JPWO2016143114A1 - 交流電力調整器及び出力制御方法 - Google Patents
交流電力調整器及び出力制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JPWO2016143114A1 JPWO2016143114A1 JP2017504518A JP2017504518A JPWO2016143114A1 JP WO2016143114 A1 JPWO2016143114 A1 JP WO2016143114A1 JP 2017504518 A JP2017504518 A JP 2017504518A JP 2017504518 A JP2017504518 A JP 2017504518A JP WO2016143114 A1 JPWO2016143114 A1 JP WO2016143114A1
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- output
- value
- input
- load
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 92
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 claims abstract description 103
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 claims abstract description 102
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 32
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N tungsten Chemical compound [W] WFKWXMTUELFFGS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 5
- 229910052721 tungsten Inorganic materials 0.000 description 5
- 239000010937 tungsten Substances 0.000 description 5
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 3
- 238000006731 degradation reaction Methods 0.000 description 3
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 238000002620 method output Methods 0.000 description 1
- 238000007781 pre-processing Methods 0.000 description 1
- 230000004043 responsiveness Effects 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Images
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G05—CONTROLLING; REGULATING
- G05F—SYSTEMS FOR REGULATING ELECTRIC OR MAGNETIC VARIABLES
- G05F1/00—Automatic systems in which deviations of an electric quantity from one or more predetermined values are detected at the output of the system and fed back to a device within the system to restore the detected quantity to its predetermined value or values, i.e. retroactive systems
- G05F1/10—Regulating voltage or current
- G05F1/12—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac
- G05F1/40—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using discharge tubes or semiconductor devices as final control devices
- G05F1/44—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using discharge tubes or semiconductor devices as final control devices semiconductor devices only
- G05F1/45—Regulating voltage or current wherein the variable actually regulated by the final control device is ac using discharge tubes or semiconductor devices as final control devices semiconductor devices only being controlled rectifiers in series with the load
