JP2011195229A - 調速機用のテンショナ - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、一度作動した場合に物理的に操作するまで復帰されない検出機構を備える調速機用のテンショナを提供する。
【解決手段】テンショナ1は、基盤11とブラケット12とガイド機構13とスプリング14とカム15とスイッチ16と保持機構17とを備える。基盤11は、昇降路4の下部41で固定される。ブラケット12は、ガバナロープ2の下端が捲き掛けられる下部シーブ3を支持する。ガイド機構13は、ブラケット12を基盤11に対して鉛直方向へ案内する。スプリング14は、ガバナロープ2に張力を加える。カム15は、ブラケット12が基盤11に対して変位した量が設定値を超えた場合に基準位置P1から検出位置P2,P3へ回動される。スイッチ16は、カム15が検出位置P2,P3に回動した場合に作動する。保持機構17は、検出位置P2,P3に回動したカム15を維持する。
【選択図】 図1
【解決手段】テンショナ1は、基盤11とブラケット12とガイド機構13とスプリング14とカム15とスイッチ16と保持機構17とを備える。基盤11は、昇降路4の下部41で固定される。ブラケット12は、ガバナロープ2の下端が捲き掛けられる下部シーブ3を支持する。ガイド機構13は、ブラケット12を基盤11に対して鉛直方向へ案内する。スプリング14は、ガバナロープ2に張力を加える。カム15は、ブラケット12が基盤11に対して変位した量が設定値を超えた場合に基準位置P1から検出位置P2,P3へ回動される。スイッチ16は、カム15が検出位置P2,P3に回動した場合に作動する。保持機構17は、検出位置P2,P3に回動したカム15を維持する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、エレベータに設けられる調速機のロープのテンショナに関する。
エレベータは、乗籠の運行中の速度が設定値を超過した場合にこれを検出するための調速機を備えている。調速機は、乗籠の移動に伴って循環するロープと、このロープの張力を一定に保つためのテンショナとを備えている。調速機のテンショナとして、調速機の下部シーブに錘を吊下げて、張力を加えるものが特許文献1に記載されている。このテンショナは、ロープに張力が常に安定して加えられていることを確認するために、錘の位置を検出するためのリミットスイッチを2つ備えている。調速機は、2つのリミットスイッチが作動する順序および時間差に基づいて、ロープが切れたのか、経年劣化で伸びたのか、あるいは湿度によって縮んだのかを判断している。
また、調速機のテンショナとして、調速機の下部シーブを鉛直方向にバネで引っ張り、張力を加えるものが特許文献2に記載されている。このテンショナは、鉛直方向に延在するガイド手段を有して床に固定された基盤と、下部シーブに取り付けられガイド手段によって案内される本体と、基盤と本体の間に取り付けられ本体を下方に引っ張るバネとを備えている。
しかしながら、調速機のロープに対して張力を錘によって加える特許文献1のテンショナは、地震によって鉛直方向へ加振されると、錘の慣性力でロープが伸縮し、リミットスイッチを作動させてしまうかもしれない。また、地震によって水平方向にロープが加振される場合に限らず、乗籠が加速または減速するときに乗籠に加わる振動に起因して、ロープが波打つように振動すると、特許文献1および特許文献2のいずれのテンショナであっても、ロープが波打った分だけ下部シーブが持ち上げられるいわゆる「飛び上がり」を生じる。この「飛び上がり」は、ロープが正しく循環していない場合にも生じる。特許文献1および特許文献2には、飛び上がりが生じた場合のことについて記載されていない。
また、特許文献1の場合、リミットスイッチが作動すると、ビル管理人室やエレベータ保守会社に報知する。しかし、特許文献1に記載されたテンショナは、飛び上がりや地震による振動でリミットスイッチを作動させても、振動が止まれば下部シーブが元の位置に戻り、リミットスイッチが復帰する。さらに、経年劣化によってロープが伸びていく場合、リミットスイッチが作動するかしないかの境界部に差し掛かると、わずかな振動のためにリミットスイッチが作動したりしなかったりという事態が生じることが予想される。この場合、「飛び上がり」が下部シーブに頻繁に生じているのか、リミットスイッチの境界部にあるのか、実際に生じていることを判定できない。
