JPWO2015173939A1 - 冷凍装置 - Google Patents

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Abstract

圧縮機、凝縮器、主絞り装置及び蒸発器が冷媒配管で接続されて構成された冷媒回路を有する冷凍装置であって、圧縮機と凝縮器との間の冷媒配管に接続され、圧縮機から吐出された冷媒と冷凍機油とを分離する油分離器と、油分離器において分離された冷凍機油を冷却する油冷却部と、油分離器の冷凍機油流出側と圧縮機とを、油冷却部を介して接続する油戻し管と、を備え、油冷却部は、凝縮器と一体的に設けられ、凝縮器の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めているものである。

Description

本発明は、圧縮機を備えた冷凍装置に関するものである。
冷凍装置は、たとえば、圧縮機、凝縮器として機能する熱源側熱交換器、絞り装置及び蒸発器として機能する利用側熱交換器とを有し、これらが冷媒配管で接続されて構成された冷媒回路を有するものが提案されている。ここで、圧縮機は、冷媒を圧縮する圧縮室を有する圧縮機構を備えている。このため、圧縮機には、圧縮機構の摺動部品の摩耗を抑制するため、冷凍機油が封入されている。
圧縮機に封入されていた冷凍機油は、圧縮機から吐出される冷媒温度と同等の温度で、圧縮機の吐出配管から吐出される。冷凍装置は、圧縮機から吐出された冷凍機油を、たとえば油戻し管などを介して圧縮機に戻す構成を有している。しかし、冷凍機油の温度が高いまま圧縮機に戻すと、圧縮機内の冷媒が加熱されるため、圧縮機から吐出される冷媒温度が上昇する。吐出される冷媒温度が上昇すると、圧縮機内部の機械部品の許容温度を上回り、圧縮機の故障の原因となる。また、冷凍機油の温度が高いまま圧縮機に戻すと、その分圧縮機の冷媒密度が低減し、圧縮機の仕事量が増大して圧縮機の消費電力が増大してしまう。このように、冷凍機油を高温のまま圧縮機に戻すと種々の弊害があるため、冷凍装置には、圧縮機から吐出された冷凍機油を冷却する機構を備えたものが各種提案されている(たとえば、特許文献1〜4参照)。
特許文献1に記載の技術は、圧縮機から吐出された冷媒及び冷凍機油を油分離器で分離し、分離した冷凍機油を凝縮器に付設された補助熱交換器に流す。特許文献1に記載の補助熱交換器は、冷凍機油と凝縮器のフィンなどを通過する空気とを熱交換させて冷凍機油を冷却する空冷式のものである。
特許文献2に記載の技術は、圧縮機から吐出された冷凍機油を油分離器で分離し、その分離した冷凍機油を凝縮器を通る油戻し管に流す。特許文献2に記載の油戻し管は、冷凍機油と凝縮器を通る空気とを熱交換させて冷凍機油を冷却する空冷式のものである。
特許文献3に記載の技術は、圧縮機から吐出された冷凍機油を油分離器で分離し、その分離した冷凍機油を凝縮器を通る油戻し回路に流す。特許文献3に記載は、凝縮器において冷凍機油と冷媒とを熱交換させて冷凍機油を圧縮機に戻すことができるとともに、冷凍機油と熱交換した冷媒を圧縮機にインジェクションすることができるものである。
特許文献4に記載の技術は、凝縮器とは別に、冷凍機油を冷却する用の冷却用熱交換器を有する油インジェクション回路を備えたものである。
特開昭50−048536号公報(たとえば、図面参照) 実公昭50−022493号公報(たとえば、図3参照) 特開平5−340616号公報(たとえば、図1参照) 特開2009−257705号公報(たとえば、要約書参照)
特許文献1、2に記載の技術では、凝縮器を利用して冷凍機油を冷却する方式を採用している。しかし、空気と冷凍機油との凝縮器の伝熱面積を冷凍機油の冷却用に割きすぎると凝縮器の放熱性能が低下し、冷凍装置の冷却性能が低減する。一方、空気と冷凍機油との凝縮器の伝熱面積を冷媒の放熱用に割きすぎると、冷凍機油の冷却が不十分となり、圧縮機の故障などを招く。すなわち、特許文献1、2に記載の技術は、冷凍装置の冷却性能の低減の抑制及び圧縮機の故障の抑制を両立することができないという課題がある。
特許文献3に記載の技術では、冷凍機油の冷却に凝縮器を流れる冷媒を利用している。そして、凝縮器で冷凍機油を冷却した冷媒を圧縮機のうちの中間圧力の部分(中間段)にインジェクションする。このため、特許文献3に記載の技術では、インジェクション用の冷媒が、冷凍機油の冷却用に多く割かれると、インジェクション用の冷媒温度が上昇し、インジェクション性能が低減してしまうという課題がある。
特許文献4に記載の技術では、冷凍機油の冷却にあたって別途、冷却用熱交換器を有する油インジェクション回路を備えたものである。このため、特許文献4に記載の技術では、冷却用熱交換器などの分だけ、冷凍装置の製造コストが増大してしまうという課題がある。
本発明は、以上のような課題のうちの少なくとも一つを解決するためになされたもので、冷凍装置の冷却性能の低減の抑制及び圧縮機の故障の抑制を両立することができる冷凍装置を提供することを目的としている。
本発明に係る冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、主絞り装置及び蒸発器が冷媒配管で接続されて構成された冷媒回路を有する冷凍装置であって、圧縮機と凝縮器との間の冷媒配管に接続され、圧縮機から吐出された冷媒と冷凍機油とを分離する油分離器と、油分離器において分離された冷凍機油を冷却する油冷却部と、油分離器の冷凍機油流出側と圧縮機とを、油冷却部を介して接続する油戻し管と、を備え、油冷却部は、凝縮器と一体的に設けられ、凝縮器の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めているものである。
本発明に係る冷凍装置によれば、上記構成を有しているため、冷凍装置の冷却性能の低減の抑制及び圧縮機の故障の抑制を両立することができる。
