JPWO2015079922A1 - 高電圧発生装置及びそれを備えたx線撮影装置 - Google Patents
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Abstract
二次巻線と鉄心との間の絶縁を維持しながら小型化した高電圧変圧器を有する高電圧発生装置を提供するために、一次巻線と二次巻線と鉄心を有する高電圧変圧器と、前記高電圧変圧器から出力される交流電圧を直流電圧に整流する高電圧整流器とを備え、前記二次巻線と前記鉄心は、前記一次巻線に交流電流が流れることにより発生する磁束の方向に分割され、分割された各鉄心には、分割された各二次巻線がそれぞれ対応するように巻き付けられ、分割された各鉄心の間には誘電体が配置されていることを特徴とする。
Description
本発明は、X線撮影を行なうX線撮影装置に係り、特にX線撮影装置用のX線高電圧装置内の高電圧変圧器を小型化する技術に関する。
X線撮影装置は、被検体にX線を照射することにより取得した透過X線量に基づいて被検体のX線画像を作成・表示する装置である。特に、被検体の周囲からX線を照射して取得した様々な角度からの透過X線量に基づいて、被検体の断面画像を再構成・表示する装置はX線CT(Computed Tomography)装置と呼ばれる。
これらのX線撮影装置では、設置面積の縮減、小型軽量化に対する要求が高まっている。X線撮影装置の一構成要素であるX線高電圧装置の中の高電圧変圧器が装置容積に占める割合は大きく、高電圧変圧器を小型化することが装置全体の小型化に有効である。高電圧変圧器は電磁誘導を利用して交流電圧の高さを変換する電力機器であり、X線高電圧装置に使用される場合には入力電圧をより高い電圧、例えば100kV〜140kV程度の高電圧に変換する。すなわち高電圧変圧器の二次巻線では絶縁距離を確保する必要があり小型化のための工夫が必要となる。特にX線CT装置では、被検体が入る開口部をより大きくすることが望まれていることからも、高電圧変圧器の小型化は重要である。
特許文献1には、主変圧器が複数の二次巻線を有しており、各々に倍電圧整流回路が接続され、これらの出力が直列に接続されることで、より高い電圧を生成することが開示されている。
しかしながら、特許文献1のように複数の二次巻線を有する構成であっても、一般的に接地電圧とされる鉄心と二次巻線との間には高電圧が発生するので、鉄心と二次巻線との間の絶縁距離を考慮すると、高電圧変圧器の小型化は困難である。
そこで本発明の目的は、二次巻線と鉄心との間の絶縁を維持しながら小型化した高電圧変圧器を有する高電圧発生装置と、それを備えたX線撮影装置を提供することである。
上記目的を達成するために本発明は、一次巻線と二次巻線と鉄心を有する高電圧変圧器と、前記高電圧変圧器から出力される交流電圧を直流電圧に整流する高電圧整流器とを備え、前記二次巻線と前記鉄心は、前記一次巻線に交流電流が流れることにより発生する磁束の方向に分割され、分割された各鉄心には、分割された各二次巻線がそれぞれ対応するように巻き付けられ、分割された各鉄心の間には誘電体が配置されていることを特徴とする。
また、本発明は、被検体にX線を照射するX線源と、前記X線源に電力を供給するX線高電圧装置を備えたX線撮影装置であって、前記X線高電圧装置は、一次巻線と二次巻線と鉄心を有する高電圧変圧器と、前記高電圧変圧器から出力される交流電圧を直流電圧に整流する高電圧整流器とを備え、前記二次巻線と前記鉄心は、前記一次巻線に交流電流が流れることにより発生する磁束の方向に分割され、分割された各鉄心には、分割された各二次巻線がそれぞれ対応するように巻き付けられ、分割された各鉄心の間には誘電体が配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、二次巻線と鉄心との間の絶縁を維持しながら小型化した高電圧変圧器を有する高電圧発生装置と、それを備えたX線撮影装置を提供することができる。
以下、添付図面に従って本発明の好ましい実施形態について説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
図1はX線撮影装置の一例であるX線CT装置の全体構成を示すブロック図である。図1に示すようにX線CT装置1は、スキャンガントリ部100と操作ユニット120を備える。
スキャンガントリ部100は、X線管装置101と、回転円盤102と、コリメータ103と、X線検出器106と、データ収集装置107と、寝台装置105と、ガントリ制御装置108と、寝台制御装置109と、X線制御装置110を備えている。X線管装置101は寝台装置105上に載置された被検体にX線を照射する装置であって、X線源となる。コリメータ103はX線管装置101から照射されるX線の放射範囲を制限する装置である。
回転円盤102は、寝台装置105上に載置された被検体が入る開口部104を備えるとともに、X線管装置101とX線検出器106を搭載し、被検体の周囲を回転するものである。X線検出器106は、X線管装置101と対向配置され被検体を透過したX線を検出することにより透過X線の空間的な分布を計測する装置であり、多数の検出素子を回転円盤102の回転方向に1次元に配列したもの、あるいは多数の検出素子を回転円盤102の回転方向と回転軸方向との2次元に配列したものである。
データ収集装置107は、X線検出器106で検出されたX線量をデジタルデータとして収集する装置である。ガントリ制御装置108は回転円盤102の回転及び傾斜を制御する装置である。寝台制御装置109は、寝台装置105の上下前後左右動を制御する装置である。X線制御装置110はX線管装置101に入力される電力を制御する装置である。X線制御装置110については、後で詳細に説明する。
