JPWO2015137282A1 - ミラーコートレンズ - Google Patents

ミラーコートレンズ Download PDF

Info

Publication number
JPWO2015137282A1
JPWO2015137282A1 JP2016507734A JP2016507734A JPWO2015137282A1 JP WO2015137282 A1 JPWO2015137282 A1 JP WO2015137282A1 JP 2016507734 A JP2016507734 A JP 2016507734A JP 2016507734 A JP2016507734 A JP 2016507734A JP WO2015137282 A1 JPWO2015137282 A1 JP WO2015137282A1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
refractive index
lens
index layer
mirror
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016507734A
Other languages
English (en)
Inventor
栄作 岩崎
栄作 岩崎
足立 誠
誠 足立
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoya Lens Thailand Ltd
Original Assignee
Hoya Lens Thailand Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoya Lens Thailand Ltd filed Critical Hoya Lens Thailand Ltd
Publication of JPWO2015137282A1 publication Critical patent/JPWO2015137282A1/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C7/00Optical parts
    • G02C7/10Filters, e.g. for facilitating adaptation of the eyes to the dark; Sunglasses
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/111Anti-reflection coatings using layers comprising organic materials
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B1/00Optical elements characterised by the material of which they are made; Optical coatings for optical elements
    • G02B1/10Optical coatings produced by application to, or surface treatment of, optical elements
    • G02B1/11Anti-reflection coatings
    • G02B1/113Anti-reflection coatings using inorganic layer materials only
    • G02B1/115Multilayers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/0018Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00 with means for preventing ghost images
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/26Reflecting filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B5/00Optical elements other than lenses
    • G02B5/20Filters
    • G02B5/28Interference filters
    • G02B5/283Interference filters designed for the ultraviolet
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02CSPECTACLES; SUNGLASSES OR GOGGLES INSOFAR AS THEY HAVE THE SAME FEATURES AS SPECTACLES; CONTACT LENSES
    • G02C2202/00Generic optical aspects applicable to one or more of the subgroups of G02C7/00
    • G02C2202/16Laminated or compound lenses

Abstract

高い透過率を有し、フレア現象及びゴースト現象を抑制できる、ミラーコートレンズを提供する。レンズ基材と、前記レンズ基材の表面に、低屈折率層、高屈折率層、及び金属層を有する機能膜(C1)と、前記レンズ基材の裏面に、低屈折率層、高屈折率層を有する機能膜(C2)と、を備えるミラーコートレンズであって、前記表面側の視感反射率が3〜30%であり、前記眼鏡レンズの透過率が55〜80%であり、前記裏面側の視感反射率が0.1〜9%である、ミラーコートレンズ。

