JPWO2014199779A1 - 車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置を制御する制御装置、及び制御システム - Google Patents

車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置を制御する制御装置、及び制御システム Download PDF

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Abstract

過去に故障と診断されたことがある不良センサが制御装置に接続されているか否かを判定する。エアバッグECU100は、外部センサ(例えばフロント右加速度センサ600)との間で通信を行うECU通信部181と、外部センサが過去に故障と診断されたことがあるか否かを示す故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する不良センサ装着判定部182と、を備える。不良センサ装着判定部182は、例えば、不良センサID記録部184に記録されている、過去に故障と診断されたことがある外部センサの個体を識別するための識別データと、エアバッグECU100に接続された外部センサの識別データとを照合することにより、不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する。

Description

本発明は、車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置を制御する制御装置、及び制御システムに関するものである。
従来、車両には、車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置(例えば、エアバッグ等)が搭載されており、保護装置の起動は制御装置によって制御される。制御装置には、保護装置を起動させるか否かを判定するために用いられる外部センサ(例えば、車両への衝撃を検出するための加速度センサ等)が接続される。制御装置は、外部センサによって車両への衝撃が検出されたら、エアバッグを膨張させることによって車両の乗員に対する衝撃を緩和したり、車両のボンネットを持ち上げることによって歩行者に対する衝撃を緩和したりする。
ところで、外部センサは様々な要因によって故障が発生するので、従来技術では、外部センサの故障診断を行う場合がある。例えば、制御装置は、外部センサに設定されたアドレスと外部センサの固有情報とが外部センサから送信されたら、これらを対応付けて対応情報として記憶する。そして、制御装置は、外部センサから固有情報が送信されたら、送信された固有情報を対応情報と照合し、対応情報と一致しない固有情報がある場合に、その固有情報を保持する外部センサを故障であると診断することが知られている。
特開2012−126383号公報 特開2007−050832号公報 特開2006−304069号公報 特開2005−212617号公報
しかしながら、従来技術は、過去に故障と診断されたことがある不良センサが制御装置に接続されているか否かを判定することについては考慮されていない。
すなわち、従来技術では、一度故障であると判定された外部センサであっても、その後故障から復帰した場合には、故障の再発のおそれがあるにも関わらず交換されることなく保護装置の起動判定に使用される場合があった。再発する故障としては、例えば、外部センサハウジングの組み立て工程内で微小な導電性の金属片等が混入した場合に、車両の振動により金属片が外部センサの基板上を移動し、基板上の回路をショートさせることによって生じる故障などがある。したがって、一度外部センサ自体の故障であると判定された場合には、不良センサを速やかに良品の外部センサに交換することが望ましい。
また、車両の組み立てラインにおいて、再現性の難しい不良品の外部センサが発見された場合において、誤って車両に組み付けられた場合においても、再度外部センサの故障が発生するまで検出ができなかった。
また、車両の組み立てラインにおいて、車両と車両に取り付けられた外部センサとのトレーサビリティ(追跡性、履歴)を確保するために、外部センサに、外部センサの型式や個体識別ID等の情報を印字したバーコードラベル又は2次元バーコードラベルを張り付ける場合がある。すなわち、車両の組み立てラインにおいて車両に外部センサを組み付ける前に、バーコードリーダ等によって外部センサのバーコードを読み出すことによりコンピュータシステム上で車両に対してどの外部センサが取り付けられたかのトレーサビリティを確保している。しかしながら、車室空間をより広くするためなどの理由によって、近年外部センサ自体の小型化が要請されている。外部センサを小型化すると、バーコードラベルを外部センサに確実に貼り付けるスペースを確保することが困難になる。バーコードラベルが無い場合、人が目視によって個体を識別することが難しいため、不良品のセンサを確実に市場に流出しないようにする方策が望まれてきた。
一方、センサをバス接続する方法が提案されている。(デイジーチェーン接続やパラレル接続)。いずれの方法も、同一のバス上に接続される複数の外部センサのデータを同一制御周期毎に外部センサからECUに送信する必要があるため、一度に送信するデータ量に制限があった。外部センサは一つの車両に2個から8個程度搭載される場合があり、例えば、保護装置を搭載した車両が年間100万台生産される場合には、外部センサは200万個から800万個使用されることになる。この場合、外部センサの個体を識別するには、単純な数値データであっても3BYTE程度が最低限必要であり、異なる製品形式を識別するデータを付与する等の措置を講じると数BYTE以上必要になる。このような大量のデータを一度に送信するために通信速度を速めると、EMC性能が悪化する等のデメリットがある。
そこで本願発明は、過去に故障と診断されたことがある不良センサが制御装置に接続されているか否かを判定することを課題とする。
本願発明の制御装置の一形態は、上記課題に鑑みなされたもので、車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置を制御する制御装置であって、前記制御装置に接続される外部センサとの間で通信を行う通信部と、前記外部センサが過去に故障と診断されたことがあるか否かを示す故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
また、前記判定部は、前記制御装置に接続されている外部センサの個体を識別するための識別データと、過去に故障と診断されたことがある不良センサの個体を識別するための識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記通信部が、前記外部センサから、該外部センサによって検出されたセンシングデータ、及び該外部センサの個体を識別するための識別データを受信する場合、前記制御装置は、前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記通信部が、前記外部センサから、前記外部センサが故障しているか否かを診断した診断結果、及び該外部センサの個体を識別するための識別データを受信する場合、前記制御装置は、前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記判定部は、前記外部センサに設けられた故障履歴記録部に記録された故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記通信部が、前記外部センサから、該外部センサによって検出されたセンシングデータを受信する場合、前記制御装置は、前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、前記通信部は、前記外部センサから、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、前記判定部は、前記通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記通信部が、前記外部センサから、前記外部センサが故障しているか否かを診断した診断結果を受信する場合、前記制御装置は、前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、前記通信部は、前記外部センサから、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、前記判定部は、前記通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記通信部が、前記外部センサから、前記故障履歴データを受信する場合、前記判定部は、前記通信部によって受信された前記故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、本願発明の制御システムの一形態は、車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置を制御する制御装置と、前記制御装置に接続される外部センサと、を備えた制御システムであって、前記外部センサは、前記制御装置との間で通信を行うセンサ通信部を備え、前記制御装置は、前記外部センサとの間で通信を行う装置通信部と、前記外部センサが過去に故障と診断されたことがあるか否かを示す故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する判定部と、を備えることを特徴とする。
また、前記判定部は、前記制御装置に接続されている外部センサの個体を識別するための識別データと、過去に故障と診断されたことがある不良センサの個体を識別するための識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記外部センサは、該外部センサの個体を識別するための識別データが記録されたセンサID記録部と、前記保護装置を起動させるか否かを判定するために用いられるデータの検出を行う検出部と、をさらに備え、前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記検出部によって検出されたセンシングデータ、及び前記センサID記録部に記録された前記識別データを受信し、前記制御装置は、前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記装置通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記制御装置は、前記制御装置に現在接続されている外部センサの個体を識別するための識別データが記録された装備センサID記録部をさらに備え、前記制御システムは、前記装備センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す装備センサID読み出し部と、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す不良センサID読み出し部と、前記装備センサID読み出し部によって読み出された前記識別データ及び前記不良センサID読み出し部によって読み出された前記識別データを表示する表示部と、を備えた故障診断装置をさらに備える、ことができる。
