JPWO2014181631A1 - 電源装置および電力供給方法 - Google Patents
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Abstract
電源装置は、二次電池と、キャパシタと、出力端子が負荷と接続され前記キャパシタの電力を用いて前記二次電池の電圧以下である所定電圧を生成する電圧生成手段と、前記二次電池と前記負荷との間に接続された特定スイッチと、前記特定スイッチを断続的にオンオフする制御手段と、を含む。
Description
本発明は、二次電池とキャパシタとを有する電源装置および電力供給方法に関する。
高いエネルギー密度を有する二次電池と、この二次電池より急速な放電や大電力放電が可能なキャパシタとを、併用することによって、エネルギー密度と出力の両方に優れた特性を有する電源装置が、特許文献1、2に記載されている。
特許文献1に記載の電源装置では、二次電池と、電気二重層キャパシタまたはリチウムイオンを負極に用いたハイブリッドキャパシタとを、並列接続することによって、二次電池の使用可能時間を長くすることができ、かつキャパシタによる瞬発的な出力が可能となる。
特許文献2に記載の電源装置は、二次電池からの電力を変換するDC/DC(直流/直流)コンバータと、キャパシタからの電力を変換するDC/DCコンバータと、を備える。特許文献2に記載の電源装置では、大電流の消費が必要なときには、キャパシタから優先的に電力が供給されるように、各DC/DCコンバータの動作が制御される。
特許文献1に記載の電源装置のように、二次電池と、急速な放電や大電力放電が可能なキャパシタとを、単純な並列接続とした場合、急な大電流要求時などの瞬時的な電流変動に対応してキャパシタが大電流放電するものの、電圧降下の起こらない定常時には、大きな放電は行われない。
このため、負荷への放電電流が所定値よりも高い状況が一定時間継続する場合には、時間の経過に伴い二次電池からの放電が支配的となる。よって、一定時間二次電池の放電をアシストして二次電池の負担を軽減するためには、キャパシタを用いた放電アシスト制御とは異なる制御が必要となる。つまり、二次電池とキャパシタとを単純な並列接続とした構成では、任意のタイミングでキャパシタの電力を二次電池の負担軽減のために用いることができない。
また、特許文献2に記載の電源装置のように、二次電池とキャパシタとの各々に接続された複数のDC/DCコンバータの動作を制御することによって、二次電池とキャパシタと出力を制御する場合には、二次電池からの電力をDC/DCコンバータが変換する際に変換ロスが生じ、この変換ロスの分、二次電池の負担が増える。
このため、任意のタイミングでキャパシタの電力を二次電池の負担軽減のために用いることができ、電力変換に伴う二次電池のロスを少なくできる手法が望まれているという課題があった。
本発明の目的は、上記課題を解決可能な電源装置および電力供給方法を提供することである。
本発明の電源装置は、
二次電池と、
キャパシタと、
前記キャパシタの電圧を用いて前記二次電池の電圧以下である所定電圧を生成し、出力端子が負荷と接続された電圧生成手段と、
前記二次電池と前記負荷との間に接続された特定スイッチと、
前記特定スイッチを断続的にオンオフする制御手段と、を含む。
二次電池と、
キャパシタと、
前記キャパシタの電圧を用いて前記二次電池の電圧以下である所定電圧を生成し、出力端子が負荷と接続された電圧生成手段と、
前記二次電池と前記負荷との間に接続された特定スイッチと、
前記特定スイッチを断続的にオンオフする制御手段と、を含む。
本発明の電力供給方法は、
二次電池と、キャパシタと、前記キャパシタの電圧を用いて前記二次電池の電圧以下である所定電圧を生成し、出力端子が負荷と接続された電圧生成手段と、前記二次電池と前記負荷との間に接続された特定スイッチと、を含む電源装置での電力供給方法であって、
