JPWO2015056497A1 - 車体前部構造 - Google Patents

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Abstract

本車体前部構造は、フロントピラーから前方に向けて延設されたメンバ部材を備えた車体の前部構造であって、メンバ部材は、前方に向かうに従い下方に向けて延在する第1延在部と、第1延在部の前端部に接続されるとともに、下方に向けて延在する第2延在部と、を備える。第1延在部には、前方に向けて突出するブラケットが設けられていることを特徴とする。

Description

本発明は、車体前部構造に関する。
本願は、2013年10月18日に出願された日本国特許出願2013―217338号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
車体の前部構造として、例えば特許文献1に示されるように、フロントピラーから前方に向けて延設されたアッパメンバと、アッパメンバの前端部から下方に向けて延設された垂下部と、を備えた構成が知られている。垂下部は、アッパメンバの前端部に接続されるとともに、前方に向かうに従い下方向けて湾曲しながら延びる湾曲部と、湾曲部の前端部に接続されるとともに、下方に向けて延びる直線部と、を備えている。
日本国特許第3866677号公報
特許文献1の構成は、湾曲部の前面位置が直線部の前面位置に対して後方に配置されるため、直線部と湾曲部との間に前後方向に段差が生じる。そのため、例えば脚部等の衝突物が垂下部に接触した場合、直線部及び湾曲部において、一定の面で荷重を受け止めることが難しい。この場合、脚部のうち、直線部に接触した部分と、湾曲部に接触した部分と、の間で前後方向に沿ってせん断方向に沿って負担が掛かるおそれがある。
これに対して、湾曲部の前面位置が前後方向に沿う直線部の前面位置と同等の位置に配置されるように垂下部の設計変更を行うことも考えられる。この場合には垂下部自体に対して強度等の見直しが必要である。それとともに、垂下部の設計変更に伴い垂下部以外の部分(例えば、ヘッドライト等)についても設計変更等が必要になる等、大幅な設計変更が伴う。そのため、湾曲部の構成が複雑化するとともに、製造コストの増加に繋がるという課題がある。
本発明に係る態様は、上述した事情に考慮してなされたもので、車体前部構造の簡素化及び低コスト化を図った上で、脚部等の衝突物に作用するせん断方向に沿う負担を低減できる車体前部構造を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様によれば、フロントピラー(例えば、実施形態におけるフロントピラー13)から前方に向けて延設されたメンバ部材(例えば、実施形態におけるメンバ部材12)を備えた車体前部構造(例えば、実施形態における前部構造2)であって、前記メンバ部材は、前方に向かうに従い下方に向けて延在する第1延在部(例えば、実施形態における第1延在部31)と、前記第1延在部の前端部に接続されるとともに、下方に向けて延在する第2延在部(例えば、実施形態における第2延在部32)と、を備え、前記第1延在部には、前方に向けて突出するブラケット(例えば、実施形態におけるブラケット41)が設けられている。
本発明の第二の態様によれば、上記第一の態様に係る車体前部構造において、前記ブラケットの前端部は、前後方向に沿う前記第2延在部と同等の位置、若しくは前記第2延在部よりも後方に位置してもよい。
本発明の第三の態様によれば、上記第一の態様に係る車体前部構造において、前記ブラケットは、前方からの荷重を受ける荷重受部(例えば、実施形態における前壁部43)と、前記荷重受部及び前記第1延在部間を接続する接続部(例えば、実施形態における側壁部42a,42b及びフランジ部44)と、を備えてもよい。前記接続部には、前後方向に沿って延びる第1ビード(例えば、実施形態における第1ビード51)が設けられていてもよい。