操作ユニット120は、入力装置121と、画像処理装置122と、表示装置125と、記憶装置123と、システム制御装置124を備えている。入力装置121は、被検体氏名、検査日時、撮影条件等を入力するための装置であり、具体的にはキーボードやポインティングデバイス、タッチパネル等である。画像処理装置122は、データ収集装置107から送出される計測データを演算処理してCT画像の再構成を行う装置である。表示装置125は、画像処理装置122で作成されたCT画像等を表示する装置であり、具体的にはCRT(Cathode-Ray Tube)や液晶ディスプレイ等である。記憶装置123は、データ収集装置107で収集したデータ及び画像処理装置122で作成されたCT画像の画像データ等を記憶する装置であり、具体的にはHDD(Hard Disk Drive)等である。システム制御装置124は、これらの装置及びガントリ制御装置108と寝台制御装置109とX線制御装置110を制御する装置である。
入力装置121から入力された撮影条件、特にX線管電圧やX線管電流等に基づきX線制御装置110がX線管装置101に入力される電力を制御することにより、X線管装置101は撮影条件に応じたX線を被検体に照射する。X線検出器106は、X線管装置101から照射され被検体を透過したX線を多数のX線検出素子で検出し、透過X線の分布を計測する。回転円盤102はガントリ制御装置108により制御され、入力装置121から入力された撮影条件、特に回転速度等に基づいて回転する。寝台装置105は寝台制御装置109によって制御され、入力装置121から入力された撮影条件、特にらせんピッチ等に基づいて動作する。
X線管装置101からのX線照射とX線検出器106による透過X線分布の計測が回転円盤102の回転とともに繰り返されることにより、様々な角度からの投影データが取得される。投影データは、各角度を表すビュー(View)と、X線検出器106の検出素子番号であるチャネル(ch)番号及び列番号と対応付けられる。取得された様々な角度からの投影データは画像処理装置122に送信される。画像処理装置122は送信された様々な角度からの投影データを逆投影処理することによりCT画像を再構成する。再構成して得られたCT画像は表示装置125に表示される。
なお、X線CT装置1は、図示されないネットワークを介して、院内のサーバや院外のサーバに接続されていても良く、各サーバから必要なデータを適時読み込んでも良い。
図2を用いてX線制御装置110について説明する。X線制御装置110は、コンバータ202とインバータ203と高電圧変圧器41と高電圧整流器42とを備えている。コンバータ202は、交流電源201に接続されており、交流電源201の交流電圧を直流電圧に変換する装置である。インバータ203は、コンバータ202に接続されており、コンバータ202から出力される直流電圧を交流電圧に変換する装置である。
インバータ203から出力される交流電圧は、交流電源201から出力される交流電圧より高い周波数を有している。高電圧変圧器41は、インバータ203に接続されており、インバータ203から出力される交流電圧を昇圧する装置である。高電圧整流器42は、高電圧変圧器41に接続されており、高電圧変圧器41で昇圧された交流電圧を直流電圧に整流する。高電圧整流器42の出力端子はX線管装置101に接続されており、高電圧整流器42から出力される直流電圧がX線管装置101に印加されることにより、X線管装置101からX線が照射される。
なお、高電圧変圧器41と高電圧整流器42とをまとめて高電圧発生装置204と呼ぶ。X線制御装置110のうち、少なくとも高電圧発生装置204が回転円盤102に搭載されればよく、インバータ203とコンバータ202とは回転円盤102に搭載されてもされなくても良い。
{第1の実施形態}
本発明の要部である高電圧変圧器41とその周辺の詳細構成について説明する。
本発明の要部である高電圧変圧器41とその周辺の詳細構成について説明する。
図3を用いて高電圧発生装置204の内部の配線構成について説明する。高電圧変圧器41は一次巻線411と、複数の二次巻線412a1〜412d1と、鉄心413とを有する。複数の二次巻線412a1〜412d1のそれぞれは、同じ巻数であり、高電圧整流器42の倍電圧整流回路421a〜421dに接続されている。倍電圧整流回路421a〜421dのそれぞれから出力される電圧は、各二次巻線412a1〜412d1から出力される交流電圧の2倍に対応する直流電圧となる。複数の倍電圧整流回路421a〜421dの出力は直列接続されており、高電圧整流器42の出力端子の一方は接地電位とされる。
なお、高電圧整流器42の両端子の電位差が2Vである場合に一方の電位をV、他方の電位を-Vとなるようにして、いわゆる中性点接地型のX線管装置に用いられる高電圧発生装置としても良い。また、高電圧整流器42の配線構成は図3の例に限られない。
図4は、本実施形態の高電圧変圧器41の構造を示した断面概略図である。一次巻線411と複数の二次巻線412a1〜412d1とは鉄心413に巻き付けられている。一次巻線411に交流電流が流れることにより、鉄心213内に矢印400の方向の変動磁束が発生する。発生した変動磁束は電磁誘導を引き起こし、二次巻線412a1〜412d1のそれぞれに、一次巻線と各二次巻線との巻数比に一次巻線への印加電圧を乗じた電圧を発生させる。
鉄心413の形状は、おおよそはU型を向かい合わせに組み合わせた形状であり、鉄心413の片方の脚を磁束方向に分割した構成としているのが本実施形態の特徴である。分割されていない側の鉄心413の脚413-1には一次巻線411が巻き付けられ、分割された側の脚413a1〜413d1には二次巻線412a1〜412d1が巻き付けられる。多くの場合、鉄心413-1は接地電位であり、本実施形態も同様である。分割された鉄心413a1〜413d1には、二次巻線412a1〜412d1がそれぞれ対応するように巻き付けられる。なお、二次巻線412a1〜412d1は分割された鉄心413a1〜413d1に直接巻き付けられるのではなく、後述するボビンを介して鉄心413a1〜413d1にそれぞれ巻き付けられる。本実施形態のボビンは絶縁物であり、図10に示すような形状を有する。
