JPWO2016143613A1 - 車載操作装置 - Google Patents

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Abstract

運転者の安全の確保と操作性の向上とを両立させる。ルームミラー(200)は、反射面側からの光を反射し、透過面側からの光を透過するハーフミラー(150)、および、上記透過面が表示面に対向するように、ハーフミラー(150)に重ねて配置されたディスプレイ(130)を格納した筐体の側面に対するユーザのタッチを検出する側面タッチセンサ(121)を備える。

Description

本発明は、ミラー、車載装置などに関する。
従来、筐体の側面に接触センサを設け、筐体の側面に対するタッチを検出する操作装置が知られている。例えば、下記の特許文献1には、表示部筐体の角部を含む側面に線状に形成されたタッチ入力部により検出された位置情報に基づいて処理を行う画像表示装置が開示されている。また、特許文献2には、タッチパネルが設けられた面に隣接する4つの側面に接触センサを設けた電子機器が開示されている。
また従来、下記の特許文献3および4に開示されているように、車両に搭載されたミラー(ルームミラー)に画像を表示する技術が知られている。特許文献3には、ミラー部分をハーフミラーとし、筐体内部にモニタを収容したルームミラーが開示されている。また、特許文献4には、ナビゲーション装置と連動して画像を表示するルームミラーモニタが開示されている。
日本国公開特許公報「特開2010−245843号公報(2010年10月28日公開)」 日本国特許公報「特許第5665601号(2014年12月19日登録)」 日本国公開特許公報「特開平11−78693号公報(1999年3月23日公開)」 日本国公開特許公報「特開2015−148468号公報(2015年8月20日公開)」 日本国公開特許公報「特開2002−187492号公報(2002年7月2日公開)」 日本国公開特許公報「特開2014−123197号公報(2014年7月3日公開)」
しかしながら、上述の特許文献には、上記のような操作装置を車両に備えたり、ルームミラーに組み込んだりするという技術的思想は開示されていない。車両に該操作装置を備える場合、操作装置を操作する運転者の安全を確保する必要がある。
特許文献1および2に記載の操作装置は、矩形平板状の筐体の側面に接触センサが設けられているため、操作者が該筐体を見ずに該筐体の側面にタッチした場合、操作者は、該筐体の側面のどの位置をタッチしたかを把握するのが困難であるという問題がある。すなわち、図18に示すように、操作者が矩形平板状の筐体の側面の或る位置にタッチしたときに受ける触感と、該側面の別の位置にタッチしたときに受ける触感とは同じであるため、操作者が、該筐体を見ずに、該筐体の側面のどの位置にタッチしたかを把握するのは極めて困難である。
図18は、筐体の側面に対するタッチを検出する従来の入力装置999に対する操作の一例を示す図である。入力装置999においては、矩形状のディスプレイ997を格納する矩形平板状の筐体の側面に側面タッチセンサ998が設けられている。ユーザが、側面タッチセンサ998が設けられている筐体の側面の点Xにタッチした場合と、点Yにタッチした場合と、点Zにタッチした場合とで、ユーザの受ける触感はほとんど変わらない。そのため、ユーザは、入力装置999を見ずに、入力装置999の側面のどの位置にタッチしたか、例えば、タッチした位置が点X、点Y、および点Zのいずれであるのかを把握するのは困難である。すなわち、従来の入力装置999においては、ユーザが入力装置999を見ながら、側面タッチセンサ998の所定の位置(例えば、点X)にタッチすることが想定されている。そのため、ユーザは、入力装置999を見ずに、「自分がタッチした位置は、点Yまたは点Zではなく、点Xである」と把握することが困難である。
ここで、運転者が運転中に車載操作装置を操作しようとした場合、運転者は車載操作装置をまったく見ることができず、または、極めて短い時間しか車載操作装置を見ることができない。したがって、矩形平板状の筐体の側面に接触センサが設けられた車載操作装置の場合、運転者が運転中に、該車載操作装置の側面の所定の位置をタッチして該位置に対応付けられた操作を行うことは極めて困難である。
また、ルームミラーに関して、ユーザの入力を受け付けるために、物理ボタンを備えたルームミラーが知られているが、ミラー自体が大型化するために、運転者が前方を確認しづらくなるという問題がある。また、物理ボタンに触れた後、ボタンを押しこむ動作が必要になるため、操作性が良好であるとは言い難い。また、鏡面にタッチパネルを設けることも考えられるが、指紋などが付着することでルームミラーが汚れ、視認性が低下してしまう。
このように、従来技術は、運転者の安全の確保と操作性の向上とを両立させるには不十分であるという問題がある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、運転者の安全の確保と操作性の向上とを両立させることができるミラーおよび車載操作装置などを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るミラーは、反射面側からの光を反射し、透過面側からの光を透過するハーフミラー部と、上記透過面が表示面に対向するように、ハーフミラー部に重ねて配置された、画像を表示する表示部と、上記ハーフミラー部および上記表示部が組み付けられ、該ハーフミラー部および該表示部の外周に沿った側面を有する筐体と、上記筐体の上記側面に対するユーザのタッチを検出する側面タッチ検出部と、を備える。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る車載操作装置は、外周に曲線部分または切り欠け部分を有する表示画面と、上記表示画面が組み付けられ、該表示画面の外周に沿って、該表示画面の奥行き方向に延びた側面を有する筐体と、上記筐体の上記側面の、少なくとも、上記表示画面の上記曲線部分または上記切り欠け部分に沿う位置に対するユーザのタッチを検出する側面タッチ検出部と、を備えている。
本発明の一態様によれば、運転者の安全の確保と操作性の向上とを両立させることができる。
本発明の実施形態1に係るルームミラーの要部構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すルームミラーの概要を示す図である。(a)は、図1のルームミラーが車両に搭載されている状態を示す概略図であり、(b)は、図1のルームミラーの外観を示す概略図である。 図1に示すルームミラーのミラー表面に見える像の一例を示す遷移図である。 図1に示すルームミラーの筐体に設けられているセンサ電極の一例を示す図である。 本発明の実施形態2および3に係るルームミラーの要部構成の一例を示すブロック図である。 図5に示すルームミラーのミラー表面に見える像の一例を示す遷移図である。 図5に示すルームミラーのミラー表面に見える像の他の例を示す遷移図である。 本発明の実施形態4に係る車載操作装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 図8の車載操作装置の概要を示す図である。(a)は、図8の車載操作装置が車両に搭載されている状態を示す概略図であり、(b)は、図8の車載操作装置の外観を示す概略図である。 図8の車載操作装置に対する操作の一例を示す図である。(a)は、図8の車載操作装置の側面タッチセンサへのタッチをスライドさせる操作を示す図であり、(b)は、図8の車載操作装置の側面タッチセンサへのタッチ位置によりユーザが受ける触感が異なることを示す図である。 図8の車載操作装置のディスプレイに表示される画像例を示す図である。 図8の車載操作装置のディスプレイの形状例を示す図である。 かまぼこ型のディスプレイを備える車載操作装置に対する操作の一例を示す図である。 かまぼこ型のディスプレイを備える車載操作装置に対する操作の他の例を示す図である。 図8の車載操作装置の筐体に設けられているセンサ電極の一例を示す図である。 本発明の実施形態5に係る車載操作装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施形態6に係る車載操作装置の要部構成の一例を示すブロック図である。 筐体の側面に対するタッチを検出する従来の操作装置に対する操作の一例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、図1〜4に基づいて説明すれば、次のとおりである。なお以下においては、説明の便宜上、特定の実施形態にて説明した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付記し、その説明を省略する場合がある。
以下に記載する実施形態1〜3では、本発明を車両に備えられるルームミラー(バックミラー、後写鏡とも呼称される)に適用した例を説明する。ただし、本発明の適用例はルームミラーに限定されず、本発明を洗面所などに設置されるミラーや、持ち運び可能なコンパクトミラーなどに適用してもよい。
まず、本実施形態に係るルームミラー200の理解を容易にするために、ルームミラー200の概要について、図2を参照して説明する。
(ルームミラー200の概要)
図2は、ルームミラー200の概要を示す図である。図2の(a)は、ルームミラー200が車両300に搭載されている状態を示す概略図であり、図2の(b)は、ルームミラー200の外観を示す概略図である。図2の(a)に示す通り、ルームミラー200は、一般的なルームミラーと同様に、車両300の運転席に座った人物(以降、運転席に座った人物を運転者と称する場合がある)が、該ルームミラー200を見て車両300の後方を確認できるような位置に設けられる。
図2の(b)に示すように、ルームミラー200は、ハーフミラー150(ハーフミラー部)とディスプレイ130(表示部)とが重畳した構成となっている。ハーフミラー150は、反射面側からの光を反射し、透過面側からの光を透過する鏡であり、ディスプレイ130は、画像を表示する表示デバイスである。なお、「画像」とは、静止画像および動画像を含む。ディスプレイ130は、画像を表示する表示面がハーフミラー150の透過面と対向するように、ハーフミラー150と重畳している。これにより、ディスプレイ130の表示面に画像が表示されると、ディスプレイ130から発せられた光をハーフミラー150が透過し、ハーフミラー150の表面(以下、ミラー表面と称する)に該画像が見えるようになる。
また、図2の(b)に示すように、ルームミラー200は、ハーフミラー150およびディスプレイ130を筐体310に組み付けることで構成される。筐体310は、ハーフミラー150およびディスプレイ130の外周に沿って、該ハーフミラー150およびディスプレイ130の奥行き方向(すなわち、図2の奥側方向)に延びる筐体側面(図4における筐体側面310S)を有する。そして、図2の(b)に示すように、該筐体側面には、筐体側面の全周にわたって側面タッチセンサ121(側面タッチ検出部)が備えられている。側面タッチセンサ121は、該筐体側面に対するユーザのタッチ(接触または近接)を検出する。
つまりルームミラー200は、側面タッチセンサ121によって、筐体310の側面に対するユーザの入力を受け付ける。そして、ルームミラー200は該入力に応じた所定の処理を実行する。なお、本実施形態では、該所定の処理が、車両300に設置され、該車両300の後方を撮影するバックカメラ161(後述)から、撮影した動画像を取得するものであるとして説明する。ただし、所定の処理は、ルームミラー200自体、または、ルームミラー200と通信可能に接続された装置を制御するものであればよく、この例に限定されるものではない。なお、「通信」とは、有線通信および無線通信を含む。すなわち、ルームミラー200と制御対象の装置とは、車内配線によって有線通信可能に接続されていてもよいし、配線を使用せず、Wi−Fi(登録商標)などの通信の方式を利用して、無線通信可能に接続されていてもよい。
上記の構成によれば、ルームミラー200の筐体310の側面に、ユーザの入力操作を受け付ける側面タッチセンサ121が備えられているので、入力デバイスとして物理ボタンを備える従来のルームミラーに比べて、額縁部分の厚みを抑えることができる。額縁部分の厚みを抑えることで、ユーザの視界がルームミラーによって遮られず、ユーザは安全に運転することができる。また、ユーザは筐体310の側面に触れるだけで望みの処理を実行することができる。例えば、車両300の後方を撮影した動画像を取得し、該動画像をディスプレイ130に表示させることができる。以上より、運転の安全性を低下させることなく、ユーザの望みの処理を実行することができる。
なお、ルームミラー200の形状は、図2に例示する形状に限定されるものではなく、例えば、四角形状であってもよい。ただし、図2の左右の側面のように、ユーザがタッチ位置を見なくともタッチ位置を把握できるような形状となっていることが好ましい。このような形状の一例としては、図2の形状の他に、切り欠け部および曲線部分の少なくともいずれかを有する形状が挙げられる。なお、切り欠け部および曲線部分の詳細については、後述する実施形態4〜6にて説明する。
これまで図2を用いて、車両300への搭載状態および外観の概略を説明したルームミラー200について、次に、図1を用いてより詳細に説明する。
(ルームミラー200の詳細)
図1は、ルームミラー200の要部構成の一例を示すブロック図である。図1に示すように、ルームミラー200は、制御部110、検出部120、ディスプレイ130、記憶部140、およびハーフミラー150を備えている。なお、ルームミラー200は、車両300のエンジンがかかるとともに電源がONになり、エンジンを停止したときに電源がOFFになるものとして説明するが、ディスプレイ130およびハーフミラー150を格納している筐体310に、ルームミラー200の電源のON/OFFを切り換えるための電源ボタン(電源スイッチ)などを備えてもよい。ただし、上記電源ボタンなどは、発明の特徴点と直接関係がないため、ここでは図示していない。
