JP2008059894A - 灯火監視装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】常に安定した灯火監視を行うことができる灯火監視装置を提供する。
【解決手段】電力線6と、電力線6に接続され該電力線6より電力が供給される灯火11を有する複数の子局9と、電力線6に接続され該電力線6を介して子局9の灯火11を制御する親局4とを有する灯火監視装置であって、親局4は、電力線6に対しバイパスフィルタ7を介して接続され、該バイパスフィルタ7は、構成部品を複数の素子に分割し、これら分割された素子単位で耐圧構成が施されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば空港の滑走路や誘導路などに多数設置される誘導灯などの灯火を監視する灯火監視装置に関するものである。
例えば空港の滑走路や誘導路などには、誘導灯や制御灯などの各種の灯火が多数設置されており、これら灯火を制御して航空機に対して適切な指示を与えることで、発着時の安全な運用を確保するようにしている。
ところで、これら灯火の断芯などの異常は航空機に対する適切な指示に影響を与えることがあり極めて重大な事故などに繋がる虞もある。このため、従来では、灯火の断芯などの異常監視とともに、どこの灯火が断芯したかを判断できる機能が灯火監視装置に設けられている。
このような灯火監視装置の一例として、例えば特許文献1に開示されるように電力線を介して複数の灯火が接続されており、電源波形を変化させ、この電源波形を有する電力を電力線に供給するとともに、受信側で電源波形の特定周波数を監視することにより灯火の断芯などの異常を検出するものがある。
特許第3548045号公報 特許第361521号公報
ところで、このような灯火監視装置は、電力線を用いて灯火を監視する電力線搬送方式が用いられており、特許文献1のものでは、信号受信側において、例えば5000Vもの高電圧の下で信号を抽出している。このため、信号抽出部に十分な耐圧対策が必要であり、かかる対策が十分でないと信号抽出部を破損してしまい、安定した灯火監視が困難になるという問題がある。また、安定した灯火監視を可能にするには、電力線に混入するノイズに対する対策、及び子局側の安定した動作も重要なことである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、常に安定した灯火監視を行うことができる灯火監視装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、電力線と、この電力線に接続され該電力線より電力が供給される灯火を有する複数の子局と、前記電力線に接続され該電力線を介して前記子局の灯火を制御する親局とを有する灯火監視装置において、前記親局は、前記電力線に対しバイパスフィルタを介して接続され、該バイパスフィルタは、構成部品を複数の素子に分割し、これら分割された素子単位で耐圧構成が施されていることを特徴としている。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記バイパスフィルタは、さらに複数のコンデンサからなる定在波調整用コンデンサを有し、前記複数のコンデンサは、一端を前記電力線に接続され、他端を前記バイパスフィルタを収容する筐体に取付けられ、且つ前記電力線へ接続される個数を調整可能にしたことを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記親局および子局の少なくとも一方は、通信に用いられる伝送フォーマットの伝送長+1周期のうち最低の受信レベルをノイズレベルとして抽出し、該ノイズレベルを過去の複数のデータを1つシフトして格納するとともに、これら複数のデータを平均化してノイズレベルを算出することを特徴としている。
請求項4記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記親局および子局の少なくとも一方は、ノイズレベルが一定基準以下の場合には予め定めたしきい値を採用することを特徴としている。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記子局は、調整用インタフェースを有し、該調整用インタフェースを介して前記子局に対するアプリケーションの書き換え、設定値調整を可能にしたことを特徴としている。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記子局は、前記調整用インタフェースと外部の調整用マシンを接続する通信用アダプタを配置可能にしたことを特徴としている。
