JP6187461B2 - 保湿剤及びこれを含有する化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は特定のアシルプロリンまたはその塩を含む保湿剤、ならびに、(A)当該アシルプロリンまたはその塩および(B)ビスホスホネートを含有する組成物に関する。また上記保湿剤または組成物を含有する化粧料に関する。
若々しい皮膚の保持には肌の水分量が深く関係しているため、肌の水分量を維持させることを目的に、通常、様々な保湿剤を化粧品に添加する。保湿剤は、吸湿性、水分保持性を有することが求められる。これまでに、ベタイン、乳酸Na、ピロリドンカルボン酸、グリセリン、ソルビトールなど様々な保湿剤が使用されてきた(非特許文献1)が、いずれも吸湿性と水分保持性の両方を有する保湿剤ではなく、必ずしも肌の水分量を十分に維持させる化粧料を提供することができなかった。
また、1,3−ブチレングリコールは保湿剤としての効果を有しながら、防腐効果を増強する、いわゆる防腐助剤にもなりうる素材である(非特許文献2)。このように多機能な素材は非常に有用である。しかし、1,3−ブチレングリコールの保湿効果および防腐効果は十分ではなく、より効果の高い素材が切に望まれていた。
新化粧品学(第2版)、光井武夫編、南山堂、p152−156 防菌・防黴剤の開発と展望、西原 力/高麗寛紀編、シーエムシー出版、p217
本発明の課題は、保湿剤としての機能、すなわち吸湿性と水分保持性を有し、併せて、防腐効果も増強することができる保湿剤を提供するとともに、当該保湿剤を利用した組成物を提供することである。
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、アシルプロリンが上記課題を解決する保湿剤であることを見出し、さらに、当該アシルプロリンとビスホスホネートを組み合わせ、好ましくは炭素原子数6〜24のアルコールも組み合わせることで、保湿性に加え、防腐性および塗布感に優れ、着色および着臭の抑制された組成物を提供することができることを見出し、本発明を完成した。
即ち本発明は以下の態様を含む。
[1]一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩を含む保湿剤
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)。
[2]一般式(1)で表されるアシルプロリンにおいて、式中、R−CO−で表されるアシル基が炭素原子数6〜14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基である上記[1]に記載の保湿剤。
[3]一般式(1)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである上記[1]または[2]に記載の保湿剤。
[4]一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩が、一般式(1)で表されるアシルプロリンのナトリウム塩である[1]〜[3]のいずれかに記載の保湿剤。
[5](A)一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、および
(B)ビスホスホネート
を含有する組成物。
[6]一般式(1)で表されるアシルプロリンにおいて、式中、R−CO−で表されるアシル基が炭素原子数6〜14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基である上記[5]に記載の組成物。
[7]一般式(1)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである上記[5]または[6]に記載の組成物。
[8]一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩が、一般式(1)で表されるアシルプロリンのナトリウム塩である[5]〜[7]のいずれかに記載の組成物。
[9](B)がエチドロネートである、[5]〜[8]いずれかに記載の組成物。
[10]エチドロネートがエチドロン酸の形態で組成物に添加されたものである[9]に記載の組成物。
[11](A)の(B)に対する重量比が、(A)/(B)=100000〜3である[5]〜[10]のいずれか1項に記載の組成物。
[12]さらに(C)炭素原子数6〜24のアルコールを含む[5]〜[11]に記載の組成物。
[13][1]〜[4]のいずれかに記載の保湿剤を含有する化粧料。
[14][5]〜[12]のいずれかに記載の組成物を含有する化粧料。
[15]乳化化粧料である[13]または[14]に記載の化粧料。
[16]洗浄料である[13]〜[15]に記載の化粧料。
[17]皮膚用である[13]〜[16]に記載の化粧料。
[18]一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
の分解を抑制するための、ビスホスホネート(B)の使用。
[19]一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、
を含む組成物の着色および/または着臭を防止するための、ビスホスホネート(B)の使用。
[20]一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)
を対象に適用することを特徴とする保湿方法。
[21]ビスホスホネート(B)を共存させる工程を含む、
一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)
の分解抑制方法。