ディスプレイ130は、表示面(表示パネル)として例えば液晶パネルを備え、該表示面に画像を表示させる。ただし、ディスプレイ130に用いられる表示パネルは、液晶パネルに限定されるものではなく、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル、無機ELパネル、またはプラズマパネルなどであってもよい。
ハーフミラー150は、透過面側がディスプレイ130の表示面に対向するように、表示面上に重ねて配置されているので、ディスプレイ130の表示面に画像が表示されている場合、該表示面に表示される画像を透過して、ミラー表面に映し出す。また、ハーフミラー150は、外部からハーフミラー150の表面に入射する入射光を反射面によって反射する。これにより、運転者(以下、運転者をユーザと総称する)は、車両300の後方の様子を認識することができる。以上より、表示面から出射され、ハーフミラー150を透過した光(透過光)と、ハーフミラー150に入射し、該ハーフミラー150によって反射された光(反射光)とがユーザに届く。よってユーザは、表示面に表示される画像、および、ハーフミラー150に映る鏡像の少なくとも一方を認識することができる。なお図1では、透過光を黒塗りのブロック矢印で表現している。また、入射光を斜線パターンのブロック矢印で、反射光を白抜きのブロック矢印でそれぞれ表現している。
検出部120は、筐体310の側面に設けられている側面タッチセンサ121を含む。側面タッチセンサ121は、筐体310への接触(または近接;タッチ)を検出する。
側面タッチセンサ121は、例えば、筐体310の側面にライン状に配置されている複数の静電容量センサであるが、これに限られるものではない。側面タッチセンサ121は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、超音波方式、または電磁誘導結合方式のセンサであってもよい。側面タッチセンサ121の詳細は、図4を用いて後述する。なお、側面タッチセンサ121の形態は、図2の(b)に例示したような形態に限定されない。具体的には、ルームミラー200の筐体310に対するタッチを検出することができれば、どのような形態であってもよい。
制御部110は、ルームミラー200が備える各部を統括的に制御するものである。図示の制御部110は、機能ブロックとして、タッチセンサコントローラ111、処理特定部112、処理実行部113(取得部)、および表示制御部114が含まれている。上述した制御部110の各機能ブロックは、例えば、CPU(central processing unit)などが、ROM(read only memory)、NVRAM(non-Volatile random access memory)などで実現された記憶装置に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)などに読み出して実行することで実現できる。以下、制御部110中の各機能ブロックについて詳細を説明する。
タッチセンサコントローラ111は、タッチ位置特定部311を含み、側面タッチセンサ121による対象物の接触の検出結果に基づいて、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置を特定する。そして、タッチ位置特定部311は、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部112に通知する。なお、タッチ位置特定部311は、対象物の接触の検出結果を連続して取得したとき、対象物の接触位置に係る情報を、該情報に対応する検出結果の取得順に処理特定部112に通知する。これにより、対象物が側面タッチセンサ121に接触したまま移動した場合(いわゆるスライド操作が行われた場合)に、処理特定部112が該スライド操作の方向を特定することができる。
処理特定部112は、タッチセンサコントローラ111のタッチ位置特定部311が特定した側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報に基づいて、ユーザの入力操作に対応する、実行すべき処理内容を特定し、特定した処理内容に係る情報を処理実行部113に通知する。また、処理特定部112は、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報を取得した場合(すなわち、ユーザが側面タッチセンサ121に対する入力を行った場合)、接触位置を示す情報をディスプレイ130に表示させるために、取得した該情報を表示制御部114に通知してもよい。
また、処理特定部112は、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報、および、表示制御部114がディスプレイ130に表示させている所定の画像に係る情報に基づいて、ユーザの入力操作に対応する、実行すべき処理内容を特定してもよい。この場合、処理特定部112は、接触位置に係る情報が同じ位置を示すものであったとしても、ディスプレイ130に表示させている画像が異なる場合は、異なる処理内容を特定する。
処理実行部113は、処理特定部112から受け取った処理内容に係る情報に基づき、その処理内容に応じた処理を制御部110の対応するブロック(特に、表示制御部114)に実行させる。例えば、側面タッチセンサ121の検出したタッチが、ディスプレイ130に後述するバックカメラ161が撮影した動画像を表示させようとするユーザ操作であることを処理特定部112が特定すると、処理実行部113は、バックカメラ161が撮影した動画像を取得する。そして、該動画像を表示制御部114に出力する。
表示制御部114は、ディスプレイ130に所定の画像を表示させる制御を行う。例えば表示制御部114は、処理実行部113から受け取った、バックカメラ161が撮影した動画像をディスプレイ130に表示させる。なお、表示制御部114は、筐体310の側面のうち、ユーザがタッチすることで処理が実行される側面の位置をユーザに示すための画像(以下、タッチ可能位置画像と称する)をディスプレイ130に表示してもよい。これにより、タッチすべき位置をユーザに認識させることができる。換言すれば、ディスプレイ130は、筐体310の側面の領域のうち、タッチを受け付ける領域を示す画像(すなわちタッチ可能位置画像)を表示する。なお、これらの画像表示の詳細については図3を用いて後述する。
また、表示制御部114は、ディスプレイ130に、側面タッチセンサ121が検出した筐体310の側面のタッチ位置を示す画像を表示させてもよい。具体的には、表示制御部114は、処理特定部112から接触位置を示す情報を受け取ると、該タッチ位置を示す画像をディスプレイ130に表示させる。タッチ位置を示す画像表示の一例としては、上述したタッチ可能位置画像を変化させた(例えば、色、明暗などを変化させた)画像を所定時間表示させるなどが挙げられるが、この例に限定されるものではない。これにより、ユーザの入力操作を受け付けたことを、ユーザに認識させることができる。
記憶部140は、ルームミラー200が使用する各種データを格納する記憶装置であり、制御部110が実行する(1)図示しない制御プログラム、(2)OSプログラム141、(3)制御部110が、ルームミラー200の有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション142と称する)、および、(4)該アプリケーション142を実行するときに読み出す各種データを非一時的に記憶するものである。また、(5)ディスプレイ130に表示されるGUI(Graphical User Interface)に係る情報(図1では、GUI143で示す)なども、記憶部140に格納されている。上記の(1)〜(5)のデータは、例えば、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性記憶装置に記憶される。また、ルームミラー200は、図示しない一時記憶部を備えていてもよい。一時記憶部は、ルームミラー200が実行する各種処理の過程で、演算に使用するデータおよび演算結果などを一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリであり、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置で構成される。どのデータをどの記憶装置に記憶するのかについては、ルームミラー200の使用目的、利便性、コスト、または、物理的な制約などから適宜決定される。記憶部140には、さらに、ルームミラー200の動作に伴って上記各部によって生成される各種情報が格納される。生成される各種情報とは、例えば、タッチセンサコントローラ111のタッチ位置特定部311によって特定されるタッチ位置に係る情報などである。
(車載装置160の詳細)
車載装置160は、車両300に備えられる装置であって、ルームミラー200によって制御される装置である。本実施形態に係る車載装置160は、車内配線によってルームミラー200と通信可能に接続されている。本実施形態に係る車載装置160は、バックカメラ161を含む。
バックカメラ161は、車両300に搭載された、該車両300の後方を撮影するための撮影デバイスである。バックカメラ161は、ルームミラー200の処理実行部113によって制御され、車内配線を介して撮影した動画像を処理実行部113に出力する。
なお、車両300は、車載装置160として、車外を撮影するカメラであって、バックカメラ161とは異なる方向を撮影するカメラを備えていてもよい。
以上に詳細を説明したルームミラー200について、次に、ルームミラー200に対する操作(入力)、および、ルームミラー200のディスプレイ130に表示される画像を、図3を用いて説明する。
(ルームミラー200に対する操作および表示画像)
図3は、ルームミラー200に対する操作に伴って変化する、ルームミラー200のミラー表面に見える像の一例を示す遷移図である。なお、「像」とは、ハーフミラー150に映る鏡像と、ディスプレイ130が表示する画像(静止画像、動画像)を含む。
図3の(a)に例示するルームミラー200のミラー表面には、車両300の後方の鏡像とともに、2種類のタッチ可能位置画像が見えている。また、該ルームミラー200は、側面タッチセンサ121aまたは側面タッチセンサ121bの領域がタッチされたときのみ、処理を実行する。換言すれば、タッチ位置特定部311は、特定したタッチ位置が側面タッチセンサ121aまたは側面タッチセンサ121bの位置である場合のみ、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部112に通知する。
図3の(a)では、ユーザが側面タッチセンサ121aをタッチしている。処理特定部112は、タッチ位置特定部311が特定した、側面タッチセンサ121aの位置に係る情報に基づいて、「バックカメラ161が撮影した動画像の表示」という処理を特定し、該処理内容に係る情報を処理実行部113に通知する。該通知を受けた処理実行部113は、バックカメラ161から動画像を取得し、表示制御部114に出力する。そして、表示制御部114が、図3の(b)に示すように、車両300の後方の動画像をディスプレイ130に表示させる。
また、図3の(b)に示すように、該動画像が表示された状態でユーザが側面タッチセンサ121aをタッチすると、処理特定部112は、「バックカメラ161が撮影した動画像の非表示」という処理を特定し、該処理内容に係る情報を処理実行部113に通知する。該通知を受けた処理実行部113は、バックカメラ161からの動画像の取得を中止する。これにより、ディスプレイ130には、車両300の後方の動画像が表示されなくなり、図3の(c)に示すように、ユーザは車両300の後方の鏡像を再度視認することとなる。
以上のように、本実施形態に係るルームミラー200は、ルームミラー200の筐体310の側面をタッチするという簡易な操作で、車両300の後方の動画像の表示のON/OFFを切り換えることができる。図3の(b)に示すように、バックカメラ161が撮影した、車両300の後方の動画像をディスプレイ130に表示させることで、車両300の後方の様子を、室内に存在する人や物で遮られない状態で表示させることができる。また、バックカメラ161が夜間や、雨天時などに適した撮影モードで撮影可能な構成であれば、夜間や雨天時など、鏡像では車両300の後方の様子が分かりにくい場合でも、鮮明な動画像をディスプレイ130に表示することができる。これにより、安全な運転を実現することができる。なお、ルームミラー200に対する操作、ルームミラー200が実行する処理、および、ルームミラー200のディスプレイ130に表示される画像は、図3に例示するものに限定されない。
次に、筐体310の側面に設ける側面タッチセンサ121の実現例について、図4を用いて説明する。
(側面タッチセンサ121の実現例)
