JPWO2016039407A1 - 保湿剤及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

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Abstract

本発明は、アシルプロリン及びその塩の特異臭が低減され、しっとり感を有し安定性に優れた組成物である、(A)および(B)を含む組成物を提供する:(A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(式中R1−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)(B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩。

Description

本発明は、特定のアシルプロリンまたはその塩およびピロリドンカルボン酸亜鉛塩を含有する特異臭の抑制された組成物に関する。さらにヒドロキシカルボン酸を含有する、外観に優れた化粧料等に添加するのに好適な組成物に関する。
アシルアミノ酸塩は、低刺激で安全性の高い界面活性剤として知られており、特に敏感肌用の洗浄剤に用いられている。なかでも吸湿性と水分保持性を有する保湿剤としてアシルプロリン塩は、有用な素材であることが知られている(特許文献1および2)。
一方、アシルプロリン塩等のアシルアミノ酸塩は、その配合量を増加させたり、配合から長時間経つと、特異臭を生じるという欠点があった。
例えば、アシルアミノ酸塩の有する独特な基剤臭が不快であるという問題を解決する方法として、合成香料を用いて臭いをマスキングする方法が見出されている。しかし、肌が敏感な者の中には合成香料にアレルギーを示す者がおり、安全性面に問題があることが示唆されている(特許文献3)。すなわち、アシルアミノ酸塩を化粧品等に配合させる場合には、特異臭をマスキングすることが行われている。この場合、マスキングは「匂いをつける」ことを意味し、消臭することはできず、匂いが化粧品等に固定されるため、独自の香りもつける化粧品の製造には敬遠されている。
また、皮脂の抑制効果や抗菌作用、皮膚収斂効果、アンチエイジング効果等が知られているピロリドンカルボン酸(PCA)亜鉛塩(以下PCA亜鉛と略することもある)は、従来から様々な用途の皮膚外用剤や毛髪用化粧料に汎用されている有用な化粧品素材である。
WO2013147328 WO2014007290 特開2004−075585号公報
本発明の目的は、アシルプロリンまたはその塩の特異臭が低減され、しっとり感を有し、安定性に優れた組成物を提供することにある。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アシルプロリンまたはその塩にPCA亜鉛を組み合わせるとアシルプロリンまたはその塩の特異臭が軽減されることを初めて見出した。またPCA亜鉛は水溶性にもかかわらずアシルプロリンまたはその塩と組み合わせると不溶性の沈殿が生じ使用が制限されることからさらに研究を重ねた結果、ヒドロキシカルボン酸を加えることにより透明で安定性に優れた溶液(組成物)が得られることを見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は以下の通りである。
[1]以下の(A)および(B)を含む組成物:
(A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)
(B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩。
[2](A)において、式中、R−CO−で表されるアシル基が炭素原子数6〜14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基である[1]に記載の組成物。
[3]式(1)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである[1]または[2]に記載の組成物。
[4]式(1)で表されるアシルプロリンの塩が、ナトリウム塩である[1]〜[3]のいずれか1項に記載の組成物。
[5](A)の含有量が、組成物の全重量に対して0.001重量%〜40重量%である[1]〜[4]のいずれか1項に記載の組成物。
[6](B)の含有量が、組成物の全重量に対して0.01重量%〜10重量%である[1]〜[5]のいずれか1項に記載の組成物。
[7]さらに(C)ヒドロキシカルボン酸を含む、[1]〜[6]のいずれか1項に記載の組成物。
[8](C)がクエン酸である、[7]に記載の組成物。
[9](B)の(C)に対する重量比(B)/(C)が1未満である[7]または[8]に記載の組成物。
[10]保湿剤である[1]〜[9]のいずれか1項に記載の組成物。
[11][1]〜[9]のいずれか1項に記載の組成物を含む化粧料。
