JP6299766B2 - スタッドピンの打ち込み装置およびスタッドタイヤの製造方法 - Google Patents

スタッドピンの打ち込み装置およびスタッドタイヤの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み装置およびスタッドタイヤの製造方法に関する。
従来、氷雪路用タイヤでは、タイヤのトレッド部にスタッドピンが装着され、氷上路面においてグリップが得られるようになっている。
一般に、スタッドピンは、トレッド部に設けられたスタッドピン取付用孔に埋め込まれる。スタッドピン取付用孔にスタッドピンを埋め込むとき、スタッドガンを用いてスタッドピン取付用孔の孔径を拡張してからスタッドピンを挿入する。これにより、スタッドピンがスタッドピン取付用孔にきつく埋め込まれる。
また、スタッドピンが取り付けられるタイヤを支持した状態で回転させる回転機構、タイヤにスタッド打込用穴を形成するドリルユニット、および、スタッドピンの打ち込みユニットを備え、回転機構によりタイヤを回転させてタイヤの周方向の位置を変えるとともに、打ち込みユニットのタイヤ幅方向の位置を調節しながらタイヤにスタッドピンを打ち込む打ち込み装置も知られている(例えば、米国特許第3487527号明細書参照)。
ところで、あらかじめスタッド打込用穴が形成されたタイヤにスタッドピンを打ち込む場合、タイヤの種類毎にスタッド打込用穴の位置を予め登録し、打ち込み動作を打ち込み装置に実行させるためのレシピデータを作成する、ティーチング作業を行う必要がある。
ティーチング作業では、実際に打ち込み装置に打ち込み動作を行い、その動作を記録することで、記録された動作を再生させるためのレシピデータを作成する。このため、ティーチング作業には時間がかかり、また、ティーチング作業の間に打ち込み装置を用いることができないという課題がある。
そこで、本発明は、ティーチング作業を要することなくスタッドピンの打ち込み動作を行うことができるスタッドピンの打ち込み装置およびスタッドタイヤの製造方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み装置であって、
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する第1の形状測定デバイスを有する形状測定ユニットと、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定ユニットと、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みユニットと、
を含
前記穴位置特定ユニットは、内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報を記憶しており、
前記形状測定ユニットにより測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と前記スタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する。
上述の態様によれば、形状測定ユニットにより測定したタイヤのトレッド部の表面形状に基づき、穴位置特定ユニットによりスタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定し、位置を特定したスタッドピン打込用穴に打ち込みユニットによりスタッドピンを打ち込むため、ティーチング作業を要することなくスタッドピンの打ち込み動作を行うことができる。
前記トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転機構をさらに含み、
前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定することが好ましい。
前記穴位置特定ユニットは、前記トレッド部の回転中に、前記トレッド部の表面形状が測定された部分における前記スタッド打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定することが好ましい。
前記回転機構は前記トレッド部をタイヤ周方向に少なくとも2回転させ、
前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
前記打ち込みユニットは、前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
前記穴位置特定ユニットは、さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することが好ましい。
上記構成によれば、トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、1回目に測定したトレッド部の全表面形状と、2回目に測定したトレッド部の全表面形状とを比較することにより、スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定するため、スタッドピンの打ち込み処理後、ただちにスタッドピンが適切にタイヤに打ち込まれているかの検査を行うことができる。
本発明の第2の態様は、タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み装置であって、
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する第1の形状測定デバイスを有する形状測定ユニットと、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定ユニットと、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みユニットと、
を含み、
前記形状測定ユニットは、前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定する第2の形状測定デバイスをさらに有し、
前記打ち込みユニットによるスタッドピンの打ち込み位置は、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第1の測定位置と前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第2の測定位置との間に設けられ、
前記回転機構は、前記トレッド部を前記第1の測定位置から前記打ち込み位置に向けて前記トレッド部を回転させ、
