JP5756037B2 - エレベータのコンペン装置及び連結装置 - Google Patents

エレベータのコンペン装置及び連結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5756037B2
JP5756037B2 JP2012029275A JP2012029275A JP5756037B2 JP 5756037 B2 JP5756037 B2 JP 5756037B2 JP 2012029275 A JP2012029275 A JP 2012029275A JP 2012029275 A JP2012029275 A JP 2012029275A JP 5756037 B2 JP5756037 B2 JP 5756037B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fixing member
guide
compensatory
guide rail
support frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012029275A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013166606A (ja
Inventor
成一 ▲高▼井
成一 ▲高▼井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd filed Critical Mitsubishi Electric Building Techno-Service Co Ltd
Priority to JP2012029275A priority Critical patent/JP5756037B2/ja
Publication of JP2013166606A publication Critical patent/JP2013166606A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5756037B2 publication Critical patent/JP5756037B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

本発明は、乗りかごと釣合い重りとが主ロープによって連結されて昇降するエレベータに設けられ、乗りかご及び釣合い重りの跳ね上がりを抑制するコンペン装置に関する。また、本発明は、コンペン装置に取り付けられる連結装置に関する。
図6に、一般的な釣瓶式のエレベータを示す。図6は、従来技術に係るエレベータの全体構成を示す概略図である。一般的な釣瓶式のエレベータにおいては、主ロープ103の一端に乗りかご101が連結され、主ロープ103の他端に釣合い重り102が連結されている。このように、乗りかご101と釣合い重り102とが主ロープ103を介して連結され、巻上機104の駆動により昇降路内を相対的に昇降する。また、乗りかご101が昇降すると、巻上機104の乗りかご101側と釣合い重り102側との間で主ロープ103が行き来し、主ロープ103の重量の移動が生じる。移動した主ロープ103の重量分を補って不釣合を解消するために、一端が乗りかご101に連結され、他端が釣合い重り102に連結されて下方に垂れるコンペンロープ105が設けられている。このように、乗りかご101と釣合い重り102との間にコンペンロープ105を設けることで、重量の均衡を保っている。
また、昇降路内の床面に立設して固定されたガイドレール130を介してコンペン装置106が設けられている。コンペン装置106は、乗りかご101又は釣合い重り102が非常停止等によって急停止した際に、上昇中の乗りかご101又は釣合い重り102が慣性によって跳ね上がることを防止するための装置である。コンペンロープ105の下端の折り返し部は、コンペン装置106に設けられたコンペンシーブ107に巻き掛けられ、コンペンシーブ107により所定の張力が付与される。コンペン装置106は、ガイドレール130に沿って上下移動自在に案内される。
図7にコンペン装置106を示す。図7は、従来技術に係るコンペン装置を示す正面図である。コンペンシーブ107を回転自在に支持する支持枠108には、左右一対のクワエ金具109が設けられている。左右それぞれのクワエ金具109の斜面部とガイドレール130との間には喰い込みローラ110(コロ)がそれぞれ配置されている。各喰い込みローラ110は、支持バー111の下端部によってそれぞれ支持されている。各支持バー111の上端部は、ガイドレール130の左右に摺接する一対の摩擦片113に連結されている。両摩擦片113のそれぞれは、ばね114によってガイドレール130に押し付けられている。左右の摩擦片113と左右のばね114とによってロックダウン装置112が構成されている。また、支持枠108の上部及び下部のそれぞれには、コンペン装置106の上下移動をガイドレール130に沿って案内するガイド115が固定されている。
