JPWO2016039042A1 - 圧縮機及び圧縮機の製造方法 - Google Patents

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Abstract

密閉容器と、密閉容器内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮要素と、密閉容器内に設けられ、圧縮要素を駆動する電動機要素と、一方が密閉容器に接続された鉄製の接合管と、接合管に挿入され、一方が圧縮要素に接続された鉄製の吸入接続管と、一方が吸入接続管の他方に接続された吸入管と、を備え、吸入接続管は、他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出する環状の第1の突出部を有し、吸入接続管及び接合管は、吸入接続管の第1の突出部と接合管の他方の端部とが接合されているものである。

Description

本発明は、圧縮機及び圧縮機の製造方法に関するものである。
従来の圧縮機には、一端が圧縮機構のシリンダに接続される吸入接続管と、密閉容器に接続され、吸入接続管が挿入されている接合管と、吸入接続管の他端が接続された吸入管とを有しているものが提案されている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載の圧縮機は、接合管が銅で構成されており、吸入接続管と接合管とがロウ付けで固定されている。
また、従来の圧縮機には、圧縮機構のシリンダに接続される吸入接続管と、吸入接続管が挿入される開口部が形成され、吸入接続管がこの開口部に接合される密閉容器とを有するものが提案されている(たとえば、特許文献2参照)。特許文献2に記載の圧縮機は、吸入接続管の外周面に、内周面側から外周面側に突出するフランジが形成されている。そして、吸入接続管のフランジと密閉容器のうちの開口部の形成部分とがプロジェクション溶接(抵抗溶接)で接合される。
特開平11−182434号公報(たとえば、図1参照) 特公平7−117043号公報(たとえば、図1参照)
特許文献1に記載の圧縮機は、吸入接続管と接合管とがガスロウ付けにより接合されている。ガスロウ付けを実施するにあたり、効率面、品質面などを考慮すると、吸入接続管と接合管との接合部は、銅材料を使用する。このため、たとえば吸入接続管の接合部分となる端部を銅メッキ処理したり、吸入接続管の端部に予め銅製配管を接合したりする必要があり、その分、圧縮機の製造コストが増大してしまうという課題がある。
また、特許文献2に記載の圧縮機は、フランジの形成位置に電極を設置して抵抗溶接を実施する。すなわち、電極をフランジに押しつけながら抵抗溶接を実施するため、フランジと密閉容器とが押しつけ合うことになる。このため、フランジと密閉容器とが押しつけ合うことで、密閉容器の歪を引き起こしてしまう可能性がある。また、フランジが形成された吸入接続管は圧縮要素に接続されているので、フランジが押されることで圧縮要素にも歪が発生する可能性がある。このように、特許文献2に記載の圧縮機は、密閉容器及び圧縮要素の歪が発生して、信頼性が低下してしまうという課題がある。
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、製造コストが増大することを抑制しながら、信頼性が低減してしまうことを抑制することができる圧縮機及び圧縮機の製造方法を提供することを目的としている。
本発明に係る圧縮機は、密閉容器と、密閉容器内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮要素と、密閉容器内に設けられ、圧縮要素を駆動する電動機要素と、一方が密閉容器に接続された鉄製の接合管と、接合管に挿入され、一方が圧縮要素に接続された鉄製の吸入接続管と、一方が吸入接続管の他方に接続された吸入管と、を備え、吸入接続管は、他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出する環状の第1の突出部を有し、吸入接続管及び接合管は、吸入接続管の第1の突出部と接合管の他方の端部とが接合されているものである。
本発明に係る圧縮機によれば、吸入管と圧縮機構とを接続する鉄製の吸入接続管と、密閉容器に接続され、吸入接続管が挿入される鉄製の接合管とが接合されているものである。すなわち、吸入接続管及び接合管を鉄で構成している。このため、鉄と比較すると高価な銅を用いなくて済む分、製造コストが増大することを抑制することができる。
本発明に係る圧縮機によれば、たとえば抵抗溶接などといった吸入接続管を密閉容器側に押しつける力をかける溶接手段で接合する場合においても、その力が圧縮容器及び圧縮要素にかかることを抑制することができる。すなわち、本発明に係る圧縮機によれば、接合管を有しているので、吸入接続管と接合管との接合時において、吸入接続管が密閉容器側に押しつけられても、吸入接続管が直に密閉容器側に押しつけられることを抑制することができ、この押しつける力が直に密閉容器及び圧縮要素にかかることが抑制されている。
