JPWO2016042611A1 - エレベータの張り車装置 - Google Patents
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Abstract
このエレベータの張り車装置では、張り車は、ガイドレールに支持腕を介して固定されたガイド板の長穴に挿通した主軸が長穴に沿って上下移動することで、上下方向に案内されて移動するようになっているので、部品点数が削減され、昇降路内での設置も簡単である。
Description
この発明は、調速機ロープを張架するエレベータの張り車装置に関する。
従来、張り車を回転可能に支持する枠体と、この枠体に取り付けられるウエイトと、枠体を案内する垂直レール部と、ガイドレールに取り付けられ垂直レールを支持する上下一対の支持腕とを有し、枠体に垂直レール部が挿入されるU字体と、垂直レール部の両側部に係合する一対の係合体とを備え、ウエイトの自重により前記張り車を介して前記調速機ロープを張架するエレベータの張り車装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上記エレベータの張り車装置では、張り車を上下方向に案内するために、垂直レール部、この垂直レール部を支持する上下一対の支持腕、垂直レール部が挿入されるU字体、及び張り車の水平方向に移動を規制する係合体を必要とし、部品点数が多く、またそれだけ昇降路内にエレベータの張り車装置を設置するのに手間を要してしまうという問題点があった。
この発明は、かかる問題点を解決することを課題とするものであって、部品点数が削減され、昇降路内での設置も簡単である等のエレベータの張り車装置を得ることを目的とする。
この発明に係るエレベータの張り車装置は、
調速機ロープに張力を与え、昇降路の底部に設けられる張り車と、
一端部で前記張り車を回転自在に支持した主軸と、
かごを案内するガイドレールに取り付けられ、上下方向に延びた長穴を有するガイド部材と、を備え、
前記張り車は、前記長穴に挿通した前記主軸が前記長穴に沿って上下移動することで、上下方向に案内されて移動するようになっている。
調速機ロープに張力を与え、昇降路の底部に設けられる張り車と、
一端部で前記張り車を回転自在に支持した主軸と、
かごを案内するガイドレールに取り付けられ、上下方向に延びた長穴を有するガイド部材と、を備え、
前記張り車は、前記長穴に挿通した前記主軸が前記長穴に沿って上下移動することで、上下方向に案内されて移動するようになっている。
この発明に係るエレベータの張り車装置によれば、張り車は、長穴に挿通した主軸が長穴に沿って上下移動することで、上下方向に案内されて移動するようになっているので、部品点数が削減され、昇降路内での設置も簡単である等の効果がある。
以下、この発明の各実施の形態のエレベータの張り車装置を図に基づいて説明するが、各図において、同一、または相当部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1のエレベータの張り車装置を示す正面図、図2は、図1のエレベータの張り車装置を示す側面図、図3は、図1のエレベータの張り車装置を示す平面図である。
このエレベータの張り車装置は、昇降路1内に垂下した調速機ロープ2の下端部が巻き掛けられた張り車3と、この張り車3を収納したケース4と、このケース4の下部に固定されたおもり5と、張り車3を一端部で回転自在に支持するとともに他端部が水平方向にケース4から突出した主軸6と、挿通した主軸6を上下方向に案内する長穴7を有するガイド板8と、このガイド板8に一端部が接続金具10で固定され、他端部が垂直方向に延びたガイドレール9に取付金具11により着脱可能に取り付けられた支持腕12と、を備えている。
支持腕12は、図3に示すように中間部で階段状に折曲され、張り車3は、図3に示すようにガイドレール9の脚部9aと平行に配置されている。
ここで、ガイド板8及び支持腕12により、ガイド部材を構成している。
調速機ロープ2は、機械室に設けた調速機(図示せず)と昇降路1の底部に設けた張り車3との間にエンドレスに張られ、かごの非常止め装置(図示せず)の引き上げロッドに連結される。