前記打ち込みユニットは、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定後、前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
前記穴位置特定ユニットは、さらに、前記第1の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状と、前記第2の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する。
上記構成によれば、トレッド部の全表面形状の第1の形状測定デバイスによる測定後、第2の形状測定デバイスによる測定前に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、第1の形状測定デバイスにより測定したトレッド部の全表面形状と、第2の形状測定デバイスにより測定したトレッド部の全表面形状とを比較することにより、スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定するため、スタッドピンの打ち込み処理後、ただちにスタッドピンが適切にタイヤに打ち込まれているかの検査を行うことができる。
前記穴位置特定ユニットは、内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報を記憶しており、
前記形状測定ユニットにより測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と前記スタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、ことが好ましい。
前記打ち込みユニットは、トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転機構と、
前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みヘッドと、
前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ幅方向の相対位置を調整する幅方向駆動機構と、
前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ径方向の距離を調整する径方向駆動機構と、
を備えることが好ましい。
前記回転機構は、前記穴位置特定ユニットにより特定された、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置が前記打ち込みヘッドの位置と同じ位置となるようにトレッド部を回転させ、
前記幅方向駆動機構は、前記穴位置特定ユニットにより特定された、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ幅方向の位置に前記打ち込みヘッドを移動させる、ことが好ましい。
本発明の第の態様は、タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込むことでスタッドタイヤを製造するスタッドタイヤの製造方法であって、
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する形状測定処理、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定処理、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み処理、
を含
前記穴位置特定処理では、前記形状測定処理により測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と、コンピュータの内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する
上述の態様によれば、測定したタイヤのトレッド部の表面形状に基づき、スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定し、位置を特定したスタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込むため、ティーチング作業を要することなくスタッドピンの打ち込み動作を行うことができる。
前記トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転処理をさらに含み、
前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定することが好ましい。
前記穴位置特定処理では、前記トレッド部の回転中に、前記トレッド部の表面形状が測定された部分における前記スタッド打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定することが好ましい。
前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記打ち込み処理を行い、
さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する判定処理を含むことが好ましい。
上記構成によれば、トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、1回目に測定したトレッド部の全表面形状と、2回目に測定したトレッド部の全表面形状とを比較することにより、スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定するため、スタッドピンの打ち込み処理後、ただちにスタッドピンが適切にタイヤに打ち込まれているかの検査を行うことができる。
前記回転処理では前記トレッド部をタイヤ周方向に少なくとも2回転させ、
前記形状測定処理では前記トレッド部の1回転目に前記1回目の測定を行い、前記トレッド部の2回転目に前記2回目の測定を行ってもよい。
上記構成によれば、トレッド部の全表面形状の1回転目の測定後、2回転目の測定前に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、1回転目に測定したトレッド部の全表面形状と、2回転目に測定したトレッド部の全表面形状とを比較することにより、スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定するため、スタッドピンの打ち込み処理後、ただちにスタッドピンが適切にタイヤに打ち込まれているかの検査を行うことができる。
本発明の第4の態様は、タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込むことでスタッドタイヤを製造するスタッドタイヤの製造方法であって、