[22]ビスホスホネート(B)を共存させる工程を含む、
一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):
(式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)を含む組成物の着色または着臭防止方法。
本発明の保湿剤を用いることにより、保湿性に優れた組成物を提供することが可能になる。さらに、アシルプロリンまたはその塩とビスホスホネートを組み合わせ、さらに、必要により、炭素原子数6〜24のアルコールを組み合わせることで、保湿性に加え、防腐性および塗布感に優れ、着色および着臭の抑制された組成物を提供することができる。
特に本発明によれば、保湿性や塗布感に優れ、着色および着臭の抑制された化粧料を提供することができる。
[(A)アシルプロリン]
本発明におけるアシルプロリンは、一般式(1)で表される。
一般式(1)中の
は、本明細書中において、R−CO−とも表される。
−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であり、例としては、プロパノイル基、イソプロパノイル基、ブタノイル基、イソブタノイル基、sec−ブタノイル基、tert−ブタノイル基、ペンタノイル基、イソペンタノイル基、sec−ペンタノイル基、tert−ペンタノイル基、ヘキサノイル基、ヘプタノイル基、オクタノイル基、tert−オクタノイル基、2−エチルヘキサノイル基、ノナノイル基、イソノナノイル基、デカノイル基、イソデカノイル基、ウンデカノイル基、ラウロイル基、ミリストイル基、パルミトイル基、ステアロイル基、ベヘノイル基、ウンデシレノイル基およびオレオイル基等が挙げられる。
−CO−で表される長鎖アシル基は、単一組成の酸より誘導されるアシル基のほか、ヤシ油脂肪酸、ヒマシ油脂肪酸、オリーブ油脂肪酸、パーム油脂肪酸等の天然より得られる混合脂肪酸あるいは合成により得られる脂肪酸(分岐脂肪酸を含む)より誘導されるアシル基であっても良い。これらのうち1種類を使用しても良いし、上記群から選ばれる2種以上を混合して使用しても構わない。
−CO−で表されるアシル基は、炭素原子数4〜18の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であることが好ましく、炭素原子数6〜14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であることがより好ましく、炭素原子数10〜12の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基であることがさらに好ましく、デカノイル基がさらに好ましい。
なお、飽和脂肪酸より誘導されるアシル基が不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基よりも好ましい。
一般式(1)で表されるアシルプロリンの塩としては、リチウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等のアルカリ金属塩;カルシウム塩、マグネシウム塩等のアルカリ土類金属塩;アルカノールアミン塩等のアンモニウム塩;および塩基性有機物塩等が挙げられる。これらのうち、溶解性の観点から、アルカリ金属塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩がさらに好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましく、ナトリウム塩が特に好ましい。
本発明におけるアシルプロリンおよびその塩は公知化合物である。
本発明におけるアシルプロリンの製造方法は、特に限定されるものではなく、公知の方法を組み合わせて容易に製造することができる。具体的には、プロリンと酸クロライドによるショッテンバウマン法により調製することができる。その際には、例えば酸クロライドと水酸化ナトリウム等の塩基を同時滴下する。当該プロリンは、L体でも、D体でも、又はその混合物でもよいが、好ましくはL体である。
本発明におけるアシルプロリンまたはその塩は、吸湿性と水分保持性の両方を有するため、有効成分として、単独で、または他の成分と組み合わせて、良好な保湿剤として使用することができる。本発明の保湿剤は、例えば、化粧料(医薬部外品を含む)等に配合することができる。
本発明におけるアシルプロリンまたはその塩を化粧料等の組成物に配合して使用する場合、その配合量は、組成物の全重量に対して0.001重量%〜40重量%が好ましい。下限値は、0.01重量%がより好ましく、0.05重量%がより好ましい。一方組成物の感触の観点から、上限値は、35重量%がより好ましく、30重量%がより好ましく、20重量%がより好ましく、15重量%がより好ましく、10重量%が更に好ましく、5重量%が更に一層好ましい。
上記(A)成分のみでも保湿性に優れるものであるが、(B)ビスホスホネートと組み合わせて使用することにより、保湿性に加え、防腐性および塗布感に優れ、また(A)成分に由来する特有の臭いや色を抑制した着色および着臭のない組成物を提供することができる。
本発明において、保湿剤とは、ヒトを含む哺乳動物に対するものである。
[(B)ビスホスホネート]
本発明におけるビスホスホネートの例としては、エチドロネート、クロドロネート、チルドロネート等が挙げられる。対カチオンとしては、リチウム、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金属イオン;カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土類金属イオン;アルカノールアミン等のアンモニウムイオン;および塩基性有機物イオンが挙げられる。着色および着臭のない組成物を提供することができるという観点で、エチドロネートが望ましい。