[12]以下の(A)を含む組成物における(A)の臭いの低減方法であって、(B)を共存させる工程を含む方法:
(A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
(B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩。
[13]以下の(A)および(B)を含む組成物における不溶性固形物の生成抑制方法であって、(C)を共存させる工程を含む方法:
(A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
(B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩、
(C)ヒドロキシカルボン酸。
[14]以下の(A)および(B)を含む組成物の皮膚に潤いを与えるのに有効な量を皮膚に適用することを含む、皮膚の保湿方法:
(A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
(B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩。
本発明によれば、アシルプロリンまたはその塩由来の特異臭が軽減された保湿剤等として有用な組成物を提供することができる。
また本発明によれば、アシルプロリンまたはその塩とPCA亜鉛を配合しても透明な状態を維持できるため、外観の優れた化粧料等を製造できる。
また着色等外観の変更が自由にできるため化粧料等の製造に有用である。
本発明は、以下の(A)および(B)、または(A)、(B)および(C)を含む組成物:
(A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(以下本発明のアシルプロリンと略すときもある)
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
(B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩、
(C)ヒドロキシカルボン酸;に関する(以下本発明の組成物と略すときもある)。
(A)アシルプロリン
本発明で用いられるアシルプロリンは、式(1)で表される。
式(1)中の
は、本明細書中において、R−CO−とも表される。
−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の脂肪酸より誘導されるアシル基であり、炭素原子数4〜18の脂肪酸より誘導されるアシル基であることが好ましく、炭素原子数6〜14の脂肪酸より誘導されるアシル基であることがより好ましく、炭素原子数10〜12の脂肪酸より誘導されるアシル基であることがさらに好ましく、デカノイル基がさらに好ましい。当脂肪酸は飽和または不飽和のいずれでもよいが、飽和脂肪酸より誘導されるアシル基が好ましい。
−CO−で表されるアシル基の例としては、プロパノイル基、イソプロパノイル基、ブタノイル基、イソブタノイル基、sec−ブタノイル基、tert−ブタノイル基、ペンタノイル基、イソペンタノイル基、sec−ペンタノイル基、tert−ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、tert−オクタノイル基、2−エチルヘキサノイル基、ノナノイル基、イソノナノイル基、デカノイル基、イソデカノイル基、ウンデカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、エイコサノイル基、ベヘノイル基、ウンデシレノイル基およびオレオイル基等が挙げられる。なかでもデカノイル基、ラウロイル基、ブタノイル基、ペンタノイル基、ヘキサノイル基、オクタノイル基、ウンデカノイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、エイコサノイル基、ベヘノイル基が好ましく、デカノイル基、ラウロイル基、オクタノイル基、ヘキサノイル基がより好ましく、デカノイル基がさらに好ましい。
具体的には、式(1)で表されるアシルプロリンは、デカノイルプロリン、ラウロイルプロリン、ブタノイルプロリン、ペンタノイルプロリン、ヘキサノイルプロリン、オクタノイルプロリン、ウンデカノイルプロリン、ミリストイルプロリン、パルミトイルプロリン、ステアロイルプロリン、エイコサノイルプロリン、ベヘノイルプロリンが好ましく、デカノイルプロリン、ラウロイルプロリン、オクタノイルプロリン、ヘキサノイルプロリンがより好ましく、デカノイルプロリンがさらに好ましい。
−CO−で表される長鎖アシル基は、単一組成の酸より誘導されるアシル基のほか、ヤシ油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の天然より得られる混合脂肪酸あるいは合成により得られる脂肪酸(分岐脂肪酸を含む)より誘導されるアシル基であっても良い。これらのうち1種類を使用しても良いし、上記群から選ばれる2種以上を混合して使用しても構わない。