そこで、本発明は、一度作動した場合に物理的に操作するまで復帰されない検出機構を備える調速機用のテンショナを提供する。
本発明の一実施形態の調速機用のテンショナは、基盤とブラケットとガイド機構とスプリングとカムとスイッチと保持機構とを備える。基盤は、エレベータの昇降路の下部で固定される。ブラケットは、昇降路の下部で調速機のロープの下端が捲き掛けられる下部シーブを支持する。ガイド機構は、ブラケットを基盤に対して鉛直方向へ案内する。スプリングは、ブラケットを下方へ付勢することでロープに張力を加える。カムは、ブラケットが基盤に対して変位した量が設定値を超えた場合に基準位置から検出位置へ回動される。スイッチは、カムが検出位置に回動した場合に作動する。保持機構は、検出位置に回動したカムをその検出位置に維持する。検出機構は、カムとスイッチと保持機構とを含む。
この場合、カムは、回動中心に対して同心円の一部が回動中心へ向かって変位する凹部を外周面に有する。そして、スイッチは、カムの回動中心に向って付勢される作動子を有し、この作動子は、カムが基準位置にあるときに凹部へ嵌合する。また、保持機構は、カム穴とピンと保持バネを備える。カム穴は、カムの内側に設けられ、回動中心に向って変位する凸部を内周面に有する。ピンは、回動中心に対して半径方向へ移動し、カムが基準位置にあるときに凸部に当接する。保持バネは、ピンを回動中心から離れる方向へ付勢する。
検出位置に回動したカムを基準位置へ復帰させる操作を容易にするために、カム穴は、回動中心に向かう方向へ移動するピンが当接することによって、カムを基準位置に回動させる復帰面を備える。また、ブラケットが基盤に対して近づく場合および離れる場合の両方を検出できるように、カムは、基準位置に対していずれの回動方向にも検出位置を設ける。この場合、カムは、回動中心から半径方向へ離れた位置に取り付けられたアームを有する。そして、ガイド機構は、上限接触子と下限接触子とを備える。上限接触子は、ブラケットが基盤に対して上方へ移動した量が設定値を超えた場合にアームに接触してカムを検出位置に回動させる。下限接触子は、ブラケットが基盤に対して下方へ移動した量が設定値を超えた場合にアームに接触してカムを検出位置に回動させる。
また、スイッチが作動した要因が地震であるか見極めるために、基盤およびブラケットの少なくとも一方に加速度センサを取り付ける。
本発明の調速機用のテンショナによれば、ブラケットが基盤に対して変位した量が設定値を超えた場合にカムによってスイッチが作動される。そして、スイッチが作動した状態を維持するように、保持機構によってカムが保持される。つまり、いわゆる「飛び上がり」など、一度でも設定値を超えた場合、基盤に対してブラケットが元の位置に戻っても、カムが物理的に復帰されるまで、スイッチの検出状態が維持される。したがって、調速機のロープが伸びて下部シーブが下がった場合だけでなく、下部シーブの飛び上がりも確実に検出する。
また、カムが一度でも検出位置に回動したら、物理的に復帰操作するまで、スイッチが作動したままになる。スイッチが作動した後でブラケットが設定値の範囲内に戻っても、スイッチが何らかの原因によって作動したことが確実に分かる。したがって、スイッチが作動したことに対するその後の原因調査において、誤作動であることの可能性を払拭できる。
さらに、この調速機用のテンショナは、カムと保持機構による機械構造で、スイッチを作動状態に維持することができる。したがって、制御系などの故障による誤作動の心配が無い。
