JPH0763427A - 冷凍装置 - Google Patents
冷凍装置Info
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- JPH0763427A JPH0763427A JP21384393A JP21384393A JPH0763427A JP H0763427 A JPH0763427 A JP H0763427A JP 21384393 A JP21384393 A JP 21384393A JP 21384393 A JP21384393 A JP 21384393A JP H0763427 A JPH0763427 A JP H0763427A
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- liquid
- compressor
- refrigerant
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部熱源を設けることなく、液分離器内に溜
まった冷媒液をガス化させて、液バックを生じることな
く圧縮機に戻すことを可能とした冷凍装置を提供する。 【構成】 油冷式容積型圧縮機11,油分離回収器1,
第1四方切換弁13,空気熱交換器14,第2四方切換
弁15,受液器16,膨張弁17,第2四方切換弁1
5,水熱交換器18,第1四方切換弁13、および液分
離器2を含む閉じた冷媒流路20と、圧縮機11内のロ
ータ室,軸受,軸封部等の注油箇所に、油冷却器22で
冷却された油を供給し、この油を循環させる油供給流路
24とを設けるとともに、油分離回収器1と液分離器2
とを、それぞれの内部の油Oと冷媒液Cとが隔壁3を介
して熱交換可能に隣接させて形成してある。
まった冷媒液をガス化させて、液バックを生じることな
く圧縮機に戻すことを可能とした冷凍装置を提供する。 【構成】 油冷式容積型圧縮機11,油分離回収器1,
第1四方切換弁13,空気熱交換器14,第2四方切換
弁15,受液器16,膨張弁17,第2四方切換弁1
5,水熱交換器18,第1四方切換弁13、および液分
離器2を含む閉じた冷媒流路20と、圧縮機11内のロ
ータ室,軸受,軸封部等の注油箇所に、油冷却器22で
冷却された油を供給し、この油を循環させる油供給流路
24とを設けるとともに、油分離回収器1と液分離器2
とを、それぞれの内部の油Oと冷媒液Cとが隔壁3を介
して熱交換可能に隣接させて形成してある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油冷式圧縮機を備えた
冷凍装置(本明細書では、ヒートポンプも含む)に関す
るものである。
冷凍装置(本明細書では、ヒートポンプも含む)に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、図5に示すヒートポンプが公知で
あり、例えば油冷式スクリュ圧縮機のような油冷式容積
型圧縮機11,油分離回収器12,第1四方切換弁1
3,空気熱交換器14,第2四方切換弁15,受液器1
6,膨張弁17,第2四方切換弁15,水熱交換器1
8,第1四方切換弁13、および液分離器19を含む閉
じた冷媒流路20を備えている。また、油分離回収器1
2の下部は、油溜まり部21となっており、この油溜ま
り部21から油冷却器22,油ポンプ23を経て、圧縮
機11内の図示しないロータ室,軸受,軸封部等に至る
油供給流路24が設けてある。図示する第1四方切換弁
13は、油分離回収器12を空気熱交換器14に、水熱
交換器18を液分離器19に連通させ、第2四方切換弁
15は、空気熱交換器14を受液器16に、膨張弁17
を水熱交換器18に連通させて冷房運転状態にあり、空
気熱交換器14は凝縮器として、また水熱交換器18は
蒸発器として働いている。
あり、例えば油冷式スクリュ圧縮機のような油冷式容積
型圧縮機11,油分離回収器12,第1四方切換弁1
3,空気熱交換器14,第2四方切換弁15,受液器1
6,膨張弁17,第2四方切換弁15,水熱交換器1
8,第1四方切換弁13、および液分離器19を含む閉
じた冷媒流路20を備えている。また、油分離回収器1
2の下部は、油溜まり部21となっており、この油溜ま
り部21から油冷却器22,油ポンプ23を経て、圧縮
機11内の図示しないロータ室,軸受,軸封部等に至る
油供給流路24が設けてある。図示する第1四方切換弁
