JPH11215735A - 電源用or回路 - Google Patents

電源用or回路

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JPH11215735A
JPH11215735A JP10012588A JP1258898A JPH11215735A JP H11215735 A JPH11215735 A JP H11215735A JP 10012588 A JP10012588 A JP 10012588A JP 1258898 A JP1258898 A JP 1258898A JP H11215735 A JPH11215735 A JP H11215735A
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voltage
output terminal
electrode
inverting
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JP10012588A
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Hiroshi Noda
寛 野田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電圧降下の少ない電源電圧を安定して負荷に
供給する。 【解決手段】 電源11の発生する電圧は、2個の抵抗
13,14によって分圧されてコンパレータ17に与え
られ、電源12の発生する電圧は、2個の抵抗15,1
6によって分圧されてコンパレータ17に与えられる。
コンパレータ17の非反転出力端子17a及び反転出力
端子17bからは、相補的なレベルの信号が出力され、
該信号に基づきFET18,19が相補的にオン状態に
なる。オン状態になったFET18,19にはチャネル
が形成され、電圧降下の少ない電源電圧が正極側電源端
子24に伝達される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2系統の電源を備
えた通信装置等に設けられ、該電源のいずれか一方から
発生する電圧を選択的に負荷に供給する電源用OR回路
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の電源用OR回路の回路図
である。高い信頼性が要求される通信装置等では、停電
事故等による動作停止を回避するために、例えば図2に
示すように、2系統の電源1,2を用意し、2個のダイ
オード3,4で構成された電源用OR回路を介して負荷
に電源供給を行っていた。ダイオード3のアノードは、
電源1の正極1aに接続され、該ダイオード3のカソー
ドが図示しない負荷に電源を供給する正極側電源端子5
に接続されている。ダイオード4のアノードは、電源2
の正極2aに接続され、該ダイオード4のカソードが正
極側電源端子5に接続されている。各電源1,2の負極
1b,2bは、負極側電源端子6に接続されると共に接
地されている。この電源用OR回路では、電源1または
2のいずれかのうち、高い方の電圧を発生する側にアノ
ードが接続されたダイオード3または4が導通し、電流
が正極側電源端子5に流れ、負荷に供給される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電源用OR回路では、次のような課題があった。ダイオ
ード3,4を用いる電源用OR回路は、簡単な構成であ
るという長所がある反面、ダイオード3,4における電
圧降下が、数百mVにも達する。そのため、最近のよう
に、電源の高効率化が要求される通信装置等では、この
電圧降下が無視できないものになっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、第1〜第3の発明は、電源用OR回路において、次
のような構成にしている。即ち、第1及び第2の電源の
例えば負極に共通に接続された第1の出力端子と、第1
の電源の発生する電源電圧を所定の比で分圧して第1の
分圧電圧を出力する第1の分圧手段と、第2の電源の発
生する電源電圧を所定の比で分圧して第2の分圧電圧を
出力する第2の分圧手段とを備えている。さらに、この
電源用OR回路に、第1の分圧手段の出力に接続された