前記特定スイッチを断続的にオンオフする。
二次電池と、キャパシタと、前記キャパシタの電圧を用いて前記二次電池の電圧以下である所定電圧を生成し、出力端子が負荷と接続された電圧生成手段と、前記二次電池と前記負荷との間に接続された特定スイッチと、を含む電源装置での電力供給方法であって、
前記特定スイッチを断続的にオンオフする。
本発明によれば、任意のタイミングでキャパシタの電力を二次電池の負担軽減のために用いることができ、電力変換に伴う二次電池のロスを少なくすることが可能になる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態の電源装置100を示した図である。
図1は、本発明の第1実施形態の電源装置100を示した図である。
図1において、電源装置100は、二次電池1と、スイッチ2と、PCS(Power Control System)3と、ダイオード4と、キャパシタ5と、スイッチ6と、DC/DCコンバータ7と、ダイオード8と、スイッチ9と、電流制限用抵抗10と、ダイオード11と、制御回路12と、電圧センサ13および14と、スナパ回路15と、を含む。
二次電池1は、例えば、リチウムイオン二次電池である。なお、二次電池1は、リチウム二次電池に限らず他の二次電池でもよい。
二次電池1は、放電の抑制および遮断用のスイッチ2とダイオード4とを介して、PCS3に接続されている。
スイッチ2は、特定スイッチの一例であり、例えば半導体スイッチ素子である。スイッチ2には、スイッチ2への突入電流を低減するため、スナバ回路15が並列に接続されている。
PCS3は、負荷の一例である。PCS3は、直流電力を交流電力に変換する。
本実施形態では、PCS3は、電流値I1の電流を必要とする駆動(以下「定常駆動」と称する)と、電流値I2(なお、I2>I1)の電流を必要とする駆動(以下「大電流駆動」と称する)と、を択一的に行う。PCS3は、大電流駆動を行う場合、制御信号(例えば、電流値I2の電流を要求する旨の制御信号)を出力する。
ダイオード4は、PCS3から二次電池1へ流れる電流を遮断する向きで配置されている。
キャパシタ5は、例えば、リチウムイオンキャパシタである。なお、キャパシタ5は、リチウムイオンキャパシタに限らず、二次電池1よりも急速な充放電が可能であれば、他の種類のキャパシタ、あるいは大容量コンデンサでもかまわない。
本実施形態では、キャパシタ5として、定格電圧の上限値が二次電池1の定格電圧の上限値以上であり、定格電圧の下限値が二次電池1の定格電圧の下限値以下であるキャパシタが用いられる。
キャパシタ5は、放電遮断用のスイッチ6を介して定電圧出力型のDC/DCコンバータ7の入力部(入力端子)7aに接続されている。
スイッチ6は、所定スイッチの一例である。
DC/DCコンバータ7は、電圧生成手段の一例であり、DC/DCコンバータ7の出力部(出力端子)7bは、ダイオード8を介してPCS3に接続されている。
ダイオード8は、PCS3からDC/DCコンバータ7へ流れる電流を遮断する向きで配置されている。
また、二次電池1は、ダイオード11、スイッチ9および電流制限用抵抗10を介して、キャパシタ5に接続されている。ダイオード11、スイッチ9および電流制限用抵抗10にて形成される経路は、二次電池1からキャパシタ5に電流を流す充電経路として機能する。
スイッチ9は、充電用スイッチの一例である。
ダイオード11は、キャパシタ5から二次電池1へ流れる電流を遮断する向きで配置されている。
電圧センサ13は、第1検出手段の一例であり、二次電池1の電圧を検出する。
電圧センサ14は、第2検出手段の一例であり、キャパシタ5の電圧を検出する。
制御回路12は、制御手段の一例である。制御回路12は、スイッチ2を断続的にオン・オフする。