次に、分割された各鉄心の電位について説明する。まず、倍電圧整流回路の電位について説明する。図3で示した高電圧発生装置204の出力電圧を例えば-140kVとするには、本実施形態の高電圧変圧器41の二次巻線及び倍電圧整流回路は4分割されているので、倍電圧整流回路421a〜421dのそれぞれが35kVを生成すれば良い。また倍電圧整流回路421a〜421dの出力端子は直列に接続されているので、倍電圧整流回路421a〜421dの接地電位に対する基準電位は35kV毎に異なる。具体的には、点Aの電位が-35kV、点Bは-70kV、点Cは-105kV、点Dは-140kVという電位となる。
図4の分割された鉄心413a1〜413d1は、電気的にはどこにも接続されていないので電位が浮遊することになり、最も近くにある二次巻線412a1〜412d1とほぼ等しい電位となる。
つまり分割された鉄心413a1〜413d1と、鉄心413a1〜413d1のそれぞれに巻き付けられた二次巻線412a1〜412d1との電位差は、鉄心が分割されない場合に比べて小さくなるので、鉄心413と二次巻線412とを近づけることができる。
なお、分割された鉄心413a1〜413d1は、対応する二次巻線412a1〜412d1に応じて異なる電位を有しており、また鉄心413-1は接地電位であるので、分割された鉄心の間には電位差が生じる。本実施形態では、鉄心413-1と鉄心413a1間、及び鉄心413a1と鉄心413b1間、鉄心413b1と鉄心413c1間、鉄心413c1と鉄心413d1間の電位差は等しく、鉄心413-1と鉄心413d1間の電位差は他の鉄心間の電位差の4倍となる。これらの電位差を電気的に絶縁するために各鉄心間には誘電体414、414a1〜414d1が配置される。誘電体414、414a1〜414d1の大きさ及び材質は、鉄心間の電位差に応じて適切なものとすれば良い。例えば、誘電体として絶縁油やマイラーシート、PTFE(PolyTetraFluoroEthlene:ポリテトラフルオロエチレン)等が用いられる。誘電体414、414a1〜414d1の材質が同じである場合、誘電体414の大きさを他の誘電体414a1〜414d1の4倍とする。
また誘電体としてPTFEのような高抵抗体を用いると各鉄心の電位を安定させることが可能となり、高電圧変圧器41内では一様に電界が変化するので、電界集中による絶縁破壊の危険性を緩和できる。
以上述べたように、本実施形態の構成によれば、鉄心413が分割されていない場合に比べて、鉄心413と二次巻線412とを近づけられるので、鉄心と二次巻線との間の絶縁を維持しながら小型化した高電圧変圧器を有する高電圧発生装置と、それを備えたX線撮影装置を提供することが可能となる。
{第2の実施形態}
図5を用いて第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なる点は、分割された各二次巻線の一方の端子と分割された各鉄心とが同電位となるように構成されている点である。以下、第一の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
図5を用いて第2の実施形態について説明する。第1の実施形態と異なる点は、分割された各二次巻線の一方の端子と分割された各鉄心とが同電位となるように構成されている点である。以下、第一の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
分割された鉄心413a1〜413d1の磁束方向と直交する断面には電極415a1〜415d1が備えられ、この電極415a1〜415d1は二次巻線412a1〜412d1の一方の端子A2〜D2と電気的に接続している。このため、電極415a1〜415d1及び分割された鉄心413a1〜413d1のそれぞれは、二次巻線412a1〜412d1の一方の端子A2〜D2と同電位となるので、分割された鉄心413a1〜413d1の電位を浮遊させずにすむ。その結果、X線制御装置111の起動時など過渡的な状態においても、高電圧変圧器41内では一様に電界が変化するので、電界集中による絶縁破壊の危険性を緩和できる。
{第3の実施形態}
図6を用いて第3の実施形態について説明する。第1または第2の実施形態と異なる点は、二次巻線412a1〜412d1及び分割された鉄心413a1〜413d1の配置である。すなわち、電位差の大きい鉄心を隣接させないように各鉄心を配置し、鉄心間の最大電位差を低減させる。
以下、第2の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
図6を用いて第3の実施形態について説明する。第1または第2の実施形態と異なる点は、二次巻線412a1〜412d1及び分割された鉄心413a1〜413d1の配置である。すなわち、電位差の大きい鉄心を隣接させないように各鉄心を配置し、鉄心間の最大電位差を低減させる。
以下、第2の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
本実施形態では、接地電位であって一次巻線411が巻き付けられる鉄心413-1に隣接する位置に、接地電位に近い二次巻線412a1、412b1及び鉄心413a1、413b1が配置される。また接地電位である鉄心413-1から離れた位置には高い電位の二次巻線412c1、412d1及び鉄心413c1、413d1が配置される。具体的には図6に示すような配置であり、鉄心413の磁束方向に沿った並びは鉄心413-1、413a1、413c1、413d1、413b1となる。すなわち、異なる電位を有する各鉄心を、電位の低い順に外側から互い違いに配置する。
図6に示した断面図のように鉄心413を配置することにより、鉄心413-1と鉄心413a1間、及び鉄心413c1と鉄心413d1間の電位差は等しく、鉄心413a1と鉄心413c1間、及び鉄心413d1と鉄心413b1間、鉄心413b1と鉄心413-1間の電位差は等しくなる。さらに鉄心413a1と鉄心413c1間の電位差は、鉄心413-1と鉄心413a1間の電位差の2倍におさまり、電界集中を抑制することができる。また二次巻線周辺の等電位線は磁束方向においてほぼ対称となる。
本実施形態によれば、第2の実施形態と比較して、鉄心間の最大電位差を低減させることができ、二次巻線周辺の等電位線が磁束方向においてほぼ対称となり、電界集中による絶縁破壊の危険性を緩和できる。