本発明の第1の実施形態のテンショナ1は、エレベータの調速機のテンショナ1であって、図1から図6を参照して説明する。調速機は、乗籠の移動速度が設定値を超えた場合に乗籠を安全に停止させるための装置である。乗籠の移動速度は、乗籠に固定されたガバナロープ2によって検出される。調速機は、ガバナロープ2と、上部シーブと、下部シーブ3と、テンショナ1とを備える。ガバナロープ2は、乗籠が移動する範囲の全域にわたってループ状に設置される。上部シーブおよび下部シーブ3は、このガバナロープ2が折り返される昇降路4の上端および下端にそれぞれ設置される。ガバナロープ2は、乗籠に連結され、乗籠が移動するのに伴って循環する。
テンショナ1は、図1に示すように、下部シーブ3に設置される。テンショナ1は、基盤11とブラケット12とガイド機構13とスプリング14とカム15とスイッチ16と保持機構17とを備える。基盤11は、昇降路4に鉛直に延びるガイドレール5にレールクリップ51で取り付けられており、ガイドレール5から水平に延びている。基盤11は、昇降路4の下部に固定されていれば、ガイドレール5に固定される代わりに、昇降路4の側壁や底部41に設けられるサポートに固定されていてもよい。
ブラケット12は、昇降路4の下部においてガバナロープ2が捲き掛けられた下部シーブ3を支持する。ブラケット12は、図1に示すように下部シーブ3の側面に沿って鉛直に延びる側壁121と、基盤11に対峙した底壁122とを有する。ガイド機構13は、ブラケット12を基盤11に対して鉛直方向へ案内する。このガイド機構13は、図1に示すようにアウター131とインナー132とで構成されている。アウター131は、下部シーブ3の回転中心の真下に位置する基盤11に固定され、ブラケット12側に向って延びている。このアウター131は、ブラケット12の側壁121に面して溝131aが形成されている。インナー132は、ブラケット12の側壁121に取り付けられ、アウター131の溝131aに嵌合する。
スプリング14は、ブラケット12を下方へ付勢することによって、ガバナロープ2に張力を加える。このスプリング14は、図1に示すように基盤11の延びる方向にガイド機構13を挟む両側に一対に、底壁122の上に設置され、底壁122を貫通するロッド141に外装している。ロッド141は、下端が基盤11に固定され、上端がスプリング14の上端に係合している。スプリング14は、ロッド141の上端とブラケット12の底壁122との間で圧縮された状態であり、これによってガバナロープ2に張力が加わる。スプリング14は、ガバナロープ2に張力を加えることができればよいので、ブラケット12の底壁122と基盤11の間に取り付けられる引張バネであってもよい。また、スプリング14以外にダンパを併設してもよい。
カム15とスイッチ16と保持機構17とは、図2に示すように、一続きの保持プレート18上に配列されている。この保持プレート18は、ブラケット12に固定されている。カム15は、ブラケット12が基盤11に対して変位した量が設定値を超えた場合に、図2に示す基準位置P1から図3および図5に示す検出位置P2,P3へと回動する。カム15は、回動中心150に対して同心円に形成された外周面151とその一部がこの回動中心150へ向って変位した凹部152を有している。
スイッチ16は、先端にローラが取り付けられた作動子161を備えるローラプランジャ型である。作動子161がカム15の回動中心150に対して半径方向へ変位する向きに、スイッチ16は保持プレート18に固定されている。作動子161は、カム15の回動中心150に向って付勢されている。この作動子161は、図2に示すようにカム15が基準位置P1である場合に凹部152に嵌合し、図3または図5に示すようにカム15が検出位置P2,P3に回動した場合にカム15の外周面151によって押し込まれる。スイッチ16は、作動子161が外力によって押し込まれると、内蔵するマイクロスイッチの接点が強制的に開離され、または、接続されることによって、作動する。
カム15の外周面151と凹部152とは、カム15の外周面151よりも半径の小さい円弧によってなだらかに繋がっている。なお、凹部152から外周面151までインボリュート曲線によって接続されると、カム15の回転角度に対して作動子161の変位量が一定となる。このように形成することによって、凹部152から作動子161が離脱するために必要なトルクが極端に大きくなることを防ぐことができる。したがって、カム15および作動子161の動作が安定する。また、カム15が回動して作動子161がカム15の外周面151に達すると、作動子161がカム15の向心方向へ付勢されていても、カム15にトルクが加わらない。したがって、凹部152から作動子161が外れた状態で、スイッチ16の状態が安定する。
