JP6729570B2 - アシルプロリンを含有する化粧料組成物 - Google Patents

アシルプロリンを含有する化粧料組成物 Download PDF

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Description

本発明はアシルプロリンの特異臭が抑制され、かつ高い防腐効果を有する化粧料組成物に関する。また前記アシルプロリンの臭いの抑制剤及びその方法、ならびにアシルプロリンを含む防腐剤及び化粧料の防腐方法に関する。
若々しい皮膚の保持には肌の水分量が深く関係していることから肌の水分量を維持させることを目的に、通常、様々な保湿剤を化粧品に添加している。なかでもアシルプロリンは高い吸湿性と水分保持性を有する(特許文献1、2)ことから使用が望まれるが、少量の添加でも特異臭を有し、また配合から時間が経つと特異臭を放つという問題があった。
WO 2013/147328 WO 2014/007290
アシルプロリン又はその塩の特有の臭いを抑制した化粧料を提供する。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物、クマリンなどの特定の成分がアシルプロリンの臭いを抑制することを見出し、さらに意外にもアシルプロリン及び前記の成分を含有する化粧料が防腐効果も示すことを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は以下の態様を含む。
[1](A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)及び
(B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物及びクマリンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する化粧料組成物。
[2](A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)及び(B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物及びカルボン酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含有する化粧料組成物。
[3]一般式(I)で表されるアシルプロリンにおいて、式中、R−CO−で表されるアシル基が炭素原子数4〜18の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基である[1]又は[2]に記載の組成物。
[4]一般式(I)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである[1]〜[3]のいずれか1項に記載の組成物。
[5]一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩が、一般式(I)で表されるアシルプロリンのナトリウム塩である[1]〜[4]のいずれか1項に記載の組成物。
[6](B)アルデヒド化合物が、バニリン、エチルバニリン、シトラール、へキシルシンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、p-トルアルデヒド、トランス−2−オクテナール、デカナール、シンナムアルデヒド、シトロネラール、ヒドロキシイソヘキシル3−シクロヘキセンカルボキシサルデヒド及びベンズアルデヒドからなる群から選択される少なくとも1種である、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の組成物。
[7](B)酢酸エステル化合物が、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸ゲラニル及び酢酸フェネチルからなる群から選択される少なくとも1種である、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の組成物。
[8](B)メチルケトン化合物が、α-イソメチルイオノン及び2-フリルメチルケトンからなる群から選択される少なくとも1種である、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の組成物。
[9](B)1価のアルコール化合物が、オイゲノール及びビサボロールからなる群から選択される少なくとも1種である、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の組成物。
[10](B)カルボン酸化合物が、プロピオン酸及びケイヒ酸からなる群から選択される少なくとも1種である、[1]〜[5]のいずれか1項に記載の組成物。
[11]さらに(C)多価アルコールを含む[1]〜[10]のいずれか1項に記載の組成物。
[12](C)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、カプリリルグリコール及びカプリル酸グリセリルからなる群から選択される少なくとも1種である、[11]に記載の組成物。
[13]組成物中に(A)を0.001〜5重量%含む[1]〜[12]のいずれか1項に記載の組成物。
[14]組成物中に(B)を0.001〜2重量%含む[1]〜[13]のいずれか1項に記載の組成物。
[15]組成物中に(C)を0.01〜15重量%含む[11]〜[14]のいずれか1項に記載の組成物。
[16](B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物及びクマリンからなる群から選択される少なくとも1種を含む
(A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)の臭いの抑制剤。
[17](B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物及びカルボン酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含む
(A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)の臭いの抑制剤。