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05B—ELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
- H05B3/00—Ohmic-resistance heating
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Radar, Positioning & Navigation (AREA)
- Automation & Control Theory (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
Description
このような電力調整器では、その制御方法として、位相制御方式や時分割制御方式、振幅制御方式などがある。
このような制御方式に関し、時分割制御方式に関する従来技術が特許文献1によって開示されており、時分割制御方式と位相制御方式を切り替えるものに関する従来技術が特許文献2によって開示されている。
しかしながら、負荷によっては、印加電圧が所定の実効値を下回らないこと(若しくは印加電力が所定値を下回らないこと)が好ましいものも存在する。このような負荷に対して振幅制御方式を利用した場合、動作状態に応じて操作量が小さくなる際に出力電圧の振幅も小さくなるため、「印加電圧が所定の実効値を下回らないこと」を満足することはできない。
例えば、ハロゲンヒータは、所定温度以上においてハロゲンサイクルが得られるものであるため、可能な限りハロゲンサイクルが得られる温度以下とならないようにすること、即ち、所定温度以上となるような実効値電圧を与えること(所定値以上の電力が与えられること)が好ましい。
なお、ハロゲンサイクルとは、ハロゲンヒータにおいて、フィラメントから蒸発したタングステンがハロゲンガスと反応してタングステン−ハロゲン化合物が生成され、このタングステン−ハロゲンが熱対流によってフィラメント付近に運ばれるとフィラメントの熱によってタングステンとハロゲンガスに分解され、タングステンはフィラメントに戻り、自由になったハロゲンガスは再び同じ反応を繰り返すという、一連のサイクルを指す。
例えば、このようなハロゲンヒータに対して、振幅制御方式を採用した場合、動作状態に応じて操作量が小さくなる際に、出力電圧の振幅が小さくなり(即ち出力電力が小さくなり)、ハロゲンヒータが、ハロゲンサイクルを得られる温度以下となってしまい易くなる傾向があるものであった。
入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、前記入力交流電源と負荷との間に設けられ、動作制御信号に基づいて前記入力交流電源から負荷への出力を制御する出力操作部と、前記入力交流電源の電圧とサイクルを検出する電源電圧検出部と、入力された出力設定値に基づいて、当該出力設定値が所定の動作切替閾値以上である場合には、前記出力設定値に基づいて第1の制御方法によって前記動作制御信号を生成し、前記出力設定値が所定の動作切替閾値未満である場合には、前記動作切替閾値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記電源電圧検出部によって検出されるサイクル単位でオン/オフすることで、前記出力設定値に基づく前記動作制御信号を生成する出力制御部と、を備えることを特徴とする交流電力調整器。
入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、前記入力交流電源と負荷との間に設けられ、動作制御信号に基づいて前記入力交流電源から負荷への出力を制御する出力操作部と、前記入力交流電源の電圧とサイクルを検出する電源電圧検出部と、前記負荷の電流を測定する出力電流検出部と、前記負荷の電圧を測定する出力電圧検出部と、前記出力電流検出部及び出力電圧検出部から得られる電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって前記動作制御信号を生成し、前記出力電流検出部及び出力電圧検出部から得られる電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記電源電圧検出部によって検出されるサイクル単位でオン/オフすることで、前記出力設定値に基づく前記動作制御信号を生成する出力制御部と、を備えることを特徴とする交流電力調整器。
前記負荷がハロゲンヒータであることを特徴とする構成1又は構成2に記載の交流電力調整器。
入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、前記入力交流電源と負荷との間に設けられ、動作制御信号に基づいて前記入力交流電源から負荷への出力を制御する出力操作部と、前記入力交流電源の電圧とサイクルを検出する電源電圧検出部と、前記負荷であるハロゲンヒータの温度情報が入力される温度情報入力部と、前記温度情報が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって前記動作制御信号を生成し、前記温度情報が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記電源電圧検出部によって検出されるサイクル単位でオン/オフすることで、前記出力設定値に基づく前記動作制御信号を生成する出力制御部と、を備えることを特徴とする交流電力調整器。
前記第1の制御方法は振幅制御方法であることを特徴とする構成1から構成4の何れかに記載の交流電力調整器。