保持機構17は、検出位置P2,P3に回動したカム15をその検出位置P2,P3に保持し、スイッチ16が作動した状態を維持する。保持機構17は、カム穴171と、ピン172と、レバー173と、保持バネ174とを備える。カム穴171は、カム15の内側に設けられ、内周面に凸部175を有している。凸部175は、カム15の回動中心150に対して凹部152の反対側に設けられている。凸部175は、カム15の回動中心150を通る半径上で最も回動中心150に近寄るように、カム15の回動中心150に向って変位している。凸部175の両側には、カム15の回動中心150から離れる方向へ広がる安定部176が設けられている。
ピン172は、カム15の回動中心150に対して半径方向へ移動するように、レバー173に取り付けられている。ピン172は、カム15が基準位置P1にある場合にカム穴171の凸部175の頂点に当接している。保持バネ174は、カム15の回動中心150から離れる方向へピン172を付勢する。保持バネ174は、レバー173と保持プレート18との間に装着される。そして保持バネ174と保持プレート18との連結部の間に、保持バネ174の張力を調節する調整ネジ174aが取り付けられている。
さらにカム穴171は、カム15の半径方向に凸部175の対面となる位置に復帰面177を有している。この復帰面177は、カム15の回動中心150に向う方向へ移動するピン172が当接することによって、カム15を基準位置P1に回動させる角度に設けられている。本実施形態では、図2に示すようにカム15の回動中心150に対して外周面151の凹部152と180°反対側のカム穴171の内周面に回動中心150に向ってへこむ凹部178を有している。
また、カム15は、図2に示すように回動中心150から半径方向へ離れた位置に取り付けられたアーム153を有している。このアーム153は、ガイド機構13のアウター131に向かってほぼ垂直に接近している。ガイド機構13は、基盤11に固定されたアウター131の外表面に上限接触子181と下限接触子182とを備えている。上限接触子181は、ブラケット12が基盤11に対して上方へ変位した量が設定値を超えた場合にアーム153の先端に接触して、カム15を図5に示すように検出位置P3へ回動させる。また、下限接触子182は、ブラケット12が基盤11に対して下方へ変位した量が設定値を超えた場合にアーム153の先端に接触して、カム15を図3に示すように検出位置P2へ回動させる。
なお上限接触子181および下限接触子182は、ブラケット12が基盤11に対して変位した場合に、カム15のアーム153に対して相対的に移動する部分に取り付けられていればよい。したがって、本実施形態の場合、上限接触子181と下限接触子182は、ガイド機構13のアウター131と同様に基盤11側から延びている部分に設けられていればよい。
以上のように構成されたテンショナ1の動作について説明する。エレベータが設置された直後のテンショナ1は、図2に示すように、カム15が基準位置P1にセットされている。上限接触子181および下限接触子182のいずれも、カム15のアーム153の先端から十分に離れている。経年劣化が進むと、ガバナロープ2が延びて下部シーブ3とともにブラケット12が下がることが予想される。許容寸法以上にガバナロープ2が延びると、カム15のアーム153が下限接触子182に衝突し、図3に示すようにカム15が回動される。このとき、テンショナ1は、保持機構17を有している。保持機構17のピン172は、カム15の回動中心150から離れる方向へ付勢されている。
