JPWO2015087909A1 - 遠心ファン - Google Patents

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Abstract

支持部と複数枚のブレードと装着部とを備え、前記装着部に回転軸を取り付けて所定方向に回転させることによって、前記支持部の正面側より吸い込んだ空気を放射状に吹き出す遠心ファンである。前記各ブレードは、回転中心軸線に平行な後縁及び前記回転中心軸線に平行な前縁側端部を有し、厚さが前記後縁及び前記前縁側端部に近づくほど徐々に薄くなる主翼部と;前記主翼部の前記前縁側端部から前記遠心ファンの内側に向かって延在する副翼部と;を備える。前記副翼部は、前記回転中心軸線方向に沿って見た場合に、吸込み側よりも前記支持部側の方が、前記主翼部の前記前縁側端部から前記副翼部の前縁までの長さが長く、かつ、厚さが前記副翼部の全域において一定である。

Description

本発明は、空気を回転中心軸線の一方方向から吸気して放射状に排出する遠心ファンに関する。
本願は、2013年12月11日に、日本に出願された特願2013−256328号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
下記特許文献1には、遠心多翼送風ファンが開示されている。この遠心多翼送風ファンは、一般に遠心ファンと呼ばれており、特許文献1の図1及び図2に示されているように、中心に円筒支持部が設けられた正面視円形のボスプレートと、このボスプレートの外周にその周方向に沿って互いに一定間隔をおいて設けられた複数枚のブレードとを備えている。各ブレードは、前記ボスプレートの回転中心軸線方向に平行かつ長く延在する形状を有している。また、各ブレードの前縁(内周側縁)及び後縁(外周側縁)は、何れも、前記回転中心軸線に対して平行である。このような遠心多翼送風ファンでは、円筒支持部にモータの回転軸が装着されて回転駆動されることにより、回転中心軸線方向に沿った一方方向から外気を吸気してボスプレートの半径方向に排出する。
日本国特開平07−127599号公報
ところで、上述した遠心ファン(遠心多翼送風ファン)は、一般に空気等の流体を送風する送風機(遠心送風機)に用いられる。送風機では、ブレードによって流体に付与される機械的エネルギーと回転軸の駆動動力との比として定義される送風効率の向上が、重要な技術課題である。送風効率は、周知のように、遠心ファンの機械的な形状によって主に決定される。
また、遠心ファンでは、動作音(騒音)の低減も、重要な技術課題になっている。この動作音は、上記送風効率と同様に、遠心ファンの機械的な形状によって主に決定される。遠心ファンの設計においては、送風効率の向上と動作音の低減とが、重要な技術課題である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、動作音の増加を抑制しつつ送風効率を向上させることが出来る遠心ファンの提供を目的とする。
上記技術課題を解決して係る目的を達成するために、本発明は以下の態様を採用した。
(A)本発明の第1の態様は、正面視して円形の支持部と、前記支持部の外周に沿って円環状に配置された複数枚のブレードと、前記支持部の中心に設けられた装着部と、を備え、前記装着部に回転軸を取り付けて所定方向に回転させることによって、前記支持部の正面側より吸い込んだ空気を放射状に吹き出す遠心ファンであって、前記各ブレードが、前記回転軸の回転中心軸線に平行な後縁及び前記回転中心軸線に平行な前縁側端部を有し、厚さが前記後縁及び前記前縁側端部に近づくほど徐々に薄くなる主翼部と;前記主翼部の前記前縁側端部から前記遠心ファンの内側に向かって延在する副翼部と;を備え、前記副翼部が、前記回転中心軸線方向に沿って見た場合に、吸込み側よりも前記支持部側の方が、前記主翼部の前記前縁側端部から前記副翼部の前縁までの長さが長く、かつ、厚さが前記副翼部の全域において一定である。
(B)上記(A)の態様において、前記副翼部の正圧面と前記主翼部の正圧面とが滑らかに接続されていてもよい。