13は、油分離回収器12を空気熱交換器14に、水熱
交換器18を液分離器19に連通させ、第2四方切換弁
15は、空気熱交換器14を受液器16に、膨張弁17
を水熱交換器18に連通させて冷房運転状態にあり、空
気熱交換器14は凝縮器として、また水熱交換器18は
蒸発器として働いている。
【0003】そして、圧縮機11に吸込まれた冷媒ガス
は、油供給流路24から油注入を受けつつ圧縮され、油
とともに油分離回収器12に送られる。この圧縮機11
の吐出側は、一般的に圧力15〜20K,温度70°〜
90°Cの高温高圧状態となっている。油分離回収器1
2では、圧縮された冷媒ガスと油とが分離され、油は一
旦油溜まり部21に溜められ、冷媒ガスは、第1四方切
換弁13を介して空気熱交換器14に至り、ここで周囲
から熱を奪われ、冷媒ガス自身は温度を下げ、凝縮を始
める。凝縮した冷媒液は受液器16に、一旦溜められ
る。
は、油供給流路24から油注入を受けつつ圧縮され、油
とともに油分離回収器12に送られる。この圧縮機11
の吐出側は、一般的に圧力15〜20K,温度70°〜
90°Cの高温高圧状態となっている。油分離回収器1
2では、圧縮された冷媒ガスと油とが分離され、油は一
旦油溜まり部21に溜められ、冷媒ガスは、第1四方切
換弁13を介して空気熱交換器14に至り、ここで周囲
から熱を奪われ、冷媒ガス自身は温度を下げ、凝縮を始
める。凝縮した冷媒液は受液器16に、一旦溜められ
る。
【0004】さらに、この冷媒液は膨張弁17に断熱膨
張するとともに水熱交換器18にて、水熱交換器18の
胴体側を流れる冷水から熱を奪って、ほぼ完全に蒸発す
る。そして、未蒸発の冷媒液は液分離器19にて冷媒ガ
スと分離され、冷媒ガスは圧縮機11に吸い込まれ、以
後上記同様閉じた冷媒流路20を循環する。このよう
に、未蒸発の冷媒液を液分離器19で分離することによ
り、圧縮機11には冷媒ガスのみを戻し、液バックによ
る圧縮機11の破損を防止している。また、圧縮機11
の吸込側は、一般的に、圧力0〜5K,温度−40°〜
5°Cの低圧低温状態になっている。
張するとともに水熱交換器18にて、水熱交換器18の
胴体側を流れる冷水から熱を奪って、ほぼ完全に蒸発す
る。そして、未蒸発の冷媒液は液分離器19にて冷媒ガ
スと分離され、冷媒ガスは圧縮機11に吸い込まれ、以
後上記同様閉じた冷媒流路20を循環する。このよう
に、未蒸発の冷媒液を液分離器19で分離することによ
り、圧縮機11には冷媒ガスのみを戻し、液バックによ
る圧縮機11の破損を防止している。また、圧縮機11
の吸込側は、一般的に、圧力0〜5K,温度−40°〜
5°Cの低圧低温状態になっている。
【0005】一方、油溜まり部21内の油は、油冷却器
22で冷却後,油ポンプ23で加圧されて圧縮機11内
の図示しないロータ室,軸受,軸封部等に供給され、圧
縮機11内の図示しない吐出口を経て油分離回収器12
に導かれ、以後、上記同様の循環する。図6は、図5に
示す装置における液分離器19の詳細を示し、上部に空
気熱交換器18に通じる冷媒入口25が形成してあり、
液分離器19内の上部に開口し、液分離器19の下部の
液溜まり部26の箇所から出て圧縮機11の図示しない
吸込口に接続しているL形管27が設けてある。このL
形管27の角部には液戻し孔28が形成してある。
22で冷却後,油ポンプ23で加圧されて圧縮機11内
の図示しないロータ室,軸受,軸封部等に供給され、圧
縮機11内の図示しない吐出口を経て油分離回収器12
に導かれ、以後、上記同様の循環する。図6は、図5に
示す装置における液分離器19の詳細を示し、上部に空
気熱交換器18に通じる冷媒入口25が形成してあり、
液分離器19内の上部に開口し、液分離器19の下部の
液溜まり部26の箇所から出て圧縮機11の図示しない
吸込口に接続しているL形管27が設けてある。このL
形管27の角部には液戻し孔28が形成してある。
【0006】そして、冷媒入口25から流入して来たほ
ぼ蒸発しきった冷媒を気液分離して、冷媒ガスは、L形
管27により圧縮機11に送り、冷媒液は下部の液溜ま
り部26の一旦溜まるようになっている。この冷媒液に
は油分離回収器12で分離されなかった油も含まれる。
また、この液溜まり部26に液が滞留したままとなるの
を防止するため、液溜まり部26の液を液戻し孔28か
ら少しずつスクリュ圧縮機11に戻すようにしてある。
なお、この液溜まり部26内の冷媒液を圧縮機11に戻
