JPWO2015137332A1 - サーバ装置及び情報処理システム - Google Patents

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Abstract

サーバ装置は、第1通信装置および第2通信装置と通信を行う通信部と、紛失状態にある携帯端末の識別データを前記第1通信装置から取得すると、当該識別データを登録する登録部と、前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、当該識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部とを備える。

Description

本発明は、紛失した通信機器の捜索を支援する技術に関する。
紛失した携帯端末の捜索を支援するための技術がある。特許文献1に記載の技術においては、携帯端末は、自端末が紛失されたと判断した場合、一定の時間間隔で近距離無線通信を用いて接続要求を発信する。そして、その接続要求に応答した他の端末に対して自装置が紛失状態であることを通知し、当該他の端末を介して、当該端末が紛失した事実と紛失したおおよその位置とが管理サーバに提供されるようになっている。
特開2011−29920号公報
特許文献1の発明では、携帯端末からの接続要求に対して他の携帯端末が応答した場合に位置情報が管理サーバに送信され、紛失された当該携帯端末の位置が特定されるようになっている。しかし、特許文献1の発明は、携帯端末に紛失状態の判断を行う機能を備えて設けておくことが必要である。
そこで、本発明は、携帯端末に紛失状態の判断を行う機能が備わっていない場合でも、その携帯端末の捜索を支援することを目的とする。
本発明は、一の態様において、第1通信装置および第2通信装置と通信を行う通信部と、紛失状態にある携帯端末の識別データを前記第1通信装置から取得すると、当該識別データを登録する登録部と、前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、当該識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部とを備えるサーバ装置を提供する。
好ましい態様において、前記出力部は、更に、前記携帯端末が紛失状態になった時の前記第1通信装置の位置を示す位置データと前記識別データとを前記第1通信装置から取得して出力する。
好ましい態様において、前記識別データに対して複数の位置データが対応付けて登録されている場合、当該複数の位置データに基づいて1つの位置を算出する算出部をさらに備える。
好ましい態様において、前記第2通信装置から、前記識別データの受信時の無線通信の状態を示す状態データを前記位置データに対応付けて複数回取得した場合、前記算出部は、各位置データが示す位置と対応する状態データが示す無線通信の状態とに基づいて、前記1つの位置を算出する。
好ましい態様において、前記第1通信装置及び前記第2通信装置の少なくともいずれか一方が無線通信によって位置を測定する場合に、当該無線通信に関するハードウェアの仕様を示す仕様データを取得する取得部をさらに備え、前記算出部は、前記仕様データが示す仕様に基づいて前記1つの位置を算出する。前記第2通信装置が前記第1通信装置と同一の領域に属する場合、前記第2通信装置に対し、前記識別データを前記第2通信装置に通知し、当該識別データが前記第2通信装置にて受信された場合に当該識別データと前記第2通信装置の位置データとを前記サーバ装置へ送信するように依頼する依頼部をさらに備える。
本発明は、他の観点において、サーバ装置と第1通信装置とを備え、前記サーバ装置は、前記第1通信装置および第2通信装置と通信を行う通信部と、前記第1通信装置から、紛失状態にある携帯端末の識別データを取得すると、該取得した識別データを登録する登録部と、前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、該取得した識別データが登録されている場合、当該位置データを前記第1通信装置に出力する出力部と、前記第1通信装置から取得した位置データが示す第1位置と、前記第2通信装置から受信した位置データが示す第2位置とが所定の距離以上離れた場合に、前記第1通信装置に通知する通知部と、を備え、前記第1通信装置は、前記第1通信装置の位置を測定する測定部と、前記携帯端末が紛失状態であるか否かを判定する判定部と、前記携帯端末が紛失状態であると判定された場合に、当該識別データと前記第1通信装置の位置とを対応付けて前記サーバ装置に送信する送信部と、前記サーバ装置から受信した情報を表示するか否かを設定する設定部と、前記設定部における設定内容に関わらず、前記サーバ装置から前記通知を受信した場合は、当該通知を表示する表示部と情報処理システムを提供する。
本発明は、他の観点において、サーバ装置と第2通信装置とを備え、前記サーバ装置は、第1通信装置および前記第2通信装置と通信を行う通信部と、前記第1通信装置から、紛失状態にある携帯端末の識別データを取得すると、該取得した識別データを登録する登録部と、前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、該取得した識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部と、前記第2通信装置からの問合せ要求に応じて、識別データが前記サーバ装置に登録されたものか否かを前記第2通信装置に返答する応答部とを備え、前記第2通信装置は、前記携帯端末から発信された識別データを受信する受信部と、該受信した識別データについて前記サーバ装置に問い合わせる問合せ部と、前記第2通信装置の位置を測定する測定部と、前記サーバ装置から前記識別データが登録されているとの返答を受信した場合、前記識別データを受信したときの前記第2通信装置の位置を当該識別データと対応付けて前記サーバ装置に送信する送信部とを有する情報処理システムを提供する。
本発明は、他の観点において、サーバ装置と第2通信装置とを備え、前記サーバ装置は、第1通信装置および前記第2通信装置と通信を行う通信部と、前記第1通信装置から、紛失状態にある携帯端末の識別データを取得すると、該取得した識別データを登録する登録部と、前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、該取得した識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部と、前記第2通信装置からの問合せ要求に応じて、識別データが前記サーバ装置に登録されたものか否かを前記第2通信装置に返答する応答部とを備え、前記第2通信装置は、前記サーバか装置から取得した識別データを記憶する記憶部と、前記第2通信装置の位置を測定する測定部と、前記携帯端末から前記識別データを取得する取得部と、該取得した識別データが前記記憶部に記憶されている場合、当該当該識別データを受信したときの前記第2通信装置の位置を当該識別データと対応付けて前記サーバ装置に送信する送信部とを有する情報処理システムを提供する。
好ましい態様において、前記記憶部は、前記サーバ装置から取得した識別データに対応付けられている位置データが示す位置と、該測定された前記第2通信装置の位置とが同一の領域に属する場合に、当該識別データを記憶する。
本発明によれば、携帯端末が紛失状態を判断する機能を有していなくても、その携帯端末の捜索が支援される。
第1実施形態に係る情報処理システムの全体構成を示す図 第1通信装置のハードウェア構成を示す図 第2通信装置のハードウェア構成を示す図 通信機器のハードウェア構成を示す図 サーバ装置のハードウェア構成を示す図 情報処理システムが備える各装置が実現する機能構成の一例を示す図 紛失管理DBの一例を示す図 紛失管理DBの別の一例を示す図 表示された紛失情報の例を示す図 提供処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図 第2実施形態の第2通信装置及びサーバ装置の機能構成の一例を示す図 第3実施形態の第2通信装置及びサーバ装置の機能構成の一例を示す図 第4実施形態のサーバ装置の機能構成の一例を示す図 無線通信の状態を説明するための図 第4実施形態のサーバ装置の機能構成の別の一例を示す図 変形例のサーバ装置及び第1通信装置の機能構成の一例を示す図 変形例のサーバ装置及び第2通信装置の機能構成の一例を示す図