[18](A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)及び
(B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物及びクマリンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する防腐剤。
[19](A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)及び
(B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物及びカルボン酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種を含有する防腐剤。
[20](B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物及びクマリンからなる群から選択される少なくとも1種を共存させることを特徴とする、
(A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)の臭いを抑制する方法。
[21](B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物及びカルボン酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種を共存させることを特徴とする、
(A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)の臭いを抑制する方法。
[22](A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)及び
(B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物及びクマリンからなる群から選択される少なくとも1種を添加する工程を含む、化粧料組成物の防腐方法。
[23](A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)及び
(B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物及びカルボン酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種を添加する工程を含む、化粧料組成物の防腐方法。
本発明によれば、無臭、特異臭が少ない又は所望の香りを付与できる化粧料を簡便に提供することができる。
本発明によれば、抗カビ効果が高いので従来の防腐剤の添加をゼロ又は低減した化粧料を提供することができる。
[(A)アシルプロリン]
本発明におけるアシルプロリンは、一般式(I)で表される。
一般式(I)中の
は、本明細書中において、R−CO−とも表される。
−CO−で表されるアシル基は、炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基、すなわち当該飽和又は不飽和脂肪酸のアシル残基であり、例としては、アセチル基、イソプロパノイル基、プロパノイル基、ブタノイル基、イソブタノイル基、sec−ブタノイル基、tert−ブタノイル基、ペンタノイル基、sec−ペンタノイル基、tert−ペンタノイル基、イソペンタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、2−エチルヘキサノイル基、tert−オクタノイル基、ノナノイル基、イソノナノイル基、デカノイル基、イソデカノイル基、及びウンデカノイル基、ラウロイル基、ウンデシレノイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、ベヘノイル基及びオレオイル基が挙げられる。
−CO−で表される長鎖アシル基は、単一組成の酸より誘導されるアシル基のほか、ヤシ油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の天然より得られる混合脂肪酸あるいは合成により得られる脂肪酸(分岐脂肪酸を含む)より誘導されるアシル基であっても良い。これらのうち1種類を使用しても良いし、上記群から選ばれる2種以上を混合して使用しても構わない。
−CO−で表されるアシル基は、炭素原子数4〜18の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であることが好ましく、炭素原子数6〜12の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であることがより好ましく、炭素原子数8〜10の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であることがさらに好ましく、デカノイル基が特に好ましい。
従って、式中Rは炭素原子数1〜22の炭化水素基を示す。「炭化水素基」としては、例えば、アルキル基及びアルキニル基等の鎖状炭化水素基が挙げられる。鎖状炭化水素基が好ましく、直鎖又は分岐鎖のものをいずれも使用することができる。アルキル基がより好ましい。炭素原子数3〜17がより好ましく、5〜11がさらに好ましく、7〜9が特に好ましい。
一般式(I)で表される化合物の塩としては、薬理学的に許容しうる塩等が挙げられ、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;アンモニウム塩;及び塩基性有機物塩などが挙げられる。これらのうち、溶解性の観点から、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましく、ナトリウム塩が更に好ましい。
さらに式(I)で表される化合物は、水和物であっても、非水和物であっても、無溶媒和物であっても、溶媒和物であってもよい。
本発明におけるアシルプロリンの製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を組み合わせて容易に製造することができる。具体的には、プロリンと酸クロライドを、酸クロライドと水酸化ナトリウム等の塩基を同時滴下することによるショッテンバウマン法により調製することができる。当該プロリンは、L体でも、D体でも、又その混合物でもよいが、好ましくはL体である。