すために、この冷媒液をヒータにより加熱して、ガス化
することもある。また、この他に蒸発器から冷媒と油が
混在した液を、油分離器に導いて、この油分離器とは胴
板を介して隣接した凝縮器からの熱、ヒータ等の第2の
熱源を利用して、油分離器内で冷媒のみを蒸発させて油
を分離するようにした装置が公知である(特開平4−3
59758号公報)。
ぼ蒸発しきった冷媒を気液分離して、冷媒ガスは、L形
管27により圧縮機11に送り、冷媒液は下部の液溜ま
り部26の一旦溜まるようになっている。この冷媒液に
は油分離回収器12で分離されなかった油も含まれる。
また、この液溜まり部26に液が滞留したままとなるの
を防止するため、液溜まり部26の液を液戻し孔28か
ら少しずつスクリュ圧縮機11に戻すようにしてある。
なお、この液溜まり部26内の冷媒液を圧縮機11に戻
すために、この冷媒液をヒータにより加熱して、ガス化
することもある。また、この他に蒸発器から冷媒と油が
混在した液を、油分離器に導いて、この油分離器とは胴
板を介して隣接した凝縮器からの熱、ヒータ等の第2の
熱源を利用して、油分離器内で冷媒のみを蒸発させて油
を分離するようにした装置が公知である(特開平4−3
59758号公報)。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置では、
液溜まり部26の冷媒液を、少量ずつではあるが、L形
管27の液戻し孔28から圧縮機11に戻している。こ
のため、圧縮機11内での液圧縮により、騒音,振動が
発生したり、軸受寿命が低下するという問題が生じてい
る。圧縮機11の吸込側は、上述したように低温状態に
なり、液分離器19内が−20°C以下になると、冷媒
液中に混入した油の粘度が増大して、液戻し孔28から
の冷媒液の戻りが悪くなるという問題が生じる。
液溜まり部26の冷媒液を、少量ずつではあるが、L形
管27の液戻し孔28から圧縮機11に戻している。こ
のため、圧縮機11内での液圧縮により、騒音,振動が
発生したり、軸受寿命が低下するという問題が生じてい
る。圧縮機11の吸込側は、上述したように低温状態に
なり、液分離器19内が−20°C以下になると、冷媒
液中に混入した油の粘度が増大して、液戻し孔28から
の冷媒液の戻りが悪くなるという問題が生じる。
【0008】さらに、液溜まり部26の冷媒液を、ガス
化させるために加熱する場合、スチーム管,ニクロム線
等の外部熱源が必要になり、液分離器19の構造が複雑
になるという問題が生じる。また、上記公報に記載の装
置の場合、冷媒に混入する油は軸封部から少しずつガス
側に漏れ出た油であって、冷媒に油が混入したままにし
ておくと、この油は蒸発器に溜まる一方で、蒸発器の能
力が低下する。これを防止するために付属品的に凝縮器
に隣接させて、油分離器を設けて、冷媒液を蒸発させ
て、残った油を油タンクの戻すようにしたものである。
ただし、凝縮器からの熱だけでは不十分であるため第2
の熱源として、吐出冷媒ガスの熱、軸受等を潤滑する潤
滑油の熱、或は電気ヒータの熱等を利用するようにして
ある。
化させるために加熱する場合、スチーム管,ニクロム線
等の外部熱源が必要になり、液分離器19の構造が複雑
になるという問題が生じる。また、上記公報に記載の装
置の場合、冷媒に混入する油は軸封部から少しずつガス
側に漏れ出た油であって、冷媒に油が混入したままにし
ておくと、この油は蒸発器に溜まる一方で、蒸発器の能
力が低下する。これを防止するために付属品的に凝縮器
に隣接させて、油分離器を設けて、冷媒液を蒸発させ
て、残った油を油タンクの戻すようにしたものである。
ただし、凝縮器からの熱だけでは不十分であるため第2
の熱源として、吐出冷媒ガスの熱、軸受等を潤滑する潤
滑油の熱、或は電気ヒータの熱等を利用するようにして
ある。
【0009】この装置(前者)を、例えば油冷式スクリ
ュ圧縮機(後者)と比較すると、後者の場合、圧縮機か
ら吐出された冷媒ガスに重量比で約30%の油が混入し
ており、油分離回収器は装置に不可欠な構成要素であ
り、油の量、油が有する熱量は前者の場合に比べて後者
の場合の方がはるかに大きいという問題がある。さら
に、後者の場合には液バックは問題にはならず、液分離
器も備えていない。本発明は、斯る従来の問題点を課題
としてなされたもので、外部熱源を設けることなく、液
分離器内に溜まった冷媒液をガス化させて、液バックを
生じることなく圧縮機に戻すことを可能とした冷凍装置