本発明の実施の形態1に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 本発明の実施の形態2に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 本発明の実施の形態3に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 本発明の実施の形態4に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 本発明の実施の形態5に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 本発明の実施の形態6に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 本発明の実施の形態7に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 本発明の実施の形態8に係る冷凍装置の冷媒回路構成などの一例である。 従来の冷凍装置の説明図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る冷凍装置100の冷媒回路構成などの一例である。図1を参照して冷凍装置100の構成などについて説明する。
本実施の形態に係る冷凍装置100は、冷凍装置100の冷却性能の低減の抑制及び圧縮機1の故障の抑制を両立することができる改良が加えられたものである。
[構成説明]
冷凍装置100は、冷媒を圧縮して吐出する圧縮機1と、冷媒を凝縮させる凝縮器2(放熱器)と、冷媒を減圧させる主絞り装置3と、冷媒を蒸発させる蒸発器4とを有している。そして、冷凍装置100は、圧縮機1、凝縮器2、主絞り装置3、及び蒸発器4が冷媒配管Pで接続されて構成された冷媒回路(冷凍サイクル)を有している。また、冷凍装置100は、圧縮機1に冷凍機油を戻すのに利用される油戻し管OPに接続され、冷媒と冷凍機油とを分離する油分離器5と、エコノマイザとして機能する熱交換器6と、エコノマイザ用のエコノマイザ絞り装置7とを有している。さらに、冷凍装置100は、圧縮機1の回転数などを制御する制御部30を有している。
ここで、冷媒配管Pは、圧縮機1の吐出側と油分離器5とを接続する冷媒配管P1と、油分離器5の冷媒流出側と凝縮器2とを接続する冷媒配管P2と、凝縮器2と熱交換器6とを接続する冷媒配管P3とを有している。また、冷媒配管Pは、熱交換器6と主絞り装置3とを接続する冷媒配管P4と、主絞り装置3と蒸発器4とを接続する冷媒配管P5と、蒸発器4と圧縮機1の冷媒吸入側とを接続する冷媒配管P6と、冷媒配管P4と圧縮機1とを接続するエコノマイザ配管P7とを有している。なお、エコノマイザ配管P7は、一端側が冷媒配管P4に接続され、エコノマイザ絞り装置7及び熱交換器6を介して、他端側が圧縮機1に接続されているものである。エコノマイザ配管P7が、接続配管に対応する構成である。
また、油戻し管OPは、一端側が油分離器5の冷凍機油流出側に接続され、凝縮器2を介して圧縮機1に接続されているものである。より詳細には、油戻し管OPの他端側は、後述する圧縮機1の低段圧縮部1A側に接続されるものと、高段圧縮部1B側に接続されるものとに分岐している。このため、油戻し管OPを流れる冷凍機油は、低段圧縮部1A及び高段圧縮部1Bのそれぞれに戻される。
(圧縮機1)
圧縮機1は、冷媒を吸入し、その冷媒を圧縮して高温高圧の状態にして吐出するものである。圧縮機1は、冷媒吐出側が冷媒配管P1を介して油分離器5に接続され、冷媒吸入側が冷媒配管P6を介して蒸発器4に接続されている。なお、本実施の形態1に係る冷凍装置100では、圧縮機1は、低段圧縮部1A及び高段圧縮部1Bを有する2段式のスクリュー圧縮機である。すなわち、圧縮機1に流入した冷媒は、低段圧縮部1Aに流入して圧縮されて中間圧となった後に、高段圧縮部1Bに流入して圧縮されて高温高圧となる。
(凝縮器2)
凝縮器2は、圧縮機1から吐出された高温高圧冷媒と空気との間で熱交換を行わせるものである。凝縮器2は、熱源側の熱交換器である。凝縮器2は、上流側が冷媒配管P2を介して油分離器5に接続され、下流側が冷媒配管P3を介して熱交換器6に接続されている。凝縮器2は、たとえば、凝縮器2を流れる冷媒とフィンを通過する空気との間で熱交換ができるようなプレートフィンアンドチューブ型熱交換器で構成することができる。また、凝縮器2には、凝縮器2に供給される冷媒と熱交換する空気を供給する凝縮器用送風機2Aが付設されている。凝縮器用送風機2Aは、制御部30によって回転数が制御され、凝縮器2における冷媒と空気との熱交換量を変えることができる。
凝縮器2は、油戻し管OPが、凝縮器2の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めるように、凝縮器2に接続されているものである。ここで、凝縮器2のうち油戻し管OPが接続されている部分が、油冷却部2Bを構成している。すなわち、油冷却部2Bは、凝縮器2と一体的に設けられ、凝縮器2の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めている。なお、凝縮器2の伝熱面積とは、油冷却部2Bにおける伝熱面積をも含めたものである。
(主絞り装置3)
主絞り装置3は、冷媒を膨張させるためのものであり、上流側が冷媒配管P4を介して熱交換器6に接続され、下流側が冷媒配管P5を介して蒸発器4に接続されているものである。主絞り装置3は、たとえば開度が可変である電子膨張弁などで構成することができる。
(蒸発器4)
蒸発器4は、主絞り装置3で減圧された冷媒と、空気との間で熱交換を行わせるものである。蒸発器4は、利用側の熱交換器である。なお、蒸発器4は、凝縮器2と同様に、たとえば、蒸発器4を流れる冷媒とフィンを通過する空気との間で熱交換ができるようなプレートフィンアンドチューブ型熱交換器で構成することができる。