本発明におけるアシルプロリン又はその塩は、吸湿性と水分保持性の両方を有するため、有効成分として、単独で、又は他の成分と組み合わせて、本発明の化粧料に配合することができる。
本発明における(A)の化粧料組成物中の含有量は、通常組成物の全重量に対して0.001重量%以上であり、0.01重量%以上が好ましく0.05重量%がより好ましく、0.1重量%が特に好ましい。また組成物の感触の観点から、通常5重量%以下、好ましくは4重量%以下、3重量%以下がより好ましく、2重量%以下がさらに好ましく、1.5重量%以下が最も好ましい。
本明細書において、「防腐」とは、微生物の侵入、発育、増殖を防止し、腐敗や発酵が起らないようにすることを意味する。したがって、「防腐効果」は、かび類などの真菌類や細菌類の増殖を抑制して化粧料の変質を防ぎ、その保存性を高める効果を意味する。
[(B)アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物、クマリン]
本発明における(B)は、アルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物、カルボン酸化合物及びクマリンからなる群から選択される少なくとも1種、またはアルデヒド化合物、酢酸エステル化合物、メチルケトン化合物、1価のアルコール化合物及びカルボン酸化合物からなる群から選択される少なくとも1種である。ただしアセトフェノン及びその誘導体は除く。
本発明におけるアルデヒド化合物は、カルボニル炭素の水素原子が一つ置換した構造を有する化合物であれば特に限定されず、例としては、バニリン、エチルバニリン、シトラール、へキシルシンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、p-トルアルデヒド、トランス-2-オクテナール、デカナール、シンナムアルデヒド、シトロネラール、ヒドロキシイソヘキシル-3-シクロヘキセンカルボキシサルデヒド、ベンズアルデヒド、シトロネリルオキシアセトアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ブルゲオナール、ヒドロキシシトロネラル、ヘリオトロピン、リリアール、3-(4-tert-ブチルフェニル)イソブチルアルデヒド、デカナール、レチナール、グルタラール、フルフラール、ヘキサナール、グリオキサール、ヘキサナールが挙げられる。なかでもバニリン、エチルバニリン、シトラール、へキシルシンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、p-トルアルデヒド、トランス-2-オクテナール、デカナール、シンナムアルデヒド、シトロネラール、ヒドロキシイソヘキシル-3-シクロヘキセンカルボキシサルデヒド、ベンズアルデヒド、シクラメンアルデヒド、ブルゲオナール、ヒドロキシシトロネラル、ヘリオトロピン、リリアールが好ましく、バニリン、エチルバニリン、シトラール、へキシルシンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、p-トルアルデヒド、トランス-2-オクテナール、デカナール、シンナムアルデヒド、シトロネラール、ヒドロキシイソヘキシル-3-シクロヘキセンカルボキシサルデヒド、ベンズアルデヒドがより好ましい。
本発明における酢酸エステル化合物は、酢酸とアルコールから生成されたものであれば特に限定されず、例としては、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸ゲラニル、酢酸フェネチル、酢酸ネリル、アセト酢酸エチル、アセト酢酸メチル、酢酸アミル、酢酸シトロネリル、酢酸ボルニル、酢酸イソボルニル、酢酸メンチル、酢酸ファルネシル、酢酸エチルヘキシル、ヘキシルアセテート、酢酸テルピニル、酢酸ノピル、酢酸オイゲノール、酢酸イソオイゲノール、フェニル酢酸エチル、酢酸シンナミル、酢酸デシルが挙げられる。なかでも酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸ゲラニル、酢酸フェネチル、酢酸オイゲノール、酢酸シトロネリル、酢酸ファルネシルが好ましく、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸ゲラニル、酢酸フェネチルがより好ましい。
本発明におけるメチルケトン化合物は、メチルケトン基を有していれば特に限定されず、例としては、α-イソメチルイオノン、2-フリルメチルケトン、ムスクケトンが挙げられる。なかでもα-イソメチルイオノン、2-フリルメチルケトンが好ましい。
本発明における1価のアルコール化合物は、水酸基が1個のアルコールであれば特に限定されず、例としては、オイゲノール、ビサボロール、バニリン、エチルバニリン、ヒドロキシイソヘキシル-3-シクロヘキセンカルボキシサルデヒド、グアヤコール、シトロネロール、アネトール、イソオルゲノール、ゲラニオール、リナロール、イソオイゲノール、セドロール、マルトール、ボルネオール、ファルネソールなどが挙げられる。なかでもオイゲノール、ビサボロール、バニリン、エチルバニリン、ヒドロキシイソヘキシル-3-シクロヘキセンカルボキシサルデヒドが好ましく、オイゲノール、ビサボロールがより好ましい。
本発明におけるカルボン酸化合物は少なくとも一つのカルボキシ基を有する化合物であれば限定されず、例としては、プロピオン酸、酪酸、ケイヒ酸などが挙げられ、プロピオン酸、ケイヒ酸が好ましい。
本発明における(B)から除かれるアセトフェノン及びその誘導体とは、下記一般式(II)で表される化合物であり、
一般式(II)中、R及びRは、それぞれ独立して、水素、ヒドロキシ基又は−OCHを表す。
本発明におけるクマリンは、化学式Cで表される、CAS登録番号91−64−5の芳香族化合物であり、合成品または市販品を用いることができる。
(A)の臭いの抑制の観点から(B)の含有量は、通常(A)1重量部に対して0.001〜4重量部であり、0.005〜3重量部が好ましく、0.01〜1重量部がより好ましく、0.01〜0.5重量部が特に好ましい。
