JP6489945B2 - タイヤ - Google Patents

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本発明は、タイヤに関し、特に、タイヤの側面(サイド部)に表示される表示物の視認性を向上させたタイヤに関する。
従来、タイヤ側面には、法律により表示が義務付けられたタイヤの品質に関する技術的情報や、製品のブランドや出所を識別するための印やマーク等の多くの表示物が付記されている。これら表示物のうち、法律により義務付けられた技術的情報は、金型による刻印によって付記され、当該技術的情報の付記とともに、他の印やマーク等の表示物についても金型による刻印により付記されているのが現状である。
しかしながら、成型後のタイヤ表面は、黒色の滑らかな曲面であるため、光が散乱易く、タイヤに近接しなければ、印やマーク等の表示物を視認しにくいという問題があった。
特許文献1には、上述の表示物の視認性を向上させる技術として、タイヤ側面にホワイトリボン等の黒色以外に着色された着色ゴムを積層して設けておき、レーザ光により着色ゴムを所望の形状で除去することで、下層の黒色のゴム表面を露出させる技術が開示されている。しかし、当該技術では、着色ゴムの生産、積層、除去といった多くの工程を要するため、タイヤの製造効率及びコストの観点から採用し難いという問題がある。
特開平7−178842号公報
そこで、本発明では、タイヤ側面に設けられる印やマーク等の表示物の視認性が向上したタイヤを提供することを目的とする。
上述の課題を解決するためのタイヤの構成として、側面に、複数の溝によって格子状に形成された格子パターンを有する表示物を備えたタイヤであって、格子パターンを形成する各溝の溝幅が0.1mm以上0.8mm以下、深さが0.4mm以上2.0mm以下、かつ、各溝同士が交差する交差部の深さが交差部以外の深さよりも深い構成とした。
本構成によれば、複数の溝によって形成された格子パターン部分と、それ以外の部分との間に生じるコントラストの差によって格子パターン部分が、それ以外の部分よりもより黒く見え、表示物の視認性を向上させることができる。また、各溝の交差部の深さが、交差部以外の他の部分の深さよりも深いため、コントラストの差をより際立たせることができ視認性が向上する。
また、他の構成として、交差部の深さを交差部以外の深さの1.5〜3倍の深さとすること、表示物の表面粗さRaを200μmとすることによっても、格子パターン部分と、それ以外の部分との間にコントラストの差をつけることができ、視認性が向上する。
また、上記溝をレーザ光の照射により形成すれば、格子パターンを容易に形成することができる。
タイヤの断面図を示す図である。 タイヤのサイド部の表面に形成された表示物を示す図である。 タイヤのサイド部の表面における加工部の状態を示す平面拡大図である。 加工部の拡大斜視図及び断面図である。 タイヤ加工装置の概略構成図である。 加工領域に設定されるレーザ光の加工経路を示す図である。 タイヤ側面へのレーザ光の照射を示す模式図である。 レーザ光の照射軌跡を示す図である。 表示物への加工の他の形態を示す図である。
以下、発明の実施形態を通じて本発明を詳説するが、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明される特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、タイヤTの断面図を示す図である。同図に示すように、タイヤTは、図外の加硫成型装置により加硫成型され、概略、路面と接地するトレッド部T1、トレッド部T1の幅方向両端部からタイヤTの回転中心軸側に傾斜するショルダー部T2、ショルダー部T2から回転中心軸の方向に向けて延長するサイドウォール部T3、サイドウォール部T3の先端側に形成されたビード部T4とを有する。本例において、サイド部T3の表面Ts、換言すればタイヤTの側面には、後述のタイヤ加工装置により加工処理が施された表示物が形成されている。
