JP2008248889A5 - - Google Patents
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Description
本発明は、モータステータがケーシング内部に固定された密閉型圧縮機に関する。
従来より、密閉型圧縮機では、モータステータがケーシングの内周面に固定された構造が採用されている。例えば、特許文献1に記載の集中巻きモータは、モータステータがケーシング内部に焼きばめあるいは圧入によって固定されている。
密閉型圧縮機
特開2004―201428号公報
密閉型圧縮機
しかし、特許文献1に記載の集中巻きモータのティースに磁束が集中して流れるとモータステータを変形しようとする円周方向の力(ラジアル力)が大きくなる傾向にある。また、矩形波電圧または矩形波電流によって駆動されるモータは、ティースに磁束が集中することで円周方向の力が偏り、モータの振動や騒音が増大する。これにより、モータステータと密接に接触しているケーシングの振動および騒音が増大する。
また、特許文献1に記載の集中巻きモータの場合、モータステータがケーシングに焼きばめあるいは圧入によって固定されているので、モータのヨークに応力が加わり、鉄損が増大するという問題がある。
さらに、CO2冷媒を用いた密閉型圧縮機の場合には、ケーシング内部の内圧が高いので、ケーシング内部にモータステータを焼きばめあるいは圧入によって固定することが困難である。
本発明の課題は、ケーシングの振動を抑制することができる密閉型圧縮機を提供することにある。
第1発明の密閉型圧縮機は、環状のモータステータと、モータロータと、ケーシングと、複数の点接合部とを備えている。モータロータは、モータステータの内部空間に回転自在に配置されている。ケーシングは、筒状部を含む。筒状部は、モータステータおよびモータロータを収納する。複数の点接合部は、モータステータと筒状部との間に隙間を確保した状態で、モータステータと筒状部との間を点接合によって固定する。点接合部は、モータステータの外周面における周方向に3点以上配置されている。点接合部は、スポット溶接により形成されている。
ここでは複数の点接合部が、モータステータと筒状部との間に隙間を確保した状態で、モータステータと筒状部との間を点接合によって固定しているので、ケーシングの筒状部の振動および騒音を抑制することが可能である。
また、点接合部がモータステータの外周面における周方向に3点以上配置されているので、モータステータを安定した状態で固定しながらケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することが可能である。
さらに、点接合部がスポット溶接により形成されているので、モータステータを容易かつ確実にケーシングの筒状部の内部に固定することができるとともにケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することが可能である。
第2発明の密閉型圧縮機は、第1発明の密閉型圧縮機であって、隙間の大きさは、10〜300μmである。
ここでは、隙間の大きさが半径で10μm程度以上に設定されているので、筒状部の振動をより効果的に抑制することが可能である。また、隙間の上限を半径で300μm程度以下に設定されているので、点接合をスポット溶接で行う場合、発生するスパッタが圧縮機内部への混入を防止することが可能である。また、凸部で接合させる場合、必要接合強度を満足することが可能である。
第3発明の密閉型圧縮機は、第1発明から第2発明のいずれかの密閉型圧縮機であって、点接合部は、モータステータの外周面におけるモータロータの軸方向に複数箇所配置されている。
ここでは、点接合部がモータステータの外周面におけるモータロータの軸方向に複数箇所配置されているので、モータステータを安定した状態で固定しながらケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することが可能である。
点接合部は、モータステータまたは筒状部のどちらかに形成された凸部であってもよい。
ここでは、点接合部がモータステータまたは筒状部のどちらかに形成された凸部であるので、モータステータの振動は、ケーシングに伝わりにくくなり、ケーシングの筒状部の振動を抑制することが可能である。
なお、ここでいう、筒状部の凸部とは、筒状外側から内側に変形させた突起であったり、筒状部内面を削って設けた爪であったり、筒状部内側に別部品で設けた突起等である。また、モータステータの凸部とは、部分的に積層鋼板外径を大きくしたり、モータステータ外周部に別部品で設けた突起であったり、筒状部及びモータステータに向かって凸部があるか接触部の限られた部品等である。また、モータステータの凸部とは10〜300μmの隙間の範囲で表面が凸凹していたり、または、筒状部に(ケーシング内側から見て)凸部がありこれをかしめたもの等でもよい。
