JP2004301462A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2004301462A JP2004301462A JP2003097560A JP2003097560A JP2004301462A JP 2004301462 A JP2004301462 A JP 2004301462A JP 2003097560 A JP2003097560 A JP 2003097560A JP 2003097560 A JP2003097560 A JP 2003097560A JP 2004301462 A JP2004301462 A JP 2004301462A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- sealing device
- shaft sealing
- compressor
- refrigerating machine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
【課題】圧縮機停止時などに、軸封装置からサイクル外部への冷媒漏れを防止し、安全性、信頼性の向上を図る。
【解決手段】軸封装置4を有する開放型スクリュー二段圧縮機1を備えた冷凍装置において、圧縮機1、凝縮器6、主液膨張弁8、蒸発器9等により冷凍サイクルを形成する。軸封装置4に接続される給油系統20または排油系統17には冷凍機油を一時的に溜めておく油ポット18が設けられ、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁19が設けられている。油ポットにより、軸封装置の系内における油の保有量は増加される。
【選択図】 図2
【解決手段】軸封装置4を有する開放型スクリュー二段圧縮機1を備えた冷凍装置において、圧縮機1、凝縮器6、主液膨張弁8、蒸発器9等により冷凍サイクルを形成する。軸封装置4に接続される給油系統20または排油系統17には冷凍機油を一時的に溜めておく油ポット18が設けられ、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁19が設けられている。油ポットにより、軸封装置の系内における油の保有量は増加される。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機を備えた冷凍機や空調機などの、冷凍サイクルを持つ、或いは冷凍サイクルを構成するための冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機を備えた冷凍装置としては特許文献1に記載のものがある。これは、給油系統介して軸封装置に給油された冷凍機油は圧縮機内部に排出されるだけであった。また、油の排出口は圧縮機吸入側に接続されているのが一般的であった。
【0003】
【特許文献1】特開平9−273820号(図2)
【発明が解決しようとする課題】
軸封装置本体を取付けられている圧縮機ケーシングの軸封装置本体との接続部は、Oリング等により圧縮機内部と軸封装置内部が封止されている。しかし、このOリングの劣化等によりシール性能が低下した場合、軸封装置内に溜まっていた油が軸封装置から圧縮機内部へ流出してしまう場合がある。このとき、運転中であれば絶えず冷凍機油が供給されるため軸封装置内は常に油で満たされているが、装置が停止した場合、軸封装置内に溜まっていた冷凍機油は、時間の経過とともに軸封装置内から圧縮機ケーシング内部へ流出してしまい、軸封装置内が油切れ状態を引き起こす場合があった。軸封装置内が油切れ状態になると、軸封装置内が冷媒ガスのみとなり、機内側と大気側をシールする軸封装置の機能が大幅に低下し、冷媒ガスのサイクル外部への漏洩を引き起こす可能性がある。冷媒にアンモニアを使用した冷凍サイクルにおいては、軸封装置内の油切れによりアンモニアガスが漏洩してしまうため、異臭等外部に悪影響を与える場合がある。
【0004】
また、軸封装置に供給された冷凍機油は、圧縮機吸入側に排出されていたため、圧縮機としては冷媒ガスの他に油も吸入することになり、その分冷媒吐出量が減少して冷凍能力も低下させていた。
本発明の目的は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機を備えた冷凍装置において、圧縮機の停止時等に、軸封装置の部分から外部に冷媒が漏れるのを防止することができる冷凍装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を油タンク、油冷却器、油ストレーナを介して前記軸封装置に供給する給油系統をもつ冷凍装置において、前記軸封装置への給油系統における軸封装置と油ストレーナとの間に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設けたことにある。
【0006】
本発明の他の特徴は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を油タンク、油冷却器、油ストレーナを介して前記軸封装置に供給する給油系統をもつ冷凍装置において、前記給油系統を介して前記軸封装置に供給された冷凍機油を更に下流側に排出する排油系統を設け、この排油系統に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設けたことにある。
【0007】
ここで、前記油ポットは、軸封装置よりも上方の位置に配置され、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁を設けるようにすると良い。