(C)上記(B)の場合、前記副翼部が、前記主翼部の前記正圧面の前記前縁側端部の位置における接線方向に沿って延在していてもよい。
(D)上記(A)〜(C)の何れか一項の態様において、正面視した場合の前記副翼部が、前記主翼部の前記前縁側端部から前記副翼部の前記前縁まで直線状に形成されていてもよい。
(E)上記(A)〜(D)の何れか一項の態様において、側面視した場合の前記副翼部の前記前縁が、前記回転中心軸線方向の前記吸込み側から前記支持部側に向かって直線形状を有してもよい。
(F)上記(E)の場合、前記各ブレードの前記直線形状の部位における前記前縁の各々によって規定されてかつ前記回転中心軸線方向の前記吸込み側の位置における直径である吸込み側端前縁径D1を、前記各ブレードの前記後縁によって規定される直径である後縁径D2で除算した比率であるD1/D2が下記関係式(1)を満足し、かつ、前記各ブレードの前記直線形状の部位における前記前縁の各々によって規定されてかつ前記回転中心軸線方向の前記支持部側の位置における直径である支持部側前縁径D1’を前記後縁径D2で除算した比率であるD1’/D2が下記関係式(2)を満足する、構成を採用してもよい。
0.75≦D1/D2≦0.90 (1)
0.65≦D1’/D2≦0.75 (2)
(G)上記(A)〜(F)の何れか一項に記載の態様において、前記前縁側端部の内接円の前記前縁側端部における接線と、前記主翼部の前記正圧面の前記前縁側端部における接線とのなす角が65°以上かつ75°以下であり;前記後縁の外接円の前記後縁における接線と、前記主翼部の前記正圧面の前記後縁における接線とのなす角が0°以上かつ15°以下である;構成を採用してもよい。
(H)上記(A)〜(D)の何れか一項に記載の態様において、側面視した場合の前記副翼部の前記前縁が、前記回転中心軸線方向の前記吸込み側から前記支持部側にかけて曲線形状を有してもよい。
(I)上記(A)〜(H)の何れか一項に記載の態様において、前記各ブレードの先端側において前記各ブレードの各前記後縁間を固定する円環状のシュラウドをさらに備えてもよい。
上記(A)に記載の態様の遠心ファンによれば、回転中心軸線方向の吸込み側から支持部側に向かうに従って、主翼部の前縁側端部から副翼部の前縁までの長さを長くしているので、吸込み側の流入抵抗を減らしつつも流れの主流となる下流側(支持部側)における副翼部の翼長を長くできるため、送風能力を向上させることができる。
すなわち、副翼部の前縁が空気の吸込み方向の上流側から下流側に向かうに従って傾斜しているため、空気を吸い込むために空気に付与する機械的エネルギーのかけ方を、上流側から下流側にかけて徐々に増大させることができるので、従来のように上流側より急に大きな機械的エネルギーを空気に付与する構造に比較して、空気の剥離や乱れに伴う騒音を抑えることができる。よって、この遠心ファンによれば、動作音(騒音)を抑制しつつ送風効率を従来よりも向上させることが可能である。
しかも、副翼部の厚さを一定にしているので、副翼部の翼長が長くなる下流側(支持部側)の厚さが主翼部側において過度に厚くなるのを防ぎつつも、空気がブレード前縁に流入する際の抵抗を低減することができる。これについて説明すると、例えば、副翼部の形状を、その前縁に向かって先細りとする場合、この先細り形状を金型による射出成形で形成することを考えると、前縁の厚みをあまり薄くできない。そのため、先細り形状を得るためには、前縁に対して相対的に、副翼部の主翼部側の厚みを増すことになるが、特に副翼部の翼長が長くなる下流側(支持部側)の厚さが、副翼部の主翼部側において過度に厚くなってしまう虞がある。そのため、副翼部の厚さを一定にする必要が有る。
また、主翼部に対して相対的に薄くなる副翼部の厚さを一定にすることは、回転中心軸線方向に沿って見た場合にシンプルな形状になるため、金型が作りやすくなり、コストダウンにも貢献できる。
また、上記(B)の場合、副翼部の正圧面と主翼部の正圧面との間に段差や屈曲部が形成されないため、副翼部から主翼部に向かって送り出す空気流がスムーズに流れるため、送風効率及び騒音低減をさらに向上させることができる。