したがって、カム15が少しでも回動すると、ピン172はカム穴171の凸部175の頂点から外れて安定部176へ落ち込み、カム15は検出位置P2まで一気に回動される。カム15が検出位置P2に回動することによって、アーム153の先端は、上限接触子181および下限接触子182と干渉しない位置へ移動する。保持バネ174の付勢力が十分に強いので、一度、カム15が回動して図3に示す検出位置P2になると、保持バネ174の付勢力を解除しない限り、ピン172がカム穴171の凸部175の頂部に当接するように、カム15を基準位置P1に戻すことができない。つまり、このテンショナ1は、保持機構17を備えているので、一度でもカム15が検出位置P2になると、ブラケット12が基盤11に対して許容される変位以内に戻っても、スイッチ16を作動状態に維持する。
また、運行条件によってガバナロープ2が振動したり、地震などの外力によってガバナロープ2が振動したりすると、下部シーブ3がテンショナ1の牽引力に勝って、ブラケット12が基盤11から離れる方向へ跳ね上がる、いわゆる「飛び上がり」が生じると考えられる。このとき、ブラケット12が許容寸法を超える飛び上がりが生じると、図5に示すようにカム15のアーム153の先端が上限接触子181に衝突する。ピン172は、保持バネ174によってカム15の回動中心150から離れる方向へ付勢されている。
カム15が少しでも回動すると、ピン172がカム穴171の凸部175の頂点から外れて図3の場合と反対側の安定部176へ落ち込み、検出位置P3までカム15が一気に回動する。カム15のアーム153の先端は、上限接触子181および下限接触子182に干渉しない位置まで移動する。カム15が保持機構17によって検出位置P3に移動すると、ブラケット12が元の位置に戻っても、カム15は、検出位置P3に維持される。このテンショナ1によれば、飛び上がりのように下部シーブ3の位置が許容寸法よりも上方へ一瞬外れた場合でも見逃すことなく検出し、カム15を検出位置P3に維持する。
検出位置P2,P3にあるカム15を基準位置P1に戻す場合、図4および図6に示すように、保持バネ174の付勢力に抗って、ピン172をカム15の回動中心150に向って操作する。ピン172は、図4および図6のどちらの場合でも、復帰面177に当接してカム穴171の凹部178に嵌合する。これによって、カム15は基準位置P1に矯正される。なお、ピン172を操作しやすいように、ピン172は、作業員が摘まめる程度にカム15の板厚よりも回動中心150に沿う方向へ長く延びている。
以上のように構成されたテンショナ1は、ガバナロープ2が延びて調速機の下部シーブ3が下がった場合、および、ガバナロープ2が振動するなどによって調速機の下部シーブ3が飛び上がりを生じた場合のいずれの場合でも、下部シーブ3の許容変位寸法を超えたことを確実に検出することができる。テンショナ1の保持機構17は、物理的に復帰させない限り、スイッチ16が作動状態に維持されるので、スイッチ16が作動したことが誤作動でないことは一目瞭然である。
以下に本発明の第2から第5の実施形態のテンショナ1を説明する。各テンショナ1の同じ機能を有する構成は、各実施形態の図中において第1の実施形態のテンショナ1と同一の符号を付し、第1の実施形態の対応する説明箇所を参酌するものとして、その説明を省略する。
本発明の第2の実施形態のテンショナ1は、図7を参照して説明する。図7に示す第2の実施形態のテンショナ1のブラケット12は、下部シーブ3の両方の側面に配置される側部材123、および、この側部材123の間で下部シーブ3の下に配置される底部材124を備えている。側部材123および底部材124は、いずれも溝形鋼で作られ、溶接で接合されている。ガイド機構13は、基盤11に重なる側部材123に設けられたスロット133と、基盤11に取り付けられたブロック134および係止片134aとで構成される。側部材123が第1実施形態のアウター131に相当し、スロット133が第1の実施形態の溝131aに相当し、ブロック134が第1実施形態のインナー132に相当する。