図2は、サイド部T3の表面Tsに形成された表示物10を示す図である。同図に示すように、表示物10は、矩形状に設定された加工部11と、当該加工部11内に設定された非加工部(図示の例では装飾文字「B」)とにより形成されている。加工部11には、装飾文字「B」及び加工部11の範囲外の表面Tsとのコントラストに差を生じさせるための表面加工が施されている。
図3は、加工部11の状態を示す平面拡大図である。図4は、加工部11の一部を示す拡大斜視図及び断面図である。各図に示すように、加工部11には、複数の溝13;14によって格子パターンが形成される。具体的には、装飾文字「B」の上下方向に沿って延長する複数の上下方向溝13と、当該上下方向溝13と交差するように、装飾文字「B」の左右方向に延長する複数の左右方向溝14とにより格子パターンが形成される。各上下方向溝13及び左右方向溝14は、例えば、溝幅Wx;Wyが0.1mm以上0.8mm以下であって、その溝の深さDgが0.4mm以上2.0mm以下に設定される。なお、溝幅Wx;Wyは、各溝13;14の深さDgにおける溝底(溝13の場合図4(b)に示す溝底13A)の寸法をいう。
複数の上下方向溝13は、互いに均等な間隔で平行に延長し、左右に隣接する上下方向溝13;13の溝ピッチJxが、例えば0.2mm以上0.8mm以下に設定される。また、複数の左右方向溝14は、互いに均等な間隔で平行に延長し、上下に隣接する左右方向溝14;14の溝ピッチJyが、例えば0.2mm以上0.8mm以下に設定される。なお、溝ピッチJy;Jxとは、隣接する上下方向溝13;13や隣接する左右方向溝14;14の溝幅の中心間の距離をいう。
また、図4(b)に示すように、上下方向溝13と左右方向溝14とが交差する交差部15の深さDkは、交差部15以外の上下方向溝13及び左右方向溝14の溝の深さDgよりも深く設定される。交差部15における深さDkは、交差部15以外の上下方向溝13及び左右方向溝14の溝の深さDgの1.5倍〜3倍となるように設定すると良い。
各図に示すように、隣接する上下方向溝13;13と、隣接する左右方向溝14;14とで区画される領域Rには、突部17が形成される。上下又は左右に隣接する突部17;17のピッチは、上述の溝ピッチJx;Jyが0.2mm以上0.8mm以下に設定されていることから、0.2mm以上0.8mm以下となる。このように、加工部11は、複数の上下方向溝13と左右方向溝14とで区画された複数の突部17が形成される。例えば、加工部11における表面粗さRaは、200μmとすることが好ましい。また、突部17は、図4(b)に示すように、断面視において、側面が、頂部17Aから溝底13Aに向かって裾広がりの曲面状に形成される。このように突部17を形成することで、加工部11に入射した光の反射が抑制されるため、加工部11以外のタイヤ表面とのコントラストが大きくなり、視認性を向上させることができる。
そして、このような複数の突部17を有する加工部11は、その表面粗さが加工部11以外の装飾文字「B」及び表面Tsと異なるため、図2,図3に示すように、同じ黒色であっても明,暗のはっきりしたコントラストが得られる。即ち、加工部11における光の散乱と、加工部11以外の領域における光の散乱の度合いが異なるため、装飾文字「B」が加工部11内で浮き上がり、離れた場所からでもはっきりと視認することができる。
図5は、上述の加工部11への加工処理を可能にする加工装置の一実施形態を示す。同図に示すように、タイヤ加工装置1は、加工対象となるタイヤTを支持する支持装置2と、上述の加工部に溝を形成する溝形成装置5と、形状測定装置7と、溝加工を制御する制御装置100とを備える。