(油分離器5)
油分離器5は、冷媒と冷凍機油とを分離するものである。油分離器5は、上流側が冷媒配管P1を介して圧縮機1に接続され、下流側が冷媒配管P2を介して凝縮器2に接続されているものである。また、油分離器5は、冷凍機油の流出側が油戻し管OPを介して
凝縮器2に接続されている。すなわち、油分離器5で冷媒から分離された冷凍機油は、凝縮器2で冷却された後に圧縮機1に戻される。
(熱交換器6)
熱交換器6は、冷媒と冷媒とを熱交換させる熱交換器であり、冷凍装置100のエコノマイザとして機能するものである。熱交換器6は、冷媒配管P3及び冷媒配管P4に接続された第1の流路と、エコノマイザ配管P7に接続された第2の流路とを有し、第1の流路を流れる冷媒と第2の流路を流れる冷媒とが熱交換できる構造を有しているものである。
熱交換器6は、第1の流路を流れる冷媒を、第2の流路を流れる冷媒と熱交換させて冷却させることができる。そして、この冷却された冷媒が、下流側の蒸発器4に供給される。熱交換器6は、冷凍装置100の冷却性能を向上させる機能を有している。すなわち、冷凍装置100は熱交換器6を有するため、圧縮機1の消費電力は増えるが、冷却能力の増え幅が大きいため冷却性能(効率)が向上している。
また、熱交換器6は、エコノマイザ配管P7を介して圧縮機1の低段圧縮部1Aと高段圧縮部1Bとの間に接続されている。このため、高段圧縮部1Bに流入する冷媒は、低段圧縮部1Aで圧縮された冷媒と、エコノマイザ配管P7から供給される冷媒である。ここで、冷媒温度が低いほど圧縮機1における圧縮仕事を抑制することができる。
エコノマイザ配管P7から供給される冷媒は、低段圧縮部1Aで圧縮された冷媒よりも温度が低くなっているため、結果的に高段圧縮部1Bに供給される冷媒温度を抑制することができる。このため、圧縮機1から吐出される冷媒温度を抑制することができる。
(エコノマイザ絞り装置7)
エコノマイザ絞り装置7は、冷媒を膨張させるためのものである。エコノマイザ絞り装置7は、冷媒配管Pのうちの一端側と熱交換器6の第2の流路との間に設けられているものである。エコノマイザ絞り装置7は、たとえば開度が可変である電子膨張弁などで構成することができる。
(制御部30)
制御部30は、各種センサなどの検出結果に基づいて、圧縮機1の回転数(運転及び停止含む)、凝縮器2に付設された凝縮器用送風機2A及び蒸発器4に付設された蒸発器用送風機4Aの回転数(運転及び停止含む)、主絞り装置3の開度及びエコノマイザ絞り装置7の開度などを制御するものである。なお、この制御部30は、たとえばマイコンなどの制御装置で構成することができる。
[冷凍装置100の冷凍サイクルの冷媒の流れ]
図1を参照しながら、同図で示される冷媒回路を流れる冷媒の流れについて説明する。
圧縮機1によって圧縮され吐出された気体の冷媒は、冷媒配管P1を介して油分離器5に流入する。油分離器5に流入した冷媒は、冷媒と冷凍機油とに分離される。油分離器5内の冷媒は、冷媒配管P2を介して凝縮器2へ流入する。この凝縮器2に流入した気体の冷媒は、凝縮器2に付設された凝縮器用送風機2Aから供給される空気と熱交換がなされて凝縮し、高圧の液冷媒となって凝縮器2から流出する。
凝縮器2から流出した液冷媒は、冷媒配管P3を介してエコノマイザとして機能する熱交換器6の第1の流路に流入し、第2の流路を流れる冷媒と熱交換して冷却される。熱交換器6の第1の流路で冷却された冷媒は、主絞り装置3に流入して減圧され、一部がエコノマイザ絞り装置7に流入して減圧される。
主絞り装置3で減圧された冷媒は、冷媒配管P5を介して蒸発器4に流入し、蒸発器4に付設された蒸発器用送風機4Aから供給される空気と熱交換を実施して蒸発する。蒸発器4から流出した冷媒は、冷媒配管P6を介して圧縮機1に吸引される。圧縮機1に吸入された冷媒は、圧縮機1の低段圧縮部1Aに流入して圧縮される。
エコノマイザ絞り装置7で減圧された冷媒は、熱交換器6の第2の流路に流入して第1の流路を流れる冷媒と熱交換した後に、圧縮機1の中間段に流入する。圧縮機1の中間段に流入した冷媒は、低段圧縮部1Aで圧縮された冷媒とともに、高段圧縮部1Bに流入して圧縮される。
[冷凍装置100の冷凍機油の流れ]
圧縮機1内の冷凍機油は、冷媒と混ざっている。このため、圧縮機1内の冷凍機油は、冷媒とともに圧縮機1から吐出される。圧縮機1から吐出された高温の冷凍機油は、油分離器5に流入して冷媒から分離される。油分離器5内の冷凍機油は、油戻し管OPを介して凝縮器2に供給されて冷却される。凝縮器2で冷却された冷凍機油は、油戻し管OPを介して圧縮機1の低段圧縮部1A及び高段圧縮部1Bにそれぞれ戻される。これにより、冷凍装置100は、高温の冷凍機油が圧縮機1から流出しても、冷凍機油を冷却した後に圧縮機1に戻すことができる。これにより、冷凍装置100は、低段圧縮部1A及び高段圧縮部1Bを構成する摺動部品などの摩耗の抑制をすることができる。
[実施の形態1に係る冷凍装置100の有する効果]
本実施の形態1に係る冷凍装置100は、油戻し管OPが、凝縮器2の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めるように、凝縮器2に接続されているものである。つまり、油戻し管OPが接続されている凝縮器2のフィンの表面積は、凝縮器2の有するフィンの全表面積のうちの15%〜25%の範囲を占めている。
油戻し管OPが接続されている凝縮器2のフィンの表面積が、凝縮器2の有するフィンの全表面積のうちの15%よりも小さくなると、冷凍機油の冷却量が不足し、圧縮機1から吐出される冷媒温度が上昇し、圧縮機1の故障を招きやすくなる。また、油戻し管OPが接続されている凝縮器2のフィンの表面積が、凝縮器2の有するフィンの全表面積のうちの25%よりも大きくなると、凝縮器2を流れる冷媒の放熱量が不足し、冷凍装置100の冷却性能が低減する。