ブロック134は、スロット133に通されている。係止片134aは、ブロック134の側端部に取り付けられ、側部材123がブロック134から外れるのを防止する。スロット133は、ブロック134に対してブラケット12が下方および上方へ変位した場合に許容される寸法よりも少し大きく設けられる。下部シーブ3およびブラケット12が許容寸法以上に変位しようとする場合に、スロット133の端部がブロック134と干渉し、それ以上の変位を妨げる。
本実施形態において、カム15とスイッチ16と保持機構17を搭載する保持プレート18は、基盤11に固定され、上限接触子181および下限接触子182は、底部材124よりも下方に延びた側部材123に取り付けられている。したがって、上限接触子181は、基準位置P1のカム15のアーム153よりも下に配置され、下限接触子182は、基準位置P1のカム15のアーム153よりも上に配置されている。
したがって、ガバナロープ2が経年劣化によって伸びて下限接触子182とアーム153が接触した場合は図5に示したのと同じ方向にカム15が回動し、飛び上がりによって上限接触子181とアーム153とが接触した場合は図3に示したのと同じ方向にカム15が回動する。保持プレート18が基盤11に取り付けられているので、カム15およびスイッチ16の動作が安定するとともに、下部シーブ3が飛び上がりを生じたときにスイッチ16から延びる信号線が引っ張られない。
本発明の第3の実施形態のテンショナ1は、図8および図9を参照して説明する。図8に示す第3の実施形態のテンショナ1は、下部シーブ3の両側の側面に沿って側壁121を有し、ガイド機構13を2組有している。これらのガイド機構13は、下部シーブ3の回転中心に対してミラー対象に配置される。保持プレート18は、第2の実施形態と同様に基盤11に固定される。この第3の実施形態の場合、ガイド機構13が2組あるので、このガイド機構13どうしの間に保持プレート18が配置される。ガイド機構13のアウター131は、ブラケット12の側壁121に固定され、インナー132は、基盤11に固定される。
カム15は、図9に示すように回動中心150から半径方向へ離れた位置に取り付けられた第1のアーム153aと第2のアーム153bを有している。この第1のアーム153aおよび第2のアーム153bは、回動中心150に対して点対称の位置となるガイド機構13のアウター131側に寄った位置に設けられ、カム15の外周部から回動中心150と平行な板厚方向へ突出している。上限接触子181は、1つのガイド機構13のアウター131に取り付けられており、下限接触子182は、もう1つのガイド機構13のアウター131に取り付けられている。
図9に示すように、カム15およびスイッチ16を搭載する保持プレート18が基盤11に固定されているので、上限接触子181および下限接触子182は、第2の実施形態と同様に、ブラケット12とともに動く部分に取り付けられる。また、上限接触子181がカム15の回動中心150よりも低い位置に、下限接触子182がカム15の回動中心150よりも高い位置にそれぞれ配置される。第3の実施形態において、上限接触子181は、図9中の左側のガイド機構13のアウター131に取り付けられており、下限接触子182は、図9中の右側のガイド機構13のアウター131に取り付けられている。
さらに、保持バネ174は、図9に示すようにカム15の回動中心150に対してスイッチ16の反対側に配置されている。この保持バネ174は、圧縮バネであり、カム15との間に立てられた座部183と、この座部183を貫通して上方へ延びるロッド174bの上端との間に配置されている。ロッド174bは、保持バネ174の中心を通っており、下端にピン172が取り付けられている。またロッド174bの上端は、調整ネジ174aの機能を備える。
下部シーブ3が飛び上がりを生じ、ブラケット12が許容寸法を超えて上方へ変位した場合、上限接触子181は、第1のアーム153aに当ってカム15を検出位置P3に回動させる。ガバナロープ2が経年劣化よって伸びて下部シーブ3が下がり、ブラケット12が許容寸法を越えて下方へ変位した場合、下限接触子182は、第2のアーム153bに当って、飛び上がりを生じたときと同じ方向へ、カム15を検出位置P3に回動させる。図8および図9中においてカム15の回動中心150よりも右側に形成されるカム穴171および復帰面177と、回動中心150よりも左側に形成される同心円の外周面151は、無くてもよい。検出位置P3へ回動したカム15を図9に示す基準位置P1へ復帰させる場合、ロッド174bを下方へ押下げる。ピン172は、カム15の回動中心150に沿う方向へ突出していなくてもよい。