1…情報処理システム、10…第1通信装置、20…第2通信装置、30…通信機器、40…サーバ装置、11、21、31、41…制御部、12、22、32、42…記憶部、13、23…第1通信部、33、43…通信部、14、24…第2通信部、15、25…測位部、16、26…表示部、17、27…操作部、101…判定手段、102…測定手段、103…送信手段、104…要求手段、105…表示手段、201…受信手段、202…測定手段、203…送信手段、204…問合せ手段、205…複製手段、301…発信手段、401…記憶手段、402…送信手段、403…応答手段、404…算出手段、405…取得手段、406…第2通知手段、407…依頼手段
[1]第1実施形態
[1−1]全体構成
図1は、第1実施形態に係る情報処理システム1の全体構成を示す図である。情報処理システム1は、第1通信装置10と、第2通信装置20と、通信機器30と、サーバ装置40と、ネットワーク2とを備える。ネットワーク2は、移動体通信網及びインターネット等を含み、装置間のデータのやり取りを仲介するシステムである。ネットワーク2には、第1通信装置10、第2通信装置20及びサーバ装置40が接続され、各装置間でデータがやり取りされる。
第1通信装置10及び第2通信装置20は、通信機器30の捜索に用いられ、いずれも無線通信を行う装置であり、例えばスマートフォンやタブレット端末などである。両通信装置は、本実施形態では、それぞれ、移動体通信をネットワーク2と行うとともに、Bluetooth(登録商標)での通信(以下「BT通信」という)も行う。以下では、第1通信装置10はユーザAによって使用され、第2通信装置20はユーザBによって使用されるものとする。
通信機器30は、無線通信機能を有する、捜索の対象となる端末である。通信機器30は、本実施形態では、BT通信を行う機能を有しており、所定の範囲に存在する第1通信装置10や第2通信装置20とBT通信を行う。通信機器30は、例えば眼鏡型や腕時計型のウェアラブル端末などであり、ユーザによって携帯される。
通信機器30は、その用途に応じた処理を行うとともに、処理に関係するデータをBT通信でやり取りする(なお、データの送信のみまたは受信のみを実行してもよい)。本実施形態では、通信機器30がユーザAによって使用される腕時計型のウェアラブル端末である場合を説明する。すなわち、この通信機器30は、歩数を計数する機能を有し、計数した歩数を示すデータがユーザAによって使用される第1通信装置10に送信される。
サーバ装置40は、ユーザAが通信機器30を紛失した場合に、紛失した通信機器30に関する情報(以下「紛失情報」という)をユーザAに提供する装置である。サーバ装置40は、例えば、紛失された状態にある通信機器30の位置やその他通信機器の捜索に使用されうる情報を紛失情報として提供する。情報処理システム1は、ユーザAに紛失情報を提供することで、紛失した通信機器30の捜索を支援するサービスを提供するシステムである。ユーザA及びユーザBは、いずれもこのサービスに加入している。
[1−2]ハードウェア構成
図2は、第1通信装置10のハードウェア構成を示す図である。第1通信装置10は、制御部11と、記憶部12と、第1通信部13と、第2通信部14と、測位部15と、表示部16と、操作部17とを備えるコンピュータである。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びリアルタイムクロックを備えている。CPUは、RAMをワークエリアとして用いてROMや記憶部12に記憶されたプログラムを実行する。リアルタイムクロックは、現在の日時を算出する機能を有している。記憶部12は、フラッシュメモリ等を備え、制御部11が制御に用いるデータやプログラムなどを記憶する。
第1通信部13は、移動体通信を行うための通信回路を有し、ネットワーク2を介した通信を行う。第2通信部14は、BT通信を行うための通信回路を有し、例えば通信機器30とBT通信を行う。また、第2通信部14は、BT通信における電波の受信強度を表すデータを生成して制御部11に供給する。測位部15は、例えばGPS(Global Positioning System)の技術を用いて自装置の位置を測定する。測位部15は、測定した位置を示す位置データを制御部11に供給する。表示部16は、例えば液晶ディスプレイを有し、制御部11により制御されて画像を表示する。操作部17は、タッチセンサやボタン等の入力手段を備え、ユーザの操作を受け付けてその操作の内容を示す操作データを制御部11に供給する。制御部11は、供給された操作データに応じた処理を行う。
図3は、第2通信装置20のハードウェア構成を示す図である。第2通信装置20は、制御部21と、記憶部22と、第1通信部23と、第2通信部24と、測位部25と、表示部26と、操作部27とを備えるコンピュータである。これらの各部は、図2に示す同名の各部と共通の構成を有している。
図4は、通信機器30のハードウェア構成を示す図である。通信機器30は、制御部31と、記憶部32と、通信部33と、処理部34とを備える。制御部31及び記憶部32は、図2に示す同名の各部と共通の構成を有している。通信部33は、BT通信を行うための通信回路を有し、第1通信装置10や第2通信装置20とBT通信を行う。処理部34は、自機に固有の処理を行う。本実施形態では、処理部34は、上述した歩数を計数する処理と、計数した歩数を示すデータをBT通信で送信する処理とを行う。
図5は、サーバ装置40のハードウェア構成を示す図である。サーバ装置40は、制御部41と、記憶部42と、通信部43とを備える。制御部41は、プロセッサによって実現される。記憶部42は、ハードディスクや半導体メモリ等の記憶装置であって、制御部41が制御に用いるデータやプログラムなどを記憶する。通信部43は、有線または無線により通信を行うための通信回路を有し、ネットワーク2を介した通信を行う。
情報処理システム1は、以上のハードウェア構成に基づき、ユーザAに紛失情報を提供するための提供処理を行う。
[1−3]機能構成
情報処理システム1が備える各装置の記憶部には、提供処理を行うためのプログラムがそれぞれ記憶されている。各装置の制御部がそれらのプログラムを実行して各装置のハードウェアを制御することで、以下に述べる機能が実現される。
図6は、情報処理システム1が備える各装置が実現する機能構成の一例を示す図である。第1通信装置10は、判定手段101と、測定手段102と、送信手段103と、要求手段104と、表示手段105とを備える。第2通信装置20は、受信手段201と、測定手段202と、送信手段203とを備える。通信機器30は、発信手段301を備え、サーバ装置40は、記憶手段401と、通知手段402とを備える。
[1−3−1]発信手段
通信機器30の発信手段301は、識別データを発信する手段である。識別データとは、通信機器30を識別するためのデータであり、例えば通信機器30の製造番号やシリアル番号、製品の型式などである。発信手段301は、識別データを記憶しており、所定の時間の間隔(1秒毎や1分毎など)でその識別データを読み出して、例えばBT通信を開始するために用いられる通信開始データに含めて発信する。
第1通信装置10が上述したBT通信範囲に所在する場合、発信手段301が発信した通信開始データを第1通信装置10が受信し、それを用いて通信機器30とのBT通信が開始される。その後は、通信機器30は、第1通信装置10がBT通信範囲に所在する間、または、ユーザが第1通信装置10を操作してBT通信を終了させるまでの間、BT通信で用途データをやり取りして用途に応じた処理(本実施形態では歩数を計数する処理と歩数を示すデータを送信する処理)を行う。
通信機器30は、ある程度の期間(1年や2年程度)電力を供給可能な電池等の電力源から供給される電力によって作動する。発信手段301は、その期間、識別データの発信を行い続ける。仮に、ユーザAが通信機器30を置き忘れたり落としたりして紛失したとする。その場合も、発信手段301は、電力源からの電力の供給が続く限り、識別データの発信を行い続けることになる。
[1−3−2]判定手段
第1通信装置10の判定手段101は、通信機器30が紛失状態であるか否かを判定する手段である。紛失状態とは、ユーザAが通信機器30を紛失した状態のことである。判定手段101は、本実施形態では、通信機器30とBT通信を行っておらず、且つ、通信機器30の発信手段301から発信された通信開始データを受信していない状態が、予め設定された期間(例えば5分間)以上続いた場合に、紛失状態であると判定する。判定手段101は、紛失状態であると判定した場合には、その判定結果を示す判定データを測定手段102及び要求手段104に供給する。
[1−3−3]測定手段
第1通信装置10の測定手段102は、自装置の位置を測定する手段である。測定手段102は、本実施形態では、判定手段101から判定データが供給された場合、すなわち、判定手段101が紛失状態であると判定した場合に、自装置の位置を測定する。測定された位置は、通信機器30が紛失状態であると判定手段101が判定を行ったときの自装置の位置となる。言い換えると、通信機器30が紛失状態になったときの第1通信装置10の位置となる。測定手段102は、測定した位置を示す位置データを送信手段103に供給する。