{第4の実施形態}
図7及び図8を用いて第4の実施形態について説明する。第2の実施形態と異なる点は、一次巻線411が分割されるとともに、分割された二次巻線412a1〜412d1のそれぞれが更に分割されている点である。以下、第2の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
図7及び図8を用いて第4の実施形態について説明する。第2の実施形態と異なる点は、一次巻線411が分割されるとともに、分割された二次巻線412a1〜412d1のそれぞれが更に分割されている点である。以下、第2の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
図7は、本実施形態の高電圧発生装置204の内部の配線構成を示す図である。第2の実施形態の配線構成を示した図3との違いは、高電圧変圧器41の一次巻線が二並列に分割されており、一次巻線411、4112のそれぞれにインバータ203の出力が供給される点である。また、分割された二次巻線412a1〜412d1のそれぞれは直列方向にさらに分割されており、412a1と412a2、412b1と412b2、412c1と412c2、412d1と412d2がそれぞれ直列に接続されている。
図8は、本実施形態の高電圧変圧器41の構造を示した断面概略図である。第2の実施形態の構造を示した図5との違いは、鉄心413の両脚が磁束方向に分割されており、両脚のそれぞれに、一次巻線411と二次巻線412a1〜412d1、一次巻線4112と二次巻線412a2〜412d2、が巻き付けられている点である。本実施形態の巻線構造を説明するために、例えば二次巻線412a1、412a2及び倍電圧整流回路421aの一回路に着目すると、鉄心413の両脚に巻き付けられた二次巻線412a1、412a2は直列接続されており、これらの直列接続の両端子が倍電圧整流回路421aに接続されている。二次巻線412a1、412a2が巻き付けられる鉄心413a1、413a2は、直流の電位である二次巻線412a2の一方の端子に接続され電位A2に固定されている。最高電位を有する二次巻線412d1、412d2が巻き付けられる鉄心413d1は分割されておらず、両二次巻線412d1、412d2が同じ鉄心413d1に巻き付けられている。
本実施形態によれば、鉄心413の両脚に同様な形状で巻線が巻き付けられるので、左右対称の高電圧変圧器を構成することができる。また、その左右の巻き線の電位はほぼ等しいので、第1乃至第3の実施形態に比べて左右間の絶縁距離を短くすることができる。
すなわち、本実施形態によれば左右方向に関してより小さな高電圧変圧器を構成することが可能となり、占有容積のより小さい高電圧変圧器を提供することが可能となる。
{第5の実施形態}
図9を用いて第4の実施形態について説明する。本実施形態は、第4の実施形態における二次巻線412a1〜412d1、412a2〜412d2及び分割された鉄心413a1〜413d1、413a2〜413d2を第3の実施形態と同じように配置したものである。以下、第4の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
図9を用いて第4の実施形態について説明する。本実施形態は、第4の実施形態における二次巻線412a1〜412d1、412a2〜412d2及び分割された鉄心413a1〜413d1、413a2〜413d2を第3の実施形態と同じように配置したものである。以下、第4の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
本実施形態では、接地電位であって一次巻線411、4112が巻き付けられる鉄心413-1に隣接する位置に、接地電位に近い二次巻線412a1、412b1、412a2、412b2及び鉄心413a1、413b1、413a2、413b2が配置される。また接地電位である鉄心413-1から離れた位置には高い電位の二次巻線412c1、412d1、412c2、412d2及び鉄心413c1、413d1、413c2、413d2が配置される。
巻線が巻き付けられない鉄心413-2は、接地電位としても良いし、分割された別の鉄心413b1、413b2と同電位としても良い。さらに鉄心413-2は分割しなくてもよい。
鉄心413は、具体的には図9に示すような構造であり、鉄心413の磁束方向に沿った並びは鉄心413-1、413a1、413c1、413d1、413b1、413-2、413b2、413d2、413c2、413a2となる。図9に示した断面図のように鉄心413を配置することにより、等電位線は左右に対称となり、その左右の巻き線の電位はほぼ等しいので、第4の実施形態と同様に、左右間の絶縁距離を短くすることができる。また、巻線が巻き付けられずにむき出しになる鉄心413-2は低い電位とすることができる。さらに、第3の実施形態と同様に、電界集中を抑制することができる。
本実施形態によれば、第4の実施形態と同様に、左右方向に関してより占有容積を小さくできるとともに、第4の実施形態と比較して、鉄心間の最大電位差を低減させることができ、二次巻線周辺の等電位線が磁束方向においてほぼ対称となり、電界集中による絶縁破壊の危険性を緩和できる。その結果、占有容積のより小さい高電圧変圧器を提供することが可能となる。
また、鉄心413-1は接地電位であり、鉄心413-2は接地電位若しくは比較的に低い電位であるので、接地電位である高電圧発生装置204の筐体に高電圧変圧器を固定することが容易となる。
{第6の実施形態}
図10を用いて第6の実施形態について説明する。第1乃至5の実施形態と異なる点は、二次巻線の一方の端子を分割された鉄心に接続しない点と、二次巻線が巻き付けられるボビンが絶縁物ではなく導電性の物質である点である。
図10を用いて第6の実施形態について説明する。第1乃至5の実施形態と異なる点は、二次巻線の一方の端子を分割された鉄心に接続しない点と、二次巻線が巻き付けられるボビンが絶縁物ではなく導電性の物質である点である。
