JP5120486B2 - 乗員保護システムの通信装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両衝突時に乗員を保護するエアバッグ等の乗員保護装置に用いられるECU(電子制御ユニット)と、このECUにデイジーチェーン接続され、車両の加速度等を検出する複数のセンサ部とを有する乗員保護システムの通信装置に関する。
近年、エアバッグやシーベルトプリテンショナ等の乗員保護装置が多くの車両に装着されており、この乗員保護装置を備える乗員保護システムは、図1に示すように、車両10の前方両サイドに搭載されたフロントセンサ部11a,11bと、助手席や後部座席に搭載されたセーフィングセンサ部13a,13bと、車両10の両サイドに搭載された複数のセンサ部15a,15b,15c、15d及び16a,16b,16c,16dとを有し、これらセンサ部がエアバッグ用のECU18に接続されて成る通信装置を備えている。この通信装置の各センサ部11a,11b,13a,13b,15a〜15d及び16a〜16dで加速度等を検出し、この検出に応じてECU18で図示せぬエアバッグを作動させる。但し、各センサ部11a,11b,13a,13b,15a〜15d及び16a〜16dは、IC(Integrated Circuit)チップで構成されている。
この通信装置において、両サイドのセンサ部15a〜15d及び16a〜16dは、図2に各センサ部15a〜15dを代表して表すように、各々が内部にバススイッチ26a〜26dを有してECU18にバス接続されており、車両10の電源投入時にECU18に近いセンサ部から順にアドレスを設定する初期化を行ってバススイッチ26a〜26dを閉じるようになっている。
つまり、ECU18に最も近い第1センサ部15aにアドレス設定したらバススイッチ26aを閉じて第2センサ部15bにECU18を接続する。次に、ECU18から第2センサ部15bにアドレス設定したらバススイッチ26bを閉じて第3センサ部15cにECU18を接続し、次に、第3センサ部15cにアドレス設定したらバススイッチ26cを閉じて第4センサ部15dにECU18を接続するといった順に初期化が行われる。また、各センサ部15a〜15dは、アドレス設定後にECU18に応答を返すようになっている。
このようにECU18に両サイドの各センサ部15a〜15d及び16a〜16dをバス接続する場合、ICチップにより構成されるセンサ部の内部にバススイッチを搭載する必要があるため、チップサイズが大きくなってしまう。また、バススイッチ自体がインピーダンスを持つので、複数個がバス接続されると各センサ部15a〜15d及び16a〜16dによるインピーダンスの電圧降下で末端センサ部15d,16dの電圧降下が大きくなってしまう。更に、バススイッチの電源側とグランド側とのインピーダンスマッチングが崩れノイズ源となりノイズが発生してしまう。
これらの欠点を解消するために特許文献1に記載の通信装置のように、バススイッチを用いたバス接続を行わない構成がある。この構成は、図3に示すように、ECU18−1にバススイッチを用いずセンサ部15a−1〜15d−1がデイジーチェーン接続されている。この構成によって、最後段のセンサ部15d−1から時刻t1に示すようにアドレス設定「0001」を行った後スリープモードに移行する。これによりスリープモードとなった第4センサ部15d−1には電流が流れなくなるので、第3センサ部15c−1が最後段となりアドレス設定が可能な状態となる。そこで上記同様に第3センサ部15c−1において時刻t2に示すようにアドレス設定「0010」を行った後スリープモードに移行し、以降同様にECU18−1側に近づく順に、時刻t3,t4で示すように順次アドレス設定「0100」、「1000」を行ってスリープモードに移行し、初期化を完了させる。この完了後にECU18−1がスリープモード解除コマンドを送信して各センサ部15a−1〜15d−1が動作モードに復帰するようになっている。これによって、バススイッチを不要とし、上記欠点を解消している。
特開2010−137840号公報
しかし、上記の特許文献1の乗員保護システムの通信装置においては、例えば図4に×印で示すように、第1センサ部15a−1と第2センサ部15b−1との接続線が断線(オープン故障)した場合、又は図5に×印で示すように、ECU18−1から最後段のセンサ部15d−1までの電流経路は正常だが第3センサ部15c−1が故障(センサ故障)した場合、後述でその理由を説明するようにオープン故障かセンサ故障かを判断することができず、更に、どのセンサ部間でオープン故障が生じたのか、どのセンサ部がセンサ故障となったのかを特定することができないという問題がある。
即ち、ECU18−1でオープン故障又はセンサ故障を判断する場合、初期設定時のアドレス設定が正常に行えたか否かを判断することで行うようになっている。図4の場合、第1センサ部15a−1が最後段となっているため、まず第1センサ部15a−1にアドレス設定「0001」が行われるが、その後、第1センサ部15a−1をスリープモードとした場合、ECU18−1に接続されているセンサ部は無いので、アドレス設定が1回しか行われなくなる。そこでECU18−1では適正にアドレス設定が行われないことからオープン故障又はセンサ故障と判断する。
図5の場合、最後段のセンサ部15d−1にアドレス設定「0001」を行った後スリープモードに移行すると、第3センサ部15c−1がセンサ故障なので、次のアドレス設定が第2センサ部15b−1に対して「0010」と行われ、この後、第1センサ部15a−1に「0100」と行われる。しかし、この場合、4つアドレス設定が行われなければならない所を、3つしか行われていないのでECU18−1では適正にアドレス設定が行われないことからオープン故障又はセンサ故障と判断する。
