JPWO2015115351A1 - 光学素子ユニット及び光学素子ユニットの製造方法 - Google Patents

光学素子ユニット及び光学素子ユニットの製造方法 Download PDF

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Abstract

コストを抑制しつつも光学素子の高精度な組付けを実現できる光学素子ユニット及び光学素子ユニットの製造方法を提供する。光学素子ユニットは、光学素子の第1嵌合部と、他部品の第2嵌合部とを嵌合してなり、前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設けており、前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品との嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部の被嵌合寸法は、前記第2嵌合部又は前記第1嵌合部の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さい。

Description

本発明は、光学素子ユニット及び光学素子ユニットの製造方法に関するものである。
近年、スマートフォンやタブレット型パーソナルコンピュータなどに代表される薄型の撮像装置付き携帯端末が急速に普及している。しかるに、このような携帯端末に搭載される撮像装置には、高解像度を有しながらも小型であることが要求されている。よって、このような撮像装置に用いる撮像レンズとしては、小型で光学特性に優れることはもちろんであるが、新興国のメーカーとの競合も激化している昨今では、低コスト化の推進も厳しく要求されている。
ところで、例えば複数のレンズを組み付ける場合において、設計上の光学性能を発揮するためには、各レンズの光軸を精度良く一致させる必要がある。ここで、各レンズの光軸を一致させるために、検査カメラ等でレンズに付したアライメントマークを検出しながらレンズ同士を合わせ込む方法があるが、組み付け設備にかかるコストが高くなり、また合わせ込みに時間がかかるという問題がある。同様な問題は、レンズと、鏡枠などの他部品との間でも生じうる。
これに対し特許文献1には、一対のレンズに、光軸を中心としたテーパ状の凹部と凸部をそれぞれ設け、凹部と凸部を嵌合させることで、一対のレンズの光軸を合わせ込む技術が開示されている。
特開2002−196211号公報 特開2005−258329号公報
しかしながら、特許文献1の技術において、凹部と凸部を精度良く形成することが困難であることに起因する問題がある。具体的には、凸部に対して凹部が大きすぎると、組み合わせた際に両者間に隙間ができ偏心が生じる一方、凸部に対して凹部が小さすぎると、光軸方向において凹部と凸部が適切な位置で嵌合できず、レンズ間距離を設計値に維持できないという問題である。
一方、特許文献2に開示された組み付け方法では、凹部と凸部の嵌合部形状をストレートにしているので、光軸方向において凹部と凸部が不適切な位置で嵌合することは回避できるものの、特許文献1と同様に凸部に対して凹部が大きすぎると、組み合わせた際に両者間に隙間ができ偏心が生じるという問題がある。又、凸部に対して凹部が小さすぎると、強制的に嵌合させた際に生じる内部応力で、光学面に歪みを発生させる恐れもある。以上の問題は、レンズ径が大きくなるほど顕著になりやすく、その対策が重要になる。
本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、コストを抑制しつつも光学素子の高精度な組付けを実現できる光学素子ユニット及び光学素子ユニットの製造方法を提供することを目的とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した光学素子ユニットは、
光学素子の第1嵌合部と、他部品の第2嵌合部とを嵌合してなる光学素子ユニットにおいて、
前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設けており、
前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品との嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部の被嵌合寸法は、前記第2嵌合部又は前記第1嵌合部の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さいことを特徴とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した別の光学素子ユニットは、