式(1)の化合物の塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;トリエタノールアミン塩等のアルカノールアミン塩;アンモニウム塩;および塩基性有機物塩等が挙げられる。これらのうち、溶解性の観点から、アルカリ金属塩およびアンモニウム塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩がより好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がさらに好ましく、ナトリウム塩が特に好ましい。
本発明の式(I)で表される化合物の製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を組み合わせて容易に製造することができる。具体的には、プロリンと酸クロライドによるショッテンバウマン法により調製することができる。その際には、例えば酸クロライドと水酸化ナトリウム等の塩基を同時滴下する。当該プロリンは、L体でも、D体でも、またはその混合物でもよいが、好ましくはL体である。
また式(I)で表される化合物又はその塩は、上記化学合成法、動物や植物に由来する天然のもの、発酵法又は遺伝子組換法によって得られるものや市販品のいずれを使用してもよい。
本発明の組成物中のアシルプロリンまたはその塩の含有量は、組成物の全重量に対して0.001重量%〜40重量%が好ましい。下限値は、0.01重量%がより好ましく、0.05重量%がより好ましく、0.1重量%が特に好ましい。一方組成物の感触の観点から、上限値は、35重量%が好ましく、30重量%がより好ましく、20重量%が更に好ましく、15重量%が更に一層好ましく、10重量%が特に好ましく、5重量%が最も好ましい。アシルプロリンの塩の含有量は上記アシルプロリンのフリー体から換算することができる。
(B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩
本発明に用いられるピロリドンカルボン酸亜鉛塩(PCA亜鉛)としては、L−PCA亜鉛塩やDL−PCA亜鉛塩を用いることができるが、L−PCA亜鉛塩が好ましく用いられる。これらを単独あるいは混合して用いることが可能であり、DL体を用いる場合、D体とL体の比率は特に限定されない。またPCA亜鉛は、化学合成法、動物や植物に由来する天然のもの、発酵法又は遺伝子組換法によって得られるものや市販品のいずれを使用してもよい。
本発明の組成物において、(B)PCA亜鉛の含有量は、通常0.01重量%〜10重量%である。下限値は特に限定されないが0.1重量%が好ましく、上限値は5重量%が好ましく、4重量%がより好ましい。0.01重量%未満の配合では(A)の臭いを低減する効果や、抗炎症効果が十分発揮されず、また10重量%を超える配合量では皮膚に対してきしみ感が生じる等使用感に問題があり、いずれも好ましくない。
臭いを低減するとは、特異な臭いが弱くなり気にならなくなる、又は感じられなくなることを意味する。
本発明のアシルプロリンまたはその塩は、吸湿性と水分保持性の両方を有する。
一方PCAは、肌の角質において、潤い成分を保つ役割をもつ重要な成分である天然保湿因子を構成する成分のひとつであり、PCAに亜鉛を組み合わせて機能化したPCA亜鉛は、PCAの保湿性と亜鉛の抗菌力により、皮脂の抑制、菌の繁殖抑制、また皮膚炎症抑制作用があることが知られ、コラーゲンの分解を抑制するため肌のコンディションを整えることが期待されている。
したがってアシルプロリンまたはその塩およびPCA亜鉛は、上記(C)、さらには他の成分と組み合わせて、保湿剤(保湿用組成物)や抗炎症剤(抗炎症用組成物)として使用することができる。本発明の組成物は、化粧料(医薬部外品を含む)等に配合することができる。
本発明において、保湿剤とは皮膚、毛髪にうるおいのあるしっとりとした感触を与えるものであることを意味する。
また本発明において、抗炎症剤とは皮膚炎症を抑制する有用な製剤を意味する。
例えば、本発明の組成物においては、(A)が1重量部に対して、(B)は、通常0.1〜20重量部であり、0.2〜10重量部が好ましく、0.2〜4.0重量部がより好ましい。前記範囲内であれば(A)の特異臭に対する低減効果および保湿効果に優れた組成物を提供することができる。
(C)ヒドロキシカルボン酸
本発明に用いられるヒドロキシカルボン酸は、ヒドロキシ基を併せ持つカルボン酸であり、TCA回路を初めとして生体内に広く分布している。ヒドロキシカルボン酸は、化学合成法、動物や植物に由来する天然のもの、発酵法又は遺伝子組換法によって得られるものや市販品のいずれを使用してもよい。