図1は、この発明の実施の形態1のエレベータの張り車装置を示す正面図、図2は、図1のエレベータの張り車装置を示す側面図、図3は、図1のエレベータの張り車装置を示す平面図である。
このエレベータの張り車装置は、昇降路1内に垂下した調速機ロープ2の下端部が巻き掛けられた張り車3と、この張り車3を収納したケース4と、このケース4の下部に固定されたおもり5と、張り車3を一端部で回転自在に支持するとともに他端部が水平方向にケース4から突出した主軸6と、挿通した主軸6を上下方向に案内する長穴7を有するガイド板8と、このガイド板8に一端部が接続金具10で固定され、他端部が垂直方向に延びたガイドレール9に取付金具11により着脱可能に取り付けられた支持腕12と、を備えている。
支持腕12は、図3に示すように中間部で階段状に折曲され、張り車3は、図3に示すようにガイドレール9の脚部9aと平行に配置されている。
ここで、ガイド板8及び支持腕12により、ガイド部材を構成している。
調速機ロープ2は、機械室に設けた調速機(図示せず)と昇降路1の底部に設けた張り車3との間にエンドレスに張られ、かごの非常止め装置(図示せず)の引き上げロッドに連結される。
図4は、図2のAの部位を示す拡大図である。
なお、図4において、一部は断面で示されている。
ケース4の壁部に固定された主軸6は、ガイド板8の長穴7に挿通する表面が平滑面である挿通部13と、この挿通部13と同軸で挿通部13よりも径方向の寸法が大きく、主軸6のガイド板8側への移動を規制する膨大部である六角部14と、を有している。
この主軸6の張り車3の反対側の端部には、主軸6をガイド板8に取り付ける主軸取付手段が設けられている。
主軸取付手段は、主軸6の端部の周面に形成されたネジ部15と、このネジ部15に螺着し主軸6がガイド板8から抜けるのを防止するナット16と、を有している。
この主軸6の挿通部13には、第1のワッシャ17が嵌着され、ネジ部14には、第2のワッシャ18が嵌着されており、第1のワッシャ17及び第2のワッシャ18は、ガイド板8を両面から挟んでいる。
なお、図4において、一部は断面で示されている。
ケース4の壁部に固定された主軸6は、ガイド板8の長穴7に挿通する表面が平滑面である挿通部13と、この挿通部13と同軸で挿通部13よりも径方向の寸法が大きく、主軸6のガイド板8側への移動を規制する膨大部である六角部14と、を有している。
この主軸6の張り車3の反対側の端部には、主軸6をガイド板8に取り付ける主軸取付手段が設けられている。
主軸取付手段は、主軸6の端部の周面に形成されたネジ部15と、このネジ部15に螺着し主軸6がガイド板8から抜けるのを防止するナット16と、を有している。
この主軸6の挿通部13には、第1のワッシャ17が嵌着され、ネジ部14には、第2のワッシャ18が嵌着されており、第1のワッシャ17及び第2のワッシャ18は、ガイド板8を両面から挟んでいる。
この実施の形態のエレベータの張り車装置は、調速機ロープ2の長さに応じて支持腕12をガイドレール9の脚部9aに取付金具11を用いて取り付けることで昇降路1内に設置される。
そして、張り車3、おもり5及びケース4の自重により、調速機ロープ2は、下側方向に常に引っ張られ、調速機ロープ2には張力が常に生じており、その結果調速機ロープ2は、気温、湿度の変化等によって伸縮する。
この調速機ロープ2の伸縮に連動して、張り車3は、上下に移動するが、その際主軸6の挿通部13は、ガイド板8の長穴7に沿って案内されて上下方向に移動するので、張り車3、おもり5及びケース4は一体となって上下方向に案内されて移動する。
そして、張り車3、おもり5及びケース4の自重により、調速機ロープ2は、下側方向に常に引っ張られ、調速機ロープ2には張力が常に生じており、その結果調速機ロープ2は、気温、湿度の変化等によって伸縮する。
この調速機ロープ2の伸縮に連動して、張り車3は、上下に移動するが、その際主軸6の挿通部13は、ガイド板8の長穴7に沿って案内されて上下方向に移動するので、張り車3、おもり5及びケース4は一体となって上下方向に案内されて移動する。