つまり、何れの場合も、オープン故障かセンサ故障かを判断することができず、更に、どのセンサ部間でオープン故障が生じたのか、どのセンサ部がセンサ故障となったのかを特定することができない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、どのセンサ部間でオープン故障が生じたのか、どのセンサ部がセンサ故障となったのかを特定することができる乗員保護システムの通信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1に記載の発明は、車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行うECUと、このECUにデイジーチェーン接続され、車両の加速度を検出して前記ECUへ加速度信号を送信する複数のセンサ部と、を有する乗員保護システムの通信装置において、前記センサ部は、前記ECUのアドレス設定指示に応じて複数の前記センサ部の各々に設定アドレスが設定される初期化が行われた後、設定された前記設定アドレスと前記センサ部が保持する固有情報とを前記ECUへ送信し、前記ECUは、前記センサ部から送信されてきた前記固有情報を前記設定アドレス毎に対応付けた対応情報として記憶する記憶部と、前記記憶部に前記対応情報が記憶されているとき、前記センサ部から送信されてきた前記固有情報を前記設定アドレス毎に前記対応情報と照合し、この照合の結果、前記対応情報と一致しない前記固有情報が有る場合に、当該固有情報を保持する前記センサ部の故障であると判定する故障判定部と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、不一致の固有情報が1つの場合は、当該1つの固有情報を保持するセンサ部が故障と判定することができる。
請求項2に記載の発明は、前記故障判定部は、前記対応情報と一致しない前記固有情報を保持する前記センサ部が複数ある場合に、前記ECUに最も近い前記センサ部の故障であると判定することを特徴とする。
この構成によれば、不一致の固有情報が複数ある場合、例えば、ECU側から「A」,「B」,「C」,「D」と順に固有情報を有する4つのセンサ部がバススイッチ無しにデイジーチェーン接続されている構成を想定する。この際に、2つの固有情報「B」,「D」が不一致の場合、最後段以外の第2センサ部のみが故障している場合、第2センサ部では最後段の第4センサ部と同アドレスが付与されるので、第2及び第4センサ部の双方の送信信号波形が混信して、制御部では双方の固有情報「B」,「D」が認識できなくなる。このように不一致の固有情報が複数ある場合、故障判定部でECUに最も近い側のセンサ部、上述した例では第2センサ部が故障と判定する。尚、この後、第2センサ部を正常品と交換して再度初期化を行うことにより、最後段の第4センサ部が本当に故障か否かを判定することができる。
請求項3に記載の発明は、前記記憶部に前記対応情報が記憶されていない場合に、前記センサ部から送信されてきた前記固有情報を前記設定アドレス毎に対応付けた対応情報として記憶する制御部を更に備えることを特徴とする。
この構成によれば、記憶部に対応情報が記憶されていない場合は、センサ部から送信されてきた固有情報を設定アドレス毎に対応付けた対応情報として記憶することが出来る。
請求項4に記載の発明は、前記故障判定部は、前記センサ部の全てから設定アドレス及び固有情報を受信できなかった場合に、前記記憶部に前記センサ部毎の設定アドレス及び固有情報が記憶されていなければ、前記センサ部の故障以外の故障を示す特定故障と判定することを特徴とする。
この構成によれば、特定故障を、ECUに最も近い固有情報を保持するセンサ部の故障及び、1つの固有情報を保持するセンサ部の故障以外の故障として判定することができる。
請求項5に記載の発明は、前記制御部は、前記センサ部の全てから設定アドレス及び固有情報を受信した場合に、受信した前記センサ部の固有情報の内、前記記憶部に記憶された固有情報との照合で不一致となった固有情報を、当該記憶部の当該不一致の固有情報に上書きする更新を行うことを特徴とする。
この構成によれば、本来は例えば第3センサ部が自センサ部に記憶された固有情報「C」を保持するものであったが、その後、故障などの原因で別の固有情報「E」を保持する第3センサ部に交換された場合でも、この交換後の第3センサ部の初期化を適正に行うことができる。
請求項6に記載の発明は、前記故障判定部は、前記制御部が受信した前記設定アドレスの数と、前記設定アドレスと共に前記固有情報が受信された際にカウントアップされる初期化センサ数とが、同数で且つ前記全センサ部の数より少ない数の場合に、当該初期化センサ数の内の最後段のセンサ部と、当該最後段の後段のセンサ部との間が未接続状態であるオープン故障であると判定することを特徴とする。
この構成によれば、設定アドレス数と初期化センサ数とが、例えば同数の2で且つ全センサ部の数4より少ない数=2の場合に、この数=2のセンサ部のうち最後段のセンサ部である例えば第2センサ部と、この第2センサ部の後段センサ部である第3センサ部との間のオープン故障であると特定することができる。
請求項7に記載の発明は、前記センサ部は、当該センサ部の起動時に自センサ部に流れる電流値を検出し、この検出電流値が予め定められた値未満であれば故障有りと判定し、当該予め定められた値以上であれば故障無しと判定する故障検出部を更に備え、前記センサ部は、前記故障検出部により故障有りと判定された際に、アドレス設定を行わず、自センサ部をオフとすることを特徴とする。
この構成によれば、例えば第2センサ部において故障検出部で電流検出の故障が有りと検出された際に、センサ部によりアドレス設定は行われず、センサ部がオフとされる。従って、ECUへのアドレス応答は無く固有情報の送信も行われないので、ECUの故障判定部では、その応答の行われない第2センサ部の固有情報が照合不一致となる。これによって第2センサ部が故障と判定することができる。
車両における乗員保護システムの通信装置のECUと各センサ部を示す図である。 従来の乗員保護システムの通信装置におけるECUとこれにバス接続された各センサ部との構成を示す図である。 特許文献1の乗員保護システムの通信装置におけるECUとこれにバス接続された各センサ部との構成を示す図である。 特許文献1の乗員保護システムの通信装置におけるオープン故障を示す図である。 特許文献1の乗員保護システムの通信装置におけるセンサ故障を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバススイッチを用いずデイジーチェーン接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。 各センサ部の設定アドレス、初期化状態、固有情報No.を示す図である。 第1又は第2実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するための第1フローチャートである。 第1実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するための第2フローチャートである。 第2実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するための第3フローチャートである。 第2実施形態の乗員保護システムの通信装置の動作を説明するための第4フローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の各センサ部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(第1実施形態)