支持装置2は、例えば、タイヤTをリム組みし、内圧を印加した状態で横向きに支持するように構成される。支持装置2は、タイヤTの一方の開口を下側から封止して下側からタイヤTを支持する下リム体21と、他方の開口を上側から封止する上リム体22と、空気注入装置23とを備える。
下リム体21及び上リム体22は、一方が大径面、他方が小径面となるように断面台形状に形成された円板体からなり、外周側にタイヤTのリム装着孔Tbに嵌合する嵌合部21k;22kをそれぞれ有する。嵌合部21k;22kは、外周において大径面側から小径面側に向けて同心円状かつ階段状に縮径するように形成される。
下リム体21は、大径面側を下側にして床面等から立設される昇降装置25に取り付けられる。昇降装置25は、例えば、油圧や空圧等の駆動により基台から上下に昇降する昇降軸25Aを備える。昇降装置25は、後述の制御装置100と接続され、制御装置100から出力される制御信号に基づいて昇降軸25Aを駆動する。昇降装置25は、昇降軸25Aの上端に回転部35を備える。回転部35は、モータ37と、モータ37の出力軸に取り付けられる歯車37Aと、歯車37Aと噛み合って回転する受歯車37Bとを有し、モータ37の回転駆動力を歯車37A,受歯車37Bに伝達して受歯車37Bが取り付けられた回転軸36を回転させる。モータ37は、後述の制御装置100と接続され、制御装置100から出力される制御信号に基づいて回転駆動する。この回転軸36に下リム体21が回転軸36の軸線と同軸に取り付けられる。
上リム体22は、下リム体21と小径面同士を互いに対向し、軸線が同軸となるように設けられる。上リム体22は、下リム体21及び昇降装置25を跨ぐように床面から立設される図外の門型の枠体から下リム体21に向けて延長する支持軸26の下端側においてベアリング等を介して回転自在に取り付けられる。
空気注入装置23は、エアコンプレッサーを有する空気供給源23Aと、空気供給源23Aの空気を供給するための空気供給管23Bとを備える。空気供給源23Aは、所定の空気圧を供給可能に構成される。空気供給管23Bは、一端が空気供給源13A、他端が、例えば、上リム体12の大径面から小径面に貫通するように設けれられた貫通孔に接続される。空気供給源13Aは、後述の制御装置100と接続され、制御装置100から出力される制御信号に基づいて空気の供給が制御される。
上記構成の支持装置2によれば、昇降装置25を駆動して下リム体11を上昇させることにより、下側に開口するタイヤTのリム装着孔Tbに下リム体11の嵌合部21kを嵌合させる。次に、上側に開口するタイヤTのリム装着孔Tbに上リム体22の嵌合部12kを嵌合するまでタイヤTを上昇させて下リム体21と上リム体22とでタイヤTを挟み込み、空気注入装置23を駆動してタイヤTの内側に空気を注入することにより、タイヤTの回転中心軸と下リム体21の中心軸とを一致した状態で下側から支持することができる。そして、回転装置35を駆動して下リム体21に回転力を付与することにより、下リム体21の回転力がタイヤTを介して上リム体22に伝達され、上下のリム体21;22とともにタイヤTが正逆方向に回転可能とされる。これにより、タイヤTは、使用状態に近い状態で支持装置2に支持されるので、使用状態に近い状態で溝加工を施すことができる。
溝加工装置5は、例えば、図5に示すようなロボットアーム50と、レーザ照射装置60とを備える。ロボットアーム50は、複数の関節を有するアーム本体51、及び、照射ヘッド取付部59を含んで構成される。アーム本体51は、基部52、下腕部53、前腕部54、手首部55と、関節56,57及び58とを備える。関節56乃至58は、基部52に対して下腕部53、前腕部54及び手首部55を直列に接続する。