また、上記(C)の場合、主翼部の正圧面の接線方向に沿うように副翼部を延在させることで、副翼部の正圧面と主翼部の正圧面とを滑らかに接続することができるので、この接続部分において流れの乱れを生じることがなく、より動作音(騒音)を抑制することができる。
また、上記(D)の場合、厚みが薄く、しかも主翼部の後縁側よりも密集した状態に配置される副翼部を直線状に形成することで、湾曲状に形成させた場合に比べて金型が作りやすく、コストダウンに貢献できる。
また、上記(E)の場合、厚みが薄く、しかも主翼部の後縁側よりも密集した状態に配置される副翼部を直線状に形成することで、湾曲状に形成させた場合に比べて金型が作りやすく、コストダウンに貢献できる。
また、上記(F)の場合、動作音(騒音)をより小さく抑制しつつも送風効率をより大きく向上させることが可能となる。
また、上記(G)の場合、各ブレード間を流れる空気において、渦の発生や空気のブレードの表面からの剥離発生を最小限に抑制することが可能である。よって、渦や空気のブレードからの剥離に起因する騒音を低減することができる。また、渦や空気のブレードからの剥離に起因するエネルギー損失を最小限に抑制して送風効率を向上させることも可能である。
また、上記(H)の場合、副翼部の前縁を、側面視して凹または凸の湾曲形状にすることで、求められる遠心ファンの仕様に対して柔軟に対応することが可能となる。
また、上記(I)の場合、シュラウドが、自らを介して各ブレードを相互に接続することによって、各ブレードの支持状態を補強すると共に、流入する空気の流入領域(流路)を規定することができる。
本発明の一実施形態に係る遠心ファンAの正面図である。 同遠心ファンAを示す図であって、図1AのX−X線で見た断面図である。 同遠心ファンAのブレード2を示す図であって、図1AのY部拡大図である。 同遠心ファンAの性能を示す特性図であり、騒音及び送風効率を従来のファンと比較した棒グラフである。 同遠心ファンAの性能を示す特性図であり、比率(D1/D2)による騒音及び送風効率への影響を示すグラフである。 同遠心ファンAの性能を示す特性図であり、比率(D1’/D2)による騒音及び送風効率への影響を示すグラフである。 同遠心ファンAの性能を示す特性図であり、入口角度αによる騒音及び送風効率への影響を示すグラフである。 同遠心ファンAの性能を示す特性図であり、出口角度βによる騒音及び送風効率への影響を示すグラフである。 同遠心ファンAの変形例である遠心ファンBを示す図であって、図1Aに相当する正面図である。 同遠心ファンAの他の変形例を示す図であって、図1BのZ部に相当する部分を示す拡大断面図である。 図5に示す形態の更なる変形例を示す図であって、図5のC部に相当する部分拡大図である。 図6を図5のD−D矢視より見た部分平面図である。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態及びその変形例について説明する。
本実施形態に係る遠心ファンAは、図1A及び図1Bに示すように、略円筒状の外形を有し、回転中心軸線L(図示されないモータの回転軸Sの中心軸線)を中心として反時計方向に回転する回転体である。この遠心ファンAは、図1Aに矢印Rで示すように、反時計方向に回転することにより、空気Fを上方(吸気入口)から吸気して外周方向(回転中心軸線Lに略直交する方向)に放射状に排出する。
遠心ファンAは、支持部1と、複数枚のブレード2と、シュラウド3と、装着部4とを主要構成要素として備えており、例えばポリプロピレンを原料として金型で成型された樹脂成型体である。
支持部1は、図1Aに示すように正面視円形でかつ、図1Bに示すように縦断面形状が中心(回転中心軸線L)から外周に向かうに従って図中上方(吸気入口)に対して徐々に後退する略円錐形状(ドーム形状)である。このような形状の支持部1は、図1Bに示すように、複数枚のブレード2を支持すると共に上方(吸気入口)から吸気した空気Fを外周方向に案内する。すなわち、遠心ファンAが図1Aの矢印R方向に回転すると、図1Bに示すように、回転中心軸線Lに略平行に空気Fが取り込まれ、そして支持部1の斜面(後述の案内面1a)に沿って空気Fの流れ方向が曲げられ、前記外周方向へと遠心ファンA外に排出される。