前記トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転処理、
タイヤのトレッド部の表面形状を測定する形状測定処理、
測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定処理、
前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み処理、
を含み、
前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
前記測定ユニットによる前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記打ち込み処理を行い、
さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する判定処理を含み、
前記形状測定処理では、前記スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の上流側にある第1の形状測定デバイスで前記1回目の測定を行うとともに、前記スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の下流側にある前記第1の形状測定デバイスと異なる第2の形状測定デバイスで前記2回目の測定を行う。
上記構成によれば、スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の上流側におけるトレッド部の表面形状の測定後、スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の下流側におけるトレッド部の表面形状の測定前に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、上流側で測定したトレッド部の全表面形状と、下流側で測定したトレッド部の全表面形状とを比較することにより、スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定するため、スタッドピンの打ち込み処理後、ただちにスタッドピンが適切にタイヤに打ち込まれているかの検査を行うことができる。
前記穴位置特定処理では、前記形状測定処理により測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と、コンピュータの内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定することが好ましい。
上述の態様によれば、ティーチング作業を要することなくスタッドピンの打ち込み動作を行うことができる。
本発明の第1実施形態の打ち込み装置1を示す立面図である。 打ち込み装置1を図1の矢印II方向から見た模式図である。 打ち込み装置1の制御システムの構成を示すブロック図である。 タイヤのトレッド部と打ち込み装置1との位置関係を示すためのトレッド部の展開図である。 タイヤのトレッド部と打ち込み装置1との位置関係を示すためのトレッド部の展開図である。 タイヤのトレッド部と打ち込み装置1との位置関係を示すためのトレッド部の展開図である。 タイヤのトレッド部と打ち込み装置1との位置関係を示すためのトレッド部の展開図である。
以下、本発明の実施形態に係るスタッドピンの打ち込み装置およびスタッドタイヤの製造方法について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るスタッドピンの打ち込み装置1を示す立面図であり、図2は図1の打ち込み装置1を矢印II方向から見た模式図である。
図1に示すように、打ち込み装置1は、タイヤ支持部10と、打ち込みユニット20とを備える。タイヤ支持部10は、スタッドピンが打ち込まれるタイヤ100が取り付けられるリム11を備える。タイヤ支持部10には、リム11をタイヤ周方向C(C1又はC2)(図2参照)に回転させる回転機構12が設けられている。なお、リム11にタイヤ100が取り付けられ、タイヤ100とリム11との間のタイヤ空洞領域に空気が充填された状態でリム11を回転させることが好ましい。
打ち込みユニット20は、幅方向駆動機構21と、径方向駆動機構22と、打ち込みヘッド23(スタッドガン)とを備える。
幅方向駆動機構21は打ち込みヘッド23とトレッド部とのタイヤ100の幅方向W(図1参照)の相対位置を調整する装置である。
径方向駆動機構22は打ち込みヘッド23とトレッド部とのタイヤ100の径方向R(図1、図2参照)の距離を調整する装置である。例えば打ち込みヘッド23がリム11の上方に設けられている場合、打ち込みヘッド23の昇降機を径方向駆動機構22に採用してもよい。
打ち込みヘッド23はタイヤ100のトレッド部に設けられたスタッド打込用穴(図4〜図7参照)にスタッドピンを打ち込む装置である。
打ち込み装置1は、さらに、図2に示すように、第1撮像素子31、第2撮像素子32を備える。第1撮像素子31および第2撮像素子32は、タイヤのトレッド部の全表面形状を測定する形状測定デバイスである。第1撮像素子31および第2撮像素子32は、例えば、カメラ、2次元レーザ変位計である。例えば、第1撮像素子31および第2撮像素子32によりトレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定しながら、タイヤ100を回転させることにより、トレッド部の全表面形状を測定することができる。
第1撮像素子31および第2撮像素子32は、図2に示すように、タイヤ回転方向に離れた位置に配置されており、第1撮像素子31と第2撮像素子32との間に打ち込みヘッド23が配置されている。図2では、打ち込みヘッド23からC1方向(上流側)に離れた位置に第1撮像素子31が配置され、打ち込みヘッド23からC2方向(下流側)に離れた位置に第2撮像素子32が配置されている。
図3は打ち込み装置1の制御システムの構成を示すブロック図である。図3に示すように、打ち込み装置1の制御システムは、演算装置2と、制御装置3とを備える。
演算装置2は、第1撮像素子31および第2撮像素子32を制御し、第1撮像素子31および第2撮像素子32から入力される撮像信号に基づき、トレッド部の表面形状を測定する。演算装置2として、例えばパーソナルコンピュータ(PC)を用いることができる。
演算装置2は、第1撮像素子31および第2撮像素子32は、タイヤのトレッド部の表面形状を測定する形状測定デバイスを有する形状測定ユニットを構成する。