点接合部は、モータステータと筒状部との間に挟まれたスペーサと、スペーサをモータステータおよび筒状部にそれぞれレーザ溶接したレーザ溶接部とを有してもよい。
ここでは、点接合部がスペーサとレーザ溶接部とを有しているので、モータステータの振動は、ケーシングに伝わりにくくなり、ケーシングの筒状部の振動を抑制することが可能である。
第4発明の密閉型圧縮機は、第1発明から第3発明のいずれかの密閉型圧縮機であって、モータステータの外周面と筒状部の内周面とが対向している部分に対して、点接合部を含む筒状部の中心軸に直交した断面上の点接合部の周長の合計と、筒状部の内周面の周長との割合が、10%未満であり、点接合部以外の他の部分では隙間が確保されている。
ここでは、モータステータの外周面と筒状部の内周面とが対向している部分に対して、点接合部を含む筒状部の中心軸に直交した断面上の点接合部の周長の合計と、筒状部の内周面の周長との割合が、10%未満であり、点接合部以外の他の部分では隙間が確保されている。そのため、モータステータの振動は、ケーシングに伝わりにくくなっているので、ケーシングの筒状部の振動を抑制することが可能である。
また、点接合部がスポット溶接により形成されているので、モータステータを容易かつ確実にケーシングの筒状部の内部に固定することができるとともにケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することが可能である。
第5発明の密閉型圧縮機は、第1発明から第4発明のいずれかの密閉型圧縮機であって、ケーシングの内部には、圧縮機構とマウンティングプレートとがさらに収納されており、圧縮機構は、マウンティングプレートを前記ケーシングにスポット溶接することによって、ケーシングに固定されている。
第6発明の密閉型圧縮機は、第1発明から第5発明のいずれかの密閉型圧縮機であって、筒状部には、モータステータに対し溶接孔が設けられている。モータステータは溶接孔を介して筒状部に溶接されている。
ここでは、筒状部に溶接孔が設けられているので、モータステータは溶接孔を介して筒状部に溶接することによって固定することが可能である。
第1及び第5発明によれば、ケーシングの筒状部の振動および騒音を抑制することができる。
また、モータステータを安定した状態で固定しながらケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することができる。
さらに、モータステータを容易かつ確実にケーシングの筒状部の内部に固定することができるとともにケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することができる。
第2発明によれば、筒状部の振動をより効果的に抑制することができる。
第3発明によれば、モータステータを安定した状態で固定しながらケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することができる。
第4発明によれば、ケーシングの筒状部の振動を抑制することができる。
さらに、モータステータを容易かつ確実にケーシングの筒状部の内部に固定することができるとともにケーシングの筒状部の振動をより効果的に抑制することができる。
第6発明によれば、モータステータは溶接孔を介して筒状部に溶接することによって固定することができる。
図1に示されるCO2冷媒を用いた密閉型圧縮機1は、ケーシング2と、モータ3と、圧縮機構4と、アキュームレータ5と、シャフト6と、複数の点接合部7とを備えている。モータ3、圧縮機構4およびシャフト6は、ケーシング2の内部に収納されている。
モータ3は、環状のモータステータ8と、モータステータ8の内部空間8aに回転自在に配置されたモータロータ9とを有している。モータロータ9は、シャフト6に連結され、シャフト6とともに回転することが可能である。
ケーシング2は、筒状部10と、筒状部10の上下の開口端を閉じる一対の鏡板11、12とを有している。ケーシング2の筒状部10は、モータ3のモータステータ8およびモータロータ9を収納している。CO2冷媒が充填されたケーシング2の内圧は、高圧(14MPa程度)になっている。