また、本発明に係る圧縮機によれば、接合管を有しているので、たとえば抵抗溶接を実施するときに接合管を保持しながら、吸入接続管を密閉容器側に押しつけて抵抗溶接をすることができる。このため、吸入接続管が密閉容器側に押しつけられたときに、その押しつける力が密閉容器及び圧縮要素にかかることが抑制されている。
このように、本発明に係る圧縮機によれば、たとえば抵抗溶接を実施して接合したときに、密閉容器及び圧縮要素に歪が発生することを抑制できる構成を有しているので、信頼性が低減してしまうことを抑制することができる。
本発明の実施の形態1に係る圧縮機100の構成を模式的に示す断面図である。 図1に示す圧縮機100の吸入接続管12と接合管10との接合について模式的に示す断面図である。 接合管10の構成を説明する模式図である。 吸入接続管12の構成を説明する模式図である。 吸入管15の構成を説明する模式図である。 第1の溶接部を説明する模式図である。 図2に示す吸入接続管12と接合管10との接合における抵抗溶接用の電極(第1の電極20及び第2の電極21)の構成を模式的に示した水平断面図である。 図4に示す抵抗溶接用の第2の電極21の構成を模式的に示した図である。 図4に示す抵抗溶接用の第1の電極20の構成を模式的に示す斜視図である。 図4に示す抵抗溶接用の第1の電極20の構成を模式的に示す側面図である。 圧縮機100を製造する際におけるフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る圧縮機100の接合管10の変形例であって、電極受け部をテーパ形状にした態様を説明する模式図である。 本発明の実施の形態2に係る圧縮機100の吸入接続管120と接合管110との接合について模式的に示す断面図である。 接合管110の構成を説明する模式図である。 吸入接続管120の構成を説明する模式図である。 本発明の実施の形態2に係る圧縮機100の接合管110の変形例であって、突起の形成する構成を吸入接続管120とした態様を説明する模式図である。 従来例1の説明図である。 従来例2の説明図である。
以下、発明の実態に係る圧縮機100について、図面などを参照しながら説明する。ここで、図1を含め、以下の図面において、同一の符号を付したものは、同一、またはこれに相当するものであり、以下に記載する実施の形態において共通である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る圧縮機100の構成を模式的に示す断面図である。図2は、図1に示す圧縮機100の吸入接続管12と接合管10との接合について模式的に示す断面図である。図3A〜図3Dは、接合管10などの構成及び第1の溶接部Pを説明する模式図である。図1、図2、図3A〜図3Dを参照して圧縮機100の構成について説明する。なお、図1、図2、図3A〜図3Dは、各種構成の縦断面図である。
[構成説明]
圧縮機100は、図1に示すように、密閉容器1、電動要素2、圧縮要素3、液冷媒を溜めるアキュムレータ14とを有しているものである。また、圧縮機100は、密閉容器1に接続された接合管10と、接合管10に挿入される吸入接続管12と、アキュムレータ14と吸入接続管12とを接続する吸入管15とを有している。
ここで、後述するように、接合管10と吸入接続管12とは、抵抗溶接で接合される。接合管10と吸入接続管12との溶接部(接合部)が第1の溶接部Pに対応している。また、密閉容器1と接合管10とは、たとえば抵抗溶接(プロジェクション溶接)により接合される。密閉容器1と接合管10との溶接部が、第2の溶接部に対応している。さらに、吸入管15と吸入接続管12とは、たとえばロウ付けやアーク溶接などで接合される。
(密閉容器1)
密閉容器1は、電動要素2及び圧縮要素3が収容されているものである。密閉容器1には、各種配管を介してアキュムレータ14が接続されている。密閉容器1は、有底筒状の胴部1Aと、下部容器の上部に形成された開口部に取り付けられる上シェル1Bとを有している。上シェル1Bは、胴部1Aに圧入され、アーク溶接で接続される。密閉容器1の胴部1Aには、吸入接続管12及び接合管10が取り付けられる開口部が形成されている。上シェル1Bには、圧縮要素3で圧縮された冷媒を吐出する吐出管9が接続されている。
(電動要素2)
電動要素2は、たとえば、密閉容器1の内周面に固定された固定子2Aと、固定子2Aの内側に回転自在に設けられた回転子2Bとを有しているものである。固定子2Aは、たとえば、電流が流れる巻線が巻き付けられている。また、回転子2Bは、後述する圧縮要素3の駆動軸4が接続されている。
(圧縮要素3)
圧縮要素3は、冷媒ガスを圧縮する空間を有するシリンダ5と、電動要素2の駆動力を伝達する駆動軸4と、駆動軸4を支える上軸受7及び下軸受8と、駆動軸4が有する偏芯部に嵌合され、シリンダ5内を回転するローリングピストン6とを有している。