[1−3−4]送信手段
第1通信装置10の送信手段103は、通信機器30が紛失状態であると判定手段101が判定した場合、すなわち通信機器30が紛失状態になった場合に、その通信機器30の識別データをサーバ装置40に送信する手段である。また、送信手段103は、測定手段102から供給された位置データ、すなわち、測定手段102が測定した位置であって判定手段101が判定を行ったときの自装置の位置を示す位置データと、その識別データとを対応付けてサーバ装置40に送信する。
送信手段103は、例えば、通信機器30とBT通信を開始するときに受信した通信開始データに含まれている識別データを記憶しておく。また、送信手段103は、サーバ装置40のIP(Internet Protocol)アドレスなどの宛先も予め記憶しておき、測定手段102から位置データが供給された場合に、識別データを読み出して、供給された位置データとともにサーバ装置40に送信する。サーバ装置40は、受信したデータが対応付けられる。なお、送信手段103は、両データのヘッダに共通の符号を含めるなどの方法で対応付けを行ってもよいし、一方のヘッダに他方のデータの情報(ファイル名など)を含めることで対応付けを行ってもよい。
[1−3−5]受信手段
第2通信装置20の受信手段201は、通信機器30から発信された識別データを受信する手段である。受信手段201は、自装置が通信機器30のBT通信範囲に所在している場合に、通信機器30からの識別データを受信する。受信手段201は、受信した識別データを測定手段202に供給する。
[1−3−6]測定手段
第2通信装置20の測定手段202は、自装置の位置を測定する手段である。測定手段202は、本実施形態では、受信手段201から識別データが供給された場合、すなわち、受信手段201が通信機器30からの識別データを受信した場合に、自装置の位置を測定する。測定された位置データは、通信機器30から発信された識別データの受信時の自装置の位置を示すことになる。測定手段202は、測定した位置を示す位置データと、供給された識別データとを送信手段203に供給する。
[1−3−7]送信手段
第2通信装置20の送信手段203は、測定手段202から供給された位置データと識別データ、すなわち、測定手段202が測定した位置であって識別データの受信時の自装置の位置を示す位置データとその識別データとを対応付けてサーバ装置40に送信する手段である。送信手段203は、例えば、サーバ装置40のIPアドレスなどの宛先を予め記憶しており、測定手段202から供給された位置データ及び識別データを、送信手段103の説明で述べたような方法で対応付けてサーバ装置40に送信する。
[1−3−8]記憶手段
サーバ装置40の記憶手段401は、紛失状態にある通信機器30を識別する識別データが第1通信装置10から取得すると、その識別データを通信機器30が紛失状態であることを示す紛失データに対応付けて記憶する手段である。紛失データとは、例えば、紛失の事実の有無を示すフラグである。また、記憶手段401は、通信機器30が紛失状態になったときの第1通信装置10の位置を示す位置データ及び識別データが第1通信装置10から取得すると、その位置データをその識別データに対応付けて記憶する。
サーバ装置40は、予め登録された通信機器30の識別データを格納した紛失管理DB(Data Base)を記憶している。紛失管理DBには、紛失データ及び位置データが対応付けて記憶される。紛失管理DBは、紛失状態にある通信機器の情報を管理するために用いられる。
図7は、紛失管理DBの一例を示す図である。図7では、「ID001」、「ID002」、及び「ID003」という識別データが、登録されている識別データの一例として示されている。
記憶手段401は、この例では、「ID001」という識別データに対応付けて、紛失の事実の有無を表すフラグによって表される紛失データと、「位置α」という位置データとを紛失管理DBに格納している。一方、「ID002」及び「ID003」には、それらに対応付けられた紛失データ及び位置データが格納されていない。この場合、「ID001」で識別される通信機器30が、第1通信装置10により紛失状態であり、その判定がされたときの位置として「位置α」が測定されたことを示す。
また、記憶手段401は、通信機器30から発信された識別データの受信時の第2通信装置20の位置を示す位置データ及びその識別データが第2通信装置20から受信すると、その識別データを紛失データに対応付けて記憶していれば、受信した位置データをその識別データに対応付けて記憶する。
図8は、紛失管理DBの別の一例を示す図である。図8では、記憶手段401が、「ID001」という識別データに対応付けて、第2通信装置20から送信された位置データである「位置β」を格納した紛失管理DBが示されている。記憶手段401は、このように位置データを紛失管理DBに格納することで、第2通信装置20からの位置データを識別データに対応付けて記憶する。この場合、「ID001」で識別される通信機器30のBT通信範囲を第2通信装置20が通過し、そのときの第2通信装置20の位置として「位置β」が測定されたことが表される。
図8の例では、「ID001」で識別される通信機器30のBT通信範囲を第2通信装置20(第2通信装置20が複数存在する場合は、異なる第2通信装置20でもよいし、同一の第2通信装置20でもよい)が通過する度に、「ID001」に対応付けて格納される位置データが増えていく。記憶手段401は、受信した順番に並べて位置データを格納することで、各位置データの示す位置が測定された順番が表されるようにしている。なお、記憶手段401は、位置データを格納するときの日時を示す日時データを位置データに対応付けることで、位置が測定された日時も表されるようにしてもよい。なお、日時データは、第1通信装置10や第2通信装置20が位置を測定したときに生成され、その位置を示す位置データに対応付けるようにしてもよい。
[1−3−9]要求手段
第1通信装置10の要求手段104は、判定手段101により紛失状態であると判定された通信機器30に関する紛失情報をサーバ装置40に要求する手段である。紛失情報には、例えば記憶手段401に記憶された位置データの示す位置が含まれる。また、記憶手段401が日時データを記憶する場合には、その日時データの示す日時も含まれる。つまり、これらの紛失情報は、記憶手段401が記憶する識別データに対応付けて記憶されている各データによって示される情報である。
要求手段104は、例えば送信手段103と同様に通信機器30の識別データを記憶しておく。要求手段104は、判定手段101から判定データが供給されると、それ以降の決められた時刻(例えば毎日0時など)やユーザからの操作があったときに、記憶しておいた識別データに対応付けられたデータ、すなわち前述のとおり紛失情報を示すデータの送信を要求することを示す要求データをサーバ装置40に送信する。
[1−3−10]通知手段
サーバ装置40の通知手段402は、第1通信装置10から要求された紛失情報をその第1通信装置10を介してユーザに通知する手段である。通知手段402は、第1通信装置10からの要求データを受け取ると、記憶手段401を参照し、その要求データにより要求されている識別データに対応付けられた各データ(例えば位置データ。記憶されている場合には日時データも)を読み出す。通知手段402は、読み出した各データと、読み出しに用いた識別データとを対応付けて第1通信装置10に送信する。これらの各データは紛失情報を構成するデータであり、その紛失情報は後述するように第1通信装置10によって表示されてユーザに通知されることになる。このように、通知手段402は、紛失情報を示す各データを送信することで、紛失情報をユーザに通知する。
[1−3−11]表示手段
第1通信装置10の表示手段105は、サーバ装置40から送信されたデータが示す紛失情報を表示する手段である。表示手段105は、例えばサーバ装置40から識別データ及び位置データを受信した場合には、識別データが示す通信機器30を表す文字列等と、位置データが示す位置を表す文字列や画像を表示する。また、表示手段105は、さらに日時データを受信した場合には、その日時データが示す日時を表す文字列等も表示する。
図9は、表示された紛失情報の例を示す図である。図9(a)では、通信機器30を表す文字列として「紛失物名:XXX」、日時データが示す文字列として「紛失日時:○月○日○時」が第1通信装置10の表示部26に表示されている。表示手段105は、例えば通信機器30がBT通信を開始するときに発信する通信開始データに含まれている製品名を記憶しておき、紛失物名として表示する。また、表示手段105は、図7に示す「位置α」が測定された日時を紛失日時として表示している。