この支持部1において、空気Fを吸気する上方側の面(表面)は空気Fを案内する案内面1aである。この案内面1aは、図1Bに示すように、回転中心軸線Lから離間する程に徐々に後退する(傾斜角度が急になる)ドーム形状である。一方、支持部1の、上記案内面1aの裏面は窪み面である。
各ブレード2は、図1Aに示す正面で見た場合には支持部1の外周に沿って互いに一定間隔で設けられ、また図1Bに示す断面で見た場合には回転中心軸線Lに平行な方向に延在する長尺要素である。すなわち、各ブレード2は、回転中心軸線Lから半径方向に一定距離離れた位置において、一定の角度間隔で円環状に配列されている。ブレード2の枚数は、図1Aに示すように、例えば本実施形態では41枚である。
また、各ブレード2は、図1A〜図2に示すように、2つの部位、つまり主翼部2aと副翼部2bとから構成されている。主翼部2aは、回転中心軸線Lに平行な後縁2cと、同じく回転中心軸線Lに平行な前縁側端部2dとを備えている。
主翼部2aは、その厚さが後縁2c及び前縁側端部2dに近づくほど徐々に薄くなると共に、回転方向とは反対方向に突出するように全体として緩やかに湾曲した形状である。すなわち、主翼部2aは、互いに平行な後縁2cと前縁側端部2dとの間が、後縁2c及び前縁側端部2dから離れるにつれて、後縁2c及び前縁側端部2dよりも徐々に厚くなる正面形状(断面形状)を備えている。
一方、副翼部2bは、主翼部2aの前縁側端部2dから遠心ファンAの内側に向かって延在している。すなわち、副翼部2bは、上述した主翼部2aの前縁側端部2dに連接された部位であり、主翼部2aの回転方向側の面における接線方向に沿って延在する。さらに詳しく言うと、この副翼部2bは、図2に一点鎖線で示すように、回転中心軸線Lと直交する面において、主翼部2aの回転方向側の面である正圧面2fの、前縁側端部2dの位置における接線の方向に沿って直線的に延在する。なお、主翼部2aにおいて、上述した回転方向側の面は、全体として一定の曲率rを有する湾曲面である。
副翼部2bは、空気Fの上流(図1Bにおける上方)側よりも、下流(図1Bにおける下方)側が回転中心軸線Lに近くなるように回転中心軸線Lに対して傾斜する前縁2eを備えており、厚さが全体として一定である。すなわち、副翼部2bは、回転中心軸線L方向に沿って見た場合に、吸込み側よりも支持部1側の方が、主翼部2aの前縁側端部2dから副翼部2bの前縁2eまでの長さが長く、かつ、厚さが副翼部2bの全域において一定となっている。さらに詳しく言うと、副翼部2bは、図1Bに示されているように、空気Fの吸込み方向(図中下側)に向かって回転中心軸線Lと直交する方向(半径方向)における幅w1が徐々に広がる形状を備えている。なお、前記前縁2eは、図1Bに示すように直線形状である。
各ブレード2において、主翼部2a及び副翼部2bの回転方向側の面は、遠心ファンAが反時計方向に回転した際に圧力が常圧よりも高くなる正圧面2fとなり、一方、回転方向と反対側の面は、圧力が常圧よりも低い負圧面2gとなる。そして、図2に示すように、副翼部2bの正圧面2fと主翼部2aの正圧面2fとが滑らかに接続されている。また、副翼部2bは、主翼部2aの正圧面2fの前縁側端部2dの位置における接線方向に沿って延在している。より詳しく言うと、正面視した場合の副翼部2bが、主翼部2aの前縁側端部2dから副翼部2bの前縁2eまで直線状に形成されている。また、図1Bに示すように側面視した場合の副翼部2bの前縁2eは、回転中心軸線L方向の吸込み側から支持部1側に向かって直線形状を有している。
また、図1Bに示すように、各ブレード2において、主翼部2aの、空気Fの吸込み(図中上方)側の端部は回転中心軸線Lと直交する翼先端2hであり、一方、主翼部2aの、空気Fの排出(図中下方)側の端部は、同じく回転中心軸線Lと直交する翼後端2iである。