シリンダ5は、吸入接続管12の一方の端部が接続されているものである。シリンダ5には、アキュムレータ14内の冷媒が供給される。そして、シリンダ5には、ローリングピストン6が設けられており、このローリングピストン6の作用により冷媒が圧縮される。駆動軸4は、上端側が回転子2Bに接続され、下端側が上軸受7及び下軸受8に接続されているものである。駆動軸4は、電動要素2の駆動力をローリングピストン6に伝達するのに利用されるものである。上軸受7及び下軸受8は、シリンダ5の上面部及び下面部に設置されている。
(アキュムレータ14)
アキュムレータ14は、液冷媒を貯留し、ガス冷媒を圧縮要素3に供給するのに利用されるものであり、その上部に冷媒流入管14Aが接続されている。また、アキュムレータ14の下部には、吸入管15が接続されている。
(接合管10)
接合管10は、一方が密閉容器1に接続され、吸入接続管12が挿入されている鉄製部材である。接合管10は、図3Aに示すように、密閉容器1の胴部1Aに接合される縮径部10A1と、水平方向に延びるように形成された筒状の筒状部10A2と、筒状部10A2の他方の端部に形成された突出部10A3とを有しているものである。ここで、突出部10A3が、第2の突出部に対応している。
縮径部10A1は、接合管10側から圧縮要素3側に向かうにしたがって外径が小さくなるように形成されているものである。すなわち、縮径部10A1は、接合管10の他方側から一方側に向かうにしたがって外径が小さくなるように形成されているものである。縮径部10A1は、筒状部10A2の一方の端部に形成されている。縮径部10A1は、密閉容器1の胴部1Aの開口部に設けられ、この密閉容器1のうちの開口部の形成部分と接合されるものである。縮径部10A1と胴部1Aとは、たとえば、抵抗溶接により接合される。
筒状部10A2は、断面形状が円形の部材である。筒状部10A2は、一方の端部に縮径部10A1が形成され、他方の端部に突出部10A3が形成されているものである。筒状部10A2には、吸入接続管12が挿入されている。すなわち、筒状部10A2の内周面と吸入接続管12(吸入接続管12の直管部12A2)の外周面とは対向している。
突出部10A3は、筒状部10A2の他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出し、突出部12A3よりも圧縮要素3側に設けられているものである。突出部10A3と密閉容器1の外周面との間には、後述する第2の電極21が設置される。突出部10A3は、突出部10A3の形成位置における内周面に形成された内径角部10A4を有している。
内径角部10A4は、接合管10のうち、他方の端部の内周面に形成されているものである。内径角部10A4は、他方の端部の内周面の全周にわたって形成されている。内径角部10A4は、90度のエッジ形状が望ましいが、微少なバリや面取り形状になっていてもよい。内径角部10A4は、突出部12A3が押しつけられた状態で接合される。すなわち、突出部12A3は、内径角部10A4に対応するテーパ面部12A4を有しており、テーパ面部12A4と内径角部10A4とが接触する。そして、吸入接続管12は、後述する第1の電極20の作用により密閉容器1に押しつけられた状態で抵抗溶接がなされる。
(吸入接続管12)
吸入接続管12は、一方が圧縮要素3に接続され、他方が吸入管15に接続されている鉄製部材である。すなわち、吸入接続管12は、圧縮要素3と吸入管15とを連通させるものである。吸入接続管12は吸入管15に予め接合されている。アキュムレータ14を製造する際の炉中ロウ付けにて、吸入接続管12と吸入管15とを一体に接合してることが好ましいが、別途ガスロウ付、アーク溶接、レーザ溶接などで接合することもできる。吸入接続管12は、鍛造などの成形で作ることがコスト的に望ましいが、切削により加工して得ることもできる。
吸入接続管12は、図3Bに示すように、一方の端部が圧縮要素3に接続され、水平方向に延びる筒状の筒状部12AAと、筒状部12AAの他方の端部に形成された突出部12A3とを有するものである。ここで、突出部12A3が、第1の突出部に対応している。
筒状部12AAは、密閉容器1の胴部1Aの開口部に挿入され、圧縮要素3に接続される圧縮要素接続部12A1と、一方の端部が圧縮要素接続部12A1に接続され、他方の端部が突出部12A3に接続され、接合管10の内周面と対向する直管部12A2とを有しているものである。圧縮要素接続部12A1は、直管部12A2よりも外径が小さくなるように形成されているものである。直管部12A2は、接合管10に挿入されている。すなわち、接合管10は、吸入接続管12を圧縮要素3に接続する際に、吸入接続管12を案内する機能を有している。