ヒドロキシカルボン酸としては、脂肪族ヒドロキシ酸:グリコール酸、乳酸、タルトロン酸、グリセリン酸、ヒドロキシ酪酸(2−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ酪酸、γ-ヒドロキシ酪酸)、リンゴ酸、酒石酸、シトラマル酸、クエン酸、イソクエン酸、ロイシン酸、メバロン酸、パントイン酸、パントテン酸、リシノール酸、リシネライジン酸、セレブロン酸、キナ酸、シキミ酸等;芳香族ヒドロキシ酸:モノヒドロキシ安息香酸誘導体(サリチル酸、クレオソート酸(ホモサリチル酸、ヒドロキシ(メチル)安息香酸)、バニリン酸、シリング酸等)等;ジヒドロキシ安息香酸誘導体(ピロカテク酸、レソルシル酸、プロトカテク酸、ゲンチジン酸、オルセリン酸等);トリヒドロキシ安息香酸誘導体(没食子酸等);フェニル酢酸誘導体(マンデル酸、ベンジル酸、アトロラクチン酸等);ケイヒ酸、ヒドロキシケイヒ酸誘導体(メリロト酸、フロレト酸、クマル酸、ウンベル酸、コーヒー酸、フェルラ酸、シナピン酸)等が挙げられる。なかでも、汎用性の観点から、具体的には、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシ酪酸、リンゴ酸、酒石酸、シトラマル酸、クエン酸、イソクエン酸、ロイシン酸、メバロン酸、パントイン酸、パントテン酸、リシノール酸、セレブロン酸、シキミ酸、サリチル酸、ヒドロキシ(メチル)安息香酸、プロトカテク酸、オルセリン酸、没食子酸、マンデル酸、ベンジル酸、ケイヒ酸、フェルラ酸が好ましく、グリコール酸、乳酸、ヒドロキシ酪酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、パントイン酸、パントテン酸、シキミ酸、サリチル酸、ヒドロキシ(メチル)安息香酸、プロトカテク酸、没食子酸、マンデル酸、ケイヒ酸、フェルラ酸がより好ましく、クエン酸が特に好ましい。
本発明の組成物において、ヒドロキシカルボン酸の含有量は、通常0.01重量%〜10重量%であり、0.05重量%〜5重量%が好ましい。上記範囲では、(A)と(B)を含む組成物において沈殿を生じさせることなく透明な溶液を提供することができる。いっぽう10重量%を超える配合量では刺激を感じることがある。
とくに、(A)と(B)を含む組成物に生じる沈殿の溶解性の点から、(B)の(C)に対する重量比(B)/(C)は、通常、1未満であり、0.98以下が好ましく、0.90以下がより好ましい。この数値の範囲であれば、沈殿を生じることなく、透明の溶液を提供することができる。下限は特に限定されないが、0.01以上、好ましくは0.05以上である。
本発明の組成物の製造方法は、(C)を加える場合には(B)/(C)の比を調整する以外には特に限定されず、後述の添加物を適宜加え、公知の工程を適宜組み合わせてもよい。
本発明の組成物を含む化粧料も本発明に含まれる。化粧料(化粧品)の例としては、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、美容液、マスク、石鹸、ボディーシャンプー、白粉、ファンデーション、口紅、チーク、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨等の皮膚用化粧料、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナー、ヘアスタイリング剤、ヘアトリートメント等の毛髪用化粧料が挙げられる。いずれの化粧料としても提供することができるが、保湿を必要とする皮膚用化粧料、及び毛髪用化粧料が好ましく、具体的には洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、美容液、ボディーシャンプー、シャンプーがより好ましい。
化粧料には、通常化粧料に添加してもよい成分を本発明の効果を阻害しない範囲で配合しても良い。具体的には、油剤、キレート剤、界面活性剤、粉体(有機及び無機粉体)、アミノ酸類、ポリアミノ酸及びその塩、糖アルコール及びそのアルキレンオキシド付加物、低級アルコール、動植物抽出物、核酸、ビタミン、酵素、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、保湿剤、増粘剤、粘度調整剤、紫外線吸収剤、制汗剤、顔料、色素、酸化染料、pH調整剤、パール化剤、湿潤剤等が挙げられる。これらは一例であり、勿論これら以外の成分を配合しても構わない。
油剤としては、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸;ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オクタン酸セチル、オキシステアリン酸オクチル、安息香酸アルキルエステル等のエステル類;流動パラフィン、ポリイソブテン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ラノリン、還元ラノリン、カルナウバロウ等のロウ;シリコーン油;ミンク油、カカオ油、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油等の油脂;エチレン・α―オレフィン・コオリゴマー等が挙げられる。