主翼部2a及び副翼部2bからなる各ブレード2について、さらに詳しく説明する。
まず、各ブレード2の翼先端2h側において前縁2eの各々によって規定される直径(先端側前縁径D1)と、各ブレード2の後縁2cによって規定される直径(後縁径D2)との比率(D1/D2)が、以下の関係式(3)を満足する。すなわち、各ブレード2の直線形状の部位における前縁2eの各々によって規定されてかつ回転中心軸線L方向の吸込み側の位置における直径である吸込み側端前縁径D1を、各ブレード2の後縁2cによって規定される直径である後縁径D2で除算した比率であるD1/D2が、下記関係式(3)を満足する。さらに詳しく言うと、回転中心軸線Lより前縁2eまでの距離寸法が最大となる位置における直径(先端側前縁径D1)を、主翼部2aの後縁2cで規定される直径(後縁径D2)で除算した数値が、0.75〜0.90の範囲内となっている。なお、この範囲のより好ましい範囲は、0.79〜0.81であり、最も好ましくは0.80である。
0.75≦D1/D2≦0.90 (3)
さらに、各ブレード2の直線形状の部位における前縁2eの各々によって規定されてかつ回転中心軸線L方向の支持部1側の位置における直径である支持部側前縁径D1’を後縁径D2で除算した比率であるD1’/D2が下記関係式(4)を満足している。すなわち、各ブレード2の翼後端2i側において前縁2eの各々によって規定される直径(後端側前縁径D1’)と上記後縁径D2との比率(D1’/D2)が以下の関係式(4)を満足する。さらに詳しく言うと、回転中心軸線Lより前縁2eまでの距離寸法が最小となる位置における直径(先端側前縁径D1’)を、前記後縁径D2で除算した数値が、0.65〜0.75の範囲内となっている。なお、この範囲のより好ましい範囲は、0.69〜0.72であり、最も好ましくは0.71である。
0.65≦D1’/D2≦0.75 (4)
なお、各ブレード2の回転中心軸線Lの方向に平行な長さ(翼長さH)を、上記後縁径D2で除算した比率であるH/D2は、例えば0.4〜0.5である。
また、図2に示すように、上述した各ブレード2において、前縁側端部2dの内接円の前縁側端部2dにおける接線と、上述した主翼部2aの回転方向側の面の前縁側端部2dにおける接線とのなす角、つまり入口角αは、65°以上かつ75°以下の角度であり、より好ましくは70°である。すなわち、回転中心軸線Lを中心として前縁側端部2dに接する内接円と、主翼部2aの正圧面2fの前縁側端部2dの位置における接線とがなす角度である入口角αが、65°〜75°の範囲内にあり、この範囲の中でもより好ましいのが70°となっている。
また、図2に示すように、上述した各ブレード2において、後縁2cの外接円の後縁2cにおける接線と、主翼部2aの回転方向側の面の後縁2cにおける接線とのなす角、つまり出口角βは、0°以上かつ15°以下の角度であり、より好ましくは10°である。すなわち、後縁2cの外接円と、主翼部2aの正圧面2fの後縁2cにおける接線とがなす角度である出口角βが、0°〜15°の範囲内にあり、この範囲の中でもより好ましいのが10°となっている。
なお、上記後縁2cは、図2に示すように、遠心ファンAを正面視した場合に、尖った形状、つまり正圧面2fと負圧面2gとが鋭角に接する形状を有している。一方、前縁2eは、遠心ファンAを正面視した場合に、図2に示すように丸みを帯びた形状、つまり正圧面2fと負圧面2gとが円弧状に接続された形状に形成されている。
図1A及び図1Bに示すように、シュラウド3は、円環状に配列している各ブレード2の上端部(先端部)に接続されると共に上方に向けて若干絞った円環状をなしている。このシュラウド3は、自らを介して各ブレード2の上端部(先端部)を相互に接続することによって、支持部1に接続された各ブレード2の支持状態を補強すると共に、図1Bの図中上方から流入する空気Fの流入領域(流路)を規定する。すなわち、このシュラウド3は、空気Fの流入領域を、上記後縁径D2によって規定される円形面積よりも若干絞り込むように形状が設定されている。なお、シュラウド3の上端3aは、図1Bに示すように、各ブレード2の翼先端2hよりも上方に位置している。
