JP2020182119A - 弾性波フィルタ、分波器および通信装置 - Google Patents
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Abstract
Description
波フィルタ、分波器および通信装置に関する。
とを有している。
ているICと、を有している。
(基本形のSAW共振子の構成)
図1は、本発明の第1実施形態に係る弾性波フィルタ(SAWフィルタ)51(図3)に用いられる共振子1の構成を示す平面図である。
する。
IDT電極7の電極指交差幅:70.5μm
電極指の膜厚:360nm
第1共振部23:電極指15の本数 150本
電極指15のピッチ 2.35μm
第2共振部25:電極指15の本数 10本
電極指15のピッチ 2.21μm
第3共振部27:電極指15の本数 10本
電極指15のピッチ 2.21μm
反射器9のストリップ電極21の厚み:360nm
ストリップ電極21の本数:30本
ストリップ電極21のピッチ:2.35μm
図2からも明らかなように本開示の共振子1は、共振周波数と反共振周波数との間にもう1つ共振を作ることができ、この間に位置する共振を用いることでΔf(共振周波数と反共振周波数との差)を小さくすることができる。また、図2(b)中に矢印で示すように、高周波数側の肩特性がよいため、損失の少ない狭Δf共振子を提供することができる。さらに、本開示のSAW素子1は、反共振周波数の周波数を高くすることができる。これは、以下のメカニズムによるものと推察される。すなわち、共振周波数は、IDT電極7の中央、すなわち、第1共振部23の振動の割合が多いので変化は少ない。これに対して、反共振周波数ではIDT電極7の全体から端部にかけて全体的に振動する。ここで端部に位置する第2共振部25,第3共振部27の周波数が高いため、反共振周波数が高周波数側にシフトする。その結果、SAW素子1をフィルタに適用すると、通過帯域の高周波数側の特性を向上させることができる。
型フィルタ51と同様であるが、直列共振子S2を含む全ての共振子を従来型共振子で構成した比較例1に係るフィルタの周波数特性を線LC1で示す。
で、フィルタとしての減衰特性を向上させることができる。
次に、図5に、入出力端子P1,P2間に、2つの直列共振子S1,S2とその間に位置する縦結合型フィルタ52とが直列に接続されたフィルタF2を示す。ここで、縦結合型フィルタ52はDMS型フィルタであり、直列共振子S1,S2は、上述の共振子1としている。
に代えた比較例2に係るフィルタの周波数特性を破線LC2で示す。
上述の例では、共振子1の各共振部23〜27間で電極指15のピッチを異ならせた場合を例に説明したが、その他の手段で周波数設計を異ならせてもよい。
共振子1において、第1共振部23に対する第2共振部25および第3共振部27のピッチを89%〜99%まで変化させた。具体的には、第1共振部23のピッチを2.35μmとし、第2,第3共振部25,27のピッチを2.1μm〜2.35μmとした。その結果を図9に示す。
第2共振部25および第3共振部27のピッチを89%〜99%まで変化させたときのフィルタ特性の変化の様子を示すものである。図9(b)は図9(a)の部分拡大図である。図9において、横軸は周波数、縦軸は透過特性を示している。図中において、高周波数側の肩特性において減衰がみられる位置を矢印で示すとともに、それを実現するピッチの数字(単位:μm)を示している。
ピッチに近すぎる(例えば2.3μm)と、十分な減衰を得ることができない。一方で、第2,第3共振部25,27のピッチが第1共振部23のピッチと遠すぎる(例えば2.1μm)と、減衰極が通常のフィルタに近すぎて効果が少なくなる。このため、第2,第3共振部25,27のピッチを2.15〜2.25μm、すなわち、第1共振部23に対する第2共振部25および第3共振部27のピッチを90%以上95%以下とすることで、より急峻性の高いフィルタを実現することができる。
(分波器の構成)
図10は、上述した実施形態に係るフィルタの利用例としての分波器101を示す模式図である。なお、この図の説明では、第1実施形態のフィルタF1(ラダー型フィルタ51)の構成および符号を引用するが、フィルタF1に代えて、他の実施形態のSAWフィルタが用いられてもよい。
図11は、上述した分波器101の利用例としての通信装置151の要部を示すブロック図である。
幅され、バンドパスフィルタ163によって受信用の通過帯以外の不要成分が除去される。そして、受信信号RSは、RF−IC153によって周波数の引き下げおよび復調がなされて受信情報信号RISとされる。
Claims (7)
- 圧電基板と、
前記圧電基板上にてフィルタの直列腕を構成している複数の電極指を含む共振子であって、第1共振部と、この第1共振部の弾性波の伝播方向の両側において前記第1共振部と縦結合する、前記第1共振部とは周波数設計の異なる第2共振部および第3共振部と、前記第1共振部,前記第2共振部および前記第3共振部の並びの両側に位置する1対の反射器とを含む共振子と、
を備える弾性波フィルタ。 - 前記第2共振部および前記第3共振部は前記電極指の数およびピッチが同一である、請求項1に記載の弾性波フィルタ。
- 前記第2共振部および前記第3共振部は、前記第1共振部と前記電極指のピッチが異なる、請求項1または2に記載の弾性波フィルタ。
- 前記フィルタは、直列共振子と並列共振子とがラダー型に接続されたラダー型フィルタであって、前記共振子は、前記直列共振子に用いられる、請求項1乃至3のいずれかに記載の弾性波フィルタ。
- 前記フィルタは、直列共振子と縦結合型フィルタとが直列に接続されてなり、前記共振子は、前記直列共振子に用いられる、請求項1乃至3のいずれかに記載の弾性波フィルタ。
- アンテナ端子と、
送信信号をフィルタリングして前記アンテナ端子に出力する送信フィルタと、
前記アンテナ端子からの受信信号をフィルタリングする受信フィルタと、
を有しており、
前記送信フィルタおよび前記受信フィルタの少なくとも一方は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の弾性波フィルタを含んでいる
分波器。 - アンテナと、
前記アンテナに前記アンテナ端子が接続されている請求項6に記載の分波器と、
前記送信フィルタおよび前記受信フィルタに接続されているICと、
を有している通信装置。
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JP2019084365A JP7213747B2 (ja) | 2019-04-25 | 2019-04-25 | 弾性波フィルタ、分波器および通信装置 |
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Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000049558A (ja) * | 1998-07-24 | 2000-02-18 | Seiko Epson Corp | 弾性表面波フィルタ |
JP2001230657A (ja) * | 2000-02-16 | 2001-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 弾性表面波フィルタ |
JP2016054393A (ja) * | 2014-09-03 | 2016-04-14 | 株式会社村田製作所 | ラダー型フィルタ及びデュプレクサ |
WO2017208629A1 (ja) * | 2016-05-31 | 2017-12-07 | 株式会社村田製作所 | 弾性表面波フィルタ |
-
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- 2019-04-25 JP JP2019084365A patent/JP7213747B2/ja active Active
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