Description

本発明は、表面及び裏面に機能膜を有するミラーコートレンズに関し、特に眼鏡に用いられるミラーコートレンズに関する。
一般的に種々のサングラスが市販されているが、中には表面にミラーコートして金属光沢を有する眼鏡レンズを用いたサングラスがある。この眼鏡レンズは、レンズ表面の凸面は反射増加効果を有し、さらに設けられた金属層による光吸収特性を有する。このため、当該眼鏡レンズを有するサングラスを装用すると、装用者からは景色を見ることができるが、外部からは凸面側の加工により鏡的な機能を有するため装用者の人眼が視認しにくくなる。
特許文献1では、プラスチック製ミラーコートレンズにおいて、レンズ凸面の反射増加効果を損なわず、レンズ凹面の反射防止効果を高め、さらには、視感透過率を向上させたプラスチック製ミラーコートレンズとして、凸面が反射増加効果を有し、凹面が反射防止効果を有するレンズであって、該機能膜が該プラスチック基板の表面から順に特定の第1層〜第7層が積層された膜を有するプラスチック製ミラーコートレンズが提案されている。
特許文献2では、裏面反射を感じない装用感の優れたミラーコート付きサングラスに関し、レンズを着色することにより、透明な誘電体によるミラーコートのレンズの裏側への反射を少なくし、ミラーコートが特定波長のみ反射する場合でも装用時の色バランスを見やすい物にすることができることを見出して、染料および/または顔料を用いて着色した合成樹脂製レンズの凸面に誘電体多層膜からなるミラーコートを、凹面に誘電体多層膜からなる反射防止膜を被覆したミラーコート付きサングラスが提案されている。
特許文献3では、近赤外線の広い波長域における熱線カット作用を奏して、目(眼)の保護の観点から望ましく、また、酷暑等における熱線カットによる涼感も得られる光学要素(例えば、眼鏡レンズ)として、透明基材の少なくとも一面に膜構成が多層の無機蒸着膜を備えた光学要素であって、前記無機蒸着膜が、前記透明基材の表面側から順に熱線カット複合層および光学複合層を備え、前記熱線カット複合層が、周期表10族の群から選択される1種以上の金属元素からなる又は該金属元素を基とする金属層と該金属層の上下に隣接してチタニア(複合酸化物を含む。)からなる接着層とで構成されている光学要素が提案されている。
特開2005−292204号公報 特開2000−66149号公報 特開2013−011711号公報
特許文献1〜3に示される従来のミラーコートレンズでは、透過率が低く、装用者からの視界の明瞭さに課題を有していた。近年、スポーツグラスや、ファッション用途において、装用者の視界の明瞭さを重視するため、透過率の高いミラーコートレンズの要望があった。一方、ミラーコートレンズの透過率を高めるために、表面に形成されたミラーコートの金属層を薄くすることが考えられるが、その場合、透過率は高まるもののギラツキが目立つ、フレア現象及びゴースト現象が生じるといった問題が生じることがわかった。一方、裏面側から観察して、表面に形成された膜の反射を抑えるためには、レンズ基材に吸収特性(染色等)を持たせればよいが、その場合透過率が大きく下がってしまう欠点がある。
そこで本発明は、高い透過率を有し、フレア現象及びゴースト現象を抑制できる、ミラーコートレンズを提供することを課題とする。
上記課題に関し、レンズ基材表面側の機能膜(C1)により、表面側の視感反射率及び視感透過率を調整し、レンズ基材裏面側の機能膜(C2)により、裏面側の視感反射率を低下させることで、上記のフレア現象及びゴースト現象を抑制できることが見出され、本発明は完成されるに至った。
すなわち、本発明は、以下の[1]〜[6]に関する。
[1] レンズ基材と、
前記レンズ基材の表面に、低屈折率層、高屈折率層、及び金属層を有する機能膜(C1)と、
前記レンズ基材の裏面に、低屈折率層、及び高屈折率層を有する機能膜(C2)と、を備えるミラーコートレンズであって、
前記表面側の視感反射率が3〜30%であり、
前記ミラーコートレンズの視感透過率が55〜80%であり、
前記裏面側の視感反射率0.1〜9%である、ミラーコートレンズ。
[2] 前記金属層に含まれる金属種が、Cr、Ta、Nb、Ti及びZrの中から選ばれる少なくとも一種である、[1]に記載のミラーコートレンズ。
[3] 前記機能膜(C1)の金属層の視感透過率の総計が、60〜90%である、[1]又は[2]に記載のミラーコートレンズ。
[4] 波長380〜780nmにおける裏面側の反射光の最大反射率が15%以下である、[1]〜[3]のいずれかに記載のミラーコートレンズ。
[5] 表面側の反射光の主波長が380nm〜600nmにあり、
前記主波長における最大反射率Rtと、波長380nm〜780nmにおける表面の反射光の最小反射率Rbとの差(Rt−Rb)が8%以上である、[1]〜[4]のいずれかに記載のミラーコートレンズ。
[6] 前記表面側のブルー光カット率が10〜60%である、[1]〜[5]のいずれかに記載のミラーコートレンズ。
本発明によれば、高い透過率を有し、フレア現象及びゴースト現象を抑制できる、ミラーコートレンズを提供することができる。
本発明のミラーコートレンズは、レンズ基材と、前記レンズ基材の表面に、低屈折率層、高屈折率層、及び金属層を有する機能膜(C1)と、前記レンズ基材の裏面に、低屈折率層、高屈折率層を有する機能膜(C2)と、を備える。機能膜(C1)に、金属層を有するため表面が鏡面的な反射特性を示すミラーコートレンズとすることができる。
本明細書において、レンズ基材の「裏面」は、装用者の眼球側に配置される面を意味し、レンズ基材の「表面」は、前記裏面の反対側の面を意味する。より具体的には凸面と凹面を有するレンズの場合、表面は凸面を意味し、裏面は凹面を意味する。
本発明のミラーコートレンズは、外部から視認した場合に、表面が鏡面的な反射特性を示すようにするため、前記表面側の視感反射率が3〜30%である。表面側の視感反射率は、好ましくは5〜25%、より好ましくは5.0〜18.0%、更に好ましくは7.0〜9.5%である。
上記視感反射率は、機能膜(C1)の金属層の膜厚、並びに、低屈折率層及び高屈折率層の屈折率を考慮して、適宜膜厚を変更することで、得られる。表面側の視感反射率は、実施例に記載の測定方法による。
本発明のミラーコートレンズは、装用者の視界を明瞭にするため、前記ミラーコートレンズの視感透過率が55〜80%である。ミラーコートレンズの視感透過率は、好ましくは58〜80%、より好ましくは60〜80%、更に好ましくは67〜79%である。
上記視感透過率は、機能膜(C1)の金属層の膜厚、並びに、低屈折率層及び高屈折率層の屈折率を考慮して、適宜膜厚を変更することで、得られる。視感透過率は、実施例に記載の測定方法による。
本発明のミラーコートレンズは、フレア現象及びゴースト現象を抑制するため、前記レンズ基材の裏面側の視感反射率が0.1〜9%である。レンズ基材の裏面側の視感反射率は、好ましくは0.5〜8.0%、より好ましくは1.0〜7.0%、更に好ましくは1.6〜5.0%である。
上記視感反射率は、機能膜(C1)の金属層の膜厚、並びに、機能膜(C2)の低屈折率層及び高屈折率層の屈折率を考慮して、適宜膜厚を変更することで得られる。色材等の光吸収材を用いて光吸収特性を調整することも考えられるが、裏面側の視感反射率が前記範囲となるように機能層(C2)の層構成を調整することで、光吸収材の使用を回避できるため、ミラーレンズの視感透過率を高めることができる。
視感反射率は、実施例に記載の測定方法による。
ミラーコートレンズの表面側の視感反射率と裏面側の視感反射率との差(表面側‐裏面側)が、外部から装着者の人眼を見にくく、装用者からは外部の景色を見やすくする効果を高めるため、好ましくは0%以上である。当該差(表面側‐裏面側)は、前述の効果を更に高めるため、より好ましくは3%以上、更に好ましくは5%以上である。また当該差は、好ましくは25%以下、より好ましくは20%以下、更に好ましくは15%以下である。
ミラーコートレンズの表面側のブルー光カット率は、装用者の眼の保護のため、好ましくは10〜60%、より好ましくは30〜55%、更に好ましくは40〜55%である。表面側のブルー光カット率は実施例に記載の方法による。