【0008】
また、前記軸封装置に供給された冷凍機油は、圧縮機の中間段に排出されるようにすると冷凍装置の性能を向上できる。
【0009】
本発明の更に他の特徴は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を前記軸封装置に供給しその後圧縮機の中間段に排出されるようにした油系統をもつ冷凍装置において、前記油系統に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設け、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁を設けたことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の具体的実施例を、図1、図2により説明する。図中の実線矢印は冷媒の流れ方向を示し、破線は冷凍機油の流れ方向を示す。開放型スクリュー二段圧縮機(以下、圧縮機という)1の低段側及び高段側で冷媒は圧縮され、高温高圧のガスとなり油と共に吐出され油分離器5内に入り、冷媒ガスと油に分離される。冷媒ガスは凝縮器6で冷却水等によって冷却されて液冷媒となり、過冷却器7で液温を更に下げられ、主液膨張弁8の作用により低圧の湿りガスとなって蒸発器9内で蒸発する。ここで被冷却物を冷却し、その後冷媒ガスは圧縮機1へ吸入される。過冷却器7下流側で主冷媒の一部が分岐され、膨張されて前記過冷却器で主冷媒を冷却した後二段圧縮機の中間段にインジェクションされる。
【0011】
一方、油分離器5で分離した油は、油タンク10に排出され、油タンク10から油冷却器11に入り、冷却水または液冷媒により冷却される。冷却された油は油ストレーナ12により油中の異物が除去され、その後油の圧力と圧縮機1の中間圧力部位である各軸受部の圧力との差圧により、圧縮機1の各軸受部および軸封装置4へ給油される。
【0012】
軸封装置4へ給油される油は、図2に示すように、軸封装置上流側の給油系統20に設けた圧力調整弁13により、軸封装置部の圧力(中間圧力)より+0.2〜0.3MPaだけ高い圧力に減圧された後、軸封装置4内へ給油される。なお、圧力調整弁13の上流側には、油ポット18及び逆止弁19が設けられており、油ストレーナ12からの油は逆止弁19を通り、一旦油ポットに入ってから、軸封装置4内へ給油される。軸封装置4に給油された油は、軸封装置4の潤滑、冷却を行い、圧縮機1の吸入側ケーシング15から油排出管(排油系統)17を介して一旦圧縮機1外部に排出され、その後中間ケーシング16内に排出されるように構成されている。
【0013】
図3は他の実施例を示すもので、この例では、油ポット18が軸封装置4の排油系統17に設けられている。給油系統20から軸封装置4に給油される油は、軸封装置4上流側の圧力調整弁13で図2の例と同様に、中間圧力より+0.2〜0.3MPaだけ高い圧力まで減圧された後、軸封装置4内へ給油される。軸封装置4へ給油された油は、軸封装置4の潤滑、冷却を行い、圧縮機1の吸入側ケーシング15から一旦圧縮機1外部に排出され排油系統(油排出管)17に設けた油ポット18内を満たした後、中間ケーシング16内に排出される。
【0014】
上記図2、図3において、油ポット18は軸封装置4よりも高い位置に設けられており、圧縮機が停止した場合には、油ポット18の上流側に逆止弁19があることから、油ポット18内の油は、油系統を逆流することはなく、軸封装置4は常に油で満たされた状態に保持できる。
【0015】
また、冷凍装置が長期間停止している状態において、軸封装置4内から圧縮機1の吸入側ケーシング15へ冷凍機油の流出が仮に発生した場合でも、油ポット18内に貯えてある冷凍機油は軸封装置4へ供給される。従来装置と比較し、軸封装置4の系内に確保している冷凍機油は油ポット18内に保有している量だけ保有量が多いため、軸封装置4内で油切れとなってしまうまでの時間を大幅に延長することができる。これにより冷凍サイクル外部への冷媒漏れが起きる危険性を大幅に軽減することができ、アンモニア等の冷媒を使用した場合にも安全性を向上できる。油ポットは軸封装置4よりも上方に配置され、油系統の上流側に逆止弁19を設けていることから、運転中および停止中に関わらず油ポット18内は常に油で満たされ、軸封装置4内の油が無くなることを防止できる。このため、圧縮機停止時の冷媒漏れに対し信頼性も向上する。
【0016】
軸封装置4からの排油は、圧縮機1の中間ケーシング16へ、油排出管17を介して、圧縮機中間部に排出される構成としているので、圧縮機1吸入側から余分な冷凍機油が吸入されないので、冷凍能力低下も防止できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、軸封装置を有する開放型スクリュー圧縮機を備える冷凍装置において、停止時の軸封装置内の油切れを防止することができ、これに起因するサイクル外部への冷媒漏れを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の一実施例を示す冷凍サイクル系統図である。
【図2】図1に示す要部の縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すもので、図2に相当する図である。
【符号の説明】
1…開放型スクリュー二段圧縮機、2…電動機、3…連結装置、4…軸封装置、5…油分離器、6…凝縮器、7…過冷却器、8…主液膨張弁、9…蒸発器、10…油タンク、11…油冷却器、12…油ストレーナ、13…圧力調整弁、14…シールカバー、15…吸入側ケーシング、16…中間ケーシング、17…油排出管(排油系統)、18…油ポット、19…逆止弁、20…給油系統。
