JPH09266093A - インバータ式x線高電圧装置 - Google Patents
インバータ式x線高電圧装置Info
- Publication number
- JPH09266093A JPH09266093A JP7775296A JP7775296A JPH09266093A JP H09266093 A JPH09266093 A JP H09266093A JP 7775296 A JP7775296 A JP 7775296A JP 7775296 A JP7775296 A JP 7775296A JP H09266093 A JPH09266093 A JP H09266093A
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- voltage
- inverter
- ray
- voltage generator
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型化を図ったインバータ式X線高電圧装置
を得る。 【解決手段】 高圧変圧器の2次側コイルを3分割し、
各コイルL1、L2、L3に整流器を設け、それらを直
列接続し、低圧側コイルL2の整流電圧を電圧検出器5
で検出するようにした。
を得る。 【解決手段】 高圧変圧器の2次側コイルを3分割し、
各コイルL1、L2、L3に整流器を設け、それらを直
列接続し、低圧側コイルL2の整流電圧を電圧検出器5
で検出するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、X線管に高電圧
を供給してX線を発生させるインバータ式X線高電圧装
置、特に、X線管に供給される電圧(管電圧)を検出す
る電圧検出器に関する。
を供給してX線を発生させるインバータ式X線高電圧装
置、特に、X線管に供給される電圧(管電圧)を検出す
る電圧検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ式X線高電圧装置は、周波数
を500〜数十KHzに上昇させるので、最短1ms程
度が要求される短時間撮影が可能となると共に、設計上
高圧変圧器の小型軽量化が可能なことから、近年、X線
管に高電圧を供給する高電圧装置として用いられてい
る。このインバータ式X線高電圧装置は、交流電源を一
旦整流・平滑した後高速にスイッチングして高周波数の
交流を作り、この交流を変圧器で昇圧し再び整流・平滑
して、高圧の直流を得、これをX線管に供給するもので
ある。供給する管電圧の制御は、基本的には、管電圧を
測定し、その測定値と設定値とを比較し、その間の誤差
が最小となるようにスイッチング周波数を変化させると
いう、フィードバック制御によって行なう。
を500〜数十KHzに上昇させるので、最短1ms程
度が要求される短時間撮影が可能となると共に、設計上
高圧変圧器の小型軽量化が可能なことから、近年、X線
管に高電圧を供給する高電圧装置として用いられてい
る。このインバータ式X線高電圧装置は、交流電源を一
旦整流・平滑した後高速にスイッチングして高周波数の
交流を作り、この交流を変圧器で昇圧し再び整流・平滑
して、高圧の直流を得、これをX線管に供給するもので
ある。供給する管電圧の制御は、基本的には、管電圧を
測定し、その測定値と設定値とを比較し、その間の誤差
が最小となるようにスイッチング周波数を変化させると
いう、フィードバック制御によって行なう。
【0003】その構成は、図2に示すように、交流電源
21の電圧は整流器22、平滑コンデンサ23で整流・平滑さ
れて直流電圧となり、インバータ24で高周波数の交流電
圧に変換され、高圧発生器25に供給され、高圧に昇圧し
て、X線管26に印加される。高圧発生器25は、図3に示
すように、インバータ24の出力が供給される1次側コイ
ル1と中点接地の2次側コイル2を有する高圧変圧器
(昇圧変圧器)3と、中点接地の2次側コイルの昇圧さ
れた出力する電圧を整流する整流器4と整流出力電圧、
すなわち、管電圧を検出する電圧検出器5とで構成され
ている。高圧発生器25に供給された交流電圧は高圧変圧
器3で高圧(通常40〜150KV)に昇圧され、整流
器4で整流・平滑されて直流電圧となり、X線管26に印
加される。X線管26に印加される電圧は、高圧発生器25
内の電圧検出器5で検出されフィードバック信号として
インバータ制御回路27に与えられ、設定管電圧と比較さ
れ、その差に応じた周波数でインバータ24のスイッチン