反転入力端子、第2の分圧手段の出力に接続された非反
転入力端子、反転出力端子及び非反転出力端子を有する
コンパレータと、その非反転出力端子に接続された第1
の制御電極、内部に寄生する寄生ダイオードのアノード
になる第1電極、及びこの寄生ダイオードのカソードに
なる第2電極を持つ第1の電界効果トランジスタ(以
下、FETという)と、反転出力端子に接続された第2
の制御電極、内部に寄生する寄生ダイオードのアノード
になる第3電極、及びこの寄生ダイオードのカソードに
なる第4電極を持つ第2のFETと、第2の出力端子と
が、設けられている。第1のFETは、第1電極が第1
の電源の正極に接続され、第1の制御電極に与えられた
信号により、該第1及び第2電極間が導通状態になるよ
うになっている。第2のFETは、第3電極が第1の電
源の正極に接続され、第2の制御電極に与えられた信号
により、該第3及び第4電極間が導通状態になるように
なっている。第1及び第2のFETの第2及び第4電極
が共通に第2の出力端子に接続されている。
【0005】第1〜第3の発明によれば、以上のように
電源用OR回路を構成したので、第1の電源と第2の電
源の発生する電圧に対応する第1及び第2の分圧電圧が
コンパレータに与えられ、該コンパレータの比較に基づ
き、第1のFETまたは第2のFETのうちいずれか一
方にチャネルが形成され、該チャネルを介して電源電流
が第2の出力端子へ流れる。従って、前記課題を解決で
きるのである。
【0006】
【発明の実施の形態】第1の実施形態 図1は、本発明の第1の実施形態を示す電源用OR回路
の回路図である。この電源用OR回路は、第1の電源1
1と第2の電源12のうちの高い電源電圧を発生する方
を選択して負荷に電源供給する電源用OR回路であり、
第1の分圧手段である2個の抵抗13,14と、第2の
分圧手段である2個の抵抗15,16とを備えている。
抵抗13の一端は、電源11の正極11aに接続されて
いる。この抵抗13の他端に抵抗14の一端が接続さ
れ、該抵抗14の他端が、電源11の負極11bに接続
されている。抵抗15の一端は、電源12の正極12a
に接続されている。この抵抗15の他端に、抵抗16の
一端が接続され、該抵抗16の他端が電源12の負極1
2bに接続されている。
【0007】抵抗13と抵抗14との接続点は、演算増
幅器で構成されたコンパレータ17の反転入力端子
(−)に接続され、抵抗15と抵抗16との接続点は、
該コンパレータ17の非反転入力端子(+)に接続され
ている。コンパレータ17の非反転出力端子17aは、
第1のFETであるPチャネル型FET18の第1の制
御電極であるゲートに接続され、コンパレータ17の反
転出力端子17bは、第2のFETのPチャネル型FE
T19の第2の制御電極であるゲートに接続されてい
る。この電源用OR回路には、さらに、ダイオード20
と抵抗21とで構成された第1のヒステリシス手段と、
ダイオード22と抵抗23とで構成された第2のヒステ
リシス手段とが設けられている。コンパレータ17の反
転入力端子(−)に、ダイオード20のアノードが接続
され、該ダイオード20のカソードが抵抗21を介して
反転出力端子17bに接続されている。コンパレータ1
7の非反転入力端子(+)に、ダイオード22のアノー
ドが接続され、該ダイオード22のカソードが抵抗23
を介して非反転出力端子17aに接続されている。
【0008】各FET18,19は、構造上、内部に寄
生ダイオード18a,19aをそれぞれ持つが、これら
寄生ダイオード18a,19aのアノードが各電源1
1,12の正極11a,12aにそれぞれ接続されるよ
うに、各FET18,19が電源11,12に接続され
ている。つまり、FET18の第1電極であるドレイン
が電源11の正極11aに接続され、FET19の第3
電極であるドレインが電源12の正極11bに接続され
ている。第2電極及び第4電極である各FET18,1
9のソースは寄生ダイオード18a,19aのカソード
であるが、これらが、負荷に電流を供給する第2の出力
端子である正極側電源端子24に共通に接続されてい
る。各電源11,12の負極11b,12bは、共通に
グランドGNDに接地されると共に第1の出力端子であ
る負極側電源端子25に接続されている。
【0009】次に、この電源用OR回路の動作を説明す