本実施の形態1に係る冷凍装置100は、油戻し管OPが接続されている凝縮器2のフィンの表面積は、凝縮器2の有するフィンの全表面積のうちの15%〜25%の範囲となっているため、冷凍装置100の冷却性能の低減の抑制及び圧縮機1の故障の抑制を両立することができる。
本実施の形態1に係る冷凍装置100は、別途、冷凍機油の冷却用の熱交換器を設けず、凝縮器2の一部を利用して冷凍機油を冷却するものである。このため、本実施の形態1に係る冷凍装置100は、別途、熱交換器を設けない分、製造コストを抑制することができる。
図9は、従来の冷凍装置の説明図である。図9に示すように、従来の冷凍装置には、凝縮器2とは別に、冷凍機油冷却用のサブ熱交換器10が設けられていたものがあった。この従来の冷凍装置は、サブ熱交換器10が、冷媒が流れるインジェクション配管IJと凝縮器2を経ない油戻し管OPとに接続されている。そして、熱交換器6では、供給された冷媒と冷凍機油とが熱交換し、冷凍機油が冷却される。
本実施の形態1に係る冷凍装置100は、冷媒で冷凍機油を冷却するのではなく、空冷式の凝縮器2の空気で冷凍機油を冷却するように構成されているものである。このため、冷凍機油を冷却するための冷媒(インジェクション配管IJを流れる冷媒)が必要なくなる分、圧縮機1、凝縮器2、主絞り装置3及び蒸発器4を循環する冷媒量の減少を防止できる。すなわち、冷凍装置100では、インジェクション用の冷媒量が、従来の冷凍装置よりも少なくなるため、凝縮器2を流れる冷媒が少なくなる。凝縮器2を流れる冷媒が少なくなると、凝縮器2の負荷が小さくなり、油戻し管OPが凝縮器2に接続されて凝縮器2における冷媒と空気との伝熱面積が減少した場合でも、凝縮器2の凝縮温度が従来と比較して変化してしまうことは抑制される。
実施の形態2.
図2は、実施の形態2に係る冷凍装置102の冷媒回路構成などの一例である。実施の形態2では、実施の形態1と共通する構成については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。実施の形態2に係る冷凍装置102は、圧縮機1から吐出される冷媒温度を検出する冷媒温度センサ9と、圧縮機1に液冷媒を供給し、圧縮機1から吐出される冷媒温度を低減するインジェクション配管IJと、インジェクション配管IJに接続されたインジェクション絞り装置8とを有している。なお、インジェクション配管IJが、接続配管に対応する構成である。
(冷媒温度センサ9)
冷媒温度センサ9は、冷媒配管P1の表面温度を検出するのに利用されるものである。冷媒温度センサ9は、センサの先端に設けられた検出部(図示省略)を有している。そして、冷媒温度センサ9は、この検出部が、たとえば冷媒配管P1などの測定する部位と接触するように配置されている。なお、冷媒温度センサ9の検出部は、配線、或いは無線によって制御部30に接続される。冷媒温度センサ9で冷媒配管P1を流れる冷媒温度の検出方法は、たとえば、温度によって可変する抵抗を検出部に内蔵し、制御部30にて、その抵抗値を温度に変換する演算をする方法などを採用することができる。
(インジェクション配管IJ)
インジェクション配管IJは、一端側が冷媒配管P4に接続され、他端側が圧縮機1に接続されているものである。なお、インジェクション配管IJの一端側は、たとえば、エコノマイザ配管P7の接続位置よりも下流側に接続される。インジェクション配管IJには、インジェクション絞り装置8が接続されている。インジェクション配管IJは、エコノマイザとして機能する熱交換器6の第1の流路を通過して冷却された冷媒を、圧縮機1に供給し、圧縮機1から吐出される冷媒温度を抑制するための配管である。
(インジェクション絞り装置8)
インジェクション絞り装置8は、冷媒を膨張させるためのものである。インジェクション絞り装置8は、インジェクション配管IJに設けられているものである。インジェクション絞り装置8は、たとえば開度が可変である電子膨張弁などで構成することができる。インジェクション絞り装置8は、後述する制御部30の開度制御手段30Bによって開度制御がなされる。
(温度判定手段30A及び開度制御手段30B)
制御部30は、冷媒温度センサ9の検出結果が、たとえば予め設定された温度T1よりも高いか否かを判定する温度判定手段30Aと、温度判定手段30Aの判定結果に基づいてインジェクション絞り装置8の開度を制御する開度制御手段30Bとを有している。たとえば、温度判定手段30Aが、冷媒温度センサ9の検出結果がT1よりも高いと判定すると、開度制御手段30Bは、インジェクション絞り装置8を開く。これにより、液冷媒が圧縮機1に供給され、圧縮機1から吐出される冷媒温度の上昇を抑制することができる。
[実施の形態2に係る冷凍装置102の有する効果]
本実施の形態2に係る冷凍装置102は、実施の形態1に係る冷凍装置100と同様の効果に加えて次の効果を有する。冷凍装置102は、冷媒温度センサ9、インジェクション配管IJ、インジェクション絞り装置8、温度判定手段30A及び温度判定手段30Aを有しているので、圧縮機1から吐出される冷媒温度の上昇を抑制することができるので、圧縮機1内部の機械部品の許容温度を上回ることを抑制することができ、圧縮機1の故障などを抑制することができる。すなわち、本実施の形態2に係る冷凍装置102は、圧縮機1の故障などを抑制することができる分、信頼性が向上している。
本実施の形態2に係る冷凍装置102は、インジェクション配管IJを有しているが、このインジェクション配管IJに接続された冷凍機油を冷却する構造(たとえば、熱交換器)を有していない。このため、インジェクション用の冷媒が、冷凍機油の冷却に用いられることはない。すなわち、冷凍装置102では、インジェクション用の冷媒温度が上昇することを防止することができ、インジェクション性能が低減してしまうことを防止することができる。
実施の形態3.