を提供しようとするものである。
ュ圧縮機(後者)と比較すると、後者の場合、圧縮機か
ら吐出された冷媒ガスに重量比で約30%の油が混入し
ており、油分離回収器は装置に不可欠な構成要素であ
り、油の量、油が有する熱量は前者の場合に比べて後者
の場合の方がはるかに大きいという問題がある。さら
に、後者の場合には液バックは問題にはならず、液分離
器も備えていない。本発明は、斯る従来の問題点を課題
としてなされたもので、外部熱源を設けることなく、液
分離器内に溜まった冷媒液をガス化させて、液バックを
生じることなく圧縮機に戻すことを可能とした冷凍装置
を提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、少なくとも油冷式容積型圧縮機,油分離
回収器,空気熱交換器,受液器,膨張弁,水熱交換器、
および液分離器を含む閉じた冷媒流路と、上記圧縮機内
のロータ室,軸受,軸封部等の注油箇所に、油冷却器で
冷却された油を供給し、この油を循環させる油供給流路
とを設けた冷凍装置において、上記油分離回収器と上記
液分離器とを、それぞれの内部の液体同志が熱交換可能
に隣接させて形成した。
に、本発明は、少なくとも油冷式容積型圧縮機,油分離
回収器,空気熱交換器,受液器,膨張弁,水熱交換器、
および液分離器を含む閉じた冷媒流路と、上記圧縮機内
のロータ室,軸受,軸封部等の注油箇所に、油冷却器で
冷却された油を供給し、この油を循環させる油供給流路
とを設けた冷凍装置において、上記油分離回収器と上記
液分離器とを、それぞれの内部の液体同志が熱交換可能
に隣接させて形成した。
【0011】
【作用】上記発明のように構成することにより、液分離
器内の冷媒液を蒸発させ、油の粘度を低下させるのに油
分離回収器内の熱を利用できるようになる。
器内の冷媒液を蒸発させ、油の粘度を低下させるのに油
分離回収器内の熱を利用できるようになる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の一実施例を図面にしたがって
説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る冷凍装置
を示し、図5に示す装置とは、油分離回収器12に代え
て油分離回収器1、液分離器19に代えて液分離器2を
用いた点を除き、その他は実質的に同一であり、互いに
対応する部分については、同一番号を付して説明を省略
する。本実施例では、油分離回収器1と液分離器2と
を、それぞれの内部の油Oと冷媒液Cとが隔壁3を介し
て熱交換できるように、一体的に隣接させて形成してあ
る。なお、図2において、4は圧縮機11から吐出され
た冷媒ガス,油の流入口、5は油分離エレメント、6は
冷媒ガスの流出口、7は水熱交換器18からの冷媒ガス
の流入口、8は圧縮機11への冷媒ガスの流出口を示し
ている。
説明する。図1は、本発明の第1実施例に係る冷凍装置
を示し、図5に示す装置とは、油分離回収器12に代え
て油分離回収器1、液分離器19に代えて液分離器2を
用いた点を除き、その他は実質的に同一であり、互いに
対応する部分については、同一番号を付して説明を省略
する。本実施例では、油分離回収器1と液分離器2と
を、それぞれの内部の油Oと冷媒液Cとが隔壁3を介し
て熱交換できるように、一体的に隣接させて形成してあ
る。なお、図2において、4は圧縮機11から吐出され
た冷媒ガス,油の流入口、5は油分離エレメント、6は
冷媒ガスの流出口、7は水熱交換器18からの冷媒ガス
の流入口、8は圧縮機11への冷媒ガスの流出口を示し
ている。
【0013】この装置の油分離回収器1内の温度は70
°〜90°C程度の高温で、液分離器19内は−40°
〜5°C程度の低温になっているので、この両者間の温
度差による熱移動のために液分離器2内の冷媒液Cは加
熱され、蒸発して、圧縮機11に戻る。また、液分離器
2内で蒸発せずに残った油Oは、粘度が低下して圧縮機
11に戻り易くなる。さらに、油分離回収器1内の高温
の油Oは、冷媒液Cの蒸発熱により冷却されるので、油
冷却器22における冷却のための負荷は軽減され、冷却
水を節減できる。このように、上記構成からなる装置で
は、外部熱源を使用することなく、圧縮機11への液バ
ックを防止し、液分離器2内の油Oの圧縮機11への戻
りを促進し、かつ油冷却器22での油冷却のための負荷
軽減がなされるようになっている。
°〜90°C程度の高温で、液分離器19内は−40°