以上のように、本発明によれば、表面側の視感反射率、ミラーコートレンズの視感透過率、及び裏面側の視感反射率が所定範囲であることで、高い透過率を有し、フレア現象及びゴースト現象が抑制されたミラーレンズを得ることができる。ミラーレンズの透過率を高めることにより、強調されるフレア現象及びゴースト現象を抑制することが可能となる。
(反射光の色)
本発明のミラーコートレンズは、好ましくは、表面側の反射光の主波長が380nm〜600nmであり、かつ、前記主波長における最大反射率Rtと、波長380nm〜780nmにおける表面の反射光の最小反射率Rbとの差(Rt−Rb)(以下、単に「(Rt−Rb)値」ともいう)が8%以上である。このような構成を有することで、表面側において有色の反射光を得ることができる。
前記表面側の反射光の主波長を調整することで得られる色を調整することができる。主波長とは、CIE表色系で定義されている三刺激値から求められる波長で、JIS Z 8701、国際規格ISO7724に規定されている。なお、本発明において「主波長」は、実施例において示された主波長の測定方法により得られた値とみなす。
また、(Rt−Rb)値は、当該色の視認性を高める観点から、より好ましくは9%以上、更に好ましくは10%以上である。また(Rt−Rb)値は、好ましくは90%以下、より好ましくは50%以下である。
上記視感反射率は、機能膜(C1)の低屈折率層及び高屈折率層の屈折率を考慮して、適宜膜厚を変更することで得られる。当該主波長、及び(Rt−Rb)値は、実施例に記載の測定方法による。
また本発明のミラーコートレンズは、好ましくは、波長380〜780nmにおける裏面側の反射光の最大反射率が15%以下である。すなわち上記の波長380〜780nmの可視光領域における最大反射率が15%以下であることで、反射光に目立った波長のピークをなくすことができ、裏面側の反射光を無色にすることができる。当該最大反射率は、より好ましくは10%以下、更に好ましくは8%以下であり、通常1%以上である。
上記視感反射率は、機能膜(C2)の低屈折率層及び高屈折率層の屈折率を考慮して、適宜膜厚を変更することで得られる。当該最大反射率は、実施例に記載の測定方法による。
[機能膜(C1)]
機能膜(C1)は、表面に設けられ、低屈折率層(C1a)、高屈折率層(C1b)、及び金属層(C1c)を有する。
機能膜(C1)は、好ましくは、低屈折率層(C1a)と高屈折率層(C1b)が交互に配置され、その間に金属層(C1c)が1層以上配置されている。金属層(C1c)を配置することで、例えば反射増幅作用が得られ、眼鏡レンズの表面にミラー光沢をもたせることが可能となる。更に低屈折率層(C1a)及び高屈折率層(C1b)の層の厚さ、及び積層数を設計することで表面に低反射性を持たせることが可能となる。
〔低屈折率層(C1a)〕
低屈折率層(C1a)の屈折率は、例えば、波長500〜550nmでの屈折率は好ましくは1.35〜1.80、より好ましくは1.45〜1.50である。
低屈折率層(C1a)は、例えば、無機酸化物からなり、好ましくはSiO2である。
〔高屈折率層(C1b)〕
高屈折率層(C1b)の屈折率は、例えば、波長500〜550nmでの屈折率が好ましくは1.90〜2.60であり、より好ましくは2.00〜2.40である。
高屈折率層(C1b)は、例えば、無機酸化物からなる。
高屈折率層(C1b)に用いられる無機酸化物としては、好ましくは、ZrO2、Ta25、Y23、TiO2、Nb25及びAl23の中から選ばれる少なくとも一種類の無機酸化物であり、より好ましくはZrO2又はTa25であり、更に好ましくはZrO2である。ZrO2を用いることで、耐熱性を維持しつつ耐擦傷性を向上させることができる。
〔金属層(C1c)〕
金属層は、金属色を有する層を意味する。
金属層に用いられる物質としては、例えば、金属、又は、金属の酸化物、窒化物、炭化物、及び窒素酸化物から選ばれる少なくとも一種であって金属色を有する物質が含まれ、入手の容易性の観点から、好ましくは金属である。
金属層に含まれる金属種としては、例えば、Cr、Ta、Nb、Ti及びZrの中から選ばれる少なくとも一種であり、ブルー光カットの効果を高めるため、好ましくはCrである。また金属層を設けることで帯電防止の効果も発揮される。
金属層は、機能膜中に一層又は複数層有していてもよい。
金属層の視感透過率の総計は、高い透過率のミラーレンズを得るため、好ましくは50〜90%、より好ましくは50〜85%、更に好ましくは55〜79%である。
金属層の一層あたりの膜厚は、好ましくは0.1〜50nm、より好ましくは0.5〜20nm、更に好ましくは1〜15nmである。
機能膜(C1)の総膜厚は、好ましくは200〜800nm、より好ましくは300〜600nmである。
機能膜(C1)の積層数は、好ましくは6〜12層、より好ましくは7〜10層、更に好ましくは8又は9層である。
以下、本発明の好適な態様として、機能膜の積層数8又は9層の場合について説明する。
(積層数9層)
機能膜(C1)は、好ましくは、0.01λ〜1.05λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、0.1〜50nmの膜厚を有する金属層である第4の層、0.10λ〜0.40λの膜厚を有する高屈折率層である第5の層、0.1〜50nmの膜厚を有する金属層である第6の層、0.10λ〜0.40λの膜厚を有する低屈折率層である第7の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する高屈折率層である第8の層、及び0.10λ〜0.90λの膜厚を有する低屈折率層である第9の層が、レンズ基材側からこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmである。
機能膜(C1)は、一つの好ましい形態として、0.20λ〜0.27λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.05λ〜0.07λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.11λ〜0.15λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、3〜8nmの膜厚を有する金属層である第4の層、0.27λ〜0.36λの膜厚を有する高屈折率層である第5の層、3〜8nmの膜厚を有する金属層である第6の層、0.21λ〜0.28λの膜厚を有する低屈折率層である第7の層、0.08λ〜0.11λの膜厚を有する高屈折率層である第8の層、及び0.23λ〜0.31λの膜厚を有する低屈折率層である第9の層が、レンズ基材側からこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmであり、より具体的には500nmである。
機能膜(C1)は、一つの好ましい形態として、0.20λ〜0.27λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.05λ〜0.07λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.13λ〜0.17λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、3〜8nmの膜厚を有する金属層である第4の層、0.24λ〜0.32λの膜厚を有する高屈折率層である第5の層、3〜8nmの膜厚を有する金属層である第6の層、0.19λ〜0.25λの膜厚を有する低屈折率層である第7の層、0.09λ〜0.12λの膜厚を有する高屈折率層である第8の層、及び0.58λ〜0.78λの膜厚を有する低屈折率層である第9の層が、レンズ基材側からこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmであり、より具体的には500nmである。