本発明の第四の態様によれば、上記第三の態様に係る車体前部構造において、前記ブラケットは、車幅方向から見た断面視で、後方に向けて開口するU字状断面を呈し、前記接続部は、前後方向に沿って延びる一対の側壁部(例えば、実施形態における側壁部42a,42b)を有し、前記荷重受部は、前記一対の側壁部の前端部同士を連結する前壁部(例えば、実施形態における前壁部43)を有し、前記一対の側壁部に、前記第1ビードが設けられていてもよい。
本発明の第五の態様によれば、上記第四の態様に係る車体前部構造において、前記一対の側壁部は、前記第1延在部において車幅方向に亘って延在してもよい。前記接続部は、前記一対の側壁部の後端部に各別に連設されるとともに、前記第1延在部に固定されたフランジ部(例えば、実施形態におけるフランジ部44)を備えていてもよい。
本発明の第六の態様によれば、上記第一の態様に係る車体前部構造において、前記ブラケットは、前方からの荷重を受ける壁面状の荷重受部(例えば、実施形態における前壁部43)を少なくとも備え、前記荷重受部は、車幅方向に沿って延びるとともに、前方に向けて凸の稜線部(例えば、実施形態における稜線部54c)を備えていてもよい。
本発明の第七の態様によれば、上記第一の態様に係る車体前部構造において、前記ブラケットは、前後方向に沿って延びる一対の側壁部(例えば、実施形態における側壁部42a,42b)と、前記一対の側壁部の前端部同士を連結する前壁部(例えば、実施形態における前壁部43)と、を有してもよい。車幅方向から見た断面視で、後方に向けて開口するU字状断面を呈し、前記一対の側壁部の車幅方向に沿う両端部のうち、少なくとも一方の端部には、前後方向に沿って延びる第2ビード(例えば、実施形態における第2ビード55)が設けられていてもよい。
上記第一の態様によれば、前方に向けて突出するブラケットを第1延在部に設けることで、第1延在部と第2延在部との間に生じる前後方向に沿う段差は、ブラケットにより軽減できる。これにより、前方からの衝突物に対して第1延在部及び第2延在部は、均等に荷重を受けることができる。この場合、衝突物のうち、ブラケットを介して第1延在部に接触した部分と、第2延在部に接触した部分と、の間でせん断方向に沿う負担が掛かるのを抑制できる。そのため、例えば衝突物が脚部等に接触した場合であっても、脚部を保護できる。
しかも、本発明に係る車体前部構造は、既存の第1延在部に対してブラケットを取り付ける構成である。そのため、メンバ部材およびその周辺部材のデザインやレイアウトの大幅な設計変更を伴うことがない。そのため、車体前部構造の簡素化及び低コスト化を図った上で、脚部等に作用するせん断方向に沿う負担を低減できる。
上記第二の態様によれば、ブラケットの前端部が、前後方向に沿う第2延在部と同等の位置、若しくは第2延在部よりも後方に位置している。そのため、車体への荷重入力時において、ブラケットよりも面積の広い第2延在部が、ブラケットと同時、若しくはブラケットよりも早く荷重を受ける。これにより、第1延在部及び第2延在部により荷重を効果的に受け止めることができる。
上記第三の態様によれば、接続部に前後方向に沿って延びる第1ビードが設けられている。そのため、ブラケットの厚肉化を抑えた上で、前後方向に沿うブラケットの剛性を確保できる。そのため、車体への荷重入力時において、前後方向に沿うブラケットのストロークを減少させることができ、第1延在部及び第2延在部間に前後方向に沿う段差が生じるのを確実に抑制できる。その結果、第1延在部及び第2延在部で均等に荷重を受け易くなる。
上記第四の態様によれば、一対の側壁部それぞれに第1ビードを設けることで、側壁部の剛性をより確保し易くなる。そのため、車体への荷重入力時において、前後方向に沿うブラケットのストロークを減少させることができる。その結果、第1延在部及び第2延在部間に前後方向に沿う段差が生じるのを確実に抑制できる。
上記第五の態様によれば、側壁部が第1延在部の車幅方向に亘って延在している。そのため、例えば側壁部が上下方向に亘って延在している場合に比べて、側壁部に連設されるフランジ部の面積を確保できる。その結果、ブラケットの剛性を確保しやすくなる。
上記第六の態様によれば、ブラケットの荷重受部に、前方に凸の稜線部が車幅方向に沿って延設されている。そのため、ブラケットの剛性を確保できる。