本発明の組成物中の(B)の含有量は、通常0.001重量%以上であり、0.003重量%以上が好ましく、0.005重量%がより好ましい。また通常2重量%以下であり、1重量%以下が好ましく、0.5重量%以下がより好ましい。前記範囲内であれば(A)の臭いの抑制効果も組成物の防腐効果も良好である。
(A)及び(B)を含む化粧料組成物は、従来の方法で調製することができ、例えば、(A)と(B)を単に混合、又は水等の適切な溶媒中で混合し調製することができる。
また本発明においては、(A)の臭いの抑制、保湿感の向上、防腐効果の増強の観点から上記(A)及び(B)に加え、(C)多価アルコールを組み合わせて使用することが好ましい。
[(C)多価アルコール]
本発明における多価アルコールは、水酸基が2個以上のものであれば特に限定されず、例えば、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、カプリル酸グリセリル、カプリリルグリコール、グリセリン、ジグリセリン、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、ペンチレングリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−ヘキサンジオール、ヘキシレングリコール、ネオペンチルグリコール、イソプレングリコール、低重合ポリエチレングリコール、エチルヘキシルグリセリンが挙げられ、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、カプリル酸グリセリル、1,2−ヘキサンジオール、カプリリルグリコールが好ましく、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、カプリリルグリコール、カプリル酸グリセリルがより好ましい。
本発明の組成物中の(C)の含有量は、(A)の臭いの抑制、保湿感の向上の観点から通常(A)1重量部に対して0.01〜100重量部であり、0.05〜60重量部が好ましく、0.1〜30重量部がより好ましい。
本発明の組成物中の(C)の含有量は、通常15重量%以下であり、10重量%以下が好ましく、8重量%以下がより好ましい。また通常0.01重量%以上であり、0.05重量%以上が好ましく、0.1重量%以上がより好ましい。
臭いの抑制効果や防腐効果の観点から、本発明の化粧料組成物100重量%中、(A)が0.001〜5重量%、(B)が0.001〜2重量%、(C)が0.01〜15重量%配合されていることが好ましい。
同様の観点から、本発明の化粧料組成物100重量%中、(A)が0.05〜2重量%、(B)が0.005〜0.5重量%、(C)が0.1〜8重量%配合されていることがより好ましい。
また本発明においては、(A)の臭いの抑制、防腐効果の増強の観点から上記(A)、(B)及び(C)に加え、(D)カプリルヒドロキサム酸および4-ヒドロキシアセトフェノンからなる群から選ばれる少なくとも1種を組み合わせて使用することが好ましい。
[(D)カプリルヒドロキサム酸および4−ヒドロキシアセトフェノン]
本発明におけるカプリルヒドロキサム酸は、CAS番号7377−03−9(オクタノヒドロキサム酸)の化合物であり、合成品または市販品を用いることができる。またカプリルヒドロキサム酸の塩も本発明に含まれる、カプリルヒドロキサム酸の塩としてはナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩との塩が挙げられる。
本発明における4−ヒドロキシアセトフェノンは、CAS番号:99−93−4の化合物であり、合成品または市販品を用いることができる。
本発明の組成物中の(D)の含有量は、(A)の臭いの抑制、防腐効果の増強の観点から通常(A)1重量部に対して0.001〜10重量部であり、0.005〜5重量部が好ましく、0.01〜2重量部がより好ましい。
本発明の組成物中の(D)の含有量は、通常2重量%以下であり、1重量%以下が好ましく、0.5重量%以下がより好ましい。また通常0.001重量%以上であり、0.005重量%以上が好ましく、0.008重量%以上がより好ましい。
臭いの抑制効果や防腐効果の観点から、本発明の化粧料組成物100重量%中、(A)が0.001〜5重量%、(B)が0.001〜2重量%、(C)0.01〜15重量%及び(D)0.001〜2重量%配合されていることが好ましい。
同様の観点から、本発明の化粧料組成物100重量%中、(A)が0.05〜2重量%、(B)が0.005〜0.5重量%、(C)が0.1〜8重量%及び(D)0.008〜0.5重量%配合されていることがより好ましい。
本発明の組成物のpHは、肌や毛髪へのダメージを抑える、処方の安定性、洗浄料においては泡立ちという観点から、下限値はpH3.0以上が好ましく、pH4.0以上がより好ましく、pH4.5以上が特に好ましい。また、上限値は、pH10.0以下が好ましく、pH8.0以下がより好ましく、pH7.5以下が特に好ましい。
本発明の化粧料組成物は様々な形態にすることができる。例えば、液状、乳化状、ペースト状、ゲル状、固体状、粉末状等の任意の形態をとることができる。なかでも液状、乳化状、ペースト状、ゲル状であることが好ましい。
化粧料の例としては、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、美容液、パック、マスク、石鹸、ボディシャンプー、白粉、ファンデーション、口紅、チーク、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨等の皮膚用化粧料、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナー、ヘアスタイリング剤、ヘアトリートメント等の毛髪用化粧料が挙げられる。いずれの化粧料にもすることができるが、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、美容液、パック、マスク、ボディシャンプー等の皮膚用化粧料、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント等の毛髪用化粧料等とするのが好ましい。また保湿を必要とする皮膚用化粧料とするのがより好ましい。