演算装置2には、後述するように、制御装置3からタイヤ100の回転角度の情報が入力される。演算装置2は、回転角度の情報および第1撮像素子31および第2撮像素子32から入力される信号に基づき、タイヤのトレッド部の表面形状の情報を作成する。
また、演算装置2は、スタッド打込用穴の座標(タイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置)を特定する穴位置特定ユニットを構成する。具体的には、演算装置2は、作成したタイヤのトレッド部の表面形状の情報を参照し、内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報(例えば直径5mmの穴の画像情報)とパターンマッチングを行うことにより、トレッド部におけるスタッド打込用穴の座標を特定する。パターンマッチングを行うことで、スタッド打込用穴をトレッド部の他の構造(溝やサイプ等)と区別することができる。
演算装置2は、特定したスタッド打込用穴の座標の情報を制御装置3に出力する。
さらに、演算装置2は、スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する機能を有していてもよい。例えば、演算装置2は、内部にスタッドピンが打ち込まれた状態のスタッド打込用穴の形状の情報を演算装置2の内部に記憶しておき、上述したように特定されたスタッド打込用穴の座標におけるトレッド部の表面形状の情報とパターンマッチングを行うことにより、当該スタッド打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することができる。
あるいは、スタッドピンの打ち込み動作を行う前のスタッド打込用穴の形状の情報と、スタッドピンの打ち込み動作を行った後のスタッド打込用穴の形状の情報との差分情報を取得し、これを用いてスタッド打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定してもよい。例えば、内部にスタッドピンが打ち込まれた状態のスタッド打込用穴の形状の情報とスタッドピンが打ち込まれていない状態のスタッド打込用穴の形状の情報との差分情報をあらかじめ演算装置2の内部に記憶しておき、取得した差分情報と記憶していた差分情報とを比較することで、スタッド打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することができる。
制御装置3は、演算装置2の演算結果に基づき、回転機構12および打ち込みユニット20(幅方向駆動機構21、径方向駆動機構22、および、打ち込みヘッド23)を制御する。また、制御装置3は、回転機構12による回転角度の情報(打ち込みヘッド23のトレッド部に対するタイヤ周方向Cの位置情報)、打ち込みヘッド23のトレッド部に対するタイヤ幅方向Wの位置情報、打ち込みヘッド23のトレッド部に対するタイヤ径方向Rの位置情報、および、打ち込みヘッド23が後述する打ち込み動作を行っているか否かの情報を演算装置2に出力する。制御装置3として、例えばプログラマブルロジックコントローラ(Programmable Logic Controller;PLC)を用いることができる。
回転機構12はサーボモータ12aおよびサーボコントローラ12bを備える。サーボコントローラ12bは制御装置3から入力される制御信号に基づきサーボモータ12aを回転させる。これにより、リム11の回転角度が調整され、リム11に取り付けられたタイヤ100のトレッド部の、打ち込みヘッド23に対するタイヤ周方向Cの位置が調整される。
幅方向駆動機構21はサーボモータ21aおよびサーボコントローラ21bを備える。サーボコントローラ21bは制御装置3から入力される制御信号に基づきサーボモータ21aを回転させる。これにより、トレッド部に対する打ち込みヘッド23のタイヤ幅方向Wの位置が調整される。
径方向駆動機構22はサーボモータ22aおよびサーボコントローラ22bを備える。サーボコントローラ22bは制御装置3から入力される制御信号に基づきサーボモータ22aを回転させる。これにより、打ち込みヘッド23のタイヤ100の径方向Rの位置が調整される。
打ち込みヘッド23は制御装置3から入力される制御信号に基づき、径方向駆動機構22と連動してスタッド打込用穴へのスタッドピンの打ち込み動作を行う。打ち込み動作は、具体的には、以下の通りである。
〔打ち込み動作〕
まず、トレッド部に対する打ち込みヘッド23のタイヤ100の周方向Cおよび幅方向Wの位置がスタッド打込用穴の位置に調整された状態で、径方向駆動機構22により打ち込みヘッド23をタイヤ径方向内側に移動させる。このとき、打ち込みヘッド23の先端に設けられ、閉じた状態の複数の爪がスタッド打込用穴に挿入される。次に、制御装置3から入力される制御信号に基づき、打ち込みヘッド23は、スタッド打込用穴に挿入された、閉じた状態の複数の爪を広げることにより、スタッド打込用穴を拡大する。次に、広げた爪の間から、拡大されたスタッド打込用穴の内部にスタッドピンを供給する。その後、スタッド打込用穴の内部にスタッドピンを残した状態で、径方向駆動機構22により打ち込みヘッド23をタイヤ径方向外側に移動させることで、スタッド打込用穴から複数の爪を抜く。すると、爪により拡大されていたスタッド打込用穴が元に戻り、トレッド部のゴムの弾性力によりスタッドピンがスタッド打込用穴の内部に固定される。
以上により打ち込みヘッド23による打ち込み動作が終了する。
次に、打ち込み装置1を用いてスタッドピンをタイヤ100へ打ち込むことでスタッドタイヤを製造する方法について図4〜図7を用いて説明する。
〔スタッド打込用穴の座標特定〕
まず、回転機構12を駆動して、リム11に取り付けられたタイヤ100の図2のC2方向への回転を開始する。同時に、第1撮像素子31によるトレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状の測定を開始する。ここで、タイヤ100の回転を開始するときにおける第1撮像素子31の位置と対応する位置におけるトレッド部のタイヤ周方向の位置を基準位置Y00とする。
タイヤ100を回転させると、複数のスタッド打込用穴が第1撮像素子31による撮像範囲を順に通過する。すると、第1撮像素子31により得られたトレッド部の表面形状の情報に基づき、演算装置2が順にスタッド打込用穴の座標(タイヤ幅方向の位置、タイヤ周方向の位置)を特定する。例えば、図4に示すように、スタッド打込用穴H01のタイヤ幅方向の位置がX01、タイヤ周方向の位置がY01であると特定される。ここで、X01はタイヤ赤道線CLからスタッド打込用穴H01の中心までの距離であり、Y01は基準位置Y00からスタッド打込用穴H01の中心までのタイヤ外周面に沿った距離である。