本発明によれば、常に安定した灯火監視を行うことができる灯火監視装置を提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる灯火監視装置の概略構成を示している。ここでの灯火監視装置は、電力線を用いて灯火を制御する電力線搬送方式を適用したものである。
図1において、1は中央監視室で、この中央監視室1には、中央操作手段であるオペレータコンソール2および監視制御盤3が設置されている。オペレータコンソール2は、装置全体を集中監視制御する。
監視制御盤3には、親局4が接続されている。親局4は、監視制御盤3により監視制御される。この場合、図示例では、1台の親局4のみを示すが、実際は、制御LAN8を介して複数台接続されている。
親局4は、図2に示すように上位I/F回路401、監視制御回路402、送信回路403および受信回路404を有している。監視制御回路402は、灯火監視および通信機能を有し、送信回路403および受信回路404により後述するバイパスフィルタ7、電力線6を介して子局9と灯火11のオンオフや断芯検出などに用いられる信号のやり取りをする。
また、親局4は、定電流発生装置(CCR)5に接続される電力線6にバイパスフィルタ7を介して接続される。電力線6には、複数の子局9がゴムトランス10を介して直列に接続されている。子局9は、図3に示すように灯火制御回路901、断芯検出回路902、監視制御回路903、光I/F904、送信回路905、受信回路906を有している。灯火制御回路901は、灯火11のオンオフを制御する。断芯検出回路902は、灯火11の断芯などの異常を検出する。監視制御回路903は、通信機能を有し、送信回路905および受信回路906によりゴムトランス10、電力線6を介して親局4と灯火11のオンオフや断芯検出などに用いられる号などのやり取りをする。
図4は、灯火監視装置の要部の回路構成を示している。ここで、図4は、図1と同一部分には同符号を付している。
この場合、定電流発生装置(CCR)5は、昇圧トランス12とともに電源発生装置13を構成している。昇圧トランス12は、AC200Vの交流電力が入力され、AC400Vに昇圧した交流電力を出力する。定電流発生装置(CCR)5は、昇圧トランス12のAC400Vの交流電力が入力され、AC5000Vの高電圧の定電流を出力する。
定電流発生装置(CCR)5には、上述したバイパスフィルタ7が接続されている。このバイパスフィルタ7は、親局4と子局9間の電力線6に、電源発生装置13から通信に用いられる正規の信号と同じ周波数のノイズが混入すると、これら信号とノイズの分離が難しいことから、これを防止する手段として設けられている。バイパスフィルタ7は、構成部品として通信に使用する信号の周波数に対応させてリアクタンスLとコンデンサCを直列に接続したI型の共振回路14を有している。この共振回路14は、電源発生装置13からのノイズを電源発生装置13側に流し、親局4と子局9間の電力線6側に進入するのを阻止するような特性を有している。
共振回路14には、直列に電流抽出器15が接続されている。この場合、1次回路側の共振回路14と2次回路側の信号中継手段として電流抽出器15は、後述するように絶縁距離を考慮して十分離し配置し、この間を耐圧ケーブル31で接続されている。また、電流抽出器15には、親局4の監視制御回路402が接続されている。電流抽出器15は、共振回路14に流れる電流を抽出し、監視制御回路402に出力する。
ところで、定電流発生装置(CCR)5の出力側には、5000Vもの高電圧が印加されている。そこで、バイパスフィルタ7の共振回路14を構成するリアクタンスLとコンデンサCについて、高耐圧で、仕上がり形状を小さくするようにしている。この場合、共振回路14の構成部品をそれぞれ複数の素子に細分化する。具体的には、リアクタンスLを複数(図示例では2個)の素子としてリアクタンスL1、L2に分割し、個々のリアクタンスL1、L2の値を小さくすることで形状を小さく抑え、さらに、これらリアクタンスL1、L2の周囲を図5に示すように絶縁板16で囲むことで、小型で高耐圧のリアクタンスLを構成する。この場合、リアクタンスL1、L2の周囲をゴム等の絶縁物(不図示)でモールドするようにしても小型で高耐圧のリアクタンスLを構成できる。また、コンデンサCについても、図6に示すように複数(図示例では21個)の素子としてコンデンサC1〜C21に分割し、これらコンデンサC1〜C21を基板17上に配置することで軽量、小型化を実現している。この場合も、高電圧に対する耐圧を考慮して、コンデンサC1〜C21から基板17端部までの絶縁距離a1および基板17端部から部品実装(図示例では電流抽出器15)までの絶縁距離a2を必要以上(例えば1KV=5mm)確保し、小型で、高耐圧のコンデンサCを構成する。