入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、入力された出力設定値が所定の動作切替閾値以上である場合には、前記出力設定値に基づいて第1の制御方法によって所望の電力を負荷に出力し、前記出力設定値が所定の動作切替閾値未満である場合には、前記動作切替閾値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記入力交流電源のサイクル単位でオン/オフすることで、所望の電力を負荷に出力することを特徴とする出力制御方法。
入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、前記負荷の電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって所望の電力を負荷に出力し、前記負荷の電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記入力交流電源のサイクル単位でオン/オフすることで、所望の電力を負荷に出力することを特徴とする出力制御方法。
入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、前記負荷であるハロゲンヒータの温度情報が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって所望の電力をハロゲンヒータに出力し、前記負荷であるハロゲンヒータの温度情報が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記入力交流電源のサイクル単位でオン/オフすることで、所望の電力をハロゲンヒータに出力することを特徴とする出力制御方法。
前記第1の制御方法は振幅制御方法であることを特徴とする構成6から構成8の何れかに記載の出力制御方法。
図1は、本発明に係る実施形態1の交流電力調整器を示す概略ブロック図である。
実施形態1の交流電力調整器1は、入力交流電源2から供給される電力を負荷であるハロゲンヒータ3に対して可変出力するものである。
ハロゲンヒータ3は、制御対象4が所望の温度となるように加熱する加熱手段であり、温度制御器5は、制御対象4に備えられる温度センサ41から得られる温度情報に基づくフィードバック制御(例えばPID制御等)により、交流電力調整器1への出力設定値S1(操作量(MV))を生成・出力する。
即ち、交流電力調整器1は、温度制御器5から入力される出力設定値S1に基づいて、入力交流電源2からハロゲンヒータ3への出力を制御するものである。
出力操作部12は、入力交流電源2からハロゲンヒータ3への電力供給をスイッチングするスイッチング回路であり、出力制御部11は、出力操作部12のスイッチング動作を制御する信号である動作制御信号S3を、生成する。
一方、当該出力設定値S1が所定の動作切替閾値未満である場合には、動作切替閾値に基づいて振幅制御方式(第1の制御方法)による制御信号S2を生成する。
なお、制御信号S2は、振幅制御するためにスイッチング回路である出力操作部12へ入力される櫛形波形であり、当該信号の生成においては、適宜、出力電圧検出部14、出力電流検出部15から得られる電圧値や電流値を用いたフィードバックが行われる。
一方、当該出力設定値S1が所定の動作切替閾値未満である場合には、出力電圧振幅制御部111から入力される制御信号S2を、出力設定値S1と動作切替閾値の比に応じて、電源電圧検出部13によって検出されるサイクル単位(本実施形態では、電源電圧の1周期単位)でオン/オフすることで、動作制御信号S3を生成する。
「出力設定値S1と動作切替閾値の比に応じてオン/オフする」につき、具体的には、下記の比率Dにてオン/オフ制御する。
D = (θ/φ)^2 ×100[%] ・・・式1
式1において、θ:出力設定値[%]、φ:動作切替閾値[%]である。なお、これは出力設定値S1が電圧に準拠する場合(入力交流電源電圧に対して、どれだけの割合の実効値電圧を出力するか)のものであり、電力に準拠する場合等については異なった式となるが、概念としては同様のものである。
図9は、従来の交流電力調整器による出力動作とハロゲンサイクルとの関係を説明する図である。
前述のごとく、ハロゲンサイクルとは、ハロゲン電球やハロゲンヒータの管内において、所定の温度以上で起こる化学的な循環反応のことであり、このハロゲンサイクルにより、フィラメントの細りなどの劣化が抑制され、長寿命化が図られるものである。逆に言えば、このハロゲンサイクルが生じない温度での使用が続くと、ハロゲンヒータの寿命を短くすることとなる。
従来の交流電力調整器(図9には振幅制御方式と位相制御方式を例として示した)においては、例えば負荷率が低い状態が続く(温度制御器からの操作量(MV)が低い値で維持される)ような場合、図9に示されるように、出力電力が小さい状態が維持されてしまい、ハロゲンヒータの温度がハロゲンサイクルの生じる温度を下回った状態での使用状態が続いてしまう場合がある。結果、フィラメントの細りなどの劣化が進んでしまう場合があった(図9は例として、温度制御器からの操作量(MV)が25%の状態で維持されている場合を示している)。
本実施形態の交流電力調整器1によれば、出力設定値S1(操作量(MV))が所定の動作切替閾値未満である場合には、動作切替閾値に基づいて生成される制御信号S2を、出力設定値S1と動作切替閾値の比に応じてサイクル単位でオン/オフすることで、出力設定値に基づく動作制御信号S3が生成される。従って、図2に示されるように、動作制御信号S3による出力電圧の振幅が動作切替閾値に基づく値以上(図2では例として振幅50%)に維持され、これを間欠的にオン/オフすることで、温度制御器5からの出力設定値S1に対応する出力がなされるものである。
ハロゲンヒータは、発熱源であるタングステンフィラメントの熱容量が小さいことから、通電とほぼ同時にエネルギーが立ち上がり、きわめて高速な昇温特性を有する。従って、図2に示されるように、ハロゲンサイクルが生じる温度を超えるのに必要な電力を与えることにより、高い応答性をもって必要な温度に達するものである。