以後、同様に、基準位置Y00からタイヤ外周面に沿って順にスタッド打込用穴H02、H03、H04、…、H56の座標が特定される。
タイヤ100が360°回転したら、第1撮像素子31による撮像を停止する。この時点で、タイヤ100に設けられた全てのスタッド打込用穴H01〜H056(図7参照)の座標が特定される。
〔スタッドピンの打ち込み〕
ここで、図2に示すように、タイヤ100の回転軸と垂直な平面において、打ち込みヘッド23とタイヤの回転中心とを結ぶ直線と、第1撮像素子31とタイヤ100の回転中心とを結ぶ直線とのなす角をαとし、打ち込みヘッド23とタイヤの回転中心とを結ぶ直線と、第2撮像素子32とタイヤ100の回転中心とを結ぶ直線とのなす角をβとする。また、基準位置Y00とタイヤの回転中心とを結ぶ直線と、スタッド打込用穴Hn(n=01、02、03、…、56)とタイヤ100の回転中心とを結ぶ直線とのなす角をθ(0°<θ<360°)とする。なお、図4〜図7で説明する例では、H01〜H56までの56個のスタッド打込用穴がタイヤ100のトレッド部に存在する。
タイヤ100を回転開始からα+θ1の角度まで回転させると、図5に示すように、打ち込みヘッド23がスタッド打込用穴H01のタイヤ周方向の位置Y01に到達する。このとき、幅方向駆動機構21を駆動して打ち込みヘッド23をスタッド打込用穴H01のタイヤ幅方向の位置X01に移動させる。その後、上述した打ち込み動作を行い、スタッド打込用穴H01の内部にスタッドピンを固定する。
以後、同様に、タイヤを回転開始からα+θの角度まで回転させ、打ち込みヘッド23をタイヤ幅方向の位置Xnに移動させ、打ち込み動作を行う処理を、最後のスタッド打込用穴(図7ではH56)まで行う。最後のスタッド打込用穴H56への打ち込み動作が終了した時点で、タイヤ100は回転開始からα+θ56の角度まで回転している。
なお、第2撮像素子32を用いて、以下に説明するスタッドピン打ち込み後の確認を行ってもよい。
〔スタッドピン打ち込み後の確認〕
タイヤ100を回転開始からα+βの角度まで回転させると、第2撮像素子32が基準位置Y00に到達する。このとき、第2撮像素子32によるトレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状の測定を開始する。
タイヤ100を回転開始からα+β+θの角度まで回転させると、図6に示すように、第2撮像素子32がスタッド打込用穴H01のタイヤ周方向の位置Y01に到達する。このとき、第2撮像素子32により得られたトレッド部の表面形状の情報に基づき、演算装置2がスタッド打込用穴H01にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する。演算装置2は、内部にスタッドピンが打ち込まれた状態のスタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングによりスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定してもよい。また、第2撮像素子32により得られたトレッド部の表面形状の情報と第1撮像素子31により得られたトレッド部の表面形状の情報との差分情報に基づいてスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定してもよい。
以後、同様に、スタッド打込用穴H02、H03、H04、…H56にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することができる。
最後のスタッド打込用穴H56にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定した時点で、全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれているか否かの確認が完了する。この時点で、図7に示すように、タイヤ100は回転開始からα+β+θ56の角度まで回転している。
タイヤ100が回転開始からα+β+360°回転したら、第2撮像素子32による撮像を停止する。この時点で、タイヤ100に設けられた全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することができる。全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれていれば、スタッドピンのタイヤ100への打ち込みが完了する。
もし、スタッド打込用穴H01〜H056のいずれかにスタッドピンが打ち込まれていないと判定された場合、そのスタッド打込用穴が打ち込みヘッド23の位置に一致するようにタイヤ100を回転させるとともに打ち込みヘッド23の位置を移動させ、再び打ち込み動作を行うことで、全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンを固定することができる。また、手持ちのスタッドガンを用いてスタッドピンが打ち込まれていないと判定されたスタッド打込用穴に打ち込み動作を行ってもよい。以上により、スタッドピンのタイヤ100への打ち込みが完了し、スタッドタイヤが完成する。
上述したスタッドタイヤの製造方法によれば、第1撮像素子31により測定したタイヤのトレッド部の表面形状に基づき、スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定し、位置を特定したスタッドピン打込用穴に打ち込みユニット23によりスタッドピンを打ち込むため、ティーチング作業を要することなくスタッドピンの打ち込み動作を行うことができる。
この際、回転中のトレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定するため、位置を特定したスタッドピン打込用穴から順にスタッドピンを打ち込むことができる。このため、タイヤ100を回転開始からα+360°の角度まで回転させる間に、全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンを固定することができる。
さらに、第2撮像素子32により測定したタイヤのトレッド部の表面形状に基づき、スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定することで、タイヤ100を回転開始からα+β+360°の角度まで回転させる間に、全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれたか否かを確認することができる。