〜5°C程度の低温になっているので、この両者間の温
度差による熱移動のために液分離器2内の冷媒液Cは加
熱され、蒸発して、圧縮機11に戻る。また、液分離器
2内で蒸発せずに残った油Oは、粘度が低下して圧縮機
11に戻り易くなる。さらに、油分離回収器1内の高温
の油Oは、冷媒液Cの蒸発熱により冷却されるので、油
冷却器22における冷却のための負荷は軽減され、冷却
水を節減できる。このように、上記構成からなる装置で
は、外部熱源を使用することなく、圧縮機11への液バ
ックを防止し、液分離器2内の油Oの圧縮機11への戻
りを促進し、かつ油冷却器22での油冷却のための負荷
軽減がなされるようになっている。
【0014】なお、本実施例は、図3に示すように暖房
運転状態に切換可能に形成してあり、この場合には第1
四方切換弁13は、油分離回収器1を水熱交換器18
に、空気熱交換器14を液分離器19に連通させ、第2
四方切換弁15は、水熱交換器18を受液器16に、膨
張弁17を空気熱交換器14に連通させる状態となって
いる。そして、水熱交換器18が凝縮器、空気熱交換器
14が蒸発器として働くようになっており、水熱交換器
18で冷水の冷却に代えて、温水を加熱するようになっ
ている。
運転状態に切換可能に形成してあり、この場合には第1
四方切換弁13は、油分離回収器1を水熱交換器18
に、空気熱交換器14を液分離器19に連通させ、第2
四方切換弁15は、水熱交換器18を受液器16に、膨
張弁17を空気熱交換器14に連通させる状態となって
いる。そして、水熱交換器18が凝縮器、空気熱交換器
14が蒸発器として働くようになっており、水熱交換器
18で冷水の冷却に代えて、温水を加熱するようになっ
ている。
【0015】図4は、本発明の第2実施例に係る冷凍装
置における油分離回収器1と液分離器2のみを示し、図
1に示す装置とは、隔壁3に代えて隔壁9を用いた点を
除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分に
ついては、同一番号を付して説明を省略する。本実施例
では、隔壁9は冷媒液C内に突き出したU字管10を備
えている。そして、このU字管10を設けることによ
り、油Oと冷媒液Cとの間の伝熱面積を増やして、U字
管10の内外の油Oの自然対流を通じて、油Oから冷媒
液Cへの熱移動を促進している。なお、上記各実施例で
は、油分離回収器1,液分離器2は、横型のものを示し
たが、縦型の油分離回収器,液分離器であってもよい。
置における油分離回収器1と液分離器2のみを示し、図
1に示す装置とは、隔壁3に代えて隔壁9を用いた点を
除き、他は実質的に同一であり、互いに対応する部分に
ついては、同一番号を付して説明を省略する。本実施例
では、隔壁9は冷媒液C内に突き出したU字管10を備
えている。そして、このU字管10を設けることによ
り、油Oと冷媒液Cとの間の伝熱面積を増やして、U字
管10の内外の油Oの自然対流を通じて、油Oから冷媒
液Cへの熱移動を促進している。なお、上記各実施例で
は、油分離回収器1,液分離器2は、横型のものを示し
たが、縦型の油分離回収器,液分離器であってもよい。
【0016】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば、少なくとも油冷式容積型圧縮機,油分離回収
器,空気熱交換器,受液器,膨張弁,水熱交換器、およ
び液分離器を含む閉じた冷媒流路と、上記圧縮機内のロ
ータ室,軸受,軸封部等の注油箇所に、油冷却器で冷却
された油を供給し、この油を循環させる油供給流路とを
設けた冷凍装置において、上記油分離回収器と上記液分
離器とを、それぞれの内部の液体同志が熱交換可能に隣
接させて形成してある。
によれば、少なくとも油冷式容積型圧縮機,油分離回収
器,空気熱交換器,受液器,膨張弁,水熱交換器、およ
び液分離器を含む閉じた冷媒流路と、上記圧縮機内のロ
ータ室,軸受,軸封部等の注油箇所に、油冷却器で冷却
された油を供給し、この油を循環させる油供給流路とを
設けた冷凍装置において、上記油分離回収器と上記液分
離器とを、それぞれの内部の液体同志が熱交換可能に隣
接させて形成してある。
【0017】このため、外部熱源を使用することなく、
圧縮機への液バックを防止し、液分離器内の油の圧縮機
への戻りを促進し、かつ油冷却器での油冷却のための負
荷軽減が可能となる等の効果を奏する。