図4は、側面タッチセンサ121を実現するために、ルームミラー200の筐体310に設けられているセンサ電極212の一例を示す図である。図4に示すように、筐体310は、筐体310の底面部分、すなわち筐体底面310Fと、筐体310の側面部分、すなわち筐体側面310Sとを含む。複数のセンサ電極212は、筐体側面310Sの内側(ディスプレイ130およびハーフミラー150側)に連続的に設けられ、筐体側面310Sに対するタッチを検出する。すなわち、図4に示す例では、センサ電極212aおよびセンサ電極212bが、相互に所定の間隔Wを空けて、筐体側面310Sの内側に設けられた複数の筐体側面のリブ310R(以下、筐体リブ310Rと称する)の間に連続的に設けられている。複数の筐体リブ310Rの各々は、センサ電極212と、筐体310に組み込まれるディスプレイ130およびハーフミラー150との間に隙間を形成する。具体的には図4に例示するように、複数の筐体リブ310Rが筐体側面310Sの内側に形成されており、複数の筐体リブ310Rの各々は、筐体側面310Sの内側の面から、ディスプレイ130およびハーフミラー150の外周単に向かう方向に、所定の厚みCで突出している。そして、複数のセンサ電極212の各々(例えば、センサ電極212aおよびセンサ電極212b)は、複数の筐体リブ310Rの各々の間に配設されている。ここで、筐体リブ310Rの所定の厚みCは、例えば0.5mmである。また、センサ電極212の厚みは、例えば0.1mmである。この例の場合、センサ電極212の表面からディスプレイ130およびハーフミラー150の外周端までの間には、0.4mm程度の隙間ができることになる。筐体側面310Sの内側に、ディスプレイ130およびハーフミラー150の外周端に向かって所定の厚みTで突出した複数の筐体リブ310Rを設け、筐体リブ310R同士の間にセンサ電極212を配設することにより、複数のセンサ電極212のセンサ感度を確保することができる。
また、各筐体リブ310Rの幅、つまり、センサ電極212aとセンサ電極212bとの間の所定の間隔Wは、例えば1mmである。複数のセンサ電極212を、所定の間隔Wを空けて、連続的に設けることにより、筐体側面310Sに対するタッチ位置を特定することが可能となる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、図5および図6に基づいて説明すれば、以下のとおりである。最初に、本実施形態に係るルームミラー200aの概要を説明すれば、以下のとおりである。本実施形態に係るルームミラー200aは、温度・湿度センサ162が検出した温度および湿度の情報を取得し、該情報を示す画像をディスプレイ130に表示させる。また、本実施形態に係るルームミラー200aは、携帯端末180を介して、情報提供サーバ190から各種情報を取得し、該情報を示す画像をディスプレイ130に表示させる。
(ルームミラー200aおよび車載装置160aの詳細)
図5は、ルームミラー200aの要部構成の一例を示すブロック図である。図5に示すように、本実施形態に係るルームミラー200aは、実施形態1にて説明したルームミラー200と異なり、制御部110に代えて制御部110aを備える。また、本実施形態に係るルームミラー200aは、新たに通信部170を備える。また、本実施形態に係る車載装置160aは、新たに温度・湿度センサ162を含む。
通信部170は、携帯端末180との間で、無線通信によって情報の送受信を行う通信デバイスである。通信部170が実行する通信の方式は特に限定されないが、通信部170の機能を簡素化することができるため、Wi−Fiを利用することが好ましい。
制御部110aは、実施形態1にて説明した処理実行部113に代えて、処理実行部113aを備える。処理実行部113aは、実施形態1にて説明した処理実行部113の機能に加え、ルームミラー200aの電源がONとなったとき、温度・湿度センサ162が検出した温度および湿度の情報の取得を開始する。そして、処理実行部113aは、ルームミラー200aの電源がOFFとなるまで、温度および湿度の情報を所定のタイミングで繰り返し取得する。
また、処理実行部113aは、ルームミラー200aの電源がONとなったとき、通信部170および携帯端末180を介して、車両300の現在位置、進行方向、および車両300の現在位置の天気を示す情報を情報提供サーバ190から取得する。処理実行部113aは、ルームミラー200aの電源がOFFとなるまで、車両300の現在位置および進行方向の情報を所定のタイミングで繰り返し取得する。また、処理実行部113aは、車両300が位置する市区町村が変わる度に、天気の情報を取得する。なお、取得する天気の情報について、範囲を市区町村単位としたのは一例であり、この例に限定されるものではない。また、本実施形態では、車両300の現在位置、進行方向を示す情報を、携帯端末180を介して情報提供サーバ190から取得する例を説明したが、車両300に搭載されたカーナビゲーションシステムから取得してもよい。
そして、処理実行部113aは、取得した温度、湿度、車両300の現在位置、進行方向、および天気の情報を表示制御部114に出力する。なお、処理実行部113aが取得する情報は、この例に限定されるものではない。
温度・湿度センサ162は、車両300の各座席、および車両300の外部の温度および湿度を測定可能な位置に設けられ、車両300の座席周辺および外部の温度および湿度を検出(測定)し、検出した温度および湿度の情報をルームミラー200の処理実行部113aに出力する。なお、車両300は、車載装置160aとして、温度・湿度センサ162以外のセンサ(以下、車載センサと称する)を備えてもよい。該車載センサは、車両300内の環境または状況をセンシングするものであればよい。
また、本実施形態の温度・湿度センサ162は、ルームミラー200aと車内配線によって接続され、有線通信を行うものとして説明する。ただし、温度・湿度センサ162などの車載センサ、または、温度・湿度センサ162などの車載センサからデータを収集するデータ収集装置が、通信部170を介して、ルームミラー200aと無線通信を行ってもよい。このときの通信の方式としては、例えば、Bluetooth(登録商標)などが挙げられるが、この例に限定されるものではない。
(携帯端末180の詳細)
携帯端末180は、自装置の外部と無線通信可能な端末装置であり、例えば、携帯電話、スマートフォンなどが挙げられる。携帯端末180はカメラ181、撮影制御部182、および端末通信部183を備える。なお、カメラ181および撮影制御部182の詳細については、後述する実施形態3にて説明する。
端末通信部183は、ルームミラー200aの処理実行部113aからの指示に従って、情報提供サーバ190から各種情報(例えば、車両300の現在位置、進行方向、現在位置の天気など)を取得し、該情報をルームミラー200aに送信する。
(情報提供サーバ190)
情報提供サーバ190は、ルームミラー200aに各種情報を提供するサーバである。具体的には、情報提供サーバ190は、カーナビゲーションサービスを運営、管理しており、車両300の現在位置や進行方向の情報を、携帯端末180を介してルームミラー200aに出力する。また、情報提供サーバ190は、天気予報サービスを運営、管理しており、車両300がいる地域(市区町村)の天気の情報を、携帯端末180を介してルームミラー200aに出力する。なお、カーナビゲーションサービスを運営、管理する情報提供サーバと、天気予報サービスを運営、管理する情報提供サーバは、それぞれ別のサーバであってもよい。また、情報提供サーバ190が運営、管理するサービス、および、ルームミラー200aに提供する情報はこの例に限定されない。
次に、本実施形態に係るルームミラー200aに対する操作(入力)、および、ルームミラー200aのディスプレイ130に表示される画像を、図6を用いて説明する。
(ルームミラー200aに対する操作および表示画像)
図6は、ルームミラー200aに対する操作に伴って変化する、ルームミラー200aのミラー表面に見える像の一例を示す遷移図である。
図6の(a)に例示するルームミラー200aのミラー表面には、車両300の後方の鏡像とともに、ディスプレイ130に3種類のタッチ可能位置画像が見えている。また、ルームミラー200aは、側面タッチセンサ121a〜121cの領域がタッチされた時のみ、処理を実行する。換言すれば、タッチ位置特定部311は、特定したタッチ位置が側面タッチセンサ121a〜121cの位置のいずれかである場合のみ、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部112に通知する。
また、該ルームミラー200aには、車両300の現在位置および進行方向を示す画像131が、ディスプレイ130の、図6における右端領域(以下、単に「右端領域」と称する)に表示されている。該画像131は、処理実行部113aが取得した、車両300の現在位置および進行方向の情報に基づいて、表示制御部114が作成する画像である。表示制御部114は、処理実行部113aから受け取った情報において、車両300の現在位置(図示の例では、車両300が位置する地名)および進行方向が変わる度に画像131を更新する。このように、画像131を表示する領域をディスプレイ130の右端領域とすることで、車両300の後方の鏡像が映る領域を十分に確保することができる。よって、ユーザの後方確認を妨げることなく、画像を表示することができる。なお、画像131を表示するディスプレイ130の領域は、車両300の後方の鏡像が映る領域を十分に確保することができる領域であれば、右端領域に限定されない。例えば、ディスプレイ130の、図6における左端領域であってもよい。
図6の(a)では、ユーザが側面タッチセンサ121cをタッチし、図6の上方向に指をスライドさせている。処理特定部112は、タッチ位置特定部311が特定した、側面タッチセンサ121cの位置に係る複数の情報に基づいて、指のスライド方向を特定し、「画像131を上方向にスクロール」という処理を特定する。そして、該処理内容に係る情報を表示制御部114に通知する。該通知を受けた表示制御部114は、画像131に代えて、図6の(b)に示す画像132をディスプレイ130に表示させる。
画像132は、車両300の各座席付近、および外部の温度および湿度を示す画像である。該画像132は、処理実行部113aが温度・湿度センサ162から取得した、車両300の各座席付近および外部の温度および湿度の情報に基づいて、表示制御部114が作成する画像である。表示制御部114は、処理実行部113aから受け取った情報において、温度および湿度が変わる度に画像132を更新する。このように、車両300の各座席付近の温度および湿度をルームミラー200aのディスプレイ130に表示させることで、各座席、特に運転者が確認することが難しい後部座席の状態を容易に確認することができる。例えば、図3の(b)に示す画像132の例では、チャイルドシートが設けられた座席付近の湿度が高くなっている。このような情報をディスプレイ130に表示させることで、子どもに異常が発生した可能性があること(例えば、おむつを替える必要性があること)を、運転者および同席者は容易に認識することができる。
図6の(b)では、ユーザが側面タッチセンサ121cをタッチし、図6の上方向に指をスライドさせている。処理特定部112は、上述したように、「画像132を上方向にスクロール」という処理を特定し、該処理内容に係る情報を表示制御部114に通知する。表示制御部114は、画像132に代えて、図6の(c)に示す画像133をディスプレイ130に表示させる。
画像133は、車両300がいる市区町村の天気を示す画像である。該画像133は、処理実行部113aが取得した、車両300の現在位置の天気の情報に基づいて、表示制御部114が作成する画像である。表示制御部114は、処理実行部113aから天気の情報を取得する度に画像133を更新する。
図6の(c)では、ユーザが側面タッチセンサ121cをタッチし、図6の上方向に指をスライドさせている。処理特定部112は、上述したように、「画像133を上方向にスクロール」という処理を特定し、該処理内容に係る情報を表示制御部114に通知する。表示制御部114は、画像133に代えて、図6の(d)に示す画像134をディスプレイ130に表示させる。
画像134は、画像133と同様に、車両300がいる市区町村の天気を示す画像であるが、そのサイズが画像133と比べて小さくなっている。このような画像をディスプレイ130に表示させることで、ユーザに各種情報を報知するとともに、ルームミラー200aの視認性を向上させることができる。
なお、ルームミラー200aに対する操作、ルームミラー200aが実行する処理、および、ルームミラー200aのディスプレイ130に表示される画像は、図6に例示するものに限定されない。また、側面タッチセンサ121へのタッチによって、画像131などの表示/非表示を切り替え可能であってもよい。
また、ルームミラー200aの処理実行部113aは、携帯端末180やカーナビゲーションシステムから、車両300が通過する予定の経路の情報を取得してもよい。処理実行部113aは、該情報を用いて、該経路中の地点や目的地の天気の情報を予め取得することができる。これにより、表示制御部114は、ディスプレイ130にこれから通る予定の経路中の地点の天気や、目的地の天気を示す画像を表示することができる。なお、処理実行部113aが、車両300が通過する予定の経路の情報を用いて取得する情報は、天気の情報に限定されない。
また、本実施形態では、ルームミラー200aの電源がONになったときに、画像131などを作成するための各種情報を処理実行部113aが取得する構成を説明したが、側面タッチセンサ121cへのタッチ操作があったとき(換言すれば、画像を上または下方向にスクロールするという処理が特定されたとき)に、処理実行部113aがこれらの情報を取得する構成であってもよい。
例えば、図6の(a)に示すように、画像131がディスプレイ130に表示された状態で、処理特定部112が、図6の上方向へのスライド操作を特定し、「画像131を上方向にスクロール」という処理を特定したとき、処理特定部112は、該処理内容に係る情報を処理実行部113aに通知する。そして、該通知を受けた処理実行部113aは、温度・湿度センサ162を制御して、温度および湿度の情報を取得し、該情報を表示制御部114に出力する。表示制御部114は、該情報を用いて画像132を生成し、ディスプレイ130に表示させる。