またエチドロネートは、エチドロン酸の形態で組成物に添加されたものであってもよい。
本発明の組成物中のビスホスホネートの配合量は、0.00001重量%〜5重量%が好ましい。着色および着臭のない組成物を提供することができるという観点で、下限値は、0.0001重量%がより好ましく、0.005重量%がより好ましい。一方組成物の塗布感の観点から、上限値は、2重量%が好ましく、1.5重量%がより好ましく、1重量%が更に好ましく、0.5重量%が更に一層好ましい。
例えば、エチドロン酸の形態で添加する場合は、上記組成物中のビスホスホネート量に換算して配合することができる。
(A)の(B)に対する重量比は、塗布感の観点、ならびに、着色および着臭のない組成物を提供することができるという観点から、(A)/(B)(重量/重量)は100000〜3が好ましい。上限値は、30000がより好ましく、10000がより好ましく、5000がより好ましく、3000がより好ましく、1500がより好ましい。また、防腐性の観点から、下限値は、3が好ましく、10がより好ましく、30がより好ましく、100がより好ましく、200がより好ましい。
(A)アシルプロリンまたはその塩および(B)ビスホスホネートを含む組成物は、(A)アシルプロリンまたはその塩と(B)ビスホスホネートを単に混合、または水等の適切な溶媒中で混合することで調製することができる。なお、本発明には、(B)をビスホスホン酸の形態で組成物に添加し、適当な塩基と混合することにより組成物中でビスホスホネートとする態様も含まれる。
塗布感の観点から上記(A)および(B)に加え、(C)炭素原子数6〜24のアルコールを組み合わせて使用することが好ましい。
[(C)炭素原子数6〜24のアルコール]
本発明の炭素原子数6〜24のアルコールは、例えばラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等が挙げられる。塗布感がより優れているという観点から、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、イソステアリルアルコール、オクチルドデカノール等の炭素原子数16〜20のアルコールが望ましく、セチルアルコール、ステアリルアルコールがより望ましい。
本発明の組成物中の(C)炭素原子数6〜24のアルコールの配合量は、0.01重量%〜20重量%が好ましい。組成物の塗布感の観点から、下限値は、0.1重量%がより好ましく、0.5重量%が更に好ましい。一方組成物の塗布感の観点から、上限値は、15重量%が好ましく、10重量%がより好ましく、5重量%が更に好ましい。
本発明の保湿剤および組成物は様々な化粧料に配合することができる。本発明の化粧料としては、形態には特に制限はなく、液状、乳化状、ペースト状、ゲル状、固体状、粉末状等の任意の形態をとることができる。この中では乳化化粧料であることが好ましい。
本発明の化粧料の例としては、洗顔料、化粧水、乳液、クリーム、ジェル、美容液、パック、マスク、石鹸、ボディシャンプー、白粉、ファンデーション、口紅、チーク、アイライナー、マスカラ、アイシャドー、眉墨等の皮膚用化粧料、シャンプー、リンス、ヘアコンディショナー、ヘアスタイリング剤、ヘアトリートメント等の毛髪用化粧料が挙げられる。いずれの化粧料にもすることができるが、洗顔料、シャンプー、ボディシャンプー等の洗浄料とするのが好ましい。また保湿を必要とする皮膚用化粧料とするのがより好ましい。
化粧料には、通常化粧料に添加してもよい成分を本発明の効果を阻害しない範囲で配合しても良い。具体的には、油剤、キレート剤、界面活性剤、粉体、アミノ酸類、ポリアミノ酸及びその塩、糖アルコール及びそのアルキレンオキシド付加物、低級アルコール、動植物抽出物、核酸、ビタミン、酵素、抗炎症剤、殺菌剤、防腐剤、抗酸化剤、紫外線吸収剤、制汗剤、顔料、色素、酸化染料、有機及び無機粉体、pH調整剤、パール化剤、湿潤剤等が挙げられる。これらは一例であり、勿論これ以外の成分を配合しても構わない。
油剤としては、イソステアリン酸、ウンデシレン酸、オレイン酸等の脂肪酸;ミリスチン酸ミリスチル、ラウリン酸ヘキシル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸イソプロピル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、モノステアリン酸グリセリン、フタル酸ジエチル、モノステアリン酸エチレングリコール、オクタン酸セチル、オキシステアリン酸オクチル、安息香酸アルキルエステル等のエステル類;流動パラフィン、ポリイソブテン、ワセリン、スクワラン等の炭化水素;ラノリン、還元ラノリン、カルナウバロウ等のロウ;シリコーン油、ミンク油、カカオ油、ヤシ油、パーム核油、ツバキ油、ゴマ油、ヒマシ油、オリーブ油、ホホバ油等の油脂;エチレン・α―オレフィン・コオリゴマー等が挙げられる。