複数の点接合部7は、モータステータ8と筒状部10との間に隙間13を確保した状態で、モータステータ8と筒状部10との間をスポット溶接による点接合によって固定している。これにより、モータステータ8の振動は、ケーシング2に伝わりにくくなっているので、ケーシング2の筒状部10の振動を抑制することが可能である。このことは、モータステータ8から筒状部10へ振動が伝達する部分の断面積(複数の点接合部7の断面積)が狭いことに起因する。
すなわち、本実施形態では、モータステータ8の外周面と筒状部10の内周面とが対向している部分に対して、接合部7を含む筒状部10の中心軸に直交した断面上の接合部7の周長の合計と、筒状部10の内周面の周長との割合が、10%未満であり、点接合部7以外の他の部分では隙間13が確保されている。そのため、モータステータ8の振動は、ケーシング2に伝わりにくくなっているので、ケーシング2の筒状部10の振動を抑制することが可能である。
ここで、接合部7を含む筒状部10の中心軸に直交した断面上(すなわち、筒状部10の横断面上(円形断面上))の接合部7の周長の合計と、筒状部10の内周面の周長との割合が、10%未満である場合、従来の焼きばめ圧入による固定方法では、接合面積が小さすぎるのでモータステータ8を筒状部10内部に固定することが困難である。しかも、CO2冷媒が充填されたケーシング2の内圧が高圧であるので、内圧によるケーシング2の膨張を考慮すれば、従来の焼きばめ圧入による固定は一層困難である。
図2に示されるように、筒状部10の内部には、モータステータ8は、1つの横断面につき3点以上の点接合部7で、かつ、2横断面以上でスポット溶接によって固定されている。
点接合部7の個数は、筒状部10とモータステータ8の半径および長さに対応して適宜設定すればよい。
隙間13の大きさgは、10〜300μm程度に設定されているので、筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
ここで、図3に示されるように、隙間13の大きさg(ミクロン)と圧縮機運転音A(デシベル)との関係を概略的に調べた場合、隙間13の大きさgが−20ミクロン以下の場合(すなわち、締まりばめの状態)における圧縮機運転音A1に対して、隙間13の大きさgが10ミクロンの場合の圧縮機運転音A2は、A1のほぼ90%まで低減し、さらに隙間13の大きさgが20ミクロン以上の場合の圧縮機運転音A3は、A1のほぼ80%まで低減することが分かった。
点接合部7は、モータステータ8の外周面における周方向に3点以上配置されているので、モータステータ8を安定した状態で固定しながらケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
点接合部7は、モータステータ8の外周面におけるモータロータ9の軸方向に複数箇所配置されているので、モータステータ8を安定した状態で固定しながらケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
点接合部7は、スポット溶接により形成されているので、モータステータ8を容易かつ確実にケーシング2の筒状部10の内部に固定することができるとともにケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
点接合部7は、具体的には、筒状部10に溶接孔として貫通孔10aを形成し、その貫通孔10aを通してモータステータ8をスポット溶接することにより形成される。
圧縮機構4は、図1および図4に示されるように、ブレード22を有する揺動ピストン21と、ブレード22を揺動可能に支持するブッシュ23と、シリンダ27とを有している。シリンダ27は、揺動ピストン21を収納するシリンダ室24、ブッシュ23が回転自在に挿入されたブッシュ孔25、およびブッシュ孔25に連通する給油連通孔26を有している。
揺動ピストン21は、モータ3の回転駆動力を受けてシャフト6の偏心部6aが偏心して回転することによって、シリンダ室24の内部で揺動し、これによって、吸入管28から吸入されたCO2冷媒をシリンダ室24内部で圧縮する。圧縮されたCO2冷媒は、ケーシング2の内部を通って上昇し、吐出管29から吐出される。
シリンダ27は、下部ブロック27aと、上部ブロック27bとを有している。シリンダ27は、マウンティングプレート30にネジ止めされている。マウンティングプレート30は、マウンティングプレート接合部31によってケーシング2の筒状部10に固定されている。マウンティングプレート接合部31は、スポット溶接により形成されている。
<特徴>
(1)
実施形態の密閉型圧縮機1では、複数の点接合部7が、モータステータ8と筒状部10との間に隙間13を確保した状態で、モータステータ8と筒状部10との間をスポット溶接による点接合によって固定しているので、ケーシング2の筒状部10の振動およびそれに起因する騒音を抑制することが可能である。