また例えば、図6の(b)に示すように、画像132がディスプレイ130に表示された状態で、図6の上方向へのスライド操作を特定し、「画像132を上方向にスクロール」という処理を特定したとき、処理特定部112は、該処理内容に係る情報を処理実行部113aに通知する。そして、該通知を受けた処理実行部113aは、通信部170を介して携帯端末180に指示して、情報提供サーバ190から車両300の現在位置および、該現在位置の天気の情報を取得させ、ルームミラー200aに送信させる。そして、処理実行部113aは、受信した天気の情報を表示制御部114に出力する。表示制御部114は、該情報を用いて画像133を生成し、ディスプレイ130に表示させる。
また、本実施形態では、ルームミラー200aは、携帯端末180を介して、情報提供サーバ190から車両300の現在位置、進行方向、および車両300の現在位置の天気を示す情報を取得していたが、これらの情報を直接情報提供サーバ190から取得してもよい。この場合の通信部170の通信の方式としては、3G(第3世代携帯電話方式)やLTE(Long Term Evolution)も想定される。なお、ルームミラー200aは、携帯端末180に代えて、車両300内に設けられている通信モジュールを介して、情報提供サーバ190から上述した情報を取得してもよい。通信部170と該通信モジュールとの通信の方式は、Wi−Fiを用いることが好ましい。また、該通信モジュールと情報提供サーバ190との通信の方式は、3GやLTEを用いることが好ましい。
〔実施形態3〕
本発明のさらに別の実施形態について、図5および図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。最初に、本実施形態に係るルームミラー200aの概要を説明すれば、以下のとおりである。本実施形態に係るルームミラー200aは、携帯端末180が撮影した、後部座席(チャイルドシート)に座る子どもの動画像を取得し、該動画像をディスプレイ130に表示させる。つまり、本実施形態では、携帯端末180は、車両300内のうち、後部座席に座る子どもの撮影が可能な位置に配置されている。
次に、携帯端末180が備えるカメラ181および撮影制御部182について、図5を用いて説明する。
(携帯端末180の詳細)
カメラ181は、少なくとも動画像を撮影可能な撮影デバイスである。カメラ181は、撮影制御部182によって制御され、動画像を撮影し、撮影制御部182に該動画像を出力する。
撮影制御部182は、カメラ181を制御する。具体的には、撮影制御部182は、端末通信部183を介して、ルームミラー200aの処理実行部113aから取得した、撮影指示を受け取ると、カメラ181を起動して、動画像の撮影を開始する。そして、カメラ181が撮影した動画像(換言すれば、カメラ181から取得した動画像)を、端末通信部183を介してルームミラー200aに送信する。
次に、本実施形態に係るルームミラー200aに対する操作(入力)、および、ルームミラー200aのディスプレイ130に表示される画像を、図7を用いて説明する。
(ルームミラー200aに対する操作および表示画像)
図7は、ルームミラー200aに対する操作に伴って変化する、ルームミラー200aのミラー表面に見える像の一例を示す遷移図である。
図7の(a)に例示するルームミラー200aのミラー表面には、実施形態2にて説明した図6の(a)と同様に、車両300の後方の鏡像とともに、ディスプレイ130に3種類のタッチ可能位置画像が見えている。図7の(a)では、ユーザが側面タッチセンサ121bをタッチしている。処理特定部112は、タッチ位置特定部311が特定した、側面タッチセンサ121bの位置に係る情報に基づいて、「メニュー画像を表示」という処理を特定し、該処理内容に係る情報を表示制御部114に通知する。該通知を受けた表示制御部114は、図7の(b)に示すように、実行する処理をユーザに選択させるためのメニュー画像をディスプレイ130に表示させる。
また、メニュー画像をディスプレイ130に表示させるとき、ルームミラー200aは、図7の(b)に示す側面タッチセンサ121d〜121fの領域を、タッチされたとき処理を実行する領域とする。換言すれば、メニュー画像をディスプレイ130に表示させた後、タッチ位置特定部311は、特定したタッチ位置が側面タッチセンサ121a〜121fの位置のいずれかである場合のみ、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部112に通知する。
また、図7の(b)に示すように、ユーザが側面タッチセンサ121eをタッチすると、処理特定部112は、「携帯端末180が撮影した動画像の表示」という処理を特定し、外処理内容に係る情報を処理実行部113aに通知する。該通知を受けた処理実行部113aは、通信部170を介して、携帯端末180から動画像を取得し、表示制御部114に出力する。そして、表示制御部114が、図7の(c)に示すように、後部座席に座る子どもの動画像をディスプレイ130の右端領域に表示させる。これにより、運転席または助手席に座るユーザは、ルームミラー200aを見るだけで、後部座席に座る子どもの様子を確認することができる。
また、図7の(c)に示すように、携帯端末180から取得した動画像をディスプレイ130に表示させるとき、ルームミラー200aは、タッチされたとき処理を実行する領域とした側面タッチセンサ121d〜121fの領域を、タッチされたとき処理を実行しない領域とする。換言すれば、携帯端末180から取得した動画像をディスプレイ130に表示させた後、タッチ位置特定部311は、特定したタッチ位置が側面タッチセンサ121d〜121fの位置のいずれかである場合、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部112に通知しない。一方、ルームミラー200aは、新たに、側面タッチセンサ121gの領域を、タッチされたとき処理を実行する領域とする。換言すれば、携帯端末180から取得した動画像をディスプレイ130に表示させた後、タッチ位置特定部311は、特定したタッチ位置が側面タッチセンサ121a〜121c、および側面タッチセンサ121gの位置のいずれかである場合のみ、側面タッチセンサ121における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部112に通知する。
なお、図7の(c)に示すように、ユーザが側面タッチセンサ121aをタッチすると、図7の(d)に示すように、鏡像が表示されていた部分に対応するディスプレイ130の部分(すなわち、後部座席に座る子どもの動画像が表示されていた部分を除く部分)に、バックカメラ161が撮影した動画像が表示される。また、図7の(d)に示すように、ユーザが側面タッチセンサ121gをタッチし、図7の右方向に指をスライドさせると、処理特定部112は、「携帯端末180が撮影した動画像の非表示」という処理を特定し、該処理内容に係る情報を処理実行部113aに通知する。該通知を受けた処理実行部113aは、携帯端末180からの動画像の取得を中止する。これにより、図示してはいないが、ディスプレイ130には、後部座席に座る子どもの動画像が表示されなくなる。
また、ルームミラー200aに対する操作、ルームミラー200aが実行する処理、および、ルームミラー200aのディスプレイ130に表示される画像は、図7に例示するものに限定されない。例えば、図7の(b)に示す側面タッチセンサ121dをユーザがタッチすることにより、画面調節などの各種設定を行う画面に遷移してもよいし、図7の(b)に示す側面タッチセンサ121fをユーザがタッチすることにより、ドライブレコーダにて録画した動画像を選択、再生する画面に遷移してもよい。
また、本実施形態では、後部座席に座る子どもの撮影に携帯端末180を用いたが、車両300に搭載された撮影装置(カメラなど)を用いてもよい。この例の場合、該撮影装置とルームミラー200aとは、車内配線で通信可能に接続される構成であってもよい。また、該撮影装置が撮影した映像は、実施形態2にて説明した通信モジュールを介してルームミラー200aに送信されてもよい。この場合、該撮影装置と通信モジュールとが有線または無線通信可能に接続されていてもよいし、該撮影装置は通信モジュールと一体となっていてもよい。
〔変形例〕
処理実行部113および処理実行部113aが制御する装置(車載装置)は、上述した各実施形態にて例示した装置に限定されない。該装置の一例としては、車両300の空調機器、オーディオ、カーナビゲーションシステムなどが挙げられる。
また、本発明に係るルームミラーは、ユーザの入力操作を受け付ける機能と、画像を表示する機能のみを備える装置であってもよい。例えば、本発明に係るルームミラーは、側面タッチセンサ121による対象物の接触の検出結果をルームミラーとは別の車載装置(制御装置)に送信し、該制御装置から受信した画像をディスプレイ130に表示させる構成であってもよい。
以上のように、本発明に係るルームミラーは、側面タッチセンサ121にタッチするという操作で、ディスプレイ130に操作に応じた画像を表示したり、操作に応じた処理を実行したりすることができる。つまり、操作に応じて表示する画像や実行する処理を切り換えることで、様々な機能を実現するための操作装置とすることができる。
〔実施形態4〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図8〜図18を参照して説明する。なお以下においては、説明の便宜上、特定の実施形態にて説明した構成と同一の機能を有する構成については、同一の符号を付記し、その説明を省略する場合がある。
先ず、本実施形態に係る車載操作装置1(車載操作装置)の理解を容易にするために、車載操作装置1の概要について、図9を参照して説明する。
(車載操作装置1の概要)
図9は、車載操作装置1の概要を示す図である。図9の(a)は、車載操作装置1が車両100に搭載されている状態を示す概略図であり、図9の(b)は、車載操作装置1の外観を示す概略図である。図9の(a)に示す通り、車載操作装置1は、車両100に搭載され、運転者等のユーザからの操作を受け付けて、車両100の空調機器、オーディオ、カーナビゲーションシステム、および車載カメラ等の被制御装置50の動作を制御する。筐体31の側面(図15における筐体側面31S)に組み込まれた側面タッチセンサ21にタッチすることにより、被制御装置50および車載操作装置1に係る各種設定を行うことができる。例えば、ユーザは、筐体31の側面にタッチした指をスライドさせて、被制御装置50である空調機器の設定温度を変更することができる。
図9の(b)に示すように、車載操作装置1の備えるディスプレイ30の外周には、なだらかな曲線状の、すなわちR形状の部分(切り欠け部90Rおよび90L)が設けられている。すなわち、図9の(b)に示す例では、ディスプレイ30は、ディスプレイ30の正面に立つユーザから見て、ディスプレイ30の右側上方に切り欠け部90Rが設けられ、ディスプレイ30の左側上方に切り欠け部90Lが設けられている。
また、ディスプレイ30を格納する筐体31の側面(図15における筐体側面31S)は、ディスプレイ30の外周に沿って、なだらかな曲線状の部分(ディスプレイ30の切り欠け部90Rおよび90Lに対応する部分)を含んでいる。そして、筐体31の、ディスプレイ30の切り欠け部90Rおよび90Lに対応する部分の側面には、それぞれ、切り欠け部側面タッチセンサ21Rおよび21Lが備えられている。すなわち、車載操作装置1は、ディスプレイ30の正面に立つユーザから見て、ディスプレイ30を格納している筐体31の右側上方の側面に切り欠け部側面タッチセンサ21Rを、左側上方の側面に切り欠け部側面タッチセンサ21Lを、上方の側面に上辺側面タッチセンサ21Uを、備えている。ただし、ディスプレイ30を格納する筐体31の側面に設ける側面タッチセンサ21が、切り欠け部側面タッチセンサ21R、切り欠け部側面タッチセンサ21L、および上辺側面タッチセンサ21Uの3つであることは必須ではない。例えば、ディスプレイ30を格納する筐体31の側面全周にわたって1つの側面タッチセンサ21を設けてもよい。そして、筐体31の側面全周にわたって設けられた1つの側面タッチセンサ21が検出したタッチ位置に応じて、該タッチ位置に対応付けられる所定の処理を実行するとしてもよい。
なお、以下の説明において、切り欠け部側面タッチセンサ21R、切り欠け部側面タッチセンサ21L、および上辺側面タッチセンサ21Uの各々を特に区別する必要が無い場合は、単に「側面タッチセンサ21」と称する。同様に、切り欠け部90Rと切り欠け部90Lとを特に区別する必要が無い場合は、単に「切り欠け部90」と称する。
車載操作装置1は、側面タッチセンサ21によって、筐体31の側面(または、側面のエッジ)に対するユーザの入力を受け付ける。ここで、側面タッチセンサ21は、ディスプレイ30の外周に沿って側面の向きがなだらかに変わる、ディスプレイ30を組み込んだ筐体31の側面に設けられている。したがって、筐体31の側面にタッチしたユーザが受ける触感(感覚)は、タッチした位置に応じて、異なる。すなわち、タッチした筐体31の側面の方向(すなわち、角度)が、タッチした位置に応じて変化する。したがって、ユーザは、車載操作装置1(ディスプレイ30)を見ずに、または、車載操作装置1を極めて短い一瞬(例えば、1秒から1.5秒ほど)見るだけで、筐体31の側面のどの位置をタッチしたかを、把握することができる。また、ユーザは、車載操作装置1を見ずに、筐体31の側面にタッチした指をスライドさせた場合であっても、指がどのくらいの距離を移動したかを把握することができる。
したがって、ユーザ(運転者)は、筐体31の側面(ディスプレイ30のエッジ)にタッチして、車載操作装置1を安全かつ直感的に操作することができる。より具体的には、運転者は、筐体31(ディスプレイ30)の曲線的な外周の側面を手探りでタッチして簡単に車載操作装置1を操作することができ、つまり、車載操作装置1を見ずに車載操作装置1を操作することができるので、安全性が高い。また、筐体31(ディスプレイ30)の曲線的な外周の側面になぞって、ダイアル(つまみ)を回すような操作感で、直感的に車載操作装置1を操作することができる。