特にシリコーン油の例としては、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体、ポリオキシプロピレン・メチルポリシロキサン共重合体及びポリ(オキシエチレン、オキシプロピレン)・メチルポリシロキサン共重合体等のエーテル変性シリコーン、ステアロキシメチルポリシロキサン、ステアロキシトリメチルシラン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、テトラヒドロテトラメチルシクロテトラシロキサン、メチルシクロポリシロキサン及びドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン;メチルフェニルポリシロキサン、トリメチルシロキシケイ酸、アミノエチルアミノプロピルシロキサン・ジメチルシロキサン共重合体等のアミノ変性シリコーン、シラノール変性ポリシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサン、脂肪酸変性ポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン、エポキシ変性ポリシロキサン、アルコキシ変性ポリシロキサンパーフルオロポリエーテル、ポリ酢酸ビニルジメチルポリシロキサン、及びそれらの混合物から選択されるシリコーン油が挙げられる。
キレート剤としては、特に制限はないが、好ましくはトリエチレンテトラミン、2−テノイルトリフルオロアセトン、チオグリコール酸、酒石酸、コハク酸、8−キノリノール、ピリジン−2,6−ジカルボン酸、ピリジン、1,10−テナントロリン、乳酸、8−ヒドロキシキノリン−5−スルホン酸、グリシン、2,2’−ピリジルエチレンジアミン、オーリントリカルボン酸、キシレノールオレンジ、5−スルホサリチル酸、サリチル酸、ピロカテコール−3,5−ジスルホネート、4,5−ジヒドロキシベンゼン−1,3−ジスルホン酸、1,2−ジアミノシクロヘキサン−N,N,N’,N’−四酢酸、クエン酸、オキサレート、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン−N,N,N’,N’−四酢酸(EDTA)、アセチルアセトンとそれらの塩から選択されるキレート化剤及びそれらの混合物等が挙げられる。
界面活性剤としては、例えば、N−長鎖アシル酸性アミノ酸塩やN−長鎖アシル中性アミノ酸塩等のN−長鎖アシルアミノ酸塩、N−長鎖脂肪酸アシル−N−メチルタウリン塩、アルキルサルフェート及びそのアルキレンオキシド付加物、脂肪酸アミドエーテルサルフェート、脂肪酸の金属塩及び弱塩基塩、スルホコハク酸系界面活性剤、アルキルフォスフェート及びそのアルキレンオキシド付加物、アルキルエーテルカルボン酸等のアニオン界面活性剤;グリセリンエーテル及びそのアルキレンオキシド付加物等のエーテル型界面活性剤、グリセリンエステル及びそのアルキレンオキシド付加物等のエステル型界面活性剤、ソルビタンエステル及びそのアルキレンオキシド付加物等のエーテルエステル型界面活性剤、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、グリセリンエステル、脂肪酸ポリグリセリンエステル、ソルビタンエステル、ショ糖脂肪酸エステル等のエステル型界面活性剤、アルキルグルコシド類、硬化ヒマシ油ピログルタミン酸ジエステル及びそのエチレンオキシド付加物、ならびに脂肪酸アルカノールアミド等の含窒素型の非イオン性界面活性剤、アルキルアンモニウムクロライド、ジアルキルアンモニウムクロライド等の脂肪族アミン塩、それらの4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム塩等の芳香族4級アンモニウム塩、脂肪酸アシルアルギニンエステル等のカチオン界面活性剤;並びにカルボキシベタイン等のベタイン型界面活性剤、アミノカルボン酸型界面活性剤、イミダゾリン型界面活性剤等の両性界面活性剤等が挙げられる。
粉体としては、例えば、ナイロンビーズ、シリコーンビーズ等の樹脂粉体、ナイロンパウダー、金属脂肪酸石鹸、黄酸化鉄、赤色酸化鉄、黒酸化鉄、酸化クロム、酸化コバルト、カーボンブラック、群青、紺青、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化セリウム、雲母チタン、窒化ホウ素、硫酸バリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸マグネシウム、炭化珪素、色素、レーキ、セリサイト、マイカ、タルク、カオリン、板状硫酸バリウム、バタフライ状硫酸バリウム、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、微粒子酸化鉄、アシルリジン、アシルグルタミン酸、アシルアルギニン、アシルグリシン等のアシルアミノ酸等が挙げられ、更にシリコーン処理、フッ素化合物処理、シランカップリング剤処理、シラン処理有機チタネート処理、アシル化リジン処理、脂肪酸処理、金属石鹸処理、油剤処理、アミノ酸処理等の表面処理が施してあっても構わない。
アミノ酸としては、グリシン、アラニン、セリン、スレオニン、アルギニン、グルタミン酸、アスパラギン酸、イソロイシン、ロイシン、バリン等が挙げられる。
ポリアミノ酸及びその塩としては、ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸等が挙げられる。
糖アルコール及びそのアルキレンオキシド付加物としては、マンニトール、ソルビトール等が挙げられる。
低級アルコールとしては、エタノール、プロパノール等が挙げられる。
一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A)の分解を抑制するための、ビスホスホネート(B)の使用も本発明の一態様である。各定義は上記に述べたとおりである。
一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A)を含む組成物の着色および/または着臭を防止するための、ビスホスホネート(B)の使用も本発明の別の態様である。各定義は上記に述べたとおりである。
一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A)を対象に適用することを特徴とする保湿方法も本発明の別の態様である。各定義は上記に述べたとおりである。