【発明の属する技術分野】
本発明は軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機を備えた冷凍機や空調機などの、冷凍サイクルを持つ、或いは冷凍サイクルを構成するための冷凍装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機を備えた冷凍装置としては特許文献1に記載のものがある。これは、給油系統介して軸封装置に給油された冷凍機油は圧縮機内部に排出されるだけであった。また、油の排出口は圧縮機吸入側に接続されているのが一般的であった。
【0003】
【特許文献1】特開平9−273820号(図2)
【発明が解決しようとする課題】
軸封装置本体を取付けられている圧縮機ケーシングの軸封装置本体との接続部は、Oリング等により圧縮機内部と軸封装置内部が封止されている。しかし、このOリングの劣化等によりシール性能が低下した場合、軸封装置内に溜まっていた油が軸封装置から圧縮機内部へ流出してしまう場合がある。このとき、運転中であれば絶えず冷凍機油が供給されるため軸封装置内は常に油で満たされているが、装置が停止した場合、軸封装置内に溜まっていた冷凍機油は、時間の経過とともに軸封装置内から圧縮機ケーシング内部へ流出してしまい、軸封装置内が油切れ状態を引き起こす場合があった。軸封装置内が油切れ状態になると、軸封装置内が冷媒ガスのみとなり、機内側と大気側をシールする軸封装置の機能が大幅に低下し、冷媒ガスのサイクル外部への漏洩を引き起こす可能性がある。冷媒にアンモニアを使用した冷凍サイクルにおいては、軸封装置内の油切れによりアンモニアガスが漏洩してしまうため、異臭等外部に悪影響を与える場合がある。
【0004】
また、軸封装置に供給された冷凍機油は、圧縮機吸入側に排出されていたため、圧縮機としては冷媒ガスの他に油も吸入することになり、その分冷媒吐出量が減少して冷凍能力も低下させていた。
本発明の目的は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機を備えた冷凍装置において、圧縮機の停止時等に、軸封装置の部分から外部に冷媒が漏れるのを防止することができる冷凍装置を得ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を油タンク、油冷却器、油ストレーナを介して前記軸封装置に供給する給油系統をもつ冷凍装置において、前記軸封装置への給油系統における軸封装置と油ストレーナとの間に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設けたことにある。
【0006】
本発明の他の特徴は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を油タンク、油冷却器、油ストレーナを介して前記軸封装置に供給する給油系統をもつ冷凍装置において、前記給油系統を介して前記軸封装置に供給された冷凍機油を更に下流側に排出する排油系統を設け、この排油系統に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設けたことにある。
【0007】
ここで、前記油ポットは、軸封装置よりも上方の位置に配置され、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁を設けるようにすると良い。
【0008】
また、前記軸封装置に供給された冷凍機油は、圧縮機の中間段に排出されるようにすると冷凍装置の性能を向上できる。
【0009】
本発明の更に他の特徴は、軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を前記軸封装置に供給しその後圧縮機の中間段に排出されるようにした油系統をもつ冷凍装置において、前記油系統に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設け、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁を設けたことにある。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の具体的実施例を、図1、図2により説明する。図中の実線矢印は冷媒の流れ方向を示し、破線は冷凍機油の流れ方向を示す。開放型スクリュー二段圧縮機(以下、圧縮機という)1の低段側及び高段側で冷媒は圧縮され、高温高圧のガスとなり油と共に吐出され油分離器5内に入り、冷媒ガスと油に分離される。冷媒ガスは凝縮器6で冷却水等によって冷却されて液冷媒となり、過冷却器7で液温を更に下げられ、主液膨張弁8の作用により低圧の湿りガスとなって蒸発器9内で蒸発する。ここで被冷却物を冷却し、その後冷媒ガスは圧縮機1へ吸入される。過冷却器7下流側で主冷媒の一部が分岐され、膨張されて前記過冷却器で主冷媒を冷却した後二段圧縮機の中間段にインジェクションされる。
【0011】
一方、油分離器5で分離した油は、油タンク10に排出され、油タンク10から油冷却器11に入り、冷却水または液冷媒により冷却される。冷却された油は油ストレーナ12により油中の異物が除去され、その後油の圧力と圧縮機1の中間圧力部位である各軸受部の圧力との差圧により、圧縮機1の各軸受部および軸封装置4へ給油される。
【0012】