第3の実施形態のテンショナ1は、カム15とスイッチ16と保持機構17とが一列に配列され、かつ、下部シーブ3の直下に配置されている。したがって、カム15およびスイッチ16の作動制度が向上する。
本発明の第4の実施形態のテンショナ1は、図10および図11を参照して説明する。第4の実施形態のテンショナ1は、ガイド機構13および保持プレート18が第1の実施形態と異なる。図10に示すテンショナ1は、第1の実施形態のテンショナ1を図1の背面側から見た状態に相当する。
この実施形態のテンショナ1は、他の実施形態のテンショナ1と比較してガイド機構が簡素化されている。図10に示すように、ガイド機構13は、ガイド孔135aおよびガイドピース135bとシャフト136とで構成されている。ガイド孔135aは、下部シーブ3の直下のブラケット12の底壁122を貫通して形成されている。ガイドピース135bは、ブラケット12の底壁122と同じ側の側壁121に取り付けられている。このガイドピース135bは、ブラケット12の側壁121を折り起こして構成されてもよい。シャフト136は、基盤11に固定され、ガイド孔135aおよびガイドピース135bに通されている。
図10および図11に示す保持プレート18は、第1の実施形態の保持プレート18と同様にブラケット12の側壁に固定されており、第1および第2の実施形態のものと同じようにカム15とスイッチ16と保持機構17が配置されている。ただしこの保持プレート18は、スイッチ16の作動子161が水平方向へ変位する横向きに配置されている。アーム153は、カム15の外周部となる位置、カム15の回動中心150に対して凹部152の反対側に取り付けられている。
上限接触子181および下限接触子182は、図11に示すようにシャフト136に取り付けられている。上限接触子181は、カム15の回動中心150よりも上側に配置され、下限接触子182は、カム15の回動中心150よりも下側に配置されている。上限接触子181は、下部シーブ3およびブラケット12が設定値を超えて上方へ変位した場合にアーム153に当ってカム15を第1の実施形態の図5と同じ方向の検出位置P3へ回動させる。この上限接触子181は、ガイドピース135bと干渉することによって、下部シーブ3およびブラケット12が許容寸法以上に下方へ変位しないよう規制する。また、下限接触子182は、下部シーブ3およびブラケット12が設定値を越えて下方へ変位した場合にアーム153に当ってカム15を第1の実施形態の図3と同じ方向の検出位置P2へ回動させる。この下限接触子182は、ブラケット12の底壁122と干渉することによって、下部シーブ3およびブラケット12が許容寸法以上に上方へ変位しないよう規制する。
このように、第2の実施形態のテンショナと同様に、ガイド機構13が下部シーブ3およびブラケット12の変位を許容範囲内に規制するストッパの機能を兼ね備えている。第4の実施形態のテンショナ1の場合、さらに上限接触子181および下限接触子182は、止めネジやC形止め輪で固定位置を調整できるように構成しておくことで、検出したい下部シーブ3の変位量を自由に設定できる。また第4の実施形態のテンショナ1は構造が簡単であるため、設置コストを安く抑えられる。
本発明の第5の実施形態のテンショナ1は、図12を参照して説明する。第5の実施形態のテンショナ1は、第4の実施形態のテンショナ1と同じ横向きで保持プレート18が第1の実施形態のテンショナ1のガイド機構13のアウター131に取り付けられた構成である。図12に示すように、ガイド機構13のアウター131は、基盤11に固定され、カム15のアーム153の先端は、下部シーブ3が下方へ変位した場合にブラケット12の底壁122に当る位置に、設置されている。つまり、ブラケット12の底壁122が、下限接触子182を兼ねる。