ここで適用とは、アシルプロリンまたはその塩を単独で、または上述のような組成物や化粧料の形態で、それを要する対象に有効量のアシルプロリン等を皮膚等へ局所的に適用することを意味する。例えば、クリームやゲル等の形態で皮膚上に塗布することや液体製剤を噴霧することなどが挙げられる。一般的には「有効量」は、対象の年齢、性別、症状、適用部位、組成物の剤形等により変化するが、上述の組成物等を症状に応じて適用する量が挙げられる。
ビスホスホネート(B)を共存させる工程を含む、一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A)の分解抑制方法も本発明の別の態様である。本発明の方法によれば、単に(B)を共存させるだけで、(A)の分解を抑制し(A)を安定化することができ、安定な組成物や化粧料を提供することができる。各定義は上記に述べたとおりである。
ビスホスホネート(B)を共存させる工程を含む、一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A)を含む組成物の着色または着臭防止方法も本発明の別の態様である。本発明の方法によれば、(A)を含む組成物に特有の着色や着臭を防止することができ、化粧料等に最適な組成物を調製することができる。各定義は上記に述べたとおりである。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<合成例1>デカノイルプロリンの合成
プロリン(味の素社製)34.54gを100gの水に溶解後、デカノイルクロライド(東京化成社製)52.01gと25%水酸化ナトリウム水溶液をpHを12に調整しながら加えた。75%硫酸を加えて中和し、水層を除去後、さらに水と酢酸エチルを加え、水層を除去した。酢酸エチルを減圧留去し、デカノイルプロリンを68.12g得た。
<合成例2>デカノイルプロリンナトリウム塩の調製
合成例1で得られたデカノイルプロリンを、適当な量の水と懸濁後、水酸化ナトリウムでpHを7まで中和し、濃縮乾燥することによりデカノイルプロリンナトリウム塩を得た。
<合成例3>ラウロイルプロリンの合成
プロリンとラウロイルクロライド(東京化成製)を用い、合成例1と同様の方法でラウロイルプロリンを合成した。
<合成例4>ラウロイルプロリンナトリウム塩の合成
合成例3で得られたラウロイルプロリンを用い、合成例2と同様の方法でラウロイルプロリンナトリウム塩を合成した。
<保湿剤の評価>
保湿剤の吸湿性、水分保持性を検討するため、以下の実験を行った。
合成例2で得られたデカノイルプロリンナトリウム、ベタイン(旭化成社製「アミノコート」)、乳酸ナトリウム(和光社製)、ピロリドンカルボン酸ナトリウム(味の素社製「アジデュウ」NL−50)、グリセリン(花王社製「濃グリセリン」)、およびソルビトール(花王社製)をそれぞれ真空乾燥後、そのサンプルの水分量をカールフィッシャー水分計により測定し、水分量を求め、水分量以外の重量を算出した([1])。その後、65%RH、25℃の条件で14日間吸湿させ、重量を測定した([2])。その後、35%RH、25℃の条件で14日間乾燥させ、重量を測定した([3])。
[吸湿性]
A(%)=([2]−[1])/[1] ×100を算出し、以下の基準で評価した。
◎:Aの値が15%以上
○:Aの値が12%以上15%未満
△:Aの値が10%以上12%未満
×:Aの値が10%未満
[水分保持性]
R(%)=[3]/[2]×100を算出し、以下の基準で評価した。
◎:Rの値が80%以上
○:Rの値が60%以上80%未満
△:Rの値が40%以上60%未満
×:Rの値が40%未満
表1で示すように、実施例1は他の保湿剤と比較して水分保持性に優れていることが明らかとなり、吸湿性および水分保持性の両方を有する保湿剤として使用できることが明らかとなった。
<組成物の評価>
表2に記載の組成物において、着色/着色抑制効果、着臭/着臭抑制効果、抗菌性、保湿性、分解安定性、および塗布感について評価を行った。その結果を以下に示す。
[着色]
表2に記載の組成物を調製し、それぞれの組成物において70℃で14日間の加速試験条件で保存し、10mmのセルを用い、430nmの波長で透過率を測定した。着色を下記の評価基準で判定した。
◎:透過率が93%以上
○:透過率が85%以上93%未満
△:透過率が75%以上85%未満
×:透過率が75%未満
[着色抑制効果]
表2に記載の組成物、および表2に記載の組成物からB成分(またはB’成分)を除いた組成物を調製しそれぞれの組成物において70℃で14日間の加速試験条件で保存し、10mmのセルを用い、430nmの波長で透過率を測定し、B成分の着色抑制効果を下記の評価基準で判定した。
◎:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、透過率が40%以上改善されたもの。
○:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、透過率が25%以上40%未満改善されたもの。
△:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、透過率が10%以上25%未満改善されたもの。
×:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、透過率が10%未満しか改善されない、もしくは全く改善が見られないもの。
[着臭]
表2に記載の組成物を調製しそれぞれの組成物において70℃で14日間促進試験条件で保存し、専門パネラー5人により着臭を下記の評価基準で判定した。