グ素子がスイッチング駆動される。このようにスイッチ
ング周波数へのフィードバック制御により管電圧が設定
管電圧値に近付けられる。
21の電圧は整流器22、平滑コンデンサ23で整流・平滑さ
れて直流電圧となり、インバータ24で高周波数の交流電
圧に変換され、高圧発生器25に供給され、高圧に昇圧し
て、X線管26に印加される。高圧発生器25は、図3に示
すように、インバータ24の出力が供給される1次側コイ
ル1と中点接地の2次側コイル2を有する高圧変圧器
(昇圧変圧器)3と、中点接地の2次側コイルの昇圧さ
れた出力する電圧を整流する整流器4と整流出力電圧、
すなわち、管電圧を検出する電圧検出器5とで構成され
ている。高圧発生器25に供給された交流電圧は高圧変圧
器3で高圧(通常40〜150KV)に昇圧され、整流
器4で整流・平滑されて直流電圧となり、X線管26に印
加される。X線管26に印加される電圧は、高圧発生器25
内の電圧検出器5で検出されフィードバック信号として
インバータ制御回路27に与えられ、設定管電圧と比較さ
れ、その差に応じた周波数でインバータ24のスイッチン
グ素子がスイッチング駆動される。このようにスイッチ
ング周波数へのフィードバック制御により管電圧が設定
管電圧値に近付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のインバータ式X
線高電圧装置では、次の問題がある。すなわち、インバ
ータ24で変換された交流電圧を高圧変圧器3で高圧に昇
圧(通常最高150KV)するので、それの2次側コイ
ルに接続される整流器4、高圧検出器5の素子として高
耐圧のものを必要とする。この種X線高電圧発生装置で
は、高圧変圧器の2次側コイルの出力整流電圧(図3の
KV+ −KV- 間電圧)が通常150KVであるので、
これに耐える素子を使用する必要がある。しかし、一つ
の素子で150KV耐圧に耐えるものが存在しないの
で、図3に示すように整流器4を構成する整流素子d、
電圧検出器5を構成する抵抗RとコンデンサCの並列接
続対を複数個直列接続することでもって耐圧をかせいで
いる。一般に、図3に示すように整流素子d、抵抗Rと
コンデンサCの並列接続対を6個直列接続しており、1
個当り25KV(=150KV÷6)の電圧を負担する
ようにされている。但し、安全率を見込んで、耐圧30
KVの素子が使用されている。これら、整流器を構成す
る整流素子、電圧検出器を構成する抵抗、コンデンサは
周波数に依存しないことから、インバータの使用による
高周数化により高圧変圧器を小型軽量化できても、整流
器、高圧検出器を含む高圧発生器を小型化できないとい
う問題があった。
線高電圧装置では、次の問題がある。すなわち、インバ
ータ24で変換された交流電圧を高圧変圧器3で高圧に昇
圧(通常最高150KV)するので、それの2次側コイ
ルに接続される整流器4、高圧検出器5の素子として高
耐圧のものを必要とする。この種X線高電圧発生装置で
は、高圧変圧器の2次側コイルの出力整流電圧(図3の
KV+ −KV- 間電圧)が通常150KVであるので、
これに耐える素子を使用する必要がある。しかし、一つ
の素子で150KV耐圧に耐えるものが存在しないの
で、図3に示すように整流器4を構成する整流素子d、
電圧検出器5を構成する抵抗RとコンデンサCの並列接
続対を複数個直列接続することでもって耐圧をかせいで
いる。一般に、図3に示すように整流素子d、抵抗Rと
コンデンサCの並列接続対を6個直列接続しており、1
個当り25KV(=150KV÷6)の電圧を負担する
ようにされている。但し、安全率を見込んで、耐圧30
KVの素子が使用されている。これら、整流器を構成す
る整流素子、電圧検出器を構成する抵抗、コンデンサは
周波数に依存しないことから、インバータの使用による
高周数化により高圧変圧器を小型軽量化できても、整流
器、高圧検出器を含む高圧発生器を小型化できないとい
う問題があった。
【0005】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
のであって、電圧検出器の構成部品点数を少なくし、高
圧発生器の小型化を図ったインバータ式X線高電圧装置
を提供することを目的とする。
のであって、電圧検出器の構成部品点数を少なくし、高
圧発生器の小型化を図ったインバータ式X線高電圧装置
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明のX線インバータ式X線高電圧装置は、