(1)
実施形態の密閉型圧縮機1では、複数の点接合部7が、モータステータ8と筒状部10との間に隙間13を確保した状態で、モータステータ8と筒状部10との間をスポット溶接による点接合によって固定しているので、ケーシング2の筒状部10の振動およびそれに起因する騒音を抑制することが可能である。
(2)
また、実施形態の密閉型圧縮機1は、CO2冷媒を用いた密閉型圧縮機であり、ケーシング2内部の内圧が高いので、モータステータ8を焼きばめあるいは圧入によって固定することが困難であるが、複数の点接合部7によってモータステータ8と筒状部10との間を点接合によって固定することが可能である。これによってモータステータ8の脱落を防止することが可能である。
また、実施形態の密閉型圧縮機1は、CO2冷媒を用いた密閉型圧縮機であり、ケーシング2内部の内圧が高いので、モータステータ8を焼きばめあるいは圧入によって固定することが困難であるが、複数の点接合部7によってモータステータ8と筒状部10との間を点接合によって固定することが可能である。これによってモータステータ8の脱落を防止することが可能である。
(3)
実施形態の密閉型圧縮機1では、ケーシング2の筒状部10の内部において、モータステータ8を筒状部10から大きな応力がかからないように複数の点接合部7によって固定することができるので、鉄損を減少することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、ケーシング2の筒状部10の内部において、モータステータ8を筒状部10から大きな応力がかからないように複数の点接合部7によって固定することができるので、鉄損を減少することが可能である。
(4)
実施形態の密閉型圧縮機1では、複数の点接合部7が、モータステータ8と筒状部10との間に隙間13を確保した状態で、モータステータ8と筒状部10との間をスポット溶接による点接合によって固定しているので、ケーシングの振動防止のための2重ケーシング構造や特殊なモータ固定部材が不要になり、密閉型圧縮機1の製造コストを大幅に低減することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、複数の点接合部7が、モータステータ8と筒状部10との間に隙間13を確保した状態で、モータステータ8と筒状部10との間をスポット溶接による点接合によって固定しているので、ケーシングの振動防止のための2重ケーシング構造や特殊なモータ固定部材が不要になり、密閉型圧縮機1の製造コストを大幅に低減することが可能である。
(5)
実施形態の密閉型圧縮機1では、隙間13の大きさgは、10〜300μm程度に設定されているので、筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、隙間13の大きさgは、10〜300μm程度に設定されているので、筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
(6)
実施形態の密閉型圧縮機1では、点接合部7は、モータステータ8の外周面における周方向に3点以上配置されているので、モータステータ8を安定した状態で固定しながらケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、点接合部7は、モータステータ8の外周面における周方向に3点以上配置されているので、モータステータ8を安定した状態で固定しながらケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
(7)
実施形態の密閉型圧縮機1では、点接合部7は、モータステータ8の外周面におけるモータロータ9の軸方向に複数箇所配置されているので、モータステータ8を安定した状態で固定しながらケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、点接合部7は、モータステータ8の外周面におけるモータロータ9の軸方向に複数箇所配置されているので、モータステータ8を安定した状態で固定しながらケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
(8)
実施形態の密閉型圧縮機1では、点接合部7は、スポット溶接により形成されているので、モータステータ8を容易かつ確実にケーシング2の筒状部10の内部に固定することができるとともにケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、点接合部7は、スポット溶接により形成されているので、モータステータ8を容易かつ確実にケーシング2の筒状部10の内部に固定することができるとともにケーシング2の筒状部10の振動をより効果的に抑制することが可能である。
