JPWO2016098554A1 - 近赤外線吸収フィルター用ガラス - Google Patents

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聡子 此下
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Abstract

成形工程でクラックや割れが発生しにくく、安定して薄板を生産することが可能で、かつ耐水性にも優れた近赤外線吸収フィルター用ガラスを提供する。質量%で、P2O535〜75%、SiO23〜16%、 Al2O35〜30%、R2O 0〜19%(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)、R’O 1〜20%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnのいずれか)、B2O33%以下、CuO 1〜15%を含有することを特徴とする赤外線吸収フィルター用ガラス。

Description

本発明は、近赤外線を選択的に吸収することが可能な近赤外線吸収フィルター用ガラスに関するものである。
デジタルカメラやスマートフォン内のカメラ部分には、CCD(電荷結合素子)やCMOS(相補性金属酸化膜半導体)等の固体撮像素子の視感度補正のため、近赤外線吸収フィルターが用いられている。近赤外線吸収フィルターとして使用されるガラスとしては、例えばCuOを含有するリン酸塩系ガラスからなるものが知られている(例えば引用文献1参照)。上記のガラスは、CuOを所定量含有することにより、波長700〜1000nm付近の近赤外域の光をシャープにカットすることが可能となる。
一般に、近赤外線吸収フィルター用ガラスは、原料粉末を溶融し、清澄、均質化を経た後に鋳込み成形され、徐冷後に切断及び研磨により所定形状に加工することにより得られる。近年、カメラの薄型化や軽量化を目的として、近赤外線吸収フィルター用ガラスの薄板化(例えば0.15mm程度)が求められている。薄肉加工するためにガラス母材に熱をかけて延伸成形する方法(リドロー法)が提案されている(例えば特許文献2及び3参照)。
特開2011−121792号公報 特開2011−162409号公報 特開2009−137794号公報
一般的にリン酸塩系ガラスの熱膨張係数は高く、成形後の徐冷工程でクラックや割れが発生しやすい。このクラックや割れは、リドロー法等の熱をかけて薄板成形する場合に特に発生しやすい。また、リン酸塩ガラスは耐候性、特に耐水性が低いという問題がある。
以上に鑑みて、本発明は、成形後の徐冷工程でクラックや割れが発生しにくく、安定して薄板を生産することが可能であり、かつ耐水性にも優れた近赤外線吸収フィルター用ガラスを提供することを目的とする。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは、質量%で、P 35〜75%、SiO 3〜16%、 Al 5〜30%、RO 0〜19%(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)、R’O 1〜20%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnのいずれか)、B 3%以下、CuO 1〜15%を含有することを特徴とする。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは、質量%で、RO 0.1〜19%を含有することが好ましい。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスにおいて、P/SiOが6〜25であることが好ましい。なお、「P/SiO」はPとSiOの各含有量の比率(質量比)を意味する。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは、質量%で、Cr 1%以下、及びNiO 1%以下であることが好ましい。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは、30〜300℃の範囲における熱膨張係数が130×10−7/℃以下であることが好ましい。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは、溶融ガラスを直接成形する方法または母材ガラスを加熱しながら延伸する方法により作製されてなることが好ましい。
本発明によれば、成形後の徐冷工程でクラックや割れが発生しにくく、安定して薄板を生産することが可能で、かつ耐水性にも優れた近赤外線吸収フィルター用ガラスを提供することが可能となる。
実施例1における試料No.1の光透過率曲線を示すグラフである。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは、質量%で、P 35〜75%、SiO 3〜16%、 Al 5〜30%、RO 0〜19%(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)、R’O 1〜20%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnのいずれか)、B 0〜3%、CuO 1〜15%を含有することを特徴とする。各成分の含有量範囲をこのように規定した理由を以下に説明する。
はガラス骨格を形成するための必須成分であり、本組成系においては耐候性を向上させる効果がある。Pの含有量は35〜75%であり、40〜74%、45〜73%、45〜72%、45〜65%、45〜64%、特に45〜63%が好ましい。Pの含有量が少なすぎると、ガラス化が不安定になる。一方、Pの含有量が多すぎると、かえって耐水性が低下したり、熱膨張係数が大きくなる傾向がある
