JPWO2015016246A1 - 半導体発光素子の製造方法、および半導体発光素子 - Google Patents

半導体発光素子の製造方法、および半導体発光素子 Download PDF

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Abstract

半導体結晶からなる光取り出し面に、アルカリ溶液を用いたウェットエッチングによって凹凸パターンを形成する場合に、複数の凸部を所望の配列で形成できなかった。半導体結晶からなる光取り出し面7を備える半導体発光素子の製造方法であって、光取り出し面7に複数の凸部15によって凹凸パターンを形成する場合に、まず、半導体結晶からなる半導体層6の光取り出し面7に加工基板11を用いて複数の圧痕14を形成し、次に、光取り出し面7をアルカリ溶液でウェットエッチングすることにより、圧痕14が形成された箇所を頂部とし、かつ、半導体結晶の複数のファセット面を側面とする凸部15を形成する。

Description

本発明は、半導体結晶からなる光取り出し面を備える半導体発光素子の製造方法、およびその半導体発光素子に関する。
半導体発光素子には、発光効率の向上と、光取り出し効率の向上とが求められている。このうち、光取り出し効率を向上させる技術として、半導体発光素子の光取り出し面に凹凸パターンを形成する技術が知られている。その一つとして、たとえば特許文献1には、光取り出し面を形成する窒化物半導体層の表面を、アルカリ溶液を用いてウェットエッチングすることにより、窒化物半導体層の表面に、複数の凸部による凹凸パターンを形成する技術が記載されている。
特開2011−181834号公報
しかしながら、上記従来の技術においては、次のような不都合があった。
すなわち、窒化物半導体層の表面をアルカリ溶液でウェットエッチングすると、窒化物半導体層の面内でエッチングによる溶解侵食がばらばらに進行する。このため、エッチングによって形成される凸部の配列が不規則になる。規則的な配列を持つ数マイクロメートル以下の凹凸パターンを形成するためには一般的にフォトリソグラフィ法やナノインプリント法がある。しかしながら、これらの方法は装置、材料ともに高価である。またプロセスとしてもマスクの形成からエッチング加工まで複数のプロセスを経て凹凸パターンを形成するため時間がかかるという問題があった。したがって、光取り出し効率を向上させるうえで好ましい凸部の配列があったとしても、それを簡便に実現する術が求められていた。
本発明の主な目的は、半導体結晶からなる光取り出し面にエッチングによって凹凸パターンを形成する場合に、複数の凸部を所望の配列で形成することができる半導体発光素子の製造方法と、この製造方法によって実現される半導体発光素子を提供することにある。
まず、本発明者が本願発明に想到するまでの経緯について述べる。
本発明者は、ある実験において、窒化物半導体層の光取り出し面にエッチングによって凹凸パターンを形成する場合に、光取り出し面の状態がどのように変化するかを確認するために、触針式の段差計を用いて光取り出し面の表面形状を測定した。その際、本発明者は、光取り出し面をアルカリ溶液でウェットエッチングするとともに、そのエッチングの前と後に、触針式の段差計を用いて光取り出し面の表面形状を測定した。また、本発明者は、エッチング後の光取り出し面の表面形状を電子顕微鏡によって拡大観察した。そうしたところ、エッチング後の光取り出し面の表面に非常に興味深い箇所が存在していることに気づいた。具体的には、エッチング後の光取り出し面の表面に、山脈の尾根のように連なった形状が存在していることに気づいた。
そこで、本発明者は、なぜ、エッチングによってそのような特異な形状が現れたのか種々検討してみた。その結果、エッチング前の形状測定において、段差計の触針により光取り出し面をなぞった箇所に上記の特異な形状が現れている、との知見を得た。しかしながら、光取り出し面を段差計の触針でなぞると、そのなぞった箇所は傷ついた状態になる。このため、エッチングに際して「傷があるところはエッチングされやすい」という一般な技術常識からすると、触針でなぞった箇所が上記の特異な形状として残存する現象は本発明者にとって想定外のものであった。光取り出し面の一部にそのような特異な形状が残存することは、単純に考えると、光取り出し効率の向上に特段寄与しないようにも思える。
しかしながら、本発明者は、上記の知見を得た後も鋭意検討を続けた。そして、「触針でなぞった箇所が上記の特異な形状として残存する現象」について深く考察した結果、光取り出し効率の向上につながる有益な着想を得るに至った。具体的には、触針で傷ついた箇所は、それ以外の箇所よりもエッチングされにくくなったと考えられ、そうであれば、凸部を形成したい箇所に意図的に傷をつけてからエッチングすれば、所望の配列で凸部を形成できるのではないか、との着想を得るに至った。そして、この着想に基づいて以下の発明を創出した。
本発明の第1の態様は、
半導体結晶からなる光取り出し面を備える半導体発光素子の製造方法であって、
前記光取り出し面に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成工程を有し、
前記凹凸パターン形成工程は、
前記光取り出し面に複数の圧痕を形成する第1の工程と、
前記複数の圧痕が形成された前記光取り出し面をエッチングすることにより、前記圧痕が形成された箇所を頂部とし、かつ、前記半導体結晶の複数のファセット面を側面とする凸部を形成する第2の工程と、を含む
ことを特徴とする半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第2の態様は、
前記第1の工程では、
複数の突起部を有する加工基板を用いて、前記複数の突起部を前記光取り出し面に押し当てることにより、前記光取り出し面に前記複数の圧痕を形成する
ことを特徴とする上記第1の態様に記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第3の態様は、
前記第2の工程では、
前記光取り出し面をアルカリ溶液を用いてウェットエッチングする
ことを特徴とする上記第1又は第2の態様に記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第4の態様は、
