JPWO2016084405A1 - クラッチ機構 - Google Patents

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Abstract

本発明は、摩耗や変形、係合子の噛み込み等に起因する作動不良を低減することができるクラッチ機構を提供することにある。円柱状空間を有する収納室(11)と、収納室(11)に同軸状に収納された出力回転体(20)と、出力回転体(20)に対し同軸状に設けられた入力回転体(30)と、収納室(11)の内周面と出力回転体(20)の外周面との間に設けられた円柱状又は球状の係合子(41,42)と、係合子(41,42)を周方向の一方側へ付勢する付勢部材(50)とを備え、カム面(21,23)には、係合子(41,42)との接触点よりも凹部(22)寄りに、径外方向へ突出する突起(21a,23a)が設けられている。

Description

本発明は、入力回転体と出力回転体との間で回転力の伝達、遮断を行うクラッチ機構に関するものである。
モータは通電時には回転軸に所定のトルクを発生して回転し、回転位置を制御することも可能であるが、電源が供給されない状態では回転軸の回転を制御できず、回転軸に出力側からトルクを受けると、該回転軸が簡単に回転してしまう。そのため、例えば、テープフィーダユニット等、電源を供給しないときでも、停止位置を精度よく固定させておきたい機器では、逆入力クラッチ等の回転位置保持装置を具備する必要が生じる。
このような装置には、例えば特許文献1に記載される発明のように、円柱状空間を有する収納室(11)と、収納室(11)に同軸状に収納された出力回転体(20)と、出力回転体(20)に対し同軸状に設けられた入力回転体(30)と、収納室(11)の内周面と出力回転体(20)の外周面との間に設けられた係合子(41,42)と、係合子(41,42)を周方向の一方側へ付勢する付勢部材(50)とを備える。そして、出力回転体(20)の外周面に、前記一方側へ向かって収納室(11)の内周面との間を徐々に狭めるカム面(21,23)と、カム面(21,23)の前記一方側に隣接する凹部(22)とを形成し、入力回転体(30)に、凹部(22)に対し周方向の遊びを有する状態で嵌り合うとともに凹部(22)内から遠心方向へ突出する押圧伝達部(31)を形成し、係合子(41,42)を、カム面(21,23)および収納室(11)の内周面に接触するように配置したものがある。
この従来技術によれば、入力回転体(30)に回転力が加わった場合には、入力回転体(30)の押圧伝達部(31)が係合子(41又は42)に当接し、係合子(41又は42)とカム面(21又は23)との摩擦、および係合子(41又は42)と収納室(11)の内周面との摩擦が小さくなり、その後で、押圧伝達部(31)が凹部(22)内の周方向端面に当接して出力回転体(20)を押動するため、出力回転体(20)がスムーズに回転する。また、出力回転体(20)に外部から回転力が加わった場合には、回転しようとする出力回転体(20)のカム面(21又は23)と収納室(11)の内周面との間に係合子(41又は42)が強く押し付けられので、入力回転体(30)及び出力回転体(20)の回転を阻むことができる。
しかしながら、前記従来技術では、使用条件や摩耗、変形等に起因して、係合子(41又は42)が、カム面(21又は23)と凹部(22)内の周方向端面との角部を乗り越えるようにして、凹部(22)内側に寄り過ぎた位置に噛み込まれると、解除不能等の作動不良を生じてしまうおそれがある。
国際公開WO2013/133162A1公報
本発明は上記従来事情に鑑みてなされたものであり、その課題とする処は、摩耗や変形、係合子の噛み込み等に起因する作動不良を低減することができるクラッチ機構を提供することにある。
上記課題を解決するための一手段は、円柱状空間を有する収納室と、前記収納室に同軸状に収納された出力回転体と、前記出力回転体に対し同軸状に設けられた入力回転体と、前記収納室の内周面と出力回転体の外周面との間に設けられた係合子と、前記係合子を周方向の一方側へ付勢する付勢部材とを備える。そして、前記出力回転体の外周面に、前記一方側へ向かって前記収納室の内周面との間を徐々に狭めるカム面と、前記カム面の前記一方側に隣接する凹部とを形成し、前記入力回転体に、前記凹部に対し周方向の遊びを有する状態で嵌り合うとともに、前記凹部内から遠心方向へ突出する押圧伝達部を形成している。そして、前記係合子を、前記カム面および前記収納室の内周面に接触するように配置し、前記入力回転体が前記一方側に対する他方側に回転した際に、前記押圧伝達部を前記係合子に当接した後に、同押圧伝達部を前記凹部内の周方向端面に当接して前記出力回転体を押動するようにしたクラッチ機構である。更に、前記カム面には、前記係合子との接触点よりも前記凹部寄りに、径外方向へ突出する突起が設けられていることを特徴とする。
本発明は、以上説明したように構成されているので、摩耗や変形、係合子の噛み込み等に起因する作動不良を低減することができる。
本発明に係るクラッチ機構の一例について要部を示す構造図である。 同クラッチ機構の縦断面図である。 同クラッチ機構の要部拡大図である。