(積層数8層)
機能膜(C1)は、好ましくは、0.10λ〜0.80λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.10λ〜0.40λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、0.1〜50nmの膜厚を有する金属層である第4の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する高屈折率層である第5の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する低屈折率層である第6の層、0.10λ〜0.60λの膜厚を有する高屈折率層である第7の層、及び0.01λ〜0.30λの膜厚を有する低屈折率層である第8の層が、レンズ基材側からこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmである。
機能膜(C1)は、一つの好ましい形態として、0.51λ〜0.68λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.25λ〜0.33λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.06λ〜0.08λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、1〜15nmの膜厚を有する金属層である第4の層、0.12λ〜0.16λの膜厚を有する高屈折率層である第5の層、0.08λ〜0.10λの膜厚を有する低屈折率層である第6の層、0.34λ〜0.45λの膜厚を有する高屈折率層である第7の層、及び0.19λ〜0.25λの膜厚を有する低屈折率層である第8の層が、レンズ基材側からこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmであり、より具体的には500nmである。
[機能膜(C2)]
機能膜(C2)は、裏面に設けられ、低屈折率層(C2a)、及び高屈折率層(C2b)を有する。
機能膜(C2)は、好ましくは、低屈折率層(C2a)と高屈折率層(C2b)が交互に配置されている。更に低屈折率層(C1a)及び高屈折率層(C1b)の層の厚さ、及び積層数を設計することで表面に低反射性を持たせることが可能となる。
低屈折率層(C2a)及び高屈折率層(C2b)に用いられる材料は、前述の低屈折率層(C1a)、高屈折率層(C1b)で例示されるものが好ましく用いられる。
機能膜(C2)の総膜厚は、好ましくは100〜800nm、より好ましくは250〜400nmである。
機能膜(C2)の積層数は、好ましくは4〜10層、より好ましくは5〜8層、更に好ましくは7層である。
以下、本発明の好適な態様として、機能膜の積層数7層の場合について説明する。
機能膜(C2)は、好ましくは、レンズ基材側に配置される、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.10λ〜0.80λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する高屈折率層である第4の層、0.01λ〜0.25λの膜厚を有する低屈折率層である第5の層、0.01λ〜0.30λの膜厚を有する高屈折率層である第6の層、0.10λ〜0.50λの膜厚を有する低屈折率層である第7の層がこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmである。
機能膜(C2)は、一つの好ましい形態として、レンズ基材側に配置される、0.07λ〜0.10λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.04λ〜0.06λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.48λ〜0.64λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、0.12λ〜0.15λの膜厚を有する高屈折率層である第4の層、0.06λ〜0.08λの膜厚を有する低屈折率層である第5の層、0.20λ〜0.27λの膜厚を有する高屈折率層である第6の層、0.24λ〜0.32λの膜厚を有する低屈折率層である第7の層がこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmであり、より具体的には500nmである。
機能膜(C2)は、一つの好ましい形態として、レンズ基材側に配置される、0.05λ〜0.07λの膜厚を有する低屈折率層である第1の層、0.02λ〜0.03λの膜厚を有する高屈折率層である第2の層、0.53λ〜0.71λの膜厚を有する低屈折率層である第3の層、0.09λ〜0.12λの膜厚を有する高屈折率層である第4の層、0.10λ〜0.14λの膜厚を有する低屈折率層である第5の層、0.14λ〜0.18λの膜厚を有する高屈折率層である第6の層、0.29λ〜0.39λの膜厚を有する低屈折率層である第7の層がこの順に積層された構成を有する。なお、上記λは450〜550nmであり、より具体的には500nmである。
[レンズ基材]
レンズ基材としては、好ましくは、プラスチックレンズ基材である。プラスチックレンズ基材としては、例えば、メチルメタクリレート単独重合体、メチルメタクリレートと1 種以上の他のモノマーとの共重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネート単独重合体、ジエチレングリコールビスアリルカーボネートと1 種以上の他のモノマーとの共重合体、イオウ含有共重合体、ハロゲン共重合体、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、不飽和ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリウレタン、ポリチオウレタンなどが挙げられる。プラスチック基板の屈折率は、1.5〜1.8が好ましい。
[ハードコート層]
本発明においては、前記レンズ基材と前記機能膜との間に、レンズの耐擦傷性を向上させるハードコート層を設けても良い。ハードコート層の材質としては、有機ケイ素化合物、アクリル系、エポキシ系等が挙げられ、酸化ケイ素、酸化チタン、酸化錫等の微粒子状無機酸化物を含有していてもよい。熱硬化性、紫外線硬化性等が用いられるが、限定されるものではない。さらに機能膜とハードコート層との密着性等の物性を向上させるために、ハードコート層に、公知のプラズマ処理、イオン銃処理、電子処理を行っても良い。イオン銃処理の場合には、酸素ガスまたはアルゴンが用いられ、イオンの加速電圧は200〜500Vが好ましい。
また、本発明においては、前記レンズ基材と前記ハードコート層との間に耐衝撃性及び密着性を向上させるプライマー層を設けてもよい。プライマー層の材質としては、特開2000−2801号公報に記載のジチアン環骨格を有する特定の硫黄化合物及び/又はベンゼン環を有する特定の硫黄化合物と多官能性チオールからなる組成物、特開平11−228802号公報に記載の(A)一般式(I)R−O−CO−〔−O−R1−O−CO−〕n−O−R・・・(I)〔式中、Rは不飽和基を表し、R1は2価の脂肪族又は芳香族基を表し、nは1〜9の数を表す〕で示されるポリ炭酸エステル、(B)一般式(II)R2−(−SH)m・・・(II)〔式中、R2は多価の有機基を表し、mは2以上の整数を表す〕で示されるポリチオール及び(C)光重合開始剤を含有する重合性組成物60〜95質量%と高屈折率の金属化合物ゾル5〜40質量%からなる組成物、特公平6−79084号公報に記載のアルキレングリコール類、ポリアルキレングリコール類、ポリ(アルキレンアジペート)類、ポリ−ε−カプロラクトン、ポリブタジエングリコール類、ポリ(アルキレンカーボネート) 類又はシリコーンポリオールから選ばれる活性水素含有化合物とポリイソシアネートとから得られるポリウレタン樹脂等が挙げられる。
