JPWO2016013330A1 - デュプレクサ - Google Patents

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Abstract

アイソレーション特性を改善し得る、デュプレクサを提供する。デュプレクサ1の送信フィルタ及び受信フィルタのうち少なくとも一方は、圧電基板2と、圧電基板2上に設けられており、かつアース電位に接続される複数のアース端12A〜12Dを有する弾性波フィルタ電極部3と、圧電基板2上に形成されている支持層と、支持層の開口部を封止するように支持層上に設けられているカバー部材と、支持層及びカバー部材を貫通するように形成されており、第1,第2の端部を有する複数のビアホール電極とを備える。複数のアース端12A〜12Dは圧電基板2において共通接続されており、かつ複数のアース端12A〜12Dは複数のビアホール電極の第1の端部にそれぞれ電気的に接続されている。複数のビアホール電極の第2の端部は外部においてアース電位に接続される。

Description

本発明は、WLP(Wafer Level Package)構造を有するデュプレクサに関する。
従来、WLP構造を有する弾性波フィルタ装置が携帯電話機の帯域フィルタなどとして広く用いられている。
下記の特許文献1には、WLP構造の弾性波フィルタ装置の一例が開示されている。特許文献1の弾性波フィルタ装置では、圧電基板に構成された弾性波フィルタ電極部を囲むように、圧電基板上に支持層が形成されている。支持層の開口部を封止するように、支持層上にカバー部材が設けられている。支持層及びカバー部材を貫通するように、複数のビアホール電極が設けられている。弾性波フィルタ電極部はアース電位に接続される複数のアース端を有し、複数のアース端は複数のビアホール電極に電気的に接続されている。
特開2011−172190号公報
しかしながら、特許文献1に記載の弾性波フィルタ装置においては、複数のビアホール電極により、該アース端とアース電位間に大きなインダクタンスを有していた。よって、アイソレーション特性を充分に大きくすることができなかった。
また、従来の不平衡入力−不平衡出力の弾性波フィルタ装置では、特にアイソレーション特性を充分に高めることができなかった。
本発明の目的は、アイソレーション特性を改善し得る、デュプレクサを提供することにある。
本発明に係るデュプレクサは、送信フィルタと受信フィルタとを備えるデュプレクサであって、前記送信フィルタ及び前記受信フィルタのうち少なくとも一方は、圧電基板と、弾性波フィルタを構成するために上記圧電基板上に設けられており、かつアース電位に接続される複数のアース端を有する弾性波フィルタ電極部と、上記弾性波フィルタ電極部を囲む開口部を有しており、上記圧電基板上に形成されている支持層と、上記支持層の上記開口部を封止するように上記支持層上に設けられているカバー部材と、上記支持層及び上記カバー部材を貫通するように形成されており、第1,第2の端部を有する複数のビアホール電極とを備える。上記複数のアース端は上記圧電基板において共通接続されており、かつ上記複数のアース端は上記複数のビアホール電極の上記第1の端部にそれぞれ電気的に接続されている。上記複数のビアホール電極の上記第2の端部は外部においてアース電位に接続される弾性波フィルタである。
本発明に係るデュプレクサのある特定の局面では、上記受信フィルタが、上記弾性波フィルタである。
本発明に係るデュプレクサの他の特定の局面では、上記複数のビアホール電極の第2の端部にバンプがそれぞれ接合されている。
本発明に係るデュプレクサのさらに他の特定の局面では、上記弾性波フィルタ電極部は縦結合共振子型弾性波フィルタを有する。
本発明に係るデュプレクサの別の特定の局面では、上記縦結合共振子型弾性波フィルタは不平衡入力端子と不平衡出力端子とを有する縦結合共振子型弾性波フィルタである。
本発明に係るデュプレクサのさらに別の特定の局面では、上記縦結合共振子型弾性波フィルタは1段構成の縦結合共振子型弾性波フィルタである。
本発明に係るデュプレクサのさらに別の特定の局面では、上記圧電基板上に形成されている入力端子及び出力端子と、一端が上記入力端子と上記弾性波フィルタ電極部との間の接続点に接続されており、他端が上記ビアホール電極に接続されている第1の並列腕共振子と、一端が上記弾性波フィルタ電極部の上記出力端子側の端部に接続されており、他端が上記ビアホール電極に接続されている第2の並列腕共振子とがさらに備えられている。