本実施の形態の第一の特徴は、円柱状空間を有する収納室と、前記収納室に同軸状に収納された出力回転体と、前記出力回転体に対し同軸状に設けられた入力回転体と、前記収納室の内周面と出力回転体の外周面との間に設けられた係合子と、前記係合子を周方向の一方側へ付勢する付勢部材とを備える。そして、前記出力回転体の外周面に、前記一方側へ向かって前記収納室の内周面との間を徐々に狭めるカム面と、前記カム面の前記一方側に隣接する凹部とを形成し、前記入力回転体に、前記凹部に対し周方向の遊びを有する状態で嵌り合うとともに、前記凹部内から遠心方向へ突出する押圧伝達部を形成している。そして、前記係合子を、前記カム面および前記収納室の内周面に接触するように配置し、前記入力回転体が前記一方側に対する他方側に回転した際に、前記押圧伝達部を前記係合子に当接した後に、同押圧伝達部を前記凹部内の周方向端面に当接して前記出力回転体を押動するようにしたクラッチ機構である。更に、前記カム面には、前記係合子との接触点よりも前記凹部寄りに、径外方向へ突出する突起が設けられている。
この構成によれば、係合子が、収納室内周面とカム面との間で、カム面と凹部の周方向端面との角部を乗り越えるようにして前記凹部寄りに噛み込まれて、作動不良を生じるようなことを防ぐことができる。
第二の特徴として、作動不良等をより効果的に軽減するために、前記突起は、通常状態において前記係合子に接触しないように設けられている。
第三の特徴としては、作動不良等をさらに効果的に軽減するために、前記突起を有する位置において、前記係合子の直径に対し、前記突起の頂部と前記収納室の内周面との間隔の比率の下限を、約0.93とした。
次に、上記特徴を有する好ましい実施例を、図面に基づいて詳細に説明する。
このクラッチ機構1は、図2の(A)−(A)線断面である図1および図1の(B)−(B)線方向から見たクラッチ機構1の側断面図である図2に示すように、収納室11を有する固定部材10と、収納室11に同軸状に収納された出力回転体20と、出力回転体20に対し同軸状に設けられた入力回転体30(図2参照)を有する。そして、収納室内周面11aと出力回転体20の外周面との間に設けられた一対の係合子41,42と、一方の係合子41を周方向の一方側(図1によれば時計方向側)へ付勢するとともに他方の係合子42を周方向の他方側(図1によれば反時計方向側)へ付勢する付勢部材50とを備える。
そして、このクラッチ機構1は、入力回転体30に回転力を発生させた際に、この回転力を出力回転体20に伝達して該出力回転体20を回転させ、また、出力回転体20に対し外部から回転力が加わった際には、該出力回転体20を回転不能にロックする。
固定部材10内部の収納室11は、内周面11aにより囲まれた略円柱状の空間である。内周面11aは、凹凸のない円筒内周面状の曲面である。
固定部材10は、図示しない不動部位(例えば、テープフィーダの支持基板等)に、回転不能に固定される。
出力回転体20は、収納室11に同芯状に配置された略円板状の部材であり、その中心側が固定部材10に対し回転自在に支持されている。この出力回転体20は、固定部材10に対し回転自在に嵌め合せられるとともに、その中心部に、外部へ露出した出力軸24を一体に有する。
この出力回転体20の外周部には、周方向の一方側(図1によれば時計方向側)へ向かって収納室11の内周面11aとの間を徐々に狭める一方のカム面21と、前記一方のカム面21に背反するように他方側(図1によれば反時計方向側)へ向かって収納室11の内周面11aとの間を徐々に狭める他方のカム面23と、カム面21又は23に隣接する凹部22と、付勢部材50を係止するための係止部25とが、所定角度(等間隔)置きに複数組(図示例によれば3組)並べ設けられる。
カム面21とカム面23は、左右対称に設けられる。各カム面21,23は、周方向に湾曲する凸曲面状に形成され、より詳細に説明すれば、収納室内周面11aの半径から、各係合子41,42の直径を減じた値よりも大きな半径の円弧状に形成されるとともに、該円弧の中心位置を出力回転体20の中心位置からずらすようにしている。
そして、カム面21,23には、それぞれ、対応する係合子41,42との接触点よりも凹部22寄りに、径外方向へ突出する突起21a,23a(図3のハッチング部分参照)が設けられている。
各突起21a,23aは、通常状態において係合子41,42に接触しないように、静止状態の係合子41,42とカム面21又は23との接点よりも凹部22寄りに位置している。各突起21a,23aの形状は、図3の拡大図に示すように、周方向の両側に傾斜面を有する山形状であり、凹部22側の前記傾斜面よりも付勢部材50側の前記傾斜面を緩やかに形成している。この突起形状は、出力回転体20の厚み方向(図2の左右方向)へ連続している。
なお、図3中のハッチングは、突起21a,23aの配置及び形状を明確に示すためのものである。
また、各突起21a,23aは、係合子41,42との干渉を効果的に避けるために、図3に示すように、該突起を有する位置において、係合子42(41)の直径W0に対する、突起21a,23aの頂部と収納室内周面11aとの間隔W1の比率の下限、換言すれば間隔W1/直径W0の値の下限を、約0.93としている。
前記比率(W1/W0)が、0.96よりも大きい場合には、係合子41又は42が、対応するカム面21又は23と収納室内周面11aとの間を間を通って、突起21a又は23aを凹部22側へ乗り越えてしまう可能性が高くなる。
また、前記比率(W1/W0)を大きくした場合には、係合子41又は42が突起21a又は23aを乗り越えるのに必要なトルクが大きくなるので、前記乗り越えの可能性を低減することができるが、通常状態において突起21a又は23aが係合子41又は42に接触する可能性が高くなる。本実施例では、これらのことを考慮して、前記比率(W1/W0)を適宜な値に設定している。
凹部22は、出力回転体20の外周面から求心方向へ凹むとともに、出力回転体20を軸方向へ貫通している。この凹部22内の周方向の両端には、後述する入力回転体30の押圧伝達部31によって押圧される被押圧面22a,22bを有する。これら被押圧面22a,22bは、径方向へわたる平坦面状に形成され、一方の被押圧面22aは、一方のカム面21と交差し、他方の被押圧面22bは、他方のカム面23と交差している。