図6は、本発明の第1実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の構成を示し、(a)はECUとこれにバススイッチを用いずデイジーチェーン接続された各センサ部のブロック図、(b)は各センサ部のブロック図である。但し、図6(a)に示す通信装置は、図1に示した車両10の乗員保護システムの通信装置に対応しており、従来要素と区別するために、ECU18の符号を18Eとし、各センサ部15a〜15dの符号を15a1〜15d4として表している。
本実施形態の乗員保護システムの通信装置の特徴は、ECU18EにECU制御部(制御部)21と、メモリ部(記憶部)22と、故障判定部23とを備え、また、図6(b)に示すように、各センサ部15a1〜15d4に、ECU18Eにデイジーチェーン接続するための電源側とアース側の双方の線の間に接続された定電流部31と、固有アドレスを記憶する読み書き自在なRAM(Random Access Memory)等の第1メモリ部32a及び読出し専用のROM(Read Only Memory)等の第2メモリ部32bとを有するセンサ制御部32と、電流検出部33と、加速度センサ34とを備えて構成したことにある。
定電流部31は、ECU18Eから供給される入力電流のうち一定の電流値(例えば10mA)をECU18E側に引き込んで流す動作を行う。
電流検出部33は、自センサ部における出力側に流れる電流の値を検出し、この検出された電流値をセンサ制御部32へ出力する。
センサ制御部32は、加速度センサ34で検出された車両10の加速度をECU18Eへ送信するなどECU18Eとの通信を制御し、また、初期化処理時において電流検出部33での検出電流値が略0mA(第1所定値)以下の場合に、ECU18Eからのアドレス設定指示の回数に応じた固有アドレスを第1メモリ部32aに記憶して設定する。更に、そのアドレス設定が正常に完了した際に、その設定アドレスと、第2メモリ部32bに予め記憶された製造ロット等の固有情報とをECU18Eへ送信し、更に、定電流部31をオフ状態とすると共に設定アドレスの保持のみを行い自センサ部の電流値が略零に近い待機電力となるスリープモードに移行させる制御を行う。このスリープモードではセンサ部の負荷電流は、正確には略零(第1所定値)であるが、ここでは説明を簡単にするために0mAとする。
例えば、第2メモリ部32bに、第1センサ部15a1では固有情報「A」が記憶され、第2センサ部15b2では「B」が、第3センサ部15c3では「C」が、第4センサ部15d4では「D」が記憶されている場合に、時刻t1の行に示すように、最後段である第4センサ部15d4では、センサ制御部32が電流検出部33の検出電流値が0mAであることを検出すると、ECU18Eからのアドレス設定指示の回数(1回目)に応じた固有アドレス「0001」を第1メモリ部32aに設定し、この設定アドレス「0001」と固有情報「D」とをECU18Eへ送信し、更に定電流部31をオフとしてスリープモードに移行する。これによって、第4センサ部15d4の電流値が0mAとなるので、第3センサ部15c3の出力側の電流値は0mAとなる。ECU18Eは第4センサ部15d4からのアドレス設定応答を受信すると、2回目のアドレス設定指示を送信する。
時刻t2において、その0mAを第3センサ部15c3のセンサ制御部32が検出すると、アドレス設定指示の回数(2回目)に応じた固有アドレス「0010」を設定し、この設定アドレス「0010」と固有情報「C」とをECU18Eへ送信し、定電流部31をオフとしてスリープモードに移行する。これによって、第3センサ部15c3の電流値が0mAとなるので、第2センサ部15b2の出力側の電流値は0mAとなる。ECU18Eは第3センサ部15c3からのアドレス設定応答を受信すると、3回目のアドレス設定指示を送信する。
以降同様に、時刻t3において、第2センサ部15b2では0mAの検出によってアドレス設定指示の回数(3回目)に応じた固有アドレス「0100」を設定し、このアドレス「0100」と固有情報「B」とを送信し、定電流部31をオフとしてスリープモードに移行する。ECU18Eは第2センサ部15b2からのアドレス設定応答を受信すると、4回目のアドレス設定指示を送信する。
時刻t4において、第1センサ部15a1では0mAの検出によってアドレス設定指示の回数(4回目)に応じた固有アドレス「1000」を設定し、この設定アドレス「1000」と固有情報「A」とを送信し、定電流部31をオフとしてスリープモードに移行するようになっている。
また、センサ制御部32は、電流検出部33での電流検出ができない場合、全センサ部15a1〜15d4の途中段のセンサ部(例えば15b2)であっても、ECU18Eからのアドレス設定指示の回数(例えば1回目)に応じた固有アドレス「0001」を第1メモリ部32aに設定する。例えば、図7に示すように第2センサ部15b2が故障で電流検出部33での電流検出ができない場合、アドレス設定指示の回数が1回目であれば、この回数に応じた固有アドレス「0001」を設定する。これは最後段の第4センサ部15d4に設定されたアドレス「0001」と同じである。このように同じアドレス「0001」が付された場合、ECU18EのECU制御部21では応答信号波形が同じで混信するため、双方のセンサ部の固有情報が認識できなくなる。
更に、センサ制御部32は、図7に示したように、電流検出不能な第2センサ部15b2の前段以前の第1センサ部15a1においては、電流検出不能な第2センサ部15b2の後段の第3センサ部15c3での設定アドレス「0010」に引き続く固有アドレス「0100」を設定するようになっている。
なお、センサ制御部32は、自センサ部が上記の電流検出不能では無く、機能そのものが故障状態にあるとアドレス設定並びに固有情報を含めたECU18Eへの送信制御も行えなくなる。
ECU制御部21は、初期化処理時に各センサ部15a1〜15d4から送信されて来た設定アドレスと固有情報とを受信し、全センサ部15a1〜15d4の初期化処理が完了したか否かを判断する。ここで、全センサ部15a1〜15d4の初期化処理完了と判断された後、メモリ部22に何も記憶されていなければ、各センサ部15a1〜15d4から送信されて来た設定アドレスと固有情報とを、センサ部毎に一対に対応付けて対応情報とし、この対応情報をメモリ部22に記憶する。