る。各抵抗13,15の抵抗値を共にRa 、各抵抗1
4,16の抵抗値を共にRb、各抵抗21,23の抵抗
値を共にRc 、抵抗14及び抵抗21の並列接続の抵抗
値と抵抗16及び抵抗23の並列接続の抵抗値とを共に
f 、各電源11,12が発生する電源電圧値をそれぞ
れV1 ,V2 、コンパレータ17の非反転入力端子
(+)の電圧をVi(+)、及びコンパレータ17の反
転入力端子(−)の電圧をVi(−)とする。ここで、
電源11の正極11aで発生する電圧V1が電源12の
正極12aで発生する電圧V2よりも高い(V1>V
2)とき、FET18の内部寄生ダイオード18aを介
して電源端子24に接続された負荷に電流が流れる。抵
抗13及び14は、電源11が発生する電圧V1を分圧
し、抵抗15及び16は、電源12が発生する電圧V1
を分圧する。
【0010】ダイオード20及び抵抗21と、ダイオー
ド22及び抵抗23とは、電圧V1及び電圧V2の高低
関係の変動に対して回路の安定性を与えるために設けら
れたものであり、コンパレータ17にヒステリシス作用
を与えるように機能するが、理解を容易にするために、
ダイオード20及び抵抗21と、ダイオード22及び抵
抗23とがないものとする。抵抗13及び14による分
圧と、抵抗15及び16による分圧とにより、コンパレ
ータ17の反転入力端子(−)の入力電圧Vi(−)
と、非反転入力端子(+)の入力電圧Vi(+)とは、
次の(1)及び(2)式になる。 Vi(−)=V1・Rb /(Ra +Rb ) ・・・(1) Vi(+)=V2・Rb /(Ra +Rb ) ・・・(2) (1)及び(2)式とV1>V2の関係とから、Vi
(−)>Vi(+)となり、コンパレータ17の非反転
出力端子17aの電圧が第1のレベルの“L”レベル、
及び反転出力端子17bの電圧が第2のレベルの“H”
レベルになる。そのため、FET18がオン、FET1
9がオフ状態になる。この状態では、負荷に供給する電
流が、FET18の寄生ダイオード18aではなく、F
ET18の本体に形成された電流路であるチャネルを流
れるようになる。
【0011】逆に、電源12の正極12aで発生する電
圧V2が電源11の正極11aで発生する電圧V1より
も高い(V2>V1)ときには、コンパレータ17の非
反転出力端子17aが“H”レベル、及び反転出力端子
17bが“L”レベルになるので、FET18がオフ状
態になると共にFET19がオン状態になる。よって、
負荷電流はFET19の本体を流れ、FET18には流
れない。以上が、図1の電源用OR回路の基本動作であ
る。ところが、実際の使用時には、電圧V1と電圧V2
の高低関係が頻繁に入れ代わる可能性がある。この場
合、FET18,19のうちのオン状態になる側が逐次
変化し、出力電圧の変動を助長する事になる。そこで、
ダイオード20及び抵抗21と、ダイオード22及び抵
抗23とを用いることにより、コンパレータ17にヒス
テリシス作用を与えて、変化を穏やかにすることができ
る。
【0012】そのダイオード20及び抵抗21と、ダイ
オード22及び抵抗23とを設けた場合、電源11の正
極11aで発生する電圧V1が電源12の正極12aで
発生する電圧V2よりも高い(V1>V2)とき、コン
パレータ17の非反転出力端子17aは“L”レベル、
及び反転出力端子17bは“H”レベルになり、ダイオ
ード22がオン状態になると共にダイオード20がオフ
状態になるので、コンパレータ17の非反転入力端子
(+)の電圧Vi(+)は、(3)式のように変化す
る。 Vi(+)=V2・Rf /(Ra +Rf ) ・・・(3) 簡単のため、コンパレータ17の入力電圧を各ダイオー
ド20,22の順方向電圧よりも十分高く設定し、これ
らの順方向電圧を無視できるものとすると、抵抗値Rb
が抵抗値Rf よりも大きいので、(1)式の電圧Vi
(+)と(3)式の電圧Vi(+)とを比べると、該
(3)式の電圧Vi(+)の方が小さい。両式の差が、
コンパレータ17における入力電圧のヒステリシス電圧
である。ここで、電源11の電圧V1が低下してV1a
になったときに、コンパレータ17の出力状態が反転し
たと仮定すると、(3)式と次の(4)式とが等しいと
置ける。 Vi(−)=V1a・Rb /(Ra +Rb ) ・・・(4) よって、(3)式の右辺と(4)式の右辺とを等しいと
