JPWO2016047759A1 - スタッドピンの打ち込み装置およびスタッドタイヤの製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
一般に、スタッドピンは、トレッド部に設けられたスタッドピン取付用孔に埋め込まれる。スタッドピン取付用孔にスタッドピンを埋め込むとき、スタッドガンを用いてスタッドピン取付用孔の孔径を拡張してからスタッドピンを挿入する。これにより、スタッドピンがスタッドピン取付用孔にきつく埋め込まれる。
ティーチング作業では、実際に打ち込み装置に打ち込み動作を行い、その動作を記録することで、記録された動作を再生させるためのレシピデータを作成する。このため、ティーチング作業には時間がかかり、また、ティーチング作業の間に打ち込み装置を用いることができないという課題がある。
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する第1の形状測定デバイスを有する形状測定ユニットと、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定ユニットと、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みユニットと、
を含む。
前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定することが好ましい。
前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
前記打ち込みユニットは、前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
前記穴位置特定ユニットは、さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することが好ましい。
前記打ち込みユニットによるスタッドピンの打ち込み位置は、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第1の測定位置と前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第2の測定位置との間に設けられ、
前記回転機構は、前記トレッド部を前記第1の測定位置から前記打ち込み位置に向けて前記トレッド部を回転させ、
前記打ち込みユニットは、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定後、前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
前記穴位置特定ユニットは、さらに、前記第1の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状と、前記第2の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することが好ましい。
前記形状測定ユニットにより測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と前記スタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、ことが好ましい。
前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みヘッドと、
前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ幅方向の相対位置を調整する幅方向駆動機構と、
前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ径方向の距離を調整する径方向駆動機構と、
を備えることが好ましい。
前記幅方向駆動機構は、前記穴位置特定ユニットにより特定された、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ幅方向の位置に前記打ち込みヘッドを移動させる、ことが好ましい。
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する形状測定処理、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定処理、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み処理、
を含む。
前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定することが好ましい。
前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記打ち込み処理を行い、
さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する判定処理を含むことが好ましい。
前記形状測定処理では前記トレッド部の1回転目に前記1回目の測定を行い、前記トレッド部の2回転目に前記2回目の測定を行ってもよい。
図1に示すように、打ち込み装置1は、タイヤ支持部10と、打ち込みユニット20とを備える。タイヤ支持部10は、スタッドピンが打ち込まれるタイヤ100が取り付けられるリム11を備える。タイヤ支持部10には、リム11をタイヤ周方向C(C1又はC2)(図2参照)に回転させる回転機構12が設けられている。なお、リム11にタイヤ100が取り付けられ、タイヤ100とリム11との間のタイヤ空洞領域に空気が充填された状態でリム11を回転させることが好ましい。
幅方向駆動機構21は打ち込みヘッド23とトレッド部とのタイヤ100の幅方向W(図1参照)の相対位置を調整する装置である。
径方向駆動機構22は打ち込みヘッド23とトレッド部とのタイヤ100の径方向R(図1、図2参照)の距離を調整する装置である。例えば打ち込みヘッド23がリム11の上方に設けられている場合、打ち込みヘッド23の昇降機を径方向駆動機構22に採用してもよい。
打ち込みヘッド23はタイヤ100のトレッド部に設けられたスタッド打込用穴(図4〜図7参照)にスタッドピンを打ち込む装置である。
演算装置2は、第1撮像素子31および第2撮像素子32を制御し、第1撮像素子31および第2撮像素子32から入力される撮像信号に基づき、トレッド部の表面形状を測定する。演算装置2として、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。
演算装置2には、後述するように、制御装置3からタイヤ100の回転角度の情報が入力される。演算装置2は、回転角度の情報および第1撮像素子31および第2撮像素子32から入力される信号に基づき、タイヤのトレッド部の表面形状の情報を作成する。
演算装置2は、特定したスタッド打込用穴の座標の情報を制御装置3に出力する。
あるいは、スタッドピンの打ち込み動作を行う前のスタッド打込用穴の形状の情報と、スタッドピンの打ち込み動作を行った後のスタッド打込用穴の形状の情報との差分情報を取得し、これを用いてスタッド打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定してもよい。例えば、内部にスタッドピンが打ち込まれた状態のスタッド打込用穴の形状の情報とスタッドピンが打ち込まれていない状態のスタッド打込用穴の形状の情報との差分情報をあらかじめ演算装置2の内部に記憶しておき、取得した差分情報と記憶していた差分情報とを比較することで、スタッド打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することができる。