さらに、このような共振回路14には、ヒューズ18が直列に接続されている。これは共振回路14を構成するリアクタンスLとコンデンサCが正常に機能しているときは、流れる電流はわずかであるが、仮にコンデンサC1〜C21の1つでも破損するとリアクタンスLとコンデンサCによる共振周波数が変化し過電流が流れることがある。このとき、ヒューズ18が過電流により溶断して回路を遮断する。この場合、ヒューズ18が溶断すると、ヒューズ18の両端子間に定電流発生装置(CCR)5の5000Vの高電圧がそのまま印加する。このための対策として、図7(a)(b)に示すようにヒューズ18を実装する基板17のヒューズ18に対応する面に凹部(又は孔)17aを形成し、同図(c)(d)に示すようにヒューズ18が溶断したときに凹部17aの存在によりヒューズ18の両端子間に十分の絶縁距離を確保している。
したがって、このようにすればバイパスフィルタ7を構成する1次回路側の共振回路14と2次回路側の電流抽出器15を絶縁距離を考慮して十分離して実装し、高電圧の下で物理的に切り分けが行われているので、定電流発生装置(CCR)5の出力側に5000Vもの高電圧が印加された場合も、十分な耐圧対策により安全に、しかも安定して信号を取得することができる。また、バイパスフィルタ7の共振回路14を構成するリアクタンスLとコンデンサCは、細分化され、それぞれ細分化されたL1、L2およびコンデンサC1〜C21について小型で、高耐圧な構成としているので、バイパスフィルタ7についても耐圧に優れたコンパクトな構成を実現している。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
電力線を通信媒体として用いた灯火監視装置において、バイパスフィルタ7の1次側両端に定存波変化用コンデンサを挿入することにより子局9側で受信する信号レベルが変動することが知られている(例えば、特許文献2)。
この第2の実施の形態では、図8に示すようにバイパスフィルタ7の1次側の電力線6との接続点側に定存波変化用コンデンサ21の一端を接続し、この定存波変化用コンデンサ21の他端をバイパスフィルタ7を収容する筐体などに直接取付けることにより、より効果的に信号レベルを変化させる構成としている。具体的には、図9および図10に示すように定存波変化用コンデンサ21を、複数(図示例では6個)のコンデンサ21a〜21fにより構成し、これらコンデンサ21a〜21fの一端をケーブル22により共通に接続し、この接続点をバイパスフィルタ7の電力線6との接続点側に接続し、また、コンデンサ21a〜21fの他端をバイパスフィルタ7の筐体71に設けられる開閉扉72の背面に直接取付け、不図示のアースに接続している。
この場合、定存波変化用コンデンサ21は、コンデンサ21a〜21fのうち実際に使用する数を変更すると子局9で受信される信号レベルを変化することができる。例えば、図11に示すようにコンデンサの数が大きいと同図(a)に示すように信号レベルの変動が大きく、コンデンサの数が小さいと信号レベルの変動が小さくなる。そして、これら信号レベルは、適用される装置によって最適になるようなレベル調整が必要となる。
この場合、子局9で信号レベルを調整するためコンデンサ数を変更するには、バイパスフィルタ7の筐体71に設けられる開閉扉72を開放し(図10(b))、この状態でケーブル22により接続されるコンデンサ数を変更する。例えば、コンデンサ数を最大にする場合は、全てのコンデンサ21a〜21fの一端をケーブル22により共通に接続する。また、コンデンサ数を半分にするには、コンデンサ21a〜21cの一端だけをケーブル22により共通に接続すればよい。
したがって、このようにすれば、定存波変化用コンデンサ21を構成するコンデンサ21a〜21cのうち実際に使用する数をケーブル22の接続を変えだけで簡単に変更することができるので、子局9側で受信する信号レベルの調整を簡単に行うことができる。
(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
電力線を通信媒体として用いた灯火監視装置において、バイパスフィルタ7から抽出された子局9からの信号は、親局4の監視制御回路402にて解析される。この場合、電源発生装置13より電力線6を介して灯火11に供給される電源波形は、灯火の明るさに応じて不図示のTAP1〜3により切り換えられる。このとき供給される電流値は、図12に示すように電流波形aと電圧波形bの位相制御の角度によって調整される。また、図13に示すように灯火11側で受信される信号レベルは、同図(a)に示すように同じ受信場所においては、TAP1〜3の切り換えによる変化はほとんど見られないが、ノイズについては、同図(b)(c)(d)に示すように同じ受信場所でもレベルが大きく変動する。