また、前記外部センサは、該外部センサの個体を識別するための識別データが記録されたセンサID記録部と、前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ内部故障診断部と、をさらに備え、前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記センサ内部故障診断部によって診断された診断結果、及び前記センサID記録部に記録された前記識別データを受信し、前記制御装置は、前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記装置通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、記制御装置は、前記制御装置に現在接続されている外部センサの個体を識別するための識別データが記録された装備センサID記録部をさらに備え、前記制御システムは、前記装備センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す装備センサID読み出し部と、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す不良センサID読み出し部と、前記装備センサID読み出し部によって読み出された前記識別データ及び前記不良センサID読み出し部によって読み出された前記識別データを表示する表示部と、を備えた故障診断装置をさらに備える、ことができる。
また、前記判定部は、前記外部センサに設けられた故障履歴記録部に記録された故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記外部センサは、前記保護装置を起動させるか否かを判定するために用いられるデータの検出を行う検出部と、前記故障履歴データを記録するための故障履歴記録部と、をさらに備え、前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記検出部によって検出されたセンシングデータを受信し、前記制御装置は、前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた前記故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、前記判定部は、前記装置通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
また、前記外部センサは、前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ内部故障診断部と、前記故障履歴データを記録するための前記故障履歴記録部と、をさらに備え、前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記外部センサが故障しているか否かを診断した診断結果を受信し、前記制御装置は、前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた前記故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、前記判定部は、前記装置通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
前記外部センサは、前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ内部故障診断部と、前記センサ内部故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、前記故障履歴データとして故障情報を記録する故障履歴記録部と、をさらに備え、前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記故障履歴データを受信し、前記判定部は、前記装置通信部によって受信された前記故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、ことができる。
かかる本願発明によれば、過去に故障と診断されたことがある不良センサが制御装置に接続されているか否かを判定することができる。
図1は、本願発明の一実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の構成を示す図である。 図2は、第1実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。 図3は、第1実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。 図4は、第2実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。 図5は、第2実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。 図6は、第3実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。 図7は、第3実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。 図8は、第4実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。 図9は、第4実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。 図10は、第5実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。 図11は、第5実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。 図12は、第6実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU、外部センサ、及び故障診断装置)の機能ブロックを示す図である。 図13は、第6実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU、外部センサ、及び故障診断装置)のフローチャートである。 図14は、第7実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU、外部センサ、及び故障診断装置)の機能ブロックを示す図である。 図15は、歩行者保護用の制御システムの機能ブロックを示す図である。
以下、本願発明の一実施形態に係る制御装置(エアバッグECU)及びエアバッグ制御システムを図面に基づいて説明する。図1は、本願発明の一実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の構成を示す図である。
本実施形態のエアバッグ制御システム1000は、車両に設けられた各種加速度センサ(外部センサ)によって検出されたセンシングデータをモニタし、車両が衝突したと判断したら、運転席、助手席などの各部位のエアバッグを展開したり車両のボンネットを持ち上げたりすることによって、車両の乗員又は歩行者の安全性を向上させるものである。以下の説明では、運転席、助手席などの各部位のエアバッグを展開する保護装置を一例に挙げて説明を行う。
図1に示すように、エアバッグ制御システム1000は、エアバッグECU(制御装置)100、助手席乗員検知ECU200、メータECU300、バッテリ電源(第1の電源)400、及びイグニッションスイッチ410、を備える。
また、エアバッグ制御システム1000は、運転席側エアバッグ用スクイブ500、助手席側エアバッグ用スクイブ510、右サイドエアバッグ用スクイブ520、左サイドエアバッグ用スクイブ530、右カーテンエアバッグ用スクイブ540、及び左カーテンエアバッグ用スクイブ550を備える。
また、エアバッグ制御システム1000は、外部センサとして、フロント右加速度センサ600、フロント左加速度センサ610、右サイド加速度センサ620、及び左サイド加速度センサ630、右サイド圧力センサ640、左サイド圧力センサ650を備える。なお、外部センサの設置場所、及び設置個数は本実施形態に限定されず任意である。また、エアバッグ制御システム1000は、故障診断装置(ダイアグテスタ)700、及びエアバッグ警告ランプ800を備える。以下、エアバッグ制御システム1000の各部の説明を行う。
バッテリ電源400は、車両に搭載された鉛蓄電池など各種の蓄電池である。バッテリ電源400は、電源ライン405を介してメータECU300へ電源を直接供給するとともに、電源ライン405を介して車両の各種の他の部品へも電源を直接供給する。
イグニッションスイッチ410は、車両のエンジンを始動したり切ったりするスイッチである。車両のエンジンを切った状態では、イグニッションスイッチ410は「OFF」になる。この状態からユーザがキーを回すことによって、イグニッションスイッチ410は「ON」になる。イグニッションスイッチ410が「ON」になると、バッテリ電源400が、電源ライン407を介して、メータECU300、助手席乗員検知ECU200、及びエアバッグECU100へ電源が供給される。
メータECU300は、車両の車速を検出して記録するとともに、記録された車速をエアバッグECU100又は車両の他の部品へ送信する制御装置である。メータECU300は、記録された車速を、CAN通信ライン430を介してエアバッグECU100へ送信する。これにより、エアバッグECU100は、車両がどのような状態で運転されているか、例えば車両のブレーキ状態などを検出することができる。
助手席乗員検知ECU200は、車両の助手席のシート上の重量を検出し、助手席の乗員状態を判定する。例えば、大人の男性、小柄な女性、子供、空席などの状態を判定する。助手席乗員検知ECU200は、判定された助手席の乗員状態を、通信ライン440を介してエアバッグECU100へ送信する。エアバッグECU100は、例えば、助手席のシート上の乗員状態をモニタすることによって、車両のフロント衝突時において、例えば助手席の乗員が子供の場合は、図示しない助手席のエアバッグの展開を抑制することができる。