基部52は、床面に設置される基台52aと、基台52aの上に設けられた旋回台52bとを有する。基台52aは、鉛直な軸A1まわりに旋回台52bを旋回させるモータM1を内蔵する。関節56は、下腕部53と旋回台52bの上部とを連結し、水平な軸A2まわりに下腕部53を回転させるモータM2を内蔵する。これにより、関節56は、先端側に接続される下腕部53の回転を可能にする。関節57は、前腕部54と下腕部53とを連結する。関節57は、軸A2に平行な軸A3まわりに前腕部54を回転させるモータM3を内蔵する。これにより、関節57は先端側に接続される前腕部54の回転を可能にする。関節58は、手首部55と前腕部54とを連結する。関節58は、前腕部54の中心軸A4に直交する軸A5まわりに手首部55を回転させるモータM5を内蔵する。
前腕部54は、直列に連なる前腕リンク54a及び54bを有する。関節57側の前腕リンク54aは、関節58側の前腕リンク54bを前腕部54の中心軸A4まわりに旋回させるモータM4を内蔵する。手首部55は、関節58に連結された手首リンク55aと、手首リンク55aの先端側に連結された装着フランジ55bとを有する。手首リンク55aは、装着フランジ55bを手首部55の中心軸A6まわりに旋回させるモータM6を内蔵する。装着フランジ55bには、後述の照射ヘッド62を取り付けるための照射ヘッド取付部59を備える。なお、上記モータM1〜M6は、基部52、下腕部53、前腕部54、手首部55の移動を制御するための減速器及び角度センサ等を備える。ロボットアーム50のモータM1〜M6は、制御装置100と接続され、制御装置100から出力される制御信号に基づいて駆動する。
レーザー照射装置60は、レーザ光Zを発振する発振部61と、照射ヘッド62とを備える。発振部61で発振したレーザ源は、照射ヘッド62に出力され、照射ヘッド62から照射する。照射ヘッド62は、レーザ光Zを集光するレンズを備える。レンズにより集光されたレーザ光Zは、例えば、表面Tsに照射するときの照射径(スポット径)φが90マイクロメートルとなるように設定される。このようなレーザ光Zには、例えば、波長:1090[nm]、出力:180[W]、焦点距離Lz:300±21[mm]、周波数:60k〜120[kHz]のものが挙げられる。なお、レーザ光Zの種類は、ファイバーレーザ、YAGレーザ、CO2レーザなどいずれであっても良く、好ましくはタイヤTの表面を形成するゴムの特性に応じて、表面Tsを形成するゴムを除去するのに好適なものを選択すると良い。照射ヘッド62は、表面Tsに対するレーザ光Zの出力が制御装置100により制御される。
形状測定装置7には、例えば、2次元センサと呼ばれる測定センサ70を用いることができる。測定センサ70は、レーザ光Zの照射面として設定された表面Tsと対向するように、表面Tsの上方位置に設けられる。測定センサ70は、横向き状態で保持されたタイヤTの半径方向に延長するように、表面Tsに対して例えばシート状の光(以下スリット光という)を照射し、表面Tsで反射した反射光を受光することにより、スリット光の照射範囲における表面Tsの断面形状(凹凸)と、測定センサ70の測定位置からタイヤ表面までの距離を測定する。
制御装置100は、いわゆるコンピュータであって、演算手段としてのCPU、記憶手段としてのROM,RAM、通信手段としての入出力インターフェイスを備える。
記憶手段は、表面Tsへの表示物の加工処理を制御する加工制御プログラムや、加工対象となるタイヤに関するタイヤ情報やタイヤ表面への加工情報等を記憶する。制御装置100は、CPUが、記憶手段に格納された加工制御プログラムに従って処理を実行することにより、後述の各手段として機能する。また、記憶手段は、上述のロボットアーム50により照射ヘッド62を移動させる際の装置原点や計測センサ70の測定限定との関係を記憶する。
タイヤ情報とは、例えば、タイヤ内径やタイヤ外径、タイヤ幅等のタイヤ寸法等を含むタイヤに関するデータをいう。
加工情報とは、表面Tsへの表示物10の加工処理に関するデータをいい、表面Tsにおける表示物10の表示位置データと、表面Tsに表示する表示物データと、レーザ光Zの照射条件データと、を含んで構成される。表示位置データとは、表面Tsにおける表示物10の表示位置を設定するためのデータである。