また、図9(a)では、「位置α」が示す位置を表す位置画像B1が地図A1上に表示されている。表示手段105は、地図データを記憶しており、その地図データを用いて地図A1を表示している。なお、表示手段105は、インターネット等で提供されている地図データを用いて地図を表示してもよい。図9(a)に示すような紛失情報が通知されることで、ユーザAは、通信機器30を紛失したおおよその位置を知ることができ、現地に行ったり、その位置を含む店舗等に問合せを行ったりして通信機器30を探すことができる。
図9(b)では、図8に示す「位置α」及び「位置β」がそれぞれ示す2つの位置が測定された日時として、「紛失日時:○月○日○時」及び「最新通信日時:◇月◇日◇時」という文字列で表されている。また、「位置α」及び「位置β」が示す位置を表す位置画像B1及び位置画像B2が地図A2上に表示されている。図9(b)に示すような紛失情報が通知されることで、ユーザAは、通信機器30が持ち運ばれたことや持ち運ばれた先の位置を知ることができる。
[1−3−12]通信機器が発見された場合
通知された紛失情報を参考にしてユーザAが通信機器30を発見すると、判定手段101は、発信手段301から発信された通信開始データを受信するようになるので、紛失状態ではないと判定する。判定手段101は、そうして紛失状態ではないと判定した場合には、その判定結果を示す判定データを識別データとともに送信手段103に供給する。送信手段103は、供給された判定データ及び識別データを対応付けてサーバ装置40に送信する。記憶手段401は、紛失状態ではないという判定結果を示す判定データが受信した場合には、その判定データに対応付けて受信した識別データに対応付けて記憶している紛失データ及び位置データを削除する。
[1−4]動作
情報処理システム1は、以上の構成に基づき上述した提供処理を行う。以下では、提供処理において情報処理システム1が備える各装置が行う動作について説明する。
図10は、提供処理における各装置の動作の一例を示すシーケンス図である。図10に示すステップS11、S12及びS13等は、識別データを含むBT通信の通信開始データを所定の時間の間隔で発信する通信機器30の動作を示している。これらのステップは、発信手段301が行う動作である。この例では、ステップS11及びS12においては通信機器30のBT通信範囲に第1通信装置10が所在し、発信された通信開始データを第1通信装置10が受信している。
一方、ステップS13においては第1通信装置10が通信機器30のBT通信範囲外に出てしまい、発信された通信開始データが第1通信装置10に到達しなくなっている。第1通信装置10は、通信開始データを受信しなくなってから閾値となる時間が経過すると通信機器30が紛失状態であると判定する(ステップS21)。次に、第1通信装置10は、自装置の位置を測定し(ステップS22)、測定した位置を示す位置データ及び通信機器30の識別データをサーバ装置40に送信する(ステップS23)。サーバ装置40は、受信した識別データに対応付けて位置データを記憶する(ステップS24)。ステップS21、S22及びS23は、それぞれ判定手段101、測定手段102及び送信手段103が行う動作である。ステップS24は記憶手段401が行う動作である。
図10の例では、ステップS31において通信機器30が通信開始データを発信したときに、第2通信装置20が通信機器30のBT通信範囲に所在しており、その通信開始データを受信している(ステップS32)。第2通信装置20は、通信開始データを受信したので、自装置の位置を測定し(ステップS33)、測定した位置を示す位置データを、通信開始データに含まれる識別データに対応付けてサーバ装置40に送信する(ステップS34)。サーバ装置40は、受信した識別データと位置データとを対応付けて記憶する(ステップS35)。ステップS32、S33及びS34は、それぞれ受信手段201、測定手段202及び送信手段203が行う動作である。ステップS35は記憶手段401が行う動作である。
その後、例えばユーザAが通信機器30についての紛失情報を要求するための操作を行うと、第1通信装置10がその操作を受け付け(ステップS41)、要求データをサーバ装置40に送信する(ステップS42)。サーバ装置40は、要求された紛失情報を構成する各データ(位置データや日時データなど)を第1通信装置10に送信し(ステップS43)、第1通信装置10は、受信したデータが示す紛失情報を表示する(ステップS44)。ステップS41及びS42は要求手段104が行う動作である。また、ステップS43は通知手段402が行う動作であり、ステップS44は表示手段105が行う動作である。
[1−5]実施形態による効果
本実施形態では、通信機器30の紛失状態を第1通信装置10が判定したときに測定された位置が紛失情報としてユーザAに提供される。ユーザAは、その紛失情報によって通信機器30を紛失したおおよその位置を知ることができるので、第1通信装置10が測定した位置を含む紛失情報なしに通信機器30を探す場合に比べて、通信機器30を発見する可能性を高めることができる。
また、本実施形態では、通信機器30のBT通信範囲まで通信機器30に近づいた第2通信装置20が測定した位置が紛失情報としてユーザAに提供される。これにより、図9(b)の例で示したように、通信機器30が持ち運ばれても、持ち運ばれた先の位置を知ることができて、通信機器30を発見する可能性を高めることができる。また、情報処理システム1においては、通信機器30は、識別データをくり返し発信するだけで、紛失状態の判定など、第1通信装置10が行うような動作を行う必要がない。このような本実施形態によれば、紛失された通信機器自身が例えば紛失状態を判断しなくてもその通信機器を見つけやすいようにすることができる。
[2]第2実施形態
本発明の第2実施形態について、以下、第1実施形態と異なる点を中心に説明する。第1実施形態では、第2通信装置の受信手段201が識別データを受信した場合に測定手段202が自装置の位置を測定したが、第2実施形態では、その識別データにより識別される通信機器30が紛失状態にある場合にのみ測定手段202が位置を測定する。
[2−1]機能構成
図11は、第2実施形態の第2通信装置及びサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。図11では、図6に示す各手段に加え、問合せ手段204を備える第2通信装置20aと、応答手段403を備えるサーバ装置40aとが示されている。本変形例の第2通信装置20aの受信手段201は、受信した識別データを問合せ手段204に供給する。
問合せ手段204は、識別データを受信手段201が受信すると、その識別データが紛失データに対応付けて記憶されているか否かの問合せをサーバ装置40aに行う手段である。具体的には、問合せ手段204は、受信手段201から識別データが供給されると、その識別データについての前述の問合せを示す問合せデータをサーバ装置40aに送信する。
応答手段403は、第2通信装置20aから問合せを受けた識別データが紛失データに対応付けて自装置の記憶手段401に記憶されている場合にその旨を第2通信装置20aに応答する手段である。具体的には、応答手段403は、問合せデータを受け取ると、記憶手段401に記憶されている識別データを参照し、問合せデータが示す識別データに対応付けられた紛失データが記憶されていれば、その旨を示す応答データを第2通信装置20aに送信する。
第2通信装置20aの測定手段202は、前述の問合せに対する応答がサーバ装置40aからあった場合に自装置の位置を測定する。具体的には、測定手段202は、サーバ装置40aから送信された応答データを受け取った場合に位置の測定を行う。第2通信装置20aの送信手段203は、前述の応答があった場合に測定された位置を示す位置データと、その応答に対応する問合せが行われた識別データとを対応付けてサーバ装置40aに送信する。記憶手段401は、その識別データに対応付けられた位置データを、その識別データに対応付けて記憶する。
第2通信装置は、紛失状態にある通信機器30からの識別データを受信するだけでなく、紛失状態にない通信機器30からの識別データを受信することもある。後者の場合、第2通信装置が位置の測定を行い、位置データ及び識別データがサーバ装置に送信され、サーバ装置がその識別データには紛失データが対応付けて記憶されていないので、両データを破棄するといった動作が行われることになる。つまり、この場合に測定された位置を示す位置データは記憶されずに無駄になる。本実施形態では、紛失状態の問合せに対して応答があった場合のみ位置の測定が行われる。つまり、識別データを受信した通信機器30が紛失状態であることを確認してから測定が行われるので、第2通信装置が測定した位置を示す位置データが必ずサーバ装置に記憶されるようにすることができる。言い換えれば、サーバ装置に位置データが記憶されないような場合には第2通信装置に無駄な位置の測定を行わせないようにすることができる。