軸封装置4へ給油される油は、図2に示すように、軸封装置上流側の給油系統20に設けた圧力調整弁13により、軸封装置部の圧力(中間圧力)より+0.2〜0.3MPaだけ高い圧力に減圧された後、軸封装置4内へ給油される。なお、圧力調整弁13の上流側には、油ポット18及び逆止弁19が設けられており、油ストレーナ12からの油は逆止弁19を通り、一旦油ポットに入ってから、軸封装置4内へ給油される。軸封装置4に給油された油は、軸封装置4の潤滑、冷却を行い、圧縮機1の吸入側ケーシング15から油排出管(排油系統)17を介して一旦圧縮機1外部に排出され、その後中間ケーシング16内に排出されるように構成されている。
【0013】
図3は他の実施例を示すもので、この例では、油ポット18が軸封装置4の排油系統17に設けられている。給油系統20から軸封装置4に給油される油は、軸封装置4上流側の圧力調整弁13で図2の例と同様に、中間圧力より+0.2〜0.3MPaだけ高い圧力まで減圧された後、軸封装置4内へ給油される。軸封装置4へ給油された油は、軸封装置4の潤滑、冷却を行い、圧縮機1の吸入側ケーシング15から一旦圧縮機1外部に排出され排油系統(油排出管)17に設けた油ポット18内を満たした後、中間ケーシング16内に排出される。
【0014】
上記図2、図3において、油ポット18は軸封装置4よりも高い位置に設けられており、圧縮機が停止した場合には、油ポット18の上流側に逆止弁19があることから、油ポット18内の油は、油系統を逆流することはなく、軸封装置4は常に油で満たされた状態に保持できる。
【0015】
また、冷凍装置が長期間停止している状態において、軸封装置4内から圧縮機1の吸入側ケーシング15へ冷凍機油の流出が仮に発生した場合でも、油ポット18内に貯えてある冷凍機油は軸封装置4へ供給される。従来装置と比較し、軸封装置4の系内に確保している冷凍機油は油ポット18内に保有している量だけ保有量が多いため、軸封装置4内で油切れとなってしまうまでの時間を大幅に延長することができる。これにより冷凍サイクル外部への冷媒漏れが起きる危険性を大幅に軽減することができ、アンモニア等の冷媒を使用した場合にも安全性を向上できる。油ポットは軸封装置4よりも上方に配置され、油系統の上流側に逆止弁19を設けていることから、運転中および停止中に関わらず油ポット18内は常に油で満たされ、軸封装置4内の油が無くなることを防止できる。このため、圧縮機停止時の冷媒漏れに対し信頼性も向上する。
【0016】
軸封装置4からの排油は、圧縮機1の中間ケーシング16へ、油排出管17を介して、圧縮機中間部に排出される構成としているので、圧縮機1吸入側から余分な冷凍機油が吸入されないので、冷凍能力低下も防止できる。
【0017】
【発明の効果】
本発明によれば、軸封装置を有する開放型スクリュー圧縮機を備える冷凍装置において、停止時の軸封装置内の油切れを防止することができ、これに起因するサイクル外部への冷媒漏れを防止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の冷凍装置の一実施例を示す冷凍サイクル系統図である。
【図2】図1に示す要部の縦断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示すもので、図2に相当する図である。
【符号の説明】
1…開放型スクリュー二段圧縮機、2…電動機、3…連結装置、4…軸封装置、5…油分離器、6…凝縮器、7…過冷却器、8…主液膨張弁、9…蒸発器、10…油タンク、11…油冷却器、12…油ストレーナ、13…圧力調整弁、14…シールカバー、15…吸入側ケーシング、16…中間ケーシング、17…油排出管(排油系統)、18…油ポット、19…逆止弁、20…給油系統。
Claims (5)
- 軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を油タンク、油冷却器、油ストレーナを介して前記軸封装置に供給する給油系統をもつ冷凍装置において、
前記軸封装置への給油系統における軸封装置と油ストレーナとの間に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設けたことを特徴とする冷凍装置。 - 軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を油タンク、油冷却器、油ストレーナを介して前記軸封装置に供給する給油系統をもつ冷凍装置において、
前記給油系統を介して前記軸封装置に供給された冷凍機油を更に下流側に排出する排油系統を設け、この排油系統に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設けたことを特徴とする冷凍装置。 - 請求項1または2において、前記油ポットは、軸封装置よりも上方の位置に配置され、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁を設けたことを特徴とする冷凍装置。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記軸封装置に供給された冷凍機油は、圧縮機の中間段に排出されることを特徴とする冷凍装置。
- 軸封装置を有する開放型スクリュー二段圧縮機及び該圧縮機の吐出側に設けられた油分離器を備え、該油分離器の冷凍機油を前記軸封装置に供給しその後圧縮機の中間段に排出されるようにした油系統をもつ冷凍装置において、
前記油系統に、冷凍機油を一時的に溜めておく油ポットを設け、前記軸封装置及び油ポットより上流側には逆止弁を設けたことを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003097560A JP2004301462A (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003097560A JP2004301462A (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004301462A true JP2004301462A (ja) | 2004-10-28 |