また、第5の実施形態のテンショナ1は、上限接触子181を備えて下部シーブ3の飛び上がりを検出する代わりに、下部シーブ3が飛び上がりを生じたときにブラケット12の側壁121の上縁と干渉するフックがアーム153の基部から延びている。つまり、ブラケット12の側壁121の上縁およびフックが上限接触子の機能を果たす。さらに、図12に示すテンショナ1は、下部シーブ3の飛び上がりを直接的に検出する加速度センサ184をブラケット12の側壁121に取り付けている。加速度センサ184は、下部シーブ3が鉛直方向へ変位する加速度を検出するだけでなく、水平方向の振動も検出する。
つまり、下部シーブ3およびブラケット12が地震など外的要因によって変位した場合にも、その原因を特定しやすい。なお、この加速度センサ184は、第1から第4の実施形態のテンショナ1にも装備すると、第5の実施形態のテンショナ1と同じ効果を得る。
1…テンショナ、2…ガバナロープ、3…下部シーブ、4…昇降路、11…基盤、12…ブラケット、13…ガイド機構、14…スプリング、15…カム、150…回動中心、151…外周面、152…凹部、153…アーム、153a…第1のアーム(アーム)、153b…第2のアーム(アーム)16…スイッチ、161…作動子、17…保持機構、171…カム穴、172…ピン、174…保持バネ、175…凸部、177…復帰面、181…上限接触子、182…下限接触子、184…加速度センサ、P1…基準位置、P2…検出位置、P3…検出位置。
Claims (7)
- エレベータの昇降路の下部で固定された基盤と、
前記昇降路の下部で調速機のロープの下端が捲き掛けられる下部シーブを支持するブラケットと、
前記ブラケットを前記基盤に対して鉛直方向へ案内するガイド機構と、
前記ブラケットを下方へ付勢することで前記ロープに張力を加えるスプリングと、
前記ブラケットが前記基盤に対して変位した量が設定値を超えた場合に基準位置から検出位置へ回動されるカムと、
前記カムが検出位置に回動した場合に作動するスイッチと、
前記検出位置に回動した前記カムをその検出位置に維持する保持機構と
を備えることを特徴等する調速機用のテンショナ。 - 前記カムは、回動中心に対して同心円に形成された外周面およびその一部が前記回動中心へ向かって変位した凹部を有し、
前記スイッチは、前記カムの前記回動中心に向って付勢されて前記カムが前記基準位置にあるときに前記凹部へ嵌合する作動子を有する
ことを特徴とする請求項1に記載された調速機用のテンショナ。 - 前記保持機構は、
前記カムの内側に設けられ前記回動中心に向って変位する凸部を内周面に有するカム穴と、
前記回動中心に対して半径方向へ移動し前記カムが前記基準位置にあるときに前記凸部に当接するピンと、
前記ピンを前記回動中心から離れる方向へ付勢する保持バネと
を備えることを特徴とする請求項1に記載された調速機用のテンショナ。 - 前記カム穴は、前記回動中心に向かう方向へ移動する前記ピンが当接することによって、前記カムを前記基準位置に回動させる角度に設けられた復帰面を備える
ことを特徴とする請求項3に記載された調速機用のテンショナ。 - 前記カムは、前記基準位置に対していずれの回動方向にも前記検出位置を有していることを特徴とする請求項1に記載された調速機用のテンショナ。
- 前記カムは、前記回動中心から半径方向へ離れた位置に取り付けられたアームを有し、
前記ガイド機構は、
前記ブラケットが前記基盤に対して上方へ移動した量が設定値を超えた場合に前記アームに接触して前記カムを前記検出位置に回動させる上限接触子と、
前記ブラケットが前記基盤に対して下方へ移動した量が設定値を超えた場合に前記アームに接触して前記カムを前記検出位置に回動させる下限接触子と
を備えることを特徴とする請求項1に記載された調速機用のテンショナ。 - 前記基盤および前記ブラケットの少なくとも一方に加速度センサを取り付けることを特徴とする請求項1に記載された調速機用のテンショナ。
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