本実施形態では、制御回路12は、電圧センサ13の検出結果(二次電池13の電圧)と、電圧センサ14の検出結果(キャパシタ5の電圧)と、PCS3からの制御信号(例えば、電流値I2の電流を要求する旨の制御信号)と、に基づいて、スイッチ2のPWM(Pulse Width Modulation)制御と、スイッチ6およびスイッチ9の単純なオン・オフを制御する。
定常時、つまり、PCS3が定常駆動を行って制御信号を出力していない状況では、制御回路12は、電圧センサ13の検出結果に基づいて、二次電池1の電圧が所定値A以上であるかどうかをチェックする。
所定値Aは、二次電池1の使用可能電圧範囲(定格電圧)の下限値以上かつ上限値以下の値であり、第1閾値の一例である。本実施形態では、所定値Aは、二次電池1の使用可能電圧範囲の上限値よりも下限値に近い値であり、電圧低下による二次電池1の内部短絡を生じない値である。
定常時に、二次電池1の電圧が所定値A以上のとき、制御回路12は、以下の動作を実行する。
制御回路12は、スイッチ2をオンし、二次電池1の電力をPCS3に放電する。さらに、制御回路12は、スイッチ9をオンし、二次電池1からキャパシタ5への充電を可能な状態にする。なお、二次電池1からキャパシタ5に流れる電流は、電流制限用抵抗10の抵抗値に応じて制限される。
一方、定常時に、二次電池1の電圧が所定値A未満に到達した場合は、制御回路12は、以下の動作を実行する。
制御回路12は、スイッチ2とスイッチ9をオフし、二次電池1からPCS3とキャパシタ5への放電を停止する。そして、二次電池1は、充電手段(不図示)によって充電される。
なお、制御回路12は、二次電池1の電圧が所定値Aより高くなるまで放電経路を復帰させない。その理由は、所定値A付近でのリンギングを防止するためである。なお、制御回路12は、放電経路の復帰を、スイッチ2とスイッチ9をオンにすることにより行う。
また、定常時に、制御回路12は、電圧センサ14の検出結果に基づいて、キャパシタ5の電圧が所定値B以上であるかどうかをチェックする。
所定値Bは、キャパシタ5の使用可能電圧範囲(定格電圧)の下限値以上かつ上限値以下の値であり、第2閾値の一例である。本実施形態では、所定値Bは、キャパシタ5の使用可能電圧範囲の上限値よりも下限値に近い値であり、電圧低下によるキャパシタ5の内部短絡を生じない値である。
定常時に、キャパシタ5の電圧が所定値B以上のとき、制御回路12は、以下の動作を実行する。
制御回路12は、スイッチ6をオンし、キャパシタ5からDC/DCコンバータ7に電圧を供給する。DC/DCコンバータ7は、キャパシタ5の電圧を、電圧値が所定値Aとなる電圧に変換し、所定値Aの電圧を出力する。
このようにして、DC/DCコンバータ7の出力は、ダイオード8を介して、ダイオード4から出力される二次電池1の出力と合流する。
この時、ダイオード4、ダイオード8のうち、より電圧が高い方からPCS3に電流が流れる。
二次電池1の放電時の電圧は、DC/DCコンバータ7の出力電圧である所定値A以上となっており、二次電池1は、二次電池1の電圧が低下して所定値A未満に到達した時点で放電を停止する。よって、定常時に、二次電池1が放電している状態では、DC/DCコンバータ7からはPCS3に電流が流れない。
次に、動作を説明する。
図2は、電源装置100の動作を説明するためのフロチャートである。
まず、ステップ101において、制御回路12は、電圧センサ13から二次電池1の電圧を読み込み、続いて、ステップ102で、その電圧が所定値A以上であるかどうかをチェックする。
二次電池1の電圧が所定値A以上であるときは、制御回路12は、ステップ103において、電圧センサ14からキャパシタ5の電圧を読み込み、続いて、ステップ104でその電圧値が所定値B以上であるかどうかをチェックする。
キャパシタ5の電圧が所定値B以上であるときは、制御回路12は、ステップ105において、PWM制御のオンが可能な状態であると判断して、スイッチ2およびスイッチ6をオンとし、二次電池1とキャパシタ5の放電準備を整え、ステップ106に進む。