光学素子と、他部品とを嵌合し、前記光学素子の第1基準形状部と、前記他部品の第2基準形状部とを突き当てて、前記光学素子の光軸直交方向の位置決めを行う光学素子ユニットにおいて、
前記第1基準形状部以外の前記光学素子と、前記第2基準形状部以外の前記他部品のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設けており、
前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品の嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
前記光学素子又は前記他部品の被嵌合寸法は、前記他部品又は前記光学素子の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さいことを特徴とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した光学素子ユニットの製造方法は、
光学素子の第1嵌合部と、他部品の第2嵌合部とを嵌合してなる光学素子ユニットの製造方法において、
前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設け、
前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品との嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部の被嵌合寸法は、前記第2嵌合部又は前記第1嵌合部の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さく、
前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とを嵌合したときに、前記微細形状部により前記光学素子と前記他部品との光軸直交方向の位置決めが行われることを特徴とする。
上述した目的のうち少なくとも一つを実現するために、本発明の一側面を反映した別の光学素子ユニットの製造方法は、
光学素子と、他部品とを嵌合し、前記光学素子の第1基準形状部と、前記他部品の第2基準形状部とを突き当てて、前記光学素子の光軸直交方向の位置決めを行う光学素子ユニットの製造方法において、
前記第1基準形状部以外の前記光学素子と、前記第2基準形状部以外の前記他部品のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設け、
前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品の嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
前記光学素子又は前記他部品の被嵌合寸法は、前記他部品又は前記光学素子の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さく、
前記第1基準形状部と前記第2基準形状部とを突き当てたときに、前記微細形状部により前記光学素子と前記他部品との光軸直交方向のガタを抑えることを特徴とする。
本発明によれば、コストを抑制しつつも光学素子の高精度な組付けを実現できる光学素子ユニット及び光学素子ユニットの製造方法を提供することができる。
第1の実施形態にかかる光学素子ユニットを構成する第1レンズ10の断面図である。 第1レンズ10の斜視図である。 金型MDを示す斜視図である。 第1レンズ10と第2レンズ20とからなる光学素子ユニット30の断面図である。 図4の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。 比較例にかかる光学素子ユニット30’の断面図である。 図6の構成をVII-VII線で切断して矢印方向に見た図である。 本実施形態にかかる光学素子ユニット30を組み付けた撮像装置40の断面図である。 変形例にかかる撮像装置40の断面図である。 第2の実施形態にかかる撮像装置を模式的に示す図である。 本実施形態にかかる撮像装置の断面図である。 図11の構成をXII-XII線で切断して矢印方向に見た図である。 図13(a)は、図12に矢印XIIIAで示す1つのブロック部Lc1の拡大図であるが、組み付け前の状態で示している。図13(b)は、図13(a)に示すブロック部Lc1を矢印XIIIB方向に見た図である。 変形例にかかる撮像装置の図12と同様な断面図である。 図14の構成をXV-XV線で切断して矢印方向に見た図である。 別な変形例にかかる撮像装置の図12と同様な断面図である。