係止部25は、出力回転体20の外周部において、背反する一方のカム面21と他方のカム面23との間に凹状に形成される。
入力回転体30は、出力回転体20に対し軸方向へ並ぶように設けられた略円盤状の部材である(図2参照)。
この入力回転体30は、中心側において、軸方向の一端側(図2によれば左端側)を出力回転体20に対し双方向へ回動するように嵌め合せ、また、軸方向の他端側に、軸部33を突設している。軸部33は、回転力を入力するための入力軸として用いてもよいし、該入力回転体30を安定的に回転支持するための支持軸として用いてもよい。
また、入力回転体30における出力回転体20側の側面には、凹部22毎に対応するように、周方向に所定間隔を置いて複数(図示例によれば3つ)の押圧伝達部31が突設されている。
押圧伝達部31は、出力回転体20の凹部22に対し周方向の遊びを有する状態で嵌り合うとともに凹部22内から遠心方向へ突出する略扇形状に形成され、周方向の両端部に、出力回転体20の被押圧面22a,22bに当接可能であって、且つ係合子41,42にも当接可能な当接面31a,31bを有する。
また、係合子41,42は、円柱状又は球状(図示例によれば円柱状)に形成され、一方及び他方のカム面21,23に対応して一対に設けられている。
一対の係合子41,42のうち、一方の係合子41は、一方のカム面21および収納室内周面11aに接触するように配置され、他方の係合子42は、他方のカム面23および収納室内周面11aに接触するように配置される。そして、各係合子41,42は、後述する付勢部材50に押圧された状態で、凹部22の各被押圧面22a,22bよりも凹部22内側へ若干突出した位置で静止している。より詳細に説明すれば、各係合子41,42は、図1に示すように、これら係合子41,42間の中央位置から、収納室内周面11aの中心部を回転中心にして、20〜30°回転した位置に静止している。
付勢部材50は、長尺平板状のばね材をY字二股状に曲げ成形したものであり、その曲げ部分が出力回転体20の係止部25に嵌合固定される。
この付勢部材50において、二股状に分かれた各片部は、対応する係合子41又は42の外周面に当接して、係合子41(又は係合子42)を、カム面21又は23と収納室内周面11aとの間に押し付けている。
次に、上記構成のクラッチ機構1の動作について詳細に説明する。
先ず、出力回転体20及び入力回転体30の何れにも回転力が加わっていない状態(図1参照)では、係合子41,42が、それぞれ、付勢部材50に押圧されて、カム面21又は23と収納室11の内周面11aとの間の楔状部分に押し付けられ、出力回転体20が静止状態に維持される。
前記状態において、入力回転体30に、一方向への回転力が加わった場合には、入力回転体30の押圧伝達部31が、先ず一方の係合子41に当接することで、該係合子41とカム面21との摩擦、および該係合子41と収納室内周面11aとの摩擦が小さくなり、その後で、押圧伝達部31が凹部22内の被押圧面22aに当接して出力回転体20を押動する。このため、出力回転体20が前記一方向へスムーズに回転する。
また、入力回転体30に前記一方向に対する逆方向の回転力が加わった場合も、前記と略同様にして、出力回転体20が前記逆方向へスムーズに回転する。
また、前記静止状態において、出力回転体20に外部から一方向又は他方向への回転力が加わった場合には、回転しようとする出力回転体20のカム面21又は23と収納室内周面11aとの間に、係合子41又は42が食い込むようにして強く押し付けられるため、出力回転体20の回転を阻まれる。
例えば、上記構成から突起21a,23aを省いた構造では、係合子41又は42により出力回転体20の回転を拘束した状態において、出力回転体20に加わる回転力が異常に大きい場合や、カム面21又は23面や収納室内周面11aに摩耗や変形を生じている場合等に、係合子41又は42が、カム面21又は23と収納室内周面11aとの間を通り抜けて凹部22側に噛み込み、解除不良を生じてしまうおそれがある。
しかしながら、本実施例のクラッチ機構1では、前記のような通り抜けを、突起21a,23aによって阻むことができる。よって、摩耗や変形、係合子41又は42の噛み込み等に起因する作動不良を低減することができる。
なお、上記実施例によれば、外部から、出力回転体20に対し一方向と他方向(時計方向と反時計方向)の何れの方向の回転力を加えた場合でも、係合子41,42等の作用によって出力回転体20が拘束されるようにしたが、他例としては、何れか一方向の回転力を加えた場合のみ出力回転体20を拘束する態様とすることが可能である。この態様は、例えば、上記クラッチ機構1から一方の係合子41を全て省いた構成とすればよい。
また、上記実施例によれば、固定部材10に対し出力回転体20を回転自在に支持し、さらに出力回転体20に対し入力回転体30を回転自在に支持する構成(図2参照)としたが、この支持構造は、出力回転体20と入力回転体30がそれぞれ双方向へ回転する支持構造であればよく、他例としては、単一の軸部材によって出力回転体20と入力回転体30をそれぞれ回転自在に支持する構造等とすることが可能である。
また、上記実施例によれば、出力回転体20の外周部に、カム面21,23、凹部22、係合子41,42及び付勢部材50等を3組並べ設けたが、他例としては、これらを2組又は4組以上設けることも可能である。
1:クラッチ機構
10:固定部材
11:収納室
11a:収納室内周面
20:出力回転体
21,23:カム面
22:凹部
22a,22b:被押圧面
21a,23a:突起
30:入力回転体
31:押圧伝達部
31a,31b:当接面
41,42:係合子
50:付勢部材