特にシリコーン油の例としては、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体及びポリ(オキシエチレン、オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体等のエーテル変性シリコーン、ステアロキシメチルポリシロキサン、ステアロキシトリメチルシラン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、メチルシクロポリシロキサン及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン;メチルフェニルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン、シラノール変性ポリシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサンパーフルオロポリエーテル、ポリ酢酸ビニルジメチルポリシロキサン、及びそれらの混合物から選択されるシリコーン油が挙げられる。
キレート剤としては、特に制限はないが、好ましくはトリエチレンテトラミン、2−テノイルトリフルオロアセトン、チオグリコール酸、酒石酸、コハク酸、8−キノリノール、ピリジン−2,6−ジカルボン酸、ピリジン、1,10−フェナントロリン、乳酸、8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸、グリシン、2,2’−ピリジルエチレンジアミン、オーリントリカルボン酸、キシレノールオレンジ、5−スルホサリチル酸、サリチル酸、ピロカテコール−3,5−ジスルホネート、4,5−ジヒドロキシベンゼン−1,3−ジスルホン酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸、クエン酸、オキサレート、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(EDTA)、ジエチレントリアミン五酢酸、アセチルアセトンとそれらの塩から選択されるキレート化剤及びそれらの混合物等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩やN−長鎖アシル中性アミノ酸塩等のN−長鎖アシルアミノ酸塩、N−長鎖脂肪酸アシル−N−メチルタウリン塩、アルキルサルフェート及びそのアルキレンオキシド付加物、脂肪酸アミドエーテルサルフェート、脂肪酸の金属塩及び弱塩基塩、スルホコハク酸系界面活性剤、アルキルフォスフェート及びそのアルキレンオキシド付加物、アルキルエーテルカルボン酸等のアニオン界面活性剤;グリセリンエーテル及びそのアルキレンオキシド付加物等のエーテル型界面活性剤、グリセリンエステルのアルキレンオキシド付加物、ソルビタンエステルのアルキレンオキシド付加物等のエーテルエステル型界面活性剤、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリセリンエステル、脂肪酸ポリグリセリンエステル、ソルビタンエステル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型界面活性剤、アルキルグルコシド類、硬化ヒマシ油ピログルタミン酸ジエステル及びそのエチレンオキシド付加物、ならびに脂肪酸アルカノールアミド等の含窒素型の非イオン性界面活性剤、アルキルアンモニウムクロライド、ジアルキルアンモニウムクロライド等の4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩等の芳香族4級アンモニウム塩、脂肪酸アシルアルギニンエステル等のカチオン界面活性剤;並びにカルボキシベタイン等のベタイン型界面活性剤、アミノカルボン酸型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤等の両性界面活性剤等が挙げられる。
粉体としては、例えば、ナイロンビーズ、シリコーンビーズ等の樹脂粉体、ナイロンパウダー、金属脂肪酸石鹸、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化コバルト、カーボンブラック、群青、紺青、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、雲母チタン、窒化ホウ素、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭化珪素、色素、レーキ、セリサイト、マイカ、タルク、カオリン、板状硫酸バリウム、バタフライ状硫酸バリウム、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、アシルリジン、アシルグルタミン酸、アシルアルギニン、アシルグリシン等のアシルアミノ酸等が挙げられ、更にシリコーン処理、フッ素化合物処理、シランカップリング剤処理、シラン処理有機チタネート処理、アシル化リジン処理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、油剤処理、アミノ酸処理等の表面処理が施してあっても構わない。