即ち、何れも温度制御器からの操作量(MV)が25%の状態で維持されている場合を例として示している図2と図9を対比すると明らかなように、図9の従来方式では、ハロゲンサイクルが生じる温度を超えるのに必要な電力に至らない状態が維持されてしまうのに対し、図2の本実施形態の方式によれば、ハロゲンサイクルが生じる温度を超えるのに必要な電力を間欠的に供給することができるため、タングステンフィラメントがハロゲンサイクルの生じる温度に達する期間が生じ、フィラメントの細りなどの劣化を抑制することができるものである。
本実施形態の方式によれば、従来では得られなかった「ハロゲンサイクルの生じる温度に達する期間」を得られるだけでなく、間欠的な制御によって電流が流れない期間が生じるため、「ハロゲンサイクルが生じる温度に達しない状態での通電期間」を可及的に短縮することが可能であり、この観点からもさらにフィラメントの細りなどの劣化を抑制することができ、ハロゲンヒータの長寿命化を図れるものである。
「ソフトスタート」とは、ハロゲンヒータのような温度が低いときには抵抗値が小さい負荷への電力供給において、突入電流が大きくなり過ぎないように、出力をセーブしてスタートさせるものである。
図10に従来の交流電力調整器のソフトスタートの動作の概略を示した。同図に示されるように、操作量(MV)をランプ制御することにより、起動時に過大な突入電流が流れることを抑止しているものである。
即ち、先に説明したように、ハロゲンサイクルが生じる温度を超えるのに必要な電力を間欠的に供給するものである。
図5は、起動時における出力動作とハロゲンサイクルとの関係を説明する図である。同図に示されるように、本実施形態によれば、ソフトスタート期間においてもハロゲンサイクルが生じる温度を超えるのに必要な電力が供給されるため、従来方式に比してより早くハロゲンサイクルが生じる温度に到達することができ、ハロゲンヒータの長寿命化を図ることができる。
出力設定値S1(操作量(MV))が、動作切替閾値以上であった場合には(S003:No)、出力電圧振幅制御部111によって、出力設定値S1に基づいて振幅制御方式(第1の制御方法)による制御信号S2が生成され(S006)、これがそのまま出力操作部12へ出力される(S007)。
動作切替閾値は、ハロゲンヒータの仕様などによって変化し得る値であるため、各種のハロゲンヒータに対して上記の事前処理を行って各ハロゲンヒータ条件に対応する動作切替閾値を取得し、これをテーブルとして出力制御部11に設定しておくようにしてもよい。これにより、適宜接続されたハロゲンヒータに応じて、最適な動作切替閾値をユーザに選択させるようにしてもよい(そのために必要な入力部や表示部を備えさせる)。ハロゲンヒータ条件と動作切替閾値との関係を定式化できるようであれば、これによって最適な動作切替閾値を算出させるようなものであってもよい。
また、突入電流をおさえるためのソフトスタート処理時(特に起動直後)においても、同様に、間欠的にハロゲンサイクルが生じる温度を超えるのに必要な電力が供給されるため、従来方式に比してより早くハロゲンサイクルが生じる温度に到達することができ、ハロゲンヒータの長寿命化を図ることができる。
なお、これらをあまり問題としないような場合には、第1の制御方法として位相制御方式などを用いても良いし、出力電圧オン/オフ判断部112によるオン/オフの単位を、1周期より短い単位で行うようなものであってもよい(即ち、本発明における「サイクル単位」とは、1サイクル単位に限定されるものでは無く、例えば、半サイクル単位等の、1サイクル未満の期間を含む概念である)。
また、本実施形態では、出力電圧オン/オフ判断部112での制御を時分割制御方式によるものとしているが、時間比例オンオフ制御方式としてもよい。
また、動作切替閾値は、固定的な値に限られるものでなく、動的に変化若しくは切り替わるようなものであってもよい。例えば、ソフトスタート時の動作切替閾値を、通常の動作切替閾値とは違うものとしても良い。ソフトスタート時については、ハロゲンサイクルが生じるような電力を供給することと、突入電流の大きさとのトレードオフの関係性を考慮して、通常時とは異なる動作切替閾値を定めるもの等である。ソフトスタート時の操作量(MV)のランプ制御と同様に、動作切替閾値を動的に変化させる(段階的に引き上げる)ようなものとしてもよい。
図6は、本発明に係る実施形態2の交流電力調整器を示す概略ブロック図である。
実施形態1と同様の概念となる構成要素については、実施形態1と同じ符号を使用し、ここでの説明を省略若しくは簡略化する。
ハロゲンヒータ3は温度に応じて抵抗値が変化するものであり、従って、抵抗値を測定することにより、その温度を推定することが可能である。これに基づき、抵抗値を測定しつつ、ハロゲンヒータ3の温度が、ハロゲンサイクルに必要な温度をなるべく下回らないように制御するものである。従って、動作切替閾値は、例えば、ハロゲンサイクルに必要な温度における、ハロゲンヒータ3の抵抗値が用いられる。
「所定出力値」は、基本的には実施形態1における動作切替閾値と同様であり、例えば、事前に出力設定値S1(操作量(MV))とハロゲンヒータの表面温度の関係を測定することにより、ハロゲンサイクルが生じる温度となるのに必要な出力設定値S1(操作量(MV))に相当する値を得て、これを「所定出力値」として、予め出力制御部11に設定しておくものである。
S004に続くS005では、出力電圧オン/オフ判断部112によって、出力電圧振幅制御部111から入力される制御信号S2を、出力設定値S1と「所定出力値」の比に応じて、電源電圧検出部13によって検出されるサイクル単位(本実施形態では、電源電圧の1周期単位)でオン/オフすることで、動作制御信号S3の生成が行われる(基本的に実施形態1と同様の概念)。