前記第2の工程では、
少なくとも、前記凸部の頂部に前記圧痕を残すか、前記複数のファセット面同士が隣接する稜線のうち少なくとも1つの稜線が複線となるように、前記光取り出し面をエッチングする
ことを特徴とする上記第1〜第3の態様のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第5の態様は、
前記第2の工程では、
前記圧痕を形成した箇所を頂部とする六角錐形状に前記凸部を形成する
ことを特徴とする上記第1〜第4のいずれかの態様に記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第6の態様は、
前記第1の工程では、前記加工基板として、
前記半導体結晶よりも硬度が高い材料からなり、前記複数の突起部が幾何学的配列をなす加工基板を用いる
ことを特徴とする上記第2の態様に記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第7の態様は、
前記第1の工程では、
前記複数の突起部が一定間隔の幾何学的配列をなす加工基板を用いる
ことを特徴とする上記第6の態様に記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第8の態様は、
前記第1の工程では、
前記光取り出し面に加わる荷重を、前記加工基板の突起部1つあたり1mgf以上400mgf以下に設定する
ことを特徴とする上記第2、第6または第7の態様に記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第9の態様は、
前記半導体結晶は、III属窒化物半導体の結晶である
ことを特徴とする上記第1〜第8の態様のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第10の態様は、
前記III属窒化物半導体がAlNである
ことを特徴とする上記第9の態様に記載の半導体発光素子の製造方法である。
本発明の第11の態様は、
半導体結晶からなる光取り出し面を備える半導体発光素子であって、
前記光取り出し面には、複数の凸部が配列された凹凸パターンが形成され、
前記凸部は、前記半導体結晶の複数のファセット面からなる側面を有するものであって、少なくとも、前記凸部の頂部に圧痕を有するか、前記複数のファセット面同士が隣接する稜線のうち少なくとも1つの稜線が複線となっている
ことを特徴とする半導体発光素子である。
本発明の第12の態様は、
前記半導体結晶は、III属窒化物半導体の結晶である
ことを特徴とする上記第11の態様に記載の半導体発光素子である。
本発明の第13の態様は、
前記凸部は、AlNで構成されている
ことを特徴とする上記第11または第12の態様に記載の半導体発光素子である。
本発明によれば、半導体結晶からなる光取り出し面にエッチングによって凹凸パターンを形成する場合に、複数の凸部を所望の配列で形成することができる。
(A)〜(C)は本発明の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法を説明する図である。 (A),(B)は第1の工程による圧痕の形成を説明し、(C)は第2の工程による凸部の形成を説明する図である。 (A)は圧痕形成を行った後の表面形状を斜め方向から撮影した電子顕微鏡写真であり、(B)は圧痕形成に用いた加工基板の表面形状を斜め方向から撮影した電子顕微鏡写真である。 凸部15の稜線が複線となった具体例を模式的に示す平面図である。 (A)は圧痕を形成してエッチングしたときに得られた凸部を斜め方向から撮影した電子顕微写真であり、(B)は圧痕を形成せずにエッチングしたときに得られた凸部を斜め方向から撮影した電子顕微鏡写真である。 (A)〜(D)は光取り出し面に加える荷重を変えて圧痕を形成したものをウェットエッチングしたときに得られた光取り出し面の凹凸パターンを真上から撮影した電子顕微鏡写真である。 (A)は圧痕形成ありでエッチングしたときの凸部の電子顕微鏡写真であり、(B)は圧痕形成なしでエッチングしたときの凸部の電子顕微鏡写真である。 複数の凸部の配列状態の一例を示すもので、(A)は平面図、(B)はM−M断面図である。 最密構造で複数の凸部を形成したときの電子顕微鏡写真である。 実施例における凸部の電子顕微鏡写真である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の実施の形態においては、次の順序で説明を行う。
1.半導体発光素子の製造方法
1−1.第1の工程
1−2.第2の工程
2.半導体発光素子の構成
3.実施の形態の効果
4.変形例等
<1.半導体発光素子の製造方法>
まず、本発明の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法について説明する。
本発明の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法は、一連の製造工程の中に凹凸パターン形成工程を有する。凹凸パターン形成工程は、半導体結晶からなる露出面を光取り出し面とする半導体発光素子の当該光取り出し面に凹凸パターンを形成する工程である。
図1(A)〜(C)は本発明の実施の形態に係る半導体発光素子の製造方法を説明するもので、特に、上記の凹凸パターン形成工程の手順を示している。
まず、凹凸パターン形成工程で処理する前の半導体発光素子の構成例について、図1(A)を用いて説明する。この図1(A)においては、支持基板1上に接合層2を介して2つの発光素子3が実装されている。各々の発光素子3は、少なくとも、活性層となる発光層と、この発光層をサンドイッチ状に挟む第1導電型層および第2導電型層と、含む積層半導体4を有する。積層半導体4は、図示しない結晶成長用の基板(たとえば、サファイア基板等)上にエピタキシャル成長によって複数の半導体層を順に形成することにより得られる。結晶成長用の基板は、この基板を用いて形成した半導体発光素子3を上下反転させて支持基板1上に実装した後、ケミカルリフトオフにより除去(剥離)される。