そして、乗りかご101又は釣合い重り102の跳ね上がりによりコンペンシーブ107が引き上げられると、左右の摩擦片113のガイドレール130に対する摩擦力によって、支持バー111を介して左右の喰い込みローラ110を左右のクワエ金具109とガイドレール130との間にそれぞれ喰い込ませ、コンペンシーブ107の上昇を止めることで、乗りかご101又は釣合い重り102の跳ね上がりを抑制する。
また、特許文献1には、乗りかご又は釣合い重りの跳ね上がり時に、揺動ストッパがガイドレールの凹凸部に係止してコンペン装置の上昇を抑制する装置が開示されている。
また、特許文献2には、ロックダウン装置の動作を検出してエレベータの停止信号を出力するスイッチをワイヤで操作することで、スイッチを復帰させて停止信号の出力を解除する装置が開示されている。
特開昭61−211286号公報 特開2006−117352号公報
ところで、経時変化によって主ロープ103又はコンペンロープ105が伸びた場合、コンペン装置106が昇降路内の床面に着いてしまい、コンペンロープ105に張力を付与することができなくなることがある。この場合、コンペンロープ105や主ロープ103を締めることでコンペン装置106を上昇させてコンペンロープ105に張力を付与している。
コンペンロープ105や主ロープ103を締めてコンペン装置106を上昇させた場合、上述したように、コンペンシーブ107の上昇に伴って左右の喰い込みローラ110が左右のクワエ金具109とガイドレール130との間にそれぞれ喰い込んでしまい、ロックダウン装置112が機能してコンペン装置106の上昇を妨げることになる。そのため、従来においては、ロックダウン装置112のばね114を緩めて両摩擦片113をガイドレール130から取り外し、その状態で、コンペンロープ105を締めてコンペン装置106を上昇させ、その後、ばね114によって両摩擦片113をガイドレール130に再び押し付けていた。すなわち、ロックダウン装置112が機能しないようにロックダウン装置112をガイドレール130から一旦取り外し、その状態でコンペンロープ105を締めてコンペン装置106を上昇させ、その後、ロックダウン装置112をガイドレール130に再び取り付ける必要があった。このように、ロックダウン装置112をガイドレール130から取り外さなければならないため、コンペン装置106の位置を再設定するための作業に時間と労力を要していた。特に、ロックダウン装置112は重く、また、エレベータの昇降路内は作業スペースも限られているため、ロックダウン装置112の取り付け及び取り外しを行うことは容易ではない。また、作業スペースによっては一人でロックダウン装置112の取り付け及び取り外しを行う必要がある。このように、コンペン装置106の位置を再設定するためにはロックダウン装置112を取り外す必要があり、また、ロックダウン装置112の取り付け及び取り外しも困難であるため、コンペン装置106の位置を再設定するための作業に時間と労力を要していた。また、主ロープ3を取り替える又は切り詰める場合にも、ロックダウン装置112が機能するのを防ぐためにロックダウン装置112を一旦取り外して作業を行う必要があるため、当該作業に時間と労力を要していた。以上のように、従来においては、コンペンシーブ107の上昇を伴う作業を行う場合、ロックダウン装置112が機能するのを防止するためにロックダウン装置112を一旦取り外して作業を行う必要があった。
上記の特許文献1に記載の装置は、ガイドレールに形成された凹凸部と揺動ストッパとの係止によってコンペン装置の上昇を抑制する装置であり、特許文献1には、コンペン装置の位置の再設定を容易にするための手段は開示されていない。また、特許文献2に記載の装置は、エレベータの停止信号を出力するスイッチをワイヤで復帰させるに過ぎず、特許文献2にも、コンペン装置の位置の再設定を容易にするための手段は開示されていない。
本発明の目的は、ロックダウン装置を取り外さなくても、コンペンシーブの上昇を伴う作業を行うことが可能なエレベータのコンペン装置及び連結装置を提供することである。
