JP6115421B2 - 入力装置および入力システム - Google Patents
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Description
このように、ハードウェアキーに対して任意の機能を割り当てるタイプの入力装置においては、目視によって確認を行わない限り、入力操作を行えるキーと行えないキーが区別できないという問題があった。
て略垂直に移動させ、前記上面部を前記操作面に接触させることで、前記操作面の表面形状を変化させる駆動部と、前記入力体のうちのいずれかが、利用者による操作を検出した場合に、対応する信号を生成する制御部と、を有することを特徴とする。
例えば、操作面上で二択(YES/NO)を行うインタフェースを提供したい場合、YESボタンに対応する入力体と、NOボタンに対応する入力体を移動させ、操作面上に二つの突出した領域を形成する。これにより利用者は、操作面に触れるだけで、操作面上のどこに入力領域があるかを直感的に認識することができる。
なお、入力領域は必ずしも一つの入力体を用いて形成する必要はなく、複数の入力体を同時に移動させることによって形成してもよい。
例えば、ある入力体に、肯定を表す選択肢が割り当てられている場合、表示面に「はい」「YES」といった文字を表示する。同様に、アプリケーションを起動する機能が割り当てられている場合は、当該アプリケーションを表すアイコンを表示する。これにより利用者は、当該入力体に関連付いた機能を直感的に知ることができる。
なお、グループの形成とは、グループに関する情報を外部から受信し、同一のグループに属する入力体を特定することを指す。したがって、必ずしも駆動部がグループそのものを生成する必要はない。
<システムの概要>
第一の実施形態に係る入力装置の構成について、機能ブロック図である図1を参照しながら説明する。第一の実施形態に係る入力装置100は、利用者との入出力を行う手段であるインタフェース部101を有しており、インタフェース部101を通して取得した操作に対応する信号を、接続された外部機器に出力する装置である。
また、入力体の上面部(例えば符号201Aで示した面)には、画像の表示が可能なデバイスが内蔵されており、図形や文字を表示することができる。当該デバイスは、例えばLEDマトリックスであってもよいし、液晶ディスプレイであってもよい。当該デバイスが内蔵されている上面部を表示面と称する。
なお、本実施形態では、入力体および表示面はそれぞれ16個あるが、実施形態の説明では、それぞれを区別せずに、入力体201または表示面201Aと称する。
入力体201と操作面202との間には、初期状態で数ミリメートル程度の空間を有している。
図3は、図2に示したインタフェース部101を真横、すなわちY軸方向から見た略図である。各入力体は、操作面に対して略垂直、すなわちZ軸方向に沿って個別に上昇および下降できる構成となっている。入力体の駆動は、例えば入力体ごとに備えられた電動アクチュエータ(不図示)を駆動させることで行う。
図3は、入力体のうちの一つを上昇(すなわちZ軸の正方向に移動)させ、操作面に押し付けた状態を表した図である。以降、「入力体を上昇させる」とは、入力体を操作面に向かって移動させ、操作面の表面形状が変形する程度の力で押し付けることを指し、「入力体を下降させる」とは入力体を操作面から離れる方向に移動させることを指す。
このようにすることで、操作面202の表面形状を変形させることができる。例えば、図2に図示した入力体のうちのいずれかを上昇させることで、操作面上に、正方形の形に
突出した領域を形成することができる。以降、操作面上の、入力体によって突出した領域を突出部と称する。
入力取得部103は、利用者が入力体201に対して行った操作を取得する手段である。具体的には、入力体に内蔵された感圧スイッチを用いて、利用者が押下した入力体を特定する。
出力部104は、各入力体が有する表示面に対して画像データを出力する手段である。対象の入力体を特定する情報と、表示すべき画像データを取得し、該当する入力体が有する表示面に画像データを出力する。
制御部105は、駆動部102、入力取得部103、出力部104の各手段を制御し、入力装置全体の動作を司る手段である。また、通信部106は、外部機器との通信を行うインタフェースである。
次に、具体的な例を挙げながら、第一の実施形態に係る入力装置が行う入出力動作について説明する。
図4は、インタフェース部101を上方から(すなわちZ軸方向から)俯瞰した略図である。なお、図4中、ハッチングされている領域が、入力体が下降している領域を表し、ハッチングされていない領域が、入力体が上昇している領域を表す。すなわち、図4は、16個中6個の入力体が上昇しており、6個の突出部を形成している例を表している。
なお、入力体が押下された場合、対応するアクチュエータを駆動して、一時的に入力体を下降および上昇させることで、入力操作を受け付けたことを利用者にフィードバックしてもよい。また、入力操作のフィードバックは、バイブレータなどの手段を用いて、振動などによって行うようにしてもよい。
次に、以上に説明した制御を行うための処理フローチャートを、図5を参照しながら説明する。
まず、制御部105が、外部機器より入出力データを受信する(ステップS11)。入出力データとは、上昇させる入力体を特定する情報と、当該入力体が有する表示面に出力する画像データの組である。
なお、本実施形態に係る入力装置では、操作面に用いる素材として、光に対する拡散性を持つ素材を採用している。これにより、下降している入力体(すなわち選択できない入力体)については、その表示内容がぼやけ、判読することができなくなる。すなわち、選択できない入力体であることを、触覚に加え、視覚によっても伝達することができる。
第一の実施形態では、一つの入力体に対して一つの機能を割り当てた。これに対し、第二の実施形態は、複数の入力体からなるグループを構成し、当該グループに対して一つの機能を割り当てる実施形態である。
第二の実施形態に係る入力装置の構成は、制御部105が、グループに基づいてインタフェース部101を制御するという点を除き、第一の実施形態と同様である。