図5は、調速機ロープ2が伸び、張り車3、おもり5及びケース4が降下したときのエレベータの張り車装置の正面図であり、主軸6は、ガイド板8のガイドレール9の下端側に位置している。
この実施の形態のエレベータの張り車装置によれば、調速機ロープ2に張力を与え、昇降路1の底部に設けられる張り車3と、一端部で張り車3を回転自在に支持した主軸6と、かごを案内するガイドレール9の脚部9aに支持腕12を介して取り付けられ、上下方向に延びた長穴7を有するガイド部材と、を備え、張り車3は、長穴7に挿通した主軸6の挿通部13が長穴7に沿って上下移動することで、上下方向に案内されている。
従って、エレベータの張り車装置では、張り車3は、昇降路1内を水平方向に移動することなく、垂直方向に案内されて移動するので、調速機ロープ2が水平方向に変位して昇降路1内の機器等に干渉するといった不都合を防止することができる。
また、張り車を上下方向に案内するために、垂直レール部、上下一対の支持腕等を備えた、先に説明した従来のエレベータの張り車装置と比較して大幅に部品点数を削減することができる。
また、この実施の形態のエレベータの張り車装置は、簡単な構成であり、昇降路1内に容易に設置できる。
従って、エレベータの張り車装置では、張り車3は、昇降路1内を水平方向に移動することなく、垂直方向に案内されて移動するので、調速機ロープ2が水平方向に変位して昇降路1内の機器等に干渉するといった不都合を防止することができる。
また、張り車を上下方向に案内するために、垂直レール部、上下一対の支持腕等を備えた、先に説明した従来のエレベータの張り車装置と比較して大幅に部品点数を削減することができる。
また、この実施の形態のエレベータの張り車装置は、簡単な構成であり、昇降路1内に容易に設置できる。
また、主軸6は、長穴7に挿通する挿通部13と、この挿通部13と同軸で挿通部13よりも径方向の寸法が大きく、長穴7の水平方向の寸法を超えた六角部14と、を有し、主軸6の他端部の周面には、ナット16が螺着されているので、主軸6は、簡単な構成で、長穴7の上下方向の移動を可能にした状態でガイド板8に取り付けられる。
また、主軸6には、ガイド板8の両側面に第1のワッシャ17、第2のワッシャ18が添設されているので、ガイド板8と六角部14との隙間、ガイド板8とナット16との隙間を小さくすることができ、ガイド板8に対する主軸6の水平方向の移動量を簡単に小さく抑制することができる。
実施の形態2.
図6は、この実施の形態の2のエレベータの張り車装置を示す要部断面図である。
この実施の形態のエレベータの張り車装置では、ケース4の壁部に固定された主軸20は、長穴7に挿通する挿通部21と、この挿通部21と同軸で挿通部21よりも径方向の寸法が大きく主軸20のガイド板8側への移動を規制する膨大部である円柱部22と、を有し、主軸20の張り車3と反対側の他端部には、主軸20をガイド板8に取り付ける主軸取付手段が設けられている。
この主軸取付手段は、主軸に周方向に沿って延びて形成された溝部23と、この溝部23に嵌着され主軸20がガイド板8から抜けるのを防止する止め輪24と、を有している。
他の構成は、実施の形態1のエレベータの張り車装置と同じである。
図6は、この実施の形態の2のエレベータの張り車装置を示す要部断面図である。
この実施の形態のエレベータの張り車装置では、ケース4の壁部に固定された主軸20は、長穴7に挿通する挿通部21と、この挿通部21と同軸で挿通部21よりも径方向の寸法が大きく主軸20のガイド板8側への移動を規制する膨大部である円柱部22と、を有し、主軸20の張り車3と反対側の他端部には、主軸20をガイド板8に取り付ける主軸取付手段が設けられている。
この主軸取付手段は、主軸に周方向に沿って延びて形成された溝部23と、この溝部23に嵌着され主軸20がガイド板8から抜けるのを防止する止め輪24と、を有している。
他の構成は、実施の形態1のエレベータの張り車装置と同じである。
この実施の形態によるエレベータの張り車装置によれば、実施の形態1のエレベータの張り車装置と同様に、主軸6は、簡単な構成で、長穴7の上下方向の移動を可能にした状態でガイド板8に取り付けられる。
実施の形態3.