回転機構12はサーボモータ12aおよびサーボコントローラ12bを備える。サーボコントローラ12bは制御装置3から入力される制御信号に基づきサーボモータ12aを回転させる。これにより、リム11の回転角度が調整され、リム11に取り付けられたタイヤ100のトレッド部の、打ち込みヘッド23に対するタイヤ周方向Cの位置が調整される。
まず、トレッド部に対する打ち込みヘッド23のタイヤ100の周方向Cおよび幅方向Wの位置がスタッド打込用穴の位置に調整された状態で、径方向駆動機構22により打ち込みヘッド23をタイヤ径方向内側に移動させる。このとき、打ち込みヘッド23の先端に設けられ、閉じた状態の複数の爪がスタッド打込用穴に挿入される。次に、制御装置3から入力される制御信号に基づき、打ち込みヘッド23は、スタッド打込用穴に挿入された、閉じた状態の複数の爪を広げることにより、スタッド打込用穴を拡大する。次に、広げた爪の間から、拡大されたスタッド打込用穴の内部にスタッドピンを供給する。その後、スタッド打込用穴の内部にスタッドピンを残した状態で、径方向駆動機構22により打ち込みヘッド23をタイヤ径方向外側に移動させることで、スタッド打込用穴から複数の爪を抜く。すると、爪により拡大されていたスタッド打込用穴が元に戻り、トレッド部のゴムの弾性力によりスタッドピンがスタッド打込用穴の内部に固定される。
以上により打ち込みヘッド23による打ち込み動作が終了する。
〔スタッド打込用穴の座標特定〕
まず、回転機構12を駆動して、リム11に取り付けられたタイヤ100の図2のC2方向への回転を開始する。同時に、第1撮像素子31によるトレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状の測定を開始する。ここで、タイヤ100の回転を開始するときにおける第1撮像素子31の位置と対応する位置におけるトレッド部のタイヤ周方向の位置を基準位置Y00とする。
以後、同様に、基準位置Y00からタイヤ外周面に沿って順にスタッド打込用穴H02、H03、H04、…、H56の座標が特定される。
タイヤ100が360°回転したら、第1撮像素子31による撮像を停止する。この時点で、タイヤ100に設けられた全てのスタッド打込用穴H01〜H056(図7参照)の座標が特定される。
ここで、図2に示すように、タイヤ100の回転軸と垂直な平面において、打ち込みヘッド23とタイヤの回転中心とを結ぶ直線と、第1撮像素子31とタイヤ100の回転中心とを結ぶ直線とのなす角をαとし、打ち込みヘッド23とタイヤの回転中心とを結ぶ直線と、第2撮像素子32とタイヤ100の回転中心とを結ぶ直線とのなす角をβとする。また、基準位置Y00とタイヤの回転中心とを結ぶ直線と、スタッド打込用穴Hn(n=01、02、03、…、56)とタイヤ100の回転中心とを結ぶ直線とのなす角をθn(0°<θn<360°)とする。なお、図4〜図7で説明する例では、H01〜H56までの56個のスタッド打込用穴がタイヤ100のトレッド部に存在する。
以後、同様に、タイヤを回転開始からα+θnの角度まで回転させ、打ち込みヘッド23をタイヤ幅方向の位置Xnに移動させ、打ち込み動作を行う処理を、最後のスタッド打込用穴(図7ではH56)まで行う。最後のスタッド打込用穴H56への打ち込み動作が終了した時点で、タイヤ100は回転開始からα+θ56の角度まで回転している。
〔スタッドピン打ち込み後の確認〕
タイヤ100を回転開始からα+βの角度まで回転させると、第2撮像素子32が基準位置Y00に到達する。このとき、第2撮像素子32によるトレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状の測定を開始する。
タイヤ100を回転開始からα+β+θ1の角度まで回転させると、図6に示すように、第2撮像素子32がスタッド打込用穴H01のタイヤ周方向の位置Y01に到達する。このとき、第2撮像素子32により得られたトレッド部の表面形状の情報に基づき、演算装置2がスタッド打込用穴H01にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する。演算装置2は、内部にスタッドピンが打ち込まれた状態のスタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングによりスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定してもよい。また、第2撮像素子32により得られたトレッド部の表面形状の情報と第1撮像素子31により得られたトレッド部の表面形状の情報との差分情報に基づいてスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定してもよい。
以後、同様に、スタッド打込用穴H02、H03、H04、…H56にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することができる。
タイヤ100が回転開始からα+β+360°回転したら、第2撮像素子32による撮像を停止する。この時点で、タイヤ100に設けられた全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することができる。全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれていれば、スタッドピンのタイヤ100への打ち込みが完了する。
上記実施形態においては、第1撮像素子31とは別に第2撮像素子32を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らない。
例えば、第1撮像素子31のみで、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む前のトレッド部の表面形状の情報、および、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込んだ後のトレッド部の表面形状の情報を取得し、両情報を対比することにより全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれたか否かを確認してもよい。この場合、タイヤ100を回転開始から360°の角度まで回転させる間に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む前のトレッド部の表面形状の情報を第1撮像素子31により取得し、その後、タイヤ100をさらに360°回転させる間に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込んだ後のトレッド部の表面形状の情報を第1撮像素子31により取得すればよい。これにより、タイヤ100を回転開始から720°の角度まで回転させる間(すなわち、2回転させる間)に、全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれたか否かを確認することができる。
2 演算装置
3 制御装置
10 タイヤ支持部
11 リム
12 回転機構
12a、21a、22a サーボモータ
12b、21b、22b サーボコントローラ
20 打ち込みユニット
21 幅方向駆動機構
22 径方向駆動機構
23 打ち込みヘッド
31 第1撮像素子
32 第2撮像素子
100 タイヤ
H01〜H056 スタッド打込用穴
Claims (15)
- タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み装置であって、