SiOはガラス骨格を強化する成分である。また、熱膨張係数を低下させたり、耐水性を向上させる効果がある。SiOの含有量は3〜16%であり、3〜10%、3〜8%、5.1〜6%、特に3〜6%が好ましい。SiOの含有量が少なすぎると、上記効果が得られにくくなる。SiOの含有量が多すぎると、分相しやすくなる。また、可視域の光透過率が低下しやすくなる。
Alは耐水性を向上させ、また熱膨張係数を低下させる成分である。Alの含有量は5〜30%であり、7〜25%、8〜15%、特に10〜25%が好ましい。Alの含有量が少なすぎると、上記効果が得られにくくなる。一方、Alの含有量が多すぎると、ガラス化が不安定になる傾向がある。
なお、P/SiOの比率は6〜25、7〜25、特に7〜18であることが好ましい。P/SiOの比率を上記の範囲に規制することで耐候性や機械的強度を向上させることができる。また、P/(Al+SiO)の比率は1.5以上、特に2以上が好ましい。PとSiOが共存すると、P系とSiO系に分相する傾向があるが、P/(Al+SiO)の比率を上記の範囲に規制することで分相が起こりにくくなる。ここで、「P/(Al+SiO)」はPの含有量と、Al及びSiOの合量の比率(質量比)を意味する。
O(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)はガラス化を安定にする成分である。また、鎖状のPネットワークを切断し、Cuイオンの酸素配位数を増加させるため、結果として、近赤外領域における透過率を低下させやすくなる。ただし、ROは熱膨張係数を顕著に高め、また耐水性を低下させる成分でもある。さらに、その含有量が多すぎると、分相しやすくなる。以上に鑑み、ROの含有量は0〜19%であり、0.1〜19%、1〜15%、特に5〜12%が好ましい。
なお、ROの各成分の含有量の好ましい範囲は以下の通りである。
NaOとKOはガラス化の安定に特に有効な成分である。NaO及びKOの含有量は各々1%以上、2%以上、特に5%以上が好ましい。NaOまたはKOの含有量が少なすぎると、上記効果が得られにくくなる。一方、NaOまたはKOの含有量が多すぎると、NaOまたはKOに起因する結晶が析出し、かえってガラス化が不安定になる傾向がある。また、耐候性が低下しやすくなる。そのため、NaO及びKOの含有量は各々15%以下、特に11%以下が好ましい。
LiOは溶融性を高めて溶融温度を低下させるが、ガラス化を不安定にし、耐水性も低下させる成分である。従って、その含有量は0〜5%、0〜2%、特に実質的に含有しないことが好ましい。なお、本明細書において、「実質的に含有しない」とは意図的に原料として含有させないことを意味し、不可避的不純物を排除するものではない。具体的には、0.1%未満であることを意味する。
はガラス化を不安定にする成分であるため、その含有量は3%以下であり、2%以下、特に0.5%以下であることが好ましい。
CuOは近赤外線を吸収するための必須成分である。CuOの含有量は1〜15%であり、1〜10%、特に3〜9%であることが好ましい。CuOの含有量が少なすぎると、所望の近赤外線吸収特性が得られにくくなる。一方、CuOの含有量が多すぎると、紫外〜可視域の光透過率が低下する傾向にある。また、ガラス化しにくくなる。なお、近赤外線吸収フィルター用ガラスの近赤外線吸収量は、CuO含有量と厚みに依存する。よって、近赤外線吸収フィルター用ガラスの厚みに応じてCuO含有量を適宜調整することが好ましい。例えば、ガラスを薄型化しつつ所望の近赤外線吸収特性を達成するためには、CuOの含有量を多くすることが好ましい。
R’O(R’はMg、Ca、Sr、Ba及びZnから選択される少なくとも1種)はガラス化を安定にする成分である。また、分相を抑制する成分である。さらに、耐候性を向上させる効果もある。その含有量は1〜20%であり、特に2〜15%が好ましい。R’Oの含有量が少なすぎると、上記効果が得られにくくなる。一方、R’Oの含有量が多すぎると、かえってガラスが不安定になる傾向がある。なお、R’Oの各成分の含有量は各々0〜10%、特に0.1〜5%であることが好ましい。特にSrOとBaOはガラス化の安定と分相の抑制の効果が高く、その合量は1%以上、特に3%以上が好ましい。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスには、上記成分以外にも下記の成分を含有させることができる。
CeO及びSbはCu2+イオンの還元を抑制し、近赤外線吸収特性を向上させる効果がある。ただし、これらの成分の含有量が多すぎると、ガラス化が不安定になる傾向がある。したがって、CeO及びSbの含有量は合量で0〜0.5%、0〜0.3%、特に実質的に含有しないことが好ましい。
Nbは耐候性を向上させる成分である。Nbの含有量は0〜3%、好ましくは0〜2%である。Nbの含有量が多すぎると、溶融性が低下して溶融温度が高くなる傾向がある。その結果、Cu2+イオンが還元されやすく、所望の分光特性が得られにくくなる。
、La及びTaはガラス化を安定にする成分である。Y、La及びTaの含有量は各々0〜3%、特に0〜2%であることが好ましい。Y、La及びTaの含有量が多すぎると、成形時に失透しやすくなる。また、屈折率が高くなって表面反射が大きくなり、可視域の光透過率が低下する傾向がある。
TiO、NiO及びCrは可視域の光透過率を顕著に低下させる成分である。そのため、TiO、NiO及びCrの含有量は各々0〜1%、特に実質的に含有しないことが好ましい。
Nd、BiやVは分光特性に悪影響を与えるため、実質的に含有しないことが好ましい。Cl成分は人体に対する影響を考慮し、実質的に含有しないことが好ましい。また、AgOはCu元素の価数に影響を及ぼし得るため、実質的に含有しないことが好ましい。