図10は、分割された鉄心の一部を拡大した断面図である。分割された鉄心413b1は、誘電体414a1及び414b1を介して他の鉄心と電気的に絶縁されている。二次巻線412b1は、導電性素材のボビン417bに巻かれており、巻数が多く層を成す場合には、層間に絶縁材418bを介して構成されている。導電性素材のボビン417bは、二次巻線412b1の直流電位である一方の端子と接続されているので、その電位は二次巻線412b1の一方の端子B2と同じ電位となる。このように構成することで、分割された鉄心413b1の電位はボビン417bの電位と等しくなるので、鉄心413b1の電位が浮遊することによる過渡的な電界集中を避けることができる。
本実施形態によれば、分割された鉄心が電極を備えることなく、ボビンの素材を導電性にするだけなので、単純な構成にすることが可能である。
{第7の実施形態}
図11を用いて第7の実施形態について説明する。第1乃至5の実施形態と異なる点は、分割された鉄心413a1〜413d1、413a2〜413d2の磁束方向と直交する断面の一方だけではなく両断面に電極415a1が備えられる点である。
図11を用いて第7の実施形態について説明する。第1乃至5の実施形態と異なる点は、分割された鉄心413a1〜413d1、413a2〜413d2の磁束方向と直交する断面の一方だけではなく両断面に電極415a1が備えられる点である。
図11は、分割された鉄心の一部を拡大した断面図である。分割された鉄心413b1の両断面には電極415a1が備えられ、電極415a1に二次巻線412b1の一方の端子が接続される。このような構成により、分割された鉄心413b1は端子B2と同じ電位になる。また、分割された鉄心413b1に体積抵抗率の高い素材を用いた場合、分割された鉄心の両断面の電位を等しくすることで、分割された鉄心の電位をより安定させることができる。
{第8の実施形態}
図12を用いて第8の実施形態について説明する。第6の実施形態と異なる点は、ボビン同士が連結している点である。
図12を用いて第8の実施形態について説明する。第6の実施形態と異なる点は、ボビン同士が連結している点である。
図12は、鉄心・巻線・ボビンの一部を拡大した断面図である。分割された巻線412が巻き付けられるボビン417は絶縁体418を介して連結している。絶縁体418には、例えばPTFEで絶縁油と同じ物性値をもつ部材が望ましい。また、絶縁体418には、鉄心413の周囲を満たす絶縁油の流動性を確保するための穴を設けても良い。
本実施形態によれば、第6の実施形態に比べ、分割された巻線を一塊で扱うことができるため、生産性を向上できる。
なお図12には二次巻線の構成のみ示したが、図8、9のように一次巻線と二次巻線を鉄心の同じ脚に巻き付ける場合には、一次巻線用のボビンをさらに連結する構成でも良い。
{第9の実施形態}
図13を用いて第9の実施形態について説明する。第6の実施形態と異なる点は、各鉄心間に配置される誘電体414の大きさが、磁束と直交する方向において鉄心413よりも大きい点である。
図13を用いて第9の実施形態について説明する。第6の実施形態と異なる点は、各鉄心間に配置される誘電体414の大きさが、磁束と直交する方向において鉄心413よりも大きい点である。
図13は、鉄心・巻線・ボビンの一部を拡大した断面図である。鉄心413間に配置される誘電体414は、磁束と直交する方向において、鉄心413からはみ出している。導電性の物質であるボビン417は鉄心413からはみ出た誘電体414により磁束方向から挟まれる。このような構造により、本実施形態では第8の実施形態と比較して支持構造を簡略化できるとともに部品点数も少なくてよく生産性が向上する。
なお、図13には二次巻線の構成のみ示したが、図8、9のように一次巻線と二次巻線を鉄心の同じ脚に巻き付ける場合には、一次巻線用のボビンをさらに連結する構成でも良い。
{第10の実施形態}
図14及び15を用いて第10の実施形態について説明する。本実施形態では、二次巻線は磁束方向において分割されているものの、鉄心は分割されていない。また、分割された二次巻線は鉄心に対してそれぞれ異なる電位差を有するため、その電位差に応じて鉄心から各二次巻線までの距離が設定される。
図14及び15を用いて第10の実施形態について説明する。本実施形態では、二次巻線は磁束方向において分割されているものの、鉄心は分割されていない。また、分割された二次巻線は鉄心に対してそれぞれ異なる電位差を有するため、その電位差に応じて鉄心から各二次巻線までの距離が設定される。
図14は本実施形態の高電圧変圧器41の要部の斜視図であり、図15は図14の断面図である。他の実施形態と同様に、鉄心413の両脚に一次巻線411と二次巻線412が巻き付けられる。二次巻線412は磁束方向において4つに分割されており、各二次巻線412a1〜412d1が磁束方向に並べられる。また各二次巻線412a1〜412d1はそれぞれ異なる電位を有する。すなわち、高電圧変圧器41が4Vの電圧を出力する場合、各二次巻線412a1〜412d1はそれぞれ接地電位である鉄心413に対し、V、2V、3V、4Vの電位差を有することになる。本実施形態では、鉄心413と各二次巻線412a1〜412d1との電位差に応じて両者間の距離が設定される。例えば、鉄心413と二次巻線412a1との距離がdである場合、鉄心413と他の二次巻線412b1〜412d1との距離はそれぞれ2d、3d、4dに設定される。
本実施形態によれば、高い電位を有する二次巻線と鉄心との距離は長くなるものの、他の二次巻線と鉄心との距離は短くなり、二次巻線と鉄心との間の絶縁を維持しながら小型化した高電圧変圧器を有する高電圧発生装置を提供することが可能となる。
{第11の実施形態}
図16を用いて第11の実施形態について説明する。本実施形態では、分割された二次巻線が同心円状に配置される。分割された二次巻線は鉄心に対してそれぞれ異なる電位差を有するため、その電位差に応じて鉄心から各二次巻線までの距離が設定される。
図16を用いて第11の実施形態について説明する。本実施形態では、分割された二次巻線が同心円状に配置される。分割された二次巻線は鉄心に対してそれぞれ異なる電位差を有するため、その電位差に応じて鉄心から各二次巻線までの距離が設定される。