Claims (3)

  1. 円柱状空間を有する収納室と、前記収納室に同軸状に収納された出力回転体と、前記出力回転体に対し同軸状に設けられた入力回転体と、前記収納室の内周面と出力回転体の外周面との間に設けられた係合子と、前記係合子を周方向の一方側へ付勢する付勢部材とを備え、
    前記出力回転体の外周面に、前記一方側へ向かって前記収納室の内周面との間を徐々に狭めるカム面と、前記カム面の前記一方側に隣接する凹部とを形成し、
    前記入力回転体に、前記凹部に対し周方向の遊びを有する状態で嵌り合うとともに前記凹部内から遠心方向へ突出する押圧伝達部を形成し、
    前記係合子を、前記カム面および前記収納室の内周面に接触するように配置し、
    前記入力回転体が前記一方側に対する他方側に回転した際に、前記押圧伝達部を前記係合子に当接した後に、同押圧伝達部を前記凹部内の周方向端面に当接して前記出力回転体を押動するようにしたクラッチ機構であって、
    前記カム面には、前記係合子との接触点よりも前記凹部寄りに、径外方向へ突出する突起が設けられていることを特徴とするクラッチ機構。
  2. 前記突起は、通常状態において前記係合子に接触しないように設けられていることを特徴とする請求項1記載のクラッチ機構。
  3. 前記突起を有する位置において、前記係合子の直径に対し、前記突起の頂部と前記収納室の内周面との間隔の比率の下限を、約0.93としたことを特徴とする請求項1又は2記載のクラッチ機構。
JP2016561415A 2014-11-27 2015-04-30 クラッチ機構 Pending JPWO2016084405A1 (ja)

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