本発明によれば、アイソレーション特性を改善し得る、デュプレクサを提供することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデュプレクサに用いられている圧電基板と、圧電基板上の電極構造を示す略図的平面図である。 図2は、図1のI−I線に沿う断面に相当する部分のデュプレクサの略図的断面図である。 図3は、本発明の第1の実施形態に係るデュプレクサが回路基板に実装された状態の回路図である。 図4は、本発明のデュプレクサの比較例が回路基板に実装された状態の回路図である。 図5は、本発明の第1の実施形態に係るデュプレクサ及び比較例の減衰量の周波数特性を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の具体的な実施形態を説明することにより、本発明を明らかにする。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るデュプレクサに用いられている圧電基板と、圧電基板上の電極構造を示す略図的平面図である。図2は、図1のI−I線に沿う断面に相当する部分のデュプレクサの略図的断面図である。
デュプレクサ1は、圧電基板2を有する。圧電基板2は、LiNbOやLiTaOなどの圧電単結晶からなる。なお、圧電基板2は圧電セラミックスからなっていてもよい。
図2に示すように、圧電基板2上には、弾性波フィルタを構成するために、弾性波フィルタ電極部3が設けられている。弾性波フィルタ電極部3は後述する直列腕共振子S1及び並列腕共振子P1を含む複数の弾性波共振子を有する。各弾性波共振子はIDT電極及び反射器を有する。弾性表面波の伝搬方向においてIDT電極の両側に反射器が形成されている。上記IDT電極及び反射器は、適宜の金属または合金からなる。
圧電基板2上には、弾性波フィルタ電極部3を囲む開口部4Aを有するように、支持層4が形成されている。支持層4は適宜の樹脂からなる。支持層4は、例えば、フォトリソグラフィー法により形成することができる。
支持層4の開口部4Aを封止するように、支持層4上にカバー部材5が設けられている。カバー部材5は、適宜の樹脂からなる。
支持層4及びカバー部材5を貫通するように、第1,第4のビアホール電極6A,6Dが形成されている。第1,第4のビアホール電極6A,6Dは、適宜の金属または合金からなる。第1,第4のビアホール電極6A,6Dの形成に際しては、まず、レーザー照射により支持層4及びカバー部材5にビアホールを形成する。次に、電解めっき法などにより上記ビアホールに導体を充填する。
第1のビアホール電極6Aは、第1,第2の端部6A1,6A2を有する。第4のビアホール電極6Dは、第1,第2の端部6D1,6D2を有する。第1の端部6A1,6D1は、圧電基板2側に位置する端部である。第2の端部6A2,6D2は、カバー部材5側に位置する端部である。第1,第4のビアホール電極6A,6Dの第2の端部6A2,6D2には、第1,第4のバンプ7A,7Dがそれぞれ接合されている。第1,第4のバンプ7A,7Dは、適宜のろう材用金属からなる。なお、図2には示されていないが、本実施形態のデュプレクサ1には、第1,第4のビアホール電極6A,6D以外にも、第2,第3のビアホール電極を含む複数のビアホール電極が形成されている。上記複数のビアホール電極も、第1,第4のビアホール電極6A,6Dと同様に、第1,第2の端部を有する。第2,第3のビアホール電極を含む複数のビアホール電極の第2の端部には、第2,第3のバンプを含む複数のバンプがそれぞれ接合されている。
図1に戻り、デュプレクサ1は、第1の帯域通過型フィルタ1Aと、通過帯域が第1の帯域通過型フィルタ1Aとは異なる第2の帯域通過型フィルタ1Bとを有するデュプレクサである。図2に略図的に示した弾性波フィルタ電極部3は、図1に示す第1,第2の帯域通過型フィルタ1A,1Bを構成している。ここで、第1の帯域通過型フィルタ1Aは受信フィルタ、第2の帯域通過型フィルタ1Bは送信フィルタである。
図3は、本発明の第1の実施形態のデュプレクサが回路基板に実装された状態の回路図である。
デュプレクサ1の第1の帯域通過型フィルタ1Aは、入力端子8、出力端子10及び複数のアース端としてのアース端子12A〜12Dを有する。入力端子8と出力端子10との間には、直列腕共振子S1,S2及び縦結合共振子型弾性波フィルタ9が直列に接続されている。直列腕共振子S1と直列腕共振子S2との間の接続点と、アース端子12Aとの間に、第1の並列腕共振子P1が接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ9と出力端子10との間の接続点と、アース端子12Dとの間には、第2の並列腕共振子P2が接続されている。