以下、本発明の第1の実施形態に係る光学素子ユニットについて説明する。図1は、光学素子ユニットを構成する第1レンズ10の断面図であり、図2は、第1レンズ10の斜視図である。第1レンズ10は、光学面を有するレンズ部11と、レンズ部11の周囲に放射状に板状に広がるフランジ部12と、軸線がレンズ部11の光軸と一致してなり、レンズ部11とフランジ部12との間から光軸方向に延在する短筒状の嵌合部(第1嵌合部)13とを有する。嵌合部13の外周には、等間隔に8つの微細形状部14が形成されている。
図2に示すように、各微細形状部14は、光軸と平行な軸線を有する円錐を半割りした同一形状を有し、フランジ部12側に向かうにつれて拡径した形状となっている。円錐の軸線をらせん状に配置しても良い。又、微細形状部14は、三角錐形状でもよいし、光軸方向に沿ってフランジ部12に近接するにつれ突出量が増大する形状であれば、任意の形状とできる。
図1,2に示す第1レンズ10は、図3に示す金型MDより形成できる。金型MDは、レンズ部11の光学面を形成する転写面MD1と、フランジ部12の面を転写する転写面MD2と、嵌合部13の外周面を転写する転写面MD3とを有している。転写面MD3の内周には、等間隔に8つの凹部MD3aが形成されている。凹部MD3aは、微細形状部14に対応して、円錐を半割りした溝状となっており、嵌合部13の光軸方向端部より所定の距離だけフランジ部12側に寄った位置に先端が来るように形成されている。
図3の金型MDと、不図示の金型とを型合わせした上で、内部のキャビティに熱可塑性樹脂を注入し固化させることで、第1レンズ10を成形することができる。このとき、凹部MD3aを転写されてなる微細形状部14は、レンズ部11の光学面を形成する金型部品と同一の金型部品から同時に成形されるので高精度に加工されることとなる。
図4は、第1レンズ10と第2レンズ20とからなる光学素子ユニット30の断面図である。図5は、図4の構成をV-V線で切断して矢印方向に見た図である。図4において、第2レンズ20は、光学面を有するレンズ部21と、レンズ部21の周囲に放射状に板状に広がるフランジ部22と、軸線がレンズ部21の光軸と一致してなり、フランジ部22の外周から光軸方向に延在する短筒状の嵌合部(第2嵌合部)23とを有する。なお、第1レンズ10の嵌合部13の端面と、これに対向する第2レンズ20のフランジ部22の面との間には、円形開口を有する円形板状の遮光部材25が配置されている。
図5に示すように、嵌合部23の内径φ2(被嵌合寸法)は、第1レンズ10の嵌合部13の外径φ1(嵌合寸法)より大きいが、微細形状部14の外接円φ3(嵌合寸法に微細形状部の径方向の最大突出量を加えた寸法)よりも小さくなっている。ここで、微細形状部14の径方向の最大突出量δ(図1)は0.1mm程度であり、嵌合部23の内径φ2と微細形状部14の外接円φ3との差の1/2(隙間)に対して、その安全率が1未満となるように設計されている。
なお、「安全率」とは、素材の破壊応力と許容応力との比で表され、安全の度合いを示す比率をいう。許容応力とは,材料に作用しても破壊を生じない応力の上限値であり、破壊応力とは,その材料が破壊を起こす応力をいう。安全率が1未満であると、組み付け時に部材の塑性変形を招くことが多い。
光学素子ユニット30の製造方法について説明する。光軸垂直方向の当接面に接着剤を塗布した状態で、第1レンズ10の嵌合部13と、遮光部材25を内包した第2レンズ20の嵌合部23とを互いに突き合わせて光軸方向に沿って接近させる、嵌合部13,23の端部同士の間に隙間があるので、中程までスムーズに挿入が行われる。その後、微細形状部14が、第2レンズ20の嵌合部23の内周に当接し、これを押しつぶして塑性変形させる。このとき、微細形状部14にムシレなどにより小屑が生じる場合もあるが、第1嵌合部13の外周に塗布した接着剤に取り込まれることで、光学面等への付着を抑制できる。嵌合部23の光軸方向端面が、第1レンズ10のフランジ部12の対向面に当接することで、組付けが完了する。なお、嵌合後に接着剤を塗布しても良い。
図6は、比較例にかかる光学素子ユニット30’の断面図である。図7は、図6の構成をVII-VII線で切断して矢印方向に見た図である。光学素子ユニット30'の第1レンズ10'は、微細形状部が設けられていない以外、寸法・形状とも図1,2の第1レンズ10と同じである。