[3]第3実施形態
本発明の第3実施形態について、以下、第1及び第2実施形態と異なる点を中心に説明する。第2実施形態では、第2通信装置がサーバ装置に対して問合せを行って紛失状態の有無を判断したが、第3実施形態では、サーバ装置が記憶しているデータを第2通信装置が予め取得して記憶しておき、記憶したデータに基づいて紛失状態の有無を判断する。
[3−1]機能構成
図12は、第3実施形態の第2通信装置及びサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。図12では、図6に示す各手段に加え、複製手段205を備える第2通信装置20bと、サーバ装置40とが示されている。複製手段205は、サーバ装置40の記憶手段401が記憶しているデータを複製して記憶する手段である。データの複製は、周知のレプリケーション技術を用いて行われればよい。複製手段205は、記憶手段401が記憶している全ての識別データ及びそれらの識別データに対応付けられているデータを全て複製してもよいし、それらの一部を複製してもよい。
以下では、一例として、複製手段205が、紛失データに対応付けて記憶されている識別データを複製して記憶する。このような複製方法を「第1複製方法」という。第1複製方法では、複製手段205が紛失データを複製しなくても、複製手段205が記憶している識別データはいずれも紛失データに対応付けられたデータを表すことになる。複製手段205は、例えば所定の時間の間隔(1日毎や1週間後となど)でデータの複製を行う。
測定手段202は、通信機器からの識別データを受信手段201が受信すると、その識別データを紛失データに対応付けられたデータとして自装置の複製手段205が記憶している場合に、自装置の位置を測定する。第1複製方法で複製が行われている場合には、測定手段202は、受信手段201から識別データが供給されると、複製手段205を参照し、供給された識別データが記憶されていれば、自装置の位置を測定する。
本実施形態では、第2通信装置が、紛失状態にある通信機器30からの識別データを受信したときにだけ位置の測定を行うので、第2実施形態と同様に、第2通信装置に無駄な位置の測定を行わせないようにすることができる。さらに、本実施形態では、第2通信装置に記憶された識別データを用いて紛失状態の確認を行うので、サーバ装置のような外部装置に記憶された識別データを用いる場合に比べて、紛失状態であることが早く確認でき、位置の測定も早く行われることになる。位置の測定が遅いと、その間に第2通信装置が移動してしまい、通信機器30から離れてしまうことがあるが、本実施形態では、前述のとおり位置の測定が早く行われるので、第2通信装置が測定した位置が、通信機器30により近い位置になりやすいようにすることができる。その結果、ユーザが通信機器30を発見する可能性を高めることもできる。
[3−2]別の複製方法
複製手段205は、第1複製方法とは異なる第2複製方法でデータを複製してもよい。第2複製方法では、複製手段205は、測定手段202が測定した位置と同じ領域に含まれる位置を示す位置データに対応付けて記憶手段401が記憶している識別データを複製して記憶する。この領域は、第2通信装置が普段所在する領域であり、ユーザBが活動する可能性の高い領域を表す。以下ではこの領域を「活動領域」という。複製手段205は、例えば、測定された位置を含む都道府県や市区町村などの領域を活動領域として用いる。また、複製手段205は、測定された位置を全て含む緯線及び経線で囲まれる四角形の領域を活動領域として用いてもよいし、それらを全て含む円形の領域を活動領域として用いてもよい。
第1実施形態で述べたように、記憶手段401は、通信機器30が紛失状態である場合に位置データを記憶し、通信機器30が紛失状態でなくなった場合にその位置データを削除するので、位置データに対応付けられている識別データは、紛失データにも対応付けられていることになる。つまり、複製手段205が第2複製方法で複製して記憶している識別データは、全て、紛失状態にある通信機器30を識別するデータとなる。よって、測定手段202は、第1複製方法の場合と同様に測定を行えばよい。
第2複製方法では、上述した活動領域に応じて複製対象(複製する識別データ)を限定している。例えば測定手段202の測定する位置が東京都(この場合の活動領域)内に限られている場合には、複製手段205は、東京都内の位置を示す位置データに対応付けられている識別データを複製して記憶する。これにより、位置に応じた複製対象の限定を行わない場合に比べて、第2通信装置が記憶する識別データの量(識別データの数及び全体でのサイズの両方)を少なくすることができる。
なお、第2複製方法では、例えば第2通信装置が活動領域の外で通信機器30からの識別データを受信すると、複製手段205はその通信機器30の識別データを複製していないため、紛失状態でないと判断して位置の測定を行わないという問題が起こり得る。そのため、活動領域は、測定された位置をぎりぎり含む領域とするのではなく、なるべく広めの領域とすることが望ましい。また、測定手段202により測定されていない領域であっても、ユーザの操作によりそのような領域を活動領域として含められるようにしてもよい。その場合、ユーザが自分の訪れそうな領域を予め登録しておくことで、前述の問題が起こりにくいようにすることができる。
[4]第4実施形態
本発明の第4実施形態について、以下、上記の各実施形態と異なる点を中心に説明する。上記の各実施形態では、測定された位置がそのまま紛失情報として提供されたが、第4実施形態では、複数の位置が測定されている場合に、それらの位置に基づいて算出された位置が紛失情報として提供される。
[4−1]機能構成
図13は、第4実施形態のサーバ装置の機能構成の一例を示す図である。図13では、図6に示す各手段に加え、算出手段404を備えるサーバ装置40cが示されている。算出手段404は、自装置の記憶手段401が識別データに対応付けて複数の位置データを記憶している場合に、それら複数の位置データが示す各位置に基づいて1つの位置を算出する手段である。
算出手段404は、例えば記憶手段401に識別データに対応付けて位置データが記憶されたことを契機に記憶手段401を参照し、その識別データに複数の位置データが対応付けられていれば、それら複数の位置データを読み出す。これら複数の位置データには、第1通信装置が測定した位置を示すものと第2通信装置が測定した位置を示すものとが含まれている。算出手段404は、読み出した複数の位置データがそれぞれ示す各位置の緯度及び経度の値の平均値をそれぞれ求めることで、求めた値を緯度及び経度とする1つの位置を算出する。算出手段404は、算出した算出位置データを記憶手段401に供給する。
記憶手段401は、供給された算出位置データを、複数の位置データと同じ識別データに対応付けて記憶する。通知手段402は、例えば、第1通信装置10から要求された識別データに対応付けられた各データとして、複数の位置データの代わりにまたはともに算出位置データを送信する。例えば通信機器30が紛失された場所にずっと残されていたとしても、第1及び第2通信装置が測定する位置は、BT範囲のどこかまたはそれを少し外れたところというようにばらつきがある。また、各通信装置が測定する位置自体も、誤差を含んでいる。そのようなばらつきや誤差も、測定された位置が多くなると、例えば上記のように平均をとったときに互いに相殺し合うことになり、通信機器30の実際の位置に近くなりやすい。本実施形態では、複数の位置から1つの位置を算出することで、より精度の高い位置を紛失情報として提供することができる。
なお、算出手段404は、平均値に限らず、例えば中央値を求めたり、加重平均を求めたりしてもよい。また、平均値から所定の距離(例えば10mや50m。通信機器30のBT通信が可能な距離としてもよい)以上離れた位置を異常値や外れ値として除いて再度平均値を求めてもよい。さらにその所定の距離を各位置の分散に応じた値(分散が大きいほど大きな値にする)としてもよい。このように、算出手段404は、1つの位置の算出に様々な方法を用いてもよく、望ましくは、例えば通信機器30の位置が分かっている状態で第2通信装置が位置を測定する実験を行い、通信機器30の実際の位置により近い位置が算出される方法を見つけて用いるとよい。
[4−2]無線通信の状態を考慮した算出