発光層は、窒化物半導体層によって構成される。また、第1導電型層および第2導電型層のうち、たとえば、第1導電型層は、n型の窒化物半導体層によって構成され、第2導電型層は、p型の窒化物半導体層によって構成される。第1導電型層および第2導電型層は、それぞれIII属窒化物半導体によって構成される。一例を記述すると、発光層はAlInGaNによって構成され、第1導電型層および第2導電型層は、AlGaNによって構成される。これにより、発光素子3は、紫外発光素子として機能する。材料組成等は発光素子の発光波長により適宜選択される。
第1導電型層側(図中、上側)には半導体層6が形成されている。半導体層6の導電型は、上記の第1導電型層と同じn型となっている。半導体層6は、n型の半導体層側に光取り出し面7を形成している。半導体層6は、半導体結晶のIII属窒化物半導体によって構成されている。ここでは一例として、半導体層6がAlN(窒化アルミニウム)層で構成され、その下層にAlGaN(窒化ガリウムアルミニウム)層が形成されているものとする。この場合、半導体層6は六方晶の半導体結晶となる。半導体層6は、その表面を外部に露出させ、この露出面を光取り出し面7としている。光取り出し面7は、上記発光層で発光した光を外部に取り出すための面である。光取り出し面7はIII属窒化物半導体の窒素極性面側であることが好ましい。光取り出し面7が窒素極性面側であることにより、後述する凸部の形成が容易となるためである。
第2導電型層側(図中、下側)にはp側の電極8が形成されている。この電極8は、接合層2に電気的かつ機械的に接続されている。電極8の外周部には保護層9が形成されている。保護層9は、たとえば、SiO(酸化シリコン)によって構成される層である。
上記構成からなる半導体発光素子に対して、凹凸パターン形成工程では、少なくとも2つの工程を経て、半導体層6の光取り出し面7に凹凸パターンを形成する。以下、各工程について説明する。
(1−1.第1の工程)
第1の工程では、半導体層6の光取り出し面7に複数の圧痕を形成する。この工程では、図1(B)に示すように、圧痕形成のために加工基板11を用いる。加工基板11の主表面には、たとえば、一定間隔の幾何学的な配列で複数の突起部12が形成されている。そこで、第1の工程においては、加工基板11の複数の突起部12を発光素子3の光取り出し面7に押し当てることにより、光取り出し面7に複数の圧痕を形成する。
本明細書で記述する「加工基板」とは、物理的な加工又は化学的な加工、あるいはその両方によって、少なくとも一方の主表面に複数の突起部が形成された基板をいう。また、本明細書で記述する「圧痕」とは、光取り出し面に局所的に荷重を加えたときに、その荷重を受けたところに痕跡として残るものをいう。典型的には、「圧痕」とは、荷重を受けてへこんだ部分をいう。ただし、「圧痕」とは、これに限らず、荷重を受けて半導体結晶の結晶構造(原子の配列)に歪み等が生じている部分も含む。
ここで、第1の工程で使用する加工基板11について詳しく説明する。加工基板11は、光取り出し面7を構成する半導体層(半導体結晶)6よりも硬度が高い材料で構成されている。硬度の尺度にはいくつかあるが、ここでは一例として、最も広く普及しているビッカース硬さ(HV)で「硬度」を規定するものとする。半導体層6をAlN層で構成した場合は、AlNの硬度はHV=1230となるため、加工基板11の材料は、それよりも硬度が高い材料であればよい。具体的な材料名を挙げると、たとえば、TiB、TiC、TiN、ZrB、ZrC、ZrN、VB、VC、VN、NbB、NbC、NbN、TaB、TaC、CrB、Cr、Mo、MoC、W、WC、LaB、BC、B、AlB12、SiC、SiB、Si、Al、AlTiO、BeOなどを、加工基板11の材料に用いることができる。
ただし、使用する加工基板11の表面には、複数の微細な突起部12を幾何学的な配列で形成する必要がある。上述した硬度の条件を満たす基板の材料のうち、Al(サファイア)基板に加工を行ったパターン化サファイア基板(Patterned Sapphire Substrate)は窒化物半導体の成長用基板として製造されており、入手が容易である。本実施の形態においては、配列のパターンの間隔(以下、「ピッチ」ともいう。)は、後に形成する凹凸パターンの形成に合わせて入手が可能な範囲で任意に設定することができる。例えばピッチが1μm乃至3μmのパターン化サファイア基板(Patterned Sapphire Substrate)を加工基板11に用いることができる。この加工基板11においては、ナノインプリント等の技術を用いて各々の突起部12が山形または半球状に形成される。
上記の加工基板11を用意したら、図1(B)に示すように、加工基板11の複数の突起部12を各々の発光素子3の光取り出し面7に押し当てる。このとき、図2(A)に示すように、適度な荷重をかけて加工基板11の突起部12を発光素子3の光取り出し面7に押し当て、その後、図2(B)に示すように、発光素子3の光取り出し面7から加工基板11を分離させると、取り出し面7に複数の圧痕14が残る。この圧痕14は、加工基板11の突起部12が接触した箇所で、光取り出し面7が局所的にへこむことにより形成されたものである。このため、発光素子3の光取り出し面7に形成される複数の圧痕14は、加工基板11の複数の突起部12と同じ配列になる。この工程に適用するプレス条件は、加工基板11の大きさや光取り出し面7の面積にもよるが、たとえば、圧力=6MPaに設定するとよい。また、光取り出し面7に加える荷重は、加工基板11の突起部1つあたり1mgf以上400mgf以下の範囲内で設定するとよい(理由は後述)。図3(A)は圧痕形成を行った後の表面形状を斜め方向から撮影した電子顕微鏡写真であり、同(B)は圧痕形成に用いた加工基板の表面形状を斜め方向から撮影した電子顕微鏡写真である。
なお、本実施の形態においては、複数の突起部12を光取り出し面7に押し当てる場合に、発光素子3を支持する支持基板1を固定し、この支持基板1に近づく方向に加工基板11を移動させることを想定している。しかし、これ以外にも、たとえば、加工基板11を固定してこれに近づく方向に支持基板1を移動させたり、支持基板1と加工基板11の両方を互いに近づく方向に移動させたりして、複数の突起部12を光取り出し面7に押し当ててもかまわない。
