B)とは異なる樹脂(C)の割合は、各水分散性樹脂の濃度、混合比率から計算して40:60であった。
基材として厚さ65μmの有機多層反射膜ESR(3M社製)に、上記混合液をアプリケータとシクネステープを使用して、乾燥後のdry厚みが10μmとなるように塗布した。塗布後、80℃で30分間乾燥して、ESR上に接着層を形成した。
ポリビニルブチラール樹脂、ウレタン樹脂及び可塑剤の混合物20重量部を、トルエン、2-ブタノール及び、キシレンの混合溶剤80重量部に溶解し、十分に攪拌して結合剤を作成した。 この結合剤13重量部と平均粒子径9μmのGd2O2S:Tb蛍光体87重量部とを混合して充分に撹拌し、さらにこれをボールミルで分散処理して「蛍光体組成物2」を調製した。
次いで、上記の接着層を塗布したESRに、前記「蛍光体組成物2」をブレードコータとシクネステープを使用して、wet厚み(ESRとブレードコータとのクリアランス)が600μmとなるように塗布して蛍光体層を支持体上に形成し、乾燥温度を70℃から80℃で乾燥させることによって、蛍光体層を形成させて接着性評価用サンプル1を作成した。
次いで、上記の接着層を塗布したESRに、前記「蛍光体組成物2」をブレードコータとシクネステープを使用して、wet厚み(ESRとブレードコータとのクリアランス)が600μmとなるように塗布して蛍光体層を支持体上に形成し、乾燥温度を70℃から80℃で乾燥させることによって、蛍光体層を形成させて接着性評価用サンプル1を作成した。
次に放射線像変換スクリーンの作成方法を説明する。上記と同様に形成した蛍光体層の表面に、感熱性接着剤を塗布した厚さ6μmの光散乱性のないポリエチレンテレフタレートフィルムからなる保護膜を貼付した。
ついで、有機多層反射膜の蛍光体層の反対側に、空気層を形成するため、透明性のポリエステルの表面に、アクリル樹脂のプリズムパターンを均一に精密成形した光学フィルムBEF2−T−155n(3M社製)を、光学フィルムのプリズムパターンがある面と有機多層反射膜の蛍光体層が塗布されていない面とが対向するよう貼り合せた。貼り合せには、光学フィルムのプリズムパターンの凹み部分が有機多層反射膜の蛍光体層が塗布されていない面と接触せずに空隙となるように、光学フィルムの外周部のみをレーザー溶着で貼りあわせた。このようにして、実施例B−1の放射線像変換スクリーン1を得た。
尚、レーザー溶着は、エンシュウ社製半導体レーザー溶着機を用いた。レーザーは光学フィルム側から照射し、レーザーのピーク波長は940nm、スポット径は1.6mmφ、照射出力は11W、走査速度は1000mm/minとした。また、レーザー溶着前に光学フィルムのレーザー照射箇所(プリズム側)に市販の黒マジックを塗り、レーザー照射時にレーザーを吸収して溶着しやすいようにした。
ついで、有機多層反射膜の蛍光体層の反対側に、空気層を形成するため、透明性のポリエステルの表面に、アクリル樹脂のプリズムパターンを均一に精密成形した光学フィルムBEF2−T−155n(3M社製)を、光学フィルムのプリズムパターンがある面と有機多層反射膜の蛍光体層が塗布されていない面とが対向するよう貼り合せた。貼り合せには、光学フィルムのプリズムパターンの凹み部分が有機多層反射膜の蛍光体層が塗布されていない面と接触せずに空隙となるように、光学フィルムの外周部のみをレーザー溶着で貼りあわせた。このようにして、実施例B−1の放射線像変換スクリーン1を得た。
尚、レーザー溶着は、エンシュウ社製半導体レーザー溶着機を用いた。レーザーは光学フィルム側から照射し、レーザーのピーク波長は940nm、スポット径は1.6mmφ、照射出力は11W、走査速度は1000mm/minとした。また、レーザー溶着前に光学フィルムのレーザー照射箇所(プリズム側)に市販の黒マジックを塗り、レーザー照射時にレーザーを吸収して溶着しやすいようにした。
(実施例B−2)
実施例B−1において、表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名インプラニールDLH(住化バイエルウレタン社製)と水分散性スチレン・ブタジエン共重合体である商品名Nipol LX430(日本ゼオン社製)を75/25wt%の比率で混合した以外は、実施例1と同様にして、実施例B−2の接着性評価用サンプル2と放射線像変換スクリーン2を作成した。
実施例B−1において、表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名インプラニールDLH(住化バイエルウレタン社製)と水分散性スチレン・ブタジエン共重合体である商品名Nipol LX430(日本ゼオン社製)を75/25wt%の比率で混合した以外は、実施例1と同様にして、実施例B−2の接着性評価用サンプル2と放射線像変換スクリーン2を作成した。
(実施例B−3)
実施例B−1において、混合液を乾燥後のdry厚みが20μmとなるように塗布した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−3の接着性評価用サンプル3と放射線像変換スクリーン3を作成した。
実施例B−1において、混合液を乾燥後のdry厚みが20μmとなるように塗布した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−3の接着性評価用サンプル3と放射線像変換スクリーン3を作成した。