以上本発明のミラーコートレンズは、サングラス等の眼鏡用のレンズとして用いられる。なお、本発明におけるレンズは、いわゆる度無しレンズを含む。
以下、実施例により本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。なお、実施例及び比較例において得られたプラスチックレンズの物性評価は以下のようにして行った。
〔視感反射率〕
レンズの表面側視感反射率及び裏面側視感反射率は、表中に記載の膜を表面に設けたレンズの視感反射率を、分光光度計U−4100((株)日立ハイテクノロジーズ製)を用いて、表面側及び裏面側から測定した。
なお、測定した波長は、380〜780nmであり、当該波長領域における国際規格ISO8980―4に準拠して比視感度の重みを考慮し計算される値を視感反射率とした。
〔視感透過率〕
レンズの視感透過率は、分光光度計U−4100((株)日立ハイテクノロジーズ製)を用いて測定した。
なお、測定した波長は、380〜780nmであり、当該波長領域における国際規格ISO8980−4に準拠して比視感度の重みを考慮し計算される値を視感透過率とした。
〔反射光の主波長、最大反射率、(Rt−Rb)値〕
レンズの反射光の主波長は、分光光度計U−4100((株)日立ハイテクノロジーズ製)を用いて測定した。なお、測定した波長は、380〜780nmである。
上記波長領域における最大ピークの波長を反射光の主波長とした。
上記波長領域における反射率の最大値を、最大反射率とした(ピークを有さない場合はベースラインの最大値を最大反射率とした。)。
上記波長領域における主波長におけるピーク値を最大反射率Rtとした。また上記波長領域における反射率の最小値を最小反射率Rbとした。以上の値から(Rt−Rb)の値を算出した。
〔鏡面効果〕
得られたミラーコートレンズに関し、ミラーコートとしての鏡面効果を有しているか肉眼で観察した。ミラーコートとしての鏡面効果を有しているものは「○」、鏡面効果を有していないものは「×」とした。
〔耐熱性〕
プラスチックレンズを50℃のドライオーブンで1時間加熱し、クラックが発生しない場合は5℃温度を上げ同様に加熱して5℃ピッチで温度を上げ、クラックの発生温度を測定した。
〔ブルー光カット率〕
上記視感反射率の測定において、表面側の波長380nm〜500nmの平均反射率を100から引いた値を、ブルー光カット率とする。
〔フレア現象抑制評価〕
ミラーレンズを装着したサングラスをかけ、フレア現象が確認されるか観察した。
A:フレア現象が確認できない。
B:フレア現象が若干確認される。
C:フレア現象が明らかに確認される。
〔ゴースト現象抑制評価〕
ミラーレンズを装着したサングラスをかけ、ゴースト現象が確認されるか観察した。
A:ゴースト現象が確認できない。
B:ゴースト現象が若干確認される。
C:ゴースト現象が明らかに確認される。
実施例1〜3
ガラス製容器に、コロイダルシリカ(スノーテックス−40、日産化学工業(株))90質量部、有機ケイ素化合物のメチルトリメトキシシラン81.6質量部、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン176質量部、0.5N塩酸2.0質量部、酢酸20質量部、水90質量部を加えた液を、室温にて8時間攪拌後、室温にて16時間放置して加水分解溶液を得た。この溶液に、イソプロピルアルコール120質量部、n−ブチルアルコール120質量部、アルミニウムアセチルアセトン16質量部、シリコーン系界面活性剤0.2質量部、紫外線吸収剤0.1質量部を加え、室温にて8時間攪拌後、室温にて24時間熟成させコーティング液を得た。アルカリ水溶液で前処理したプラスチックレンズ基材(HOYA(株)製商品名ハイルックス、眼鏡用プラスチックレンズ、屈折率1.50)を、前記コーティング液の中に浸漬させ、浸漬終了後、引き上げ速度20cm/分で引き上げたプラスチックレンズを120℃で2時間加熱して硬化膜を形成しハードコート層(A層とする)を形成した。次に、ハードコート層の上に、真空蒸着法にて、表に記載した層からなる機能層を形成し、プラスチックレンズを得た。表中のSiO2の屈折率は1.45であり、ZrO2の屈折率は2.10である。得られたプラスチックレンズについて評価し、それらの結果を以下の表に示す。
実施例4〜7
有機ケイ素化合物のγ−グリシドキシプロピルメトキシシラン142重量部を加え、撹拌しながら、0.01N塩酸1.4質量部、水32質量部を滴下した。滴下終了後、24時間撹拌を行いγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシランの加水分解溶液を得た。この溶液に、酸化第二スズ−酸化ジルコニウム複合体ゾル(メタノール分散、全金属酸化物31.5質量%、平均粒子径10〜15ミリミクロン)460質量部、エチルセロソルブ300質量部、さらに滑剤としてシリコーン系界面活性剤0.7質量部、硬化剤としてアルミニウムアセチルアセトネート8質量部を加え、充分に撹拌した後、濾過を行ってコーティング液を得た。アルカリ水溶液で前処理したプラスチックレンズ基板(HOYA(株)製、眼鏡用プラスチックレンズ(商品名:EYAS)、屈折率1.60)を、前記コーティング液の中に浸漬させ、浸漬終了後、引き上げ速度20cm/分で引き上げたプラスチックレンズを120℃で2時間加熱して硬化膜を形成した。
ハードコート層(B層とする)を形成した。次に、ハードコート層の上に、真空蒸着法にて、表に記載した層からなる機能層を形成し、プラスチックレンズを得た。表中のSiO2の屈折率は1.45であり、ZrO2の屈折率は2.10である。得られたプラスチックレンズについて評価し、それらの結果を以下の表に示す。
実施例8〜10
ガラス製容器にγ‐グリシドキシプロピル(トリメトキシ)シラン1045質量部と、γ‐グリシドキシプロピルメチル(ジエトキシ)シラン200質量部とを入れ攪拌しながら0.01モル/リットル塩酸299質量部を添加し、10℃のクリーンルーム内で一昼夜攪拌を続け、シラン加水分解物を得た。
別の容器内で酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ケイ素を主体とする複合微粒子ゾル(メタノール分散、全固形分30質量%、平均粒子径5〜8ミリミクロン)3998質量部にメチルセロソルブ4018質量部とイソプロパノール830質量部とを加え攪拌混合し、さらに、シリコーン系界面活性剤(日本ユニカー(株)製「L−7001」)4質量部とアルミニウムアセチルアセトネート100質量部とを加え、上記と同様に10℃のクリーンルーム内で一昼夜攪拌を続けた後、上記加水分解物とを合わせ、さらに一昼夜攪拌した。その後3μmのフィルターでろ過を行い、ハードコート液を得た。
アルカリ水溶液で前処理したプラスチックレンズ基材(HOYA(株)製商品名アイノア、眼鏡用プラスチックレンズ、屈折率1.67)を、前記コーティング液の中に浸漬させ、浸漬終了後、引き上げ速度20cm/分で引き上げたプラスチックレンズを120℃で2時間加熱して硬化膜を形成しハードコート層(C層とする)を形成した。次に、ハードコート層の上に、真空蒸着法にて、表に記載した層からなる機能層を形成し、プラスチックレンズを得た。表中のSiO2の屈折率は1.45であり、ZrO2の屈折率は2.10である。得られたプラスチックレンズについて評価し、それらの結果を以下の表に示す。
Figure 2015137282
Figure 2015137282
Figure 2015137282
Figure 2015137282
本発明の実施例によれば、視感透過率を高めたミラーレンズであっても、裏面の視感反射率を低く抑えることで、ゴースト現象及びフレア現象を抑制することができていることがわかる。
本発明のミラーコートレンズによれば、高い透過率を有し、フレア現象及びゴースト現象を抑制できるため、スポーツグラスや、ファッション用途において、眼鏡用のレンズとして使用しうる。