比較例の光学素子ユニット30'においては、互いに嵌合する嵌合部13,23の径を精度良く等しくする必要があるが、かかる径は成形バラツキによって変わりうる。嵌合部23の内径に対して嵌合部13の外径が大きい場合、嵌合部13,23の嵌合は圧入となるので、発生した応力によりレンズ部11,21の光学面の歪みを招く恐れがある。一方、嵌合部23の内径に対して嵌合部13の外径が小さい場合、図7に示すように、径差の1/2分だけ、第1レンズ10と第2レンズ20とに光軸ずれ(偏心)が生じてしまい、本来の光学性能を発揮できない。
これに対し本実施形態によれば、嵌合部23の内径に対して嵌合部13の外径が小さいので、成形バラツキに関わりなく圧入によらない容易な嵌合が可能となり、また微細形状部14のテーパ先端側から嵌合部23が嵌合してくることで、そのガイド機能によって嵌合部13の軸線(第1レンズ10の光軸)と嵌合部23の軸線(第2レンズ20の光軸)とを精度良く一致させることができる。更に、嵌合を続行することで、微細形状部14の径方向外側面が嵌合部23によって押しつぶされるが、このとき、同一形状である8つの微細形状部14が均等に押しつぶされることで、嵌合部13の軸線と嵌合部23の軸線との同軸度が精度良く確保される。又、微細形状部14が押しつぶされても、その影響は局所的な範囲に留まり、第1レンズ10の光学面に及ぶ恐れが少ないため、第1レンズ10の光学性能を維持することができる。なお、第1レンズ10の微細形状部14の代わりに、第2レンズ20の嵌合部23の内周面に微細形状部を設けても良い。
図8は、本実施形態にかかる光学素子ユニット30を組み付けた撮像装置40の断面図である。図8において、撮像装置40は、光学素子ユニット30の外周面に嵌合した筒状の鏡枠41の端面を、固体撮像素子42を実装した基板43上に接着してなる。光学素子ユニット30の第1レンズ10と第2レンズ20により被写体像が撮像装置40の撮像面に結像し、光電変換された画像信号が外部へと出力されるようになっている。
図9は、変形例にかかる撮像装置40の断面図である。図9において、撮像装置40の鏡枠41は、上述した微細形状部14と同様な形状の微細形状部41aを、側壁41bにおける端壁41c近傍内周に、8つ等間隔で形成している。又、側壁41bの内径と、光学素子ユニット30の外径と、微細形状部41aの突出量の関係も、上述した実施形態と同様である。
端壁41cは、中央に開口絞り41dを形成している。従って、撮像装置40の性能を確保する為には、光学素子ユニット30の光軸と、開口絞り41dの中心軸とを一致させることが重要である。
本変形例によれば、鏡枠41内に光学素子ユニット30を組み付けてゆくと、微細形状部41dのテーパ先端側から第1レンズ10の外径が嵌合してくるので、そのガイド機能によって開口絞り41dの中心軸と光学素子ユニット30の光軸とを精度良く一致させることができる。更に、嵌合を続行することで、微細形状部41dの径方向内側面が第1レンズ10によって押しつぶされるが、このとき、同一形状である8つの微細形状部41dが均等に押しつぶされることで、開口絞り41dの中心軸と光学素子ユニット30の光軸との同軸度が精度良く確保される。
次に、第2の実施形態にかかる撮像装置について説明する。近年、光軸を異ならせて配置した複数の個眼光学系を用いて、複数の物体像を撮像素子の撮像面上に形成し、各物体像に対応する画像信号を画像処理することで、1つの画像を合成して再構成する技術を用いた複眼撮像装置が開発されている。このような複眼撮像装置の一タイプとして、複数の個眼光学系によって撮像領域を分割し、得られた複数の低画素画像から画像処理によって1つの高画素画像を再構成する超解像技術を用いたものがある。超解像技術を用いれば、個眼光学系各々に使用するレンズ枚数を少なくすることができ、結果として既存の光学系よりも大幅な低背化を実現しながらも高解像な画像を得られる複眼撮像装置を提供することが可能となる。
ところで、個眼光学系を、光軸方向に積層した複数枚のレンズから形成する場合、層毎に複数のレンズ(個眼レンズ)を一体的に形成したアレイレンズを用いることが行われる。複数のレンズを一体に形成したアレイレンズは、アレイレンズ内の各レンズの性能ばらつきを小さくできる他、組み込み回数や形成回数を低減しコストを低くできるメリットがある。ここで、光学素子ユニットは、アレイレンズを積層した複眼光学系と鏡枠からなるものとする。