本発明の化粧料組成物はそのままで化粧料としても使用しうるが、通常化粧料に添加してもよい成分を本発明の効果を阻害しない範囲で配合しても良い。具体的には、油剤、キレート剤、界面活性剤、粉体、アミノ酸類、ポリアミノ酸及びその塩、動植物抽出物、核酸、ビタミン、酵素、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、保湿剤、増粘剤、粘度調整剤、紫外線吸収剤、制汗剤、顔料、色素、酸化染料、香料、有機及び無機粉体、pH調整剤、パール化剤、湿潤剤等が挙げられる。これらは一例であり、勿論これ以外の成分を配合しても構わない。
油剤としては、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸;ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オクタン酸セチル、オキシステアリン酸オクチル、安息香酸アルキルエステル等のエステル類;流動パラフィン、ポリイソブテン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ラノリン、還元ラノリン、カルナウバロウ等のロウ;シリコーン油、ミンク油、カカオ油、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油等の油脂;エチレン・α―オレフィン・コオリゴマー等が挙げられる。
キレート剤としては、特に制限はないが、好ましくはトリエチレンテトラミン、2−テノイルトリフルオロアセトン、チオグリコール酸、酒石酸、コハク酸、8−キノリノール、ピリジン−2,6−ジカルボン酸、ピリジン、1,10−フェナントロリン、乳酸、8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸、グリシン、2,2’−ピリジルエチレンジアミン、オーリントリカルボン酸、キシレノールオレンジ、5−スルホサリチル酸、サリチル酸、ピロカテコール−3,5−ジスルホネート、4,5−ジヒドロキシベンゼン−1,3−ジスルホン酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸、クエン酸、オキサレート、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(EDTA)、アセチルアセトン及びそれらの塩から選択されるキレート化剤ならびにそれらの混合物等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩やN−長鎖アシル中性アミノ酸塩等のN−長鎖アシルアミノ酸塩、N−長鎖脂肪酸アシル−N−メチルタウリン塩、アルキルサルフェート及びそのアルキレンオキシド付加物、脂肪酸アミドエーテルサルフェート、脂肪酸の金属塩及び弱塩基塩、スルホコハク酸系界面活性剤、アルキルフォスフェート及びそのアルキレンオキシド付加物、アルキルエーテルカルボン酸等のアニオン界面活性剤;グリセリンエーテル及びそのアルキレンオキシド付加物等のエーテル型界面活性剤、グリセリンエステル及びそのアルキレンオキシド付加物等のエステル型界面活性剤、ソルビタンエステル及びそのアルキレンオキシド付加物等のエーテルエステル型界面活性剤、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリセリンエステル、脂肪酸ポリグリセリンエステル、ソルビタンエステル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型界面活性剤、アルキルグルコシド類、硬化ヒマシ油ピログルタミン酸ジエステル及びそのエチレンオキシド付加物、ならびに脂肪酸アルカノールアミド等の含窒素型の非イオン性界面活性剤、アルキルアンモニウムクロライド、ジアルキルアンモニウムクロライド等の脂肪族アミン塩、それらの4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩等の芳香族4級アンモニウム塩、脂肪酸アシルアルギニンエステル等のカチオン界面活性剤;並びにカルボキシベタイン等のベタイン型界面活性剤、アミノカルボン酸型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤等の両性界面活性剤等が挙げられる。
粉体としては、例えば、ナイロンビーズ、シリコーンビーズ等の樹脂粉体、ナイロンパウダー、金属脂肪酸石鹸、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化コバルト、カーボンブラック、群青、紺青、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、雲母チタン、窒化ホウ素、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭化珪素、色素、レーキ、セリサイト、マイカ、タルク、カオリン、板状硫酸バリウム、バタフライ状硫酸バリウム、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、アシルリジン、アシルグルタミン酸、アシルアルギニン、アシルグリシン等のアシルアミノ酸等が挙げられ、更にシリコーン処理、フッ素化合物処理、シランカップリング剤処理、シラン処理有機チタネート処理、アシル化リジン処理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、油剤処理、アミノ酸処理等の表面処理が施してあっても構わない。
アミノ酸としては、グリシン、アラニン、セリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシン、バリン等が挙げられる。
ポリアミノ酸及びその塩としては、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。