また、プレス工程は複数回で行っても良い。例えば支持基板1に対して、サイズの小さい加工基板11を複数回プレスすることで、支持基板1全体に圧痕の形成を行っても良い。
また、例えば三角形配置の2μmピッチの加工基板11を複数回プレスすることで1μmピッチの圧痕を形成することも可能である。
複数回で行う利点は突起部1つあたりの荷重を同一とすれば、プレス時の荷重を減らすことが出来ることである。
(1−2.第2の工程)
次に、上記の工程で複数の圧痕14が形成された半導体層6の光取り出し面7をエッチングすることにより、図1(C)に示すように、光取り出し面7に複数の凸部15による凹凸パターンを形成する。凸部15は、半導体結晶からなる半導体層6の一部が凸状に残ったものである。この工程では、エッチングマスク等を使用することなく、アルカリ溶液を用いて半導体層6の光取り出し面7をウェットエッチング(異方性ウェットエッチング)する。エッチング条件としては、たとえば、エッチング液としてTMAH(水酸化テトラメチルアンモニウム)を含むアルカリ溶液を使用し、エッチング温度=80℃、エッチング時間=30秒に設定するとよい。なお、エッチング液としてTMAHを含むアルカリ水溶液を用いる場合、TMAHの濃度は、半導体層6の構成材料や厚みなどに応じて適宜設定すればよい。
ここで、上述のように半導体層6をAlN層で構成し、その下層にAlGaN層が形成されている場合、エッチング液(アルカリ溶液)に対するエッチング速度は、AlN層のほうがAlGaN層よりも速くなる。このため、AlN層によって形成された光取り出し面7をウェットエッチングする場合は、AlGaN層(AlxGa1−xN層、0<x<1)をエッチングストップ層として機能させることができる。
実際に半導体層6の光取り出し面7をウェットエッチングすると、図2(C)に示すように、圧痕14が形成された箇所を頂部とし、かつ、半導体結晶の複数のファセット面を側面とする凸部15が形成される。このとき、光取り出し面7の面内においては、圧痕14が形成されている箇所が、それ以外の箇所よりもエッチングされにくくなる。つまり、圧痕14の部分が、あたかもエッチングマスクのように機能する。このため、半導体層6の光取り出し面7には、圧痕14が形成された箇所を頂部とする六角錐形状の凸部15が形成される。なお、III窒化物半導体のファセット面とは、{10−1n}面(nは整数)および{11−2m}面(mは整数)からなる群から選ばれる少なくとも1つの結晶幾何学的に等価な面であり、代表的には窒素極性面側の{10−1−1}面または{11−2−2}面である。
圧痕14を形成した箇所がエッチングされにくくなる理由は、まだ明らかになっていない。本発明者がこれまでに実施した実験の結果から推測すると、次のように考えられる。すなわち、半導体結晶からなる光取り出し面7に局所的な荷重が加わったときに、その結晶系を構成している原子の配列に歪み等が生じ、これによって原子の配列が変化した部分がエッチングされにくくなったものと考えられる。
いずれにしても圧痕14を形成した箇所はエッチングされにくくなるため、結果的に、半導体層6の光取り出し面7のエッチングは次のように進行する。まず、光取り出し面7の面内においては、圧痕14を形成した箇所以外の箇所で、エッチングによる溶解侵食が始まる。その際、圧痕14を形成した箇所では、圧痕14の部分を残すかたちで、その周辺部から先にエッチングが進行する。これにより、光取り出し面7の面内においては、各々の圧痕14の部分を起点に複数のファセット面が形成されていく。その結果、圧痕14が形成された箇所を頂部とし、複数のファセット面を側面とする六角錐形状の凸部15が形成される。
上記のアルカリ溶液を用いたウェットエッチングは、下層のAlGaN層の表層部分がエッチングされるまで行う。これにより、光取り出し面7の面内において、圧痕14を頂部とする凸部15同士が隣り合う部分には、下層のAlGaN層の表層部分が露出する。この露出部分の表面状態は、エッチングにより粗面化された状態、換言すると、凸部15よりも高さ寸法が小さく、かつ、配列がランダムな微小な凹凸が形成された状態になる。
また、圧痕14の形成によって得られる凸部15は、少なくとも、凸部15の頂部に圧痕14が残るか、複数のファセット面同士が隣接する稜線のうち少なくとも1つの稜線が複線となる形態で、形成することが望ましい。以下、詳しく説明する。
まず、圧痕14を形成した箇所は、他の箇所に比べてエッチングされにくくなるが、まったくエッチングされないわけではない。このため、エッチング時間が長くなると、エッチングの進行によって圧痕14が小さくなり、消滅することもあり得る。圧痕14が小さくなると、観察することが困難になる。ただし、圧痕14がエッチングされると、最終的に形成される凸部15の高さが低くなる。したがって、凸部15の高さをできるだけ高くするには、凸部15の頂部に圧痕14を残すように、光取り出し面7をエッチングすることが望ましい。
また、六方晶の半導体結晶により得られる六角錐形の凸部15には、エッチングによって6つのファセット面が形成される。このため、ファセット面同士が隣接する稜線の形成箇所は合計で6箇所になる。この稜線は、上述のように圧痕14を起点に複数のファセット面を形成する場合、圧痕14の影響で複線になりやすくなる。複線になる理由は、マスクとして作用する圧痕14の形状が正六角形ではないため、6角錐のファセット面の間を補完する微小なファセット面が形成されるためであると推測される。但し、圧痕14が消滅した後にエッチングが進むと、凸部15の高さが徐々に低くなり、それにつれて稜線が複線から単線に変化する、または、稜が削れ、稜線が観察されにくくなることが考えられる。したがって、凸部15の高さをできるだけ高くするには、少なくとも一つの稜線が複線となるように、光取り出し面7をエッチングすることが望ましい。凸部15の稜線が複線となった具体例を図4に模式的な平面図として示す。この具体例では、6箇所の稜線16a〜16fのうち、圧痕14を間に挟んで直線状をなす2つの稜線16b,16eが複線になっている。
なお、凸部15の高さを高くするための対応としては、凸部15の頂部に圧痕14を残したうえで、複数のファセット面同士が隣接する稜線のうち少なくとも1つの稜線が複線となるように、光取り出し面7をエッチングしてもよい。