図3は、本実施の形態3に係る冷凍装置103の冷媒回路構成などの一例である。実施の形態3では、実施の形態1、2と共通する構成については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。実施の形態3に係る冷凍装置103は、実施の形態2に係る冷凍装置102の構成に加えて、サブ熱交換器10を有している。また、実施の形態3に係る冷凍装置103では、油戻し管OPが、凝縮器2の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めるかどうかは限定されない。実施の形態3に係る冷凍装置103は、たとえば、油戻し管OPが凝縮器2の伝熱面積のうちの15%未満となっている。
(サブ熱交換器10)
サブ熱交換器10は、凝縮器2で冷却しきれなかった冷凍機油を冷却することができるものである。サブ熱交換器10は、冷凍機油と冷媒とを熱交換させる熱交換器である。サブ熱交換器10は、油戻し管OPに接続された第1の流路と、インジェクション配管IJに接続された第2の流路とを有し、第1の流路を流れる冷凍機油と第2の流路を流れる冷媒とが熱交換できる構造を有しているものである。
[実施の形態3に係る冷凍装置103の有する効果]
本実施の形態3に係る冷凍装置103は、実施の形態1、2に係る冷凍装置100、102と同様の効果に加えて次の効果を有する。本実施の形態3に係る冷凍装置103は、冷凍機油を冷却する構成として、凝縮器2に加えて補助冷却用のサブ熱交換器10を有し、インジェクション用の冷媒を冷凍機油の冷却に用いる。このため、圧縮機1から吐出される冷媒温度が上昇したときに、より容易に冷媒温度を低下させることができ、冷凍装置103の信頼性を向上させることができる。
また、本実施の形態3に係る冷凍装置103では、サブ熱交換器10で冷凍機油が冷却される前に、凝縮器2において冷凍機油が冷却されるようになっている。このため、本実施の形態3に係る冷凍装置103は、インジェクション配管IJを流れる冷媒だけで冷凍機油を冷却する場合と比較すると、インジェクション配管IJを流れる冷媒温度が上昇してしまうことを抑制することができる。このため、圧縮機1にインジェクションされる冷媒温度の上昇を抑制し、圧縮機1から吐出される冷媒温度の上昇を抑制することができる。
すなわち、本実施の形態3に係る冷凍装置103は、凝縮器2における冷凍機油の冷却が足りない場合でもサブ熱交換器10で冷凍機油を冷却することと、インジェクション配管IJを流れる冷媒温度の上昇を抑制して圧縮機1から吐出される冷媒温度の上昇を抑制することとを両立することができる。
実施の形態4.
図4は、本実施の形態4に係る冷凍装置104の冷媒回路構成などの一例である。実施の形態4では、実施の形態1〜3と共通する構成については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。実施の形態4は、実施の形態2とは、液冷媒を圧縮機1に供給するインジェクション配管IJ及びインジェクション絞り装置8を設けていない点で異なっている。
制御部30は、温度判定手段30Aに加えて、温度判定手段30Aの判定結果に基づいてエコノマイザ絞り装置7の開度を制御する開度制御手段30Cとを有している。たとえば、温度判定手段30Aが、冷媒温度センサ9の検出結果がT1よりも高いと判定すると、開度制御手段30Cは、エコノマイザ絞り装置7の開度をさらに大きくする。これにより、エコノマイザ配管P7に液冷媒が流れていない場合には、液冷媒が流れることとなり、エコノマイザ配管P7に液冷媒が流れている場合には、液冷媒量が増えることになる。すなわち、エコノマイザ配管P7を介して圧縮機1に供給される液冷媒量を増加し、圧縮機1から吐出される冷媒温度の上昇を抑制することができる。
[実施の形態4に係る冷凍装置104の有する効果]
本実施の形態4に係る冷凍装置104は、実施の形態1に係る冷凍装置100、102と同様の効果に加えて次の効果を有する。すなわち、本実施の形態4に係る冷凍装置104は、圧縮機1に液冷媒を供給して圧縮機1から吐出される冷媒温度の上昇を抑制することと、インジェクション配管IJ及びインジェクション絞り装置8を設ける分の製造コストアップの抑制とを両立することができる。
実施の形態5.
