JPWO2014181416A1 - コネクタ - Google Patents

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Abstract

ロックアーム(18)の捲れ上がりを回避して、高背化を抑えることが可能なコネクタを提供する。ハウジング(10)には、前進位置と後退位置とを移動可能なスライダ(60)が装着される。スライダ(60)は、後退位置において、ロックアーム(18)の後端部における解除面側で且つロックアーム(18)の撓み空間(24)側に位置してロックアーム(18)の撓みを規制する撓み規制部(67)を有する。また、スライダ(60)は、後退位置から押し込まれた前進位置において、ロックアーム(18)の解除面を撓み空間(24)とは反対側から覆うとともに、撓み空間(24)へ向けて垂れる形状を含む解除操作部(64)を有する。操作力(F)を受けて解除操作部(64)が解除面を押圧することにより、ロックアーム(18)がロック解除方向に撓ませられる。

Description

本発明は、コネクタに関する。
特許文献1に開示のコネクタは、相手ハウジングに嵌合可能なハウジング(雌ハウジング)と、ハウジングに対して前進位置と後退位置とに移動可能に装着されるスライダ(スプリングホルダ)とを備えている。ハウジングにはロックアームが設けられている。両ハウジングの嵌合過程ではロックアームが撓み変形させられ、両ハウジングの正規嵌合時にはロックアームが復帰方向に変位して相手ハウジングに係止され、これにより、両ハウジングが嵌合状態に保持されるようになっている。
スライダは、ロックアームにスライド可能に支持される。両ハウジングの嵌合過程ではスライダが前進位置に保たれ、両ハウジングの正規嵌合時にはスライダがコイルバネのバネ力によって後退位置に至らされる。また、スライダは、後退位置において、ロックアームの後端部を上方(ロックアームの撓み空間側と反対側)から覆う解除操作部を有している。
両ハウジングが正規嵌合状態にある場合に、スライダがコイルバネのバネ力に抗しつつ前方へ押し込まれ、その状態で解除操作部が操作力を受けて押し下げられると、ロックアームの後端部が撓み空間側に押し下げられ、これにより、ロックアームのロック状態が解除されて、両ハウジングを互いに引き離すことが可能とされている。したがって、上記構成によれば、ロックアームの後端部を直接押圧してロック解除するよりも、解除操作のための操作領域を広く確保し易いというメリットがある。
特許第3419689号公報
しかし、上記の場合に、解除操作部の操作領域を広くすると、いきおい高さ寸法も大きくなるきらいがあり、コネクタ全体として高背化する懸念がある。とくに、スライダを前進位置に押し込む際に、解除操作部の後面を押し込みのための操作面として利用すると、解除操作部の高さ寸法がますます大きくなるという事情がある。
また、スライダはロックアームの上面に載置されるに過ぎないため、ロックアームの後端部下方に配置された撓み空間に電線等の異物が入り込み易いという事情がある。仮に、撓み空間に進入した電線が上方へ持ち上げられると、ロックアームが電線に引っ掛けられて捲れ上がるおそれもある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームの捲れ上がりを回避して、高背化を抑えることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
本発明は、前方からの相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して前進位置とその後方の後退位置とに移動可能に装着され、前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される途中の状態では前記前進位置に保たれ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合された状態では前記後退位置への移動が許容されるスライダとを備え、前記ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体に撓み空間を介して対向するロックアームとを有し、前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される過程では、前記ロックアームの後端部が前記撓み空間に撓み変形させられ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合されたときには、前記ロックアームが復帰方向に変位して前記相手ハウジングを嵌合状態に保持するものであり、前記スライダは、前記後退位置において、前記撓み空間に進入して前記ロックアームの撓みを規制する撓み規制部を有しており、さらに、前記スライダは、前記後退位置から前方へ押し込まれた位置において、前記ロックアームの後端部を前記撓み空間とは反対側から覆うとともに、前記撓み空間側へ向けて垂れる形状を含み、操作力を受けて前記ロックアームの後端部を前記撓み空間側に押圧することにより、前記ロックアームのロック状態を解除可能な解除操作部を有しているところに特徴を有する。