また、荷重入力時において、ブラケットに作用する荷重は、荷重受部を介してメンバ部材(第1延在部)に伝達される。このとき、稜線部は、ブラケットの荷重受部が平坦面になるように(稜線部がなくなるように)後方に向けて変形することで、荷重を吸収する。このように、荷重受部において荷重を吸収することで、ブラケット全体の前後方向に沿うストロークを減少できるので、第1延在部及び第2延在部間に前後方向に沿う段差が生じるのを確実に抑制できる。
上記第七の態様によれば、一対の側壁部の車幅方向に沿う両端部のうち、少なくとも一方の端部に、前後方向に沿って延びる第2ビードが設けられている。そのため、側壁部のうち、少なくとも一方の端部の剛性を確保し、側壁部の少なくとも一方の端部からの変形を抑制できる。これにより、前後方向に沿うブラケットのストロークを確実に減少させ、第1延在部及び第2延在部間に前後方向に沿う段差が生じるのを確実に抑制できる。
本発明の実施形態に係る車体の前部構造を左前方から見た斜視図である。 同車体の前部構造を左側から見た部分断面図である。 本発明の実施形態に係るブラケットを前方から見た正面図である。 荷重入力前、本発明の実施形態に係るブラケットの概略構成図(断面図)である。 荷重入力後、同ブラケットの概略構成図(断面図)である。 同ブラケットの他の構成を示す斜視図である。
次に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明における前後上下左右等の向きは、特に記載が無ければ車両における向きと同一である。また、図中矢印FRは車両の前方、矢印UPは車両の上方をそれぞれ示すものとする。
図1は本実施形態に係る車体1の前部構造2を左前方から見た斜視図であり、図2は本実施形態に係る車体1の前部構造2を左側から見た部分断面図である。
図1、図2に示すように、車体1の前部構造2は、車幅方向に間隔をあけた状態で前後方向に沿って延在する一対のフロントサイドフレーム11と、各フロントサイドフレーム11に対して車幅方向の外側に配置され、各前輪Wfの上方及び前方を取り囲むように延びる左右一対のメンバ部材12と、を備えている。本実施形態において、車体1の前部とは、車体1のうち、ドア枠部の前部を構成する左右一対のフロントピラー13よりも前方に位置する部分である。各フロントピラー13は、各フロントサイドフレーム11に対して車幅方向の外側に配置されるとともに、上下方向に沿って延びる柱状である。
フロントサイドフレーム11は、車体1前部の下部両側に配設された骨格部材であり、断面視が矩形状の閉断面構造を呈している。各フロントサイドフレーム11の前端部には、車幅方向に沿って延びるバンパビーム21(図1参照)が架け渡されている。
各フロントサイドフレーム11の前端部のうち、バンパビーム21よりも後方に位置する部分には、フロントバルクヘッド22が設けられている。フロントバルクヘッド22は、前後方向に開放された枠状を呈し、その内側に図示しないラジエータ等が支持される。具体的に、フロントバルクヘッド22は、各フロントサイドフレーム11に連結されるとともに、上下方向に沿って延びる一対のサイドステイ23と、各サイドステイ23の上端部同士を架け渡すバルクヘッドアッパメンバ24と、各サイドステイの下端部同士を架け渡すバルクヘッドロアメンバ25と、を備えている。
メンバ部材12は、断面視が矩形状の閉断面構造をなし、フロントピラー13のうち、フロントサイドフレーム11よりも上方に位置する部分から前方に向かうに従い下方に向けて延在している。具体的に、メンバ部材12は、フロントピラー13から前方に向けて延在するアッパメンバ14と、アッパメンバ14の前端部に接続されたロアメンバ15と、を備えている。アッパメンバ14は、前方に向かうに従い上下方向に沿う長さが漸次縮小しているように延在する。
ロアメンバ15は、後端部がアッパメンバ14に接続された第1延在部31と、第1延在部31の前端部に接続された第2延在部32と、を備えている。
第1延在部31は、前方に向けて凸の湾曲状となるように、前方に向かうに従い下方に向けて延設される。第1延在部31は、図示しないヘッドライト等との干渉を避けるように配置されている。第1延在部31の前端部は、上述したフロントサイドフレーム11の前端部に対して、前後方向に沿う位置が同等である。第1延在部31は、前方に向かうに従い上下方向に沿う長さが漸次縮小している。