更に、ECU制御部21は、各センサ部15a1〜15d4から送信されて来た設定アドレス及び固有情報に応じて、初期化されたセンサ数(初期化センサ数)と、初期化時に設定されたアドレス数(設定アドレス数)とをカウントし、これらカウント情報並びに固有情報を故障判定部23へ出力する。
故障判定部23は、ECU制御部21で全センサ部15a1〜15d4の初期化処理完了と判断された際に、ECU制御部21で受信された全センサ部15a1〜15d4の固有情報と、メモリ部22に記憶された各固有情報とを照合し、センサ部全ての固有情報が一致すれば正常と判定する。一方、照合結果が不一致の場合、メモリ部22に記憶された不一致の固有情報、例えば「C」をECU制御部21から故障判定部23に読み込んだ固有情報、例えば「E」に書き換える更新(「E」を「C」に上書きする更新)を行う。
これは、上記のように不一致と判定された固有情報(例えば「E」)を保持する例えば第3センサ部15c3が、本来は固有情報「C」を保持するものであったが、その後、故障などの原因で別の固有情報「E」を保持する第3センサ部15c3と交換されたことを示している。従って、この場合、上記のようにメモリ部22に記憶されている不一致の固有情報「C」を、ECU制御部21から新たに故障判定部23に読み込んだ固有情報「E」に書き換える更新を行う。この更新後は、再び全センサ部15a1〜15d4のリセットを行い再度初期化を行う。
また、故障判定部23は、ECU制御部21で全センサ部15a1〜15d4の初期化処理が完了しなかったと判断された場合、ECU制御部21で受信された複数のセンサ部の固有情報と、メモリ部22に記憶された各固有情報とを照合する。この結果、不一致の固有情報が1つ(例えば「D」)であれば、その固有情報「D」のセンサ部15d4が故障と判定する。また、不一致の固有情報が複数(例えば「D」と「B」)であれば、その固有情報「D」と「B」の内、ECU18Eに近い側の「B」のセンサ部15b2が故障と判定する。
ここで、不一致の固有情報が複数(例えば「D」と「B」の2つ)の場合とは、ECU制御部21で2つの固有情報「D」,「B」が認識できず、これら固有情報「D」,「B」が故障判定部23に入力されなかった場合である。これは、上述したように2つの固有情報「B」,「D」のセンサ部15b2,15d4で同じアドレス「0001」が付与され、これによってECU18Eへの送信信号波形が混信し、ECU制御部21で双方のセンサ部15b2,15d4の固有情報「B」,「D」が認識できなくなった場合である。
また、故障判定部23は、ECU制御部21で全センサ部15a1〜15d4の初期化処理が完了しなかったと判断された場合に、メモリ部22に何も記憶されていなければ特定故障と判定する。特定故障とは、上述した1つのセンサ部の故障や、複数のセンサ部の内のECU18Eに最も近い側のセンサ部の故障以外の故障である。
次に、このような構成の乗員保護システムの通信装置の動作を、図8〜図10に示すフローチャートを参照して説明する。但し、ECU18Eに接続された全センサ部15a1〜15d4の第2メモリ部32bには、第1センサ部15a1に固有情報「A」、第2センサ部15b2に固有情報「B」、第3センサ部15c3に固有情報「C」、第4センサ部15d4に固有情報「D」が設定されているとする。
図8のステップS1において、ECU制御部21が初期化センサ数Rと、設定アドレス数Aとをカウントするが、この際のカウント数がリセット後の0であるとする。
ステップS2において、最初にECU18Eからみて最後段の第4センサ部15d4が初期化される。即ち、センサ制御部32によりECU18Eからのアドレス設定指示の回数(1回目)に応じた初期値である固有アドレス「0001」が第1メモリ部32aに設定され、この設定アドレス「0001」と固有情報「D」とがECU18Eへ送信され、定電流部31がオフとされてスリープモードに移行される。
次に、ステップS3において、その第4センサ部15d4の初期化が完了したか否かが判定される。これは、ECU制御部21で第4センサ部15d4からの設定アドレス「0001」及び固有情報「D」が受信されて認識されれば、初期化完了と判定される。この場合、ステップS4において、ECU制御部21で初期化センサ数Rが「1」となり、設定アドレス数Aが「1」となる。
一方、上記ステップS3において第4センサ部15d4の初期化が完了しなかったNoの場合について説明する。第4センサ部15d4の電流検出部33の電流検出ができずアドレス設定は行われたが、固有情報が送信されないなど初期化が完了しなかった場合、上記ステップS4における初期化センサ数Rは「0」となり、設定アドレス数Aは「1」となる。
或いは、第4センサ部15d4がアドレス設定も行われず固有情報も送信されないなど故障状態の場合、上記ステップS4における初期化センサ数Rは「0」となり、設定アドレス数Aも「0」となる。また、ECU18Eは第4センサ部15d4からのアドレス設定応答を受信すると、2回目のアドレス設定指示を送信する。
次に、ステップS5において、第4センサ部15d4の前段の第3センサ部15c3が初期化される。即ち、後段の第4センサ部15d4においてアドレス「0001」が設定された場合、第3センサ部15c3のセンサ制御部32により、ECU18Eからのアドレス設定指示の回数(2回目)に応じて、前段のアドレス「0001」に連続するアドレス「0010」が第1メモリ部32aに設定され、この設定アドレス「0010」と固有情報「C」とがECU18Eへ送信され、定電流部31がオフとされてスリープモードに移行される。
次に、ステップS6において、その第3センサ部15c3の初期化が完了したか否かが判定される。これは、ECU制御部21で第3センサ部15c3からの設定アドレス「0010」及び固有情報「C」が受信されて認識されれば、初期化完了と判定される。この場合、ステップS7において、上記ステップS4で初期化センサ数R=「1」、設定アドレス数A=「1」であれば、初期化センサ数Rが「2」となり、設定アドレス数Aが「2」となる。
一方、上記ステップS4で初期化センサ数R=「0」、設定アドレス数A=「1」となっている場合、初期化センサ数Rが「1」となり、設定アドレス数Aが「2」となる。或いは、上記ステップS4で初期化センサ数R=「0」、設定アドレス数A=「0」となっている場合は、初期化センサ数Rが「1」となり、設定アドレス数Aが「1」となる。
一方、上記ステップS6において第3センサ部15c3の電流検出部33の電流検出ができずアドレス設定は行われたが、固有情報が送信されないなど初期化が完了しなかった場合はステップS7では設定アドレス数Aのみが「1」カウントアップする。