エアバッグECU100は、電圧検出器101、昇圧回路102、電圧検出器103、キャパシタ104、電圧検出I/F105,107、DC−DCコンバータ106、CAN(Controller Area Network)通信トランシーバ108、及びK−line通信ドライバ110を備える。また、エアバッグECU100は、MCU(Micro Controller Unit)120、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)140、加速度センサ150、不揮発メモリ160、及びランプ駆動回路180を備える。
電圧検出器101は、バッテリ電源400からイグニッションスイッチ410を介してエアバッグECU100へ供給された電源電圧値を検出する。つまり、電圧検出器101は、助手席乗員検知ECU200、及びメータECU300に供給される電源の電圧を検出する。
電圧検出I/F(InterFace)105は、電圧検出器101によって検出された電圧信号をMCU120へ出力するためのインターフェースである。電圧検出器101によって検出された電圧信号は、電圧検出I/F105を介してMCU120へ出力される。
昇圧回路102は、バッテリ電源400からイグニッションスイッチ410を介してエアバッグECU100へ供給された電源電圧を昇圧する回路である。昇圧回路102は、例えば、供給された9Vから16Vの電源電圧を24V程度まで昇圧する。昇圧回路102は、昇圧した電圧をキャパシタ104、及びDC−DCコンバータ106へ供給する。
電圧検出器103は、昇圧回路102から出力された電源電圧値を検出する。
電圧検出I/F107は、電圧検出器103によって検出された電圧信号をMCU120へ出力するためのインターフェースである。電圧検出器103によって検出された電圧信号は、電圧検出I/F107を介してMCU120へ出力される。
キャパシタ104は、昇圧回路102から供給された電圧の充放電を行う蓄電器であり、バッテリ電源400のバックアップ電源となる。
DC−DCコンバータ106は、昇圧回路102から供給された電圧をMCU120で使用される電圧(例えば5V)へ変換(降圧)する変換器である。DC−DCコンバータ106は、降圧した電圧をMCU120へ供給する。
CAN通信トランシーバ108は、CAN規格に基づいて、CAN通信ライン430を介してメータECU300及び図示しない車両の他のECUとの間でデータを送受信するインターフェースである。CAN通信トランシーバ108によって受信されたデータはMCU120へ送信される。
K−line通信ドライバ110は、通信ライン440を介して助手席乗員検知ECU200との間でデータの送受信を行うインターフェースである。K−line通信ドライバ110は、通信信号の電圧レベルを変換する。例えば、K−line通信ドライバ110は、MCU120が取り扱える5V系の信号レベルをK−lineの電圧レベル(12V)に変換する。
MCU120は、A/D(Analog to Digital Converter)121、CPU(Central Processing Unit)122、ROM(Read Only Memory)124、RAM(Random Access Memory)126、及びCAN通信コントローラ128を備える。また、MCU120は、SCI(Serial Communication Interface)132、SPI(Serial Peripheral Interface)134,136,138、及びIOPort139を備える。
A/D121、CPU122、ROM124、RAM126、CAN通信コントローラ128、SCI132、SPI134,136,138、及びIOPort139は、MCU120の内部バス170を介して相互に接続されている。
A/D121は、電圧検出I/F105,107を介して入力されたアナログ電圧信号をデジタル電圧信号へ変換する。
CPU122は、ROM124又はRAM126に格納された各種プログラムを実行する演算処理部である。CPU122は、ROM124又はRAM126に格納された各種プログラムを実行することにより、エアバッグECU100の各種機能を実行する。エアバッグECU100の各種機能についての詳細は後述する。
ROM124は、エアバッグECU100の各種機能を実行するためのデータ、及びエアバッグECU100の各種機能を実行するための各種プログラムを格納するメモリである。
また、RAM126は、ROM124に格納された各種プログラムのうち、CPU122で実行されるプログラムの演算結果などを格納する比較的小容量で高速アクセスが可能なメモリである。
CAN通信コントローラ128は、CAN通信トランシーバ108を介して、メータECU300又は車両の他の部品との間の通信を行うコントローラである。
SCI132は、非同期式シリアル通信のインターフェースであり、K−line通信ドライバ110とMCU120内の各デバイスとのインターフェースとなる。
SPI134は、クロック同期式シリアル通信のインターフェースであり、ASIC140とMCU120内の各デバイスとのインターフェースとなる。SPI136は、加速度センサ150とMCU120内の各デバイスとのインターフェースとなる。SPI138は、不揮発メモリ160とMCU120内の各デバイスとのインターフェースとなる。IOPort139は、ランプ駆動回路180とMCU120内の各デバイスとのインターフェースとなる。
加速度センサ150は、エアバッグECU100が配置された場所における加速度を検出するセンサである。加速度センサ150は、検出した加速度を、SPI136を介してMCU120へ出力する。
不揮発メモリ160は、電源を供給しなくても記録を保持するメモリであり、例えばEEPROM(Electrically Erasable Programmable
Read Only Memory)である。不揮発メモリ160は、例えば、SPI138を介してMCU120から出力されたデータを記録する。
ASIC140は、複数機能の回路を1つにまとめた集積回路である。ASIC140は、スクイブI/F(InterFace)142と、センサI/F144とを備える。
スクイブI/F142は、運転席側エアバッグ用スクイブ500、助手席側エアバッグ用スクイブ510、右サイドエアバッグ用スクイブ520、左サイドエアバッグ用スクイブ530、右カーテンエアバッグ用スクイブ540、及び左カーテンエアバッグ用スクイブ550へ、エアバッグの展開信号を送信するインターフェースとなる。
また、センサI/F144は、フロント右加速度センサ600、フロント左加速度センサ610、右サイド加速度センサ620、左サイド加速度センサ630、右サイド圧力センサ640、及び左サイド圧力センサ650から送信される加速度信号、及び圧力信号を受信するインターフェースとなる。
ランプ駆動回路180は、エアバッグECU100に装備された不良センサが未交換であると判定された場合などに、エアバッグ警告ランプ800を介してその旨を警告するための回路である。
運転席側エアバッグ用スクイブ500は、MCU120からスクイブI/F142を介して送信された展開信号に基づいて、運転席側の点火装置(スクイブ)に電流を流し、ガス発生剤に着火することで高圧ガスを発生させ、瞬時にエアバッグを膨らませる。
また、助手席側エアバッグ用スクイブ510、右サイドエアバッグ用スクイブ520、左サイドエアバッグ用スクイブ530、右カーテンエアバッグ用スクイブ540、及び左カーテンエアバッグ用スクイブ550も同様に、MCU120から送信された展開信号に基づいて、車両の各場所に配置されたエアバッグを膨らませる。
フロント右加速度センサ600は、車両のフロントの右側に配置された加速度センサであり、センサで検出した加速度を、センサI/F144を介してMCU120へ送信する。
また、フロント左加速度センサ610、右サイド加速度センサ620、及び左サイド加速度センサ630も同様に、車両の各場所に配置されており、車両の各場所における加速度を検出して、MCU120へ送信する。
右サイド圧力センサ640は、車両右側面のドア内に設置され、車両の側面衝突時に生じるドア内の気圧の急変を検出するためのセンサである。右サイド圧力センサ640は、設置されたドア内の大気圧や大気圧の変化率を検出してセンサI/F144を介してMCU120へ送信する。
左サイド圧力センサ650は、車両左側面のドア内に設置され、車両の側面衝突時に生じるドア内の気圧の急変を検出するためのセンサである。左サイド圧力センサ650は、設置されたドア内の大気圧や大気圧の変化率を検出してセンサI/F144を介してMCU120へ送信する。
故障診断装置700は、車両の通信ネットワークであるCAN通信線を介してネットワーク上の各ECUと通信することができるようになっている。各ECUは自己の故障有無を監視している。故障診断装置700は、車両の組み立てラインや、車両の販売店や修理工場などで、各ECUの故障有無や、故障が有る場合に故障部位の特定するために使用される。
エアバッグ警告ランプ800は、エアバッグECU100に装備された不良センサが未交換であると判定された場合などにランプ駆動回路180によって駆動され、ユーザにその旨を警告するためのランプである。
(第1実施形態)
次に、第1実施形態の外部センサ及びエアバッグECUの機能ブロックについて説明する。図2は、第1実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。以下の各実施形態では、外部センサの一例としてフロント右加速度センサ600を挙げて説明するが、他の外部センサ(フロント左加速度センサ610、右サイド加速度センサ620、左サイド加速度センサ630、右サイド圧力センサ640、及び左サイド圧力センサ650)も同様の構成であり、複数の外部センサがエアバッグECU100に接続されるものとする。なお、外部センサのエアバッグECU100への接続方式は特に限定されず、ピアツーピア方式、バス接続(パラレル接続、デイジーチェーン接続)等に適用可能である。
図2に示すように、フロント右加速度センサ600は、センサ通信部601と、センサID記録部602と、衝撃検出部603と、を備える。
センサ通信部601は、エアバッグECU100との間で通信を行う。センサID記録部602は、フロント右加速度センサ600の個体を識別するための識別データ(個体識別ID)が記録されるメモリであり、不揮発性メモリにより構成される。なお、識別データ(個体識別ID)とは、外部センサを一意に識別することができるデータである。識別データは外部センサを製造する際に製造ラインにて一意のデータが書き込まれる。衝撃(加速度)検出部603は、エアバッグ等の保護装置を起動させるか否かを判定するために用いられるデータ(加速度又は衝撃値)の検出を行うセンサである。
一方、エアバッグECU100は、ECU通信部181と、不良センサ装着判定部182と、第1のセンサ故障診断部183−1と、不良センサID記録部184と、装備センサID記録部185と、を備える。