即ち、例えば、事前に電力値とハロゲンヒータの表面温度の関係を測定することにより、ハロゲンサイクルが生じる温度となるのに必要な電力値に相当する値を得て、これを動作切替閾値とするものである(その他については、実施形態2と同じ)。
同図に示される交流電力調整器1は、ハロゲンヒータ3に備えられる温度センサ31からの温度情報が入力される温度情報入力部17を備える。これにより、ハロゲンヒータ3の温度を測定し、これが所定の値を下回っている場合において、出力電圧オン/オフ判断部112によるオン/オフ制御を行うものである。即ち、動作切替閾値がハロゲンヒータ3の温度に相当する値として設定されるものである。
動作切替閾値には、例えば、ハロゲンサイクルに必要な温度そのものが用いられる。
また、図8の交流電力調整器1では、ハロゲンヒータ3の温度情報を用いているため、より直接的にハロゲンサイクルに必要な温度を維持するような制御を行うことができる。
11...出力制御部
111...出力電圧振幅制御部
112...出力電圧オン/オフ判断部
12...出力操作部
13...電源電圧検出部
14...出力電圧検出部
15...出力電流検出部
16...負荷抵抗値演算部
17...温度情報入力部
2...入力交流電源
3...ハロゲンヒータ(負荷)
31...ハロゲンヒータ(負荷)用温度センサ
4...制御対象
41...制御対象用温度センサ
5...温度制御器
S1...出力設定値
S2...制御信号(第1の制御方法によって生成される制御信号)
S3...動作制御信号
Claims (9)
- 入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、
前記入力交流電源と負荷との間に設けられ、動作制御信号に基づいて前記入力交流電源から負荷への出力を制御する出力操作部と、
前記入力交流電源の電圧とサイクルを検出する電源電圧検出部と、
入力された出力設定値に基づいて、当該出力設定値が所定の動作切替閾値以上である場合には、前記出力設定値に基づいて第1の制御方法によって前記動作制御信号を生成し、
前記出力設定値が所定の動作切替閾値未満である場合には、前記動作切替閾値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記電源電圧検出部によって検出されるサイクル単位でオン/オフすることで、前記出力設定値に基づく前記動作制御信号を生成する出力制御部と、
を備えることを特徴とする交流電力調整器。 - 入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、
前記入力交流電源と負荷との間に設けられ、動作制御信号に基づいて前記入力交流電源から負荷への出力を制御する出力操作部と、
前記入力交流電源の電圧とサイクルを検出する電源電圧検出部と、
前記負荷の電流を測定する出力電流検出部と、
前記負荷の電圧を測定する出力電圧検出部と、
前記出力電流検出部及び出力電圧検出部から得られる電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって前記動作制御信号を生成し、
前記出力電流検出部及び出力電圧検出部から得られる電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記電源電圧検出部によって検出されるサイクル単位でオン/オフすることで、前記出力設定値に基づく前記動作制御信号を生成する出力制御部と、
を備えることを特徴とする交流電力調整器。 - 前記負荷がハロゲンヒータであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の交流電力調整器。
- 入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器であって、
前記入力交流電源と負荷との間に設けられ、動作制御信号に基づいて前記入力交流電源から負荷への出力を制御する出力操作部と、
前記入力交流電源の電圧とサイクルを検出する電源電圧検出部と、
前記負荷であるハロゲンヒータの温度情報が入力される温度情報入力部と、
前記温度情報が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって前記動作制御信号を生成し、
前記温度情報が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記電源電圧検出部によって検出されるサイクル単位でオン/オフすることで、前記出力設定値に基づく前記動作制御信号を生成する出力制御部と、
を備えることを特徴とする交流電力調整器。 - 前記第1の制御方法は振幅制御方法であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の交流電力調整器。
- 入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、
入力された出力設定値が所定の動作切替閾値以上である場合には、前記出力設定値に基づいて第1の制御方法によって所望の電力を負荷に出力し、
前記出力設定値が所定の動作切替閾値未満である場合には、前記動作切替閾値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記入力交流電源のサイクル単位でオン/オフすることで、所望の電力を負荷に出力することを特徴とする出力制御方法。 - 入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、
前記負荷の電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって所望の電力を負荷に出力し、