スライダが後退位置から前方へ押し込まれ、その状態で、解除操作部が操作力を受けると、ロックアームの後端部が解除操作部によって撓み空間側に押圧されて、ロックアームのロック状態が解除され、両ハウジングを互いに引き離すことが可能となる。この場合に、解除操作部が撓み空間側へ垂れる形状を含み、撓み規制部も撓み空間に進入する構成であるため、コネクタ全体として高背になるのを抑えることができる。また、解除操作部が撓み空間側へ垂れる形状を有するものであれば、ロックアームの撓み空間に電線等の異物が入り込みにくく、その他の外力も作用しにくいため、ロックアームの捲れ上がりを回避することが可能となる。
本発明の実施例1のコネクタにおいて、スライダが前進位置に装着され、相手ハウジングと正対した状態をあらわす平面図である。 相手ハウジングと正規嵌合され、スライダが後退位置に変位した状態をあらわす平面図である。 スライダが前進位置に装着されたハウジングの平面図である。 スライダが前進位置に装着されたハウジングの正面図である。 スライダが前進位置に装着されたハウジングの背面図である。 ハウジングの平面図である。 ハウジングの背面図である。 スライダの平面図である。 スライダの側面図である。 スライダの正面図である。 スライダが前進位置に装着され、バネ収容部と対応する箇所で切断したハウジングの断面図である。 スライダが前進位置に装着され、相手ハウジングと正対した状態をあらわす断面図である。 相手ハウジングと正規嵌合され、ストッパの係止突起が止め部から外れた状態をあらわす断面図である。 相手ハウジングと正規嵌合され、スライダが後退位置に変位した状態をあらわす断面図である。 相手ハウジングとの嵌合状態を解除するに際し、スライダが前進位置に押し込まれ、ロックアームを撓ませた状態をあらわす断面図である。 本発明の実施例2において、前進位置から後退位置に向かう過程のスライダがロックアームの前端と当接する直前の状態をあらわす要部拡大断面図である。
本発明の好ましい形態を以下に示す。
前記スライダには、前記解除操作部とは別に、前記後退位置から前方へ押し込まれる際に押圧される押し込み面が設けられ、前記押し込み面が、前記スライダの移動方向と交差する幅方向に関して、前記解除操作部と重なる位置に配置されている。スライダの押し込み面が解除操作部とは別に設けられているため、解除操作部が無駄に大きくなることはなく、コネクタの低背化を実現し易い。また、押し込み面が幅方向に関して解除操作部と重なる位置に配置されているから、押し込み面から解除操作部へと指等の押圧手段をシフトし易く、作業の中断を少なくすることができる。
前記スライダには、前記ロックアームに対して前記解除操作部と同じ側に位置し、前記前進位置において、前記ロックアームを前方から覆う捲れ規制部が設けられている。これにより、後方ばかりでなく前方からの異物や外力に対しても、ロックアームの捲れ上がりを回避することが可能となる。
<実施例1>
本発明の実施例1を図1〜図15によって説明する。実施例1のコネクタは、相手ハウジング80と嵌合可能なハウジング10と、ハウジング10に移動可能に装着されるスライダ60と、スライダ60に組み付けられるバネ部材90と、ハウジング10に収容される端子金具100とを備えている。なお、以下の説明において、前後方向については、嵌合時に相手ハウジング80が位置する側を前方とし、上下方向については、図12を基準とする。
相手ハウジング80は合成樹脂製であって、図1及び図12に示すように、筒状のフード部81を有している。フード部81の内部には、相手端子金具200の雄タブ210が突出して配置されている。そして、フード部81の上壁の上面には、ロック部82が突設されている。また、フード部81の上壁の上面には、ロック部82を挟んだ幅方向両側に、両ハウジング10、80の嵌合動作を案内する一対のガイド突条83が前後方向に延出して形成され、さらに、両ガイド突条83の両側外方に、両ハウジング10、80の嵌合過程でバネ部材90を押圧する一対の押圧部84が前後方向に延出して形成されている。
ハウジング10は合成樹脂製であって、図4及び図12に示すように、ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の周りを取り囲む筒状の嵌合筒部12と、嵌合筒部12とハウジング本体11とをつなぐ径方向に沿った連繋部13とを有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、且つ連繋部13の前方には、フード部81と嵌合可能な嵌合空間14が前方に開放して形成されている。ハウジング本体11には、複数のキャビティ15が前後方向に貫通して形成されている。実施例1の場合、図7に示すように、各キャビティ15は、横並びで対をなして配置され、下面に、撓み可能なランス16が前方へ突出して形成されている。各キャビティ15内には後方から端子金具100が挿入されるようになっている。