以上述べた第1の工程および第2の工程により、各発光素子3の光取り出し面7に複数の凸部15が形成され、これらの凸部15の存在によって光取り出し面7に凹凸パターンが形成される。以降の製造工程(n側の電極を形成する工程、保護膜を形成する工程など)の説明は省略する。なお、上記の凹凸パターン形成工程は、n型の電極を形成した後に行うことも可能である。
<2.半導体発光素子の構成>
次に、本発明の実施の形態に係る半導体発光素子の構成について説明する。
本発明の実施の形態に係る半導体発光素子には、構成上の特徴はいくつかあるが、ここではその代表的な特徴について記述する。
(第1の特徴)
第1の特徴は、光取り出し面7に形成された凸部15の頂部に圧痕14を有することである。この圧痕14は、上記第1の工程で光取り出し面7に形成され、その後の第2の工程でエッチング処理した後も、凸部15の頂部に残存したものである。凸部15の頂部に圧痕14があると、凸部15の頂部が圧痕14の存在により少し形状的につぶれた状態(典型的には、少しへこんだ状態)になる。これに対して、従来のように光取り出し面7に圧痕14を形成せずにアルカリ溶液でウェットエッチングした場合は、エッチング後に残存する凸部の頂部が尖った形状になる。参考までに、圧痕を形成してエッチングしたときに得られた凸部を斜め方向から撮影した電子顕微鏡写真を図5(A)に示し、圧痕を形成せずにエッチングしたときに得られた凸部を斜め方向から撮影した電子顕微鏡写真を図5(B)に示す。図5(A)に示す凸部15の頂部は圧痕14の存在によって少しへこんでいるが、図5(b)に示す凸部15の頂部は尖っている。なお、図5(A),(B)は圧痕を形成した場合と形成しない場合の凸部の形状的な違いを実験的に確認したものであり、凸部の配列に特段の意味はない。
(第2の特徴)
第2の特徴は、光取り出し面7に六角錐形状に形成された凸部15の複数のファセット面同士が隣接する稜線のうち、少なくとも1つの稜線が複線となることである。六角錐形状の凸部15の稜線は、上記第1の工程で光取り出し面7に圧痕14を形成したことに起因して、その後の第2の工程でウェットエッチングしたときに複線になる。これに対して、従来のように光取り出し面7に圧痕14を形成せずにウェットエッチングした場合は、上述のように凸部の頂部が尖った形状になり、そこを起点にファセット面と稜線が形成されていくので、もともとの結晶構造に欠陥等がないかぎり単線になる。
(第3の特徴)
第3の特徴は、光取り出し面7に形成された複数の凸部15の配列が規則的な配列になることである。光取り出し面7に形成された複数の凸部15の配列は、上記第1の工程で用いる加工基板11の突起部12の配列によって決まる。なぜなら、各々の凸部15は、加工基板11の突起部12との接触によって形成された圧痕14の位置を起点に形成されるからである。このため、たとえば、加工基板11の複数の突起部12が一定の間隔で幾何学的に配列されていた場合は、それと同じ間隔および配列で光取り出し面7に複数の凸部15が形成される。これに対して、従来のように光取り出し面7に圧痕14を形成せずにウェットエッチングした場合は、複数の凸部が不規則(ランダム)な配列になる。
(第4の特徴)
第4の特徴は、光取り出し面7に形成された複数の凸部15の高さがほぼ一様な高さに揃うことである。言い換えれば、各々の凸部15の高さのバラツキが小さいということである。これに対して、従来のように光取り出し面7に圧痕14を形成せずにウェットエッチングした場合は、複数の凸部の高さが不揃いになる。言い換えれば、各々の凸部のサイズのバラツキが大きいということである。
(第5の特徴)
第5の特徴は、光取り出し面7に形成された複数の凸部15の相互間に、第1導電型層に相当するAlGaN層の表層部分(エッチングにより粗面化された部分)が、規則的に存在することである。これに対して、従来のように光取り出し面7に圧痕14を形成せずにウェットエッチングした場合は、複数の凸部の配列が不規則になるため、AlGaN層の表層部分も不規則に存在することになる。
(第6の特徴)
第6の特徴は、光取り出し面7に形成された複数の凸部15が、AlNで構成されていることである。これは凸部15を形成する元になる半導体層6をAlN層としたためである。半導体層6については、たとえばGaN層としてもよいが、本発明者による実験では、AlN層を採用したほうが好ましいという結果が得られた。具体的には、AlN層を採用した場合に比べて、半導体層6をGaN層として光取り出し面7に圧痕14を形成した場合は、エッチング速度が遅くなることに加えて、エッチングによって得られる凸部15の高さや配列のバラツキが大きいという実験結果が得られた。このため、半導体発光素子の製造方法としては、半導体層6の半導体結晶のAl組成が0.5以上のAlGaNの結晶であることが好ましく、AlNの結晶であることが最も好ましい。半導体発光素子の構成としては、凸部15のAl組成が0.5以上のAlGaNで構成されていることが好ましく、AlNで構成されていることが最も好ましい。
(第7の特徴)
第7の特徴は、光取り出し面7に形成された複数の凸部15の平均高さが、その元になる半導体層6の厚さ以上となることである。その技術的根拠は、主に2つある。一つは、第1導電型層(AlGaN層)の表層部分がエッチングにより掘られることで、エッチングのトータルの掘り込み深さが、半導体層6の厚さ以上になるためである。もう一つは、光取り出し面7に形成された圧痕14がエッチングマスクのように機能することにより、圧痕14の部分が凸部15の頂部に残るためである。これに対して、従来のように光取り出し面7に圧痕14を形成せずにウェットエッチングした場合は、圧痕14によるマスク機能が得られないため、凸部の平均高さは、その元になる半導体層の厚み未満となる。
(第8の特徴)
第8の特徴は、パターン形成工程の処理条件を適宜設定することにより、光取り出し面7に形成された複数の凸部15の配列状態が、一定の規則性をもって非常に高密度になることである(詳細は後述)。
次に、凹凸パターン形成工程における処理条件について記述する。
(荷重の条件と凸部の配列の関係)