前記負荷の電流値及び電圧値に基づく値が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記入力交流電源のサイクル単位でオン/オフすることで、所望の電力を負荷に出力することを特徴とする出力制御方法。 - 入力交流電源から供給される電力を負荷に対して可変出力する交流電力調整器において、
前記負荷であるハロゲンヒータの温度情報が、所定の動作切替閾値以上である場合には、入力された出力設定値に基づいて第1の制御方法によって所望の電力をハロゲンヒータに出力し、
前記負荷であるハロゲンヒータの温度情報が、所定の動作切替閾値未満である場合には、所定出力値に基づいて第1の制御方法によって生成される制御信号を、前記入力交流電源のサイクル単位でオン/オフすることで、所望の電力をハロゲンヒータに出力することを特徴とする出力制御方法。 - 前記第1の制御方法は振幅制御方法であることを特徴とする請求項6から請求項8の何れかに記載の出力制御方法。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2015/057272 WO2016143114A1 (ja) | 2015-03-12 | 2015-03-12 | 交流電力調整器及び出力制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016143114A1 true JPWO2016143114A1 (ja) | 2017-11-02 |
Family
ID=56878848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017504518A Pending JPWO2016143114A1 (ja) | 2015-03-12 | 2015-03-12 | 交流電力調整器及び出力制御方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPWO2016143114A1 (ja) |
WO (1) | WO2016143114A1 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6828354B2 (ja) * | 2016-10-03 | 2021-02-10 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
JP2020003594A (ja) * | 2018-06-27 | 2020-01-09 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05249778A (ja) * | 1992-03-06 | 1993-09-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2003151720A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-23 | Canon Inc | 加熱装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2006156294A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Canon Inc | 加熱装置及び画像形成装置 |
JP2006164615A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Canon Inc | ヒータ電力制御方法、および画像形成装置 |
JP2006184418A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Canon Inc | 定着装置 |
JP2007148349A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-06-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置および電力制御方法 |
JP2009069371A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011253196A (ja) * | 2005-10-14 | 2011-12-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011257604A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Ricoh Co Ltd | ヒータ制御装置、画像形成装置、ヒータ制御方法およびプログラム |
JP2013073071A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Ricoh Co Ltd | 加熱装置及び加熱方法 |
JPWO2012157117A1 (ja) * | 2011-05-19 | 2014-07-31 | 理化工業株式会社 | 交流電力調整器 |
JP2015001588A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
-
2015
- 2015-03-12 JP JP2017504518A patent/JPWO2016143114A1/ja active Pending
- 2015-03-12 WO PCT/JP2015/057272 patent/WO2016143114A1/ja active Application Filing