端子金具100は、図13に示すように、相手端子金具200の雄タブ210が挿入されて接続される部分と、その後方において電線300の導体部分及び電線300に嵌着されたゴム栓400に接続される部分とを有している。各キャビティ15内に端子金具100が正規挿入されると、対応するランス16に端子金具100が弾性的に係止されて抜け止めされるとともに、キャビティ15内の後端部にゴム栓400が液密に挿入され、且つ、ハウジング本体11の後端から外部に電線300が引き出されるようになっている。
図13に示すように、ハウジング本体11の外周面には、段差17が形成され、段差17の前方にはシールリング500が嵌着されている。両ハウジング10、80の嵌合時には、ハウジング10の嵌合空間14にフード部81が進入して、フード部81とハウジング本体11との間にシールリング500が弾性的に圧縮され、両ハウジング10、80が液密に保たれるようになっている。また、ハウジング本体11には、前方からキャップ状のフロント部材600が取り付けられる。図11に示すように、シールリング500は、フロント部材600によって前方への抜け出しが防止され、段差17によって後方への抜け出しが防止されるようになっている。
また、図14に示すように、ハウジング本体11には、撓み可能なロックアーム18が一体に連結されている。ロックアーム18は、ハウジング本体11の上面から立ち上がる脚部19と、脚部19の上端から前後両方向に延出するアーム本体21とを有している。アーム本体21の後端はハウジング本体11の後端よりも前方に位置しており、ロックアーム18の全長は比較的短くされている。アーム本体21の後端部の上面は、自然状態においてほぼ水平なフラット面22とされ、このフラット面22にスライダ60が摺動可能とされている。
アーム本体21の前端部の幅方向略中央には、ロック突起23が下向きに突出して形成されている。両ハウジング10、80の嵌合過程では、ロック突起23がロック部82と干渉して、アーム本体21が脚部19を支点として撓み変形(傾倒変位)させられ、両ハウジング10、80の正規嵌合時には、アーム本体21が復帰方向に弾性変位してほぼ自然状態に戻り、図13に示すように、ロック突起23がロック部82に係止可能に配置されて、両ハウジング10、80が嵌合状態に保持されるようになっている。なお、アーム本体21の後端部とハウジング本体11の上面との間には、ロックアーム18の撓み空間24が確保されている。
図14に示すように、アーム本体21の上面の前端部には、スライダ60の後方への抜けを規制する保持部25が突設されている。図6に示すように、保持部25は、幅方向に延びるリブ状の形態とされている。
また、図7に示すように、脚部19の幅方向略中央には、前後方向に貫通する貫通孔26が形成されている。脚部19の前面における貫通孔26の下方で且つ段差17の後方には、図12も示すように、ハウジング本体11の上面との間に段付き状をなす止め部27が設けられている。貫通孔26にはスライダ60の後述するストッパ65が貫通し、貫通孔26を貫通したストッパ65の前端部に形成された後述する係止突起66が止め部27に係止して、スライダ60の後退(後述する後退位置への移動)が規制されるようになっている。
図6及び図7に示すように、嵌合筒部12の上壁のうちロックアーム18と対向する部分は開放されており、この部分にロックアーム18の上面が露出している。嵌合筒部12の上壁には、ロックアーム18を挟んだ幅方向両側に、一対のガイド壁28が設けられている。
図4に示すように、両ガイド壁28の前端には、一対の前止め壁29が内側(ロックアーム18側)へ張り出して形成されている。また、両ガイド壁28の内部には、図11に示すように、前止め壁29の後端から後方へ延びる一対のガイド溝31が設けられている。スライダ60は、両ガイド溝31を摺動した後、両前止め壁29に当接することで、それ以上の前進が規制されるようになっている。
続いてスライダ60について説明する。スライダ60は、図1及び図2に示すように、ハウジング10の両ガイド壁28の内側に組み付けられ、ハウジング10に対し、前進位置(図1を参照)と後退位置(図2を参照)との間を、両ガイド溝31に沿って前後方向に移動可能とされている。
具体的には、スライダ60は合成樹脂製であって、図8に示すように、全体として矩形枠状をなし、幅方向に沿った基部61と、基部61の幅方向両端から前方に突出する一対のアーム部62と、両アーム部62の前端間に架け渡される幅方向に沿った連結部63(捲れ規制部)と、両アーム部62の前後方向途中に連結される解除操作部64とを有している。図10に示すように、連結部63及び解除操作部64は、基部61より上方に位置し、正面視において基部61と重ならないように段違いに配置されている。図12に示すように、スライダ60がハウジング10に組み付けられると、連結部63及び解除操作部64がロックアーム18の前端部の上方に位置し、基部61がロックアーム18の後端部の下方に位置するようになっている。