(9)
実施形態の密閉型圧縮機1では、モータステータ8の外周面と筒状部10の内周面とが対向している部分に対して、接合部7を含む筒状部10の中心軸に直交した断面上の接合部7の周長の合計と、筒状部10の内周面の周長との割合が、10%未満であり、点接合部7以外の他の部分では隙間13が確保されている。そのため、モータステータ8の振動は、ケーシング2に伝わりにくくなっているので、ケーシング2の筒状部10の振動を抑制することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、モータステータ8の外周面と筒状部10の内周面とが対向している部分に対して、接合部7を含む筒状部10の中心軸に直交した断面上の接合部7の周長の合計と、筒状部10の内周面の周長との割合が、10%未満であり、点接合部7以外の他の部分では隙間13が確保されている。そのため、モータステータ8の振動は、ケーシング2に伝わりにくくなっているので、ケーシング2の筒状部10の振動を抑制することが可能である。
(10)
実施形態の密閉型圧縮機1では、筒状部10に溶接孔として貫通孔10aが設けられているので、モータステータ8は、貫通孔10aを介して筒状部10に溶接することによって固定することが可能である。
実施形態の密閉型圧縮機1では、筒状部10に溶接孔として貫通孔10aが設けられているので、モータステータ8は、貫通孔10aを介して筒状部10に溶接することによって固定することが可能である。
本発明は、モータステータがケーシング内部に固定された密閉型圧縮機について広く適用することが可能である。
1 密閉型圧縮機
2 ケーシング
3 モータ
4 圧縮機構
7 点接合部
8 モータステータ
9 モータロータ
10 筒状部
13 隙間
2 ケーシング
3 モータ
4 圧縮機構
7 点接合部
8 モータステータ
9 モータロータ
10 筒状部
13 隙間
Claims (6)
- 環状のモータステータ(8)と、
前記モータステータ(8)の内部空間に回転自在に配置されたモータロータ(9)と、
前記モータステータ(8)およびモータロータ(9)を収納する筒状部(10)を含むケーシング(2)と、
前記モータステータ(8)と前記筒状部(10)との間に隙間(13)を確保した状態で、前記モータステータ(8)と前記筒状部(10)との間を点接合によって固定する複数の点接合部(7)と
を備えており、
前記点接合部(7)は、前記モータステータ(8)の外周面における周方向に3点以上配置されており、
前記点接合部(7)は、スポット溶接により形成されている、
密閉型圧縮機(1)。 - 前記隙間(13)の大きさ(g)は、10〜300μmである、
請求項1に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記点接合部(7)は、前記モータステータ(8)の外周面における前記モータロータ(9)の軸方向に複数箇所配置されている、
請求項1または2に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記モータステータ(8)の外周面と前記筒状部(10)の内周面とが対向している部分に対して、前記点接合部(7)を含む前記筒状部(10)の中心軸に直交した断面上の前記点接合部(7)の周長の合計と、前記筒状部(10)の内周面の周長との割合が、10%未満であり、前記点接合部(7)以外の他の部分では隙間(13)が確保されている、
請求項1から3のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記ケーシング(2)の内部には、圧縮機構(4)とマウンティングプレート(30)とがさらに収納されており、
前記圧縮機構(4)は、前記マウンティングプレート(30)を前記ケーシング(2)にスポット溶接することによって、前記ケーシング(2)に固定されている、
請求項1から4のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機(1)。 - 前記筒状部(10)には、前記モータステータ(8)に対し溶接孔(10a)が設けられており、前記モータステータ(8)は前記溶接孔(10a)を介して前記筒状部(10)に溶接されている請求項1から5のいずれか1項に記載の密閉型圧縮機(1)。
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