図5は、本実施の形態5に係る冷凍装置105の冷媒回路構成などの一例である。実施の形態5では、実施の形態1〜4と共通する構成については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。実施の形態5に係る冷凍装置105は、実施の形態3に係る冷凍装置103のサブ熱交換器10の代わりにサブ熱交換器11を有している。そして、実施の形態5に係る冷凍装置105は、実施の形態3とは異なり、インジェクション配管IJ、インジェクション絞り装置8及び冷媒温度センサ9が設けられていない。なお、実施の形態5に係る冷凍装置105も、実施の形態3と同様に、油戻し管OPが、凝縮器2の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めるかどうかは限定されない。実施の形態5に係る冷凍装置105は、たとえば、油戻し管OPが凝縮器2の伝熱面積のうちの15%未満となっている。
(サブ熱交換器11)
サブ熱交換器11は、凝縮器2で冷却しきれなかった冷凍機油を冷却することができるものである。サブ熱交換器11は、冷凍機油と冷媒とを熱交換させる熱交換器である。サブ熱交換器11は、油戻し管OPに接続された第1の流路と、エコノマイザ配管P7に接続された第2の流路とを有し、第1の流路を流れる冷凍機油と第2の流路を流れる冷媒とが熱交換できる構造を有しているものである。
[実施の形態5に係る冷凍装置105の有する効果]
本実施の形態5に係る冷凍装置105は、実施の形態1に係る冷凍装置100と同様の効果を有する。
実施の形態6.
図6は、本実施の形態6に係る冷凍装置106の冷媒回路構成などの一例である。実施の形態6では、実施の形態1〜5と共通する構成については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。実施の形態6に係る冷凍装置106は、実施の形態1とは異なり、油戻し管OP2と、余剰冷媒を貯留するアキュムレータ12とを有している。そして、実施の形態6に係る冷凍装置106は、凝縮器2で冷凍機油を冷却するのではなく、アキュムレータ12で冷凍機油を冷却する。なお、油戻し管OP2は、一端側が油分離器5の冷凍機油流出側に接続され、アキュムレータ12を介して、他端側が圧縮機1に接続されている。
(アキュムレータ12)
アキュムレータ12は、一端側が冷媒配管P6を介して蒸発器4に接続され、他端側が冷媒配管P8を介して圧縮機1の吸入側に接続されている。アキュムレータ12は、液冷媒を貯留する容器12Aを有している。油戻し管OP2は、アキュムレータ2内の液冷媒と熱交換するように設けられている。具体的には、容器12Aには、たとえば底部側に寄るように油戻し管OP2の一部が配置されている。すなわち、油戻し管OP2は、アキュムレータ12の容器12A内の部分が、容器12Aの底部側に寄るように配置されている。これにより、油戻し管OP2は、容器12Aに貯留された液冷媒に、より確実に浸漬し、液冷媒と冷凍機油との熱交換が促進され、より高効率に冷凍機油の冷却がされる。
[実施の形態6に係る冷凍装置106の有する効果]
本実施の形態6に係る冷凍装置106は、別途、冷凍機油の冷却用の熱交換器を設けず、アキュムレータ12の一部を利用して冷凍機油を冷却するものである。このため、本実施の形態6に係る冷凍装置106は、別途、熱交換器を設けない分、製造コストを抑制することができる。
本実施の形態6に係る冷凍装置106は、アキュムレータ12の容器12Aに、油戻し管OP2の一部が配置されているため、アキュムレータ12内の液冷媒を加熱することができる。このため、アキュムレータ12から液冷媒が圧縮機1の吸入側に流出すること、いわゆる液バックをすることを抑制することができる。このため、本実施の形態6に係る冷凍装置106は、いわゆる液バックをすることを抑制することができる分、信頼性が向上している。
本実施の形態6に係る冷凍装置106は、アキュムレータ12で液冷媒が貯留することができるとともに、油戻し管OP2で液冷媒を加熱することもできる。このため、蒸発器4から液冷媒を含む二相状態の冷媒を流出させて蒸発器4の熱交換器としての効率の向上(性能向上)をさせても、いわゆる液バックが生じることを抑制することができる。
実施の形態7.
図7は、本実施の形態7に係る冷凍装置107の冷媒回路構成などの一例である。実施の形態7では、実施の形態1〜6と共通する構成については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。実施の形態7に係る冷凍装置107は、実施の形態6の構成に加えて油戻し管OP2に油溜め13を設けたものである。
(油溜め13)
油溜め13は、圧縮機1へ戻す冷凍機油の量の安定化を図るためのものである。油溜め13は、冷凍機油を貯留することができるものである。また、油溜め13は、油戻し管OP2のうちのアキュムレータ12よりも下流側であって圧縮機1よりも上流側に設けられているものである。
[実施の形態7に係る冷凍装置107の有する効果]
実施の形態7に係る冷凍装置107は、実施の形態6に係る冷凍装置106と同様の効果を奏することに加えて次の効果を有する。すなわち、実施の形態7に係る冷凍装置107は、圧縮機1への冷凍機油の供給を安定化することができ、圧縮機1で冷凍機油が枯渇してしまうことを抑制することができる。これにより、実施の形態7に係る冷凍装置107は、圧縮機1を構成する摺動部品の摩耗をより確実に抑制することができ、信頼性が向上している。
実施の形態8.