(実施例B−4)
実施例B−1において、表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名インプラニールDLH(住化バイエルウレタン社製)と水分散性ポリエステル樹脂である商品名ファインテックスES675(DIC社製)を75/25wt%の比率で混合し、混合液を乾燥後のdry厚みが20μmとなるように塗布した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−4の接着性評価用サンプル4と放射線像変換スクリーン4を作成した。
実施例B−1において、表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名インプラニールDLH(住化バイエルウレタン社製)と水分散性ポリエステル樹脂である商品名ファインテックスES675(DIC社製)を75/25wt%の比率で混合し、混合液を乾燥後のdry厚みが20μmとなるように塗布した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−4の接着性評価用サンプル4と放射線像変換スクリーン4を作成した。
(実施例B−5)
実施例B−1において、表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名ハイヒドロールUH650(住化バイエルウレタン社製)と水分散性スチレン・ブタジエン共重合体である商品名Nipol LX430(日本ゼオン社製)を75/25wt%の比率で混合した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−5の接着性評価用サンプル5と放射線像変換スクリーン5を作成した。
実施例B−1において、表2の接着剤組成となるように、水分散性ポリウレタン樹脂である商品名ハイヒドロールUH650(住化バイエルウレタン社製)と水分散性スチレン・ブタジエン共重合体である商品名Nipol LX430(日本ゼオン社製)を75/25wt%の比率で混合した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−5の接着性評価用サンプル5と放射線像変換スクリーン5を作成した。
(実施例B−6〜B−8)
実施例B−1において、接着剤組成を表2記載の通りに変更した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−6〜B−8の接着性評価用サンプルを作成した。
実施例B−1において、接着剤組成を表2記載の通りに変更した以外は、実施例B−1と同様にして、実施例B−6〜B−8の接着性評価用サンプルを作成した。
(参考例B−1〜B−2)
実施例B−1において、接着層有無、蛍光体層のwet厚みを表2記載の通りに変更した以外は、実施例2と同様にして、参考例B−1〜B−2の接着性評価用サンプルと放射線像変換スクリーンを作成した。
実施例B−1において、接着層有無、蛍光体層のwet厚みを表2記載の通りに変更した以外は、実施例2と同様にして、参考例B−1〜B−2の接着性評価用サンプルと放射線像変換スクリーンを作成した。
(比較例B1〜B2)
実施例B1において、基材を有機多層反射膜から厚さ188μmの光反射性支持体である、白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)に変更し、さらに接着剤組成、接着層のdry厚み、蛍光体層のwet厚みを表2記載の通りに変更した以外は、実施例B1と同様にして、比較例B1〜B2の接着性評価用サンプルと放射線像変換スクリーンを作成した。
実施例B1において、基材を有機多層反射膜から厚さ188μmの光反射性支持体である、白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)に変更し、さらに接着剤組成、接着層のdry厚み、蛍光体層のwet厚みを表2記載の通りに変更した以外は、実施例B1と同様にして、比較例B1〜B2の接着性評価用サンプルと放射線像変換スクリーンを作成した。
[接着性の評価]
接着性評価サンプルを、蛍光体層が凸となるように180度折り曲げて、蛍光体層がESRから剥離するように評価した。ESR面に蛍光体層の一部が残り白く見える程接着性が良好であり、評価判断は、以下の通りとした。○または◎が、良好な結果である。
◎ ESR面の全面に蛍光体層の一部が残った
○ ESR面の一部に蛍光体層の一部が残った
× ESR面には蛍光体層が全く残らなかった
接着性評価サンプルを、蛍光体層が凸となるように180度折り曲げて、蛍光体層がESRから剥離するように評価した。ESR面に蛍光体層の一部が残り白く見える程接着性が良好であり、評価判断は、以下の通りとした。○または◎が、良好な結果である。
◎ ESR面の全面に蛍光体層の一部が残った
○ ESR面の一部に蛍光体層の一部が残った
× ESR面には蛍光体層が全く残らなかった
[感度・鮮鋭度の評価]
放射線像変換スクリーンの感度および鮮鋭度は以下のようにして測定した。