Family
ID=33409309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003097560A Pending JP2004301462A (ja) | 2003-04-01 | 2003-04-01 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004301462A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014349A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 冷凍サイクル及び油冷式冷凍機 |
WO2015173939A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
JP2016095103A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷凍装置 |
WO2016084175A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | 三菱電機株式会社 | 熱源側ユニットおよび冷凍サイクル装置 |
-
2003
- 2003-04-01 JP JP2003097560A patent/JP2004301462A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010014349A (ja) * | 2008-07-03 | 2010-01-21 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 冷凍サイクル及び油冷式冷凍機 |
WO2015173939A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2015-11-19 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
JPWO2015173939A1 (ja) * | 2014-05-15 | 2017-04-20 | 三菱電機株式会社 | 冷凍装置 |
JP2016095103A (ja) * | 2014-11-17 | 2016-05-26 | 日立アプライアンス株式会社 | 冷凍装置 |
WO2016084175A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2016-06-02 | 三菱電機株式会社 | 熱源側ユニットおよび冷凍サイクル装置 |
JPWO2016084175A1 (ja) * | 2014-11-26 | 2017-04-27 | 三菱電機株式会社 | 熱源側ユニットおよび冷凍サイクル装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2992274B1 (en) | Compressor bearing cooling and lubrication via purge unit | |
CN102859195B (zh) | 制冷机 | |
KR101220665B1 (ko) | 증기 압축기 | |
CN107709895A (zh) | 制冷循环装置及制冷循环装置的控制方法 | |
US6116046A (en) | Refrigeration chiller with assured start-up lubricant supply | |
JP2004301462A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2011202817A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
WO2019009117A1 (ja) | 冷媒回収装置 | |
JP2008121926A (ja) | 冷凍空調装置 | |
CN103175346B (zh) | 油冷式二级压缩机以及热泵 | |
JP2004316493A (ja) | 密閉型圧縮機 | |
JP5543093B2 (ja) | 圧縮式冷凍機、及びその運転方法 | |
JP5680519B2 (ja) | 水噴射式スクリュー圧縮機 | |
JP5276499B2 (ja) | 冷凍装置 | |
US20200378658A1 (en) | Refrigeration apparatus | |
JP2014129962A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2018004220A (ja) | 冷凍装置 | |
JP2008196731A (ja) | 冷凍装置 | |
JPH0420761A (ja) | 冷媒回収機 | |
JP2004324949A (ja) | 冷媒回路及びそれを備えた冷凍機 | |
JPH0763427A (ja) | 冷凍装置 | |
JP3653330B2 (ja) | 冷凍サイクル | |
JP2010096440A (ja) | ヒートポンプ装置 | |
KR102227428B1 (ko) | 열 에너지 회수 장치 | |
JP2001263871A (ja) | 冷凍装置 |