突出部12A3は、吸入接続管12の他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出する環状部材である。突出部12A3には、圧縮要素3側から接合管10側に向かうにしたがって外径が拡がるように形成されたテーパ面部12A4が形成されている。すなわち、テーパ面部12A4は、吸入接続管12の一方側から他方側に向かうにしたがって外径が拡がるように形成されているものである。また、突出部12A3には、密閉容器1側の面に形成されたテーパ面部12A4と、突出部12A3の形成位置における内周面に形成されたテーパ面部12A5と、テーパ面部12A4の反対側に形成されている平坦面部12A6とを有している。
テーパ面部12A4は、接合管10の内径角部10A4に接触するように設けられている。テーパ面部12A5は、吸入管15が挿入される入口となる部分である。テーパ面部12A5は、密閉容器1側から吸入接続管12側に向かうにしたがって内径が拡がるように形成されている。すなわち、テーパ面部12A5は、吸入接続管12の一方側から他方側に向かうにしたがって内径が拡がるように形成されている。このテーパ面部12A5が形成されていることにより、吸入管15を吸入接続管12の管挿入部12A7に挿入しやすくなっている。平坦面部12A6は、吸入接続管12の長手方向に垂直な平坦面を有しているものである。平坦面部12A6には、後述する抵抗溶接時に利用される第1の電極20が設置される。
(吸入管15)
吸入管15は、一方が吸入接続管12に接続され、他方がアキュムレータ14に接続されているものである。吸入管15は、吸入接続管12との接続方法により構成する材質を変更する。たとえば、吸入管15と吸入接続管12とをアーク溶接、レーザ溶接などで接合する場合には、吸入管15は鉄製でなければならないが、一体ロウ付け、ガスロウ付けなどで接合する場合には鉄製であってもよいし、銅製であってもよい。
(第1の溶接部P)
図3Dに示すように、第1の溶接部Pは、突出部12A3と突出部10A3との接触面に形成されている。すなわち、テーパ面部12A4と内径角部10A4との接触面に形成されている。そして、第1の溶接部Pのうちの他方の端部側は、径が拡がるように形成されている。第1の溶接部Pは、吸入接続管12と接合管10とが抵抗溶接されることで形成される。
[動作説明]
次に、動作について説明する。電動要素2により駆動軸4が回転するとローリングピストン6がシリンダ5内を偏芯回転することで、アキュムレータ14より吸入接続管12を通って、シリンダ5内に冷媒が導入され、冷媒の圧縮が行われる。圧縮された冷媒は、一旦、密閉容器1内に放出された後、電動要素2の隙間を通って吐出管9より凝縮器など(図示省略)へ排出される。凝縮器、絞り装置、蒸発器などを流れた冷媒は、再びアキュムレータ14に戻る。このサイクルが繰り返される。
[製造方法について]
図4は、図2に示す吸入接続管12と接合管10との接合における抵抗溶接用の電極(第1の電極20及び第2の電極21)の構成を模式的に示した水平断面図である。図5Aは、図4に示す抵抗溶接用の第2の電極21の構成を模式的に示した図である。図5Bは、図4に示す抵抗溶接用の第1の電極20の構成を模式的に示す斜視図である。図5Cは、図4に示す抵抗溶接用の第1の電極20の構成を模式的に示す側面図である。図5Dは、圧縮機100を製造する際におけるフローチャートである。図4、図5A〜図5Dを参照して圧縮機100の製造方法について説明する。
図5Dに示すように、圧縮機100の接合管10と吸入接続管12と吸入管15とを接続する際には、次の工程を経る。すなわち、圧縮機100の製造方法では、接合管接続工程と、吸入管接続工程と、吸入接続管接続工程と、電極設置工程と、抵抗溶接工程とを有している。
(接合管接続工程)
接合管接続工程では、鉄製の接合管10の一方の端部を密閉容器1の胴部1Aに接続する。具体的には、接合管10と胴部1Aとを抵抗溶接する。なお、ここでの抵抗溶接は、密閉容器1内に圧縮要素3及び電動要素2などが設置されていない状態で実施される。このため、密閉容器1の胴部1Aの内周側を保持する部材などを設置した状態で抵抗溶接を実施することができる。このため、抵抗溶接を実施するため、接合管10を密閉容器1の胴部1Aに押しつけても、密閉容器1に歪が発生することを抑制できる。接合管接続工程を実施した後であって、次の吸入接続管接続工程の前に、密閉容器1内に圧縮要素3などを設置する。
(吸入管接続工程)
吸入管接続工程では、吸入管15の一方の端部を吸入接続管12の他方の端部に接続する。本吸入管接続工程は、次の吸入接続管接続工程の前に、予め吸入管15と吸入接続管12とを接続する工程である。本吸入管接続工程では、たとえば、炉中ロウ付け、ガスロウ付、アーク溶接、レーザ溶接などで接合する。
(吸入接続管接続工程)
吸入接続管接続工程では、鉄製の吸入接続管12を接合管10に挿入し、吸入接続管12の一方の端部を密閉容器1内の圧縮要素3に接続する。
(電極設置工程)