なお、ステップ102で二次電池1の電圧が所定値A未満、またはステップ103でキャパシタ5の電圧が所定値B未満の場合は、制御回路12は、処理をステップ101に戻し、二次電池1の電圧の読み取りを繰り返す。
ステップ106において、制御回路12は、PCS3から制御信号(電流値I2の電流を要求する旨の制御信号)を受信すると、ステップ107に進む。
なお、ステップ106において、制御回路12は、制御信号を受信していない場合は、処理をステップ101に戻し、二次電池1の電圧の読み取りを繰り返す。
ステップ107では、制御回路12は、二次電池1の電圧によらずスイッチ9をオフにして二次電池1からキャパシタ5への充電経路を強制的に遮断し、そして、スイッチ2についてのPWM制御をON状態にしてスイッチ2のオンとオフを繰り返す。
このため、PWM制御がオン状態であるときには、二次電池1は間欠放電を行い、二次電池1の放電が間欠的に遮断されている時間にDC/DCコンバータ7からPCS3に電流が流れる。
よって、PWM制御中は、二次電池1とキャパシタ5とがPCS3への電力供給を分担する。
処理がステップ107に移行した後は、制御回路12は、すぐに処理をステップ108に進め、二次電池1の電圧が所定値A以上であるか判定する。
制御回路12は、二次電池1の電圧が所定値A以上である場合は処理をステップ109に進め、二次電池1の電圧が所定値A未満である場合は処理をステップ111に進めPWM制御を終了する。
ステップ109では、制御回路12は、キャパシタ5の電圧が所定値B以上であるか判定する。
制御回路12は、キャパシタ5の電圧が所定値B以上である場合は処理をステップ110に進め、キャパシタ5の電圧が所定値B未満である場合は処理をステップ111に進めPWM制御を終了する。
ステップ110では、制御回路12は、PCS3から制御信号を受信しているか判定する。
制御回路12は、PCS3から制御信号を継続して受信している場合は処理をステップ108に戻し、PCS3からの制御信号の受信が終了した場合は処理をステップ111に進めPWM制御を終了する。
このようにして、PWM制御を開始すると、二次電池1の容量切れ、または、キャパシタ5の容量切れ、または、PCS3からの制御信号(PWM制御要求)の終了まで、PWM制御が継続することとなる。
なお、ステップ111において、二次電池1の電圧が所定値A以上になった場合、制御回路12は、スイッチ9を再びオンにし、二次電池1からキャパシタ5への充電経路を復帰する。
また、キャパシタ5の電圧がPWM制御の実施により所定値B未満に到達した場合は、制御回路12は、スイッチ6をオフし、キャパシタ5からDC/DCコンバータ7への放電を停止する。
制御回路12は、二次電池1からキャパシタ5への充電によってキャパシタ5の電圧が所定値Bより高くなるまで、キャパシタ5からDC/DCコンバータ7への放電経路を復帰させない。その理由は、所定値B付近でのリンギングを防止するためである。
なお、制御回路12は、放電経路の復帰を、スイッチ9をオンにすることにより実行する。このとき、キャパシタ5の定格電圧の上限値と下限値を二次電池1より広くしているため、キャパシタ5の電圧は、使用可能電圧範囲内で安全に推移する。
図3は、第1実施形態におけるPWM制御の動作タイミングを説明するための図である。
図3(A)に示すように、時刻t0から時刻t1までPCS3への定常的な電流が流れつつ、時刻t1のタイミングで大電流期間が発生する。
図3(B)に示すように、時刻t1のタイミングで制御回路12は、PCS3からの制御信号を受信し、PWM制御を開始する。
図3(C)、図3(D)に示すように、時刻t0から時刻t1まで、二次電池1のみで放電を行っていたものが、大電流期間の開始タイミングである時刻t1からは、二次電池1とキャパシタ5が放電を交互に行い、二次電池1の負担を減らしている。