また動植物抽出物としては、レシチン、ゼラチン等;核酸としては、5’−イノシン酸二ナトリウム、5’−ウリジル酸二ナトリウム等;ビタミン類としては、ビタミンA、C等及びその誘導体等;酵素としては、パパイン、プロテアーゼ等;抗炎症剤としては、グリチルリチン酸カリウム等;殺菌剤としては、トリクロサン、トリクロロカルバン、オクトピロックス、ジンクピリチオン等;防腐剤としては、メチルパラベン、ブチルパラベン等;抗酸化剤としては、ジブチルヒドロキシトルエン等;保湿剤としては、イソペンチルジオール、ルビトール等;増粘剤としては、ヒドロキシプロピルデンプンリン酸等;粘度調整剤としては、ポリオキシアルキレンソルビタンエステル、ポリオキシエチレングリコールジステアレート、エタノール等;紫外線吸収剤としては、メトキシケイヒ酸オクチル等;制汗剤としては酸化アルミニウム等;顔料としては二酸化チタン等;色素としては、タール系色素、無機系の色素、天然系基原由来の色素等;香料;pH調整剤としては、クエン酸、クエン酸三ナトリウム、炭酸ナトリウム、リン酸等;パール化剤としてはエチレングリコールジステアレート等;湿潤剤としてはプロピレングリコール等が挙げられる。
本発明の化粧料組成物の製造方法は特に制限されず、必須成分である(A)及び(B)に加え、更に(C)のほか、通常の、化粧料組成物を製造するのに必要な各種成分(上記その他の成分、水等)を適宜選択、配合して、常法により製造することができる。
また(B)を含む、(A)の臭いの抑制剤も本発明に含まれる。当該抑制剤は(B)のみでも、上記その他の成分を添加してもよい。各種定義は既述に準じる。
さらに(A)及び(B)を含有する防腐剤も本発明に含まれる。各種定義は既述に準じるが、防腐剤中には、(A)及び(B)のみでも、上記その他の成分を添加してもよい。防腐剤中の(B)の含有量は、通常(A)1重量部に対して0.001〜4重量部、好ましくは0.005〜3重量部、より好ましくは0.01〜0.5重量部である。
また(B)を共存させることを特徴とする、(A)の臭いを抑制する方法も本発明に含まれる。単に(B)を共存させるだけで、(A)の臭いを抑制することができる。各種定義は既述に準じるが、通常(A)1重量部に対して(B)を0.001〜4重量部、好ましくは0.005〜3重量部、より好ましくは0.01〜0.5重量部の割合で共存させる。
また(A)及び(B)を添加する工程を含む、化粧料組成物の防腐方法も本発明に含まれる。各種定義は既述に準じるが、通常(A)1重量部に対して(B)を0.001〜4重量部、好ましくは0.005〜3重量部、より好ましくは0.01〜0.5重量部の割合で化粧料組成物に添加することにより防腐することができる。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
〔製造例1〕デカノイルプロリンの合成
プロリン(味の素社製)34.54gを100gの水に溶解後、デカノイルクロライド(東京化成社製)52.01gと25%水酸化ナトリウム水溶液をpH12に調整しながら加えた。75%硫酸を加えて中和し、水層を除去後、さらに水と酢酸エチルを加え、水層を除去した。酢酸エチルを減圧留去し、デカノイルプロリンを68.12g得た。
〔製造例2〕デカノイルプロリンナトリウム塩の合成
製造例1で得られたデカノイルプロリンを、適当な量の水と懸濁後、水酸化ナトリウムでpHを5まで中和することによりデカノイルプロリンナトリウム塩を得た。
<試験例1>化粧水処方の評価
〔組成物の調製〕
表1に記載の(I)の成分を加熱し攪拌溶解した後、加熱した(II)の成分を加え、室温付近まで冷却した。続いて、あらかじめ攪拌溶解した(III)の成分と(A)成分、(B)成分及び(C)成分を添加し、撹拌し溶解させた後に、pH5.0及びpH6.4に調整した。調製した組成物(化粧水)は室温で保存した。試験には、試験用組成物を50mLのガラス瓶に完全密封し、以下の評価に用いた。
[評価]
評価1:特異臭のなさ
前記のように調製したpH5.0の組成物を室温で1日及び1か月保存したのちに、5人のパネラーが下記の基準により採点し、その平均点を求め評価した。なお、パネラーには、デカノイルプロリンの特有のにおいを予め認識させた。
4:デカノイルプロリンの特有のにおいが全くしない
3:デカノイルプロリンの特有のにおいがほとんどしない
2:デカノイルプロリンの特有のにおいをわずかに感じる
1:デカノイルプロリンの特有のにおいを感じる
0:デカノイルプロリンの特有のにおいをかなり感じる
(評価基準)
◎ 平均点が3.0以上
○ 平均点が2.0以上3.0未満
△ 平均点が1.5以上2.0未満
× 平均点が1.5未満
評価2:肌の保湿感 塗布直後及び塗布0.5時間後
5名のパネラーにより前記のように調製したpH5.0の組成物を前腕内側の皮膚8×2cm以内の範囲にそれぞれ塗布し、以下の基準で採点してその平均点を求め、評価基準Aにより使用感を評価した。
5:非常にしっとり感が強い
4:しっとり感がある
3:ふつう
2:しっとり感があまりない
1:しっとり感が全くない
評価基準A
◎ 平均点が4.0以上
○ 平均点が3.0以上4.0未満
△ 平均点が2.0以上3.0未満
× 平均点が2.0未満
評価3:塗布直後の肌のべたつきのなさ
5名のパネラーにより評価2と同じ方法で、それぞれ塗布し、以下の基準で採点してその平均点を求め、評価基準Aにより使用感を評価した。
5:べたつきが全くない
4:べたつきがほとんどない
3:ふつう
2:ややべたつきがある
1:べたつきが強い
評価4:肌へのなじみ
5名のパネラーにより評価2と同じ方法で、それぞれ塗布し、以下の基準で採点してその平均点を求め、評価基準Aにより使用感を評価した。
5:肌へのなじみが非常に良い、自然になじんで消えていく
4:肌へのなじみが良い
3:ふつう
2:肌へのなじみが悪い
1:肌へのなじみが非常に悪い
評価5及び6:抗カビ性試験
(1)前記のように調製した組成物1mLに、初期菌数が1mL当たり10個となるようにクロコウジカビ(Aspergillus brasiliensis(A.b))菌液を添加する。
(2)(1)の処方を25℃で3日間保管する。
(3)3日後、処方10μLと、下記の培地190μLを96ウェルプレート上でよく混合し、25℃で18時間保管後、カビの生育度合いを以下の基準に従って目視にて評価する。
培地組成:GPLP培地「ダイゴ」(和光純薬)3.65g、レシチン:和光一級1.15g、ポリソルベート80:和光生化学用8.05g、イオン交換水250g
カビの生育度合評価基準:
0:カビの生育なし
1:わずかに生育あり
2:生育あり、ウェルの1/3未満
3:生育あり、ウェルの1/3以上
4:繁殖中、ウェルが概ね菌で覆われている
この実験を3回繰り返し、3回の評価値の平均をA.bの生育状況スコアとして求めた。
(判定基準)
◎:A.b の 生育状況 スコア 1.0未満
○:A.b の 生育状況 スコア 1.0以上1.5未満