高圧変圧器の2次側コイルを複数個に分割し、分割され
た低圧側コイルの整流出力をフィードバック信号とした
ことが特徴となっている。この構成によれば、高圧変圧
器の2次側コイルが複数個nに分割することで、1個の
コイルの発生電圧は1/n、したがって、検出電圧も1
/nとなり、電圧検出器の構成素子は1/nの耐圧に耐
えればよい。したがって、電圧検出器の構成素子数も1
/nとなるので小型化でき、また、電圧検出器は分割さ
れたコイルの低圧側コイルに設けるので、耐圧が確保で
きる。
めに、この発明のX線インバータ式X線高電圧装置は、
高圧変圧器の2次側コイルを複数個に分割し、分割され
た低圧側コイルの整流出力をフィードバック信号とした
ことが特徴となっている。この構成によれば、高圧変圧
器の2次側コイルが複数個nに分割することで、1個の
コイルの発生電圧は1/n、したがって、検出電圧も1
/nとなり、電圧検出器の構成素子は1/nの耐圧に耐
えればよい。したがって、電圧検出器の構成素子数も1
/nとなるので小型化でき、また、電圧検出器は分割さ
れたコイルの低圧側コイルに設けるので、耐圧が確保で
きる。
【0007】
【発明の実施の形態】つぎに、この発明の一実施の形態
について図面を参照して説明する。図1は、この発明の
主要部である高圧発生器の構成を示すもので、図3と同
一作用をなす部品には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、L1、L2、L3は、3分割された
コイルで、各コイルには全波整流回路を形成するように
ブリッジ接続された整流素子dが接続され、図示のよう
に各全波整流回路が直列接続されてその出力電圧がX線
管に管電圧として印加される。
について図面を参照して説明する。図1は、この発明の
主要部である高圧発生器の構成を示すもので、図3と同
一作用をなす部品には同一符号を付し、その説明を省略
する。図において、L1、L2、L3は、3分割された
コイルで、各コイルには全波整流回路を形成するように
ブリッジ接続された整流素子dが接続され、図示のよう
に各全波整流回路が直列接続されてその出力電圧がX線
管に管電圧として印加される。
【0008】低圧側のコイルL2のブリッジ回路の出力
端には、高圧検出器5を構成する抵抗RとコンデンサC
の並列接続対の一端がそれぞれ接続されており、他端よ
り、フィードバック信号が取り出される。フィードバッ
ク信号は、図2に示したようにインバータ制御回路に与
えられ、この信号に基づいてインバータのスイッチング
周波数が制御される。この実施例の態様では、高圧変圧
器の2次側コイルを3分割したので、図2のものに比
し、各コイルの発生電圧は1/3となり、高圧検出器の
抵抗−コンデンサの並列接続対も1/3となり、部品点
数が少なくなる。
端には、高圧検出器5を構成する抵抗RとコンデンサC
の並列接続対の一端がそれぞれ接続されており、他端よ
り、フィードバック信号が取り出される。フィードバッ
ク信号は、図2に示したようにインバータ制御回路に与
えられ、この信号に基づいてインバータのスイッチング
周波数が制御される。この実施例の態様では、高圧変圧
器の2次側コイルを3分割したので、図2のものに比
し、各コイルの発生電圧は1/3となり、高圧検出器の
抵抗−コンデンサの並列接続対も1/3となり、部品点
数が少なくなる。
【0009】なお、上記の実施の態様では、高圧変圧器
の2次側コイルを3個に分割したが、3個以上であって
もよい。また、上記ではインバータの駆動周波数を制御
してX線管に印加する電圧(管電圧)を設定電圧に一致
させるようにしたインバータ式X線高電圧装置について
説明したが、インバータの駆動周波数を一定とし、整流
出力(検出管電圧)でチヨッパ等を制御してインバータ
の入力電圧を制御するようにしたインバータ式X線高電
圧装置にも、この発明は適用できるものである。
の2次側コイルを3個に分割したが、3個以上であって
もよい。また、上記ではインバータの駆動周波数を制御
してX線管に印加する電圧(管電圧)を設定電圧に一致
させるようにしたインバータ式X線高電圧装置について
説明したが、インバータの駆動周波数を一定とし、整流
出力(検出管電圧)でチヨッパ等を制御してインバータ
の入力電圧を制御するようにしたインバータ式X線高電
圧装置にも、この発明は適用できるものである。
【0010】
【発明の効果】この発明のインバータ式X線高電圧装置
によれば、X線に印加される電圧を検出する電圧検出器
の部品点数を低減できるので電圧発生器、ひいてはイン