基部61には、ストッパ65が設けられている。図10に示すように、ストッパ65は、基部61の幅方向略中央から前方へ片持ち状に延びる撓み可能な形態とされている。ストッパ65の前端部には、係止突起66が下向きに突出して形成されている。図12に示すように、スライダ60が前進位置にある場合に、ストッパ65の係止突起66が止め部27に引っ掛け係止され、これによってスライダ60の後退位置への移動が規制されるようになっている。また、ストッパ65の上面には、撓み規制部67が突設されている。図8及び図10に示すように、撓み規制部67は、小突起状の形態とされ、図14に示すように、後退位置においてハウジング10の撓み空間24に進入して、アーム本体21の後端部の下面に近接して配置される。
また、図5及び図8に示すように、基部61の幅方向両側には、一対の押し込み部68が設けられている。両押し込み部68の後端は、一対の押し込み面69とされ、両押し込み面69は、後方を向いて配置され、後述する垂設部59の後端よりも後方に位置している。
図8に示すように、連結部63の後端の幅方向略中央には、被保持部71が略矩形状に凹み形成されている。図2及び図14に示すように、スライダ60が後退位置にあるとき、被保持部71の内側にロックアーム18の保持部25が進入して当て止めされ、スライダ60の後方への抜けが規制されるようになっている。
図10に示すように、両アーム部62の下部には、一対のバネ収容部72が設けられている。図11に示すように、バネ収容部72には、周知の圧縮コイルバネからなるバネ部材90が収容されるようになっている。
バネ収容部72は、略円筒状の形態をなし、内部にバネ部材90の全体が収容可能とされる。図11に示すように、バネ収容部72の前端には、バネ部材90の前端を受ける前側バネ支持部73が後方を向いて設けられ、バネ収容部72の後端には、バネ部材90の後端を受ける後側バネ支持部74が前方を向いて設けられている。スライダ60の成形時に金型が前後方向に引き抜かれることに起因し、前側バネ支持部73と後側バネ支持部74とは、正面視において互いに重ならないように配置されている。そして、図11に示すように、バネ収容部72の前部下面は、バネ部材90の導入口75として開放されている。バネ収容部72内にバネ部材90が組み付けられると、前側バネ支持部73の下方に、バネ部材90の前端下部が露出して配置され、相手ハウジング80の押圧部84に当接可能とされている。
また、図10に示すように、両アーム部62には、バネ収容部72から立ち上がる一対の保護壁76が設けられている。図8に示すように、両保護壁76の上面は、連結部63の上面とほぼ面一で連続して配置される。図5に示すように、スライダ60がハウジング10に組み付けられると、両保護壁76が両ガイド壁28の上端とほぼ同じ高さ位置に配置され、且つ、両保護壁76がロックアーム18の幅方向両端を覆うようになっている。
図9に示すように、両アーム部62の上面は、基部61から連結部63に向けて上り勾配で延びる斜面77と、斜面77の前端から連結部63にかけて前後方向に沿って延びる水平面78とを有している。
また、解除操作部64は、基部61の上方で、且つ連結部63とほぼ同じ高さ位置に配置されている。解除操作部64は、図8に示すように、板片状をなし、図9に示すように、上面が両アーム部62の水平面78とほぼ同じ高さ位置に略水平に配置されている。また、図8に示すように、解除操作部64の前端の幅方向両端には、両アーム部62との間に一対の連結支持部79が架設されている。両連結支持部79は、両アーム部62の水平面78の後端部に連結されている。そして、解除操作部64は、両連結支持部79を支点として撓み変形可能とされている。
図9に示すように、解除操作部64の後端部は、後下がりに斜めに傾斜する形態の垂設部59とされ、垂設部59の下面は、解除操作部64の他の下面より下方に位置している。また、図8に示すように、垂設部59は、後方へ向けて次第に幅狭となる平面視台形状、詳細には平面視等脚台形状の形態とされている。垂設部59の上面には、階段状の操作面58が形成されている。この操作面58は、斜め上後方を向いて配置され、解除操作部64の上面の後端から前後方向略中央部に亘って設けられている。また、図5に示すように、解除操作部64は、押し込み部68の上方で、且つ幅方向(スライダ60の移動方向と交差する方向)に関して押し込み部68と重なる位置に近接して配置されている。
実施例1の構成は上述の通りであり、続いて、コネクタの組み付け方法及び嵌合離脱作業について説明する。