算出手段404は、第1及び第2通信装置の測定手段(102及び202)が位置を測定する際の無線通信の状態を考慮して1つの位置を算出してもよい。以下では、上述したGPSの技術に加え、BT通信や無線LAN(Local Area Network)の通信などの無線通信を利用して測定手段が位置を測定する場合を説明する。この測定方法は、無線通信を行う無線通信装置が多数設置されている場所で行われる。それらの無線通信装置は、上述したBT通信のように、通信を開始させるための通信開始データをくり返し発信している。その通信開始データには、それを発信する無線通信装置の位置を示すデータが含まれている。このデータを以下では「装置位置データ」という。
第1及び第2通信装置の測定手段は、そのような通信開始データを受信すると、その受信強度と、受信した通信開始データに含まれる装置位置データが示す装置位置と、GPSで測定した位置(以下「GPS位置」という)とに基づいて自装置の位置を算出する。例えば装置位置が1つであれば、測定手段202は、その装置位置を中心とし、受信強度から求められる距離を半径とした円周上の位置のうち、GPS位置に最も近い位置を自装置の位置として算出する。また、装置位置が2つ以上であれば、測定手段202は、各装置位置を中心とし、各受信強度から求められる距離を半径とした円が重なる領域のうちGPS位置に最も近い位置を自装置の位置として測定する。測定された位置を以下では「測定位置」という。
第1及び第2通信装置の送信手段は、自装置の測定手段が位置を測定したとき、すなわち識別データの受信時の自装置の無線通信の状態を示す状態データと、その位置を示す位置データとを対応付けてサーバ装置40cに送信する。無線通信の状態は、例えば、自装置が受信した通信開始データに含まれる装置位置データが示す装置位置、すなわち自装置と無線通信を行うことが可能な全ての無線通信装置の位置によって表される。その具体例を図14を参照して説明する。
図14は、無線通信の状態を説明するための図である。図14では、通信機器30の周囲に「BT1」〜「BT3」という3台のBT通信装置が設置されている。通信機器30のBT通信範囲C1に示された第2通信装置20A、20B及び20Cは、それらの第2通信装置が通信機器30の識別データを受信して位置の測定を行ったときにそれぞれ所在していた位置を示している。それらの位置において、第2通信装置20Aは、BT1とBT通信が可能な状態となっており、第2通信装置20B及び20Cは、BT2及びBT3とBT通信が可能な状態となっている。この場合、第2通信装置20Aの状態データは、BT1の装置位置を示す装置位置データとなり、第2通信装置20B及び20Cの状態データは、BT2及びBT3の装置位置を示す装置位置データとなる。
サーバ装置40cの算出手段404は、複数の位置データが示す各位置と、それらの位置データに対応付けられている状態データの示す無線通信の状態とに基づいて1つの位置を算出する。算出手段404は、例えば、無線通信の状態から各位置の誤差の大きさを判断し、誤差が小さい位置ほど重みを大きくした加重平均を求めて1つの位置を算出する。この算出方法について、図14の例で説明する。
無線通信の状態が共通する第2通信装置20B及び20Cの間の距離(これを「状態共通距離」という)は、状態が共通しない第2通信装置20A及び20Bの距離や20A及び20Cの距離(これを「状態非共通距離」という)よりも短い可能性が高い。そこで、算出手段404は、例えば、第2通信装置20Bの状態共通距離(20Cとの距離)が状態非共通距離(20Aとの距離)よりも長ければ、第2通信装置20Bが測定した位置の誤差が大きいものと判断し、加重平均における重みを小さくする。また、算出手段404は、例えば第2通信装置20Cの状態共通距離(20Bとの距離)が状態非共通距離(20Aとの距離)よりも短い場合には、第2通信装置20Cが測定した位置の誤差は小さいものと判断し、加重平均における重みを大きくする。
以上のとおり無線通信の状態にも基づいて1つの位置を算出することで、無線通信の状態を用いない場合に比べて、測定された位置の誤差をより正確に判断することができ、その結果、通信機器30が実際に所在する位置に近い1つの位置を算出しやすくすることができる。なお、状態データにより状態が示された無線通信は、位置の測定に用いられていなくてもよい。この場合でも、測定手段が、自装置の測定手段がGPS位置を測定したときの無線通信の状態を示す状態データと、その位置を示す位置データとを対応付けてサーバ装置40cに送信すればよい。
[4−3]無線通信の受信能力を考慮した算出
上述した無線通信を利用した位置の測定が行われる場合、第1及び第2通信装置の無線通信の受信能力によって、測定される位置の精度が左右される。ここでいう受信能力とは、電波を受信してデータを取り出す能力をいう。受信能力は、例えば、受信感度や分離能力などによって表される。受信感度は、受信可能な電波の強さを表す指標であり、受信感度が高いほど弱い電波でも受信可能であることを表す。分離能力は、受信した電波からノイズや他の無線通信の信号を分離する能力である。
図15は、第4実施形態のサーバ装置の機能構成の別の一例を示す図である。図15では、図13に示す各手段に加え、取得手段405を備えるサーバ装置40dが示されている。この例では、通信装置の測定手段が、無線通信を行う無線通信装置から受け取った無線通信データを用いて自装置の位置を測定する。無線通信データとは、例えば上述した装置データである。また、ここでいう通信装置とは、第1及び第2通信装置のいずれかまたは両方の通信装置のことである。以下単に「通信装置」と言った場合には、そのような通信装置を表すものとする。
取得手段405は、通信装置の無線通信に関するハードウェアの仕様を示す仕様データを取得する手段である。以下では、取得手段405が、仕様データとして、前述した受信能力のうち受信感度をdBm(デシベル毎メートル)等の単位で表したデータを取得する場合を説明する。この場合、例えば、通信装置の送信手段が、位置データを送信する際に自装置の仕様データを送信し、取得手段405は、仕様データを取得する。
なお、取得手段405は、例えば通信装置の型式及びモデルと仕様データとを対応付けた仕様テーブルを記憶しておき、通信装置がそれらの型式及びモデルを示す型式データを送信することで、受信した型式データが示す型式及びモデルに仕様テーブルにおいて対応付けられた仕様データを取得してもよい。また、型式及びモデルに代えて識別データと仕様データとを対応付けた仕様テーブルが用いられてもよい。この場合、取得手段405は、位置データに対応付けて送信された識別データに仕様テーブルで対応付けられた仕様データを取得する。取得手段405は、取得した仕様データを算出手段404に供給する。
算出手段404は、複数の通信装置から送信された位置データが示す位置と、それら複数の通信装置について取得された仕様データが示す仕様とに基づいて、1つの位置を算出する。算出手段404は、この例では、取得された仕様データが示す仕様、すなわち受信感度が高いほど位置の誤差が小さいと判断し、誤差が小さい位置ほど重みを大きくした加重平均を求めて1つの位置を算出する。通信装置の受信感度が高いほど弱い電波でも受信可能なため、例えば受信感度が高い通信装置と低い通信装置が同じ位置に所在していても、受信感度が高い方が多くの無線通信装置と無線通信を行うことができて位置の精度が高くなりやすい。以上のとおり通信装置の無線通信に関するハードウェアの仕様にも基づいて1つの位置を算出することで、その仕様を用いない場合に比べて、測定された位置の誤差をより正確に判断することができ、その結果、通信機器30が実際に所在する位置に近い1つの位置を算出しやすくすることができる。
[5]変形例
上述した各実施形態は、それぞれが本発明の実施の一例に過ぎず、以下のように変形させてもよい。また、上述した各実施形態及び以下に示す各変形例は、必要に応じて組み合わせて実施してもよい。
[5−1]紛失情報のプッシュ通知
サーバ装置の通知手段402は、実施形態では、第1通信装置からの要求があった場合に紛失情報を通知するといういわゆるプル型の通知を行ったが、第1通信装置からの要求がなくても通知するといういわゆるプッシュ型の通知(以下「プッシュ通知」という)を行ってもよい。通知手段402は、例えば、定期的(1日毎など)に紛失情報を通知してもよいし、第2通信装置から位置データが送信されてきて紛失情報が更新される度に通知してもよい。これにより、ユーザが紛失情報を要求する操作を行わなくても、紛失情報をユーザに提供することができる。
[5−2]プッシュ通知の強制表示
第1通信装置の表示手段105は、実施形態では、サーバ装置から紛失情報を示すデータを受信したら必ずその紛失情報を表示したが、前述したようなプッシュ通知が行われる場合、第1通信装置においてプッシュ通知の表示を禁止するという設定がされている場合がある。一方で、通信機器30が第三者によって持ち運ばれるというような重大な事態が生じたときには、ユーザに確実に通知されることが望ましい。本変形例では、そのような状況では、プッシュ通知を強制的に第1通信装置に表示させる。