図3(E)に示すように、時刻t1以降では、電圧が所定値A以上となる二次電池1の出力と、電圧が所定値AとなるDC/DCコンバータ7の電圧とが、交互にPCS3に出力される。このため、時刻t1以降では、PCS3に対して出力される電圧は、矩形波のようになる。
キャパシタ5として急速放電可能なキャパシタを用いることで、PWM制御中、二次電池1の出力遮断後のDC/DCコンバータ7からの電力供給はスムーズに行われる。このため、二次電池1とキャパシタ5は、要求された電流を切れ間なく供給することができる。
次に、本実施形態の効果を説明する。
本実施形態は以上のように構成され、二次電池1の出力と、DC/DCコンバータ7で定電圧化したキャパシタの出力を、PWM制御とダイオードを用いて合成して出力する。
本実施形態は、二次電池1と、キャパシタ5と、出力端子7bがPCS3と接続されキャパシタ5の電力を用いて二次電池1の電圧以下である所定電圧(所定値A)を生成するDC/DCコンバータ7と、二次電池1とPCS3との間に接続されたスイッチ2と、スイッチ2を断続的にオンオフする制御回路12と、を含む。
このため、スイッチ2を断続的にオンオフすることによって、二次電池1の電圧を断続的にPCS3に供給しつつ、二次電池1の電圧の供給が断続的に停止されている間は、キャパシタ5の電圧を変換して出力するDC/DCコンバータ7の出力電圧をPCS3に供給することが可能になる。
したがって、二次電池1を用いた電源装置100において、二次電池1と電圧特性の異なるキャパシタ5を、任意のタイミングで任意の時間、二次電池1の放電の負担を軽減するために使用でき、二次電池1の寿命を延ばすことが可能となる。また、二次電池1の出力を変換することなくPCS3に供給するため、電力変換に伴う二次電池のロスを少なくすることが可能になる。
なお、上記効果は、二次電池1と、キャパシタ5と、出力端子7bがPCS3と接続されキャパシタ5の電力を用いて二次電池1の電圧以下である所定電圧(所定値A)を生成するDC/DCコンバータ7と、二次電池1とPCS3との間に接続されたスイッチ2と、スイッチ2を断続的にオンオフする制御回路12と、からなる電源装置でも奏する。
また、本実施形態では、制御回路12は、電圧センサ13の検出結果が所定値A以上であり電圧センサ14の検出結果が所定値B以上である場合に、スイッチ2を断続的にオンオフする。このため、二次電池1とキャパシタ5が予め設定された放電を行える状況で、二次電池1とキャパシタ5を放電させることが可能になる。
また、本実施形態では、制御回路12は、電圧センサ14の検出結果が所定値B以上である場合に、スイッチ6をオンする。このため、キャパシタ5が予め設定された放電を行える状況でキャパシタ5を放電させることが可能になる。
また、本実施形態では、制御回路12は、PCS3からの制御信号(電力の供給を指示する制御信号)に応じてスイッチ2を断続的にオンオフし、PCS3から制御信号を受け付けておらず電圧センサ13の検出結果が所定値A以上である場合には、スイッチ9をオンする。このため、二次電池1が放電可能な状況でPCS3への放電を行っていない場合に、二次電池1にてキャパシタ5を充電することが可能になる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態の電源装置100Aを説明する。
次に、本発明の第2実施形態の電源装置100Aを説明する。
図4は、第2の実施形態の電源装置100Aを示したブロック図である。なお、図4において、図1に示したものと同一構成のものには同一符号を付してある。
第2の実施形態の電源装置100Aでは、PCS3に電流を供給する電流経路に電流センサ16が配置され、制御回路14の代わりに制御回路17が設けられた点が、第1実施形態の電源装置100との主な相違点である。
制御回路17は、電流センサ16にて検出された電流情報を基に、PCS3に流れる電流の平均値を演算し、その演算結果が所定値Cを超えたことをPWM制御を開始するためのトリガーとする点が、制御回路14と異なっている。