請求項1に係る発明は、主ロープを介して連結された釣瓶式に昇降する乗りかごと釣合い重りとの間に前記主ロープとの均衡を保つように垂れ下げられたコンペンロープの下部の折り返し部が巻き掛けられ、昇降路の床面に立設されたガイドレールに沿って上下移動可能に設置されたコンペンシーブと、前記コンペンシーブを回転自在に支持し、前記コンペンシーブとともに前記ガイドレールに沿って上下移動する支持枠と、前記支持枠に固定されて前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上下移動を前記ガイドレールに沿って案内するガイドと、前記ガイドの下方に設置され、前記ガイドレールに摺接して前記コンペンシーブの上昇による力を受けて前記コンペンシーブの上昇を抑制するように動作するロックダウン装置と、前記ロックダウン装置と前記ガイドとを連結する連結装置と、を有し、前記連結装置は、前記ガイドの上部に設置される第1の固定部材と、前記ロックダウン装置に固定される第2の固定部材と、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とに固定されて前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを連結する連結部材と、を有し、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材と前記連結部材とによって前記ロックダウン装置を前記ガイドに連結し、前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上昇に伴って前記ロックダウン装置を上昇させる、ことを特徴とするエレベータのコンペン装置である。
また、請求項に係る発明は、主ロープを介して連結された釣瓶式に昇降する乗りかごと釣合い重りとの間に前記主ロープとの均衡を保つように垂れ下げられたコンペンロープの下部の折り返し部が巻き掛けられ、昇降路の床面に立設されたガイドレールに沿って上下移動可能に設置されたコンペンシーブと、前記コンペンシーブを回転自在に支持し、前記コンペンシーブとともに前記ガイドレールに沿って上下移動する支持枠と、前記支持枠に固定されて前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上下移動を前記ガイドレールに沿って案内するガイドと、前記ガイドの下方に設置され、前記ガイドレールに摺接して前記コンペンシーブの上昇による力を受けて前記コンペンシーブの上昇を抑制するように動作するロックダウン装置と、を有するエレベータのコンペン装置に取り付けられて前記ガイドと前記ロックダウン装置とを連結するための連結装置であって、前記ガイドの上部に設置される第1の固定部材と、前記ロックダウン装置に固定される第2の固定部材と、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とに固定されて前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを連結する連結部材と、を有し、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材と前記連結部材とによって前記ロックダウン装置を前記ガイドに連結し、前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上昇に伴って前記ロックダウン装置を上昇させる、ことを特徴とする連結装置である。
本発明によると、ロックダウン装置とガイドとを連結し、コンペンシーブ及び支持枠の上昇に伴ってロックダウン装置を上昇させることで、ロックダウン装置を取り外さなくても、ロックダウン装置を機能させずにコンペンシーブの上昇を伴う作業を行うことが可能となる。
本発明の実施形態に係るコンペン装置を備えたエレベータの全体構成を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るコンペン装置を示す正面図である。 本発明の実施形態に係るコンペン装置を示す側面図である。 本発明の実施形態に係る連結装置を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係るロックダウン装置及び連結装置を示す正面図である。 従来技術に係るエレベータの全体構成を示す概略図である。 従来技術に係るコンペン装置を示す正面図である。
図1に、本発明の実施形態に係るコンペン装置を備えたエレベータの全体構成を示す。エレベータは、昇降路の上方の図示しない機械室に設置された巻上機4を有し、この巻上機4に主ロープ3が巻き掛けられている。主ロープ3の一端に乗りかご1が連結され、乗りかご1が吊り下げ支持されている。主ロープ3の他端に釣合い重り2が連結され、釣合い重り2が吊り下げ支持されている。このように、乗りかご1と釣合い重り2とが主ロープ3を介して連結され、巻上機4の駆動により昇降路内を相対的に昇降する。
乗りかご1が昇降すると、巻上機4の乗りかご1側と釣合い重り2側との間で主ロープ3が行き来し、主ロープ3の重量の移動が生じる。移動した主ロープ3の重量分を補って不釣合を解消するために、一端が乗りかご1に連結され、他端が釣合い重り2に連結されて下方に垂れるコンペンロープ5が設けられている。このように、乗りかご1と釣合い重り2との間にコンペンロープ5を設けることで、重量の均衡を保っている。