図8は、本実施の形態8に係る冷凍装置108の冷媒回路構成などの一例である。実施の形態8では、実施の形態1〜7と共通する構成については同一符号を付し、相違点を中心に説明する。実施の形態8に係る冷凍装置108は、実施の形態1の構成に加えて、冷媒配管P1に設けられた冷媒温度センサ9とを有している。さらに、実施の形態8に係る冷凍装置108は、冷媒温度センサ9の検出結果が、たとえば予め設定された温度T1よりも高いか否かを判定する温度判定手段30Aと、冷媒温度センサ9の検出結果に基づいて凝縮器2に付設された凝縮器用送風機2Aの回転数を制御する回転数制御手段30Dとを有している。
(回転数制御手段30D)
回転数制御手段30Dは、たとえば、温度判定手段30Aが、冷媒温度センサ9の検出結果がT1よりも高いと判定すると、凝縮器用送風機2Aの回転数を増大させる。これにより、凝縮器2により多くの空気が供給され、油戻し管OPを介して凝縮器2に供給される冷凍機油の冷却を促進することができる。
[実施の形態8に係る冷凍装置108の有する効果]
本実施の形態8に係る冷凍装置108は、実施の形態1に係る冷凍装置100の有する効果に加えて次の効果を有する。すなわち、冷凍装置107は、圧縮機1から吐出される冷媒温度が予め設定された温度T1よりも上昇すると凝縮器用送風機2Aの回転数を増大させる。このため、圧縮機1に戻される冷凍機油の温度を低下させて、圧縮機1から吐出される冷媒温度を抑制することができる。
なお、本実施の形態8では、凝縮器用送風機2Aの回転数を増大させるものとして説明した。すなわち、圧縮機1から吐出される冷媒温度が上昇すると、その時点における凝縮器用送風機2Aの回転数を増速するということである。たとえば、凝縮器用送風機2Aの回転数を最大としてもよい。これにより、より高効率に圧縮機1から吐出される冷媒温度を抑制することができる。
また、本実施の形態8では、冷媒回路として実施の形態1に係る冷凍装置100のものを用いたが、それに限定されるものではない。本実施の形態8は、凝縮器2で冷凍機油を冷却する機構を有する実施の形態2〜5の構成であっても、同様に適用することができる。
1 圧縮機、1A 低段圧縮部、1B 高段圧縮部、2 凝縮器、2A 凝縮器用送風機、2B 油冷却部、3 主絞り装置、4 蒸発器、4A 蒸発器用送風機、5 油分離器、6 熱交換器、7 エコノマイザ絞り装置、8 インジェクション絞り装置、9 冷媒温度センサ、10 サブ熱交換器、11 サブ熱交換器、12 アキュムレータ、12A 容器、13 油溜め、30 制御部、30A 温度判定手段、30B 開度制御手段、30C 開度制御手段、30D 回転数制御手段、100 冷凍装置、102 冷凍装置、103 冷凍装置、104 冷凍装置、105 冷凍装置、106 冷凍装置、107 冷凍装置、108 冷凍装置、IJ インジェクション配管、OP 油戻し管、OP2 油戻し管、P 冷媒配管、P1 冷媒配管、P2 冷媒配管、P3 冷媒配管、P4 冷媒配管、P5 冷媒配管、P6 冷媒配管、P7 エコノマイザ配管、P8 冷媒配管、T1 温度。
本発明に係る冷凍装置は、圧縮機、凝縮器、主絞り装置及び蒸発器が冷媒配管で接続されて構成された冷媒回路を有する冷凍装置であって、圧縮機と凝縮器との間の冷媒配管に接続され、圧縮機から吐出された冷媒と冷凍機油とを分離する油分離器と、油分離器において分離された冷凍機油を冷却する油冷却部と、油分離器の冷凍機油流出側と圧縮機とを、油冷却部を介して接続する油戻し管と、凝縮器と主絞り装置との間の冷媒配管に配設された第1の流路と、第2の流路とを有し、第1の流路を流れる冷媒と第2の流路を流れる冷媒とを熱交換するエコノマイザと、一端側がエコノマイザの第1の流路と主絞り装置との間の冷媒配管に接続され、エコノマイザの第2の流路を介して、他端側が圧縮機に接続されたエコノマイザ配管と、一端側がエコノマイザの第1の流路と主絞り装置との間の冷媒配管に接続され、他端側が圧縮機に接続されたインジェクション配管と、を備え、油冷却部は、凝縮器と一体的に設けられ、凝縮器の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めているものである。

Claims (10)

  1. 圧縮機、凝縮器、主絞り装置及び蒸発器が冷媒配管で接続されて構成された冷媒回路を有する冷凍装置であって、
    前記圧縮機と前記凝縮器との間の前記冷媒配管に接続され、前記圧縮機から吐出された冷媒と冷凍機油とを分離する油分離器と、
    前記油分離器において分離された冷凍機油を冷却する油冷却部と、
    前記油分離器の冷凍機油流出側と前記圧縮機とを、前記油冷却部を介して接続する油戻し管と、
    を備え、
    前記油冷却部は、
    前記凝縮器と一体的に設けられ、前記凝縮器の伝熱面積のうちの15%〜25%の範囲を占めている冷凍装置。
  2. 前記凝縮器と前記主絞り装置を接続する第1の流路と、前記第1の流路の下流側と前記主絞り装置との間と前記圧縮機とを接続する第2の流路とを有し、前記第1の流路を流れる冷媒と前記第2の流路を流れる冷媒とを熱交換するエコノマイザと、
    一端側が前記エコノマイザの前記第1の流路の下流側に接続され、前記エコノマイザの前記第1の流路を介して、他端側が前記圧縮機に接続されたエコノマイザ配管と、