以下、複眼光学系を用いた撮像装置等を説明する。複眼光学系は、1つの撮像素子に対して複数のレンズ系がアレイ状に配置された光学系であり、各レンズ系が同じ視野の撮像を行う超解像タイプと、各レンズ系が異なる視野の撮像を行う視野分割タイプと、に通常分けられる。本実施形態では、視野の異なる複数の像をつなぎ合わせて1枚の合成画像を出力するために、視野の異なる複数の結像を行う視野分割タイプにかかる複眼光学系について説明する。
図10に、第2の実施形態にかかる撮像装置を模式的に示す。図10に示すように、撮像装置DUは、撮像ユニットLU,画像処理部1,演算部2,メモリー3等を有している。そして、撮像ユニットLUは、1つの撮像素子SRと、その撮像素子SRに対して視野の異なる複数の結像を行う複眼光学系LHと、を有している。撮像素子SRとしては、例えば複数の画素を有するCCD型イメージセンサー,CMOS型イメージセンサー等の固体撮像素子が用いられる。撮像素子SRの光電変換部である受光面SS上には、被写体の光学像が形成されるように複眼光学系LHが設けられているので、複眼光学系LHによって形成された光学像は、撮像素子SRによって電気的な信号に変換される。
図11は、本実施形態にかかる撮像装置の断面図である。図12は、図11の構成をXII-XII線で切断して矢印方向に(像側から)見た図である。図11において、複眼光学系LHは、物体側より順に、第1アレイレンズLA1、第2アレイレンズLA2からなり、鏡枠HLDに保持されている。鏡枠HLDは第2嵌合部(断面矩形状の凹部)として角筒状の周囲壁HLDbを有し、周囲壁HLDbの物体側端は物体側壁HLDaにより閉止されており、更に物体側壁HLDaに複数の開口絞りSが形成されている。
第1アレイレンズLA1は,開口絞りSに対応して複数の個眼レンズLa1と、個眼レンズLa1を設けた矩形状板部Lb1を一体に形成してなり、第2アレイレンズLA2は,各個眼レンズLa1に対応して複数の個眼レンズLa2と、個眼レンズLa2を設けた矩形状板部Lb2を一体に形成してなる。個眼レンズの数は、撮像素子SRの撮像面SS上に形成される物体像(個眼像という)の数と等しく(ここでは4×4)させてなる。つまり、光軸方向に積層された個眼レンズLa1,La2を通過した光線が、それぞれ撮像面SS上で1つの像を形成する。第2アレイレンズLA2の個眼レンズLa2の像側面S4は周辺部が凸の形状を有する。なお、第1アレイレンズLA1の外縁から光軸方向の突出した矩形枠部Lf1の内周面に対向して、第2アレイレンズLA2の光軸方向に矩形状に突出したフランジ部Lb2の外周には、図1に示すものと同様な微細形状部Lc2が所定の間隔で形成されている。
更に第1アレイレンズLA1は、図12に示すように、矩形状板部Lb1の各辺(各辺のうち図12で上方の辺を第1外縁部とし、ここから時計回りに、各辺を第2外縁部,第3外縁部、第4外縁部とする)に2つずつ、直方体状のブロック部Lc1を第1嵌合部として形成している。
図13(a)は、図12に矢印XIIIAで示す1つのブロック部Lc1の拡大図であるが、組み付け前の状態で示している。図13(b)は、図13(a)に示すブロック部Lc1を矢印XIIIB方向に見た図である。図13において、ブロック部Lc1の外側面には、2つの微細形状部Ld1が形成されている。なお、微細形状部Ld1の突出量Δは、鏡枠HLDに対してセンタリングした状態で示す周囲壁HLDbの位置(図13(a)にて点線で示す)よりも外側にはみ出すようになっていて、その安全率は1未満である。
図13(b)に示すように、各微細形状部Ld1は、個眼レンズLa1の光軸と平行な軸線を有する同一の三角錐形状を有しており、図11で鏡枠HLDの物体側壁HLDa側に向かうにつれて先細の形状となっている。ブロック部Lc1と微細形状部Ld1は、個眼レンズLa1の物体側面S1を形成する金型部品(不図示)と同一の金型部品から成形されていることが好ましく、同時加工されるとより好ましい。また、微細形状部Ld1は成形収縮による嵌合寸法バラつきを許容できるようにすると好ましい。但し、ピッチ誤差の関係で、成形バラツキ±3μm程度の許容度が必要である。