スライダ60のバネ収容部72にバネ部材90が収容され、その状態で、ハウジング10の両ガイド壁28の内側に、後方からスライダ60がスライドして挿入される。このとき、両押し込み部68の押し込み面69を後方から押圧することにより、スライダ60の組み付け動作を容易に行うことができる。図12に示すように、スライダ60が前進位置に組み付けられると、ストッパ65が貫通孔26を貫通して、係止突起66が止め部27に弾性的に引っ掛け係止され、スライダ60の後方への移動が規制される。また、図11に示すように、前進位置では、バネ収容部72の前端部がハウジング10の両ガイド溝31に嵌合し、バネ収容部72の前端が前止め壁29に当接可能に配置されることで、スライダ60の前方への移動が規制される。かくして、スライダ60が前進位置にて前後移動を規制された状態で保持される。
スライダ60が前進位置に組み付けられると、図1に示すように、解除操作部64がアーム本体21の後端部の上面を覆い、アーム本体21の後端部が上方から見えない状態になる。このとき、図12に示すように、垂設部59は、アーム本体21の上面後端と対向する部位を略起点として斜め下後方に突出し、アーム本体21の後端を後方から覆うように配置される。さらに、スライダ60が前進位置に組み付けられると、図1に示すように、スライダ60の前端部がアーム本体21の前端部の外周を取り囲むように位置し、連結部63がアーム本体21の前端を前方から覆うように配置される。したがって、アーム本体21の前後両端部に電線300等の異物や外力が作用しにくくなり、ロックアーム18の捲れ上がりが防止される。
なお、図12に示すように、前進位置では、撓み規制部67がロックアーム18の撓み空間24より前方に位置しており、ロックアーム18の撓み動作が許容されている。また、前進位置では、バネ部材90は、前側バネ支持部73と後側バネ支持部74とに前後両端を支持されて、ほぼ自然状態に保たれる。
両ハウジング10、80の嵌合に際し、相手ハウジング80のフード部81内にハウジング10が挿入されて嵌合動作が進行する。嵌合過程では、相手ハウジング80の両押圧部84が両バネ部材90の前端下部に当接し、さらなる嵌合により、両バネ部材90の前端が両押圧部84に押圧されて前側バネ支持部73から離間し、バネ部材90が後側バネ支持部74に支持された状態で前後方向に弾性的に圧縮される。スライダ60は、バネ部材90のバネ力を受けることで、後退位置に移動付勢された状態となるが、ストッパ65の係止作用によって前進位置に保持される。
両ハウジング10、80の嵌合過程の終盤では、ロックアーム18のロック突起23がロック部82と干渉して撓み変形させられる。図13に示すように、両ハウジング10、80が正規嵌合位置に至ると、ロックアーム18がロック部82を乗り越えて復帰方向に変位し、ロック突起23がロック部82に係止可能に配置される。これにより、両ハウジング10、80が互いに嵌合状態に保持され、同時に、端子金具100が相手端子金具200に正規に導通接続される。
また、図13に示すように、両ハウジング10、80が正規嵌合位置に至ると、ストッパ65の係止突起66がフード部81の上壁前端に押圧されて止め部27との係止状態を解除し、それに伴い、蓄勢されていたバネ部材90のバネ力が解放されて、バネ部材90が自然状態に復帰しようとする。このバネ部材90の復帰動作により、スライダ60の後側バネ支持部74がバネ部材90に押圧されて、スライダ60全体が後方へ移動して後退位置に至らされる。後退位置では、バネ部材90がほぼ自然状態に戻り、図14に示すように、スライダ60の連結部63の被保持部71がアーム本体21の保持部25に当接し、これによってスライダ60のそれ以上の後退が規制される。
また、スライダ60が後退位置に至ると、撓み規制部67が、ロックアーム18の撓み空間24内に位置して、アーム本体21に近接して配置される。このため、アーム本体21が撓み規制部67と当接することで、ロックアーム18のそれ以上の撓み動作が規制され、ロックアーム18が不用意にロック解除されるのが防止される。なお、スライダ60がハウジング10に後退位置又は前進位置に組み付けられた状態では、解除操作部64の操作面58の上端がコネクタ全体の最上位に位置するものの、アーム本体21の保持部25の上端より極僅か上方に位置するに過ぎない。
一方、仮に、両ハウジング10、80が正規嵌合状態となる前に嵌合操作を停止すると、それまでの嵌合過程で蓄勢されたバネ部材90のバネ力によって押圧部84が押し戻され、これによって両ハウジング10、80が半嵌合状態のまま留め置かれるのが防止される。また、スライダ60が後退位置にあることを見れば、両ハウジング10、80が正規嵌合位置に至ったことを視認することができる。
ところで、メンテナンス等の事情により、両ハウジング10、80を互いに離間する際には、まず、両押し込み部68の押し込み面69が指や治具等の図示しない押圧手段で押圧され、スライダ60が前進位置へ向けて押し込まれる。前進位置に向かう過程では、バネ部材90が弾性的に圧縮されて、押圧部84がバネ部材90に押圧される。また、撓み規制部67がロックアーム18の撓み空間24から退避して、ロックアーム18の撓み動作が許容される。