図7は、この発明の実施の形態3のエレベータの張り車装置を示す正面図、図8は、図7のエレベータの張り車装置を示す側面図である。
このエレベータの張り車装置は、ガイド板8の下部に、主軸6の位置を検知する位置検知スイッチ25がおもり5と対向して取付けられている。主軸6には、位置検知スイッチ25と当接する被検知部であるナット16が固定されている。この実施の形態では、ナット16が当接部を兼用している。
他の構成は、実施の形態1のエレベータの張り車装置と同じである。
図7は、この発明の実施の形態3のエレベータの張り車装置を示す正面図、図8は、図7のエレベータの張り車装置を示す側面図である。
このエレベータの張り車装置は、ガイド板8の下部に、主軸6の位置を検知する位置検知スイッチ25がおもり5と対向して取付けられている。主軸6には、位置検知スイッチ25と当接する被検知部であるナット16が固定されている。この実施の形態では、ナット16が当接部を兼用している。
他の構成は、実施の形態1のエレベータの張り車装置と同じである。
調速機ロープ2は、伸長に従い、張り車3の降下が進み、主軸6がガイド板8の長穴7の下面に接すると、調速機ロープ2には、張り車3、おもり5及びケース4による自重による引っ張る力が作用しなくなり、必然的に調速機ロープ2には張力を消失する。その結果、かごの降下と同期して回転すべき調速機のシーブには調速機ロープ2からの回転力が付与されず、調速機の本来の機能を発揮しないことが生じる。
この実施の形態では、このような事態を未然に防止するために、図9及び図10に示すように、調速機ロープ2が伸長し、張り車3の降下が進み、主軸6がガイド板8の長穴7の下面に接する前に、主軸6の端部に固定されたナット16が位置検知スイッチ25に当接することで、第3者は調速機ロープ2が許容値を超えて伸長したことを知ることができ、調速機ロープ2の張力抜けを未然に防止することができる。
この実施の形態では、このような事態を未然に防止するために、図9及び図10に示すように、調速機ロープ2が伸長し、張り車3の降下が進み、主軸6がガイド板8の長穴7の下面に接する前に、主軸6の端部に固定されたナット16が位置検知スイッチ25に当接することで、第3者は調速機ロープ2が許容値を超えて伸長したことを知ることができ、調速機ロープ2の張力抜けを未然に防止することができる。
この実施の形態によるエレベータの張り車装置によれば、位置検知スイッチ25を上下方向に延びたガイド板8の下部に付設する簡単な構成で、調速機ロープ2の張力抜けを未然に防止することができる。
実施の形態4.
図11は、この発明の実施の形態4のエレベータの張り車装置を示す平面図である。
実施の形態1〜3のエレベータの張り車装置では、中間部で階段状に折曲された支持腕12がガイドレール9の脚部9aから水平方向に延びてガイド板8が固定されており、張り車3は、ガイドレール9の脚部9aと平行に延びて配置されている。
これに対して、この実施の形態4のエレベータの張り車装置では、ガイドレール9の脚部9aから水平方向に延びた支持腕26は、途中折曲されており、張り車3は、ガイドレール9の脚部9aと角度をなして配置されている。
他の構成は、実施の形態1のエレベータの張り車装置と同じである。
図11は、この発明の実施の形態4のエレベータの張り車装置を示す平面図である。
実施の形態1〜3のエレベータの張り車装置では、中間部で階段状に折曲された支持腕12がガイドレール9の脚部9aから水平方向に延びてガイド板8が固定されており、張り車3は、ガイドレール9の脚部9aと平行に延びて配置されている。
これに対して、この実施の形態4のエレベータの張り車装置では、ガイドレール9の脚部9aから水平方向に延びた支持腕26は、途中折曲されており、張り車3は、ガイドレール9の脚部9aと角度をなして配置されている。
他の構成は、実施の形態1のエレベータの張り車装置と同じである。
この実施の形態によるエレベータの張り車装置によれば、張り車3は、ガイドレール9の脚部9aと角度をなして延びて配置され、張り車3は、ガイドレール9の脚部9aと平行に延びて配置されていなくとも、ガイド板8の長穴7が鉛直方向に設けられている。
従って、張り車3は、上下方向に移動することができ、また上下方向に移動したとしても張り車3の平面専有面積は変化しないため、張り車が上下方向の移動に伴い水平方向にも移動する、所謂レバー式張り車に比べて張り車3の占有スペースが小さく、他部品との干渉懸念を少なくすることができる。
従って、張り車3は、上下方向に移動することができ、また上下方向に移動したとしても張り車3の平面専有面積は変化しないため、張り車が上下方向の移動に伴い水平方向にも移動する、所謂レバー式張り車に比べて張り車3の占有スペースが小さく、他部品との干渉懸念を少なくすることができる。
なお、上記各実施の形態では、上下方向に延びた長穴を有するガイド部材は、支持腕12,26及びガイド板8の2部材で構成したが、一部材で構成してもよい。
また、主軸取付手段の具体的構成として、実施の形態1では、ネジ部15及びナット16、実施の形態2では、溝部23及び止め輪24の例を挙げて説明したが、勿論これらに限定されるものではなく、例えば、主軸の端部に水平方向に貫通した貫通穴を形成し、この貫通穴に貫通ピンを挿通することで、主軸をガイド板に取り付けるようにしてもよい。