ECU通信部181は、フロント右加速度センサ600との間で通信を行う。ECU通信部181は、例えば、SPI134、及びセンサI/F144などによって実現されるが、これには限定されない。
ECU通信部181は、センサ通信部601から、衝撃検出部603によって検出されたセンシングデータ、及びセンサID記録部602に記録された識別データを受信する。
不良センサ装着判定部182は、外部センサが過去に故障と診断されたことがあるか否かを示す故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する。不良センサ装着判定部182は、例えば、CPU122によって実現されるが、これには限定されない。
第1のセンサ故障診断部183−1は、受信したセンシングデータに基づいて外部センサ(エアバッグECU100に現在接続されている外部センサ)が故障しているか否かを診断する。第1のセンサ故障診断部183−1は、例えば、衝撃検出部603によって検出されたセンシングデータが正常範囲外の高い値に所定期間固定されたり、正常範囲外の低い値に所定期間固定されたりするなど、異常な値を所定時間継続した場合に、フロント右加速度センサ600が故障していると診断する。第1のセンサ故障診断部183−1は、例えば、CPU122によって実現されるが、これには限定されない。
不良センサID記録部184は、第1のセンサ故障診断部183−1によって故障していると診断された外部センサの識別データを故障履歴データとして記録するためのメモリである。不良センサID記録部184は、不揮発メモリ160によって実現される。装備センサID記録部185は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサ(装備センサ)の識別データを記録するためのメモリである。装備センサID記録部185は、例えば、RAM126によって実現されるが、これには限定されない。
不良センサ装着判定部182は、不良センサID記録部184に記録された識別データ(過去に故障と診断されたことのある外部センサの識別データ)と、ECU通信部181によって受信され装備センサID記録部185に記録された識別データ(エアバッグECU100に現在接続されている外部センサの識別データ)とを比較することによって、不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する。具体的には、不良センサ装着判定部182は、装備センサID記録部185に記録された識別データが、不良センサID記録部184に記録された識別データのいずれかに一致した場合は、不良センサがエアバッグECU100に接続されていると判定し、一致しない場合は、不良センサがエアバッグECU100に接続されていないと判定する。
次に、第1実施形態のエアバッグ制御システムの動作について説明する。図3は、第1実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。
図3Aは、第1実施形態のエアバッグ制御システムの全体的なフローチャートであり、図3Bは、第1実施形態のエアバッグ制御システムの初期処理に関するフローチャートであり、図3Bは、第1実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートである。
図3Aに示すように、エアバッグ制御システム1000は、例えば車両のイグニッションスイッチがONになったらまず初期処理を行い(ステップS100)、その後、通常処理を繰り返して行う(ステップS200)。
初期処理(ステップS100)の詳細を説明する。図3Bに示すように、センサ通信部601は、センサID記録部602に記録されているフロント右加速度センサ600の個体識別IDをエアバッグECU100へ送信する(ステップS101)。なお、個体識別IDのデータ長が長いなどの理由により、1度にセンサ通信部601からエアバッグECU100へ送信できない場合は、複数回に分割して送信するようにしてもよい。個体識別IDは通常時のエアバッグECU100の動作には不必要でかつIGN電源が供給されて起動時の一度だけエアバッグECU100が受信できれば良いので、個体識別IDは初期処理にて実行されることが望ましい。
これに対してECU通信部181は、個体識別IDを受信する(ステップS102)。続いて、ECU通信部181は、受信した個体識別IDを装備センサとして装備センサID記録部185に書き込む(ステップS103)。
続いて、不良センサ装着判定部182は、不良センサID記録部184に装備センサと同一の個体識別IDが記録されているか否かを判定する(ステップS104)。不良センサ装着判定部182は、不良センサID記録部184に装備センサと同一の個体識別IDが記録されていなければ(ステップS104,No)、処理を終了する。
一方、不良センサ装着判定部182は、不良センサID記録部184に装備センサと同一の個体識別IDが記録されていれば(ステップS104,Yes)、不良センサがエアバッグECU100に接続されている、つまり、エアバッグECU100に装備された不良センサが未交換であると判定して(ステップS105)、処理を終了する。なお、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に装備された不良センサが未交換であると判定した場合には、その旨をエアバッグ警告ランプ800によって警報出力したり、エアバッグECU100の機能を停止させたりすることができる。
次に、通常処理(ステップS200)の詳細を説明する。図3Cに示すように、センサ通信部601は、衝撃検出部603によって検出された衝撃値をエアバッグECU100へ送信する(ステップS201)。
これに対してECU通信部181は、衝撃値を受信する(ステップS202)。続いて、第1のセンサ故障診断部183−1は、ECU通信部181によって受信された衝撃値が正常範囲外、かつ、所定時間継続しているか否かを判定する(ステップS203)。
第1のセンサ故障診断部183−1は、ECU通信部181によって受信された衝撃値が正常範囲外ではない、又は、所定時間継続していない場合には(ステップS203,No)、処理を終了する。
一方、第1のセンサ故障診断部183−1は、ECU通信部181によって受信された衝撃値が正常範囲外、かつ、所定時間継続している場合には(ステップS203,Yes)、装備センサが不良センサであると判定する(ステップS204)。
すなわち、第1のセンサ故障診断部183−1は、外部センサから受信した衝撃値を監視し、外部センサが正常か否かを診断する。具体的には、第1のセンサ故障診断部183−1は、受信した衝撃値が正常範囲外の高い値又は正常範囲外の低い値で、かつ所定時間以上継続した場合、外部センサ内部に何らかの異常が発生しているとして、不良センサと判定する。故障であると判定するのに要する時間は、車両の衝突によって衝撃値が変化する時間よりも長いことが望ましい。また、衝撃値の正常範囲や故障であると判定するのに要する時間は、エアバッグECU100に要求される信頼性や、採用する部品の信頼性に応じて適切な値が設定される。
続いて、第1のセンサ故障診断部183−1は、装備センサの個体識別IDを不良センサID記録部184に記録して(ステップS205)、処理を終了する。なお、ECU通信部181が衝撃値を受信したら、受信した衝撃値に基づいてエアバッグを展開するか否かの判断等の処理が実行されるが、この点についての詳細な説明は省略する。
第1実施形態によれば、故障していると診断された外部センサの個体識別IDを不良センサID記録部184に記録しておくので、現在エアバッグECU100に接続されている外部センサの個体識別IDと照合することによって、過去に故障と診断されたことがある不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態の外部センサ及びエアバッグECUの機能ブロックについて説明する。図4は、第2実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。第1実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
フロント右加速度センサ600は、センサ通信部601と、センサID記録部602と、衝撃検出部603と、センサ内部故障診断部604と、を備える。
センサ内部故障診断部604は、フロント右加速度センサ600が故障しているか否かを診断する。センサ内部故障診断部604は、例えば、衝撃検出部603のセンシング部分のエレメントを物理的に+側と−側にそれぞれ動作させて、衝撃値が正常に所定閾値を超えるか否かを判定する。センサ内部故障診断部604は、衝撃値が所定閾値を超えない場合、外部センサに何れかの故障が発生しているとし、不良センサとして判定する。一方、センサ内部故障診断部604は、衝撃値が所定閾値を超える場合、外部センサは正常として判定する。
エアバッグECU100は、ECU通信部181と、不良センサ装着判定部182と、不良センサID記録部184と、装備センサID記録部185と、第2のセンサ故障診断部183−2と、を備える。
ECU通信部181は、センサ通信部601から、センサ内部故障診断部604によって診断された診断結果(例えば、外部センサが故障であることを示す故障情報)、及びセンサID記録部602に記録された識別データを受信する。また、ECU通信部181は、衝撃検出部603によって検出されたセンシングデータも受信する。
第2のセンサ故障診断部183−2は、フロント右加速度センサ600から送信された診断結果に基づいてフロント右加速度センサ600が故障しているか否かを診断する。
不良センサID記録部184は、第2のセンサ故障診断部183−2によって故障していると診断された外部センサの識別データを故障履歴データとして記録する。
不良センサ装着判定部182は、不良センサID記録部184に記録された識別データ(過去に故障と診断されたことのある外部センサの識別データ)と、ECU通信部181によって受信され装備センサID記録部185に記録された識別データ(エアバッグECU100に現在接続されている外部センサの識別データ)とを比較することによって、不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する。具体的には、不良センサ装着判定部182は、装備センサID記録部185に記録された識別データが、不良センサID記録部184に記録された識別データのいずれかに一致した場合は、不良センサがエアバッグECU100に接続されていると判定し、一致しない場合は、不良センサがエアバッグECU100に接続されていないと判定する。