◎: においが全くしない
○: においがほとんどしない
△: においがわずかにする
×: においがかなりする
[着臭抑制効果]
表2に記載の組成物、および表2に記載の組成物からB成分(またはB’成分)を除いた組成物、を調製しそれぞれの組成物において70℃で14日間促進試験条件で保存し、専門パネラー5人によりB成分の着臭抑制効果を下記の評価基準で判定した。
5:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、においがまったくしない
4:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、においがわずかにする
3:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、においが少しする
2:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、においがかなりする
1:B成分(またはB’成分)を含有しない組成物と比較して、においがする
5人の評価の平均値が4.0以上5.0未満の場合を◎、3.0以上4.0未満の場合を○、2.0以上3.0未満の場合を△、2.0未満の場合を×とした。
[防腐性]
表2に記載の組成物を調製しそれぞれの組成物を用いてクロコウジカビに対する保存効力試験を行った。判定基準を以下に示す。
◎:14日後に菌が死滅した。
○:28日後に菌が死滅した。
×:28日後においても菌が死滅しなかった。
[保湿性]
表2の成分を含有するクリームを調製し、5人の専門パネラーが皮膚に塗布後のしっとり感を下記の評価基準により評価を行った。
クリームは、スクワラン(8.8重量%)、ホホバ油(5.0重量%)、ステアリン酸グリセリル(2.9重量%)をあらかじめ85℃で加熱溶解させた。これとは別に、パルミチン酸スクロース(0.4重量%)、ステアロイルグルタミン酸ナトリウム(0.1重量%)、クエン酸バッファー適量(pH6.0になるように添加)、表2に記載の組成物(0.5重量%)、水(残余)をそれぞれ85℃で加熱溶解後させ、両者を徐々に混合し、室温まで冷却することで調製した。なお、上記のかっこ内の重量%はクリーム全重量に対する濃度を示している。
4点:非常にしっとり感がある。
3点:かなりしっとり感がある。
2点:しっとり感がある。
1点:あまりしっとり感がない。
0点:しっとり感が全く感じられない
専門パネラーの平均点が3.5点以上を◎、2.5点以上3.5点未満を○、1.5点以上2.5点未満を△、1.5点未満を×とした。
表2の結果より、本発明のA成分とB成分を含有する組成物は、保湿性に加え、防腐性に優れ、着色および着臭のない組成物であることがわかる。尚、参考例1および2からわかるように、デカノイルプロリンNaを含む組成物は、保湿性に優れていた。
次の表で示される化粧水を調製した。
表3の化粧水は、実施例2、3と同様に保湿性に加え、防腐性に優れ、着色および着臭のない組成物であった。特に実施例4および実施例5の化粧水は一層優れていた。
[分解安定性]
合成例2の化合物(デカノイルプロリンNa)30.0重量%水溶液に、エチドロネートを0.1重量%となるように添加したものと添加しないものを調製し、70℃で22日間加速試験を行い、それぞれの組成物における、合成例2の化合物の分解率をHPLC(島津製作所社製20A)を用いて測定した。
エチドロネートを添加した場合、デカノイルプロリンNaの分解率は0.8%であるのに対し、未添加の場合、デカノイルプロリンNaの分解率は2.4%であった。これより、エチドロネートを添加することにより、アシルプロリンの分解を防ぐことが明らかとなった。
[塗布感]
下記の表4で示すような組成でクリームを調製し、5人の専門パネラーが皮膚に塗布の際の厚みを2点比較法にて評価した。
その結果、実施例8のほうが参考例3より塗布感の評価が高かった。
上記の試験により、エチドロネートおよび炭素原子数6〜24のアルコールを配合することにより塗布感が向上することが明らかとなった。
<配合例1 可溶化系化粧水の調製>
下記に示す配合の化粧水を作成した。
<配合例2 洗顔フォームの調製>
下記に示す配合の洗顔フォームを作成した。
<配合例3 W/Oファンデーションクリーム>
下記に示す配合のファンデーションクリームを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ70℃に加温し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に加え乳化した。50℃まで冷却後、成分Cを添加し、室温までさらに冷却した。
<配合例4 下地クリーム>
下記に示す配合の下地クリームを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ60℃に加温し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に添加した。次に冷却し成分Cを50℃で添加し、30℃まで冷却した。
<配合例5 エモリエントスキンローション>
下記に示す配合のエモリエントクリームを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ70℃に加温し、成分Bを撹拌しながら成分Aを徐々に加えた。次に成分Cを40℃で加え冷却して調製した。
<配合例6 W/Oエモリエントクリーム>
下記に示す配合のW/Oエモリエントクリームを作成した。

調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ60℃に加温し、成分Bを撹拌しながら成分Aを徐々に加え、冷却して調製した。