Claims (6)

  1. レンズ基材と、
    前記レンズ基材の表面に、低屈折率層、高屈折率層、及び金属層を有する機能膜(C1)と、
    前記レンズ基材の裏面に、低屈折率層、及び高屈折率層を有する機能膜(C2)と、を備えるミラーコートレンズであって、
    前記表面側の視感反射率が3〜30%であり、
    前記ミラーコートレンズの視感透過率が55〜80%であり、
    前記裏面側の視感反射率が0.1〜9%である、ミラーコートレンズ。
  2. 前記金属層に含まれる金属種が、Cr、Ta、Nb、Ti及びZrの中から選ばれる少なくとも一種である、請求項1に記載のミラーコートレンズ。
  3. 前記機能膜(C1)の金属層の視感透過率の総計が、50〜90%である、請求項1又は2に記載のミラーコートレンズ。
  4. 波長380〜780nmにおける裏面側の反射光の最大反射率が15%以下である、請求項1〜3のいずれかに記載のミラーコートレンズ。
  5. 表面側の反射光の主波長が380nm〜600nmにあり、
    前記主波長における最大反射率Rtと、波長380nm〜780nmにおける表面の反射光の最小反射率Rbとの差(Rt−Rb)が8%以上である、請求項1〜4のいずれかに記載のミラーコートレンズ。
  6. 前記表面側のブルー光カット率が10〜60%である、請求項1〜5のいずれかに記載のミラーコートレンズ。
JP2016507734A 2014-03-14 2015-03-09 ミラーコートレンズ Pending JPWO2015137282A1 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052228 2014-03-14
JP2014052228 2014-03-14
PCT/JP2015/056855 WO2015137282A1 (ja) 2014-03-14 2015-03-09 ミラーコートレンズ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPWO2015137282A1 true JPWO2015137282A1 (ja) 2017-04-06