本発明者は、加工基板11を用いて光取り出し面7に加える突起部1つあたりの荷重の条件を変えて、それぞれの条件ごとに、ウェットエッチングによって得られる凸部15の配列の規則性を確認してみた。その結果を以下に記述する。
まず、光取り出し面7に加える荷重の条件として、突起部1つあたりの荷重を、第1の荷重=0.1mgf、第2の荷重=0.7mgf、第3の荷重=4.6mgf、第4の荷重=6.3mgf、第5の荷重=332.9mgfに設定した。
なお、突起部1つあたりの荷重とは、たとえば、加工基板11をプレスする場合のプレス荷重を、光取り出し面と点で接する加工基板の突起部の数で割った値である。第1の荷重と第2の荷重は、突起部の間隔が1μmの加工基板を使用し、第3の荷重と第4の荷重は、突起部の間隔が3μmの加工基板を使用している。そして、それぞれの荷重条件で圧痕形成を実施することにより、荷重条件の異なる複数の半導体発光素子を作製した。その際、各々の半導体発光素子には厚さ0.8μmのAlN層を形成しておき、その表面に共通の加工基板を用いて圧痕を形成した後、以下のエッチング条件によりAlN層の表面(光取り出し面に相当する面であり、窒素極性面)をウェットエッチングした。
(エッチング条件)
エッチング液:TMAH(22wt%)
エッチング温度:80℃
エッチング時間:15sec
その結果、第1の荷重に設定した場合は、凸部の配列にほとんど規則性がみられなかったが、第2の荷重に設定した場合は、部分的に規則性がみられた。これに対して、第3の荷重、第4の荷重および第5の荷重に設定した場合は、いずれも凸部15の配列が規則的なものとなった。参考までに、ウェットエッチング後の光取り出し面の凹凸パターンを真上から撮影した電子顕微鏡写真を図6(A)〜(D)に示す。図6(A)は第2の荷重に設定した場合、同(B)は第3の荷重に設定した場合、同(C)は第4の荷重に設定した場合、同(D)は第5の荷重に設定した場合である。この実験結果から、光取り出し面7に形成される複数の凸部15の配列を規則的なものとするためには、突起部1つあたりの荷重を1mgf以上400mgf以下に設定することが好ましいといえる。突起部1つあたりの荷重が1mgf未満では均一に圧痕を形成するには荷重が不足しており、400mgfを超えると圧痕が大きくなりすぎ、さらに半導体層にクラックが生じる恐れがあるためである。突起部1つあたりの荷重を4mgf以上40mgf以下とすることがより好ましい。
(半導体層6の厚みと凸部の高さの関係)
本発明者は、光取り出し面を形成する半導体層6の厚みとそれを元に形成される凸部15の高さの関係について、実験的に確認してみた。その結果を以下に記述する。
(実施例1)
サファイア基板上にAlN単結晶層を有するAlNテンプレート基板上に、Scをスパッタし、その後にアンモニア雰囲気で熱処理を行ってScNリフトオフ層を形成した。次に、ScNリフトオフ層の上に半導体層6としてAlN層を、厚さ0.6μmとして形成した。次に、AlN層の上に、n−AlGaN層、AlInGaN量子井戸活性層(発光波長340nm)、p−AlGaN層を順に形成した。その後、p−AlGaN層の上にp型電極(Ni/Au)を形成し、Au接合により支持基板(Si基板)を接合した。その後、塩酸によりScNリフトオフ層を除去して成長用基板であるAlNテンプレート基板を剥離した。このとき露出する半導体層6のAlN層の表面は窒素極性面であり、光取り出し面となる。その面に以下に記述する条件で圧痕形成およびウェットエッチングを実施した。その際、AlN層の下層にあるn−AlGaN層の表層部分までエッチングした。
(圧痕形成の条件)
加工基板:パターンピッチ3μmのパターン化サファイア基板
加工基板に加えた荷重:6MPa
突起部1つあたりの荷重:6.3mgf
(エッチングの条件)
エッチング液:TMAH(22wt%)
エッチング温度:80℃
エッチング時間:30sec
(実施例2)
半導体層6のAlN層の厚さを1.0μmとした以外は、実施例1と同様に行った。
(実施例3)
半導体層6のAlN層の厚さを2.0μmとした以外は、実施例1と同様に行った。
(比較例1)
光取り出し面に圧痕形成を行わなかった以外は実施例1と同様に行った。
(比較例2)
光取り出し面に圧痕形成を行わなかった以外は実施例2と同様に行った。
(比較例3)
光取り出し面に圧痕形成を行わなかった以外は実施例3と同様に行った。
(比較例4)
光取り出し面に圧痕形成とエッチングを行わなかった以外は実施例2と同様に行った。
図7(A)は、厚さが2.0μmのAlN層に上記の条件で圧痕形成およびエッチングを行ったときに得られた実施例2の凸部の形状および配列を示す電子顕微鏡写真である。図7(A)のような断面の電子顕微鏡写真より、凸部の六角推形状の底面に対する側面の角度が約62度であることから、側面を構成するファセット面は{10−1−1}面であることが分かる。
いずれの実施例も、複数の凸部の高さが一様であり、図7(A)のように横断面の顕微鏡写真を撮ると各々の凸部の底部と頂点とを直線近似できるため、その直線の間隔を平均高さとした。AlN層の厚さが0.6μmの実施例1における凸部の平均高さは1.0μmであり、AlN層の厚さが1.0μmの実施例2における凸部の平均高さは1.2μmであり、AlN層の厚さが2.0μmの実施例2における凸部の平均高さは2.0μmであった。
図7(B)は、厚さが2.0μmのAlN層に上記の条件で圧痕形成を行わずエッチングのみを行ったときに得られた比較例2の凸部の形状および配列を示す電子顕微鏡写真である。図7(B)のように、いずれの比較例も、複数の凸部の高さが一様ではなく凸部の高さが不揃いであるため、平均高さを求めることが難しい。そのため最大高さで評価すると、AlN層の厚さが0.6μmの比較例1における凸部の最大高さは0.6μm、AlN層の厚さが1.0μmの比較例2における凸部の最大高さは1.0μm、AlN層の厚さが2.0μmの比較例3における凸部の最大高さは1.2μmであった。
以上の点を考慮して、実施例と比較例の凸部の高さを比べると、実施例のほうが凸部の高さが高くなっていることが分かる。実施例ではいずれの凸部もAlN層の厚さ以上の高さを有するのに対して、比較例では最も大きい凸部でもAlN層の厚さ以下であった。
(半導体発光素子の光出力特定)