或いは、上記ステップS6において第3センサ部15c3で故障状態の場合は、ステップS7では初期化センサ数R、設定アドレス数Aの双方とも前回ステップS4のままの状態となる。また、ECU18Eは第3センサ部15c3からのアドレス設定応答を受信すると、3回目のアドレス設定指示を送信する。
次に、ステップS8において、第3センサ部15c3の前段の第2センサ部15b2が初期化される。即ち、後段の第3センサ部15c3においてアドレス設定指示の回数(3回目)に応じたアドレス「0010」が設定された場合、第2センサ部15b2のセンサ制御部32によりそのアドレス「0010」に連続するアドレス「0100」が第1メモリ部32aに設定され、この設定アドレス「0100」と固有情報「B」とがECU18Eへ送信され、定電流部31がオフとされてスリープモードに移行される。
次に、ステップS9において、その第2センサ部15b2の初期化が完了したか否かが判定される。これは、ECU制御部21で第2センサ部15b2からの設定アドレス「0100」及び固有情報「B」が受信されて認識されれば、初期化完了と判定される。この場合、ステップS10において、上記ステップS7で初期化センサ数R=「2」、設定アドレス数A=「2」であれば、初期化センサ数Rが「3」となり、設定アドレス数Aが「3」となる。
一方、上記ステップS7で初期化センサ数R=「1」、設定アドレス数A=「2」となっている場合、初期化センサ数Rが「2」となり、設定アドレス数Aが「3」となる。或いは、上記ステップS7で初期化センサ数R=「1」、設定アドレス数A=「1」となっている場合、初期化センサ数Rが「2」となり、設定アドレス数Aが「2」となる。
一方、上記ステップS9において第2センサ部15b2の電流検出部33の電流検出ができずアドレス設定は行われたが、固有情報が送信されないなど初期化が完了しなかった場合はステップS10では設定アドレス数Aのみが「1」カウントアップする。或いは、上記ステップS9において第2センサ部15b2で故障状態の場合は、ステップS10では初期化センサ数R、設定アドレス数Aの双方とも前回ステップS7のままの状態となる。また、ECU18Eは第2センサ部15b2からのアドレス設定応答を受信すると、4回目のアドレス設定指示を送信する。
次に、ステップS11において、第2センサ部15b2の前段の第1センサ部15a1の第1メモリ部32aが初期化される。即ち、後段の第2センサ部15b2においてアドレス「0100」が設定された場合、第1センサ部15a1のセンサ制御部32によりアドレス設定指示の回数(4回目)に応じて、前段のアドレス「0100」に連続するアドレス「1000」が第1メモリ部32aに設定され、この設定アドレス「1000」と固有情報「A」とがECU18Eへ送信され、定電流部31がオフとされてスリープモードに移行される。
次に、ステップS12において、その第1センサ部15a1の初期化が完了したか否かが判定される。これは、ECU制御部21で第1センサ部15a1からの設定アドレス「1000」及び固有情報「A」が受信されて認識されれば、初期化完了と判定される。この場合、ステップS13において、上記ステップS10で初期化センサ数R=「3」、設定アドレス数A=「3」であれば、初期化センサ数Rが「4」となり、設定アドレス数Aが「4」となる。
一方、上記ステップS10で初期化センサ数R=「2」、設定アドレス数A=「3」となっている場合、初期化センサ数Rが「3」となり、設定アドレス数Aが「4」となる。或いは、上記ステップS10で初期化センサ数R=「2」、設定アドレス数A=「2」となっている場合、初期化センサ数Rが「3」となり、設定アドレス数Aが「3」となる。
一方、上記ステップS12において第1センサ部15a1の電流検出部33の電流検出ができずアドレス設定は行われたが、固有情報が送信されないなど初期化が完了しなかった場合はステップS13では設定アドレス数Aのみが「1」カウントアップする。或いは、上記ステップS12において第1センサ部15a1で故障状態の場合は、ステップS13では初期化センサ数R、設定アドレス数Aの双方とも前回ステップS10のままの状態となる。以上の処理動作によって全センサ部15a1〜15d4の初期化が終了する。
この後、図9のステップS14において、ECU制御部21で全センサ初期化完了か否かが判定される。これは、ECU制御部21でカウントされた初期化センサ数Rが全センサ数の4か否かが判定され、この判定結果がYesであれば、ステップS15において、ECU制御部21でメモリ部22に全固有情報「A」〜「D」が保存されているか否かが判定される。
ステップS15の判定結果がYesであれば、ステップS16において、全センサ部15a1〜15d4の固有情報「A」〜「D」がECU制御部21から故障判定部23に読み込まれ、故障判定部23によりメモリ部22に保存された各固有情報「A」〜「D」と各々照合される。この照合結果がステップS17で一致と判定されると、ステップS18において、故障判定部23により全センサ部15a1〜15d4が正常と判定され、初期化処理を終了する。
一方、上記ステップS17において固有情報が不一致と判定されたとする。この場合、メモリ部22に保存された固有情報と異なる固有情報が今回の初期化でセンサ部から送信されてきたことになる。例えば、メモリ部22に第3センサ部15c3の固有情報「C」が保存されており、今回の初期化でECU制御部21が第3センサ部15c3の固有情報「E」を受信して故障判定部23へ入力したケースが一例として考えられる。これは、メモリ部22に第3センサ部15c3の固有情報「C」を保存した以降、その第3センサ部15c3が別の固有情報「E」を保持するものと交換されたことを意味する。
ステップS17の判定結果がNoの場合、ステップS19において、ECU制御部21は、メモリ部22に記憶された不一致の固有情報「C」を、今回の初期化でECU制御部21から故障判定部23に読み込んだ固有情報「E」に書き換える更新を行う。この更新後は、再び上記ステップS1に戻って上述の初期化処理が順次行われる。
次に、上記ステップS15において、ECU制御部21でメモリ部22に全固有情報「A」〜「D」が保存されていないと判定された場合、ステップS20において、ECU制御部21で今回受信された全センサ部15a1〜15d4の固有情報「A」〜「D」がメモリ部22に書き込んで記憶される。この記憶後は、再び上記ステップS1に戻って上述の初期化処理が順次行われる。
また、上述のステップS14において、ECU制御部21で全センサ初期化が完了しなかったと判定された場合、ステップS21において、ECU制御部21でメモリ部22に全固有情報「A」〜「D」が保存されているか否かが判定される。