図16は、本変形例のサーバ装置及び第1通信装置の機能構成の一例を示す図である。図16では、図6と同様の各手段を備える第1通信装置10eと、図6に示す各手段に加え、第2通知手段406を備えるサーバ装置40eとが示されている。この例では、サーバ装置40eの通知手段402(本発明の「第1通知手段」の一例)が、紛失データと対応付けて記憶手段401に記憶されている位置データが示す位置を、その紛失データが記憶されたときに識別データを送信してきた第1通信装置に通知する。通知手段402は、この通知を、前述したプッシュ型で行う。以下ではこの通知を「第1の通知」という。
また、第2通知手段406は、第1通信装置から送信された位置データが示す第1位置と、第2通信装置から送信された位置データが示す第2位置とが所定の距離(例えば100mや500mなど)以上離れた場合に、その旨を第1通信装置に通知する手段である。以下ではこの通知を「第2の通知」という。第2通知手段406は、例えば、第2通知装置から互いに対応付けられた位置データ及び識別データを受信する度に、その位置データが示す位置と、その位置データに対応付けられている識別データに対応付けて記憶手段401に記憶されている位置データのうち第1通信装置から送信された位置データが示す位置との距離を求める。第2通知手段406は、求めた距離が予め記憶していた所定の距離以上であった場合に、第2の通知を行うための通知データを生成して第1通信装置に送信する。
第1通信装置10eの表示手段105は、サーバ装置40eから通知される位置の表示を禁止する設定がされている状態(以下「禁止状態」という)では、サーバ装置40eから前述した第2の通知が行われない限り表示を行わない一方、その第2の通知が行われた場合には、禁止状態であっても、サーバ装置40eから通知された位置を表示する。これにより、例えば図9(b)に示すような通信機器30の位置が表示される。図9(b)の例では、第1通信装置から送信された位置データが示す位置を示すB1と、第2通信装置から送信された位置データが示す位置を示すB2との距離が所定の距離以上となっているものとする。
上述した第2の通知がされるということは、通信機器30が最初に紛失された位置から第三者によって持ち運ばれた可能性が高いことを表す。本変形例では、第1通信装置においてプッシュ通知が禁止されている状態であっても、そのように通信機器30が第三者によって持ち運ばれた可能性が高いときにはプッシュ通知を強制的に表示させることで、その旨をユーザに迅速に伝えることができる。
[5−3]処理の依頼
第1通信装置が通信機器30の紛失状態を判定した場合に、近辺に所在する第2通信装置に対して通信機器30の紛失情報を収集するための処理が依頼されてもよい。
図17は、本変形例のサーバ装置及び第2通信装置の機能構成の一例を示す図である。図17では、図12と同様の各手段を備える第2通信装置20fと、図6に示す各手段に加え、依頼手段407を備えるサーバ装置40fとが示されている。この例では、第2通信装置20fの測定手段202が、例えば所定の時間の間隔(1分毎など)で繰り返し自装置の位置の測定を行い、送信手段203が、測定手段202が位置を測定する度にその位置を示す位置データをサーバ装置40fに送信する。
依頼手段407は、第2通信装置20fに、紛失状態であることを第1通信装置が判定した通信機器30の位置を示す位置データを自装置の記憶手段401に記憶させるための処理(以下「記憶処理」という)を依頼する手段である。より詳細には、依頼手段407は、第1通信装置から送信された位置データが示す位置と同じ領域に含まれる位置を示す位置データを送信してきた第2通信装置20fに対して記憶処理を依頼する。依頼手段407は、例えば、そのような第2通信装置20fに対して、第1通信装置から位置データに対応付けて送信された識別データを複製して記憶するという処理を記憶処理として依頼することを示す依頼データを送信する。
第2通信装置20fは、依頼データを受け取ると、その依頼データが示す識別データを記憶手段401から複製して記憶する。これにより、通信機器30の紛失状態を判定した第1通信装置と同じ領域に所在する第2通信装置20fにはその通信機器30の識別データが記憶されるので、その通信機器30が発信した識別データを受信した場合に、位置の測定及び位置データの送信を行うことになる。このように、本変形例によれば、紛失状態となった通信機器30の近辺に所在する第2通信装置がその通信機器30の位置を測定しやすくなり、通信機器30の紛失情報がユーザに提供されやすくなる。その結果、ユーザが通信機器30を発見しやすいようにすることができる。
なお、依頼手段407は、記憶処理の他にまたは代えて、ユーザに通信機器30が紛失状態になったことを伝えるメッセージを表示する表示処理を依頼してもよい。これにより、第2通信装置を使用するユーザは、近辺で通信機器30が紛失されたことを認識することができ、自分の目で通信機器30を発見する可能性を高めることができる。また、依頼手段407は、他にも、第2通信装置で測定手段202による位置の測定を禁止する設定が可能な場合に、位置の測定を可能とする設定にすることを伝えるメッセージを表示する表示処理を依頼してもよい。これにより、第2通信装置が識別データを受信しても位置の測定がされないということが起こりにくいようにすることができる。さらに、位置を測定した第2通信装置に対して、測定のお礼を述べるメッセージを表示する表示処理を依頼してもよい。
[5−4]個人データ
サーバ装置の記憶手段401は、通信機器30の識別データに対応付けて、例えば通信機器30の持ち主であるユーザの個人データを記憶してもよい。個人データは、例えばユーザの氏名、電話番号、電子メールのアドレス、SNS(Social Networking Service)のアカウントなどである。これらの個人情報は、通信機器30の識別データとともに登録されたり、あとからユーザの操作により登録されたりする。例えば、上述した依頼手段407が、第2通信装置に対して記憶処理を依頼する際に、個人データの表示も依頼してもよい。これにより、第2通信装置のユーザが紛失された通信機器30を見つけた場合に、紛失したユーザにその旨を連絡しやすいようにすることができる。
[5−5]測定手段
第1及び第2通信装置の各測定手段は、上記以外の方法で自装置の位置を測定してもよい。測定手段は、例えば、移動体通信の基地局との通信を利用した周知の基地局測位を行ってもよいし、ユーザの操作に応じた測位を行ってもよい。ここでいうユーザの操作とは、地名や施設名などを入力する操作や地図を表示させてその地図上の位置を示す操作などである。
[5−6]判定手段
第1通信装置の判定手段101は、上記以外の方法で紛失状態を判定してもよい。判定手段101は、例えば、ユーザの操作に応じて紛失状態を判定する。その場合、ユーザが紛失状態に気付いたときに、紛失したと思われるおよその時刻を入力する操作を行うことで、入力された時刻に紛失状態の判定が行われたものとしてもよい。そうすることで、例えば測定手段102が所定の時間間隔(1分毎など)で位置を測定して測定した時刻に対応付けて記憶するようにしておき、ユーザが入力した時刻に対応付けて記憶した位置を、通信機器30が紛失状態であると判定手段101が判定を行ったときの自装置の位置として測定するようにしてもよい。これにより、ユーザが紛失状態を判定する操作を紛失後すぐに行わなかった場合でも、紛失した位置により近い位置が測定されることになる。
本技術は、上述した情報処理システムやサーバ装置、第1通信装置、第2通信装置、携帯端末として捉えられる。また、他にも、これらのシステムや装置が実施する処理を実現するための情報処理方法としても捉えられる。
要するに、本技術に係るサーバ装置は、第1通信装置および1以上の第2通信装置と通信を行う通信部と、紛失状態にある携帯端末の識別データを前記第1通信装置から取得すると、当該識別データを登録する登録部と、前記1以上の第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが当該第2通信装置にて受信された時の当該第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、当該識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部とを備えていればよい。出力先としては、第1通信装置、前記一以上の第2通信装置のほか、サーバ内の記憶装置であってもよいし、その他の装置でもよい。また、位置データの出力は、装置から要求を受信した場合に実行されてもよいし、サーバ装置が当該出力のタイミングを決定してもよい。