図11において、鏡枠HLDの物体側壁HLDaと第1アレイレンズLA1との間に、第1遮光絞りSH1が形成され、第1アレイレンズLA1と第2アレイレンズLA2との間に、第2遮光絞りSH2が形成され、第2アレイレンズLA2の像側に、それに隣接して第3遮光絞りSH3が形成されている。第1遮光絞りSH1、第2遮光絞りSH2,第3遮光絞りSH3は、20μm〜100μmであるSUSの板材からなる。第2アレイレンズLA2と、撮像素子SRとの間には、IRカットフィルタFと、撮像素子SRの撮像面SSを覆うカバーガラスCGとが物体側からこの順序で配置されている。光学部材としてのIRカットフィルタFの物体側面には遮光膜が密着形成され、これが第4遮光絞りSH4となっている。尚、第3遮光絞りSH3,第4遮光絞りSH4のいずれかを省略しても良い。各遮光絞りSH1〜SH4は、各個眼レンズの各々に対応する開口部を持つ。個眼レンズLa2の像側面S4の周囲や、カバーガラスCGに遮光膜を密着形成して遮光膜として機能させても良い。
図10に示すように、画像処理部1は、画像合成部1aと、画像補正部1bと、を有している。複眼撮像光学系LHにより撮像素子SRの撮像面SS上に形成された複数の個眼像Zn(n=1,2,3,…)に応じた信号を、画像合成部1aが、つなぎ合わせて1枚の個眼合成画像MLを出力することができる。その際、画像補正部1bは、反転処理,歪曲処理,シェーディング処理,つなぎ合わせ処理等を行う。さらに、必要に応じて歪曲補正も行う。個眼合成画像MLは、演算部2で圧縮されてメモリー3に記憶される。
光学素子ユニットの製造方法について説明する。本実施形態では、第1アレイレンズLA1と第2アレイレンズLA2とは、予め成形されて光軸方向に積層され、複眼光学系LHが形成される。このとき、第1アレイレンズLA1の矩形枠状部Lf1と、第2アレイレンズLA2のフランジ部Lb2とを嵌合させたとき、間に介在する微細形状部Lc2が塑性変形することで、上述の実施形態と同様にして各個眼レンズLa1、La2の光軸が一致するようになっている。
更に、鏡枠HLDの周囲壁HLDbにおける奥側に接着剤を塗布した状態で、図11に示す姿勢で複眼光学系LHを鏡枠HLD内に光軸方向に沿って挿入すると、第1アレイレンズLA1の周囲に設けられた微細形状部Ld1が、鏡枠HLDの周囲壁HLDbに当接するまでは、スムーズに挿入が行われる。その後、微細形状部Ld1の山部が、鏡枠HLDの周囲壁HLDbの内周面に当接し、例えば15〜20μm程度押しつぶされて塑性変形し、塑性変形後の高さが30μm程度になる。このとき、微細形状部Ld1にムシレなどにより小屑が生じる場合もあるが、鏡枠HLDに塗布した接着剤に取り込まれることで、個眼レンズ等への付着を抑制できる。第1アレイレンズLA1の板部Lb1の物体側面が、鏡枠HLDの物体側壁HLDaの対向面に当接することで、組付けが完了する。なお、嵌合後に接着剤を塗布しても良い。
本実施形態によれば、微細形状部Ld1の山部が第1レンズ10によって押しつぶされるが、このとき、第1アレイレンズLA1の4つの辺に形成した微細形状部Ld1が均等に押しつぶされることで、各開口絞りSの中心軸と個眼レンズLa1,La2の光軸との同軸度が精度良く確保される。
図14は、変形例にかかる撮像装置の図12と同様な断面図である。図15は、図14の構成をXV-XV線で切断して矢印方向に見た図である。本変形例では、上述した実施形態に対して、第1アレイレンズLA1の物体側面中央に、円錐状の突起Le1を形成しており、これに対応して鏡枠HLDの物体側壁HLDaの中央に、円錐状の凹部HLDdを形成している。又、第1アレイレンズLA1の個眼レンズLa1以外の物体側面には遮光膜を形成して、遮光絞りの代わりとしている。それ以外の構成は、上述した実施形態と同様である。
鏡枠HLDに第1アレイレンズLA1を組み付けたとき、微細形状部Ld1の塑性変形のみでは、鏡枠HLDに対して第1アレイレンズLA1の中心回りの相対位置ずれが生じる恐れがある。これに対し本変形例によれば、円錐状の突起Le1に円錐状の凹部HLDdが嵌合して、第1アレイレンズLA1と鏡枠HLDとの突起Le1回りの位置決めが行われるので、微細形状部Ld1の塑性変形と相まって、より高精度な位置決めを行うことができる。
図16は、別な変形例にかかる撮像装置の図12と同様な断面図である。図16に示す光軸方向像側から見て時計回りに、第1アレイレンズLA1の外周面を第1外縁部〜第4外縁部とし、それぞれ対応する鏡枠HLDの内周面を第1内縁部〜第4内縁部とすると、図16に示す第1アレイレンズLA1の左方と下方の辺(第3外縁部、第4外縁部に相当)のブロック部Lc1に微細形状部を設けていない。微細形状部を設けていないブロックLc1を第1基準形状部とする。又、それに対向する鏡枠HLD(凹部)の内周面(第3内縁部、第4内縁部に相当)を第2基準形状部とする。それ以外の構成は、図12,13に示す実施形態と同様である。