(変形例)
上記実施形態においては、第1撮像素子31とは別に第2撮像素子32を設けた場合について説明したが、本発明はこれに限らない。
例えば、第1撮像素子31のみで、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む前のトレッド部の表面形状の情報、および、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込んだ後のトレッド部の表面形状の情報を取得し、両情報を対比することにより全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれたか否かを確認してもよい。この場合、タイヤ100を回転開始から360°の角度まで回転させる間に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む前のトレッド部の表面形状の情報を第1撮像素子31により取得し、その後、タイヤ100をさらに360°回転させる間に、スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込んだ後のトレッド部の表面形状の情報を第1撮像素子31により取得すればよい。これにより、タイヤ100を回転開始から720°の角度まで回転させる間(すなわち、2回転させる間)に、全てのスタッド打込用穴H01〜H056にスタッドピンが打ち込まれたか否かを確認することができる。
以上、本発明のスタッドピンの打ち込み装置およびスタッドタイヤの製造方法について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されず、本発明の主旨を逸脱しない範囲において、種々の改良や変更をしてもよいのはもちろんである。例えば、上記実施形態では撮像素子を用いてトレッド部の表面形状を測定する例について説明したが、本発明はこれに限らず、光切断法を用いてトレッド部の表面形状を測定し、スタッド打込用穴の位置の特定やスタッドピンが打ち込まれたか否かの確認をしてもよい。
1 打ち込み装置
2 演算装置
3 制御装置
10 タイヤ支持部
11 リム
12 回転機構
12a、21a、22a サーボモータ
12b、21b、22b サーボコントローラ
20 打ち込みユニット
21 幅方向駆動機構
22 径方向駆動機構
23 打ち込みヘッド
31 第1撮像素子
32 第2撮像素子
100 タイヤ
H01〜H056 スタッド打込用穴

Claims (15)

  1. タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み装置であって、
    タイヤのトレッド部の表面形状を測定する第1の形状測定デバイスを有する形状測定ユニットと、
    測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定ユニットと、
    前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みユニットと、
    を含
    前記穴位置特定ユニットは、内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報を記憶しており、
    前記形状測定ユニットにより測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と前記スタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、打ち込み装置。
  2. 前記打ち込みユニットは、トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転機構をさらに含み、
    前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定する、請求項1に記載の打ち込み装置。
  3. 前記穴位置特定ユニットは、前記トレッド部の回転中に、前記トレッド部の表面形状が測定された部分における前記スタッド打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項2に記載の打ち込み装置。
  4. 前記回転機構は前記トレッド部をタイヤ周方向に少なくとも2回転させ、
    前記第1の形状測定デバイスは回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
    前記打ち込みユニットは、前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
    前記穴位置特定ユニットは、さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する、請求項2又は3に記載の打ち込み装置。
  5. タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み装置であって、
    タイヤのトレッド部の表面形状を測定する第1の形状測定デバイスを有する形状測定ユニットと、
    測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定ユニットと、
    前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みユニットと、
    を含み、
    前記形状測定ユニットは、前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定する第2の形状測定デバイスをさらに有し、
    前記打ち込みユニットによるスタッドピンの打ち込み位置は、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第1の測定位置と前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の第2の測定位置との間に設けられ、
    前記回転機構は、前記トレッド部を前記第1の測定位置から前記打ち込み位置に向けて前記トレッド部を回転させ、
    前記打ち込みユニットは、前記第1の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定後、前記第2の形状測定デバイスによる前記トレッド部の表面形状の測定前に、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込み、