<配合例7 W/Oエモリエント乳液>
下記に示す配合のW/Oエモリエント乳液を作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ室温にて溶解し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に加えて調製した。
<配合例8 O/Wモイスチャークリーム>
下記に示す配合のO/Wモイスチャークリームを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ70℃に加温し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に加え、その後冷却して調製した。
<配合例9 O/Wモイスチャー乳液>
下記に示す配合のO/Wモイスチャー乳液を作成した。
調製方法:成分A、成分B及び成分Cをそれぞれ70℃に加温し、成分Bを撹拌しながら成分A及び成分Cを徐々に加え、冷却して調製した。
<配合例10 マッサージクリーム>
下記に示す配合のマッサージクリームを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ70℃に加温し、成分Bを撹拌しながら成分Aを徐々に加え、冷却して調製した。
<配合例11 UVクリーム>
下記に示す配合のUVクリームを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ70℃に加温し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に加え、冷却して調製した。
<配合例12 UVローション>
下記に示す配合のUVローションを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bを室温で撹拌溶解し、成分Aを撹拌しながら成分B及び成分Cを徐々に加えた。
<配合例13 口紅>
下記に示す配合の口紅を作成した。
調製方法:成分Aを加熱溶解し、混合した成分Bを加えてロールミルで練り均一に分散させた。さらに、成分C及び成分Dを加え脱泡した後に型に流し込み急冷しスティック状とした。
<配合例14 ヘアコンディショナー>
下記に示す配合のヘアコンディショナーを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ80℃に加温し、成分Bを撹拌しながら成分Aを徐々に添加し、室温まで冷却した。
<配合例15 ヘアクリーム>
下記に示す配合のヘアクリームを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bをそれぞれ70℃に加温し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に添加し、室温まで冷却した。
<配合例16 クレンジングオイル>
下記に示す配合のクレンジングオイルを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bを室温で溶解し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に添加した。
<配合例17 ウォッシャブルクレンジングオイル>
下記に示す配合のウォッシャブルクレンジングオイルを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bを60℃に加熱し、成分Aを撹拌しながら成分Bを徐々に添加した。
<配合例18 クレンジングジェル>
下記に示す配合のクレンジングジェルを作成した。
調製方法:成分A及び成分Bを室温にて撹拌溶解し、成分Bに成分Cを添加した。これを撹拌しながら成分Aに添加した。
<配合例19 ヘアシャンプー>
下記に示す配合のヘアシャンプーを作成した。
調製方法:成分Aを80℃で撹拌溶解後冷却し、成分Bを加えて調製した。
なお、使用したサンプル、試薬は以下の通りである。
エチドロネート:エチドロン酸として配合:1−ヒドロキシエタン―1,1−ジホスホン酸(東京化成社製)
ベタイン:アミノコート(旭化成社製)
乳酸ナトリウム:乳酸ナトリウム(和光純薬社製)
ピロリドンカルボン酸ナトリウム:「アジデュウ」NL−50(味の素社製)
グリセリン:濃グリセリン(花王社製)
ソルビトール:ソルビトール(花王社製)
スクワラン:スクワラン(マルハ社製)
ホホバ油:精製ホホバ油(香栄興業社製)
ステアリン酸グリセリル:ニッコールGMS−BV2(日光ケミカルズ社製)
パルミチン酸スクロース:サーフホープSE COSME C−1615(三菱化学フーズ社製)
ステアロイルグルタミン酸ナトリウム:「アミソフト」HS−11P(味の素社製)
アセチルプロリン:アセチルプロリン(渡辺化学工業社製)
アセチルグルタミン酸:N−アセチル―L−グルタミン酸(東京化成社製)
EDTA:EDTA−2Na(和光純薬工業社製)
ヒアルロン酸Na:FCH−120(フードケミファ社製)
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチルドデシル):「エルデュウ」PS−203(味の素社製)
オクタン酸セチル:CEH(高級アルコール工業社製)
PPG−8セテス―20:ニッコールPBC−44(日光ケミカルズ社製)
PPG−6デシルテトラデセス―30:ニッコールPEN−4630(日光ケミカルズ社製)
DPG:DPG−RF(ADEKA社製)
BG:1,3−BG UK(ダイセル化学社製)
ココイルグリシンNa:「アミライト」GCK−12K(味の素社製)
ラウラミドプロピルベタイン:ソフタゾリンLPB(川研ファインケミカル社製)
カプリン酸グリセリル:サンソフトNo.760(太陽化学社製)