電極設置工程は、吸入接続管12上に第1の電極20を設置し、接合管10の突出部10A3の背面に第2の電極21を設置する。すなわち、電極設置工程では、吸入接続管12の他方の端部に予め形成される突出部12A3上に第1の電極20を設置し、接合管10の他方の端部に予め形成され、第1の突出部12Aよりも密閉容器1側に位置する突出部10A3と密閉容器1との間に介在するように第2の電極21を設置する工程である。第1の電極20については、平坦面部12A6上に設置する。ここで、第1の電極20及び第2の電極21は、抵抗溶接に用いる電極であり、抵抗溶接用の電源(図示省略)に接続されている。
電極設置工程では、第1の電極20の方が第2の電極21よりも上側にくるように第1の電極20及び第2の電極21を設置する。すなわち、密閉容器1が下側に位置し、吸入接続管12が上側に位置するようにする。
第1の電極20は、吸入接続管12の平坦面部12A6の上に配置され、平坦面部12A6を下方向へ加圧することで、吸入接続管12が接合管10に押しつけられる。
第2の電極21は、接合管10(突出部10A3)の背面(密閉容器1側の面)に配置される。すなわち、第2の電極21が接合管10の突出部10A3の下側に入り込む形で配置される。これにより、第2の電極21が突出部10A3と密閉容器1との間に介在することになる。
これにより、第1の電極20を下側に押しつけることで、吸入接続管12が接合管10に押しつけられることになる。このため、第1の電極20が吸入接続管12を下側に押しつけても、第2の電極21の作用により、接合管10が密閉容器1がめり込んでしまうことを抑制することができ、密閉容器1及び圧縮要素3の歪を抑制することができる。すなわち、第2の電極21は、吸入接続管12による接合管10を密閉容器1に押し込む加圧力を受け、密閉容器1に負荷が掛からないように接合管10を保持している。
(抵抗溶接工程)
抵抗溶接工程(プロジェクション溶接工程)は、第1の電極20と第2の電極21とに電流を流し、接合管10と吸入接続管12とを抵抗溶接する工程である。抵抗溶接工程を実施することにより、接合管10と吸入接続管12との接触部分に電流が流れて加熱され、接合がなされる。第1の電極20と第2の電極21との間に予め設定された大きさの電流を、予め設定された時間流すことで、吸入接続管12と接合管10との接触面を接合させる。
[第1の電極20及び第2の電極21について]
第1の電極20及び第2の電極21の構成などについて説明する。図4、図5A〜図5Cを参照して圧縮機100の製造に利用される第1の電極20及び第2の電極21について説明する。
図5Aに示すように、第2の電極21は、吸入接続管12及び接合管10の全周を安定的に接合するために、左右に分かれる形態を採用している(前後でもよい)。第2の電極21は、接合管10及び吸入接続管12が挿入される開口部21Aが形成されている。更に、第2の電極21は、接合管10の背面部を切り抜いたような凹形状部21Bと、左右の第2の電極21に段差が生じないように、筋合わせ目22とが形成されている。凹形状部21Bは、環状の凹部であり、突出部10A3が設置される。開口部21Aは、凹形状部21Bの中央部に形成されている。
また、密閉容器1と第2の電極21背面が接触するとそこに電流が流れて接合させたくないところが(又は接合箇所とは異なるところが)接合されてしまう可能性がある。そこで、第2の電極21には、密閉容器1側の面に絶縁材23が設けられている。
また、第1の電極20及び第2の電極21は、電極は通常銅材または強度を向上させた銅合金材で構成することができる。ここで、接合管10の突出部10A3と密閉容器1との間の間隔が狭い場合には、第2の電極21の強度が不足していると、第1の電極20を接合管10に押しつけたときに第2の電極21が変形し、密閉容器1にも加圧力がかかり、密閉容器1及びシリンダ5を歪ませてしまう可能性がある。そのため、第2の電極21は、接合管10との接触部分を銅製または銅合金製とし、密閉容器1側の部分を鉄系非磁性材とし、強度を確保すると良い。
図5B及び図5Cに示すように、第1の電極20についても、第2の電極21と同様に左右に分かれる形態を採用している。第1の電極20は、吸入管15を配置される空洞部20Aと、空洞部20Aの一方側及び他方側にそれぞれ形成された開口部20A1とを有している。また、第1の電極20は、吸入接続管12の平坦面部12A6と接触する平面部20Bを有している。第1の電極20及び吸入接続管12は、平坦面部12A6と平面部20Bとの面が一致するように構成されているため、第1の電極20の加圧力が効率的に吸入接続管12側に伝達され、より確実に抵抗溶接を実施することができる。
[本実施の形態1に係る圧縮機100の有する効果]
本実施の形態1に係る圧縮機100は、アキュムレータ14側の吸入管15と圧縮要素3とを接続する鉄製の吸入接続管12と、密閉容器1に接続され、吸入接続管12が挿入される鉄製の接合管10とが抵抗溶接により接合されて形成される第1の溶接部Pを有する。すなわち、吸入接続管12と接合管10とをロウ付けで接合するものではなく、銅といった鉄と比較すると高価な材料を用いなくて済む分、製造コストが増大することを抑制することができる。