アミノ酸としては、グリシン、アラニン、セリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシン、バリン等が挙げられる。
ポリアミノ酸及びその塩としては、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。
糖アルコール及びそのアルキレンオキシド付加物としては、マンニトール、ソルビトール等が挙げられる。
低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール等が挙げられる。また他の添加剤としては、レシチン、ゼラチン等の動植物抽出物;5’−イノシン酸二ナトリウム、5’−ウリジル酸二ナトリウム等の核酸;ビタミンA、C等およびその誘導体等のビタミン類;パパイン、プロテアーゼ等の酵素;グリチルリチン酸カリウム等の抗炎症剤;トリクロサン、トリクロロカルバン、オクトピロックス、ジンクピリチオン等の殺菌剤;メチルパラベン、ブチルパラベン等の防腐剤;ジブチルヒドロキシトルエン等の抗酸化剤;イソペンチルジオール、ルビトール等の保湿剤;ヒドロキシプロピルデンプンリン酸等の増粘剤;ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノール等の粘度調整剤;メトキシケイヒ酸オクチル等の紫外線吸収剤;酸化アルミニウム等の制汗剤;二酸化チタン等の顔料;タール系色素、無機系の色素、天然系基原由来の色素等の色素;香料;クエン酸、クエン酸三ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸等のpH調整剤;エチレングリコールジステアレート等のパール化剤;プロピレングリコール等の湿潤剤等が挙げられる。
(A)、(B)および(C)を含む組成物を対象に適用することを特徴とする保湿方法または炎症抑制方法も本発明に含まれる。各定義は上記に述べたとおりである。
ここで適用とは、アシルプロリンまたはその塩を単独で、または上述のような組成物や化粧料の形態で、それを要する対象に有効量の(A)や(B)を皮膚等へ局所的に適用することを意味する。例えば、クリームやゲル等の形態で皮膚上に塗布することや液体製剤を噴霧すること等が挙げられる。一般的には「有効量」は、対象の年齢、性別、症状、適用部位、組成物の剤形等により変化するが、上述の組成物等を症状に応じて適用する量が挙げられる。
(B)を共存させる工程を含む(A)の臭いの低減方法も本発明に含まれる。
(C)を共存させる工程を含む、(A)および(B)を含む組成物中の不溶性固形物の生成抑制方法も本発明に含まれる。本発明の方法によれば、(C)を共存させるだけで、不溶性固形物の生成を抑制し、組成物を透明にすることができ、化粧料等に最適な組成物を調製することができる。各定義及び量等は上記に述べたとおりである。
上記(A)および(B)を含む組成物の皮膚に潤いを与えるのに有効な量を皮膚に適用することを含む、皮膚の保湿方法も本発明に含まれる。
また上記(A)および(B)を含む組成物を皮膚に適用することを含む、非治療的スキンケアや皮膚をメーキャップするための、美容トリートメント方法も本発明に含まれる。当該組成物の定義等は既述に準じる。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<合成例1>デカノイルプロリンの合成
プロリン(味の素社製)34.54gを100gの水に溶解後、デカノイルクロライド(東京化成社製)52.01gと25%水酸化ナトリウム水溶液をpHを12に調整しながら加えた。75%硫酸を加えて中和し、水層を除去後、さらに水と酢酸エチルを加え、水層を除去した。酢酸エチルを減圧留去し、デカノイルプロリン68.12gを得た。
<合成例2>デカノイルプロリンナトリウム塩の合成
合成例1で得られたデカノイルプロリンを、適当な量の水と懸濁後、水酸化ナトリウムでpHを7まで中和し、濃縮乾燥することによりデカノイルプロリンナトリウム塩を得た。
<合成例3>ラウロイルプロリンの合成
プロリンとラウロイルクロライド(東京化成製)を用い、合成例1と同様の方法でラウロイルプロリンを得た。
<合成例4>ラウロイルプロリンナトリウム塩の合成
合成例3で得られたラウロイルプロリンを用い、合成例2と同様の方法でラウロイルプロリンナトリウム塩を得た。
デカノイルプロリンNa、PCA亜鉛、クエン酸を表1に記載の濃度で水に添加した後、塩酸または水酸化ナトリウム水溶液でpHを5.7に調整した。試験用組成物を30mLのガラス瓶に完全密封し、45℃で4ヶ月間保管した後、室温に戻して下記の評価を行った。