また、原料中にU成分やTh成分が不純物として多く含まれていると、ガラスからα線が放出される。そのため、視感度補正フィルターや色調整フィルターの用途においては、α線によりCCDやCMOSの信号に不具合をきたすおそれがある。従って、本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスにおけるU及びThの含有量は各々1ppm以下、100ppb以下、特に20ppb以下であることが好ましい。また、本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスから放出されるα線量は1.0c/cm・h以下であることが好ましい。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスの30〜300℃の範囲における熱膨張係数は130×10−7/℃以下、120×10−7/℃以下、特に110×10−7/℃以下であることが好ましい。熱膨張係数が大きすぎると、成形時にクラックや割れが生じやすくなる。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスの厚みは0.01〜3mm、0.05〜2mm、特に0.1〜1.5mmであることが好ましい。厚みが小さすぎると、破損しやすくなる。一方、厚みが大きすぎると、光学デバイスの薄型化や軽量化が困難になる傾向がある。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは、可視域での高い透過率を維持しつつ、近赤外域の光をシャープにカットすることができる。具体的には、厚さ0.2mmにおいて、波長500nmにおける透過率が78%以上(さらには80%以上)、かつ、波長800nmの透過率が10%以下(さらには5%以下)であることが好ましい。
本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは以下のようにして製造することができる。
まず所望の組成となるように原料バッチを調製する。次に、原料バッチを加熱して溶融ガラスを得る。溶融温度は1100〜1400℃程度であることが好ましい。溶融温度が低すぎると、均質なガラスが得られにくい。一方、溶融温度が高すぎると、Cu2+イオンが還元されやすく、所望の分光特性が得られにくくなる。
溶融ガラスを成形して、徐冷した後、必要に応じて後加工を施すことにより、本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスを得る。ここで、溶融ガラスを直接成形する方法(例えば、ダウンドロー法、ロールアウト法、ダイレクトプレス法、フロート法等)または母材ガラスを加熱しながら延伸する方法(リドロー法)を採用することにより、厚みの小さい近赤外線吸収フィルター用ガラスを効率良く作製することが可能に成る。なお、上記の通り、本発明の近赤外線吸収フィルター用ガラスは熱膨張係数が低いため、上記の方法で成形してもクラックや割れを抑制することが可能である。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
表1及び2は、本発明の実施例(No.1〜7)及び比較例(No.8〜13)示す。
Figure 2016098554
Figure 2016098554
各試料は、以下のようにして作製した。まず、各表に記載の組成となるように調合した原料バッチを白金ルツボに投入し、1200〜1400℃で均質になるように溶融した。原料としては、メタリン酸塩、酸化物、硫酸塩、硝酸塩、炭酸塩等を用いた。次に、溶融ガラスをカーボン板上に流し出し、冷却固化した後、アニールを行って試料を作製した。
得られた試料について、熱膨張係数と耐水性を評価した。また、ガラス化の状態を確認した。結果を表1及び2に示す。また、No.1の試料の光透過率曲線(厚み0.2mm)を図1に示す。
熱膨張係数は、ディラトメーターを用いて30〜300℃の範囲における値を測定した。
耐水性は以下のようにして評価した。約0.5×30×30mmの試料を作製し、表面積と質量を測定した。試料を60℃の水400mlに24時間浸漬した後取り出し、乾燥後その質量を測定した。浸漬前後での質量差を表面積で割り、単位表面積あたりの質量減により耐水性を評価した。
実施例であるNo.1〜7の試料は熱膨張係数が105×10−7/℃以下と低く、耐水性は0.1mg/cmと良好であった。一方、比較例であるNo.8の試料は分相し、No.9の試料は失透した。No.10〜13の試料は熱膨張係数が140×10−7/℃以上と高く、耐水性は5mg/cm以上と劣っていた。

Claims (6)

  1. 質量%で、P 35〜75%、SiO 3〜16%、 Al 5〜30%、RO 0〜19%(RはLi、Na及びKから選択される少なくとも1種)、R’O 1〜20%(RはMg、Ca、Sr、Ba及びZnのいずれか)、B 3%以下、CuO 1〜15%を含有することを特徴とする赤外線吸収フィルター用ガラス。
  2. 質量%で、RO 0.1〜19%を含有することを特徴とする請求項1に記載の赤外線吸収フィルター用ガラス。
  3. /SiOが6〜25であることを特徴とする請求項1または2に記載の赤外線吸収フィルター用ガラス。
  4. 質量%で、Cr 1%以下、及びNiO 1%以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の赤外線吸収フィルター用ガラス。
  5. 30〜300℃の範囲における熱膨張係数が130×10−7以下であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の赤外線吸収フィルター用ガラス。
  6. 溶融ガラスを直接成形する方法または母材ガラスを加熱しながら延伸する方法により作製されてなることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の赤外線吸収フィルター用ガラス。
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