本実施形態では、制御回路17は、電流センサ16にて検出された電流情報を基に、所定期間(例えば1秒以上の期間)での電流の平均値を演算する。なお、所定期間は、1秒以上の期間に限らず適宜変更可能である。
図5は、第2実施形態におけるPWM制御の動作タイミングを説明するための図である。
図5(A)に示すように、時刻t0から時刻t1まで、PCS3への定常的な電流が流れつつ、時刻t1のタイミングで、PCS3への電流が所定値Cを超える大電流期間が発生する。
図5(B)に示すように、時刻t1での大電流期間発生後、電流センサ16にて検出された電流値を基に演算されたPCS3への放電電流の平均値が所定値Cを超えたタイミングである時刻t2で、制御回路17は、PWM制御を開始する。
図5(C)、図5(D)に示すように、時刻t0から時刻t2までの期間では二次電池1のみで放電を行っていたものが、時刻t1以降におけるPCS3への放電電流の平均値が所定値Cを超える時刻t2からは、二次電池1とキャパシタ5で放電を交互に行い、二次電池1の負担が減らされている。
図5(E)に示すように、時刻t2以降では、電圧が所定値A以上となる二次電池1の出力(電圧)と、電圧が所定値AとなるDC/DCコンバータ7の電圧とが、交互にPCS3に出力される。このため、時刻t2以降では、PCS3に対して出力される電圧は、矩形波のようになる。
本実施形態は以上のように構成され、第1実施形態と同じ効果を有するとともに電源装置から負荷へと大電流が引かれたときに、自動的にPWM制御が行われることにより、予期せぬ大電流放電時に二次電池の負担を減らすことが可能になり、電流変動に強いという利点を有する。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態の電源装置を説明する。
次に、本発明の第3実施形態の電源装置を説明する。
第3実施形態の電源装置は、第2実施形態の電源装置100Aにおいて、制御回路17が、PWM制御を行う際、PCS3に流れる電流の平均値の大きさに応じてPWM制御のデューティー比を変え、PCS3に流れる電流の平均値が大きくなるほどキャパシタ5の放電レートを上げる機能さらに有するものである。その他の構成は、図4に示した第2実施形態の電源装置100Aと同様である。
図6は、第3実施形態におけるPWM制御の動作タイミングを説明するための図である。
図6(A)に示すように、時刻t0から時刻t1までの期間ではPCS3への定常的な電流が流れつつ、時刻t1のタイミングで、PCS3へ流れる電流が所定値Dを超える電流増加が起こり、さらに時刻t3でPCS3へ流れる電流が所定値Eを超える電流増加が起こっている。
図6(B)に示すように、定常時のDC/DCコンバータ7からの電流が流れていない状態をPWM制御のデューティー比0とし、時刻t1の大電流発生後、制御回路17は、電流センサ16の電流値を基に演算されたPCS3への放電電流の平均値が所定値Dを超えたタイミングである時刻t2で、PWM制御を開始し、そのデューティー比を0から所定値Fに引き上げる。
その後、制御回路17は、放電電流の平均値が所定値Eを超えたタイミングである時刻t4でさらにそのデューティー比を所定値Fから所定値Gに引き上げる。
図6(C)、図6(D)、図6(E)に示すように、制御回路17は、PCS3に流れる電流量が増加するのに応じて、二次電池1の放電レートを減らし、キャパシタ5の放電寄与率を上げている。
本実施形態は以上のように構成され、第2実施形態と同じ効果を有するとともに、電流値の大小に対応した二次電池1の負荷低減が可能になり、負荷の要求する電流が定まらず放電レートが大きく変動する電源装置システムに適用可能となる。
なお、上記各実施形態において、負荷としてPCSが用いられたが、負荷はPCSに限らず適宜変更可能である。