以上のような効果を奏する車載操作装置1の概要を最初に説明しておけば、以下の通りである。すなわち、車載操作装置1は、外周に、図12に例示するような曲線部分80、81、82、および83を有する、または、図9および図12に例示するような切り欠け部90、91、および92を有する、ディスプレイ30(表示画面)と、ディスプレイ30が組み付けられ、ディスプレイ30の外周に沿って、ディスプレイ30の奥行き方向に延びた側面(図15における、筐体側面31S)を有する筐体31と、筐体31の側面の、少なくとも、ディスプレイ30の上記曲線部分または上記切り欠け部に沿う位置に対するユーザのタッチを検出する側面タッチセンサ21(側面タッチ検出部)と、を備えている。
上記の構成によれば、筐体31の外周は、例えば図9に示すように、ディスプレイ30の外周に沿っているので、筐体31の側面をタッチしたユーザは、タッチした位置に応じて、異なる触感を受ける。したがって、ユーザ(例えば、運転者)は、触感からタッチ位置を推定でき、つまり、タッチ位置を見ずにタッチ位置を把握することができるので、運転中であっても、車載操作装置1に、該タッチ位置に対応付けられた所定の処理を容易かつ安全に実行させることができる。
さらに、車両100は、車載操作装置1を備えている。上記の構成によれば、車両100は、ユーザ(例えば、運転者)が、触感からタッチ位置を推定して、該タッチ位置に対応付けられた所定の処理を車載操作装置1に実行させることができる。したがって、車両100のユーザ(例えば、運転者)は、車両100の運転中であっても、車載操作装置1に容易かつ安全に所望の操作を行うことができる。
これまで図9を用いて、車両100への搭載状態および外観の概略を説明した車載操作装置1について、次に、図8を用いてより詳細に説明する。
(車載操作装置1の詳細)
図8は、車載操作装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。図8に示すように、車載操作装置1は、制御部10、検出部20、ディスプレイ30、および記憶部40を備えている。なお、車載操作装置1は、ディスプレイ30を格納している筐体31に、車載操作装置1の電源のON/OFFを切り替えるための電源ボタン(電源スイッチ)、車載操作装置1によって操作する車載オーディオ機器の音量を調節するためのつまみ等を備えていてもよい。ただし、上記電源ボタン、つまみ等は、発明の特徴点と直接関係がないため、ここでは図示していない。
ディスプレイ30は、所定の表示画面として、例えば、液晶パネルを備え、画像等を表示させるものである。ただし、ディスプレイ30に用いられる表示パネルは、液晶パネルに限定されるものではなく、有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネル、無機ELパネル、またはプラズマパネル等であってもよい。
ディスプレイ30には、図9の(b)に例示しているように、切り欠け部90が設けられている。そして、ディスプレイ30を格納する筐体31の、ディスプレイ30の切り欠け部90に沿う位置の側面に、側面タッチセンサ21が設けられている。なお、ディスプレイ30は、その外周に、図12に例示するような曲線部分80、81、82、および83の少なくとも1つを有していてもよく、また、図12に例示するような切り欠け部91および92の少なくとも1つを有していてもよい。ディスプレイ30の形状について、詳細は、図12を用いて後述する。
検出部20は、筐体31の側面に設けられている側面タッチセンサ21(側面タッチ検出部)を含む。側面タッチセンサ21は、筐体31の側面への接触(タッチ)を検出する。
側面タッチセンサ21は、例えば、筐体31の側面に、ライン状に配置されている複数の(例えば、16個の)静電容量センサであるが、これに限られるものではない。側面タッチセンサ21は、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、超音波方式、または電磁誘導結合方式のセンサであってもよい。側面タッチセンサ21についての詳細は、図15を用いて後述する。
車載操作装置1は、筐体31の側面に配された側面タッチセンサ21によって、筐体31(ディスプレイ30)の側面への接触を検知することができる。なお、側面タッチセンサ21は、ディスプレイ30のエッジ(外縁)への接触を検知できてもよい。また、側面タッチセンサ21の形態は、図9の(b)等に例示したような形態に限定されず、車載操作装置1の筐体31の側面に対するタッチが検知できれば、どのような形態であってもよい。
制御部10は、車載操作装置1が備える各部を統括的に制御するものである。図示の制御部10には、機能ブロックとして、タッチセンサコントローラ11、処理特定部12、処理実行部13、および表示制御部14が含まれている。上述した制御部10の各機能ブロックは、例えば、CPU(central processing unit)などが、ROM(read only memory)、NVRAM(non-Volatile random access memory)等で実現された記憶装置に記憶されているプログラムを不図示のRAM(random access memory)等に読み出して実行することで実現できる。以下、制御部10中の各機能ブロックについて詳細を説明する。
タッチセンサコントローラ11は、タッチ位置特定部111を含み、側面タッチセンサ21による対象物の接触の検出結果に基づいて、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置を特定する。そして、タッチ位置特定部111は、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部12に通知する。
処理特定部12は、タッチセンサコントローラ11のタッチ位置特定部111が特定した、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置に係る情報に基づいて、ユーザの入力操作に対応する実行すべき処理内容を特定し、特定した処理内容に係る情報を処理実行部13に通知する。処理特定部12は、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置に係る情報、および表示制御部14がディスプレイ30に表示させている所定の画像に係る情報に基づいて、ユーザの入力操作に対応する実行すべき処理内容を特定してもよい。
処理実行部13は、処理特定部12から受け取った処理内容に係る情報に基づき、その処理内容に応じた処理を制御部10の対応するブロック(特に、表示制御部14)に実行させる。また、処理実行部13は、処理特定部12から受け取った処理内容に係る情報に基づき、その処理内容に応じた処理を被制御装置50に実行させる。例えば、側面タッチセンサ21の検出したタッチが、空調機器の設定温度をあげようとするユーザ操作であることを処理特定部12が特定すると、処理実行部13は、空調機器の設定温度をあげ、該設定温度で空調機器を動作させる。
表示制御部14は、ディスプレイ30に所定の画像を表示させる制御を行うものである。表示制御部14がディスプレイ30に表示させる画像について、詳細は、図11、図13、および図14を用いて後述する。なお、表示制御部14は、ディスプレイ30に、側面タッチセンサ21によって検出可能なタッチ位置を示す情報を表示させてもよい。例えば、表示制御部14は、側面タッチセンサ21によって検出可能な筐体31の側面のタッチ位置に対応する位置を、ディスプレイ30の外周の少し内側に、曲線として、または帯状に、表示させてもよい。また、表示制御部14は、ディスプレイ30に、側面タッチセンサ21が検出した筐体31の側面のタッチ位置を示す情報を表示させてもよい。例えば、表示制御部14は、側面タッチセンサ21が検出可能な筐体31の側面のタッチ位置を示す曲線をディスプレイ30に表示させ、側面タッチセンサ21がタッチを検出すると、検出位置に対応する該曲線上の位置の表示を変化させてもよい。また、側面タッチセンサ21が検出したタッチ位置に対応するポインター等を、上記曲線に重畳させて表示させてもよい。側面タッチセンサ21によって検出可能な筐体31の側面のタッチ位置、および側面タッチセンサ21が検出した筐体31の側面のタッチ位置を示す情報をディスプレイ30に表示させることにより、「タッチ操作を行っている者」以外の者が、タッチ操作を行っている者が筐体31の側面の何処にタッチしているかを把握することができるようになる。つまり、「タッチ操作を行っている者」以外の者が、タッチ操作を行っている者がどのような操作をしているのかを、ディスプレイ30を見て確認することができるようになる。例えば、運転者が車載操作装置1の筐体31の側面にタッチしている場合に、助手席に座っている者は、ディスプレイ30に表示されている画像を確認することにより、運転者が該筐体31の側面の何処にタッチして、操作を行なおうとしているかを把握することができる。
記憶部40は、車載操作装置1が使用する各種データを格納する記憶装置であり、制御部10が実行する(1)図示しない制御プログラム、(2)OSプログラム41、(3)制御部10が、車載操作装置1の有する各種機能を実行するためのアプリケーションプログラム42、および、(4)該アプリケーションプログラムを実行するときに読み出す各種データを非一時的に記憶するものである。また、(5)ディスプレイ30に表示されるGUI(Graphical User Interface)に係る情報43なども、記憶部40に格納されている。上記の(1)〜(5)のデータは、例えば、ROM(read only memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(登録商標)(Electrically EPROM)、HDD(Hard Disc Drive)等の不揮発性記憶装置に記憶される。車載操作装置1は、図示しない一時記憶部を備えていてもよい。一時記憶部は、車載操作装置1が実行する各種処理の過程で、演算に使用するデータおよび演算結果等を一時的に記憶するいわゆるワーキングメモリであり、RAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置で構成される。どのデータをどの記憶装置に記憶するのかについては、車載操作装置1の使用目的、利便性、コスト、または、物理的な制約などから適宜決定される。記憶部40には、さらに、車載操作装置1の動作に伴って上記各部によって生成される各種情報が格納される。生成される各種情報とは、例えば、タッチセンサコントローラ11のタッチ位置特定部111によって特定されるタッチ位置に係る情報等である。
以上に詳細を説明した車載操作装置1について、次に、車載操作装置1に対する操作(入力)を、図10を用いて説明する。
(車載操作装置1に対する操作)
図10は、車載操作装置1に対する操作の一例を示す図である。図10の(a)は、車載操作装置1の側面タッチセンサ21へのタッチをスライドさせる操作を示す図である。図10の(a)に例示するように、側面タッチセンサ21は、筐体31の、十分に大きな曲率半径(R)をもった円弧状の側面に、設けられている。したがって、ユーザは、筐体31の側面にタッチしたときに、タッチした場所を見なくても、そのタッチした面のディスプレイ30の外周に沿う方向の傾き(例えば、基準が水平方向であれば、水平方向となす角度)を感じとることができるため、手探りで、何処にタッチしたかを推定することができる。また、ユーザは、側面タッチセンサ21に対するタッチをスライドさせて、ダイアルを回すような操作感で、車載操作装置1を操作することができる。
ユーザは、ジョグダイアル(例えば、設定温度を調整するための空調ダイアル)の代わりに、車載操作装置1の筐体31の、ディスプレイ30の切り欠け部90に沿う位置の側面をなぞって、アナログ的に操作することができる。また、側面タッチセンサ21をタップして、電源ON/OFFスイッチのような選択スイッチとして操作することができる。
車載操作装置1においては、特殊な形状の筐体31の側面に側面タッチセンサ21が設けられている。したがって、車載操作装置1は、筐体31の側面をタッチするユーザに、図18に示す矩形状のディスプレイ997を備えた従来の入力装置999の直線的な側面に設けられた側面タッチセンサ998とは、異なる操作感を与えることができる。
図10(b)は、車載操作装置1の側面タッチセンサ21へのタッチ位置によりユーザが受ける触感が異なることを示す図である。図10の(b)における、点A、点B、および点Cのそれぞれをタッチしたときに感じる角度は、それぞれ異なる。このRが小さい場合は、ユーザはタッチしたときに受ける触感のみによって、点A、点B、および点Cの各々を区別することができない。
すなわち、図18に示すように、矩形状のディスプレイ997を格納する矩形平板状の筐体の側面に側面タッチセンサ998が設けられている入力装置999においては、入力装置999を見ながら、操作を行うことしか想定されていない。そして、側面タッチセンサ998は、ディスプレイ997の外周と平行に一直線上に配置されている。したがって、ユーザは、入力装置999の筐体の側面のどの位置をタッチしても、ほぼ同じような感覚(触感)しか受けることができず、入力装置999を見ない状態では、どの位置にタッチしているのかを把握することができない。例えば、図18において、入力装置999の筐体の側面の点Xにタッチした場合と、点Yにタッチした場合と、点Zにタッチした場合とで、ユーザの受ける触感はほとんど変わらない。したがって、ユーザは、入力装置999を見ずに、「自分がタッチした位置は、点Yまたは点Zではなく、点Xである」と把握することができない。