この第3の実施の形態では、正規の信号を検出する際に基準となるノイズレベルを定期的に更新する機能を親局4(子局9)に搭載する。こうすることで、TAP1〜3の切り換えや天候の変化があった場合などで変化するノイズレベルにも追従可能とする。
この場合、灯火11への信号の伝送は電源周期に同期してキャリアを注入する方式が採用され、また、図14に示すように、例えば伝送フォーマットが15周期の固定長である場合を説明する。ノイズの検知は、図15に示すフローチャートにおいて、ステップ151で、伝送フォーマットの伝送長が判断され、ステップ152で、伝送長+1周期、つまり16周期づつ受信レベルの格納を行う。そして、ステップ153で、これら16周期分の受信レベルの中で最も低い信号レベルをノイズレベルとみなし、これをノイズ格納エリア23に前回までの取得と合わせて保存する(ステップ154)。図14に示す例では、16周期分の受信レベルのうち6周期目の受信レベルが最低レベルであり、これがノイズレベルA0として、ノイズ格納エリア23に保存される。ノイズ格納エリア23では、過去の複数のデータを1つシフトし、新たにノイズレベルA0を格納することで、最新の10個のデータを格納する。次に、ステップ155に進み、最新の10個のデータを平均し、ステップ156でノイズレベル(値)を算出する。つまり、図14に示すノイズ格納エリア23に保存された最新の10個のデータを演算部24に入力し、これらの平均を新規の基準ノイズレベル(ノイズ値Avr)として算出する。
したがって、このようにすれば、定期的に基準とするノイズレベルを更新することができるので、天候などで変化するノイズにも追従可能となり、正規の信号を正確に抽出することができ、TAP1〜3の切り換えや天候などに影響されない安定した灯火監視を行うことができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
ところで、ノイズレベルは、一般的に灯火11の数が増加し回路規模が大きくなる程大きく、また、同一回路では、電源発生装置13のTAPによる電源波形の切り換え幅が大きくなる程大きく、さらに晴天時が雨天時と比較して大きいという特徴がある。一方、信号レベルは、灯火11の設置場所による違いがあるものの、同一場所ではほとんど変化しない傾向がある。
この第4の実施の形態では、親局4(子局9)において、図16に示すようにノイズレベルが規定以下の場合も、しきい値が下がらないようにしきい値の下限を設け、ノイズレベルが規定以上の場合、しきい値を連動して大きくする。
具体的には、図17に示すフローチャートに示すように、ステップ171で、ノイズレベルを取得すると、ステップ172で、ノイズレベルが規定以上かを判断し、規定以下ならば、ステップ173に進み、図16に示すしきい値下限を利用する。一方、ステップ172で規定以上と判断すると、ステップ174でしきい値を算出し、ステップ175で、ノイズレベルをn倍した値をしきい値として利用する。例えば、上述した第3の実施の形態で求められた基準ノイズをdB変換する前の計算値を用い、基準ノイズのn倍(例えばn=3)をしきい値として利用する。
したがって、このようにすれば、親局4(子局9)は、ノイズレベルを基準としてしきい値の演算処理を行い、ノイズレベルが一定基準以下の場合には予め定めたしきい値を採用するようにしたので、過小な信号レベルでの演算処理を避け、安定して信号の通信を行うことができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
ところで、灯火11に接続される子局9は、滑走路など野外に配置されるため、水没レベルの耐環境性が要求され密閉構造となっている。このため、これまのものは、電力線6に接続するための電力線インタフェースしか存在していなかった。しかしながら、電力線インタフェースは、100個以上接続される負荷(子局9)や10Km以上になるケーブル長、さらに出力制限などにより、限られた範囲での通信能力を維持するに止まるものであった。
この第5の実施の形態では、このような密閉構造の子局9に対して外部からアプリケーションの書き換え、設定値の調整などを可能にすることで、灯火監視性能の向上を実現可能にしている。