以上説明した各実施形態において、図示した構成は単なる一例であって、本発明はその構成に限定されるものではない。
実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。この出願は、2013年5月8日に出願された日本出願特願2013−98455を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
1 二次電池
2 スイッチ
3 PCS
4 ダイオード
5 キャパシタ
6 スイッチ
7 DC/DCコンバータ
8 ダイオード
9 スイッチ
10 電流制限用抵抗
11 ダイオード
12 制御回路
13、14 電圧センサ
15 スナバ回路
16 電流センサ
17 制御回路
2 スイッチ
3 PCS
4 ダイオード
5 キャパシタ
6 スイッチ
7 DC/DCコンバータ
8 ダイオード
9 スイッチ
10 電流制限用抵抗
11 ダイオード
12 制御回路
13、14 電圧センサ
15 スナバ回路
16 電流センサ
17 制御回路
Claims (10)
- 二次電池と、
キャパシタと、
前記キャパシタの電圧を用いて前記二次電池の電圧以下である所定電圧を生成し、出力端子が負荷と接続された電圧生成手段と、
前記二次電池と前記負荷との間に接続された特定スイッチと、
前記特定スイッチを断続的にオンオフする制御手段と、を含む電源装置。 - 前記制御手段は、前記電力の供給を指示する制御信号に応じて、前記特定スイッチを断続的にオンオフする、請求項1に記載の電源装置。
- 前記二次電池または前記電圧生成手段から前記負荷に流れる電流を検出する電流検出手段をさらに含み、
前記制御手段は、前記電流検出手段の検出結果が所定値よりも大きくなると、前記特定スイッチを断続的にオンオフする、請求項1に記載の電源装置。 - 前記制御手段は、前記電流検出手段の検出結果が大きくなるほど、前記特定スイッチを断続的にオンオフする状況での前記特定スイッチのオフ期間を長くする、請求項3に記載の電源装置。
- 前記二次電池の電圧を検出する第1検出手段と、
前記キャパシタの電圧を検出する第2検出手段と、をさらに含み、
前記制御手段は、前記第1検出手段の検出結果が第1閾値以上であり前記第2検出手段の検出結果が第2閾値以上である場合に、前記特定スイッチを断続的にオンオフする、請求項1から4のいずれか1項に記載の電源装置。 - 前記キャパシタと前記電圧生成手段の入力端子との間に接続された所定スイッチをさらに含み、
前記制御手段は、前記第2検出手段の検出結果が前記第2閾値以上である場合に、前記所定スイッチをオンする、請求項5に記載の電源装置。 - 前記二次電池と前記キャパシタとの間に接続され前記二次電池の電荷を用いて前記キャパシタを充電するための充電用スイッチをさらに含み、
前記制御手段は、前記特定スイッチを断続的にオンオフしていない状況で前記第1検出手段の検出結果が前記第1閾値以上である場合には、前記充電用スイッチをオンする、請求項5または6に記載の電源装置。 - 前記電圧生成手段は、前記所定電圧として、前記二次電池の定格電圧の下限値の電圧を生成する、請求項1から7のいずれか1項に記載の電源装置。
- 前記キャパシタは、前記二次電池よりも急速な充放電が可能であり、定格電圧の上限値が前記二次電池の定格電圧の上限値以上であり、かつ、定格電圧の下限値が前記二次電池の定格電圧の下限値以下である、請求項1から8のいずれか1項に記載の電源装置。
- 二次電池と、キャパシタと、前記キャパシタの電圧を用いて前記二次電池の電圧以下である所定電圧を生成し、出力端子が負荷と接続された電圧生成手段と、前記二次電池と前記負荷との間に接続された特定スイッチと、を含む電源装置での電力供給方法であって、
前記特定スイッチを断続的にオンオフする、電力供給方法。
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