縦結合共振子型弾性波フィルタ9は第1〜第5のIDT電極9a〜9eを有する。第1〜第5のIDT電極9a〜9eは一対のバスバーをそれぞれ有する。該一対のバスバーには複数本の電極指の一端がそれぞれ共通接続されている。一方のバスバーに接続されている複数本の電極指と他方のバスバーに接続されている複数本の電極指とは互いに間挿し合っている。第1〜第5のIDT電極9a〜9eのそれぞれの一方のバスバーはホット側に接続されており、他方のバスバーはアース側に接続されている。
より具体的には、第1,第3,第5のIDT電極9a,9c,9eの一方のバスバーは直列腕共振子S2に共通接続されており、他方のバスバーはアース端子に接続されている。従って、第1,第3,第5のIDT電極9a,9c,9eは直列腕共振子S2及び直列腕共振子S1を介して入力端子8に共通接続されている。第2,第4のIDT電極9b,9dの一方のバスバーは出力端子10に共通接続されており、他方のバスバーはアース端子に接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ9は不平衡入力端子及び不平衡出力端子とを有する不平衡入力−不平衡出力の縦結合共振子型弾性波フィルタである。
アース端子12A〜12Dは第1〜第4のインダクタL1〜L4にそれぞれ接続されている。第1〜第4のインダクタL1〜L4は外部のインダクタL5に共通接続されている。外部のインダクタL5はアース電位に接続されている。
なお、第1〜第4のインダクタL1〜L4は、第1〜第4のビアホール電極及び第1〜第4のバンプのインダクタンス分により形成されている。
デュプレクサ1の第2の帯域通過型フィルタ1Bはラダー型フィルタである。第2の帯域通過型フィルタ1Bは入力端子13及び出力端子14を有する。なお、第2の帯域通過型フィルタ1Bの出力端子14は第1の帯域通過型フィルタ1Aの入力端子8でもある。入力端子13と出力端子14との間には、直列腕共振子S11〜S15が直列に接続されている。直列腕共振子S11と直列腕共振子S12との間の接続点とアース電位との間には並列腕共振子P11が接続されている。並列腕共振子P11はインダクタL11を介してアース電位に接続されている。直列腕共振子S12と直列腕共振子S13との間の接続点と、アース電位との間には並列腕共振子P12が接続されている。直列腕共振子S13と直列腕共振子S14との間の接続点と、アース電位との間には並列腕共振子P13が接続されている。直列腕共振子S14と直列腕共振子S15との間の接続点と、アース電位との間には並列腕共振子P14が接続されている。並列腕共振子P12〜P14はインダクタL12を介してアース電位に共通接続されている。
ここで、図1に戻り、圧電基板2上には、入力端子8,13、出力端子10,14及びアース端子12A〜12Dが形成されている。また、圧電基板2には直列腕共振子S1,S2,S11〜S15、第1,第2の並列腕共振子P1,P2、並列腕共振子P11〜P14及び縦結合共振子型弾性波フィルタ9が構成されている。
アース端子12A〜12Dにおける破線A〜Dの部分には、上記第1〜第4のビアホール電極の第1の端部がそれぞれ接合されている。アース端子12A〜12Dは第1〜第4のビアホール電極にそれぞれ電気的に接続されている。また、入力端子8、出力端子10及び他の端子における破線の部分にも、複数のビアホール電極の第1の端部がそれぞれ接合されている。
圧電基板2上には接続配線15a,15c,15d及び図示されていない接続配線が形成されている。図示されていない接続配線は平面視において層間絶縁膜11aに隠れている。アース端子12Aとアース端子12Bとは接続配線15aにより接続されている。アース端子12Bとアース端子12Cとは図示されていない接続配線により接続されている。アース端子12Cとアース端子12Dとは接続配線15cにより接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ9と出力端子10とを接続している各配線と接続配線15a,15c及び上記図示されていない接続配線とは、層間絶縁膜11aにより接触しないようにされている。アース端子12Dとアース端子12Aとは接続配線15dにより接続されている。縦結合共振子型弾性波フィルタ9と直列腕共振子S2とを接続している各配線と接続配線15dとは、層間絶縁膜11bにより接触しないようにされている。このように、アース端子12A〜12Dは圧電基板2において電気的に共通接続されている。