本変形例において、鏡枠HLDに第1アレイレンズLA1を組み付けたとき、図16に示す第1アレイレンズLA1の左方と下方の辺のブロック部Lc1の外側面(第1基準形状部)が鏡枠HLDの周囲壁HLDbの内周面(第2基準形状部)に当接し、同時に第1アレイレンズLA1の右方と上方の辺(第1外縁部、第2外縁部に相当)のブロック部Lc1の微細形状部Ld1が周囲壁HLDbの内周面(第1内縁部、第2内縁部に相当)に当接して塑性変形する。これにより鏡枠HLDに第1アレイレンズLA1の間のガタを排除できる。この状態で、各開口絞りSの中心軸と個眼レンズLa1,La2の光軸との同軸度が精度良く確保されるようになっている。本変形例では、第1アレイレンズLA1の左方と下方のブロック部Lc1の外側面が鏡枠HLDの周囲壁HLDbの内周面に当接することで、より精度良く位置決めを行える。なお、第1アレイレンズLA1に微細形状部を設ける代わりに、鏡枠HLDの周囲壁HLDbの第1内縁部、第2内縁部に微細形状部を設けても良い。
本発明は、本明細書に記載の実施形態や変形例に限定されるものではなく、他の実施形態や変形例を含むことは、本明細書に記載された実施形態や技術思想から本分野の当業者にとって明らかである。たとえば、上述した複眼光学系は、視野分割タイプに限らず、超解像タイプの撮像装置にも用いることができる。又、光学素子の成形後に、UV硬化樹脂等により微細形状部を形成しても良い。更に、光学素子の外形は円形に限らず、多角形状であって良い。更に、複眼光学系を光軸方向から見た形状は、四角形などの高く形状に限らず、角を円弧で連結した形状や、円形もしくは楕円形状でもよい。
1 画像処理部
1a 画像合成部
1b 画像補正部
2 演算部
3 メモリー
10 第1レンズ
11 レンズ部
12 フランジ部
13 嵌合部
14 微細形状部
20 第2レンズ
21 レンズ部
22 フランジ部
23 嵌合部
30 光学素子ユニット
40 撮像装置
41 鏡枠
41a 微細形状部
41b 側壁
41c 端壁
41d 微細形状部
42 固体撮像素子
CG カバーガラス
DU 撮像装置
F IRカットフィルタ
HLD 鏡枠
HLDa 物体側壁
HLDb 周囲壁
HLDd 凹部
LA1 第1アレイレンズ
La1 個眼レンズ
Lb1 矩形状板部
Lc1 ブロック部
Ld1 微細形状部
LA2 第2アレイレンズ
Lb2 矩形状板部
LH 複眼光学系
LU 撮像ユニット
MD 金型
MD1 転写面
MD2 転写面
MD3 転写面
MD3a 凹部
ML 個眼合成画像

Claims (18)

  1. 光学素子の第1嵌合部と、他部品の第2嵌合部とを嵌合してなる光学素子ユニットにおいて、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設けており、
    前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品との嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
    前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部の被嵌合寸法は、前記第2嵌合部又は前記第1嵌合部の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さいことを特徴とする光学素子ユニット。
  2. 前記他部品は別の光学素子である請求項1に記載の光学素子レンズユニット。
  3. 前記他部品は,前記光学素子を保持する鏡枠である請求項1に記載の光学素子ユニット。
  4. 前記微細形状部は、周方向に等間隔で複数個設けられている請求項1〜3のいずれかに記載の光学素子ユニット。
  5. 前記光学素子の光学面と前記第1嵌合部を転写する金型は同一である請求項1〜4のいずれかに記載の光学素子ユニット。
  6. 前記光学素子は、光軸が異なるように複数の光学面を配列したレンズと、前記レンズと接合する板部とを有する請求項1〜5のいずれかに記載の光学素子ユニット。
  7. 光学素子と、他部品とを嵌合し、前記光学素子の第1基準形状部と、前記他部品の第2基準形状部とを突き当てて、前記光学素子の光軸直交方向の位置決めを行う光学素子ユニットにおいて、
    前記第1基準形状部以外の前記光学素子と、前記第2基準形状部以外の前記他部品のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設けており、