本実施の形態1に係る圧縮機100は、吸入接続管12が密閉容器1に直に押しつけられて抵抗溶接されたものではなく、吸入接続管12が接合管10に押しつけられて抵抗溶接されたものである。すなわち、吸入接続管12を密閉容器1側が押しつけられたときにおいて、接合管10が存在していることにより、その押しつける力が直に密閉容器1及び圧縮要素3にかかることが抑制されている。
また、本実施の形態1に係る圧縮機100は、接合管10を有しているので、抵抗溶接を実施するときに接合管10を保持しながら、吸入接続管12を密閉容器1側に押しつけて抵抗溶接をすることができる。このため、吸入接続管12が密閉容器1側に押しつけられたときに、その押しつける力が密閉容器1及び圧縮要素3にかかることが抑制されている。
このように、本実施の形態1に係る圧縮機100は、抵抗接合の実施時に密閉容器1及び圧縮要素3に歪が発生することを抑制できる構成を有しているので、信頼性が低減してしまうことを抑制することができる。
本実施の形態1に係る圧縮機100は、圧縮要素3に歪が発生することを抑制できるので、歪に基づく圧縮要素3の各種部材の摩耗の増大を抑制することができ、信頼性が低減してしまうことを抑制することができる。
本実施の形態1に係る圧縮機100は、抵抗溶接で接合管10と吸入接続管12とを溶接するため、ガスの飛散、騒音などの発生を抑制し、職場環境が悪化することを抑制することができる。なお、ロウ付けでは、抵抗溶接と比較すると、ガスの飛散、騒音などが発生しやすい。
ロウ付けでは、ロウ材が配管の溶接部に浸透できる状態になるまで、溶接部に熱を加える必要がある。このため、吸入接続管12に接続された圧縮要素3(シリンダ5など)についても熱が伝達されて圧縮要素3の歪を引き起こしてしまう可能性がある。また、ロウ付けでは、溶接部だけでなく、密閉容器1の側面などにも熱を加える場合がある。この密閉容器1の側面に加える熱により、密閉容器1の歪を引き起こしてしまう可能性がある。一方、本実施の形態1に係る圧縮機100では、接合管10と吸入接続管12とを抵抗溶接で接合するため、熱により圧縮要素3に歪が発生してしまうことを抑制することができ、信頼性が低減してしまうことを抑制することができる。
図10は、従来例1の説明図である。従来例1では、ロウ付けによる接合のため、吸入接続管12に銅メッキを施す。そして、吸入接続管12と接合管10に接続された案内用の銅パイプ10aとをロウ付けする。このように、銅材料を要する分、製造コストが増大する。また、ロウ付けにより生じるシリンダ5の歪に起因する性能低下などの問題、及び職場環境の悪化といった問題が生じうる。しかし、本実施の形態1では、抵抗溶接にて吸入接続管12と接合管10とを接合することにより、それらの問題を解決することができる。
図11は、従来例2の説明図である。従来例2では、吸入接続管を兼ねた吸入管15にバルジ加工を施し平坦部を備えた膨出部15Aを形成し、密閉容器1の側面外側にバーリング加工により膨出させて胴部膨出部1AAを形成している。そして膨出部15Aと密閉容器1の胴部膨出部1AAとを溶接している。この方法では、抵抗溶接のためにかけた加圧力が密閉容器1が直接受けることになり、密閉容器1の変形だけでなく、圧縮要素3側であるシリンダ5を変形させてしまうことになる。このため、圧縮機の性能低下などを引き起こし、信頼性を損なう可能性がある。しかし、本実施の形態1では、接合管10を追加し、接合管10で荷重を受けることで、シリンダ5の変形を防止することができる構成となっており、圧縮機100の信頼性が低減することを抑制することができる。
また、図11の態様では、接合管10のような構成を有しておらず、膨出部15Aと密閉容器1とが直に接触している。このため、加圧されている部材(膨出部15A)が押し込まれないように保持しにくい。一方、本実施の形態1に係る圧縮機100では、接合管10を有しているので、抵抗溶接時に押し込まれる部材を保持しやすい。
本実施の形態1では、吸入接続管12と接合管10とが抵抗溶接されて接合される態様について説明したが、それに限定されるものではない。鉄製の吸入接続管12と鉄製の接合管10とを接合することができるのであれば、抵抗溶接以外の接合方法を採用してもよい。
[実施の形態1の変形例]
図6は、本実施の形態1に係る圧縮機100の接合管10の変形例であって、電極受け部をテーパ形状にした態様を説明する模式図である。図6は、接合管10などの水平断面図である。図6に示すように、接合管10は、一方側から他方側に向かうにしたがって外径が拡がるように形成された筒状部10B2を有している。筒状部10B2の外周面が電極受け部である。図6の態様では、左右に分割された第2の電極21を左右に拡げるよう力がかかるため、保持する機構を追加する必要があるが、垂直方向の負荷が低減されるため、第2の電極21の寿命を延ばす効果がある。また、接合管10の鍛造による成形がしやすくなるという効果もある。
実施の形態2.