また、第1のワッシャ17、第2のワッシャ18は、ガイド板8の何れか一方の側面に添設するようにしてもよい。
また、位置検知スイッチに当接する被検知部としてナット16を例にして説明したが、ナット16は一例であり、要は主軸6と一体に移動する部品であって、位置検知スイッチ25に当接する部品であればよい。
また、主軸取付手段の具体的構成として、実施の形態1では、ネジ部15及びナット16、実施の形態2では、溝部23及び止め輪24の例を挙げて説明したが、勿論これらに限定されるものではなく、例えば、主軸の端部に水平方向に貫通した貫通穴を形成し、この貫通穴に貫通ピンを挿通することで、主軸をガイド板に取り付けるようにしてもよい。
また、第1のワッシャ17、第2のワッシャ18は、ガイド板8の何れか一方の側面に添設するようにしてもよい。
また、位置検知スイッチに当接する被検知部としてナット16を例にして説明したが、ナット16は一例であり、要は主軸6と一体に移動する部品であって、位置検知スイッチ25に当接する部品であればよい。
1 昇降路、2 調速機ロープ、3 張り車、4 ケース、5 おもり、6,20 主軸、7 長穴、8 ガイド板、9 ガイドレール、9a 脚部、10 接続金具、11 取付金具、12,26 支持腕、13,21 挿通部、14 六角部(膨大部)、15 ネジ部(主軸取付手段)、16 ナット(主軸取付手段)、17 第1のワッシャ、18 第2のワッシャ、22 円柱部(膨大部)、23 溝部(主軸取付手段)、24 止め輪(主軸取付手段)、25 位置検知スイッチ。
Claims (9)
- 調速機ロープに張力を与え、昇降路の底部に設けられる張り車と、
一端部で前記張り車を回転自在に支持した主軸と、
かごを案内するガイドレールに取り付けられ、上下方向に延びた長穴を有するガイド部材と、を備え、
前記張り車は、前記長穴に挿通した前記主軸が前記長穴に沿って上下移動することで、上下方向に案内されて移動するエレベータの張り車装置。 - 前記ガイド部材は、一端部が前記ガイドレールに取り付けられ水平方向に延びた支持腕と、この支持腕の他端部に取り付けられ前記長穴を有する上下方向に延びたガイド板とから構成されている請求項1に記載のエレベータの張り車装置。
- 前記主軸は、前記長穴に挿通する挿通部と、この挿通部と同軸で挿通部よりも径方向の寸法が大きく前記主軸の前記ガイド板側への移動を規制する膨大部と、を有し、
前記主軸の他端部には、前記主軸を前記ガイド板に取り付ける主軸取付手段が設けられている請求項2に記載のエレベータの張り車装置。 - 前記主軸には、前記ガイド板の少なくとも一方の側面に添設されるワッシャが設けられている請求項2または3に記載のエレベータの張り車装置。
- 前記ガイド板の下部には、前記主軸と連動する被検知部が当接して作動する位置検知スイッチが設けられており、被検知部は、前記主軸が前記長穴の下端部に当接する前に前記位置検知スイッチに当接する請求項2〜4の何れか1項に記載のエレベータの張り車装置。
- 前記張り車は、前記ガイドレールの脚部と平行に配置される請求項1〜5の何れか1項に記載のエレベータの張り車装置。
- 前記張り車は、前記ガイドレールの脚部と角度をなして配置される請求項1〜5の何れか1項に記載のエレベータの張り車装置。
- 前記主軸取付手段は、前記主軸の周面に形成されたネジ部と、このネジ部に螺着し前記主軸が前記ガイド板から抜けるのを防止するナットと、を有している請求項3に記載のエレベータの張り車装置。
- 前記主軸取付手段は、前記主軸に周方向に沿って延びて形成された溝部と、この溝部に嵌着され前記主軸が前記ガイド板から抜けるのを防止する止め輪と、を有している請求項3に記載のエレベータの張り車装置。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
PCT/JP2014/074504 WO2016042611A1 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | エレベータの張り車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016042611A1 true JPWO2016042611A1 (ja) | 2017-04-27 |
Family
ID=55532680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016548470A Pending JPWO2016042611A1 (ja) | 2014-09-17 | 2014-09-17 | エレベータの張り車装置 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP3196158A4 (ja) |
JP (1) | JPWO2016042611A1 (ja) |
KR (1) | KR20170048481A (ja) |
CN (1) | CN106715313A (ja) |
BR (1) | BR112017002952A2 (ja) |
WO (1) | WO2016042611A1 (ja) |
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