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05249778A (ja) * | 1992-03-06 | 1993-09-28 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2003151720A (ja) * | 2001-11-16 | 2003-05-23 | Canon Inc | 加熱装置、及びこれを備えた画像形成装置 |
JP2006156294A (ja) * | 2004-12-01 | 2006-06-15 | Canon Inc | 加熱装置及び画像形成装置 |
JP2006164615A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Canon Inc | ヒータ電力制御方法、および画像形成装置 |
JP2006184418A (ja) * | 2004-12-27 | 2006-07-13 | Canon Inc | 定着装置 |
JP2007148349A (ja) * | 2005-10-14 | 2007-06-14 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置および電力制御方法 |
JP2011253196A (ja) * | 2005-10-14 | 2011-12-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2009069371A (ja) * | 2007-09-12 | 2009-04-02 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011257604A (ja) * | 2010-06-09 | 2011-12-22 | Ricoh Co Ltd | ヒータ制御装置、画像形成装置、ヒータ制御方法およびプログラム |
JPWO2012157117A1 (ja) * | 2011-05-19 | 2014-07-31 | 理化工業株式会社 | 交流電力調整器 |
JP2013073071A (ja) * | 2011-09-28 | 2013-04-22 | Ricoh Co Ltd | 加熱装置及び加熱方法 |
JP2015001588A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2016143114A1 (ja) | 2016-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180115161A1 (en) | Control of Heating Elements | |
JP2017073896A5 (ja) | ||
KR20110068641A (ko) | 전력 캡슐을 이용한 화상형성장치의 정착기 온도제어 방법 및 장치와 이를 구비하는 화상형성장치 | |
JP2016012454A (ja) | ヒータ制御装置、加熱装置、制御方法およびプログラム | |
WO2016143114A1 (ja) | 交流電力調整器及び出力制御方法 | |
JP6680027B2 (ja) | 電力制御装置 | |
CN110351910B (zh) | 一种温升控制方法、装置、电磁设备及存储介质 | |
JP2008131712A (ja) | モータ駆動装置 | |
KR20160028232A (ko) | 화상형성장치 및 위상 제어 방법 | |
JP3899773B2 (ja) | 電力調整器 | |
JP2006024537A (ja) | 電力制御装置および電力制御方法 | |
JP2006271089A (ja) | 昇圧チョッパ装置及び昇圧チョッパ装置のスイッチング周波数制御方法 | |
JP5023821B2 (ja) | 電力制御方法および電力制御装置 | |
JP5125190B2 (ja) | 位相制御方法および位相制御装置 | |
JP7109728B2 (ja) | 電力制御装置及び電力制御方法 | |
JP2014155232A (ja) | 位相制御装置 | |
JP5860672B2 (ja) | 定着器アセンブリの電力を制御する方法 | |
JP6320059B2 (ja) | 電力調整器 | |
JP2004200179A (ja) | 電気ヒータ制御装置 | |
JP5906454B2 (ja) | 誘導加熱装置とその制御方法 | |
KR102020364B1 (ko) | 공기 조화기의 인버터 장치 | |
JP2006156294A (ja) | 加熱装置及び画像形成装置 | |
JP6521174B2 (ja) | 交流電力調整器及び交流電力制御方法 | |
JP2008288180A (ja) | ヒーターの温度調節器 | |
JP2008111632A (ja) | 熱処理炉 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181002 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181127 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190423 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190621 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191203 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20200131 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200331 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20200602 |