図7は、本実施の形態2に係る圧縮機100の吸入接続管120と接合管110との接合について模式的に示す断面図である。図8Aは、接合管110の構成を説明する模式図である。図8Bは、吸入接続管120の構成を説明する模式図である。図7、図8A及び図8Bを参照して本実施の形態2に係る圧縮機100について説明する。なお、本実施の形態2では、実施の形態1と共通する構成については同一符号を付し、相違点について中心に説明する。
実施の形態1では、第1の溶接部Pが、接合管10の内径角部10A4と吸入接続管12のテーパ面部12A4との接触面に形成されている態様であった。一方、本実施の形態2では、接合管110に内径角部10A4を形成せず、その代わりに接合管10の長手方向に平行な断面が直角になるようにしている。そして、接合管110には、突出部10A3の形成位置に突起110A4を形成している。また、本実施の形態2では、吸入接続管120の突出部12A3の代わりにテーパ面部12A4を有さない突出部120A3を形成している。
接合管10は、他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出し、突出部120A3よりも圧縮要素3側に設けられている突出部10A3を有している。そして、この突出部10A3は、突出部120A3と対向するように形成され、突出部120A3側に突出する突起110A4を有する。突起110A4は、突出部10A3と突出部120A3との対向する面に沿うように環状に形成されている。ここで、突起110A4は、第1の突起に対応している。
吸入接続管12は、他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出する環状の突出部120A3を有している。突出部120A3と突出部10A3とは、対向して設けられている。そして、この突出部120A3は、突出部10A3との対向面と平行に形成されている。すなわち、突出部120A3の突出部10A3側の面は、鉛直方向に平行となっている。
図示は省略しているが、第1の溶接部Pについては、突出部120A3と突起110A4との接触面に形成されている。
[本実施の形態2に係る圧縮機100の有する効果]
本実施の形態2に係る圧縮機100は、実施の形態1に係る圧縮機100と同様の効果を有することに加えて次の効果を有する。
本実施の形態2に係る圧縮機100は、接合管110が突起110A4を有しているので、吸入接続管120がシリンダ5内に挿入された際に吸入接続管120の芯と接合管110の芯とがずれていても、突出部120A3と突出部10A3との接触面が安定するために、接合品質を向上させることができる。
[実施の形態2の変形例]
図9は、本実施の形態2に係る圧縮機100の接合管110の変形例であって、突起を形成するものを吸入接続管120とした態様を説明する模式図である。図9に示すように、接合管110に突起110A4を形成するのではなく、吸入接続管120に突起120A4を形成してもよい。すなわち、突出部120A3は、突出部10A3との対向する面に形成され、突出部10A3側に突出する突起120A4を有する。突起120A4は、突出部10A3と突出部120A3との対向する面に沿うように環状に形成されている。ここで、突起120A4は、第1の突起に対応している。
なお、本実施の形態2と本実施の形態2の変形例とを組み合わせて、両方に突起を形成する態様であってもよい。すなわち、接合管110に突起110A4を形成するとともに、吸入接続管120に突起120A4を形成してもよい。
また、吸入接続管120はシリンダ5の挿入部に通常圧入される。ここで、吸入接続管120の圧縮要素接続部12A1とシリンダ5との接触位置に、絶縁シール材を備えてもよい。これにより、吸入接続管120の圧入によるシリンダ5の歪を抑えることができると共に、溶接電流が分流せず、溶接電流が吸入接続管120と接合管110との間に集中するため、抵抗溶接を安定的に行うことができる。
1 密閉容器、1A 胴部、1AA 胴部膨出部、1B 上シェル、2 電動要素、2A 固定子、2B 回転子、3 圧縮要素、4 駆動軸、5 シリンダ、6 ローリングピストン、7 上軸受、8 下軸受、9 吐出管、10a 銅パイプ、10 接合管、10A1 縮径部、10A2 筒状部、10A3 突出部、10A4 内径角部、10B2 筒状部、12 吸入接続管、12A 第1の突出部、12A1 圧縮要素接続部、12A2 直管部、12A3 突出部、12A4 テーパ面部、12A5 テーパ面部、12A6 平坦面部、12A7 吸入管挿入部、12AA 筒状部、14 アキュムレータ、14A 冷媒流入管、15 吸入管、15A 膨出部、20 第1の電極、20A 空洞部、20A1 開口部、20B 平面部、21 第2の電極、21A 開口部、21B 凹形状部、22 筋合わせ目、23 絶縁材、100 圧縮機、110 接合管、110A4 突起、120 吸入接続管、120A3 突出部、120A4 突起、P 第1の溶接部。
本発明に係る圧縮機は、密閉容器と、密閉容器内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮要素と、密閉容器内に設けられ、圧縮要素を駆動する電動機要素と、一方が密閉容器に接続された合管と、接合管に挿入され、一方が圧縮要素に接続された入接続管と、一方が吸入接続管の他方に接続された吸入管と、を備え、吸入接続管は、他方の端部に設けられ、内周側から外周側に突出する環状の第1の突出部を有し、第1の突出部は、吸入接続管の一方側から他方側に向かうにしたがって外径が拡がるテーパ面部を有し、接合管は、他方の端部の内周面に環状の内径角部を有し、吸入接続管及び接合管は、吸入接続管の第1の突出部のテーパ面部と接合管の他方の端部の内径角部とが接続された第1の溶接部を有するものである。