第2延在部32は、第1延在部31の前端部から下方に向けて延設されている。各第2延在部32の上部(第1延在部31との境界部分)には、車幅方向で対応するフロントサイドフレーム11との間を接続するガセット34(図1参照)が設けられている。各第2延在部32の下端部には、上述したバルクヘッドロアメンバ25のうち、サイドステイ23よりも車幅方向の外側に突出した部分が接合されている。そして、車幅方向で対応するフロントサイドフレーム11、及びメンバ部材12に囲まれた空間に、前輪Wfの図示しないホイールハウスやダンパハウジングが配置される。
図3は本実施形態に係るブラケット41を前方から見た正面図である。また、図4Aは荷重入力前、本実施形態に係るブラケット41の概略構成図(断面図)である。図4Bは荷重入力後、本実施形態に係るブラケット41の概略構成図(断面図)である。図3では、左側のブラケット41が代表として示されている。
ここで、図1〜図3、図4Aに示すように、第1延在部31の下部には、前方に向けて突出するブラケット41が接合されている。ブラケット41は、車幅方向から見た断面視で後方に向けて開放されたU字状を有している。具体的に、ブラケット41は、上下方向に間隔をあけて前後方向に沿って延びる一対の側壁部(上側側壁部42a及び下側側壁部42b)と、各側壁部42a,42bの前端部同士を架け渡す前壁部(荷重受部)43と、各側壁部42a,42bの後端部に各別に連設されたフランジ部44と、を有している。各側壁部42a,42b及びフランジ部44により、本実施形態に係る接続部が構成されている。
各側壁部42a,42bは、第1延在部31において車幅方向に亘って延在する。図3に示された例においては、下側側壁部42bと第1延在部31とが同等の幅になっている。また、図2、図4Aに示すように、各側壁部42a,42bは、前方に向かうに従い上下方向に沿う各側壁部42a,42b間の間隔が狭くなるように延在している。図2の例では、各側壁部42a,42bのうち、上側側壁部42aは前後方向に沿って延在する。一方、下側側壁部42bは前方に向かうに従い上方に向けて傾斜しているように延在する。各側壁部42a,42bの前端部における前後方向に沿う位置は、互いに同等である。
図3に示すように、各側壁部42a,42bには、上下方向に沿う内側に向けて窪む第1ビード51が、車幅方向に間隔をあけて複数形成されている。これら第1ビード51は、それぞれ前後方向に沿って延在している。
フランジ部44は、各側壁部42a,42bの後端部において上下方向に沿う外側に向けて延在する。フランジ部44は、第1延在部31の前面に各別に接合されている。
前壁部43は、各側壁部42a,42bの前端部から上下方向の内側に向かうに従い前方に向けて傾斜して延びる上側傾斜壁54a及び下側傾斜壁54bを有している。これら傾斜壁54a,54bは、上下方向の内側端部同士が接続されて前方に向けて凸の稜線部54cを構成している。前壁部43は、車幅方向に沿う幅が側壁部42a,42bの幅と同等である。前壁部43は、第1延在部31を前方から覆うことで、前方から荷重が入力されるように形成されている。
上側傾斜壁54aは、車体の外観を構成するパネルP(図2参照)の内面に倣って延在している。
稜線部54cは、車幅方向に沿って延在するとともに、前後方向に沿う位置が、第2延在部32の前面と同等の位置、若しくは僅かに後方に位置している。
図3に示されるように、ブラケット41のうち、車幅方向の内側に位置する内周端部には、前壁部43及び各側壁部42a,42b間に亘って延びる第2ビード55が形成されている。第2ビード55は、前壁部43及び側壁部42a,42bに対して内側に窪んで形成されている。
本実施形態によれば、第1延在部31に前方に向けて突出するブラケット41を設けることで、第1延在部31と第2延在部32との間に生じる前後方向に沿う段差をブラケット41により軽減できる。これにより、前方からの衝突物に対して第1延在部31及び第2延在部32で均等に荷重を受けることができる。この場合、衝突物のうち、ブラケット41を介して第1延在部31に接触した部分と、第2延在部32に接触した部分と、の間でせん断方向に沿う負担が掛かるのを抑制できる。そのため、例えば衝突物が脚部等に接触した場合であっても、脚部は保護できる。