次に、第2実施形態のエアバッグ制御システムの動作について説明する。図5は、第2実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。第2実施形態のエアバッグ制御システム1000の全体的なフローチャートは、第1実施形態(図3A)と同様である。また、第2実施形態のエアバッグ制御システムの初期処理に関するフローチャートも第1実施形態(図3B)と同様である。したがって、第2実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートのみを説明する。
図5に示すように、センサ内部故障診断部604は、内部故障診断を実施する(ステップS211)。続いて、センサ内部故障診断部604は、内部故障診断の結果が故障であるか否かを判定する(ステップS212)。
センサ通信部601は、内部故障診断の結果が故障であると判定されたら(ステップS212,Yes)、外部センサが故障であることを示す故障情報をエアバッグECU100へ送信する(ステップS213)。
一方、センサ通信部601は、内部故障診断の結果が故障ではないと判定されたら(ステップS212,No)、衝撃検出部603によって検出された衝撃値をエアバッグECU100へ送信する(ステップS214)。
ステップS213又はステップS214の後、第2のセンサ故障診断部183−2は、外部センサから受信したデータが故障情報であるか否かを判定する(ステップS215)。第2のセンサ故障診断部183−2は、外部センサから受信したデータが故障情報ではない場合には(ステップS215,No)、処理を終了する。
一方、第2のセンサ故障診断部183−2は、外部センサから受信したデータが故障情報である場合には(ステップS215,Yes)、装備センサの個体識別IDを不良センサID記録部184に記録して(ステップS216)、処理を終了する。
第2実施形態によれば、外部センサによって故障していると診断された外部センサの個体識別IDを不良センサID記録部184に記録しておき、現在エアバッグECU100に接続されている外部センサの個体識別IDと照合することによって、過去に故障と診断されたことがある不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定することができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態の外部センサ及びエアバッグECUの機能ブロックについて説明する。図6は、第3実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。第1又は第2実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
フロント右加速度センサ600は、センサ通信部601と、衝撃検出部603と、故障履歴記録部605と、を備える。
故障履歴記録部605は、故障履歴記録部605の故障履歴データを記録するためのメモリであり、不揮発メモリで構成される。
一方、エアバッグECU100は、ECU通信部181と、不良センサ装着判定部182と、第1のセンサ故障診断部183−1と、書き込み要求部186と、を備える。
ECU通信部181は、センサ通信部601から、衝撃検出部603によって検出されたセンシングデータを受信する。
書き込み要求部186は、第1のセンサ故障診断部183−1によってフロント右加速度センサ600が故障していると診断された場合に、故障していると診断されたフロント右加速度センサ600に設けられた故障履歴記録部605に故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する。これによって、故障履歴記録部605には、故障情報が記録される。
本実施形態においては、ECU通信部181は、センサ通信部601から、故障履歴記録部605に記録された故障情報を受信する。
そして、不良センサ装着判定部182は、ECU通信部181によって受信された故障情報に基づいて、不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する。例えば、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサから送信されるデータの中に故障情報が含まれていたら、不良センサがエアバッグECU100に接続されていると判定する。一方、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサから送信されるデータの中に故障情報が含まれていなければ、不良センサがエアバッグECU100に接続されていないと判定する。
次に、第3実施形態のエアバッグ制御システムの動作について説明する。図7は、第3実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。第3実施形態のエアバッグ制御システム1000の全体的なフローチャートは、第1実施形態(図3A)と同様である。したがって、第3実施形態のエアバッグ制御システムの初期処理に関するフローチャート、及び第3実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートのみを説明する。図7Aは、第3実施形態のエアバッグ制御システムの初期処理に関するフローチャートであり、図7Bは、第3実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートである。
図7Aに示すように、センサ通信部601は、故障履歴記録部605にフロント右加速度センサ600の故障履歴(故障情報の書き込みの履歴)があるか否かを判定する(ステップS121)。
センサ通信部601は、故障履歴記録部605にフロント右加速度センサ600の故障履歴がある場合には(ステップS121,Yes)エアバッグECU100へ内部故障有りを示す信号(故障情報)を送信する(ステップS122)。
一方、センサ通信部601は、故障履歴記録部605にフロント右加速度センサ600の故障履歴がない場合には(ステップS121,No)エアバッグECU100へ内部故障無しを示す信号を送信する(ステップS123)。
ステップS122又はステップS123の後、不良センサ装着判定部182は、外部センサからの受信データが、内部故障有りを示す信号(故障情報)であるか否かを判定する(ステップS124)。
不良センサ装着判定部182は、外部センサからの受信データが、内部故障有りを示す信号(故障情報)ではない場合には(ステップS124,No)、処理を終了する。
一方、不良センサ装着判定部182は、外部センサからの受信データが、内部故障有りを示す信号(故障情報)である場合には(ステップS124,Yes)、不良センサがエアバッグECU100に接続されている、つまり、エアバッグECU100に装備された不良センサが未交換であると判定して(ステップS125)、処理を終了する。なお、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に装備された不良センサが未交換であると判定した場合には、その旨をエアバッグ警告ランプ800によって警報出力したり、エアバッグECU100の機能を停止させたりすることができる。
次に、通常処理(ステップS200)の詳細を説明する。図7Bに示すように、センサ通信部601は、衝撃検出部603によって検出された衝撃値をエアバッグECU100へ送信する(ステップS221)。
続いて、ECU通信部181は、衝撃値を受信する(ステップS222)。続いて、第1のセンサ故障診断部183−1は、ECU通信部181によって受信された衝撃値が正常範囲外、かつ、所定時間継続しているか否かを判定する(ステップS223)。
第1のセンサ故障診断部183−1は、ECU通信部181によって受信された衝撃値が正常範囲外ではない、又は、所定時間継続していない場合には(ステップS223,No)、処理を終了する。
一方、第1のセンサ故障診断部183−1は、ECU通信部181によって受信された衝撃値が正常範囲外、かつ、所定時間継続している場合には(ステップS223,Yes)、装備センサが不良センサであると判定する(ステップS224)。
続いて、書き込み要求部186は、故障していると診断された外部センサへ故障情報を送信し(ステップS225)、故障履歴記録部605に故障情報を記録するよう要求する。
これに対して、センサ通信部601は、書き込み要求部186から送信された故障情報を受信し、受信した故障情報を故障履歴記録部605へ記録して(ステップS226)、処理を終了する。
第3実施形態によれば、エアバッグECU100が外部センサの故障の有無を診断し、故障が有る場合にはその外部センサに故障情報を記録するので、外部センサが自らの故障履歴データを故障履歴記録部605に保持することになる。そして、外部センサは、初期処理において、エアバッグECU100に対して故障履歴データを送信するので、エアバッグECU100は、故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定することができる。なお、第3実施形態によれば、外部センサが自らの故障履歴データを自身の故障履歴記録部605に保持しているので、車両の組み立てラインなどで、不良センサが車両から取り除かれ良品に交換された後に、不良センサが廃棄されずに間違って他の車両に組付けられたとしても不良センサが取り付けられたことを検出できる、という効果をさらに得ることができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態の外部センサ及びエアバッグECUの機能ブロックについて説明する。図8は、第4実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。第1〜3実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
フロント右加速度センサ600は、センサ通信部601と、衝撃検出部603と、センサ内部故障診断部604と、故障履歴記録部605と、を備える。
一方、エアバッグECU100は、ECU通信部181と、不良センサ装着判定部182と、第2のセンサ故障診断部183−2と、書き込み要求部186と、を備える。
ECU通信部181は、センサ通信部601から、フロント右加速度センサ600が故障しているか否かを診断した診断結果(センサ内部故障診断部604によって診断された診断結果)を受信する。また、ECU通信部181は、衝撃検出部603によって検出されたセンシングデータも受信する。
第2のセンサ故障診断部183−2は、フロント右加速度センサ600から送信された診断結果に基づいてフロント右加速度センサ600が故障しているか否かを診断する。
書き込み要求部186は、第2のセンサ故障診断部183−2によってフロント右加速度センサ600が故障していると診断された場合に、故障していると診断されたフロント右加速度センサ600に設けられた故障履歴記録部605に故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する。これによって、故障履歴記録部605には、故障情報が記録される。