△:A.b の 生育状況 スコア 1.5以上2.5未満
×:A.b の 生育状況 スコア 2.5以上
結果を表1に示す。(A)と(B)を添加した組成物においては、デカノイルプロリン特有のにおいは抑制され、使用感にも優れていた。また(A)〜(C)単独では抗カビ効果を示さない用量であっても組み合わせることで優れた抗カビ効果を示すことが認められた。また前記組成物の抗カビ効果はpH依存性がないことが認められた。評価1〜6中の「−」は未実施を示す。
<試験例2>液体洗浄料処方の評価
[組成物の調製]
既知の方法に基づき調製した。すなわち、NaOHを除く表2に記載の各成分を70℃で加熱しながら均一になるまで撹拌し、室温付近まで冷却してからNaOHを用いてpHを5.4に調整し、最後に水の量を調整して100%とした。調製した組成物(液体洗浄料)は室温で保存した。試験は、試験用組成物を50mLのガラス瓶に完全密封し、上記評価1(特異臭のなさ)及び以下評価7に基づいて評価した。評価1及び7の「−」は未実施を示す。
評価7:洗浄料中における抗カビ性試験:
(1)前記のように調製した組成物1mLに、初期菌数が1mL当たり10個となるようにクロコウジカビ(Aspergillus brasiliensis(A.b))菌液を添加する。
(2)(1)の処方を25℃で3日間保管する。
(3)3日後、処方10μLと、下記の培地190μLを96ウェルプレート上でよく混合し、25℃で24時間保管後、カビの生育度合いを以下の基準に従って目視にて評価する。
培地組成:GPLP培地「ダイゴ」(和光純薬)3.65g、レシチン:和光一級1.15g、ポリソルベート80:和光生化学用8.05g、イオン交換水250g
カビの生育度合評価基準:
0:カビの生育なし
1:わずかに生育あり
2:生育あり、ウェルの1/3未満
3:生育あり、ウェルの1/3以上
4:繁殖中、ウェルが概ね菌で覆われている
この実験を3回繰り返し、3回の評価値の平均をA.bの生育状況スコアとして求めた。
(判定基準)
◎:A.b の 生育状況 スコア 1.0未満
○:A.b の 生育状況 スコア 1.0以上1.5未満
△:A.b の 生育状況 スコア 1.5以上2.5未満
×:A.b の 生育状況 スコア 2.5以上
結果を表2に示す。(A)と(B)を添加した組成物においては、デカノイルプロリンの特有のにおいは抑制され、使用感にも優れていた。また(A)〜(C)単独では抗カビ効果を示さない用量であっても組み合わせることで優れた抗カビ効果を示すことが認められた。
<試験例3>液体洗浄料処方の評価
[組成物の調製]
既知の方法に基づき調製した。すなわち、NaOHを除く表3に記載の各成分を70℃で加熱しながら均一になるまで撹拌し、室温付近まで冷却してからNaOHを用いてpHを5.4に調整し、最後に水の量を調整して100%とした。調製した組成物(液体洗浄料)は室温で保存した。試験は、試験用組成物を50mLのガラス瓶に完全密封し、上記評価1及び7に基づいて評価した。評価1及び7の「−」は未実施を示す。
結果を表3に示す。(A)と(B)を添加した組成物においては、デカノイルプロリンの特有のにおいは抑制されていた。また界面活性剤が多量に配合される洗浄料は、防腐素材がミセルに取り込まれたりするので効率的に働きにくく一般的に防腐が難しいが、(A)または(B)単独では抗カビ効果を示さない用量であっても組み合わせることで優れた抗カビ効果を示すことが認められた。
<試験例4>化粧水処方の評価
〔組成物の調製〕
表4に記載の(I)の成分を加熱し攪拌溶解した後、加熱した(II)の成分を加え、室温付近まで冷却した。続いて、あらかじめ攪拌溶解した(III)の成分と(A)〜(D)成分を添加し、撹拌し溶解させた後に、pH5.0に調整した。調製した組成物(化粧水)は室温で保存した。試験には、試験用組成物を50mLのガラス瓶に完全密封し、上記評価1及び5(pH5.0)に基づいて評価した。評価1及び5の「−」は未実施を示す。
結果を表4に示す。(A)〜(D)を添加した組成物においては、デカノイルプロリンの特有のにおいは抑制され、優れた抗カビ効果を示すことが認められた。
<試験例5>化粧水処方の評価
〔組成物の調製〕
表5に記載の(I)の成分を加熱し攪拌溶解した後、加熱した(II)の成分を加え、室温付近まで冷却した。続いて、あらかじめ攪拌溶解した(III)の成分と(A)成分、α−ピネン及び(C)成分を添加し、撹拌し溶解させた後に、pH5.0に調整した。調製した組成物(化粧水)は室温で保存した。試験には、試験用組成物を50mLのガラス瓶に完全密封し、上記評価1及び以下評価5(pH5.0)に基づいて評価した。
結果を表5に示す。本発明における(B)成分以外を添加した組成物においては、デカノイルプロリンの特有のにおいは抑制されず、抗カビ効果を示さなかった。
以下に使用した試薬を記載する。
PPG−8セテス−20:ニッコールPBC−44(日光ケミカルズ社製)
PPG−6デシルテトラデセス−30:ニッコールPEN−4630(日光ケミカルズ社製)
DPG:ジプロピレングリコール、DPG−RF(ADEKA社製)
BG:ブチレングリコール、1,3−BG UK(ダイセル化学社製)
グリセリン:阪本工業社製、化粧品用濃グリセリンラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル):味の素社製、「ELDEW」PS−203
オクタン酸セチル:CHE(高級アルコール社製)
デカノイルプロリンNa:味の素社製、「プロデュウ」P−DS−12
バニリン:東京化成工業社製
エチルバニリン:Aldorich社製
へキシルシンナムアルデヒド:α-ヘキシルシンナムアルデヒド、和光純薬工業社製
クミンアルデヒド:Aldorich社製
シトラール:和光純薬工業社製
オイゲノール:東京化成工業社製
p-トルアルデヒド:Aldorich社製
酢酸ベンジル:Aldorich社製
酢酸ゲラニル:東京化成工業社製
シンナムアルデヒド:和光純薬工業社製
2-フリルメチルケトン:Aldorich社製
trans-2-オクテナール:Aldorich社製
デカナール:Aldorich社製
酢酸リナリル:東京化成工業社製
α-イソメチルイオノン:東京化成工業社製
プロピオン酸:東京化成工業社製
シトロネラール:東京化成工業社製
ビサボロール:BASF社製、ビサボロールrac.