撓み規制部67が撓み空間24から退避し、スライダ60が前進位置又は前進位置の近傍位置に至ると、スライダ60の解除操作部64がアーム本体21の後端部におけるフラット面22を上方から覆うとともに、解除操作部64の垂設部59がアーム本体21の後端を後方から覆い、平面視ではアーム本体21の後端部が解除操作部64により覆い隠される(図1及び図12を参照)。そして、押圧手段が押し込み部68の押し込み面69を押圧した状態を保ちつつその押し込み位置が解除操作部64側にシフトさせられ、引き続いで押圧手段が下方(図15の矢線方向であって、撓み空間24側)に押し込まれる。これにより、解除操作部64が両連結支持部79を介して下方に弾性変位するとともに、解除操作部64に押圧されたアーム本体21の後端部も下方に変位し、それに伴いアーム本体21の前端部が持ち上げられる。アーム本体21の前端部が持ち上げられると、ロック突起23がロック部82から外れ、両ハウジング10、80を互いに引き離すことが可能となる。
以上説明したように、実施例1によれば、スライダ60が後退位置から前方へ押し込まれ、その状態で、解除操作部64が操作力Fを受けて押圧されると、ロックアーム18の後端部が解除操作部64によって撓み空間24側に押圧されて、ロックアーム18のロック状態が解除され、両ハウジング10、80を互いに引き離すことが可能となる。この場合に、解除操作部64が撓み空間24側へ垂れる垂設部59を有し、撓み規制部67も撓み空間24に進入する構成であるため、コネクタ全体として高背になるのを抑えることができる。また、垂設部59が撓み空間24側へ垂れる形状であれば、ロックアーム18の撓み空間24に電線300等の異物が入り込みにくく、その他の外力も作用しにくいため、ロックアーム18の捲れ上がりを回避することも可能となる。
また、スライダ60の押し込み面69が解除操作部64とは別に設けられているため、押し込み面69が解除操作部64に設けられる場合に比べ、解除操作部64が無駄に大きくなることはなく、コネクタの低背化を実現し易い。しかも、押し込み面69が幅方向に関して解除操作部64と重なる位置に近接して配置されているから、押し込み面69から解除操作部64へと指等の押圧手段をシフトし易く、作業を実質的にワンアクションで行うことができる。
さらに、スライダ60の連結部63が前進位置においてロックアーム18を前方から覆うように配置されるため、後方ばかりでなく前方からの異物や外力に対しても、ロックアーム18の捲れ上がりを回避することが可能となる。
<実施例2>
図16は、本発明の実施例2を示す。実施例2では、スライダ60Aの連結部63Aの形状が実施例1とは異なるが、その他は実施例1と同様である。
連結部63Aには、その後端下縁の角部を切り欠くようにして斜面部57が設けられている。斜面部57は、前進位置においてロックアーム18の前端に臨むように、斜め下後方を向いて配置される。また、詳しくは図示しないが、斜面部57は、連結部63Aのうち、被保持部71を挟んだ幅方向両端部に対をなして設けられている。
従来において、両ハウジング10、80が正規嵌合状態となる直前に、ロックアーム18が未だ撓み状態にあって、アーム本体21の前端部が上方へ変位している場合に、スライダ60Aがバネ部材90のバネ力によって前進位置から後退位置へ向けて移動しようとすると、移動途中で連結部63Aがアーム本体21の前端と干渉することがあった。そうすると、ロックアーム18とスライダ60Aとが互いに突っ張り合って、ロックアーム18の撓み状態を解消することができないおそれがあった。
しかるに実施例2の構成であれば、スライダ60Aが後退位置へ向かう過程で、アーム本体21の前端に連結部63Aの斜面部57が当接するため、アーム本体21が斜面部57を摺動することにより、ロックアーム18が自然状態へ向けて強制的に復帰させられる。つまり、連結部63Aの斜面部57がロックアーム18に復帰方向への分力を付与することができるため、ロックアーム18の復帰動作が滞りなく円滑になされる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような態様も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)コイルバネに代えて、板バネ等の他の周知のバネ部材を採用してもよい。また、バネ部材がハウジングとスライダとの間に介装されるものであってもよい。
(2)場合によっては、バネ部材そのものが省略され、スライダが後退位置と前進位置との間を手動で移動させられる構成であってもよい。
(3)組み付け状態では、操作面の上端高さを抑えることにより、解除操作部の上端がアーム本体の保持部の上端と同じ位置か又は保持部の上端よりも低い位置に配置されるようにするとよい。こうすると、コネクタの高背化をより抑えることができる。