一方、車載操作装置1について、筐体31(ディスプレイ30)の曲線的な外周の側面をタッチしたユーザは、車載操作装置1を見なくとも、タッチした時に受ける感覚(触覚)によってタッチ位置を推定でき、また、タッチした指をスライドさせた距離を把握することができる。
また、車載操作装置1は、切り欠け部側面タッチセンサ21Rおよび21Lのいずれに対するタッチを検出したかを判別する。したがって、車載操作装置1は、切り欠け部側面タッチセンサ21L(図9の(b)に示す例において、運転席側に設けられた側面タッチセンサ21)に対するタッチを検出した場合、運転席側の処理(例えば、運転席側の空調機器の設定温度を設定する処理)を実行し、切り欠け部側面タッチセンサ21R(図9の(b)に示す例において、助手席側に設けられた側面タッチセンサ21)に対するタッチを検出した場合、助手席側の処理(例えば、助手席側の空調機器の設定温度を設定する処理)を実行することができる。
すなわち、車載操作装置1は、図9の(a)に例示するように、車両100の運転席側と助手席側との間に設置されるものであり、切り欠け部側面タッチセンサ21Lおよび21R(側面タッチ検出部)は、筐体31の側面(図15における、筐体側面31S)の上記運転席側および上記助手席側にそれぞれ設けられ、該運転席側に設けられた切り欠け部側面タッチセンサ21Lに対するタッチに対応付けられている所定の処理と、該助手席側に設けられた切り欠け部側面タッチセンサ21Rに対するタッチに対応付けられている所定の処理と、は異なっていてもよい。
上記の構成によれば、車載操作装置1は、運転席のユーザに切り欠け部側面タッチセンサ21Lにタッチさせて、運転席のユーザのために用意された所定の処理を実行させることができ、また、助手席のユーザに切り欠け部側面タッチセンサ21Rにタッチさせて、助手席のユーザのために用意された所定の処理を実行させることができる。したがって、ユーザは、車載操作装置1を用いて、運転席側に設けられた切り欠け部側面タッチセンサ21Lにタッチして、切り欠け部側面タッチセンサ21Lに対するタッチに対応付けられている所定の処理を実行させ、助手席側に設けられた切り欠け部側面タッチセンサ21Rにタッチして、切り欠け部側面タッチセンサ21Rに対するタッチに対応付けられている所定の処理を実行させることができる。
ここで、車載操作装置1の筐体31について、詳細を説明しておく。筐体31は、ディスプレイ30の外周に合わせて、図12に例示するような曲線部分80、81、82、および83の少なくとも1つを外周に有する。また、筐体31は、外周に、図9および図12に例示するような切り欠け部90、91、および92の少なくとも1つが設けられていてもよい。そして、「曲線部分80、81、82、および83」、または、「切り欠け部90、91、および92」における外周線の曲がり方の程度は、「曲線部分80、81、82、および83」、または、「切り欠け部90、91、および92」に沿う、筐体31の側面にタッチしたユーザが、触覚によってタッチ位置を知覚し得る程度に大きい。
すなわち、筐体31(ディスプレイ30)の、「曲線部分80、81、82、および83」、または、「切り欠け部90、91、および92」における、外周をなす辺は、該辺の、ディスプレイ30の奥行き方向に延びた側面にタッチしたユーザが、触覚によってタッチ位置を知覚し得る程度に、変化している。
上記の構成によれば、「曲線部分80、81、82、および83」、または、「切り欠け部90、91、および92」は、筐体31(ディスプレイ30)の側面にタッチしたユーザが、触覚によってタッチ位置を知覚し得る程度に、曲がり方の程度すなわち位置の違いによる形状の差異が大きい。つまり、筐体31の側面の位置にタッチしたユーザが受ける触覚は、タッチ位置を知覚し得る程度に大きい。したがって、ユーザは、触感によって、タッチ位置を知覚することができ、該タッチ位置に対応付けられた所定の処理を、車載操作装置1に実行させることができる。
具体的には、「曲線部分80、81、82、および83」、または、「切り欠け部90、91、および92」における外周線の曲がり方の程度(例えば、曲率半径(R))は、10mm以上500mm以下の値であることが好ましい。曲率半径(R)がこの範囲にある場合、ユーザは、タッチした場所を見なくても、そのタッチした面と、水平方向とがなす角度を容易に感じとることができるため、手探りでタッチした場合であっても、何処にタッチしたかを容易に把握することができる。
(車載操作装置1に表示される画像例)
図11は、車載操作装置1のディスプレイ30に表示される画像例を示す図であり、具体的には、ユーザが車載操作装置1を操作して空調機器の動作を制御することを示す図である。図11に示す例では、ユーザは、運転席側の側面タッチセンサ21(具体的には、切り欠け部側面タッチセンサ21L)にタッチして、タッチをスライドさせることにより、空調装置を制御して運転席側の温度(図11の例では「華氏68度」)を調整することができる。また、ユーザは、助手席側の側面タッチセンサ21(具体的には、切り欠け部側面タッチセンサ21R)にタッチすることにより、空調装置を制御して助手席側の温度(図11の例では「華氏72度」)を調整することができる。すなわち、運転席側と助手席側とで異なる設定をしようとする(例えば、運転席側と助手席側とで空調機器の異なる設定温度を設定しようとする)場合、筐体31の、それぞれの席の近い側の角のR部分の側面をタッチして操作することができる。
なお、簡単な操作(例えば、カーナビゲーションシステムにおける地図の拡大率を変更する操作)は、運転席側の側面タッチセンサ21(図9の(b)に示す例では、切り欠け部側面タッチセンサ21L)をタッチして行い、複雑な操作(例えば、カーナビゲーションシステムにおいて、推奨ルート、経由地、および目的地を変更する操作)は、助手席側の側面タッチセンサ21(図9の(b)に示す例では、切り欠け部側面タッチセンサ21R)をタッチして行うとしてもよい。運転席側の側面タッチセンサ21に簡単な機能を割り当てることにより、車載操作装置1を見ずに車載操作装置1を操作しようとする運転者は、容易に、車載操作装置1を操作して、該簡単な機能を実行させることができる。また、助手席に座っている者は、車載操作装置1を見ながら、車載操作装置1を操作するので、助手席側の側面タッチセンサ21には、複雑な操作を割り当ててもよい。すなわち、車載操作装置1は、運転席側の側面タッチセンサ21に対するタッチを検出した場合と、助手席側の側面タッチセンサ21に対するタッチを検出した場合とで、異なる処理を実行してもよい。
車載操作装置1は、側面タッチセンサ21が、外周の角度がなだらかに変わるような形状のディスプレイ30(筐体31)の側面に設けられている。したがって、筐体31(ディスプレイ30)の角のR部分(なだらかに方向が変わる円弧状の部分、すなわち、切り欠け部90)の側面をタッチした指をスライドさせて操作しようとする(例えば、空調機器の設定温度を少しずつ調整する)ユーザは、タッチした位置を注視しなくても、手探りで車載操作装置1を操作することができる。
さらに、ユーザは、筐体31の上辺の側面に設けられた側面タッチセンサ21(具体的には、上辺側面タッチセンサ21U)にタッチすることにより、風量を調整することができる。なお、ユーザは、切り欠け部側面タッチセンサ21Rの紙面右下部分をタップすることにより、風量を調整するシート(座席)を選択することができる。
なお、これまで、ディスプレイ30に切り欠け部90が設けられている例を説明してきたが、ディスプレイ30の形状が、図9〜図11に示すような形状(「角R形状」と称する)であることは必須ではない。すなわち、ディスプレイ30の形状(ディスプレイ30を格納する筐体31の形状)は、ディスプレイ30(筐体31)の側面にタッチしたときにユーザがタッチ位置に応じた角度を感じることができるものであればよい。ディスプレイ30(筐体31)の側面にタッチしたときにユーザがタッチ位置に応じた角度を感じることのできるディスプレイ30の形状例を図12に示す。
(ディスプレイ30の形状について)
図12は、車載操作装置1のディスプレイ30の形状例を示す図である。図12の(a)は、曲線部分80を含むディスプレイ30を示す図であり、曲線部分80は、円(楕円)の円周の半分に相当する円弧状である。すなわち、図12の(a)に例示するディスプレイ30は、円(楕円)を半分にしたような形状を有している。図12の(b)は、曲線部分81を含むディスプレイ30を示す図であり、曲線部分81は、円(楕円)の円周の4分の1部分に相当する円弧状である。すなわち、図12の(b)に例示するディスプレイ30は、四分円状の形状を有している。図12の(c)は、曲線部分82を含むディスプレイ30を示す図であり、曲線部分82は、円(楕円)の円周に相当する円弧状である。すなわち、図12の(c)に例示するディスプレイ30は、円(楕円)状の形状を有している。
図12の(d)は、切り欠け部91が設けられているディスプレイ30を示す図であり、具体的には、矩形の上側の2つの角の各々が扇形に切り欠かれている。図12の(e)は、切り欠け部92が設けられているディスプレイ30を示す図であり、具体的には、矩形の上側の2つの角の各々が三角形に切り欠かれている。図12の(e)に例示するように、ユーザがタッチしたときにタッチ位置に応じた感覚(触感)の違いが認識できればよいので、ディスプレイ30の外周の形状は、曲線からなるものでなくてもよく、例えば、直線が何段階か切り替わるようにして形成される形でもよい。ディスプレイ30の外周の形状は、例えば、4よりも大きな数の辺を含み、隣り合う辺のなす角度が90度よりも大きい2辺を含む多角形状であってもよい。
図12の(f)は、複数の曲線部分83を含むディスプレイ30を示す図であり、図12の(f)の例では、ディスプレイ30は、2つの曲線部分83を含んでいる。ただし、ディスプレイ30が含む曲線部分83は3つ以上であってもよい。
なお、ディスプレイ30の形状は、図12の(a)〜(f)に示した例に限定されるものではなく、ディスプレイ30(筐体31)の側面にタッチしたときにユーザがタッチ位置に応じた角度を感じることができるものであればよい。
次に、かまぼこ型の形状のディスプレイ30を備える車載操作装置1の操作について、図13を用いて説明する。
図13は、かまぼこ型の形状を有する、つまり、図12の(a)に例示する曲線部分80を含む、略半円状のディスプレイ30を含む車載操作装置1に対する操作の一例を示す図である。
図13の(a)は、ユーザが車載操作装置1を操作してカーナビゲーションシステムに所定の処理を実行させることを示す図である。具体的には、図13の(a)においてユーザは、切り欠け部側面タッチセンサ21Rにタッチした指をスライドさせることによって、例えば、上記カーナビゲーションシステムにおけるビューアングル(視角、視点)を調整することができる。また、ユーザは、車載操作装置1を操作して、カーナビゲーションシステムにおいて目的地を選択できてもよい。さらに、車載操作装置1を操作して、カーナビゲーションシステムにおいて、地図の拡大率、3D地図と2D地図との間での切替を実行できてもよい。
図13の(b)は、ユーザが車載操作装置1を操作して空調機器に所定の処理を実行させることを示す図である。具体的には、図13の(b)においてユーザは、切り欠け部側面タッチセンサ21Rにタッチした指をスライドさせることによって、例えば、空調機器の設定温度を変更することができる。また、ユーザは、車載操作装置1を操作して、空調機器の風量調整を行うことができてもよい。
なお、ユーザは、車載操作装置1の筐体31の側面に設けられた側面タッチセンサ21にタッチした指をスライドすることにより、ディスプレイ30に表示されている画面をスクロールするような操作を行うことができてもよい。
図14は、かまぼこ型の形状を有するディスプレイ30を備える車載操作装置1に対する操作の他の例を示す図である。
図14の(a)は、ユーザが車載操作装置1を操作してカメラ(例えば、車載カメラ)に所定の処理を実行させることを示す図である。具体的には、図14の(a)においてユーザは、切り欠け部側面タッチセンサ21Rにタッチした指をスライドさせることによって、例えば、上記カメラの視角、視点を調整することができる。
図14の(b)は、ユーザが車載操作装置1を操作して車載オーディオ機器に所定の処理を実行させることを示す図である。具体的には、図14の(b)においてユーザは、切り欠け部側面タッチセンサ21Rにタッチした指をスライドさせることによって、例えば、上記車載オーディオ機器で再生する音楽を選択することができる。また、ユーザは、車載操作装置1を操作して、カーラジオに出力させる選局の変更、およびスピーカーの音量等の変更を行うことができてもよい。
以上、図13および図14に例示した通り、ユーザは、車載操作装置1を操作して、車両100に関連する各種の機器(被制御装置50)、アプリケーションに所定の処理を実行させることができる。すなわち、図13および図14は、被制御装置50が、カーナビゲーションシステム、空調機器、カメラ(車載カメラ)、車載オーディオ機器である例を説明した。ただし、ユーザが、車載操作装置1を操作して実行させることのできる、所定の処理は、上述のものに限られない。ユーザは、車載操作装置1を操作して、例えば、車載操作装置1に実行させるアプリケーションの選択、電話帳の連絡先選択、ドアおよびサンルーフの開閉量の制御、および間欠ワイパーの間欠時間の調整等を行うことができてもよい。
車載操作装置1は狭額縁であることが好ましく、つまり、ディスプレイ30の外周を覆う筐体31の、ディスプレイ30に略平行な面の幅は狭いことが好ましい。狭額縁にすることによって、大画面で見やすい表示を実現することができる。また、表示制御部14が、側面タッチセンサ21によって検出可能な筐体31の側面のタッチ位置に対応する位置を示す情報、および、側面タッチセンサ21が検出した筐体31の側面のタッチ位置を示す情報を、ディスプレイ30に表示させる場合、車載操作装置1が狭額縁であれば、ユーザは、より容易に、検出可能なタッチ位置および検出されたタッチ位置を把握することができる。