本実施形態においては、ECU通信部181は、センサ通信部601から、故障履歴記録部605に記録された故障情報を受信する。
そして、不良センサ装着判定部182は、ECU通信部181によって受信された故障情報に基づいて、不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する。例えば、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサから送信されるデータの中に故障情報が含まれていたら、不良センサがエアバッグECU100に接続されていると判定する。一方、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサから送信されるデータの中に故障情報が含まれていなければ、不良センサがエアバッグECU100に接続されていないと判定する。
次に、第4実施形態のエアバッグ制御システムの動作について説明する。図9は、第4実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。第4実施形態のエアバッグ制御システム1000の全体的なフローチャートは、第1実施形態(図3A)と同様である。また、第4実施形態のエアバッグ制御システム1000の初期処理のフローチャートは、第3実施形態(図7A)と同様である。したがって、第4実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートのみを説明する。
図9に示すように、センサ内部故障診断部604は、内部故障診断を実施する(ステップS231)。続いて、センサ内部故障診断部604は、内部故障診断の結果が故障であるか否かを判定する(ステップS232)。
センサ通信部601は、内部故障診断の結果が故障であると判定されたら(ステップS232,Yes)、外部センサが故障であることを示す故障情報をエアバッグECU100へ送信する(ステップS233)。
一方、センサ通信部601は、内部故障診断の結果が故障ではないと判定されたら(ステップS232,No)、衝撃検出部603によって検出された衝撃値をエアバッグECU100へ送信する(ステップS234)。
ステップS233又はステップS234の後、第2のセンサ故障診断部183−2は、外部センサから受信したデータが故障情報であるか否かを判定する(ステップS235)。第2のセンサ故障診断部183−2は、外部センサから受信したデータが故障情報ではない場合には(ステップS235,No)、処理を終了する。
一方、第2のセンサ故障診断部183−2は、外部センサから受信したデータが故障情報である場合には(ステップS235,Yes)、装備センサが不良センサであると判定する(ステップS236)。
続いて、書き込み要求部186は、故障していると診断された外部センサへ故障情報を送信し(ステップS237)、故障履歴記録部605に故障情報を記録するよう要求する。
これに対して、センサ通信部601は、書き込み要求部186から送信された故障情報を受信し、受信した故障情報を故障履歴記録部605へ記録して(ステップS238)、処理を終了する。
第4実施形態によれば、外部センサ自身によって外部センサの故障の有無が診断され、故障が有る場合にはエアバッグECU100からの書き込み要求によってその外部センサに故障情報が記録されるので、外部センサが自らの故障履歴データを故障履歴記録部605に保持することになる。そして、外部センサは、初期処理においてエアバッグECU100に対して故障履歴データを送信するので、エアバッグECU100は、故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定することができる。
(第5実施形態)
次に、第5実施形態の外部センサ及びエアバッグECUの機能ブロックについて説明する。図10は、第5実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)の機能ブロックを示す図である。第1〜4実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
フロント右加速度センサ600は、センサ通信部601と、衝撃検出部603と、センサ内部故障診断部604と、故障履歴記録部605と、を備える。
センサ内部故障診断部604は、フロント右加速度センサ600が故障しているか否かを診断する。センサ内部故障診断部604は、例えば、衝撃検出部603のセンシング部分のエレメントを物理的に+側と−側にそれぞれ動作させて、衝撃値が正常に所定閾値を超えるか否かを判定する。センサ内部故障診断部604は、衝撃値が所定閾値を超えない場合、外部センサに何れかの故障が発生しているとし、不良センサとして判定する。一方、センサ内部故障診断部604は、衝撃値が所定閾値を超える場合、外部センサは正常として判定する。さらに、センサ内部故障診断部604は、フロント右加速度センサ600が故障していると診断したら、故障履歴記録部605に故障履歴データとして故障情報を記録する。
一方、エアバッグECU100は、ECU通信部181と、不良センサ装着判定部182と、を備える。
ECU通信部181は、センサ通信部601から、故障履歴記録部605に記録された故障履歴データを受信する。
不良センサ装着判定部182は、ECU通信部181によって受信された故障履歴データに基づいて、不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定する。例えば、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサから送信される故障履歴データの中に故障情報が含まれていたら、不良センサがエアバッグECU100に接続されていると判定する。一方、不良センサ装着判定部182は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサから送信される故障履歴データの中に故障情報が含まれていなければ、不良センサがエアバッグECU100に接続されていないと判定する。
次に、第5実施形態のエアバッグ制御システムの動作について説明する。図11は、第5実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU及び外部センサ)のフローチャートである。第5実施形態のエアバッグ制御システム1000の全体的なフローチャートは、第1実施形態(図3A)と同様である。また、第5実施形態のエアバッグ制御システムの初期処理に関するフローチャートは第3実施形態(図7A)と同様である。したがって、第5実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートのみを説明する。
図11に示すように、センサ内部故障診断部604は、内部故障診断を実施する(ステップS241)。続いて、センサ内部故障診断部604は、内部故障診断の結果が故障であるか否かを判定する(ステップS242)。
センサ内部故障診断部604は、内部故障診断の結果が故障であると判定されたら(ステップS242,Yes)、故障情報を故障履歴記録部605に記録する(ステップS243)。続いて、センサ通信部601は、外部センサが故障であることを示す故障情報をエアバッグECU100へ送信する(ステップS244)。
一方、センサ通信部601は、内部故障診断の結果が故障ではないと判定されたら(ステップS242,No)、衝撃検出部603によって検出された衝撃値をエアバッグECU100へ送信する(ステップS245)。
ステップS244又はステップS245の後、不良センサ装着判定部182は、外部センサから受信したデータが故障情報であるか否かを判定する(ステップS246)。不良センサ装着判定部182は、外部センサから受信したデータが故障情報ではない場合には(ステップS246,No)、処理を終了する。
一方、不良センサ装着判定部182は、外部センサから受信したデータが故障情報である場合には(ステップS246,Yes)、装備センサが不良センサであり、不良センサがエアバッグECU100に接続されていると判定して(ステップS247)、処理を終了する。
第5実施形態によれば、外部センサ自身によって外部センサの故障の有無が診断され、診断結果が故障履歴記録部605に記録される。そして、外部センサは、エアバッグECU100に対して故障履歴データを送信するので、エアバッグECU100は、故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサがエアバッグECU100に接続されているか否かを判定することができる。
(第6実施形態)
次に、第6実施形態の外部センサ、エアバッグECU、及び故障診断装置の機能ブロックについて説明する。図12は、第6実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU、外部センサ、及び故障診断装置)の機能ブロックを示す図である。第1〜5実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
フロント右加速度センサ600は、センサ通信部601と、センサID記録部602と、衝撃検出部603と、を備える。
一方、エアバッグECU100は、ECU通信部181と、不良センサ装着判定部182と、第1のセンサ故障診断部183−1と、不良センサID記録部184と、装備センサID記録部185と、ECU第2通信部187と、を備える。
ECU第2通信部187は、故障診断装置(ダイアグテスタ)700との間で通信を行う。ECU第2通信部187は、例えば、CAN通信コントローラ128などによって実現されるが、これには限定されない。
故障診断装置700は、故障診断装置通信部710と、装備センサID読み出し部720と、不良センサID読み出し部730と、表示部740と、を備える。
故障診断装置通信部710は、エアバッグECU100との間で通信を行う。装備センサID読み出し部720は、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサの個体を識別するための識別データ(個体識別ID)を、故障診断装置通信部710を介して読み出す。不良センサID読み出し部730は、不良センサの個体を識別するための識別データを、故障診断装置通信部710を介して読み出す。表示部740は、装備センサID読み出し部720によって読み出された、エアバッグECU100に現在接続されている外部センサの個体識別ID、及び不良センサID読み出し部730によって読み出された不良センサの個体識別IDを表示する出力インターフェースである。