バータ式X線高電圧装置の小型化および低コスト化を図
ることができる。
によれば、X線に印加される電圧を検出する電圧検出器
の部品点数を低減できるので電圧発生器、ひいてはイン
バータ式X線高電圧装置の小型化および低コスト化を図
ることができる。
【図1】この発明の主要部をなす電圧発生器の一実施の
形態を示す模式図である。
形態を示す模式図である。
【図2】インバータ式X線装置の基本構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】図2に用いられている従来の高圧発生器の構成
を示す模式図である。
を示す模式図である。
1:1次側コイル 2:2次側コイ
ル 3:高圧変圧器 4:整流器 5:電圧検出器 d:整流素子 R:抵抗 C:コンデンサ L1〜L3:2次側分割コイル
ル 3:高圧変圧器 4:整流器 5:電圧検出器 d:整流素子 R:抵抗 C:コンデンサ L1〜L3:2次側分割コイル
Claims (1)
- 【請求項1】 整流された電源出力をインバータで高周
波出力に変換して高圧変圧器の1次側コイルに供給し、
この高圧変圧器の2次側コイル出力を整流してX線管に
印加すると共に前記2次側コイル出力の整流出力を前記
インバータを制御するインバータ制御手段のフィードバ
ック信号としたX線高電圧装置において、前記2次側コ
イルを複数個に分割してそれぞれ整流し、その加算整流
出力をX線管に印加すると共に、前記コイルの低圧側整
流出力を検出しフィードバック信号としたことを特徴と
するインバータ式X線高電圧装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7775296A JPH09266093A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | インバータ式x線高電圧装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7775296A JPH09266093A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | インバータ式x線高電圧装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09266093A true JPH09266093A (ja) | 1997-10-07 |
Family
ID=13642669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7775296A Pending JPH09266093A (ja) | 1996-03-29 | 1996-03-29 | インバータ式x線高電圧装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09266093A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008059894A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toshiba Corp | 灯火監視装置 |
CN103368420A (zh) * | 2012-04-10 | 2013-10-23 | 中国科学院电子学研究所 | 大功率微波器件测试电源 |
WO2015079922A1 (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 株式会社 日立メディコ | 高電圧発生装置及びそれを備えたx線撮影装置 |
-
1996
- 1996-03-29 JP JP7775296A patent/JPH09266093A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008059894A (ja) * | 2006-08-31 | 2008-03-13 | Toshiba Corp | 灯火監視装置 |
CN103368420A (zh) * | 2012-04-10 | 2013-10-23 | 中国科学院电子学研究所 | 大功率微波器件测试电源 |
WO2015079922A1 (ja) * | 2013-11-26 | 2015-06-04 | 株式会社 日立メディコ | 高電圧発生装置及びそれを備えたx線撮影装置 |
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