Family

ID=54071726

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016507734A Pending JPWO2015137282A1 (ja) 2014-03-14 2015-03-09 ミラーコートレンズ

Country Status (7)

Country Link
US (1) US20170003520A1 (ja)
EP (1) EP3118658B1 (ja)
JP (1) JPWO2015137282A1 (ja)
KR (2) KR20180100726A (ja)
CN (1) CN106104312A (ja)
AU (2) AU2015227886A1 (ja)
WO (1) WO2015137282A1 (ja)

Families Citing this family (22)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107407746A (zh) * 2015-03-09 2017-11-28 视觉缓解公司 抗静电抗反射的涂层
CA3001120C (en) 2015-10-13 2023-01-03 Vision Ease, Lp Optical filter with selective transmittance and reflectance
CN108431678A (zh) * 2016-08-22 2018-08-21 豪雅镜片泰国有限公司 眼镜镜片及眼镜
JP2018031975A (ja) * 2016-08-26 2018-03-01 東海光学株式会社 光学製品並びにプラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡
JP6473282B1 (ja) * 2017-09-29 2019-02-20 ホヤ レンズ タイランド リミテッドHOYA Lens Thailand Ltd 眼鏡レンズおよび眼鏡
JP6873880B2 (ja) * 2017-09-29 2021-05-19 ホヤ レンズ タイランド リミテッドHOYA Lens Thailand Ltd 眼鏡レンズおよび眼鏡
WO2019065985A1 (ja) * 2017-09-29 2019-04-04 ホヤ レンズ タイランド リミテッド 眼鏡レンズおよび眼鏡
JP6473281B1 (ja) 2017-09-29 2019-02-20 ホヤ レンズ タイランド リミテッドHOYA Lens Thailand Ltd 眼鏡レンズおよび眼鏡
KR102189656B1 (ko) * 2017-09-29 2020-12-14 호야 렌즈 타일랜드 리미티드 안경 렌즈 및 안경
JP2020052135A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 東海光学株式会社 眼鏡レンズ及び眼鏡
JP7136909B2 (ja) * 2018-09-28 2022-09-13 ホヤ レンズ タイランド リミテッド 眼鏡レンズ
EP3884314B1 (en) * 2018-11-19 2024-01-03 Essilor International Optical lens having a mirror coating and a multilayer system for improving abrasion-resistance
BR112021011933A2 (pt) 2018-12-18 2021-09-08 Essilor International Artigo óptico tendo um revestimento refletivo com elevada resistência à abrasão
EP3702830A1 (de) * 2019-03-01 2020-09-02 Wetzlich Optik-Präzision GmbH Brillenglas mit infrarotabsorbierender beschichtung
US11067828B2 (en) * 2019-12-08 2021-07-20 Brandon T. Michaels Eyewear lens or optical film with decorative dichromic mirror pattern having variable opacity
KR102384789B1 (ko) 2020-02-25 2022-04-08 (주)도 은 무광 미러 코팅 렌즈 및 그의 제조방법
US11960110B2 (en) * 2020-04-07 2024-04-16 Canon Kabushiki Kaisha Optical filter having differing reflectance depending on light incident side
EP3907553A1 (en) 2020-05-07 2021-11-10 Essilor International Ophthalmic lens configured to exhibit a clear state and optionally a dark state
CN114063249B (zh) * 2020-08-03 2023-07-11 大立光电股份有限公司 光学镜头、取像装置及电子装置
JP2022069258A (ja) * 2020-10-23 2022-05-11 東海光学株式会社 プラスチック光学製品及びプラスチック眼鏡レンズ
EP4095569B1 (en) 2021-05-26 2024-02-21 Essilor International An optical article with improved visual comfort
EP4095570A1 (en) 2021-05-27 2022-11-30 Essilor International Optical lens having an asymmetric mirror