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する第1の形状測定デバイスを有する形状測定ユニットと、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定ユニットと、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みユニットと、
を含む、打ち込み装置。 - 前記打ち込みユニットは、トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転機構をさらに含み、
前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定する、請求項1に記載の打ち込み装置。 - 前記穴位置特定ユニットは、前記トレッド部の回転中に、前記トレッド部の表面形状が測定された部分における前記スタッド打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項2に記載の打ち込み装置。
- 前記回転機構は前記トレッド部をタイヤ周方向に少なくとも2回転させ、
前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
前記打ち込みユニットは、前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
前記穴位置特定ユニットは、さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する、請求項2又は3に記載の打ち込み装置。 - 前記測定ユニットは、前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定する第2の形状測定デバイスをさらに有し、
前記打ち込みユニットによるスタッドピンの打ち込み位置は、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第1の測定位置と前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第2の測定位置との間に設けられ、
前記回転機構は、前記トレッド部を前記第1の測定位置から前記打ち込み位置に向けて前記トレッド部を回転させ、
前記打ち込みユニットは、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定後、前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
前記穴位置特定ユニットは、さらに、前記第1の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状と、前記第2の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する、請求項2又は3に記載の打ち込み装置。 - 前記穴位置特定ユニットは、内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報を記憶しており、
前記形状測定ユニットにより測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と前記スタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の打ち込み装置。 - 前記打ち込みユニットは、トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転機構と、
前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みヘッドと、
前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ幅方向の相対位置を調整する幅方向駆動機構と、
前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ径方向の距離を調整する径方向駆動機構と、
を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の打ち込み装置。 - 前記回転機構は、前記穴位置特定ユニットにより特定された、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置が前記打ち込みヘッドの位置と同じ位置となるようにトレッド部を回転させ、
前記幅方向駆動機構は、前記穴位置特定ユニットにより特定された、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ幅方向の位置に前記打ち込みヘッドを移動させる、請求項7に記載の打ち込み装置。 - タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込むことでスタッドタイヤを製造するスタッドタイヤの製造方法であって、
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する形状測定処理、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定処理、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み処理、
を含む、スタッドタイヤの製造方法。 - 前記トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転処理をさらに含み、
前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定する、請求項9に記載のスタッドタイヤの製造方法。 - 前記穴位置特定処理では、前記トレッド部の回転中に、前記トレッド部の表面形状が測定された部分における前記スタッド打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項10に記載のスタッドタイヤの製造方法。
- 前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
前記測定ユニットによる前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記打ち込み処理を行い、
さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する判定処理を含む、請求項10又は11に記載のスタッドタイヤの製造方法。 - 前記回転処理では前記トレッド部をタイヤ周方向に少なくとも2回転させ、
前記形状測定処理では前記トレッド部の1回転目に前記1回目の測定を行い、前記トレッド部の2回転目に前記2回目の測定を行う、請求項12に記載のスタッドタイヤの製造方法。 - 前記形状測定処理では、前記スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の上流側において前記1回目の測定を行うとともに、前記スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の下流側において前記2回目の測定を行う、請求項12に記載のスタッドタイヤの製造方法。
- 前記穴位置特定処理では、前記形状測定処理により測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と、コンピュータの内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項9〜14のいずれか一項に記載のスタッドタイヤの製造方法。
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