ステップS21の判定結果がYesであれば、ステップS22において、今回の初期化でECU制御部21で受信されたセンサ部の固有情報が故障判定部23に読み込まれ、故障判定部23によりメモリ部22に保存された各固有情報「A」〜「D」と照合され、この結果、ステップS23において、不一致の固有情報が1つか否かが判定される。
例えば、ステップS22において、今回の初期化にてECU制御部21で全センサ数=4から1を引いた3つのセンサ部(例えば15a1〜15c3)の固有情報「A」〜「C」が受信されたとすると、それら固有情報「A」〜「C」が故障判定部23に読み込まれて照合される。
この場合、ステップS23においては、それら固有情報「A」〜「C」以外の1つの固有情報「D」が不一致と判定されるので、ステップS24において、その固有情報「D」を有する第4センサ部15d4が故障と判定される。
一方、ステップS22において、今回の初期化にてECU制御部21で全センサ数=4から2以上の数を引いた複数のセンサ部、例えば図7に示す15a1,15c3の固有情報「A」,「C」が受信されたとすると、それら固有情報「A」,「C」が故障判定部23に読み込まれて照合される。
この場合、ステップS23においては、それら固有情報「A」,「C」以外の2つの固有情報「B」,「D」が不一致と判定されるので、ステップS25において、故障判定部23で、その不一致の固有情報「B」,「D」を有する第2センサ部15b2,第4センサ部15d4内、ECU18Eに最も近い側の第2センサ部15b2が故障と判定される。
この2つの固有情報「B」,「D」が不一致の場合、第2センサ部15b2,第4センサ部15d4の双方が故障の場合と、最後段以外の第2センサ部15b2のみが故障の場合が考えられる。第2センサ部15b2が故障の場合は、第2センサ部15b2に最後段の第4センサ部15d4と同アドレスが付与されるので送信信号波形が混信して、ECU制御部21では双方の固有情報「B」,「D」が認識できなくなる。この場合、固有情報「D」の第4センサ部15d4は、正常であるにも係わらず固有情報「D」が認識できないといった不具合が生じることになる。
従って、ECU制御部21が双方が故障と判定してしまうと、最後段の第4センサ部15d4が正常であるにも係わらず故障と間違った判定を行うことになる。そこで、ステップS25のように、第2センサ部15b2,第4センサ部15d4内、ECU18Eに最も近い側の第2センサ部15b2が故障と判定した後、第2センサ部15b2を正常品と交換して、再度初期化を行えば最後段の第4センサ部15d4が本当に故障か否かを判定できる。
また、上記ステップS21において、ECU制御部21でメモリ部22に全固有情報「A」〜「D」が保存されていないと判定された場合、ステップS26において、故障判定部23で特定故障と判定される。
このように第1実施形態の乗員保護システムの通信装置は、車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行うECU18Eと、このECU18Eにバススイッチ無しにデイジーチェーン接続され、車両の加速度を検出してECU18Eへ加速度信号を送信する複数のセンサ部15a1〜15d4とを有する。
第1実施形態の特徴は、センサ部15a1〜15d4が、ECU18Eのアドレス設定指示に応じてセンサ部15a1〜15d4の各々に固有アドレスを設定する初期化が行われた後、設定アドレスと自センサ部の固有情報とをECU18Eへ送信するセンサ制御部32を備える。
更に、ECU18Eが、センサ部15a1〜15d4から送信されてきた設定アドレス及び固有情報がセンサ部毎に一対に対応付けられて対応情報として記憶されるメモリ部22と、メモリ部22にセンサ部毎の設定アドレス及び固有情報が記憶されているとき、センサ部15a1〜15d4から受信されてきた設定アドレス及び固有情報を、設定アドレス毎に前記対応情報と照合し、この照合結果、不一致の固有情報が1つの場合に、当該1つの固有情報を保持するセンサ部が故障と判定する故障判定部23とを備える構成としたことにある。
この構成によれば、1つのセンサ部が故障している場合に、その故障を適正に判定することができる。
また、故障判定部23は、不一致の固有情報が複数ある場合に、ECU18Eに最も近い固有情報を保持するセンサ部が故障と判定するようにした。
この構成によれば、例えば2つの固有情報「B」,「D」が不一致の際に、最後段以外の第2センサ部15b2のみが故障している場合、第2センサ部15b2ではセンサ制御部32で最後段の第4センサ部15d4と同アドレスが付与されるので、第2センサ部15b2及び第4センサ部15d4の双方の送信信号波形が混信して、ECU制御部21では双方の固有情報「B」,「D」が認識できなくなる。この場合に、故障判定部23でECU18Eに最も近い側の第2センサ部15b2が故障と判定する。この後、第2センサ部15b2を正常品と交換して、再度初期化を行えば最後段の第4センサ部15d4が本当に故障か否かを判定することができる。
また、ECU制御部21は、メモリ部22に対応情報としてのセンサ部毎の設定アドレス及び固有情報の対が記憶されていなければ、受信したセンサ部毎の設定アドレス及び固有情報を記憶する。
また、故障判定部23が、ECU制御部21でセンサ部15a1〜15d4の全てから設定アドレス及び固有情報を受信できなかった場合に、メモリ部22にセンサ部毎の設定アドレス及び固有情報が記憶されていなければ、センサ部15a1〜15d4の故障以外の故障を示す特定故障と判定するようにした。
この構成によれば、特定故障、即ち、上記のECU18Eに最も近い固有情報を保持するセンサ部の故障及び、1つの固有情報を保持するセンサ部の故障以外の故障を判定することができる。
また、ECU制御部21は、センサ部の全てから設定アドレス及び固有情報を受信した際に、この受信された全センサ部の固有情報の内、メモリ部22に記憶された固有情報との照合で不一致となった固有情報を、当該メモリ部22の不一致の固有情報に上書きする更新を行うようにした。
この構成によれば、本来は例えば第3センサ部15c3がメモリ部22に記憶された固有情報「C」を保持するものであったが、その後、故障などの原因で別の固有情報「E」を保持する第3センサ部15c3と交換された場合でも、この交換後の第3センサ部15c3の初期化を適正に行うことができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係る乗員保護システムの通信装置について説明する。但し、その通信装置の構成は、第1実施形態の図6と同様であり、構成要素の機能が後述の通り異なるものとする。