エレベータの昇降路内にはコンペン装置10が設けられている。コンペン装置10は、昇降路内の床面6に立設して固定されたガイドレール40を介して設けられている。コンペン装置10は、乗りかご1又は釣合い重り2が非常停止等によって跳ね上がることを防止するための装置である。コンペンロープ5の下端の折り返し部は、コンペン装置10に設けられたコンペンシーブ11に巻き掛けられ、コンペンシーブ11により所定の張力が付与される。コンペン装置10は、ガイドレール40に沿って上下移動自在に案内される。コンペンロープ5の揺れ等はコンペン装置10の上下移動により吸収され、コンペンロープ5に過度の張力が作用されることが防止される。
コンペン装置10は、エレベータの長期運転により主ロープ3やコンペンロープ5の経時変化に伴う伸びがあっても、その伸びを吸収してコンペンロープ5に張力を与えるように、ガイドレール40に対して下方に移動可能に支持されている。また、乗りかご1又は釣合い重り2の跳ね上がりを抑制するために、コンペンロープ5が引っ張られてコンペン装置10が引き上げられた場合、コンペン装置10は、ある程度上昇した位置でガイドレール40に対して係止して停止する機能を有する。すなわち、コンペン装置10は、主ロープ3やコンペンロープ5の経時的な伸びに伴い下方に移動しながら一定の張力をコンペンロープ5に与えるとともに、乗りかご1又は釣合い重り2の跳ね上がりが発生した場合、ガイドレール40に係止して跳ね上がりを防止する機能を有する。
図2及び図3に本実施形態に係るコンペン装置10を示す。コンペン装置10は、コンペンシーブ11と、支持枠12と、一対のクワエ金具13と、一対の喰い込みローラ14と、一対の支持バー15と、一対の摩擦片17及び一対のばね18によって構成されるロックダウン装置16と、一対の調整ボルト19と、上部ガイド20と、下部ガイド21とを備えている。
支持枠12はコンペンシーブ11を回転自在に支持し、コンペンシーブ11とともにガイドレール40に沿って上下移動する。この支持枠12には、左右一対のクワエ金具13が固定されている。左右それぞれのクワエ金具13の斜面部とガイドレール40との間には喰い込みローラ14(コロ)がそれぞれ配置されている。各喰い込みローラ14は、支持バー15の下端部によってそれぞれ支持されている。各支持バー15の上端部は、ガイドレール40の左右に摺接する一対の摩擦片17に連結されている。両摩擦片17のそれぞれは、ばね18によってガイドレール40に押し付けられている。両摩擦片17のそれぞれの上部には、調整ボルト19が固定されている。また、支持枠12の上部に上部ガイド20が固定され、支持枠12の下部に下部ガイド21が固定されている。上部ガイド20及び下部ガイド21は、コンペンシーブ11及び支持枠12の上下移動をガイドレール40に沿って案内する。
そして、乗りかご1又は釣合い重り2の跳ね上がりによりコンペンシーブ11が引き上げられると、左右の摩擦片17のガイドレール40に対する摩擦力によって、支持バー15を介して左右の喰い込みローラ14を左右のクワエ金具13とガイドレール40との間にそれぞれ喰い込ませ、コンペンシーブ11の上昇を止めることで、乗りかご1又は釣合い重り2の跳ね上がりを抑制する。すなわち、ロックダウン装置16はガイドレール40に摺接し、コンペンシーブ11の上昇による力を喰い込みローラ14と支持バー15とを介して受けてコンペンシーブ11の上昇を抑制するように動作する。
また、コンペンロープ5や主ロープ3を締めてコンペンシーブ11を上昇させる場合、連結装置30によって、ロックダウン装置16と上部ガイド20とが連結される。図4及び図5に連結装置30を示す。連結装置30は、上部ガイド20の上部に設置される板状の固定部材31と、ロックダウン装置16の上部に固定される板状の一対の固定部材32と、固定部材31と固定部材32とに固定されて固定部材31と固定部材32とを連結する一対のボルト33(連結部材)と、ボルト33を固定部材31に固定するナット34と、ボルト33を固定部材32に固定するナット35とによって構成されている。固定部材31の中央の側面には、固定部材31を上部ガイド20に設置したときにガイドレール40を囲む切り欠き状の溝31aが形成されている。また、固定部材31の両端部の近傍にはボルト33を通すための貫通孔31bが形成されている。一対の固定部材32のそれぞれの側面には、固定部材32をロックダウン装置16の上部に設置したときに調整ボルト19を囲む切り欠き状の溝32aが形成されている。また、一対の固定部材32のそれぞれには、ボルト33を通すための貫通孔32bが形成されている。なお、固定部材31が第1の固定部材の一例に相当し、固定部材32が第2の固定部材の一例に相当し、ボルト33が連結部材の一例に相当する。