<処方の評価1>溶状
前記のように調製した組成物の溶状を確認し、下記の基準にて評価した。
○ 透明の水溶液が得られた。
× 沈殿が確認された。
<処方の評価2>特異臭
本発明の組成物の特異臭について、健康な男女8名により試験した。前記のように調製した組成物の特異臭が気になったかどうかを調査し、下記の基準にて評価した。
○ 被験者の6名以上が特異臭は気にならないと回答した。
△ 被験者の4名または5名が特異臭は気にならないと回答した。
× 被験者の3人以下が特異臭は気にならないと回答した。
なお、被験者には、A成分の特異臭として、あらかじめデカノイルプロリンNaの臭いを認識させた。
<処方の評価3>しっとり感
本発明の組成物のしっとり感について、健康な男女8名により試験した。前記のように調製した組成物を前腕内側の皮膚8×2cm以内の範囲にそれぞれ塗布し、しっとり感を感じたかどうかを調査し下記の基準にて評価した。
○ 被験者の6名以上がしっとりすると回答した。
△ 被験者の4名または5名がしっとりすると回答した。
× 被験者の3名以下がしっとりすると回答した。
本実施例中の各配合量は重量%で表わした。また、表中はその%の表示を省略し、配合量を表す数値のみで表示した。また表中の「-」は評価を実施していないことを示す。
表1から明らかなように、PCA亜鉛とデカノイルプロリンNaを併用すると、特異臭が軽減され、しっとり感に優れる組成物が得られた。またB/Cの比が1未満の時に、組成物中の不溶性固形物が溶解することがわかった。
本出願は日本で出願された特願2014−184373を基礎としており、その内容は本明細書に全て包含されるものである。

Claims (13)

  1. 以下の(A)および(B)を含む組成物:
    (A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩

    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)
    (B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩。
  2. (A)において、式中、R−CO−で表されるアシル基が炭素原子数6〜14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基である請求項1に記載の組成物。
  3. 式(1)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである請求項1または2に記載の組成物。
  4. 式(1)で表されるアシルプロリンの塩が、ナトリウム塩である請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. (A)の含有量が、組成物の全重量に対して0.001重量%〜40重量%である請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. (B)の含有量が、組成物の全重量に対して0.01重量%〜10重量%である請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. さらに(C)ヒドロキシカルボン酸を含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の組成物。
  8. (C)がクエン酸である、請求項7に記載の組成物。
  9. (B)の(C)に対する重量比(B)/(C)が1未満である請求項7または8に記載の組成物。
  10. 保湿剤である請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物を含む化粧料。
  12. 以下の(A)を含む組成物における(A)の臭いの低減方法であって、(B)を共存させる工程を含む方法:
    (A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩


    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
    (B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩。
  13. 以下の(A)および(B)を含む組成物における不溶性固形物の生成抑制方法であって、(C)を共存させる工程を含む方法:
    (A)式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩

    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
    (B)ピロリドンカルボン酸亜鉛塩、
    (C)ヒドロキシカルボン酸。
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