故障判定部23は、ECU制御部21でカウントされた初期化センサ数及び設定アドレス数に応じて、各センサ部15a1〜15d4の間又はECU18Eと第1センサ部15a1との間の接続線が断線していることを示すオープン故障を特定するようになっている。
このような構成の乗員保護システムの通信装置の動作を、図8、図10及び図11に示すフローチャートを参照して説明する。但し、全センサ部15a1〜15d4の初期化の動作は、第1実施形態で図8のフローチャートを参照して説明したと同様である。従って、第2実施形態の動作では、図8の動作は省略する。
図8のステップS1〜S13の処理動作の後、図10に示すステップS31において、ECU制御部21でカウントされた初期化センサ数Rが4(全センサ数)か否かが判定される。この判定結果がYesであれば、ステップS32において、全センサ部15a1〜15d4の固有情報「A」〜「D」がECU制御部21から故障判定部23に読み込まれる。この後、ステップS16〜S20において、上述の図9を参照して説明したと同様の処理が行われる。
一方、上記ステップS31において初期化センサ数Rが4(全センサ数)でない場合、ステップS33において、初期化センサ数Rが3か否かが判定される。この判定の結果、3であればステップS34において、3つのセンサ部15a1〜15c3の固有情報、例えば「A」〜「C」がECU制御部21から故障判定部23に読み込まれる。
この後、ステップS35において、故障判定部23によりメモリ部22に記憶された各固有情報「A」〜「D」と、ステップS34で読み込まれた各固有情報「A」〜「C」とが各々照合される。この照合結果、メモリ部22に記憶の固有情報「D」が存在せず第4センサ部15d4から送られて来ていないことが分かるので、ステップS36において、故障判定部23で、固有情報「D」が不一致と判断され、この固有情報「D」を保持する第4センサ部15d4が故障と判定される。
なお、この場合、固有情報「D」が送られて来ず、初期化センサ数R=3と判定されているので、第3センサ部15c3と第4センサ部15d4との間がオープン故障であると判定しても良い。
次に、上記ステップS33において、初期化センサ数Rが3でないと判定された場合、図11のステップS41において、初期化センサ数Rが2か否かが判定される。この判定の結果、R=2であればステップS42において、故障判定部23にてECU制御部21でカウントされた設定アドレス数Aが3か否かが判定され、A=3であればステップS43に進む。
ここで、その設定アドレス数A=3で尚且つ初期化センサ数R=2の場合、例えば上述した図7の表に該当する。この場合、表の初期化の行に示すように、第2センサ部15b2と第4センサ部15d4がNGで、第1センサ部15a1と第3センサ部15c3がOKなので、初期化センサ数は2である。また、表のアドレスの行に示すように、第1センサ部15a1が「0100」、第3センサ部15c3が「0010」、第2センサ部15b2及び第4センサ部15d4が同じ「0001」なので、設定アドレス数は3である。
更に、第2センサ部15b2と第4センサ部15d4との双方が同アドレス「0001」なのでECU制御部21では、同じ応答信号波形の混信のため、双方の固有情報が認識できなくなり、このため、表の固有情報No.の行に示すように、第2センサ部15b2と第4センサ部15d4との固有情報が受信されていない状態となっている。
次に、そのような受信状態で、ステップS43において、2つの第1センサ部15a1と第3センサ部15c3の固有情報「A」と「C」がECU制御部21から故障判定部23に読み込まれる。次に、ステップS44において、故障判定部23によりメモリ部22に記憶された各固有情報「A」〜「D」とステップS43で読み込まれた各固有情報「A」と「C」とが各々照合され、ステップS45において、次のように故障判定が行われる。
即ち、上記ステップS44での照合結果、故障判定部23では、メモリ部22に記憶の固有情報「B」と「D」が不一致で各センサ部から送られて来ていないことが分かる。しかし、この場合、故障判定部23では、初期化センサ数R=2で、設定アドレス数A=3であることから、2つのセンサ部で同アドレス「0001」が設定されたことが認識されているので、上記照合で不一致の各固有情報「B」及び「D」を保持する第2センサ部15b2と第4センサ部15d4とのECU18Eへの接続順番が認識され、このうちECU18Eに近い側の第2センサ部15b2が故障と判定される。
一方、上記ステップS42で設定アドレス数Aが3でないと判定された場合、ステップS46において、故障判定部23では、初期化センサ数Rは2であることから、設定アドレス数Aが2であることが判断できるので、この場合、ECU18Eには2つのセンサ部15a1及び15b2のみが接続され、第3センサ部15c3以降は切断状態にあることが認識される。従って、故障判定部23では、第2センサ部15b2と第3センサ部15c3との間の接続線が断線したオープン故障であると判定される。
次に、上記ステップS41において、初期化センサ数Rが2でないと判定された場合、ステップS47において、初期化センサ数Rが1か否かが判定される。この判定結果、R=1である場合、ステップS48において、故障判定部23では、第1センサ部15a1のみが接続され、第2センサ部15b2以降は切断状態にあることが認識され、これによって第1センサ部15a1と第2センサ部15b2との間のオープン故障であると判定される。
一方、上記ステップS47において、初期化センサ数Rが1でないと判定された場合、ステップS49において、故障判定部23では、ECU18Eにはセンサ部が接続されていないことが認識され、これによってECU18Eと第1センサ部15a1との間のオープン故障であると判定される。
このように第2実施形態の乗員保護システムの通信装置は、故障判定部23が、ECU制御部21で受信された設定アドレスの数Aと、当該設定アドレスAと共に固有情報が受信された際にカウントアップされる初期化センサ数Rとが、同数で且つ全センサ部の数より少ない数の場合に、当該初期化センサ数Rの内の最後段のセンサ部と、当該最後段の後段のセンサ部との間が未接続状態であるオープン故障であると判定するようにした。
これによって、設定アドレス数Rと初期化センサ数Aとが、例えば同数の2で且つ全センサ部15a1〜15d4の数4より少ない数=2の場合に、この数=2のセンサ部15a1,15b2のうち最後段のセンサ部である第2センサ部15b2と、この第2センサ部15b2の後段センサ部である第3センサ部15c3との間のオープン故障であると特定することができる。
(第3実施形態)
図12は、本発明の第3実施形態に係る乗員保護システムの通信装置の各センサ部のブロック図である。