表示物データは、上述のレーザ光Zにより表示物10を表面Tsに表示加工する際に、レーザ光Zを照射するための加工経路Rを示すデータによって構成される。
例えば、図2及び図3に示すように、加工部11内に、装飾文字「B」を浮き上がらせるように、表面Tsに表示物10を加工する場合、矩形状の加工領域Qを設定することで表示物10が形成される。
図6は、加工領域Qに設定されるレーザ光Zの加工経路Rを示す図である。以下の説明では、図3に示す加工領域Qの外縁における装飾文字「B」の下側を下側外縁H2、上側を上側外縁H4、左側を左側外縁H1、右側を右側外縁H3として説明する。加工経路Rは、上述の加工領域Q内にレーザ光Zを照射する軌跡が格子状(図3の拡大図を参照)となるように設定される。加工経路Rは、例えば、装飾文字「B」の上下方向に沿って照射する上下方向経路Ryと、文字「B」の左右方向に沿って照射する左右方向経路Rxとで構成される。すなわち、上下方向経路Ryが上下方向溝13に対応し、左右方向経路Rxが左右方向溝14に対応する。
図6(a)に示すように、上下方向経路Ryは、上側外縁H2と左側外縁H1とが交差する角部K1を始点として、左側外縁H1に沿って左側外縁H1と下側外縁H2とが交差する角部K2まで直線的に延長し、角部K2に到達した場合、下側外縁H2に沿って右側外縁H3側に所定の距離x移動し、この移動後の位置から上側外縁H4まで直線的に延長するように設定される。つまり、上側外縁H4から下側外縁H2、若しくは下側外縁H2から上側外縁H4に移動する毎に距離xだけ左側外縁H1から右側外縁H3側に移動を繰り返すことにより上下方向経路Ryが設定される。距離xは、例えば溝ピッチJyと同じ0.2mm以上0.8mm以下に設定される。
また、図6(b)に示すように、左右方向経路Rxは、例えば、次のように設定される。上述の上下方向経路Ryの設定において、右側外縁H3と下側外縁H2とが交差する角部K3で終点したとする。この場合、角部K3を始点として、下側外縁H2に沿って下側外縁H2と左側外縁H1とが交差する角部K2まで直線的に延長し、角部K2に到達した場合、左側外縁H1に沿って上側外縁H4側に所定距離y移動した位置から右側外縁H3まで直線的に延長するように設定される。つまり、右側外縁H3から左側外縁H1、若しくは左側外縁H1から右側外縁H3に移動する毎に、距離yだけ下側外縁H2から上側外縁H4側に向けて移動を繰り返すことにより左右方向経路Rxが設定される。距離yは、例えば溝ピッチJyと同じ0.2mm以上0.8mm以下に設定される。なお、本実施形態では、距離x及び距離yを同じとして説明するが、上記範囲内であれば異なっていても良い。
すなわち、加工経路Rは、照射ヘッド62が加工領域Q内を下側外縁H2から上側外縁H4、若しくは上側外縁H4から下側外縁H2に移動する毎に、左側外縁H1から右側外縁H3に向かって一筆書きで移動するように設定されるとともに、右側外縁H3から左側外縁H1、若しくは左側外縁H1から右側外縁H3に移動する毎に、下側外縁H2から上側外縁H4に向かって一筆書きで移動するように構成される。したがって、上下方向経路Ryと左右方向経路Rxとで形成される加工経路Rの軌跡は、格子状となる。
照射条件データは、レーザ光Zを表面Tsに照射する際の、レーザ光Zの照射距離La、及び照射ヘッド62からのレーザ光Zの照射動作を規定するためのデータである。図7は、レーザ光Zの照射により表面Tsにおけるゴムの一部が除去されたときの様子を示す模式図である。同図に示すように、照射ヘッド62から表面Tsに対してレーザ光Zを照射すると、レーザ光Zの照射部位のゴムがレーザ光Zのエネルギーによって昇華してサイド部T3から除去される。この除去された部分は、表面Tsから窪む1つの凹部Mとして形成される。照射距離Laは、1回(1パルス)分のレーザ光Zの出力により、形成される凹部Mの深さDg(タイヤ表面Sから溝底13Aまでの深さ)が、例えば、0.4mm以上2.0mm以下の範囲となるように設定される。好ましくは深さDgを1mm以上、より好ましくは1.2mm以上とすると良い。この照射距離Laは、例えば、照射ヘッド62に設定された焦点の位置が、タイヤ表面よりもタイヤT内側に位置するように設定される。つまり、照射距離Laは、照射ヘッド62の焦点距離よりも短い距離に設定することにより、1回の照射により得られる凹部Mの形状を逆円錐状に形成することができる。