本実施形態の特徴は、アース端子12A〜12Dが圧電基板2において電気的に共通接続されていることにある。それによって、アイソレーション特性を改善することができる。これについて、以下において説明する。なお、アイソレーション特性とは、入力端子13と出力端子10間の減衰特性を示している。
図3に示した第1,第4のインダクタL1,L4は、図2に示されている第1,第4のビアホール電極6A,6D及び第1,第4のバンプ7A,7Dのインダクタンス分により形成されている。第1,第4のビアホール電極6A,6D及び第1,第4のバンプ7A,7Dの厚み方向に沿う寸法は、支持層4及びカバー部材5の厚み方向に沿う寸法よりも大きい。そのため、第1,第4のビアホール電極6A,6D及び第1,第4のバンプ7A,7Dが大きなインダクタンスを有するインダクタとして機能する。図3の第2,第3のインダクタL2,L3も同様に、第2,第3のビアホール電極及び第2,第3のバンプのインダクタンス分により形成されている。
本実施形態のデュプレクサ1は回路基板に実装される。すなわち、上記第1〜第4のバンプを介して回路基板のアース端子に接合される。図3に示されている外部のインダクタL5は、回路基板のアース端子及びアース配線などのインダクタンス分により形成されている。
第1〜第4のインダクタL1〜L4のアース端子12A〜12Dと接続されていない側の端部は、外部のインダクタL5に共通接続されている。また、アース端子12A〜12Dが共通接続されていることにより、第1〜第4のインダクタL1〜L4は互いに並列に接続されている。
図4は本発明のデュプレクサの比較例が回路基板に実装された状態の回路図である。
図4から明らかなように、比較例のデュプレクサ101の第1〜第4のインダクタL1〜L4は互いに並列に接続されていない。そのため、第1〜第4のインダクタL1〜L4のインダクタンスの合計が大きくなってしまっていた。これに対して、本実施形態の第1〜第4のインダクタL1〜L4は互いに並列に接続されているため、インダクタンスの合計を小さくすることができる。例えば、第1〜第4のインダクタL1〜L4のインダクタンスが等しい場合、第1〜第4のインダクタL1〜L4のインダクタンスの合計は、本実施形態では比較例の1/16となる。このように、アース端子12A〜12Dに接続されている複数のインダクタのインダクタンスの合計を大幅に小さくすることができる。
次に、本願発明者は、本実施形態のデュプレクサ及び比較のためのデュプレクサを作製し、減衰量について検討した。図3に示されている縦結合共振子型弾性波フィルタ9の第1〜第5のIDT電極9a〜9e、直列腕共振子S1,S2及び第1,第2の並列腕共振子P1,P2の電極指の対数、交叉幅は下記の表1の通りとした。各反射器の電極指の本数は表1の通りとした。第1〜第5のIDT電極9a〜9e、直列腕共振子S1,S2、第1,第2の並列腕共振子P1,P2及び各反射器のデューティは表1の通りとした。また、第1〜第5のIDT電極9a〜9e、直列腕共振子S1,S2、第1,第2の並列腕共振子P1,P2及び各反射器によりそれぞれ規定される波長は表1の通りである。縦結合共振子型弾性波フィルタ9の各IDT電極同士の間隔は、反射器により規定される波長をλRとして、下記の表2の通りとした。
Figure 2016013330
Figure 2016013330
また、比較のためのデュプレクサは、図4に示されているデュプレクサ101と同様の回路構成とした。すなわち、第1〜第4のインダクタL1〜L4が互いに並列に接続されていない以外は本実施形態のデュプレクサと同様の回路構成である。
図5は、本発明の第1の実施形態に係るデュプレクサ及び比較例の減衰量の周波数特性を示す図である。実線は第1の実施形態の減衰量の周波数特性を示し、破線は比較例の減衰量の周波数特性を示す。
図5に示されているように、本実施形態では、通信帯域の低域側である送信帯域において、アイソレーション特性をより一層高め得ることがわかる。
比較例では、上述のように、アース電位に接続されているインダクタのインダクタンスの合計が大きい。このため、送信フィルタのアース電流が、アースの経路から受信フィルタに伝送されてしまい、その影響でアイソレーション特性が劣化する。
これに対して、本実施形態では、アース電位に接続されているインダクタのインダクタンスの合計をより一層小さくすることができる。それによって、アイソレーション特性をより一層改善することができる。