第3実施形態のセンサ部が第1実施形態のものと異なる点は、各センサ部15a1〜15d4に、故障検出部35を備えて構成したことにある。
故障検出部35は、電流検出部33の出力側の電源側及びアース側の双方の線の間に直列に接続されたスイッチ35aと抵抗器35bとを備え、自センサ部が起動した場合、つまり自センサ部の定電流部31を含めた全ての負荷回路が作動状態となった場合、スイッチ35aが一定時間オンとなり、これにより電流検出部33に流れる電流を検出し、この検出電流値が所定値(第2所定値)未満であれば故障有りと判定し、第2所定値以上であれば故障無しと判定し、この結果をセンサ制御部32へ出力する。
センサ制御部32は、故障検出部35で故障有りと判定された際にアドレス設定を行わず、定電流部31をオフ状態とする制御を行う。この制御の場合、ECU18Eへのアドレス応答は無く固有情報の送信も行われない。
このような構成においては、例えば第2センサ部15b2において故障検出部35で電流検出部33の故障が有りと検出された際に、センサ制御部32の制御によりアドレス設定は行われず、定電流部31がオフ状態とされる。
この場合、ECU18Eへのアドレス応答は無く固有情報の送信も行われないので、ECU18Eの故障判定部23では、その応答の行われない第2センサ部15b2の固有情報「B」が、照合不一致となるので、その第2センサ部15b2が故障と判定される。
このように第3実施形態の乗員保護システムの通信装置は、各センサ部15a1〜15d4に、当該センサ部の起動時に自センサ部に流れる電流値を検出し、この検出電流値が予め定められた第2所定値未満であれば故障有りと判定し、当該第2所定値以上であれば故障無しと判定する故障検出部35を更に備え、センサ制御部32が、故障検出部35により故障有りと判定された際に、アドレス設定を行わず、定電流部31をオフとする制御を行うようにした。
この構成によって、例えば第2センサ部15b2において故障検出部35で電流検出部33の故障が有りと検出された際に、センサ制御部32の制御によりアドレス設定は行われず、定電流部31がオフ状態とされて第2センサ部15b2がオフとされる。従って、ECU18Eへのアドレス応答は無く固有情報の送信も行われないので、ECU18Eの故障判定部23では、その応答の行われない第2センサ部15b2の固有情報「B」が照合不一致となる。これによって第2センサ部15b2が故障と判定することができる。
なお、上記の第1〜第3実施形態では、加速度センサ34を備えることを前提としたが、圧力センサ等の他の機能のセンサであっても良い。圧力センサの場合は、センサ制御部32が、圧力センサで検出された車両10への圧力をECU18Eへ送信する制御を行う。
15a1〜15d4 センサ部
18E ECU
21 ECU制御部
22 メモリ部
23 故障判定部
31 定電流部
32 制御部
32a 第1メモリ部
32b 第2メモリ部
34 加速度センサ
35 故障検出部
35a スイッチ
35b 抵抗器

Claims (7)

  1. 車両衝突時に乗員を保護する乗員保護装置の制御を行うECUと、
    このECUにデイジーチェーン接続され、車両の加速度を検出して前記ECUへ加速度信号を送信する複数のセンサ部と、
    を有する乗員保護システムの通信装置において、
    前記センサ部は、前記ECUのアドレス設定指示に応じて複数の前記センサ部の各々に設定アドレスが設定される初期化が行われた後、設定された前記設定アドレスと前記センサ部が保持する固有情報とを前記ECUへ送信し、
    前記ECUは、
    前記センサ部から送信されてきた前記固有情報を前記設定アドレス毎に対応付けた対応情報として記憶する記憶部と、
    前記記憶部に前記対応情報が記憶されているとき、前記センサ部から送信されてきた前記固有情報を前記設定アドレス毎に前記対応情報と照合し、この照合の結果、前記対応情報と一致しない前記固有情報が有る場合に、当該固有情報を保持する前記センサ部の故障であると判定する故障判定部と、
    を有することを特徴とする乗員保護システムの通信装置。
  2. 前記故障判定部は、前記対応情報と一致しない前記固有情報を保持する前記センサ部が複数ある場合に、前記ECUに最も近い前記センサ部の故障であると判定することを特徴とする請求項1に記載の乗員保護システムの通信装置。
  3. 前記記憶部に前記対応情報が記憶されていない場合に、前記センサ部から送信されてきた前記固有情報を前記設定アドレス毎に対応付けた対応情報として記憶する制御部を更に備えることを特徴とする請求項1または2に記載の乗員保護システムの通信装置。
  4. 前記故障判定部は、前記センサ部の全てから設定アドレス及び固有情報を受信できなかった場合に、前記記憶部に前記センサ部毎の設定アドレス及び固有情報が記憶されていなければ、前記センサ部の故障以外の故障を示す特定故障と判定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗員保護システムの通信装置。
  5. 前記制御部は、前記センサ部の全てから設定アドレス及び固有情報を受信した場合に、受信した前記センサ部の固有情報の内、前記記憶部に記憶された固有情報との照合で不一致となった固有情報を、当該記憶部の当該不一致の固有情報に上書きする更新を行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の乗員保護システムの通信装置。
  6. 前記故障判定部は、前記制御部が受信した前記設定アドレスの数と、前記設定アドレスと共に前記固有情報が受信された際にカウントアップされる初期化センサ数とが、同数で且つ前記全センサ部の数より少ない数の場合に、当該初期化センサ数の内の最後段のセンサ部と、当該最後段の後段のセンサ部との間が未接続状態であるオープン故障であると判定することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の乗員保護システムの通信装置。
  7. 前記センサ部は、当該センサ部の起動時に自センサ部に流れる電流値を検出し、この検出電流値が予め定められた値未満であれば故障有りと判定し、当該予め定められた値以上であれば故障無しと判定する故障検出部を更に備え、
    前記センサ部は、前記故障検出部により故障有りと判定された際に、アドレス設定を行わず、自センサ部をオフとすることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の乗員保護システムの通信装置。
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