次に、第6実施形態のエアバッグ制御システムの動作について説明する。図13は、第6実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU、外部センサ、及び故障診断装置)のフローチャートである。
図13Aは、第6実施形態のエアバッグ制御システムの全体的なフローチャートであり、図13Bは、第6実施形態のエアバッグ制御システムの故障診断装置通信処理に関するフローチャートである。
第6実施形態のエアバッグ制御システムの初期処理に関するフローチャートは第1実施形態(図3B)と同様である。また、第6実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートは第1実施形態(図3C)と同様である。したがって、第6実施形態のエアバッグ制御システムの全体的なフローチャート及び故障診断装置通信処理に関するフローチャートのみを説明する。
図13Aに示すように、エアバッグ制御システム1000は、例えば車両のイグニッションスイッチがONになったらまず初期処理を行う(ステップS100)。続いて、エアバッグ制御システム1000は、通常処理を行い(ステップS200)、次に、故障診断装置通信処理を行う(ステップS300)。エアバッグ制御システム1000は、通常処理(ステップS200)と故障診断装置通信処理(ステップS300)とを繰り返す。
また、図13Bに示すように、ECU第2通信部187は、故障診断装置700が接続されているか否かを判定する(ステップS301)。ECU第2通信部187は、故障診断装置700が接続されていない場合は(ステップS301,No)、処理を終了する。
一方、装備センサID読み出し部720は、故障診断装置700が接続されている場合は(ステップS301,Yes)、故障診断装置通信部710を介して、現在接続されているセンサの個体識別IDをエアバッグECU100に要求する(ステップS302)。
続いて、ECU第2通信部187は、現在接続されているセンサの個体識別IDを装備センサID記録部185から読み出して故障診断装置700へ送信する(ステップS303)。
続いて、表示部740は、装備センサID読み出し部720によって読み出された、現在接続されているセンサの個体識別IDを表示する(ステップS304)。
続いて、不良センサID読み出し部730は、不良センサの接続有無をエアバッグECU100に要求する(ステップS305)。
続いて、不良センサ装着判定部182は、ECU第2通信部187を介して不良センサの接続有無を故障診断装置700へ送信する(ステップS306)。
続いて、不良センサID読み出し部730は、不良センサ装着判定部182から送信された不良センサの接続有無を示す信号に基づいて、不良センサが接続されているか否かを判定する(ステップS307)。不良センサID読み出し部730は、不良センサが接続されていないと判定した場合(ステップS307,No)、処理を終了する。
一方、不良センサID読み出し部730は、不良センサが接続されていると判定した場合(ステップS307,Yes)、不良センサの個体識別IDをエアバッグECUに要求する(ステップS308)。
続いて、不良センサ装着判定部182は、ECU第2通信部187を介して不良センサの個体識別IDを故障診断装置700へ送信する(ステップS309)。
続いて、表示部740は、不良センサID読み出し部730によって読み出された不良センサの個体識別IDを表示する(ステップS310)。
第6実施形態によれば、エアバッグECU100に接続されている外部センサの個体識別IDを車両の通信ネットワークを介して故障診断装置700から読み出すことができる。また、エアバッグECU100が保持している外部センサの個体識別IDや過去に外部センサの故障が有ったと判定されたセンサの有無や個体識別IDを故障診断装置700から通信によって読み出すことができる。
また、第6実施形態によれば、車両の組み立てラインにて、現在車両に組付けられている外部センサの個体を識別することができる。したがって、従来は外部センサに貼り付けたバーコードラベルをバーコードリーダで読み取るなどの作業により車両と外部センサとのトレーサビリティを確保していたが、車両組み立てラインにおいてバーコードリーダで読み取る作業を廃止できるので車両の組み立て作業時間を短縮することができる。また、外部センサに貼り付けるバーコードラベルが不要になることにより、バーコードラベル自体のコストを削減することができる。また、外部センサを製造時にバーコードを貼り付けるという作業が不要になることにより外部センサの製造に要する時間を短縮することができる。また、車両の組み立てラインにて、過去に故障と判断された外部センサの個体を識別することができるので、不良品を市場に流出させてしまうことを確実に防止することができる。
(第7実施形態)
次に、第7実施形態の外部センサ、エアバッグECU、及び故障診断装置の機能ブロックについて説明する。図14は、第7実施形態のエアバッグ制御システム(エアバッグECU、外部センサ、及び故障診断装置)の機能ブロックを示す図である。第1〜6実施形態と同一の構成については詳細な説明を省略する。
フロント右加速度センサ600は、センサ通信部601と、センサID記録部602と、衝撃検出部603と、センサ内部故障診断部604と、を備える。
一方、エアバッグECU100は、ECU通信部181と、不良センサ装着判定部182と、第2のセンサ故障診断部183−2と、不良センサID記録部184と、装備センサID記録部185と、ECU第2通信部187と、を備える。
また、故障診断装置700は、故障診断装置通信部710と、装備センサID読み出し部720と、不良センサID読み出し部730と、表示部740と、を備える。
第7実施形態のエアバッグ制御システムの全体的なフローチャートは第6実施形態(図13A)と同様である。また、第7実施形態のエアバッグ制御システムの初期処理に関するフローチャートは第1実施形態(図3B)と同様である。また、第7実施形態のエアバッグ制御システムの通常処理に関するフローチャートは第2実施形態(図5)と同様である。また、第7実施形態のエアバッグ制御システムの故障診断通信処理に関するフローチャートは第6実施形態(図13B)と同様である。
第7実施形態によれば、第6実施形態と同様に、エアバッグECU100に接続されている外部センサの個体識別IDを車両の通信ネットワークを介して故障診断装置700から読み出すことができる。また、エアバッグECU100が保持している外部センサの個体識別IDや過去に外部センサの故障が有ったと判定されたセンサの有無や個体識別IDを故障診断装置700から通信によって読み出すことができる。
また、第7実施形態によれば、第6実施形態と同様に、車両の組み立てラインにて、現在車両に組付けられている外部センサの個体を識別することができる。したがって、従来は外部センサに貼り付けたバーコードラベルをバーコードリーダで読み取るなどの作業により車両と外部センサとのトレーサビリティを確保していたが、車両組み立てラインにおいてバーコードリーダで読み取る作業を廃止できるので車両の組み立て作業時間を短縮することができる。また、外部センサに貼り付けるバーコードラベルが不要になることにより、バーコードラベル自体のコストを削減することができる。また、外部センサを製造時にバーコードを貼り付けるという作業が不要になることにより外部センサの製造に要する時間を短縮することができる。また、車両の組み立てラインにて、過去に故障と判断された外部センサの個体を識別することができるので、不良品を市場に流出させてしまうことを確実に防止することができる。
なお、上記の実施形態は、運転席、助手席などの各部位のエアバッグを展開する保護装置を一例に挙げて説明を行ったが、これに限らず、以下に説明するような、歩行者を保護するための制御システムにも同様に適用することができる。
図15は、歩行者保護用の制御システムの機能ブロックを示す図である。図15に示すように、歩行者保護用の制御システムは、歩行者保護用ECU900と、右バンパー加速度センサ910と、センターバンパー加速度センサ920と、左バンパー加速度センサ930と、第1アクチュエータ940と、第2アクチュエータ950と、を備える。
右バンパー加速度センサ910、センターバンパー加速度センサ920、及び左バンパー加速度センサ930は、車両が歩行者と衝突した際の加速度を取得し、歩行者保護用ECU900へ送信する。
歩行者保護用ECU900は、右バンパー加速度センサ910、センターバンパー加速度センサ920、及び左バンパー加速度センサ930から受信したデータをもとに、衝突物を推定し、歩行者と判断した場合に第1アクチュエータ940,第2アクチュエータ950を作動させる。
歩行者保護用ECU900は、例えば、ボンネットとエンジンのクリアランスが少ない車両では、ボンネットを第1アクチュエータ940,第2アクチュエータ950によって持ち上げることによりボンネットとボンネットの直下にあるエンジンとのクリアランス(間隔)を拡大させることで、歩行者の障害値を下げる。また、歩行者保護用ECU900は、例えば、ワイパーの付け根にある突起やAピラーに歩行者が衝突することで障害値が増加するのを防ぐために、ワイパー及びAピラーを外側に展開するエアバッグで覆うような機能も有する。
歩行者保護用ECU900は、例えば、スクイブに通電することにより、インフレータに着火させてガスを発生させ、発生したガスでピストンを作動させることによって第1アクチュエータ940,第2アクチュエータ950を作動させる。なお、マイコン処理やメモリ容量に余裕がある場合は、エアバッグECU100と歩行者保護ECU900は一体とすることも可能である。

Claims (18)

  1. 車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置を制御する制御装置であって、
    前記制御装置に接続される外部センサとの間で通信を行う通信部と、
    前記外部センサが過去に故障と診断されたことがあるか否かを示す故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする制御装置。
  2. 請求項1の制御装置において、
    前記判定部は、前記制御装置に接続されている外部センサの個体を識別するための識別データと、過去に故障と診断されたことがある不良センサの個体を識別するための識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  3. 請求項2の制御装置において、
    前記通信部は、前記外部センサから、該外部センサによって検出されたセンシングデータ、及び該外部センサの個体を識別するための識別データを受信し、
    前記制御装置は、
    前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、