実施例、比較例および参考例で作製した放射線像変換スクリーンをX線カメラ(TELEDYNERad-icon社製Remote RadEye2EV) に取り付け、X線カメラにX線照射させてX線画像を取得した。
感度は被写体のない状態でX線カメラにX線を照射して、画像全体の濃度が均一な感度測定用X線画像を取得した。感度は放射線変換スクリーン毎の感度測定用X線画像の平均出力値の相対値とした。
鮮鋭度はいわゆるエッジ法MTFによって計算した。被写体としてX線カメラの画面の一部に厚さ2mmのMTF測定用のタングステン板を設置し、タングステン板のエッジ像(タングステン板の有無による濃度変化のあるX線画像)を取得した。得られたX線画像のエッジ部の濃度変化からMTFを計算し、空間周波数0Lp/mmでのMTFを1に規格化した時の2Lp/mmでのMTF値を鮮鋭度とした。
放射線像変換スクリーンの感度および鮮鋭度は以下のようにして測定した。
実施例、比較例および参考例で作製した放射線像変換スクリーンをX線カメラ(TELEDYNERad-icon社製Remote RadEye2EV) に取り付け、X線カメラにX線照射させてX線画像を取得した。
感度は被写体のない状態でX線カメラにX線を照射して、画像全体の濃度が均一な感度測定用X線画像を取得した。感度は放射線変換スクリーン毎の感度測定用X線画像の平均出力値の相対値とした。
鮮鋭度はいわゆるエッジ法MTFによって計算した。被写体としてX線カメラの画面の一部に厚さ2mmのMTF測定用のタングステン板を設置し、タングステン板のエッジ像(タングステン板の有無による濃度変化のあるX線画像)を取得した。得られたX線画像のエッジ部の濃度変化からMTFを計算し、空間周波数0Lp/mmでのMTFを1に規格化した時の2Lp/mmでのMTF値を鮮鋭度とした。
感度と鮮鋭度はトレードオフの関係にあり、図4における比較例B−1〜B−2のライン上付近にあるものは感度・鮮鋭度を○、図4における参考例B−1〜B−2ライン上付近にあるものは感度・鮮鋭度◎、両者のラインの中間にあるものは◎〜○とした。感度鮮鋭度は、◎と◎〜○が良好な結果である。
表2及び図4に示すが如く、本実施形態に係る放射線像変換スクリーン(実施例B−1〜B−5)は、従来の放射線像変換スクリーン(比較例B−1およびB−2)に比べて、有機多層反射膜と蛍光体層の接着性を損なうことなく、感度・鮮鋭度が向上している。
[シンチレータの作成]
(実施例C)
6×6×1.5mmの大きさに裁断したGOS焼結体の側面に白色反射材としてTiO2分散材(サンゴバン社製リフレクタペイントBC620)を100μmの厚さで塗布し、X線入射面に備える層(膜)を以下の通り変更してシンチレータを作成した。
(実施例C−1)厚さ65μmの有機多層反射膜ESR(3M社製)
(実施例C−2)厚さ65μmの有機多層反射膜ESR(3M社製)X線を入射面に備え、そのシンチレータ隣接面とは反対側に光学フィルムBEF2−T−155n(3M社製)を積層
(比較例C−1)TiO2分散材(サンゴバン社製リフレクタペイントBC620)を、100μmの厚さで塗布
(比較例C−2)白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)
作成したシンチレータの感度は、X線を1秒照射し、シンチレーション光をCMOSディテクタにより受光することにより測定した。
シンチレータの感度の測定結果を、表3に示す。感度は、比較例C−1を1.000とする相対強度で示した。
(実施例C)
6×6×1.5mmの大きさに裁断したGOS焼結体の側面に白色反射材としてTiO2分散材(サンゴバン社製リフレクタペイントBC620)を100μmの厚さで塗布し、X線入射面に備える層(膜)を以下の通り変更してシンチレータを作成した。
(実施例C−1)厚さ65μmの有機多層反射膜ESR(3M社製)
(実施例C−2)厚さ65μmの有機多層反射膜ESR(3M社製)X線を入射面に備え、そのシンチレータ隣接面とは反対側に光学フィルムBEF2−T−155n(3M社製)を積層
(比較例C−1)TiO2分散材(サンゴバン社製リフレクタペイントBC620)を、100μmの厚さで塗布
(比較例C−2)白色ポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ製 ルミラーE−60)
作成したシンチレータの感度は、X線を1秒照射し、シンチレーション光をCMOSディテクタにより受光することにより測定した。
シンチレータの感度の測定結果を、表3に示す。感度は、比較例C−1を1.000とする相対強度で示した。
表3に示すが如く、本発明のシンチレータ(実施例C−1およびC−2)は、従来のシンチレータ(比較例C−1およびC−2)に比べて、感度が向上している。
1 フラットパネルディテクタ
2 放射線像変換スクリーン
3 光検出器
4 プリズムシート
5 空気層
6 有機多層反射膜
7 接着層層
8 蛍光体層
9 保護膜
10 放射線検出装置
11、21 支持基板
12 光検出器
13 接着層
14、24 シンチレータ
24a 頂面
24b 側面
15、25 誘電体多層反射膜
16 保護部材
2 放射線像変換スクリーン
3 光検出器
4 プリズムシート
5 空気層
6 有機多層反射膜
7 接着層層
8 蛍光体層