図16は本実施形態の高電圧変圧器41の構造を示した断面概略図である。鉄心413の両脚に一次巻線411と二次巻線412が巻き付けられる。二次巻線412は4つに分割されており、磁束と直交する方向に各二次巻線412a1〜412d1が並べられる。各二次巻線412a1〜412d1はそれぞれ異なる電位を有する。すなわち、高電圧変圧器41が4Vの電圧を出力する場合、各二次巻線412a1〜412d1はそれぞれ接地電位である鉄心413に対し、V、2V、3V、4Vの電位差を有することになる。本実施形態では、鉄心413と各二次巻線412a1〜412d1との電位差に応じて、各二次巻線412a1〜412d1が配置される。例えば、鉄心413と二次巻線412a1との距離がdである場合、鉄心413と他の二次巻線412b1〜412d1との距離がそれぞれ2d、3d、4dになるように、各二次巻線が同心円状に配置される。
本実施形態によれば、第10の実施形態に比べ、二次巻線周辺の等電位線が複雑にならずにすむとともに、磁束方向において各二次巻線をコンパクトに配置することが可能となり、二次巻線と鉄心との間の絶縁を維持しながら小型化した高電圧変圧器を有する高電圧発生装置を提供することが可能となる。
以上、様々な実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されない。例えば、高電圧整流回路には、倍電圧整流回路を用いたが、ダイオードを4つ組み合わせたブリッジ型整流回路に平滑コンデンサを構成した整流回路や、コッククロフト・ウォルトン回路などといった昇圧整流回路を用いて多段直列に構成した場合にも同様な効果が得られることは自明である。
1 X線CT装置、100 スキャンガントリ部、101 X線管装置、102 回転円盤、103 コリメータ、104 開口部、105 寝台、106 X線検出器、107 データ収集装置、108 ガントリ制御装置、109 寝台制御装置、110 X線制御装置、120 操作卓、121 入力装置、122 画像演算装置、123 記憶装置、124 システム制御装置、125 表示装置、201 交流電源、202 コンバータ、203 インバータ、204 高電圧発生装置、41 高電圧変圧器、42 高電圧整流器、411、4112 一次巻線、412a1〜412d1、412a2〜412d2 二次巻線、413、413-1、413-2、413a1〜413d1、413a2〜413d2 鉄心、414、414a1〜414d1、414a2〜414d2 誘電体、415a1〜415d1、415a2〜415d2 電極、416、416a1〜416d1、416a2〜416d2 誘電体(高抵抗体)、417b、417c ボビン、418 絶縁体、421a〜421d 倍電圧整流回路
本発明は、X線撮影を行なうX線撮影装置に係り、特にX線撮影装置用の高電圧発生装置内の高電圧変圧器を小型化する技術に関する。
これらのX線撮影装置では、設置面積の縮減、小型軽量化に対する要求が高まっている。X線撮影装置の一構成要素である高電圧発生装置の中の高電圧変圧器が装置容積に占める割合は大きく、高電圧変圧器を小型化することが装置全体の小型化に有効である。高電圧変圧器は電磁誘導を利用して交流電圧の高さを変換する電力機器であり、高電圧発生装置に使用される場合には入力電圧をより高い電圧、例えば100kV〜140kV程度の高電圧に変換する。すなわち高電圧変圧器の二次巻線では絶縁距離を確保する必要があり小型化のための工夫が必要となる。特にX線CT装置では、被検体が入る開口部をより大きくすることが望まれていることからも、高電圧変圧器の小型化は重要である。
しかしながら、特許文献1のように複数の二次巻線を有する構成であっても、一般的に接地電位とされる鉄心と二次巻線との間には高電圧が発生するので、鉄心と二次巻線との間の絶縁距離を考慮すると、高電圧変圧器の小型化は困難である。
また、本発明は、被検体にX線を照射するX線源と、前記X線源に電力を供給する高電圧発生装置を備えたX線撮影装置であって、前記高電圧発生装置は、一次巻線と二次巻線と鉄心を有する高電圧変圧器と、前記高電圧変圧器から出力される交流電圧を直流電圧に整流する高電圧整流器とを備え、前記二次巻線と前記鉄心は、前記一次巻線に交流電流が流れることにより発生する磁束の方向に分割され、分割された各鉄心には、分割された各二次巻線がそれぞれ対応するように巻き付けられ、分割された各鉄心の間には誘電体が配置されていることを特徴とする。
図4は、本実施形態の高電圧変圧器41の構造を示した断面概略図である。一次巻線411と複数の二次巻線412a1〜412d1とは鉄心413に巻き付けられている。一次巻線411に交流電流が流れることにより、鉄心413内に矢印400の方向の変動磁束が発生する。発生した変動磁束は電磁誘導を引き起こし、二次巻線412a1〜412d1のそれぞれに、一次巻線と各二次巻線との巻数比に一次巻線への印加電圧を乗じた電圧を発生させる。
鉄心413の形状は、おおよそはU型を向かい合わせに組み合わせた形状であり、鉄心413の片方の脚を磁束方向に分割した構成としているのが本実施形態の特徴である。分割されていない側の鉄心413-1の脚には一次巻線411が巻き付けられ、分割された側の脚413a1〜413d1には二次巻線412a1〜412d1が巻き付けられる。多くの場合、鉄心413-1は接地電位であり、本実施形態も同様である。分割された鉄心413a1〜413d1には、二次巻線412a1〜412d1がそれぞれ対応するように巻き付けられる。なお、二次巻線412a1〜412d1は分割された鉄心413a1〜413d1に直接巻き付けられるのではなく、後述するボビンを介して鉄心413a1〜413d1にそれぞれ巻き付けられる。本実施形態のボビンは絶縁物であり、図10に示すような形状を有する。