置き、電圧V1aについて解くと、次の(5)式が得ら
れる。 V1a=V2・{Rf /(Ra +Rf )}/{Rb /(Ra +Rb )} ・・・(5) ここで、例えばRa =100KΩ、Rb =10KΩ及び
c =100KΩとすれば、Rf =9.1KΩになるの
で、V1a=0.9・V2となる。つまり、電源電圧の
約10%のヒステリシス特性を持たせることができる。
【0013】以上のように、この第1の実施形態では、
抵抗13〜16とコンパレータ17とFET18,19
とを備え、各電源11,12の正極11a,12aから
発生される電圧V1,V2の高低を比較し、高い方の電
圧を出力する側にドレインが接続されたFET18また
は19を介して負荷に電源電流を流すようにしている。
そのため、一方の電源が停電しても、電源電圧を負荷に
与えることができるばかりでなく、OR素子としてダイ
オード3,4を用いた従来の電源用OR回路に比べて、
電源電圧の高効率化が可能になっている。つまり、例え
ば従来の回路で、ダイオード3,4にショットキバリア
ダイオードを使用しても、該ショットキバリアダイオー
ドにおけるオン抵抗は400〜500mΩであるが、F
ET18,19ではオン抵抗が10mΩ程度になる。よ
って、OR素子における損失を1/40〜1/50に抑
えることができる。さらに、この第1の実施形態では、
ダイオード20,22と抵抗21,23とを設け、コン
パレータ17の入力電圧Vi(−),Vi(+)にヒス
テリシス作用を与える構成にしたので、電源11,12
の正極11a,12aからそれぞれ発生する電圧V1,
V2の高低関係が頻繁に入れ代わっても、それによる出
力電圧の変動を抑制することができる。
【0014】第2の実施形態 図3は、本発明の第2の実施形態を示す電源用OR回路
の回路図であり、第1の実施形態を示す図1中の要素と
共通の要素には共通の符号が付されている。この電源用
OR回路の特徴は、図1におけるダイオード20,22
及び抵抗21,23を用いずに、コンデンサ30,31
を設けたことであり、他の構成は図1と同様になってい
る。コンデンサ30の一方の電極は、分圧抵抗13,1
4の接続点に接続され、該コンデンサ30の他方の電極
が、電源11,12の負極11b,12b及び電源端子
25と共に、グランドGNDに接地されている。コンデ
ンサ31の一方の電極は、分圧抵抗15,16の接続点
に接続され、該コンデンサ31の他方の電極も、電源1
1,12の負極11b,12b及び電源端子25と共に
グランドGNDに接地されている。
【0015】このようなコンデンサ30,31を設けた
電源用OR回路において、FET18,19をオン状態
またはオフ状態にする基本動作は、第1の実施形態と同
様である。これに対し、コンデンサ30は、コンパレー
タ17の反転入力端子(−)に入力される電圧Vi
(−)の電圧変動を平滑化し、コンデンサ31は、コン
パレータ17の非反転入力端子(+)に入力される電圧
Vi(+)の電圧変動を平滑化する。以上のように、こ
の第2の実施形態では、第1の実施形態におけるダイオ
ード20,22及び抵抗21,23の代わりに、平滑化
用コンデンサ30,31を設けたので、電源11,12
の正極11a,12aの発生する電圧V1,V2が変動
しても、その影響が緩和されてコンパレータ17の反転
入力端子(−)及び非反転入力端子(+)に入力される
ので、コンパレータ17の入力電圧Vi(−)及びVi
(+)の高低が頻繁に入れ代わることが防止でき、出力
電圧の変動を抑制できる。
【0016】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。この変形例としては、例
えば、次のようなものがある。図4は、電源用OR回路
の他の構成例を示す回路図であり、第1の実施形態を示
す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されて
いる。第1及び第2の実施形態におけるコンパレータ1
7及びFET18,19は、電源11,12の正極11
a,12a側に対して設けられたOR回路であるが、負
極11b,12b側に設けてもよい。図4の電源用OR
は、その負極11b,12b側にOR回路を設けた例を
示している。
【0017】この電源用OR回路では、2個の電源4