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11149063A (ja) * 1997-09-09 1999-06-02 Asahi Optical Co Ltd 反射防止膜付き眼鏡レンズ
JP2000066149A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Seiko Epson Corp ミラーコート付きサングラス
JP2001290112A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Hoya Corp プラスチック製ミラーコートレンズ
JP2005292204A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hoya Corp プラスチック製ミラーコートレンズ
JP2006267561A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Seiko Epson Corp 光学素子およびその製造方法
JP2009258400A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd ライトカラーミラーコート層付き光学基板の製造方法および該方法から得られる光学基板
JP2010522356A (ja) * 2007-03-26 2010-07-01 カルソ アンド フリーランド 眼保護の増大のための装置
JP2012093689A (ja) * 2010-09-29 2012-05-17 Nikon-Essilor Co Ltd 光学部品およびその製造方法
JP2013097160A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Hoya Corp 眼鏡レンズ

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6793339B1 (en) * 1997-10-21 2004-09-21 Sola-International Holdings, Ltd. Coated sunglass lens
AUPO995097A0 (en) * 1997-10-21 1997-11-13 Sola International Holdings Ltd Surface coating composition
US8403478B2 (en) * 2001-11-02 2013-03-26 High Performance Optics, Inc. Ophthalmic lens to preserve macular integrity
CN1749782A (zh) * 2004-09-17 2006-03-22 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 镀膜玻璃镜片
JP2013011711A (ja) 2011-06-29 2013-01-17 Ito Kogaku Kogyo Kk 光学要素

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11149063A (ja) * 1997-09-09 1999-06-02 Asahi Optical Co Ltd 反射防止膜付き眼鏡レンズ
JP2000066149A (ja) * 1998-08-21 2000-03-03 Seiko Epson Corp ミラーコート付きサングラス
JP2001290112A (ja) * 2000-04-07 2001-10-19 Hoya Corp プラスチック製ミラーコートレンズ
JP2005292204A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Hoya Corp プラスチック製ミラーコートレンズ
JP2006267561A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Seiko Epson Corp 光学素子およびその製造方法
JP2010522356A (ja) * 2007-03-26 2010-07-01 カルソ アンド フリーランド 眼保護の増大のための装置
JP2009258400A (ja) * 2008-04-17 2009-11-05 Jgc Catalysts & Chemicals Ltd ライトカラーミラーコート層付き光学基板の製造方法および該方法から得られる光学基板
JP2012093689A (ja) * 2010-09-29 2012-05-17 Nikon-Essilor Co Ltd 光学部品およびその製造方法
JP2013097160A (ja) * 2011-10-31 2013-05-20 Hoya Corp 眼鏡レンズ

Also Published As

Publication number Publication date
AU2018201510A1 (en) 2018-03-22
WO2015137282A9 (ja) 2015-12-30
KR20180100726A (ko) 2018-09-11
AU2015227886A1 (en) 2016-10-20
CN106104312A (zh) 2016-11-09
EP3118658A1 (en) 2017-01-18
US20170003520A1 (en) 2017-01-05
EP3118658A4 (en) 2017-11-15
EP3118658B1 (en) 2019-08-21
KR20160122823A (ko) 2016-10-24
WO2015137282A1 (ja) 2015-09-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2015137282A1 (ja) ミラーコートレンズ
JP7266510B2 (ja) 紫外領域及び可視領域の両方において低い反射性を持つ反射防止膜を有する光学部品
CN109844573B (zh) 在近红外区和蓝光区具有高反射的光学制品
JP6451057B2 (ja) 可視域反射防止近赤外域透過抑制光学製品並びに眼鏡レンズ及び眼鏡
JP6470274B2 (ja) 可視領域において非常に低い反射を有する反射防止被覆を含む光学物品
CN107111000B (zh) 包括在紫外区域具有高反射率的干涉涂层的光学物品
JP2019515352A (ja) 近赤外領域(nir)において高反射率を有する反射防止膜を含む光学物品
JP2022514021A (ja) 高い耐摩耗性を有する反射コーティングを備えた光学物品
WO2019009127A1 (ja) プラスチック光学製品並びにプラスチック眼鏡レンズ及び眼鏡
CN113039461B (zh) 具有干涉涂层和用于改善耐磨性的多层系统的光学镜片
JP3445773B2 (ja) プラスチック製ミラーコートレンズ
JP4629355B2 (ja) プラスチック製ミラーコートレンズ
WO2020066532A1 (ja) 眼鏡レンズ及び眼鏡
CN115552321A (zh) 配置为呈现出透明状态和可选的黑暗状态的眼科镜片
CN117377891A (zh) 具有改善的视觉舒适度的光学制品

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160809

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170815

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180320

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180718

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20180725

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20180928