図8は、レーザ光Zの照射軌跡を示す図である。
照射条件データは、照射ヘッド62から照射されるレーザ光Zの照射方法を設定する。照射ヘッド62からのレーザ光Zの照射方法には、連続照射と間欠的とに照射する方法があるが、本実施形態では、レーザ光Zを間欠的に出力するものとして説明する。表面Tsにレーザ光Zを間欠的に照射することで、照射部位の近傍における不要な発熱を抑制することができる。例えば、レーザ光Zの出力は、パルス波に基づいて制御される。パルス波のピッチは、照射ヘッド62の移動速度に応じて設定されるが、図8に示すように、上下方向経路Ry、左右方向経路Rxに沿ってレーザ光Zを照射した場合に、表面Tsにおける照射間隔py;pxが、例えば10マイクロメートルとなるように設定する。このように、間欠的に照射されるレーザ光Zを重複させることにより、連続的な軌跡が得られるとともに、表面Tsにおける不要な発熱を抑制しつつ、図3の拡大図に示したような上下方向溝13及び左右方向溝14を形成することができる。
なお、本実施形態では、加工領域Qを矩形状としていることから、上述の加工経路Rの上下方向経路Ryと左右方向経路Rxとが互いに直交する格子状となるが、上下方向経路Ryと左右方向経路Rxとの交差は直交に限らず、上下方向経路Ryと左右方向経路Rxとが傾斜するように交差した格子状、例えばダイヤ目状で合っても良い。肝要なのは、上下方向経路Ryの隣接する経路と、これに交差する左右方向経路Rxの隣接する経路とで囲まれる1つの島部16を区画できれば良い。この島部16が、加工領域Qにおける突部17となる。
図5に示すように、制御装置100は、タイヤ支持装置制御手段101と、形状測定制御手段102と、加工制御手段103とを備える。
タイヤ支持装置制御手段101は、支持装置2の下リム体21の昇降動作及び回転動作、空気供給装置23によるタイヤTへの空気の供給動作を制御する。
形状測定制御手段102は、形状測定装置7によるタイヤTの形状の測定動作を制御する。具体的には、支持装置2によるタイヤTの回転動作と、計測センサ70のオンオフ動作を制御する。
加工制御手段103は、移動制御部103Aと、レーザ制御部103Bとを備え、記憶手段に記憶された加工情報に基づいて表面Tsに対するレーザ光Zの照射を制御する。移動制御部103Aは、記憶手段に記憶された加工情報を読み出し、これらのデータに基づいてロボットアーム50の先端に設けられた照射ヘッド62の表面Tsに対する位置を制御するとともに、各位置における照射ヘッド62から表面Tsに照射されるレーザ光Zの照射距離Laが一定となるようにロボットアーム50を制御する。
レーザ制御部103Bは、加工情報に基づいて、照射ヘッド62からのレーザ光Zの照射を制御する。レーザ制御部103Bは、パルス状の制御信号を照射ヘッド62に出力することで、照射ヘッド62から間欠的にレーザ光Zを照射するように制御する。すなわち、レーザ制御部103Bは、移動制御部103Aにおいて設定されたロボットアーム50による照射ヘッド62の移動速度に応じて、表面Tsにおけるレーザ光Zの照射ピッチpy;pxが一定となるようにレーザ光Zの照射タイミングを制御する。また、レーザ制御部103Bは、加工情報の照射位置データに基づいてレーザ光Zの照射,停止を制御する。例えば、図3に示した加工領域Q内において、装飾文字「B」内を通過する場合には、レーザ光Zの照射を停止するように制御する。