この場合、子局9の監視制御回路903は、図18に示すように、ソフトのインフラ部分である基本ソフト903a、アプリケーションが存在しているかの確認を行う書き込みチェック903b、灯火監視、通信機能を担当するアプリケーション903c、アドレス、通信設定情報を格納する設定データ903dにより構成されている。そして、このうちのアプリケーション903cと設定データ903dを書き換え可能とすることにより、納入後の調整やソフトのバージョンアップなどを、子局9を開封することなくできるようにしている。
また、子局9は、図19に示すように電力線6と別に光通信用窓25が設けられている。この光通信用窓25には、監視制御回路903に接続された調整用インターフェースとしての光I/F904が配置され(図3参照)、この光通信用窓25より光I/F904を介して設定データの更新やアプリケーションの書き換えを可能にしている。
図20は、実際に調整用マシン26を使用して監視制御回路903の設定データの更新やアプリケーションの書き換えを行う例を示している。
この場合、調整用マシン26を子局9の光通信用窓25より光I/F904に接続する。この状態で、例えばアプリケーションの書き込みを行う場合、図20に示すフローチャートが実行される。まず、ステップ201で、アプリケーションの書き込み処理を指示すると、ステップ202で、新規プログラムファイルを転送し不図示の作業領域に一時保存する。次に、ステップ203で、転送が正常に完了かを判断し、正常完了ならばステップ204に進み、正常完了通知を調整用マシン26に出力する。一方、ステップ203で、転送失敗を判断したならば、ステップ205で、失敗通知を調整用マシン26に出力する。
その後、調整用マシン26から再起動要求により、ステップ206で、再起動を実施する。そして、ステップ207に進み、作業領域に新規プログラムファイルがあるかを判断し、新規プログラムファイルがあれば、これを立上げ、ステップ208で、正常に立ち上げ完了かを判断する。ここで、正常に立上げ完了ならば、ステップ209に進み、新規プログラムによるアプリケーションを実行する。一方、立上げを失敗すると、ステップ210に進み、基本ソフトのみで動作する。
なお、調整用マシン26が新規プログラムファイルの転送が完了しないで途中で異常となった場合は、破棄される。
したがって、このようにすれば、密閉構造の子局9であっても外部からアプリケーションの書き換え、設定値の調整などを実行できるので、灯火監視性能のさらなる向上を実現でき、安定した灯火監視を実現できる。
なお、上述では、子局9について述べたが親局4に対しても同様に実施できる。この場合、親局4内部に上述の光I/F904に相当する光I/Fを設ける必要がある。
(第6の実施の形態)
次に、第6の実施の形態を説明する。
第5の実施の形態で述べたように、子局9のアプリケーションの更新や、設定データの変更は、調整用マシン26により行われるが、調整用マシン26に子局9と直接通信を行うためのインタフェースが存在しない場合は、実施できない。
第6の実施の形態では、調整用マシン26に子局9と直接通信を行うためのインタフェースが存在しない場合でも、これら一連の動作を実施できるようにしたものである。
この場合、図21に示すように子局9にケーブル27により通信用アダプタとして光アダプタ28を接続する。この光アダプタ28は、図23に示すように信号変換部281と光駆動部282を有するもので、信号変換部281で調整用マシン26から出力された電気信号を光信号に変換し、光駆動部282を介して出力し、また、子局9からの光信号を信号変換部281で電気信号に変換し、調整用マシン26に出力する。また、光アダプタ28は、正面側に導光板29が設けられている。この導光板29は、光の屈折を利用して光アダプタ28から放射された光信号を子局9の光通信用窓25に、子局9の光通信用窓25から放射された光信号を光アダプタ28に導くためのものである。また、導光板29は、不使用時は、図22(a)に示すように、光アダプタ28正面に横向きに取付けられ、使用時に図22(b)に示すようにねじ30を緩め下向きにしてねじ30により取付けられることで、導光板29先端部が子局9の光通信用窓25に近接して位置されるようになっている。この状態で、図23に示すように光アダプタ28から放射された光信号を図示光路aに沿って子局9側に、子局9の光通信用窓25から放射された光信号を図示光路bに沿って光アダプタ28に導く。
したがって、このようにすれば、調整用マシン26に、子局9と直接通信を行うためのインタフェースが存在しない場合でも、アプリケーションの書き換え、設定値の調整などの一連の動作を実施できるようになる。