そして、図5に示すように、溝31aにガイドレール40を嵌め込んだ状態で固定部材31を上部ガイド20の上部に載せる。また、一対の固定部材32のそれぞれを、一対の摩擦片17のそれぞれの上部に載せる。このとき、一対の固定部材32のそれぞれの溝32aを向かい合わせた状態で各溝32aに各調整ボルト19を嵌め込み、各調整ボルト19を締め付けることで各調整ボルト19によって各固定部材32を各摩擦片17の上部に固定する。そして、固定部材31の各貫通孔31bにボルト33を通し、固定部材31の上下方向から対になるナット34によって締め付けることで、ボルト33を固定部材31に固定する。同様に、固定部材32の各貫通孔32bにボルト33を通し、固定部材32の上下方向から対になるナット35によって締め付けることで、ボルト33を固定部材32に固定する。このように、固定部材31が上部ガイド20の上部に設置され、固定部材32が各摩擦片17の上部に固定され、固定部材31と固定部材32とが2つのボルト33によって連結される。これにより、ボルト33を介してロックダウン装置16が上部ガイド20に固定される。上部ガイド20はコンペン装置10の支持枠12に固定されているため、連結装置30によってロックダウン装置16を上部ガイド20に固定することで、ロックダウン装置16は支持枠12に固定される。
以上のように、連結装置30によってロックダウン装置16を支持枠12に固定することで、コンペン装置10の動きに合わせてロックダウン装置16を動かすことができる。例えば、コンペンロープ5や主ロープ3を締めてコンペンシーブ11を支持枠12とともに上昇させた場合、ロックダウン装置16は連結装置30及び上部ガイド20を介して支持枠12に固定されているため、支持枠12の上昇に伴ってロックダウン装置16も上昇する。すなわち、固定部材31が上部ガイド20の上部に設置され、固定部材32が各摩擦片17の上部に固定され、固定部材31と固定部材32とがボルト33によって連結されているため、コンペン装置10の上昇に合わせてロックダウン装置16を上昇させることができる。具体的には、支持枠12の上昇とともに上部ガイド20が上昇し、上部ガイド20の上部には固定部材31が設置されているため、上部ガイド20の上昇に伴って固定部材31も上昇する。固定部材31にはボルト33を介して固定部材32が連結されており、固定部材32はロックダウン装置16の摩擦片17に固定されているため、固定部材31の上昇に伴って固定部材32も上昇し、固定部材32に固定されているロックダウン装置16も上昇する。
このように、コンペンシーブ11を上昇させたときにロックダウン装置16も上昇するため、コンペンシーブ11が上昇しても左右の食い込みローラ14が左右のクワエ金具13とガイドレール40との間に喰い込まない。そのため、ロックダウン装置16は機能せず、コンペンシーブ11の上昇を妨げることがない。これにより、ロックダウン装置16をガイドレール40から取り外さずに、コンペンロープ5や主ロープ3を締めてコンペンシーブ11を上昇させることができる。すなわち、ロックダウン装置16のばね18を緩めて両摩擦片17をガイドレール40から取り外さなくても、コンペンシーブ11と一緒にロックダウン装置16が移動するため、コンペンロープ5や主ロープ3を締めてコンペンシーブ11を上昇させることができる。このように、ロックダウン装置16をガイドレール40から取り外さなくてもコンペン装置10の位置を再設定することができるため、当該再設定の作業に要する時間と労力を削減することができる。
また、主ロープ3を取り替える又は切り詰める場合も、連結装置30によってロックダウン装置16を上部ガイド20に連結することでコンペンシーブ11の上昇に伴ってロックダウン装置16も上昇するため、ロックダウン装置16を取り外さなくても、主ロープ3の取り替え又は切り詰めを行うことができる。そのため、当該作業に要する時間と労力を削減することができる。
1 乗りかご、2 釣合い重り、3 主ロープ、4 巻上機、5 コンペンロープ、6 床面、10 コンペン装置、11 コンペンシーブ、12 支持枠、13 クワエ金具、14 喰い込みローラ、15 支持バー、16 ロックダウン装置、17 摩擦片、18 ばね、19 調整ボルト、20 上部ガイド、21 下部ガイド、30 連結装置、31,32 固定部材、31a,32a 溝、31b,32b 貫通孔、33 ボルト、34,35 ナット、40 ガイドレール。

Claims (2)

  1. 主ロープを介して連結された釣瓶式に昇降する乗りかごと釣合い重りとの間に前記主ロープとの均衡を保つように垂れ下げられたコンペンロープの下部の折り返し部が巻き掛けられ、昇降路の床面に立設されたガイドレールに沿って上下移動可能に設置されたコンペンシーブと、
    前記コンペンシーブを回転自在に支持し、前記コンペンシーブとともに前記ガイドレールに沿って上下移動する支持枠と、