圧縮機への液バックを防止し、液分離器内の油の圧縮機
への戻りを促進し、かつ油冷却器での油冷却のための負
荷軽減が可能となる等の効果を奏する。
【図1】 本発明の第1実施例に係る冷凍装置の冷房運
転時の状態を示す全体構成図である。
転時の状態を示す全体構成図である。
【図2】 図1に示す装置における油分離回収器および
液分離器の断面図である。
液分離器の断面図である。
【図3】 本発明の第1実施例に係る冷凍装置の暖房運
転時の状態を示す全体構成図である。
転時の状態を示す全体構成図である。
【図4】 本発明の第2実施例に係る冷凍装置における
油分離回収器および液分離器の断面図である。
油分離回収器および液分離器の断面図である。
【図5】 従来の冷凍装置の全体構成図である。
【図6】 図5に示す装置における液分離器の断面図で
ある。
ある。
1 油分離回収器 2 液分離器 3,9 隔壁 11 油冷式容積型圧
縮機 14 空気熱交換器 16 受液器 17 膨張弁 18 水熱交換器 19 液分離器 20 冷媒流路 22 油冷却器
縮機 14 空気熱交換器 16 受液器 17 膨張弁 18 水熱交換器 19 液分離器 20 冷媒流路 22 油冷却器
Claims (1)
- 【請求項1】 少なくとも油冷式容積型圧縮機,油分離
回収器,空気熱交換器,受液器,膨張弁,水熱交換器、
および液分離器を含む閉じた冷媒流路と、上記圧縮機内
のロータ室,軸受,軸封部等の注油箇所に、油冷却器で
冷却された油を供給し、この油を循環させる油供給流路
とを設けた冷凍装置において、上記油分離回収器と上記
液分離器とを、それぞれの内部の液体同志が熱交換可能
に隣接させて形成したことを特徴とする冷凍装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21384393A JPH0763427A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21384393A JPH0763427A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 冷凍装置 |
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JPH0763427A true JPH0763427A (ja) | 1995-03-10 |
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ID=16645944
Family Applications (1)
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JP21384393A Pending JPH0763427A (ja) | 1993-08-30 | 1993-08-30 | 冷凍装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JPH0763427A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020008638A (ko) * | 2000-07-24 | 2002-01-31 | 황한규 | 리시버탱크 일체형 어큐뮬레이터 |
WO2017010226A1 (ja) * | 2015-07-15 | 2017-01-19 | 株式会社神戸製鋼所 | 油分離回収器 |
WO2018003716A1 (ja) * | 2016-06-29 | 2018-01-04 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 密閉型圧縮機 |
WO2018173854A1 (ja) * | 2017-03-22 | 2018-09-27 | 日本電気株式会社 | 冷却システム、冷却方法及びプログラム |
CN115127264A (zh) * | 2022-07-04 | 2022-09-30 | 小米汽车科技有限公司 | 气液分离器、热管理系统及车辆 |
-
1993
- 1993-08-30 JP JP21384393A patent/JPH0763427A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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