また、本発明は、これらの装置のようなコンピュータを、上記の各装置を機能させるためのプログラムとしても捉えられるものである。これらのプログラムは、それを記憶させた光ディスク等の記録媒体の形態で提供されたり、インターネット等のネットワークを介して、コンピュータにダウンロードさせ、それをインストールして利用可能にするなどの形態でも提供されたりするものであってもよい。
本発明は、一の態様において、第1通信装置および第2通信装置と通信を行う通信部と、紛失状態にある携帯端末の識別データを前記第1通信装置から取得すると、当該識別データを登録する登録部と、前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、当該識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部と、前記第1通信装置から取得した位置データが示す第1位置と、前記第2通信装置から受信した位置データが示す第2位置とが所定の距離以上離れた場合に、前記第1通信装置に通知する通知部とを備えるサーバ装置を提供する。
本発明は、他の観点において、サーバ装置と第2通信装置とを備え、前記サーバ装置は、第1通信装置および前記第2通信装置と通信を行う通信部と、前記第1通信装置から、紛失状態にある携帯端末の識別データを取得すると、該取得した識別データを登録する登録部と、前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、該取得した識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部と、前記第2通信装置からの問合せ要求に応じて、識別データが前記サーバ装置に登録されたものか否かを前記第2通信装置に返答する応答部とを備え、前記第2通信装置は、前記サーバ装置から取得した識別データに対応付けられている位置データが示す位置と、該測定された前記第2通信装置の位置とが同一の領域に属する場合に、当該識別データを記憶する記憶部と、前記第2通信装置の位置を測定する測定部と、前記携帯端末から前記識別データを取得する取得部と、該取得した識別データが前記記憶部に記憶されている場合、当該識別データを受信した時の前記第2通信装置の位置を当該識別データと対応付けて前記サーバ装置に送信する送信部とを有する情報処理システムを提供する

Claims (10)

  1. 第1通信装置および第2通信装置と通信を行う通信部と、
    紛失状態にある携帯端末の識別データを前記第1通信装置から取得すると、当該識別データを登録する登録部と、
    前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、当該識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部と
    を備えるサーバ装置。
  2. 前記出力部は、更に、前記携帯端末が紛失状態になった時の前記第1通信装置の位置を示す位置データと前記識別データとを前記第1通信装置から取得して出力する
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記識別データに対して複数の位置データが対応付けて登録されている場合、当該複数の位置データに基づいて1つの位置を算出する算出部をさらに備える
    請求項1または2に記載のサーバ装置。
  4. 前記第2通信装置から、前記識別データの受信時の無線通信の状態を示す状態データを前記位置データに対応付けて複数回取得した場合、前記算出部は、各位置データが示す位置と対応する状態データが示す無線通信の状態とに基づいて、前記1つの位置を算出する
    請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記第1通信装置及び前記第2通信装置の少なくともいずれか一方が無線通信によって位置を測定する場合に、当該無線通信に関するハードウェアの仕様を示す仕様データを取得する取得部をさらに備え、
    前記算出部は、前記仕様データが示す仕様に基づいて前記1つの位置を算出する、
    請求項3または4に記載のサーバ装置。
  6. 前記第2通信装置が前記第1通信装置と同一の領域に属する場合、前記第2通信装置に対し、前記識別データを前記第2通信装置に通知し、当該識別データが前記第2通信装置にて受信された場合に当該識別データと前記第2通信装置の位置データとを前記サーバ装置へ送信するように依頼する依頼部をさらに備える、
    請求項1ないし5のいずれか1項に記載のサーバ装置。
  7. サーバ装置と第1通信装置とを備え、
    前記サーバ装置は、
    前記第1通信装置および第2通信装置と通信を行う通信部と、
    前記第1通信装置から、紛失状態にある携帯端末の識別データを取得すると、該取得した識別データを登録する登録部と、
    前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、該取得した識別データが登録されている場合、当該位置データを前記第1通信装置に出力する出力部と
    前記第1通信装置から取得した位置データが示す第1位置と、前記第2通信装置から受信した位置データが示す第2位置とが所定の距離以上離れた場合に、前記第1通信装置に通知する通知部と
    を備え、
    前記第1通信装置は、
    前記第1通信装置の位置を測定する測定部と、
    前記携帯端末が紛失状態であるか否かを判定する判定部と、
    前記携帯端末が紛失状態であると判定された場合に、当該識別データと前記第1通信装置の位置とを対応付けて前記サーバ装置に送信する送信部と、
    前記サーバ装置から受信した情報を表示するか否かを設定する設定部と、
    前記設定部における設定内容に関わらず、前記サーバ装置から前記通知を受信した場合は当該通知を表示する表示部と
    を有する
    情報処理システム。
  8. サーバ装置と第2通信装置とを備え、
    前記サーバ装置は、
    第1通信装置および前記第2通信装置と通信を行う通信部と、
    前記第1通信装置から、紛失状態にある携帯端末の識別データを取得すると、該取得した識別データを登録する登録部と、
    前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、該取得した識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部と、
    前記第2通信装置からの問合せ要求に応じて、識別データが前記サーバ装置に登録されたものか否かを前記第2通信装置に返答する応答部と
    を備え、
    前記第2通信装置は、
    前記携帯端末から発信された識別データを受信する受信部と、
    該受信した識別データについて前記サーバ装置に問い合わせる問合せ部と、
    前記第2通信装置の位置を測定する測定部と、
    前記サーバ装置から前記識別データが登録されているとの返答を受信した場合、前記識別データを受信した時の前記第2通信装置の位置を当該識別データと対応付けて前記サーバ装置に送信する送信部と
    を有する
    情報処理システム。
  9. サーバ装置と第2通信装置とを備え、
    前記サーバ装置は、
    第1通信装置および前記第2通信装置と通信を行う通信部と、
    前記第1通信装置から、紛失状態にある携帯端末の識別データを取得すると、該取得した識別データを登録する登録部と、
    前記第2通信装置から、前記携帯端末から発信された前記識別データが前記第2通信装置にて受信された時の前記第2通信装置の位置を示す位置データと当該識別データとを取得すると、該取得した識別データが登録されている場合、当該位置データを出力する出力部と、
    前記第2通信装置からの問合せ要求に応じて、識別データが前記サーバ装置に登録されたものか否かを前記第2通信装置に返答する応答部と
    を備え、
    前記第2通信装置は、
    前記サーバか装置から取得した識別データを記憶する記憶部と、
    前記第2通信装置の位置を測定する測定部と、
    前記携帯端末から前記識別データを取得する取得部と、
    該取得した識別データが前記記憶部に記憶されている場合、当該当該識別データを受信した時の前記第2通信装置の位置を当該識別データと対応付けて前記サーバ装置に送信する送信部と
    を有する
    情報処理システム。
  10. 前記記憶部は、前記サーバ装置から取得した識別データに対応付けられている位置データが示す位置と、該測定された前記第2通信装置の位置とが同一の領域に属する場合に、当該識別データを記憶する、
    請求項9に記載の情報処理システム。
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