しかも、本実施形態によれば、既存の第1延在部31に対してブラケット41を取り付ける構成である。そのため、メンバ部材12やその周辺部材のデザインやレイアウトの大幅な設計変更を伴うことがない。そのため、車体前部構造の簡素化及び低コスト化を図った上で、脚部等に作用するせん断方向に沿う負担を低減できる。
また、本実施形態によれば、ブラケット41の前端部が、前後方向に沿う第2延在部32と同等の位置、若しくは第2延在部32よりも後方に位置している。そのため、車体1への荷重入力時において、ブラケット41よりも面積の広い第2延在部32が、ブラケット41と同時、若しくはブラケット41よりも早く荷重を受ける。これにより、第1延在部31及び第2延在部32により荷重を効果的に受け止めることができる。
さらに、本実施形態によれば、側壁部42a,42bに前後方向に沿って延びる第1ビード51が形成されている。そのため、ブラケット41の厚肉化を抑えた上で、前後方向に沿うブラケット41の剛性を確保できる。そのため、車体1への荷重入力時において、前後方向に沿うブラケット41のストロークを減少させることができ、第1延在部31及び第2延在部32間に前後方向に沿う段差が生じるのを確実に抑制できる。その結果、第1延在部31及び第2延在部32で均等に荷重を受け易くなる。
しかも、一対の側壁部42a,42bそれぞれに第1ビード51を設けることで、側壁部42a,42bの剛性をより確保し易くなる。
さらに、ブラケット41のうち、車幅方向に沿う内側端部に第2ビード55を設けることで、側壁部42a,42bの内側端部の剛性を確保して、側壁部42a,42bの内側端部からの変形を抑制できる。これにより、前後方向に沿うブラケット41のストロークを確実に減少させる。その結果、第1延在部31及び第2延在部32間に前後方向に沿う段差が生じるのを確実に抑制できる。
さらに、側壁部42a,42bが第1延在部31の車幅方向に亘って延在している。そのため、例えば側壁部42a,42bが上下方向に亘って延在している場合に比べて、側壁部42a,42bに連設される前壁部43及びフランジ部44の面積を確保でき、ブラケット41の剛性を確保しやすくなる。
ここで、前壁部43が前方に凸の稜線部54cを備えているため、ブラケット41の剛性をより確保できる。
また、図4Aに示されるように、荷重入力時において、ブラケット41に作用する荷重は、前壁部43から側壁部42a,42bに伝達された後、ブラケット41を介してメンバ部材12(第1延在部31)に伝達される。このとき、図4Bに示すように、稜線部54cは、前壁部43が平坦面になるように(稜線部54cがなくなるように)後方に向けて変形することで、荷重を吸収する。前壁部43において荷重を吸収することで、側壁部42a,42bを含むブラケット41全体の前後方向に沿うストロークを減少できるので、第1延在部31及び第2延在部32間に前後方向に沿う段差が生じるのを確実に抑制できる。
本発明の技術範囲は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、上述した実施形態で挙げた構成等はほんの一例に過ぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上述した実施形態では、ブラケット41における車幅方向に沿う内側端部のみに第2ビード55を設ける構成について説明した。これに限らず、例えば図5に示すように、ブラケット41における車幅方向に沿う両端部に第2ビード55を設けても構わない。すなわち、ブラケット41における車幅方向に沿う両端部のうち、少なくとも一方の端部に第2ビード55が設けられていれば構わない。
また、上述した実施形態では、ブラケット41に第1ビード51及び第2ビード55を設ける構成について説明した。これに限らず、第1ビード51及び第2ビード55のうち、何れか一方のビードのみを設ける構成でもよく、ビードを設けない構成としても構わない。