車載操作装置1の筐体31の側面に設けられている側面タッチセンサ21に対するタッチをスライドさせて操作を行うことができるので、ユーザは、ダイアル回転させるような感覚で直感的に操作することができる。なお、車載操作装置1は、側面タッチセンサ21に対するタッチをスライドさせる操作を受け付けた場合、切り欠け部側面タッチセンサ21L(運転席側の側面タッチセンサ21)が該操作を受け付けた場合と、切り欠け部側面タッチセンサ21R(助手席側の側面タッチセンサ21)が該操作を受け付けた場合と、で異なる処理を実行してもよい。ユーザは、ディスプレイ30(筐体31)の角に設けられた切り欠け部90の側面にタッチすることにより、車載操作装置1を見ずに、または、一瞬しか見ずに、車載操作装置1を操作して、空調機器などの被制御装置50に所定の処理を実行させることができる。
次に、曲線的な外周を有する、つまり、曲線部分80、81、82、83、および、切り欠け部90、91、92の少なくとも1つを備える、筐体31の側面に設ける側面タッチセンサ21の実現例について、図15を用いて説明する。
(側面タッチセンサ21の実現例)
図15は、側面タッチセンサ21を実現するために、車載操作装置1の筐体31に設けられているセンサ電極211の一例を示す図である。図15に示すように、筐体31は、筐体31の底面部分、すなわち筐体底面31Fと、筐体31の側面部分、すなわち筐体側面31Sと、を含む。複数のセンサ電極211は、筐体側面31Sの内側(ディスプレイ30側)に連続的に設けられ、筐体側面31Sに対するタッチを検出する。すなわち、図15に示す例では、センサ電極211aおよびセンサ電極211bが、相互に所定の間隔Lを空けて、筐体側面31Sの内側に設けられた複数の筐体リブ31Rの間に連続的に設けられている。複数の筐体リブ31Rの各々は、センサ電極211と、筐体31に組み込まれるディスプレイ30との間に隙間を形成する。具体的には、図8に例示するように、複数の筐体リブ31Rが筐体側面31Sの内側に形成されており、複数の筐体リブ31Rの各々は、筐体側面31Sの内側の面から、ディスプレイ30の外周端に向かう方向に、所定の厚みTで突出している。そして、複数のセンサ電極211の各々(例えば、センサ電極211aおよびセンサ電極211b)は、複数の筐体リブ31Rの各々の間に配設されている。ここで、筐体リブ31Rの所定の厚みTは、例えば、0.5mmである。また、センサ電極211の厚みは、例えば、0.1mmである。この例の場合、センサ電極211の表面からディスプレイ30の外周端までの間には、0.4mm程度の隙間ができることになる。筐体側面31Sの内側に、ディスプレイ30の外周端に向かって所定の厚みTで突出した複数の筐体リブ31Rを設け、筐体リブ31R同士の間にセンサ電極211を配設することにより、複数のセンサ電極211のセンサ感度を確保することができる。
また、各筐体リブ31Rの幅、つまり、センサ電極211aとセンサ電極211bとの間の所定の間隔Lは、例えば、1mmである。複数のセンサ電極211を、所定の間隔Lを空けて、連続的に設けることにより、筐体側面31Sに対するタッチ位置を特定することが可能となる。
(後部座席への搭載)
なお、これまで車載操作装置1が車両100の前部座席(運転席と助手席とがある側の座席)に搭載されている例を説明してきたが、車載操作装置1は車両100の内部の任意の位置、例えば前部座席の背面に搭載されてもよい。
〔実施形態5〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図16を参照して説明する。
最初に、本発明の実施形態5に係る車載操作装置2の概要を説明しておけば、以下の通りである。すなわち、車載操作装置2は、側面タッチセンサ21(側面タッチ検出部)によってタッチが検出されたことをユーザに通知するタッチ位置通知部60(タッチ通知部)を備えている。
上記の構成によれば、タッチ位置通知部60は、側面タッチセンサ21によってタッチが検出されたことをユーザに通知する。したがって、ユーザは、車載操作装置2の所定の位置にタッチしたことを把握することができ、例えば、車載操作装置2に所定の処理を実行させるための操作が受付けられたことを把握することができる。以下、図16を用いて、車載操作装置2の詳細を説明する。
図16は、車載操作装置2の要部構成の一例を示すブロック図である。図16に示す車載操作装置2は、図1の車載操作装置1の構成に加えてさらに、触感フィードバックコントローラ15およびタッチ位置通知部60を備えている。
タッチ位置通知部60は、スピーカー51と、触感フィードバック素子52とを含み、側面タッチセンサ21によってタッチが検出されたことをユーザに通知し、望ましくは、側面タッチセンサ21によって検出されたタッチ位置を、ユーザに通知する。なお、本実施形態では、タッチ位置通知部60として、スピーカー51および触感フィードバック素子52の少なくとも一方が搭載されているものとして説明するが、タッチ位置通知部60は、スピーカー51および触感フィードバック素子52に限定されない。すなわち、タッチ位置通知部60は、側面タッチセンサ21によってタッチが検出されたことをユーザに通知することのできるものであればよい。
触感フィードバックコントローラ15は、タッチセンサコントローラ11から、側面タッチセンサ21がタッチを検出したことを通知されると、触感フィードバック素子52に、振動および静電気等を発生させるよう指示する。特に、触感フィードバックコントローラ15は、タッチ位置特定部111から、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置を通知されると、該接触位置に対応する位置に備えられている触感フィードバック素子52に、振動および静電気等を発生させるよう指示する。
触感フィードバック素子52は、側面タッチセンサ21と同様に、ディスプレイ30を格納する筐体31の側面に設けられ、ユーザがタッチしている位置、またはその位置に近傍する位置において、振動し、または静電気等を発生させる。触感フィードバック素子52が、例えば振動によってタッチに対するフィードバックをユーザに与えようとする場合、触感フィードバック素子52は、例えば、偏心モーター(ERM:Eccentric Rotating Mass)であってもよいし、リニア・バイブレータ(LRA:Linear Resonant Actuator)、または、ピエゾ(圧電)素子であってもよい。また、触感フィードバック素子52を実現する例は、これらに限られず、触感フィードバックのための周知のハプティクス(haptics)技術を適宜利用すればよい。
スピーカー51は、タッチセンサコントローラ11から、側面タッチセンサ21がタッチを検出したことを通知されると、音声を出力する。特に、スピーカー51は、タッチ位置特定部111から、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置を通知されると、該接触位置に対応する音声を出力して、該接触位置をユーザに通知する。例えば、筐体31の側面における各点に、予め所定の音声が対応付けられている場合、スピーカー51は、タッチ位置特定部111から通知された接触位置(タッチ位置)に対応付けられている音声を出力する。
車載操作装置2は、ユーザが筐体31の側面をタッチしたときに、振動および静電気等によって、該ユーザに、該タッチに対応するフィードバックを出力する。したがって、ユーザは、筐体31の側面にタッチした感覚をより強く受けることができる。
〔実施形態6〕
次に、本発明のさらに別の実施形態について、図17を参照して説明する。
最初に、本発明の実施形態6に係る車載操作装置3の概要を説明しておけば、以下の通りである。すなわち、車載操作装置3は、ディスプレイ30(表示画面)に重畳され、ディスプレイ30に対するユーザのタッチを検出するタッチパネル22をさらに備えている。
上記の構成によれば、タッチパネル22は、ディスプレイ30に対するユーザのタッチを検出する。したがって、ユーザは、タッチパネル22にタッチして、車載操作装置3に所定の処理を実行させることができる。なお、タッチパネル22からユーザが操作できるように割り当てられた機能の一部または全部を、側面タッチセンサ21からユーザが操作できるように割り当ててもよい。また、タッチパネル22からユーザが操作できるように割り当てられた機能と、側面タッチセンサ21からユーザが操作できるように割り当てられた機能とが、異なっていてもよい。以下、図17を用いて、車載操作装置3の詳細を説明する。
図17は、車載操作装置3の要部構成の一例を示すブロック図である。図17に示す車載操作装置3は、図8の車載操作装置2の構成に加えてさらに、タッチパネルコントローラ16およびタッチパネル22を備えている。すなわち、車載操作装置3の検出部20は、車載操作装置1の筐体31に設けられたディスプレイ30の外縁部における側面に設けられた側面タッチセンサ21に加えて、ディスプレイ30に重畳されたタッチパネル22を備えている。タッチパネル22は、筐体31に設けられたディスプレイ30が有する表示画面内への、対象物の接触を検出する。タッチパネル22は、例えば、静電容量方式のタッチパネルであるが、これに限られるものではなく、例えば、抵抗膜方式、赤外線方式、超音波方式、または電磁誘導結合方式のタッチパネルであってもよい。
タッチパネルコントローラ16は、タッチパネル22によるディスプレイ30の表示画面内への対象物の接触の検出結果に基づいて、表示画面内における対象物の接触位置(座標)を特定する。そして、タッチパネルコントローラ16は、タッチパネル22における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部12に通知する。
車載操作装置3のタッチセンサコントローラ11(タッチ位置特定部111)は、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置を特定し、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置に係る情報を、処理特定部12に通知する。
車載操作装置3の処理特定部12は、タッチパネルコントローラ16が特定した、ディスプレイ30の表示画面内における対象物の接触位置に係る情報、および、タッチセンサコントローラ11のタッチ位置特定部111が特定した、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置に係る情報の少なくとも一方に基づいて、ユーザの入力操作に対応する実行すべき処理内容を特定し、特定した処理内容に係る情報を処理実行部13に通知する。処理特定部12は、表示制御部14がディスプレイ30に表示させている所定の画像に係る情報を、ディスプレイ30の表示画面内における対象物の接触位置に係る情報、および、側面タッチセンサ21における対象物の接触位置に係る情報の少なくとも一方と組み合わせて、ユーザの入力操作に対応する実行すべき処理内容を特定してもよい。
側面タッチセンサ21に加えて、タッチパネル22を備えている車載操作装置3を操作するユーザは、簡単な操作(例えば、カーナビゲーションシステムにおける地図の拡大率を変更する操作)は側面タッチセンサ21にタッチすることによって行い、複雑な操作(例えば、カーナビゲーションシステムにおいて、推奨ルート、経由地、および目的地を変更する操作)はタッチパネル22にタッチすることによって行うことができる。すなわち、車載操作装置3は、操作の複雑性に応じて、側面タッチセンサ21およびタッチパネル22の少なくとも一方に操作を受け付けさせることができる。つまり、車載操作装置3を用いてユーザは、複雑な操作または正確な操作が必要な場合には、ディスプレイ30を見ながらディスプレイ30に重畳されたタッチパネル22にタッチして操作を行ない、単純な操作は側面タッチセンサ21にタッチして行うことができる。したがって、車載操作装置3はユーザ利便性が高い。なお、車載操作装置3においては、タッチパネル22で操作可能な機能の一部が、側面タッチセンサ21にタッチすることによって操作できてもよい。
(タッチ強度の比較による処理の競合の回避)
側面タッチセンサ21がタッチを検出するのと同時に、タッチパネル22もタッチを検出する可能性がある。特に、車載操作装置3が狭額縁の場合、つまり、車載操作装置3のディスプレイ30の外周を覆う筐体31の、ディスプレイ30に略平行な面の幅が狭い場合、側面タッチセンサ21とタッチパネル22とが同時にタッチを検出する可能性は高くなる。側面タッチセンサ21とタッチパネル22の両方がタッチを検出した場合、車載操作装置3は、側面タッチセンサ21およびタッチパネル22の各々が検出したタッチのタッチ強度を比較して、タッチ強度がより大きい方のタッチに対応する所定の処理を実行する。車載操作装置3は、例えば、側面タッチセンサ21およびタッチパネル22の各々が検出したタッチの入力強度を示す値(例えば、静電容量値)を用いて、側面タッチセンサ21およびタッチパネル22の各々が検出したタッチのタッチ強度を比較してもよい。
すなわち、車載操作装置3は、側面タッチセンサ21とタッチパネル22とが同時にユーザのタッチを検出した場合、各々が検出したタッチのタッチ強度を比較し、タッチ強度がより大きい方のタッチに対応する所定の処理を実行する。したがって、車載操作装置3は、車載操作装置3への複数の操作の競合が発生した場合に、いずれの操作に対応する処理を実行するかを決定することができる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