実施例2の場合と比較例2の場合で、半導体発光素子の光の出力にどの程度の違いが生じるか測定を行うため、圧痕形成もエッチングも行わない比較例4を作製し、それぞれに電極を形成した。
電流50mAを流したときの発光出力は、比較例2が0.408mW、実施例2が0.446mWであった。比較例4の出力(0.325mW)に対し凹凸形成による出力向上率を計算すると、比較例2が126%であったのに対して、実施例2はそれよりも大きい137%であった。実施例2の比較例2に対する出力比は1.09であり、圧痕形成により9%の出力向上があった。すなわち、実施例の凹凸は比較例の凹凸より光取り出し効果が高いことが分かる。
(半導体層6の厚みと突起部12のピッチの関係)
本発明の実施の形態に係る製造方法においては、加工基板11の突起部12の配列にしたがって光取り出し面7に凸部15が形成される。このため、凸部15のピッチは、加工基板11の突起部12のピッチに依存したものとなる。また、凸部15の形状は六角錐形状になる。その場合、半導体層6の厚み寸法と突起部12(圧痕14)のピッチとがほぼ等しい条件で光取り出し面7をエッチングし、半導体層6の厚み寸法相当の高さで凸部15を形成すると、複数の凸部15の配列は、たとえば図8(A),(B)のようになる。この例では、平面視六角形の凸部15の相互間に平面視三角形の領域17が介在している。領域17は、下層の第1導電型層(AlGaN層)の表層部分がエッチングにより露出したものである。領域17には微小な凹凸が形成されている。これに対して、半導体層6の厚み寸法よりも小さいピッチで配列された突起部12を押し付けて圧痕14を形成し、エッチングを行うと、半導体層6の厚み寸法相当のエッチング量に達する前に、各々の凸部15の裾の部分が干渉し合う。以上のことから、半導体層6の厚みと加工基板11の突起部12のピッチとの関係は、相互に等しい関係に設定することが好ましい。
また、加工基板11に関しては、突起部12のピッチだけでなく、突起部12の配列の方向性と、半導体層6の半導体結晶の結晶面の方向性との関係も重要になる。
具体的には、上記図8のように凸部15が形成された場合、凸部15の密度はかなり高くなっているものの、厳密には、上記領域17の介在により、凸部15の密度が最も高い、いわゆる最密構造になっているとはいえない。凸部15の配列が図8のようになる場合は、圧痕形成に用いる加工基板11の向きを90°回転させることにより、最密構造が得られる。実際に本発明者が最密構造で複数の凸部15を形成したときの電子顕微鏡写真を図9に示す。この例では、半導体層(AlN層)6の厚み寸法と加工基板11の突起部12のピッチ寸法を、共に1μmとして、光取り出し面7に複数の凸部15を形成した。なお、図9の電子顕微鏡写真において、各々の凸部15の周囲の高濃度部(黒っぽい部分)は、下地の層(AlGaN層)の表層部がエッチングで露出したものである。また、図9の電子顕微鏡写真では稜線が複数となっている凸部が多数観察されるのが分かる。
(実施例4)
圧痕形成に用いる加工基板の向きを90°回転させ、半導体層6のAlN層の厚さを1.0μmとし、エッチング時間を4分とした以外は、実施例1と同様に行った。そのときに得られた凸部の電子顕微鏡写真を図10(A)に示す。なお、エッチング時間を長くしたためにAlN層の下のn−AlGaN層もエッチングされており、凸部の平均高さは3.0μmであった。AlN層に比べ、n−AlGaN層がエッチングされた領域では形状が崩れ、ランダム形状になりやすい傾向があることが分かる。
(比較例5)
光取り出し面に圧痕形成を行わなかった以外は実施例4と同様に行った。そのときに得られた凸部の電子顕微鏡写真を図10(B)に示す。
(半導体発光素子の光出力特定)
実施例4の場合と比較例5の場合で、半導体発光素子の光の出力にどの程度の違いが生じるか測定を行った。電流50mAの流したときの発光出力の、実施例4の比較例5に対する出力比は1.10であり、圧痕形成により10%の出力向上があった。
<3.実施の形態の効果>
本発明の実施の形態によれば、次のような効果が得られる。
半導体発光素子の光取り出し面7に凹凸パターンを形成する場合に、光取り出し面7に複数の圧痕14を形成してからウェットエッチングすることにより、複数の凸部15が複数の圧痕14の配列にしたがって形成されるようになる。このため、複数の圧痕14の配列を制御パラメータとして複数の凸部15の配列を制御することができる。その結果、光取り出し効率を向上させるために光取り出し面7に凹凸パターンを形成する場合に、複数の凸部15を所望の配列で形成することが可能となる。また、半導体発光素子の光取り出し効率を向上させるうえで好ましい凸部15の配列を容易に実現することが可能となる。
また、光取り出し面7に圧痕14を形成すると、この圧痕14の部分が他の部分よりもエッチングされにくくなる。このため、圧痕14を形成せずにウェットエッチングした場合に比べて、凹凸パターンの凸部の高さを高くすることができる。これにより、光取り出し面7の実効的な面積が広くなるため、より多くの光を取り出すことができる。特に、凸部15の頂部に圧痕14を残すように、光取り出し面7をウェットエッチングすることにより、凸部15の高さを高くすることができる。
以上のことから、本発明の実施の形態においては、非常に簡易な方法で凸部の高さや配列等を制御し、所望の凹凸パターンを実現することができる。マスク形成や研削等の方法に比べて簡易であり樹脂などによる表面の汚染もない。
<4.変形例等>
本発明の技術的範囲は上述した実施の形態に限定されるものではなく、発明の構成要件やその組み合わせによって得られる特定の効果を導き出せる範囲において、種々の変更や改良を加えた形態も含む。
たとえば、III属窒化物半導体の半導体結晶をウェットエッチングする場合は、複数の凸部15を高密に配列するために、加工基板11の突起部12の間隔を一定間隔とすることが好ましいが、本発明はこれに限らない。たとえば、加工基板11の主表面において、突起部12を配列する方向や領域によって突起部12の間隔を変えてもよい。その場合、凹凸パターンを形成する面内において、たとえば、ある領域では相対的に狭い間隔で凸部15を配列し、他の領域では相対的に広い間隔で凸部15を配列するように、加工基板11の突起部12の配列を設定することにより、一つの面内に粗密度合いの異なる複数の凹凸領域を含む凹凸パターンを形成することができる。さらに、そのような凹凸パターンを1回のエッチング処理によって形成することが可能となる。