    前記支持枠に固定されて前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上下移動を前記ガイドレールに沿って案内するガイドと、
    前記ガイドの下方に設置され、前記ガイドレールに摺接して前記コンペンシーブの上昇による力を受けて前記コンペンシーブの上昇を抑制するように動作するロックダウン装置と、
    前記ロックダウン装置と前記ガイドとを連結する連結装置と、
    を有し、
    前記連結装置は、
    前記ガイドの上部に設置される第1の固定部材と、
    前記ロックダウン装置に固定される第2の固定部材と、
    前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とに固定されて前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを連結する連結部材と、
    を有し、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材と前記連結部材とによって前記ロックダウン装置を前記ガイドに連結し、前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上昇に伴って前記ロックダウン装置を上昇させる、
    ことを特徴とするエレベータのコンペン装置。
  2. 主ロープを介して連結された釣瓶式に昇降する乗りかごと釣合い重りとの間に前記主ロープとの均衡を保つように垂れ下げられたコンペンロープの下部の折り返し部が巻き掛けられ、昇降路の床面に立設されたガイドレールに沿って上下移動可能に設置されたコンペンシーブと、
    前記コンペンシーブを回転自在に支持し、前記コンペンシーブとともに前記ガイドレールに沿って上下移動する支持枠と、
    前記支持枠に固定されて前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上下移動を前記ガイドレールに沿って案内するガイドと、
    前記ガイドの下方に設置され、前記ガイドレールに摺接して前記コンペンシーブの上昇による力を受けて前記コンペンシーブの上昇を抑制するように動作するロックダウン装置と、
    を有するエレベータのコンペン装置に取り付けられて前記ガイドと前記ロックダウン装置とを連結するための連結装置であって、
    前記ガイドの上部に設置される第1の固定部材と、
    前記ロックダウン装置に固定される第2の固定部材と、
    前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とに固定されて前記第1の固定部材と前記第2の固定部材とを連結する連結部材と、
    を有し、前記第1の固定部材と前記第2の固定部材と前記連結部材とによって前記ロックダウン装置を前記ガイドに連結し、前記コンペンシーブ及び前記支持枠の上昇に伴って前記ロックダウン装置を上昇させる、
    ことを特徴とする連結装置。
JP2012029275A 2012-02-14 2012-02-14 エレベータのコンペン装置及び連結装置 Active JP5756037B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029275A JP5756037B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 エレベータのコンペン装置及び連結装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012029275A JP5756037B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 エレベータのコンペン装置及び連結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013166606A JP2013166606A (ja) 2013-08-29
JP5756037B2 true JP5756037B2 (ja) 2015-07-29

Family

ID=49177370

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012029275A Active JP5756037B2 (ja) 2012-02-14 2012-02-14 エレベータのコンペン装置及び連結装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5756037B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6197802B2 (ja) * 2015-02-02 2017-09-20 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 ロックダウン装置保持工具及び釣合車装置の位置調整方法