なお、分割された鉄心413a1〜413d1は、対応する二次巻線412a1〜412d1に応じて異なる電位を有しており、また鉄心413-1は接地電位であるので、分割された鉄心の間には電位差が生じる。本実施形態では、鉄心413-1と鉄心413a1間、及び鉄心413a1と鉄心413b1間、鉄心413b1と鉄心413c1間、鉄心413c1と鉄心413d1間の電位差は等しく、鉄心413-1と鉄心413d1間の電位差は他の鉄心間の電位差の4倍となる。これらの電位差を電気的に絶縁するために各鉄心間には誘電体414、414a1〜414d1が配置される。誘電体414、414a1〜414d1の大きさ及び材質は、鉄心間の電位差に応じて適切なものとすれば良い。例えば、誘電体として絶縁油やマイラーシート、PTFE(PolyTetraFluoroEthylene:ポリテトラフルオロエチレン)等が用いられる。誘電体414、414a1〜414d1の材質が同じである場合、誘電体414の大きさを他の誘電体414a1〜414d1の4倍とする。
分割された鉄心413a1〜413d1の磁束方向と直交する断面には電極415a1〜415d1が備えられ、この電極415a1〜415d1は二次巻線412a1〜412d1の一方の端子A2〜D2と電気的に接続している。このため、電極415a1〜415d1及び分割された鉄心413a1〜413d1のそれぞれは、二次巻線412a1〜412d1の一方の端子A2〜D2と同電位となるので、分割された鉄心413a1〜413d1の電位を浮遊させずにすむ。
その結果、X線制御装置110の起動時など過渡的な状態においても、高電圧変圧器41内では一様に電界が変化するので、電界集中による絶縁破壊の危険性を緩和できる。
その結果、X線制御装置110の起動時など過渡的な状態においても、高電圧変圧器41内では一様に電界が変化するので、電界集中による絶縁破壊の危険性を緩和できる。
図8は、本実施形態の高電圧変圧器41の構造を示した断面概略図である。第2の実施形態の構造を示した図5との違いは、鉄心413-1の両脚が磁束方向に分割されており、両脚のそれぞれに、一次巻線411と二次巻線412a1〜412d1、一次巻線4112と二次巻線412a2〜412d2、が巻き付けられている点である。本実施形態の巻線構造を説明するために、例えば二次巻線412a1、412a2及び倍電圧整流回路421aの一回路に着目すると、鉄心413の両脚に巻き付けられた二次巻線412a1、412a2は直列接続されており、これらの直列接続の両端子が倍電圧整流回路421aに接続されている。二次巻線412a1、412a2が巻き付けられる鉄心413a1、413a2は、直流の電位である二次巻線412a2の一方の端子に接続され電位A2に固定されている。最高電位を有する二次巻線412d1、412d2が巻き付けられる鉄心413d1は分割されておらず、両二次巻線412d1、412d2が同じ鉄心413d1に巻き付けられている。
{第5の実施形態}
図9を用いて第5の実施形態について説明する。本実施形態は、第4の実施形態における二次巻線412a1〜412d1、412a2〜412d2と分割された鉄心413a1〜413d1、413a2〜413d2と電極415a1〜415d1、415a2〜415d2及び誘電体414、4142、414a1〜414d1、414a2〜414d2を第3の実施形態と同じように配置したものである。以下、第4の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
図9を用いて第5の実施形態について説明する。本実施形態は、第4の実施形態における二次巻線412a1〜412d1、412a2〜412d2と分割された鉄心413a1〜413d1、413a2〜413d2と電極415a1〜415d1、415a2〜415d2及び誘電体414、4142、414a1〜414d1、414a2〜414d2を第3の実施形態と同じように配置したものである。以下、第4の実施形態と異なる箇所を中心に説明する。
図10は、分割された鉄心の一部を拡大した断面図である。分割された鉄心413b1は、誘電体414a1及び414b1を介して他の鉄心と電気的に絶縁されている。二次巻線412b1は、導電性素材のボビン417bに巻かれており、巻数が多く層を成す場合には、層間に絶縁材418b1を介して構成されている。導電性素材のボビン417bは、二次巻線412b1の直流電位である一方の端子と接続されているので、その電位は二次巻線412b1の一方の端子B2と同じ電位となる。このように構成することで、分割された鉄心413b1の電位はボビン417bの電位と等しくなるので、鉄心413b1の電位が浮遊することによる過渡的な電界集中を避けることができる。
図12は、鉄心・巻線・ボビンの一部を拡大した断面図である。
分割された鉄心413b1は、誘電体414a1及び414b1を介して他の鉄心と電気的に絶縁されている。二次巻線412b1は、導電性素材のボビン417bに巻かれており、巻数が多く層を成す場合には、層間に絶縁材418b1を介して構成されている。導電性素材のボビン417bは、二次巻線412b1の直流電位である一方の端子と接続されているので、その電位は二次巻線412b1の一方の端子B2と同じ電位となる。
また、分割された鉄心413c1は、誘電体414b1及び414c1を介して他の鉄心と電気的に絶縁されている。二次巻線412c1は、導電性素材のボビン417cに巻かれており、巻数が多く層を成す場合には、層間に絶縁材418c1を介して構成されている。導電性素材のボビン417cは、二次巻線412c1の直流電位である一方の端子と接続されているので、その電位は二次巻線412c1の一方の端子C2と同じ電位となる。分割された巻線412b1、412c1が巻き付けられるボビン417b、417cは絶縁体418を介して連結している。絶縁体418には、例えばPTFEで絶縁油と同じ物性値をもつ部材が望ましい。また、絶縁体418には、鉄心413の周囲を満たす絶縁油の流動性を確保するための穴を設けても良い。
分割された鉄心413b1は、誘電体414a1及び414b1を介して他の鉄心と電気的に絶縁されている。二次巻線412b1は、導電性素材のボビン417bに巻かれており、巻数が多く層を成す場合には、層間に絶縁材418b1を介して構成されている。導電性素材のボビン417bは、二次巻線412b1の直流電位である一方の端子と接続されているので、その電位は二次巻線412b1の一方の端子B2と同じ電位となる。