以下、タイヤ加工装置1による表面Tsへの加工動作について説明する。
タイヤTは、図外の搬送装置によってタイヤ加工装置1まで搬送される。搬送装置の搬送経路上には、図外のバーコードリーダによりタイヤTの表面Tsに貼付されたバーコードが読み取られる。バーコードリーダによって読み取られたタイヤTの種別情報が制御装置100に出力される。制御装置100へのタイヤTの種別情報の入力により、タイヤ支持装置制御手段101には、入力されたタイヤTの種別情報に対応するタイヤ情報が記憶手段から読み出される。
次に、図外の搬送装置に設けられた図外のセンサによりタイヤTが加工位置に搬送されたことが検知され、制御装置100に出力されると、タイヤ支持制御手段101は、タイヤ情報に基づいて、タイヤ情報に対応した高さまで下リム体21を上動させる制御信号を昇降装置25に出力する。これにより、下リム体21の嵌合部21kがタイヤTの下側に開口するリム装着孔Tbに嵌め込まれるとともに、上リム体22の嵌合部22kがタイヤTの上側に開口するリム装着孔Tbに嵌め込まれる。次に、タイヤ支持制御手段101は、タイヤTに所定の内圧を印加するように、空気注入装置23に空気注入信号を出力し、空気供給源23AからタイヤT内に空気を供給する。これにより、タイヤTは、リム装着孔Tb;Tbが上下リム体21;22の嵌合部22k;22kに密着して、上下リム体21;22により支持される。
タイヤT内への空気の供給が完了すると、タイヤ支持制御手段101は、形状測定制御手段102に表面Tsの形状測定が可能となった旨の信号を報知する。この報知信号の入力により、形状測定御手段102は、測定センサ70をオン動作させるとともに、タイヤ支持制御手段101に形状計測を開始する信号を出力して、回転装置35を駆動させ、表面Tsの形状を測定する。
タイヤ支持制御手段101は、タイヤTが1周分回転すると、形状測定制御手段102にタイヤTが一周したことを報知する信号を出力して、測定センサ70による形状測定を終了させる。これにより、タイヤ1周分に亘る表面Tsの形状が形状データとして取得されるとともに、測定センサ70の測定位置からタイヤ表面までの距離データが取得される。測定センサ70により取得されたタイヤTの断面形状データ及び距離データは、加工制御手段103に出力される。
加工制御手段103は、タイヤTに対応する加工情報を記憶手段から読み出し、表面Tsにおける加工開始位置を設定する。具体的には、測定センサ70により測定された表面Tsの断面形状及び当該断面形状の位置をロボットアーム50の動作原点を基準とする座標系に変換する。また、加工情報に含まれる表示位置データ及び表示物データに基づいて、タイヤ半径方向における加工経路Rの始点を表面Tsに設定する。そして、移動制御部103Aが、始点から照射距離La離間した位置からレーザ光Zを照射するように、ロボットアーム50を動作させて照射ヘッド62の位置決めを制御する。
照射ヘッド62の位置決めがなされると、移動制御部103Aの制御により照射距離Laを維持したまま、表示物データの加工経路Rに沿って照射ヘッド62が移動するようにロボットアーム50を動作させるとともに、レーザ制御部103Bの制御により表面Tsに間欠的にレーザ光Zが照射されるように照射ヘッド62を動作させる。具体的には、図6(a)に示す上下方向経路Ryに基づいて、表面Tsにレーザ光Zを照射することにより、図3に示す互いに平行な複数の上下方向溝13が形成される。上下方向経路Ryに沿ったレーザ光Zの照射が完了すると、図6(b)に示す左右方向経路Rxに基づいて、表面Tsにレーザ光Zを照射することにより、図3に示す互いに平行な複数の左右方向溝14が形成される。
この左右方向経路Rxの終点に到達することで、表示物の加工処理が終了する。