(4)スライダが雄側のハウジングに装着されるものであってもよい。
(5)スライダが後退位置に押し込まれる際に、押し込み面とともに解除操作部の操作面を押圧するものであってもよい。
10…ハウジング
11…ハウジング本体
18…ロックアーム
21…アーム本体
24…撓み空間
25…保持部
59…垂設部
60、60A…スライダ
63、63A…連結部
64…解除操作部
67…撓み規制部
68…押し込み部
69…押し込み面
80…相手ハウジング
90…バネ部材
【0002】
発明の概要
発明が解決しようとする課題
[0006]
しかし、上記の場合に、解除操作部の操作領域を広くすると、いきおい高さ寸法も大きくなるきらいがあり、コネクタ全体として高背化する懸念がある。とくに、スライダを前進位置に押し込む際に、解除操作部の後面を押し込みのための操作面として利用すると、解除操作部の高さ寸法がますます大きくなるという事情がある。
[0007]
また、スライダはロックアームの上面に載置されるに過ぎないため、ロックアームの後端部下方に配置された撓み空間に電線等の異物が入り込み易いという事情がある。仮に、撓み空間に進入した電線が上方へ持ち上げられると、ロックアームが電線に引っ掛けられて捲れ上がるおそれもある。
[0008]
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ロックアームの捲れ上がりを回避して、高背化を抑えることが可能なコネクタを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段
[0009]
本発明は、前方からの相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して前進位置とその後方の後退位置とに移動可能に装着され、前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される途中の状態では前記前進位置に保たれ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合された状態では前記後退位置への移動が許容されるスライダとを備え、前記ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体に撓み空間を介して対向するロックアームとを有し、前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される過程では、前記ロックアームの後端部が前記撓み空間に撓み変形させられ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合されたときには、前記ロックアームが復帰方向に変位して前記相手ハウジングを嵌合状態に保持するものであり、前記スライダは、前記後退位置において、前記撓み空間に進入して前記ロックアームの撓みを規制する撓み規制部を有しており、さらに、前記スライダは、前記撓み空間側へ向けて後下がりに傾斜して垂れる垂設部を含
【0003】
み、前記後退位置から前方へ押し込まれた前記前進位置又は前記前進位置の近傍位置に至ると、前記ロックアームの後端部を前記撓み空間とは反対側から覆うとともに、前記垂設部がロックアームの後端を後方から覆い、且つ操作力を受けて前記ロックアームの後端部を前記撓み空間側に押圧することにより、前記ロックアームのロック状態を解除可能な解除操作部を有しているところに特徴を有する。
発明の効果
[0010]
スライダが後退位置から前方へ押し込まれ、その状態で、解除操作部が操作力を受けると、ロックアームの後端部が解除操作部によって撓み空間側に押圧されて、ロックアームのロック状態が解除され、両ハウジングを互いに引き離すことが可能となる。この場合に、解除操作部が撓み空間側へ垂れる垂設部を含み、撓み規制部も撓み空間に進入する構成であるため、コネクタ全体として高背になるのを抑えることができる。また、解除操作部が撓み空間側へ垂れる形状を有するものであれば、ロックアームの撓み空間に電線等の異物が入り込みにくく、その他の外力も作用しにくいため、ロックアームの捲れ上がりを回避することが可能となる。
図面の簡単な説明
[0011]
[図1]本発明の実施例1のコネクタにおいて、スライダが前進位置に装着され、相手ハウジングと正対した状態をあらわす平面図である。
[図2]相手ハウジングと正規嵌合され、スライダが後退位置に変位した状態をあらわす平面図である。
[図3]スライダが前進位置に装着されたハウジングの平面図である。
[図4]スライダが前進位置に装着されたハウジングの正面図である。
[図5]スライダが前進位置に装着されたハウジングの背面図である。
[図6]ハウジングの平面図である。
[図7]ハウジングの背面図である。
[図8]スライダの平面図である。
[図9]スライダの側面図である。
[図10]スライダの正面図である。
[図11]スライダが前進位置に装着され、バネ収容部と対応する箇所で切断し