装着部4は、上記支持部1の中心に設けられ、本遠心ファンAを回転駆動する駆動装置(例えばモータ。図示せず)の回転軸Sを装着する部位である。この装着部4には、回転軸Sを挿入するための装着孔4aが形成されている。また、この装着部4は、図1Bに示すように、シュラウド3の上端3aよりも上方に突出している。すなわち、装着部4は、各ブレード2の翼先端2hよりも上方に突出している。
次に、このように構成された遠心ファンAの作用効果について、図3A〜図3Eも参照しながら詳しく説明する。
本遠心ファンAは、回転中心軸線Lから一定半径上に円環状に配列した複数枚のブレード2を反時計方向に回転させることにより、図1Bに示す回転中心軸線Lの図中上方側の空気Fを吸気して外周方向に放射状に吹き出す。すなわち、本遠心ファンAは、回転中心軸線L回りに回転させることにより、図中上方の空気を吸引することで流れを形成して流体化し、さらにこの空気Fを前記流入領域(流路)に通すことで偏向させて外周方向に排出する。
本実施形態の遠心ファンAは、各ブレード2が、主翼部2aに加えて、空気Fの吸込み方向と反対側(下側)に向かって幅が徐々に広がる形状の副翼部2bを備えている。すなわち、本遠心ファンAにおける各ブレード2は、先端側、つまり空気Fの吸込み側よりも、後端側、つまり空気Fの排出側の幅(回転中心軸線Lに直交する面における前縁2eから後縁2cまでの延在幅w2)が徐々に増加する。
上記構成を有する遠心ファンAによれば、例えば各ブレード2の翼先端2hの延在長さを従来のブレードと同じ寸法にした場合、各ブレード2の翼先端2hから翼後端2iに亘る各部位の延在幅w2は、従来のブレードよりも翼後端2iに向かって徐々に増加する。その結果、図3Aに示すように、各ブレード2の翼先端2hに空気Fが衝突することによって発生する動作音(騒音)を従来よりも1dB程度低下させることが可能であり、また送風効率を従来よりも2〜3%程度向上させることができる。なお、図3Aの特性図において、縦軸の1目盛は、送風効率(効率)については1%、また動作音(騒音)については1dBを示す。
また、本遠心ファンAによれば、前述の関係式(3)及び関係式(4)を満足するように先端側前縁径D1と後端側前縁径D1’とが設定されているので、送風効率の向上と動作音の低減とを最適化することが可能である。動作音(騒音)と送風効率とは、図3B及び図3Cに示すように、上記比率(D1/D2)あるいは比率(D1’/D2)に対して正反対の増減傾向を示す。すなわち、動作音(騒音)は、比率(D1/D2)あるいは比率(D1’/D2)に対して減少から増加に転じる増減傾向を示すが、送風効率は、比率(D1/D2)あるいは比率(D1’/D2)に対して増加から減少に転じる増減傾向を示す。
したがって、比率(D1/D2)及び比率(D1’/D2)を関係式(3)及び関係式(4)が示す範囲に設定することにより、つまり先端側前縁径D1と後端側前縁径D1’との関係を関係式(3)及び関係式(4)が示す範囲に設定することにより、図3B及び図3Cに示すように、動作音(騒音)をより小さく抑制しつつ送風効率をより大きく向上させることが可能となる。なお、図3B及び図3Cの特性図において、縦軸の1目盛は、所定の基準値(従来品の送風効率)に対する送風効率の比率を示す「最高効率」については1%、また所定の基準値(従来品の動作音)に対する動作音(騒音)の比率を示す「最低比騒音」については1dBを示す。
また、本遠心ファンAによれば、各ブレード2の前縁2eが傾斜した直線形状を有している。つまり、回転中心軸線Lに直交する面における、前縁2eから後縁2cまでの延在幅w2が直線的に増加する。よって、例えば上記延在幅w2が階段状に増加する場合に比較して動作音を効果的に低減することができる。なお、動作音を効果的に低減するための前縁2eの形状としては、直線形状のみに限定されるものではなく、側面視した場合の副翼部2bの前縁2eが、回転中心軸線L方向の吸込み側から支持部1側にかけて曲線形状を有する構成も採用可能である。例えば、例えば図5に示すように、空気Fの吸込み方向に向かって緩やかに窪んだ曲線形状の前縁2e’を採用してもよい。