本発明に係る圧縮機によれば、吸入管と圧縮機構とを接続する入接続管と、密閉容器に接続され、吸入接続管が挿入される合管とが接合されているものであり、これらを鉄と比較すると高価な銅で構成する必要がないことから、製造コストが増大することを抑制することができる。

Claims (12)

  1. 密閉容器と、
    前記密閉容器内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮要素と、
    前記密閉容器内に設けられ、前記圧縮要素を駆動する電動機要素と、
    一方が前記密閉容器に接続された鉄製の接合管と、
    前記接合管に挿入され、一方が前記圧縮要素に接続された鉄製の吸入接続管と、
    一方が前記吸入接続管の他方に接続された吸入管と、
    を備え、
    前記吸入接続管は、
    他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出する環状の第1の突出部を有し、
    前記吸入接続管及び前記接合管は、
    前記吸入接続管の前記第1の突出部と前記接合管の他方の端部とが接合されている
    ことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記吸入接続管及び前記接合管は、
    前記吸入接続管の前記第1の突出部と前記接合管の他方の端部とが抵抗溶接されて第1の溶接部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記第1の突出部は、
    前記吸入接続管の一方側から他方側に向かうにしたがって外径が拡がるように形成されたテーパ面部を有し、
    前記接合管は、
    他方の端部の内周面に環状の内径角部を有し、
    前記内径角部には、
    前記テーパ面部が押しつけられ、
    前記第1の溶接部は、
    少なくとも前記内径角部と前記テーパ面部との接触面に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  4. 前記接合管は、
    前記接合管の一方側から他方側に向かうにしたがって外径が拡がるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の圧縮機。
  5. 前記接合管は、
    他方の端部に形成され、内周側から外周側に突出し、前記第1の突出部よりも前記圧縮要素側に設けられている第2の突出部を有し、
    前記第1の突出部と前記第2の突出部とは、対向して設けられ、
    前記第1の溶接部は、
    少なくとも前記第1の突出部と前記第2の突出部との対向する面に形成されている
    ことを特徴とする請求項2に記載の圧縮機。
  6. 前記第1の突出部は、
    前記第2の突出部との対向する面に形成され、前記第2の突出部側に突出する第1の突起を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の圧縮機。
  7. 前記第1の突起は、
    前記第1の突出部と前記第2の突出部との対向する面に沿うように環状に形成されている
    ことを特徴とする請求項6に記載の圧縮機。
  8. 前記第2の突出部は、
    前記第1の突出部との対向する面に形成され、前記第1の突出部側に突出する第2の突起を有する
    ことを特徴とする請求項5〜7のいずれか一項に記載の圧縮機。
  9. 前記第2の突起は、
    前記第1の突出部と前記第2の突出部との対向する面に沿うように環状に形成されている
    ことを特徴とする請求項8に記載の圧縮機。
  10. 前記密閉容器と前記接合管とは、
    前記密閉容器及び前記接合管が抵抗溶接で接合されて第2の溶接部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一項に記載の圧縮機。
  11. 密閉容器と、
    前記密閉容器内に設けられ、冷媒を圧縮する圧縮要素と、
    前記密閉容器内に設けられ、前記圧縮要素を駆動する電動機要素と、
    を備えた圧縮機の製造方法であって、
    鉄製の接合管の一方の端部を前記密閉容器に接続する接合管接続工程と、
    鉄製の吸入接続管を前記接合管に挿入し、前記吸入接続管の一方の端部を前記圧縮要素に接続する吸入接続管接続工程と、
    前記吸入接続管の他方の端部上に第1の電極を設置し、前記接合管上に第2の電極を設置する電極設置工程と、
    前記第1の電極と前記第2の電極とに電流を流し、前記接合管と前記吸入接続管とを抵抗溶接する抵抗溶接工程と、
    を有する
    ことを特徴とする圧縮機の製造方法。
  12. 前記電極設置工程では、
    前記第1の電極の方が前記第2の電極よりも上側にくるように前記第1の電極及び前記第2の電極を前記吸入接続管及び前記接合管に設置し、
    前記抵抗溶接工程では、
    前記第1の電極を前記第1の突出部に押し付けるとともに、
    前記第1の突出部に前記第1の電極が押しつけられて前記吸入接続管及び前記接合管が前記圧縮要素側に移動しないように前記第2の電極を保持しながら前記抵抗溶接を実施する
    ことを特徴とする請求項11に記載の圧縮機の製造方法。
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