また、上記実施の形態においては、光取り出し面7のウェットエッチングに、TMAH溶液を使用したが、本発明はこれに限らず、たとえばKOHまたはNaOHを含むアルカリ溶液を使用してもよい。
また、上記実施の形態においては、光取り出し面7のエッチング方法としてウェットエッチングを例示したが、ウェットエッチングの後でドライエッチングを行うことで凸部の形状を変化させてもよい。具体的には、ドライエッチングの条件によってAlNとAlGaNのエッチングレートが異なるため、例えば本実施の形態においてAlNの凸部を形成した後でドライエッチングすることでAlGaN層を優先的にエッチングし、さらに凸部を高くすることもできる。
また、上記実施の形態においては、III属窒化物半導体を用いた半導体発光素子の製造方法について説明したが、本発明はこれに限らず、たとえば、凹凸パターンの形成によって所定の機能(たとえば、光学的な機能、機械的な機能、電気的な機能、化学的な機能など)を付与することを目的に、結晶構造の半導体層をエッチングする半導体素子の製造方法として広く適用することが可能である。
また、バルクのAlN単結晶基板を成長基板や支持基板として使用する場合は、そのAlN単結晶基板に本発明の凹凸パターン形成を行っても良い。AlN単結晶基板を成長基板とする場合には、成長基板をリフトオフせず、成長基板の裏面を光取り出し面とすることも可能である。
その場合の好ましい形態を以下に付記する。
[付記]
半導体結晶からなる半導体層の表面をエッチングすることにより凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成工程を有する半導体素子の製造方法であって、
前記凹凸パターン形成工程は、
前記半導体層の表面に複数の圧痕を形成する第1の工程と、
前記複数の圧痕が形成された前記半導体層の表面をエッチングすることにより、前記圧痕が形成された箇所を頂部とし、かつ、前記半導体結晶の複数のファセット面を側面とする凸部を複数形成する第2の工程と、を含む
ことを特徴とする半導体素子の製造方法。
1…支持基板
3…発光素子
4…積層半導体
6…半導体層
7…光取り出し面
11…加工基板
12…突起部
14…圧痕
15…凸部

Claims (13)

  1. 半導体結晶からなる光取り出し面を備える半導体発光素子の製造方法であって、
    前記光取り出し面に凹凸パターンを形成する凹凸パターン形成工程を有し、
    前記凹凸パターン形成工程は、
    前記光取り出し面に複数の圧痕を形成する第1の工程と、
    前記複数の圧痕が形成された前記光取り出し面をエッチングすることにより、前記圧痕が形成された箇所を頂部とし、かつ、前記半導体結晶の複数のファセット面を側面とする凸部を形成する第2の工程と、を含む
    ことを特徴とする半導体発光素子の製造方法。
  2. 前記第1の工程では、
    複数の突起部を有する加工基板を用いて、前記複数の突起部を前記光取り出し面に押し当てることにより、前記光取り出し面に前記複数の圧痕を形成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体発光素子の製造方法。
  3. 前記第2の工程では、
    前記光取り出し面をアルカリ溶液を用いてウェットエッチングする
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の半導体発光素子の製造方法。
  4. 前記第2の工程では、
    少なくとも、前記凸部の頂部に前記圧痕を残すか、前記複数のファセット面同士が隣接する稜線のうち少なくとも1つの稜線が複線となるように、前記光取り出し面をエッチングする
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法。
  5. 前記第2の工程では、
    前記圧痕を形成した箇所を頂部とする六角錐形状に前記凸部を形成する
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法。
  6. 前記第1の工程では、前記加工基板として、
    前記半導体結晶よりも硬度が高い材料からなり、前記複数の突起部が幾何学的配列をなす加工基板を用いる
    ことを特徴とする請求項2に記載の半導体発光素子の製造方法。
  7. 前記第1の工程では、
    前記複数の突起部が一定間隔の幾何学的配列をなす加工基板を用いる
    ことを特徴とする請求項6に記載の半導体発光素子の製造方法。
  8. 前記第1の工程では、
    前記光取り出し面に加わる荷重を、前記加工基板の突起部1つあたり1mgf以上400mgf以下に設定する
    ことを特徴とする請求項2、6または7に記載の半導体発光素子の製造方法。
  9. 前記半導体結晶は、III属窒化物半導体の結晶である
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の半導体発光素子の製造方法。
  10. 前記III属窒化物半導体がAlNである
    ことを特徴とする請求項9に記載の半導体発光素子の製造方法。
  11. 半導体結晶からなる光取り出し面を備える半導体発光素子であって、
    前記光取り出し面には、複数の凸部が配列された凹凸パターンが形成され、
    前記凸部は、前記半導体結晶の複数のファセット面からなる側面を有するものであって、少なくとも、前記凸部の頂部に圧痕を有するか、前記複数のファセット面同士が隣接する稜線のうち少なくとも1つの稜線が複線となっている
    ことを特徴とする半導体発光素子。
  12. 前記半導体結晶は、III属窒化物半導体の結晶である
    ことを特徴とする請求項11に記載の半導体発光素子。
  13. 前記凸部は、AlNで構成されている
    ことを特徴とする請求項11または12に記載の半導体発光素子。

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