このように、表面Tsの加工領域Qに、複数の上下方向溝13と、この上下方向溝13に交差する複数の左右方向溝14とを形成することにより、加工領域Qの加工部11には、格子パターンが形成される。この格子パターンにおいて、隣接する上下方向溝13;13と隣接する左右方向溝14;14とで区画される領域は、図4に示すように、繊維状の突部17として形成されるため、加工部11における光の散乱と、加工部11以外の装飾文字「B」及び表面Tsにおける光の散乱とを異なる態様とすることができ、加工部11と加工部11以外の部分とにコントラストを設けることができる。また、加工部11と加工部11によって囲まれる装飾文字「B」との間にもコントラストを設けることができるので、タイヤTに接近することなく装飾文字「B」を視認することができる。また、上下方向溝13と左右方向溝14とを形成する際に、上下方向溝13と左右方向溝14との交差部15では、レーザ光Zが2度照射されるため、交差部15の深さDkが、交差部15以外の上下方向溝13や左右方向溝14の溝の深さDgよりも深くなる。これにより、加工部11内においても、光の散乱に変化が得られるため、加工部11以外の部分とのコントラストの形成に寄与している。
なお、上記実施形態では、隣接する上下方向溝13、隣接する左右方向溝14の溝ピッチJを0.2mm以上0.8mm以下としたが、溝ピッチJx;Jyの範囲を0.4mm以上0.6mm以下のように狭めることにより、よりコントラストを大きくすることができる。つまり、より視認性を向上させることができる。
図9は、表示物10への加工の他の形態を示す図である。表示物10の加工は、上記実施形態に限らず、例えば、図9に示すように、装飾文字「B」の内側を加工部11として設定することにより、装飾文字「B」の内部に上述の格子状の溝を形成し、装飾文字「B」内を格子パターンで埋め尽くすことにより、表面Tsにおいて装飾文字「B」を浮き上がらせるようにコントラストを設けることができる。
なお、上記実施形態では、内圧を印加するものとして説明したが、あらかじめ内圧が印加された状態を想定して、上述の溝加工を施すようにしても良いが、好ましくは、内圧を印加した状態で溝加工を施すことにより、精度の高い加工を行うことができる。また、タイヤ使用時のクラックの発生を抑制することができる。
また、上記実施形態では、レーザ光Zを照射して格子状の溝を表面Tsに形成するとして説明したが、上述の照射ヘッド62に換えて、例えば上述の溝寸法が得られるように、超音波振動子をロボットアーム50に取り付けて格子状の溝加工を表面Tsに施すようにしても良い。
このように、タイヤ側面に対して直接加工を施すことにより、表示物10の変更や大きさなどを自由に変更し、加工することができる。
10 表示物、11 加工部、13 上下方向溝、14 左右方向溝、
15 交差部、17 突部、T タイヤ、Ts 表面、
Wx;Wy 幅、Dg 溝深さ、Dk 深さ、Jx;Jy 溝ピッチ。

Claims (4)

  1. 側面に、複数の溝によって格子状に形成された格子パターンを有する表示物を備えたタイヤであって、
    前記格子パターンを形成する各溝の溝幅が0.1mm以上0.8mm以下、深さが0.4mm以上2.0mm以下、かつ、各溝同士が交差する交差部の深さが交差部以外の深さよりも深いことを特徴とするタイヤ。
  2. 前記交差部の深さが、交差部以外の深さの1.5〜3倍の深さであることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ。
  3. 前記表示物は、表面粗さRaが、200μmであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のタイヤ。
  4. 前記溝が、レーザ光の照射により形成されたことを特徴とする請求項1乃至請求項3いずれかに記載のタイヤ。
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