    前記穴位置特定ユニットは、さらに、前記第1の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状と、前記第2の形状測定デバイスにより測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する、打ち込み装置。
  6. 前記穴位置特定ユニットは、内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報を記憶しており、
    前記形状測定ユニットにより測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と前記スタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項に記載の打ち込み装置。
  7. 前記打ち込みユニットは、トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転機構と、
    前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込みヘッドと、
    前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ幅方向の相対位置を調整する幅方向駆動機構と、
    前記打ち込みヘッドとトレッド部とのタイヤ径方向の距離を調整する径方向駆動機構と、
    を備える、請求項1〜6のいずれか一項に記載の打ち込み装置。
  8. 前記回転機構は、前記穴位置特定ユニットにより特定された、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置が前記打ち込みヘッドの位置と同じ位置となるようにトレッド部を回転させ、
    前記幅方向駆動機構は、前記穴位置特定ユニットにより特定された、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ幅方向の位置に前記打ち込みヘッドを移動させる、請求項7に記載の打ち込み装置。
  9. タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込むことでスタッドタイヤを製造するスタッドタイヤの製造方法であって、
    タイヤのトレッド部の表面形状を測定する形状測定処理、
    測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定処理、
    前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み処理、
    を含
    前記穴位置特定処理では、前記形状測定処理により測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と、コンピュータの内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、スタッドタイヤの製造方法。
  10. 前記トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転処理をさらに含み、
    前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を測定する、請求項9に記載のスタッドタイヤの製造方法。
  11. 前記穴位置特定処理では、前記トレッド部の回転中に、前記トレッド部の表面形状が測定された部分における前記スタッド打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項10に記載のスタッドタイヤの製造方法。
  12. 前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
    前記測定ユニットによる前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記打ち込み処理を行い、
    さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する判定処理を含む、請求項10又は11に記載のスタッドタイヤの製造方法。
  13. 前記回転処理では前記トレッド部をタイヤ周方向に少なくとも2回転させ、
    前記形状測定処理では前記トレッド部の1回転目に前記1回目の測定を行い、前記トレッド部の2回転目に前記2回目の測定を行う、請求項12に記載のスタッドタイヤの製造方法。
  14. タイヤのトレッド部に設けられたスタッド打込用穴にスタッドピンを打ち込むことでスタッドタイヤを製造するスタッドタイヤの製造方法であって、
    前記トレッド部をタイヤ周方向に回転させる回転処理、
    タイヤのトレッド部の表面形状を測定する形状測定処理、
    測定した前記表面形状に基づいて、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する穴位置特定処理、
    前記位置を特定した前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンを打ち込む打ち込み処理、
    を含み、
    前記形状測定処理では回転中の前記トレッド部のタイヤ幅方向に沿った表面形状を測定することにより、前記トレッド部の全表面形状を2回測定し、
    前記測定ユニットによる前記トレッド部の全表面形状の1回目の測定後、2回目の測定前に、前記打ち込み処理を行い、
    さらに、1回目に測定した前記トレッド部の全表面形状と、2回目に測定した前記トレッド部の全表面形状とを比較することにより、前記スタッドピン打込用穴にスタッドピンが打ち込まれたか否かを判定する判定処理を含み、
    前記形状測定処理では、前記スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の上流側にある第1の形状測定デバイスで前記1回目の測定を行うとともに、前記スタッドピンの打ち込み位置よりもタイヤ回転方向の下流側にある前記第1の形状測定デバイスと異なる第2の形状測定デバイスで前記2回目の測定を行う、スタッドタイヤの製造方法。
  15. 前記穴位置特定処理では、前記形状測定処理により測定されたタイヤのトレッド部の表面形状と、コンピュータの内部に記憶したスタッド打込用穴の形状の情報とのパターンマッチングを行うことにより、前記スタッドピン打込用穴のタイヤ周方向の位置およびタイヤ幅方向の位置を特定する、請求項14に記載のスタッドタイヤの製造方法。
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