JP5940713B1 (ja) * 2015-05-26 2016-06-29 東芝エレベータ株式会社 エレベータのコンペンシーブ支持構造体
JP6368689B2 (ja) * 2015-06-29 2018-08-01 株式会社日立製作所 タイダウン装置およびタイダウン装置を備えるエレベータ
WO2017046889A1 (ja) * 2015-09-16 2017-03-23 三菱電機株式会社 エレベータ
CN108100817A (zh) * 2018-01-30 2018-06-01 浙江巨人控股有限公司 一种高速电梯补偿绳涨紧装置
JP7086510B2 (ja) * 2019-06-28 2022-06-20 三菱電機株式会社 エレベータの飛び上がり防止装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2295381A (en) * 1941-05-15 1942-09-08 Westinghouse Elec Elevator Co Compensating sheave for elevators
JPH0867454A (ja) * 1994-08-29 1996-03-12 Mitsubishi Denki Bill Techno Service Kk 釣り合いロープ車の追従型ロックダウン装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013166606A (ja) 2013-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5756037B2 (ja) エレベータのコンペン装置及び連結装置
JP5931203B2 (ja) ダブルデッキエレベータ
KR101902134B1 (ko) 엘리베이터용 권상기 설치 장치
KR200461068Y1 (ko) 무대설비 승강용 와이어로프의 충격완화장치
JP4776281B2 (ja) エレベータのロープ制振装置及びロープ制振装置の取付構造
KR101996595B1 (ko) 엘리베이터의 안전장치
JP2004115184A (ja) エレベータの釣合補償用索状体案内装置
JP2010089930A (ja) エレベータの安全装置
JP2016147721A (ja) エレベータのガイドレール支持構造
WO2015125294A1 (ja) エレベーターのタイダウン装置及びエレベーター装置
JP6704612B2 (ja) エレベータ用ガイドレール保持装置及びこれを備えるエレベータ
JP6476142B2 (ja) タイダウン装置、タイダウン装置を備えるエレベーター、タイダウン装置の復帰方法
JP2008222339A (ja) エレベータのガバナテンショナ装置
JP7157872B2 (ja) エレベーター装置
JP2013067492A (ja) エレベータの巻上機固定装置
JP6147858B2 (ja) エレベータ装置
KR20160094852A (ko) 락 다운 장치 유지 공구 및 균형차 장치의 위치 조정 방법
JP6673612B2 (ja) コンペンシーブ下クリアランスの調整方法および装置
JP2018030687A (ja) エレベータ用レール保持装置を備えるエレベータ及びエレベータ用ガイドレールの保持方法
JP6326599B2 (ja) エレベータ
JP6587154B2 (ja) エレベータ用ガイドレール保持装置
JP6368689B2 (ja) タイダウン装置およびタイダウン装置を備えるエレベータ
JP2016108119A (ja) ガバナロープの振止装置および振止装置の取り付け方法
JP2020066487A (ja) エレベータ用ガイドレール保持装置及びこれを備えるエレベータ
JP2009018934A (ja) 引っ掛り防止装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150409

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150519

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150528

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5756037

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250