酢酸フェネチル:東京化成工業社製
ケイヒ酸:Dermosoft 747、Dr.Stratemans社製
ヒドロキシイソヘキシル-3-シクロヘキセンカルボキシサルデヒド:和光純薬工業社製
ベンズアルデヒド:ナカライテスク社製
ココイルグルタミン酸2Na、ココイルグルタミン酸Na(計25%);「アミソフト」CS-22(味の素社製)
ココグルコシド (52%);Plantacare818up(BASF社製)
カプリル酸グリセリル;サンソフトNo.700−P2(太陽化学社製)
クマリン;Sigma chemical社製
本発明により、臭いが抑制された保存性に優れた化粧料を提供することができる。
本出願は日本で出願された特願2015−112638を基礎としており、その内容は本明細書に全て包含されるものである。

Claims (13)

  1. (A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:

    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)及び
    (B)バニリン、エチルバニリン、シトラール、へキシルシンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、p-トルアルデヒド、トランス−2−オクテナール、デカナール、シンナムアルデヒド、シトロネラール、ヒドロキシイソヘキシル−3−シクロヘキセンカルボキシサルデヒド及びベンズアルデヒドからなる群から選択される少なくとも1種のアルデヒド化合物、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸ゲラニル及び酢酸フェネチルからなる群から選択される少なくとも1種の酢酸エステル化合物、α-イソメチルイオノン及び2-フリルメチルケトンからなる群から選択される少なくとも1種のメチルケトン化合物、オイゲノール、プロピオン酸ならびにクマリンからなる群から選択される少なくとも1種を含有する化粧料組成物。
  2. (B)成分が、バニリン、エチルバニリン、シトラール、へキシルシンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、p-トルアルデヒド、トランス−2−オクテナール、デカナール、シンナムアルデヒド、シトロネラール、ヒドロキシイソヘキシル−3−シクロヘキセンカルボキシサルデヒド及びベンズアルデヒドからなる群から選択される少なくとも1種のアルデヒド化合物、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸ゲラニル及び酢酸フェネチルからなる群から選択される少なくとも1種の酢酸エステル化合物、ならびにα-イソメチルイオノン及び2-フリルメチルケトンからなる群から選択される少なくとも1種のメチルケトン化
    合物からなる群から選択される少なくとも1種である請求項1に記載の化粧料組成物。
  3. 一般式(I)で表されるアシルプロリンにおいて、式中、R−CO−で表されるアシル基が炭素原子数4〜18の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基である請求項1又は2に記載の組成物。
  4. 一般式(I)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである請求項1〜3のいずれか1項に記載の組成物。
  5. 一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩が、一般式(I)で表されるアシルプロリンのナトリウム塩である請求項1〜4のいずれか1項に記載の組成物。
  6. さらにビサボロールを含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  7. さらにケイヒ酸を含む、請求項1〜5のいずれか1項に記載の組成物。
  8. さらに(C)多価アルコールを含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の組成物。
  9. (C)多価アルコールが、ジプロピレングリコール、ブチレングリコール、カプリリルグリコール及びカプリル酸グリセリルからなる群から選択される少なくとも1種である、請求項8に記載の組成物。
  10. 組成物中に(A)を0.001〜5重量%含む請求項1〜9のいずれか1項に記載の組成物。
  11. 組成物中に(B)を0.001〜2重量%含む請求項1〜10のいずれか1項に記載の組成物。
  12. 組成物中に(C)を0.01〜15重量%含む請求項8〜11のいずれか1項に記載の組成物。
  13. (B)バニリン、エチルバニリン、シトラール、へキシルシンナムアルデヒド、クミンアルデヒド、p-トルアルデヒド、トランス−2−オクテナール、デカナール、シンナムアルデヒド、シトロネラール、ヒドロキシイソヘキシル−3−シクロヘキセンカルボキシサルデヒド及びベンズアルデヒドからなる群から選択される少なくとも1種のアルデヒド化合物、酢酸リナリル、酢酸ベンジル、酢酸ゲラニル及び酢酸フェネチルからなる群から選択される少なくとも1種の酢酸エステル化合物、α-イソメチルイオノン及び2-フリルメチルケトンからなる群から選択される少なくとも1種のメチルケトン化合物、オイゲノール及びビサボロールからなる群から選択される少なくとも1種の1価のアルコール化合物、プロピオン酸ならびにクマリンからなる群から選択される少なくとも1種を含む
    (A)一般式(I)で表されるアシルプロリン又はその塩:

    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数2〜23の飽和又は不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)の臭いの抑制剤
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