ヒドロキシプロピルデンプンリン酸:STRUCTURE XL(アクゾノーベル社製)
PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン:KF−6028(信越化学工業社製)
クオタニウム−18ヘクトライト:ルーセンタイトSAN(コープケミカル社製)
PEG−10ジメチコン:KF−6017(信越化学工業社製)
イソステアリン酸PEG−15グリセリル:EMALEX GWIS−155(日本エマルジョン社製)
水添レシチン:NIKKOL レシノールS−10(日光ケミカルズ社製)
(ビニルジメチコン/メチコンシルセスキオキサン)クロスポリマー:KSP−100(信越化学工業社製)
(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー:KSG−210(信越化学工業社製)
オレス−6:EMALEX 506(日本エマルション社製)
セテス−7:EMALEX 107(日本エマルション社製)
メチルグルセス−10:マクビオブライドMG−10E(日油社製)
本発明により、吸湿性と水分保持性を有する保湿剤を提供することができ、当該保湿剤を用いることにより、保湿性に加え、防腐性および塗布感に優れ、着色および着臭のない組成物を提供することができる。当該保湿剤および組成物は化粧料として使用することができる。
本発明は、日本で出願された特願2012−149015を基礎としており、その内容は本明細書に全て包含されるものである。

Claims (21)

  1. 有効成分として、一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩を含む保湿剤
    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)。
  2. 一般式(1)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである請求項1に記載の保湿剤。
  3. 一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩が、一般式(1)で表されるアシルプロリンのナトリウム塩である請求項1または2に記載の保湿剤。
  4. (A)一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩
    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)、および
    (B)ビスホスホネート
    を含有する化粧料組成物。
  5. 一般式(1)で表されるアシルプロリンにおいて、式中、R−CO−で表されるアシル基が炭素原子数6〜14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基である請求項に記載の組成物。
  6. 一般式(1)で表されるアシルプロリンがデカノイルプロリンである請求項またはに記載の組成物。
  7. 一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩が、一般式(1)で表されるアシルプロリンのナトリウム塩である請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  8. (B)がエチドロネートである、請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  9. エチドロネートがエチドロン酸の形態で組成物に添加されたものである請求項に記載の組成物。
  10. (A)の(B)に対する重量比が、(A)/(B)=100000〜3である請求項のいずれか1項に記載の組成物。
  11. さらに(C)炭素原子数6〜24のアルコールを含む請求項10のいずれかに1項に記載の組成物。
  12. 請求項1〜のいずれか1項に記載の保湿剤を含有する保湿用化粧料。
  13. 乳化化粧料である請求項12に記載の化粧料。
  14. 洗浄料である請求項12または13に記載の化粧料。
  15. 皮膚用である請求項1214のいずれか1項に記載の化粧料。
  16. 化粧料が乳化化粧料である請求項4に記載の組成物。
  17. 化粧料が洗浄料である請求項4に記載の組成物。
  18. 皮膚用である請求項4に記載の組成物。
  19. 一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):
    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数14の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)
    を対象に適用することを特徴とする保湿方法。
  20. ビスホスホネート(B)を共存させる工程を含む、
    一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):

    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)
    の分解抑制方法。
  21. ビスホスホネート(B)を共存させる工程を含む、
    一般式(1)で表されるアシルプロリンまたはその塩(A):

    (式中R−CO−で表されるアシル基は炭素原子数3〜23の飽和または不飽和脂肪酸より誘導されるアシル基を表す)を含む組成物の着色または着臭防止方法。
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