また、本遠心ファンAによれば、各ブレード2の入口角αが65°以上かつ75°以下の角度に設定されているので、図3Dに示すように、最低比騒音(動作音)をより小さく抑制しつつ最高効率(送風効率)をより大きく向上させることが可能となる。さらに、本遠心ファンAによれば、出口角βが15°以下の角度に設定されているので、図3Eに示すように、最低比騒音(動作音)をより小さく抑制しつつ最高効率(送風効率)をより大きく向上させることが可能となる。
すなわち、入口角α及び出口角βを上述した範囲に設定することにより、各ブレード2間を流れる空気Fにおいて、渦の発生や空気Fのブレード2の表面からの剥離発生を最小限に抑制することが可能である。よって、渦や空気Fのブレード2からの剥離に起因する騒音を低減することができる。また、渦や空気Fのブレード2からの剥離に起因するエネルギー損失を最小限に抑制して送風効率を向上させることも可能である。
なお、上記図3D及び図3Eの特性図において、縦軸の1目盛は、所定の基準値に対する送風効率の比率を示す「最高効率」については0.5%、また所定の基準値に対する動作音(騒音)の比率を示す「最低比騒音」については0.5dBを示す。
なお、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、例えば以下のような変形例が考えられる。
(1)上記実施形態では、支持部1、複数のブレード2、シュラウド3及び装着部4を主な構成要素とする遠心ファンAについて説明したが、本発明はこの構成のみに限定されない。上記遠心ファンAでは、各ブレード2の形状が回転中心軸線Lに平行な方向に延在する長尺形状を有するため、これらブレード2の支持をより強固にするために各ブレード2の上端部にシュラウド3を設けたが、各ブレード2の形状が上記実施形態と異なる場合(例えば長さが短い場合)には、シュラウド3を省略することができる。
(2)上記実施形態では、空気Fの流入領域を後縁径D2によって規定される円形面積よりも若干絞り込むように形状が設定されたシュラウド3を備える遠心ファンAについて説明したが、本発明はこの構成のみに限定されない。例えば図4に示すように、各ブレード2’の翼先端側において各ブレード2’の後縁を接続するように設けられた円環状のシュラウド3’を備えた遠心ファンBを採用しても良い。このシュラウド3’は、空気の流入領域を後縁径によって規定される円形面積と略同等とする。すなわち、上記実施形態では、図1Bに示したブレード2の図中上部に凹みが設けられ、この凹みに密着するように絞られた円環形状のシュラウド3を一体に設けたが、図4の変形例では、上記凹みのないブレード2’を設け、さらに絞られていない円環形状のシュラウド3’を各ブレード2’の上部外周側に密着させるように一体に設けている。
上記シュラウド3’を備える遠心ファンBは、例えば各ブレード2’の翼長と後縁径との比率が上述した遠心ファンAの比率(H/D2)よりも格段に大きな値(例えば1以上)に設定される、比較的小型の遠心ファンに採用される。
(3)また、上記実施形態及び変形例において副翼部2bの厚みをその全域において一定寸法としたが、この構成のみに限らず、例えば図6及び図7に示すように、副翼部2bの根元部分2bxに厚みを増した補強部を設けてもよい。すなわち、副翼部2bの、支持部1への接続部分である根元部分2bxを、案内面1aに向かって末広がりとなるように徐々に厚みを増やすようにして補強部を形成してもよい。副翼部2の根元部分2bxにこのような補強部を設けた場合、支持部1に対する各ブレード2(2’)の固定強度を高めることができる。また、遠心ファンA(B)を射出成形する金型が作りやすくなり、コストダウンにも貢献できる。
本発明によれば、動作音の増加を抑制しつつ送風効率を向上出来る遠心ファンを提供することが可能となる。
A,B 遠心ファン
1 支持部
1a 案内面
2 ブレード