1,42の正極41a,42aが共通にグランドGND
に接地されている。電源41,42の正極41a,42
aと該電源41の負極41bとの間に、分圧用抵抗4
3,44が直列に接続され、電源正極41a,42a
と、該電源42の負極42bとの間に、分圧用抵抗4
5,46が直列に接続されている。抵抗43,44の接
続点がコンパレータ47の非反転入力端子(+)に接続
され、抵抗45,46の接続点がコンパレータ47の反
転入力端子(−)に接続されている。コンパレータ47
の非反転出力端子47aは、ソースが負極41bに接続
されたNチャネル型FET48のゲートに接続されてい
る。コンパレータ47の反転出力端子47bは、ソース
が負極42bに接続されたNチャネル型FET49のゲ
ートに接続されている。負極側の電源端子50は、正極
41a,42aと共にグランドGNDに接続され、FE
T48のドレインとFET49のドレインとが、負極側
の電源端子51に接続されている。コンパレータ47の
非反転入力端子(+)と非反転出力端子47aとの間に
は、該非反転入力端子(+)にアノードが接続されたダ
イオード52と抵抗53とが直列に接続されている。コ
ンパレータ47の反転入力端子(−)と反転出力端子4
7bとの間には、該反転入力端子(−)にアノードが接
続されたダイオード54と抵抗55とが直列に接続され
ている。
【0018】このような構成をとることにより、例えば
電源42が負極42bから発生する電圧が電源41の負
極41bから発生する電圧よりも低いときには、FET
48がオンし、該FET48に形成されたチャネル及び
電源端子51を介して電源電流が負荷に供給される。電
源41が負極41bから発生する電圧が電源42の負極
42bから発生する電圧よりも低いときには、FET4
9がオンし、該FET49のチャネル及び電源端子51
を介して電源電流が負荷に供給される。よって、第1の
実施形態と同様に、OR素子における損失を1/40〜
1/50に抑えることができると共に、ダイオード5
2,54と抵抗53,55とにより、電源41,42の
負極41b,42bからそれぞれ発生する電圧の高低関
係が頻繁に入れ代わっても、それによる出力電圧の変動
を抑制することができる。なお、ダイオード52,54
と抵抗53,55の代わりに、第2の実施形態のコンデ
ンサ30,31と同等の機能を持つコンデンサを設けて
もよい。
【0019】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1の発明
によれば、第1及び第2の分圧手段と、該第1及び第2
の分圧手段の出力する第1及び第2の分圧電圧に基づき
相補的な第1及び第2のレベルを出力するコンパレータ
と、第1及び第2のレベルに基づき電流路が形成される
FETを設けたので、第1及び第2の電源のうちの高い
方の電源電圧を出力している側から、電源電流がFET
に形成された電流路を介して流れる。よって、ダイオー
ドを用いた従来の電源用OR回路では大きかった電圧降
下が小さくなり、電源の高効率化が実現できる。第2の
発明によれば、第1の発明の電源用OR回路に、第1の
ヒステリシス手段と第2のヒステリシス手段とを設けた
ので、第1及び第2の電源の発生する電源電圧における
高低関係が頻繁に変動しても、出力電圧の変動を少なく
できる。第3の発明によれば、第1の発明の電源用OR
回路に、第1のコンデンサと第2のコンデンサとを設け
たので、第1及び第2の電源の発生する電源電圧におけ
る高低関係が頻繁に変動しても、出力電圧の変動を少な
くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示す電源用OR回路
の回路図である。
【図2】従来の電源用OR回路の回路図である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示す電源用OR回路
の回路図である。
【図4】電源用OR回路の他の構成例を示す回路図であ
る。
【符号の説明】 11,12,41,42 第1及び第2の電源 13〜16,43〜46 抵抗(第1及び第2の分圧手
段) 17,47 コンパレータ 18,19,48,49 Pチャネル型FET 18a,19a 寄生ダイオード 20,22,52,54 ダイオード(第1及び第2の