なお、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明の第1の実施の形態にかかる灯火監視装置の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に用いられる親局のブロック図。 第1の実施の形態に用いられる子局のブロック図。 第1の実施の形態に用いられるバイパスフィルタの回路構成を示す図。 第1の実施の形態のパイパスフィルタに用いられるリアクタンスの外観を示す図。 第1の実施の形態のパイパスフィルタに用いられるコンデンサの概略構成を示す図。 第1の実施の形態のパイパスフィルタに用いられるヒューズを説明するための図。 本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す図。 第2の実施の形態に用いられる定存波変化用コンデンサの概略構成を示す図。 第2の実施の形態に用いられる定存波変化用コンデンサの取付け構造を示す図。 第2の実施の形態に用いられる定存波変化用コンデンサ数による受信信号の波形の違いを示す図。 本発明の第3の実施の形態に用いられる電源発生装置の電源波形を示す図。 第3の実施の形態に用いられる電源発生装置のTAP切り換えによる信号レベルの変化を示す図。 第3の実施の形態によるノイズの算出を説明するための図。 第3の実施の形態によるノイズの算出を説明するフローチャート。 本発明の第4の実施の形態によるしきい値の算出を説明するための図。 第4の実施の形態によるしきい値の算出を説明するフローチャート。 本発明の第5の実施の形態に用いられる子局の監視制御回路のブロック図、 第5の実施の形態に用いられる子局の外観図。 第5の実施の形態の調整用マシンによる処理を説明するための図。 本発明の第6の実施の形態に用いられる光アダプタの使用構成を示す図。 第6の実施の形態に用いられる光アダプタの取付け方法を説明する図。 第6の実施の形態に用いられる光アダプタの概略構成を示す図。
符号の説明
1…中央監視室、2…オペレータコンソール
3…監視制御盤、4…親局
401…上位I/F回路、402…監視制御回路
403…送信回路、404…受信回路
5…定電流発生装置、6…電力線
7…バイパスフィルタ、71…筐体
72…開閉扉、8…制御LAN
9…子局、901…灯火制御回路
902…断芯検出回路、903…監視制御回路
903a…基本ソフト、903b…込みチェック
903c…アプリケーション、903d…設定データ
904…光I/F、905…送信回路
906…受信回路、10…ゴムトランス
11…灯火、12…昇圧トランス
13…電源発生装置、14…I型共振回路
15…電流抽出器、16…絶縁板
17…基板、17a…凹部
18…ヒューズ、21…定存波変化用コンデンサ
21a〜21f…コンデンサ、22…ケーブル
23…ノイズ格納エリア、24…演算部
25…光通信用窓、26…調整用マシン
27…ケーブル、28…光アダプタ
281…信号変換部、282…光駆動部
29…導光板、

Claims (6)

  1. 電力線と、この電力線に接続され該電力線より電力が供給される灯火を有する複数の子局と、前記電力線に接続され該電力線を介して前記子局の灯火を制御する親局とを有する灯火監視装置において、
    前記親局は、前記電力線に対しバイパスフィルタを介して接続され、該バイパスフィルタは、構成部品を複数の素子に分割し、これら分割された素子単位で耐圧構成が施されていることを特徴とする灯火監視装置。
  2. 前記バイパスフィルタは、さらに複数のコンデンサからなる定在波調整用コンデンサを有し、前記複数のコンデンサは、一端を前記電力線に接続され、他端を前記バイパスフィルタを収容する筐体に取付けられ、且つ前記電力線へ接続される個数を調整可能にしたことを特徴とする請求項1記載の灯火監視装置。
  3. 前記親局および子局の少なくとも一方は、通信に用いられる伝送フォーマットの伝送長+1周期のうち最低の受信レベルをノイズレベルとして抽出し、該ノイズレベルを過去の複数のデータを1つシフトして格納するとともに、これら複数のデータを平均化してノイズレベルを算出することを特徴とする請求項1記載の灯火監視装置。
  4. 前記親局および子局の少なくとも一方は、ノイズレベルが一定基準以下の場合には予め定めたしきい値を採用することを特徴とする請求項3記載の灯火監視装置。
  5. 前記子局は、調整用インタフェースを有し、該調整用インタフェースを介して前記子局に対するアプリケーションの書き換え、設定値調整を可能にしたことを特徴とする請求項1記載の灯火監視装置。
  6. 前記子局は、前記調整用インタフェースと外部の調整用マシンを接続する通信用アダプタを配置可能にしたことを特徴とする請求項5記載の灯火監視装置。
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