2a 主翼部
2b 副翼部
2c 後縁
2d 前縁側端部
2e 前縁
2f 正圧面
2g 負圧面
2h 翼先端
2i 翼後端
3 シュラウド
4 装着部
4a 装着孔
D1 先端側前縁径
D1’ 後端側前縁径
D2 後縁径
H 翼長さ
L 回転中心軸線
S 回転軸

Claims (9)

  1. 正面視して円形の支持部と、
    前記支持部の外周に沿って円環状に配置された複数枚のブレードと、
    前記支持部の中心に設けられた装着部と、
    を備え、
    前記装着部に回転軸を取り付けて所定方向に回転させることによって、前記支持部の正面側より吸い込んだ空気を放射状に吹き出す遠心ファンであって、
    前記各ブレードが、
    前記回転軸の回転中心軸線に平行な後縁及び前記回転中心軸線に平行な前縁側端部を有し、厚さが前記後縁及び前記前縁側端部に近づくほど徐々に薄くなる主翼部と;
    前記主翼部の前記前縁側端部から前記遠心ファンの内側に向かって延在する副翼部と;
    を備え、
    前記副翼部は、
    前記回転中心軸線方向に沿って見た場合に、吸込み側よりも前記支持部側の方が、前記主翼部の前記前縁側端部から前記副翼部の前縁までの長さが長く、かつ、
    厚さが前記副翼部の全域において一定である、
    ことを特徴とする遠心ファン。
  2. 前記副翼部の正圧面と前記主翼部の正圧面とが滑らかに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の遠心ファン。
  3. 前記副翼部が、前記主翼部の前記正圧面の前記前縁側端部の位置における接線方向に沿って延在していることを特徴とする請求項2記載の遠心ファン。
  4. 正面視した場合の前記副翼部が、前記主翼部の前記前縁側端部から前記副翼部の前記前縁まで直線状に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の遠心ファン。
  5. 側面視した場合の前記副翼部の前記前縁が、前記回転中心軸線方向の前記吸込み側から前記支持部側に向かって直線形状を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遠心ファン。
  6. 前記各ブレードの前記直線形状の部位における前記前縁の各々によって規定されてかつ前記回転中心軸線方向の前記吸込み側の位置における直径である吸込み側端前縁径D1を、前記各ブレードの前記後縁によって規定される直径である後縁径D2で除算した比率であるD1/D2が下記関係式(1)を満足し、かつ、
    前記各ブレードの前記直線形状の部位における前記前縁の各々によって規定されてかつ前記回転中心軸線方向の前記支持部側の位置における直径である支持部側前縁径D1’を前記後縁径D2で除算した比率であるD1’/D2が下記関係式(2)を満足する
    ことを特徴とする請求項5に記載の遠心ファン。
    0.75≦D1/D2≦0.90 (1)
    0.65≦D1’/D2≦0.75 (2)
  7. 前記前縁側端部の内接円の前記前縁側端部における接線と、前記主翼部の正圧面の前記前縁側端部における接線とのなす角が65°以上かつ75°以下であり;
    前記後縁の外接円の前記後縁における接線と、前記主翼部の前記正圧面の前記後縁における接線とのなす角が0°以上かつ15°以下である;
    ことを特徴とする請求項1〜6の何れか一項に記載の遠心ファン。
  8. 側面視した場合の前記副翼部の前記前縁が、前記回転中心軸線方向の前記吸込み側から前記支持部側にかけて曲線形状を有することを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の遠心ファン。
  9. 前記各ブレードの先端側において前記各ブレードの各前記後縁間を固定する円環状のシュラウドをさらに備えることを特徴とする請求項1〜8の何れか一項に記載の遠心ファン。
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