また、図7に示すように、脚部19の幅方向略中央には、前後方向に貫通する貫通孔26が形成されている。脚部19の前面における貫通孔26の下方で且つ段差17の後方には、図12も示すように、ハウジング本体11の上面に段付き状の止め部27が設けられている。貫通孔26にはスライダ60の後述するストッパ65が貫通し、貫通孔26を貫通したストッパ65の前端部に形成された後述する係止突起66が止め部27に係止して、スライダ60の後退(後述する後退位置への移動)が規制されるようになっている。


本発明は、前方からの相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに対して前進位置とその後方の後退位置とに移動可能に装着され、前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される途中の状態では前記前進位置に保たれ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合された状態では前記後退位置への移動が許容されるスライダとを備え、前記ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体に撓み空間を介して対向するロックアームとを有し、前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される過程では、前記ロックアームの後端部が前記撓み空間に撓み変形させられ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合されたときには、前記ロックアームが復帰方向に変位して前記相手ハウジングを嵌合状態に保持するものであり、前記スライダは、前記後退位置において、前記撓み空間に進入して前記ロックアームの撓みを規制する撓み規制部を有しており、さらに、前記スライダは、前記後退位置から前方へ押し込まれた前記前進位置又は前記前進位置の近傍位置に至ったときに、前記ロックアームの後端部を前記撓み空間側とは反対側から覆い、操作力を受けて前記ロックアームの後端部を前記撓み空間側に押圧して、前記ロックアームのロック状態を解除可能な解除操作部を有し、前記解除操作部の後端部は、前記撓み空間側へ向けて後下がりに傾斜して垂れる垂設部とされ、前記垂設部は、前記前進位置又は前記前進位置の近傍位置に至ったときに、前記ロックアームの後端部を後方から覆うところに特徴を有する。

Claims (3)

  1. 前方からの相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、
    前記ハウジングに対して前進位置とその後方の後退位置とに移動可能に装着され、前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される途中の状態では前記前進位置に保たれ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合された状態では前記後退位置への移動が許容されるスライダとを備え、
    前記ハウジングは、ハウジング本体と、前記ハウジング本体に撓み空間を介して対向するロックアームとを有し、
    前記ハウジングが前記相手ハウジングに嵌合される過程では、前記ロックアームの後端部が前記撓み空間に撓み変形させられ、前記ハウジングが前記相手ハウジングに正規嵌合されたときには、前記ロックアームが復帰方向に変位して前記相手ハウジングを嵌合状態に保持するものであり、
    前記スライダは、前記後退位置において、前記撓み空間に進入して前記ロックアームの撓みを規制する撓み規制部を有しており、さらに、
    前記スライダは、前記後退位置から前方へ押し込まれた位置において、前記ロックアームの後端部を前記撓み空間とは反対側から覆うとともに、前記撓み空間側へ向けて垂れる形状を含み、操作力を受けて前記ロックアームの後端部を前記撓み空間側に押圧することにより、前記ロックアームのロック状態を解除可能な解除操作部を有していることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記スライダには、前記解除操作部とは別に、前記後退位置から前方へ向けて押し込まれる際に押圧される押し込み面が設けられ、前記押し込み面が、前記スライダの移動方向と交差する幅方向に関して、前記解除操作部と重なる位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記スライダには、前記ロックアームに対して前記解除操作部と同じ側に位置し、前記前進位置において、前記ロックアームを前方から覆う捲れ規制部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載のコネクタ。
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