ヒステリシス手段) 21,23,53,55 抵抗(第1及び第2のヒステ
リシス手段) 24,25,50,51 電源端子 30,31 第1及び第2のコンデンサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧を発生する正極及び負極をそれ
    ぞれ有する第1及び第2の電源に接続され、該第1及び
    第2の電源が発生する電源電圧を択一して負荷に供給す
    る電源用OR回路において、 前記第1及び第2の電源の同一極性側が接続された第1
    の出力端子と、 前記第1の電源の発生する電源電圧を所定の比で分圧し
    て第1の分圧電圧を出力する第1の分圧手段と、 前記第2の電源の発生する電源電圧を前記所定の比で分
    圧して第2の分圧電圧を出力する第2の分圧手段と、 前記第1の出力端子が負極の場合、前記第1の分圧手段
    の出力に接続された反転入力端子、前記第2の分圧手段
    の出力に接続された非反転入力端子、反転出力端子及び
    非反転出力端子を有し、前記第1の出力端子が正極の場
    合、前記第1の分圧手段の出力に接続された非反転入力
    端子、前記第2の分圧手段の出力に接続された反転入力
    端子、反転出力端子及び非反転出力端子を有するコンパ
    レータと、 前記非反転出力端子に接続された第1の制御電極、内部
    に寄生する寄生ダイオードのアノードになる第1電極、
    及び該寄生ダイオードのカソードになる第2電極を持
    ち、前記第1の出力端子が負極の場合は、該第1電極が
    前記第1の電源の正極に接続され、該第1の出力端子が
    正極の場合は、該第2電極が該第1の電源の負極に接続
    され、該第1の制御電極に与えられた信号によって該第
    1及び第2電極間が導通状態になる第1の電界効果トラ
    ンジスタと、 前記反転出力端子に接続された第2の制御電極、内部に
    寄生する寄生ダイオードのアノードになる第3電極、及
    び該寄生ダイオードのカソードになる第4電極を持ち、
    前記第1の出力端子が負極の場合は、該第3電極が前記
    第2の電源の正極に接続され、該第1の出力端子が正極
    の場合は、該第4電極が該第2の電源の負極に接続さ
    れ、該第2の制御電極に与えられた信号によって前記第
    3及び第4電極間が導通状態になる第2の電界効果トラ
    ンジスタと、 前記第1の出力端子が負極の場合、前記第1及び第2の
    電界効果トランジスタの前記第2及び第4電極に共通に
    接続され、前記第2の出力端子が正極の場合、該第1及
    び第2の電界効果トランジスタの第1及び第3電極に共
    通に接続された第2の出力端子とを、備えたことを特徴
    する電源用OR回路。
  2. 【請求項2】 アノードが前記非反転入力端子側に接続
    されると共にカソードが前記非反転出力端子側に接続さ
    れたダイオードと該ダイオードに直列の抵抗とを有し、
    該非反転入力端子と該非反転出力端子との間に接続さ
    れ、前記コンパレータの該非反転入力端子の電圧と該非
    反転出力端子の電圧との間にヒステリシス特性を持たせ
    る第1のヒステリシス手段と、 アノードが前記反転入力端子側に接続されると共にカソ
    ードが前記反転出力端子側に接続されたダイオードと該
    ダイオードに直列の抵抗とを有し、該反転入力端子と該
    反転出力端子との間に接続され、前記コンパレータの該
    反転入力端子の電圧と該反転出力端子の電圧との間にヒ
    ステリシス特性を持たせる第2のヒステリシス手段と
    を、設けたことを特徴とする請求項1記載の電源用OR
    回路。
  3. 【請求項3】 前記第1の分圧手段の出力と前記第1の
    出力端子との間に接続され、該第1の分圧手段の出力す
    る第1の分圧電圧を平滑化する第1のコンデンサと、 前記第2の分圧手段の出力と前記第1の出力端子との間
    に接続され、該第2の分圧手段の出力する第2の分圧電
    圧を平滑化する第2のコンデンサとを、設けたことを特
    徴する請求項1記載の電源用OR回路。
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