    前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品の嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
    前記光学素子又は前記他部品の被嵌合寸法は、前記他部品又は前記光学素子の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さいことを特徴とする光学素子ユニット。
  8. 前記第1基準形状部と前記第2基準形状部は、それぞれ前記光軸に沿って延在する互いに交差した2面に設けられ、前記微細形状部は、前記2面に対して前記光軸を挟んだ反対側に設けられている請求項7に記載の光学素子ユニット。
  9. 前記光学素子は、光軸が異なるように複数の光学面を配列したレンズと、前記レンズと接合する板部とを有し、
    前記他部品は、前記板部に嵌合する凹部を有し、
    前記第1基準形状部は前記板部の外周面の一部であり、前記第2基準形状部は前記凹部の内周面の一部である請求項7又は8に記載の光学素子ユニット。
  10. 前記板部と前記凹部は、前記光軸方向に見て多角形状である請求項9に記載の光学素子ユニット。
  11. 前記多角形状は光軸方向に見て四角形状であり、光軸方向像側から見て時計回りに、前記板部の外周面を第1外縁部〜第4外縁部とし、それぞれ対応する前記凹部の内周面を第1内縁部〜第4内縁部としたときに、前記第1基準形状部は、前記第3外縁部と前記第4外縁部に設けられ、前記第2基準形状部は、前記第3内縁部と前記第4内縁部に設けられる請求項10に記載の光学素子ユニット。
  12. 前記微細形状部は、前記第1外縁部と前記第2外縁部、或いは前記第1内縁部と前記第2内縁部に設けられる請求項11に記載の光学素子ユニット。
  13. 前記光学素子の光学面と前記第1基準形状部を転写する金型は同一である請求項7〜12のいずれかに記載の光学素子ユニット。
  14. 前記微細形状部の安全率は1未満である請求項1〜13のいずれかに記載の光学素子ユニット。
  15. 前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品の嵌合方向に沿って軸線を有する半円錐形状又は三角錐形状である請求項1〜14のいずれかに記載の光学素子ユニット。
  16. 前記微細形状部を形成される前記光学素子又は前記他部品は、熱可塑性樹脂により成形される請求項1〜15のいずれかに記載の光学素子ユニット。
  17. 光学素子の第1嵌合部と、他部品の第2嵌合部とを嵌合してなる光学素子ユニットの製造方法において、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設け、
    前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品との嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
    前記第1嵌合部又は前記第2嵌合部の被嵌合寸法は、前記第2嵌合部又は前記第1嵌合部の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さく、
    前記第1嵌合部と前記第2嵌合部とを嵌合したときに、前記微細形状部により前記光学素子と前記他部品との光軸直交方向の位置決めが行われることを特徴とする光学素子ユニットの製造方法。
  18. 光学素子と、他部品とを嵌合し、前記光学素子の第1基準形状部と、前記他部品の第2基準形状部とを突き当てて、前記光学素子の光軸直交方向の位置決めを行う光学素子ユニットの製造方法において、
    前記第1基準形状部以外の前記光学素子と、前記第2基準形状部以外の前記他部品のうち少なくとも一方に、前記光学素子の光軸直交方向に突出した微細形状部を設け、
    前記微細形状部は、前記光学素子と前記他部品の嵌合深さが深くなるにつれ、前記光学素子の光軸に交差する面方向の突出量が増大し、
    前記光学素子又は前記他部品の被嵌合寸法は、前記他部品又は前記光学素子の嵌合寸法よりも大きく、前記嵌合寸法に前記微細形状部の最大突出量を加えた寸法よりも小さく、
    前記第1基準形状部と前記第2基準形状部とを突き当てたときに、前記微細形状部により前記光学素子と前記他部品との光軸直交方向のガタを抑えることを特徴とする光学素子ユニットの製造方法。
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