さらに、上述した実施形態では、第1延在部31が湾曲している構成について説明したが、これに限られない。すなわち、第1延在部31は、前方に向かうに従い下方に向けて延在する構成であれば、傾斜して延在しても構わない。
また、上述した実施形態では、ブラケット41をU字状に形成した場合について説明したが、これに限られない。ブラケット41は、種々の形状を採用することが可能である。
さらに、上述した実施形態では、ブラケット41の前壁部43が稜線部54cを備える構成について説明したが、これに限られない。ブラケット41の前壁部43が平坦面とされた構成であっても構わない。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施例に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、およびその他の変更が可能である。本発明は前述した説明に限定されることはなく、添付のクレームの範囲によってのみ限定される。
上記各実施形態は、簡素化及び低コスト化を図った上で、脚部等の衝突物に作用するせん断方向に沿う負担を低減できる車体前部構造を提供できる。
1 車体
2 前部構造
12 メンバ部材
13 フロントピラー
31 第1延在部
32 第2延在部
42a 上側側壁部(側壁部、接続部)
42b 下側側壁部(側壁部、接続部)
43 前壁部(荷重受部)
44 フランジ部(接続部)
51 第1ビード
54c 稜線部
55 第2ビード

Claims (7)

  1. フロントピラーから前方に向けて延設されたメンバ部材を備えた車体前部構造であって、
    前記メンバ部材は、
    前方に向かうに従い下方に向けて延在する第1延在部と、
    前記第1延在部の前端部に接続されるとともに、下方に向けて延在する第2延在部と、を備え、
    前記第1延在部には、前方に向けて突出するブラケットが設けられていることを特徴とする車体前部構造。
  2. 請求項1記載の車体前部構造であって、
    前記ブラケットの前端部は、前後方向に沿う前記第2延在部と同等の位置、若しくは前記第2延在部よりも後方に位置していることを特徴とする車体前部構造。
  3. 請求項1記載の車体前部構造であって、
    前記ブラケットは、
    前方からの荷重を受ける荷重受部と、
    前記荷重受部及び前記第1延在部間を接続する接続部と、を備え、
    前記接続部には、前後方向に沿って延びる第1ビードが設けられていることを特徴とする車体前部構造。
  4. 請求項3記載の車体前部構造であって、
    前記ブラケットは、車幅方向から見た断面視で、後方に向けて開口するU字状断面を呈し、
    前記接続部は、前後方向に沿って延びる一対の側壁部を有し、
    前記荷重受部は、前記一対の側壁部の前端部同士を連結する前壁部を有し、
    前記一対の側壁部に、前記第1ビードが設けられていることを特徴とする車体前部構造。
  5. 請求項4記載の車体前部構造であって、
    前記一対の側壁部は、前記第1延在部において車幅方向に亘って延在し、
    前記接続部は、前記一対の側壁部の後端部に各別に連設されるとともに、前記第1延在部に固定されたフランジ部を備えていることを特徴とする車体前部構造。
  6. 請求項1記載の車体前部構造であって、
    前記ブラケットは、前方からの荷重を受ける壁面状の荷重受部を少なくとも備え、
    前記荷重受部は、車幅方向に沿って延びるとともに、前方に向けて凸の稜線部を備えていることを特徴とする車体前部構造。
  7. 請求項1記載の車体前部構造であって、
    前記ブラケットは、
    前後方向に沿って延びる一対の側壁部と、
    前記一対の側壁部の前端部同士を連結する前壁部と、を有し、車幅方向から見た断面視で、後方に向けて開口するU字状断面を呈し、
    前記一対の側壁部の車幅方向に沿う両端部のうち、少なくとも一方の端部には、前後方向に沿って延びる第2ビードが設けられていることを特徴とする車体前部構造。
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