9 保護膜
10 放射線検出装置
11、21 支持基板
12 光検出器
13 接着層
14、24 シンチレータ
24a 頂面
24b 側面
15、25 誘電体多層反射膜
16 保護部材
Claims (22)
- 蛍光体層、及び
該蛍光体層の一方の面側に形成された誘電体多層反射膜、を少なくとも備え、
該誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接している、又は該誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面が低屈折率領域と接している、放射線像変換スクリーン。 - 前記誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面が気体環境と接している、請求項1に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面が空気と接している、請求項2に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記誘電体多層反射膜の蛍光体層が形成された面と反対側の面に、プリズムシートが隣接している、請求項1〜3のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記誘電体多層反射膜は、放射線を透過し、かつ可視光を反射する反射膜である、請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記誘電体多層反射膜は、350nm以上750nm以下の波長領域で、平均反射率が90%以上である、請求項5に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記誘電体多層反射膜は、有機多層反射膜である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記誘電体多層反射膜は、ポリエステル系樹脂又はウレタン系樹脂を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記蛍光体層は、放射線のエネルギーを吸収し可視光線を発する蛍光体を含む、請求項1〜8のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記蛍光体層は、GOS蛍光体、又はCsI蛍光体を含む、請求項9に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記放射線はX線である請求項1〜10のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記蛍光体層の誘電体多層反射膜が形成された面と反対側の面に保護層を備える、請求項1〜11のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 前記蛍光体層と誘電体多層反射膜との間に接着層を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン。
- 請求項1〜13のいずれか1項に記載の放射線像変換スクリーン、及び光検出器を含む、フラットパネルディテクタ。
- シンチレータ、
該シンチレータの一方の側に設置された光検出器、及び
該シンチレータの光検出器に設置された側と反対側に形成された誘導体多層反射膜、を有する放射線検出装置であって、
該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接している、又は該誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面が低屈折率領域と接している、放射線検出装置。 - 前記誘電体多層反射膜のシンチレータと反対側の面が空気と接している、請求項15に記載の放射線検出装置。
- 前記シンチレータがアレイを形成している、請求項15又は16に記載の放射線検出装置。
- 前記シンチレータは、焼結シンチレータ又はシンチレータ単結晶である、請求項15〜17のいずれか1項に記載の放射線検出装置。
- 矩形面からなる立方体又は直方体状のシンチレータの頂面及び底面のうち一方の面に誘電体多層反射膜が形成され、該誘導体多層反射膜の該シンチレータと反対側の面に、屈折率が1.2以下の低屈折率層が隣接しており又は低屈折率領域が接しており、
該シンチレータの側面のうち少なくとも一面に反射層が形成された、シンチレータ。 - 前記シンチレータが直線状に連なってアレイを形成している、請求項19に記載のシンチレータ。
- 前記反射層は、白色樹脂シートである、請求項19又は20に記載のシンチレータ。
- 前記反射層は、PET樹脂シートである、請求項21に記載のシンチレータ。
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2016
- 2016-04-15 WO PCT/JP2016/062068 patent/WO2016167334A1/ja active Application Filing
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