    前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  4. 請求項2の制御装置において、
    前記通信部は、前記外部センサから、前記外部センサが故障しているか否かを診断した診断結果、及び該外部センサの個体を識別するための識別データを受信し、
    前記制御装置は、
    前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、
    前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  5. 請求項1の制御装置において、
    前記判定部は、前記外部センサに設けられた故障履歴記録部に記録された故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  6. 請求項5の制御装置において、
    前記通信部は、前記外部センサから、該外部センサによって検出されたセンシングデータを受信し、前記制御装置は、
    前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、
    前記通信部は、前記外部センサから、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、
    前記判定部は、前記通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  7. 請求項5の制御装置において、
    前記通信部は、前記外部センサから、前記外部センサが故障しているか否かを診断した診断結果を受信し、
    前記制御装置は、
    前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、
    前記通信部は、前記外部センサから、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、
    前記判定部は、前記通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  8. 請求項5の制御装置において、
    前記通信部は、前記外部センサから、前記故障履歴データを受信し、
    前記判定部は、前記通信部によって受信された前記故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御装置。
  9. 車両の乗員又は歩行者を保護するための保護装置を制御する制御装置と、前記制御装置に接続される外部センサと、を備えた制御システムであって、
    前記外部センサは、前記制御装置との間で通信を行うセンサ通信部を備え、
    前記制御装置は、前記外部センサとの間で通信を行う装置通信部と、
    前記外部センサが過去に故障と診断されたことがあるか否かを示す故障履歴データに基づいて、過去に故障と診断されたことがある不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する判定部と、
    を備えることを特徴とする制御システム。
  10. 請求項9の制御システムにおいて、
    前記判定部は、前記制御装置に接続されている外部センサの個体を識別するための識別データと、過去に故障と診断されたことがある不良センサの個体を識別するための識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御システム。
  11. 請求項10の制御システムにおいて、前記外部センサは、
    該外部センサの個体を識別するための識別データが記録されたセンサID記録部と、
    前記保護装置を起動させるか否かを判定するために用いられるデータの検出を行う検出部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記検出部によって検出されたセンシングデータ、及び前記センサID記録部に記録された前記識別データを受信し、
    前記制御装置は、
    前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、
    前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記装置通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御システム。
  12. 請求項11の制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記制御装置に現在接続されている外部センサの個体を識別するための識別データが記録された装備センサID記録部をさらに備え、
    前記制御システムは、
    前記装備センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す装備センサID読み出し部と、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す不良センサID読み出し部と、前記装備センサID読み出し部によって読み出された前記識別データ及び前記不良センサID読み出し部によって読み出された前記識別データを表示する表示部と、を備えた故障診断装置をさらに備える、
    ことを特徴とする制御システム。
  13. 請求項10の制御システムにおいて、
    前記外部センサは、
    該外部センサの個体を識別するための識別データが記録されたセンサID記録部と、
    前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ内部故障診断部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記センサ内部故障診断部によって診断された診断結果、及び前記センサID記録部に記録された前記識別データを受信し、
    前記制御装置は、
    前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって故障していると診断された外部センサの前記識別データを前記故障履歴データとして記録する不良センサID記録部と、をさらに備え、
    前記判定部は、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データと、前記装置通信部によって受信された前記識別データとを比較することによって、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御システム。
  14. 請求項13の制御システムにおいて、
    前記制御装置は、
    前記制御装置に現在接続されている外部センサの個体を識別するための識別データが記録された装備センサID記録部をさらに備え、
    前記制御システムは、前記装備センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す装備センサID読み出し部と、前記不良センサID記録部に記録された前記識別データを読み出す不良センサID読み出し部と、前記装備センサID読み出し部によって読み出された前記識別データ及び前記不良センサID読み出し部によって読み出された前記識別データを表示する表示部と、を備えた故障診断装置をさらに備える、
    ことを特徴とする制御システム。
  15. 請求項9の制御システムにおいて、
    前記判定部は、前記外部センサに設けられた故障履歴記録部に記録された故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御システム。
  16. 請求項15の制御システムにおいて、
    前記外部センサは、
    前記保護装置を起動させるか否かを判定するために用いられるデータの検出を行う検出部と、
    前記故障履歴データを記録するための故障履歴記録部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記検出部によって検出されたセンシングデータを受信し、
    前記制御装置は、
    前記センシングデータに基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた前記故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、
    前記判定部は、前記装置通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御システム。
  17. 請求項15の制御システムにおいて、
    前記外部センサは、
    前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ内部故障診断部と、
    前記故障履歴データを記録するための前記故障履歴記録部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記外部センサが故障しているか否かを診断した診断結果を受信し、
    前記制御装置は、
    前記外部センサから送信された前記診断結果に基づいて前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ故障診断部と、
    前記センサ故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、故障していると診断された外部センサに設けられた前記故障履歴記録部に前記故障履歴データとして故障情報を記録する要求を出力する書き込み要求部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記故障履歴記録部に記録された前記故障情報を受信し、
    前記判定部は、前記装置通信部によって受信された前記故障情報に基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御システム。
  18. 請求項15の制御システムにおいて、前記外部センサは、
    前記外部センサが故障しているか否かを診断するセンサ内部故障診断部と、
    前記センサ内部故障診断部によって前記外部センサが故障していると診断された場合に、前記故障履歴データとして故障情報を記録する故障履歴記録部と、をさらに備え、
    前記装置通信部は、前記センサ通信部から、前記故障履歴データを受信し、
    前記判定部は、前記装置通信部によって受信された前記故障履歴データに基づいて、前記不良センサが前記制御装置に接続されているか否かを判定する、
    ことを特徴とする制御システム。
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