    一端側が前記エコノマイザの前記第1の流路の下流側に接続され、他端側が前記圧縮機に接続されたインジェクション配管と、
    前記インジェクション配管に設けられたインジェクション絞り装置と、
    前記油分離器と前記圧縮機の吐出側との間の前記冷媒配管の温度を検出する冷媒温度センサと、
    前記冷媒温度センサの検出結果に基づいて前記インジェクション絞り装置の開度を制御する制御部とをさらに備えた請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記凝縮器と前記主絞り装置を接続する第1の流路と、前記第1の流路の下流側と前記主絞り装置との間と前記圧縮機とを接続する第2の流路とを有し、前記第1の流路を流れる冷媒と前記第2の流路を流れる冷媒とを熱交換するエコノマイザと、
    一端側が前記エコノマイザの前記第1の流路の下流側に接続され、前記エコノマイザの前記第1の流路を介して、他端側が前記圧縮機に接続されたエコノマイザ配管と、
    前記エコノマイザ配管に設けられたエコノマイザ絞り装置と、
    前記油分離器と前記圧縮機の吐出側との間の前記冷媒配管の温度を検出する冷媒温度センサと、
    前記冷媒温度センサの検出結果に基づいて前記エコノマイザ絞り装置の開度を制御する制御部とをさらに備えた請求項1に記載の冷凍装置。
  4. 圧縮機、凝縮器、主絞り装置及び蒸発器が冷媒配管で接続されて構成された冷媒回路を有する冷凍装置であって、
    前記圧縮機と前記凝縮器との間の前記冷媒配管に接続され、前記圧縮機から吐出された冷媒と冷凍機油とを分離する油分離器と、
    前記油分離器の冷凍機油流出側と前記圧縮機とを前記凝縮器を介して接続する油戻し管と、
    前記凝縮器と前記主絞り装置を接続する第1の流路と、前記第1の流路の下流側と前記主絞り装置との間と前記圧縮機とを接続する第2の流路とを有し、前記第1の流路を流れる冷媒と前記第2の流路を流れる冷媒とを熱交換するエコノマイザと、
    一端側が前記凝縮器と前記主絞り装置との間に接続され、他端側が前記圧縮機に接続された接続配管と、
    前記油戻し管のうちの前記凝縮器よりも下流側と前記接続配管とに接続され、冷凍機油と冷媒とを熱交換するサブ熱交換器と、
    を備えた冷凍装置。
  5. 前記接続配管が、一端側が前記エコノマイザの前記第1の流路の下流側に接続され、前記サブ熱交換器を介して、他端側が前記圧縮機に接続されたインジェクション配管であるものにおいて、
    前記インジェクション配管のうちの前記サブ熱交換器の上流側に接続されたインジェクション絞り装置と、
    前記油分離器と前記圧縮機の吐出側との間の前記冷媒配管の温度を検出する冷媒温度センサと、
    前記冷媒温度センサの検出結果に基づいて前記インジェクション絞り装置の開度を制御する制御部とをさらに備えた請求項4に記載の冷凍装置。
  6. 前記接続配管が、一端側が前記エコノマイザの前記第1の流路の下流側に接続され、前記エコノマイザの前記第2の流路及び前記サブ熱交換器を介して、他端側が前記圧縮機に接続されたエコノマイザ配管であるものにおいて、
    前記エコノマイザ配管のうちの前記サブ熱交換器の上流側に接続されたエコノマイザ絞り装置と、
    前記油分離器と前記圧縮機の吐出側との間の前記冷媒配管の温度を検出する冷媒温度センサと、
    前記冷媒温度センサの検出結果に基づいて前記エコノマイザ絞り装置の開度を制御する制御部とをさらに備えた請求項4に記載の冷凍装置。
  7. 前記凝縮器に付設され、前記凝縮器に供給された冷媒と空気との熱交換を促進させる凝縮器用送風機をさらに備え、
    前記制御部は、
    前記温度判定手段が予め設定された温度よりも高いと判定した場合に、前記凝縮器用送風機の回転数を増大させる回転数制御手段をさらに有する請求項2、3、5、6のいずれか一項に記載の冷凍装置。
  8. 圧縮機、凝縮器、主絞り装置及び蒸発器が冷媒配管で接続されて構成された冷媒回路を有する冷凍装置であって、
    前記圧縮機と前記凝縮器との間の前記冷媒配管に接続され、前記圧縮機から吐出された冷媒と冷凍機油とを分離する油分離器と、
    前記蒸発器と前記圧縮機の吸入側との間に接続され、前記冷媒回路中の余剰冷媒を貯留する容器を有するアキュムレータと、
    前記油分離器の冷凍機油流出側と前記圧縮機とを、前記アキュムレータを介して接続する油戻し管と、
    を備え、
    前記油戻し管は、
    前記アキュムレータ内の液冷媒と熱交換するように設けられている冷凍装置。
  9. 前記油戻し管のうちの前記アキュムレータよりも下流側に設けられ、冷凍機油を貯留する油溜めとをさらに備えた請求項8に記載の冷凍装置。
  10. 前記圧縮機は、
    冷媒を圧縮する低段側圧縮部と、
    前記低段側圧縮部で圧縮した冷媒を圧縮する高段側圧縮部とを有し、
    前記油戻し管は、
    前記低段側圧縮部及び前記高段側圧縮部のそれぞれに冷凍機油が供給されるように、前記低段側圧縮部及び前記高段側圧縮部に接続されている請求項1〜9のいずれか一項に記載の冷凍装置。
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