ルームミラー200およびルームミラー200aの制御ブロック(特に制御部10および制御部10a)、並びに、車載操作装置1、2および3の制御ブロック(特に、タッチセンサコントローラ11、処理特定部12、処理実行部13、表示制御部14、および触感フィードバックコントローラ15、およびタッチパネルコントローラ16)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、ルームミラー200およびルームミラー200a、並びに車載操作装置1、2および3は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係るミラー(ルームミラー200、ルームミラー200a)は、反射面側からの光を反射し、透過面側からの光を透過するハーフミラー部(ハーフミラー150)と、上記透過面が表示面に対向するように、ハーフミラー部に重ねて配置された、画像を表示する表示部(ディスプレイ130)と、上記ハーフミラー部および上記表示部が組み付けられ、該ハーフミラー部および該表示部の外周に沿った側面(筐体側面310S)を有する筐体(筐体310)と、上記筐体の上記側面に対するユーザのタッチを検出する側面タッチ検出部(側面タッチセンサ121)と、を備える。
上記の構成によれば、筐体の側面にてユーザのタッチを検出するので、入力デバイスとして物理ボタンを備えるミラーに比べて、額縁部分の厚みを抑えることができる。また、物理ボタンのように、押し込む動作を必要としないため、操作を入力しやすいミラーとすることができる。さらに、入力デバイスとして鏡面に設けられたタッチパネルを備えるミラーのように、鏡面が汚れて視認性が低下することが無い。以上より、ユーザにとって入力操作がしやすいミラーを実現することができ、運転者の安全の確保と操作性の向上とを両立させることができる。
本発明の態様2に係るミラーは、上記態様1において、上記側面タッチ検出部が検出したタッチに応じて、上記表示部による画像の表示と非表示とを切り換える表示制御部(表示制御部114)をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、検出したタッチに応じて、表示部における画像の表示/非表示を切り替えるので、ユーザの状況に合わせて、画像を表示したり、非表示としたりすることができる。
本発明の態様3に係るミラーは、上記態様2において、上記表示制御部は、上記表示部の上記表示面の一部の領域内に画像を表示させてもよい。
上記の構成によれば、画像を表示している表示面の一部の領域以外の残りの部分が鏡像を映すので、ユーザは画像を表示させた場合であってもミラーとして使用することができる。
本発明の態様4に係るミラーは、上記態様2または3において、上記表示制御部は、上記表示部の表示面において、上記側面のうちユーザのタッチを受け付ける領域の近傍に、該領域の位置を示す画像を表示してもよい。
上記の構成によれば、表示部の表示面において、筐体の側面のうち、ユーザのタッチを受け付ける領域の近傍に、該領域の位置を示す画像を表示するので、入力操作を行うときに、筐体の側面のどの領域をタッチすればよいかをユーザに認識させることができる。
本発明の態様5に係る車載操作装置(車載操作装置1、2、および3)は、外周に曲線部分(80、81、82、および、83)または切り欠け部分(切り欠け部90、91、および92)を有する表示画面(ディスプレイ30)と、上記表示画面が組み付けられ、該表示画面の外周に沿って、該表示画面の奥行き方向に延びた側面(筐体側面31S)を有する筐体(筐体31)と、上記筐体の上記側面の、少なくとも、上記表示画面の上記曲線部分または上記切り欠け部分に沿う位置に対するユーザのタッチを検出する側面タッチ検出部(側面タッチセンサ21)と、を備えている。
上記の構成によれば、上記筐体の外周は、外周に曲線部分または切り欠け部分を有する上記表示画面の外周に沿っているので、上記筐体の側面をタッチしたユーザは、タッチした位置に応じて、異なる触感を受ける。したがって、ユーザ(例えば、運転者)は、触感からタッチ位置を推定でき、つまり、タッチ位置を見ずにタッチ位置を把握することができ、運転中であっても、上記車載操作装置に、該タッチ位置に対応付けられた所定の処理を容易かつ安全に実行させることができる。よって、運転者の安全の確保と操作性の向上とを両立させることができる。
本発明の態様6に係る車載操作装置は、上記態様5において、上記曲線部分または上記切り欠け部分における外周線の曲がり方の程度は、上記曲線部分または上記切り欠け部分に沿う上記側面の位置にタッチしたユーザが、触覚によってタッチ位置を知覚し得る程度に大きくてもよい。
上記の構成によれば、上記曲線部分または上記切り欠け部分は、上記側面にタッチしたユーザが、触覚によってタッチ位置を知覚し得る程度に、曲がり方の程度すなわち位置の違いによる形状の差異が大きい。したがって、ユーザは、触感によって、タッチ位置を知覚することができ、該タッチ位置に対応付けられた所定の処理を、上記車載操作装置に実行させることができる。
本発明の態様7に係る車載操作装置(車載操作装置2および3)は、上記態様5または6において、上記側面タッチ検出部によってタッチが検出されたことをユーザに通知するタッチ通知部(タッチ位置通知部60)をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、上記タッチ通知部は、上記側面タッチ検出部によってタッチが検出されたことをユーザに通知する。したがって、ユーザは、上記車載操作装置の所定の位置にタッチしたことを把握することができ、例えば、上記車載操作装置に所定の処理を実行させるための操作をしようとしたことを把握することができる。
本発明の態様8に係る車載操作装置(車載操作装置1、2、および3)は、上記態様5から7のいずれかにおいて、上記車載操作装置は、車両(車両100)の運転席側と助手席側との間に設置されるものであり、上記側面タッチ検出部は、上記筐体の上記側面の上記運転席側および上記助手席側にそれぞれ設けられ、該運転席側に設けられた上記側面タッチ検出部に対するタッチに対応付けられている所定の処理と、該助手席側に設けられた上記側面タッチ検出部に対するタッチに対応付けられている所定の処理と、は異なっていてもよい。
上記の構成によれば、上記車載操作装置は、運転席のユーザに上記運転席側に設けられた上記側面タッチ検出部にタッチさせて、運転席のユーザのために用意された所定の処理を実行させることができ、また、助手席のユーザに上記助手席側に設けられた上記側面タッチ検出部にタッチさせて、助手席のユーザのために用意された所定の処理を実行させることができる。
本発明の態様9に係る車載操作装置(車載操作装置3)は、上記態様5から8のいずれかにおいて、上記表示画面に重畳され、上記表示画面に対するユーザのタッチを検出するタッチパネル(タッチパネル22)をさらに備えてもよい。
上記の構成によれば、上記タッチパネルは、上記表示画面に対するユーザのタッチを検出する。したがって、ユーザは、上記タッチパネルにタッチして、上記車載操作装置に所定の処理を実行させることができる。なお、上記タッチパネルからユーザが操作できるように割り当てられた機能の一部または全部を、上記側面タッチ検出部からユーザが操作できるように割り当ててもよい。また、上記タッチパネルからユーザが操作できるように割り当てられた機能と、上記側面タッチ検出部からユーザが操作できるように割り当てられた機能とが、異なっていてもよい。
本発明の態様10に係る車載操作装置は、上記態様9において、上記側面タッチ検出部と上記タッチパネルとが同時にユーザのタッチを検出した場合、各々が検出したタッチのタッチ強度を比較し、タッチ強度がより大きい方のタッチに対応する所定の処理を実行してもよい。
上記の構成によれば、上記車載操作装置は、上記側面タッチ検出部と上記タッチパネルとが同時にユーザのタッチを検出した場合、タッチ強度がより大きい方のタッチに対応する所定の処理を実行することができる。したがって、上記車載操作装置は、上記車載操作装置への複数の操作の競合が発生した場合に、いずれの操作に対応する処理を実行するかを決定することができる。
本発明の態様11に係る車両(車両300)は、上記態様1から4のいずれかにおけるミラーを、ルームミラーとして備えてもよい。
上記の構成によれば、車両が備えるルームミラーは、筐体の側面にてユーザのタッチを検出するので、入力デバイスとして物理ボタンを備える従来のルームミラーに比べて、額縁部分の厚みを抑え、運転者の車両前方方向の視界を広くすることができる。また、物理ボタンのように、押し込む動作を必要としないため、入力操作を行うことによる、運転に対するユーザの集中力の低下を抑えることができる。さらに、入力デバイスとして鏡面に設けられたタッチパネルを備えるルームミラーのように、鏡面が汚れて視認性が低下することが無い。以上より、入力操作を行う場合であっても、運転の安全性を維持することができる。
本発明の態様12に係る車両(車両100)は、上記態様5から10のいずれかの車載操作装置を備えている。
上記の構成によれば、上記車両は、ユーザ(例えば、運転者)が、触感からタッチ位置を推定して、該タッチ位置に対応付けられた所定の処理を車載操作装置に実行させることができる。したがって、上記車両のユーザ(例えば、運転者)は、上記車両の運転中であっても、上記車載操作装置に所望の操作を容易かつ安全に行うことができる。
本発明の各態様に係るミラーおよび車載操作装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記ミラーまたは車載操作装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記ミラーまたは車載操作装置をコンピュータにて実現させるミラーまたは車載操作装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1 車載操作装置
2 車載操作装置
3 車載操作装置
21 側面タッチセンサ(側面タッチ検出部)
22 タッチパネル
30 ディスプレイ(表示画面)
31 筐体
31S 筐体側面(側面)
60 タッチ位置通知部(タッチ通知部)
80 曲線部分
81 曲線部分
82 曲線部分
83 曲線部分
90 切り欠け部(切り欠け部分)
91 切り欠け部(切り欠け部分)
92 切り欠け部(切り欠け部分)
100 車両
114 表示制御部
121 側面タッチセンサ(側面タッチ検出部)
130 ディスプレイ(表示部)
150 ハーフミラー(ハーフミラー部)
200 ルームミラー(ミラー)
200a ルームミラー(ミラー)
300 車両
310 筐体
310S 筐体側面(側面)

Claims (12)

  1. 反射面側からの光を反射し、透過面側からの光を透過するハーフミラー部と、
    上記透過面が表示面に対向するように、ハーフミラー部に重ねて配置された、画像を表示する表示部と、
    上記ハーフミラー部および上記表示部が組み付けられ、該ハーフミラー部および該表示部の外周に沿った側面を有する筐体と、
    上記筐体の上記側面に対するユーザのタッチを検出する側面タッチ検出部と、を備えることを特徴とするミラー。
  2. 上記側面タッチ検出部が検出したタッチに応じて、上記表示部による画像の表示と非表示とを切り換える表示制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のミラー。
  3. 上記表示制御部は、上記表示部の上記表示面の一部の領域内に画像を表示させることを特徴とする請求項2に記載のミラー。
  4. 上記表示制御部は、上記表示部の表示面において、上記側面のうちユーザのタッチを受け付ける領域の近傍に、該領域の位置を示す画像を表示することを特徴とする請求項2または3に記載のミラー。
  5. 外周に曲線部分または切り欠け部分を有する表示画面と、
    上記表示画面が組み付けられ、該表示画面の外周に沿って、該表示画面の奥行き方向に延びた側面を有する筐体と、
    上記筐体の上記側面の、少なくとも、上記表示画面の上記曲線部分または上記切り欠け部分に沿う位置に対するユーザのタッチを検出する側面タッチ検出部と、を備えることを特徴とする車載操作装置。
  6. 上記曲線部分または上記切り欠け部分における外周線の曲がり方の程度は、上記曲線部分または上記切り欠け部分に沿う上記側面の位置にタッチしたユーザが、触覚によってタッチ位置を知覚し得る程度に大きいことを特徴とする請求項5に記載の車載操作装置。
  7. 上記側面タッチ検出部によってタッチが検出されたことをユーザに通知するタッチ通知部をさらに備えることを特徴とする請求項5または6に記載の車載操作装置。
  8. 上記車載操作装置は、車両の運転席側と助手席側との間に設置されるものであり、
    上記側面タッチ検出部は、上記筐体の上記側面の上記運転席側および上記助手席側にそれぞれ設けられ、該運転席側に設けられた上記側面タッチ検出部に対するタッチに対応付けられている所定の処理と、該助手席側に設けられた上記側面タッチ検出部に対するタッチに対応付けられている所定の処理と、は異なることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の車載操作装置。
  9. 上記表示画面に重畳され、上記表示画面に対するユーザのタッチを検出するタッチパネルをさらに備えることを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の車載操作装置。
  10. 上記側面タッチ検出部と上記タッチパネルとが同時にユーザのタッチを検出した場合、各々が検出したタッチのタッチ強度を比較し、タッチ強度がより大きい方のタッチに対応する所定の処理を実行することを特徴とする請求項9に記載の車載操作装置。
  11. 請求項1から4のいずれか1項に記載のミラーを、ルームミラーとして備えることを特徴とする車両。
  12. 請求項5から10のいずれか1項に記載の車載操作装置を備えることを特徴とする車両。
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