第二の実施形態では、グループに属する複数の入力体を同期して上昇および下降させることで、より大きい入力領域を形成する。
ステップS11で受信する入出力データは、第一の実施形態における入出力データに加え、グルーピングに関する情報、すなわち、各入力体がどのグループに属するかという情報が追加される。
また、ステップS13では、同一グループに属する複数の入力体が有する複数の表示面を一つの仮想的な表示面とみなして画像を表示させる。本例では、グループ601とグループ602について、それぞれ4つの表示面を、連続した一つの表示面とみなして画像を表示する制御を行う。
また、ステップS15で、入力体に対する押下操作を検知した際は、当該入力体が属するグループが選択された旨の信号を生成し、出力する。例えば、グループ601に属する4つの入力体のうちのいずれかが押下された場合、肯定を表す信号を生成し、出力する。
なお、ステップS16で、入力体を移動させることでフィードバックを行う場合、同一のグループに属する全ての入力体を同期して移動させる。
第一および第二の実施形態では、入力体の上面に表示面を設け、操作面越しに利用者に画像を提示した。これに対して第三の実施形態は、表示面を省略し、代わりに入力装置とは独立した表示装置を設けた実施形態である。
このような配置にすることで、車両の運転者は、前方から視線をずらさずに、操作面上に形成された入力領域の位置関係とその意味を把握することができる。図10の例では、上方にある突出部が肯定を表す選択肢であり、下方にある突出部が否定を表す選択肢であることを認識することができる。
ステップS13以外の処理は、第一の実施形態と同様である。
上記の実施形態はあくまでも一例であって、本発明はその要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施しうる。
例えば、実施形態の説明では、入力体に加えられた圧力を感圧素子で検知することで操作を取得したが、静電容量の変化を検出することで操作を検出するようにしてもよい。また、静電容量式と感圧式を組み合わせてもよい。このようにすることで、触れている状態と押下している状態を区別することができるため、ジェスチャーによる入力操作を行うことも可能になる。
101・・・インタフェース部
102・・・駆動部
103・・・入力取得部
104・・・出力部
105・・・制御部
106・・・通信部
201・・・入力体
201A・・・表示面
202・・・操作面
Claims (6)
- 複数の入力体のうちのいずれかを選択することで入力を行う入力装置であって、
上面部を有し、前記上面部に対して行われた操作を検出可能な入力体が複数個並べて配置された入力部と、
複数の前記上面部と対向して配置されたシート状の部材である操作面と、
操作の検出に用いる入力体を、前記操作面に対して略垂直に移動させ、前記上面部を前記操作面に接触させることで、前記操作面の表面形状を変化させる駆動部と、
前記入力体のうちのいずれかが、利用者による操作を検出した場合に、対応する信号を生成する制御部と、
を有し、
前記駆動部は、複数の入力体からなるグループを形成し、同一グループに属する複数の入力体を連動して移動させ、
前記制御部は、前記入力体のうちのいずれかが、利用者による操作を検出した場合に、当該入力体が属するグループが選択されたことを表す信号を生成し、
前記入力体は、前記上面部に表示面を有し、
前記制御部は、前記入力体が有する表示面に、当該入力体に割り当てられた機能に関する画像を表示する
入力装置。 - 前記制御部は、同一グループに属する複数の入力体が有する複数の表示面を、一つの仮想的な表示面とみなして、当該グループに割り当てられた機能に関する画像を表示する、
請求項1に記載の入力装置。 - 前記駆動部は、前記入力体が選択された場合に、対応する入力体を動揺させることで利用者に対するフィードバックを行う、
請求項1または2に記載の入力装置。 - 前記操作面は、透過する光に対する光拡散性を持つ素材からなる
請求項1から3のいずれかに記載の入力装置。 - 表示面を備えた上面部を有し、前記上面部に対して行われた操作を検出可能な入力体が
複数個並べて配置された入力部と、
複数の前記上面部と対向して配置されたシート状の部材である操作面と、
前記入力体を、前記操作面に対して略垂直に移動させる駆動部と、を有し、
複数の入力体のうちのいずれかを選択することで入力を行う入力装置の制御方法であって、
操作の検出に用いる入力体を移動させ、前記上面部を前記操作面に接触させることで、前記操作面の表面形状を変化させる第一のステップと、
前記入力体のうちのいずれかが、利用者による操作を検出した場合に、対応する信号を生成する第二のステップと、
前記入力体が有する表示面に、当該入力体に割り当てられた機能に関する画像を表示するステップと、を含み、
前記第一のステップでは、複数の入力体からなるグループを形成し、同一グループに属する複数の入力体を連動して移動させ、
前記第二のステップでは、前記入力体のうちのいずれかが、利用者による操作を検出した場合に、当該入力体が属するグループが選択されたことを表す信号を生成する、
入力装置の制御方法。 - 複数の入力体のうちのいずれかを選択することで入力を行う入力装置であって、
上面部を有し、前記上面部に対して行われた操作を検出可能な入力体が複数個並べて配置された入力部と、
複数の前記上面部と対向して配置されたシート状の部材である操作面と、
操作の検出に用いる入力体を、前記操作面に対して略垂直に移動させ、前記上面部を前記操作面に接触させることで、前記操作面の表面形状を変化させる駆動部と、
前記入力体のうちのいずれかが、利用者による操作を検出した場合に、対応する信号を生成する制御部と、
を有し、
前記入力体は、前記上面部に表示面を有しており、
前記制御部は、前記入力体が有する表示面に、当該入力体に割り当てられた機能に関する画像を表示する、
入力装置。
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