なお、図1に示されている縦結合共振子型弾性波フィルタ9は複数段により構成されていてもよい。もっとも、本発明は、本実施形態のように縦結合共振子型弾性波フィルタ9が1段構成である場合においてより一層好適に適用することができる。
また、本実施形態では、図1に示されている第1の帯域通過型フィルタ1Aは受信フィルタである。もっとも、第1の帯域通過型フィルタ1Aは送信フィルタであってもよい。送信フィルタにおいて本発明を適用することによっても、アイソレーション特性を効果的に改善することができる。
上述のように、従来、不平衡入力−不平衡出力の縦結合共振子型弾性波フィルタでは、アイソレーション特性を高めることができなかった。しかしながら、本実施形態の不平衡入力−不平衡出力の縦結合共振子型弾性波フィルタでは、アース電位に接続されているインダクタのインダクタンスの合計をより一層小さくすることができる。それによって、不平衡入力−不平衡出力の縦結合共振子型弾性波フィルタのアイソレーション特性を効果的に高めることができる。
なお、縦結合共振子型弾性波フィルタ9は不平衡入力−不平衡出力の縦結合共振子型弾性波フィルタに限られない。もっとも、本発明は、不平衡入力−不平衡出力の縦結合共振子型弾性波フィルタにおいてより一層効果的である。
1…デュプレクサ
1A,1B…第1,第2の帯域通過型フィルタ
2…圧電基板
3…弾性波フィルタ電極部
4…支持層
4A…開口部
5…カバー部材
6A,6D…第1,第4のビアホール電極
6A1,6A2…第1,第2の端部
6D1,6D2…第1,第2の端部
7A,7D…第1,第4のバンプ
8…入力端子
9…縦結合共振子型弾性波フィルタ
9a〜9e…第1〜第5のIDT電極
10…出力端子
11a,11b…層間絶縁膜
12A〜12D…アース端子
13…入力端子
14…出力端子
15a,15c,15d…接続配線
101…デュプレクサ
S1,S2,S11〜S15…直列腕共振子
P1,P2…第1,第2の並列腕共振子
P11〜P14…並列腕共振子
L1〜L4…第1〜第4のインダクタ
L5…外部のインダクタ
L11,L12…インダクタ

Claims (7)

  1. 送信フィルタと受信フィルタとを備えるデュプレクサであって、
    前記送信フィルタ及び前記受信フィルタのうち少なくとも一方は、
    圧電基板と、
    弾性波フィルタを構成するために前記圧電基板上に設けられており、かつアース電位に接続される複数のアース端を有する弾性波フィルタ電極部と、
    前記弾性波フィルタ電極部を囲む開口部を有しており、前記圧電基板上に形成されている支持層と、
    前記支持層の前記開口部を封止するように前記支持層上に設けられているカバー部材と、
    前記支持層及び前記カバー部材を貫通するように形成されており、第1,第2の端部を有する複数のビアホール電極とを備え、
    前記複数のアース端が前記圧電基板において共通接続されており、かつ前記複数のアース端が前記複数のビアホール電極の前記第1の端部にそれぞれ電気的に接続されており、前記複数のビアホール電極の前記第2の端部が外部においてアース電位に接続される弾性波フィルタである、デュプレクサ。
  2. 前記受信フィルタが、前記弾性波フィルタである、請求項1に記載のデュプレクサ。
  3. 前記複数のビアホール電極の第2の端部にバンプがそれぞれ接合されている、請求項1または2に記載のデュプレクサ。
  4. 前記弾性波フィルタ電極部が縦結合共振子型弾性波フィルタを有する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のデュプレクサ。
  5. 前記縦結合共振子型弾性波フィルタが不平衡入力端子と不平衡出力端子とを有する縦結合共振子型弾性波フィルタである、請求項4に記載のデュプレクサ。
  6. 前記縦結合共振子型弾性波フィルタが1段構成の縦結合共振子型弾性波フィルタである、請求項4または5に記載のデュプレクサ。
  7. 前記圧電基板上に形成されている入力端子及び出力端子と、
    一端が前記入力端子と前記弾性波フィルタ電極部との間の接続点に接続されており、他端が前記ビアホール電極に接続されている第1の並列腕共振子と、
    一端が前記弾性波フィルタ電極部の前記出力端子側の端部に接続されており、他端が前記ビアホール電極に接続されている第2の並列腕共振子とをさらに備える、請求項1〜6のいずれか1項に記載のデュプレクサ。
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