また、分割された鉄心413c1は、誘電体414b1及び414c1を介して他の鉄心と電気的に絶縁されている。二次巻線412c1は、導電性素材のボビン417cに巻かれており、巻数が多く層を成す場合には、層間に絶縁材418c1を介して構成されている。導電性素材のボビン417cは、二次巻線412c1の直流電位である一方の端子と接続されているので、その電位は二次巻線412c1の一方の端子C2と同じ電位となる。分割された巻線412b1、412c1が巻き付けられるボビン417b、417cは絶縁体418を介して連結している。絶縁体418には、例えばPTFEで絶縁油と同じ物性値をもつ部材が望ましい。また、絶縁体418には、鉄心413の周囲を満たす絶縁油の流動性を確保するための穴を設けても良い。
{第9の実施形態}
図13を用いて第9の実施形態について説明する。第6の実施形態と異なる点は、各鉄心間に配置される誘電体414(414a1、414b1、414c1)の大きさが、磁束と直交する方向において鉄心413よりも大きい点である。
図13を用いて第9の実施形態について説明する。第6の実施形態と異なる点は、各鉄心間に配置される誘電体414(414a1、414b1、414c1)の大きさが、磁束と直交する方向において鉄心413よりも大きい点である。
図13は、鉄心・巻線・ボビンの一部を拡大した断面図である。鉄心413間に配置される誘電体414は、磁束と直交する方向において、鉄心413からはみ出している。導電性の物質であるボビン417b、417cは鉄心413からはみ出た誘電体414により磁束方向から挟まれる。このような構造により、本実施形態では第8の実施形態と比較して支持構造を簡略化できるとともに部品点数も少なくてよく生産性が向上する。
図14は本実施形態の高電圧変圧器41の要部の斜視図であり、図15は図14の断面図である。他の実施形態と同様に、鉄心413の両脚に一次巻線411と二次巻線412が巻き付けられる。二次巻線412は磁束方向において4つに分割されており、各二次巻線412a1〜412d1が磁束方向に並べられる。また各二次巻線412a1〜412d1はそれぞれ異なる電位を有する。すなわち、高電圧変圧器41が4Vの電圧を出力する場合、各二次巻線412a1〜412d1はそれぞれ接地電位である鉄心413に対し、1V、2V、3V、4Vの電位差を有することになる。本実施形態では、鉄心413と各二次巻線412a1〜412d1との電位差に応じて両者間の距離が設定される。例えば、鉄心413と二次巻線412a1との距離がdである場合、鉄心413と他の二次巻線412b1〜412d1との距離はそれぞれ2d、3d、4dに設定される。
1 X線CT装置、100 スキャンガントリ部、101 X線管装置、102 回転円盤、103 コリメータ、104 開口部、105 寝台、106 X線検出器、107 データ収集装置、108 ガントリ制御装置、109 寝台制御装置、110 X線制御装置、120 操作ユニット、121 入力装置、122 画像演算装置、123 記憶装置、124 システム制御装置、125 表示装置、201 交流電源、202 コンバータ、203 インバータ、204 高電圧発生装置、41 高電圧変圧器、42 高電圧整流器、411、4112 一次巻線、412a1〜412d1、412a2〜412d2 二次巻線、413、413-1、413-2、413a1〜413d1、413a2〜413d2 鉄心、414、4142、414a1〜414d1、414a2〜414d2 誘電体、415a1〜415d1、415a2〜415d2 電極、417b、417c ボビン、418、418b1、418c1 絶縁体
Claims (8)
- 一次巻線と二次巻線と鉄心を有する高電圧変圧器と、前記高電圧変圧器から出力される交流電圧を直流電圧に整流する高電圧整流器とを備え、
前記二次巻線と前記鉄心は、前記一次巻線に交流電流が流れることにより発生する磁束の方向に分割され、
分割された各鉄心には、分割された各二次巻線がそれぞれ対応するように巻き付けられ、
分割された各鉄心の間には誘電体が配置されていることを特徴とする高電圧発生装置。 - 請求項1に記載の高電圧発生装置において、
分割された鉄心は、前記磁束と直交する断面の少なくとも一方に電極を有しており、
前記電極には分割された各二次巻線の一方の端子が電気的に接続されていることを特徴とする高電圧発生装置。 - 請求項1に記載の高電圧発生装置において、
分割された各鉄心は、各鉄心が有する電位の低い順に外側から互い違いに配置されることを特徴とする高電圧発生装置。 - 請求項1に記載の高電圧発生装置において、
前記鉄心は2つの脚を有しており、両脚ともに前記磁束の方向に分割されており、
各脚に前記一次巻線と分割された各二次巻線が巻き付けられることを特徴とする高電圧発生装置。 - 請求項1に記載の高電圧発生装置において、
分割された各二次巻線が巻き付けられる各ボビンが導電体であって、
分割された各二次巻線の一方の端子が前記ボビンに電気的に接続されていることを特徴とする高電圧発生装置。 - 請求項5に記載の高電圧発生装置において、
前記各ボビンは絶縁体を介して前記磁束の方向に連結していることを特徴とする高電圧発生装置。 - 請求項5に記載の高電圧発生装置において、
分割された各鉄心の間に配置された誘電体は、磁束と直交する方向において各鉄心よりも大きく、
前記各ボビンは前記誘電体により前記磁束の方向から挟まれることを特徴とする高電圧発生装置。 - 被検体にX線を照射するX線源と、前記X線源に電力を供給するX線高電圧装置を備えたX線撮影装置であって、
前記X線高電圧装置は、一次巻線と二次巻線と鉄心を有する高電圧変圧器と、前記高電圧変圧器から出力される交流電圧を直流電圧に整流する高電圧整流器とを備え、
前記二次巻線と前記鉄心は、前記一次巻線に交流電流が流れることにより発生する磁束の方向に分割され、
分割された各鉄心には、分割された各二次巻線がそれぞれ対応するように巻き付けられ、
分割された各鉄心の間には誘電体が配置されていることを特徴とするX線撮影装置。
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